第31回東京国際映画祭が、11月3日に閉幕。「コンペティション部門」から『アマンダ』(原題)が最高賞となる東京グランプリと最優秀脚本賞のW受賞という快挙を成し遂げたほか、稲垣吾郎主演作『半世界』が観客賞を受賞した。■コンペティション部門今年の「コンペティション部門」では、2018年1月以降に完成した長編映画を対象に、世界109の国と地域、応募作品1829本の中から、厳正な審査を経た16本の作品を期間中に上映。日本からは『半世界』(阪本順治監督)と『愛がなんだ』(今泉力哉監督)が出品された。<東京グランプリ>『アマンダ』(原題)そして今回最高賞“東京グランプリ”を受賞したのは、美しいパリを舞台に、悲しみから乗り越えようとする青年と少女の心の機微を優しく丁寧に紡いだフランス映画『アマンダ』(原題)。最優秀脚本賞とのW受賞となった。今年フランスで主演作が3本公開される大注目の若手俳優ヴァンサン・ラコストを主演に迎え、恋人役に『グッバイ・ゴダール』のステイシー・マーティン。アマンダ役には演技初挑戦となるイゾール・ミュルトゥリエが演じている。今回のW受賞に監督のミカエル・アースは、「受賞に慣れていないのに2つも受賞し、しかもひとつはグランプリと、大変幸せで誇りに思います」「観客のみなさんとは、作品上映後に素晴らしい議論が交わせました。地球の反対側くらい離れていても映画が人々を感動させる、これ以上大きなご褒美はありません。みなさんの情熱と寛大さに感謝します」と受賞の喜びと感謝を述べている。ストーリー便利屋業をしているダヴィッドは、パリに出てきたてのレナに出会い、恋に落ちる。しかしその直後、姉の突然の死によって彼の人生は無残に壊れていく。ダヴィッドはショックと辛さを乗り越え、まだ若い姪っ子アマンダの世話をしながら自分を取り戻していく――。<観客賞>『半世界』続いて、過去には『リトル・ミス・サンシャイン』『紙の月』『勝手にふるえてろ』など、歴代の話題作が受賞している観客賞は、今年は阪本順治脚本・監督作『半世界』が受賞。本作は、人生半ばに差し掛かったとき、残りの人生をどう生きるかを描いたヒューマンドラマで、稲垣さんを主演に、長谷川博己、池脇千鶴、渋川清彦と実力派俳優たちが出演している。今回の受賞を受け、稲垣さんは「この映画をご覧になった皆さんが気に入ってくださり大変うれしく思います。公開に向けて大きな励みになります。ありがとうございました」とコメント。また授賞式では、阪本監督が「父の遺言でスピーチは短めにといわれております」と笑わせながら、「たくさんの方が投票してくださったおかげです。みんなでお祝いします。ありがとうございます」と感謝を述べていた。ほかにも「コンペティション部門」では、『氷の季節』が審査委員特別賞とイェスパー・クリステンセンが最優秀男優賞。『堕ちた希望』のエドアルド・デ・アンジェリス監督が最優秀監督賞、ピーナ・トゥルコが最優秀女優賞。『ホワイト・クロウ』(原題)が最優秀芸術貢献賞を受賞した。■アジアの未来長編映画3本目までのアジア新鋭監督の作品をいち早く上映するアジア・コンペティション部門「アジアの未来」。最優秀作品となる作品賞は、中国・新疆ウイグル自治区を舞台に描いた『はじめての別れ』が受賞。文化の違いを超えて国際的に活躍していくことが期待される監督に贈られる国際交流基金アジアセンター特別賞は、中国映画『武術の孤児』のホアン・ホアン監督が受賞。■日本映画スプラッシュ海外への飛躍を強く意識した部門「日本映画スプラッシュ」からは、松竹ブロードキャスティングのオリジナル映画プロジェクト第6弾、野尻克己監督作『鈴木家の嘘』が作品賞を受賞。監督賞は『銃』の武正晴監督、『メランコリック』の田中征爾監督に贈られた。■東京ジェムストーン賞昨年は、松岡茉優、石橋静河らが受賞した期待の若手俳優に贈られる「ジェムストーン賞」は、木竜麻生、村上虹郎、リエン・ビン・ファット、そしてカレル・トレンブレイが選ばれた。『アマンダ』(原題)は2019年初夏、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開予定。『半世界』は2019年2月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:半世界 2019年2月、全国にて公開予定Ⓒ2018「半世界」FILM PARTNERS
2018年11月05日第31回東京国際映画祭クロージング作品『GODZILLA 星を喰う者』のワールド・プレミア上映が3日、東京国際フォーラムで開催され、舞台挨拶に声優の宮野真守、櫻井孝宏、花澤香菜、上田麗奈、小澤亜李、静野孔文監督、瀬下寛之監督、主題歌を担当したXAIが登壇。宮野は、登場したゴジラをあやしたり、ゴジラと同じ動きを見せたり、サービス精神旺盛に会場を盛り上げた。同作は、アニメーション映画『GODZILLA』三部作の最終章。超科学が生み出した“メカゴジラシティ”をも焼き尽くし、地上の覇者となった究極の生命“ゴジラ・アース”と高次元怪獣“ギドラ”が激突する。主人公・ハルオの声を演じた宮野は「クロージング作品ということで本当に光栄です」と喜び、「世界のみなさんに見ていただきたい映画」とアピール。「劇場三部作が完結します。僕たちが見せたかった映画の答えです。思いを込めて作ったので、やっとみなさんに見ていただけるこの瞬間が幸せです」と語った。そして、ユウコ役の花澤が「ハルオの生き様」と見どころを伝えると、男らしいポーズをして笑いを誘った宮野。「最終章を見ていただいたときに感じるのは、どうしようもない世界の中で1人の男がどう生きたのかという男らしいストーリー。ハルオの生き様にいろいろ考えさせられると思う。1人の男の生きた道のりにたくさんたくさん感じてほしいですし、僕はそこに命を込めて演じたので受け取ってもらえたら」とハルオ役としての熱い思いを明かした。その後、ゴジラがほえながら登場すると、宮野は「熱線を吐くんじゃない! やめろ!」と動きをつけてセリフのようなコメントで会場を盛り上げ、ゴジラが隣に来ると「よーしよし! よーしよし!」となでなで。「間近で見れてすごいうれしい。本当に暴れん坊ですね。これが日本が誇る我々のゴジラ。みんなが大好き、大好きだよ!」と声をかけた。また、通訳が話しているときにゴジラにマイクを向けてゴジラが話しているように見せたり、写真撮影の際にゴジラポーズを披露したり、ステージを去る際にも、ゴジラになりきって同じ動きを見せ、おちゃめな宮野に笑いの絶えない舞台挨拶になった。舞台挨拶では、XAIによる主題歌の生披露も。宮野は「すごく繊細でありパワフルであり、なかなかできることではない歌声をこの会場で響き渡らせるというのは…感動しました」と歌声に圧倒された様子で、「僕も袖で一緒に歌っていました」と加えた。
2018年11月03日女優の松岡茉優が3日、東京国際フォーラムで行われた第31回東京国際映画祭のクロージング・トークに、同映画祭のアンバサダーとして登場した。松岡は、今年のクロ―ジング作品に選出された『GODZILLA 星を喰う者』(11月9日公開)のワールドプレミア上映の前に登場。両腕、胸元、背中がシースルーになった白いドレスで上品に肌見せした。そして、「レッドカーペットをトップバッターとして歩かせていただいたり、海外のメディアの方にも取材していただいたり、とても充実した10日間でした」と振り返り、「大好きな大好きな映画祭なので終わってしまうのが寂しいですが、最後の上映も盛り上がっていけたらと思っています」と話した。昨年の同映画祭では、主演映画『勝手にふるえてろ』が観客賞に輝き、さらに、宝石の原石(ジェムストーン)のような輝きを放つ若手俳優を表彰する昨年新設された「東京ジェムストーン賞」も受賞。そして、今年はアンバサダーの大役を務めたが、「たくさん素敵な経験をさせていただきました」と感謝し、「昨年東京ジェムストーン賞をいただいて、第1回目をもらった身として賞を華やかにするために頑張っていきたい」と誓った。また、「この10日間、アンバサダーとして出させていただきながら、新作映画『蜜蜂と遠雷』を撮っていました。その現場でも、『この映画も東京国際映画祭に来られるような作品にしようね』とみんなで励まし合っています」と同映画祭を目標にしていることを明かし、「来年も、再来年も携わってけるような映画人になっていきたい」と決意を新たにしていた。
2018年11月03日第31回東京国際映画祭(TIFF)のアウォード・セレモニーが2日、東京・六本木のEXシアター六本木で行われ、宝石の原石(ジェムストーン)のような輝きを放った若手キャストを表彰する「東京ジェムストーン賞」に、『銃』の村上虹郎、『鈴木家の嘘』『菊とギロチン』の木竜麻生、『ソン・ランの響き』のリエン・ビン・ファット、『蛍はいなくなった』のカレル・トレンブレイの4人が選出された。昨年新設した同賞は、東京国際映画祭のビジョンの一つに掲げた「映画の未来の開拓」に沿って、宝石の原石(ジェムストーン)のような輝きを放つ若手俳優を東京で見出して顕彰し、世界に紹介することで彼らがその輝きを増す一助となることを目的としたもの。東京国際映画祭に出品された全作品を対象として、映画祭事務局が日本と世界の若手俳優(男優、女優を問わず)数名を選出する。木竜麻生は「このような賞をいただき、本当にありがとうございます」と感謝し、「私は東京国際映画祭に初めて参加させていただいて、2作品を上映していただきました。関わったみなさんといただけた賞だと思っています」とコメント。「これからも努力をします。精進して参りたいと思います」と決意を語った。村上虹郎も「こんなにキラキラした賞をいただけて光栄です」と喜び、「ジェムストーンに負けないように、この重みとキラキラを自分に課していきたいと思います」と誓った。
2018年11月02日劇団EXILEの青柳翔、町田啓太、鈴木伸之、秋山真太郎、八木将康、小澤雄太、小野塚勇人、佐藤寛太が1日、東京・EXシアター六本木で行われた第31回東京国際映画祭の映画『jam』(12月1日公開)の公式上映に、SABU監督と共に登場した。同作は、EXILE HIROプロデュースによる、鬼才・SABU監督の最新作で、劇団EXILEが総出演する。ファンの一人・雅子(筒井真理子)に付きまとわれている場末のアイドル演歌歌手・ヒロシ(青柳)、大切な彼女が瀕死の重傷を負ってしまい“善いこと”貯金をすれば彼女の意識が戻るのではないかと信じるタケル(町田)、刑務所からシャバに戻りやくざに復讐を仕掛けるテツオ(鈴木)、3人の人生が交錯する。で行われた上映会後には、作中の衣装で登場した秋山、八木、小澤、小野塚、佐藤の5人による迫力の和太鼓パフォーマンスが行われ、観客は息を飲んで見守る。その後、客席から青柳扮する演歌歌手・横山田ヒロシが登場し、持ち歌の「こんばんは、ありがとう」を披露すると、観客も大歓声で「ヒロシ〜!」の掛け声を送った。さらに「青柳応援隊」の町田、鈴木が客席にプレゼントを配って歩くなど、熱気にあふれた空間が出来上がっていた。歌い終わったヒロシ(青柳)は、感極まったように座り込み、息を整えると「僕のソロライブにお越しいただき、本当にありがとう! このような素敵な場所で歌わせていただけるのも、それもこれも、あれもこれも、どっちもどっちで、皆さんのおかげだと思っています」と感謝。「僕のためにスペシャルな演奏をしてくれたバンドメンバーを紹介します。ドラムス!」と5人を紹介する。さらに「今日わざわざスペシャルなパフォーマンスをしてくれたノブ(鈴木)、ありがとう」「ロンドンから駆けつけてくれたハイクオリティブラジャーパフォーマー、町田啓太」と2人を紹介。町田が感想をしゃべろうとすると、作中のヒロシさながら「Stop! 3、2、1……talk to me!」とその場を操り、町田から「口パクでしたよね?」とつっこまれるも、「NO, no no no…100%, Hiroshi’s voice!」と否定していた。舞台挨拶だけでも伝わってくる本編の雰囲気に、青柳は「監督とこそこそしゃべって、悪巧みをしながら、一生懸命撮影させていただきました」と楽しそうな様子。海外向けに通訳も入っていたが、秋山は流暢な英語を披露し、小野塚も英語で話し始めたものの「Thank you, Thank you,Thank you」と終わらせてしまい、会場の笑いを誘っていた。また町田が「ブラジャーを『落ちましたよ!』と拾うシーンがあったんですが、監督が『やらしくフリフリして』って、ニコニコしながら言ってきてくださって、衝撃でした」と振り返ると、通訳に英訳されてしまいメンバーは爆笑。ハンマーのアクションを行った鈴木が「誰も怪我せず、事故もなく、無事に撮影を終えることができました」と語ると、アクションを受けた小沢は「腕が当たったんですよ。武器は柔らかいんですけど、ものすごく痛かったです」と苦笑していた。撮影について聞かれたSABU監督は「そうですね。楽しかったです」と笑顔に。さらに「『jam』より『jam2』の方が面白いかな」と話し出し、「このライブまでイメージできていたので、成功して良かった。本当に『jam2』も面白いと思うので、シリーズ化したい」と今後に意欲を見せた。
2018年11月01日元SMAPで俳優の稲垣吾郎(44)が10月30日、「第31回東京国際映画祭」コンペティション部門に出品された主演映画「半世界」(阪本順治監督、来年2月公開)の会見に出席。ワールドプレミアで舞台あいさつを行った。40歳を目前に、人生の折り返し地点を迎えた男たちの葛藤と友情を描いたヒューマンドラマ。各スポーツ紙などによると、会見で稲垣は「国際映画祭は憧れだった。夢のよう」と喜びだったという。また昨年9月に独立した稲垣は「男の友情や絆」について聞かれ、草なぎ剛(44)と香取慎吾(41)の名前をあげた。「そういう絆は僕らにもある。2人にも早く(映画を)見てほしい」と笑顔で話したという。「稲垣さんは劇中で、山中で備長炭を作る主人公を演じています。チェーンソーで木を伐採したり、頭にタオルを巻きながらみかんを食べたり。これまで都会的でスタイリッシュな役柄が多かった稲垣さんが、新境地を開拓しているのです。それもあってか、彼は『自分でも見たことがない自分がスクリーンに現れる。この作品に巡り合えたことは幸せ』と感慨深げでした」(取材記者)稲垣の脇を固めるのは長谷川博己(41)、渋川清彦(44)、池脇千鶴(36)ら演技派の役者陣。阪本監督独特の世界観で、重厚な人間ドラマが描かれている。そのため、快挙にも期待が高まっているようだ。「東京国際映画祭で日本映画がグランプリを受賞したのは、05年の『雪に願うこと』(根岸吉太郎監督)。ただ今回は上映した際の反応がかなり良かったみたいで、期待が高まっています。快挙もありえるのではないでしょうか」(映画業界関係者)グランプリ発表の11月2日、戴冠して満面の笑みを浮かべる稲垣が見られるかもしれない。
2018年10月31日稲垣吾郎が主演を務める阪本順治監督最新作『半世界』。10月30日(火)、現在開催中の第31回東京国際映画祭コンペティション部門にてワールドプレミア上映され、稲垣さんと阪本監督が記者会見&舞台挨拶に登場した。■稲垣吾郎、環境の変化の中で「この作品にめぐりあえたのは幸せ」この日、ワールドプレミア上映に先立って行われた記者会見の会場はすし詰め状態、記者たちで溢れかえる熱気あふれる会見となった。本作で、妻(池脇千鶴)と反抗期の息子がいる炭焼職人を演じ、これまでのイメージを払拭するかのような体当たりの演技を見せている稲垣さんは、「さえない夫、ダメな父という役がハマってるという評判ですが」と言われると「ハマっていると言われると複雑なところもありますが」と笑わせつつ、「今回大きかったのは、自分の環境の変化があっていろいろなことがあった中で役者としては初めてのお仕事でしたので、この作品にめぐりあえたのは幸せなことだと思っています」と真摯にコメント。「こうしてその作品を皆さんに届けられるのがうれしいです」と胸の内を明かした。その後も、記者から途切れることなく質問が飛び、阪本監督に対して登場人物たちがいわゆる会社員ではないキャラクターであること、地方都市を舞台にしていることの意味を問う質問が飛ぶと、監督は「90%ロケだった『エルネスト』、3か国をまたいだ『人類資金』といった作品の後に、あらためて地元に帰るような気持ちで映画を撮りたい、間口は狭いけれど深い内容を描きたいと思いました。地方都市で完結するのではなく、小さな世界から世界を見る、ということをやってみたかったのです」と回答。1つ1つの質問に丁寧に答える監督の様子に、記者たちも深くうなづく場面も観られた。さらに続いて行われた舞台挨拶では、初めて一般観客に本作がお披露目。この貴重な機会に、稲垣さんや監督も笑顔を見せていた。『半世界』は2019年2月、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:半世界 2019年2月、全国にて公開予定Ⓒ2018「半世界」FILM PARTNERS
2018年10月31日第31回 東京国際映画祭 特別企画「FASHION GALA」が2018年10月26日(金)に東京・六本木ヒルズアリーナで開催された。そのメインコンテンツのひとつとして、開催されたのがGQ ジャパン(GQ JAPAN)のプロデュースによるファッションショー。洋服はすべてビームス(BEAMS)で展開する2018年秋冬コレクションで、スタイリングはGQ ジャパンのファッション・ディレクターの森口徳昭が手掛けた。豪華モデルが勢ぞろい、レッドカーペットでのランウェイ今回のランウェイには、モデルのマギー、ラッパーのIO(KANDYTOWN)、松井愛莉、小関裕太、葉山奨之、朝比奈彩、桜田通、山崎紘菜、青柳翔、萩野由佳(NGT48)、ゴニル(SUPERNOVA)、中山咲月が、ビームスのオリジナルラインをはじめ今シーズン入荷される新作アイテムを着用して登場。なお、特別演出として安藤政信も参加している。マギー:クラシックなエレガントスタイルマギーは、グレーのウールチェスターコートを軽く羽織って登場。インナーにはシンプルな黒のトップス、ブルーのグラフィカルなプリントスカートを着用。足元には秋冬のトレンドカラーであるフューシャピンクのショートブーツを合わせた。■着用アイテムコート:セドリック シャルリエ 242,000円+税シャツ:オリアン 23,000円+税スカート:カルロッタ・カネパ×エッフェ ビームス 72,000円+税シューズ:ペリーコ サニー 46,000円+税ピアス:ラピュイ×レイ ビームス 4,000円+税スカーフ:マニプリ 11,000円+税グローブ:レイ ビームス 7,900円+税サングラス:ノーアイディア×レイ ビームス 5,500円+税IO(KANDYTOWN):上品なヒップホップスタイル提案IOは、総勢16名の新鋭ヒップホップクルー、KANDYTOWNに所属するラッパーであり、近年ではモデルとしても活動している。彼は、オーバーサイズのボアコートに、マルチカラーのストライプ柄プルオーバー、迷彩柄のスウェットジョガーパンツをあわせた。柔らかなカラーリングで合わせることでヒップホップスタイルも上品に。■着用アイテムジャケット:ダニエル・W・フレッチャー 159,000円+税ニット:ファンニ レマメイヤー 110,000円+税パンツ:デウス エクス マキナ 15,000円+税シューズ:スタイリスト私物その他:本人私物松井愛莉:トレンドを取り入れたフェミニン×マニッシュの絶妙スタイルマニッシュなスタイリングで登場した松井愛莉。ジャケットとパンツというシンプルなアイテムの中に、今年のトレンドを上手く取り込んでいる。クロップド丈のメンズライクなジャケットは、手元がフェミニンなピンク色のファー。また、丸みのあるシルエットのパンツは、秋冬のトレンドであるチェック柄を採用している。足元はエレガントなゴールドのメタリックパンプスで女性らしさを底上げ。■着用アイテムジャケット:ラキャンターヌ 43,000円+税ニット:デミルクス ビームス 16,000円+税パンツ:ラキャンターヌ 38,000円+税シューズ:ペリーコ 46,000円+税イヤリング:イリスフォーセブン 19,000円+税ネックレス:レイ ビームス 3,500円+税グローブ:デミルクス ビームス 10,000円+税小関裕太:個性的に溢れた“フォーマルドッキング”フォーマルなアイテムを、あえて個性的な組み合わせで魅せたのは小関裕太。風に揺れるぐらいの軽やかなタキャシのガウンコートの下には、肉厚なシャツと、長さの異なるジレをレイヤードした。足元から見える赤い靴下の合わせ方も面白い。■着用アイテムコート:タキャシ 47,000円+税ジレ:コーヘン 32,000円+税シャツ:タキャシ 39,000円+税パンツ:アルテュメス アンド コー 100,000円+税ネクタイ:アルテュメス アンド コー 16,000円+税グローブ:ビームス 6,800円+税シューズ:フラテッリ ジャコメッティ 138,000円+税その他:私物ビームス 六本木店オープンに先駆けて本イベントは、翌日の10月27日(土)、最大級の店舗面積となる新旗艦店「ビームス 六本木ヒルズ」のオープンに先駆けて開催された。「ビームス 六本木ヒルズ」は、メンズおよびウィメンズのカジュアルからドレスまでを取り揃えるビームスの新旗艦店となる。六本木ヒルズのウェストウォーク内2階と3階に所在し、2階にカジュアルを、3階にはドレスアイテムを並べている。【問い合わせ先】ビームス 六本木ヒルズTEL:03-5775-1620(2F/カジュアル)、03-5775-1623(3F/ドレス)
2018年10月29日東野圭吾の作家デビュー30周年を記念し、出版されたベストセラーの映画化『人魚の眠る家』のGALAスクリーニングが10月29日(月)、「第31回東京国際映画祭」内にて行われ、主演の篠原涼子、西島秀俊らが舞台挨拶に登壇した。■篠原涼子、西島秀俊は「ますますダンディになって、色気がむんむん」映画では初共演だが、これまで二度、作品で共演している篠原さん&西島さん。お互いが結婚し、家庭を持ってからは初めての共演となった。「変わったな」と思うところはあるかという問いに、「実際、篠原さんがご結婚されてお子さんが生まれて、実人生で積み重ねてきたことでの重みというか、演技の深さはすごく感じました。特に今回は家族、子供についての話なので、篠原さんの実人生ごと役に向かっていったのかなと個人的に感じています」と真剣に語った西島さん。一方、篠原さんは「西島くん、深みが増して、ますますダンディになって、色気がむんむんで!日比谷にすっごい素敵な(西島さんの)写真があるからずっと見ちゃったんです。でも近々、会えるから生でいっぱい見てやろう、と思いました(笑)」と、宣言通り西島さんを“ガン見”。西島さんはTIFFの英語通訳者に向かって、「訳さなくていいですよ(笑)!」と慌て伝えながらも、大笑いで応えていた。『人魚の眠る家』は、篠原さんと西島さんが映画初共演で夫婦役に挑む、衝撃と感涙のヒューマンミステリー。離婚寸前の夫婦(篠原さん・西島さん)のもとに、「娘がプールで溺れた」と突然のしらせが届く。急いで病院に駆けつけるも、愛する我が子は意識不明のまま回復の見込みはないと医師に告げられる。状況を受け止めきれず、奇跡を信じる夫婦は、ある決断を下すことにするが、その行為こそが次第に運命の歯車を狂わせていく。■坂口健太郎も、西島秀俊に陶酔!?シリアスなシーンが展開される映画の内容だが、撮影の中で楽しい思い出があるかと聞かれた登壇陣。坂口健太郎は、「家の中でのシーンのときに、子役の子たちがいて。カットがかかると、篠原さんと西島さんが実の親のように、子役の子たちと一緒にはしゃいだり、ダンスしたりしていた。僕は見ているのが楽しくて」と微笑む。さらに、「西島さんはお父さん(役)だし、僕も西島さんになついてる!」と篠原さんばかりか、坂口さんからもラブコールを受け、照れっぱなしの西島さんだった。GALAスクリーニングには、そのほか、川栄李奈、山口紗弥加、田中泯、堤幸彦監督が出席した。『人魚の眠る家』は11月16日(金)より全国にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:人魚の眠る家 2018年11月16日より全国にて公開Ⓒ2018「人魚の眠る家」 製作委員会
2018年10月29日篠原涼子と西島秀俊が映画初共演となった『人魚の眠る家』のワールドプレミア・レッドカーペットイベントが10月29日(月)、「第31回東京国際映画祭」内にて行われ、篠原さん&西島さん、堤幸彦監督らが華やかな装いで歩いた。■篠原涼子が告白「主人が背中を押してくれた」全編、娘を想う篠原さんの迫真の演技が光るが、特にクライマックスシーンでは狂気にも似た様相に圧倒される。オファーされたとき、躊躇したという篠原さんは、「いろいろな想いがありました。一番最後は、主人(市村正親)が背中を押してくれた。“こんなに素晴らしい作品は読んだことがない。こんないい作品をやらないのはすごい損”と言われて、心が揺り動かされて」と出演の経緯を明かし、「自分でもいいチャンスに出会えた、この作品を逃したら大変もったいないと思ったので、逆にやらせていただきたいと思いました」と話した。『人魚の眠る家』は、作家生活30年を経て、東野圭吾がたどり着いた同名ミステリーを映画化。離婚寸前の夫婦(篠原さん・西島さん)のもとに、「娘がプールで溺れた」と突然のしらせが届く。急いで病院に駆けつけるも、愛する我が子は意識不明のまま回復の見込みはないと医師に告げられる。状況を受け止めきれず、奇跡を信じる夫婦は、ある決断を下すことにするが、その行為こそが次第に運命の歯車を狂わせていく。■篠原さんの演技に各キャスト絶賛!篠原さんの怪演に負けず劣らず、各キャストも渾身の芝居を見せた。しかし、口を開けば、篠原さんへの賛辞が止まらない。旦那を演じた西島さんは、「最初の段取りの段階で篠原さんがずっと号泣していて。篠原さんをはじめ、みんな本当に集中力がすさまじく、子役の子もカットがかかっても泣きっぱなしで。みんなで慰めるくらい、異様なのめり込んだ現場になっていました」と、その熱気を伝える。共演の坂口健太郎は「現場がすさまじく濃かった。どんどん精神が没入していく不思議な現場でした」とし、川栄李奈は「クライマックスのシーンでは、皆さんの熱量がスクリーンから伝わってきて、“涙腺が崩壊する”のはこういうことかってくらい、本当に泣いちゃいました」とそれぞれの演技を絶賛。篠原さんの妹役となった山口紗弥加は、「薫子さん(篠原さん)のためにため込んだ感情の爆発を見て、息ができなくなった瞬間があって…くらくらして、めまいすら起こしちゃうような。とにかく素晴らしくて、今思い出しても目頭が熱くなる感じでした」と、じっと篠原さんを見つめ微笑み合った。『人魚の眠る家』は11月16日(金)より全国にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:人魚の眠る家 2018年11月16日より全国にて公開Ⓒ2018「人魚の眠る家」 製作委員会
2018年10月29日レディー・ガガ映画初主演作『アリー/ スター誕生』が、現在開催中の第31回東京国際映画祭にて“日本初”お披露目され、拍手喝采に包まれた。そしてこの度、本作のメイン曲をガガがアカペラで披露する特別映像が公開された。10月25日に開幕し、11月3日まで開催中の第31回東京国際映画祭。歌姫レディー・ガガ初主演×監督・主演ブラッドリー・クーパーのタッグで贈る、アカデミー賞最有力の呼び声高い本作は、同映画祭のオープニング作品としてこの度日本初披露。エンドールでは、すすり泣いたり、涙ぐんだりする観客が多く、上映終了後は拍手喝采に包まれていた。そんな映画史上最高にエモーショナルな感動体験を実現させたのは、ガガ本人による書き下ろし楽曲の数々と、ガガの圧巻のパフォーマンス。映画のサウンドトラックは、全米2週連続1位、全英でも1位、そして世界81か国のiTunesで1位と、全世界で異例の大ヒットを記録している。そして今回、メイン曲「シャロウ~『アリー/ スター誕生』愛のうた」を、ガガが見事なアカペラで披露する特別映像が到着!映像では、ショッピングモールの駐車場に仲良く腰掛けるアリー(レディー・ガガ)が、「話を聞かせてよ。心の穴を必死に埋めてきたのね」と、隣に座るジャクソン(ブラッドリー・クーパー)に向かって静かに歌い出す姿からスタート。そして立ちあがったアリーは、ジャクソンのためだけに見事なアカペラを披露。アリーの歌声に乗せて、アリーとジャクソンが“うた”を介して次第に心を通わせてゆくシーンが重なり合う、感動的な映像となっている。これまで開催されてきた海外の映画祭でも、劇中のアリーとジャクソンと同じように、お互いにとても深い信頼関係が築けたと明かしていたガガとブラッドリー。ガガは「私がブラッドリーと一緒に初めてステージに上がるシーンで、彼は『俺のことを信頼してくれればいいから』というシーンがあるのだけれど、実は撮影裏でも毎日そんな感じだったのよ」と撮影秘話を披露し、ブラッドリーも「僕ら2人の関係は、本当にジャックとアリーの関係みたいだったんだよ。彼女が僕に自信をくれたのさ。最初のミーティングの時に、10分も経つと、僕らは一緒にデュエットをしていた。どうしてそんなことになったのか分からないんだけどね(笑)」とお互いの相性の良さを語っている。『アリー/ スター誕生』は12月21日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アリー/ スター誕生 2018年12月21日より全国にて公開© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2018年10月26日元乃木坂46で女優の深川麻衣が25日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた第31回東京国際映画祭(TIFF)のレッドカーペットイベントに登場した。コンペティション部門に選出された『愛がなんだ』に出演する深川は、主演の岸井ゆきの、今泉力哉監督らと登場。胸元が大きく開いた花柄のロングドレスでデコルテを披露し、笑顔を見せながらレッドカーペットを歩いた。イベント後、自身のインスタグラムを更新し、笑顔の写真を添えて「東京国際映画祭2018ありがとうございました!! 愛がなんだ たくさんの方に届きますように。よろしくお願いします」とメッセージ。ファンから「相変わらずお綺麗」「美しい」「まいまい可愛すぎ」「まいまい綺麗~」「天使」「お美しい」などと絶賛の声が寄せられた。角田光代氏の同名小説を原作とする同作は、仕事や友人、自身の生活すべてを犠牲にしてもいいほどの“愛”を持った28歳のOL・テルコ(岸井ゆきの)と、彼女を取り巻く様々な人物を描いた恋愛群像劇。深川は、テルコと最も近しい友人である葉子役を演じている。31回目となる今年の東京国際映画祭は、10月25日~11月3日の10日間にわたって、六本木ヒルズ、EXシアター六本木、東京ミッドタウン日比谷などで開催。映画祭の顔となる「コンペティション部門」では、国内外から集まった1,829本の中から16作品を選出し、日本からは阪本順治監督×稲垣吾郎主演『半世界』と今泉力哉監督×岸井ゆきの主演『愛がなんだ』の2作品が選ばれた。撮影:蔦野裕
2018年10月26日女優の徳永えりが25日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた第31回東京国際映画祭(TIFF)のレッドカーペットイベントに登場した。「日本映画スプラッシュ」部門に選出された『月極オトコトモダチ』で主演を務めた徳永は、穐山茉由監督、芦那すみれらとレッドカーペットに登場。ジョルジオ アルマーニのブラックロングドレスで大人の色気を放った。同作は、「男女の友情ってレンタルできるの?」をテーマに、夢と現実の間で悩む男女が織りなす不思議な「関係性」を描いた物語。初の映画単独主演となる徳永えりが、男の“レンタル友達”を利用するWEBマガジン編集者の望月那沙を演じている。31回目となる今年の東京国際映画祭は、10月25日~11月3日の10日間にわたって、六本木ヒルズ、EXシアター六本木、東京ミッドタウン日比谷などで開催。映画祭の顔となる「コンペティション部門」では、国内外から集まった1,829本の中から16作品を選出し、日本からは阪本順治監督×稲垣吾郎主演『半世界』と今泉力哉監督×岸井ゆきの主演『愛がなんだ』の2作品が選ばれた。撮影:蔦野裕
2018年10月26日元SKE48で女優の松井玲奈が25日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた第31回東京国際映画祭(TIFF)のレッドカーペットイベントに登場した。日本映画スプラッシュ部門で特別上映されるオムニバス映画『21世紀の女の子』に出演する松井は、花柄のレースを用いたロングワンピースで登場。企画・プロデュースの山戸結希監督をはじめとする監督・出演者と共に、笑顔を見せながらレッドカーペットを歩いた。イベント後、自身のツイッターで「東京国際映画祭 日本映画スプラッシュ部門 特別上映作品として『21世紀の女の子』参加しております。まずはこの映画祭で作品に集った女の子の欠片が誰かに届きますように。そう思いながら歩いたレッドカーペットはほんとに赤かった」と感想をつづった。同作は、80年代後半~90年代生まれの新進映画監督15人によるオムニバス作品で、全編に共通した“あるひとつのテーマ”を、各監督が8分以内の短編で表現。松井のほか、橋本愛、朝倉あき、石橋静河、伊藤沙莉、唐田えりか、北浦愛、木下あかり、倉島颯良、黒川芽以、瀧内公美、日南響子、堀春菜、三浦透子、モトーラ世理奈、山田杏奈らが出演する。31回目となる今年の東京国際映画祭は、10月25日~11月3日の10日間にわたって、六本木ヒルズ、EXシアター六本木、東京ミッドタウン日比谷などで開催。映画祭の顔となる「コンペティション部門」では、国内外から集まった1,829本の中から16作品を選出し、日本からは阪本順治監督×稲垣吾郎主演『半世界』と今泉力哉監督×岸井ゆきの主演『愛がなんだ』の2作品が選ばれた。撮影:蔦野裕
2018年10月25日女優の山本舞香が25日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた第31回東京国際映画祭(TIFF)のレッドカーペットイベントに登場した。特別招待作品に選出された映画『ギャングース』(11月23日公開)で、キャバ嬢ユキを演じた山本。チェック柄のロングワンピースにジャケットをあわせたファッションで登場し、深いスリットから美脚を披露した。俳優の高杉真宙、加藤諒、渡辺大知がトリプル主演を務める同作は、『週刊モーニング』で連載されていた同名漫画を実写映画化。青春期を少年院で過ごしたサイケ(高杉)・カズキ(加藤)・タケオ(渡辺)の3人が、犯罪者だけをターゲットにした窃盗“タタキ”稼業で後戻り不能な領域に踏み込んでいくというストーリーだ。レッドカーペットには、山本のほか、加藤諒、渡辺大知、伊東蒼、菅原健、入江悠監督が登場。大階段では、加藤が山本をエスコート、また、ステージ降壇時には、菅原が山本をエスコートし、山本は照れ笑いを浮かべていた。31回目となる今年の東京国際映画祭は、10月25日~11月3日の10日間にわたって、六本木ヒルズ、EXシアター六本木、東京ミッドタウン日比谷などで開催。映画祭の顔となる「コンペティション部門」では、国内外から集まった1,829本の中から16作品を選出し、日本からは阪本順治監督×稲垣吾郎主演『半世界』と今泉力哉監督×岸井ゆきの主演『愛がなんだ』の2作品が選ばれた。左から菅原健、山本舞香、加藤諒、渡辺大知、伊東蒼、入江悠監督撮影:蔦野裕
2018年10月25日映画『半世界』(2019年2月公開)で主演を務める稲垣吾郎が25日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた第31回東京国際映画祭(TIFF)のレッドカーペットイベントに、長谷川博己、渋川清彦、池脇千鶴、阪本順治監督と共に登場した。コンペティション部門に選出された『半世界』は、阪本監督の完全オリジナル作品で、40歳目前という年齢の男3人の視点を通じて、誰もが通るある地点の葛藤と、家族や友人との絆、希望を描くヒューマンドラマ。主人公の炭焼き職人・紘を稲垣、故郷に帰還する紘のかつての同級生の瑛介を長谷川、紘と瑛介の同級生の光彦を渋川が、そして、紘の妻・初乃を池脇が演じる。レッドカーペットには、稲垣、長谷川、渋川、池脇、阪本監督がそろって登場。稲垣は「ありがとうございます。すごく感激しています。僕自身、こういった映画祭でレッドカーペットを歩くのは初めてだったのですごく新鮮な気持ちです」と心境を伝え、「監督をはじめとするスタッフのみなさま、キャストのみなさまの気持ちのこもった素晴らしい作品に仕上がったので、早くみなさんに見ていただけるのを楽しみにしています」と語った。31回目となる今年の東京国際映画祭は、10月25日~11月3日の10日間にわたって、六本木ヒルズ、EXシアター六本木、東京ミッドタウン日比谷などで開催。映画祭の顔となる「コンペティション部門」では、国内外から集まった1,829本の中から16作品を選出し、日本からは阪本順治監督×稲垣吾郎主演『半世界』と今泉力哉監督×岸井ゆきの主演『愛がなんだ』の2作品が選ばれた。左から渋川清彦、長谷川博己、稲垣吾郎、池脇千鶴、阪本順治監督撮影:蔦野裕
2018年10月25日第31回東京国際映画祭(TIFF)が10月25日(木)に開幕。同日、メイン会場である東京・六本木ヒルズアリーナにて、オープニングを飾る豪華なレッドカーペットが行われた。■今年のアンバサダーを務める松岡茉優、「楽しい時間に」第31回東京国際映画祭アンバサダーを務めるのは、女優の松岡茉優。昨年のTIFFで主演作『勝手にふるえてろ』(大九明子監督)が観客賞に輝き、松岡さん自身も期待の若手俳優に贈られるジェムストーン賞を受賞した、まさにTIFFの顔にふさわしい人選だ。華々しく映画祭の幕開けを彩った松岡さんは「たくさんの国から、すばらしい作品が届き、そして発信するこの場所が大好きです!」とTIFFへの強い思い入れを語り、「毎年楽しみにしている映画祭のアンバサダーを務めさせていただき、光栄です。楽しい時間にしましょう」と駆け付けた映画ファンに呼びかけていた。■稲垣吾郎、コンペ出品作『半世界』引っさげTIFFに初登場!映画祭の顔ともいうべき「コンペティション部門」では、2018年1月以降に完成した長編映画を対象に、世界109の国と地域、そして応募作品1829本の中から、厳正な審査を経た16本の作品が期間中に上映され、グランプリをはじめ各賞を競い合う。今年は2本の日本映画が選出されており、そのうちの1本である『半世界』を代表し、主演の稲垣吾郎をはじめ、長谷川博己、池脇千鶴、渋川清彦、阪本順治監督(『エルネスト もう一人のゲバラ』『北のカナリアたち』)がレッドカーペットに登場。本作で炭焼き職人を演じた稲垣さんはTIFF初登場を果たし、ファンとの交流を味わっていた。阪本監督が「素は非常に素朴で、土の匂いを感じる人」(9月25日に行われたTIFFラインナップ発表会での発言)と評した稲垣さんの“新境地”に注目だ。■宮野真守×櫻井孝宏!関智一×野島健児!人気声優に大きな歓声近年、TIFFが力を入れているのが、日本が世界に誇るアニメーションの国際的な発信。今年は『ゴジラ』史上初のアニメ作品となる劇場3部作の最終章『GODZILLA 星を喰う者』。が、栄えあるクロージング作品に選ばれており、レッドカーペットには宮野真守(ハルオ・サカキ役)、櫻井孝宏(メトフィエス役)という当代きっての人気声優が揃い踏み!同作は“破壊の王”ゴジラ・アースvs.“虚空の神”ギドラ”の激突をダイナミックに描いている。また、特別招待作品として上映される「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1『罪と罰』」「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2『First Guardian』」からは、こちらも大人気の声優である関智一(狡噛慎也役)、野島健児(宜野座伸元役)が登場し、ファンの大歓声を浴びていた。■圧巻の存在感!“映画俳優”役所広司がレッドカーペットに降臨レッドカーペットで圧巻の存在感を刻んだのが、俳優の役所広司。今年の「Japan Now部門」にて「映画俳優 役所広司」と題し、貴重な90年代の出演作から最新作までを紹介し、俳優キャリア40周年を迎えた役所さんの歩みをふり返ることになったのだ。上映されるのは『Shall we ダンス?』『うなぎ』『CUREキュア』『キツツキと雨』『孤狼の血』の5本。全ての上映回にて、役所さんが登壇するQ&Aが予定されており、どんな秘話が飛び出すか注目が集まっている。レッドカーペットには『キツツキと雨』の沖田修一監督、『孤狼の血』の白石和彌監督も駆けつけた。■2018年最大の事件『カメラを止めるな!』チームも参上!同じく「Japan Now部門」で上映される『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督をはじめ、濱津隆之、真魚、しゅはまはるみ、秋山ゆずきら20数名がレッドカーペットに参上!製作費300万円、当初は都内2館での封切りだったが、口コミで評判が広まり、現在までに興収28億円を超えている本作。TIFFでの上映(10月31日)もすでにチケットは完売しており、2018年最大の事件となった『カメ止め』旋風は、いまも勢いが止まらない!【第31回東京国際映画祭開催概要】期間:2018年10月25日(木)~11月3日(土・祝)(10日間)会場:六本木ヒルズ、EXシアター六本木、東京ミッドタウン日比谷、日比谷ステップ広場ほか都内の各劇場及び施設・ホールを使用(text:cinemacafe.net)■関連作品:カメラを止めるな! 2018年6月23日より全国にて公開©ENBUゼミナール半世界 2019年2月15日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開Ⓒ2018「半世界」FILM PARTNERSGODZILLA 星を喰う者 2018年11月9日より全国にて公開©2018 TOHO CO., LTD.PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1 罪と罰 2019年1月25日より公開© サイコパス製作委員会PSYCHO-PASS サイコパスSinners of the System Case.2 First Guardian 2019年2月15日より公開©サイコパス製作委員会
2018年10月25日映画『jam』(12月1日公開)に出演する俳優集団・劇団EXILEが25日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた第31回東京国際映画祭(TIFF)のレッドカーペットイベントに全員登場した。同作は、EXILE HIROプロデュースによる、鬼才・SABU監督の最新作。劇団EXILEの青柳翔、町田啓太、鈴木伸之、秋山真太郎、八木将康、小澤雄太、小野塚勇人、佐藤寛太、野替愁平が総出演する。レッドカーペットでは、劇団EXILEの9人、そして同作で重要な役を担う女優の筒井真理子、SABU監督が登場。代表して青柳が「“因果応報”エンターテインメントということで、悪いことをすれば悪いことが、良いことをすれば良いことが返ってくる。出演者全員の思いがジャムのように交錯してグチャグチャになる展開…最後までどうなるのか、ぜひ映画館で見ていただきたいと思っています」と作品をアピールした。31回目となる今年の東京国際映画祭は、10月25日~11月3日の10日間にわたって、六本木ヒルズ、EXシアター六本木、東京ミッドタウン日比谷などで開催。映画祭の顔となる「コンペティション部門」では、国内外から集まった1,829本の中から16作品を選出し、日本からは阪本順治監督×稲垣吾郎主演『半世界』と今泉力哉監督×岸井ゆきの主演『愛がなんだ』の2作品が選ばれた。撮影:蔦野裕
2018年10月25日俳優の長谷川博己が25日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた第31回東京国際映画祭(TIFF)のレッドカーペットイベントに登場した。同映画祭では、日本を含むアジアの気鋭監督3名が一つのテーマをもとにオムニバス映画を共同製作するプロジェクト「アジア三面鏡」を展開。今回ワールドプレミア上映される第2弾『アジア三面鏡2018:Journey』では、日本の松永監督と中国のテグナー監督、インドネシアのエドウィン監督がメガホンをとった。松永大司監督作品『碧朱』で主演を務めた長谷川は、松永監督、ヒロインのナンダーミャッアウンらとカーペットに登場。ステージでは、「ミャンマーでの撮影は本当に得難い経験になりました」と撮影を振り返り、「とても素晴らしい作品になったと思いますのでぜひ楽しみにしてください」とアピールした。長谷川は、「コンペティション部門」に選出された阪本順治監督×稲垣吾郎主演『半世界』にも出演している。31回目となる今年の東京国際映画祭は、10月25日~11月3日の10日間にわたって、六本木ヒルズ、EXシアター六本木、東京ミッドタウン日比谷などで開催。映画祭の顔となる「コンペティション部門」では、国内外から集まった1,829本の中から16作品を選出し、日本からは阪本順治監督×稲垣吾郎主演『半世界』と今泉力哉監督×岸井ゆきの主演『愛がなんだ』の2作品が選ばれた。
2018年10月25日第31回東京国際映画祭(TIFF)が25日に開幕し、東京・六本木ヒルズアリーナでレッドカーペットイベントを開催。アンバサダーを務める女優の松岡茉優がトップバッターを飾った。松岡は、ピンクのロングドレスで登場。「本日はたくさんの方が来てくださり、ありがとうございます」と笑顔であいさつした。そして、「東京国際映画祭の会場は、普段はショッピングだったり、もちろん映画館もありますし、老若男女いろんな方が訪れる素敵な場所。そこが、たくさんの国からたくさんの素晴らしい映画が届く、そして発信する場所になるのが私はとても大好きで、毎年楽しみにしています。そんな大好きな映画祭のアンバサダーに選ばれてとても光栄です」と同映画祭への思いを語り、「とてもとても楽しい時間にいたしましょう」と呼びかけた。東京国際映画祭は、日本で唯一の国際映画製作者連盟公認の国際映画祭。31回目となる今年は、10月25日~11月3日の10日間にわたって、六本木ヒルズ、EXシアター六本木、東京ミッドタウン日比谷などで開催する。映画祭の顔となる「コンペティション部門」では、国内外から集まった1,829本の中から16作品を選出。日本からは阪本順治監督×稲垣吾郎主演『半世界』と今泉力哉監督×岸井ゆきの主演『愛がなんだ』の2作品が選ばれた。
2018年10月25日俳優集団・劇団EXILEが、第31回東京国際映画祭のオープニングセレモニー前のレッドカーペット(25日開催)に登場することが23日、明らかになった。同作は、EXILE HIROプロデュースによる、鬼才・SABU監督の最新作。劇団EXILEの⻘柳翔、町田啓太、鈴木伸之、秋山真太郎、八木将康、小澤雄太、小野塚勇人、佐藤寛太、野替愁平が総出演する。ファンの一人・雅子(筒井真理子)に付きまとわれている場末のアイドル演歌歌手・ヒロシ(青柳)、大切な彼女が瀕死の重傷を負ってしまい“善いこと”貯金をすれば彼女の意識が戻るのではないかと信じるタケル(町田)、刑務所からシャバに戻りやくざに復讐を仕掛けるテツオ(鈴木)、3人の人生が交錯する。レッドカーペットには、劇団EXILEの9名と、同作で重要な役を担う筒井が登場。さらに、11月1日に行われる公式上映では、同作の目玉の一つである、青柳演じる場末のアイドル演歌歌手・横山田ヒロシが大熱唱する特別パフォーマンスを披露する。全女性を虜にする歌唱力とセクシーな身のこなしが話題となっている、ヒロシの歌謡ショーを体験できるのは、今回が最初で最後になるという。さらに、東京スカイツリー内では、同作のコラボカフェ『jam cafe』が開店。11月3日〜11月27日の間開催され、カフェメニューは近日公開される予定。(C)2018「jam」製作委員会
2018年10月23日昨年の第30回東京国際映画祭で主演男優賞、芸術貢献賞をW受賞し、大きな話題となった中国サスペンス『迫り来る嵐』から、待望の予告編と場面写真がシネマカフェに到着した。■あらすじ舞台は1997年、中国の小さな町。古い国営製鋼所で保安部の警備員をしているユィ・グオウェイ(ドアン・イーホン)は、近所で起きている若い女性の連続殺人事件の捜査に、刑事気取りで首を突っ込み始める。警部から捜査情報を手に入れたユィは、自ら犯人を捕まえようと奔走し、死体が発見される度に事件に執着していく。ある日、恋人のイェンズ(ジャン・イーェン)が犠牲者に似ていることを知ったユィの行動によって、事態は思わぬ方向に進んでいく…。果たして、ユィに待ち受ける想像を絶する運命とは――。■中国の新鋭監督×注目俳優で描く重厚なサスペンス香港返還が近づく90年代後半、経済発展に向けて中国社会は激変し、かつての工場文化は廃れ始めていた。本作は、そんな時代を象徴するようなダークで重厚な迫力に満ちたサスペンスであり、殺人事件を追うことで時代に取り残される事実から目を背けようとする男の切ないドラマ。メガホンをとったのは、本作が長編デビューというドン・ユエ監督。自身で脚本も担当し、初監督とは思えないダイナミックな演出を見せ、プログラミング・ディレクターの矢田部吉彦氏絶賛のもと東京国際映画祭でワールドプレミア上映されると、見事に最優秀男優賞(ドアン・イーホン)と芸術貢献賞をW受賞。本年の「アジア・フィルム・アワード」では新人監督賞を受賞し、高い評価を得た。刑事に憧れるあまり、狂気の際まで踏み込む主人公を演じたドアン・イーホンは、人気TV ドラマ「項羽と劉邦」で知られ、『ミッション:アンダーカバー』など現在の中国映画界で最も出演依頼の多い俳優のひとり。物語の行方を左右する重要なヒロインには、『修羅の剣士』『レイン・オブ・アサシン』などで活躍を見せるジャン・イーイェン。10月1日には第55回金馬獎ノミネート発表会見が行われ、本作は新人監督、主演男優、オリジナル脚本、美術、デザイン(メイク&衣装)、音響効果の6部門にノミネートされ、さらに注目を集めている。■本格派サスペンスの誕生を感じさせる予告編今回到着した予告編は、前半、バックに流れる美しい歌声とは対照的に、舞台となる工場地帯、降りつづく雨に打たれるフードを被った主人公の男が映し出され、どんよりとした閉塞感のある空気を感じさせる。映像後半、刑事気取りの主人公が怪しい男を発見してからは、女性の死体、犯人らしき男と格闘する主人公、謎の美しい女性、車に人が轢かれる瞬間など、緊迫感あふれるシーンが一気に畳み掛ける。そして、最後に登場する「真実は目の前でこぼれ落ちるー」のコピーの意味とは…?“真実の不確かさ”が映画の重要な要素となる本作。日本でヒットした韓国映画『殺人の追憶』や、中国映画『薄氷の殺人』をも凌ぐ本格派サスペンスの誕生を感じさせる映像となっている。『迫り来る嵐』は2019年1月5日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:迫り来る嵐 2019年1月5日より新宿武蔵野館、ヒューマントラスシネマ有楽町ほか全国にて順次公開© 2017 Century Fortune Pictures Corporation Limited
2018年10月02日女優の松岡茉優が、第31回東京国際映画祭(10月25日~11月3日)のアンバサダーに決定し25日、都内で行われたラインナップ発表記者会見に出席した。赤いドレスですらりとした美脚をのぞかせた松岡は「東京国際映画祭に華を添えられるように、そして若手の力を示せるように頑張りたいと思います」とアンバサダーとして決意表明。最初に聞いた時は「私でいいんですかね?」と思ったことも打ち明けた。昨年の同映画祭では、主演映画『勝手にふるえてろ』が評価され、新設された東京ジェムストーン賞を受賞。「せっかく第1回の賞に選んでもらったからには、その賞が今後もっと華やいだものになるために頑張ろうと1年邁進してきたので、その1年後にアンバサダーというのは、いいタイミングで進んでいるんじゃないかなとちょっと自信が持てました」とうれしそうに話した。今年は出演映画『万引き家族』がカンヌ映画祭のパルムドールを受賞したことでも注目を集めた松岡。「自分が生まれ育った東京国際映画祭を経験しているから、レッドカーペットだって歩けると思っていたんですけど、寒さと緊張で足が震えちゃって、やっぱりカンヌはすごかったです」と振り返りつつ、カンヌに負けない東京国際映画祭の魅力について「アットホームさ。私たちの地元でやってるという温かさ。映画が大好きな人たちが肩を組んでいるような熱量はカンヌにも負けてないと思います」と熱く語った。また、『万引き家族』がJapan Now部門で上映されることに「うれしいです」と笑顔。「日本のみなさんにも、海外のみなさんにも、もう1度見てもらえるという時間が大変うれしいです」と喜んだ。31回目となる今年の東京国際映画祭は、10月25日~11月3日の10日間にわたって、六本木ヒルズ、EXシアター六本木、東京ミッドタウン日比谷などで開催される。会見には、コンペティション部門出品作品である『半世界』の阪本順治監督、『愛がなんだ』の今泉力哉監督と主演の岸井ゆきの、アニメーション特集『アニメーション監督湯浅政明の世界』より湯浅政明監督も登壇。司会は笠井信輔アナウンサーが務めた。
2018年09月25日女優の松岡茉優が9月25日(火)、都内で行われた第31回東京国際映画祭(TIFF)のラインナップ発表会に出席し、今年の同映画祭アンバサダー就任を発表した。■松岡茉優さん「熱量はカンヌに負けていない!」昨年のTIFFで主演作『勝手にふるえてろ』(大九明子監督)が観客賞に輝き、松岡さん自身も期待の若手俳優に贈られるジェムストーン賞を受賞しており、「この1年で、いいルートができている」とTIFFとの強いつながりを噛みしめていた。今年は出演作『万引き家族』(是枝裕和監督)が第71回カンヌ映画祭で最高賞のパルムドールを受賞し、自身も現地入り。「寒さと緊張でガタガタだった」とふり返り、「映画好きが肩を組む熱量は、カンヌに負けていない!」とカンヌを経験したからこそ実感したTIFFの魅力を熱弁。東京生まれの松岡さんにとって、TIFFは「地元の映画祭ですといえるもの」だといい、「私にとって遊びの場であり、カルチャーを学ぶ場である六本木ヒルズが“お祭り”になりますからね」と声を弾ませていた。■アンバサダー就任、故樹木希林さんが知ったら、何て言う?『万引き家族』で共演し、今月15日に亡くなった樹木希林さんに対しては「たくさんの思い出があり、私にとっては宝物です。(映画の中で)1度お別れはしているので、2度目のお別れというか、かなしいなという気持ちはあまりなくて……」としみじみ。「樹木さんと同じ時代を生きられたことが誇りですし、ご一緒させていただいた身として、次の世代につないでいければ。私も樹木さんのようになりたい」と思いを新たにしていた。司会者から「もし、今回のアンバサダー就任を樹木さんが知ったら、何て言うと思うか?」と問われると、「きっと『また、髪型とかこだわるんじゃないの?』『見てくれを気にするんでしょ!』って言われそうですね(笑)」と生前のエピソードを交え、答えていた。■今年のベネチア国際映画祭、金獅子賞&銀獅子賞(審査員グランプリ)作品がいち早く上陸!会見には松岡さんをはじめ、コンペティション部門に出品される『半世界』の阪本順治監督、『愛がなんだ』の今泉力哉監督と主演の岸井ゆきの、アニメーション特集「アニメーション監督 湯浅政明の世界」から湯浅政明監督が出席した。コンペティション部門には、109の国と地域、1829本の応募から厳正な予備審査を経た16本(うち日本映画が2本)が出品され、『ローサは密告された』で17年の米国アカデミー賞のフィリピン代表になったブリランテ・メンドーサ監督が、国際審査委員長を務める。また、特別招待作品として、今年のベネチア国際映画祭で金獅子賞に輝いた『ROMA ローマ』(アルフォンソ・キュアロン監督)、銀獅子賞(審査員グランプリ)を受賞した『女王陛下のお気に入り』(ヨルゴス・ランティモス監督)がいち早く日本上陸することも決定している。(text:cinemacafe.net)
2018年09月25日第31回東京国際映画祭(10月25日~11月3日)のラインナップ発表記者会見が25日、都内で行われ、コンペティション部門への出品が決定した『半世界』の阪本順治監督が出席。主演の稲垣吾郎の魅力を語った。阪本監督の完全オリジナル作品となる同作は、40歳目前という年齢の男3人の視点を通じて、誰もが通るある地点の葛藤と、家族や友人との絆、希望を描くヒューマンドラマ。炭焼き職人の紘(こう)役を稲垣、故郷に帰還する紘のかつての同級生の瑛介役を長谷川博己、紘と瑛介の同級生の光彦役を渋川清彦が演じる。阪本監督は、同作誕生の経緯について「映画化できなかった企画がいくつかあって、1つは同級生たちの話、1つは炭焼き職人の話。この2本をいつか映画化したいなと思っていて、プラス稲垣吾郎くんが土の匂いのする役をやったらおもしろいんじゃないかと思って、2つのあらすじを1つにまとめて稲垣くんにオファーした」と説明。稲垣とは今回が初タッグだが以前にも会ったことはあったそうで「普段の彼は、テレビで見るような姿ではなく非常に素朴さを感じた。たんたんと炭を焼いている土着の人間が実は似合うんだと予感としてわかっていた」と稲垣の印象を語った。阪本順治監督そして、「衣装合わせのときに、ニット帽をかぶってもらって、ワークシャツを着てもらって、安全靴を履いてもらった瞬間に、これはいけると」と衣装合わせ時に確信。「本人も『こんな自分見るの初めて』って言ってました」と明かし、また、「普段の(稲垣)と役柄が違っても彼の表現力で乗り越えてくれる、自分のものにしてくれると思っていました」と語った。さらに、「より一層その役に入ってもらうために、炭焼きの練習やチェーンソーで木を切る練習をしていただいて、職人としての姿を彼の中で事前にすべて理解した上でやってもらった。現場で『もう少し』ということはなく、完全に自分のものにしてもらった」と稲垣の役作りについて説明。「その飛び幅はファンの人たちからしたらけっこうなものかもしれませんが、僕はいつも通りやってもらえばやり切れるものだと思っていました。本当に素朴な人ですから、土着の役をやれると思っていました」と稲垣の“素朴”な魅力を語った。会見には、同映画祭のアンバサダーに決定した松岡茉優、『半世界』とともにコンペティション部門に選出された『愛がなんだ』の今泉力哉監督と主演の岸井ゆきの、アニメーション特集『アニメーション監督湯浅政明の世界』より湯浅政明監督も登壇。司会は笠井信輔アナウンサーが務めた。
2018年09月25日女優の松岡茉優が、第31回東京国際映画祭(10月25日~11月3日)のアンバサダーに決定し25日、都内で行われたラインナップ発表記者会見に出席。今月15日に亡くなった女優・樹木希林さんへの思いを語った。映画『万引き家族』で樹木さんと共演した松岡は「樹木さんとの思い出は、それはそれは宝物なんですが、悲しいなっていう気持ちはあまりなくて、映画を見て下さった方はご存知かなと思うんですが、一度映画の中でお別れをしているんですけど、そこでありがとうもたくさん言えたし、さようならのつもりはないけど…私にとっては二度目のお別れのような気がしています」と心境を告白。続けて、「樹木さんと同じ時代に生まれて樹木の作品をたくさん見られる時代に生まれて、そして私が若い世代として新しい世代につないでいく役目としては、同じ時代に生まれたんだということを誇りに思って、さらに勉強して、樹木さんのようになりたいし、樹木さんを生で見た人間として次の世代の人に渡せるような存在になりたいと強く決意しています」と語った。また、司会の笠井信輔アナウンサーから「樹木さんがアンバサダー就任を聞いたらなんて言うでしょうね?」と聞かれると、「『また髪型とかこだわるんでしょ?』って言うかな。私がみてくれを気にしていることをいつも言ってくださっていたので。『若い人は気にするわね』って」と笑顔で返答。そして、「去年はレッドカーペット歩くと言われてどんなドレスを着ようかな、髪の毛どうしようかな、とかいっぱい考えてしまって、あまりレッドカーペット自体を楽しめなかったなと反省しています」と昨年の東京国際映画祭を振り返り、「今年はもちろん見た目にはこだわりますが、アンバサダーとして、いろんな国から来てくれているマスコミの方や映画ファンの方とお話しする時間を楽しみたいと思っていますし、そういう風に思えたのも樹木さんとの共演のおかげだなと思っています」と感謝した。会見には、ゲストとして松岡のほか、コンペティション部門出品作品である『半世界』の阪本順治監督、『愛がなんだ』の今泉力哉監督と主演の岸井ゆきの、アニメーション特集『アニメーション監督湯浅政明の世界』より湯浅政明監督が登壇。司会は笠井信輔アナウンサーが務めた。
2018年09月25日10月25日(木)から開幕する「第31回東京国際映画祭」にて、9つある主要部門の中の「コンペティション部門」に、『半世界』と『愛がなんだ』という日本映画2作品が出品決定した。■コンペティション部門――映画祭の顔となる「コンペティション部門」。今年の東京国際映画祭「コンペティション部門」では、2018年1月以降に完成した長編映画を対象に、世界109の国と地域、そして応募作品1829本の中から、厳正な審査を経た16本の作品を期間中に上映する。そんな「コンペティション部門」に出品が決定した2作品を紹介。■稲垣吾郎主演『半世界』(2019年公開)『エルネスト もう一人のゲバラ』『北のカナリアたち』などを手掛ける阪本順治監督が手掛ける『半世界』は、諦めるには早すぎて焦るには遅すぎる、40歳目前という年齢の男3人の視点を通じて、「人生半ばに差し掛かった時、残りの人生をどう生きるか」という、誰もが通るある地点の葛藤と、家族や友人との絆、そして新たな希望を描く完全オリジナルストーリーのヒューマンドラマだ。主演には稲垣吾郎を迎え、炭焼き職人の“山の男”紘役に挑戦するほか、長谷川博己、渋川清彦、池脇千鶴と豪華演技派が集結している。阪本順治監督コメント『半世界』は、私が以前から書き溜めていた異なる2本のあらすじを融合させ、さらに換骨奪胎に臨んで作り上げた物語です。ある地方都市の同級生3人と、その家族や背景を淡々と紡いだものです。グローバリズムが叫ばれて久しいけれど、世界の一体化なんぞ、たかが経済のため。紛争も経済のひずみから。飯喰って働いて子孫を作って、こっちも世界じゃないのかよ。そんな想いが、この作品への動機となりました。そして、製作過程において、映画作りは自分の居場所を見つける作業ではなく、自分の中に他者の居場所を見つける作業だということを、あらためて知ることができました。新しい地図を携えて、未知なる土地へと。そんな私たちの新たな道行きを、ぜひご堪能ください。■角田光代原作の可笑しく切ないラブストーリー『愛がなんだ』(2019年春公開)直木賞作家・角田光代の傑作小説を映画化した『愛がなんだ』。“正解のない恋の形”を模索し続けてきた恋愛映画の旗手・今泉力哉が監督を務め、「片思い」を徹底的に考察する、可笑しく切ないラブストーリーを作り上げる。またキャストには、岸井ゆきの、成田凌、深川麻衣、若葉竜也、片岡礼子、筒井真理子、江口のりこらが名を連ねている。主人公は28歳のOLテルコ。彼女は、想いを寄せているマモルに自分の時間のすべてを捧げてしまう。しかし、マモルはテルコのことが好きではない。完全なる一方通行の恋。周りが見えなくなるほど、マモルへの想いが膨れ上がっていくテルコ。全力すぎる片思いの末に、テルコが下した思いがけない“決断”とは…。今泉力哉監督コメント誰かを心から好きだ、という感情を持ちながらも、それを伝えずにいる、という人はたくさんいると思う。それはやはり伝えないからこそ保たれている関係性が壊れるのを恐れているからだ。「好き」という言葉から逃げながら、それでもマモちゃんのそばにいたいテルコ。それは角度によってはストーカーやサイコパスに見えるかもしれない。でもストーカーやサイコパスになる可能性がない恋愛なんて存在するのだろうか。それを愛と呼べるのだろうか。テルコをはじめとした、<誰かを思いきり好きな登場人物たち>に嫉妬しながら、また、その好意が持つ温度に気をつけながら、この映画を作りました。みなさまにも楽しんでもらえれば幸いです。今回は、「両作品ともに本年の日本映画を異なる形で代表する作品」として、「コンペティション部門」に2作品が決定。この2作品以外のコンペティション部門選出作品は、9月25日に行われる「ラインナップ記者会見」にて発表される。「第31回東京国際映画祭」は10月25日(木)~11月3日(土・祝)六本木ヒルズ、EXシアター六本木(港区) 、東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場(千代田区)にて開催。(cinemacafe.net)■関連作品:半世界 2019年、全国にて公開予定Ⓒ2018「半世界」FILM PARTNERS
2018年09月21日第31回東京国際映画祭(10月25日〜11月3日)の“コンペティション部門”にて、阪本順治監督『半世界』、今泉力哉監督『愛がなんだ』の出品が決定したことが21日、明らかになった。コンペティション部門は、9つある主要部門の中で映画祭の顔となる部門。2018年1月以降に完成した長編映画を対象に、世界109の国・地域、応募作品1,829本の中から、厳正な審査を経た16本の作品を期間中上映する。今回邦画では2作の出品が決定された。1作目は、阪本順治監督作品『半世界』。『エルネスト もう一人のゲバラ』『北のカナリアたち』などを手がけた阪本順治が、稲垣吾郎主演で贈る完全オリジナルストーリーとなる。かつて一緒に過ごした3人組(稲垣・長谷川博己・渋川清彦)のうちのひとりが前触れもなく田舎へ戻ってきたために、「これから」を考えるきかっけになっていく。「人生半ばに差し掛かった時、残りの人生をどう生きるか」という、誰もが通るある地点の葛藤と、家族や友人との絆、そして新たな希望を描くヒューマンドラマとなっている。2作目は、『パンとバスと二度目のハツコイ』等で話題の今泉力哉監督作品『愛がなんだ』。角田光代同名小説を映画化する。28歳のOL・テルコ(岸井ゆきの)は、想いを寄せているマモル(成田凌)に自分の時間のすべてを捧げてしまう。全力すぎる片思いの末に、テルコが下した思いがけない“決断”とは……「片思い」を徹底的に考察する、可笑しく切ないラブストーリーとなった。○『半世界』 阪本順治監督コメント『半世界』は、私が以前から書き溜めていた異なる2本のあらすじを融合させ、さらに換骨奪胎に臨んで作り上げた物語です。ある地方都市の同級生3人と、その家族や背景を淡々と紡いだものです。グローバリズムが叫ばれて久しいけれど、世界の一体化なんぞ、たかが経済のため。紛争も経済のひずみから。飯喰って働いて子孫を作って、こっちも世界じゃないのかよ。そんな想いが、この作品への動機となりました。そして、製作過程において、映画作りは自分の居場所を見つける作業ではなく、自分の中に他者の居場所を見つける作業だということを、あらためて知ることができました。新しい地図を携えて、未知なる土地へと。そんな私たちの新たな道行きを、ぜひご堪能ください。○『愛がなんだ』 今泉力哉監督コメント誰かを心から好きだ、という感情を持ちながらも、それを伝えずにいる、という人はたくさんいると思う。それはやはり伝えないからこそ保たれている関係性が壊れるのを恐れているからだ。「好き」という言葉から逃げながら、それでもマモちゃんのそばにいたいテルコ。それは角度によってはストーカーやサイコパスに見えるかもしれない。でもストーカーやサイコパスになる可能性がない恋愛なんて存在するのだろうか。それを愛と呼べるのだろうか。テルコをはじめとした、〈誰かを思いきり好きな登場人物たち〉に嫉妬しながら、また、その好意が持つ温度に気をつけながら、この映画を作りました。みなさまにも楽しんでもらえれば幸いです。○プログラミング・ディレクター 矢田部吉彦 コメント『半世界』は阪本順治監督のオリジナル脚本が素晴らしく、3人の友情物語を軸に、複数のエピソードを交えながらやがて命の通った夫婦のドラマとしても見事に結実していく。家族は少し面倒だなと思いつつ父から継いだ仕事に意地で向き合う主人公の姿には崇高なリアリティーが備わっている。自然な佇まいの稲垣吾郎は天性の映画俳優としての演技力をいかんなく発揮し、池脇千鶴が絶品の存在感で脇を固める。『愛がなんだ』は、ロマンティック・コメディー群像劇でキャリアを築いてきた今泉力哉監督が角田光代の原作を映画化した。恋愛ゲームは基盤にあるが、好きな相手に対する想いが究極の形を取るに至り、『愛がなんだ』は並の恋愛映画の枠を超えてゆく。女性作家の視点を得て、今泉ワールドが深化した。コケティッシュな魅力が溢れる岸井ゆきの、ふてぶてしい説得力の成田凌の演技も特筆に値する。両作品ともに本年の日本映画を異なる形で代表する作品である。(C)2018「半世界」FILM PARTNERS(C)2019映画「愛がなんだ」製作委員会
2018年09月21日10月25日(木)より開幕となる「第31回東京国際映画祭」の“顔”となる3作品が決定。オープニング作品には『アリー/ スター誕生』、GALAスクリーニング作品には『人魚の眠る家』、そしてクロージング作品には『GODZILLA 星を喰う者』が選ばれた。■オープニング作品『アリー/ スター誕生』(12月21日公開)映画祭の開幕を飾るオープニング作品に選ばれたのは、先日行われたヴェネチア国際映画祭やトロント国際映画祭でも絶賛された、レディー・ガガ主演、ブラッドリー・クーパー主演&監督作品『アリー/ スター誕生』。映画初主演のガガが、スターになることを夢見る主人公・アリーを、ブラッドリーが本作で監督デビューを果たし、さらにアリーの才能を見出すロックスターのジャクソンとしてガガと共に主演。アリーが華やかなショービジネスの世界で愛と挫折を経験しながら、スターへの階段を駆け上がっていく様子を描いた心揺さぶられる圧巻のドリーム・エンターテインメントだ。■GALAスクリーニング作品『人魚の眠る家』(11月16日公開)今年初の試みとなる「GALAスクリーニング」は、オープニング・クロージング作品に並ぶ上映で、映画祭期間中のハイライトとして、観客および世界に注目してほしい作品をセレクト。今回選ばれたのは、東野圭吾作家デビュー30周年を記念して書かれたベストセラー小説を、堤幸彦監督の手によって映画化した『人魚の眠る家』。愛するわが子の悲劇に直面し、究極の選択を迫られた夫婦の運命とは…。篠原涼子と西島秀俊が夫婦役で映画初共演するほか、坂口健太郎、川栄李奈ら若手実力派も参加している。■クロージング作品『GODZILLA 星を喰う者』(11月9日公開)そして最後を飾るのは、静野孔文と瀬下寛之が監督を務める「ゴジラ」映画史上初の3DCGアニメーション作品『GODZILLA』三部作の最終章『GODZILLA 星を喰う者』。第一章『GODZILLA 怪獣惑星』、第二章『GODZILLA 決戦機動増殖都市』に続く最終章では、超科学が生み出した<メカゴジラシティ>をも焼き尽くし、地上の覇者となった究極の生命<ゴジラ・アース>と高次元怪獣<ギドラ>がついに激突する!なお、声の出演として、宮野真守、櫻井孝宏、花澤香菜ら人気実力派が顔を揃えている。「第31回東京国際映画祭」は10月25日(木)~11月3日(土・祝)六本木ヒルズ、EXシアター六本木(港区) 、東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場(千代田区)にて開催。(cinemacafe.net)■関連作品:アリー/ スター誕生 2018年12月21日より全国にて公開© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC人魚の眠る家 2018年11月16日より全国にて公開Ⓒ2018「人魚の眠る家」 製作委員会GODZILLA 星を喰う者 2018年11月9日より全国にて公開©2018 TOHO CO., LTD.
2018年09月12日10月25日(木)より開催される「第31回東京国際映画祭」では、日本映画をより世界へ強く発信していく企画として、2つの大きな日本映画の特集を実施することが決定。「Japan Now部門」では俳優・役所広司を、「アニメーション特集」ではアニメーション監督の湯浅政明を特集する。■Japan Now部門:「映画俳優 役所広司」3年前に新設された「Japan Now部門」は近年の日本映画をふり返り、現在の日本を代表する作品の数々を、映画祭独自の視点でセレクション。いま一番海外へ紹介したい映画人として、これまでに原田眞人監督、岩井俊二監督の監督特集、さらに安藤サクラ、蒼井優、満島ひかり、宮崎あおいの女優特集を行ってきた。そして今回は、東京国際映画祭最優秀男優賞受賞作『CURE』(’97/黒沢清監督)、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞受賞作『Shall we ダンス?』(’96/周防正行監督)、米アカデミー賞作品賞ノミネート作『バベル』(’06/アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督)など、多くの出演作が国際的に高く評価され、国内外で幅広く活躍する俳優・役所広司を特集。昭和の時代の貴重な作品から最新作までを紹介する初の大規模上映を実施し、これまでの軌跡を辿りつつ、常に新しい挑戦を続ける役所さんの魅力を世界に発信する。今回の決定に役所さんは、「芝居に興味を持って、今年で40年。子どもの頃から何一つ長続きしたものがない僕にとって、40年同じことを続けられるなんて奇跡です」と役者人生をふり返り、「今回の特集上映、とても光栄です。そして、今まで自分に影響を与えてくれた全ての人に感謝します」とコメントしている。■アニメーション特集:「アニメーション監督 湯浅政明の世界」続いて、これまで庵野秀明や細田守などを特集してきたアニメーション特集では、「ちびまる子ちゃん」「クレヨンしんちゃん」「ドラえもん」など、日本を代表するアニメシリーズにも数多く携わっているアニメーション監督の湯浅政明をフィーチャー。昨年公開されたオリジナル長編映画『夜明け告げるルーのうた』は、世界最大級のアニメーション映画祭・アヌシー国際アニメーション映画祭にて、長編部門グランプリにあたるクリスタル賞を受賞し、宮崎駿監督、高畑勲監督に次ぐ、日本人史上3人目となる快挙を果たした湯浅監督。『夜は短し歩けよ乙女』(’17)で第41回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞したほか、第41回オタワ国際アニメーションフェスティバルでは、日本人として初めて長編部門グランプリを受賞するなど国内外で多くの賞を受賞し、世界中から注目を集めている。湯浅監督は、「世界中から作品が集まる国際映画祭で、まさか自分の名前のついた特集上映が実施される日がくるとは思いもしませんでした。このような機会をいただき、大変光栄ですし、とてもびっくりしています」と心境を明かし、「ぜひこの機会に、未だご覧になった事のない多くの皆様に観ていただく事ができればとても嬉しく思います。私自身も作品をふり返る機会をいただいたと思い、楽しみたいと思います」と多くの人に作品を楽しんでもらいたいと語っている。「第31回東京国際映画祭」は10月25日(木)~11月3日(土・祝)の期間中、六本木ヒルズ(港区)、EXシアター六本木ほかにて開催。(cinemacafe.net)
2018年05月09日