子育てママたちが抱える、よくある「調理や食育の疑問」に、さまざまな専門家たちがこたえる「ママの料理の悩みあるある相談室」。忙しいママでもトライできるヒントやコツ、レシピをご紹介していきます。■お悩み:「子どもが食に興味を持ってくれません…。どうすればいいですか?」第4回は「子どもに食への興味を持たせたい」というお悩み。食に興味がないと、食べなかったり、せっかく作ったご飯をおもちゃにしてしまったり…ママも疲れてしまいますよね。2歳から通える料理教室「リトルシェフクッキング」を主宰する武田昌美さんは、ご自身で描いたかわいいイラストをカード にして料理教室のレッスンで用いています。子どもの食への関心を高めるためにどのような工夫をされているのでしょうか。■解決してくれるひと:2歳から通える料理教室「little chef cooking」主宰 武田昌美さん武田昌美さん子供料理研究家。フランスで料理の修行をしていた父の影響を受け、幼少の頃から料理に興味を持つ。航空会社にて客室乗務員をしながら、各地の料理や文化に触れ、知識を深める。2人の子どもの親となり、多くの子どもたちに料理の楽しさ、食の大切さを伝えていきたいと強く願い、2歳児から始められる料理教室を主催する。保有資格は、フードコーディネーター、スパイスマイスター、食品衛生責任者。HP: instagram: @littlechefcooking , @masamis__kitchen ブログ: ■字が読めなくても大丈夫! イラストを有効活用武田さんは、料理教室で教えたレシピをイラストカードにして、毎回配っているそう。どのような想いが詰まっているのでしょうか。料理に興味を持ってくれた瞬間を逃したくない「幼児向けの料理教室なので、まだ字が読めない子もいます。でも絵なら誰でもわかりますよね。イラストを描くのが得意だったので、『絵レシピ』を作るようになりました。字を読めるかどうかを料理を始める基準にしたくない、そういう思いが強かったです。料理に興味を持ってくれた瞬間を逃しません」(武田さん)イラストは、子どもの記憶にも残りやすい「たとえば豆腐ハンバーグの絵レシピでは、豆腐が大豆からできる製造工程も1枚のカードにぎゅっと盛り込んでいます。絵にすることで子どもの脳にインプットしやすくなるんです。全部の記憶が残らなくても『豆腐は何からできているんだっけ?』とか、『混ぜてお団子にしたよね』と、イラストが会話のきっかけになり、その記憶を頼りに家で楽しく復習できます」(武田さん)武田さんはもうひとつイラストを用いた2つのツールを料理教室で使っています。食育ツールとして使える「やさいだいすキッズ」と「季節の風物詩カード」。今回、特別にウーマンエキサイトの読者のために、秋用のイラストを書き下ろしてくれました! ■子どもは好奇心のかたまり! まずは楽しんでもらうカラフルな色彩が目を惹く「やさいだいすキッズ」と「季節の風物詩カード」には、子どもが「食」に興味を持ってくれる仕掛けがたくさんあるのだそう。子どもの“シール大好き”精神を活用した「やさいだいすキッズ」「これは子どもたちの『シール貼り』大好き精神を活かしています! カードに描かれた食材が食べられたら好きなシールを貼ってください。1つの食材につき1回ではなく、3回シールを貼るところがミソです」(武田さん)3回やれば、達成感と自信につながる「初めて食べるとき、その味に慣れていないから苦手と思うことが多々あります。だから3回食べることをその食材のゴールにして少しでもその食材に慣れてほしいと思っています。全部シールを貼り終わった後は、達成感が得られ、食べられた!というのが自信につながり『やさいだいすキッズ』になります。」(武田さん)季節を体感し、知識も習得! 「秋の風物詩」カード「食育には図鑑がよいと一般的に言われていますが、重たいので持ち歩きには不向きです。季節を体感し、知識も同時に習得してほしい、そんな願いを1枚のカードに盛り込んだのが『秋の風物詩カード』です」(武田さん)好奇心と探求心で、自然と知識をインプット!「このカードを持ち歩いて『あっ、どんぐりあった』『柿見つけた』『お月見の飾りもあったー』と、日常が新しい発見の連続であることに気づきます。絵の中のものと日常の世界が結びつき、子どもの世界がどんどん広がり、好奇心や探究心が養われます。子どもが楽しみながら知識をインプットできるカードです」(武田さん)子どもの好奇心を刺激し、広げていくことで、自然に食への興味が出てくるのだそう。このカードは、コラム最終ページでダウンロードできるので、ぜひ試してみてください。次のページでは、きのこが苦手な子どもたちにも人気の秋レシピを教えていただきました!■子どもに人気!えのき麻婆豆腐レシピ秋においしいきのこ類は、えのきから入ると子どもにはウケがよいそうです。豚肉のあぶらできのこ嫌いの子どもも抵抗なく食べてくれます。テンメンジャンを入れて本格的な味に。<材料 4人分> 豚ひき肉 150gえのき(みじん切り) 1パック(200g)木綿豆腐(2cm角) 1丁青ねぎ 1/2袋(30g)ごま油 大さじ1/2酒 大さじ2おろししょうが 小さじ1おろしにんにく 小さじ1/2(a)みそ 大さじ1(a)しょうゆ 小さじ2(a)砂糖 小さじ1/2(a)オイスターソース 小さじ1/2(a)水 300ml(a)テンメンジャン 大さじ1/2水溶き片栗粉(片栗粉大さじ1・水大さじ2)豆板醤(おとな用) 小さじ1/2 〜1<作り方>1、鍋に水500mlと塩小さじ1/2(分量外)を入れ、豆腐を入れて火にかける。沸騰したら火を止めて余熱で中まで火を入れる。2、フライパンにごま油を入れて、豚ひき肉、えのきを入れて中火で1分炒めたら、酒を加えてさらに1分炒める。しょうが、にんにく、青ねぎを加えて1分炒め、(a)を加えてひと煮立ちさせる。3、(1)の豆腐をざるで水切りする(煮崩れないようにそっと)。2に加えて3分ほどゆっくりかき混ぜながら中火にかける。火を止めて水溶き片栗粉を回しいれたら、再び火をつけ、とろみがつくまで20〜30秒そっとかき混ぜる。4、子ども用を先にとりわけ、おとな用に豆板醤を加えて混ぜる。子どもの食で悩むママたちへ「未来ある子どもたちに料理を通じて自信を養い、社会で生き残るためのサバイバル能力を培いたいと思い、子ども主体の料理教室をはじめました。子どもは本来、いたずらが大好きで好奇心旺盛という素晴らしい才能を持っています。ちょうど2歳、3歳はできることが増えてきて、食事に集中できなかったりしてママも一番悩んでしまう時期ですよね。焦らず、自分自身も子どもも成長したら、また食べられるようになると思って、できるだけおおらかに考えるようにしてください。食べ物との長い付き合いは始まったばかりです」(武田さん)【イラストカード ダウンロード】ダウンロードしてお子様と一緒にお使いください。 ・やさいだいすキッズ ・秋の風物詩カード
2018年08月28日来たる2020年、いよいよ東京でオリンピックが開催。子どもたちには、今のうちから世界に興味をもち、視野を広げていってほしいと願うママも多いのでは。そんな方たちにおすすめなのが、“地球儀”。子どもが小学生になるタイミングで購入を検討する方も多いと思います。インテリアコーディネーター資格をもち、小学生の母でもある筆者としては、幼児期から家族が集うリビングに自然に溶け込むように、地球儀が置かれている環境がベストだと感じています。大切なのは、楽しく自然に学ぶきっかけ作り。その活用方法を紹介します。リビングでの親子の会話に“地球儀”を交えてリビングに地球儀があると、「〇〇ちゃんが夏休みに沖縄に行くんだって」と聞けば「沖縄ってどこかな?地球儀で探してみよう!」と。テレビのニュースで「テニスの大会がフランスであって…、アメリカの〇〇選手が…」と聞けば「フランスってどこ?アメリカの選手がフランスで試合するんだね、飛行機でどのくらいかな?」なんて話も。また、雄大な自然の映像を見たときには、「こんなすてきな場所、どこにあるんだろう?大きくなったら行ってみたいね~」と、地球儀を交えて語り合うことができるのです。まさに、地球儀は「夢」のあるインテリア。それが普段から手の届くところに何げなく置いてある、そんな環境だからこそ、楽しく活用できるのです。距離を感覚としてつかむ~毛糸やリボンが大活躍~たとえば、「東京からハワイまでどのくらいの距離がある?」と言っても、幼い子どもたちにはイメージがしにくいもの。そこで、地球儀に毛糸やリボンをあててみて、その長さをはかりとります。「〇〇ちゃんのおうちがある東京から、おじいちゃんのおうちがある島根まではこのくらいの長さ。でもね、ハワイまではこんなに長くなるんだよ。」「え~!そんなに遠いの!?」と。実体験で知っている距離感との比較をすれば、子どもは自然に距離の感覚をつかめます。リビングにはどんな地球儀を選べばいい?リビングに置く地球儀は、ずばり、「おうちのリビングに合う」、「家族が気に入ったもの」でよいのです(ただし、表記は見やすいものを)。「子どもの知育のために良いから!」と無理に力を入れて、リビングには不似合いなデザインのものや、多機能にこだわったものを置く必要はありません。家族が心地よく過ごしながら、お気に入りの地球儀で会話も弾む。そんな光景を想像しながら選んだものが、一番良いと思います。テクニックとしては、球体・台座・支柱、全体の印象を通して、色味やテイストがリビングのインテリアに合っているもの。ナチュラルなリビングなら自然なカラーの球体に木製の支柱、クラシカルなリビングならセピアカラーの球体にレトロ調の金属台座、という具合に。もちろん、学習用に研究された多機能な地球儀もすばらしく、知識を深めるには良いでしょう。幼児期にリビングで興味のきっかけを作っておくと、次のステップとして子供部屋や学習机の上で活躍すると思います。リプルーグル社の「シーフェアラー」シンプル・ナチュラルなお部屋によくなじみます地球儀を交えて、パパやママと語りあった楽しい思い出が、自然に子どもの世界観を広げるきっかけになれば、何より嬉しいですね。<参考:リプルーグル地球儀 ><文・写真:フリーランス記者石川友美>
2018年06月24日勉強や健康のため、文化や知識を身に着けさせるためなどに行う「子どもの習い事」。子どもが興味を示すものなら通わせてあげたい気持ちになりますが、気になるのが「送迎」のことですよね。習い事によって開始時間が異なるため、共働き家庭やフルタイムで勤めているかたは、平日の送迎がネックになって諦めることもあるのではないでしょうか。今回はそんな習い事の送迎について、乗り越えかたをご紹介します。 共働きでもできる子どもの送迎のやりかた習い事は、共働き家庭にとって時間のない「平日」にあるパターンが多く、どのような手段を取ればいいのか頭を悩ませてしまいがち。解決案をいくつかご紹介します。時間をずらす習い事によっては、17時や18時から開始の場所もあります。筆者の子どもの習い事は18時半から開始なので、共働き家庭のかたも多くいますし、それが理由でここに決めたという話も聞きました。また、例えば書道教室など個人的に行う習い事は、16時~19時の間ならいつでも来てよい(所要時間1時間程度)、というようなところもあります。気になる教室があれば、まず開始時間をチェックしてみてくださいね。ただ、遅ければ遅いほど子どもの宿題ができなかったり、夕飯が遅れて寝るのも遅くなるといった問題も出てくるので、お気をつけください。土日の習い事共働き夫婦の休日が土日の場合は、子どもの習い事も土日にすると楽です。だからといって、土日に英会話・スイミング・体操・ピアノ……とたくさん習い事を詰め込むと、子どもにとっても負担になりますし、せっかくの休日がゆっくりできなくなってしまうので、通わせる習い事は厳選しましょう。近所のママ友と一緒にママ友からのお誘いで一緒に通う、ということもありますよね。その際は送迎をお願いしたり引き受けたりと、数人のグループで連携できます。ただ、ママ友の子どもが辞めてしまって送迎する人がいなくなると自分の子どもも辞めざるを得なくなったり、ママ友トラブルに巻き込まれるなどのデメリットもあるので、ママ友に頼むのは緊急時や、本当に信頼できる相手にするのがおすすめです。祖父母にお願いする近所に頼れる祖父母がいる場合は、お願いするのもよいかもしれません。送迎手段は、車・徒歩など様々あると思います。徒歩の場合は習い事の荷物が多くて大変なこともあるので、祖父母にお願いする前に送迎手段や距離などを考えておきましょう。送迎が不要な習い事とは送迎がいらない習い事の中から選ぶのもひとつの手。いくつかご紹介します。保育園保育園によって異なりますが、保育中に英語やリトミックなどを取り入れているところもあります。保育園で完結する習い事をやらせると、送迎の負担も一気になくなりますよ。近所にある保育園のカリキュラムを、ホームページなどで確認してみてくださいね。家に来てもらうキッズラインなどのベビーシッターサービスの中に、モンテッソーリ教育や家庭教師、英会話、ピアノやスポーツのレッスンなどを引き受けてくれるサービスもあります。家に来てくれるので送迎の必要もなく、お子さんも安心した環境で習い事ができるかもしれませんね。通信教材ベネッセ系などの通信教材もよいでしょう。これなら時間を気にせずいつでも取り組めるので、帰宅後や休日など夫婦の手の空いているときに見てあげることもできます。共働きで子どもとの時間が取りにくいかたは、親子の触れ合いの時間にもなりそうですね。近所の場所を選ぶある程度大きくなってからのお話になりますが、近所の学習塾やピアノ教室なら自力で行かせられることができます。小さいうちは家庭学習、大きくなってからは近所での習い事、といったように組み合わせるのもよいかもしれません。長期休みを利用する夏休みなど長期休みに、泊まりでの習い事や、短期の習い事を受けさせるのも良いですね。共働き夫婦に夏休みはないので、平日の送迎が大変なのには変わりありませんが、子どもは次の日も休みなので時間をあまり気にせず通わせることもできます。また、両親が子どもの夏休み中に連続休暇を取得し、その間だけ短期コースに通わせるというのもひとつの手です。 子どもの習い事は「楽しく続ける」というのが大切です。そのためにはやはり、親のサポートが必要不可欠。まずは無理せず送迎できるかということを念頭に、さまざまな習い事の資料を見て決めるようにしましょう。無理やりスケジュールを組むのは、親にとっても子どもにとっても負担となってしまいます。また、習い事のために仕事を辞めるというのも現実的ではありません。共働きだから月謝が出せるという部分もあると思います。もし送迎が無理そうなら送迎不要の習い事、それも無理そうならお子さんがある程度大きくなるまで待つのも良いでしょう。今の働きかたにぴったりの習い事を見つけてくださいね。 参考:キッズライン
2018年05月05日「〈旬〉の野菜は良い」と言われますよね。それは、味がおいしく、香りもよく、収穫量が多いので価格も抑えられており、栄養価が高く、普段より野菜自身のもつパワーを発揮している状態ということ。冬に旬を迎える野菜の代表的なものには白菜、大根、長ネギ、ゴボウ、レンコン、小松菜、ホウレンソウがあります。鍋料理にはいる野菜は冬野菜が多いですね。子どもに選んでもらおう!新鮮さを見分けるコツは【色】せっかく同じ値段で買うならおいしいものを選びたいですよね。お店で商品をたくさん触ることなく、子どもでもおいしい冬野菜をぱっと見分けるコツがあります。ポイントはたくさんありますが、各野菜の【色】に絞って覚えちゃいましょう。【白菜】カット野菜の場合は、切ってから時間がたつと切り口が茶色っぽくなってきます。できるだけ切り口が変色していないものを選びましょう。丸ごと一株買う場合も茶色がポイントで、株の切り口ができるだけ白いものが新鮮です。【大根】葉の部分の緑色が濃いものを選びます。古くなってくるとだんだん黄色くなってきます。【長ねぎ】緑色部分と白い部分の比率です。白い部分が多いものほど、土の中で育っているので甘みが強いそうです。白い部分が長いねぎを選びましょう。【ゴボウ】切り口の色。切り口が白いものは新しいもの、古いものはピンク色をしています。できるだけ白いものが新鮮です。【レンコン】こちらも切り口の色。レンコンは切ってから時間がたつと切り口が黒ずんできます。できるだけ白いものが新鮮です。しかし、パック詰めされているものはこの限りではありません。【ホウレンソウ・小松菜】緑色の濃さに注目してみてください。同じ売り場でも、中には葉が茶色くなっていたり黄色くなっているものもあったりしますが、これは新鮮とは言えません。緑色が濃く、ホウレンソウは株の部分のピンク色が鮮やかなものを選ぶといいでしょう。キッチンでお手伝いをお願いしよう自分で選んだ野菜なら、興味を持ってお手伝いをしてくれるチャンス!幼児くらいまでの年齢なら、野菜を洗ったり皮をむいたりしてもらいましょう。野菜に実際に触れることができ、おもちゃではわからない感触や香りを感じられます。小学生なら、部位ごとに味見をしてもらうのがおすすめです。例えば白菜なら、内側の葉と外側の葉はどう違うでしょうか。色や固さ、香りや歯ざわり、普段気づかないこともじっくり見てみると…?違いが分かったらどんな料理に使ったらおいしそうか、一緒に献立を考えてもらうのもいいですね。まだまだおいしい冬野菜、積極的に食べてそのパワーをわけてもらいましょう!<文:フリーランス奥村佑華>
2018年03月13日今年は日本科学未来館で開催!みんなが主役のIT×ものづくり発表会Upload By LITALICOニュース2017年10月15日(日)に、子どもによるプログラミングやロボット製作による作品発表会「ワンダーメイクフェス4」が日本科学未来館にて開催されます。当日はパソコンにはじめて触れるような子どもでも楽しめる、最新のテクノロジーやガジェットに触れられるワークショップも同時開催となります。「ワンダーメイクフェス」は、プログラミングやロボット、デジタルファブリケーションといったテクノロジーを活用したIT×ものづくり教室「LITALICOワンダー」が主催のイベントです。LITALICOワンダー開校当初から、子どもたちと社会との接点を増やすことを目的に、通塾生の作品発表会として開催を続けています。2015年の初めての開催から回を重ねるごとに、内容・規模ともに大きく進化しており、今年で4回目となる今回は来場者3000名以上、発表者450名以上を見込んでいます。当日は、プログラミングやロボット製作など、テクノロジーを活用した学びについて楽しみながら知ることができるコンテンツが盛りだくさん!マウス操作のみでプログラミングが可能なビジュアルプログラミング環境「Scratch(スクラッチ)」や、子どものロボット世界大会でも使用されているロボット教材「教育版レゴ®マインドストーム®EV3」などをその場で体験できるブースや、年長~高校生に子どもたちによるゲームやアプリ、ロボット、デザインなどの制作物のプレゼンテーションも観覧できます。親世代にとっても、具体的なイメージの持ちにくいプログラミング教育やICT教育に関して、実際に見て体験できる場となっています。Upload By LITALICOニュースワンダーメイクフェスを主催するIT×ものづくり教室「LITALICOワンダー」は、幼児から高校生を対象として、試行錯誤することを通じて「創造力」を育むことを目的に、2014年4月、渋谷に開校しています。プログラミングやロボット、デジタルファブリケーションといったテクノロジーを活用したものづくりの機会を提供しています。現在、6教室合わせて約1900名の子どもたちが定期コースに通っています。LITALICOワンダーでは、IT×ものづくりの機会を通して、子どもたちが創造力を解放してその子らしい世界を拡げられる社会をつくることを目指して教室運営を行っています。発達障害の子どもたちも多数通塾しており、年齢や特性などでクラス分けなどなくフラットに通っています。好きなものを通じて、できることが増え、自信や自己肯定感が高まる子どもたちもたくさんいます。子どもがテクノロジーに見て、聞いて、触れるイベント!ここからは、今年の「ワンダーメイクフェス4」の見どころをご紹介します!Upload By LITALICOニュース年長・小学生~高校生の子どもたちによるプログラミングやロボット製作などのプレゼンテーションや展示が、ワンダーメイクフェスの目玉プログラムです。プロのエンジニアやデザイナーによる作品審査やフィードバックも実施します。発表スタイルは、様々な形式を用意しており、ブース出展122名、ステージ発表66名、ポスター・動画展示236名の子どもたちが発表予定です。コーディングやデザイン、企画、プレゼンテーション力など、子どもによって異なる特徴や強みが作品や発表内容を観覧できます。プログラミング教育やICT教育における多数の成長事例を感じられる場です。Upload By LITALICOニュースLITALICOワンダーが実施するゲームプログラミングやロボット製作が体験できるコーナーです。Scratch(スクラッチ)、マインドストームといったICT教材を体験できます。プログラミングやロボットの習い事や、学校への導入を検討している方向けの相談も受けつけています。<実施予定コンテンツ(対象学年)>※変更の可能性あり・パソコンで簡単なゲームづくりに挑戦(小学1年生~高校生)・ブロック教材でロボットをつくって動かそう(年長~小学3年生)・ロボット製作とプログラミングでミッションに挑戦(小学3年生~高校生)パートナー企業による最新ガジェットを体験できるブースです。子ども向けのIT教材や楽しいガジェット/ツールの最新事情をいち早く手にとって知ることができます。誰でも参加できるブースコーナーとミニワークショップ(一部事前申し込みが必要なものがあります)があり、こどもも大人も楽しめるコーナーになっています。出展予定企業※今後も追加・変更の可能性がありますユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社/ブラザー工業株式会社/KOOV(株式会社ソニー・グローバルエデュケーション)/MESH(ソニー株式会社)/合同会社GENKEI/株式会社サーティファイプログラミングやデザイン等を学ぶことができる専門学校や、多様な個性を持ったお子さまが安心して通える通信制高校などによる「学校説明会」を行うブース。将来専門的にプログラミングやデザインを学ぶ際の選択肢として、どのような学び方があるのかを知ることができます。出展予定校※今後も追加・変更の可能性がありますCode Academy/バンタンゲームアカデミー高等部/クラーク記念国際高等学校(秋葉原ITキャンパス)/明蓬館高等学校など10/15「ワンダーメイクフェス4」開催概要Upload By LITALICOニュース▼開催日時2017年10月15日(日)10:30~17:30(10:00~開場)▼開催場所日本科学未来館(東京都江東区青海2-3-6)新交通ゆりかもめ「テレコムセンター駅」下車、徒歩約4分▼タイムスケジュール<ステージ発表>10:00開場10:30オープニング11:00第一部ステージ発表13:00第一部表彰式15:00第二部ステージ発表17:15第二部表彰式<ブース出展>10:00開場10:30第一部ブース発表13:00第二部ブース発表15:30第三部ブース発表※12:00-13:00、14:30-15:30の時間帯はブース発表者の設営時間となっており、作品展示を見ることができません。そのほか、・動画&ポスター展示・IT×ものづくり体験ブース・協賛企業ブースなどは開催時間中、随時参加可能です。そのほか、子どもたちがその場で製作するライブクリエイトブースやフォトスポット、サインラリーなど、「IT×ものづくり」を1日しっかり楽しめるコンテンツを多数用意しています。休日のお出かけ先にいかがでしょうか。ご興味のある方は、以下のボタンをクリックし、申し込みフォームからぜひお申込みください!
2017年09月27日とっても気分屋の息子。宿題をしようとすると…出典 : 我が家の次男は、とても気分屋です。例えば学校の宿題は、やりたくないときは全く取り掛かろうとせず、一緒にやろうとしてもイライラして机に向かいません。でも時々スイッチが入る時があります。他のことには目もくれず、一生懸命に宿題をします。今度は頑張りすぎるぐらいです。気分のムラは0か100か、黒か白かといった感じです。息子は学習障害もあったので、学校の勉強では自信喪失気味でした。そのため私は、学習以外で多くの経験をさせて、少しでも自信をつけてもらいたいと思っていました。遊びの中でも「身体を使うこと」を「自分の好きなようにやってみる」ことを大切にして、息子にできるだけたくさんの経験を積ませようとしています。昨日は「やりたい!」って言っていたのに!出典 : しかし、勉強以外のところでもやっぱり、息子は気分屋です。息子が珍しく、「お母さん!○○やりたい!」と言ったそのときに、私の都合が悪く「明日にしようよ。」と言って次の日まで待たせると、もうそのやる気は失せています。私は「昨日やりたいと言ってたからお母さん準備したよ!」「やりたいと言ったじゃない?」と言っても「オレはもうやりたくないもん。」と言われてしまいます。いったんそうなれば今度はもう絶対にやろうとはしません。息子の「やりたい気持ち」は持続しないのです。そんなとき、私はこの子が何か経験する機会をひとつ逃してしまったなと反省するのです。息子の興味はくるくる変わる。だからその前に出典 : 気分屋ということは、興味が次から次へと移り変わるということです。だから、待たせている間に息子の興味は変わってしまいます。そして何より、息子は待つことが大の苦手でした。私は、息子の「やりたい気持ち」にできるだけ早く対応してみることにしました。少し面倒でもすぐに材料を準備したり、やり方を教えたり、見せたりして一緒に関わったのです。例えば、クッキー焼いてみたい!理科の実験してみたい!木工道具でロボット作りたい!この容器に穴を開けたい!などなど…。子どもは意外なところに興味を持ちます。その興味を生かしてどんなことも経験させれば、子どもは充実した満足感を得て、いろんなことに対する想像力も育つのではないでしょうか。親子でできるだけたくさんの経験をしよう出典 : 息子はやりたかったことが叶うと、生き生きとチャレンジしていきます。楽しそうに、身体を揺らしながらいろんな経験をしていきます。できたことを褒められ、なにか達成した気持ちを私と共有すると、息子はとても良い表情をします。そんな様子を見ていると、私も楽しくなってきます。もちろん、常に子どもの要望は答えられるわけではありません。でも、子どもの「やりたい!」という気持ちを大事につかみ取って、これからも一緒にたくさんの経験を楽しめたらと思っています。
2016年08月30日絵本や図鑑にふれる年齢になると、動物に興味をもつ子どもは多いですよね。ペットと暮らす家庭なら、生活しながら動物とのふれあいを教えられますが、そうではない場合は動物園や友だちの家で初めてふれあうことになるでしょう。このとき、ふれあい方がわからない子どもは、トラブルを招いてしまうことも。ケガなどをさせないためにも、正しい動物とのふれあいを覚えておきましょう。■散歩中の犬にさわるときには声をかけて散歩中に見知らぬ子どもが駆け寄ってきて、いきなり犬の頭をさわろうとすることがあります。しかし、これはとても危険なことです。急に頭をさわられそうになると、犬は「攻撃される」と思うことがあるからです。ふだんは温厚な犬でも、吠えたり噛みついたりする可能性があります。最近では、飼い主さんの許可なく犬をさわったり、写真を撮ったりするマナー違反が多く、愛犬家のあいだでも問題視されています。思わぬトラブルに発展するケースがあることから、知らない人にはさわらせないようにしている飼い主さんも少なくありません。子どもが犬に興味をもったら、まずは飼い主さんに「さわってもいいですか?」と声をかけましょう。トラブル回避のためや、人見知りする犬なら断られることもありますが、それでも不機嫌な顔をしないこと。私たちが子どもを守ろうとするように、飼い主さんだって愛犬を守りたいのですから。子どもに対して警戒心を抱く飼い主さんでも、まずはコミュニケーションをとることでなでさせてくれることは多いもの。ですから、節度ある行動を心がけたいですね。■まずはママが動物とふれあう飼い主さんからOKがでたら、名前を聞いて呼び掛けてあげましょう。そこで犬が近寄ってくれたら、ママが先になでてあげます。首や体からなでますが、このとき正面ではなく、側面から近付くこと。犬が警戒心をもたないことがわかってから、子どもにも体をなでさせます。子どもはフリフリしているシッポにさわりたがったりしますが、ここは多くの犬が嫌がる場所。また、抱っこされた犬をさわるときに足の先をなでようとする人もいますが、ここをさわられるのが苦手な犬も多いです。飼い主さんに嫌がるパーツをきいてからさわるといいでしょう。なでさせてもらったらお礼を忘れずに。これは、友だちの家のペットとふれあうときも同様です。ただし、猫の場合は飼い主さんにさわられることすら嫌がる場合があります。なでさせてもらうときには、飼い主さんに猫を抱っこしてもらうといいかもしれません。野良猫の場合は、むやみにさわらせないほうが無難です。子どもが近づきたがっても、「猫さんはいま、お休みしたいみたいだよ」といった言葉をかけてフォローしてあげましょう。■動物園ではタオルが活躍モルモットなどの小動物とふれあえる動物園もふえています。小さくて愛らしい姿をしていますが、鋭い歯を持っているので注意が必要です。子どもは力加減がわからず、ムギュッとつかんで持ち上げることがあるので、大人が動物を抱き上げること。そして、まずは膝の上にのせてあげます。膝の上にタオルを敷いておくと、小動物が落ち着きやすくなるようです。膝に乗せたら、毛並みにそって体をなでてあげます。お尻の方をさわられると嫌がる場合があるので、頭から背中にかけてなでるといいでしょう。突然、動物が暴れる可能性もあるので、子どもがふれあっているときも目を離さないように。抱っこは慣れないと難しいものです。ママやパパにその動物の飼育経験がなければ、飼育員の指示に従いましょう。正しい抱き方を教えてくれます。事前にぬいぐるみなどで練習しておくのもいいですね。絵本に登場する動物たちは優しいので、子どもはすぐに仲良くなれると思うかもしれません。しかし、そうではないことがあるのも事実。動物とのふれあいが「怖い」体験にならないようにするためには、ママのサポートが必要不可欠です。
2016年07月22日【ママからのご相談】子どもが「どうして勉強しないといけないの?」と繰り返し聞いてきます。どうやら、勉強がつまらないらしく、やる気が出ずにこんなことを言っているようです。超有名な学校に入ってほしいとは思わないですが、せめて勉強を嫌いになってほしくありません。家でできることはありますか。●A. 子どもが興味をもつ4つのツボをおさえる!ご相談ありがとうございます。教育コンサルタントの佐々木です。これまで勉強に興味のない子どもに対して勉強を教え、興味を持たせることに取り組んできました。●勉強が嫌いになる理由勉強が嫌いになってしまう理由は大きく2つあります。1つは「できない」から 。上手にできないことを好きになるのは、大人であっても難しいですよね。上手にできないとき、頑張っても成果が出ないとき、一生懸命頑張れば頑張るほど、子どもは勉強を嫌いになっていきます。もう1つは「つまらない」から 。自分のやっていることに意義が見いだせていないのです。意味のわからないことを1日何時間もやらされていれば、嫌いになるのも無理はありません。大人はつい「勉強は我慢してするものだ!」なんて言ってしまいますが、子どもは楽しみが見いだせないとどんどん勉強が嫌いになります 。●勉強のやる気を引き出すツボ4つそこで、勉強が「できない」「つまらない」を解消するために、『ARCSモデル』 をご紹介します。ARCSモデルは、アメリカの教育工学者ジョン・M・ケラーが「学習のやる気を出す方法」をモデル化したもので、4つの要素の頭文字をとって、このように呼ばれています。『ダイヤモンド社』の人材開発用語集サイトでは、以下のように説明されています。**********①注意(Attention)学習者の興味関心を引き、探究心を喚起する。マンネリを避け、学習者に「面白そうだなぁ」 と思わせることである。②関連性(Relevance)学習の目標に対して親しみをもたせ、与えられた課題を受身的にこなすのでなく、学習者が自分のものとして積極的に取り組めるようにする。目標に向かうプロセスを楽しめるようにし、学習者に「やりがいありそうだなぁ」 と思わせることである。③自信(Confidence)ゴールを明示し、成功の機会を与える。自分の努力によって成功したと思える教材にし、「やればできそうだ」 と思わせることである。④満足感(Satisfaction)学習の結果を無駄に終わらせない。目標に到達した学習者をほめて認める。公平な評価を行い、「やってよかったなぁ」 と思わせることである。**********この4つを順番に刺激できればやる気がアップします。どれか単体として刺激しても、効果が現れます。おうちで子どもと一緒に勉強する際には、この4つ全てを考えながら勉強を教えるのは難しいかもしれません。しかし、どれか1つをおさえることはできそうなのではないでしょうか。例えば、・勉強のときに一緒に絵を書いて「おもしろい!」と思わせる・勉強することやその内容が、日常生活と密接に関わっていることを教えて「やりがいがありそうだ」と思わせる・たくさんある、やるべきことを細かく小さく分解して、「これならできそうだ」と思わせる・勉強が終わったらほめて、「やってよかった」と思わせるこれだけなら、普段の取り組みと心がけ次第で、おうちでできることがたくさんあるはずです。むしろ学校よりも家でこのような話をしておいたほうが、勉強に対して興味関心を持てるかもしれません。この4つのツボをおさえて、お子さんと話をしてみてくださいね。【参考リンク】・ARCS(アークス)モデルとは | ダイヤモンド社の適性検査・社員教育・研修()●ライター/佐々木恵(教育コンサルタント)
2016年05月22日【ママからのご相談】2歳の子どものママです。最近周りでは、習い事をしているお友達が増えてきました。専業ママのおうちだけではなく、私と同じように平日は仕事をしているおうちでも、土曜に通わせている人もいます。やはり子どもには、 何かしらの習い事をさせてあげなければかわいそうでしょうか……?●A. 子どもにも親にも無理のない範囲で、まずは“楽しむこと”が大事。こんにちは、ライターの佐原チハルです。子どもの教育・養育環境については、どれだけ考えても“答え”なんて見つからない!というくらい、迷うことも多いですよね。特に3歳が近づいてくると習い事をしている人も増えてきて、迷いはますます大きくなることかと思います。●習い事をさせていないのは“ダメ”じゃない結論から言えば、“習い事をさせていないこと=ダメ”ということはありません。「みんな何かしら習い事をしている」ように感じられるかもしれませんが、そんなこともありません。ベネッセの教育情報サイトによると、「Yahoo!クラウドソーシング」でのWebアンケートでは、「習い事をさせていない」家庭の割合は27% となっています。4人に1人以上の子どもが、特に習い事はしていないということです。習い事をしていないのは、決して“珍しい”ことではないのですね。また習い事は、「何かを“続ける”力がつく」というメリットがあげられることがあるのに対し、リスクとして「やめてしまうと、やめぐせがついてしまう可能性がある 」と言われることもあります。「えっ、じゃあどうしたらいいの!?」という感じですよね。習い事をする・しないことによって、誰にとってもメリットになる・デメリットになる、というようなポイントは存在しないのかもしれません。●子どもの興味関心には、可能な限り応える準備はしよう子どもは、いろいろなものに興味を持つことがあります。「あれがやってみたい」「これもやってみたい」と、際限なくリクエストされる保護者さんもいらっしゃることでしょう。その全てを、“習い事としてやらせてあげる”という形で叶えることは、残念ながらできません。しかし、せっかく子どもが興味・関心を持ったのであれば、その好奇心が存在しているうちにいろいろと体験させてあげたいですよね。“好奇心が満たされる”というのは、子どもにとって大切な経験です。習い事という形でなくとも、地域のクラブチームへの参加や、試合の観戦に行ってみるなど、好奇心に応えてあげる方法はさまざまあります 。できる範囲で、検討してみてあげたいですね。●“習い事をしない・できない”理由を明確化して、クリアできるものを探してみる習い事をしない・できない背景には、さまざまな理由があります。「お金の余裕がない」「時間の余裕がない」「近くにその習い事を教えてくれる場所がない」などです。「教えてくれる場所がない」となると解決は難しいですが、お金と時間に関しては、活動主体を“地域のボランティアサークル”に切り替えて探してみると、案外解決できる場合もあります。地域のサークルであれば、参加費が安価 だったり、主体が同じく“ママさん・パパさん”たちだったりするため、活動日が土日 であることも少なくありません。----------習い事をしているか否かは、大きな問題ではありません。しかし、保護者が子どもの興味・関心・好奇心に対して“無関心である”という姿勢が子ども自身に伝わってしまうのでは、ネグレクトの一種ともなりかねません。“習い事”という形にこだわる必要はありませんが、子どもの“気持ち”にはできる範囲で応えてあげられるようにしたいですね。【参考リンク】・初めての習い事。何歳から始めるとスムーズ? | ベネッセ教育情報サイト()●ライター/佐原チハル(フリーライター)●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)
2016年03月30日前編 では、読書を通じて子どもの興味の幅を広げる方法を紹介しました。後編では、いよいよ、「なぜ自分の子だけできないことがあるのか」の答えを、再び読書を通じて考えてみます。「なぜこんなこともできないの?」と感じたときが、自分の子育てを振り返るとき子どもが自分から本を読み、しかも本の種類の幅を広げていくには、親の関わりが必要不可欠です。幼いころから読み聞かせの時間をたっぷりととり、子どものボキャブラリーが自然と増え、自分で読むようになったら、子どもが選ぶ本の種類の幅を広げるよう聞き役に回るなどの工夫をする。そうすることで、子どもの脳が、一人で本を読み、しかもいろいろな種類の本に興味を持つように、自然と成長するのです。当然、今まできちんと関わってこなかった場合(読み聞かせをしていない、聞き役に回っていない等)は、いきなり本を読めと言っても、子どもは読むことができないのです。でも、そのような成長プロセスを知らなければ「どうしてあなたはそんなに本を読まないの!」「もうそろそろ自分で読めるでしょ。なんで読めないの!」なんて言ってしまいがちです。これは読書だけに限りません。「なぜできないのだろう」と親が感じ、その言葉をそのまま子どもにぶつけてしまう場面は、思いのほか多いものです。「もうできるだろう」「こんな簡単なこと、できるに違いない」親からするとそう思っていたのに、実際やらせてみたらできなかった。そんな時「なぜできない!?」という気持ちが湧き上がったり、子どもに直接そう言ってしまったりするのでしょう。ですが、読書の例からもおわかりの通り、そのことに対する子どもとの適切な関わり方が今までなかったのであれば、子どもの脳はそこまでに発達しておらず、「できない」ということになってしまうのです。「なぜできないんだ!」と子どもに言ったって、子どもにはその理由がわかるわけがありません。「わからない」と答える程度でしょう。この場合の質問は、無茶な質問です。というのも、「自分の脳はそこまで発達していないからだ」なんて、わかるわけがないからです。ですから、お父さん、お母さん、このような言葉を子どもにぶつけるのはやめてください。反省すべきはむしろ、自分自身なのです。子どもに対して「なんでできないの!?」という気持ちになったら、一度深呼吸してみてください。それだけで少し冷静になれます。そうなったら次に、自分のこれまでの育児を振り返ってみてください。適切にかかわってきたかな? 必要なことを面倒だからと言ってやらないできたのではないかな? 冷静に考えて思いつくことがあれば、「なぜできないの!」とイライラしたり、子どもを責めたりすることは、きっと低減するはずです。(子育ての達人)
2016年02月27日子どもの遊びはひとつのことだけに集中することは少なく、あれこれと興味関心が移っていくものです。その中に「これは大好き」という遊びや関心事があったなら、ぜひその遊びにママも興味を持って、一緒に楽しんでみてください。もしかすると子どもよりも夢中になってしまうことがあるかもしれませんよ。やってみると意外と楽しい、子どもの好きな遊び私は昔小学校教員をしていました。その当時受け持っていたクラスに、休み時間になると「指編み」という編み物をしていた女の子がいました。まだ9歳だというのに、とっても上手に編んでいきます。編み物は苦手な私。器用に動く指に興味津々でした。そこで、その子にやり方を教えてもらい、少しやってみると、これがとっても楽しい。それからは休み時間に一緒にやるようになりました。すると、ほかの女の子も次々と一緒にやるようになったのです。しかも男の子も…。そんなクラスの子どもたちと「指編み」をする休み時間は、とても楽しいひとときとなりました。また、同じように、小学1年生の子どもに教えてもらいながら、一緒に折り紙でたくさんの動物をつくって、教室の棚の上に「動物園」をつくったこともあります。子どもたちはもちろん楽しそうでしたが、私にとっても安らげる時間になっていたことを覚えています。子どもと一緒に遊びを楽しむことのメリット子どもと一緒に楽しむことのメリットは、なんといっても「幸せな時間の共有」にあります。特に子どもと一緒に遊ぶことができる時間は、子どもが大きくなるにしたがって少なくなっていきます。親子で幸せな時間を共有することで、子どもは自分のしていることを認めてもらえているという安心や満足を感じ、ママにとっては、自分が楽しいという満足を感じることができるので、お互いにとって、とても価値のある時間になると言えるのではないでしょうか。成長してからも共通の趣味になる共通の経験をすることで、子どもたちが大きくなったときにも、小さい頃に一緒に楽しんだ遊びを懐かしく語ることができるでしょう。そして、もしかしたら、その遊びはママの趣味としてずっと楽しんでいけるだけではなく、子どもとの共通の趣味になるかもしれません。私の子どもは、大人になった今でもブロックが好きです。特にオリジナルで組み立てることが好きで、小さい頃はたくさんのお城や船をよくつくっていました。私も、わが子が夢中になる世界を知りたくて、当時専門店で同じブロックを自分用に購入しました。すると、いつの間にかすっかりブロックのとりこに。今では、ブロックでありとあらゆるものをつくることができてしまうほどです。種類が豊富なブロックは親子で共通の趣味のひとつになっています。大きくなっても子どもと同じ趣味をもてるなんて幸せですね。そんなことを想い描いてみたら、子どもの「すき」を自分の趣味にしたくなってしまうかもしれませんよ。(のりこ<フォークラス>)
2016年02月23日子どもと一緒に小さな商店やお祭りに行くと、子どもに小銭を持たせてお金を払う体験をさせる親は多いですね。子どもがお金に興味を持つ頃になると、親も子どものお小遣いについて考えるサインです。他の家庭がいつ頃から、どの頻度で、どの程度、お小遣いを渡しているのか気になりますね。○小学生低学年でも8割がお小遣いをもらっている金融広報中央委員会の「子どものくらしとお金に関する調査(第2回)平成22年度」でも、小学生からお小遣いをもらう子が多くなることがわかります。小学生低学年では79.1%、小学校中学年では80.0%、小学校高学年では77.2%と、全体で約8割の子どもがお小遣いをもらっています。そのうち、低学年では「ときどきもらう」が58.5%と最も多く、月に1回・週に1回などと定期的にもらう子を上回っています。中学年になると定期的なお小遣いが「ときどきもらう」を逆転、「ときどきもらう」が43.9%に下がります。月に1回は低学年の13.2%に対し、中学年では34.3%にアップ。高学年になると、月に1回の割合が最も高く52.2%です。「ときどき」もらうお小遣いで最も多くでてきた金額は、低学年と中学年では100円、高学年では1,000円です。回答金額を多い順から少ない順に並べて真ん中に位置する中央値は、低学年が100円、中学年が300円、高学年で500円となりました。月に1回のお小遣いで最も多くでてきた金額は、どの学年でも500円。中央値をみると、低学年が400円、中学年が500円、高学年が1,000円です。使う内容はお菓子やジュース、マンガやおもちゃなどの購入が多く、金額的にも大きくはなさそうですが、お小遣いが不足した経験も少なからずあるようです。低学年で46.6%、中学年で48.1%、高学年では52.2%の子どもが不足した経験が「よくある」または「ときどきある」と答えています。せっかくお小遣いを渡すのなら、自分でお金の「やりくり」をすることを身につけさせたいというのが親心でしょう。お金が不足するといっても子どものうちは大した金額ではないでしょう。しかし学生や大人になってお金のトラブルに巻き込まれる人が増えていることを考えると、正しい金銭感覚を養うためにも、できるだけ早いうちから金銭教育を始めたいものですね。そのための第一歩が、「入ったお金」と「出たお金」、そして「残ったお金」をきちんと把握させること。お小遣い帳をつけている子はまだまだ少数派で、低学年で20.3%、中学年で27.9%、高学年で24.1%の子しかいません。暮らしに身近な金融に関する幅広い広報活動を行っている金融広報中央委員会では、そのウェブサイト「知るぽると」で幼稚園生や小学生から楽しめるお金教育ツールやおこづかい帳などの便利ツールを利用できるので、試してみてはいかがでしょうか。○著者プロフィール武田明日香エフピーウーマン所属ファイナンシャル・プランナー南山大学経済学部卒業後、大手印刷会社に入社。2010年に、法人営業の仕事をしながら自己啓発のためにファイナンシャルプランナーの資格を取得。「女性がライフステージで選択を迫られたときに、諦めではなく自ら選択できるための支援がしたい」という想いから、2013年にファイナンシャルプランナーに転身。日本テレビ「ZIP!」やTBSテレビ「あなたの損を取り戻せ 差がつく!トラベル!」、「Saita」「andGIRL」等の雑誌、「webR25」「わたしのマネー術」等のウェブサイトなど幅広いメディアを通じ、お金とキャリアの両面から女性が豊かな人生を送るための知識を伝えている。お金の知識が身につく初心者向けマネーセミナー受付中(受講料無料)
2015年11月26日ディー・エヌ・エーはこのたび、チェックインを通じて趣味や興味の近い人とつながることができるマッチングアプリ「Pinnote (ピンノート)」をiPhone向けに提供開始した。「Pinnote」は、ユーザーのチェックイン情報を元に、近しい趣味/興味をもつユーザー同士をマッチングするもの。カフェやショッピングモールなど、お気に入りの場所でチェックインをすると、チェックイン場所や回数に応じて趣味や興味の近いユーザーと「ピノトモ (アプリ内での友達)」としてマッチングする。「ピノトモ」となったあとは、相手のチェックイン履歴を閲覧できるほか、チャットを通じてお互いのオススメの場所を教え合うことも可能だ。また、ユーザーは、チェックインした場所の傾向に応じて自動生成される「タイ料理好きなグループ」や「温泉好きなグループ」、「ワインバー好きなグループ」といったグループに参加することができる。グループに参加するユーザーはチェックイン情報やコメントを投稿することができるため、自分が行ったことのある場所の感想の投稿はもちろん、行ってみたい場所に関する情報を得ることも可能となる。なお、同アプリの利用には、ユーザー任意のIDと性別、誕生日のみ必要。他の情報は入力不要で、FacebookやTwitterとの連携は提供しない。
2015年10月09日女性が興味津々で普段から大好きなことでも、じつは男性からすると全然興味をもってもらえないことがあります。自分が好きだからといって気合いを入れたり一緒に楽しみたいと思っていても、男性からすると意味が分からなかったり、メンドウだと思われてしまうかも・・・今回は女性が大好きでも、男性はあまり好んでいない4つのものを紹介しましょう。■1.メール「メールって基本的にめんどくさい。相手が送ってくるから仕方なくやってるけど、できたらほとんどやりたくない。けどやらないと女の子の機嫌損ねそうだし。だから連発されると本当にメンドウ」(20代/会社員)メールは直接会えないときでもやり取りできる重要なコミュニケーションツール。女性にとっては用事がなくてもつい連絡を取りたくなりますよね。けれど、男性は基本的にメールに無関心です。むしろやり過ぎるとウザがられるので、男性のことを考えずに送信しすぎるのは危険です。■2.ネイル「あまり意識して見てないんですよ。というよりぜんぜん気づかないことも多いですし。あんなに指先に気合い入れるのが不思議です。むしろ派手だとけっこう印象も悪いですし、ナチュラルな方が好きですから」(30代/公務員)これは傷つきますよね・・・女性目線では純粋に興味の対象ですし、爪はたびたび自分で見るからテンションも上がります。しかし、男性は多くの方がネイルに興味を示してくれません。むしろ何も塗っていない爪の方が好感度は高いようです・・・男性ウケを考えるのであれば、ネイルをするにしてもできるだけシンプルなデザインを心がけた方がいいでしょう。■3.ウィンドウショッピング「目的の物が買えれば満足なのに、なんで女性はあれこれムダな物を見ようとするんだ。買いもせず必要もないものをいろいろ見て回るでしょ。しかも何時間でも。つき合ってられないですよ」(20代/専門職)女性の楽しみを真っ向から否定するがごとき意見ですね・・・女性がウィンドウショッピングを楽しんでいても、気乗りしてくれない男性は多いようです。男性は計画を立てて行動したい性質のため、予定にない行動をあまりとりたくないのだとか。だとすれば、ウィンドウショッピング自体をデートの予定に組み込み、かつどんなお店を回りたいのかもあらかじめ伝えておくと吉です。時間も男性と相談して決めましょう。長すぎるとまずイラつかれます。■4.ファッション「女性って正直見た目の比重が多いですけど、ファッションの細かいところまで見てませんよ。アクセサリーがどうだとか、色の組み合わせがどうとか。女性らしくてかわいい服で、あとエロかったらそれで満足するんですけどね」(20代/商社)ファッションは自信をもてる大切な要素ですから外せませんよね。けれど、あまりに細やかなこだわりや努力は男性にとって気にも留められない可能性が高いようです。いろんな小物やコーディネートがあって楽しいんですが・・・男性ウケを狙うのであれば、パッと見の女性らしい印象が大事なようですね。ちなみにスカートやワンピースは鉄板です。■おわりに女性的には興味関心がとても強くても、男性にとってはただメンドウなだけか、もしくは無関心ですらあることも珍しくないのです。男女の違いを少しでも理解しておいた方が、良好な関係を築くためにもプラスになりますよ。(大西薫/ハウコレ)
2014年10月20日