表参道のギャラリー・ドゥー・ディマンシュでは、1月29日(火)からイラストレーター ナタリー・レテ による作品展「les maneki Nekos de Nathalie lété」を開催。 今回のテーマは「招き猫」。娘でアシスタントのアンジェールと一緒に手がけたパリ生まれの「招き猫」、そしてイラスト作品がならびます。 作品以外にも、ナタリー・レテのスカーフやバッグなど雑貨やファッションアテムを見ることができるんだとか! ちいさな「招き猫」が、昔からとても好きだというナタリー。昨年の秋に京都を訪れた際には、アンティックのお店のウィンドーでとてもきれいな「招き猫」を見かけて自分でも作ってみたいなと感じたのだそう。 誰しもに幸せをもたらしてくれる、お守りは素敵な存在。アーティスティックな「招き猫」をぜひチェックしてみて!場所:ギャラリー・ドゥー・ディマンシュ期間:2019年1月29日(火)~2月10日(日)営業時間:12:00~19:30定休日:毎週月曜(期間中2月4日(月)は定休日)
2019年02月06日2014年に急逝したイラストレーター・安西水丸の、アトリエに残された作品を展示する個展「安西水丸 ON THE TABLE」が、東京・神楽坂のかもめブックス内のギャラリー、ondo kagurazakaにて1月12日から2月3日まで開催されている。フリーのイラストレーターとして、広告、装幀、漫画、小説、エッセイなど多方面で活躍し、2014年3月に脳溢血のため急逝したイラストレーターの安西水丸。アトリエに残された作品を整理するなかで、個展のためだけに制作されたシルクスクリーンの作品が新たに見つかった。描かれた時期は1987年から1991年、安西が45歳から49歳の頃のものだ。緊張感のある構図、引っ掻くような細い線、透明感のある色。同展では、その貴重なシルクスクリーン作品のうち10点を展示する。作品を収録した作品集『ON THE TABLE』も販売。2016年にスタートした出版レーベルBaciから刊行される同著は、第51回造本装幀コンクール日本書籍出版協会理事長賞芸術書部門を受賞している。また、一部の作品では、新たに刷り直したミクストメディアの版画も販売する。紙面の上にすっとひかれた一本の線が、地と天をわけ、空間をつくる“水平線”。「ON THE TABLE」と題された同展や、作品集の中では、そんな水平線をたくさん見ることができる。水平線をへだてて散りばめられた物たちが、時には喜びを、時には哀しみを、少しだけ琴線が揺らぐような温度で私たちに感じさせてくれる。展示された作品と、たくさんの思いによって作られた作品集を通して、その小さな揺らぎを受け取ってみては。【展覧会情報】安西水丸 ON THE TABLE会期:1月12日〜2月3日会場:ondo kagurazaka住所:東京都新宿区矢来町123 第一矢来ビル1F かもめブックス内時間:11:00〜21:00(最終日は18:00まで)定休日:水曜日(祝日は営業)【書籍情報】『ON THE TABLE』安西水丸出版社:Baci価格:4,200円
2019年01月16日イラストレーター・YUGO.の個展「MASSIVE INTERNET」が、東京・原宿のTOKYO CULTUART by BEAMSで8月3日から、福岡のTAGSTÅで10月6日から開催される。サチモス(Suchmos)などミュージシャンへのデザイン提供、音楽イベントやアパレルブランドとのビジュアルデザインなど幅広く活躍するイラストレーター、YUGO.の個展は今年で4年連続。今回は「インターネットと現実」をテーマに、ネット依存した自分たちの日常・価値観をポジティブかつダークなアプローチで作品にする。会場では、原画作品とあわせてオリジナルグッズの販売も行う予定。2017年に続き、大阪(会期終了)・東京・福岡の3つの会場を巡回し、会場ごとに展示作品が一部異なる予定なので、各会場での違いも楽しめる。【イベント情報】MASSIVE INTERNET<東京>会期:8月3日~8月22日会場:TOKYO CULTUART by BEAMS住所:東京都渋谷区神宮前3-24-7 ビームス原宿3F時間:11:00~22:00(無休・最終日18時まで)<福岡>会期:10月6日~10月30日会場:TAGSTÅ住所:福岡市中央区春吉1-7-11 スペースキューブ1F時間:7:00~20:00(木曜休・最終日18時まで)
2018年07月27日ガラス作家、西山芳浩氏の個展開催決定! 石川県・金沢市にてガラスを制作される西山芳浩氏。 宙吹き、そして自身で作製した型にはめて成型する型吹きを駆使し、尽きることのない創作意欲で多種多様な作品を世に送り出している、非常に人気の高いガラス作家です。 今回の個展では、洗練さを増し磨きをかけた定番作品から新作まで、豊富なバリエーションでお楽しみいただけます。 作品だけじゃない楽しみ方 今回は、作品を見るだけではなく、こちらの画面でガラス作品がどのように作られていくのか、製作風景をご覧ください。 あの美しい作品が、こうやって出来上がっていくのか・・とワクワクしてしまいますね。 夏の風物詩を感じに行こう こちらの個展は、7月7日(土)〜16日(月・祝)の開催。また、14日(土)からはWEB SHOPでも個展開催です。 場所:BLOOM&BRANCH AOYAMA / 〒107-0062 東京都港区南青山5-10-5 第1九曜ビル101TEL:03-6892-2014営業時間:11時〜20時/BLOOM&BRANCH AOYAMA ぜひ、平成最後の夏、夏の風物詩とも呼ばれる西山芳浩氏の作品を楽しまれてみませんか?
2018年07月05日ロンドンで爆発的人気のストリートアーティスト、エイス(A.CE)が、東京・田端のウィッシュレス ギャラリー(WISH LESS gallery)にて2度目の個展「デイトリップ」を開催する。会期は7月14日から8月11日まで。ロンドンでよく見かけるペイストアップ/ Ⓒ A.CE ダダイズムやクラシカルなポップアートを思わせるキャッチーなペイストアップ作品で知られ、高い評価を受けているエイス。他のストリートアートとは一線を画す優雅さと気品さを兼ね備えたその作風は、ファッショニスタからもラブコールが尽きない。パリで行われたアートオークションで高値がつくなど、いまやエイスは名実ともに注目されるアーティストの一人として認知されている。今回の個展では、ウィッシュレス ギャラリープロデュースのもと、アナログレコードを用いた作品をメインに展示および販売を行う。アートと音楽の融合を目的に、エイスがロンドンの街でフィールドレコーディングした音源をレコードの盤面(片面)にカットし、裏面にペインティングやプリントを施した世界でただ一点だけのレコードを紹介する。本展で発表予定のA.CE×WISH LESS コラボレコード/Ⓒ A.CEまた、タイトルである「デイトリップ」にちなみ、旅のお土産の象徴であるポストカードプリントを施したミニアートも展示。特別企画として、シルクスクリーンアーティストのSuzuharuとタッグを組み、エイスカスタマイズTシャツを発表。また、エイスの作品が掲載され話題を呼んだ限定アートブック「It’s a Stick - Up」(2013年・英国)のスペシャルエディションを数量限定にて紹介する。なかなか日本では入手することができない、とても貴重な作品をこの機会に手にしてみては。【イベント情報】エイス(A.CE)個展「デイトリップ」会期:7月14日~8月11日会場:ウィッシュレス ギャラリー(WISH LESS gallery)住所:東京都北区田端5-12-10時間:木・金 16:00~21:00、土・日 12:00~19:00 ※最終日は18:00終了休廊日:月~水曜日
2018年07月04日インスタグラムのフォロワー33万人超を誇るマルチクリエーター、パントビスコさんの個展が池袋のパルコミュージアムではじまりました。クスッと笑える絵日記や心が温まるイラストなど、毎日インスタに投稿されている超絶人気の作品たちが会場に大集合!今回、プレス内覧会でアーティストご本人(イケメン♡)にお話も聞いてきました!『パントビスコの本当にくだらない個展』、スタート!【女子的アートナビ】vol. 112この展覧会、まずタイトルから楽しいです。“本当にくだらない個展”って、いったいどんな内容なのか見てみたくなりませんか?会場に行く前からワクワク気分になれちゃう同展の主役、パントビスコさんはインスタグラム発のマルチクリエーター。2014年秋頃からインスタに投稿しはじめた作品がジワジワと話題になり、いまやフォロワー数33万人超、一日平均の「いいね!」が3万回、テレビ出演や著書の出版、さらに企業とのコラボも手がけるなど、まさにマルチな才能を発揮されて大活躍されています。とはいえ、まだパントビスコさんの作品を見たことがないという方もいると思います。まずは会場に展示されているイラスト作品のなかからひとつご紹介。この女性同士の会話、とってもシュールですよね。お次は、私の大好きな「LINEシリーズ」。こんな状況あるある? ないない! とツッコミたくなる楽しさが魅力のひとつ。作品はイラストだけではありません。心に響く言葉のシリーズ「乙女に捧げるレクイエム」も大人気!この乙女…シリーズは単行本として出版されています。パントビスコさんインタビュー!プレス内覧会ではパントビスコさんに直接お話をうかがうことができました。帽子の似合うイケメンさんです♡まずは、気になる個展タイトルについてお聞きしてみました。パントビスコさんぼくはいろいろなものに興味があるので、タイトルを300枚ぐらい考えて書いてみたんです。そのなかでこのタイトルを選びました。映像や音楽、イラストなどなんでもやりますし、イラストのなかでもシュールなものもあれば優しいのもあります。ジャンルにとらわれることができないので、もっと広い外枠で自分を形容する言葉は何かな、と考えたときに “大爆笑” とか “おもしろさ” とかではないんですよね。ぼくが毎日やっていることはくだらないことだなぁと。それで『パントビスコの本当にくだらない個展』と。もちろんポジティブな意味で “くだらない” とつけました。“本当にくだらない個展” の見どころは?続いて、個展の見どころをご本人にお聞きしてみました。まずは第1エリアから。赤い壁の明るい展示室にはさまざまな楽しい作品が展示されています。パントビスコさんぼくはインスタから出てきた人間なので、まず見ていただきたいのが「インスタ映え映え映えフォトスポット」ですね。“映え” が3つもついた楽しい作品は、写真を撮って楽しむ体験型アート。自分のあだ名や前世占いができるのですが、次々と表示される名前がどれもユニーク。これ、デートで行ったら絶対に盛り上がります!パントビスコさんあとは「粗末な博物館」もおすすめです。日常で気づいたことを実際に形にしたらどうなるのだろう、ということで作ったものです。パントビスコさんこれはお気に入りの作品です。「馬鹿につける薬はない」ということわざがありますが、それを形にしました。探したけどなかった、ということなんです。本当にここまでしなくてもいいぐらい、くだらないことなんですけどね(笑)。パントビスコさんこちらは映画館。映像を作るのがもともと好きで、ショートドラマとかを作って20分ループで流しています。自分が出ているのもありますし、ディレクションしたアニメだったり映像がありますね。自作の歌も歌っています。続いては、第2エリア!パントビスコさんこちらは第2エリアで、ぼくの代名詞である『カオス絵日記』が展示されています。ぼくはアナログな人間で、もともとは手描きが好きなんです。もちろん、ウェブなどで恩恵は受けていますけど、デジタルなものはデータとしてパソコンのハードディスクに残っていくものなので、容量が数値で何十ギガとか出てくるだけなんですね。やはり実際にノートという形で残っていくものっていいなと思います。――どういうきっかけで絵日記をはじめられたのですか?パントビスコさんもともとは絵を描くのが大好きだったのですが、ぼくの小学校では絵日記という課題が6年間なかったんです。でもほかの小学校の友だちに聞いたら夏休みに書いたといわれて「えーっ」と思って。大人になるまでずっと絵日記を書きたかったという気持ちをもっていたんです。子どものころに書けなかったくやしさが大人になって書いてみようかな、というきっかけになったのですね。――日記を毎日書き続けるのはなかなか大変だと思うのですけど…パントビスコさんぼくが楽しんで書いているから続くんでしょうね。いやいやだったら、たぶんこんなに書けないです(笑)。――絵のタッチもイラスト的なものからリアルなものまで幅広いですが、どうやって学ばれたのですか?パントビスコさん絵は幼稚園ぐらいのときから新聞に入っているチラシの裏などに描いたり、小学校のときの休み時間に描いたりして自分で好きで描いていましたけど、ガチガチに美術の勉強をしたというわけではありません。というのは、イラストはあくまでもぼくの表現方法のひとつで、映像でも文字でもおもしろいことはなんでもやりますので。最後の第3エリアへ!最後の第3エリアではおもしろ写真やグッズ化されたキャラクターなどが展示されています。そして、プライベートを明かしていないパントビスコさんの素顔がチラリと見られるコーナーも最後に設置。――ここはファン必見ですね?パントビスコさん作品の純度が下がるのでプライベートを公にしていないんですが、今回はみなさんへの感謝の気持ちと、ぼくがどういうふうに仕事をしているかということを少しお見せするということで。このコーナーは会場に来てくれた人だけ見られる特典ですね。――少しだけプライベートなことをお聞きしたいのですが、例えば休暇はどんなふうに過ごされていますか?パントビスコさんキョロキョロしたりおもしろいことを探したりとか、そういうことをするのは好きですね。意識的に観察していると、ユニークな人に出会えたりしますから。――おもしろい人物を描かれることもあれば時事問題を扱われることもあり、テーマが幅広いですね。パントビスコさんぼくは普遍的なものが好きなので、なるべくどの世代の方が見てもおもしろいと思われることを書きたいなと思っています。――女性が共感できる作品もとても多いですよね。パントビスコさん女性はお話を聞いてもらいたい存在だと思うんですね。「こういうふうにしたらいいよ」と提案するというよりも「ああそうだね」と聞いてあげるというスタンスが全部の作品に生きているのかもしれません。押しつけることはしない、という感じでしょうかね。優しくてイケメンで誠実な方でした♡インスタで毎日アップされている作品から人柄は伝わっていましたが、実際にお会いしたら想像以上に優しくて誠実でイケメンで魅力的な方でした。そんな彼の優しさを感じられるのが、超癒し系の犬キャラクター「ぺろち」。特に女性から支持されている人気キャラが今回『ぺろちの本』(パルコ出版定価本体1,000円)として書籍化されました。いつもニコニコしているかわいい雑種犬のぺろちが主役の本ですが、「はげじじい」や「やさ村やさし」などおなじみの人気キャラも登場。この会場では特典付きで先行販売されているので、こちらもチェックしてみてください。個展は6月24日まで開催。笑ってツッコミを入れて癒されて、最後はちょっと優しい気持ちになれる “本当にくだらない個展”、ぜひぜひ体感してみてくださいね!Information会期:~6月24日(日)時間:10:00-21:00※入場は閉場の30分前まで。最終日は18時閉場予定会場:池袋PARCO本館7Fパルコミュージアム料金:一般 500円/学生400円/小学生以下無料
2018年06月14日ポップでキッチュな衣装やオブジェ作品を手がけるアトリエコウノ(ATELIERKOHNO)による、東京で初めての個展、ATELIERKOHNO EXHIBITION 5「HELLO TOKYO」が、渋谷区の表参道ROCKETにて7月6日から7月11日まで開催される。アトリエコウノは、大阪を拠点に、紙を何枚も張り重ねたオブジェ・衣装などの製作活動をしており、作品は雑誌やCM、店舗内装にも起用されている。こんなものがあったらいいなと作家が考えた、架空の設定のなかに登場する盆栽やべーコン、スナック菓子の袋、チューブ、目玉焼きなど、実際のサイズより巨大化して作られたオブジェたちは、見る者と同じ空間にあるだけで現実世界に少しの違和感を残した日常を生み出す。関西を中心に個展を開催しているアトリエコウノだが、今回、初の東京での開催が実現。本展では、大小さまざまなサイズのオブジェ(10,000円~)を展示・販売するほか、イヤリングやバッジなどのアクセサリー(4,000円~)も販売。また、髪で作った衣装やカツラ、動物の耳などの小道具を身につけての写真撮影を体験できる。本物のようで本物ではない不思議なオブジェが作り出す空間の中、作品を見て、触って、アトリエコウノのクリエイションを体感してみては?【イベント情報】ATELIERKOHNO EXHIBITION 5「HELLO TOKYO」会期:7月6日〜7月11日(会期中無休)会場:表参道ROCKET住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ同潤館3F時間:11:00〜21:00(7月8日は20:00まで、7月11日は18:00まで)料金:無料
2018年06月12日写真家・山谷佑介(Yusuke Yamatani)が、東京・天王洲アイル駅最寄りのユカ・ツルノ・ギャラリーで個展「Doors」を開催する。山谷佑介は、1985年新潟県生まれ。2013年にファースト写真集『Tsugi no yoru e』を自費で刊行。その後、京都国際写真祭への参加や、NY・コンデナスト本社ビルでの展示など、国内外において様々な表現方法を用いて作品を発表してきた。主な写真集に、2014年に恵比寿のPOST/limArtで個展をひらいた『ground』(lemon books)、2017年に原宿のBOOKMARCで個展をひらいた『Into the Light』(T&M Projects)がある。そして今年の「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2018」の開催期間に合わせてギャラリー山谷で新作展「The doors」を開催した。ギャラリー山谷とは山谷佑介本人が企画する、作品のコンセプトにあった空間での展示を目的とした神出鬼没なギャラリー。この場で展示を行ったのは、2015年の「Use before」以来3年振りのことであった。会場では、暗闇のなか地震が10代の頃から続けているドラムを使ったパフォーマンスが行われた。山谷がドラムを激しく長時間叩き続ける間ポートレートが撮影され、同時にプリントアウトされた写真が会場を埋め尽くす。撮影には、山谷がドラムを叩くことによってドラムセットにつけられた振動センサーが反応してシャッターが切られるという仕組みの独自の特殊なカメラ装置が用いられ、自らを被写体とした初のセルフポートレート作品『The doors』が生み出された。今回開催される「Doors」では、そのギャラリー山谷で撮影された『The doors』の映像とセルフポートレート、そして山谷のパフォーマンスの痕跡ともいえるドラムヘッドの傷から作られたフォトグラムが展示される。――暗闇の中、シャッターとともに発せられる強烈な無数のフラッシュの光は、真実と嘘が入り乱れる情報の中を生きる現代の私たちのまなざしであり、覆い隠された真実へのアプローチでもある(山谷佑介)。【イベント情報】山谷佑介「Doors」会期:2018年6月9日〜7月14日会場:ユカ・ツルノ・ギャラリー住所:東京都品川区東品川1-33-10 3F時間:火〜木、土 11:00〜18:00、金 11:00〜20:00休廊日:月・日・祝■パフォーマンス6月9日19:00〜7月7日15:00〜※常設の展示は入場無料、パフォーマンスのみ入場料1,000円
2018年06月09日ペイントアーティストのバーナイ(baanai)による2回目の個展、「in my Brain:私の脳みそ」が、代官山SISON GALLERy(シソンギャラリー)にて6月16日から30日まで開催される。バーナイは、海とサーフィンを創作のエネルギー、インスピレーションの源として活動するアーティスト。2015年に、コム デ ギャルソン(COMME des GARCONS)の川久保玲に作品ファイルを送ったのをきっかけに、洋服、DM、ショッピングバッグなど、3度に渡りアートワークが起用された。また、カリフォリニア発のファッションブランド「RVCA(ルーカ)」や、最近ではオーディオメーカー「オーディオテクニカ」とのコラボレーションでも話題となっている。今回の展示では、バーナイにとって、アーティスト以前の一人の人間として頭の中にあるものを、新しい実験やチャレンジとして表現した作品、約80点の展示販売を行う。以下、バーナイからのメッセージ。「前提として、私は、自分自身がどうしようもない人間であることを猛烈に自覚しています。しかし、そんな人間でも絵を描くことだけには、命をかけているという想いと自負があります。以前どこかで『あらゆる芸術は霊格の高いものでなければいけない』という言葉に出合うことがありました。その『霊格の高さ』を長年自問自答してきた結果、『感謝と謙虚さ』が辿り着いた私の解釈でした。そして、『ARIGATOUGOZAIMASU』は、その『感謝と謙虚さ』両方を内包する言葉です。今回の展示では、1年365日1日も休まずに絵を描き続けたらどんなものが生み出されるのか、そして『ARIGATOUGOZAIMASU』を描き続けたらどんな事が起こるのかという、自分なりの実験であり挑戦をしています。どうしようもない人間だと自覚した私が、徹底的に自分を追い込んだからこその『果てしなき解放』を作品から感じていただけたらこの上ない喜びです。」【展覧会情報】baanai個展「in my Brain:私の脳みそ」会期:6月16日〜30日会場:SISON GALLERy(シソンギャラリー)住所:東京都渋谷区猿楽町3-18時間:12:00〜20:00休廊日:月曜日
2018年06月05日ペイントアーティスト・baanai(バーナイ)の個展「in my Brain:私の脳みそ」が、代官山SISON GALLERy(シソンギャラリー)にて、2018年6月16日(土)から6月30日(土)まで開催される。過去にコム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)のアートワークを手掛け、ルーカ(RVCA)やオーディオテクニカとのコラボレーションも話題となったbaanai。「in my Brain:私の脳みそ」では、アーティストである前に1人の人間として、頭の中にあるものを表現している。“あらゆる芸術は霊格の高いものでなければいけない”という言葉を追求し辿り着いた“感謝と謙虚さ”をテーマに実験的でチャレンジングな作品を制作。テーマを内包する“ARIGATOUGOZAIMASU”の文字を散りばめた、アバンギャルドかつノイジーでカラフルな約80点の作品を展示販売する。【詳細】baanai個展 “in my Brain:私の脳みそ”会期:2018年6月16日(土)~6月30日(土) 11:00~19:00 ※月曜休み会場:SISON GALLERy住所:東京都渋谷区猿楽町3-18
2018年06月04日ニューヨークを拠点とするアーティスト「サビオ(SABIO)」による日本初の個展「ウェーブス イン ブルーム(WAVES IN BLOOM)」が、2018年6月1日(金)から8月23日(木)までの期間、渋谷のディーゼルアートギャラリーにて開催される。「サビオ」は、ダイナミックな色と抽象的なオブジェクトを融合させた独自のスタイルで、世界のグラフィティムーブメントの主要人物として作品を創作するマルチメディアアーティストだ。今回開催される個展では、新作のペインティング作品や、本人がカスタムしたウェアラブルアートなど、幅広い作品が展示される。過去20年以上に渡り、ニューヨークのダウンタウンカルチャーを記録し続けてきた写真、映像作品では、ヒップホップグループ「ラットキング(RATKING)」のメンバーや、シュプリーム(Supreme)からアルバムをリリースしたコンテンポラリージャズトリオ「オニキス・コレクティブ(Onyx Collective)」など、アーティストやミュージシャンの日常をリアルにとらえている。また、会場では「ウェーブス イン ブルーム」展オリジナルTシャツやステッカーなどの関連グッズが発売される。さらに、6月23日(土)には、作品集発売を記念したサイン会も開催される予定だ。【詳細】サビオ個展「ウェーブス イン ブルーム」会期:2018年6月1日(金)~8月23日(木)開館時間:11:30~21:00会場:DIESEL ART GALLERY(DIESEL SHIBUYA内)住所:東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti B1FTEL:03-6427-5955休館日:不定休■作品集発売記念サイン会日時:2018年6月23日(土)時間:15:00~17:00
2018年06月01日ストリートカルチャーのパイオニアとして知られるアーティスト・サビオ(SABIO)による日本初の個展「WAVES IN BLOOM」が開催。渋谷のディーゼルアートギャラリー(DIESEL ART GALLERY)にて、6月1日から8月23日まで行われる。©SABIONYを拠点に活動するサビオは、シェパード・フェアリー、オズ・ジェメオス、カーティス・クーリッグなどの著名グラフィティライターと共に、ビルボードやハイプロファイルスポットにグラフィティを描き、ダイナミックなフォームや色と抽象的なオブジェクトをブレンドした独自のスタイルを確立。世界のグラフィティムーブメントの主要人物として知られる。現在、マルチメディアアーティストとして活躍する彼のエネルギーに溢れる作品は、世界中のギャラリーやコレクターからも高い評価を受けている。SABIOというアーティストネームはSupreme (最高の)、Articulation(明確な表現)、Bouncing(飛び回る)、in Orbit(軌道の中)の略で、ラテンルーツの言語で「知恵・認識」などの意味を持つ。©SABIO「WAVES IN BLOOM」では、新作のペインティング作品の他、アーティスト本人が1点ずつカスタムした、世界に2つとない着られるアート作品、NYダウンタウンのカルチャーシーンを記録した写真や映像を展示。また、iPhoneで作成したサウンドスケープなど幅広い媒体を使い、オーディエンスに総合的な知覚体験を提供する。展覧会の主となる大型のペインティングは、全てNYのスタジオの屋上で雨の中制作されたもの。サビオの真のビジョンを明示し、作品に見られる模様は自然界のサイクルで振動している意識的なエネルギーを表現している。私達の目の前で生まれては消えていく波のように、誕生、激しい流れ、死といった人生の感受性を反映している。©SABIOサブカルチャーの発信地NYでは、まさに波のように新しいムーブメントが絶え間なく派生している。サビオは過去20年以上に渡り、ダウンタウンカルチャーの先駆者としてその様子を記録し続けてきた。HIPHOPグループ・ラットキング(RATKING)でも知られるラッパーのウィキ(Wiki)や、エイリアンワークショップの新鋭スケートボーダーのヤヘ・ポップソン(Yaje Popson)、シュプリーム(Supreme)からのアルバムリリースで巷を騒がせたコンテンポラリージャズトリオのオニキス コレクティブ(Onyx Collective)などをはじめとするNYダウンタウンの新しい波を代表するアーティスト、ミュージシャン、スケートボーダーたち。彼らの日常を通して鮮やかなインサイトを捉えた写真と映像作品では、見るものがその場をリアルに体験したかのような感覚に引き込む。また会期中は、「WAVES IN BLOOM」展オリジナルTシャツやステッカーなど、個展関連グッズも販売。6月23日の15時から17時には、会場にて作品集発売を記念したサイン会の開催も予定している。【イベント情報】ウェーブス イン ブルーム(WAVES IN BLOOM)会期: 6月1日〜8月23日会場:ディーゼルアートギャラリー(DIESEL ART GALLERY)住所: 東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti B1F DIESEL SHIBUYA時間: 11:30〜21:00
2018年05月30日香取慎吾(41)がルーヴル美術館で個展「NAKAMA des ARTS」を開催すると、5月28日にわかった。 同展は、日仏友好160年を記念した日本文化・芸術の祭典「ジャポニスム2018:響きあう」の公式企画の1つとして開催。さらに、香取にとって初の個展でもある。「アートを題材にしてNAKAMAとつながりたい」というコンセプトのもと、絵画やオブジェだけでなく香取の好きなファッションも紹介するという。 「芸術新潮」の2018年3月号で、美術家・横尾忠則(81)と対談した香取。作品について「香取さんは体が先に動いて、作ってしまってる。こんなに無秩序で暴力的で、この狂気はどこからくるんだろう?」「81歳になってどんなのを描くのか、僕も長生きして見てみたいと思いますね」と、その才能を高く評価されている。 同展の準備に取り掛かっているという香取は、こう意気込んでいる。 「アートにゴールはないと思い続け、描き続けているぼくですが、目指すゴールと言ってもおかしくないルーブル美術館でスタートできることに、ぼくのアート脳が爆発しています。たくさんの人に僕を感じてもらいたいです」 さらに香取は、「ジャポニスム2018」全体の広報大使にも任命されている。7月から来年2月まで、日本とフランスの両国で様々な広報活動を展開するという。広報大使について、こうコメントしている。 「ぼくの大好きなフランスと日本の“響きあう魂”をパリで世界中の方々に体感してもらえたらうれしいです!」 ネットでは、祝福の声が上がっている。 《朝からビックリ スゴい、スゴすぎる!ルーブル美術館だよ←とにかくおめでとうございます。もう世界のしんごくんです》《凄~い!!!ルーブル美術館 個展開催、広報大使おめでとう パリは東京以上遠すぎる~(笑) 凱旋個展して欲しい~》《あー、香取慎吾 さん、ルーブル美術館 で個展なんてヨーロッパに住む私には実感として分かるけど、本当に本当にすごい事なんだよ。快挙だよ!!羽ばたけ世界へ!世界の香取慎吾!!》 「ジャポニスム2018」の事務局を務める国際交流基金の安藤裕康理事長は、歌手や俳優だけでなくアーティストとしても活動する香取について「その活動ぶり、発信力の強さは日本文化・芸術の祭典である『ジャポニスム2018』の広報大使にまさにふさわしい」と表現。さらに、こう期待の声を寄せている。 「香取さんのなにものにもとらわれない自由な作風、突破力を伴う作品をフランスの皆様にお楽しみいただくとともに、香取さんの広報大使としてのご活躍を期待しています」
2018年05月28日フォトグラファーの長山一樹さんが初の個展「ON THE CORNER NYC」を開催。“#ただ一つの選択であなたの運命は交叉する”をテーマに作品を展示する。「私たちはいわば、毎日選択を繰り返しながら生きています。人と人が出会うこともすべて奇跡的に成り立っている。そういった瞬間を表現できたらと」今回の個展で展示される20点は、いずれもハッセルブラッド社の1億画素カメラ「H6D」を使用し、ニューヨークの街角で定点観測的に撮影されたもの。「三脚を立て、画角を決めたら、自分好みの恰好をした人やおもしろそうな人を見つけてはシャッターをきる。そうして撮影した写真のピースを重ねて、自分好みな時間をつくりこんでいく。本来出会っていない人が写真の中で出会ったり…。単に撮影するだけならドキュメンタリーなのですが、自分で選択して合成することで、個性がうまれたらと」こうしてつくりあげた作品をnewdocumentaryというハッシュタグをつけ、長山さんはインスタグラムで世界に発信している。「実際のプリントはスマホで見る印象とまた違うと思います。嫌なくらい細部まで見えて。それもまた絵画的にうつるんじゃないかと」ながやま・かずき1982年、横浜市生まれ。ファトグラファー守本勝英氏に師事。ファッション誌を中心に、雑誌のほか広告などでも活躍。個展では写真集の販売も。渋谷ヒカリエ8F CUBE1,2,3東京都渋谷区渋谷2‐21‐1‐8F4月17日(火)~22日(日)11時~20時入場無料Instagram(@kazuki_nagayama)#ただ一つの選択であなたの運命は交叉するにて一部写真を公開中。※『anan』2018年4月11日号より。(by anan編集部)
2018年04月10日女優・‘のん’の初個展「‘のん’ひとり展-女の子は牙をむく-」が、渋谷スペイン坂のギャラリーエックスバイパルコ(GALLERY X BY PARCO)にて、4月19日から5月8日まで開催される。そのメインビジュアルが解禁となった。女優、モデル、ミュージシャン、画家と多くの顔を持つ‘のん’。今回、彼女の初となる展覧会を開催するにあたり、本人がコンセプトと展覧会タイトルを考案。本展の為に描き下ろしたペイント作品、立体物、インスタレーションや、スケッチ、自作の衣裳といったコンセプトに合わせてセレクトされた過去作品など、様々なアート作品が展示される。中でも本展の見所の一つに、一見抽象的にみえる作品たちを‘のん’自らが身体を使った演出を加えた写真作品がある。そこにはアートの解説に加えて何より作品を見る人にも自由な発想で楽しんでほしいという‘のん’からのメッセージが込められているという。また、“持ち帰れるアート作品”として、展覧会公式図録『女の子は牙をむく』のリリースも決定しており、パルコ出版から一般販売も。‘のん’自らが、作品の見方や楽しみ方を身体で表現する、新しい「アート解説本」となっており、展覧会会場で実際に作品と図録を見比べながら楽しむことで、作品に対する解釈が何倍にも広がる内容。その他にも、本人がペイントした牙をモチーフにしたTシャツ(本人着用)やトートバッグといったオリジナルグッズの販売やコラボカフェメニューの展開、関連イベントの開催など、彼女の自由でオリジナリティーあふれるアイディアの源に触れることのできる企画満載の20日間。撮影: 平間至‘のん’は、「展覧会をすることになって考えたコンセプトを“女の子は牙をむく”を元に、自由な発想でおもしろい作品をたくさん作りました。 立体作品など初めての挑戦もありましたが、細かいディテールにまでこだわって制作しました。ぜひ、見に来てください! 」とコメントしている。さらに5月8日には、本展のクロージングイベントとして、歌手としての側面も持つ‘のん’が率いる‘のん’シガレッツの初ワンマンライブが渋谷クラブクアトロで開催されることも決定した。ライブには、スペシャルゲストとして大友良英、高野寛、弓木英梨乃(KIRINJI)も出演予定。チケットは、4,000円で一般発売は4月7日。【展覧会情報】‘のん’ひとり展-女の子は牙をむく-会期:2018年4月19日〜5月8日会場:GALLERY X BY PARCO住所:東京都渋谷区宇田川町13-17時間:11:00〜20:00料金:500円(おみくじ付)【書籍情報】『女の子は牙をむく』アートディレクター・装丁:佐藤亜沙美(サトウサンカイ)写真:磯部昭子、平間至出版社:パルコ出版B5判/並製オールカラー/128ページ 価格:2,500円 最終更新: 4月3日
2018年04月03日多彩な活動で知られる米国人アーティスト、カウズ(KAWS)の個展が3月22日から5月12日までペロタン東京にて開催される。Untitled, 2017Acrylic on canvas 183 x 305 cm/72 x 120 in.Photo:Farzad_Owrang/Courtesy Perrotin同世代きってのアーティストとされ、その活動は美術館やギャラリーへの定期的な展示という枠に収まらず、より広い観者層を魅了してきたカウズ。アートとデザインの世界を跨ぎ、ペインティング、壁画、大型立体作品、ストリート・アート、グラフィック・デザイン、プロダクト・デザインなど、多様な表現手段を用いて制作される作品は、たびたびポップカルチャー・アニメからインスピレーションを得て、またそれらのモチーフを利用しながら、ユニークな言わばアートの語彙を独創する。過去20年におよんで優れたキャリアを築き上げた彼の作品の数々は、一貫して彼のアーティストとしての機敏さを示すとともに、今の時代に適したウィット、風刺、愛情をも見せる。洗練されたグラフィック様式は、大きく大胆な振る舞いと、鋭敏かつ遊び心に満ちた複雑さを併せ持って、作品に命を吹き込む。また、国際的ブランドとのコラボレーションからも見受けられるように、カウズが描くイメージには精巧なユーモアがあり、コンシューマー向け商品との思慮に富んだ相互作用を生み出す。アートの世界に留まらず、多くのコレクター達から絶大な支持を受ける幅広い魅力こそが、今日の文化においてカウズを卓越したアーティストへと位置付けている。なお、本展は3月26日から5月19日までペロタン香港でも同時開催。2000年代初めに東京でそのクリエイティブなキャリアを揺るぎないものとし、ペロタン香港のオープニングを飾ったカウズにとって、ある種の凱旋展とも言える本展に、ぜひ足を運んでみては。【展覧会情報】KAWS会期:3月22日〜5月12日会場:ペロタン東京(PERROTIN TOKYO)住所:東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル1F時間:火~土 11:00〜19:00
2018年03月22日ストリートウェアブランド「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー™(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH™ )」を手掛けるヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)の個展「”PAY PER VIEW”」が、東京・広尾にあるカイカイキキギャラリーにて、3月16日から4月1日に開催される。Virgil Abloh "a mere image" 2018 Screen print on chromeアーティスト、ファッションデザイナー、技師、クリエイティブ・プロデューサーという幅広い肩書きを持つアブローは、2016年のデザインマイアミにおける家具のコレクション、熱狂的な人気のあるナイキとのスニーカーコラボレーション「Virgil Abloh x Nike」、今年2月にオープンしたガゴシアン・ギャラリー・ロンドンでの村上隆とのコラボレーション展など、幅広い領域において注目を集め、賞賛を浴びている。以前からファッションや音楽など様々なメディアを通して自身の考えを表明してきた彼が、今回の個展では“アート”を通して表現する。同展は“PAY PER VIEW”をテーマに掲げ、消費社会、広告およびメディアが、どのように我々の世界の捉え方に影響を与えるのか、という疑問を中心に構成。会場では、90年代の広告で目立っていたブランドのロゴ配置を基礎とした視覚的なコミュニケーションを通じて、鑑賞者の関心を惹きつける。訪れた人に「果たして自分は、本質的には消費行為を通じて形作られているのだろうか」と、今、目に見えているものを超えてそれに疑念を抱かせるような現代アートを体験できる作品を展示、独自の世界を繰り広げている。作品が目指しているのは、ひとつのオブジェクトの中に共存するおびただしい数のメッセージを具現化する設計体験を通して、感情を構築していくこと。これは、彼のデザインに対する取り組みに大きく影響を与えた経験を還元している。アブローが建築技術者として学位を取得した頃、視覚広告と仮定することが可能なカラヴァッジォやベルニーニの作品を目の当たりにしたときに、当時彼らの作品が自分に伝えようとしているメッセージを解き明かしたい、分析してみたいと生まれた切なる願いがリンクしているのだ。作品は様々なものを器として用い、それらがいかにアート作品として、現代における広告が根差しているアルゴリズムを解読する触媒の役割を果たしているのかを示す。鑑賞者一人ひとりの人生経験に応じ、ひとつひとつ異なるメッセージの理解が生まれ、創作作品の裏に込められた意味より深い理解や感情を生み出すことが狙いだ。なお、3月17日にはヴァージル・アブローと村上隆の対談も開催。スリリングな視点を持つアブローの世界観を間近で体感してみては。【イベント情報】VIRGIL ABLOH “PAY PER VIEW”会期:3月16日〜4月1日会場:カイカイキキギャラリー(Kaikai Kiki Gallery )住所:東京都港区元麻布2-3-30 元麻布クレストビルB1時間:11:00〜19:00休廊:日、月、祝日 ※最終日の4月1日のみ日曜営業
2018年03月16日オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)を手掛けるヴァージル・アブローの個展「"PAY PER VIEW"」が、カイカイキキ ギャラリー(Kaikai Kiki Gallery)にて開催される。会期は2018年3月16(金)から4月1日(日)まで。ヴァージル・アブローの個展「"PAY PER VIEW"」オフ-ホワイトの人気はさることながら、ナイキ、モンクレール、ジミー チュウといったブランドともタッグを組み、革新的なファッションアイテムを世に送り出しているヴァージル・アブロー。ファッションデザイナー、建築家、クリエイティブ・ディレクターなど様々な肩書きを持ち、ジャンルを超えた天才的な活躍を見せる。アートとマーケティングを切り離せないものとして捉え、自身のブランディングやクリエイションに積極的に取り入れてきた彼。今回の個展「"PAY PER VIEW"」は"アート"を通じて、宣伝や広告がいかに人々の意識を形作っていくのかを解き明かしていく。展示形式は、黒体を捉えた映像を映し出すLEDスクリーン、引用されたテキストが書かれたラグ、手描きのキャンバスなど様々。いずれも今目に見えているものに疑念を抱かせ、異なる視点から眺めることを提案するかのような現代アートとなっており、広告がどのように人々を囲み、メッセージを創り上げているのかを注意深く観察することを呼びかけている。村上隆率いるカイカイキキ ギャラリーで開催場所のカイカイキキ ギャラリーは、村上隆率いる「カイカイキキ」が運営。村上隆とヴァージル アブローは、2018年2月にオープンしたロンドンのガゴシアン・ギャラリーでのコラボレーション展を開催したばかりだ。村上隆は、ヴァージル・アブローを「ゲームチェンジャー!」と称した上で、「アート、ファッション、インスタグラム、人種、マーケット、時差、価値、オリジナリティ、そういう境界がもやもやと曖昧になってもクリエーターその人がどど~んと際立つ。ヴァージル・アブローがにっこり笑ってそこに居る。というか、彼本人がそこにいないのに、彼の関わったプロジェクトに触れると、彼を感じる」と絶賛。カイカイキキ ギャラリーでの個展の開催については「じわじわとゲームの在り方を変えてきた彼の活動の、アートの世界でのチェンジの瞬間が、いよいよ始まるということに、ワクワクが止まりません」と期待を寄せた。ヴァージル・アブロー×村上隆のトークショーもなお3月17日(土)には、ヴァージル・アブローと村上隆のトークショーが、開催される。【詳細】VIRGIL ABLOH “PAY PER VIEW”会期:2018年3月16(金)~4月1日(日)※日曜、月曜、祝日定休。最終日の4月1日(日)は営業。時間:11:00~19:00場所:Kaikai Kiki Gallery(東京都港区元麻布2-3-30 元麻布クレストビルB1)TEL:03-6823-6038■レセプション日時:2018年3月16(金) 18:00~21:00■トークショー「ヴァージル・アブロー×村上隆」日時:3月17日(土) 15:00~16:30
2018年03月09日グラフィックアーティストのウィル・スウィーニー(Will Sweeney)による個展「ヴォーパル・ソード(Vorpal Sword)」が、2018年3月2日(金)から5月24日(木)までの間、ディーゼル アートギャラリーにて開催される。ロンドンを拠点に、イラストレーター、グラフィックアーティストとして活動するウィル・スウィーニーは、ファッション、コミック本、アニメーション、音楽など、様々なジャンルのグラフィックを提供している。今回開催される個展「ヴォーパル・ソード」は、日本では11年ぶりとなるウィル・スウィーニーの大型展示会だ。本展では、描き下しの大型ペインティングや厳選された過去の作品が展示される。描き下ろされた作品は、新しい試みとして鮮やかな色を豊富に使用。過去の作品よりも大型サイズとなっており、水彩絵の具、ゲルマーカーやインクで、自由に赴くままに描かれている。作品は、1970年代のSFアートを彷彿させるような超自然的な雰囲気を醸し出す小宇宙のペインティングシリーズや、ロンドン在住アーティストとの共作ビデオ作品、ウィルの過去の未発表作品、スケッチブック、収集物など、盛りだくさんの内容となっている。また、会期中の3月3日(土)には、ウィル・スウィーニー本人が在廊しサイン会が開催される予定だ。【詳細】「ヴォーパル・ソード」会期:2018年3月2日(金)~5月24日(木)会場:ディーゼル アートギャラリー(ディーゼル 渋谷内)住所:東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti B1F電話番号:03-6427-5955開館時間:11:30~21:00休館日:不定休■サイン会日時:2018年3月3日(土)時間:15:00~17:00
2018年02月22日ロンドンを拠点に活躍するグラフィックアーティスト、ウィル・スウィーニー(WILL SWEENEY)の日本では11年ぶりとなる個展「Vorpal Sword(ヴォーパル・ソード)」を、3月2日から5月24日まで、東京・渋谷のディーゼル アート ギャラリー(DIESEL ART GALLERY)にて開催。Vorpal Sword 2017 ©WILL SWEENEYロンドン、パリ、LA、マドリッド、東京、メルボルンなど世界各地で個展を開催する人気イラストレーター、グラフィックアーティストであるスウィーニー。レコードジャケットからファッションテキスタイルまで多くのハイエンドなクライアントのグラフィックを手がける一方、自らのサイケデリックアドベンチャーコミック「Tales from Greenfuzz」でも人気。これまでのクライアントには、ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)や、アンダーカバー(UNDERCOVER)なども名を連ねる。Energy Cannot Be Destroyed 2017 ©WILL SWEENEY本展は、日本では11年ぶりとなる大型展示会。描き下ろされた作品は新しい試みとして鮮やかな色を豊富に使い、過去に比べて大型サイズとなっており、水彩絵の具、ゲルマーカーやインクで、より自由に赴くままに描かれた。また、生物学や医学図解などのイラストレーションにインスパイアされた小宇宙のペインティングシリーズも展示。小世界に生息するエイリアンやそのテクノロジーを描いた世界の断面図を筆で自由に描き、ボールペンでさらに描き込みを入れ、1970年代のSFアートを彷彿させるような超自然的な雰囲気を醸し出す。描きおろしの描画、彩色-「Vorpal Sword」は終末世界、極小宇宙の進化、幻想的技術に囚われたウィルの観念を示した作品。本展のタイトルにもなっている「Vorpal Sword」はルイス・キャロルのナンセンス詩「ジャバウォック」にインスパイアされた。他にも、ロンドン在住のアーティストでありミュージシャン、Subway Lungとの共作ビデオ作品や、スウィーニーの過去の未発表作品、スケッチブックや収集物なども展示予定。なお、会期中は展示作品のほか、限定エディションのシルクスクリーンポスターや、ジンなど個展関連グッズも販売。3月3日の15時から17時には、会場にてサイン会の開催も予定されている。【展覧会情報】Vorpal Sword(ヴォーパル・ソード)会期:3月2日~5月24日会場:DIESEL ART GALLERY(DIESEL SHIBUYA内)住所:東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti B1F時間:11:30~21:00休館日:不定休
2018年02月22日アーティストのMU/山本芽生(ムー/やまもとめぐむ)は、個展「糸で描く」を、nostos booksで開催する。時代を映すアイコンたちを縫うMUは、テキスタイル、刺繍、イラストレーション、立体造形などさまざまな技法・素材で作品を発表。これまで、名古屋を中心に展示を行ってきた。今回は、まるで鉛筆で描いたように自由に縫われた刺繍シリーズから新作を発表。マリリン・モンロー、アンディ・ウォーホルと氏の作品たち、ジャン=ミシェル・バスキア、キース・ヘリング、ツイッギーといった時代を映すアイコンたちをモチーフとしている。誰もが幾度となく目にしてきた時代のアイコンたちを、刺繍で描くことで新たな印象に再構築。人物の他にも、刺繍で表現すると面白いモチーフを何点か発表する。キャンベル缶のようにずらりと並ぶ小さなハギレに刺繍されたアートピースは、約100点を出品予定。あえて複製ではない手法で、大量生産に挑むという。作品はすべて、ウォーホルのキャンベル缶のように壁一面にずらりと並んだなかから、その場で好きなものを持ち帰ることができる。額装しても良し、お気に入りのバッグや服に縫い付けても良し。何十年ものあいだ複製され、消費されてきたアイコンたちが、唯一無二の存在へと生まれ変わる。その他トートバッグやスウェットなどのグッズも販売予定。いずれも1点もので、2つとして同じものはない。それぞれの糸が紡ぎ出す表情を楽しもう。3月3日、4日、17日、18日の4日間はMUが在廊し、持参したものにアートピースと同じデザインを刺繍してもらえる「刺繍の実演」イベントも開催。対象は、Tシャツやカットソー、薄手のトートバッグなどミシンがかけられるものに限る。時間は、各日13:00〜、14:00〜、15:00〜、16:00〜、17:00(各回1名)。1点10cm四方程度3,000円、予約制。予約は、専用ページ()から。【イベント情報】MU個展「糸で描く」会期:3月3日〜3月18日会場:nostos books住所:東京都世田谷区世田谷4-2-12時間:12:00~19:00定休日:水曜
2018年02月16日陶芸家・今井律子の個展が、コトゴト(cotogoto)で開催される。イギリスで陶芸を学び、現在は栃木県の益子町に工房を構える今井が、会場となっているcotogotoで個展を開くのは、約2年ぶり。人や動物をモチーフとした作品は、独特の世界観があり、多くのファンがいる。今回は大人気の人をかたどった「人ポット」をはじめ、動物の置物や、毎日大切に使いたい器も用意。前回の個展とは、また違った新しい作品が並ぶ。独特のセンスが光り、他にない雰囲気の今井の作品にぜひ触れてみて。【イベント情報】陶芸家・今井律子個展会期:2月16日~25日時間:11:00~20:00会場:cotogoto(コトゴト)住所:東京都杉並区高円寺南4-27-17-2F※会期初日2月16日のみ整理券の配布および開店時間が11時よりはやまる可能性あり※作家在店日:2月16日・17日
2018年02月14日東京・六本木にあるギャラリー ペロタン東京にて、アメリカのアーティスト、ヘルナン・バスの個展を1月18日から3月11日まで開催。ヘルナン・バスは、1978年にアメリカ南部のフロリダ州マイアミで生まれ、アーティストとしてのキャリアをスタート。現在はカナダにほど近い、デトロイトとマイアミを拠点として活動している。少年期より図書館で芸術書や文学書に読み耽り、特に19世紀後期ヨーロッパのデカダン派の作家オスカー・ワイルドやジョリス=カルル・ユイスマンスの耽美的で退廃的な文学世界や、同じく19世紀末のパリで活動し芸術の装飾性を主張した前衛芸術家集団であるナビ派からの強い影響を受けている。「異郷の昆虫たち」と題した本展では、『海外の昆虫ーその構造、生態と変態の報告』(1874年出版)という古書籍から着想を得た新作ペインティングとドローイングを発表。ヘルナン・バスは、この昆虫学の本が全般にわたり昆虫たちの様子を詩的に記述している点で、19世紀の同じ頃、非常に目立つ存在であった「ダンディー」と呼ばれる人々を描写するアプローチとして、説得力あるものだと着目した。バスによると、当時の風刺画は「ダンディー」達を世俗から逸脱した怪物のように扱い、まるで昆虫のように描写していたそう。一方、『海外の昆虫ーその構造、生態と変態の報告』では科学的な文章の綿密な構成を用いて、忌まわしい昆虫でさえも親しみやすいもののように述べている。同様にバスのペインティングでは、彼の精緻な描写が異質な人物像を魅力的なものにしているのだろう。【イベント情報】Hernan Bas "Insects from Abroad"会期:1月18日〜3月11日会場:ペロタン東京住所:東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル1F
2018年01月19日東京・麻布のカイカイキキギャラリーでは、奈良美智の個展「Yoshitomo Nara『Drawings: 1988-2018 Last 30 Years』」を2月9日から3月8日まで開催する。Nara’s studio, 2007 Photo by: Yoshitomo Nara奈良美智は1984年にデビューして以降、唯一無二な立ち位置でアートシーンに立ち続けており、日本的な漫画や“かわいい”文化との近接よりも、洋の東西を問わない音楽への深い造詣や、その文法で多くの人々からの共感を築き上げてきた。アートのハードコアなファンから、アートに馴染みの薄い層まで広く支持されており、特にアジアでの人気は絶大で、その影響力の大きさはオークションでのヒートアップにも顕著に見られる。ここ数年は、ヒートしすぎたマーケットの反応に嫌気を感じ、人前への露出を避け、自分の世界に引きこもるようなスタイルに変化。とは言え、2017年11月には日本の中央に位置する保養地、那須塩原市に自身の作品や大切にコレクションする作品やレコードなどを展示する「N’s YARD」をオープンし、独自のスタイルでの新しいコミュニケーションを模索し始めている。本展は奈良美智が学生時代から今までの30年間にわたり描いてきたドローイングを展示。作家としての核の部分を確認する。また、開催にあたってカイカイキキ創業者の村上隆は、「今回のKaikai Kiki ギャラリーでのレプレゼントによって、奈良美智さんのそのような複雑な想いをどのようにマーケットの中で具現化出来るのかが、テーマであると思っています。具体的に言えば、転売を前提とした業者への嫌悪からの迂回と、今一度、本物のファンとの自然な交流を取り戻せるようにしてゆきたい。そして奈良さんの創造の羽を思いっきり伸ばせるようにしたい」と語った。また、開催初日となる2月9日にはオープニングレセプションを同会場にて、18時から20時まで開催する。【イベント情報】Yoshitomo Nara「Drawings: 1988-2018 Last 30 Years」会期:2月9日~3月8日会場:Kaikai Kiki Gallery住所:東京都港区元麻布2-3-30 元麻布クレストビルB1時間:11:00〜19:00休館日:毎週日曜、月曜、祝日
2018年01月17日Natsumi Hirajima February issue, 2017©︎ Akiko Isobe, Courtesy of G/P galleryフォトグラファー・磯部昭子の個展「LANDMARK」が、1月6日から2月3日まで東京・恵比寿のG/P galleryにて開催中。磯部昭子は、武蔵野美術大学造形学部映像学科在学中より創作活動をスタート。スタジオワークやコンストラクティッドフォトを中心に生み出される新奇で倒錯した彼女の作風は、ナチュラルを装うスタイルが主流となった現在のコマーシャルの世界から離れたところに位置するものの、多くの支持を獲得している。本展では、月刊誌『サイゾー』の表紙のために撮り下ろした女性アイドル・タレントのグラビア写真を展示。グラビアのポーズをとるモデルの姿に加えて、彼女たちの身体の一部あるいは断片をただ物体のように捉えたイメージからは、作家が既存の商業価値を踏まえつつ、ジェンダーをも超越する新たな身体像に挑戦していることが伺える。【展覧会情報】磯部昭子「LANDMARK」会期:1月6日~2月3日会場:G/P gallery住所:東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 2F時間:12:00~20:00(最終日は17:00まで)日曜休廊
2018年01月10日世界で最も注目されているアーティストの1人、ステファン・ケニー(Stephen Kenny)が主宰する活版印刷スタジオ「A TWO PIPE PROBLEM LETTERPRESS(ア トゥー パイプ プロブレム レタープレス)」による個展が、代官山のMONKEY GALLERY & CAFEにて12月14日から27日まで開催。イーストロンドンに拠点をおく「ア トゥー パイプ プロブレム レタープレス」。1800年代から1900年代のヴィンテージ・ウッドタイプとレタープレス機を使用した、芸術性の高いプリント作品は本国イギリスをはじめ日本でも人気。活版印刷の歴史においても貴重な、アルファベットと数字が揃った多くのウッドタイプをミックスし、バランスの優れた配置や技法とセンスの良い言葉選びの作品の数々は、活版印刷ならでの味わいのある懐かしさにポップな今っぽさをプラスした温故知新な魅力がある。2年ぶりの開催となる同展では ”たくさんの笑顔” をテーマに「MILES OF SMILES」と題して、ポジティブな作品の数々を発表する。また会期中の12月16日と17日には、ステファン・ケニーを講師に迎えたワークショップも開催。活版印刷機の名機で知られるADANA社の1970年代の8 x 5 活版印刷機を使用して、活字配列やプリントを実技体験しながらオリジナルノート1冊を制作する。なお、時間は両日とも13時からと15時からの2回、各回8名まで、受講料は2,000円。受講応募ページ()にて参加受付中。大人から子供まで活版印刷の魅力を気軽に体験できる貴重な機会、ぜひ訪れてみては。【展覧会情報】A TWO PIPE PROBLEM LETTERPRESS SOLO EXHIBITION by STEPHEN KENNY『MILES OF SMILES』会期:12月14日〜12月27日会場:MONKEY GALLERY & CAFE住所:東京都渋谷区 猿楽町12-8 THE SOHO CORNER D.K.Y時間:10:00〜20:30
2017年12月14日暮らしの賑やかさをデザインするテキスタイルブランドのマクモ(makumo)が、池袋にあるギャラリー「ブックギャラリーポポタム」にて12月8日から17日まで個展を開催中。マクモは、デザイナーの福山みきが福岡で立ち上げたテキスタイルブランド。海辺の小さなアトリエで、デザイン、染付け、製品の製作を手がけている。本展では同ブランドの人気柄が勢ぞろいし、人気があったテキスタイルの展示や、お問い合わせの多かった大人用の「柄パン」など新アイテムの販売を行う。これまでデザインしたパターンをダイナミックに観覧できる貴重な機会。なお、会期中は福山みきがほぼ毎日在廊している。【イベント情報】makumo個展会期:12月8日~12月17日会場:ブックギャラリーポポタム住所:東京都豊島区西池袋2-15-17時間:13:00~20:00(土日は19:00まで)休館日:水曜、木曜入場無料
2017年12月13日灯せるけど灯せない一点もののオブジェキャンドルを、すべてハンドメイドで制作するデザイナー・エムゼットエイチ(Em Zed Eych)が、12月8日から13日まで表参道ロケット(ROCKET)にて2年ぶりの個展を開催する。個展のタイトルになっている「L’EAU À LA BOUCHE」とは、フランス語で「口によだれ」。美しいものを見るとよだれを垂らしてしまう、ベロニカという感性豊かな女の子が行う晩餐会をイメージし、会場をベロニカの部屋のように見立てて新作のキャンドル作品を展示する。2年ぶりの個展開催を記念し、彫金で制作したスナッファー(キャンドル火消し)やエムゼットエイチ初となる映像DVD付きのZINEの販売が行われる他、摩訶不思議なファッションアイテムを創り出すクリエイター・miaulement、異素材をミックスし唯一無二の仮面を制作する仮面作家・wakanafaceless、糸を操りアクセサリーなどを制作する刺繍作家・林優といった、3名のゲストクリエイターとコラボレーションしたキャンドル作品も展示、販売予定。表参道に灯るクリスマスイルミネーションとともに、メルヘンテコな世界を楽しんでみては。【イベント情報】Em Zed Eych キャンドル展「L’EAU À LA BOUCHE」会期:12月8日〜12月13日場所:表参道ロケット(ROCKET)住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ同潤館3F時間:11:00〜21:00(12月10日は20:00まで、13日は18:00まで)会期中無休・入場無料
2017年11月20日Rang Phnom No. 112016 / rattan, metal wire / App h.234.0 x w.370.0 x d.64.0 cm©Sopheap Pich Studioカンボジアを代表する現代アーティスト、ソピアップ・ピッチ(Sopheap Pich)の日本初となる個展「desire line」が、10月27日から渋谷ヒカリエの8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Galleryで、28日から六本木の小山登美夫ギャラリーにて同時開催中。ソピアップ・ピッチの作品は、木々や花などの植物、人間の解剖学や、都市構造などからインスピレーションを得た、有機的かつ幾何学的な立体作品である。竹やラタン、ワイヤー、蜜蝋など、地域に根ざした素材を用い、目の粗い織り方で制作されるのが特徴。透明性があり、軽く見えながらも機能的な構造による圧倒的なボリュームにより、空間全体にエネルギーが溢れ出ているかのよう。彼はこれまで、2013年ニューヨークのメトロポリタン美術館での個展や、2012年の第13回ドクメンタ(13)への出展など、世界中の美術館展覧会や現代美術展に多数参加し国際的に活躍してきた。Mirage 12017 / earth pigment, gum Arabic on Arches watercolor paper / 161.0 x 131.0 cm©Sopheap Pich Studio本展のタイトル「desire line」は、日本語で「けもの道」を意味する。作品制作のために滞在したフロリダで見つけたけもの道に、森の中でヒトが踏み固めることで自然発生的にできる道の面白さを感じて、このタイトルを思いついたという。そして、本展では約12点の新作を発表。出展作の「Miroiise」と「Moonstone」は、大理石やローズウッドの根を素材とし、彼の3次元作品の探求において、より抽象的かつ深みのある方向性が表現されている。新しい大規模なドローイングは、自然界の顔料を使って細く裁断された竹の棒を繰り返し紙の上に押し当てて制作されており、作品平面の中に響き合うリズミカルな線を生み出している。待望のソピアップ・ピッチの日本での初個展、この貴重な機会に是非訪れたい。また、11月4日には8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery向かいにある「8/ COURT」にて、ソピアップ・ピッチ自身が本展覧会や作品について語る、アーティストトークイベントを16時から18時まで開催する。なお、トークイベントの参加は事前にメール(event@tomiokoyamagallery.com 件名:「11/4トークイベント参加希望」本文:名前/連絡先/参加人数)で申し込みが必要。【展覧会情報】ソピアップ・ピッチ展「desire line」会期:10月27日~11月20日会場:8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ8F時間:11:00~20:00料金:入場無料休館日:展覧会期中無休会期:10月28日~11月25日会場:小山登美夫ギャラリー住所:東京都港区六本木6-5-24 complex665ビル2F時間:11:00~19:00料金:入場無料休館日:日曜日、月曜日、祝日
2017年11月02日「ニューヨークで個展を開くのが、目標。そのためにもどんどん描きます」 国広富之個展『聖なる次元への眼差し』(東京「ギャラリーむらうち」・10月22日まで)会場で、自信作《縁日》を前に、そう話す俳優・国広富之(64)。京都生まれの国広は、大学を卒業後、俳優養成所に入って1年目にドラマ『岸辺のアルバム』出演でブレーク。 順風満帆のスタートを切った役者人生と並行して、28歳から続けていたのが、“絵を描くこと”だった。 「とにかく忙しくても絵は描き続けてきました」(国広・以下同) これまで描き上げた作品数は膨大で、開催中の個展でも75点を展示。 「一昨年母が、去年父が他界してから、心が大きく変化したように感じます。人生の悲喜こもごもが、発酵して、燃焼して、絵になるんです。去年からは抽象画ばかり描くようになりました。何かがきっかけでまた変わるかもしれないけれど」 1枚あたりの制作期間は2カ月。「常に5枚くらい並べて描いています」と国広は語る。今後も、俳優と画家、二足のわらじ。 「俳優も面白いし、画家も面白いんです」
2017年10月19日