松竹は7日、歌舞伎俳優の市川海老蔵が5月から7月まで東京・歌舞伎座で予定していた「十三代目市川團十郎白猿襲名披露」公演を、政府の緊急事態宣言を受け延期すると発表。海老蔵もブログで報告した。同社は「これまで、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため、3月から4月に予定されていた歌舞伎公演を中止し、営業再開に向けての準備を進めてまいりました。しかしながら、本日、政府の緊急事態宣言を受け、5月から7月までの3カ月間にわたり歌舞伎座で予定しておりました『十三代目市川團十郎白猿襲名披露』の公演延期を決定いたしましたので、お知らせいたします」と発表。「延期となりました公演日程につきましては、決定次第、改めてお知らせいたします」とした。海老蔵もブログで、「なによりもお客様と役者や裏方スタッフ、歌舞伎に関わるすべての方、そして、その先にいらっしゃるすべての方々の健康と安全を考え、止むなく延期とさせていただきます」と報告し、「この先、感染がさらに拡大し日本の医療が崩壊するようなことが起こっては絶対にいけない。そのために私たちひとりひとりが自制し、忍耐強く、新型コロナウイルスに立ち向かうしかないと思っています」とコメント。「私は、また舞台に立つその日まで日々精進を続けてまいります」とつづり、「皆様もくれぐれもお体を大切にしていただいてそして近い将来、劇場でお会いする事を願っています」と呼びかけた。
2020年04月07日歌舞伎俳優の市川海老蔵が3月31日、オフィシャルブログを更新し、同日に亡くなった映画監督・佐々部清さん(享年62)を追悼した。佐々部さんは映画『陽はまた昇る』(02)、『チルソクの夏』(04)、『半落ち』(04)、『四日間の奇蹟』(05)、『ツレがうつになりまして。』(11)、『東京難民』(14)、『この道』(19)などのほか、海老蔵が主演を務めた『出口のない海』(06)を手掛けたことでも知られる。海老蔵にとって映画初出演、そして映画初主演という大役だった。突然の訃報を受け、「うそだ、約束してた事が果たせず、、」と絶句し、「私は監督と約束していたんです」と告白。約束した内容は明かさず、「昨日は志村けんさんが、今日はお世話になった監督が、悲しい事だらけです」と志村さんに続く別れに胸を痛めた。「御冥福を祈るしかない日々に悔しさありますが」と無念さをにじませ、「心から御冥福をお祈りします」と結んでいる。
2020年04月01日歌舞伎俳優の市川海老蔵が31日、自身のブログを更新し、新型コロナウイルスによる肺炎で29日に死去したタレントの志村けんさんを悼んだ。海老蔵は、「朝刊見て改めて」と題してブログを更新。「しみじみと大好きだったなー」と書き出し、「8時だョ! 全員集合。土曜日の夜でしたかねその時間になると妹と二人でテレビの前に正座して見てました!コントたのしかったー」と、『8時だョ!全員集合』(TBS)の思い出をつづった。そして、「私達の世代は私もみーんなドリフで笑いを知ったように思います。特に私は志村けんさんのファンでした。。」と明かし、「1日経ってから悲しさや懐かしさが胸から溢れ出てきました」と胸中を吐露。「心から心から御冥福をお祈り致します」と追悼した。
2020年03月31日市川海老蔵の十三代目市川團十郎襲名を記念した特別企画ドラマ「桶狭間OKEHAZAMA~織田信長~」(仮)。海老蔵さんが信長を演じる本作で、この度、斎藤道三役に佐藤浩市、柴田勝家役に松田龍平が決定。共に海老蔵さんとは今作が初共演となる。先日、時代劇初挑戦となる広瀬すずが信長の正妻・濃姫役を演じることが発表され、これまでに、信長の最大の強敵・今川義元を三上博史、信長の実母・土田御を黒木瞳が演じることが決定している。信長の義理父・“美濃のマムシ”斎藤道三は佐藤浩市「久しぶりに立ち回りも」佐藤さんが演じる斎藤道三は、油売りの商人から美濃の国主にまでのし上がった実力者で、周囲には“マムシ”と呼ばれ、恐れられた存在。隣国の尾張・織田家とは常に一触即発の緊張状態にあったが、信長の父・信秀が斎藤家との和睦を望んだため、娘の帰蝶(濃姫/広瀬さん)を信長に嫁がせ、婚姻関係を結んだ。濃姫からは信長は素晴らしい武将だと聞く一方で、信長は“うつけ者”として知れ渡っていた。道三は信長の器量を己の目で確かめるために、当時としては珍しく当人同士が面会を果たす。その結果、2人はお互いを唯一の理解者と認め、真の舅(しゅうと)、婿の関係になる。実の母親から疎まれ、弟からもその命を狙われた信長にとって、道三だけが信頼のおける味方だったといえる。そんな戦国時代の傑物・斎藤道三をいまや日本を代表する俳優のひとりであり、時代劇でも数々の役を演じてきた佐藤さんが演じるだけに期待が高まるところ。佐藤さんは、脚本家の大森寿美男とプロデューサー、監督と対面する機会があった際、「“美濃のマムシ”の役なら久しぶりに立ち回り(殺陣)もいいな、と話していました。正式にお話を伺った時に、大森さんが本当に斎藤道三の立ち回りを台本に書いてきてくださったので、これはきちんとやらないといけないな、と(笑)」と、殺陣を披露する様子。「斎藤道三はいろいろ諸説がありますが、その諸説ある“怪しさ”をうまく、味わいとして出せればと思いました。監督とも話して、改まっているシーンをあえて崩したり、エキセントリックにしたり、でも決めるところはきちんと決めて、と。ビジュアルもちょっと特徴的になっています」と明かした。信長に謀反を企てる柴田勝家に松田龍平「海老蔵さんを“殿!”と呼びたくなって」松田さんが演じる尾張の家老・柴田勝家は勇猛果敢な武将として知られる。信長の家臣団の中でも屈指の実力者であった勝家だが、初めは信長の弟・信勝に仕えていた。“うつけ者”と言われた信長よりも信勝の方が後継者にふさわしいと考え、信長に謀反を企てるが、稲生の戦いで敗れ、信長の実力を目の当たりにする。そして信長に真の頭領としてのカリスマ性を見いだした勝家は、信長に忠誠を誓うこととなり、信勝が再度謀反を企てた時には信長側に寝返った。豪傑な武将派として描写されることの多い勝家だが、今回は信長に心動かされていく勝家の繊細な心理も描かれる。常に存在感のある唯一無二の演技で視聴者を魅了し続ける松田さんが、信長と信勝という兄弟の間で葛藤しながらも己の武士道を貫いていく様をどのように見せてくれるのか注目だ。「お家のために忠義を尽くしてきたまっすぐな男が、主である信勝を裏切り、変わり者と言われる信長に尽くすに至るその心は、柴田勝家を想像するにはとても面白いエピソードだと思いました」と松田さん。海老蔵さんとの共演をとても楽しみにしていたそうで、「撮影現場は海老蔵さんを“殿!”と呼びたくなってしまう。そんな活気のある現場です。そこには紛れもなく織田信長がいました」と語っている。十三代目市川團十郎白猿襲名披露特別企画「桶狭間OKEHAZAMA~織田信長~」(仮)は夏、フジテレビにて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2020年03月30日広瀬すずが、市川海老蔵の十三代目市川團十郎襲名を記念した特別企画ドラマ「桶狭間OKEHAZAMA~織田信長~」(仮)で時代劇に初挑戦することが分かった。本作は、「桶狭間の戦い」を題材とした本格時代劇。海老蔵さんが織田信長、今川義元を三上博史が演じることが決定している。広瀬さんが演じるのは、“マムシ”と呼ばれ周囲に恐れられた美濃の国主・斎藤道三の娘・濃姫で、政略結婚で信長の元に嫁いだ女性だ。しかし、両家は常に緊張状態にあったが、そんな中で濃姫は信長がいかに素晴らしい武将であるか頻繁に文を送るなど、両家の関係に心を砕く優しい女性として描かれる。本作では、濃姫は実母の愛に飢える信長を優しく包み込む女性、そして本当の信長を理解する唯一無二の存在としても映し出されていく。広瀬さんがヒロインを務めた連続テレビ小説「なつぞら」も手掛けた大森寿美男が脚本を手掛ける本作。「舞台と時代劇はむいていないかもしれない!”と思っていました(笑)」と語る広瀬さんだが、「『なつぞら』を終えた後に、何か新しいこともやってみたいな、と考えていたので、このタイミングでこのお話がいただけてよかったです。(脚本の)大森さんが『なつぞら』の執筆の後、休まずにこの脚本を書かれていたということも聞いて、さらにやってみたいなと思いました」とコメント。また、今回初共演となる海老蔵さんについては「海老蔵さんが演じられる信長は、“きっとこういう人だったんだろうなあ”と思わせるようなたたずまいです。つい目で追ってしまうような存在感も、多分共通しているところだと感じました。“絶対、目をそらさないぞ”という気持ちで演じました」と明かし、「濃姫の強くて、でもはかないところは、現代の女性にも共感していただけると思います。戦のシーンは私も一視聴者として楽しみにしています」と見どころを説明した。一方、海老蔵さんは「役の中ではありますが、広瀬さんのような歳の離れた方が “自分の妻”という感覚になるのに少し時間が必要でした。違和感がでるのではないかと思っていたのですが、広瀬さんはしっかりと受け止めてくださり、“ああ、大丈夫なんだ”とすぐに思いました」と広瀬さんとの共演をふり返っている。十三代目市川團十郎白猿襲名披露特別企画「桶狭間OKEHAZAMA~織田信長~」(仮)は夏、フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2020年03月25日女優・土屋太鳳が、東京2020 NIPPONフェスティバル主催4プログラムのうち、テーマ「大会に向けた祝祭感」として4月18日(土)に開催する「KABUKI×OPERA『光の王』Presented by ENEOS」に参加することが分かった。世界の注目が日本・東京に集まる2020年3月下旬から9月にかけて行われる東京2020大会の公式文化プログラム「東京2020 NIPPONフェスティバル」。本公演「光の王」は、市川海老蔵丈がオペラ歌手のアンナ・ピロッツィ(ソプラノ歌手)、アーウィン・シュロット(バス・バリトン歌手)と共演する1回限りの舞台。善と悪の対決を描いた物語で、歌舞伎の数々の名作をベースとしながら、祝祭感ある物語を新たに創作。新たな歌舞伎のストーリーの中に、オペラ楽曲を随所に織り込んでいく。歌、ダンス、立ち回りといった圧巻のパフォーマンスと、「東京フィルハーモニー交響楽団」が奏でる荘厳なオーケストラに注目だ。そして今回、「挑戦とはなんだ。」のキャッチコピーの通り、歌舞伎とオペラの2つの異なる芸術の融合への挑戦に加え、普段、歌舞伎やオペラに出演しないような分野や世代の表現者の出演という挑戦に向け、追加キャストを発表。ドラマや映画など女優としての活躍はもちろん、SIAの「ALIVE」日本版MVでのダンス披露や、世界的ピアニストラン・ランとピアノを囲んで共演するミュージックビデオ映像“クラシック・マッシュアップ”にも出演し話題になった土屋さんが出演するほか、2012年に結成された「Travis Japan」(ジャニーズ Jr.)、歌舞伎俳優の市川右團次と中村児太郎の参加も決定した。なお、鑑賞チケットは抽選販売が受付中、一般販売は3月7日(土)10時からスタートする予定だ。「KABUKI×OPERA『光の王』Presented by ENEOS」は4月18日(土)17時~東京体育館にて上演予定。(cinemacafe.net)
2020年02月17日日産自動車の前会長であるカルロス・ゴーン被告(65)が、自身の半生を映画化する準備を進めていると2月11日、アメリカのメディアが報じた。米メディアによると、ウォルト・ディズニーの社長を経験したこともあるハリウッドの大手タレント事務所の創業者マイケル・オービッツ氏と話を進めているという。19年12月末、保釈中の身でレバノンに逃亡したゴーン被告。20年1月には東京地検特捜部が従来の特別背任などの罪に加え、不法出国の容疑で逮捕状をとった。突然の逃亡劇から2カ月弱での映画化報道に、ネット上では批判が続出している。《カルロス・ゴーン被告が自叙映画を作るのは勝手だけど、どうせゴーン氏の自分勝手な見方で作るだろうから、映画を観る気はまったく起きないね》《カルロス・ゴーンがハリウッドの代理人と契約して「自身の人生を映画化」とか言ってるが、日本の金を掠めとった部分は映画化はしないんだろうなぁ。日産の金を私的流用しまくったのに》歌舞伎役者の市川海老蔵(42)も12日にブログを更新し、こう苦言を呈した。《個人的な意見ですが日本はこんな事させてはいけません。日本にとって恥ずかしい映画になる事は間違いないと、、私は思う》そんななか日産自動車は12日に、ゴーン被告に対して損害賠償を求めて横浜地裁に提訴した。ゴーン被告が会社資金を私的流用した損害を取り戻すため、100億円の支払いを求めたというが……。「ゴーン被告は会社資金でブラジルやレバノンに個人宅を購入したり、実態のないコンサルティング契約名目で姉に多額の金銭を支払ったりしていたそうです。しかし、日本の民事訴訟は被告側に訴状が届かなければ裁判が始められません。提訴がゴーン被告に伝わっても、日本で代理人を選任するかは定かではありません。ゴーン被告が賠償に応じる可能性は極めて低いでしょう」(社会部記者)日本はレバノンとは犯罪人引渡し条約を締結していない。だが犯罪人の引渡し請求は、条約の有無に関わらず外務省を経由して相手国に伝えることができる。ブルームバーグによると、森まさこ法務大臣(55)はゴーン被告の身柄引き渡しを「決してあきらめない」と意気込んでいるという。ますます混迷を極めていくゴーン被告の逃亡檄。果たしてどのように終着するのだろうか――。
2020年02月13日今年5月に市川團十郎白猿の襲名を控えた市川海老蔵が、1月31日(金)から3月1日(日)まで各地巡業で特別公演を行う。演目は『羽衣』と『勧進帳』。『勧進帳』は、七世市川團十郎が市川宗家(成田屋)のお家芸として選定した18演目「歌舞伎十八番」の内の一つで、天保11(1840)年3月に江戸河原崎座で初演。これを九世團十郎が洗練し、今日では歌舞伎屈指の人気演目となっている。物語は平安末期、壇ノ浦で平家を滅ぼすのに寄与した源義経だったが、その後生じた兄頼朝との不和を修復できぬまま、弁慶ら家来とともに都を落ち延びるところから始まる。山伏姿に身をやつして奥州を目指す途中、安宅(あたか)の関に差しかかるが、既に義経一行が山伏姿で逃げているとの情報があり、関守の富樫左衛門が通行を許さない。「東大寺再建の勧進(寄付金集め)のため」と目的を偽ると、「それならば、勧進帳(寄付募集の趣意や必要な金品・材料が書いてあるもの)があるはず」と迫られる。そこで弁慶が白紙の巻物を勧進帳として読み上げるシーンが有名だ。その後も富樫は弁慶に対し、仏法の心得がある真の山伏か確かめようと質問攻めにする。この「山伏問答」や、弁慶が豪快に花道を駆け抜ける「飛び六方」など、みどころ満載で最初から最後まで飽きることがない。能の『安宅』を基につくられているため、舞台は能楽堂を模し、背景は鏡板さながら松の大樹。「松羽目物(まつばめもの)」と呼ばれる様式美にも注目だ。囃子方がひな壇に揃って演奏する音楽も格調高く、心地よい。弁慶を演じる海老蔵は、これが海老蔵として最後の『勧進帳』となる。富樫は市川右團次。義経は中村児太郎が初役で勤める。その児太郎が天女の役の『羽衣』も能の同名作を舞踊化した作品で、駿河の国(今の静岡県)三保の松原に残る羽衣伝説が題材だ。浜辺の松に掛けられた美しい羽衣を見つけた猟師がこれを家宝に持ち帰ろうとすると、持主である天女が姿を現し返してほしいと願う。返してもらった羽衣を身にまとって優雅に舞う天女の幻想的な美しさ、能につながる幽玄な世界を、成長目覚ましい若手女方の児太郎がどこまで表現できるか楽しみだ。巡業先は、1月31日(金)から2月2日(日)まで名古屋・御園座、2月8日(土)・9日(日)に石川県こまつ芸術劇場 うらら 大ホール、2月10日(月)に石川・金沢歌劇座、2月14日(金)から23日(日・祝)まで京都・南座、2月26日(水)から3月1日(日)まで福岡・博多座の計5か所。いずれも上記2演目と、演者による「挨拶」がある。文:仲野マリ
2020年01月30日『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』公開記念として、先日、市川海老蔵主演の「スター・ウォーズ歌舞伎」が開催。観客からは拍手が鳴りやまず、何度もカーテンコールを行うほど大盛況となり、世界中で生配信もされ、インターネット上でも大きな反響を集めた。「スター・ウォーズ」の世界観と歌舞伎が融合したルーカスフィルム公認の「スター・ウォーズ歌舞伎」は、ルーカスフィルムがストーリーを監修し、「スター・ウォーズ」シリーズの根幹をなすスカイウォーカー家の“家族の愛と喪失”をテーマに上演。主演の海老蔵さんが、銀河の圧倒的支配者となったカイロ・レンを歌舞伎の世界で描く“魁煉之介を演じ、息子・堀越勸玄がその幼少期を演じ親子共演も実現した。これに先立って行われた舞台挨拶では、海老蔵さんと勸玄くんに加え、C-3POら人気ドロイドが集結。歌舞伎本番を前に意気込みを聞かれた勸玄くんは「堀越勸玄です。がんばります!」と答え、会場は温かい拍手に包まれていた。また、芸能界随一の「スター・ウォーズ」ファンだという海老蔵さんは「実は私と『スター・ウォーズ』は偶然にも1977年に生まれた同い年。父の團十郎と一緒に初めて映画館で観た映画も『スター・ウォーズ』でした。そして『スター・ウォーズ』が完結を迎え、私も十三代目市川團十郎を襲名させて頂くという大きな節目を迎えるのも、不思議な縁を感じます」と心境を明かし、「『スター・ウォーズ』は光と闇が描かれていて、歌舞伎の勧善懲悪を描く歌舞伎と似ているところがあります。心の中の恐怖や恐れからダークサイドに堕ちてしまうところが共通していますね」と『スター・ウォーズ』と歌舞伎の共通点を述べた。今回の一日限りの「スター・ウォーズ歌舞伎」については「世界中の『スター・ウォーズ』ファンの方々の気持ちを裏切らないように、ストーリーを忠実に再現しつつ、歌舞伎で表現したいと思いました」と本作への思いを語っていた。そして、「スター・ウォーズ歌舞伎」が開演。海老蔵さんは、カイロ・レン(魁煉之介)だけでなく“伝説のジェダイ”ルーク・スカイウォーカー(皇海大陸琉空)の2役を演じた。海老蔵さんは、ライトセーバーを使った圧巻の立ち回りを披露し、勸玄くんと海老蔵さんの親子共演シーンでは、「スター・ウォーズ」シリーズに受け継がれる世代を超えた家族の愛の物語が表現された。最新の映像技術と伝統的な歌舞伎が融合し、歌舞伎ファンも唸る圧倒的なパフォーマンスが繰り広げられた今回。カーテンコールでは何度も幕が上がり、演者に盛大な拍手が送られ、大盛況の中幕を閉じた。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は12月20日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 2019年12月20日より日米同時公開©2019 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
2019年11月29日12月20日公開の映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の公開記念イベント"スター・ウォーズ歌舞伎"が28日、都内で行われ、市川海老蔵、堀越勸玄が出席した。シリーズ第1作目にして伝説の始まりとなった映画『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の全米公開から42年。本作は全世界の人々を魅了し続けている同シリーズの完結編で、スカイウォーカー家の家族の愛と喪失を描く。そんな本作の公開を記念して行われた同イベントに、『スター・ウォーズ』シリーズの大ファンでもある歌舞伎役者の市川海老蔵と息子・堀越勸玄くんが登場し、『スター・ウォーズ』の世界観と日本の伝統文化である歌舞伎が融合した1日限りのスペシャルパフォーマンスを繰り広げた。"スター・ウォーズ歌舞伎"の公演前に本作の大ヒット祈願と舞台あいさつが行われ、『スター・ウォーズ』の大ファンでもある市川は「父(十二代目市川團十郎)が宇宙好きで、子どもの頃から星を望遠鏡で見ていました。その当時のSF映画として初めてだったと思うんですが、父が映画に連れていってくれたのが心に響いたんでしょうね。そこからです」と思い出話。『スター・ウォーズ』シリーズの魅力は「ジェダイと暗黒面が大きく2つに分かれていますが、善と悪に分かれて善が悪を倒す歌舞伎と似ていると思うんです。ジョージ・ルーカスさんは"ジェダイ"が"時代"という言葉からインスピレーションを受けたりとか、日本の文化に対してご興味を持った上で構成されているというお話を聞いたことがあり、そういう意味では共通点があるのかもしれません」と歌舞伎との共通点を感じている様子だった。舞台あいさつ中には、自身が監修・主演を務めてこの日披露した"スター・ウォーズ歌舞伎"についても言及。オファーがあった時のことを「結構明快なオファーと言いますか、かなり前に『スター・ウォーズ』のお仕事を頂戴した時に、『そのようなことが出来たらいいですね』とふわっとした話を皆さんとしていたら、それが今日になってしまったという(笑)。『僕もこういうこと出来ますよ』みたいなことをチラホラ言ってしまい、やることになって反省しています」と笑いを誘いつつ、「『スター・ウォーズ』が大好きな方々のお気持ちを裏切ってはいけませんし、話に忠実でありたいですし、歌舞伎をやるわけなので、歌舞伎の要素をきっちりと入れるということが非常に難しいことでした」と話していた。映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は、12月20日より全国公開。
2019年11月29日市川海老蔵が主演・監修を務める「スター・ウォーズ歌舞伎」に、息子の堀越勸玄が出演することが決定。サプライズ発表を受ける映像も公開された。本作は、来月公開となる『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の公開を記念し開催されるもので、「スター・ウォーズ」を歌舞伎の世界で描いた物語だ。「スター・ウォーズ」の世界観を表現する映像演出と、日本の伝統芸能である歌舞伎が融合した1日限りのスペシャルパフォーマンスが行われる。映画シリーズの根幹をなすスカイウォーカー家の「家族の愛と喪失」をテーマに描く本作では、海老蔵さんは、祖父ダース・ベイダーの遺志を受け継ぎ銀河の圧倒的支配者となったカイロ・レンを歌舞伎の世界で描く“魁煉之介(かいれんのすけ)”を演じる。魁煉之介は、父親である半蔵(ハン・ソロ)との親子関係に葛藤し、上司である敷能角(スノーク)との確執、そして唯一無二のジェダイマスターにして師でもある琉空(ルーク・スカイウォーカー)との関係に悩み、正義と悪の狭間で揺れ動く人物となっている。そして今回出演が発表された勸玄くんは、海老蔵さん演じる魁煉之介の幼少期を演じる。勸玄くんの出演について、海老蔵さんは「映画でも描かれる事のなかった、あのカイロ・レンの揺れ動く幼少期の心情を表現する難しい役どころになります」と言い、「スター・ウォーズは我々家族にとっても大切な作品であり、『最後のスター・ウォーズ』のプロモーションに親子で出演させて頂くことに、この上ない喜びを感じています。是非、ご期待くださいませ」と喜びのコメントを寄せている。さらに、BB-8に導かれ、今回のサプライズ発表を受ける勸玄くんの映像も到着。「おとうさんといっしょにがんばります」と意気込む姿も捉えている。「スター・ウォーズ歌舞伎」は11月28日(木)都内某所にて開催予定。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は12月20日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 2019年12月20日より日米同時公開©2019 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
2019年11月20日歌舞伎俳優の市川海老蔵が監修・主演を務める「スター・ウォーズ歌舞伎」に、長男・堀越勸玄くんも出演し、親子共演が実現することが19日、明らかになった。「スター・ウォーズ」シリーズ完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(12月20日日米同時公開)の公開を記念して開催される「スター・ウォーズ歌舞伎」は、「スター・ウォーズ」の世界観を表現する映像演出と、日本の伝統芸能である歌舞伎が融合した1日限りのスペシャルパフォーマンス。映画シリーズの根幹をなすスカイウォーカー家の「家族の愛と喪失」をテーマに描く。海老蔵が演じるのは、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』より登場し、祖父ダース・ベイダーの遺志を受け継ぎ、銀河の圧倒的支配者となったカイロ・レンを歌舞伎の世界で描く“魁 煉之介(かい れんのすけ)”。魁煉之介は父親である半蔵(ハン・ソロ)との親子関係に葛藤し、上司である敷能角(スノーク)との確執、そして唯一無二のジェダイマスターにして師でもある琉空(ルーク・スカイウォーカー)との関係に悩み、正義と悪の狭間で揺れ動く人物。勸玄くんは、海老蔵演じる魁煉之介の幼少期を演じる。家柄と世襲という実際の血縁関係によって演技の技が受け継がれる歌舞伎では、劇中の人物の内面の葛藤を表現するために、主演俳優の実際の親や子の俳優をその人物の分身として登場させて、その役柄の心理を象徴的に表現する。大の「スター・ウォーズ」ファンとして知られる海老蔵は、父である市川團十郎さんと初めて映画館で観た作品が「スター・ウォーズ」であったこと、そして実の息子である勸玄くんが今回出演するということで、父から子へ世代を超えて受け継がれる「スター・ウォーズ」とのさらなる深い縁を感じさせる。海老蔵は「この度、息子の堀越勸玄が11月28日に開催するSTAR WARS歌舞伎に出演する運びとなりました。彼が演じるのは私が演じる魁煉之介の幼少期になります。映画でも描かれる事のなかった、あのカイロ・レンの揺れ動く幼少期の心情を表現する難しい役どころになります。スター・ウォーズは我々家族にとっても大切な作品であり、『最後のスター・ウォーズ』のプロモーションに親子で出演させて頂くことに、この上ない喜びを感じています。是非、ご期待くださいませ」とコメントしている。同公演は、11月28日に都内某所にて開催予定。(C)2019 ILM and Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
2019年11月20日東京オリンピック・パラリンピックの文化・教育委員会の委員を務めており、開会式にも出演するといわれている市川海老蔵(41)。そんな彼が、ひそかに動きだしていた。10月23日に行われた内閣総理大臣夫妻主催の晩さん会後、五輪開会式総合統括の狂言師・野村萬斎(53)と打ち合わせを行っていたという。「海老蔵さんは萬斎さんに『東京五輪の大舞台で宙乗りを披露できないか』と提案しています。そしてさらに、息子の勸玄くんとの共演を希望しているんですーー」(梨園関係者)海老蔵は、2年前の七月大歌舞伎でも勸玄くん(6)との親子宙乗りを披露していた。そんな海老蔵にとって、今回の提案には“特別な思い入れ”があるという。というのも、“親子宙乗り”は亡くなった妻・小林麻央さん(享年34)が楽しみにしていた演出だからだ。「麻央さんのがん闘病中、海老蔵さんは息子の勸玄くんに『親子で宙乗りを成功させて、お母さんを勇気づけよう!』と提案したそうです。当時、勸玄くんはまだ4歳。大技の練習はかなり大変だったでしょうが、めげることなく励んでいたといいます。そんな息子の晴れの舞台が訪れる日を、麻央さんは誰よりも心待ちにしていたそうです」(芸能関係者)だが厳しい闘病の末、麻央さんは’17年6月に天国へと旅立ってしまった。七月大歌舞伎が行われる11日前のことだった。「悲しみがまだ癒えぬなか、海老蔵は勸玄くんと舞台に立ちました。そして見事な親子での宙乗りを初披露したのです。客席の10m上を飛ぶ大がかりな演出でしたが、勸玄くんはまったく臆することなく客席に手を振っていました。4歳での挑戦は史上最年少。にもかかわらず、勸玄くんはあまりにも堂々とした演技をみせてくれました。直前に麻央さんが亡くなった悲しみなど、いっさい見せず……。客席からはすすり泣く声も聞こえてきました」(前出・芸能関係者)当日、海老蔵は自身のブログを更新。化粧を落とした勸玄くんの写真とともに、《よくやったそばにママいたね、と互いに話しました》とつづっていた。そこには「亡くなった妻に息子の晴れ姿が届いていてほしい」という海老蔵の願いが込められているようだった。そんな特別な宙乗りを、五輪の場で披露しようとしているという海老蔵。今年6月には、麻央さんの遺志を継ぎ取り組んでいる植樹プロジェクト「ABMORI2019」に勸玄くんや長女・麗禾ちゃん(8)と参加。東京オリンピック開会式について聞かれた際、彼は「必要とされるならば、出たいという気持ちはある」とコメントしている。このイベントの舞台裏で、海老蔵は五輪への思いを明かしていたという。「海老蔵さんは6~7人の関係者と話していたのですが、そこで東京オリンピックの話になったんです。そのとき、彼は『勸玄と宙乗りできたらいいな……』と語っていました。麻央さんがとても楽しみにしていた演出ですからね。海老蔵さんの話を聞いて、胸が熱くなりました」(植樹祭参加者)
2019年11月15日歌舞伎俳優の市川海老蔵が12日、自身のブログを更新し、結婚を発表したアイドルグループ・嵐の二宮和也を祝福した。海老蔵は「えーーー!二宮さん結婚!?」と題してブログを更新し、「驚いた!ほんとう?本当ならおめでとうございます」と祝福。2人は2014年放送の日本テレビ系ドラマ『弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~』で共演したが、海老蔵は「ドラマで共演した時 懐かしい」と振り返り、「結婚かぁ、末永くお幸せに」とメッセージを送った。二宮は同日、所属するジャニーズ事務所を通じて、かねてより交際していた一般女性との結婚を発表した。
2019年11月13日今や歌舞伎の劇場には、ひと昔前には見られなかった若い世代の観客も多くなった。アニメなどを原作とした新作歌舞伎の話題性や花形役者の台頭などさまざまあるが、この人の貢献も大きいだろう。“現代のかぶき者”十一代目市川海老蔵。2013年、海老蔵が初めて企画・製作を行った『ABKAI』は、歌舞伎を縁遠く感じている若者や舞台を観る機会が少ない人にも気軽に楽しんでほしいと立ち上げられたものだ。これまで日本昔話など馴染みのある題材を扱ってきたが、今回は以前から海老蔵が構想を温めていた『源平布引滝(げんぺいぬのびきのたき)』より『実盛物語』を主軸に新たに創り上げた『SANEMORI』を上演する。平安末期の武将・斎藤実盛と言えば、敵方の遺児・駒王丸の殺害を命じられるも密かに逃がし、その後、源平の合戦で成長した駒王丸(木曽義仲)の家来・手塚光盛に討たれて最期を遂げるという、平家物語に残されたエピソードが有名だ。これを基にした『源平布引滝・実盛物語』は、若かりし日の実盛が駒王丸と光盛に出会い、将来、光盛に討たれることを予見させるというストーリー。この古典の名作を、海老蔵が團栗(どんぐり)という俳名で初めて本格的に演出も担う。出演には、舞台を中心に活躍するジャニーズJr.のユニットSnow Manの宮舘涼太と阿部亮平が参加。『滝沢歌舞伎』で培ったスキルで、どんな表現を見せてくれるのか期待だ。さらに歌舞伎界からは2017年に引き続き市川右團次、ほか中村児太郎、中村梅花、大谷廣松、市川九團次が出演し、芝居を彩る。来年5月に十三代目市川團十郎白猿の襲名を控え、海老蔵としてはこれが最後となる『ABKAI』。いよいよ本日11月5日に、東京・シアターコクーンで幕を開ける。文:伊藤由紀子
2019年11月05日歌舞伎役者の市川海老蔵(41)が11月28日に東京都内で「スター・ウォーズ歌舞伎」を上演すると発表された。本作は海老蔵が監修・主演を務め、映像技術と歌舞伎を融合させた特別パフォーマンスだという。この意外なコラボレーションが、ネットで反響を呼んでいる。《スターウォーズ歌舞伎、海老蔵さんがカイロレンやるのもびっくりだし、タイトルが『煉之介光刃三本』なのも良いな…… レン之介》《スター・ウォーズ歌舞伎?面白そうじゃないか。 元々、スターウォーズは日本の影響受けているというし、相性良さそう》《スターウォーズ歌舞伎めっちゃくちゃ面白そうだな……》海老蔵が演じるのは祖父ダース・ベイダーの遺志を受け継ぎ、銀河の圧倒的支配者になった「カイロ・レン」。ハン・ソロを父親に、ルーク・スカイウォーカーを師に持つ正義と悪の狭間で揺れ動くキャラクターだ。本作はシリーズ第7、8作目のポイントとなった3シーンを中心に、「家族の愛と喪失」をテーマに3部構成で上演するという。そんな海老蔵は4日にブログを更新し、本作を上演することを報告した。《この度私、スターウォーズさんから白羽の矢が立ちまして、シリーズ完結編の公開記念にスターウォーズ歌舞伎つとめる事になりました。私自身 監修 主演を仰せつかり身の引き締まる思いです。是非見に来てくださいませ》海老蔵といえば、スター・ウォーズファンとしても広く知られている。また海老蔵は、父・團十郎さん(享年66)と初めて映画館で観た作品が本シリーズ1作目だったという。さらに、18年に公開された「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」では、日本語吹替版に声優でのカメオ出演も果たした。このような新たな試みに期待が高まるいっぽうで、本作は12月20日公開予定のシリーズ完結編「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」の公開を記念した1日限りのパフォーマンスだ。そのためにこんな声も上がっている。《1日だけ!?もったいないー!》《観たい。でも1日限りではチケットも到底手に入るまい》《スターウォーズ歌舞伎って1日だけなんか!激レアすぎるな!》
2019年11月04日歌舞伎俳優の市川海老蔵が4日、都内で行われた第五回自主公演『ABKAI 2019~第一章FINAL~』の公開舞台稽古に、ジャニーズJr.内ユニット・Snow Manの宮舘涼太と阿部亮平らとともに参加した。“現代のかぶき者”十一代目市川海老蔵が、“伝統の継承”と“新時代の歌舞伎の創造”を融合させた舞台を目指し、2013年夏、初めて自らが企画・製作を行った『ABKAI』。5回目、そして十一代目市川海老蔵として最後となる今回、以前より海老蔵が構想を温めていた「源平布引滝(げんぺいぬのびきのたき)」より、「実盛物語」を主軸に『SANEMORI』と題し、新たな歌舞伎の舞台を創り上げた。若かりし日の実盛が駒王丸(源義仲)と光盛に出会い、将来、光盛に討たれることを予見させるというストーリーをもとに生まれ変わった『SANEMORI』。海老蔵は、源頼朝の霊、頼朝の弟・先生義賢、実盛の3役を演じる。義賢が大勢の敵に囲まれる場面では、襖も使ったダイナミックな立ち回りと最後の力を振り絞る迫真の演技を披露。また、実盛としては若き日から年老いた白髪姿まで演じ、馬に乗った堂々とした姿も見どころとなっている。なお、宮舘は源義仲、阿部は義仲の片腕・手塚太郎光盛を演じる。海老蔵は「源平布引滝『実盛物語』が古典歌舞伎としてこれまで長く愛されてきた所以は、やはり物語の根底に流れる当時の日本人が持っていた信念や思いに多くの人が共感し感銘を受けてきてからではないかと思います。『SANEMORI』では、その伝統をより多くの人にお楽しみいただけるよう、私なりに企画・演出をさせていただきました」と、同作の魅力に言及。そして、「Snow Manからご出演の宮舘さん、阿部さんには、歌舞伎の所作事など非常に熱心にお稽古いただき、これから約1カ月間共に舞台を作り上げるのがとても楽しみです」と宮舘と阿部に期待を寄せ、「市川海老蔵としては最後の『ABKAI』となりますので、ぜひ皆さまにはこの機会に歌舞伎の魅力を劇場でお楽しみいただければと思います」と呼びかけている。市川海老蔵 第五回自主公演「ABKAI 2019~第一章FINAL~『SANEMORI』」は、11月5日から25日まで東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンにて上演。
2019年11月04日『スター・ウォーズ』完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の大ヒットを祈願して、シリーズファンの市川海老蔵主演「スター・ウォーズ歌舞伎」が開催されることが決定した。『スター・ウォーズ』と同い年の海老蔵さんが、主演だけでなく監修も務める「スター・ウォーズ歌舞伎」は、「スター・ウォーズ」の世界観を最先端の映像技術と歌舞伎とで融合させた1日限りのスペシャルパフォーマンスで、映画シリーズの根幹をなす“家族の愛と喪失”をテーマに展開される。主演の海老蔵さんが演じるのは、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』から登場し、ダース・ベイダーを祖父に持ち、正義と悪の狭間で揺れ動くカイロ・レン。最新作『スカイウォーカーの夜明け』では、世代を超えて描かれてきた“光と闇”の戦いがカイロ・レン、そしてレイへと引き継がれていく。今回の「スター・ウォーズ歌舞伎」では、『フォースの覚醒』と『最後のジェダイ』のポイントとなる3シーンを3部構成で描くという。市川海老蔵コメント皆様、こんにちは。市川海老蔵です。この度、シリーズ完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の公開を記念して、スター・ウォーズ歌舞伎を開催いたします。スター・ウォーズ歌舞伎で描かれるのは、40年以上に渡るスカイウォーカー家の愛と喪失の物語です。スター・ウォーズが好きな方も、歌舞伎が好きな方も、お楽しみいただける舞台になってます。是非、お越しください。「スター・ウォーズ歌舞伎」は11月28日(木)都内某所にて開催予定。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は12月20日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 2019年12月20日より日米同時公開©2019 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
2019年11月04日「スター・ウォーズ」シリーズ完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(12月20日日米同時公開)の公開を記念し、芸能界屈指のスター・ウォーズファンとして知られる歌舞伎俳優・市川海老蔵主演による「スター・ウォーズ歌舞伎」が11月28日に開催されることがこのほど、明らかになった。「スター・ウォーズ歌舞伎」とは、海老蔵が監修・主演を務め、「スター・ウォーズ」の世界観を最先端の映像技術と、日本の伝統芸能である歌舞伎を融合させた1日限りのスペシャルパフォーマンス。映画シリーズの根幹をなす「家族の愛と喪失」をテーマに描かれる。海老蔵が演じるのは、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』から登場し、祖父ダース・ベイダーの遺志を受け継ぎ、銀河の圧倒的支配者となった“カイロ・レン”。カイロ・レンは、父親であるハン・ソロとの親子関係に葛藤し、上司であるスノークとの確執、そして唯一無二のジェダイマスターにして師でもあるルーク・スカイウォーカーとの関係に悩み、正義と悪の狭間で揺れ動くキャラクター。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』では、世代を超えて描かれてきた“光と闇”の戦いが、カイロ・レン、そして類まれなフォースを覚醒させたレイへと引き継がれていく。「スター・ウォーズ歌舞伎」では、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』と『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のポイントとなる3シーンを3部構成で演じる。大の「スター・ウォーズ」ファンとしても知られる海老蔵は、「スター・ウォーズ」と“同い年”である1977年生まれ(シリーズ第1作『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』は全米で1977年に公開)。また、父である市川團十郎さんと初めて映画館で観た作品が「スター・ウォーズ」であったこと、さらに海老蔵自身も父親という立場であるなど、父から子へ世代を超えて受け継がれる「スター・ウォーズ」との深い縁を感じさせる。海老蔵は「皆様、こんにちは。市川海老蔵です。この度、シリーズ完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の公開を記念して、スター・ウォーズ歌舞伎を開催いたします。スター・ウォーズ歌舞伎で描かれるのは、40年以上に渡るスカイウォーカー家の愛と喪失の物語です。スター・ウォーズが好きな方も、歌舞伎が好きな方も、お楽しみいただける舞台になってます。ぜひ、お越しください」とコメントを寄せている。同公演は 11月28日に都内某所にて開催予定。また、11月5日よりスター・ウォーズ公式サイトもしくは公式Twitterにて応募概要の掲載を予定している。(C)2019 ILM and Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
2019年11月04日11月5日(火)から25日(月)までBunkamuraシアターコクーンにて、市川海老蔵第五回自主公演「ABKAI 2019~第一章FINAL~『SANEMORI』」が上演される。その製作発表会見に十一代目市川海老蔵が登壇した。【チケット情報はこちら】「ABKAI(えびかい)」は、海老蔵が“伝統の継承”と“新時代の歌舞伎の創造”の融合を目指し、2013年夏に初めて自らが企画・製作を行った舞台。歌舞伎を縁遠く感じていたり、舞台を観る機会の少ない方々でも、気軽に足を運んで歌舞伎を楽しめるよう、日本昔話や古事記など、幅広い世代に馴染みのある題材を扱ってきた。十一代目市川海老蔵として最後の「ABKAI」となる今回は、『SANEMORI』と題し、「源平布引滝 (げんぺいぬのびきのたき)」より「実盛物語」を主軸とした、新たな歌舞伎の舞台を創り上げる。「実盛物語」は、平家に仕えながらも源氏に忠を尽くさんとする斎藤実盛の生き様や、ドラマ性があふれる、時代ものの名作と称される作品だ。舞台を中心に活躍するジャニーズJr.の人気急上昇中ユニット「Snow Man」から宮館涼太と阿部亮平が出演するのも見どころのひとつ。若い世代にも歌舞伎の楽しさや醍醐味を感じてもらう狙いがある。FINALの演目として「実盛物語」を選んだことについて海老蔵は、「源平の戦いの中での白旗の重み、それを守るために命を懸ける人々の様をクローズアップした作品。歌舞伎の良さが詰まった作品だが、その面白さがなかなか分かりづらく、もっと分かりやすい演目に仕立てたいと以前から考えていた」とその理由を語った。真剣に見どころを語る一方で、「『ABKAI』という名前は海老蔵だからではなく、自分自身がAB型であることが由来で、市川團十郎を襲名しても『ABKAI』は続く」と発言し、会場の笑いを誘う場面も。共演する「Snow Man」の宮館、阿部については、「立ち回り、動きの面での活躍を楽しみにしている。彼らから学ぶことが沢山あると思っている」と、期待を滲ませた。最後は、「多くのお客様に来ていただけるよう努力をしながら、古典を継承していくことが歌舞伎界にとって1番大事。また、弟子たちが活躍できるような公演を企画することで、若手にも希望のもてる歌舞伎界にしていきたい」と公演の意義を語り、会見を締めくくった。チケットぴあでは、9月8日(日)から一般販売が開始される。取材・文:松崎 優美子
2019年09月04日歌舞伎俳優の市川海老蔵が3日、都内で行われた第五回自主公演『ABKAI 2019~第一章FINAL~』の製作発表会見に出席。今回、初参加するジャニーズJr.のユニット・Snow Manの宮舘涼太と阿部亮平への期待を語った。今年、V6の三宅健とも六本木歌舞伎第三弾『羅生門』で共演した海老蔵。Snow Manの宮舘と阿部の起用理由を聞かれると、「いろんなご縁。三宅さんとか様々な方とご一緒して、こういうのがありますけどどうですかってお話したらぜひということだったので、ご縁の中でさせていただいてます」と説明した。そして、「DVDは見ていますね。滝沢(秀明)さんが今頑張っていらっしゃって、ぜひ参加していただきたいという気持ちがあって、いろんなことを学ばれてお帰りされたいでしょうし、我々も彼らを見て学ぶことがたくさんある」と語った。今回、演出も務める海老蔵。宮舘と阿部については「立ち回りの中で我々が学ぶべきことはたくさんあると思います。動きの面で活躍していただけたらうれしいなと考えています」と期待を寄せ、「最初に活躍していただけるところから始まったらいいなと思っています」と構想を明かした。第5回自主公演『ABKAI 2019~第一章 FINAL~』は、11月5日から25日まで東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンにて上演。
2019年09月03日「海外のエージェントから海老蔵さんのもとに『来春、ニューヨークで歌舞伎の公演をやりませんか?』というオファーが来たそうです。海老蔵さんはこれまでも『勸玄といっしょに海外公演を実現させたい』と言っていました。そのため、今回のオファーは彼にとって重要な意味を持っていると思います」(海老蔵を知る芸能関係者)来年5月に十三代目・市川團十郎を襲名する市川海老蔵(41)。長男・勸玄くん(6)も八代目・市川新之助となり、親子同時襲名披露公演に挑む。そんななか、海老蔵のもとにNY公演のオファーが届いていたという。海外公演といえば、04年に父・市川團十郎さん(享年66)が海老蔵の襲名披露公演をパリで行っている。以降も親子で、海外の舞台に立っていた。「團十郎さんは、07年3月にもパリのオペラ座で海老蔵さんと親子公演を開催しています。オペラ座としては初の試みで、大盛況となりました。ただ海外での公演は日本での公演と違い、莫大な費用がかかるのです。しかし海老蔵さんは『リスクを負ってでも海外に!』と主張し続けてきたのです」(前出・海老蔵を知る芸能関係者)海老蔵が思い描く夢。その中心にはもちろん、長男・勸玄くんの存在があるという。「海老蔵さんが父と07年にパリ公演で演じたのは、『勧進帳』。成田屋のお家芸で、彼にとって思い入れの深い演目。そして実は、勸玄くんの“勸”の字は『勧進帳』から取ったものです。團十郎さんは勸玄くんが誕生する約1カ月前に亡くなりました。海老蔵さんは『亡き父の思いを受け継いでほしい』と願って名付けたのだと思います」(梨園関係者)勸玄くんは、そんな父の期待以上に成長している。「先日行われた七月大歌舞伎では、『外郎売』に挑戦。6歳にして、4分間に及ぶ早口言葉をみごと成功させました。また公演期間中には海老蔵さんが急性咽頭炎のため休演しましたが、その間も彼が舞台を立派に務めあげたのです。練習中には演技に納得がいかず、悔し涙を流す一面もあったといいます。そんなストイックな姿勢に、周囲も『もう立派な歌舞伎役者だ』と言って絶賛しています」(前出・梨園関係者)親子で舞台に立った“思い出のパリ公演”から15年――。團十郎さんから海老蔵へ、そして勸玄くんへと思いは受け継がれている。「海老蔵さんのスケジュールは、2年先までほとんど埋まっています。しかも来春は襲名披露公演を控えているほか、東京五輪での歌舞伎披露も行うとみられています。今回のNY公演オファーを実現させることは現実的に難しかったようで、5月になって松竹側が断ったと聞きました。しかし五輪で歌舞伎が披露されれば、海外からの注目度も増えるはず。そうなると、再びオファーがくる可能性も高いと思います。海老蔵さんとしても、近いうちに“リベンジ”を考えていることでしょう」(前出・海老蔵を知る芸能関係者)
2019年08月30日「團十郎さんは、07年3月にもパリのオペラ座で海老蔵さんと親子公演を開催しています。ただ海外での公演は日本での公演と違い、莫大な費用がかかります。それでも海老蔵さんは『リスクを負ってでも海外に!』と主張し続けてきたのです」(海老蔵を知る芸能関係者)来年5月に十三代目・市川團十郎を襲名する市川海老蔵(41)。長男・勸玄くん(6)も八代目・市川新之助となり、親子同時襲名披露公演に挑む。そんななか、海老蔵のもとにNY公演のオファーが届いていたという。海外公演といえば、04年に父・市川團十郎さん(享年66)が海老蔵の襲名披露公演をパリで行っている。以降も親子で、海外の舞台に立っていた。「海老蔵さんのスケジュールは、2年先までほとんど埋まっています。今回のNY公演オファーを実現させることは現実的に難しかったようで、5月になって松竹側が断ったと聞きました。ただ海老蔵さんはこれまでも『ゆくゆくは勸玄といっしょに海外公演を実現させたい』と言っていました」(海老蔵を知る芸能関係者)いったいなぜ、海老蔵はそこまでして海外進出にこだわっているのだろうか。「歌舞伎を世界に広めていくこと、それは亡き團十郎さんの悲願でもありました――」そう語るのは、成田屋を見続けてきた梨園関係者だ。「團十郎さんは『このままだと歌舞伎は日本だけの伝統芸能として衰退していくかもしれない』と危惧していました。そのため、早い段階から海外への道を模索していたのです。團十郎さんは04年5月に白血病で倒れましたが、その後も世界中を飛び回ってきました。07年には、フランス芸術文化勲章のコマンドゥール受章も果たしています。09年9月には、親子でのモナコ公演にも挑戦しました。そんな父の姿を見続けてきた海老蔵さんだからこそ、海外での公演に対して並々ならぬ熱意をみせているのです」実際、海老蔵は海外公演についての具体的なプランも温めているようだ。別の梨園関係者がこう明かす。「歌舞伎座に足を運ぶ外国人も増えていますが、公演開始から10分ほどで寝てしまう人もまだまだいるといいます。歌舞伎は日本人でもわからないセリフがありますし、外国人だとなおさら難しいのでしょう。そこで、海老蔵さんは『外国人でも楽しめる歌舞伎を作ろう!』と宣言したそうです。中村芝翫さん(53)などの現役世代と連携し、枠にとらわれない“新たな歌舞伎”を作ろうとしているのです。16年にはNYのカーネギーホールで初となる、能と狂言と歌舞伎を披露する一大公演を行いました。さらに今後は『歌舞伎だけの公演で外国人を驚かせたい!』とも考えているようです。海老蔵さんが團十郎となり勸玄くんが新之助となれば、話題性は十分。その夢は、きっとかなうと思います」NYでの『勧進帳』に、観客がスタンディングオベーションを送る――。そんな“親子三代の悲願”に向けて、海老蔵はすでに動きだしていた。
2019年08月30日歌舞伎俳優・市川海老蔵の第5回自主公演『ABKAI 2019~第一章 FINAL~』が、11月5日から25日まで東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンで上演されることが27日、明らかになった。ジャニーズJr.のユニット・Snow Manから宮舘涼太と阿部亮平が初参戦することも発表された。“現代のかぶき者”十一代目市川海老蔵が、“伝統の継承”と“新時代の歌舞伎の創造”を融合させた舞台を目指し、2013年夏、初めて自らが企画・製作を行った『ABKAI』も今回で5回目。この『ABKAI』は、歌舞伎を縁遠く感じている若い世代や、舞台を観る機会が少ない人たちにも、気軽に足を運んで歌舞伎を楽しんでもらいたいと企画され、日本昔話や古事記など、馴染みのあるさまざまな題材を扱ってきた。今回、十一代目市川海老蔵として最後の『ABKAI』に選んだ演目は、以前より海老蔵が構想を温めていた「源平布引滝(げんぺいぬのびきのたき)」より、「実盛物語」を主軸に『SANEMORI』と題し、新たな歌舞伎の舞台を創り上げる。「実盛物語」は、登場人物となる斎藤実盛は歌舞伎において「生締(なまじめ)」とも呼ばれ、分別のある武将の典型的な役柄として描かれている。扇を用いて物語る場面がみどころで、平家に仕えながらも源氏に忠を尽くさんとする実盛の生き様や、ドラマ性があふれる時代物の名作と称される。今回新たに誕生する令和時代の『SANEMORI』に注目だ。出演者には、若い人たちにも歌舞伎の楽しさや醍醐味を感じてもらうため、高い身体能力と「滝沢歌舞伎」で培った確かなスキルで舞台を中心に活躍、人気急上昇中のジャニーズJr.のユニット・Snow Manから宮舘涼太と阿部亮平が初参戦。さらに、歌舞伎界からは、市川右團次が出演し、芝居に彩りを加える。
2019年07月27日7月19日、急性咽頭炎のために歌舞伎座「七月大歌舞伎」の舞台を休演していた市川海老蔵(41)が復帰した。18日に松竹株式会社の公式サイトが、「市川海老蔵が復帰し、昼の部、夜の部ともに、通常通りの配役にて上演いたします」と発表した。本舞台は長男の堀越勸玄くん(6)との共演舞台。海老蔵が休演中も、勸玄くんは一人で舞台に立った。誰もが心配していた海老蔵の復帰に、歓喜の声があがった。《舞台復帰おめでとうございます 皆で素晴らしいお舞台 えいえいおー》《ひさしぶりに白塗りのお顔見れた 嬉しいです》《海老蔵さんお帰りなさい。適度な緊張感に包まれて楽しんでください》15日に海老蔵は、声が出なくなったことを理由に舞台を急遽休演した。その後、急性咽頭炎と病名が判明。18日に昼の部から復帰する予定だったが、病状が回復せず延期になった。17日のブログでは、《誠に申し訳ございませんが、あと一日。あと一日。お休みさせていただきます。誠に申し訳ありません。私自身の心は焦りと悔しさと行き場のない気持ちが交錯しています。が、お医者さんの意見に添いそれを理解しそうさせて頂くことにしました》とつづった。このように海老蔵は、ファンや関係者の気持ちを慮って体調の経過をこまやかにブログで報告している。19日に更新したブログでは《よろしくお願いします。みんなからはもっと休んで良いのだよと優しい言葉もらいます。有難い》と感謝の気持ちとともに、復帰の意欲をみせた。いっぽうで、依然として海老蔵を心配する声もあがっている。《無理してませんか、きっと申し訳ないという気持ちが高く少し頑張って出てませんか》《もっとゆっくり休んでいただきたい。でも、舞台の成功を心から祈っております》《もっと休んでいいんだよー 海老蔵さん責任感半端ないって》さらに歌舞伎役者の片岡孝太郎(51)も、19日に更新したブログで海老蔵を心配する気持ちをつづった。《早くないかなぁ、彼は人一倍身体や食事に気を使うにんげんですが今回の配役、本当に大変です。勿論ご自身で決めた事ですが、せめて明日から数日は夜の部だけにして頂けたらと勝手に心配しています》本公演は28日の千穐楽まで続く。一日も早く全快になることを祈るばかりだ。
2019年07月19日歌舞伎俳優の市川海老蔵が、自身のブログを更新し、9日にくも膜下出血のため亡くなったジャニーズ事務所の代表取締役社長・ジャニー喜多川さんを追悼した。海老蔵は9日夜、「ショックです。」と題してブログを更新。「ジャニーさん、心よりご冥福をお祈りします。とてもショックです」と心情をつづった。また、10日朝の投稿で、「歌舞伎は400年の時を経て伝統芸能となりました。ジャニーズの皆さんは歌って踊れて…ファンの皆さんの笑顔や熱気…まさに歌舞伎のルーツだと思います」とし、「ジャニーさんのエンターテイメントへの愛は育てられた皆さんに受け継がれ、ジャニーさんは出雲のお国のような歴史上の人物になられるでしょう」(原文ママ)と追悼。さらに「ジャニーさんが親で所属の皆さんが子どもたちという関係性…素晴らしいです。ジャニーさんに直接お会いできなかったことが本当に残念です」とつづり、「歌舞伎もエンターテイメントです。ジャニーさんが育てた子どもたちとエンターテイメント界の灯火を絶やさないように私も舞台人としてこれからも頑張っていきたいと思います」と決意を記した。
2019年07月10日「市川ぼたんとして、私の團十郎襲名公演に出たいようです」そう顔をほころばせたのは、市川海老蔵(41)。5月12日、長女・麗禾ちゃん(7)が、日本舞踊市川流の四代目・市川ぼたんを今年8月に襲名することを発表した。壇上で目標を聞かれた麗禾ちゃんは、照れて父に耳打ち。冒頭のように海老蔵が代弁したのだった。「麗禾ちゃんは見るのも演じるのも大好きな生粋の歌舞伎ファン。デッキが壊れてしまうくらい何度も公演のDVDを見たり、自宅では弟の勸玄くん(6)と歌舞伎ごっこをして遊んでいます。でも麗禾ちゃんが歌舞伎にのめり込むほど、海老蔵さんの悩みは深くなっているようです。なぜなら、女性は子役としてしか舞台に立つことができないから。慣習的には初潮が来るまでとされているので、近い将来、麗禾ちゃんは大好きな歌舞伎の舞台から去らなくてはいけないのです」(歌舞伎関係者)市川家の知人によると、麗禾ちゃんは「私もいつかパパのような歌舞伎役者になりたい。でも女の子は駄目なの?」と父に尋ねたことがあったという。梨園の伝統に苦しんだ女性は麗禾ちゃんだけではない。十八代目中村勘三郎(享年57)夫人の波野好江さん(60)は、女性として梨園に生まれてきた苦悩を自伝『三人桃太郎』でこう綴っている。《私は歌舞伎役者・七世中村芝翫の次女として生まれました。父はもちろんのこと、母やまわりの誰もが“今度こそ、きっと男の子を”と待ち望んでいたでしょうに、周囲の期待を裏切って、この世に産声を上げてしまったのです》こうした女性たちの悲痛な声を子どものころから聞いていた海老蔵は、17年2月に主演を務めた実験的な舞台・六本木歌舞伎「座頭市」に、尾上菊五郎(76)の長女の寺島しのぶ(46)を相手役で出演させ“女性の歌舞伎役者”への門戸を開いたのだった。「しのぶさん自身、弟が6歳で歌舞伎の初舞台を踏むと、家の中で自分だけが歌舞伎の会話に入っていけず、寂しい思いをしていたと告白しています。『男だったら音羽屋を継げたのに!』と。その思いを幼なじみである海老蔵さんはだれよりも理解していました。歌舞伎座では難しいものの、自身の自主公演に出演させるというかたちで、しのぶさんの長年の夢を叶えてあげたのです」(別の歌舞伎関係者)記者会見で寺島は「まさか自分が歌舞伎に出演するとは」と嬉しさのあまり目に涙をためていた。そのとき、海老蔵は歌舞伎と女性についてこう語っている。「歌舞伎が今のかたちになってから200~300年という年月が経って、そろそろ考え直す時期にきている。(中略)性別を理由に女性が歌舞伎をできないことが、僕にはわからなかった」そこで、海老蔵が愛する娘のために練った“一世一代の秘策”とは――。「93年、当時16歳だった松たか子さん(41)が、舞台『文七元結』のお久という役で歌舞伎座デビューを果たしました。つまり、この年齢でも歌舞伎座に立てたという前例があるのです。今は子役として通用する麗禾ちゃんのために新たな演目まで作って積極的に歌舞伎の舞台に立たせている海老蔵さんですが、次の手として、高校卒業後にこのお久役を演じさてあげたいと検討しているようです。そして、ゆくゆくは『麗禾を女性初の歌舞伎役者に!』という野望を抱いているといいます」(前出・歌舞伎関係者)そんな“梨園への反逆”を海老蔵に決意させたのは、麻央さん(享年34)とのある約束だった。「いまの梨園ではやはり、長男である勸玄くんが何かと優遇されます。でも、麻央さんと海老蔵さんは『できるかぎり平等に育ててあげたい』という教育方針を持っていました。病床の麻央さんは、勸玄くんのデビューをうらやましがる麗禾ちゃんを見て『同じように舞台に立たせてあげたいな』と海老蔵さんに漏らしていたそうです。海老蔵さんはこの約束を果たすべく、麗禾ちゃんの英才教育に励んでいます。市川ぼたん襲名も、その一歩でしょう」(前出・知人)来年5月から歌舞伎座で始まる、十三代目市川團十郎白猿襲名興行。その口上には市川ぼたんとなった麗禾ちゃんも連座し、“女性歌舞伎役者への道”がまたひとつ拓けることだろう――。
2019年05月23日V6の三宅健が、1日に放送されたラジオ番組『三宅健のラヂオ』(bayfm 毎週月曜24:00~24:30)で、歌舞伎俳優の市川海老蔵との楽屋エピソードを披露した。先月、千秋楽を迎えた六本木歌舞伎第三弾『羅生門』で、海老蔵と共演していた三宅。公演中は、海老蔵が毎日のように三宅の楽屋に遊びに来ていたそうで、「グラサンして黒いフードを被った坊主の人が、メイク中に後ろから忍び寄って驚かせに来る。そして、僕が驚いてることに、ギャハギャハ大爆笑しながら帰っていくわけ。小学生かよ!」と楽しそうに話した。そんな三宅は、仕返しを目論んだそうだが、「カーテンの陰に隠れて足をバッとつかんだら、『ちょっと何?今仕事の話してんだけど』って全然驚かないの……」としょんぼり。その日の本番中に、「真っ暗闇の階段の隙間から手が出てきて。海老蔵さんがスタンバイする場所はそこじゃないんですよ。こっち芝居してんのに、何考えてんの?」と“仕返しのお返し”をされたようで、「本当、あの人子供だよ。散々、僕が滝沢とかにやってきたことを、今全部されてる」と苦笑しながら話した。また、札幌公演の前には、一緒に温泉旅行を楽しんだことも明かした三宅。海老蔵の長男・勸玄(かんげん)くんが、3月22日に5歳の誕生日を迎えるにあたり、旅行前はプレゼント探しに奔走したようで、「結局、ちょっとおしゃれなものにしたんですけど、もしかしたらお気に召さないかもしれない……。『何これ?いらないんだけど』って、ポイってされるかもしれない……。ちょっとドキドキしてんだよ。喜んでもらえるといいけどなー」と心境を吐露していた。
2019年04月03日V6の三宅健が、18日に放送されたラジオ番組『三宅健のラヂオ』(bayfm/毎週月曜24:00~24:30)で、歌舞伎俳優・市川海老蔵の長男・勸玄くんとの交流エピソードを明かした。現在公演中の六本木歌舞伎第三弾『羅生門』で、海老蔵と共演している三宅。歌舞伎ならではの化粧について、「海老蔵さんは5分もかからないけど、僕がやると50分くらいかかる」と難しさを吐露しつつ、「自分でやるとメイクダウンになるけど、(共演者の)市川九團次さんにやってもらうと男前になる。いつもお世話になってます!」と周囲の手助けに感謝していることを語った。本番中の楽屋には、海老蔵の長男・勸玄くんや長女・麗禾ちゃんが遊びに来るそうで、化粧中の姿を見た勸玄くんに、「なんで大人なのにお化粧してもらってるの?」とツッコまれたそう。「僕もかんかんと同い年だよ。大人じゃないから、人にやってもらってるんだよ」とジョークで返した三宅は、「本当に5歳なの? こんな大きい5歳は見たことがない……」と半信半疑で訴えられたという、勸玄くんの可愛らしいエピソードを披露した。また、「子供が大好きですぐに仲良くなるタイプ」だと公言する三宅は、勸玄くんと麗禾ちゃんに会うのを楽しみにしていたそうで、「あんな天使が2人もやって来たら、ファ~ってなっちゃう」とメロメロの様子。続けて、「海老蔵さんは、ちょっとでも時間があるとすぐに家に帰って、子供たちの面倒をみたり、遊んだり、すごいパパしてんの。子供たちが来た時も、本当に良い顔、優しい顔をするんだよね。歌舞伎の現場での厳しい顔とは全く違う」とも明かし、海老蔵のパパっぷりに感心しきりだった。さらに、番組内では、ジャニーズアイランド社長の滝沢秀明氏とV6の坂本昌行が、内緒で観覧に来たことにも言及。「楽屋の廊下にいたら、僕の方に紺色のスーツでめかし込んだ超絶イケメンが来て、『滝沢じゃん!』って感じだったんですよ。片や、その後ろに全身真っ白でスター感出してる坂本くんがいて、『改めて、健がすごい舞台に出てるんだなって思ったよ』と一言残して帰っていきました」と振り返りつつ、「観に来てくれるってうれしいなと、今一度思いましたね」と感謝の気持ちを語っていた。
2019年03月20日3月14日、歌舞伎俳優の市川海老蔵(41)が自身のブログを更新。長男の勸玄くん(6)が幼稚園を卒園したことを報告し、ファンから祝福の声が殺到している。海老蔵は、『最後の幼稚園』という題名でブログを更新。制服姿の勸玄くんの写真を公開し、「最後だね、参加したかったよ」とコメント。「君が初めて幼稚園に行った日の事 覚えてる(中略)行ってらっしゃい」と呼びかけた。さらに、『卒園おめでとう』という題名のブログを更新。「今日は卒園式です」という報告とともに、ピースサインをする勸玄くんの写真を公開。続けて「四月は入学式。麗禾の入学式は参加できなく悲しかったですが今年の入学式は参加できそうで嬉しいです」とし、最後に「とにかく、卒園おめでとう」とメッセージを送った。この投稿には1万を超えるいいね!と700近いコメントが殺到している。ファンは「卒園おめでとうございます。まおさんも見てますね。いや、そばにいますよね」「ご卒園おめでとうございます!こんなに大きくなって!」と勸玄くんへのお祝いコメントが寄せられている。
2019年03月14日