2016年に亡くなったキャリー・フィッシャーに代わり、『スター・ウォーズ/エピソード9』(仮題)ではメリル・ストリープに新レイア姫を演じてほしい…。そう願うファンによる署名活動が現在インターネットで行われており、1万人以上の署名を集めている。しかし、『スター・ウォーズ』シリーズ共演者でキャリーの親友であったマーク・ハミルは、キャリーが演じたレイア姫は特別であり、「替えがきかない」と代役を立てることに賛成していないようだ。「レイアに関しての具体的なプランはわからないけど、ハン・ソロは『エピソード7』で、ルークは『エピソード8』でより突出したキャラクターになったから、レイアはきっと『エピソード9』でより大事なキャラクターになっていたはずなんだよね」とエンタメニュースサイト「Collider」に語ったマーク。マークによれば、キャリーが亡くなる前に『エピソード9』の脚本はかなり出来上がっていたようだが、キャリーの死によって振り出しに戻ったという。「配役を変えるのは難しいことだと思うよ。だって、キャリーはレイアと消えることなくリンクしあっているから。それに、(グランド・モフ・ターキン役ですでに亡くなっている)ピーター・カッシングのように、CGで出演させることはないって決まってる。ぼくの考えとしては、レイアはキャリーじゃなきゃダメなんだ」。(Hiromi Kaku)
2018年04月05日『スター・ウォーズ』のファンたちは、2019年12月20日全米公開の『スター・ウォーズ/エピソード9』(原題)でメリル・ストリープに新レイア姫を演じてもらいたいようだ。この願いが叶うよう、インターネットで署名活動を始めた。2016年12月、それまで長年レイア姫を演じたキャリー・フィッシャーが死去。「ルーカスフィルム」の社長キャスリーン・ケネディは、当初レイア姫が『エピソード9』の重要な役割を担うはずだったが、キャリーの死によってその案が見直されたと発言していた。また、「ディズニー」のCEOボブ・アイガーは、CG再現によるキャリーの出演を望まないファンたちの気持ちをくみ取り、CGのレイア姫は登場しないともコメント。そこで、ファンたちは“実物”のレイア姫を演じるのにメリル・ストリープを推薦。その理由として、まず第一にメリルは3回のオスカー受賞歴、20回のノミネート歴を持つ、誰もが認める演技派の大女優であることを挙げている。また、メリルはキャリーの自伝的小説を映画化した『ハリウッドにくちづけ』でキャリーにあたるスザンヌ役を演じ、脚本を担当したキャリーと友情を築いたという歴史もある。メリルの女優としての功績、2人が友だちであったという事実から、ファンたちはメリルはレイア姫を演じるのにふさわしいと主張している。署名活動はオンラインサイト「Care 2 Petitions」で開催中で、「ルーカスフィルム」、「ディズニー」、前述のキャスリーン、監督のJ・J・エイブラムスに宛てて署名を集めている。目標の1万人にはまもなく到達しそうだ。(Hiromi Kaku)
2018年04月04日東村アキコ原作の人気コミックを芳根京子主演で月9枠でドラマ化した「海月姫」が3月19日の放送をもって終了。ネット上には“尼~ず”の面々や蔵之介らとの別れを惜しむ声が続々寄せられたほか、目白先生の意外な“正体”に驚きの声も大量に集まっている。本作は筋金入りの“クラゲオタク女子”倉下月海(芳根さん)が、瀬戸康史演じる女装美男子・鯉淵蔵之介と出会い、新しい生き方を見つけていく新感覚“シンデレラ・コメディー”。蔵之介の弟・修に工藤阿須加を迎え兄弟との三角関係も繰り広げられた。そのほか月海が暮らす男子禁制の共同アパート「天水館」の住人たち“尼~ず”には木南晴夏、松井玲奈、内田理央、富山えり子、安達祐実といった面々が顔を揃え、泉里香、賀来賢人、要潤、北大路欣也ら豪華キャストが集結した。※以下、ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。最終回は蔵之介が「ジェリーフィッシュ」の解散を宣言。月海の「最後に“尼~ず”が着たいドレスを作りたい」という要望に応え蔵之介と“尼~ず”は「天水館」に戻りドレス作りを始める。その頃「天水館」の再開発が見直しとなり、また月海は修のプロポーズを断る…という展開に。そして新作ドレスのファッションショーを水族館で開催するが、そこに蔵之介の母が現れたことで蔵之介は動揺。代わりに“尼~ず”がモデルを務め無事ショーを乗り切る。ラストは社長を解任されたカイ・フィッシュ(賀来さん)が天水館の管理人になったことで、“尼~ず”は天水館に住み服を作り続けることができるように。蔵之介はニューヨークに旅立つ…というものだった。このラストでこれまでドラマに登場してこなかった“目白先生”の正体が明らかになったのだが、なんと目白先生役は滝藤賢一。まさかの配役に「まさかの滝藤さん!」「目白先生が滝藤賢一さん!!そんなオチかい!!」「滝藤さんが全部持ってったよwww」など視聴者からは驚きの声が続々。「この場面だけのために滝藤さん使う?」「目白先生が遠藤さんは凄い」「目白先生最高。キャスティングも最高」など滝藤さんの出演は大好評の様子だ。またショーで瀬戸さん演じる蔵之介が“男”としてタキシード姿を披露する場面では「瀬戸康史に愛してるって言われてえぇぇ」「蔵之介のタキシードめっちゃ格好良い!」「男版瀬戸康史きた」など、瀬戸さんを絶賛するツイートも。最終回にしてその“美貌”を存分に発揮した“尼~ず”の面々にも「みんなかわいい、きれい」などの反応が数多く寄せられていた。(笠緒)
2018年03月19日1981年にベルリン芸術祭でデビューして以来、世界中で6,000を超える公演を行ってきた太鼓芸能集団「鼓童」。今年2月のエジプト公演で世界50か国公演を達成したほか、石川さゆりやAI、初音ミクらアーティストとのコラボや、坂東玉三郎が芸術監督を務める(2012~2016年)など、幅広く注目を集め続けている集団だ。【チケット情報はこちら】6月に開幕する『鼓童特別公演 2018「道」日本ツアー』について、鼓童代表で本公演の演出を務める船橋裕一郎に話を聞いた。「道」は、鼓童の前身・佐渡の國鬼太鼓座時代(1971~81)から継承されてきた、鼓童にとって“古典”ともいえる演目で構成された公演。船橋は「秋冬には新作『巡』もやりますが、そこで表現される新しさと、この古典ともいえる『道』。その両輪が自分たちのこれからの軸になると思います」と語る。「今回の『道』が、『何を以て鼓童なのか』も見えてくるような舞台になるといいなと思っています」という重要な意味を持つ公演。なぜ今のタイミングでそこに取り組んだのか尋ねると、今回の出演メンバーにヒントがあった。今作では、鼓童の根幹を作り上げてきたベテラン、それを継承し発展させてきた中堅、これからの鼓童を担う若手の3世代でツアーを回る。「以前、『村や共同体は、4世代目からがその真価を問われる』と言われたことがあって。鼓童は今、最初の世代を直接知らないメンバー、つまりその4世代目がだんだん入ってきているんです。だからこそ60代となった第1世代が引退する前に一緒にやりたかった。その中で、先輩から後輩に伝えてもらいたいし、後輩から先輩にどんどん聞いてもらいたい。ツアーを一緒に回ることで得るものもたくさんあると思いますし。鼓童は続けることに価値が出てきていると思うので、今この舞台を通して、次の第4世代に残せるものをつくっていきたいなと考えています」。もちろんただ受け継ぐためだけの舞台ではない。「ここ何年か玉三郎さんに斬新で自由な舞台をつくっていただいて、さまざまなものを取り入れた今、脈々と続いてきたものをやるとどういった表現になるのかを感じたい」と言い、「3世代が揃うことで今の解釈での『道』を作る」と各世代がアイデアを出し合いながら稽古中だ。船橋自身が楽しみにしているのは何かと聞いてみると「自分が思う“鼓童のかっこよさ”を体現できる舞台なんです。『血湧き、肉躍る』という言葉がチラシにありますが、これは自分が初めて太鼓を聞いたときの感情で。そういう、一歩踏み出すパワーを肌で感じられる舞台になると思います」と笑顔を見せた。公演は6月20日(水)から24日(日)まで東京・浅草公会堂で上演されたのち、8月まで全国を巡演。取材・文:中川實穂
2018年03月13日映画化に続きドラマ化もした、東村アキコさんのマンガ『海月姫』。クラゲオタクの月海をはじめとする、個性豊かなオタク女子(自称「尼~ず」)の面々に、自身の姿を投影している女性もいるのでは?今回はオタク女子の恋愛事情をクローズアップ。リアルなお付き合いをする上での心構えなどをご紹介します。いわゆるオタクじゃなくても、趣味に熱中しすぎてイマイチ恋愛がうまくいかない人は、みなさん参考にしてくださいね。■カミングアウトの仕方や彼の反応は?恋愛をする上でまず障壁となるのが、オタクであることを彼にどう伝えるかという問題。オタク女子はいつ、どのようにカミングアウトし、どんな反応を受けることが多いのでしょうか?◎恋愛初期ならでは?まさかの嫉妬「付き合いたての頃に、あるプロ野球選手の熱烈な追っかけであることをカミングアウトしました。ちょうどテレビで野球中継をやっていたのを利用して。すると彼がその人に対してまさかの嫉妬。別に恋愛感情があるわけではなく、純粋にファンなだけなのになぁと思いつつも、ちょっとうれしかったです」(30歳/IT関係)◎早く言ってよ!より仲が深まる結果に「交際をはじめて4ヶ月くらいして、ジャニーズオタクであることを告白。好きな芸能人の話題から、さりげなく持っていくようにしました。すると彼からも『実は某アイドルグループに推しメンがいる』と思わぬカミングアウトが。一気に距離が縮まりました」(27歳/医療事務)自然な話の流れからカミングアウトすると、相手も受け入れやすいよう。ずっと隠しておくより早めにすべてをさらけ出したほうが、オタク活動もやりやすいはず。■リアルな恋愛で感じたギャップは?次に、実際に恋をして感じる、さまざまなズレを見てみましょう。◎アプローチ不足で失敗「マニア体質で、好きなものは徹底的に調べる・見つめるという愛し方が自分では普通。一度、密かに思いを寄せていた男性に前触れもなく告白したんですが、もちろんあっさりフラれ…。その後の友だちからの助言で、リアルな恋では告白の前に積極的なアプローチが必要だと知りました」(25歳/図書館司書)◎「好き」の度合いが違う「彼に声優が好きだと話したところ、『オレも好きだよ~』とうれしい反応が。でも実際に話してみると内容が浅く、好きのレベルに差があることを悟りました。話を合わせてくれていたんでしょうけど」(24歳/飲食店勤務)恋愛の仕方や彼とのトーク内容など、自分の中の「当たり前」がリアルな恋では通用しない場合も。そこでへこまずに恋愛を続けられるメンタルが必要かも?■リアルな恋愛を楽しむには?オタク女子が現実のお付き合いを楽しむには、どのような点に気をつければいいのでしょうか?うまくいっている人の話をもとに、気をつけるべきポイントをまとめてみました。◎出会ってまず探りを入れるオタクであることを受け入れてもらうには、打ち明けるタイミングが大事なようです。交際の初期に「◯◯ってどう思う?」などと質問し、彼が肯定派ならそのままカミングアウト。否定派の場合は、お互いの仲がより深まるまで待ってからのほうがいい場合も。◎お互いに干渉しすぎない恋をしていても、趣味は趣味で追い続けたいのがオタク女子。自分のペースでオタクを貫くために大切なのは、彼に理解してもらうことより「お互いの趣味に干渉しないこと」という声も。必要以上に相手を縛らない、距離感のある関係を追及するといいかもしれません。■恋もオタク活動も楽しみたいオタク女子など、自分の世界が確立している人が恋愛を楽しむには、上手なカミングアウトと、お互いのプライベートに立ち入らない寛容なお付き合いを心がけるとよさそう。ときに感じるギャップには目をつぶって、恋も趣味も満喫してみませんか?
2018年02月26日主演の芳根京子をはじめ、女装美男子の瀬戸康史、童貞エリートの工藤阿須加に、木南晴夏、松井玲奈、内田理央、富山えり子の“尼~ず”らの熱演で話題を呼ぶ「海月姫」。このたび、2月26日(月)放送の7話より、賀来賢人がアパレル業界の異端児としてアジアの各国に名をはせる実業家役で登場。「太陽と海の教室」以来10年ぶりに月9ドラマに出演することになった。人気漫画家の東村アキコが手がける、累計発行部数440万部超えを誇る同名コミックを原作にした本作。オタク女子・倉下月海(芳根さん)×女装美男子・鯉淵蔵之介(瀬戸さん)×童貞エリート・鯉淵修(工藤さん)という三角関係をきっかけに、新しい自分、新しい生き方を見つけていく月海の姿を、ギャグを交えて描き出す。本日2月19日放送の6話では、天水館で行われた月海たちのブランド、ジェリーフィッシュのファッションショーの最中に天水地区再開発反対を発表したことで、マスコミが蔵之介の自宅に押しかける事態に。そんなマスコミの前にジェリーフィッシュの服で姿を現した蔵之介はちゃっかり宣伝をし、その足で天水館を訪ねた蔵之介は、月海たち尼~ずにジェリーフィッシュのホームページを立ち上げてドレスのオーダーをとり、ドレスを売った金で天水館を自分たちで買うことを提案するのだが…。初めての外国籍役!「海月姫」でどんな姿に!?そんな中、第7話より登場する香港やシンガポール、ソウルなどアジア各国でセレクトショップを展開する実業家“カイ・フィッシュ”を演じるのが、賀来さんだ。カイは最近、日本に力を入れており、ある日出店した東京のセレクトショップの状況を視察しに来ていた際に、ジェリーフィッシュを軌道に乗せようと奔走している月海や蔵之介たちと偶然に出会うことに。月海たちのクラゲドレスを一目で気に入り、これを作ったのは誰かと尋ねるカイ。そして、この出会いが月海の人生を大きく変えていくことに…。賀来さんが月9ドラマに出演するのは10年ぶり。自身初の地上波ドラマ出演作で、生徒役を演じた織田裕二主演「太陽と海の教室」(2008年7月~9月)以来となる。2007年に映画『神童』で俳優デビューして以来、数々のTVドラマ、映画、舞台に出演してきた賀来さん。2015年、「劇団☆新感線」の舞台「五右衛門vs轟天」に出演してからコメディーの魅力を知り、その後、福田雄一との出会いからムロツヨシや佐藤二朗などが名を連ねる福田組の常連に。自身も「コメディーで一番になる」と公言するほど、いまや若手としては押しも押されもせぬ“コメディー俳優のトップ”を独走中だ。芳根さんが作り出す「素敵な空気に乗っかっていきたい」賀来さんは、今回の出演決定に「大変光栄に思います。『太陽と海の教室』に出演して以来、湾岸スタジオに来る機会がほとんどなかったので、衣装合わせの段階から緊張が止まりませんでした」と明かす。また、主演の芳根さんとは、ともに「花子とアン」に出演していたとはいえ、がっつり共演は本作が初めて。「とにかく現場を明るくするパワーのある方。とても素敵な座長さんで、良い現場の空気を芳根さんが作ってらっしゃいました。素敵な空気に乗っかっていきたいです」と語り、「ご覧になっている皆さんに良い意味での異物感が残せるように頑張ります」と意気込んでいる。フジテレビ編成部・渡辺恒也氏は、今回の賀来さんが演じる“カイ・フィッシュ”を、蔵之介、修に続く「“第三の男”とも呼べる存在」と語り、「ビジネスマンとしての才覚はもちろんのこと、ファッショニスタとしての一流のセンスの持ち主でもあり、その圧倒的な存在感と実力で月海たちを大いに翻弄していきます。賀来賢人さんの、人なつっこさと鋭さとを持ち合わせる謎めいたイメージが、カイのイメージとこれ以上ないほどに合致している」と起用理由をコメント。そんな賀来さんが、コメディー作品として絶賛される「海月姫」でどれほどの存在感を刻むのか。コメディエンヌとしての演技力を高く評価されている芳根さんとの絡み、メイン監督を務める石川淳一(『ミックス。』)の演出で、どのような化学反応を見せてくれるのか。後半戦のキーパーソンとなるカイの登場に、期待が高まる。「海月姫」は毎週月曜21時よりフジテレビ系にて放送中。(text:cinemacafe.net)
2018年02月19日好きなおとぎ話のヒロインとして人気の高いキャラクターといえば、誰もがかわいさに憧れる人魚姫。とはいえ、アラサー女子にとっては、もはやかわいいだけでは物足りなくなっていませんか?そこでオススメしたいのは、見たことのないセクシーでワイルドな人魚の姉妹が主人公となる “大人のためのおとぎ話” です。それは……。話題のホラー・ファンタジー『ゆれる人魚』!【映画、ときどき私】 vol. 139ポーランドのワルシャワにあるナイトクラブに現れたのは、海から上がったばかりの人間を捕食して生きる美しい人魚の姉妹。ストリップやライブが行われるなか、2人は得意のダンスと歌を披露し、一夜にしてスターとなるのだった。ところが、姉がベーシストの青年と恋に落ちてしまい、姉妹の関係はぎくしゃくしはじめることに。そして、緊張感が限界に達したとき、2人は残虐な行為へと駆り立てられるのだった……。誰もが知っているキャラクターをモチーフにしながら、予想もつかない展開を見せる本作には、サンダンス映画祭をはじめ、世界各国の映画祭が騒然となったほど。そんななか、今回はこの物語に新たな命を吹き込んだこちらの方にお話を聞いてきました。それは……。アグニェシュカ・スモチンスカ監督!ポーランド映画界でも注目されている女性監督のひとりですが、この作品が記念すべき長編デビュー作。そこで、本作の注目ポイントや見どころについて語ってもらいました。まずは主人公の姉妹を人魚にした理由は?監督実は、もともとは本作の音楽を担当しているヴロンスキ姉妹の伝記にしようという構想から始まっていたんです。でも、それが難しいということになったので、脚本家から「人魚にしよう」という提案があったのがきっかけよ。そのとき、どのような人魚にしたいと思いましたか?監督まずは、「人魚ってどんな造形をしているのか」ということをすごく考えたわ。特に今回私がイメージした人魚というのは、半分は人に害を与えるようなもので、もう半分は人間の女性みたいな生き物。だから、一見すると醜いともいえるような尾びれからだんだんと作り上げていったのよ。ただ、ヴァンパイアにはしたくなかったので、歯はいろんな魚の歯を研究して、最終的にはピラニアのようなものにしたわ。だから、言い換えるなら、私たちの人魚はモダンな人魚。まったく新しい生き物でもあるので、そういうことを意識して作っていったのよ。主人公となるのは、ゴールデン(写真・左)とシルバー(写真・右)と名乗る人魚の姉妹ですが、かわいさと残忍さという相反する魅力を持ち合わせた姿には、思わず引き込まれてしまうところ。どのようにしてキャスティングしたのか教えてください。監督自分で1年間かけて探したんだけど、最終的には2000人くらいの女性たちと会ったわ。最初は10代の女性にお願いしようかと考えていたんだけど、やっぱりこの物語の残酷な部分や心理的なところを表現するのが難しいということになり、年齢の範囲を広げて探したところ、マルタに出会って、まずは姉のシルバー役としてキャスティングしたの。彼女にはすごく柔和で感受性が強い側面があるいっぽうで、獣のような野性的な部分があって惹かれたわ。では、妹のゴールデン役はどうやって見つけたのですか?監督まず、何よりも大切だったのは姉妹間に起こるケミストリー。だから、普段はあまりやらないワークショップを16人くらいの女優たちとすることにしたの。そこでは、人魚を演じるというのはどういうことなのかというのを知るために、足を束ねたり、いろんなエクササイズを振付家とともにやってもらったわ。それから、初めて陸を歩くというのはどういうことなのか、どんな気持ちになるのか、という人魚の本質にも迫ってもらったのよ。非常に複雑な作業で、彼女たちにとってはかなり大変だったと思うわ。でも、そのおかげでワークショップを終えたときにはゴールデン役がミハリーナに決まって、撮影に入ることになったのよ。今回、この作品をオリジナリティあふれるものにしている要素といえば、何といってもエロさとグロさ。それぞれをどの程度入れるかについては、どのように考えていましたか?監督実は、ポーランドではホラーの伝統がまったくなくて、観客も全然ホラー映画を観ないから、「あんまりグロい作品にしないで」というリクエストが最初に配給からあったわ。ただ、私としては人魚の歌う美しいシーンだけでなく、人魚のダークサイドな部分も見せたかったから、人肉に食らいつくところもしっかりと見せたいと思って作っていたの。そしたら、やっぱりいくつかのグロいシーンはカットして欲しいと言われたんだけど、私は全部断ったのよ。なぜなら、この作品が特別でユニークな作品になっているのは、ホラーと詩的なところとリアリズムの全部がひとつになっているシーンがあるからこそ。その要素を取り出すことは、作品を損なってしまうことになると感じたからよ。だから、最終的にそういう部分を変更せずに公開することができたのはよかったと思っているわ。ちなみに、セックスに関してのシーンは全部OKだったけどね(笑)。最後にananweb読者へメッセージをお願いします!監督『ゆれる人魚』はすごくユニークな映画だし、こんな作品はほかにないと思うから、人生でも見たことのないものを見たいという方には、ぜひ観てもらいたいわね。ジャンルもいろいろとミックスしているし、初恋をテーマにもしているから、女性にはぜひオススメよ!異色のおとぎ話に心もゆれる!ホラーとしてだけでなく、いろいろな “はじめて” を経験して大人になる女子の成長物語としても楽しめる本作。80年代風のファッションや音楽とともに、この世界観にどっぷり浸ってみては?胸がざわめく予告編はこちら!作品情報『ゆれる人魚』2月10日(土)より新宿シネマカリテほか全国公開配給:コピアポア・フィルムR-15指定© 2015WFDIF, TELEWIZJA POLSKA S.A, PLATIGE IMAGE
2018年02月07日1月15日から放送がスタートした月9ドラマ「海月姫」。本作で鯉淵蔵之介を演じている瀬戸康史の“女装美男子”ぶりが、放送直後から「期待以上」「可愛いすぎ」と大きな話題に。2018年の“台風の目”になりそうな瀬戸さんの魅力とは!?■月9ドラマ「海月姫」で披露した美貌で注目度急上昇!「海月姫」はクラゲを愛しすぎた筋金入りの“クラゲオタク女子”倉下月海が、ある日、鯉淵蔵之介に出会い、それをきっかけに新しい自分、新しい生き方を見つけていく物語。月海には芳根京子、蔵之介を瀬戸さんが演じ、工藤阿須加、木南晴夏、松井玲奈、内田理央、富山えり子、最上もがらが共演する。これまでTVアニメと実写映画で映像化されてきた本作だが、今回のドラマでも注目されたのが蔵之介を誰が演じるのかという点だった。今回蔵之介を演じた瀬戸さんの演技には「男性とは思えない」「めっちゃ綺麗」と絶賛の声が多く、瀬戸さんの起用は大成功だった模様。その“美貌”で多くの視聴者に衝撃を与えた瀬戸さんとは一体どんな俳優なのだろうか?■若手俳優の登竜門「仮面ライダー」シリーズで主演に抜擢!瀬戸さんは福岡県出身の1988年生まれで現在29歳。2008年にテレビ朝日「仮面ライダーキバ」で主演に抜擢され、以後、2011年公開の映画『ランウェイ☆ビート』でファッションデザイナーの卵で天才的なセンスを持つ高校生役、2014年の『僕は友達が少ない』でもタイトル通り“友だちの少ない”高校生役を演じるなど、“オトメン”とも呼ばれるキュートなルックスで若手俳優ファンの間で人気を獲得。2015年になるとNHK大河ドラマ「花燃ゆ」に出演、同年には柳楽優弥とW主演した映画『合葬』が第39回モントリオール世界映画祭に出品。翌年には連続テレビ小説「あさが来た」への出演で広い世代に認知されることに。2016年には「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」「HOPE~期待ゼロの新入社員~」と連続でドラマ出演、昨年は行定勲監督の『ナラタージュ』に石川淳一監督作『ミックス。』と俳優としての幅を広げ、ついに本作で月9初出演を果たした。■その“美しさ”はどこから…?29歳にして蔵之介を演じるだけあって圧倒的な“美しさ”を誇る瀬戸さんだが、『ランウェイ☆ビート』公開時本誌のインタビューに「僕、群れるのって好きじゃないんです。どちらかと言うと、一匹狼的なタイプ」と答え、『僕は友達が少ない』の完成披露試写会では人気ラノベの実写化に対し「いろんな意見があると思う」としながら「人間が演じることで、伝わることもあるはず」と俳優としての強い矜持も見せるなど、内面の“芯の強さ”から醸し出される美しさでもあると思える。それは政治家である父親に反発し、社会から暗黙のうちに求められる男性としての装いや振る舞いに対して自らの意思を貫こうとする蔵之介の内面ともオーバーラップするもので、本作で瀬戸さんが蔵之介役に起用されたのも納得ではないだろうか。同世代には瀬戸さん同様にキュートなルックスで人気の千葉雄大をはじめ、東出昌大、三浦翔平、窪田正孝、松坂桃李と人気俳優がひしめいている。俳優“黄金世代”ともいえる1988年世代に今年また新たなスターが誕生しそうだ。「海月姫」は毎週月曜21時よりフジテレビ系にて放送中。(笠緒)
2018年01月16日1月15日(月)今夜より放送スタートする芳根京子主演月9ドラマ「海月姫」に、13年ぶりの月9出演となる小雪、そして月9初出演となる元「でんぱ組.inc」最上もがが出演することが分かった。人気漫画家・東村アキコによる累計発行部数440万部超えを誇る同名漫画が原作。物語は、芳根さん演じるクラゲを愛しすぎてしまった筋金入りの“クラゲオタク女子”が、とある兄弟と三角関係になり、自分には一生縁はないと思っていた恋を知り、新しい自分、新しい生き方を見つけていく姿を、原作のシュールなギャグ・ワールドを生かしながら描く新感覚の“シンデレラ・コメディー”。■最上もが、“女装美男子”蔵之介に想いを寄せるオシャレ女子役に全員が自身の趣味を特化させ、オタク的な要素を持ち合わせるアイドルグループ「でんぱ組.inc」の一員として2011年にデビューし、昨年8月にグループを脱退しソロ活動を行っている最上さん。「重版出来!」「恋する香港」などドラマにも出演している彼女が今作で演じるのは、瀬戸康史演じる女装美男子・鯉淵蔵之介の大学時代の後輩で、蔵之介に対しひそかに思いを寄せるオシャレ女子・桐山琴音。月海ら尼~ずとは全く真逆の世界で生きてきた女性で、楽天的な性格。蔵之介の女装もジェンダーレスなファッションの1つとして捉えている彼女。留年を重ねて未だ大学を卒業していない蔵之介と異なり、すでに卒業して音楽関係の業界でクリエイターとして働いているという役どころだ。今回が初の月9ドラマ出演であり、フジテレビ系のTVドラマ出演も初となる最上さん。「月9に出られると聞いたときは、とても嬉しくて、まず家族に報告しました(笑)出番は少なくとも、現場を作っている方々と一緒にお仕事できるのはとても光栄です。学ぶことも多く、これからの撮影も楽しみです」と喜びを語り、初共演となる瀬戸さんについては「とにかく、瀬戸さんの女装姿が美しくてびっくりしました。初日にお会いしたときは思わず見惚れてしまうほど」と女装姿を絶賛。また、「海月姫の世界がある、それだけで原作を読んだ自分からしてみたら、とても楽しみですが、まだ読んだことない人でも楽しめるお話になっているので、ぜひ見て欲しいです。瀬戸さんの女装姿、そして尼~ずのみなさまのクオリティの高さは必見です」と見どころをアピールしている。■クラゲオタクの原因!? 小雪が主人公の母親役そして今夜放送の第1話のスペシャルゲストとして、小雪さんの出演が決定。小雪さんが演じるのは、主人公・倉下月海(芳根さん)の母親・深雪。月海が筋金入りのクラゲオタクになったのは、母親が大きく影響しているのだ。幼い頃に深雪と水族館に訪れ、その際に初めて見たクラゲに「お姫様のドレスみたい」とすっかり魅了された月海。そんな月海に深雪は「クラゲのようなウエディングドレスを作ってあげる」と約束。しかし、ほどなくして幼い月海を残し、深雪は病死。それ以来、クラゲ自体の美しさ、愛らしさに引き込まれただけでなく、亡き深雪への思慕の対象として、いまに至るまで月海は人生のほとんどをクラゲに費やすように。つまり、物語を始まらせたきっかけでもある、ドラマにおいて重要な役どころ。編成企画・渡辺恒也(フジテレビ編成部)は、「深雪が幼い月海に伝えたある言葉が、いまでも月海の心の中で生き続けており、第1話の中でも重要なキーワードになっていますので、最後までお見逃しなく!親子の故郷は鹿児島という設定ですので、苦労しながらもマスターした鹿児島弁でのやり取りにもご注目ください」と見どころを明かしている。「海月姫」は1月15日(月)より毎週月曜日21時~フジテレビにて放送(初回15分拡大)。(cinemacafe.net)
2018年01月15日ビューティークリエイターTAKAKOが「姫塾」を開催2017年に大阪と博多で開催し、大好評だった眉セミナーのリクエストを受け、ビューティークリエイターのTAKAKOが、東京にある株式会社ファミリーTAKAKOにて、眉を中心とした「姫塾」を開催する。TAKAKO曰く、顔は人生の大切な玄関であり、眉は人生をつかさどっているという。運を引き寄せる眉のテクニックを、TAKAKOが各人に丁寧に指導する。開催日時は、2018年1月13日(土)14:00から17:00まで。定員は6名。女性限定。料金は27,000円(税込み)。株式会社ファミリーTAKAKOの住所は、東京都港区白金台5-2-5トランドゥ白金台205。申し込みは、株式会社ファミリーTAKAKO(電話番号:03-5798-7937)まで。ビューティークリエイター TAKAKOComplection international schoolでヘアメイクを学んだTAKAKOは、Penny Delamarのアシスタントなどを経て、ストロボスタジオに入社。その後、一流ブランドのカタログやCMなどを手がけ、Pellela Manaqement事務所に所属する。日本に帰国後は、モデル、女優をはじめとした著名人のヘアメイクを担当。メイクやビューティーに関するセミナーやイベントに出演する他、雑誌の連載、雑貨・コスメセレクトショップの運営など、幅広い分野で活躍している。(画像はTAKAKO Instagramより)【参考】※TAKAKO Instagram※TAKAKO Beauty Voyage.com
2018年01月06日芳根京子主演、瀬戸康史、工藤阿須加、木南晴夏、内田理央ら若手キャストが集結した1月スタートの月9ドラマ「海月姫」。この度、日本を代表する名優・北大路欣也が本作に出演することが分かった。東村アキコによる累計発行部数440万部超えを誇るコミックを原作に描く本作。クラゲを愛しすぎてしまった筋金入りの クラゲオタク女子・倉下月海(芳根京子)が、ある日女装美男子・鯉淵蔵之介(瀬戸康史)と童貞エリート・鯉淵修(工藤阿須加)の凸凹兄弟に出会い、それをきっかけに新しい自分、新しい生き方を見つけていく物語。今回出演が決定した北大路さんが演じるのは、蔵之介と修の凸凹兄弟の父であり、与党の最大派閥を率いる大物国会議員・鯉淵慶一郎。厳格な政治家としての表の顔と、ややこしい家庭の長という裏の顔の二面性を持つ奥深い人間を演じていく。これまで様々な作品であらゆる役柄を演じてきたきた北大路さん。キャリア52年にして、今回初の月9ドラマ出演、さらにテレビドラマにおいては初のラブ・コメディー出演。北大路さんは、「月9というのは週の始まりというところもあって、よーいドン、スタートダッシュという感じがします。だからそれだけドラマにエネルギーがなきゃいけないし、若いというイメージがあるので、僕が月9に出るというのは、とても不思議な気がしますね」と初の月9出演にあたってコメント。ドラマについては、「まずタイトルが非常にユニーク。そして、とにかく登場人物みんなが“生きている”、“前進している”という雰囲気をすごく感じる作品ですね。舞台の設定も、古きもあり新しきもあり、欲のある人ない人いろんな人が固まっていて、これからさまざまなことが起こっていくんだろうな、というワクワク感があります」と自身も撮影が楽しみだと語っている。「海月姫」は2018年1月より毎週月曜日21時~フジテレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2017年12月25日芳根京子が主演を務める冬の月9ドラマ「海月姫(くらげひめ)」。このたび、自らを“尼~ず”と名乗るオタク女子たちに木南晴夏、松井玲奈、内田理央、富山えり子が決定!4人が演じる、ギャップが激しすぎる“尼~ず”の劇中姿も初公開された。累計発行部数440万部超えを誇る、大ヒット同名コミックが原作のシンデレラ・コメディー”となる本作。クラゲを愛しすぎてしまった筋金入りの“クラゲオタク女子”(芳根京子)が、ある日、女装美男子(瀬戸康史)と童貞エリート(工藤阿須加)の凸凹兄弟に出会い、なんとも複雑でややこしい三角関係に突入、やがて自分には一生縁がないと思っていた恋を知り、新しい自分を見つけていくという物語。そんな本作で、芳根さん演じる月海と共に男子禁制アパート「天水館」で暮らすのが、自らを“尼~ず”と呼ぶオタク女子4人グループ。そのオタクっぷりは、一見ギャップが激しすぎるが、実は世の女子たちがクスッとしながら共感できる部分を数多く持っている。枯れ専“ジジ様” …木南晴夏「ほぼ存在感を消すことに徹底」枯れたオジサマ好き、いわゆる枯れ専の“ジジ様”役には、フジテレビ系連続ドラマには「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」「貴族探偵」など話題作で熱演を見せ、帯ドラマ第3弾「越路吹雪物語」(テレビ朝日系)にも出演する実力派女優の木南晴夏。「漫画の大ファンだったので、このドラマに参加できることがとても嬉しい」と木南さん。「とにかく影が薄い役なので、ほぼ存在感を消すことに徹底しています。あとは立ち姿だったり、見た目を少しでも原作に忠実に再現したいと思っています」と意気込み十分。鉄道オタク “ばんばさん”…松井玲奈「鉄道好きは、素の自分との共通点」鉄道オタク “ばんばさん”を演じるのは、月9ドラマ初出演となる元「SKE48」の松井玲奈。15年に同グループ卒業後は、舞台『つかこうへい七回忌特別公演「新・幕末純情伝」』で主演を務め、鴻上尚史、串田和美といった演出家の作品に出演するほか、映画『笑う招き猫』など精力的に女優活動を見せている。松井さんも、もともと原作ファンだそうで「尼~ずとして参加できること、そしてばんばさんという出会ったことのないタイプの役をいただけてガッツポーズが出ました!」と語る。「原作のばんばさんは小さいのですが、背の高い“まやや”と一緒にいることが多いので、2人の身長差を感じてもらえるように、できるだけ丸まっているよう意識しています。鉄道好きという部分では、素の自分との共通点がありますが、それだけではない、ばんばさんの心の世界を寡黙なお芝居の中で出せるようにしたいと思います」と役作りに言及する。三国志オタク“まやや”…内田理央、母&親友から「ぴったりじゃん!」上下ジャージ姿で顔半分が隠れるほどの前髪がトレードマークの三国志オタク“まやや”には、同じく月9ドラマ初出演となるモデルで女優の内田理央。「びっくりしました!まややは尼~ずの中でも切れ長の目で背が高く、とにかくキャラクターが激しいイメージなので、なぜ自分に…と。でも母と親友に話したら『ぴったりじゃん!いつもそんな感じだよ』と言われました、笑」と激白。大のアニメ・漫画好きとしても知られており、「私も学生時代、このような上下ジャージ姿で一歩も外に出ず、家で漫画を読んでいたオタクの時期があったので、気持ちが分かります。その時代を思い出してがんばります!」と明かしている。和物オタク“千絵子”…富山えり子「普段から目に力を入れる練習を」!?さらに、常にメガネで和装姿の和物オタク・“千絵子”には、こちらも月9ドラマ初出演で、舞台経験豊富な女優の富山えり子。「ごめんね青春!」のオーディションに合格し初のTVドラマレギュラー出演を果足して以降、大河ドラマ「真田丸」、「スーパーサラリーマン佐江内氏」など活躍の場を広げている。富山さんは、「率直に非常に嬉しかったです。前から漫画を読んでいて“髪をまとめたら、ちょっと似ているかもしれない”と感じていたので…“この容姿で良かった!”と思いました」とコメント。「千絵子は目力があるし、特徴ある目で感情を表すことが多いので、いかに近づくか…普段から目に力を入れる練習をしています、笑」とも語る。この4人が繰り広げる、なんとも不思議なオタクの「絆」は、月海(芳根さん)が新しい自分を見つける上で、時にすてきな道しるべになっていく。フジテレビ編成部の渡辺恒也氏も、「原作の再現度とキャラクターのインパクト、そしてドラマならではの現実味、という3つの要素が絶妙に組み合わさった最高のキャスティングができたと自負しています!」と自信たっぷり。原作ファンもびっくりすること間違いなし!?の彼女たちの“尼~ず”なりきり度に注目していて。「海月姫」は2018年1月、毎週月曜21時よりフジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年12月18日太鼓芸能集団「鼓童(こどう)」の2017年ラストを飾る『打男 DADAN 2017』が12月20日(水)から24日(日)まで東京・文京シビックホール 大ホールにて上演される。鼓童「打男 DADAN 2017」チケット情報本作は、鼓童の芸術監督を勤めた坂東玉三郎が演出を手掛ける作品の中でも、あくまで「叩く」ことにこだわった人気作品。選りすぐりの奏者が太鼓をひたすら叩く“和太鼓の力”を柱としており、2009年の初演以来、フランス公演、香港公演、ブラジル公演、そして今年のアメリカ公演も成功をおさめ、“日本再上陸”して10月から全国27都市を巡っている。初演から出演する坂本雅幸、この作品に挑むのは今回が初となる小松崎正吾に話を聞いた。初めて参加する小松崎が「すごく“打つ”ことに特化した、太鼓打ちとして広い音の表現をする作品で。今回出演させてもらえることになって、やっときたか!という感じです」と意気込む本作。坂本も「鼓童の作品は基本的に笛が入ったり、踊りがあったりするのですが、この作品はとにかくずっと打ちっぱなし。メロディ楽器も入るのですがそれも打楽器なんですよ(笑)」と言うように、休憩込みで2時間とにかく“打つ男”が楽しめる。2時間打ちっぱなしの演奏は「後半は体力的にはかなり辛いのですが、やっぱりそれが魅力でもあるので」(坂本)と“全身全霊で打つ姿”こそが作品そのものだという。「特に雅幸さんはクライマックスの演目でギリギリまで叩くのですが、見ていて『限界なんじゃないか』と思うところからもう一押しするんですよ。そこで生まれる何かがお客様と共鳴していくような空気もあって。僕らも気合いが入ります!」(小松崎)。そんなギリギリの状態でなお“もう一押し”することについて坂本は「経験というより気持ちの部分が大きい。だから稽古でそこまで持っていくのはなかなか難しいんですよ。やっぱり本番のテンション、お客様の存在が大きいので」。演出の玉三郎からは「とにかくニュアンスを大事にと言われます。打楽器だけで見せるぶん、単調になると面白くなくなっちゃいますから。でも奏者はどんどん打ちたくなってしまうような演目なので。そこを指摘され、修正するんですけどまた気付いたらやりたい放題やりだして、怒られるという繰り返しです(笑)」(坂本)。「その“やりたい気持ち”を抑えられてるからこそ出るエネルギーというのも、すごく魅力的なんですよね。自分たちのエネルギーと比例してお客様の熱量が上がるのがどの作品よりわかりやすく感じます」(小松崎)。2006年から鼓童で活躍してきた坂本にとってラストでもある公演は、12月20日(水)から24日(日)まで東京・文京シビックホール 大ホールにて上演。取材・文:中川實穂
2017年12月08日芳根京子主演の1月スタートの月9ドラマ「海月姫」で、誰が演じるのか話題を呼んでいた“女装美男子”を、初の月9出演となる瀬戸康史が初の女装芝居で務めることが分かった。本作は、クラゲを愛しすぎてしまった筋金入りの“クラゲオタク女子”・倉下月海(芳根さん)が、ある日、鯉淵蔵之介(瀬戸さん)に出会い、それをきっかけに新しい自分、新しい生き方を見つけていく物語。さらに蔵之介と、その“弟”と三角関係になり、自分には一生縁がないと思っていた恋を知る姿を、ギャグを交えて描く新感覚の“シンデレラ・コメディー”だ。筋金入りの“クラゲオタク女子”・月海は、人生のほとんどをクラゲへの愛に費やし、服装にはまったく無頓着、メークも常にスッピン、おさげにメガネ姿は小さい頃から変わらず。現在は、イラストレーターを夢見て生まれ育った鹿児島県から上京するも、さまざまな分野のオタク女子たちと男子禁制の共同アパートで、自分たちを“尼~ず”と呼びながら、外部との接触をなるべく避けてきた。そんな月海が、ある日、クラゲがきっかけで、まるでクラゲのような見たこともないほど美しい女性…と思いきや女装した蔵之介(蔵子)に出会い、日常が一変。月海はぬるま湯から引き出され、まるで熱湯コマーシャルのような(?)刺激まみれの日々を送ることになる!■ファッションを極め“女装”に行き着いてしまった美男子・“蔵子”蔵之介はファッションセンスを極め過ぎて、女装まで行き着いてしまったオシャレ美男子。大物国会議員の鯉淵慶一郎と舞台女優の愛人との間にできた子で、将来、政治家にするために鯉淵家に引き取られた。蔵之介は自由奔放な一方、周りには流されない確固とした信念を持ちながら、舞台女優である母の血を色濃く受け継いだ女性のような端麗な顔立ちで、付き合った女性は数知れないプレイボーイとして成長した。そんな蔵之介が女装をするようになった理由は、ファッションとして楽しむ以外に実は2つあり、1つは女装をするような息子を見て、政治家にしようとする父の意図を挫き、大好きなファッションの業界に関わっていくため。そしてもう1つは、物語が進むにつれて徐々に明らかになっていくという。そんな蔵之介は、月海に出会い、これまで自分が付き合ってきたエリートやオシャレな人間たちとはまったく違う世界を知り、どんどん月海に興味を抱いていく。そして、月海があふれんばかりの魅力を隠し持った女性であることに気づき、ファッションやメークで月海の魅力を引き出そうとする。そして、蔵之介にファッションとメークという魔法をかけられ、“尼~ず”として引きこもっている時とは別人のように愛らしくなった月海は、ある日、蔵之介の弟・鯉淵修に出会う。慶一郎の本妻の息子である修は、国会議員の父の秘書を務め、蔵之介とはまるで正反対な人間。不器用で真面目、これまで交際した女性は皆無という超堅物な童貞エリート。そんな修は愛らしい月海を見て、一目で恋に落ちてしまい、月海も修が頭から離れない様子。そんな2人の姿を目の当たりにした蔵之介は「まさか俺がオタク女子に!?」と、自分でも信じられないことに胸をギュッと締め付けられることに。こうして、オタク女子×女装男子×童貞エリートという、ドラマ史上、最も複雑で最もややこしい三角関係ができあがっていくのだが…。■瀬戸康史「女子力を磨き続けています」この超個性的なキャラクターに挑むのは、今回が月9ドラマ初出演となる瀬戸さん。大ヒット公開中の映画『ミックス。』をはじめ、2017年だけでもTVドラマ3本、映画2本、舞台2本に出演し、2018年1月からは主演ドラマ「幕末グルメブシメシ!2」(BSプレミアム)も控えている。いまや押しも押されもせぬ実力派俳優だが、今回、自身初となる“女装をしての芝居”に挑戦。しかも、その美しさがドラマの重要なパートを担う、屈指の難役に挑む!「自分で大丈夫だろうか?」という思いと「こんな役なかなかできる機会はない。演じたい!」という2つの思いがあったという瀬戸さん。「しかし、お話はテンポがあって面白いですし、ギャグ的な要素も強いけれど、共感できるようなキャラクターたちの心情もしっかり描かれているので、ビジュアルだけではなく芝居という部分でも視聴者の皆さんに満足していただける作品になると確信しています。僕にとっては挑戦となる作品です」と意気込み十分。「お話をいただいてから女子力を磨き続けています。そのおかげもあってか、いまは女装をすることに、まったく抵抗がありません(笑)」と明かし、「役者として当たり前のことなので、自分の顔にあったメークの仕方や立ち居振る舞い、毛の処理など…ベストを尽くして撮影にのぞみます!」と語っている。そして、原作の東村さんは「瀬戸くんが蔵之介役を聞いたときには、“えっ…蔵子やってくれるの!?ありがてええええ!!!!!! ”と、アシスタントさんとみんなで感謝感謝でした。瀬戸くんの女装、本当に可愛いと思います!期待大です!!」と、大いに楽しみにしている様子だ。「海月姫」は2018年1月、毎週月曜21時よりフジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年12月07日ポーランド映画『ゆれる人魚』が2018年2月10日(土)より公開される。『人魚姫』にツイストを加えたホラー・ファンタジー・ミュージカル『ゆれる人魚』は、共産主義時代下であった1980年代のポーランドを舞台に、アンデルセン童話の『人魚姫』にツイストを加えたホラー・ファンタジー・ミュージカル映画。物語は人間たちを捕食して生きる美しい人魚姉妹が、海から上がりナイトクラブに辿り着くところから始まる。ストリップやライブ演奏を披露する大人の社交場で、2人は得意のダンスと歌を披露し、すぐにスターへ。そんな中、妹シルバーはベーシストの青年ミーテクと恋に落ちる。初めての恋に浮かれるシルバーだが、姉ゴールデンはそんな妹を複雑な眼差しで見つめていた。人魚にとって、人間の男は“餌”でしかないからだ。やがてふたりの間に生じた緊張感は限界に達し、残虐でちなまぐさい行為へと彼女たちを駆り立てる......。主人公である、2人の肉食人魚姉妹が少女から大人へと成長する物語をエネルギッシュでワイルドに描いており、80年代の雰囲気が色濃く漂うダークで官能的、そしてロマンチックな世界観が魅力だ。なお本作は、2016年サンダンス映画祭やワールドシネマコンペティションドラマ部門審査員特別賞をはじめ、世界各国の映画祭で数々の受賞を果たした話題作となっている。オリジナルミュージックにも注目ポーランドのインディー・ミュージックシーンに君臨するヴロンスキ姉妹が手がけた、オリジナルミュージックもポイント。80年代当時のエンターテーメント界の雰囲気を再現した音楽は、現代的でいながらどこか懐かしさを感じさせるサウンドだ。新鋭女性監督 アグニェシュカ・スモチンスカメガホンを握るのは、今作が長編デビュー作となる新鋭女性監督のアグニェシュカ・スモチンスカ。彼女はポーランドの若手映画作家の中で最も才能あふれる女性監督と評されている。本作に関して彼女は「人魚の人間への恋が不可能であることを描いている点で、私の物語はアンデルセンのものと同様ですが、私にとって人魚はまだ大人の女性ではない少女のメタファーでもあります。この映画の目的は、思春期と結びついた感情や経験を思い起こさせることでした。」とコメントしている。また美しい人魚姉妹は、ミハリーナ・オルシャンスカとマルタ・マズレクといったフレッシュな若手女優たちが演じる。脇を固めるのは、『アンナと過ごした4日間』のキンガ・プレイスや、ポーランド以外でも活躍中の若手俳優ヤーコブ・ジェルシャル、ジグムント・マラノヴィッチだ。人魚の姉妹をイメージしたカクテルが登場映画『ゆれる人魚』と、壁一面の水槽に熱帯魚が泳ぐアクアリウム・レストラン「DEN AQUA ROOM 新宿」がコラボレーションし、人魚の姉妹を表現したオリジナルカクテルが登場。姉・シルバーの人間との初恋をイメージした甘酸っぱいカクテルには角砂糖を溶かし、妹・ゴールデンのカクテルは美しい姿に潜む闇を思わせるグラデーションカラーに仕上げた。【詳細】映画『ゆれる人魚』公開日:2018年2月10日(土)監督:アグニェシュカ・スモチンスカキャスト:キンガ・プレイス、ミハリーナ・オルシャンスカ、マルタ・マズレク、ヤーコブ・ジェルシャル他原題:Córki dancingu / 英題:The lure©2015WFDIF, TELEWIZJA POLSKA S.A, PLATIGE IMAGE■映画『ゆれる人魚』×アクアリウム・レストラン「DEN AQUA ROOM 新宿」・カクテルメニュー 各850円+税・新宿シネマカリテ「ゆれる人魚」劇場鑑賞券のチケット半券提示で500円OFF(半券×人数、1組上限4枚まで)場所:DEN AQUA ROOM 新宿住所:東京都新宿区新宿3-32-10 新宿T&TビルB1F・B2FTEL:03-5367-4123定休日:無
2017年11月30日東村アキコの超人気漫画「海月姫」を、“月9”で完全ドラマ化。初の月9主演となる芳根京子が、クラゲを愛してやまない“オタク女子”役で新境地に挑むことになった。原作は、2014年にはのん(能年玲奈)主演、菅田将暉、長谷川博己ら共演で映画化もされた、人気漫画家・東村さんの最大のヒット作。今回、作品完結を機に初めて完全TVドラマ化されることになった。主演は、NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」以降最初のTVドラマ主演となる芳根さん。連続ドラマ出演10作目という節目を迎えると同時に、月9も初主演となる。■「東京タラレバ娘」でも知られる東村アキコの超人気漫画が原作原作は、今年「東京タラレバ娘」(講談社「Kiss」所載)が日本テレビ系でドラマ化されたことも記憶に新しい東村さんの同名作品(講談社「Kiss」所載)。現在16巻まで発刊されているコミックスは、累計発行部数420万部以上を誇り(11月6日現在)、2010年には「第34回講談社漫画賞少女部門」を受賞、「このマンガがすごい!2011 オンナ編第3位」を受賞するなど、東村さんの最大のヒット作にして代表作。2010年にはフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」でTVアニメ化、2014年には実写映画化もされ、ともに大きな話題を呼んだ。今回、まもなく11月13日にはついにコミックス最終巻が発売されることを機に、満を持して初のTVドラマで完全映像化する。■オタク女子に女装男子に童貞エリート! 新感覚シンデレラ・コメディー物語は、クラゲを愛しすぎてしまった筋金入りの “クラゲオタク女子”が、とある兄弟と三角関係になり、自分には一生縁はないと思っていた恋を知り、新しい自分、新しい生き方を見つけていく姿を、原作のシュールなギャグ・ワールドを生かしながら描く新感覚の“シンデレラ・コメディー”。「女の子は誰だってお姫様になれる」をテーマに、“オタク女子”や“女装男子”に“童貞エリート”と型破りなキャラクターしか登場しないのが大きな特徴。主人公の名前は倉下月海(くらした・つきみ)、20歳。極度に視力が悪く、メガネなしでは、ほとんど何も見えないほど。イラストレーターを夢見て、生まれ育った鹿児島県から上京。しかし専門学校に通うわけでも、イラストを売り込むわけでもなく、とあるアパートで自分たちを“尼~ず(あまーず)”と呼ぶ“オタク女子”たちと一緒に、外部との接触を避けて自分だけの世界にどっぷりと浸りながら、風変わりでマニアックな青春を謳歌していた。“尼~ず”のモットーは「オシャレ人間は天敵」「人生に男を必要としない」、全員が桁外れの“オタク女子”。“鉄道オタク女子”に“三国志オタク女子”、果ては“和物オタク女子”など…そんな中で月海は、三度の飯よりクラゲが好きすぎてたまらない、筋金入りの“クラゲオタク女子”。いまに至るまで月海は人生のほとんどをクラゲに費やしてきた。そのため、クラゲ以外のことには至って無頓着。常にスッピン、服装は主にスエット。全く自分に自信がなく、それどころか自分は女性として何の魅力もないと卑下しており、「ウエディングドレスを作ってあげる」と約束をしてくれた母親に対して、こんな、男性との縁など永遠にあるはずもない人間に育ってしまい、本当に申し訳ない…と思っている日々。そんな月海は、ある日、クラゲがきっかけで、誰もが注視してしまう美女…でも実はファッション好きが高じて女装を趣味としている一方、これまで付き合った女性は数知れないイケメンのプレイボーイと、与党の最大派閥を率いる大物国会議員の父の秘書を務める一方、これまで交際した女性はゼロという超堅物な童貞エリートという“凸凹兄弟”と出会うことに。彼らと知り合ううちに、新しい自分、新しい生き方を見つけ、さらに凸凹兄弟とまさかの三角関係になり、一生縁がないと思っていた恋を知るようになり、イラストレーターという夢にも彼らが影響してきて…。■芳根京子、初の月9主演!芳根京子がべっぴんさんからオタク女子に!?主人公の月海を演じるのは、初の月9ドラマ主演となる芳根さん。2012年、高校生のときにスカウトされ芸能界入り、2013年に「ラスト・シンデレラ」で女優デビュー。2015年には1,000人以上が参加した「表参道高校合唱部!」のオーディションで主役に選ばれ、TVドラマ初主演を果たした。その演技は各方面から絶賛され、「第1回コンフィデンスアワード・ドラマ賞新人賞」「第86回ザテレビジョンドラマアカデミー賞主演女優賞」。翌2016年には2,261人が参加した「べっぴんさん」のオーディションでヒロインの座を射止め、国民的人気女優への階段を駆け上がった。そんな、まさにシンデレラ・ガールと呼ぶにふさわしい芳根さんが、“べっぴんさん”から“オタク女子”という新境地の役で、どんな変身を見せてくれるのか気になるばかり。芳根さんは今回の月9初主演に「本当にわたしが!?と、ただただびっくり」と語りながらも、「やるとなったら、めいっぱい楽しんでこの冬はクラゲ色に染まりたいです!」と意気込みをコメント。「私にも“大好きなもの=トマト”があるので、月海ちゃんのクラゲ愛に共感し、とってもいとおしく思いますし、1つのものを愛し尽くせるまっすぐな魅力を大切にして、自分なりの倉下月海を演じきりたい」と語っている。また、原作者の東村さんは「ドラマ化のお話をいただいたとき、こんな変な漫画が月9になるんか!?とびっくりしましたが、めちゃくちゃうれしかったです。芳根さんのメガネ&おさげ、本当に楽しみです!」と、早くも彼女のオタク女子ぶりが楽しみな様子。メガネ&おさげの“オタク女子”な芳根さんほか、女装男子に童貞エリート、“尼~ず”のキャスティングにも期待が高まる。「海月姫」は2018年1月、毎週月曜21時よりフジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年11月07日坂東玉三郎が太鼓芸能集団鼓童と出会って17年。2006年に上演された音楽舞踊劇『アマテラス』に続く共演2作目となる「幽玄」。東京、新潟、名古屋に継ぐ博多座公演の開幕直前、玉三郎と太鼓芸能集団 鼓童のメンバーに話を聴いた。【チケット情報はこちら】鼓童代表・船橋裕一郎は「玉三郎さんからは『お客様がどう感じるか』をまず考えなさい、と言われ続けました。太鼓は演者が出したい音で演奏する事も多くて、そこは大きな課題でしたね。稽古、公演を重ね、これまでとはひと味違うお客様の反応を感じた時、自分たちが太鼓の新しい領域に入っていけたのかなと感じました」。鼓童入団2年目の大塚勇渡は、今回が初めての玉三郎との共演。「ソロで玉三郎さんと共演するシーンがあるんですが、初めて冷や汗というか脂汗を体感しました(笑)。同じ舞台に立ちながら、日々玉三郎さんの存在の大きさを実感しています」と緊張感を感じながらも楽しんでいる様子。そして『アマテラス』では音楽監督・スサノオ役を務めた石塚充は「鼓童の舞台では、人間の汗とか息遣いを感じるような生活に即した民俗音楽を題材にすることが多かったんです。でも能楽は人間を超越していて、自分というものを排除しているイメージ。大きなハードルでしたが、修行のような稽古を重ねるうちに段々と“自分じゃないもの”に突き動かされているような、自分というものが離れていくような感覚に出会えるようになりました」この“自分から離れる”という事は、今作のテーマのひとつであった、と玉三郎が続けて語る。「人間の肉体とか直接の表現、自分たちが太鼓を叩くことを楽しむだけでは、舞台芸術として幅や奥行きが出ない。叩くということを見せるだけじゃなくて、お客様が違う世界にまで飛んでいけるような音楽を作らなければならない。そこは本当に考えましたね」。能の代表的な演目「羽衣」「道成寺」「石橋」を題材にしている本作。なんとなく敷居が高いイメージだが、玉三郎は「夕焼けが綺麗だな、というような心地よい時間を自由に楽しんで欲しい」と語る。「私たちは能そのものを演じることはできません。様式は生かしながら楽しんでもらえる演奏にして、お客様には自由に空間とか時間を遊んでいただきたいですね。舞台の基準というか到達点もその時々によってずれていきます。だからきっと初演のオーチャードホールからも変わっているんじゃないでしょうか。そうじゃなきゃ芸能じゃないんです。今回、幽玄という言葉では表現しづらい世界ですが、実際に観ていただければ、劇場の空間全体の音や雰囲気を楽しんでいただけると思います」と、新たな挑戦に自信を覗かせた。博多座公演は9月18日(月・祝)まで上演中、ロームシアター京都メインホール公演は9月21日(木)から23日(土・祝)まで。チケットは発売中。
2017年09月04日メイクアップレッスン「姫塾」開催概要2017年8月19日(土)13:00から15:00まで、L’Ambassade de 2Bにおいて、メイクアップアーティストのTAKAKOによる、メイクアップレッスン「姫塾」が開催される。今回の姫塾は、悩みの多いポイントメイクアップに焦点を当てる。1人1人の顔診断を行ったうえで、アイメイクや難しいまゆ毛の描き方まで丁寧にレクチャーする。料金は、エステサロン2Bのモコモコ洗顔、アプリコットゴマージュ、プレミアムプラチナパック体験付きで、20,000円(税抜き)。申し込みは、株式会社ファミリーTAKAKO(電話番号:03-5798-7937)まで。メイクアップレッスン後は、ティータイムが予定されている。L’Ambassade de 2BとはTAKAKOのメイクアップレッスンが開催される「L’Ambassade de 2B」は、上質なトリートメントが受けられる他、1人1人に合ったホームケアの提案などを行っている。住所は、愛知県名古屋市東区葵2-3-1 CH 桜通bldg 1-2F。電話番号は、052-933-0077。営業時間は、月曜日から金曜日が9:00から19:00まで。土曜日と日曜日は、9:00から21:00まで。(画像はTAKAKO オフィシャルブログより)【参考】※TAKAKO オフィシャルブログ※TAKAKO Instagram※L’Ambassade de 2B
2017年08月17日ソフィア・コッポラ初演出のオペラ『ソフィア・コッポラの椿姫』が映像化。2017年10月6日(金)よりTOHOシネマズ日本橋にて2週間限定公開、その後順次全国公開となる。ソフィア・コッポラとは映画監督のソフィア・コッポラは『ゴッドファーザー』で知られる、フランシス・フォード・コッポラの娘であり、兄弟や親戚に監督や俳優が多い、芸術一家の生まれ。『ヴァージン・スーサイズ』(99)で監督デビューし、『ロスト・イン・トランスレーション』(03)など注目作を発表し続けてきた。人気悲恋オペラ『椿姫』を演出今回コッポラが初演出するのは、イタリアの作曲家ジュゼッペ・ヴェルディの人気悲恋オペラ『椿姫』だ。主人公は華やかなパリ社交界に生きる、高級娼婦のヴィオレッタ。数々の裕福な男たちを虜にしてきた彼女が、見つけた「真実の愛」の行方を描く名作にモダンなタッチを加えた。本公演はローマ歌劇場で2016年5月24日(水)から行われたもので、ヴィオレッタ役としてフラン チェスカ・ドット、そしてアルフレード役として来日公演も増えてきているアントニオ・ポーリが出演している。なお今回の演出は、ヴァレンティノ(VALENTINO)創始者であるヴァレンティノ・ガラヴァーニが、彼女の代表作のひとつ『マリー・アントワネット』(06)を見て感銘を受け、直々にオファーしたそう。衣装にも注目鮮やかな赤色が印象的なヴィオレッタの衣装はヴァレンティノ・ガラヴァーニがデザイン。さらに、劇中の衣装は、ヴァレンティノのデザイナーとして活躍するピエールパオロ・ピッチョーリや、ヴァレンティノのデザイナーであったマリア・グラツィア・キウリ(現ディオール(Dior)のデザイナー)が手がけており、本公演の見どころの1つとなっている。舞台美術にも注目また舞台美術には、ハリウッドで数々の大作を手掛け、『プレステージ』(06)、『ダークナイト』(08)、『インターステラー』(14)でアカデミー賞美術賞に3度ノミネートされ、話題の作品『ダンケルク』も手掛けるプロダクションデザイナーのネイサン・クロウリーが大抜擢されている。【詳細】『ソフィア・コッポラの椿姫』公開日:2017年10月6日(金)※TOHOシネマズ日本橋2週間限定公開、その後順次全国公開演出:ソフィア・コッポラ指揮:ヤデル・ビニャミーニ合唱指揮:ロベルト・ガッビアーニ舞台美術:ネイサン・クロウリー衣装:ヴァレンティノ・ガラヴァーニ、マリア・グラツィア・キウリ、ピエールパオロ・ピッチョーリキャスト:ヴィオレッタ:フランチェスカ・ドット、アルフレード:アントニオ・ポーリ、ジェルモン:ロベルト・フロンターリ原題:La Traviata©Yasuko Kageyama
2017年07月21日7月から、お台場のレゴランド・ディスカバリー・センター東京で“大人のための謎解きイベント「夜のレゴ 王国~消えた姫と太陽の謎」”がスタートします!開催日は7月~12月の期間中、全12回。すでにチケットの販売もはじまっています。イベントの詳細をチェックして、ぜひ遊びに行きましょう。「夜のレゴ 王国~消えた姫と太陽の謎」とは?「夜のレゴ 王国~消えた姫と太陽の謎」を企画したのは、“大人のための上質な謎解き”がコンセプトの株式会社タカラッシュ。施設内をフルに使い、架空の国「レゴ®王国」を舞台にした謎解きやストーリー、レゴの世界観を満喫できます。謎解きとレゴの豪華コラボは、大人も夢中になる面白さです。イベントのここに注目!●貸切りで贅沢に遊ぶ通常の営業時間が終了したあとの「レゴランド・ディスカバリー・センター東京」を貸切りで利用できる、贅沢なイベントです。混雑もないのでゆっくり遊べ、レゴ好きにはたまりません。●大人だけで入場できる!会場の「レゴランド・ディスカバリー・センター東京」は、通常の時間内は大人だけで入場できません。今回のイベントでは、参加者限定で大人だけの入場が可能。大人だけどレゴランドに行ってみたい…という願いが叶います。夜の開催だから、友だちと遊んだり、仕事帰りに立ち寄ったり。ひと味違うデートにもいかがですか?●謎解きはレゴブロックを使って謎解きにはレゴブロックも大いに関係します。ブロックを使って謎を解き、ブロックや組み立てに必要なアイテムを集めましょう。レゴ遊びは大人も思わず夢中になる面白さ。●チーム戦で絆を深めようイベントには6人1チームで参加します。難題にはみんなの知恵を集めて立ち向かってください。みんなで頭をひねり、館内を創作。チームワークが強まり、絆も深くなりますよ。6人以下で申込むと、ほかの参加者と同じチームになる可能性があります。「テーブルチケット」を購入すると最大6名まで仲間同士のチームで参加でき、ほかの参加者と同じチームになることはありません。大人の夜遊びにピッタリな“大人のための謎解きイベント「夜のレゴ 王国~消えた姫と太陽の謎」”は、7月から12月まで毎月2回ずつ、計12回開催されます。日程をチェックして早めにチケットを入手してくださいね。開催概要“大人のための謎解きイベント「夜のレゴ 王国~消えた姫と太陽の謎」”開催日:2017年7月1日(土)7月8日(土)、8月5日(土)、8月26日(土)、9月9日(土)、9月30日(土)、10月14日(土)、10月24日(土)、11月11日(土)、11月18日(土)、12月9日(土)、12月17日(日)時間:開場18:30 、開演19:00~21:00料金:1名3,800円、テーブルチケット 22,680円(1組6名まで)※チケットはe+(イープラス)、チケットぴあ、Yahoo!pass Marketで購入可能。TEL:03-3527-7701URL:
2017年06月06日女優の二階堂ふみが、4月8日より放送される栄養炭酸飲料「デカビタC」のテレビCM「マリオ登場」篇と「マリオスポーツ」篇で、ピーチ姫役を演じている。同CMでは、多くの人にとって元気の源となるドリンクになってほしいという思いを込めて、任天堂のニンテンドー3DSソフト「マリオスポーツ スーパースターズ」とタイアップし、実写化。二階堂演じるピーチのほか、生田斗真が主人公のマリオを、池松壮亮がマリオの双子の弟・ルイージを、そして、キノピオを寺田心が演じる。CMで描かれるのは、ゲームプレイヤーに翻弄されるマリオたちのリアルライフ。4人は、みんなでゴルフを楽しんでいたかと思うと、突然テニスコートに呼ばれて対戦し、さらに野球、サッカー、乗馬レースと、気まぐれなプレイヤーに振り回される。二階堂は、ピンクのミニワンピースに金髪ヘア、頭にはティアラをのせ、ピーチ姫に変身。マリオたちと違って走りにくい衣装や靴の時もあったが、走りながらセリフを言うシーンで男性陣と互角に渡り合い、OKテイクを連発したという。また、テニスのシーンでは「うぉりゃ!」「フン!」と雄たけびを上げながら強烈なスマッシュを放つ。二階堂は「ピーチは女の子が好きなキャラクターかなと思いますし、普段着ることのないようなお洋服を着て、なんだか新しい扉を開いたような気がしました(笑)」とコメント。「ファンタジックな世界観で、個性的なキャラクターが揃って、すごく楽しかったです」と撮影を振り返った。
2017年04月08日塗るだけで美脚をアシスト!株式会社リベルタは、体の悩みを解決するhimecotoブランドから新商品を発表した。その名も「美脚姫」は、塗るだけで脚をほっそりと見せ、ツヤめく肌を演出するというもの。これから暖かくなり、脚見せファッションもしたくなる季節。そんな時、脚の悩みを解消するアイテムとして、非常に心強い存在になりそうだ。発売日は2017年3月22日(水)。一部のバラエティショップおよび公式サイトで購入できる。楽して美脚を手に入れたい人に春に向けて、徐々に薄着ファッションになってくる季節。ブーツやタイツで脚をカバーできる季節から、脚を見せるスタイルに切り替わるこの時期、脚の悩みを抱える女性は多いのではないだろうか。運動で脚痩せをするには時間が足りない、お出かけに合わせて、手軽にすっきりしたい。そんなワガママを叶えるのが「美脚姫」だ。ハイライトやシェーディングを使い、脚をほっそりと見せる「コントゥアリングメイク」というメイク法だ。方法は至って簡単。スネの部分に「美脚姫」を直線を描くように塗るだけ。これでハイライト効果を発揮し、メリハリのあるほっそり美脚を演出できる。クリームにはピンクパールを配合し、肌なじみのよさを実現。ウォータープルーフ処方で、汗や水に強く、夏でも使えるのがうれしい。金、白金、パール、ダイヤモンド末を配合しているため、素肌がきらめき美脚効果を狙える。5種類の植物エキス配合により、きれいなだけでなく保湿までできてしまう優れもの。自信を持って脚を出したい女性の、頼れる味方になりそうなアイテムだ。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社リベルタのプレスリリース
2017年03月17日ワキに塗るだけでぶつぶつ・ざらざらの悩みを解消! 株式会社リベルタは、30秒で白く美しいワキになれる「白ワキ姫」シリーズから、塗るだけでぶつぶつ・ざらざらのない美しいをワキに見せるワキ用クリーム『ツルワキ姫』を、2017年3月22日(水)より販売する。衣服との摩擦や、毛抜き・カミソリ等による自己処理が原因でできやすくなってしまうワキのぶつぶつ・ざらざら。塗るだけで手軽に理想の美しいワキを手に入れることができる『ツルワキ姫』は、ワキの悩みを抱える女性たちにとって嬉しい商品だ。マイクロパウダーと光拡散パウダーが毛穴の凸凹をしっかりカバーさらさらマイクロパウダーが毛穴の凸凹をパテのように埋めてツルリとしたフラットな肌に導き、ナチュラル色の光拡散パウダーが毛穴目立ちをしっかりとカバーする。さらに、アルコール・パラベンフリーなので肌に優しく、植物成分がワキにハリと潤いを与えてくれる。また、汗や水に強いウォータープルーフ処方のため、暑い日やプールなどに行ったときでも、美しいワキを長時間キープすることができる。商品価格は1,250円(税別)で、全国のロフト、プラザ、MAKE UP SOLUTION、MS・Style、Urban Comfort、一部ココカラファインで販売される予定だ。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社リベルタプレスリリース(DreamNews)
2017年03月12日昭和20年(1945年)、京都で創業し、伝統の京菓子文化を大切に守り続けながらも新たな商品を開発しつづける株式会社鼓月から、春の訪れを告げる桜の和菓子が販売されます。上品な桜の香りと見た目も楽しめる桜商品は、お花見や手土産に喜ばれる逸品です。春らしさ満開!桜スイーツをめしあがれ●桜まんじゅう 花嵐山花びらの形が可愛らしい、“新食感”の焼饅頭。桜風味の生地に桜葉入の黄身餡が包まれています。繊細に焼き上げた生地は、さっくりと軽やかに、桜餡はしっとりほろほろ。今までにない食感と、桜の風味を堪能できます。京都嵐山の桜をイメージさせる愛らしい形にも注目ですね。販売期間:2月4日~4月上旬 予定価格:1個 150円、6個入 1,050円、8個入 1,300円●花すだれ“日持ちのしない桜もちを遠方に持って行きたい、送りたい”というお客様の声から生まれた商品「花すだれ」。道明寺の桜もちの美味しさを、桜葉入りの道明寺羹で表現しています。春風に舞う桜花を感じさせる、見た目も華やかな『花すだれ』は女性に喜ばれるロングセラー商品です。販売期間:2月4日~4月上旬 予定価格:1個 150円、5個入 900円、10個入 1,800 円●桜あんころやわらかい羽二重餅をあっさりした皮むきこし餡に閉じ込めた、鼓月の人気商品『あんころ』から、この時期だけの限定『桜あんころ』が登場。桜葉入のお餅と上品な餡の味わいは、幅広い年代の方に愛されています。販売期間:2月19日~4月19日予定価格:1個 300円、3個入 1,000 円■販売店舗直営店、百貨店を中心とした販売店を合わせて、全国で69店舗(2017年1月末時点)オンラインショップ URL:※桜あんころのオンライン販売はありません。■お問い合わせ0120-122-262(9:00~17:00)
2017年02月22日「au STAR」の新CMとして、この度“三太郎シリーズ”「スターかぐや姫」篇のTVCMが、本日2月10日 (金)より放送されることが決定。“スター”になったかぐちゃんが、かぼちゃの馬車で握手会へ向かうという。新CMは、桃太郎がかぐや姫に迎えが来たと知らせるところからスタート。金太郎と浦島太郎は「お迎え?」「月から?」と不思議そうに尋ねる。それを受けて桃太郎は「いや、かぼちゃの…」と障子開けると、縁側には月明かりに照らされた“かぼちゃの馬車”が登場。かぐや姫は「今日握手会があるの!」とニッコリ。「かぐちゃんスターなんだよ」と桃太郎は嬉しそう。それを聞いた浦島太郎は「俺たちより先にスター…?」と、少し残念そうに言うも、「なんか~スカウトされて」(かぐや姫) 、「どんどん人気でちゃって…」(桃太郎)と2人は得意気。そんな中、桃太郎の言葉に「どんどん?」と反応した金太郎は、立ち上がり「どんどんかせいで、どんどんもらって!」とヒートアップ。突然の出来事にかぐや姫は驚き、戸惑っていると「また出たよ…」と呆れ気味な浦島太郎。それに続いて桃太郎は「こちらが、金太郎です」と、状況が呑み込めないかぐや姫に紹介。いつまでも暴走している金太郎に、「せい!せい!あーせい!」と、まるで暴れ馬をなだめるように手刀を繰り出す浦島太郎。スイッチが入ると、なかなか暴走が止まらない金太郎だった…。今回は夜の桃太郎家での撮影。ついに桃太郎家に馬車まで入ってしまい、綺麗な白毛の馬と初対面の桃太郎演じる松田翔太、浦島太郎演じる桐谷健太、金太郎演じる濱田岳の三太郎は、子どものような無邪気な表情で馬と接する場面も。そんな和やかな現場だが、いざ撮影が始まるとそこはやっぱりそこは三太郎劇場。秋の「夢のスター」篇以来、再び金太郎になった金ちゃんのアドリブには、現場は大爆笑。「どんどん!どんどん!」と何十回も全力で演技していたため、あっという間に息切れして畳に倒れ込んでしまったのだが、「よーし、気合だ!」と自分に言い聞かせながら、納得いくまで演技。またそれに対抗する浦ちゃんのアドリブにも、現場は笑いをこらえるのに必死だったようだ。au STAR 新CM「スターかぐや姫」篇は2月10日(金)よりオンエア開始。(cinemacafe.net)
2017年02月10日歌舞伎俳優の坂東玉三郎と太鼓芸能集団・鼓童の共演作『坂東玉三郎×鼓童 特別公演幽玄』が5月に上演される。その制作発表会見が行われ、坂東玉三郎、鼓童の石塚充、中込健太、北前船代表取締役社長の青木孝夫が登壇した。『坂東玉三郎×鼓童 特別公演 幽玄』チケット情報2000年に初めて鼓童の演出を手掛け、12年からは鼓童の芸術監督も務める玉三郎。その玉三郎と鼓童の共演作は『アマテラス』(06年・13年)に次ぐ2作目。本作では世阿弥が見た世界を「羽衣」「道成寺」「石橋」などの能の代表演目を題材に表現し、不世出と評される玉三郎の優雅な舞と世界の絶賛を浴びる鼓童の太鼓に、花柳壽輔をはじめとする花柳流舞踏家の舞踏が華を添える。玉三郎が「“鼓童とも歌舞伎とも違った世界に”という意味で、『幽玄』を題材にさせていただきました」と話す本作は、鼓童創立35周年記念ツアーの締めくくりの公演でもある。「『みんなどんなものが創りたいの?』という話になったときに『“日本のもの”をやりたい』と。それからいろいろ考えて、一昨年から“日本のもの”に向かって創りはじめました。もちろん和太鼓は日本のものなのですが、日本の様式のものをやるというのは大変難しい。和太鼓の世界であればそれなりのものができますが、“日本の様式を持った美しさ”のある舞台を創るのは大変なことだと思っています」と、一つの挑戦であることを明かす。今回は鼓童のメンバーが謡(うたい)をうたうなど、今までにない演出も。玉三郎は「能楽の楽器を使うわけではなく、ひとつの様式というものを学んで、鼓童の楽器あるいは演奏法に翻訳していくわけですから、そこが大変ですね」。石塚も「演奏や音楽の形式として日本のものを扱うのは初めてです。普段、鼓童は人間が生活の中で自然に歌うように出てきた音楽を土台にすることが多かったのですが、今回はなにか人間じゃないところにいく、ということをすごく要求されている。お能のお囃子の間の取り方、声の出し方、先生方の呼吸の仕方も、人間であるというところを超えているような印象がありまして、そこを目指しているのがすごく大変なことです」、中込は「例えば音と音の間が尋常じゃないくらい長く感じたりとか、自分たちにないテンポ感とか音楽の形を耳で聴いて解読するところから始まりました。能は物語があるということで、音の出し方も違うと感じています。能の謡を合わせたとき、自分たちの太鼓の音が全然違う風に聞こえてきたところは驚きでした」と話すなど、玉三郎と鼓童の新たな姿を楽しめる公演になりそうだ。公演は5月16日(火)から20日(土)まで、東京・Bunkamuraオーチャードホールにて上演後、新潟、愛知、福岡、京都を巡演。取材・文:中川實穗
2017年02月03日京都のお土産として人気の「千寿せんべい」を販売している「鼓月」から、2月14日(火)までの期間、バレンタイン限定の商品が販売されています。ケーキや甘すぎるチョコは苦手、という人にぴったりの商品です。早速チェックしていきましょう。人と差がつく「恋こまち」「恋こまち」はしっとりしたココア生地のおまんじゅう。中にはバターの風味豊かな黄身餡が入っています。表面のチョコレートは、ひとつひとつ職人が手作業でコーティングしているのだそう。洋菓子が苦手という彼や、お世話になった年上の方などに贈りたい、人と差がつくバレンタインギフトです。商品名 :恋こまち価格 (税抜):1,600 円販売期間: 1月27日(金)~2月14日(火)人気商品がこの時期だけの限定味で登場「鼓月」の看板商品でもある千寿せんべい。京都のお土産としても人気です。この千寿せんべいをミニサイズにした「姫千寿せんべい」に、バレンタイン限定の木苺チョコフレーバーが登場。フリーズドライの木苺パウダーのフレッシュな香りと、100%カカオマスのチョコレートを使用した大人向けの味です。バレンタインギフトとしてだけではなく、自分へのちょっとしたご褒美にも買いたくなる一品です。商品名:姫千寿せんべい 木苺チョコ価格 (税抜):6枚入 600 円 、 15 枚入 1500 円販売期間:販売期間: 1月27日(金)~2月14日(火)販売はいずれも直営店、百貨店を中心とした販売店と、オンライン店舗での販売です。気になる人は早めにチェックしておきましょう!鼓月オンライン販売:お客様窓口:0120-122-262(9:00~17:00)
2017年01月29日『スター・ウォーズ』のレイア姫役で知られる女優のキャリー・フィッシャーが60歳で他界した。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』での演技も記憶に新しいキャリーが27日、心臓発作で死去したことを遺族が発表した。キャリーの娘ビリー・ラードに代わって代理人のサイモン・ホールズ氏は「大変残念ながら、ビリー・ラードは愛する母キャリー・フィッシャーが本日午前8時55分に息を引き取ったことをみなさまにお知らせします。彼女は世界から愛される存在でしたので、とても悲しまれることになるでしょう。遺族一同、皆さまのお悔やみの言葉にお礼申し上げます」と発表した。キャリーは先日、ロンドンからロサンゼルスへの飛行機内で呼吸が停止し、同乗していた客室乗務員や医師、看護師らから心肺蘇生を施され、その後はUCLAメディカルセンターの集中治療室にて治療を受けていた。この突然の訃報を受け、『スター・ウォーズ』の出演者らをはじめとする著名人が次々と追悼メッセージを発表。同シリーズでハン・ソロ役を演じたハリソン・フォードは「キャリーはユニークで素晴らしく、オリジナルな人でした。とても面白く、恐れを知らない人でした」「そして人生を勇敢に謳歌しました」とコメントした。また、シリーズのクリエイターであるジョージ・ルーカスは「キャリーと私は成人時代のほとんどを友人として過ごしました。彼女はとても賢く、才能ある女優であり、作家であり、皆から愛される多彩なパーソナリティを持ち合わせたコメディ女優でした。『スター・ウォーズ』では私たちの最高で力強く、元気あり賢く、希望に満ちたプリンセスという、多くの人が思っているよりはるかに難しい役を演じてくれました」と称えた。キャリーは、シリーズ最新作である『スター・ウォーズ エピソード8』の出演シーンの撮影を全て終えたところであったと言われている。ルーカスフィルム社のスタッフはTMZに、キャリーは撮影を全て終えていたものの、今回の突然の訃報が同新作の今後に影響を及ぼすかについてコメントするのは時期尚早だとしている。(C)BANG Media International
2016年12月29日チャウ・シンチー監督の最新作となる、ぶっ飛びロマンシング・アドベンチャー『人魚姫』。シンチー監督といえば、見いだした新星女子が軒並み人気女優となっていることから、作品のヒロインはみな“星ガール”と呼ばれている。今回のヒロインに抜擢された新“星ガール”、リン・ユンに注目した。人間の世界と人魚の世界に住む男女の恋を、相変わらずのギャグたっぷりで描く本作。若き実業家リウ(ダン・チャオ)はリゾート開発のため、美しい海を買収し埋め立てるプロジェクトを進めていた。環境破壊のせいで絶滅の危機に瀕していた“人魚族”は幸せな日々を取り戻すため、可憐な人魚シャンシャン(リン・ユン)を人間に変装させ、「リウ暗殺作戦」を計画。しかし、シャンシャンとリウはお互いに惹かれあってしまう。しかも、2人の募る思いとは裏腹に、人魚族と人間たちによる激しいバトルが勃発してしまうのだった――。チャウ・シンチーの作品で、毎回注目される通称“星ガール”。『喜劇王』のセシリア・チャンや『カンフーハッスル』のホアン・シェンイー、本作にも出演している『ミラクル7号』のキティ・チャンなど、無名の新人女優を軒並み人気女優にしてきたシンチー監督のもと、本作でその座を射止めたのは、オーディションで12万人の中から選ばれたリン・ユンだ。黒髪ロングで、華奢で清楚なルックスの彼女は、まさに人々が思い描く“人魚”のイメージにぴったり。しかし、本作ではひどい不細工メイクで登場したり、顔にウニが刺さったりと体当たりの演技を見せる。その一方、ダン・チャオ演じる実業家リウとの禁断のラブロマンスで見せる儚げな表情は、同性から見ても魅力的に映るはず。シンチー監督は、彼女を選んだ理由について「野生動物のようで、未知の可能性を感じたから」と言う。「ヒロイン選びにはたくさんの選択肢がありましたが、リン・ユンのオーディションのときに、彼女だけ他の候補者にはないある種の感覚があり、自分の思い描いたヒロイン像に一致しました。リン・ユンはコメディの才能があり、本作の中でもその演技力が十分に発揮されていると思います」と、その“野性味”ある(?)コメディセンスに太鼓判を押す。本作で華々しいデビューを飾った彼女は、すでに中国「華鼎奨」最優秀新人俳優賞、「ニューヨークアジア映画祭」アジア新人賞を獲得。また1人、新たなスター女優が誕生したといえそうだ。『人魚姫』は2017年1月7日(土)より「2017冬の香港・中国エンターテイメント映画まつり」としてシネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月23日太鼓芸能集団「鼓童」が9月から4か月に渡り全国35都市を巡る『鼓童ワン・アース・ツアー2016~螺旋』。「鼓童ワン・アース・ツアー」シリーズの最新作となる本作は、8月にサントリーホールで上演された「鼓童創立35周年記念コンサート」第二夜で初演を迎えた作品。鼓童 チケット情報本ツアーの千穐楽に出演する船橋裕一郎(鼓童代表)、坂本雅幸に話を聞いた。8月の35周年記念コンサートを経ての本ツアー。「この夏に『螺旋』は初演を迎え、お客様にも好評をいただきました。今回はいよいよ全国ツアーということで、初演からより洗練し、熟成してお届けできると思います。鼓童の創設当初からの曲『モノクローム』から、全く新しい曲まで。これまでの35周年と、(演出の坂東)玉三郎さんがいらっしゃってからの16年の融合が集約できたと思います」(船橋)この演目が初披露された記念コンサートでは、奏者以外の役割も果たした坂本。「サントリーホールでみんなが演奏してるところを観て、自分のグループのことではあるんですけれども、『なんて誇らしいんだ』と涙が出ました。3日間違う舞台を作るのは大変なことでしたが、やり終えてみると、みんな自信がついたのではないかと思います」(坂本)古典の曲と新曲が合わさり、螺旋のようにぐるぐると回り進化していくイメージで構成されている本作。その最後に演奏され、タイトルにもなっている『螺旋』という新曲は「さまざまな種類の日本の太鼓を使って、西洋の楽器も取り入れた曲。これまで玉三郎さんが鼓童で作られたもの、それは楽器もそうですし、音の出し方もそうですし、それがかなり集約されています。この楽曲を観ていただくだけでもすごく面白いかと思います」(船橋)坂本「鼓童は、『ザ・和太鼓』っていうのじゃないんですけど、それをつき詰めていくことで逆により日本人らしさが出ていると言われます。『ザ・日本』ではない切り口の時にも、なぜかより日本が見えてくる感じがすごくある。その感じをぜひご覧ください!」船橋「この挑戦があったから次はこっちに行けるんだなというような、次の例えば40周年、50周年に向けての大きな踏み出しになる作品となりました。ぜひ会場で、いろんな音を生で楽しんで、五感を刺激していただけたらと思います」千穐楽は12月21日(水)から25日(日)まで東京・文京シビックホール 大ホールにて。現在ツアーにて全国巡演中。取材・文:中川實穗
2016年10月03日