2022年11月29日放送のバラエティ番組『家事ヤロウ!!!』(テレビ朝日系)に、俳優の大泉洋さんが出演。自宅で作っている料理のほか、通っている名店の味も再現して紹介しました。『日本料理 薬王寺中むら』の親子丼大泉さんが通う名店の1つが、東京都新宿区にある『日本料理 薬王寺中むら』。「新型コロナウイルス感染症で大変な時も、お弁当を親子丼も含めて、ずいぶんたくさん買っていただいて」と大泉さんに感謝している大将自ら、親子丼のレシピを快く番組に教えました。必要な材料が、こちらです!【材料】・鶏もも肉150g・卵2個・ごはん(かため)適量※以下、割り下・濃口しょうゆ15cc・薄口しょうゆ15cc・酒20cc・本みりん20cc・三温糖20g・だし汁100cc(かつおだし70ccと昆布だし30cc、合わせだしの素でもOK)小さめのフライパンに、用意した調味料をすべて入れたら、細かく刻んだ鶏肉の皮も適量入れて、中火で煮立たせ割り下を作ります。鶏皮を取り出したら、割り下にひと口大で炙った鶏もも肉を入れ、中火で一度沸かした後、弱火にして5分程度煮ましょう。その間に、卵1個に、さらに卵1個分の卵白を足して、サッと5秒ほど混ぜ合わせておきます。鶏肉が煮えたら、先ほどの溶き卵を入れ、箸でほぐしたり鍋を揺らしたりしつつ、卵を固めていきます。卵が8割ほど固まったら、かために炊いたご飯に適量で盛りつけ、とっておいた卵黄1個ぶんをといて、親子丼の上からかけて完成!※矢印をクリックすると、次の画像をご覧いただけます この投稿をInstagramで見る 家事ヤロウ!!!(テレビ朝日公式)(@kajiyarou)がシェアした投稿 とろっとした仕上がりに、レシピを見た人からは「とってもおいしそう」「黄身を最後にかけるなんて驚き」という声が寄せられたほか、「早速作ってみたら家族が大絶賛」というコメントも!親子丼が好きな人は、『日本料理 薬王寺中むら』流を試してみてはいかがでしょうか![文・構成/grape編集部]
2022年12月03日脚本家の三谷幸喜氏が第70回菊池寛賞を受賞し、2日、都内のホテルで行われた贈呈式に、“菊池寛”の扮装で登壇した。文藝春秋の創業者・菊池寛が日本文化の各方面に遺した功績を記念するための賞として1952年に創設した同賞。三谷氏は「よく人から『君は菊池寛に似てるよね』と言われます。思い返せば中学生のときに、友人から『お前にそっくりな文豪がいるよ』と言われて、文豪というと悩めるカッコいい作家のイメージがあったので、ちょっとうれしかったんですけど、それで菊池寛先生の写真を見たのですが、ちょっと衝撃を受けました。こんな感じの文豪もいらっしゃるんだなと」と回想した上で、「今、菊池先生の人となりや作品に触れることによって、本当に僕は菊池寛賞を頂けて、光栄だなと思っております」と強調した。この贈呈式のために、髪型を変え、メガネを買い、眉毛も整えたという三谷氏は「ここまで菊池寛になりきろうとした受賞者が、今までいたでしょうか」とアピールし、会場からは笑いと拍手が。続けて、「菊池地先生がおっしゃっていたのは、『つまらない現実よりも面白いウソ』。これは、僕が大河ドラマ『鎌倉殿の13人』を書くにおいて、一番のモットーでした。もちろん歴史モノなので。実際あったことを覆すことはできないんですけど、歴史の教科書や参考書にはしたくなかった。やっぱりドラマとして面白いものにしたかった。そのためには、多少のフィクションが必要だと思って、僕は1年間この脚本を書き続けました。きっと皆さんにも喜んでいただけたんじゃないかなと思っております」と胸を張った。さらに、「菊池先生は、大衆が何を考えているのか、ずっと考えていらっしゃったと思います。それは僕のテーマでもあります。僕もそんなクリエイターでいたいなと思っております。今は見た目しか真似できませんけれども、ゆくゆくは“第二の菊地寛”と呼ばれるようになるまで、頑張っていきたいなと思っております」と真剣に述べたかと思いきや、「今回ちょっと見た目でふざけてしまったので、真面目な感じでまとめてみました。どうもありがとうございました」と、やはり“三谷節”で締めくくった。
2022年12月02日アイドルグループ・Sexy Zone、俳優の大泉洋らが30日、都内で行われた「GQ MEN OF THE YEAR 2022」のフォトコールと授賞式に出席。大泉はSexy Zoneの松島聡に、親しみやすいタレントになる極意を伝授した。受賞者によるトークセッションで、松島聡が大泉に「僕の理想のタレント像として視聴者の方や国民に愛されるタレントになりたいんですけど、大泉さんが出られているバラエティを見たときに距離感を近く感じる。そういった面で心がけていることがあるのかなと……」と質問。大泉は「以前、小池栄子ちゃんが言ってくれたんですけど……私も大河ドラマで源頼朝をやらせてもらったり紅白の司会もさせてもらいました。それだけやったけど、『大泉洋には永遠の小物感がある』と言われたんですよ。絶妙な小物感を出していくっていうのが距離感の近さじゃないですかね」とアドバイスし、松島は「僕も小物感を大事に」と笑いながら受け止めた。大泉はさらに「私が一番うれしかったランキングは、『私にも付き合えそうな有名人第1位』。その小物感を大事にしてほしいですね」と話して笑わせた。大泉が話している時に中島健人が松島に耳打ち。そして松島が「中島さんが『パーマかけたほうがいいですか?』って」と質問をぶつけると、大泉は「中島くん、バカにしているでしょ(笑)。ケンティーからもこういう風に扱われる小物感が大事」と生き生きと話していた。
2022年11月30日俳優の大泉洋が30日、都内で行われた「GQ MEN OF THE YEAR 2022」のフォトコールに登場した。メンズファッション・ライフスタイル誌『GQ JAPAN』(コンデナスト・ジャパン刊行)が、各分野において圧倒的に活躍した人を称える同アワード。大泉は、「メン・オブ・ザ・イヤー・ベスト・アクター賞」を受賞。「ドラマや映画、CM、バラエティと活躍の場を広げ、今年はNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で冷血非道な源頼朝を演じ、国民的俳優という名にふさわしい活躍を見せた。3年連続紅白歌合戦の司会に抜擢、12月2日に公開される話題の映画『月の満ち欠け』では主役を演じるなど、破竹の勢いで活躍を魅せ続けている」と評価された。トロフィーを受け取り、大泉は「今年はいろいろと『鎌倉殿』ですとか月9『元彼の遺言状』にも出させていただいたので、役者としてこういう賞をいただけて大変光栄に思っています。うれしいです」と喜んだ。転機になった作品を聞かれると、「今年は大河ドラマ『鎌倉殿』の源頼朝という役が大きかったかなと思います」と答え、「小栗旬くんが大変キャッチ―な言葉で『全部大泉のせい』と言いまして、それがネットでもずいぶんとつぶやかれたようで、日本中を敵に回したという印象もありますが、役者をやっている上では、ちょっとヒールな役ができたというのも自分にとっては新しい役だったかなと思っています」と語った。「来年挑戦したいこと」という質問には、「そうですね~来年挑戦したいことと言っても、来年のスケジュールは全部決まっちゃっているもんですから」と話して笑いを誘い、「決まっていることしかないんですけど、来年も僕にとっては割とチャレンジングな仕事もありますので、楽しみにしています」と話した。○「GQ MEN OF THE YEAR 2022」受賞一覧Awich(ラッパー):メン・オブ・ザ・イヤー・ベスト・ラッパー賞大泉洋(俳優):メン・オブ・ザ・イヤー・ベスト・アクター賞川上未映子(作家):メン・オブ・ザ・イヤー・ベスト・オーサー賞川原渓青(モデル・インフルエンサー):メン・オブ・ザ・イヤー・インスピレーショナル・インフルエンサー賞Sexy Zone(アーティスト):メン・オブ・ザ・イヤー・ポップ・アイコン賞チョコレートプラネット(芸人):メン・オブ・ザ・イヤー・ベスト・コメディ・デュオ賞那須川天心(格闘家):メン・オブ・ザ・イヤー・ベスト・スポーツマン賞町田啓太(俳優):メン・オブ・ザ・イヤー・ブレイクスルー・アクター賞
2022年11月30日内野聖陽と瀬戸康史の共演で上演される、三谷幸喜の傑作二人芝居「笑の大学」より、チラシビジュアルとポスタービジュアル、スポット映像が解禁された。さらに、三谷幸喜のコメント映像も到着した。戦時色が濃厚になる昭和15年を舞台に、厳格な検閲官と喜劇作家の間の攻防と不思議な友情を描く本作は、2004年に役所広司、稲垣吾郎の共演で映画化もされた人気作。日本のファンのみならず、海外でも特に評価の高い作品だが、1998年以来1度も日本で公演が行われてこなかった。本作の上演は四半世紀ぶりとなる。この度解禁となったのは、警視庁の取調室で2人が向かい合う緊張感の漂うチラシビジュアルとポスタービジュアル、主演の2人の攻防が映し出されるスポット映像。ビジュアル撮影では、お互いの印象について内野さんは「若いのに技術や魅力をたくさん持ってらっしゃる方なので、稽古中もクリエイティブないい稽古場になるような予感がしてすごくワクワクしています」と語り、瀬戸さんは「内野さんは無骨な役からコミカルな役まで幅広く演じられている印象なので、今作では内野さんと僕でしかできない掛け合いや空気感が出せればいいなと思います」と語るなど、緊張感のあるビジュアルとは裏腹に初共演ながらも和やかな雰囲気で撮影が行われたようだ。さらに、三谷幸喜が本作への思いを語ったコメント映像も到着。これまで再演されなかった理由を「この人だったら「笑の大学」を見てみたい、と思う人が揃わない限りは再演はしたくなかった」と語る三谷さんは、「内野さんの『向坂』が見たいと思った」と言い「この人しかいない」と内野さんのキャスティングについて明かしている。さらに椿役の瀬戸さんへは「(自分の作品に)毎回出て欲しいくらい」と深い信頼を寄せていると語り、「瀬戸さん以外には考えられなかった」とコメント。三谷さんの希望により実現した2人の俳優が起こす化学反応に注目したい。PARCO劇場開場50周年記念シリーズ「笑の大学」は2023年2月より上演。(text:cinemacafe.net)
2022年11月28日2022年11月7日から公演されている、脚本家として知られる三谷幸喜さんが作・演出を務める舞台『ショウ・マスト・ゴー・オン』。三谷さんが主宰する劇団が公演してから、28年の時を経て、令和の時代にリニューアルされたコメディです。総勢16名のキャスト陣で演じる予定でしたが、俳優の小林隆さんが左足筋損傷により、公演初日に出演の見合わせを発表。福岡公演、京都公演ともに、三谷さんが代役を務め、話題となりました。またもや三谷幸喜が代役として登場同月25日には、舞台製作を行っているシス・カンパニーが、小林さんの復活を報告しました。治療の甲斐あり、東京公演の初日より出演するとのこと。しかし、今度は、あずさ役の俳優であるシルビア・グラブさんが、体調不良のため出演見合わせとなったのです。緊急事態に立ち上がったのは、またもや三谷さんでした。「あずさ役」のシルビア・グラブが体調不良のため、本日11月25日(金)の出演を見合わせることになりました。つきましては、本日の同役は、三谷幸喜が代役を務めさせていただきます。直前のお知らせとなってしまい申し訳ございませんが、皆様のご理解をお願い申し上げます。度重なる不測の事態ではございますが、私どもスタッフ、キャスト一同、以前にも増して総力を結集し、皆様に楽しんでいただける舞台をお届けする所存です。皆様には、引き続きのご心配とご迷惑をおかけしてしまうこと、心よりお詫び申し上げます。シス・カンパニー ーより引用舞台のすべてを把握している三谷さんだからこそ、どの代役であっても務めることができるのでしょう。とはいえ、小林さんの時とは異なり、今度は女性の役という難しさがあります。舞台のタイトル『ショウ・マスト・ゴー・オン』の意味通り、「一度開いた幕は何があっても途中で降ろしてはいけない」という精神で困難に立ち向かう姿に、ネット上では称賛の声が続出しました。・もはや代役のプロ。・どういうことなの…すごいわ…。・まさに『ショウ・マスト・ゴー・オン』を地で行く三谷さん。・女性の代役も務めるとか、優秀すぎ。むしろ楽しみです!・誰が休んでも代役が三谷さんになる舞台とか、面白すぎるでしょ。舞台で三谷さんがどのように演じるのか、多くの人たちが興味を持っていることがうかがえます。東京公演も無事に乗り切れるよう、応援する人々の声は、きっと三谷さんに届いていることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2022年11月25日映画『月の満ち欠け』(12月2日公開)の公開直前イベントが21日に東京・早稲田松竹で行われ、大泉洋、目黒蓮(Snow Man)、廣木隆一監督が登場した。同作は佐藤正午による同名小説の実写化作。現代を生きる、愛する妻子を亡くした男性・小山内(大泉)と、27年前にある女性と許されざる恋をした男性・三角(目黒蓮)。無関係だった彼らの人生が、”瑠璃”(有村架純)という名の女性の存在で交錯する。作中に出てくる小山内夫婦(大泉&柴咲コウ)について、目黒は「のろけるというか、好きなところを言葉にし合うじゃないですか。ああいう感じ、憧れますね」と明かし、大泉は「まだまだ、夫婦に夢を持ってるから」と横目で見る。大泉が「のろけませんよ。そういう夫婦もいるでしょうけども。少数派でしょうね」とたたみかけると、目黒は「それでも僕はそういう人になりたいですね」と訴え、大泉は「今すごい株を上げに行った!」とつっこんでいた。自身がどういう夫か聞かれると、大泉は「僕なんかもう、亭主関白日本代表」と、明らかに嘘をついているトーン。目黒から「大泉さん、そういう感じじゃない気がしますよね」と指摘され、大泉は「尻に敷かれてた方が円満ですから。互いのいいところを言い合う夫婦もいいですけど、言わなくなるのにふっと褒められたりする瞬間もたまらなく嬉しいですから。たまにふっと褒められると『ああ!』みたいな」と実際の夫婦生活について明かした。また、「好きな女性の仕草は」という質問には、大泉が「女性ということじゃないですけど、娘の仕草みたいなものはたまらないですね。一緒に歩いてて、ふわっとパパの手をつないでくる瞬間というのは、いいですね」としみじみ。「タクシーとか普通に乗ってても、腕を取って組んでくる感じとか。たまらなくかわいいですね」と父親の顔を見せ、さらに「だから、彼女とかからそういうことをされても、やっぱり嬉しいでしょうね。裏を返すと、妻からされないですね」と苦笑していた。
2022年11月21日Gi-FACTORYは、大泉緑地50周年を記念して大阪・堺市初上陸の大型グルメイベント「全肉祭in大泉緑地」を令和4年12月3日(土)~12月4日(日)に開催します。ポスター画像【開催概要】イベント名:全肉祭in大泉緑地開催日時 :12月3日~4日 10:00~17:00会場 :大泉緑地 大芝生広場参加費 :入場無料チラシ内容■全肉祭とは牛・豚・鶏等の畜産肉料理はもちろん、魚肉や果肉など、あらゆる肉をテーマとして全国を対象に公募・選考を行い、決定したキッチンカーやグルメ屋台が集まる大規模グルメイベントです。出店数70店舗以上、メニュー数はサイドメニューをもふまえると300アイテム以上となります。来場者人気アンケートにより人気店舗No.1を決める、最強食肉決定戦も実施いたします。会場では、グルメ出店の他、大型エアー遊具の設置やワインの無料試飲、無料のハンドエステ体験等、お食事以外の楽しみもご用意。ステージでは、関西若手アーティストらによるライブや、よさこい等もお楽しみいただけます。会場の様子 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月11日2017年に第157回直木賞を受賞した佐藤正午による同名ベストセラー小説を映画化した『月の満ち欠け』の完成披露試写会が11月7日、都内で行われ、主演の大泉洋、共演した有村架純、目黒蓮(Snow Man)、柴咲コウ、田中圭、伊藤沙莉、菊池日菜子、廣木隆一監督が出席した。家庭とともに幸せな日常を送っていたが、不慮の事故で妻の梢と娘の瑠璃を同時に失ったことから日常が一変する小山内堅(大泉)。そんな彼のもとに、三角哲彦(目黒)と名乗る男が訪ねてくる。三角は娘と同じ名前を持ち、自分がかつて愛した「瑠璃」という女性について語り出し、数十年の時を超えた許されざる恋の物語が明かされる。本作が単独では初めての映画出演となる目黒は、「演じていて、苦しい時間も流れたが、最後にある希望を感じてもらえれば」とアピール。共演する有村からは「撮影日数は少ないが、役を通して信頼関係を築ければいいと思います」という言葉を受け取ったそうで、「多くを語る間柄の役ではなかったが、同じ目標に迎えた」と感謝していた。目黒蓮(Snow Man)有村架純また、大泉との対峙も本作の重要な見せ場になっており、「めちゃくちゃカッコ良かったです」と回想。その理由として、目黒は「腑に落ちない部分があれば、ちゃんとスタッフさんと話し合って、心の中で納得してから撮影を進めていく。ディスカッションしている姿は、僕もお芝居やそれ以外でも参考にできるなと思いました」と大泉の現場でのたたずまいから、多くを学んだと敬意を示した。一方の大泉は「私は信じちゃいませんよ!」と疑心暗鬼の様子。「撮影が終わって『今日もモジャモジャうるさかったな』って思われていたんじゃないか。こっちは『アイドルって大変なの?』って、バカみたいな質問していたし(笑)」とぼやき節を見せ、さらに「非の打ち所がないから、好きじゃない。目黒君のこと。どうも怪しいんだな」と笑いを誘った。大泉洋それでも目黒は「面白くない僕のトークを盛り上げてくれる」と感謝の意。まだまだ映画の舞台挨拶に不慣れな様子の目黒を見かねて、大泉が「この1年間だけ、TEAM NACSに入った方がいい。1回、バラエティ合宿だ」と所属する演劇ユニットに“スカウト”する場面もあった。取材・文・写真=内田涼<作品情報>『月の満ち欠け』12月2日(金) 全国公開公式サイト:
2022年11月07日映画『月の満ち欠け』プレミアナイト試写会が11月7日(月)に都内にて行われ、主演の大泉洋、共演する有村架純、目黒蓮(Snow Man)らが登壇した。目黒さんが大泉さんに絶大なる信頼と敬愛を寄せるも、いぶかしがった大泉さんが目黒さんの物真似をするという展開になり、目黒さんも大爆笑だった。『月の満ち欠け』は第157回直木賞を受賞した小説の同名映画化。仕事も家庭も順調だった小山内堅(大泉さん)の日常は、愛する妻・梢(柴咲コウ)と娘・瑠璃(菊池日菜子)を不慮の事故で同時に失ったことで一変する。悲しみに沈む小山内のもとに、三角哲彦と名乗る男(目黒さん)が訪ねてくる。三角は事故に遭った日、小山内の娘が面識のないはずの自分に会いに来ようとしていたこと、彼女はかつて自分が狂おしいほどに愛した“瑠璃(有村さん)”の生まれ変わりだったのではないか、と小山内に告げる。単独で映画初出演になった目黒さんは、大泉さんの主演の立ち居振る舞いがすごく勉強になったという。目黒さんは「めちゃめちゃ格好よかったです。自分が腑に落ちない部分とか、ちゃんとスタッフさん含め話し合って…」と大泉さんの芝居への向き合い方や、現場でのコミュニケーションの取り方について説明し、「たくさん勉強になりました。ありがとうございます!」と大泉さんに伝えた。喜ぶかと思いきや、大泉さんは、「私はね…信じちゃいませんよ。(目黒さんが)毎回やたらいいことを言ってくれるんですけど、そんなに人間いい人いますか?何となく家に帰ったら“今日もじゃもじゃがうるさかったな”って言っている気がする」とぼやくと、目黒さんは「言ってないです(笑)」と首を振る。めげない目黒さんは、さらに大泉さんのすごさを感じたシーンについて言及した。大泉さんは「非の打ちどころがないところが好きじゃない、目黒蓮!格好もいいし、礼儀も正しいし、ずいぶん立ててくれるし…どうも怪しいんだな。僕は信じていませんよ!」といぶかしげな姿勢を崩さない。目黒さんは「僕はめちゃめちゃ好きです。何だかんだいって面白くない僕のトークを盛り上げてくれるんですよ。話うまくないので、笑いにかえてくださって…」と頑張って熱弁をふるった。うれしさを隠しきれない様子の大泉さんは、一段声を低くし「“いやあ、僕も…”」と目黒さんの物真似を始めた。さらに、大泉さんは「1回俺とバラエティ合宿するって言ったんですよ。Snow Manを1年休んで、TEAM NACS入ったほうがいいよ!“TEAM NACSの目黒蓮”と言ってくれないか!」と最終的に告げ、息の合ったふたりのやり取りに、場内からも拍手が起こっていた。そのほか、プレミアナイト試写会には柴咲さん、田中圭、伊藤沙莉、菊池さん、廣木隆一監督が出席した。『月の満ち欠け』は12月2日(金)より全国にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:月の満ち欠け 2022年12月2日より全国にて公開©2022「⽉の満ち⽋け」製作委員会
2022年11月07日第70回菊池寛賞が11日に発表され、フィギュアスケーターの羽生結弦氏、脚本家の三谷幸喜氏、作家の宮部みゆき氏、NHK『映像の世紀バタフライエフェクト』、信濃毎日新聞社「五色のメビウス」取材班が選ばれた。授賞理由は、以下の通り。■羽生結弦氏フィギュアスケートの男子シングルで五輪2大会連続金メダル、主要国際大会全制覇などの輝かしい記録を達成。本年プロ転向を宣言し、4回転半ジャンプなど、さらに高いステージを目指して挑戦を続ける。■三谷幸喜氏大学在学中に劇団「東京サンシャインボーイズ」を旗揚げ、以来40年にわたり、コメディから「鎌倉殿の13人」などのシリアスな歴史劇まで舞台、テレビドラマ、映画のすべてで優れた作品を生み出し続けている。■宮部みゆき氏デビューから35年、社会性を持つ現代ミステリーから、時代小説、ファンタジー、SF、ホラーまで数々の優れたエンタテインメント小説を発表。物語の力によって、老若男女問わず多くの人を読書にいざなう。■NHK『映像の世紀バタフライエフェクト』世界各国から収集した貴重なアーカイブス映像で現代史をたどる人気シリーズに、一人のささやかな営みが連鎖し世界を動かしたという新たな視点を導入、歴史の汲めども尽きぬ魅力を伝えている。■信濃毎日新聞社「五色(いつついろ)のメビウス」取材班コロナ禍の地域社会において外国人労働者、住民に丹念に取材、その過酷な状況、さらには国の技能実習制度や入管制度の問題を明らかにし、彼らと共存し多様性を尊重する社会の在り方を提言した。同賞は、文藝春秋の創業者・菊池寛が日本文化の各方面に遺した功績を記念するための賞として1952年に創設。菊池寛と生前関係の深かった文学、演劇、映画、新聞、放送、雑誌・出版、および広く文化活動一般の分野で、その年度に最も清新かつ業績をあげた人・団体、長年にわたり多大な貢献をした人・団体に贈られる。選考顧問は、阿川佐和子、池上彰、保阪正康、養老孟司。贈呈式は、12月上旬に都内で行われる。
2022年10月11日俳優の大泉洋とタレントのマツコ・デラックスが出演する、ヤマサ醤油・鮮度生活 特選 丸大豆しょうゆの新CM「サイズ訴求」編、「おいしさ訴求」編が、5日より放送される。新CMには、大泉とマツコが同社CM初共演。2人が日本料理店を舞台に、昭和歌謡調のメロディーに乗って、同商品のボトルのサイズ感やおいしさを歌詞にした曲をデュエットする。撮影では、大泉とマツコがテンポのいい掛け合いを見せる。演技しているセリフは使われないため、大泉は「音(セリフ)を使わないと色々と遊びたくなる」と、自身で考えたセリフを早口で言ってみたり、顔や眉毛を動かして表情豊かにアレンジしたりと、変幻自在な演技で笑いを誘った。一方のマツコも、負けじとアドリブを披露。しかし、マツコがあまりに険しい表情をすると、カットがかかった瞬間に「あなた、それはCMで見せる顔じゃないよ」と大泉がすかさずツッコミを入れる場面も。最後の歌唱シーンは、ボトルを片手に、カモメが飛んでいくような手ぶりや大泉の肩にマツコが色気たっぷりにもたれかかったりと、バリエーションのある演技で見事に演じきった。■大泉洋&マツコ・デラックスインタビュー――ヤマサのCMで初共演した感想は?大泉:マツコさんと共演させていただくというのは、かねてからの夢でした。企画が上がった時から大変楽しみにしていました。企画がいいじゃないですか、ちょっと歌を歌うというね。非常に楽しい企画でした。マツコ:前から(ヤマサの他の商品で)お出になっていたのは存じ上げていたので、なんで一緒の(CM)をつくらないの? 1回くらい一緒にやれないの? と言っていて、(今回やっと)念願叶ってですよ。――キッチンにも食卓にも置けるサイズが新しく発売されたことにちなんで、ちょうどよいと感じることはありますか?大泉:共通のお友達がいてよく誘ってくれるんだけど、なかなかスケジュールが合わないんです。ただ、マツコさんには月1くらいで会いたくなりますね。マツコ:月1くらいが会いたくなるよ。月1くらいがいいのよ。――デュエットしてみていかがですか?大泉:われわれのデュエット話題になるんじゃないですか。マツコ:歌出す?大泉:(この歌結構)長くすれば、出せるんじゃないですか。鮮度生活~♪ですよね。マツコ:そうよね、しょうゆに限らずだものね。すべてのことが鮮度。――同商品を食してみた感想は?大泉:さっぱりとして、甘みがあって、大変おいしゅうございました。マツコ:私にとっては日常なのね。今日食べて新たな感想をと言われても困るくらい、ヤマサさんのしょうゆがないと私の体はもう維持できないくらい。
2022年10月04日現在放映中のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。俳優たちのハマり具合に加え、回を追うごとにディープさを増す展開、そして三谷幸喜の脚本の巧みさが話題になっているが、このドラマの中で視聴者の癒しポイントとなっていたのが、頼朝の異母弟・阿野全成。残念ながら8月中の放送で壮絶な最期を遂げたが、その全成を演じていたのが新納慎也だ。これまでにも数々の三谷作品に出演し、三谷の信頼も厚い彼が、大河ドラマに続き舞台『ショウ・マスト・ゴー・オン』に出演する。『ショウ・マスト・ゴー・オン』は三谷が率いる劇団、東京サンシャインボーイズが1991年に初演した傑作舞台。大物俳優が主演するシェイクスピア劇の舞台裏で起こる大小さまざまな事件を時に解決し、時に強引に片付け、時に一層大事件を引き起こしてしまったりしながらも、なんとか無事に公演を続行させようとする舞台スタッフたちの騒動を描くバックステージものだ。今回は最後の上演(1994年)から数えてなんと28年ぶりに、三谷自ら手掛けるリニューアル版として上演される。キャストは新納を含め鈴木京香、尾上松也、ウエンツ瑛士、シルビア・グラブ、浅野和之ら、豪華俳優16名。『ショウ・マスト・ゴー・オン』への出演を控える新納に、この作品の魅力はもちろん、『鎌倉殿の13人』について、三谷幸喜との仕事について、そしてコロナ禍でショウをゴー・オンすることに対する思いについて、話を聞いた。『鎌倉殿の13人』全成の反響は予想の倍以上! 今も可能な限りリアルタイムで観ています――全成さんの最期は圧倒されました。大きな話題にもなっていましたね。大河ドラマへのご出演は3回目ですが、今回の『鎌倉殿の13人』の反響をご自身ではどう感じていますか。『真田丸』(2016年)の時の方が、反響という意味では跳ね方は凄かったのですが、あの時は「あの俳優、誰?」というのも含め、話題にしていただいたと思うんです。今回は「『真田丸』で豊臣秀次をやっていた新納さんね」とわかって観てくださる方も多いだろうから、前回ほど話題にはならないだろうと思っていたのですが……自分の想像の倍ではきかないくらいの反響をいただき嬉しい限りです。全成の最期の回ではまた“全成ロス”なんてことも言っていただいて、本当にありがたいですね。――全成さん、可愛らしかったです。なんだかずっと、“あわわ、あわわ”していましたね(笑)。――秀次も全成も、歴史上のキャラクターとしてはどちらかというと黒いイメージの人ですが、ずいぶんチャーミングに描かれていました。三谷さんの中の新納さんのイメージが“優しい人”なのかな、新納さんが演じるからこそこういう描かれ方になったのかなと思ったのですが。ははは(笑)。三谷さんも最初は、全成さんは腹黒いタイプの男として考えていたようなんです。でも、そうじゃない方に勝手に筆が進んでいったと三谷さんがコラムで書かれていて。新納さんがやっている全成を見ているとこっちの方向ではないなと、思っていたのとは違う方向に新納さんが連れていってくれたとおっしゃってくださいました。僕も最初は色々と企みも張り巡らすタイプの男だと説明受けていたし、「秀次とは真逆のイメージ」と言われていたのに、来る台本来る台本、どんどんコメディみたいになっていくんです(笑)。「おいおい三谷さん、聞いていたのと違うぞ(笑)」と思ったのですが、三谷さん曰く「そういう風になっちゃった」だそうです。ただ、全成さんが眠るお墓がある静岡県の大泉寺の住職さんがその記事を読んで、「もしかしたら本物の全成さんが、僕は世で言われているような悪い人じゃないんだと、三谷さんと僕を“真実の阿野全成像”に導いたのではないか」とおっしゃっていて、そうだったら素敵だなと思っています。――宮澤エマさん演じる実衣さんとのご夫婦像も印象的でした。宮澤さんとはそれ以前から舞台共演もありますが、どんな相手役さんですか。三谷さんの『日本の歴史』で兄妹の役を演じています。昨年再演もありましたが、この初演(2018年)がエマちゃんとの初共演。この作品を初演から一緒に作り上げた、同志というか戦友。彼女には絶大な信頼を持っています。そんな間柄だから、夫婦と言われて照れくさいなと思ったのは最初の1シーン目くらいだけですね。相談せずとも「こういう夫婦像だよね」と方向性がバシっと見えたのは、長らく舞台を一緒にやってきたからこそだな、と思っています。今回の現場が初共演だったら、あの空気感は出せなかったんじゃないかな。――ちなみに今、『鎌倉殿の13人』はご覧になっている?観てます、観てます。可能な限りリアルタイム視聴していますよ!――どんな心境で、実衣さんのことを見ているのですか?ドラマ全体的には、もう一視聴者として見ているんです。全成退場後の台本ももらっていないから、話の展開も知らないですし。でも実衣ちゃんに関しては自分の妻だと思って見ています(笑)。まさにあの世から下界を見守っている心境。「赤が似合うね」「赤を着てくれ」と言ったけれど、そんな血みたいな赤じゃないんだよな~とか、そんな怖い顔しないで~「誰も恨んじゃいけないよ」って言ったでしょ、とか。「ちょっと、実衣ちゃーん!」って、ハラハラ心配しています(笑)。――素敵なエピソードです! そして新納さんは、三谷作品が続きます。次回出演舞台『ショウ・マスト・ゴー・オン』は脚本・演出ともに三谷さん。東京サンシャインボーイズの名作として知られていますが、作品はご存じでしたか。僕、たぶん28年前に観ている……と思います。ただこの作品、テレビで劇場中継をしているんですよね。だからテレビで観た記憶を劇場で観たと勘違いしている可能性もなきにしもあらずですが……でも観ているのは確かです。宝物のように大事にしている三谷幸喜からの言葉――28年前って、新納さんは何をされていた時期ですか。大学生でした。僕は演劇科だったので、芝居を観に行くことは今以上にしていたんです。当時は第三次くらいの小劇場ブームで、演劇好きとしては三谷さんの作品や東京サンシャインボーイズは絶対観たいものだった。大学は大阪なのですが、たしか仕事でちょうどその時期に東京に行く予定があったから、チケットを取った記憶もうっすらある。でもそれは別の記憶とごっちゃになっていて実はテレビで観たのかも、そのへんの記憶は曖昧ですが(笑)、でもわりと中身は覚えていて、ずっと笑い続けていたな、という印象です。――その作品を28年ぶりにリニューアル上演しますと出演のオファーがあった時の心境は。「まじですか、やったぜ!」ですね(笑)。あの作品に僕が出ていいの!? という感じ。自分が何役なのかといったことも考えずに、ただ嬉しかったです。――そして新納さんが演じるのが……。初演で梶原善さんが演じていた、小道具作りの名人です。梶原さんの役だというのは、すごいプレッシャーです。僕も一演劇好きとして、大好きだった前回上演を観た記憶を塗り替えたくない! と思うこともよくあるんですよ。だからそう思う方もいらっしゃるだろうなというのはよくわかりますし、比べられてしまうことは、仕方ないですね。ただ、とにかく参加できることが嬉しいので、「やらせていただけるんですか、ラッキー!」という気持ちです。――三谷さんとは、何か話をされていますか?していないです……あ、ちょこっとだけメールはいただきました。「次、『ショウ・マスト・ゴー・オン』よろしくお願いします。あ、梶原善さんがやっていた役ですよ」とだけメールが来て。「はい、知っています」で会話が終わりました(笑)。ドラマの時は「あの時のあの役のような感じで」とか「新納さんのこういう部分を出してほしい」というざっくりした情報はくださるのですが、舞台はわりといつも事前情報は“無”ですね。別の方が監督するドラマと違って、舞台は現場に三谷さんがいらっしゃるので、稽古に入ったら好きなだけディスカッションもできますから。――新納さんから見た三谷さんは、どういう方ですか。僕が今までやってきた演出家さんの中でも、穏やか度ではかなり上位に入ります。三谷さんの現場はいつも穏やかで笑いが絶えなくて楽しい。あと、三谷さんが選ぶ役者さんって、性格がいい人が多いんです(笑)。だから現場で揉めたりすることもなく、穏やかに時間が過ぎていく。でも三谷さんご本人は、もちろんとても頭がいい方なのですが……お葬式で笑い出しちゃう人っているじゃないですか。そういう方だと思います(笑)。頭の中でずっと、やっちゃいけないこと、言っちゃいけないことを考えていて、自分の中で可笑しくなっちゃう人なんだろうなと感じます。楽しい方なんですが、ちょっとブラックなところもある楽しさなんです。――三谷作品への最初の出演は舞台『恐れを知らぬ川上音二郎一座』(2007年)でした。この時からご自身が三谷さんに「ハマった」自覚はあったのでしょうか。ないです! まったくありませんでした。三谷さんが僕の芝居を見て爆笑しているようなこともあまりなかったし、僕もそこまでの手応えはなかった。千秋楽の日に「三谷さんの作品に出るのはこれが最初で最後だろうな」と思った記憶があります。実際、そういう方もいっぱいいるでしょ、1回出て次がない俳優さん(笑)。自分もそういう感じだと思っていました。でも2回目、3回目と呼んでいただいて。何作目かで初めて「僕のどこを評価してくださっているんですか?」とお聞きしました。それも恐れ多くてなかなかお聞きできなかったんです、ずっと「たまたま続いて呼んでもらっただけかも」と思って。――三谷さんは何と?「僕は新納さんの中にある悲しみが好きなんです。あなたの悲しみを抱えた感じと、繊細さが好きなんです」と言っていただいて。嬉しかったですね。僕はよく悪役やエキセントリックな役、女装する役柄を振られがちなんですが、三谷さんは「新納さんを飛び道具みたいにだけ使う演出家やプロデューサーは、あまり信用しない方がいいよ」とおっしゃっていた(笑)。「本当の新納慎也を見ている人は、悲しみを表現する役を回すはずだ」とおっしゃってくれた言葉を、僕は宝物のように抱きしめています。――それがあの、全成像に繋がっていくんですね。……さて『ショウ・マスト・ゴー・オン』ですが、この言葉は演劇人にとってはとても大切な言葉であり、さらにこのコロナ禍の数年は、多くの演劇人がこの言葉について考えた期間でもあったかと思います。この時期に、このタイトルの作品を上演すること自体にメッセージがあるようにも感じました。僕もまさに、最初に『ショウ・マスト・ゴー・オン』をやると主催のシス・カンパニーさんからご連絡いただいた時に「この時期だし、すごくいいと思う!!」と言いました!3つの“ショウ・マスト・ゴー・オン”『ショウ・マスト・ゴー・オン』チラシ――“ショウ・マスト・ゴー・オン”という言葉について新納さんが思うことを教えてください。今、3つの“ショウ・マスト・ゴー・オン”があると思っています。この劇中で言う“ショウ・マスト・ゴー・オン”は、幕が開いたら絶対に途中で下ろしてはいけないということ。これは僕らは演劇を始めた第一歩から叩き込まれたことです。“ショウ・マスト・ゴー・オン”は何があっても死守するというのが当たり前にあります。それから、当たり前だったこの言葉に改めて向き合った最初の出来事は3.11の東日本大震災。この時は地震があり津波があり、1・2日ですが劇場をいったん閉じざるをえなかった。その後も電力の問題などがあり様々な葛藤がある中でも演劇界は「こんな時こそ、今こそエンターテインメントをやらなければ」と“ショウ・マスト・ゴー・オン”という言葉を合言葉のようにみんなが口にしたし、この言葉の意味を深く感じていました。そしてこのコロナ禍では、この言葉はまた少し違う意味合いを持ってきています。こんな時こそエンタメの力を……という気持ちはもちろんあるんだけれど、人を集めてはいけない、人が集まることが害になるという状況になり、“ショウ・マスト・ゴー・オン”とは言っていられなくなってしまった。その無力感を僕たちは経験した。今は2020年の緊急事態宣言下のような状況よりは緩和されて劇場は動いていますが、それでも現在の第七波ではバタバタと公演が中止になっていて、まともに予定通りの形で上演できる舞台の方が少ないくらいです。それでも必死で僕たちは幕を開けようと、1カ月半とかの稽古をする。実際に一回も上演できずに終わる舞台もたくさんあるのに、“ショウ・マスト・ゴー・オン”の気持ちで次から次へと作品を作っている。その“演劇への愛”みたいなものを、この言葉に重ね合わせています。舞台人が舞台にかける思いを痛感している今だからこそ、この物語で描かれている「幕を降ろさないために演劇人たちがどんなに必死に舞台を作っているか」は、お客さまにもリアルなものとして伝わるのではないでしょうか。それに、ここで描かれているエピソードはめちゃくちゃなことなんだけど、意外とありえないことじゃないんですよ。実際、盆が止まらなくなってぐるぐる回り続けた俳優さんも僕は知っている(笑)。まだ劇場では声を出すことは控えていただいている状況ですが、でも少しずつ世の中も、屋外だったらマスクを外していいんじゃないかとか、コロナ対策を見直す方向になってきていますよね。声を出して劇場で笑える時期も近付いてきていると思う。すべてにおいてこの『ショウ・マスト・ゴー・オン』の上演がピタッとはまるタイミングなんじゃないかな、と思います。取材・文:平野祥恵撮影:源賀津己ヘアメイク=田中エミ(Rapport81)スタイリスト=津野真吾(impiger)衣装=ジャケット 価格未定(ZARNY / ZARNY.K.K TEL 03-4577-8515)・その他(スタイリスト私物)ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★新納慎也さんのサイン入りポラを抽選で2名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!★10月10日(月・祝)よりチケット一般発売開始!
2022年10月01日俳優の草なぎ剛と香取慎吾による2人芝居『burst!~危険なふたり~』の囲み会見が30日、東京・日本青年館ホールで行われ、草なぎと香取、作・演出の三谷幸喜氏が出席。三谷氏が2人のことを絶賛した。2015年に上演された舞台『burst!~危険なふたり~』が7年ぶりに復活。10月1日から26日に日本青年館ホールで上演される。大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の脚本執筆を終えた三谷幸喜氏が作・演出を務め、三谷作品への出演は本作初演以来となる草なぎと、舞台『日本の歴史』(2021年)をはじめ多くの三谷作品に出演してきた香取が、再び2人芝居で魅せる。三谷氏は「今、僕が着ているスタッフジャンパーは初演のときのやつなんです。この作品が好きなので早くまたこのメンバーでやりたいなという願いを込めて7年前からずっと着ているスタジャン。夢がようやく叶ったという感無量な気分です」と感慨深げ。草なぎは「再演というのは何か意味があることだと思っていて、再演で完成することもたくさんあるので、初演のいいところもありつつ、また新たな発見もあるんじゃないかなと楽しみにしています」と期待し、香取は「三谷さんの作品に出られることもそうですが、草なぎ剛という、僕がとても好きな俳優さんなので、一緒に芝居できてとても楽しいです。古くからの付き合いですけど今改めてこうやって2人がぶつかり合えている時間がとっても楽しいです」としみじみと語った。三谷氏は、草なぎと香取のことを「最強のふたり」と表現し、「二人芝居って実はすごく難しくて、このお二人はそういうこと何も感じずにさらっとやられているけど、僕からするとよくこんなことができるなって思う。しかも普通の二人芝居ではなく、2人しか舞台に立てないけど2人が顔を合わせるのは1回だけ。あとはずっと2人とも違う方向を向いてしゃべっている。ものすごく演劇的に高度なことなんですよ」と絶賛。さらに、「相手の顔を見て呼吸を合わせないとできないことなんだけど、今回は遠隔操作みたいな感じで2人が遠くを見ながらしゃべっている。なおかつ呼吸がぴったり合って、綿密な構成でいい演劇的な空間が続く。そんなことって普通の俳優さんはできない。できたとしても、ものすごく稽古しなきゃいけないと思う。それをさらっとやっちゃった2人は本当にすごい2人だなと思います」と褒めちぎった。草なぎは「そうだったんですか。もっと早い段階で言ってくれたら自信持てたのに。三谷さんに褒めていただいてうれしいです」と笑顔。香取は「うれしいですけど、三谷さん自分で作った作品を褒めているみたいな」とツッコミを入れ、三谷氏が「僕の作品というより2人の作品だと思うので自画自賛できるのかな」と言うと、「ありがとうございます」と返した。三谷氏は最後に「僕はこのお二人の大ファンで、このお二人のために作品を作ることができたのがすごく光栄に思っています。だいたい1時間40分ありますけど、こんなに長く生の2人を見ていられるチャンスってあんまりないと思う。ずーっと出てますから、それはすごい機会だと思うので存分に楽しんで味わっていただきたいと思います」と語った。
2022年09月30日大泉洋、有村架純、目黒蓮(Snow Man)、柴咲コウが出演する実写映画『月の満ち欠け』より、夫婦役の大泉さんと柴咲さんのメイキング写真が到着した。本作の撮影は、昨年11月から12月にわたり行われた。とある一軒家スタジオでは、18歳になった瑠璃(菊池日菜子)の誕生日を、大泉さん演じる主人公の小山内堅と妻・梢(柴咲さん)、そして瑠璃の親友・緑坂ゆい(伊藤沙莉)と祝うシーンの撮影が行われ、ゆいがカメラで撮影し、夫婦のなれそめを語る場面では「本当にカメラ回ってる?」と、大泉さんの細かいアドリブが炸裂。柴咲さんらもつい笑顔になり、終始、賑やかな雰囲気で撮影は進んでいったという。絵に描いたような幸せな家族の愛に満ち溢れた日常のひとコマだが、この直後、梢と瑠璃を交通事故で失い、一気に不幸のどん底に叩き落とされることに。大泉さんは「僕がこんな笑顔でいられるのも今日までですよ」と苦笑いし、「この後どうなるかを知っているだけに、赤ちゃんの瑠璃を抱いているシーンから既に切なかったです」とふり返る。一方の柴咲さんは「梢は柔和で愛情深い人。しかし物腰の柔らかさの中にも、ブレない信念や強さが潜んでいる人という印象を感じたので、そういった部分を大切に演じました」と役作りで意識した点を明かす。夫婦を演じた2人は、『青天の霹靂』で共演経験があり、息はピッタリ。本作のプロデューサーは「おふたりの夫婦としての説得力は予想以上でした」と語っている。また、別の日のとある現場には、妻と娘を失った失意を表現するために、短期間で自主的な減量を敢行した大泉さんの姿が。頬はげっそりし、そこにシミや白髪などを足し、55歳の姿を作りあげた。大泉さんも「今回ばかりはスタッフに“大泉さん、老けましたねぇ”と言われるのが嬉しいです(笑)」とその仕上がりに満足している様子。プロデューサーは「光と影、その深みや落差を魅力的に演じ分けられるのは大泉さんしかいないと思いました。ベストオブベストなキャスティングでした」と自信を覗かせている。『月の満ち欠け』は12月2日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:月の満ち欠け 2022年12月2日より全国にて公開©2022「⽉の満ち⽋け」製作委員会
2022年09月27日シネマ歌舞伎『三谷かぶき 月光露針路日本 風雲児たち』のBlu-rayが、12月7日(水) にリリースされることが決定した。『決闘!高田馬場』に続き三谷幸喜が手がける新作歌舞伎2作目となる本作は、エンタテインメント性たっぷりに歌舞伎の古典的表現を存分に活かした冒険コメディ。令和元年6月に東京・歌舞伎座で上演されると、連日大盛況となりシネマ歌舞伎化。そして今回ファンからの熱望の声を受けてBlu-ray化されることとなった。原作は、2021年に逝去したみなもと太郎が1979年から約40年にわたり連載した歴史巨編漫画『風雲児たち』。その中から、見知らぬ異国の地ロシアに漂流し、様々な困難に直面しても日本へ帰ることを諦めず強い意志を持ち運命と闘い続けた伊勢の船乗り、大黒屋光太夫の物語を歌舞伎舞台化した。出演者は松本幸四郎のほか、三谷が脚本を手掛けるNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演している市川猿之助、片岡愛之助、坂東彌十郎、尾上松也、そして「義高ロス」を巻き起こした市川染五郎と、今をときめく歌舞伎俳優が勢揃いしている。Blu-rayには、みなもと太郎が本作のためだけに描き下ろした、貴重なイラストを基にしたオリジナルアニメーションを収録。映像特典には、稽古風景や稽古後囲み取材、完成披露上映会の舞台挨拶を収録している。シネマ歌舞伎『三谷かぶき 月光露針路日本 風雲児たち』Blu-ray情報付き予告<リリース情報>シネマ歌舞伎『三谷かぶき 月光露針路日本 風雲児たち』2022年12月7日(水) リリースBlu-ray:8,250円(税込)※デザイン・内容・仕様は予告なく変更となる可能性がございます。『三谷かぶき 月光露針路日本 風雲児たち』Blu-rayジャケット【映像特典】・稽古風景 ※上演時・稽古後囲み取材 ※上演時・完成披露上映会舞台挨拶【予約&購入特典】松竹DVD倶楽部で予約&購入で、松本幸四郎・市川猿之助・片岡愛之助のオリジナルブロマイド3枚セットをプレゼント。詳細はこちら:<公演情報>シネマ歌舞伎『三谷かぶき 月光露針路日本 風雲児たち』原作:みなもと太郎作・演出:三谷幸喜【出演】松本幸四郎 / 市川猿之助 / 片岡愛之助市川男女蔵 / 八嶋智人坂東新悟 / 中村種之助 / 市川青虎 / 中村鶴松 / 市川染五郎 / 大谷廣太郎松本錦吾 / 市川寿猿 / 片岡松之助 / 澤村宗之助坂東彌十郎 / 市川高麗蔵 / 坂東竹三郎松本白鸚語り:尾上松也【あらすじ】天明二年十二月十四日、駿河湾沖を嵐が襲い二十四隻もの船が犠牲になった。二十三隻が海の藻屑と消えたなか、一隻だけ生き残った船、それが、大黒屋光太夫らを乗せた商船「神昌丸」。船頭・光太夫を含む十七人の船乗りたちは八カ月間海原を漂流し、ロシア領アリューシャン列島アムチトカ島にたどり着く。そして、次々と仲間を失いながらも、光太夫たちはふるさと日本への帰国を目指し、ロシア大陸を奥へ奥へと進んでいく――。
2022年09月17日大泉洋、有村架純、目黒蓮(Snow Man)、柴咲コウが出演し、佐藤正午のベストセラー純愛小説を映画化した『月の満ち欠け』。この度、大泉さんと柴咲さんが演じる夫婦の幸せいっぱいの場面写真が到着した。場面写真は、娘の瑠璃が生まれ、大泉さん演じる主人公・堅が誕生したての我が子を大事そうに抱きかかえる特別な瞬間、小山内夫妻がまだ幼い瑠璃(阿部久令亜)を連れ、海辺へキャンプに出かけた際、空を見上げ、月を見るシーン。家族の仲の良さと18歳になった瑠璃(菊池日菜子)の成長が感じられる一家団欒シーン。一人哀愁を漂わせ佇み、寂しげな表情を浮かべる堅が写し出されており、一家の歴史を感じ、壮大な物語への期待が高まる。また、月を見るシーンでは、笑みがこぼれる両親に対し、“満ちては欠ける”月を瑠璃が不思議そうに眺める表情が印象的。本作で大泉さんは、堅の実に27年に及ぶ期間を演じきった。時代ごとの演じ分けにも苦労したと思料する、大泉さんの熱演に注目だ。『月の満ち欠け』は12月2日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:月の満ち欠け 2022年12月2日より全国にて公開©2022「⽉の満ち⽋け」製作委員会
2022年09月10日●カッコよさより面白さ「笑わせたい人なんです」俳優としてのみならず、バラエティ番組でも抜群のトーク力で活躍している大泉洋。近年は司会業も務め、Amazon Original番組『ザ・マスクド・シンガー』では2年連続MCを担当している。大泉にインタビューし、同番組や司会業への思い、根底にある「笑わせたい」という欲求、そして今後について話を聞いた。『ザ・マスクド・シンガー』は、マスクで正体を隠した有名人が実力勝負のパフォーマンスに挑み、出演者や視聴者がその正体を推理するエンターテインメント番組。シーズン2は8月4日より毎週木曜20時にPrime Videoで独占配信される。全米を中心に世界で人気を博した番組の日本版ということで配信開始前から注目を集めていた同番組。大泉はシーズン1で関心の高さを感じたそうで、TEAM NACSのメンバーからも反応があったと明かす。「地上波のテレビに出ていたのとは違う反応がありました。注目度が高かったんだなと。仕事をしていて、うちのメンバーから『見た』と言われることはそんなにないんですけど、『ザ・マスクド・シンガー』はメンバーの中にも好きな人がいました」そして、「シーズン1がとにかく楽しかったので、シーズン2も楽しめたらいいなと思って挑みました」と述べ、「よりスケールアップしています。僕の登場の仕方がもっと派手になっていたり、パフォーマーを当てるヒントの出方が違ったり。出てくる人を当てるという面白さが倍増されていると思います」とシーズン2の魅力をアピールした。司会をする上で、アメリカ版の司会者の振る舞いを参考にしたという。「僕はどうしても面白くしたいという思いがあるのですが、それプラス、アメリカの司会者のスマートな感じやカッコよさが必要なのかなと」。登場シーンはまさに“カッコいい大泉洋”が見られる。「シーズン1の最初は、なんで司会者がこんなカッコよく出てこないといけないのだろうという照れがありましたが、シーズン2になったので慣れたというか、ここは割り切ってカッコよく出た方が番組としてはきれいにいくんだろうなと。シーズン2は、僕の登場はよりグレードアップしています!」番組に合わせてカッコよさも出しつつ、大泉が何よりも大切にしていることはやはり、「笑わせる」ことだ。「僕は何をしたい人かというと、笑わせたい人なんです。例えば真面目にお話を聞いてくださいというお仕事であれば、僕じゃないほうがいいのではと思います。もちろん芸人さんは芸人さんで面白いですし、僕なりのやり方でできる面白さを求めています」笑いの程度については番組に合わせて調整。「僕がやることですべてを笑いに変えたいというわけではなくて、例えば『SONGS』では、僕とアーティストの絡みの中に何か笑いが生まれればと思っています。もちろん、笑いだけあればいいということではないし、番組の性質を僕なりに考えて加減しています」と説明し、『ザ・マスクド・シンガー』に関しては「笑いに特化して司会をしていい番組かなと思ってやっています」と話した。●俳優業とバラエティ…どちらかではなく両方が不可欠また、笑ってもらうためにも「役者以外の仕事においては、とにかく楽しむことしか考えていない」ときっぱり。「僕が楽しんでいるところを見て人々が楽しんでくれると思っているので、バラエティに関しては僕がどれだけ楽しめるかだと思っています」と明かした。北海道テレビ制作のバラエティ番組『水曜どうでしょう』をきっかけに全国区の人気者になった大泉。「芸人さんという形をとらなかったですが、僕は運がいいことに今の仕事がなんとなくやれた。大学時代にやったアルバイトの延長戦で『水曜どうでしょう』という番組が始まったものだから。芸人になるんだという強い信念でなったわけではないわけですが、今のメディアへの出方が僕には一番向いていたんだろうなと。ラッキーだったと思います」そして、北海道で活動していく中で、バラエティだけではなく俳優業への思いも増していったという。「人を笑わせたいという思いだけで10年間やっていたけれど、毎日同じことをしているとどこか飽きてしまう自分もいて、モノを作りたいという衝動も同じく僕にはあるのかなと。バラエティで瞬発的に人を笑わすことと、時間をかけてドラマ、映画、舞台を作っていくことと、両方やりたいんでしょうね」。そして東京進出後、俳優としても存在感を増していった。ちなみに、「笑わせたい」という欲求は、「本能としか言いようがない」とのこと。「物心ついたときには人を笑わせたいとしか思ってなかった。保育園に通っていた頃から、同じ年の子供たちというより、大人が笑ってくれることがうれしい子供でした。みんなが夢中になっていた昆虫採集やプラモデルには全然興味がなく、延々とバラエティを見ていて、親からは『テレビばっかり見るんじゃない』しか言われていませんでした(笑)。子供の頃から落語も好きでしたし、そうやってどんどん吸収していったのだと思います」と振り返る。NHKの音楽番組『SONGS』で“責任者”という番組の顔を務め、『NHK紅白歌合戦』で2020年と2021年に司会を担当。そして、『ザ・マスクド・シンガー』でも2年連続で司会を務めているが、「司会をすることに慣れたくない」と言う。「僕は司会者だけをやっていきたいという思いがあるわけでもないので、司会者として上手になりたいとも思わない。不慣れなところも笑ってもらえるんだったらそのほうがいいのかなと。僕が司会をすることは、イレギュラーでどこか特別でありたいと思っています」また、俳優以外の仕事をやることは、俳優にとってはいいことではないと考えているものの、大泉にはそれ以外の仕事もなくてはならないのだという。「同じことをずっとやっていると疲れてくるというか、役者で使う脳とは違うものをバラエティで使っているからいいのかなと。役者をやる上では本当は、役者以外の姿を見せることでイメージをみんな持ってしまうのでいいことではないと思いますが、役者だけをやっていると違うことをしたくなってしまう。やっぱり人を笑わせたいという気持ちが強い人なので」●焦り感じるも楽観的「これからもワクワクしながら」現在49歳。「40歳になってから49歳までが早かったですが、『50歳から60歳のほうが早いよ』という声を聞くので、焦りも出てきました。今では定年もだいぶ延びましたが、昔のサラリーマンは60歳で一区切り。それがあと11年で来ると思うとあっという間な気がしています」と焦りを明かす。「もちろん10年以上前から役でいうとお父さん役なわけで、これがもう少ししたらおじいちゃん役になっちゃうのかと。そのときにおじいちゃんの役を楽しめばいいわけだけど、やれる役がどんどんなくなってくるのかなという焦りもあります」焦りがあるとはいえ、決して悲観的になっているわけではなく、何歳までにこれを実現したいという目標を立てているわけでもない。「僕はこういう風になりたいと、未来に目標を立てることができない人間なんです。漠然といい仕事がしたいと思っているだけで、漠然と未来を楽しみにしていることがとても大事な気がしています。結局、未来はとても楽しみで、仕事に関しては常に楽観的というか、なぜか知らないけど、いい仕事と出会えるといういいイメージしか持っていない。毎日毎日楽しみに生きています」実際に喜びを感じる仕事と出会ってきたからこそ、将来に対して明るいイメージが持てているのだろうと分析する大泉。最近の活動で特に自身にとって大きな経験になった仕事を尋ねると、源頼朝役を演じた大河ドラマ『鎌倉殿の13人』を挙げた。冷酷非情な一面も描かれた頼朝。大泉は「僕のことを嫌いになる方も多かったと思いますが、こんな役に出会えることもなかなかないなと。そして、作品として圧倒的に面白いので、その作品にあれだけ重要な役で関われて、日本中から嫌われるような役とお芝居ができたことは自分にとってはすごく大きな出来事だったと思います」と噛みしめる。そして、「引き続き役者の仕事もそれ以外も今のようできて、面白いお仕事と出会えたら」と期待。「これからもワクワクしながら生きていくのかなと思います」と心を躍らせていた。■大泉洋1973年4月3日、北海道江別市生まれ。演劇ユニット「TEAM NACS」メンバー。バラエティ番組『水曜どうでしょう』(HTB)でブレイクし、数々のドラマや映画に出演。TEAM NACS公演や三谷幸喜作品など、舞台でも活躍している。近年の主な出演作は、TBS『ノーサイド・ゲーム』(2019)、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(2022)、フジテレビ『元彼の遺言状』(2022)、Netflix『浅草キッド』(2021)など。主演映画『月の満ち欠け』が12月2日公開予定。バラエティ番組でも活躍するほか、『NHK紅白歌合戦』では2019年と2020年の2年連続で司会を務めた。ヘアメイク:白石義人(ima.)スタイリスト:九(Yolken)
2022年08月02日脚本・演出 三谷幸喜、出演 草彅剛・香取慎吾の3人による舞台『burst!〜危険なふたり~』が、7年ぶりに上演されることが決定した。本作は草彅剛と香取慎吾のみの二人芝居。香取は舞台『日本の歴史』(2021年)をはじめ多くの三谷作品に出演してきたが、草彅は本作品初演以来の三谷幸喜作品への参加となる。公演は、10月1日(土) から10月26日(水) まで日本青年館ホールにて上演予定。チケットの一般発売は、9月3日(土) 10時より開始される。■三谷幸喜 コメント大好きな作品の再演。一番楽しみにしているのは僕かもしれません。だってこんなに芝居がうまくて、こんなに格好良くて、こんなに仲のいい役者が揃った二人芝居って、そうはないですから。■草彅剛 コメント慎吾ちゃんとまた2人芝居できるのは嬉しいです。2人ならではのburst感を三谷さんが作ってくれました。張り切りマッスル!■香取慎吾 コメント大好きな三谷幸喜さんの頭から生まれた言葉たちで、大好きな俳優 草彅剛さんとburst!します。再び。<公演情報>『burst!〜危険なふたり~』2022年10月1日(土)~26日(水) 日本青年館ホール『burst!〜危険なふたり~』ロゴ脚本・演出:三谷幸喜出演:草彅剛 / 香取慎吾【チケット料金】S席:12,500円(税込)A席:7,500円(税込)一般発売日:2022年9月3日(土) 10:00~(予定)新しい地図NAKAMA先行受付:2022年8月11日(木・祝) ~(予定)公式サイト:
2022年07月26日Amazon Original番組『ザ・マスクド・シンガー』シーズン2が、8月4日20時よりプライム会員向けに独占配信される。このたびMCの大泉洋が語る『ザ・マスクド・シンガー』の舞台裏 特別映像が公開された。『ザ・マスクド・シンガー』は、マスクで正体を隠した有名人が実力勝負のパフォーマンスに挑み、出演者や視聴者がその正体を推理するエンターテインメント番組。昨年9月にシーズン1が配信開始された。シーズン2では、豪華にスケールアップしたステージパフォーマンスで、新たなパフォーマーによる熱いバトルが展開される。舞台演出や特殊効果が更にパワーアップし、15台以上ものカメラで、ライブ感あふれるステージを届ける。また、難解になったヒント映像や新しい演出が登場するなど、推理の楽しさもパワーアップしている。パフォーマーたちの圧倒的なステージを間近で見ていた大泉は、公開された映像で「(前回より)ずっと大きな会場でやっていたのもあって、パフォーマンスのエリアも広がってさらに派手なパフォーマンスができますよね。なんかステージからやたら火が出てました」と述べ、舞台のせり上がりや、炎の演出を含めた特殊効果がふんだんに盛り込まれたステージの魅力を語る。そしてそんなシーズン2の進化に恨み節が出たのが、シーズン1でパフォーマーとして出演し、今回はパネリストとして参加する水野美紀。水野からは「いや~前回よりも予算がかかってますね!」と本番収録で思わず本音が飛び出し、会場の笑いを誘う。今回もあっと驚く有名人が集結しており、マスクの中の正体はトップシークレット。マスクを脱いだ瞬間の驚きと感動を最大化すべく、パフォーマーたちはサンバイザーで顔を隠して会場入りし、休憩中も全身を隠して移動するなど、厳しい管理のもと撮影が行われた。MCにすら正体を明かさない徹底した情報統制ぶりには、大泉も「尋常じゃない!」とコメント。「誰も私にマスクの中の正体を教えてくれない」とぼやいている。さらに今回はMIYAVIやPerfumeらお馴染みの顔ぶれに、新たなパネリストが加わり、圧巻のパフォーマンスに魅了されながら白熱した推理合戦が繰り広げられる。より豪華にスケールアップした極上のステージとパフォーマーたちのドラマ、MCの大泉洋とパネリストたちで繰り広げるトークバラエティなど、見どころ満載となっている。(c)2022 Amazon Content Services LLC All Rights Reserved
2022年07月22日「大泉洋という俳優が源頼朝を演じ、結果的にこういう頼朝像ができあがったのがすべてだと思います。孤独な部分も含めて、こんなに人間味のある頼朝を演じられる俳優さんはほかにいるのだろうかと僕は思っています」そう話すのは、脚本家の三谷幸喜(60)。大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(日曜20時からNHK総合ほかで放送中)前半の“主役”として物語をリードしてきた頼朝にも、いよいよ最期のときが。「全部大泉のせい」「頼朝嫌い」とSNSでもたびたび話題になった“大泉頼朝”。十分すぎるほどの存在感を放った鎌倉殿が去ったあと、義時(小栗旬)はどうなっていくのか。「なんでもありの混沌とした時代の中で、一人だけ義時というリアリストがいた。後半の年齢を重ねてからの義時のほうが、より、小栗さんのよさが出てくると確信しています」(三谷・以下同)放送当初から登場している三浦義村(山本耕史)に関しては「ラスボス」の言葉が出た。「三浦義村はどの局面においても何を考えているのかわからない不思議な人。歴史を知っている方はご存じかと思いますが、義村は暗躍しますから、ラスボス的な意味合いで物語を引っ張っていくのは三浦義村かもしれません」政治家としての手腕よりも悪女のイメージで語られることの多い、政子(小池栄子)の描かれ方も注目すべきポイントになりそうだ。「北条政子という人物が悪女として名が知られているのが、僕には不思議でしょうがない。その局面でやるべきことをやっているだけで、けっして悪女ではない。そんな政子の生涯を描くことができる喜びを感じています」日曜の夜の楽しみはまだまだ続きそう!
2022年07月02日6月26日に放送された大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合)の第25話で、大泉洋(49)演じる源頼朝の死期が迫っているような描写があった。非情な頼朝を演じ、回を重ねるたびに話題を集めてきた大泉。ネットでは、改めてその演技を讃える声が上がっている。同日放送回の終盤、頼朝が意識を失くし落馬するシーンが。そして小池栄子(41)演じる北条政子らの、頼朝の死を悟ったような表情が次々と画面に映し出されていた。一説によると、落馬の後に亡くなっている頼朝。そんな頼朝は、『鎌倉殿の13人』でプライドが高いうえに冷淡な性格として描かれている。「劇中の頼朝は自らのために『使い捨ての駒』といって、味方の上総広常(佐藤浩市)の命を奪いました。ほかにも同じ源氏の木曽義仲(青木崇高)や、自分の長女と婚約関係にあった義高(市川染五郎)の命まで奪っています。普段の大泉さんのキャラクターとは違う難役で、“俳優・大泉洋”の新たな一面として大好評です」(テレビ局関係者)そんな大泉演じる頼朝の無情さに、視聴者も驚かされ続けてきた。その結果、Twitterでは“#全部大泉のせい”というハッシュタグが何度もトレンド入り。視聴者のなかで、流行語となっている。「実は“全部大泉のせい”という言葉は、主人公・北条義時を演じる小栗旬さん(39)が考案したものなんです。小栗さんは役に没入するがあまり、『大泉さんさえいなければ、みんな死なないのに』と思ったそうです。そこで撮影時、マスクに悪ふざけで“全部大泉のせい”とメッセージを書いたところ現場は大盛り上がり。このことを小栗さんがテレビで話したため、視聴者の間でも“全部大泉のせい”が大流行したんです」(芸能関係者)冷酷無比な役でありながらも、大泉洋の高い演技力によって屈指の人気キャラクターにもなった頼朝。そのため26日の放送終了後、ネットでは難役を演じてきた大泉に感謝の言葉が相次ぐことに。Twitterでは、こんな声が上がっている。《これで退場かぁ…大泉さんの頼朝めちゃくちゃ腹たったけど、全部全部大泉のせいだったけど、大泉さんでよかったよーーーー!ありがとうございましたーーー!!!》《なかなかに酷いヤツだったのに涙が止まらないこんな下衆なヤツなのに、結局最後まで頼朝が嫌いになれなかったのは、全部大泉のせい。大泉洋さん、魅力的な頼朝を見せてくれてありがとうございました!》《全部大泉のせい!とか言われてた半年ですが、源頼朝が大泉さんで良かったなぁ。素晴らしい人選でした、楽しませていただきありがとうございました》《この大河で、源頼朝に興味を持てた。ありがとう、大泉洋さん!!あなたのせいだー》
2022年06月28日三谷幸喜が手掛けるパルコ・プロデュース2022「VAMP SHOW ヴァンプショウ」がこの夏、上演されることが決定した。楽しく旅する5人組の吸血鬼。うっそうとした森に囲まれたさびれた山間の駅にたどり着く。駅には駅長と、電車を待つ女性が一人…。本作は、1992年にサードステージのプロデュース公演として初上演された伝説の舞台。2001年には、パルコ&サードステージ提携プロデュースとしてPARCO劇場にてキャストを一新し、池田成志演出で上演された異色のホラーコメディ。21年ぶりの復活となる今回は、2001年版の出演者、河原雅彦が演出のバトンを受け継ぎ、キャストには、現在放送中のドラマ「恋なんて、本気でやってどうするの?」に出演する岡山天音、『今日から俺は!!』「インビジブル」の平埜生成、『銀魂』「勇者ヨシヒコと導かれし七人」の戸塚純貴、「獣電戦隊キョウリュウジャー」の塩野瑛久、「アンナチュラル」「シグナル」の尾上寛之が決定している。なお、チケットは7月2日(土)に一般発売が行われる。パルコ・プロデュース2022「VAMP SHOW ヴァンプショウ」東京公演は8月8日(月)~28日(日)PARCO劇場にて上演。※愛知、大阪、福岡公演あり(cinemacafe.net)
2022年05月27日「菅田さんは脚本家の三谷幸喜さん(60)に会ったことがないんです。いつか対面するときのために、大泉洋さんが『三谷さんのボケにつっこめ!』と接し方を伝授してくれたそうですが、菅田さんは『初対面では無理ですよ』と笑っていたみたいですよ」(芸能関係者)『鎌倉殿の13人』で源義経を演じている菅田将暉(29)。従来のイメージを覆す義経像が話題だが、役づくりは手探りだったようで……。「三谷さんが描く義経は突拍子もない言動が多いですからね。菅田さんとしては、義経の言動の真意を三谷さんに直接聞きたかったでしょうが、三谷さんは現場にまったく来ないのでそれができず、苦労したと思います。そのうえ乗馬や弓などの練習もしなければいけないわけです。『役者人生でいちばん難しい役』だと言っていました」(NHK関係者)そんな難役に挑戦すると決まったとき、菅田には「頼りたい」と頭に浮かんだ人物がいたようだ。「役者の知人から聞いたのですが、『(三浦)春馬さんに大河の話を聞きたかったな』と菅田くんが漏らしていたそうです」(制作関係者)三浦春馬さん(享年30)と菅田は3歳差。ほぼ同世代だが、菅田は“影響を受けた俳優”として春馬さんの名前を挙げたこともある。「年齢は近いですが、春馬さんは子役出身なので、キャリアは菅田さんより10年以上長い先輩なんです」(テレビ局関係者)’11年の春馬さん主演のドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』(フジテレビ系)で初共演。以降、つかず離れずの交流が。「私生活でよく遊ぶ仲ではなかったはずです。でも役者として互いに一目置いていたんじゃないかな。春馬くんが、菅田くんの舞台を見に来て楽屋を訪ねていたこともありましたからね」(菅田の知人)’17年の大河ドラマ『おんな城主 直虎』で、2人は親子の役を演じた。菅田にとっては初大河で、戸惑いが多かったようだ。そんな菅田を春馬さんは激励に訪れている。「親子役ながら共演シーンがなかったんですが、春馬さんはわざわざ差し入れを持って菅田さんの現場を訪れました。演技を褒められて、菅田さんは照れくさそうにしていましたよ」(別のNHK関係者)激励の背景には、春馬さんなりの現場づくりの意識もあったのかもしれない。春馬さんはインタビューで俳優としてのポリシーを次のように話していたことがある。《いいパフォーマンスのための勉強と同時に、チームでモノづくりをする、人の気持ちのつかみ方、癒し方も学びたい》(「LEE」WEB版’19年9月19日配信)人を大事にしていた春馬さんの在り方を、菅田は『鎌倉殿』の現場で遺命として思い出したのではないだろうか。「菅田さんはふと春馬さんのことを思い出すことがあるそうです。小栗旬さんら役者仲間との話題で、自然と名前が出ることもあるとか」(前出・制作関係者)春馬さんの思いを胸に、義経は間もなくクライマックスを迎える。
2022年05月20日俳優の大泉洋が出演する、ヤクルト・ヤクルト400Wの新CM「人生100年時代」編が、12日より放送される。新CMでは、大空の下で大泉が一青窈の名曲「ハナミズキ」を歌唱。大泉の歌声に乗せて、様々な人の日常が映し出され、100年続く人生を連想させるシーンとともに、大泉が優しい表情で気持ちよさそうに歌い切る。現場入りするとすぐに、スタジオに流れる「ハナミズキ」のデモ音声を聞きながら練習をスタートした大泉。「本番ではデモ音声ではなく、自分の歌声を流して収録したい」と監督に積極的に提案する姿も見られた。また、監督からOKが出た後も自らモニターをチェックし、「ごめん、もう1回いい? もう少しやさしい雰囲気の方がいいのかなぁ」とこだわりを見せ、最後には「うん、うん」と頷き、納得のいく仕上がりに満足した様子だった。■大泉洋インタビュー――CMで歌を歌ってほしいと言われた時、どう思いましたか?びっくりしましたね。これまでも「手洗いうがい」などのちょっとした歌はありましたけど、今回ハナミズキを歌わせていただいたわけで。歌は好きなのでいいよとお返事しましたが(驚きました)。――CM撮影では一青窈さんのハナミズキを歌われていました。実際に歌ってみてどうでしたか? また、撮影にあたって、今日までに準備されたことはありますか?改めて歌ってみて、名曲でございますよね。女性の歌ということもあり、これまではカラオケなんかでも歌うことはありませんでしたけど、「これからは歌えるな」ということがよくわかりました。「イケる」と分かりました。気持ちよく歌わせていただきました。当初、スポットライトが当たって歌い上げるというバージョンも(提案の中に)あったんですよ(笑)。歌い上げてたらどんなCMになっていたんだろうと、(撮影を終えた今では)びっくりします。口ずさむような歌になってよかったと思います。準備はそんなにしてないです(笑)。前の仕事から車で移動するときに少し歌った程度です。――今回のCMは「人生100年時代のためのヤクルト」がテーマですが、大泉洋さんが100歳まで続けたいと思うことはありますか?仕事ができれば一番いいですけどね。やっぱりなんだかんだ言って、仕事が楽しいんですよね。バラエティーでも役者の仕事でも、何かしら(仕事が)できていると良いなあと思いますよ。――そのために何かしていることはありますか?そのためには、やっぱり欠かせないのは「ヤクルト400W」でしょうね。あと、適度な運動ですかね(笑)。身体の衰えは感じますから。歩くだったりですとか、走るだったりですとか、体を鍛えていかないといけないんだろうなというのは思います。――「ヤクルト400W」はお通じ改善機能がありますが、良い腸内環境を保つために普段から心がけていることはありますか?正直申し上げると、ヤクルトに頼りきっているところがあるんですよね(笑)。それ以外で言うと、僕なんかは不規則になりがちですけど、睡眠をしっかりとることじゃないですかね。あとは、食べ過ぎないということですかね。ぼくも食べ過ぎてしまうことが多くて……本当は腹八分目くらいで抑えるというのが腸内環境にとっては良いんでしょうけど、どうしても十二分までいくんですよね、僕ね。それが良くない。年になってきたから、なんとか腹八分目、いって九分目くらいで収めたいなと思います。――「ヤクルト400W」を飲んで、味など感想をいただけますでしょうか?基本のヤクルトシリーズのおいしさを残しつつ、確かにスッキリしているような感じもありますかね。安定しておいしいですよ。
2022年05月11日「三谷さんにはMCの経験がありません。それでも今回抜擢された背景には、“相棒”安住アナの意向があるんです」(TBS関係者)4月2日の放送から『情報7daysニュースキャスター』(TBS系)のMCを務めている三谷幸喜氏(60)。前任のビートたけし(75)の後を継ぎ、安住紳一郎アナ(48)と共に番組の進行を担う。現在放送中の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)も手掛けている人気脚本家の三谷氏と、TBSを代表するアナウンサーの安住アナ。異業種の2人だが、実は親交が深いようだ。「2人は’13年の『ぴったんこカン・カン』(TBS系)で初めて共演しました。以来、プライベートでも連絡を取り合う仲になったそうです」(前出・TBS関係者)交流を重ねるにつれ、「信頼関係が生まれていった」と前出のTBS関係者は続ける。「’19年7月放送の『ぴったんこカン・カン』で番組冒頭から“重大発表がある”と言い、後半までその内容を隠して煽っていました。視聴者は安住アナの結婚や退社を予想しましたが、重大発表とは“安住アナが東京五輪のキャスターに就任した”ということ。当時、視聴者として見ていた三谷さんは『ああいう演出はよくない』と安住アナに“クレーム”を送ったそうです。安住アナはそんな本音を包み隠さず言ってくれる三谷さんを頼もしく感じており、MC起用の決め手になったと聞いています」いっぽうの三谷氏がMCのオファーを引き受けたのには、“打算”があると芸能関係者は明かす。「三谷さんの『Nキャス』1本のギャラは80万円だそうです。前任のたけしさんのギャラは180万円から200万円ほどといわれているので、たけしさんの半額以下。それでも、MC初挑戦の文化人枠としては異例の高額なんです。大河の脚本のギャラは約2千万円で、映画は1本800万円から1千万円。大河は約2年間拘束される大仕事なので、三谷さんは収入減を心配していました。そんななか『Nキャス』のオファーは“渡りに船”だったそうです」三谷氏がギャラを重要視するのには、理由があるようだ。「三谷さんは’13年7月、19歳下の一般女性と結婚。そしてその翌年6月、52歳で初めてお子さんが生まれました。その後、前立腺がんが見つかり、’16年に手術することに。改めて『家族をなんとしても守っていかなくては』という気持ちが強くなったといいます」(前出・芸能関係者)『週刊文春』’21年12月30日号で、《(家庭をもつまで)ギャラが幾らかなんて考えたこともなかった。でも今は違う。三谷家のため、仕事を選ぶ基準はまずそこですから》と語っていた三谷氏。『Nキャス』での活躍次第では、“MC転身”で荒稼ぎする日が来るかも!?
2022年04月08日大泉洋がMCを務める「ザ・マスクド・シンガー」シーズン2の配信が決定した。全世界50か国が熱狂している音楽ライブエンターテインメントの日本版となるオリジナル作品「ザ・マスクド・シンガー」。マスクを被った12名のパフォーマンスを楽しみながら、マスクの中の有名人の正体を推理する新発想の番組だ。昨年9月にシーズン1が配信開始となり、SNS上でも話題に。パフォーマンスの魅力と推理の楽しさは、シーズン2でも健在。さらに、豪華にスケールアップした極上のステージが展開され、新たな演出も予定しているという。今回もMC続投となる大泉さんは「『ザ・マスクド・シンガー』の舞台に再び立つことができて、とても興奮しています。シーズン2では、マスクドシンガーたちのパフォーマンスも推理の面白さも更にスケールアップしています。驚きと興奮、そして感動の極上のエンターテインメントを、皆様にお届けできることが楽しみです。新しい演出や仕掛けも盛りだくさんのシーズン2に是非ご期待ください」と呼びかけている。また、「バチェラー・ジャパン」の男女逆転版である婚活サバイバル番組「バチェロレッテ・ジャパン」シーズン2の配信も決定。2020年に配信されたシーズン1は、“今度は女が選ぶ番”というキャッチコピーのもと、個性豊かな男性参加者と真摯に向き合うバチェロレッテの芯の強い女性像や、旅の中で繰り広げられる男性参加者による駆け引きや感情のぶつかり合い、友情が共感を呼んだ。その最新作の配信決定を記念して、特別映像も到着。名シーンを通して、シリーズの“真実の愛を探す旅”が蘇り、ラストには新たな旅の幕開けを予感させる女性の姿も映し出されている。さらに、同じくAmazon Original番組として、日本発の伝説的アトラクション系バラエティ番組の復活版「復活!風雲!たけし城」(仮題)の制作も発表された。本作は、「風雲!たけし城」を装いも新たにしたPrime Video版。1986~89年にかけてTBSで放送された、視聴者参加型のアクション系バラエティ番組「風雲!たけし城」。毎回一般からの応募者約100人が賞金をかけて、難攻不落のたけし城を攻め落とすべく、体を張って数々の難関にチャレンジする姿が、日本中のお茶の間を魅了し、大きな社会現象となった。今作ではよりスケールアップし、参加者たちが挑む挑戦内容もユニークでバラエティに富んだものを予定。オリジナルに勝るとも劣らない、数々の名シーンが生まれること必至だ。「ザ・マスクド・シンガー」シーズン2は夏、Prime Videoにて独占配信開始予定。「バチェロレッテ・ジャパン」シーズン2は夏、Prime Videoにて独占配信予定。「復活!風雲!たけし城」(仮題)は2023年、Prime Videoにて全世界独占配信予定。(cinemacafe.net)
2022年03月30日綾瀬はるかと大泉洋が共演する新月9ドラマ「元彼の遺言状」より、2人が写るポスタービジュアルが完成した。本作は、綾瀬さん演じる弁護士の麗子と、大泉さん演じる謎の男・篠田が、バディを組んで数々の難解ミステリーを解決するという異色の痛快推理劇。今回公開されたポスタービジュアルでは、気持ちいいほど欲望にまっすぐな麗子と、柔和な表情でありながらも、どこかミステリアスな雰囲気が漂うミステリー小説家志望の男・篠田が、洋間のミニチュアセットを覗き込んでいる。木製の人形が横たわり、銃やナイフが転がっていることから事件現場と思われるが、2人の表情は好奇に満ちた雰囲気を感じさせる。麗子にとって、ミステリーの解決は大金を手にするためであり、「お金にならない仕事はしない主義」と、いたずらな笑みを浮かべ、そんな麗子に先導されながらも、ミステリー好きの血が騒いで高揚を抑えられない篠田という、対照的でありながらも、相性バッチリのビジュアルとなっている。なお、音楽を担当するのは、アニメ、ドラマ、映画、ゲームなど、携わる作品のジャンルは多岐にわたる川井憲次。緻密に練られた台本、豪華キャスト、そして心揺さぶる川井さんの旋律と全てがミックスされ、極上のリーガルミステリー作品となっている。「元彼の遺言状」は4月11日より毎週月曜日21時~フジテレビにて放送(※初回30分拡大)。(cinemacafe.net)
2022年03月25日「非常に今後が楽しみになる義時像でした」1月9日にスタートしたNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。脚本の三谷幸喜(60)は、主演の小栗旬(39)にこのようにメールしたという。視聴率は17.3%と、同時間帯ではトップの数字を記録し、順調な滑り出しとなった今作。その撮影の裏側では、こんな出来事がーー。【1】出演者が困惑する三谷幸喜の「醜聞禁止令」「三谷さんのこだわりが強く、特に北条義時を演じる小栗さんへの注文は多々あります。脚本家が現場に来ることは珍しくはないですが、三谷さんは本当によく顔を出して制作陣や出演者と細かい打ち合わせを重ねています。現場で脚本を変えることもあり、小栗さんは“今まででいちばんしんどい役”と冗談交じりにこぼしていました」(NHK関係者)並々ならぬ熱意で今作に臨む三谷。クランクイン当初には、出演者にある“お願い”をしたという。「三谷さんは出演者たちに“マスコミに撮られないように私生活も注意してください”と、スキャンダル封印指令を出したそうです。昨今は撮影期間中に出演者のスキャンダルが報じられて降板になり、撮影の進行に支障をきたす事例が増えています。それまでの現場の雰囲気もガラッと変わり、作品のクオリティが下がってしまうこともあるんです。“作品が純粋に話題になってほしい”という三谷さんは、スキャンダルを危惧しているようでした」(前出・NHK関係者)’20年の記者会見で三谷は、出演者について「『脛に傷持ってるかな』と思う方は、ぜひ断ってください」と冗談めかして呼びかけていたが、警戒心は本物だったようだ。「今作は小栗さんをはじめ、兄・北条宗時役を演じる片岡愛之助さん(49)など大物俳優がズラリ。皆さん、三谷さんのあまりの真剣さに怯えながら、どこか困惑している感もありました」(制作関係者)【2】兄弟愛の秘密は阪神愛阪神ファンとしても有名な小栗。ある会見では「兄と親父が熱狂的な阪神ファン。負けると家の空気が悪くなる」と語っていたことも。「昨年6月に大河がクランクインしたときは、阪神が首位を独走しており、2位と最大8ゲーム差をつける絶好調の時期でした。実は愛之助さんも同じく阪神ファンで喜び合っていたそうです。後白河法皇役の西田敏行さん(74)も大の阪神ファンで上機嫌だったとか」(前出・NHK関係者)【3】小栗の大親友・松潤が撮影現場をサプライズ訪問コロナ禍での撮影では、マスクが必須アイテム。「小栗さんはマスクに毎日メッセージを書き、スタッフや出演者を和ませていました。その一日のなかで印象的なセリフを書いていたり、最後の現場となるスタッフがいる日には、その方の名前と《お疲れさまでした》と添えたマスクをしてねぎらっていました」(前出・NHK関係者)そんな和気あいあいとした撮影現場に、ある人物が訪れたという。「松本潤さん(38)です。小栗さんとは’05年の『花より男子』(TBS系)以来の大親友。小栗さんを激励していました。小栗さんは松本さんに『乗馬に行こう!』と誘っていました」(制作関係者)『鎌倉殿〜』の次の大河ドラマ『どうする家康』で主演を務める松本。小栗は親友同士の主演リレーに「感慨深い」と明かしていた。実際、小栗は最近のインタビューでこう語っている。《彼(松本)は彼で準備を進めているみたい。『大河の現場どう?』なんて言われて、楽しくやってるよと。『そうか、俺も楽しくできたらいいんだけどな』みたいな。自分もクランクインするまではどこか不安を感じていたので、その気持ちは分かるなと》(『日刊スポーツ』1月9日付)大親友&大河主演同士のエール交換で演技が一層磨かれたようだ。【4】菅田将暉新妻手作り「解毒(秘)スープ」愛飲中!源義経役の菅田将暉(28)は、大河出演に加え「月9」主演と今年も飛ぶ鳥を落とす勢い。昨年11月に小松菜奈(25)と結婚し、大河の現場では祝福の嵐だったと、菅田を知る役者仲間は話す。「大河の現場では、やはりふだんから親しい小栗さんとよく話しています。『新婚生活は楽しいだろ?』と小栗さんに聞かれ、『楽しいです。胃袋もしっかりとつかまれています』とのろけていたとか。小栗さんは別の現場でも『あいつ、幸せオーラを隠せてなかった』と笑顔で言っていたそうです」多忙を極める菅田だが、今は新妻の小松が体調管理をサポートしてくれているそうだ。「現場で出るお弁当だけでは栄養が偏るということで、小松さんは野菜をたっぷり入れたデトックススープをよく作るとか。保温ポットに入れて、仕事場にも持たせているそうです。ベースはトマトなので具材を変えればアレンジがきくのもお気に入りのポイント。カレールーを加える日もあるとか。寒い時季だけに重宝しているようです」(前出・制作関係者)【5】大泉洋&小池栄子は私生活でも家族ぐるみの付き合い今作では大泉洋(48)が源頼朝、小池栄子(41)が北条政子に扮し夫婦役を演じている。実は私生活でも以前から2人は家族ぐるみの付き合いだという。「大泉さんと小池さんは以前から仲がよく、小池さんの夫の坂田亘さん(48)も交えて飲みに行くこともあるんです。無愛想な坂田さんは大泉さんのトークにほとんど笑わないそうで、大泉さんいわく“2人は当たり屋夫婦”だとか。あるとき飲みの席で、大泉さんと小池さんの間で冗談半分の“罵り合い”が始まり、大泉さんが小池さんに暴言を吐いてしまった。即座に小池さんが隣の坂田さんに『今のちゃんと回した?』と振り、スマホで動画を撮っていた坂田さんは『これを世に出したらコイツは終わりだな(笑)』とやり返したことが」(テレビ局関係者)「(大泉と)2人のシーンでは、コントのようになっていないか心配」と話していた小池。気心の知れた豪華キャスト同士が大河ドラマで魅せる壮大な人間ドラマから目が離せそうもない。
2022年01月20日脚本家の三谷幸喜氏(60)が情報番組『新・情報7days ニュースキャスター』(TBS系)の総合司会に就任すると1月19日に報じられた。3月いっぱいでビートたけし(75)が卒業予定の同番組。『スポニチアネックス』によると三谷氏は深く考えた結果、“60歳の新たな挑戦”として引き受けることを決断したという。還暦という節目に、新たなフィールドへと歩みを進める三谷氏。ネットでは《三谷さんを持って来るとは中々の変化球》《どのような発言するか楽しみ》《どうなるのか気になる》と期待の声が上がっている。いっぽう懸念点も浮上している。実は三谷氏は筆が遅いことで広く知られているため、「本業に影響が出るのでは?」との声が上がっているのだ。例えば’13年12月、三谷氏が脚本・監督を務めたドラマ『大空港 2013』(WOWOW)に出演した竹内結子さん(享年40)は当時の会見で「ホテルで泣きながら覚えた。俳優を代表して言わせてもらいますが、台本は早くください!」と注文。さらに大河ドラマ『真田丸』(NHK総合)の主演・堺雅人(48)も’16年11月、『おんな城主 直虎』(同局)へのバトンタッチセレモニーで「(三谷氏の脚本が遅れたため)撮影が終わる頃にはスタッフを『直虎』に奪われていた」と苦笑していた。三谷氏の遅筆ぶりは、同業者の間でも話題のようだ。脚本家の中園ミホ氏(62)は’20年6月、ラジオ番組『TOKYO SPEAKEASY』(TOKYO FM)でこう語っている。「私、日本で2番目に遅いって思っているんだけど。でもトップにはなれないんだよね」「『三谷幸喜さんには私、負けた』と思ったのは、フジテレビのある番組を書いているときに『遅い、中園さん遅い』ってみんなに怒られている最中に、隣の別のスタジオでは俳優さんが全部そろっているのに、台本が届かなくて(撮影を)バラしていたの。それで、『あっちのほうが遅いじゃないか!』って思って」■「ただでさえ遅筆で有名なのに大河の脚本遅れない?」そんな三谷氏は現在、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合)が放送中だ。三谷氏は昨年12月26日、同ドラマの公式サイトにアップされたインタビューで「台本執筆半ばまできた」と明かしている。しかしネットでは『Nキャス』の司会就任について、『鎌倉殿の13人』への影響を心配する声がこう上がっている。《大丈夫?ただでさえ遅筆で有名なのに大河の脚本遅れない?》《三谷さん、大河は大丈夫なんですか?》《脱稿は流石にまだだと思うし、遅筆で有名な方なので少し心配》三谷氏本人は、“筆の遅さ”を指摘されることに不服な様子。’19年9月、『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)で、中井貴一(60)やディーン・フジオカ(41)から「台本が届くのがギリギリすぎる」とクレームを受けた三谷氏。「台本があればいい芝居ができるのか?」といい、さらに「台本がないと芝居ができないのでは」と問い詰められても「大体どんな感じか分かるじゃないですか?」とコメントしていた。『Nキャス』と並行して『鎌倉殿の13人』をやり遂げれば、汚名返上となるかもしれない。
2022年01月20日