アニメーション映画『マジック・ツリーハウス』のクリスマス・プレミアが12月13日(火)、横浜ワールドポーターズで開催され、本作で声優に初挑戦した女優の北川景子、人気子役の芦田愛菜ちゃん、真矢みきが出席した。3人は同所・ルーフガーデンに敷かれたレッドカーペットに登場。その後、作品のテーマである“魔法”を使って、隣接するよこはまコスモワールドの大観覧車「コスモクロック21」のイルミネーションを点灯させ、クリスマス気分を盛り上げた。全世界で1億部を超える大人気ベストセラーの児童書シリーズをアニメ化した本作。そこにある本を開くと時空を超えてあらゆる場所に旅することができる“マジック・ツリーハウス”を発見した気弱な少年・ジャック(北川さん)と元気いっぱいの妹・アニー(愛菜ちゃん)が大冒険を繰り広げる。ワーナー・マイカル・シネマズみなとみらいでは、北川さん、愛菜ちゃん、真矢さんに加えて、本作を手掛けた錦織博監督と、主題歌「メッセージ」を書き下ろしたシンガーソングライターの植村花菜が舞台挨拶に登壇。声優に初挑戦した北川さんが「自分の声に違和感があったりします…」と謙そんすると、真矢さんは「えー、初めてなの?(北川さんではなく)本当の男の子がアフレコしたと思った」と大絶賛した。愛菜ちゃんは、原作の大ファンだと言い「全巻読んでいます」とアピール。映画のテーマにちなみ「どんな魔法が使ってみたい?」と聞かれると、「魔法のスケッチがほしい。こんなお洋服が着たいなと思ったら、それを描いてポンってすると本当に服が出てくるんです」と愛らしい笑顔を見せてくれた。実際、クリスマスプレゼントに欲しいのは「一輪車」だと明かし、「でも、まだサンタさんにお手紙書いてないんです」と素顔ものぞかせた。錦織監督は「もともと原作者のメアリーさんが、『子供たちに本を読んでほしい』という願いを込めて書いた本。ですから、映像化にはプレッシャーも感じましたが、メアリーさんの後押しと素晴らしいキャストのみなさんのおかげでいい作品に仕上がった」と満足そう。最後に、北川さんが「ジャックもアニーも、ひとりでは冒険を終えることはできなかったはず。絆の大切さを感じていただければ」と締めくくった。『マジック・ツリーハウス』は2012年1月7日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:マジック・ツリーハウス 2012年1月7日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© メアリー・ポープ・オズボーン/「マジック・ツリーハウス」製作委員会■関連記事:【TIFFレポート】映画祭開幕!ミラジョヴォら美しき女優陣のファッションに釘づけ北川&芦田が声優で競演『マジック・ツリーハウス』鑑賞券を10組20名様プレゼント北川景子、声優初挑戦で芦田愛菜に「勉強させていただきました」
2011年12月13日矢沢あいの人気コミックを映画化した『パラダイス・キス』が10月26日(水)にブルーレイ&DVDリリースされるのを前に、ヒロインの紫を演じた北川景子がインタビューに答えた。映画は有名進学校に通うフツーの女子高生・早坂紫(北川)が、デザイナー志望のカリスマ専門学校生ジョージ(向井理)と出会ったことからファッションの世界に身を投じ、美しく成長していく姿を切ない恋のエピソードを絡めて描いたもの。北川は「紫とは境遇が似ていました」と改めてその役柄を振り返り、「私も受験で悩んだ経験があるし、高校3年生ぐらいでモデルになったので、その時期やモデルになってからもとんとん拍子にいかないところは似ていたから、心情的に共感できました。それに、高校生の頃は勉強がメインの生活だったから恋愛に疎くて。劇中、紫が木の陰から好きな男の子を見ているシーンがあるんです。私は女子校だったので、実際は校内に男子自体いなかったんだけど(笑)、男子がいたら、きっとあんな感じだったんだろうなと思います」と懐かしそうに微笑む。ジョージを演じた向井理については「今回会うまでは、こんな人、実在するのかな~?って思っていました」と素直に告白する。「料理もできるし、スポーツも得意で、頭もスタイルもいいから(笑)。でも会ってみたら、とても自然体な方で。気さくに接していただきましたし、面倒見の良い方で、撮影中にちょっと空き時間ができると、ロケ地の近くの駄菓子屋さんに行ってお菓子をいっぱい買ってきてくれて。そういうことを飾らずにできるところが普通っぽくていいなと思いましたね」原作は女子のバイブルと言われているが、北川自身、この映画に出演して、普段のファッションにもちょっとした変化があったようだ。「今日もそうですけど、モノトーンとジーンズが好きで、どちらかというと男の子っぽいカジュアルな服を着ることが多くて、肌を露出することが得意じゃなかったんです。でも、この映画の撮影中、毎日オシャレな服をず~っと着ていたので、普段もスカートをはいてみようかな?赤とか派手な色の服も着てみようかな?と思うようになって。最近はパンツとスカートの割合が半々ぐらいになりました。自分のファッションに自信が持てるようになったんじゃないかな」本作にはそんな女子力をアップさせる要素がいっぱい!観るだけで、彼女と同じように、気持ちが上がるに違いない。取材・文:イソガイマサト撮影:源賀津己『パラダイス・キス』■ブルーレイ プレミアム・エディション 6090円(税込)■DVD プレミアム・エディション 5040円(税込)■DVD 3675円(税込)10月26日(水)発売発売元:ワーナー・ホーム・ビデオ(C)2011「パラダイス・キス」製作委員会
2011年10月25日20日に極秘挙式、横浜で入籍フジテレビを退社し、フリーに転身した人気女子アナ、アヤパンこと高島彩アナウンサーが、かねてより交際が報道されていたゆずの北川悠仁と結婚したことが分かった。20日、北川から報道各社に送付されたファクスによる。2人は、20日に山梨県身曾岐神社で極秘に挙式を行い、横浜で入籍したようだ。ファクスには、高島の自筆サインもあり、出会いから6年のゴールインを報告しているという。また、ゆずのオフィシャルウェブサイトでも、ファンへ向け、その旨報告がなされている。結婚後も仕事は続ける方針来年の2月には横浜で結婚披露宴を行う予定だそうで、今は幸せいっぱいというところだろう。ゆずは岩沢も9月に一般女性との結婚披露パーティーを行ったばかりで、2人そろって人生のパートナーを得た秋となったようだ。高島は結婚後も仕事を続けるということで、今後は家庭と仕事を両立していくことになる。北川もファクスで、その点でも「支えてあげたい」とつづっているそうなので、2人支えあいながら、ともにこれまで以上に活躍していってくれるだろう。元の記事を読む
2011年10月21日笑顔は人を幸せにする──向井理が初主演を果たした映画『僕たちは世界を変えることができない。』には、そんな人の心を豊かにする笑顔が詰まっている。原作は現役医師である葉田甲太氏が大学生だった2005年に、カンボジアに小学校を建てるための募金プロジェクトを立ち上げ、実際に小学校を建てるまでの体験記を綴った「僕たちは世界を変えることができない。But, we wanna build a school in Cambodia.」。向井理は甲太(コータ)という役柄を通じて何を感じたのか?「命を削って作った作品」だと1つひとつ言葉を選びながらカンボジアロケを懐かしむ表情はただただ優しく、何かを伝えたいという直向きな情熱に満ちていた。台本も原作も読まずにカンボジアへ。その理由は…向井さんがカンボジアを訪れるのは2度目となる。1度目はデビュー間もない頃、テレビ番組「世界ウルルン滞在記」の畑作りを手伝うための旅だった。そして今回は、主人公コータを演じるためにカンボジアへ。「ドキュメンタリータッチで撮りたい」という深作健太監督の意向に応えるべく、向井さんは、コータとして彼の素を見せることを意識したという。演技し過ぎない演技、足し算ではなく引き算の演技、それは決して簡単なものではなかったはず。「簡単ではないですよね。普通のことをしながら(何かを)伝えるということは確かに難しくて…。コータはヒーローのようなキャラクターではないので、力技での芝居はしたくなかったんです。その方が簡単ではあるんですけど、そうしたくない作品でした。また、カンボジアでの撮影は敢えて台本を読まないようにしたんです。原作を読んで感情が固定しないようにと思って、原作も読まずにいました。というのは、シェムリアップ州立病院のエイズ病棟、ツールスレン博物館、キリング・フィールド…今日はどこに行って撮影するのかということは分かっているけれど、そこで何があるのかは撮ってみないと分からないんです。(原作者が実際にお世話になった)観光ガイドのブティさんがどんな説明をしてくれるのかは、その場じゃないと分からない。だから事前に知識は必要ないなと。初めて目にするから湧き出てくる感情もある、その時のリアクションを大切にしたいと思ったんですよね。ちゃんと感情が自由に動くように、変に身構えないように、セリフをセリフっぽく言わないということを心がけていました」。そんな真摯な役の取り組み方で、向井さんはコータの感情を生々しく演じきった。これは向井理本人のリアクションなんじゃないか?と勘違いさせるほどのリアルさがあるが、そこにたどり着くためには、きっと陰ながらの努力があったはず。けれど、その努力も葛藤も苦しさも役者として当たり前のことだと捉えている、それが向井理がデビュー当初から貫いている姿勢。実に真面目でプロフェッショナルだ。カンボジアのロケでは、長回しでスタートからカットまで4時間! という撮影もあり、撮影時間はトータルで200時間にも及んだという。つねにカメラを向けられるなか、向井さんを含め、学生サークル“そらまめプロジェクト”の主要メンバーを演じる、松坂桃李、柄本佑、窪田正孝の4人それぞれが自分たちの演じるキャラクターを通して感じたカンボジアとは一体どんなものだったのだろうか。4人をガイドするブティさんの話から、カンボジアを知ることができたと語る。「ブティさんの話を聞いていると、その情景が浮かんでくるんです。聞いているだけでつらいのに、ガイドという仕事とはいえ、自分のつらい経験を話してくれたのは嬉しかったですね。幼少の頃、ポル・ポト政権時代に政府の弾圧で父親を殺されたこと、自分は学校にいけなかったけれど、自分の2人の子供には学校に行ってほしくてガイドとして頑張っていることを、サラッと言えるのが凄い。それが僕の感じたカンボジアという国、人に対する印象ですね。強い国だなと。人として、カンボジアに行くことができて、本当に良かった」。観客もまた、コータたちを通じて切なさや悲しさを味わい、強く生きるカンボジアの人々の姿から何かを感じ取ることだろう。子供たちの笑顔が活力へ変わる幸せとは何か?自分はいま幸せなのか?と深く考えさせられるきっかけとなるのが、カンボジアの子どもたちの笑顔だ。「あの笑顔はすごい力ですよね。あの笑顔がこの作品の大切な要素だった」と顔をほころばせ、映画の核心に迫っていく。「カンボジア特有ですよね。日本人はカンボジアに対して、地雷、ポル・ポト政権、アンコールワット…勝手な偏見を持っていて、発展途上の国として見ている。僕もそうなんですけどね。そういう中にあの笑顔がある、だから笑顔が凄いと思うのかもしれない。彼らは日常的にあの土地で暮らしていて、朝が来て夜が来て、それが普通なのに。でも、そうではない人たちは、自分と照らし合わせて考えると(自分が)情けなくなって、あの笑顔に癒されるだけでなく、何か突き刺さるんですよね。コータたちは紆余曲折あって小学校を建てますけど、建てただけではダメだとも思っている。それでも、子供たちのあの笑顔があることで着地できたのかなと。撮影中、小学校1〜2年の子供たちと一緒に遊んでもらったんです。楽しいと笑ってくれる、遊んでいると笑ってくれる。役柄としてだけれど、この子供たちのために学校を建てるんだ! と思うと、すごく力になった。この子たちのために頑張れると思いました」。映画のラスト、小学校開校式のコータのスピーチのセリフには台本にはない言葉が添えられ、感動的なワンシーンとなった。「誰かのために何かをする喜びというのは、きっと自分のために何かをする喜びよりも強い」というのは劇中のコータのセリフ。誰かのために一生懸命になる素晴らしさを再確認させてくれる言葉のひとつだが、コータを演じながら向井さん自身もそんな熱い感情を抱いたのだろうか。最後にもう一度、向井理の心の中をのぞいてみたく、問いかけてみた。「正直、自分が出ている映画でそういうことを感じるのって難しいんですよね。客観的に見れないというか。撮影後、完成した映画を観ても、200時間の9割を知っているので、ああいうシーンがあったなとか、あのシーンカットされたなとか、自分の芝居にダメ出ししたりしてしまう(笑)。でも、映画の撮影ではあるけれど、自分たちで体験したこと、感じたこと、心に刺さったことが、もしかしたら映画を観ている人以上にあるのかもしれない。それをどれだけ純粋に届けられるのかが、今回の撮影のテーマだったと思うんです。たくさんのメッセージを詰め込んだつもりです。観て下さった方それぞれに感じるものがあったら嬉しいですね」。僕たちは世界を変えることができない──かもしれないが、コータとして向井さんが笑顔になれたように、笑顔が人を幸せにすると気づけること、それはきっと世界を変える小さな一歩、そう信じたい。(photo:Toru Hiraiwa/text:Rie Shintani)『僕たちは世界を変えることができない。』3連続インタビュー 松坂桃李インタビュー:: 原作者・葉田甲太×峯田和伸インタビューcoming soon!■関連作品:僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia. 2011年9月23日より全国にて公開© 2011「僕たち」フィルムパートナーズ■関連記事:向井理、思わず本音が!?「パルテノン神殿は汚いところだった」松坂桃李インタビュー照れ屋な22歳が見つけた“熱いもの”向井理、流暢な英語でスピーチ!海外オファーは「なきにしもあらず」?NHK来年の朝ドラの堀北真希の共演陣に南果歩、ミムラ、小出恵介、松坂桃李ら向井理、“母校”明治大学で『僕せか』PR…なぜかTBS安住アナが乱入
2011年09月21日10月から放送されるBSプレミアム「世界遺産 時を刻む」の番組ナビゲーターに、俳優の向井理が起用されることになり9月16日(金)、NHK放送センターで会見を行った。現在、900以上ある世界遺産を「塔」「お祭り」「木々」「庭園」といったテーマで切り取り、紹介する番組で、向井さんも「既存の番組とは違った、新しいアプローチで世界遺産に迫っている」と早速アピール。幼稚園の頃ギリシャ旅行をし、世界遺産であるパルテノン神殿を見学。「まだ子供でしたが、ずいぶん汚いところだなって思いました(笑)。本当にあちこちボロボロで…。長い歴史がある証拠だと思うんですけど」と笑いを交え、思い出話を披露した。毎回、世界遺産はもちろんのこと、そのルーツや歴史的背景、世界遺産と共に暮らす人々の息づかいを伝える同番組。「地元の人との触れ合いも紹介されるので、温かく土臭い番組の雰囲気をナビゲーターとして伝えていければ」と気合十分の向井さん。すでに番組スタッフとも「作り手としていいチームワークができている」そうで、自身の海外ロケ参加にも意欲満々。ちなみに向井さんが、いまもっとも行ってみたいのはスペインだといい「サッカーや料理が大好きなので、ぜひ一度は」と瞳を輝かせた。会見にはNHKエンタープライズの須磨章プロデューサー(世界遺産プロジェクト事務局長)も出席し、「好奇心旺盛で、歴史や建物に興味がある向井さんに番組のナビゲーターをお願いした」と起用理由を明かした。第1回は塔をテーマに、スペイン最西端に2,000年間そびえる灯台「ヘラクレスの塔」にスポットを当て、いまも古代ローマ建築の面影を残す内壁のヒミツや、長年塔を管理する灯台守のペドロさんの日常も紹介する。NHK BSプレミアム「世界遺産 時を刻む」は10月7日(金)から毎週金曜、21:00から放送(全15回)。■関連作品:僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia. 2011年9月23日より全国にて公開© 2011「僕たち」フィルムパートナーズ■関連記事:松坂桃李インタビュー照れ屋な22歳が見つけた“熱いもの”向井理、流暢な英語でスピーチ!海外オファーは「なきにしもあらず」?NHK来年の朝ドラの堀北真希の共演陣に南果歩、ミムラ、小出恵介、松坂桃李ら向井理、“母校”明治大学で『僕せか』PR…なぜかTBS安住アナが乱入向井理主演『僕たちは世界を変えることができない。』試写会に100組200名様をご招待
2011年09月16日向井理の主演映画『僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.』の試写会が9月13日(火)、東京・有楽町の日本外国特派員協会にて行われ、上映後の質疑応答に向井さんが登壇。英語を交えながら外国人記者からの質問に答えた。150万円を集めてカンボジアに小学校を建設した医学生の実話を映画化した本作。TV番組での経験をきっかけにカンボジアを「第二の故郷」と公言する向井さんの初主演映画であり、実際にカンボジアでの撮影も行われた。「俳優業を始めてまだわずか5年です」と驚きをもって紹介された向井さん。詰めかけた外国人記者に向けて「Do you think about this film?(映画はいかがでしたか?)」と問いかけると、会場からは温かい拍手が沸き起こった。さらに向井さんは流暢な英語で「この映画は実話を基にした物語で、いかにしてカンボジアに学校を作るかということを描いてますが、大きなメッセージとして努力、思いやりといったことを掲げています」と語りかけた。この作品を通じての“変化”を尋ねられると「ボランティアに対する見方が変わりました。自己満足でいいものなんだと分かりました。子供たちの笑顔に象徴されるように、自分が何かすることで、物質的なものではなく笑顔という精神的なものを得ている。お互いのやり取り、キャッチボールの中にあるもので、『やらせていただいている』と感じました」と語った。近藤プロデューサーは、向井さんのキャスティングに関して「ベストではなくオンリー」と語るが、向井さんは「僕が選んだのではなく、映画に選んでいただいているという気持ち」と説明。流暢な英語を操る向井さんに対し、記者からは海外作品のオファーが来たら?という質問も出たが「もしもオファーがあっても、時間の余裕がないとやれないと思っています。(オファーは)なきにしもあらずですが…やるにしてももっと英語をできるようにならないと。ただ、世界に目を向けるのは大事だと思っています。タイミングが合えば」と慎重ながらも意欲を示した。さらに、カンボジアを訪れて何を感じたかを尋ねられると、実際に訪れた、ポル・ポト政権時代の虐殺の跡地であるキリング・フィールド、収容所博物館となっているツールスレン博物館、そしてエイズ病棟の存在とそこで撮影されたシーンに触れ「台本のあのシーンには全くセリフがなく、ガイドさんに自分が聞きたいことを聞いて、テストもなく、すぐ本番で撮影しました。この映画に自分の素は出ていないですが、あのシーンだけは甲太というキャラクターを通して素を見せています。ショックなどという一言では言い表せない。人が実際に生きて、ここで殺されたという事実があって。ツールスレンで、ひとりでしゃがんで空を見上げるシーンがありましたが、実際に三十数年前に同じことをし、同じ光景を見ていたんだなと思い、人間の恐ろしさや、もしかしたら自分が殺す側になっていたかもしれないという危うさなどを感じました」と真摯に自らの思いを伝えた。最後の挨拶では、ワイヤレスマイクが使えずに、やむなく机の上に置かれた巨大なマイクを手で抱えてしゃべるというハプニングもあったが、「こういうマイクで話すこともまずないと思います。初めてのことは好きなので、こういうマイクにもどんどん挑戦していきたい(笑)」とユーモアたっぷりに語り、会場を笑いに包み、外国人記者たちのハートをガッチリとつかんだ様子。そして、新作の撮影でマレーシアにいるために欠席となった深作健太監督の「日本人の撮った映画ですが、カンボジアを通じて日本を映したい」というメッセージを紹介し映画をアピール。再び会場は大きな拍手に包まれた。『僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.』は9月23日(金・祝)より全国にて公開。■関連作品:僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia. 2011年9月23日より全国にて公開© 2011「僕たち」フィルムパートナーズ■関連記事:NHK来年の朝ドラの堀北真希の共演陣に南果歩、ミムラ、小出恵介、松坂桃李ら向井理、“母校”明治大学で『僕せか』PR…なぜかTBS安住アナが乱入向井理主演『僕たちは世界を変えることができない。』試写会に100組200名様をご招待向井理、芦田愛菜、武井咲、中山優馬が「ほんとにあった怖い話」でホラー初挑戦!癒し系?頼れる系?親友にしたい俳優ランキング三浦春馬と天海祐希が1位に!
2011年09月13日向井理の初主演映画『僕たちは世界を変えることができない。But, we wanna build a school in Cambodia.』のプレミア試写会が7日に明治大学駿河台キャンパス(東京都千代田区)で開催され、向井をはじめ、松坂桃李、柄本佑、窪田正孝、村川絵梨、原作者の葉田甲太が“特別授業”と題した舞台あいさつを行った。舞台あいさつの模様ひょんなことからボランティア活動を始めた医大生のコータ(向井)が、カンボジアに学校を設立するため、仲間たちを集めて資金集めに奔走。さまざまな困難や葛藤、さらにはカンボジアが抱える厳しい現実と向き合いながら、自分自身を見つめ直す姿が瑞々しく描かれる。監督は『バトル・ロワイアル II/鎮魂歌〈レクイエム〉』『同じ月を見ている』など、多彩なジャンルを手がける深作健太。向井は明治大学農学部を卒業した“同窓生”で、「イマドキの大学生を描いた作品なので、実際の学生さんがこうした話に、何を感じてくれるのか気になっている」と緊張した面持ち。学生たちから拍手が沸き起こると、安どの表情を見せ「単にメッセージだけの映画にはしたくなかった。みなさんにとって、これから何をする原動力になってくれれば」と先輩としてアピールにも熱がこもった。昨年11月にカンボジアで行われたロケを振り返り「現地の人たちと共演し、役者じゃないリアリティーに触れて『役者として負けたな』って思いました」。ハードな撮影にあって、食事は唯一の楽しみだったといい「ご飯がとにかく、おいしいんですよ。あちらもお米が主食なので、ご飯に合う料理も多くって」とニッコリ。ただ共演した柄本が連日、トムヤムクンを食べたがったそうで「トムヤムクンがない店だと嫌がるんですよ。嫌いじゃないけど、たまには他のものを食べたい日もあるだろ(笑)」と呆れ顔だった。松坂は「初海外で見るものすべてが新鮮。アンコールワットの朝焼けに、思わず涙が出てしまった」。窪田も初めての海外で「毎日、みんなでプールで遊んでいた」と無邪気に振り返った。舞台あいさつには明治大学のチアリーダーと応援団も登場し「六大学野球の応援によく行っていたので懐かしい。伝統が受け継がれるのはうれしい」(向井)と目を細めていた。『僕たちは世界を変えることができない。But, we wanna build a school in Cambodia.』9月23日(金・祝)より全国ロードショー
2011年09月07日ソニーのデジタル一眼カメラ「α」の新商品発表会が8月24日、ソニー本社にて行われ、イメージキャラクターの浅野忠信、北川景子がスペシャルゲストで登場した。浅野忠信が撮影した北川景子の写真CM撮影で広島・尾道を訪ねたという北川は「尾道は初めて訪れたんですが、凄く風情のある街並みで、撮影の合間も“α”を使って記念撮影をしました。大好きな猫とも一緒に撮影できて、とても楽しくて、自然体というか(私の)プライベートな顔が見られるような作品になったと思います。とっても気に入ってます」とコメント。新商品について「とてもコンパクトで軽くて、さりげなく持っていけるなあと思いました。一眼は重たいなと思っている女性にも、ファッション感覚で持てるんじゃないかな」(北川)、「普段、しっかりしたカメラを持ったことがなかったんですが、僕みたいに(カメラを)わからない人でも、撮っていくうちにどんどん機能がわかってきて、凄いカメラだなと思いました」(浅野)とそれぞれ印象を語った。動画の撮影について聞かれた浅野は「俳優仲間と、ちょっとした短編とか撮れたらな。気楽に撮れるのがいいですね」と笑顔を見せた。会見では浅野が撮影した北川の写真を披露。浅野は「『花と妖精』というタイトルをつけさせていただきました」と話すと、北川は「とっても綺麗に撮っていただいて、ありがとうございます」と、はにかんだ。最後に「とってもオシャレな写真や楽しい写真が簡単に撮れます。大切な思い出を残したり、今の想いを写真に残して、楽しい生活を送ってもらえたらなと思います」(北川)、「ここにいる人たちみんなが、ソニーのカメラを使って、ぜひ僕らを撮っていただきたいなと思います(笑)」と、アピールした。ソニーは、有効約2430万画素の高精細な静止画を、世界最速秒数12コマで撮影できるAマウントカメラ「α77」「α65」と、いつでも、どこでも一眼画質のEマウントカメラ「NEX-7」「NEX-5N」の4機種を9月から順次発売する。
2011年08月25日北川景子と子役の芦田愛菜が、アニメーション映画『マジック・ツリーハウス』のボイスキャストでW主演。8月15日(月)、都内スタジオでアフレコの模様を揃って報道陣に公開した。全世界で9,800万部を超える大人気シリーズをアニメ化した本作。そこにある本を開くと時空を超えてあらゆる場所に旅することができる“マジック・ツリーハウス”を発見した気弱な少年・ジャックと元気いっぱいの妹・アニーが大冒険を繰り広げる。先日、放送されたドラマ「この世界の片隅に」に続いての共演となる北川さんと愛菜ちゃん。アフレコは別々に行われたため、本作で顔を合わせるのはこの日が初めてとなったが、息の合った様子で“兄妹”を演じて見せた。声優初挑戦となる北川さんは「分からないことが分からない状態でしたが、手探りでやりました。普段、体を使ってお芝居しているので、うなづく、振り向くといった動作を声で演じるのは難しかったし、(愛菜ちゃん演じるアニーとの)距離感をその場で表現するのも難しかったです」とふり返った。一方で愛菜ちゃんとの共演については「一緒にお仕事したこともあったので、ちゃんと“兄妹”になれるという自信がありました。(愛菜ちゃんは)普段、接していると年相応の女の子ですが、仕事になると入り込む。こちらもいろいろ勉強させていただきました」とぺこりと頭を下げた。これには愛菜ちゃんも照れくさそう。「そんなことないですよ(笑)!(北川さんは)きれいで優しいお姉さんです」と満面の笑みを浮かべた。劇中、ジャックとアニーはマジック・ツリーハウスから過去の世界へと旅立つが、北川さんと愛菜ちゃんだったら?北川さんは「未来に行って、子供や孫をピンチからこっそり救ってあげたい」と明かした。一方の愛菜ちゃんは「マンモスがいた時代に行きたい。マンモスに乗りたいし、ポコンとした(マンモスの骨付きの)お肉を食べたい!」と夢を語り、スタジオは笑いに包まれた。夏真っ盛りだが、夏休みの予定を尋ねると北川さんは「もうすぐ誕生日なので、自分で何か買おうかと…」と思案顔。愛菜ちゃんは「川遊びをしてザリガニ釣りをしたい!」とアニーと同じように元気いっぱいに応えてくれた。『マジック・ツリーハウス』は2012年1月7日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:マジック・ツリーハウス 2012年1月7日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© メアリー・ポープ・オズボーン/「マジック・ツリーハウス」製作委員会
2011年08月15日映画『パラダイス・キス』が6月4日(土)に公開を迎え、北川景子、向井理、五十嵐隼士、大政絢、賀来賢人、加藤夏希、新城毅彦監督が都内劇場で行われた舞台挨拶に登壇。向井さんが北川さんにバラの花束をプレゼントするサプライズ演出も!人気漫画家・矢沢あいの代表作を原作に、ファッションを通じて自分の夢に向かって一歩を踏み出していく若者たちの青春を描いた本作。役作りの上での苦労について北川さんは、原作のビジュアルの美しさを挙げ「原作のビジュアルを見て、体のバランスが良すぎて驚きました。みんなで一生懸命ダイエットをして、差し入れとかを誰かが食べようとしたら『“パラキスダイエット”だよ!』と言って頑張ってました」と明かしてくれた。真夏の撮影ということで暑さにも苦しめられたようで、向井さんは「アトリエのセットはサウナみたいでした。(徹夜の撮影で)朝を越えて昼までやって…。あの4日間が一番つらかったですね」とふり返った。賀来さんはパンクな嵐を演じ、体のいたるところにアクセサリーを光らせていたが「僕、金属アレルギーで…(苦笑)」と告白し、会場は驚きの声と笑いが。加藤さんは、映画化が決まった段階で出演を熱望。「どうしてもやりたい!と言って参加させていただきましたが『自分でハードル上げちゃった!』とプレッシャーの中でやってました」と語り、無事、初日を迎えたことにホッとした表情を見せた。現場では賀来さんと五十嵐さんが、大政さんをイジっていた、といううわさもあるが、大政さんは「全然そんなことありません!」と即否定。五十嵐さんが「(大政さんは)天然なんですよ」と暴露するも「あれは実和子という役柄になりきってたんです(笑)」と必死に弁解し会場の笑いを誘った。主人公の紫(ゆかり)と天才肌で周囲を振り回していくジョージをそれぞれ演じた北川さんと向井さんだが、北川さん曰く「(向井さんは)ジョージと正反対な人」。向井さんも北川さんについて「内面は(紫と)全然違う」と感じたそうで「この2人で大丈夫なのかな(笑)?」と公開初日になってキャスティングへの不安を吐露し、会場は再び笑いに包まれた。そして舞台挨拶の終盤、向井さんは舞台袖へ消えたかと思うと、劇中にも登場する青いバラ100本の花束を抱えて再び壇上へ。ジョージさながらに「よく頑張ったな、紫」と北川さんに花束を手渡し、優しく頭を撫でた。このサプライズプレゼントに北川さんは感激!「頭が真っ白で…」としばし言葉を失った。先日、開催された完成披露試写会の席では、ジョージではなく、この日は欠席の山本裕典が演じた心優しい徳森くんの方がタイプ、と断言していた北川さんだったが、ジョージの優しさに触れ「訂正します!」と笑顔で語っていた。『パラダイス・キス』は全国にて公開中。■関連作品:パラダイス・キス 2011年6月4日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011「パラダイス・キス」製作委員会■関連記事:大政絢インタビュークールからキュートに! 10代最後の華麗なる“変身”で魅せるYUIがサプライズで登場し『パラキス』主題歌熱唱!向井理、北川景子ら登場に2,000人絶叫!“振り回す男”にキャスト陣の賛否は…?北川景子インタビュー若き頃の苦悩と挫折、いまは「恵まれた場所にいる」佐々木希、溝端淳平らがnon-no40周年チャリティコレクションに参加
2011年06月06日北川景子、向井理共演の『パラダイス・キス』の完成披露試写会が5月30日(月)、東京・渋谷のC.C.Lemonホールで開催。北川さん、向井さんをはじめ、山本裕典、大政絢、五十嵐隼士、賀来賢人に加藤夏希、メガホンを取った新城毅彦監督が舞台挨拶に登壇した。矢沢あいの代表作を実写化した本作。有名進学校に通いつつも人生に思い悩む女子高生が、ファッションで自分の生きる道を模索する若者たちとの出会いをきっかけに夢を見つけ、羽ばたいていくさまが描かれる。この日は、劇中の挿入歌を担当した「sweetbox」がスペシャルゲストとして来場。劇中でも使用されている、ウェディングシーンの定番とも言える名曲「Everithing’s Gonna Be Alright」と「I Know You’re Not Alone」の2曲を熱唱。あわせて華やかなプロのモデルたちが会場のランウェイを歩き、客席は歓声に包まれた。続いて、北川さん、向井さんらが登場すると、会場の熱気は最高潮に!「景子ちゃーん!」といった歓声がひっきりなしに飛び交い、北川さんらが喋ろうにも進められないほど。2,000人の歓迎に北川さんは「この作品で直接、ファンの方と接するのは初めてですが、パワーをいただきました」とニッコリ。劇中で向井さん演じるジョージのセリフを引き合いに「人生につまづいたとき、ネガティブなときに背中を押してくれる、勇気になるセリフが多い」と語り「一歩を踏み出せないでいる人、人生を変えてみたいと思っている人にパワーやポジティブさを与えてくれる作品になっています」と力強く呼びかけた。北川さんの隣で、会場の熱狂に笑顔を向けつつ「北川さんがすごく緊張してて、ガクガクしてて面白かったです」といたずらっぽく語るのは向井さん。自身が演じるジョージは女性を振り回すタイプだが、向井さん自身はというと「振り回すタイプですね(笑)。ジョージほどではないですが…何となく分かる気がします」。この言葉に会場のあちこちから「振り回されたい!」という叫びが…。山本さんは、ジョージとは対極のさわやかで優しい男子・徳森くんを演じているが「過去にないくらいさわやかさを出して、現場ではみんなに笑われてました」と苦笑い。だが、北川さんにジョージと徳森くん、選ぶなら?と尋ねると「振り回されるとびっくりするので優しい人がいい」と徳森くんを選択!山本さんからは思わずガッツポーズが飛び出した。ちなみに、大政さんと加藤さんにも、好きなキャラクターを尋ねると、実和子役の大政さんは、劇中の恋人である嵐(賀来さん)を選択。加藤さんも「振り回されるのは苦手で、振り回す方なので、徳森くんをどう料理しようか」と、意外とジョージは人気がない…?唯一、ジョージを選んだのは、この日も役そのままの女装姿で登場した、イザベラ役の五十嵐さんだけ。“振り回す男”向井さんは、苦笑を浮かべつつ「(ジョージは)行動力と決断力はあるので、嫌わないで…」と会場に呼び掛けていた。『パラダイス・キスは6月4日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:パラダイス・キス 2011年6月4日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011「パラダイス・キス」製作委員会■関連記事:YUIがサプライズで登場し『パラキス』主題歌熱唱!北川景子インタビュー若き頃の苦悩と挫折、いまは「恵まれた場所にいる」佐々木希、溝端淳平らがnon-no40周年チャリティコレクションに参加「ろくでなしBLUES」が劇団EXILEでドラマ化!大政絢にAKB北原里英も出演『パラキス』をイメージしたジュエリー発売決定!Tシャツなどアイテムと続々コラボ
2011年05月30日北川景子、向井理という人気俳優共演の話題作『パラダイス・キス』の、主要キャラクターが“アトリエ”に勢揃いしたポスタービジュアルが解禁となった。「NANA」、「天使なんかじゃない」(共に集英社刊)などで知られる矢沢あいの人気漫画を原作に、ファッション業界を目指す若者たちの青春、彼らとの偶然の出会いをきっかけに、進学校に通う主人公の女子高生が自らの進むべき道を模索する姿を描いた本作。昨年の映画化決定の発表時から、人気絶頂の北川さん、向井さんが出演するということもあって話題を集めてきたが、このたび、ついにポスタービジュアルが明らかになった。凛々しい表情でポーズを決める紫(ゆかり/北川さん)と、その脇でトレードマークとも言える帽子をかぶってクールに佇むジョージ(向井さん)。その後ろには、山本裕典が演じる紫の同級生の徳森に、五十嵐隼士扮する女装の美男子・イザベラ、大政絢と賀来賢人が演じるカップルの実和子と嵐に、ジョージと同じくデザイナーを志す、加藤夏希扮する香が、それぞれ個性が光るファッションに身を包み笑みを浮かべている。人気のアパレルブランドが全面協力し、各ブランドの新作が惜しげもなく提供されたという衣裳も注目だが、もうひとつ、忘れてはならないのが彼らがいるこのアトリエ!ジョージたちの創作の現場であり、原作ファンにとってはおなじみの、古いBARを改装したという設定のこのアトリエだが、原作に忠実に作りつつ、実写化に合わせて映画的ないくつもの工夫がなされている。原作では完全に地下室という設定になっていたが、映画ではあえて半地下風とし、外からの光がさしこむように!また、床はヤスリをかけるなどして古さを演出するエイジング加工が施され、BARの名残として古いレジやシェイカーなどを残しつつ、あちこちに『パラキス』ならではのファッションアイテムが配置された独特のインテリアコーディネートとなっている。また新城毅彦監督の提案で、後ろにそびえる大きな棚に色合いのグラデーションを付けるなど細部にいたるまで工夫が施されている。つい先日、本作の主題歌を人気シンガーソングライターのYUIが担当する(「HELLO〜Paradise Kiss〜」と「YOU」の2曲を提供)ことが発表されたばかりだが、キャストに衣裳、アイテムに音楽とそれぞれの要素で“最高”が集結した本作。原作とは異なるエンディングも含め、原作ファンの想像を超える映画に仕上がったと言えそうだ。なお、6月4日(土)の公開を前に3月26日(土)より前売鑑賞券(税込1,300円)の発売が開始。特典として特製クリアファイルが付いてくる。『パラダイス・キス』は6月4日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:パラダイス・キス 2011年6月4日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011「パラダイス・キス」製作委員会■関連記事:『パラキス』主題歌にYUI!北川景子&向井理からも絶賛の声シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第12回)ガーリー服が似合うオシャレ男優は?『パラキス』向井理らの新画像が到着!公式Twitterでファッションアイテムも紹介スイーツ作りが似合う男No.1は藤木直人!向井理、岡田将生ら甘〜いマスクが上位に大政絢インタビュー「仕事で泣きそうになること?ある…けど我慢してます(笑)!」
2011年03月25日北川景子、向井理ら人気の若手俳優陣が出演する映画『パラダイス・キス』。その主題歌を人気シンガーソングライターのYUIが担当することが決定した。ファッション誌「Zipper」(祥伝社刊)で1999年〜2003年に連載された矢沢あいの大人気漫画を映画化した本作。ファッションに夢を賭ける若者たちと、彼らとの出会いを通じて自分の歩むべき道を探していく女子高生の青春、葛藤が描かれる。映画化決定が報じられると共にキャストや劇中のファッションなどが多大な注目を集めてきた本作だが、その主題歌を同世代の女性層から絶大な人気を誇るYUIが担当することに。YUI自身が映画の中の主人公たちが夢を追いかける姿や、進路に迷う姿に感銘を受けたことで、この夢のコラボレーションが実現した。松橋真三プロデューサーは「映画化にあたり、世界観がぴったりで同世代からの人気もとても高いので、ぜひYUIさんにお願いしたいと最初から考えていた」と明かす。今回、YUIが手掛けるのは「HELLO〜Paradise Kiss〜」と「YOU」の2曲。「HELLO〜Paradise Kiss〜」に関しては、恋の予感を感じさせる曲として、東京のビル群、おしゃれなショップ、楽しそうに洋服を選んでいる女の子たち、これからの人生が前向きで楽しいことが起こりそうな様子を表現してほしいとのリクエストが寄せられた。もう一曲の「YOU」に関しては、本作が女子高生の紫(ゆかり/北川さん)の成長物語でもあると共に、ジョージ(向井さん)との恋の物語でもあることから、ジョージに出会ったことにより全てが変わり、色々なものが手に入るようになるのに、「あなただけがいない」という大切な人と離れてしまった切ない気持ちを歌ってほしい、というお願いがYUIになされたという。まさにリクエスト通り、紫の気持ちを代弁する一曲に仕上がり、こちらの「YOU」はエンディングにも使用されることになった。今回の主題歌発表に際し、YUIから、それぞれの楽曲についてコメントが寄せられた。「HELLO〜Paradise Kiss〜」については「『パラダイス・キス』は原作も読んでいたのですんなりメロディも浮かんできました。サウンド面ではピチカートを取り入れてみたりと楽しく映画の場面も考えながら作り込むことができました。…危険な夢に迷いもあるけれど、とにかく希望に満ちた楽曲に仕上げられたと思っています」とのこと。一方の「YOU」に関しては「エンディングに近いクライマックスで使っていただけるということで、何度もそのシーンを実際に観て口ずさみながら制作していきました。壮大なストリングスに等身大のアコースティック弾き語り…丁寧に主人公・紫の気持ちになったつもりで表現したいと思いました。幅広く共感してもらえる楽曲になったと思います。公開がとても楽しみです」と楽曲に込めた思いを明かしてくれた。この2曲を聞いた北川さん、向井さんからも絶賛の声が!北川さんは「撮影現場でも聞かせて頂いていたので、女の子が誰かを好きになる瞬間の恋心をイメージするのに、紫を演じる上でとても参考になりました。“いっそ出逢わなければ良かったのに、Say hallo,Say good bye”という歌詞に共感しました。紫が傷つくかもしれないと分かっていながらもジョージに惹かれていく感情を止められなくなっていくところに重ねて聞きました。2曲とも、『パラダイス・キス』の映画の世界観にメロディや歌詞がマッチしていて、若者の恋愛の瑞々しさや切なさ、一瞬の煌めきのようなものが表現された素晴らしい曲だと思いました。YUIさんの曲には、等身大の女の子たちの、夢を追いかける気持ちや、恋心をストレートに表現されている曲が多くていつも共感したり、勇気や元気をもらったりしています。聞くと清々しい気持ちになれたり、前向きになれるのがYUIさんの声、曲の魅力だと思います。今回主題歌とエンディング曲をYUIさんに手掛けていただけたことは、YUIさんの一ファンとしてとても嬉しく思います」とコメント。向井さんは「撮影現場で聞いたときには、映画というのは現場では音がないので『パラダイス・キス』の“形作り”に、とても役立てることができました。『HELLO〜Paradise Kiss〜』はインパクトがあって、“これから始まる!”という感も夢に向かっている若者を応援してくれているなと思いました。エンディングが原作と異なるため、今回とても大事なのですが、エンディングに『YOU』が流れていたときに、映画オリジナルのエンディングを象徴する曲を作ってくださったな、と思いました。映画は音楽で作品が変わるので、素晴らしい楽曲で嬉しかったです!YUIさんの楽曲はこれまでに何度も聞かせて頂いているのですが、どれもぶれのない、芯のある楽曲ばかりですね」と、楽曲が自身の演技にまで大きな影響を及ぼしたことを明かしてくれた。YUIの強く、そして切ない歌声と共に紫とジョージの恋はどのようなエンディングを迎えるのか?『パラダイス・キス』は6月4日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:パラダイス・キス 2011年6月4日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011「パラダイス・キス」製作委員会■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第12回)ガーリー服が似合うオシャレ男優は?『パラキス』向井理らの新画像が到着!公式Twitterでファッションアイテムも紹介スイーツ作りが似合う男No.1は藤木直人!向井理、岡田将生ら甘〜いマスクが上位に大政絢インタビュー「仕事で泣きそうになること?ある…けど我慢してます(笑)!」シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第9回) 来年ブレイクしそうな俳優は?
2011年03月07日累計600万部を超える、矢沢あいの人気漫画を原作とした映画『パラダイス・キス』に出演する向井理、北川景子らが写った新ビジュアルが解禁!また、本作の公式Twitterも開設され、劇中のファッションアイテムの詳細や撮影秘話が紹介されることも明らかになった。都内有数の進学校に通う紫(ゆかり/北川さん)が、謎めいた高校生のジョージ(向井さん)をはじめ、ファッション業界を目指す若者たちとの出会いをきっかけに、迷いながらも自らの人生を選び取り、夢や恋を追いかける姿が描かれる本作。ファッションが重要な要素となる作品だけあって、衣裳はもちろん、髪飾りやアクセサリーにいたるまで手が込んでおり、デザインもとってもキュート!ファッションアイテムだけでなく、布やミシンといった本作ならではの小道具も含め、映画を観る前からその世界観が味わえる。原作ファンはもちろん、ファッションのお手本としても楽しめそうだ。ちなみに今回、新たに到着した画像には、アトリエで不審そうな表情を見せる制服姿の紫、さらにはクールなファッション&表情でアトリエに入ってきたジョージが誰かを見つめる姿が…。さらに、きれいなガラスのビンに入ったビーズや様々なファッション用の素材などが置かれたアトリエの棚の画像も。さて、これらのきらびやかな素材がジョージが作り出す衣裳にどのように使われることになるのか?『パラダイス・キス』は6月、丸の内ルーブルほか全国にて公開。『パラダイス・キス』公式Twitter■関連作品:パラダイス・キス 2011年6月、丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011「パラダイス・キス」製作委員会■関連記事:スイーツ作りが似合う男No.1は藤木直人!向井理、岡田将生ら甘〜いマスクが上位に大政絢インタビュー「仕事で泣きそうになること?ある…けど我慢してます(笑)!」シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第9回) 来年ブレイクしそうな俳優は?向井理、ピンクのシャツ&黒ハットでクールに「行こうか」『パラキス』特報が到着!映画で見たいカップルNo.1は向井理&綾瀬はるか!実生活で夫婦の2人もランクイン
2011年02月02日映画『パラダイス・キス』の特報映像が解禁!クールな役柄をこなす向井理や、華麗な衣裳をまとった北川景子の姿がお目見えとなった。矢沢あいの人気漫画の映画化作品で、原作はファッション誌「Zipper」(祥伝社刊)にて連載中から熱狂的なファンを獲得し、単行本は累計発行部数600万部を突破している。どこにでもいる受験生の少女が、ファッションデザイナーを目指す若者や彼の仲間たちとの出会いを通じて自らの進む道を切り開いていく姿が描かれる。主人公の紫(ゆかり)を北川景子が、そして自分の美意識に命を捧げる“変人”キャラにして絶世の美男子・ジョージを人気絶頂の向井理が演じることで大きな話題を呼んでいるが、その一端が明らかに!オープンカーで紫の学校に乗りつけ、彼女を“さらいに”来たジョージの衣裳はピンクのシャツに細身のパンツ、そして黒い帽子。あっけに取られる紫と周囲をよそに、クールに「行こうか」とキメる。美人ながらも垢抜けない女子高生の紫が、ジョージたちとの出会いを通じて美しく変身していくところも本作の見どころ。今回到着した特報でも、最初は制服姿だった彼女が髪もメイクも衣裳もバッチリ決めてポーズを取る姿や美しい髪飾りをつけているシーンも!また、映画版ではオリジナルとは異なる結末が用意されており、ニューヨークでもロケが行われたとのことだが、果たしてどんな展開が?『パラダイス・キス』は2011年5月、丸の内ルーブルほか全国にて公開。※こちらの特報はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:パラダイス・キス 2011年5月、丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011「パラダイス・キス」製作委員会■関連記事:映画で見たいカップルNo.1は向井理&綾瀬はるか!実生活で夫婦の2人もランクイン『パラキス』N.Y.ロケ!向井理、ファッションデザイナーの兄に役作りの相談は?映画版『ケータイ刑事』に大政絢ら歴代ヒロイン3人!モーニング娘。も本人役で出演北川景子『パラキス』の受験生役への親近感語る向井理は強烈キャラにも手応え『パラダイス・キス』のアトリエ&登場人物の写真公開向井理はクールにイメチェン
2010年11月05日映画『パラダイス・キス』のニューヨークでの撮影の様子を収めた画像と北川景子、向井理の現地でのインタビューが到着!原作とは異なる、映画オリジナルの結末が描かれるということでも話題の本作。N.Y.では、映画における「最も重要なシーン」の撮影が行われたというのだが果たして…?矢沢あいの人気漫画を原作に、都内の進学校に通う女子高生・紫(ゆかり/北川さん)がファッションデザイナーを目指すジョージ(向井さん)やその仲間との出会いをきっかけに、自身の将来に向き合い、夢への一歩を踏み出していく姿が描かれる。今回、紫がN.Y.を訪れるシーンが撮影されたが、5日間という短い期間の中でソーホーや5番街というファッションの聖地、さらにタイムズスクエアにセントラルパークなどN.Y.を象徴する場所でも撮影が行われた。それぞれモデルの卵、デザイナーの卵を8月の撮影開始から演じてきただけに、北川さんも向井さんも世界のファッションをリードする流行の発信地N.Y.での撮影に感慨深げ。原作では紫がN.Y.を実際に訪れるシーンは描かれておらず、今回のN.Y.ロケが映画オリジナルの結末に深く関わっているのでは?との推測も…。この撮影で、ほぼ全ての撮影を終えた北川さんと向井さんは現場でインタビューに応じてくれた。この「N.Y.篇」について北川さんは、撮影をふり返りこう語る。「正味5日間の撮影で、すごくタイトではあったんですけど、N.Y.の素晴らしいロケーションで撮ることができたので、そこはすごく良かったなと思います。天気とか色んなことも心配だったんですけど、ここまで順調にやってこれたので、本当にみんなに感謝しています」。さらに今回の映画を通じて、ファッションについてどのように考えるようになったのかについても聞いてみると「“オシャレには苦痛が伴うものだ”ということを再確認しました。動きづらかったり、ヒールがすごく高かったりするので、やっぱりオシャレでいることは大変。楽してオシャレはできないっていうのが分かりました」と苦労を明かすも、その一方でファッションの魅力についてこんなコメントも。「(五十嵐隼士演じる)イザベラの『キレイな洋服とか美しいメイクアップ、そういう装いは人に勇気や自信を与える』というセリフがあったと思うんですけど、本当に女性に自信を持たせてくれるのが美しい装いやヘアメイクだと、撮影を通じて思いましたね。台本を読んだときに『たくさんのエキストラさんの前で堂々と歩けるかな?』とか色々心配はあったんですが、本当に素晴らしいドレスがみんなのおかげで出来上がって、本当にキレイなヘアメイクとヘアスタイルだったので、そこで自信を持ってやることができたのではないかと思う。だから、ファッションは“女の子の味方”だと思います」。向井さんが演じたジョージは原作では青い眼で日本人離れした容貌を持ち、矢沢作品の中でも人気の高いキャラクター。この難役へのアプローチについてこう語る。「(原作を)読んだ人はそれぞれ声や動きのイメージを持っているので、そことの違和感を考えると身動きがとれなくなってしまいます。なのでそこは自分なりのものをやろうと割り切ってやるほかないので、何というか勇気みたいなものがいつも必要ですよね」。実は向井さんのお兄さんはファッションデザイナー。演じるに当たって相談はしたのだろうか?「デザインとかそういう細かいテクニックも大事ですが、ジョージというキャラクターをどういうふうにするかの方で、自分の頭の中はいっぱいだったので、結局相談しなかったですね。確かにファッションデザイナーという要素は必要なんですけど、人間として描きたい部分が多かったので、あまりそこで人に頼らない方がいいなと思ってやめときました、今回は」。また、初共演となった北川さんについてはこんな印象を明かしてくれた。「北川さんは今回お会いするのも初めてで。とても素直な方なので、わりと腹を割って話すこともできました。それは役柄として距離の近い関係性でやるにはやりやすかったなと思いますね」。最後に撮影で最も印象に残っていることについて聞いてみた。「ファッションショーのシーンですね。僕はあまり出なかったですが、北川さん含めプロの方々もいっぱいいて。ああいうことを見たことがなかったので、素敵だなと思いました。だから、出たかったなっていうのが(笑)。でも、ファッションに関する作品なので、どのシーンというより、やっぱりひとつひとつがとても細かくて、ファッションに対してスタッフの妥協が全くなかったので、それは素晴らしいことだと思いました」。果たしてどのような仕上がりとなっているのか?そして映画オリジナルの結末は――?『パラダイス・キス』は2011年5月、丸の内ルーブルほか全国にて公開。© 2011「パラダイス・キス」製作委員会■関連作品:パラダイス・キス 2011年5月、丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011「パラダイス・キス」製作委員会■関連記事:映画版『ケータイ刑事』に大政絢ら歴代ヒロイン3人!モーニング娘。も本人役で出演北川景子『パラキス』の受験生役への親近感語る向井理は強烈キャラにも手応え『パラダイス・キス』のアトリエ&登場人物の写真公開向井理はクールにイメチェン
2010年10月19日累計発行部数600万部を超える人気漫画の実写化作品として注目を集める『パラダイス・キス』の撮影の様子が先日、報道陣に公開され、北川景子、向井理、大政絢、五十嵐隼士、賀来賢人ら主要キャストと新城毅彦監督による現場での記者会見も行われた。その詳細をお届け!受験を控えた女子高生・早坂紫(ゆかり/北川さん)がデザイナーを目指す高校生・ジョージ(向井さん)やその仲間に出会い、夢を追うことの大切さに気づき、成長していくさまが描かれる本作。報道陣に公開されたのは、ジョージや仲間の実和子(大政絢)、嵐(賀来さん)、イザベラ(五十嵐さん)らが拠点としている“アトリエ”でのシーン。気を失って運び込まれた紫に、嵐や実和子がショーのモデルを務めてくれるようにお願いするが、紫はけんもほろろに彼らの要求を拒否。その反応に怒った嵐が紫に詰め寄る中で、ジョージが遅れて登場するという流れで、紫とジョージが初めて顔を合わせる重要な場面。監督の指示の下、暑いさなかにもかかわらず何度もテストを繰り返し、本番でも同じシーンが何通りものカットでカメラに収められた。ちなみに、一番の注目を浴びる向井さん演じるジョージのこのシーンでのセリフは「誰?」のひと言だったが、そのクールな佇まいと表情からは、これまでの作品で見せてきたものとは違う、新たな“向井理”像がチラリと垣間見えた。ソファや、ビリヤード台にファッション関係の小物などが配置され、原作の雰囲気そのままに作り上げられたアトリエだが、ここで撮影が行われるのはこの日を含めてたったの4日間。連日、朝から深夜まで撮影が行われているのだそう。そんな多忙なスケジュールの中で、キャスト陣と監督は時間を割いて報道陣の前へ。女子高生役ということでこの日も制服姿の北川さんは「(制服を着ることに)抵抗は感じていますし、これが最後であってほしいですが、『まだイケる』とみんなが言ってくれるので頑張ります」と苦笑交じりに語った。紫という役柄に関しては、自らの経験を重ねつつ、強い共感を感じているよう。「焦ってしまう気持ちや、塾や学校に通わせてもらえるのが親のおかげで、ありがたいと思いつつも、何かを他人のせいにしたくなる気持ち――自分だけが大変な悲劇のヒロインであるかのように思ったり、受験をする人が偉いと考えたりしてしまう部分はよく分かります。自分の経験を演じているので役に対して親近感や手応えを感じています。いまでは、受験させてもらえたことを感謝してるし、受験はせずとも夢に向かって頑張っている周囲の人たちを、なぜあのときもっと誇らしく思えなかったんだろう?とも思うので、観る人にいま、それに気づいてほしい。自分を信じて努力することが大切なのだと伝えてくれる映画だと思います」と熱い思いを語ってくれた。向井さんは、本作の撮影に入る少し前までNHKの朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の撮影を行っており「左腕のある役は久々で」と語り報道陣の笑いを誘う。原作の印象があまりに強い、ジョージという役については「あまり背伸びしても意味がないので、自分がやって無理のない範囲で原作のイメージとすり合わせていきたい。気にしないようにしても引きずってしまう部分はあるけど、日を追うごとにいい感じになってきていると思います」と手応えを語った。ほかのキャスト陣同様、劇中の衣裳――女装姿で登場したイザベラ役の五十嵐さんは「(衣裳で)最初に着たのがヒョウ柄のもので、楽しくて仕方がなかった。芽生えそうになりました(笑)」と発言。役については「イザベラの“マザーテレサ”的なところに癒されてくれれば…」と語るも、向井さんが「癒し系ですか?」と疑問を投げかけ、大政さんも「原作と台本を読んで、(自身が演じる)実和子がいつも笑顔で癒し系だと思ってたんですが…」と五十嵐さんの“癒し系宣言”に困惑。会場は笑いに包まれた。ちなみに実和子のファッションについて大政さんは「かわいらしい女の子らしい衣裳で、普段はフリフリのピンク系の服などは着ないので楽しみつつ衣裳合わせに臨んでいます。メイクも新鮮で楽しいです」と笑顔。パンキッシュなスタイルの嵐役の賀来さんは「(衣裳が)攻撃的でロックっぽくて、最初はテンションが上がったのですが…」と語りつつ隣りの五十嵐さんをチラリ。「隣りにこういう人がいるから…」と苦笑い。さらに、ピアスやブレスレットなどをかなり身につけるにもかかわらず「実は金属アレルギーで…」と告白し、周囲を驚かせていた。ちなみに衣裳に関しては、「DRESS CAMP」や「L’EST ROSE」をはじめ、25ものブランドが全面協力。2011年の春の公開を見据えて、キャスト陣にも2011年の春夏モデルを着せるほどの力の入れよう!「KOBE COLLECTION 2010 A/W」で実際のファッションショーの最中に本番シーンの撮影が行われるなど細部にまでリアリティを追求した撮影が行われている。今後、10月の頭にクランクアップ、12月初旬に完成の予定。なお、映画版では原作者側の承諾を得た上で、原作とは異なる映画オリジナルの結末が用意されているというので、こちらも気になるところ!『パラダイス・キス』は2011年5月、丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:パラダイス・キス 2011年5月、丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011「パラダイス・キス」製作委員会■関連記事:『パラダイス・キス』のアトリエ&登場人物の写真公開向井理はクールにイメチェン
2010年09月30日矢沢あいの人気漫画を実写化した『パラダイス・キス』のビジュアルが解禁となり、主演の北川景子や向井理らが劇中衣裳をまとった姿や、物語で重要な役割を果たす“アトリエ”のセットの様子が明らかになった。ファッションデザイナーを志す高校生・ジョージを中心に学校のファッションショーのイベントの成功を目指す若者たちと、彼らのショーにモデルとして参加することになった女子高生・紫(ゆかり)が悩みつつも成長していく姿、多感な10代後半の青春が描き出される。根強い支持を集める漫画家・矢沢あいの作品の登場人物の中でも高い人気を誇り、原作では青い髪と青い目という設定の日本人離れしたビジュアルを持つジョージを人気絶頂の向井さんが演じるということで、映画の製作決定当初から注目を集めていたが、帽子とシャツでクールに決めた向井さんの姿が解禁!ほかに北川さん演じる紫の制服姿や、ジョージの仲間で大政絢が演じる実和子と賀来賢人扮するパンキッシュな青年・嵐、山本裕典が演じる、紫が想いを寄せるクラスメイトなどの姿も明らかに。中でもひときわ目を引くのは、長い髪と独特のメイクの“女装の美女(?)”・イザベラ。五十嵐隼士が扮しているが、五十嵐さんはこの役のために8キロも減量し、ひげの脱毛にも通ったのだとか。写真をよく見るとカラーコンタクトで瞳はブルーになっている。また、登場人物と併せて、ジョージらが放課後に集まり、作業を行うアトリエのビジュアルも解禁された。原作の漫画の描写にもあるようにバーを改築した作りで、ソファやトルソー、そしてビリヤード台などが見られ、細かい小物にまで気を配って再現されているのがよく分かる。原作の漫画では白黒で描かれていたこのアトリエが現実にこうして作り上げられているというだけでも、原作ファンにとっては感慨深いものがあるのでは?今回、公開されたビジュアルは作品全体のごく一部。ファッションをテーマにした作品だけに、今回明かになったもの以外にもまだまだ多くの衣裳が登場する。ファッションショーの際の紫の衣裳がどのようになっているのか?など今後、公開まで話題を呼びそうだ。『パラダイス・キス』は2011年5月、丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:パラダイス・キス 2011年5月、丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011「パラダイス・キス」製作委員会
2010年09月29日「医療モノということで、“カッコよく”見えてしまうイメージを抱いていたんですが、ここで描かれているのは、ひとりひとりが背負っている人生なんです」――。吉沢悠は、出演作『孤高のメス』をこう表現する。この言葉にこの映画の魅力、そして演技者としての彼の揺るぎないスタンスが表われている。ベストセラー医療小説を実写化した本作。吉沢さんは「自らの素の感情を役柄に重ね合わせながら演じた」と言葉に力を込めた。この“人間ドラマ”に彼はどのような思いで向き合ったのか――?映画の公開を前に話を聞いた。物語の始まりは1989年、とある地方の市民病院に当麻鉄彦(堤真一)という名の外科医が赴任するところから始まる。大学病院に依存し、満足な手術ひとつ行えない腐敗した環境を当麻はその腕で、変えていく。当麻が変えたのは何より、そこで働く人々の意識。吉沢さん演じる青木はまさに、彼との出会いによって自らの生き方を省み、そして変わっていく若き医師である。「大学病院の古い体質があって、その下で働く青木はいろんな思いを抱えつつ、“権威”という壁にぶつかる。当麻との出会いで大きく変わっていくこの人物をしっかりと演じ切れないことにはこの作品のテイストが観る人に伝わらない。そのプレッシャーはありました。と、同時に青木が感じる葛藤は、ひとりの俳優として僕にとっては感じたことのある思いでした。それを生かして演じ切ることができれば楽しいだろうな、という相反する複雑な気持ちでした」。90年代末から2000年代の前半に掛けて、次々と話題のドラマ、映画に出演し、主演も数多くこなしてきた吉沢さんが芸能活動を休止したのは2005年。奇しくも本作で演じた青木と同様にアメリカに渡り、帰国後、俳優としての活動を再開した。役柄に自らを重ねた、という部分についてさらに深く尋ねた。「自分なりの信念を持って俳優という仕事をやっていましたが、やればやるほどに『いまのままでいいのか?』というクエスチョンがついて回るようになった。それはまさに、約束された道を見失った青木そのもの。前半部分の彼に、その当時、自分が抱いていた感情を乗せました。それからアメリカに渡って何より感じたのは、俳優として現場に立てるということは、決して当たり前のことではないのだということ。そう感じたときに無性に俳優をやりたい、演じたいって思えてきたんです。帰国して初めての仕事が映画だったんですが、あのときは本当に嬉しかった。それはまさに、青木が当麻先生を手伝いたくて帰国するときと同じ気持ちでした」。復帰後、彼が出演した映画は『夕凪の街 桜の国』、『逃亡くそたわけ−21才の夏』、『てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜』に本作と物語性と共に、社会への強いメッセージを感じさせるところがあるが…。「決して、それを意識して作品を選んでいるわけではないです。ただ、例えばニューヨークにいる頃、『自分は日本のことを何も知らない』と強く感じて、帰ったら広島に行きたいと思うようになった。そうしたら(広島を舞台に被爆を扱った)映画『夕凪の街 桜の国』のお話をいただいた。不思議なめぐり合わせは感じますね(笑)。常に、観る人に何か良い影響を少しでも与えられたら、という思いはあります。そうした思いがこういう良い循環を生んでいるのかも」。そうした流れに身を投じる中で、映画というメディアへの熱い思いが自身の内側からも沸々とわいて来ていると明かす。「映画人の熱…独特の温度の高さへの憧れは以前以上に強く感じます。周りが見えなくなるような強い思いで、わが子を育てるようにみんなが映画に夢中になっているあの環境は、本当に気持ち良いんです。30歳を過ぎて、ここにいられることが幸せだな、と感じるようになりましたね」。最後に「今後演じてみたい役は?」という質問に「もちろん、当麻先生のような役もやってみたいですね」と語り、「それから…」と、生瀬勝久が演じた、自らの保身しか考えない大学病院の医師・野本の名を挙げ、少し興奮気味にこう続ける。「生瀬さんが仰ってたんです。『俺は、野本という役を“悪”として演じたわけじゃない。一人の人間として演じた結果がこうだったんだ』って。それを聞いて、ああいう役をいつか演じられるようになりたいな、と思いました。僕自身今回、野本という存在に生かしてもらってるんです。そんな深みを演じられるようになりたいです」。(photo:Ryusuke Suzuki)■関連作品:孤高のメス 2010年6月5日より全国にて公開© 2010「孤高のメス」製作委員会■関連記事:堤真一天才外科医役に都はるみのこぶしを聴いて特訓目の前の命を救うため、禁断のオペに挑む『孤高のメス』試写会に15組30名様をご招待小栗旬初監督作引っさげ北海道に!ゆうばり国際映画祭ラインナップに注目来年の東映は『ゼブラーマン2』セクシー衣裳から『桜田門外ノ変』まで注目作ズラリ!堤真一、大組織の悪しき体制と闘う熱血医師に「ヒーローではない、医師を演じたい」
2010年06月23日