歌手で俳優の福山雅治(49)と菅田将暉(25)が3月21日に民放ラジオ101局特別番組『福山雅治・菅田将暉のWE LOVE RADIO!』に出演。「ラジオだから話せること」をテーマにお互いのラジオに対する思いや、菅田の歌手業を始めるきっかけなど本音トークを繰り広げた。 全国の民放ラジオ101局特別番組として、ラジオパーソナリティ歴28年の福山と、もうすぐ1年を迎えるという菅田がラジオで初共演。 番組開始から、福山は菅田に対し長年の経験から若いとはいえ深夜番組を続けていくことの難しさはあると気遣った。「疲れているなら疲れている、しんどいならしんどいということを、リスナーと共有するのが深夜ラジオの良さだ」とし、素直に伝えるこができたからパーソナリティーを長く続けてこれたのだろうと自身の秘訣を語った。 菅田はラジオパソナリティーという仕事に対し「俳優業だけでは一週間の感覚、場所の感覚がなかった」と吐露。生活に規則正しさが出来「今の状態を話せるというのは一番ありがたいこと」とラジオ番組の大切さを明かした。 菅田が歌手業を始めたことに驚いたという福山はきっかけについて質問。菅田は「歌ってみませんか?」と誘ってくれた人達の熱量に心打たれたことがいちばんの理由だと答えた。 また「正直、俳優業で手一杯な中、音楽的知識や技術もあるわけではない中で、歌手業をやっていいのか?という思いはあったし、今もある」と告白。しかし、ただ音楽をやっているという時間の大切さを感じ、今は深く考えずに進んでいこうと思っていると明かした。 この日は、菅田の1stアルバムの発売日ということで、アルバム収録曲をラジオ初オンエア。さらに、福山と菅田がユニットを結成し、福山の名曲『milk tea』のセッションを行いファンを喜ばせた。
2018年03月22日俳優の菅田将暉が、オールナイトニッポン50周年スペシャルラジオドラマ『明るい夜に出かけて』で主演を務めることが決定した。『菅田将暉のオールナイトニッポン』(ニッポン放送 毎週月曜 25:00~27:00)の4月16日放送回のなかで放送される。『明るい夜に出かけて』の原作は佐藤多佳子氏の小説で、第30回山本周五郎賞を受賞している。この小説は、かつてニッポン放送で放送されていた『アルコ&ピースのオールナイトニッポン』(13年4月~16年3月)のリスナーではがき職人の主人公・富山一志が、社会での自分の居場所や人付き合いに悩むという内容だ。主人公の富山役に菅田が決定した他、富山が働くコンビニで偶然出会う同作のヒロイン・佐古田愛役を女優の上白石萌音、富山のバイト先の先輩・鹿沢大介役を三代目J Soul Brothersの山下健二郎、富山の幼馴染・永川正光役を声優の花江夏樹が演じる。上白石は『上白石萌音 good‐night letter』(毎週金曜 24:40~)、山下は『三代目 J Soul Brothers 山下健二郎のオールナイトニッポン』(毎週金曜 25:00~)のパーソナリティを務めるなど、ニッポン放送と縁が深い。菅田はこの作品について「辛いことがあったとしても、自分の好きなものに背中を押されて、頑張っていこうと思えるそんな作品になっています。いやー、ラジオってすげー!!!!!」と語り、原作小説を読んだという共演する上白石も「主人公の心の中を覗いているような感覚でした。言葉やラジオが持つ力と、人と人との繋がりが持つ温かさを感じ、時間を忘れて一気に読んでしまいました」と振り返っている。
2018年03月21日米大リーグ・ヤンキースの田中将大とニッポン放送の『オールナイトニッポン』が、コラボレーション企画を実施することが明らかになった。田中将大 -ニッポン放送提供67年10月に放送開始した『オールナイトニッポン』は昨年10月に50周年を迎え、50以上のスペシャル企画を発信するプロジェクトを展開している。今回はその一環として、田中とコラボレーションし、50着限定のスタジアムジャンパーを発売することになった。今月28日12時より先着順で発売され、1着10万円(税抜、送料込)で、シリアルナンバー入りとなっている。今年の元旦に放送された『田中将大のオールナイトニッポンNY』のパーソナリティを担当するなど、ニッポン放送とつながりが深い田中。「とてもカッコよい仕上がりとなっています」と今回のスタジアムジャンパーに太鼓判を押した。田中将大 コメントニッポン放送では毎年、「田中将大のオールナイトニッポンNY」を放送させてもらっています。自分にとっては正月の風物詩のような存在になっていて、楽しみの1つにもなっています。今回、オールナイトニッポン50周年という事で、昨年達成した自分のメジャー50勝とかけて、コラボレーショングッズとしてスタジアムジャンパーを作らせて頂きました。このジャケットは野口強さんとHUMAN MADEのNIGOさんが手がけて下さったのですが、とてもカッコよい仕上がりとなっています。ボタンはHUMAN MADE製で、リバーシブルにもなっており、シリアルナンバーは刺繍されていて、細部にもこだわっています。自分も普段から着こなしたいと思っています。是非このジャケットを着て、スタジアムに遊びに来てください!
2018年03月15日福山雅治と菅田将暉が、3月21日(水・祝)放送の「福山雅治・菅田将暉のWE LOVE RADIO! ~ラジオだから話せることがある。ラジオだから出来ることがある。~」にて“ラジオ初共演”を果たすことが決定。貴重なトークはもちろん、 弾き語りによるスペシャルセッションも放送される。本番組は、昨年の放送で大反響だった「WE LOVE RADIO!~山下達郎・星野源のラジオ放談」に次ぐ、民放ラジオ101局特別番組の第2弾。福山さんは、チャン・ハンユーとW主演を務めたジョン・ウー監督作『マンハント』が公開中。また、今年の劇場版最新作『名探偵コナン ゼロの執行人』で主題歌「零 -ZERO-」を手掛け、「名探偵コナン」と初タッグを果たし、さらに先日の福山さんのラジオ番組「福山雅治 福のラジオ」ではコナンと夢の対談も行われた。菅田さんは、『キセキ -あの日のソビト-』『帝一の國』『あゝ、荒野』と主演作が続々と続き、俳優だけでなく昨年は「見たこともない景色」でCDデビュー。また、先日最終回を迎えた「トドメの接吻」では出演、主題歌も担当し話題となった。ラジオは「菅田将暉のオールナイトニッポン」が放送中だ。そんな俳優、アーティスト、そしてラジオパーソナリティと共通項の多い2人が今回ラジオ初共演!サブタイトルにある「ラジオだから話せることがある。ラジオだから出来ることがある。」をテーマに、ラジオの魅力、面白さ、さらにラジオだからこそのぶっちゃけトークまで、ラジオの先輩・後輩によるラジオ愛あふれるトークはもちろん、共にミュージシャンでもある福山さんと菅田さんの弾き語りによるスペシャルセッションも披露!なお、放送時間・放送分数は各局で異なるのでご注意を。民放ラジオ101局特別番組「福山雅治・菅田将暉のWE LOVE RADIO! ~ラジオだから話せることがある。ラジオだから出来ることがある。~」は3月21日(水・祝)19時~TBSラジオ、エフエム東京、エフエム栃木、CBCラジオほかにて放送。※各局で放送時間・放送分数が異なる(cinemacafe.net)
2018年03月12日菅田将暉が『あゝ、荒野 前編』で、第41回日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を受賞した。『探偵はBARにいる3』の大泉洋、『関ヶ原』の岡田准一、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の佐藤健、『22年目の告白―私が殺人犯です―』の藤原竜也と、脂ののった俳優陣に囲まれる中、第72回毎日映画コンクール男優主演賞のほか、数々の主演男優賞を席巻している菅田さんが、清々しい受賞となった。寺山修司の同名小説を、岸善幸監督が舞台を近未来に変え蘇らせた『あゝ、荒野 前編』で、自分を捨てた母を憎み、もがきながらプロボクサーを目指して都会の片隅で生きる新宿新次を、「いまどきのイケメン俳優」像を振り払い、全力で演じた菅田さん。プロボクサーの役作りのため、チアノーゼを起こすまでハードなトレーニングを重ね、劇中でも圧巻の試合シーンを披露した。狂気と孤独の間で変わりゆく表情と鍛え上げた菅田さんの肉体は、運命の相手となった共演ヤン・イクチュンとの息の合った芝居も相まってさらに覚醒した。イベントの場などでも、幾度となくヤンさんへの愛を語ったり、仲睦まじい様子を披露していた菅田さんは、コンビネーションについて聞かれると、「ヤンさんは『息もできない』(※ヤンさんの監督・主演作)のイメージだったんです。でも、全然狂気的なイメージとは逆と言いますか。子猫のようなすごくかわいい方で、本当に毎日“菅田さんアイシテル”って、あんなかわいい人いるのかな」と、愛情たっぷりに語った。受賞スピーチのため檀上に上がった菅田さんは、「本当にありがとうございます。普通にこんな信じられないことはあまりないと言いますか。その…」と、何かを思ったのか、少し沈黙。「2017年、いろいろほかにも賞をいただいたりしましたし、段々自分がどこにいるのか、そしていま、人格的に何なのか、何を大事にしているのかを実感する機会は、自分で作らないとないんです。今日は、ちゃんと菅田将暉としてすごくうれしいです」と、かみしめるように語った。「月並みですが『あゝ、荒野』に関わった皆さま、映画が大好きな皆さま、本当にありがとうございました」と、深く一礼した。(cinamacafe.net)■関連作品:あゝ、荒野前篇 2017年10月7日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2017『あゝ、荒野』フィルムパートナーズあゝ、荒野後篇 2017年10月21日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2017『あゝ、荒野』フィルムパートナーズ
2018年03月02日『しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』に続く、大泉洋主演の北海道映画シリーズ第3弾『そらのレストラン』が、2019年初春、公開されることが決定。共演には、本上まなみ、岡田将生を迎えることが分かった。■ストーリー北海道・せたなで暮らす亘理と妻のこと絵と一人娘の潮莉。彼は父親から引き継いだ海が見える牧場で牛を育てながらチーズ工房を営んでいる。しかしチーズ作りはまだまだで、厳しい師匠に怒られてばかり。そんな亘理には気の会う仲間たちがいて日々助け合いながらも楽しく過ごしていた。そこに東京からやって来た牧羊を営む若者・神戸も加わり、それぞれの生産する食材を持ち寄り「おいしい」を共にしていた。そこにある日、彼らの食材を目当てにやって来た、札幌の有名ビストロのシェフの手によって自分たちの食材がさらにおいしくなることに感動し、この感動をもっと多くの人たちに届けたいと、仲間たちみんなで1日限りのレストランを開くことを目指す…。■北海道映画シリーズ最新作!テーマは“チーズ”と“仲間”『しあわせのパン』では洞爺湖、『ぶどうのなみだ』では空知を舞台に、北海道の雄大な大地に根をおろして生活する“人”と、その地の豊かな“食材”をモチーフに「生き方」を描いてきた北海道映画シリーズ。最新作では、北海道“せたな”を舞台に、海が見える牧場で生み出される「チーズ」とその周りで生産される様々な食材とその仲間たちとの友情を、1日限りの「レストラン」開店という目標に置き換え、家族や仲間と一緒に生きることの「しあわせ」を描く。■主演はもちろん大泉洋! チーズ作りに奮闘する主人公にシリーズ全てに出演する大泉洋が、本作でも主演を務める。演じるのは、牧場を営みながらもチーズ作りに奮闘する主人公・設楽亘理。その妻・こと絵役を映画やドラマのほかにもTVアニメ「おでんくん」の声優も務めた本上まなみ。亘理の仲間のひとりで牧羊を営む若者・神戸役を『何者』『伊藤くん A to E』の岡田将生が扮する。そして監督は、『神様のカルテ』シリーズの深川栄洋監督が務める。■パン、ワイン、そして今回はチーズこの企画自体は約4年前にさかのぼり、『ぶどうのなみだ』公開時期からすでにチーズをテーマにした構想があったと企画担当者は語る。北海道の南西部に位置するせたな町で、一部の有名料理人には知れ渡っている、有機農法栽培や飼育をする生産者のグループ「やまの会」とその人たちとの出会いが本企画の基盤。これまでの2作品も、その土地やそこに住む人たちを丹念に取材してシナリオを作り上げてきたシリーズだけに、今回も同様の手順で取材を重ねた結果、人と食材との繋がりで培われたリアルな物語が出来上がったという。■キャスト・監督からコメントも到着昨年9月にクランクインした秋編ロケと、先月1月15~17日の間の冬編ロケを経て、すでに撮影はオールアップしているという本作。主演の大泉さんは、「せたな町は、海と山どちらの景色も楽しめる素晴らしい土地です。最高の出演者とスタッフと共に作り上げたこの作品で皆様の日々の疲れを少しでも癒していただければと思います。この映画はめちゃめちゃ癒されます!」と癒し効果もある映画だとアピール。北海道が大好きだと言う本上さんは、「みな実在の人物を演じているため、現場ではモデルになった方と役を演じる俳優が入り交じり、やっと出会えた喜びに、笑ったり泣いたりハグしたりと大盛り上がり。とびきり豊かで幸せな体験となりました。人と人との繋がりを描いているこの作品は私にとっての宝物。ぜひみなさんにも見ていただきたいと思っています」とコメント。岡田さんも「北海道映画シリーズにまさか参加させて頂けるとは思っていなかったので、すごく嬉しかったです。羊飼いの神戸役を、北海道の雄大な大自然のなか伸び伸びと演じさせて頂きました。人々の友情や食の大切さであったりを、現場で間近に感じることができました」と話し、「大泉さんとは凄く久々に共演させていただき、笑いが絶えない現場を深川監督の下、毎日現場に行くのを楽しみながら充実した撮影ができたと思っています」と撮影自体が楽しかったとふり返っている。また深川監督は、「北海道のせたな町にやまの会のメンバーを訪ねることから今回の映画作りが始まりました。そこでは温かくて個性的な北海道の男たちと、たおやかで笑顔の素敵な女性たちが僕らを迎えてくれました。映画館のないせたな町ですが、撮影隊を温かく迎えてくれた近隣の皆さまには感謝です」と語り、「3人のお芝居の相性も良く、僕たちらしい映画に仕上がっていると思います」と自信を見せている。『そらのレストラン』は2019年初春、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2018年02月09日『探偵はBARにいる3』が公開中だからというわけではないが、大泉洋は、ミステリアスだ。え? と思った人もいると思うが、まあ、話を聞いてほしい。大泉洋は、たしかに、一見、わかりやすいアイコンである。故郷の北海道をこよなく愛しながら、芝居やバラエティーをやっている、気取らず親しみやすい、ユーモアにあふれたおしゃべり上手な好人物という印象を彼に対してもっている人が多いと思う。それを、いやいや違うと覆すつもりはない。改めてプロフィールをおさらいすると、大泉洋は、北海道で劇団TEAM NACS活動と平行しながら出演していた北海道ローカルのバラエティー番組『水曜どうでしょう』から火がついて、みるみるうちに全国区の人気を獲得。テレビドラマ、映画、舞台と大活躍している。前述の魅力につけ加え、バラエティー番組では何かと弄られ、そのつどボヤくのも特徴で、困り顔が似合う俳優という印象もある。そこが愛らしい。と同時に、気になるのは、そこなのだ。ほんとうに、この人は弄られボヤくキャラなのだろうか。○ハードな事件に巻き込まれる探偵大泉洋が主演の『探偵はBARにいる3』の“探偵”(なぜか名前がなく“探偵”のみ)は、ススキノのプライベートアイとして、街を知り尽くし、困った人を助けるお仕事をしていて、しょっちゅう命の危機にさらされている。映画の1でも2でも3でも、なかなかハードな事件に巻き込まれているのだが、常に飄々としていて、どんなに酷い目にあっても、笑いにしてしまう。それは、脚本家の古沢良太の持ち味でもあるのだろうけれど、大泉洋と相乗効果を成して、よりいっそう楽しい。真冬の北海道の海の上、ハダカで小舟に磔にされる場面なんて、実際、その場にいたら笑えない寒さだと思うが、大泉洋はみごとなまでに笑いの場面以外の何ものでもなくしてしまう。3では、1と2にあった、ザッツ昭和のハードボイルド探偵もののイメージーー血がほとばしる暴力シーンやオネエチャンのハダカもいっぱいみたいな部分がずいぶんとソフトになり(これは、吉田照幸監督の個性か、テレビで放送するときのBPO対策か不明)、大泉洋はますます軽やかになった。だが、話は重い。探偵の相棒・高田(松田龍平)の知り合いに依頼された、女子大生(前田敦子)行方不明事件を追っているうちに、裏に危険な組織があることがわかる。そして、その組織に関わっている女性・マリ(北川景子)は、かつて彼女が行き倒れていたときに探偵が助けた人物だった。とても重たい秘密をもった彼女を、探偵は救おうと奔走する。そのクライマックスには誰もが驚かされるだろう。探偵が、マドンナ的役割のゲスト女優といい感じになるのはシリーズのお決まりで、とりわけ今回の探偵とマリはかなりいい感じになる。でも、そのいい感じになり方も、恋愛映画の金字塔『恋人たちの予感』にオマージュを捧げた微笑ましいものになっている。ススキノのプライベートアイとして、あらゆる意味で百戦錬磨であるはずの探偵なのに、この可愛さは何? という、いわゆるギャップ萌えを狙っただけにとどまらず、おそらく、そんなにあらゆる面で強くなんかなれない男性観客にも親近感を呼ぶこと請け合いだ。こんなふうに男からも女からも共感の眼差しを一身に受ける探偵。その一見、そんなに強そうに見えない彼が、一度やると決めたことには、危険を承知でぶつかっていく姿に胸を熱くしながら、でも、きっと、探偵はすごく強いのだと、私は勝手に思う。本当は、寒さも熱さも痛みもへっちゃらの不死身の男で、でも、ちょっと弱そうに見せているエンターテイナーなのだと。○大泉洋の魅力とはその疑惑の真偽に関してはどうでもよくて、こう見えて実は……というミステリアスな部分をちらつかせているところが探偵の魅力であり、そっくりそのまま、大泉洋の魅力ではないかと思う。古沢良太は、大泉は「どんなことを書いてもどうにかしてくれるだろうと信頼しています」とテレビブロス12月2日号で語っていた。それはつまり、大泉洋はなんでもウェルカムな最強の俳優であるということだ。だって、ふつう、ハダカで冬の海に出ないですよ。よっぽど強靭ですよ。それをやっておきながら、ボヤく。困り顔する。ほんとうに、強くて、できる男は、それを見せないということを、大泉洋は体現している。つまり、彼の人生最大の演技は、彼が本当はいじられキャラでもボヤきキャラでも困り顔キャラでもないってことなんではないか。大泉洋に何度か取材をしたことがあるが、常に話が面白くなるように気にかけてくれていることもひしひしと感じる。すべてを笑いに変えられることは、ほんとうの強さだ。大泉洋の脳みそや身体の中で、いったいどんなふうにして、すべてをエンターテインメント化しているのか、その工程こそが、最大のミステリーである。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、構成した書籍に『庵野秀明のフタリシバイ』『堤っ』『蜷川幸雄の稽古場から』などがある。最近のテーマは朝ドラと京都のエンタメ。
2017年12月08日俳優の大泉洋が11月22日(水)、丸の内TOEIにて開催された「大泉洋映画祭」の初日に、女優の前田敦子と共に登壇。最初の挨拶で「栄えある第1回大泉洋国際映画祭にご来場いただき…」と自ら“第1回”と“国際”をつけ足して映画祭の壮大さをアピールしていたが、主催の東映の関係者が、大泉さんが聞こえるところで前田さんとイベント進行の打ち合わせをしたり、大泉さんをかたどったトロフィーを受賞の前に大泉さんに見せるなど、“やや軽い”対応に「茶番感がひどいというか、もうちょっと重々しくやってほしかったな」とお得意のぼやき節も披露していた。■俳優界で自分の映画祭をやるなんて僕しかいない!「大泉洋映画祭」は、自身が主演を務める映画『探偵はBARにいる3』の公開を記念して、俳優の大泉洋をより楽しんでもらうために、11月22日より、厳選された主演映画7作品を集めて上映するというもの。期間中に『探偵はBARにいる』、『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』、『しあわせのパン』、『グッモーエビアン!』、『青天の霹靂』、『駈込み女と駆出し男』、『アイアムアヒーロー』が日替わりで上映される。大泉さんは、「おそらく日本の俳優界でこんなイベントをやるのは僕だけかなと。まあ真似する俳優さんはいないでしょうね」と自嘲気味に語っていたが「すでに公開が終わった自分の作品が、また映画館で上映されるというのは嬉しいことです。自分もまた大きなスクリーンで観たい」と笑顔をみせる。この日は、上映7作品の中から、最優秀主演男優賞が発表されることに。プレゼンターを務めた前田さんが、渡された封筒をから受賞者が書かれた紙を出す姿を、舞台中央で祈りを込めながら見つめていた大泉さんは、自身の名前がコールされると感極まった表情を浮かべる。「まさか取れると思っていなかったので正直驚いています」と大泉さんは感情を込めて語ると、いつもの大泉ワールドに場内は大爆笑に包まれた。■大泉洋&前田敦子が互いに俳優としての魅力を語る!大泉さんの大ファンだと公言している前田さんは「“みんなの友達、大泉さん”みたいな感じで、誰にでも明るく楽しく接してくれる人柄も素敵です」と大泉愛を爆発させると「いろいろな役柄を演じていて、普通にファンです。現場でも格好いいですし、演技についてちゃんと相談にも乗ってくれて、自身の悩みとかも隠さず見せてくれるので、とても救われます」と俳優の先輩として、尊敬する存在であることを明かしていた。そんな前田さんに「忙しいなか、遅い時間に(『探偵はBARにいる3』のロケ地である)北海道に来てフラフラになりながら撮影しているのが印象に残っています。お芝居が好きで、本作でも馬鹿っぽいけどずるがしこい役をうまく演じていていました。あっちゃんが出演してくれたおかげで作品に厚みがでました」と大泉さんも絶賛していた。■大泉洋が語る映画とテレビドラマの違いさらに大泉さんは「映画もテレビも映像であることは変わらないのですが、映画は時間の掛け方が違う。とことんこだわることにより、絵に奥行きや広がりがあると思うんです」と映画とテレビドラマの違いを語ると、「『探偵はBARにいる3』もみんなで一生懸命作った映画です。この映画祭でパート1と2が観られるので、続けて観ていただいてもいいですし、パート3だけ観ても十分楽しめる作品になっています」と映画をアピールしていた。『探偵はBARにいる3』は12月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月22日世界トップレベルのスピードを誇るサーブを武器に大活躍中のバレーボール・柳田将洋選手にお話を伺いました!新天地でも体幹を鍛え、より精度を増したい。世界を切り裂くビッグサーブと称される、柳田将洋選手の高速ジャンプサーブ。平均時速120kmと、世界でもトップレベルのスピードがある。この秋に約2年在籍したサントリーサンバーズから、ドイツ・ブンデスリーガ1部のTVインガーソル・ビュールとプロ契約し、移籍。新天地での選手生活が始まった。「9月のグラチャンバレーが5敗に終わったのは、海外のチームに対し、高さとパワー、それ以外にも劣っている部分があっての結果だと思っています。次のステージではそれをしっかり踏まえ、個々の力を上げ、僕自身はまた代表に戻ってきたいと思っています」本人は新天地に向かう気負いを微塵も見せず、淡々と冷静に話す。「最初は言葉で苦労しそうですね。生活ではドイツ語、チームでは英語が必要だと思うので、できるだけ話せるようになりたいです。プレー自体は言葉がなくともやれる部分はありますが、話せないとプレー以外の場で伝えられないので、最初はそこが課題です。人見知りなんで積極的にコミュニケーションをとるのは苦手ですが(笑)、バレーボールを通じてチームメイトともうまく交流していければと思います」そしてファンが気になるのは、3年後に迫ってきた2020年東京オリンピックに向けての動向。「高さ以外はすべて課題。精度であったり、体の機敏さもまだまだ。ドイツでも新しいチームのトレーナーと相談しつつ、自分がやってきたトレーニング法とすり合わせて、高いところを目指せたらと」実際、柳田選手は体幹トレーニングを強化した結果、ジャンプサーブの精度が格段に上がるという実績を積んできた。「体幹は器具がなくても、自重をコントロールして鍛えられる。全日本のメンバーの中で僕はまだまだ体幹が弱いと思うので、体づくりをしっかりしてステップアップしたいですね」最後にバレーボールの試合に女性をガイドするなら、どんなふうに観戦を?と聞いたところ、「いやぁ、むずかしいですね(しばし頭を抱えつつ)。男子バレーは、実際に観るとスピードがすごく速いんです。サイドから両チームを観るのもおもしろいけど、実は選手の後方となるエンドからがお勧め。サーブが自分に向かってくるから迫力があるし、奥のチームが見えず、手前のチームに集中でき、どのぐらいの高さから打ってくるのか、ブロックやレシーブの様子もしっり楽しめます。だからエンドに案内しましょう!」プライベートも気になります!・オフの日の楽しみは?「楽しくお酒が飲みたい。これからは、ドイツビールが楽しみです。お酒を飲んでリラックスすると、異国の地でも日常に戻れる。日本でも買い物は気分転換になったので、ショッピングもしたいです」・応援の声、伝わってますか?「コートで応援の声はよく聞こえます。個人的にはみんなが揃うかけ声より、一本決まったあと、個々があげた声で会場がうわっと盛り上がる瞬間にモチベーションが、がーっと一気にあがります」※写真はサントリーサンバーズ在籍時やなぎだ・まさひろ1992年7月6日生まれ。東京都出身。2013年全日本メンバー入り。今秋ドイツ・TVインガーソル・ビュールとプロ契約。インナー¥9,000シャツ¥23,000パンツ¥26,000(以上ジュンハシモト 表参道ヒルズ店TEL:03・5414・1400)※『anan』2017年11月1日号より。写真・酒井貴生(aosora)インタビュー、文・今井 恵(by anan編集部)
2017年10月25日先日CDデビューを果たした俳優・菅田将暉が、ソロデビューシングル「見たこともない景色」の発売を記念して、“菅田将暉”の本人名義としては初となるライブイベントを渋谷のライブハウス「WWW X」にて開催。約1万件の応募が殺到する中、見事当選した420人のファンが招待され、まさにプレミアムなライブイベントとなった。6月7日に「見たこともない景色」でCDデビューした菅田さん。本楽曲は、菅田さんが“鬼ちゃん”として登場する「au三太郎」シリーズのサッカー応援CMソングとしてTVCMでもオンエア中。CD発売に先駆け3月22日より各配信ストアで楽曲先行配信が開始されると、iTunesソングランキング2位、LINE MUSICリアルタイムランキング1位にチャートインし、YouTubeでの再生回数も約300万回を記録するなど、リリース前から大きな注目を集めていた。この日、幕落としでライブが始まると大きな歓声ともに、菅田さんがバックバンドを従えてデビューシングル「見たこともない景色」を披露。堂々としたパフォーマンスと熱い表情、そして菅田さんの持つ独特の世界感で、集まったファンを魅了した。そして歌い終わると、「ありがとうございます。菅田将暉です。デビューさせていただきましてうれしい限りで、ありきたりですけど、見たこともない景色です」と初ライブとCDデビューを迎えた感想を語った。続いて、カップリング曲「ばかになっちゃったのかな」を歌唱。さらに去年公開され、自身も出演した『何者』の劇中でも披露した「忘れらんねえよ」の「まだ知らない世界」のカバーを弾き語りで歌唱し、合計3曲を歌い上げた。また、菅田さんは主演作『帝一の國』が公開中。さらに今後も『銀魂』『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』『火花』『となりの怪物くん』などメインキャストで出演する映画の公開が続々と控えており、俳優・歌手として活躍する彼から今後も目が離せない。(cinemacafe.net)
2017年06月08日俳優の大泉洋、松田龍平、北川景子が1日、映画『探偵はBARにいる3』(2017年冬公開)の製作発表会見に登場した。同作はミステリー作家・東直己の「ススキノ探偵シリーズ」を実写化。2011年、2013年に映画化し、シリーズ第3弾となる。札幌・ススキノを舞台に、探偵・大泉と、その相棒・松田が様々な事件に関わっていく。今回のヒロインとして、北川が新たに加わることとなった。4年ぶりとなる新作に、松田が「大泉さんが忙しいから」と言い訳すると、大泉は「あなたこそ、連ドラ(TBS系ドラマ『カルテット』)やってるよね今?」と抗議。大泉は「なんで連ドラ受けるの!?決まってましたよねこっち」と責めたが、松田は「とにかくうれしいです。ありがとうございます」とかわしていた。2月中旬からの撮影に、大泉はなおも「本当に心配なのは松田くんのスケジュール」と不安げな様子に。「(『カルテット』が)『トリオ』っていうタイトルに変わるんじゃないか、なんとか残りの3人でやってもらうしかない」とドラマについて心配しながら、「アクションとかもあるので、『バイオリン弾いてんじゃねーよ』と私は思っちゃいますけど」と、訴えていた。大泉の心配に「大丈夫です」と主張していた松田だが、『3』の脚本の印象を聞かれると「ちょっとまだ読んでなくて……ドラマが忙しくて」と爆弾発言。大泉は「嘘でしょ!?」と驚愕し、「絶対言わないほうがいいよ! すごくないですか、この役者!!」と会場に訴えた。松田が「全体的になんとなく読んで。シンプルに面白さを凝縮した……」と言いつくろうと、大泉が「読んでないんでしょ!!読んでないのにやめてよ!!」と激しくつっこんだ。松田がさらに「『探偵』の面白さの原点回帰ですかね」と強引にまとめると、大泉は「なんで言おうとする!? 読んでないのに!!」と驚いた。オフマイクで「やばいやばい」と言う松田に、大泉は「まだありますから、じっくり読んでいただいて。面白いんですよ今回も」とフォロー。松田も「面白いんですよね」と読んだ体で頷いていた。
2017年02月01日「anan」2028号11/9発売は「大人の男2016」特集。今週の表紙は大泉洋さん。表紙撮影ストーリーを紹介します。表紙の素敵さにビビったあなたに、大泉さんのカッコよさをさらに熱弁!大人の男特集も今回で早くも3回目。西島秀俊さん、長谷川博己さんに続く表紙は、大泉洋さん!今回はじめてカバーを飾っていただくことになります。大泉さんがスタジオに入られて、さっそく衣装をご相談。「今回、こんな感じで…」と過去2号の『大人の男』のバックナンバーをお見せすると、「わかりました、できます!」と胸を反らせながらも、「あの、ちなみにこのタイトル(『大人の男』)、今回だけ急に変わったりしませんよねえ?」ととぼけてみせ、笑いを取るのも忘れません。「大丈夫です。最後に疑問符とかも、たぶん入りませんし!」私も胸を張って答えます。お着替えを済ませて登場された大泉さんを見たとき、カッコよすぎて腰が抜けるかと思いました、いや大げさではなく!私は『水曜どうでしょう』を録画して毎週見ていた人間で、大泉さんのことは「大好き!」なのですが、はっきり言って「カッコいい」という意識を持ったことが、あまりありませんでした(すいません!)。いつだってご本人が面白すぎて、まるで気取らないから危うく気が付きませんが、私は今回声を大にして言いたい。大泉洋さんは実はものすごくカッコいいんです!まずスタイルが良いです。長身で180センチメートル近くあります(これも意外じゃありませんか?)。そして立ち姿がすごく様になります。これは舞台をやっている人ならではの感じかもしれません。そしてお顔立ちも、非常にバランスが整っています。髪は、まあクルクルしていますが…それだって素敵です!というわけで、編集部の女子一同、撮影にうっとりしちゃったわけです。一方、大泉さんを囲むスタッフ、言ってみれば“チーム大泉”は、かなり男度が高い方ばかり。女性誌でよくお見かけする中性的な感じじゃなくて、「女心ってよくわかんねえんだよな~、ガハハハ!」とか言いそうな“骨太”な男性ばかり。そんな大人男子のなかで、中心にいて大きな笑いを取っているのが、大泉さんなのでした。TEAM NACSといい、大泉さんは男の人のチームのなかにいてつるんでいる感じがすごく似合うなあ、とそれもまた萌えた私でした。というわけで、とにかく素敵な大泉洋さんのお写真は、ぜひ誌面でご覧ください!インタビューも必見です。(S)
2016年11月08日映画『何者』の完成披露試写会が8月30日(火)に開催。佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之、三浦大輔監督が舞台挨拶に登壇し、劇場内に敷かれたレッドカーペットを歩いた。映画化され日本アカデミー賞最優秀作品賞にも輝いた「桐島、部活やめるってよ」で鮮烈な作家デビューを飾った朝井リョウの直木賞受賞の同名小説を映画化。一見、互いを励まし合い、協力して就職活動に臨んでいるように見える5人の大学生たちの葛藤や裏切り、彼らが自分が何者であるかを探し求めるさまを鮮烈にリアルに描き出す。この日、予定されていた舞台挨拶の前には屋外でのレッドカーペットイベントは、台風接近の報を受け、安全に配慮して中止になったが、劇場内にレッドカーペットイベントが敷かれ、佐藤さんらは客席通路の間を通り、観客と触れ合いながら、レッドカーペットイベントを歩いて壇上へ!登壇陣は、黒を基調にしたフォーマルな衣装に、それぞれ異なるカラーを挿し色に用いた粋なコーディネートで登場。佐藤さんは「現場で5人(=佐藤さん、有村さん、二階堂さん、菅田さん、岡田さん)でいることが多くて『ゴレンジャーじゃね?』『戦隊じゃね?』と話してたんです(笑)。こういう場で、同じ色の挿し色をすることは多いけど、『何者』の場合、役の個性がみんな違うので、色を変えて立った方が合うんじゃないかと思ってやってみました」と意図を説明した。ちなみに、佐藤さんは赤、有村さんはピンク、二階堂さんはオレンジ、岡田さんは紫、山田さんはゴールドだったが、異彩を放っていたのは“ミドレンジャー”を自任する菅田さん。黒のフォーマルの左足に緑色のスカーフを巻いており、佐藤さんから「君の生き様を表してて好き(笑)。足を折ったのかと思うけど」と茶々を入れられ、会場は笑いに包まれる。佐藤さん演じる拓人と菅田さん演じる光太郎はルームシェアしている友人で、有村さん演じる瑞月は光太郎の元カノ。だが、実は拓人は瑞月に想いを寄せており、微妙な三角関係が展開する!菅田さんは「大変でしたよ。みんなのタケルンよりもモテる設定ですから」とプレッシャー(?)を明かし「本読みに有村さんに『光太郎のどこが好き?』という愚問をしたら『まっすぐなところ』と言われて、あまり考えずにやろうと思った」と述懐。これに佐藤さんが「それはのろけ?」と再度ツッコミを入れると、菅田さんは「演技論です!」と返し、会場は再び、笑いがわき起こった。二階堂さんは、“意識高い系女子”の理香を演じており、キャスティングが発表されると、ネット上で「ピッタリ!」という声が続出したそう。二階堂さんは「ありがとうございます」と笑顔を見せつつ、自身との共通点は「意外となかったです(笑)」とふり返る。岡田さんは、理香の恋人で、就活からは距離を置いている隆良を演じており、役柄的には“一匹狼”的な立場。撮影について「僕は数日だったので、あまりみんなと話はしなかったので…」と語ったが、これに佐藤さんが「結構、遊んだ覚えあるけど、僕らとの思い出は忘れちゃったんだなぁ…」と噛みつき、岡田さんは慌てて「菅田くんと二階堂さんがとにかく元気で、その元気に巻き込まれてワイワイしてました(笑)」と思い出を語っていた。『何者』は10月15日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月30日俳優の大泉洋が4月23日に、都内で行われた主演作『アイアムアヒーロー』の初日舞台あいさつに登壇。日本公開を前に、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭をはじめ、海外の映画祭で旋風を巻き起こしており、「優秀な子どもを持った親の気持ち。初めて見たときから、世界に通用する作品だと思っていたので、とても誇らしい」と胸を張った。初日舞台あいさつ/その他の写真原因不明の感染が原因で理性を失い、人々を襲う謎の生命体ZQN(ゾキュン)が日本全土にパニックを引き起こす。舞台あいさつには大泉をはじめ、有村架純、長澤まさみ、吉沢悠、片瀬那奈、マキタスポーツ、塚地武雅、原作者の花沢健吾氏、佐藤信介監督が登壇した。撮影は約2年前に行われ、有村は「待ちに待った初日。やっと公開され、今はすごく嬉しいです」と喜びのコメント。「正直、怖いしグロイし魂が抜かれた気分。見終わった後はすぐに席を立てず、『この映画、大丈夫なのかな』って思ったほど」とその衝撃度を振り返った。また、ZQNと戦う看護師を演じた長澤は、「現場でZQN(の特殊メイク)が出来あがる様子を見るのが日課でした。私もZQNやりたいなと思いながら(笑)」と話した。佐藤監督は「日本映画にはめずらしい作品。やるからには、力いっぱいやろうと決めた」と自信のアピール。花沢氏は「3回見ましたが、やっぱり面白い。原作者としては嬉しい限り」と手放しで絶賛した。『アイアムアヒーロー』公開中取材・文・写真:内田 涼
2016年04月23日4月23日公開の映画『アイアムアヒーロー』の試写イベントが14日、東京・飯田橋の神楽座で行われ、主演の大泉洋が出席した。本作は、累計600万部を超える花沢健吾原作の同名漫画を『GANTZ』や『図書館戦争』シリーズを手掛けるヒットメーカー、佐藤信介監督が実写化。謎の感染によって人々が変ぼうを遂げた生命体"ZQN"(ゾキュン)から逃れるため、冴えない漫画家・鈴木英雄(大泉洋)の生き残りを掛けたサバイバルを描く。公開を間近に控えたこの日は、65人の"おネエ"や"ドラァグクイーン"を招き、「おネエ絶叫試写会&ティーチイン」と題したイベントを実施。試写会後に主演の大泉が登壇し、65人のおネエを前にして「胸がいっぱい。胸やけがする…」と笑わせながら「本当に感動しています。こういう光景はあまり見られないですから」と目を丸くし、「ド偉い方を集めましたけど、この映画、マスコミの方に見ていただく完成披露試写会をやってないんです。初めての試写がなんでおネエなの? 正しいサンプルが取れないじゃないですか!」とスタッフに注文をつける場面も。とはいえ、終始おネエたちを楽しませ、後半にはおネエたちの質問に応えるコーナーも。「普段は妄想します?」という質問に「やっぱり誰しもがあるんじゃないんですか? 良い妄想、悪い妄想。今日なんか出る前にどういうリアクションになるか妄想しましたよ。男だからエッチな妄想もしますし、メイクさんやスタイリストさんが時たま接近されるトキがあって、そのままチューされたらどうしよう?とか。この前、オードリーの春日俊彰さんが同じドッキリをやられていて、羨ましいドッキリだと思いました」と答えておネエたちを喜ばせた。そんな大泉が主演を果たした本作。スペインのシッチェス・カタロニア国際映画祭とポルトガルのポルト国際映画祭で観客賞ほか4冠、ベルギーのブリュッセルファンタスティック映画祭でグランプリを獲得するなど、世界三大ファンタスティック映画祭を制覇した。「最初にこの映画を見た時、世界基準だと思い、『映画祭に出してください』とお願いしました。正しく評価していただいたという気持ちですよ。ファンタスティック映画祭はホラーやサスペンスなどに限定したモノですが、3つで全部賞を獲ったということは、この世界で負けなしの映画ですよ」と胸を張った。映画『アイアムアヒーロー』は、4月23日より全国公開。
2016年04月15日現在開幕中のV・プレミアリーグ男子に出場しているほか、FIVBワールドカップバレーボール2015での活躍も記憶に新しい、柳田将洋選手(サントリーサンバーズ)。試合や練習に大勢のファンが詰めかける人気の秘密はどこにあるのだろうか。今回はマイナビニュース会員のうち「柳田選手が好き」という女性100人に、その好きなところを教えてもらった。Q.バレーボール・柳田将洋選手の好きなところを教えてください。○プレーに惚れた・「きめるところ」(48歳女性/東京都/学校・教育関連/クリエイティブ職)・「プレーが素晴らしい。バレーに真摯に向き合っている感じがする」(35歳女性/東京都/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「サーブが凄いところ」(32歳女性/愛知県/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)・「サーブの決まった瞬間がかっこいい感じがするんです。バシッと決まる感じが爽快です」(25歳女性/神奈川県/食品・飲料/技術職)・「瞬発力とジャンプ力に魅了されるから」(27歳女性/大阪府/団体・公益法人・官公庁/営業職)・「バレーがうまいところ」(25歳女性/宮城県/建設・土木/技術職(設計・エンジニア))・「良い仕事をするところ」(32歳女性/神奈川県/学校・教育関連/技術職)・「イケメンで、実力もあるところ」(29歳女性/東京都/ソフトウェア/技術職)○かわいい・「顔がかわいい」(26歳女性/愛知県/その他/秘書・アシスタント職)・「目がクリクリしてかわいい」(33歳女性/神奈川県/アパレル・繊維/販売職・サービス系)・「ちょっと童顔でかわいらしいところ」(24歳女性/山口県/食品・飲料/専門職)・「かわいらしさを備えたイケメン」(27歳女性/茨城県/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「さわやかで笑顔がかわいい」(33歳女性/京都府/金属・鉄鋼・化学/技術職)○スタイルがいい・「細身なのに強いとこ」(27歳女性/埼玉県/金融・証券/営業職)・「色白ですらっとしているところ。ジャンクスポーツでの話がうまかったところ」(23歳女性/埼玉県/金融・証券/販売職・サービス系)・「たくましいところ」(27歳女性/広島県/情報・IT/事務系専門職)・「華奢」(31歳女性/愛知県/食品・飲料/技術職)・「背が高くてバランスがいい」(26歳女性/北海道/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)○真面目な性格・「真面目そうなところ」(47歳女性/岩手県/医療・福祉/専門職)・「自分に厳しそうなところ」(31歳女性/福岡県/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「とても一生懸命で負けず嫌いそうなところがかっこいい」(29歳女性/埼玉県/医療・福祉/専門職)・「ストイックなところ」(29歳女性/北海道/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)○親しみが持てる・「やさしそう」(40歳女性/愛知県/学校・教育関連/その他)・「自然体で、近くにいそうな雰囲気」(32歳女性/東京都/食品・飲料/事務系専門職)・「身近にいそうな雰囲気だから親しみが持てる」(35歳女性/岡山県/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)○その他・「チームワークを大切にするところ」(29歳女性/東京都/医薬品・化粧品/事務系専門職)・「爽やかなのに芯が強いところ」(32歳女性/千葉県/その他/事務系専門職)・「自分のミスで点を取られても必ず自分で取り返そうと闘志を燃やす様子が伝わって来る」(39歳女性/東京都/運輸・倉庫/技術職)・「若々しくて見ていて元気が出そう」(50歳以上女性/北海道/商社・卸/販売職・サービス系)「かっこいい」の声が圧倒的多数を占めた、今回のアンケート。「きめるところ」「サーブが凄いところ」「サーブの決まった瞬間がかっこいい感じがするんです。バシッと決まる感じが爽快です」などのコメントが寄せられた。「イケメン」「笑顔がかわいい」「色白ですらっとしている」とそのルックスに注目する声も。また、「自分のミスで点を取られても必ず自分で取り返そうと闘志を燃やす様子が伝わってくる」「とても一生懸命で負けず嫌いそうなところがかっこいい」「チームワークを大切にするところ」などバレーボールに対する姿勢についての声もあった。調査時期: 2015年11月20日~22日調査対象: マイナビニュース会員(柳田将洋選手が好きな女性限定)調査数: 100人調査方法: インターネットログイン式アンケート※写真と本文は関係ありません
2015年11月30日日本郵便九州支社は11月2日、「福岡ソフトバンクホークス 柳田悠岐選手『トリプルスリー達成記念』」フレーム切手セットを発売する。九州の郵便局(一部の簡易郵便局は除く)、郵便局のネットショップ(郵便局ウェブサイト内)で申し込み受付を開始する。この切手セットは、福岡ソフトバンクホークス 柳田悠岐(やなぎた ゆうき)選手のトリプルスリー達成を記念して作成された。トリプルスリーとは「打率3割以上・本塁打30本以上・盗塁30個以上」の成績を記録することで、日本プロ野球80年の歴史上、この記録を達成した選手は、わずか8名。切手セットには、トリプルスリーを達成した柳田 悠岐選手の、今シーズンの活躍シーンを収めた切手シート(52円切手×10枚)をプレミアムホルダーに収め、プレミアムポストカード(10枚)を合わせた。価格は3,330円(送料・税込)。受付期間は、郵便局窓口での申し込みは11月2日~2016年1月29日、インターネットでの申し込みは11月2日~2016年1月31日。11月2日~12月11日申し込み分は2015年1月12日から順次、10日以内で届く。12月12日以降の申し込み分は、2015年2月28日から順次、10日以内で届けるという。予定数を上回る申込みがあった場合は、時間がかかる場合がある。
2015年11月01日セガフレード・ザネッティ・エスプレッソ・ワールドワイド・ジャパンは10月6日~11月2日、「ティーカプチーノ ~洋ナシとカスタードのタルト~」(税込480円)を全国の「セガフレード・ザネッティ・エスプレッソ」店舗で期間限定販売する。同商品は、洋ナシを使ったタルトをイメージした紅茶のカプチーノ。エスプレッソのように濃く抽出した紅茶と、きめ細やかなミルクフォームが生み出したリッチなテイストが味わえる。トッピングのクラッシュビスケットの香ばしさとマシュマロの甘さがアクセントとなり、香ばしいタルトのような味わいを生み出しているとのこと。
2015年10月01日「出来上がりを観て、原田監督は本当に天才だなと思いました」と手放しの感想を漏らす大泉洋。原田眞人監督の『駆込み女と駆出し男』で、大泉は“駆込み女”たちと出会う主人公の“駆出し男”中村信次郎に扮し、圧倒的なスピードのセリフ回しやコミカルさだけでなく、人を包み込むような穏やかな魅力をいかんなく発揮している。本作を「何かを迷っている人にとっては背中をひと押しされる感覚があるんじゃないですかね」という大泉に話を聞いた。その他の写真原案は井上ひさしの時代小説。江戸時代、離縁(離婚)したい妻は、幕府公認の寺・東慶寺に駆込んだ。まず行われるのは離縁調停人による聞き取り調査。御用宿の源兵衛(樹木希林)のもとに居候することになった、見習い医者かつ駆出し戯作者の信次郎は、そこでさまざまな事情を抱えた女たち(戸田恵梨香、満島ひかり)と出会う。原田監督と初めて組んだ大泉は現場を次のように振り返る。「監督はワンシーンを止めずに撮るスタイルなんです。とにかくお芝居の勢いを大事にする。ルールは、どれだけ間違っても芝居を止めないでという点だけ。気持ちが繋がりやすいので、やっていて楽しいですよ。ただ長いシーンの頭から最後までを何回もやる必要があるので、体力的にはキツイですけど(笑)」。かなりの尺を回した感覚があったが、完成した作品を観てビックリしたという。「とにかく展開が速い。セリフ回しも速いし、編集のテンポもすごく速い。まるでジェットコースターに乗っているような感覚。時代劇にそういうイメージがなく、撮影の感覚では、この映画、4時間になるんじゃないかと思うくらいだったんですけど、監督は最初から、2時間ちょっとだと話されていました。編集の妙というんでしょうか。本当に素晴らしくて。美しい景色はゆっくり見せてくれるし、テンポが速いところは畳みかけてくる。その緩急がとっても気持ちよかったですね」と笑みを見せた。自らを、「(舞台挨拶などで)人前に立つからには笑わせたいんですよね。面白いから人前に立っているんだという人でありたいんです。そこはちょっと純粋な役者の方とは考え方が違うかもしれません」と語る大泉洋だが、今や“しゃべり”だけでなく、皆が認める一級の俳優なのは説明不要。むしろ役者・大泉からは笑いというより、人の温かみや“可笑しみ”、さらにはペーソスまでが感じられる。観る者を笑わせ、泣かせ、引き込み、感動させる。その快進撃は留まるところを知らない。『駆込み女と駆出し男』公開中スタイリスト:九(Yolken)、ヘアメイク:西岡達也(vitamins)取材・文・写真:望月ふみ
2015年05月18日ここ数か月、朝のお茶の間を最もイライラさせている男。NHKの連続テレビ小説「まれ」のダメな父親が見事なまでに板についている大泉洋。15分という短い時間の中で“きっちりと”視聴者の怒りの炎に油を注ぎつつ、その流れでヒロインや周囲の人間を心配、応援する気持ちにさせてしまうのは、この男の高い演技力があってこそである。そんな大泉さんが、ドラマとは打って変わって、ダメ男たちから逃れてきたワケありの女たちを救うヒーロー(?)を演じているのが映画『駆込み女と駆出し男』である。2010年にこの世を去った人気作家・井上ひさしが晩年に11年をかけて紡いだ小説「東慶寺花だより」を原案にした本作。実は現代よりも離婚の数が2倍もあったと言われる江戸時代、離婚を望む女たちのための駆込み寺となっていた鎌倉・東慶寺に集った者たちの笑いと涙のドラマを描き出す。大泉さんが演じるのは、離婚を望む女たちを一時的に預かる御用宿「柏屋」で“離婚調停人”を務める信次郎。見習い医者であり戯作者でもある信次郎は、様々な事情や過去を抱える女たちと接し、彼女たちを助けていくのだが、目を瞠るのは大泉さんの“受け”の芝居。戸田恵梨香、満島ひかりらが演じる女性キャラクターの個性、その魅力が大泉さん演じる信次郎とのやりとりの中でグイグイと引き出されていくのが分かる。先述の朝ドラの「まれ」然り、とぼけたコミカルな芝居で自身も存在感を放ちつつ、共演陣のキャラクターを浮かび上がらせるのは、この男の“本領”とも言えるが、当人は「意識してやっているわけではない」という。「僕自身は、満島さん自身を立たせてあげようという思いで芝居するわけではないです。単純に“役”としてですね。満島さんが演じて出来上がった“お吟”さんという女性がいて、この人と対峙した信次郎がどうなるか?というだけで、あくまで映画としてそのシーンを成立させるためにどうすればいいのか?を考えます。だから相手のお芝居を見るまでは事前に自分の芝居を固めることもないですね。結果として共演者の“役”がシーンの中で立てばいいなとは思ってます」。一方で、信次郎の憎めないキャラクターが生き生きと浮かび上がってくるのが、「柏屋」の主人・源兵衛を演じた樹木希林や番頭の妻・お勝を演じるキムラ緑子らベテラン女優とのシーン。大泉さんはまず、樹木さんとの共演について「すごいとしか言いようがない。人間国宝を見ているようだった」と振り返る。「こんな機会はめったにないという気持ちで(樹木さんの芝居を)見てましたね。何を言っても面白くておかしみがある。人間国宝の落語を聞いてるようで、特に何って面白いことを言っているわけじゃないはずなのになぜか面白い。でも決めるところはしっかりと決めて、シリアスなお芝居もされるんです。現場は本当に和気あいあいとしてて、とにかく寒いからみんなで集まって火にあたるんですけど、そういう時の希林さんの話は、わりとゴシップが多いんです(笑)。あとはモノマネですね…。やたら似てるし最高に面白いんですけど、非常にブラックなモノマネ――メディアでは話せないものばっかりなんですけど(笑)」。メガホンを握ったのは『クライマーズ・ハイ』や『わが母の記』などで知られる原田眞人監督。これが時代劇初挑戦であり、大泉さんとも初タッグとなった。「撮影中は言ってくれず、その後のキャンペーンを一緒に回っている時に教えてくださったんですが、原田監督は井上ひさしさんの原案小説を読み終える頃には『信次郎役は大泉くんしかいない』と思っていたそうです。僕が喋りまくる『ドレッサー』という舞台(作・演出:三谷幸喜)があるんですが、それを見てくださって『大丈夫だ』と。現場でも原田監督からお芝居に関して『もっとこうして』というお話はほとんどなかったですね。『ゴチャゴチャ言うより、大泉くんに好きにやってもらった方がいいと思ってた』と仰ってました」。大泉さんにとってはNHK大河ドラマ「龍馬伝」、映画『清須会議』に続く時代劇出演。キムラさんと2人で話し合いながら、稽古を重ねて作り上げたという狭い布団部屋でのシーンなどを例に挙げ、大泉さんは原田監督の現場を「舞台の稽古的」と評する。「『龍馬伝』で大友(啓史)監督の演出を経験していますが、共通するところがありましたね。ワンシーンを止めずに撮り続ける。カメラを据え置いて『ここからここまでのカット』という撮り方ではなく、とにかくお芝居の勢いを大事にする。『龍馬伝』で大友監督と会った時に、非常に面食らったんですが、その経験があったから今回は面食らわずにいられました。カメラがどう動くか分からない中で、役者は縦横無尽に動いて好きにやっていい。ルールはひとつ、どんなに間違っても芝居を止めないこと。(この手法は)役者にとっては2つの面があって、楽しいことは楽しいんです。止めないので気持ちは繋がりやすいし、『前のカットでこれを右手に持っていたので…』といった細かい部分を気にしなくていいので気持ちよく演じられます。その代わり、そのワンシーンを何度も演じないといけないんです。どこをどう繋いで編集するのか分からないので、頭から最後まで何度もやる。体力的にはすごくキツかったですね」。芝居の勢い、役者の息吹を大切にしつつ、巧みな編集で繋ぎ合わされて完成した本作に大泉さんは驚きを覚え「これまでにない時代劇」と言うべき面白さを感じたという。「とにかくビックリしましたね。展開が早くて。実際のセリフ回しも速いんですが、編集のテンポも速いのでジェットコースターのよう。時代劇と言うと、じっくりゆっくり進むというイメージだったので…。撮影当初は4時間になるんじゃないか?というくらいの量があったんです。でも監督は『2時間ちょっとだ』とおっしゃられていて『どうやって?』と思ってたんですが…。決してバッサバッサとシーンを削ってるわけでもないし、映像をきれいに見せるところはゆっくりときれいに見せてくれる。編集の妙と言いますか、早いところは畳みかけてきて、緩急が気持ちいい作品。原田監督は本当に天才だなと思いました」。戯作者の卵である信次郎は、“離婚調停人”という役回りを人間を知る絶好の機会、ドラマの宝庫と捉えつつも、いざ仕事を始めると、時に命の危険も顧みず、女たちのためにあれやこれやと世話を焼く。あふれんばかりのサービス精神は、大泉さん自身とも重なる…いや、むしろこれこそ、この男を語る上で欠かすことのできないポイントである。大泉さんが出席した記者会見やイベントのニュースがポータルサイトのトップに掲載され、多くのアクセスを記録することがいかに多いか!「人気俳優だから」というだけが理由ではない。時に共演の女優からネタにされ、些細な発言をツッコまれ、イジられつつ、それが大きなニュースとなる。「常に“面白い人”でありたい。僕が人前に出た時に考える事は単純に笑って帰ってほしいってことだけなんです」――それが大泉洋のスタンスである。「人前に立つからには笑わせたいんですよね。『面白いから人前に立っている』という人でありたい、そこは純粋な役者さんとは考え方が違うのかもしれません。『面白かったね、大泉』と笑ってお客さんに帰ってほしい。以前『東方神起』のライヴを見に行ったんですが、トークがすごく面白くて、韓国の人なのに日本語でしっかり笑いを取ってるんです。そこで何を思ったかというと、僕が韓国語を話せたら、韓国人だって笑わせられるんだということ。それをマネージャーに言ったら『それは韓国語を覚えて韓国映画に出たいって話じゃないんですか?』と。確かに、そうは思わなかったんですよねぇ。咄嗟に思ったのは“韓国人を笑わせたい“だったんですよね(笑)。やっぱり根っこにあるのは『人を笑わせたい』ってことなのかな笑)」。ヘアメイク:西岡達也(vitamins) Nishioka Tatsuyaスタイリスト:九(Yolken) Kyu(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:駆込み女と駆出し男 2015年5月16日より全国にて公開(C) 2015「駆込み女と駆出し男」製作委員会
2015年05月15日小さな町で起こる“奇跡の瞬間”と愛に満ちあふれた感動の物語『トワイライト ささらさや』。主演の大泉洋さんのインタビューをお届します。──鑑賞直後にインタビューということで、号泣されていたらどうしようかと思っていたんですが……。大泉:ご多分に漏れず、泣いてしまいました。深川さんの映画はだいたい泣いちゃうんですよ。監督が泣きなさいと言っているところで全部泣いてしまいましたよ(笑)。ダイヤくんの本当の気持ちをエリカさんが知るところ、ユウタロウとサヤの今生の別れ、それと最後の回想シーンですよね。回想シーンの10分ぐらいずっと泣いてしまいました。──回想シーンはセリフがありませんが、脚本はどういうふうに書かれていたんですか? 大泉:要するにト書きだけですね。こういうことがあって、という。台本をいろいろ直す段階から私は読ませていただいていて。父親の描き方が難しくて、私もいろいろ意見を出させてもらって、そこがどんどん厚くなっていったんですね。撮影に入ってからも父親のパートは厚くなっていったんじゃないですかね。石橋(凌)さんは大変だったと思います。石橋さんが監督に“今日の降水確率は何%ぐらいですか?”とよく聞いてらっしゃって。つまり、どれぐらい泣かないといけないのかということです(笑)。“70%ぐらいでしょうか”と監督が答えて。石橋さんは現場に来るたびに泣かなくちゃいけないっておっしゃられていてました。でも、やっぱりその父親のパートはこっちも泣けるんですよねぇ。──最初から落語家の設定だったのでしょうか? 大泉:そうです。私がいろんな人に乗り移っていくという話において、大変よくできたからくりだなと思いました。私がその声を演じるならわかりやすいですけど、私が乗り移ったという設定で小松(政夫)さんや富司(純子)さんが演じられるというのは、難しいですよね。そこをわかりやすくするために、落語家の口調にするというのは、よくできたアイディアだなと思いました。乗り移ったことを表現するのに最適な設定だなと。高座の時だけでなく、ふだんもわりと落語家の口調にするということでうまくいったと思います。──乗り移ったシーンの出来上がりはいかがでしたか? 大泉:いやー、素晴らしかったですね。どうしても僕のセリフは早いですからね。落語家さんは立て板に水みたいなイメージもありますし。私はペラペラとしゃべるもんですから、それを小松さんや富司さんのようなお年の方があのセリフ回しをするのは大変だったろうなって思いました。ダイヤくんにいたっては、アッパレの一言ですね。また天才子役が生まれちゃったなと思いました。蒼くんは表情まで似てましたもんね。撮影の時に言われたんですけど、“今、日本で一番大泉さんを見てます”って。毎日毎日僕が演じたDVDを観ていたそうです。イケメンなのによくあんなおもしろい表情ができるなって思いました。驚いた時の表情とか、よく私の特徴を捉えているなと感心してしまいました。──お気に入りのシーンはどこでしょうか? 大泉:新垣(結衣)さん演じるサヤが連れ去られた子供を取り返して、“私はこの子の母親です”とユウタロウの父親に啖呵を切るシーンはグッときましたね。──新垣さんの印象は? 大泉:ものすごく落ち着いた方なんですよね。冷静に役をしっかりと考えて演じられていると思いましたね。赤ちゃん役の子との相性の問題もあるじゃないですか。相手は本当に何ケ月かの赤ちゃんですから。私は撮影の最初と最後に参加して、真ん中がっつりと空いていたんですね。後半参加した時、赤ちゃんの扱いがすごく上手になられているのを見て、撮影が大変だったんだろうな、本当にお母さんのように扱えるようになったんだなと、すごく印象に残りましたね。──すんなり夫婦役になりきることはできましたか? 大泉:そうですね。年はけっこう離れているんですけど、そんなに違和感はなかったですね。何度も言いますけど、すごく落ち着いた方でしたからね。CMなんかで踊っている、常に元気なイメージを持っていたんですけど、初めてお会いした時にすごく落ち着いた大人の女性だなと思ったんですよね。くだらない話をいっぱいしていたんですけど、くだらなすぎて覚えてないんですよね。最後の別れのシーンはまるまる一日かけて撮ったんですけど、新垣さんの素直な涙に助けられました。こんな奥さんと子供を残して死んじゃいかんなと。私にも奥さんと3歳の娘がいますんで、素直に涙が出ましたね。──この作品の良さをアピールするとしたら? 大泉:誰にでも安心して観てもらえる作品かなと思います。日本中の人が好きな物語がそこにあるって感じですよね。鉄板じゃないですか。娯楽として必要なものが全部ある。幽霊ものとくくると怒られるかもしれませんけど、亡くなった人が成仏できずに近くにいるという話は絶対泣けますからね。私もすごくやられてしまいました。コメディとしてもすごく質がいいと思います。──ちなみに、亡くなっている人の役は初めてですか? 大泉:そうですねぇ、初めてですね。死んじゃってるのに出てるというのは(笑)。今後もなるべく亡くなっている人の役をやっていきたいということはないですけど(笑)。昔、ねずみ男という妖怪の役はやったことがあるんですけど、あれがお化けなのかどうか、私にはわかんないです(笑)。幽霊は成仏という結末があるものですからね、泣けますよね。演じていてその切なさを感じていたので、そういうのはクセになるところがあるかもしれないですね。映画『トワイライト ささらさや』は11月8日(土)より公開 公式サイト
2014年11月04日映画『トワイライト ささらさや』の完成披露試写会が10月28日(火)に開催されたが、上映前の舞台挨拶に加え、上映後にも主演の新垣結衣、大泉洋、深川栄洋監督が再び壇上に姿を現し、映画を観終えたばかりの観客の喝采を浴びた。新垣さんが初の母親&妻役に挑戦した本作。夫を亡くし、生まれたばかりの赤ん坊と新しい生活を始めたさやと彼女の周囲の人々に乗り移りながら彼女の成長を支える死んだ夫のユウタロウの姿を描く。上映後、壇上にはピアノが用意され、本作で音楽を担当した平井真美子さんの演奏で劇中音楽が会場に響き渡る中、後方より客席の間を通って新垣さん、大泉さん、深川監督が再登場。サプライズ演出となったが、800人の観客は拍手で3人を迎えた。新垣さんが「いかがでしたか?」と客席に問いかけると再び大きな拍手。新垣さんは「(映画を)どう感じてもらうかは、こちらが決めることではないと最近、思うようになりました。みなさんが2時間の中のどこの何を感じるのか?お任せしようと思ってましたが、私の『どうでしたか?』という問いかけに拍手を返していただけました。これ以上のことはないです」と嬉しそうな笑みを浮かべて力強く語った。大泉さんは、“乗り移る”役柄にちなんで、上映前の舞台挨拶で「もしも誰かに乗り移るなら?」と聞かれ「映画会社の社長に乗り移って、僕のギャラを上げたい」と語っていたが、久々に観たという映画本編、観客の温かい反応、そして平井さんの奏でる美しいピアノの音色で汚れた(?)心が洗われたのか「自分を恥じています…(苦笑)」と反省しきり。「ギャラはいりませんとこれから言おうと思います!」とまで語り、会場の笑いを誘っていたが、本心から感動したようで「訳も分からず泣きそうになりました」と目を少し赤くして語っていた。新垣さんは改めて、これから映画を観る人に向けて「私がこの映画を観て一番感じたのは、一生懸命生きるっていいなってこと。一生懸命生きていこうと思ったし、これまで26年生きてきた時間もキラキラしていたんだと気づかされました。みなさんにとってもこの映画が、そうしたきっかけになれば」と呼びかけ、会場は再び熱い拍手に包まれた。『トワイライト ささらさや』は11月8日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トワイライト ささらさや 2014年11月8日より全国にて公開(C) 2014 映画「トワイライト ささらさや」製作委員
2014年10月29日映画『トワイライト ささらさや』の完成披露試写会が10月28日(火)に開催され、主演の新垣結衣をはじめ、大泉洋、中村蒼、小松政夫、富司純子、子役の寺田心くん、そして深川栄洋監督が舞台挨拶に登壇した。加納朋子のベストセラー「ささら さや」の映画化。息子を生んだばかりで夫に先立たれたさやが、風変わりな町の人々に支えられて成長していく姿と、死んだはずの夫のユウタロウが、他人の体に乗り移ってさやと息子を見守るさまを描いた、現実とファンタジーの交錯したドラマが展開する。キャスト陣が姿を見せると客席からは黄色い歓声がわき起こったが、大泉さんは、主演の新垣さんに大きな声援が飛ぶことは理解しつつも、心くんに「かわいい!」との声が集中したことに納得がいかない様子。「私だって子どもの頃はあれくらいかわいかったんですが…」と仏頂面で負け惜しみを口にし、いきなり会場を笑いに包む。挨拶でも心くんが、なんともかわいい声で「はい!よろしくお願いします」と受け応えをし声援を受けるが、大泉さんは「調子に乗るなよ!おれだってそうやれば『かわいい』って言われるんだ」とライバル心を露わにする。新垣さんは本作で母親役、そして妻役に初めて挑戦したが「私を知っている方は学生服姿の新垣結衣の方がイメージしやすいと思うので、そう(=母・妻に)見えるか不安はあったけど、成長していく役なので、気負わずに成長していければと思いました」と語る。大泉さんは、すぐに亡くなってしまうとはいえ新垣さんの夫を演じたことについて「新垣さんと夫婦役ってだけで、この仕事を受けたようなもの」と語るが、新垣さんは「普段からこちらの伝えたいことをくみ取ってくださる方なので、夫婦の近い距離を出せたと思います」と充実の表情を見せた。中村さん、小松さん、富司さん、心くんは、大泉さんが演じる死んだユウタロウが乗り移る役をそれぞれ演じたが、中村さんは、大泉さんの動きや表情を事細かに研究したそう。大泉さんは「僕の顔を見たら、うんざりって顔されました(笑)。僕が乗り移った時から、このイケメンがブサイクに見えるんですよ!」と苦笑交じりに中村さんの演技を称賛する。同様に大泉さんは、自身が乗り移った富司さんの演技についても「あんな下品な富司さんは見たことない(苦笑)!」と絶賛。深川監督も、普段は美しく上品で優雅な富司さんに大泉さんそっくりの芝居をさせることへの葛藤を明かしつつ「普段の富司さんの3倍か4倍汚く見せています!」と語り、笑いを誘っていた。心くんもこどもながらに大人のユウタロウが乗り移った演技を見せているが「乗り移られちゃいました!カッコよく大人みたいにコップを回すのが難しかったです」と語りつつ、セリフを覚えるのは大変だった?という質問に「簡単でしたね」とあっさりと答え、大物ぶりを発揮し、会場は再び笑いに包まれた。『トワイライト ささらさや』は11月8日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トワイライト ささらさや 2014年11月8日より全国にて公開(C) 2014 映画「トワイライト ささらさや」製作委員
2014年10月28日2012年公開の『しあわせのパン』に続き、大泉洋が三島有紀子監督とのタッグを組んだ『ぶどうのなみだ』が好評を博している。北海道・空知(そらち)のワイナリーで綴られる本作でヒロインを務めたのはシンガーソングライターの安藤裕子。大泉と安藤が改めて本作について語った。その他の写真かつてはクラシックの世界で指揮者として活躍するも、いまは故郷でワイン作りに勤しむアオ。弟と暮らす彼の元へ、不思議な魅力を放つエリカという女性がやってきて、彼らの生活に新たな風を吹き込んでいくが…。大泉が演じたアオはストイックなまでにワイン作りに打ち込み、笑顔を見せない男。「最初に三島監督に連絡をいただいたときはメールに『今回はとても寡黙でメチャクチャストイックな役です』とあって、内心『また喋らない役か…』と思いました。『しあわせのパン』の時も寡黙な男でしたし…」と苦笑交じりに振り返る。一方の安藤もエリカという女性に対し「役柄で言うと自分からは少し遠い印象を持った」と明かす。「エリカの怒りや感情をガッと表に出す感じが私がこれまで生きてきた道筋にはなかった部分。歌うようになって私も激しい感情は出すようになったところはあるけど、それはあくまで人前に立つ安藤裕子が持つもの。どちらかというと自分の母親にエリカに近いものを感じましたね。感情の起伏が大きく、ケタケタと笑って包み込み、勝手に料理を人にふるまうようなところもうちの母親のようだなと感じながら読んでました」。2度目のタッグとなった三島監督について大泉は「今回で“三島ワールド”と言えるものが確立したと思います」と語る。それは自身が生まれ育った北海道とも深いつながりを持っている。「やはり、北海道をこんな風に、ある種のファンタジーの世界のように描いてくれる人はいないし、普段の僕にない部分を引き出してくれる。いままで会ったどの監督とも違う感覚を持ってらっしゃる方だと思います」と絶大な信頼を寄せる。音楽の世界で生きる安藤だが、エリカという役は決して音楽に特化された役ではない。異質の世界に触れたことで大きく刺激される部分があったよう。「自分になかった強さや女性性――いや、それは自分の根っこに埋まっていたんでしょうが、それを引き出していただけたと思います。エリカとして生きることで、彼女の強さや経験が自分にプラスされた気がしています」人と土地。じっくりと魅力を引き出し、醸造して完成した物語を味わってほしい。『ぶどうのなみだ』公開中※取材・文・写真:黒豆直樹
2014年10月17日この秋冬、日本映画界は“女装”がブームのようだ。しかも、正統派イケメン・岡田将生(25)、美少年系イケメン・菅田将暉(21)、そして個性派イケメン・安田顕(40)と、タイプの異なる人気俳優たちが、新作映画で女子顔負けの女装を相次いで披露している。その美しすぎて罪(?)な、彼らの女装姿に迫った。まずは、今年、『偉大なる、しゅららぼん』『オー!ファーザー』と主演映画が続き、出演ドラマ「ST赤と白の操作ファイル」が映画化へ、そして11月、蜷川幸雄演出の「皆既食-Total Eclips-」では若き天才詩人ランボー役で、舞台初挑戦にして初主演を果たす岡田さん。11月22日(土)公開の『想いのこし』で岡田さんが演じるのは、頭の中には“カネと女”しかないというダフ屋・ガジロウ。甘いマスクで女の子を口説き落としてはチケットを売りさばく、という最低のダメ男だ。しかし、彼がきっかけとなった交通事故で、ユウコ(広末涼子)、ルカ(木南晴夏)、ケイ(松井愛莉)の3人のポールダンサーと、そして運転手のジョニー(鹿賀丈史)が死亡してしまう。さまざまな理由で現世に未練があるため、幽霊となった彼らは、ガジロウを使って、のこした“想い”を遂げようとするのだが…。「あなたには、私たちにできないことをしてもらう義務がある」と言い放つ、広末さん演じるユウコの言葉どおり、岡田さんは、ドラマ「昼顔」で注目を集めた木南さん演じるルカの身代わりとなってウェディングドレスの花嫁姿に!しかも、あろうことか、花婿とキスまで!さらに、広末さんとのポールダンスのシーンでは、コテコテの“夜顔”メイクで華麗なダンスを披露。ポールに対して90度になる反りっぷりも見事な、美しいけど、ちょっぴり筋肉質な女装ダンサーと相成っている。続いて、『共喰い』で各賞を席巻した昨年に引き続き、今年も出演した呉美保監督の『そこのみて光輝く』がモントリオール世界映画祭で「最優秀監督賞」を受賞し、さらに第87回アカデミー賞「外国語映画賞」部門の日本代表作品にも選出された菅田さん。「仮面ライダーW」での鮮烈デビュー以降も、連続テレビ小説「ごちそうさん」の坊主頭から、『闇金ウシジマくん Part2』、2015年公開の『チョコリエッタ』『暗殺教室』まで、さまざまな役柄を巧みに演じ分けている若き実力派の菅田さんだが、能年玲奈主演で東村アキコの人気コミックを実写映画化する『海月姫』(12月27日公開)では、驚異の“美”女装姿に。その、もはや嫉妬レベルの女装美男子ぶりには、原作者の東村さんまでも「本当にキレイ」「奇跡のキャスティング」と太鼓判。原作ファンからも、ネット上で「カワイイ!」と絶賛の声を集めている。菅田さん演じる蔵之介は、“クラゲオタク”の能年さんほか、“鉄道オタク”の池脇千鶴、“三国志オタク”の太田莉菜、“和物オタク”の馬場園梓(アジアン)、“枯れ専”の篠原ともえ、といった個性豊かなオタク女子集団・“尼~ず”たちが暮らす男子禁制アパートに、おしゃれ女子の“蔵子”として入り込む。有名政治家一族の次男ながら、ファッションの世界で生きることが夢という蔵之介は、筋金入りのオタク女子たちを懐柔しながら、奇妙な友情関係を築いていくらしい。ここに、蔵之介の兄で女性恐怖症の童貞エリート・修(長谷川博己)がどう絡んでいくのか、いまからも楽しみだ。最後は、映画に、ドラマに、舞台に、「TEAM NACS」の垣根を越えて個人でも活躍著しい“ヤスケン”こと安田さん。今週末10月4日(土)に公開となる『小川町セレナーデ』では、なんとオカマダンサー・エンジェル役で女装姿を披露。「TEAM NACS」のメンバー、大泉洋が『ぶどうのなみだ』で、美人シンガーソングライターの安藤裕子を相手役に寡黙な男を演じ、戸次重幸が小島聖、酒井若菜と繰り広げた不倫ドラマ「エンドレスアフェア~終わりなき情事~」が劇場版になるという中、安田さんは昔、“男女の関係”にあった女性と、2人の間に生まれた娘のためにひと肌脱ぐことになる、オカマパブのスターダンサー役を好演する。借金のため、閉店の危機に陥った真奈美(須藤理彩)が経営するスナック。隣町でオカマバーが大人気であることを知った娘・小夜子(藤本泉)は、自らオカマのフリをして “偽オカマバー”を開き、再起を狙おうとする。実は小夜子の父親であり、カリスマ・オカマダンサーとして小夜子や真奈美を手取り足取り指導することになるのが、安田さんが扮するエンジェルだ。ちょっぴり変わったカタチではあるものの、安田さん演じるエンジェルと、等身大の母親役がハマる須藤さん、映画『アオハライド』の公開も控える次世代女優・藤本さんの家族は、きっと見事な化学反応を起こしてくれるに違いない。さて、あなたのお好みはどの“女装男子”?(text:cinemacafe.net)■関連作品:海月姫 2014年12月27日より全国にて公開(C) 2014映画『海月姫』製作委員会(C) 東村アキコ/講談社小川町セレナーデ 2014年10月4日より全国にて公開(C) 2014「小川町セレナーデ」製作委員会
2014年10月02日人気芸人・劇団ひとりが監督デビューを飾った『青天の霹靂』の初日舞台あいさつが24日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、ひとり監督と主演の大泉洋が出席した。原作はひとり監督の同名自著で「これだけ長い歳月を、ひとつの作品にかけるのは初めて。皆さんの力を借りて、成し遂げることができた」と感無量。一方、大泉は「これだけの才能の目の当たりにすると、自分でもやりたくなる」と監督業に意欲を見せた。『青天の霹靂』舞台挨拶その他の写真天涯孤独で売れないマジシャン・晴夫(大泉)が、40年前の浅草にタイムスリップし若き日の両親と出会い、自分の出生の秘密を知るという物語。ひとり監督は、晴夫の父でやはり無名のマジシャン・正太郎役で出演もしている。封切りを前に、ひとり監督と大泉は揃って大々的な全国キャンペーンを敢行し「作品が素晴らしいので、その分、宣伝もものすごく頑張りました」(大泉)。ひとり監督は「キャンペーンではお世話になりまして、正直一緒にいると落ち着く。でも各地でおいしいものを、たっぷり食べさせられまして、体重が3キロも太った」と恨み節。現在、健康飲料のCMに出演中とあって「これじゃ、契約切られそう」と冷や汗を流していた。最後に大泉は「自分で観ても、清々しい涙が出た作品。音楽の入れ方とか、センスも良かった」と改めて作品を絶賛。ひとり監督は「最初で最後のつもりで、1分1秒こだわり抜いた。次回ですか?撮れるならぜひ」と意欲を燃やしていた。『青天の霹靂』公開中取材・文・写真:内田 涼
2014年05月24日女性型肥満は「洋なし型肥満」です。下半身に脂肪がたまり、洋なしのように膨らむため、そのように言われています。下半身痩せは女性の永遠のテーマですよね。ダイエット方法は、性別・年代によって、気をつける点が異なりますが、女性は男性よりも痩せにくいのです。その原因は「女性ホルモン」。下半身に脂肪がたまりやすい「洋ナシ型肥満」の原因は、実は女性ホルモンにあるのです。■下半身太りと女性ホルモンの関係女性は妊娠に備えるため、下半身に皮下脂肪を蓄える必要があります。また、ある整体師の方は、女性の若さの判断は「ヒップの張りにある」と話されていました。つまり「下半身がふくよか」ということは女性の証ともいえるのです。そう考えると悩ましい太い足や大きなお尻も、それなりの理由があり、痩せる必要がないともいえます。しかしスラッとした美脚に憧れるのも女心ですよね。そこで今回は、お風呂で簡単に足の浮腫をとるマッサージをご紹介します。■下半身太り解消マッサージの準備まずその前に・・。私は皆さんに「お風呂はエステルーム」と知って頂きたいのです。お風呂は、1日の疲れを最も効率よく洗い流せる絶好の場所。そこで、エステティック第一弾です。まずはマッサージオイル(またはマッサージクリーム)をご用意ください。■マッサージの手順1ふくらはぎの筋肉をほぐす湯船の中に座ります。片足ふくらはぎの筋肉を左右の手で代わる代わる横に振りましょう。振り揉みほぐしをしばらく行います。そしてもう片方の足も同様に揉みほぐします。半身浴をしながらリラックスしてマッサージしましょう。■マッサージの手順2リンパ液をリンパ節に流す湯船からあがり、ヒザ下にオイル(またはクリーム)を塗ります。足首からひざ下のリンパ節へ向かってリンパマッサージします。ふくらはぎを振ることで筋肉がほぐされ、リンパ液の流れがスムーズになったところでそのリンパ液をリンパ節に流し入れます。その結果、足の浮腫がとれスラッとした美脚になれるのです。もしオイル等がなくても同様にマッサージしても大丈夫。ポイントは皮膚の表層を優しく撫でるようにマッサージすることです。リンパ液は皮膚の表層を流れています。■ダイエットの味方はモチベーションこのように女性は男性と比較すると太りやすく痩せにくいのも事実。しかし女性にはいつまでも「美しくありたい」という女心があります。その強い思いがあなたのダイエットを応援してくれますよ。■おわりに下半身太りの原因が実は女性ホルモンだったなんて思いませんでしたね。近頃、ぷよかわアイドル(ちょっと太めのアイドル)が人気のようです。男性は意外にカリカリに痩せた女の子よりも少しぷよかわ女子が好きなのかもしれません。あまり悩まず、気軽に挑戦してみてくださいね!(林田玲子/ハウコレ)
2014年04月18日映画『グッモーエビアン!』の大ヒットスタートへの感謝を込めて、主演の大泉洋、三吉彩花、山本透監督が12月22日(土)の夜、都内劇場で行われた舞台挨拶に出席した。ユニーク過ぎる母親・アキと彼女とかつてバンドを組んでいた自由人のヤグという2人に囲まれながらしっかり者に育った15歳のハツキが進路や家族の在り方に悩みながらも、成長していくさまをユーモラスに描く。大歓声の中、観客とハイタッチを交わしながら壇上に上がった大泉さん。あまりの客席の反応の良さに「飲んでるやつもいるんじゃ?」と心配そうに尋ねると案の定、一部の観客が挙手で飲酒を申告。アットホームを通り越して飲み屋のようなワイワイとした雰囲気のまま舞台挨拶は進み、大泉さん、三吉さんは時間や段取りを無視して漫才のようなやり取りを繰り広げた。この日の客席には、すでに複数回映画を鑑賞している観客も多く見られたが、大泉さんはそんな熱烈なファンに対し「この回のチケットはすぐに売り切れたそうで、来られなかった人もいるようなので、できれば譲ってあげてほしかった」と暴言。すかさず三吉さんから「せっかく見に来てくれたのに!」と叱られるも、「みんなオレの悪態をほしがってるんだから大丈夫!毒舌セラピーだから」と全く意に介さず。そんな大泉さんの言葉通り(?)、毒舌をまき散らすたびに客席からは歓声が上がった。話題がクリスマスのことになると、大泉さんは浪人中に親友と一緒に学生時代、マドンナ的存在だった女の子の家の前を訪れたことを告白。「そのコが寝るまで家の前にいて、部屋の電気が消えた瞬間、『寝たね』と言って帰った」と明かしたが、すでに時効(?)とはいえこの限りなくストーカーに近い行為に三吉さんも観客もドン引きしていた。その三吉さんは「家族と一緒にイルミネーションを見に行く予定」と明かしたが、大泉さんは「バカな彼氏とかいないのか?半そで着て『寒い』と言ってるようなバカな彼氏は?」とネチネチと質問。三吉さんは「いまは彼氏作りたいって気持ちがあまりなんです。充実してるので」とサラリと返したが、大泉さんは「そう言ってて写真週刊誌とかにスッパ抜かれたら殴るぞ」と悪態まじりに心配する素振り(?)を見せていた。山本監督は映画のヒット、そして鑑賞後の観客の満足度・評価に感激の面持ち。同じ映画監督の先輩たちからの評判も上々のようで「三吉さんについての問い合わせもいっぱいありました」と嬉しそうに明かした。大泉さんは「2回目、3回目と違う結末を用意してます!」と最後までノリノリで語り、ライヴイベントのような熱狂の中で舞台挨拶は幕を閉じた。『グッモーエビアン!』はテアトル新宿ほかにて公開中。■関連作品:グッモーエビアン! 2012年12月15日よりテアトル新宿ほか全国にて公開© 2012『グッモーエビアン!』製作委員会
2012年12月23日榮倉奈々、岡田将生からの突然のプレゼントに涙!11月10日、映画「アントキノイノチ」公開を記念し、都内で開催されたセレモニーに、主演した榮倉奈々、岡田将生が出席した。榮倉と岡田は「アントキノイノチ」公開を記念するため一般公募された【ラブレターツリー】の設置セレモニーに出席。岡田からの突然ののクリスマスプレゼントに、榮倉が涙ぐむ場面があった。岡田からのサプライズプレゼントはスノードーム岡田からの榮倉へのサプライズプレゼントは、劇中の印象的なシーンで登場する観覧車の模型が入ったスノードームだった。映画コムによると岡田は「2月から一緒にやってきましたが、すごく助けられました。本当に一緒にやれてよかったし、また違う作品でも会えたらうれしい。ありがとうございました」と照れくさそうに感謝の言葉を榮倉に伝え、スノードームを手渡した。榮倉の瞳に涙が思いがけないプレゼントに驚いた様子の榮倉は、涙を静かにぬぐい「(作品への)思いが強いだけに、全てのことに100%届けようと一緒にがんばってきたのでうれしいです。ありがとう。恥ずかしい(笑)」と感激で一杯の胸の内を語ったという。映画「アントキノイノチ」とは?歌手のさだまさしによるベストセラー小説を映画化。遺品整理業という特殊な仕事を通して「命」の重さ、人と人が繋がる尊さを描いた作品だ。また、榮倉は「アントキノイノチ」の公式サイトで「生きるということ、社会と関わるということ。日々、自問自答しながら前進したいと望む姿は同世代として、とても興味深いです。瀬々監督も岡田将生くんも初めてご一緒させていただくので、どんな風にコミュニケーションを取って撮影が進んでいくのか、今から楽しみです。」と、コメントを残している。「アントキノイノチ」初日舞台挨拶のお知らせ●11月19日(土)●場所:丸の内ピカデリー11回目 午前9:20の回、上映終了後/2回目 お昼 12:50の回、上映前●[登壇者]岡田将生、榮倉奈々、原田泰造、松坂桃李、瀬々敬久監督(以上すべて予定)●場所:MOVIX亀有1回目12:30の回、上映終了後/2回目15:45の回、上映開始前●[登壇者]岡田将生、榮倉奈々、松坂桃李、瀬々敬久監督(以上すべて予定)「アントキノイノチ」公式サイトより元の記事を読む
2011年11月12日「一生懸命、自分の中から言葉を探してる」と岡田将生は言った。作品や役柄についてではなく、そのときのインタビューについて語った発言なのだが、俳優・岡田将生の生き方そのものを表していると言える。10代の頃から誰もが羨むような輝かしい成功の階段を上り続けてきたように見えるが、その陰で常にもがき、自らと向き合ってきた。だからこそ、映画『アントキノイノチ』で演じた主人公の杏平に対して、まず何より感じたのは強い共感だった。壊れた心を少しずつ再生していく杏平を演じながら岡田さんは何を探し、何を伝えようとしたのか?その内なる思いを明かしてくれた。10代の自分とリンクした、杏平の心の葛藤映画冒頭、裸で民家の屋根の上に座り込み虚空を見つめる岡田さんの姿が映し出される。高校時代のある出来事がきっかけで、心を壊してしまった杏平。22歳の岡田さんは、自らが10代の頃から感じてきた思いを重ね合わせながら物語と向き合っていった。「ふと『何でおれは生きてるんだろう?』とか『これからどんな大人になって、どういう社会で生きていくんだろう?』ということを考えることが10代のときから僕自身ありました。漠然とした不安を感じながら俳優という仕事をさせてもらって、その中で僕はこの仕事が好きだと気づいて続けられている。でも杏平くらいの頃は何も分からずにいて、そのリアルさに『おれもそうだったな』とリンクしました」。ある悪意に疲弊し自ら命を絶った友人。その悪意の矛先が今度は自分に向けられることへの恐怖と戸惑い。そして期せずして発見した己の内にある憎悪と周囲の無関心――。そうしてバラバラになった心を、杏平は遺品整理業という仕事を通じて再生させていく。こうしたひとつひとつの心の動きを岡田さんは丁寧に演じている。「僕自身、いじめられた経験もあるし、それがどんなにつらくて嫌なことか分かっています。僕はまだ22歳ですが、そういうところを若い人にきちんと伝えたいと思ったし、『分かりたい』って思う自分がいました。何より、生に対してもがき、苦しんでいる姿、少しずつ杏平が前に進んでいく姿がいいなと思えたんです」。演技の面でポイントとなったのは杏平が生まれつき抱えている吃音(きつおん)。杏平の周囲との距離感やもどかしい思いが伝わってくる。一方で岡田さんは「映画を観る方に届いたらいいなと思った大切なセリフ」に関しては監督に対し、あえて吃音を含ませずにストレートに表現することを提案したという。「榮倉(奈々)さん演じるゆきが過去を告白するシーンでの、杏平の『自分がどうして生きてるか分からない』というセリフはすごく好きで、それを吃音で言うべきかどうか悩みました。あとは文化祭で杏平がみんなに問いかけるシーン。あの心からの叫びでも吃音が出てないです。あのセリフを噛んで言ってしまうと、ただもがいている一人の生徒に見えてしまい、(周囲への思いが)伝わらないと思ったんです」。ちなみに全編を通じて岡田さんのモノローグが入るのだが、こちらも吃音はなく、落ち着いた口調で語られている。物語の中でもがき、葛藤する杏平とは違う人物のようにも感じられるが…。「あのモノローグは現在よりもずっと先の杏平という設定で、少し達観した立場から語ってるんです。僕は最初、そういう風に思ってなかったんですが、監督から成長した杏平が過去をふり返るような形にしてほしいと言われて『あぁ、なるほど』と思いました」。「これまで良い出会いがたくさんあったし、それを必然と思いたい」先述の榮倉さん演じるゆきの告白のシーンを「『いま生きてるんだな』、『息して、目の前の人と話してる』というのを感じながらその場にいた」と述懐。ゆきと杏平の出会いをこんな言葉で説明する。「杏平にとってはいい時期に巡り合えた同じ傷を抱えた女性。巡り合わせなのかなと思えました。原作の小説や台本を読んだときから僕は親のような気持ちで『お前、ゆきちゃんと出会えて本当によかったな』って思ってました(笑)。それは巡り合うべき人だったし、傷をなめ合うのではなくて、一緒に一生懸命考えて、“生きていく”ということを見出せる人。僕自身、これまで良い出会いがたくさんあったし、それを必然と思いたい。色々なところに行って色々な人と会って、新たな発見を求めている自分がいるんです。それはいまでも思っているし、だからこそ現場が好きなんです」。「終わったときは寂しくて、永島杏平という役から離れるのが嫌だなと素直に思えた」と岡田さん。クランクアップを迎えたその足で美容院に直行して髪を切り、気持ちを切り替えたというエピソードからも役柄への強い思い入れがうかがえる。ゾクリとするような歪んだ笑みを浮かべて悪意を体現した昨年の『悪人』、己の内の悪意と憎悪に押し潰されて心を壊していく今回の『アントキノイノチ』と、強く役柄を引きずってしまいそうなヘビーな作品で際立った存在感を放っているが、出演作品を決める基準は?「僕自身は作品選びにはタッチしてないです。ただ、マネージャーや事務所の人には『こういう作品をやってみたい』ということは普段から少し伝えています(笑)。20歳を超えてから、高校生を離れて次のステップとして社会派というか、メッセージ性の強い作品に携わりたいという思いはありましたね。いまも違うジャンルの映画を観ると『こういうのをやってみたい』とか思います。いまは…しばらく恋愛映画から離れていたんですが、『ラブ・アクチュアリー』を観て幸せになったので(笑)、ハッピーエンドのラブストーリーをやりたいと言ってます」。探しているのはきっと言葉だけではない。時に疾走し、立ち止まり、泣いて、叫んでまた歩き出し…。岡田将生の旅はまだまだ終わらない。(photo:Yoshio Kumagai/text:Naoki Kurozu)■関連作品:アントキノイノチ 2011年11月19日より全国にて公開© 「アントキノイノチ」製作委員会■関連記事:岡田将生のサプライズプレゼントに榮倉奈々、思わずウルリシネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第20回)“ほっとけない男子”俳優は?【TIFFレポート】岡田将生&原田泰造通訳付き映画祭公式上映にハイテンション!【TIFFレポート】映画祭開幕!ミラジョヴォら美しき女優陣のファッションに釘づけ岡田将生、釜山映画祭でサイン攻め!『アントキノイノチ』への特別な思い明かす
2011年11月10日