価値観の違いで起こる様々な問題僕の兄は、6年間付き合った元カノとの同棲生活を振り返って、「食事の時に、箸の持ち方を逐一修正される」「シャンプーなどの小物の置き場所を、彼女が思うのと違う順番に並べると怒られる」などの精神的な拘束がとんでもなく耐えられなかった、と言っていました。同棲経験者に、同棲して嫌だったことを尋ねると、「お金」「家事」「食事」「一人の時間の確保」「夜のコミュニケーション」のどれか、またはいくつかでのすれ違いを経験していることがわかります。それが原因で同棲解消し、大体の場合別れることになっているようです。これらの問題のほとんどは、価値観の不一致によって起こっています。兄の例の場合、元カノはきっとマナーにうるさい家庭で育ったのだと思います。しかし、我が家はマナーよりも、食事中の会話を楽しむことにうるさい家庭だったので、起こるべくして起こった価値観の不一致だったと言えるでしょう。■自分以外の人間は誰であっても「他人」である価値観の違いで同棲解消をしてしまうカップルの話を聞くと、多くは「相手がこちらの価値観を理解してくれなかった」ことを原因にあげています。しかし、価値観の違いでカップルを解消してしまうのは、とてももったいないことなのではないか思うのです。そもそもそういう理由で別れてしまう人は、「恋人が他人である」という前提を忘れている可能性があります。何十年間も住まいを共にしてきた家族でさえ、完全には分かり合えないのですから、ここ数年付き合った恋人なんて何をか言わんやです。価値観が違って当たり前、すれ違って当たり前。相手は自分とは全く異なる環境で育ってきた人間なのですから、同じであるはずがないんですね。それを「理解してくれよ!」と嘆くのは、正直あまり生産的な行為と言えます。価値観の不一致が起こった時に大切なことは、相手にこちらの価値観を理解してもらうことではなく、価値観の違いを楽しむことです。■価値観の違いが、その人をより深く知るきっかけになるこれは正確には同棲ではなく、僕がシェアハウスをしていた時の話なんですが、友人AがBに向かって「なんでそんなネガティブな言葉ばかり使うの?聞いてるこっちが暗くなるからやめてほしいんだけど」と指摘したことがありました。Bは別にその日がたまたま愚痴を言いたかったタイミングだっただけで、普段から「ネガティブな言葉ばかりを使って」いたわけではありませんでした。この時僕は、(きっとAはネガティブなことをいう人に対して嫌悪感を覚えるような体験があったんだろうな)と思ったわけです。後日詳しく聞いてみると、予想通り彼のアイデンティティに関わる深いエピソードを知ることができました。これは同棲しているカップルにも同じことが言えるのではないかと思います。相手の価値観に違和感を抱いたということは、そう感じるだけの過去があるはずなんです。そのエピソードを聞けば、相手の人間性を深く知るきっかけになります。そうすればお互いの理解も深まり、相手のことをもっと好きになることができるんですね。つまり、価値観の違いは、同棲解消の原因ではなく、絆を深めるための第一歩なんです。だからこそ、価値観の不一致は楽しむ必要があるのです。これから同棲を始めようとしている人も、もうすでにしている人も、それだけは忘れて欲しくないなと思います。え、それでも価値観の不一致は解消しなくていいのかって?いいんですよ。心配しなくても、お互い理解が深まればそんなことは気にならなくなりますから。(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)(鈴木凪沙/モデル)(島崎雄史/カメラマン)(JYO/ヘアメイク)(辻野祐馬/ディレクション)
2017年11月05日"お金"の話ってとてもデリケート。でも、この価値観が合っていないと破局率はグンっと上がります。昔は男性が全て支払うのが主流でしたが、今は本当に人それぞれ…。あなたはどのタイプですか?そしてあなたの価値観に合う男性ってどんな人?大きく3つのタイプに分けてご紹介していきます。①全部彼氏に払ってもらいたい女男性に全て支払ってもらいたいタイプの女性。一緒に遊んで一緒に食べているのに、自分の分も支払いたくないのか、と突っ込まれると少し傲慢な女性に思えるかもしれませんね。しかし、このタイプの女性にも言い分はあります。「自分で支払わないといけない相手なら、一緒にいたくない」んです。イメージ悪く聞こえるかもしれませんが、(全て支払って面倒を見てくれる)男性を尊敬し、感謝し、相手の世話を文句ひとつ言わずできる女性とも言えますよね。だからこそ、自分の面倒ひとつ見られない男性にはそもそも"男"としての魅力すら感じません。このタイプの女性が選ぶべきなのは、"男らしい男性"です。お金持ちな男性を狙っても、その男性が男らしいかどうかはわからないからです。自分の趣味には使ってもデートにはケチだとか、全て支払ってくれているとしても"俺が面倒みてやっているんだ感"を前面に出してきたりする心がちっちゃい男性は合いませんよね。そうではなく、少し自分がキツくても彼女の前ではかっこつける、彼女の前では"男の中の男"からブレない、そして"精神的に支えてくれていつもサポートてくれてありがとう"と彼女に対して(金銭面以外で)前面的に感謝して尊敬してくれる男性。それこそがこのタイプの女性の運命の相手です。②時と場合によって多少負担しても良い女現代のカップルにはこのタイプが1番多いのかもしれません。3回に1回は支払うとか、7:3の割合で支払うとか。このタイプの女性はとても現実的なので、イマドキ男子からの支持率は高そうですね。男と女、性別の違いや男のプライドを考慮し、その上で現実的に収入の違いなどの観点から無難な落とし所を見つけて、それに納得できている"現代女性"という感じ。このタイプの女性には、同年代の男性がオススメ。自分の知らない世界を知っている、もっと高みへ引き上げてくれるというワンランク上の大人な男性とは、もしかしたら相性が悪いかも。ちょっと彼氏に頼りつつ、だけど自分も1人前、仕事も辞めたくないという気持ちがある。先ほどの①タイプの女性と比べると男性への感謝・尊敬の気持ちが薄くなってしまうんです。お金の負担度合いによって感謝や尊敬の気持ちが変わるの?と思うかもしれませんが、人間って単純ですから少なからず変わります。私は違う!と思っている方でも、自分でも気づいていないだけだったり…。だからこそこのタイプの女性は、お互いがお互いに感謝、尊敬し合える関係、"いつも助けてくれてありがとう"と思ってくれる、二人三脚で歩いていける男性がベスト。"俺の方が多く支払っている"とか"俺が!俺が!"タイプの男性だと、あなたの"気持ち"が伝わることがない上、"俺"を受け入れてくれないなら1円たりとも払わなくて良いと、根本的に合いません。③自分の分は自分で、きっちり割り勘する女真面目、デキる女、自立している…または相手に仮を作りたくない、男性と対等でいたいというタイプ。ちょっと強めな女性、このタイプは年下男子、子犬系男子との相性が良い…のではなく、意外にもバリバリ仕事がデキる男性(そこそこ年上)がぴったりです。"仕事がデキる男性=そこそこお金持ち"男性は①タイプの女性に、そこそこモテてきた経験アリ。そのまま①タイプの女性と上手くいってゴールインすればそれまでなんですが、上手くいかなかった場合、①タイプの女性は遊ぶ分には良いけれど、なにかがちょっと違う、全面的に寄りかかられるのは良いとしても時が経つにつれて感謝・尊敬の気持ちが薄れてくると、ちょっと…と自立している女性に憧れる傾向にあります。だからこそ、この先もずっとバリバリ働いていたいという女性にはぴったり。自分が仕事命で生きてきたからこそ、仕事を優先しても理解があり、付き合いに関しても"仕事"なら、と受け入れる心のスペースが広いのです。我慢しないで済む相手は必ずいる!3つのタイプに分けてご紹介しましたが、どのタイプが良くて、どのタイプが悪いか、ではありません。でもタイプが合わない男性とお付き合いして、お互いがお互いの意見を主張すればぶつかります、喧嘩になります。自分のことだけでも金銭面の悩みは大きなストレスになりますよね。それがパートナーとの間での不満となると、それはそれは大きなストレスになります。決して自分がおかしい訳ではなく、相手が正しい訳でもありませんから、ただ合わなかったんだなと考えて速やかにお別れするのがベスト。どんなタイプにだって必ず合う人はいます。将来を考えてお付き合いする大人女子世代だからこそ、金銭面での価値観は早々に確認しておきたいポイント。ぴったり合うのか、時間と共にすり合わせられるのか、それとも無理なのか。デリケートな話題かもしれませんが、向き合わないでいると後々大変なことに…。ストレスが溜まらないタイプを見つけましょう!
2017年10月25日NHKの連続テレビ小説『わろてんか』の3週目で、ついにてん(葵わかな)と藤吉(松坂桃李)が駆け落ちしてしまいました。紆余曲折をへて、互いに惹かれ合っていった2人。ようやく藤吉の口から「俺の嫁はんになってくれ」のひと言が出ました!鳴かず飛ばずの旅芸人だったはずの藤吉ですが、じつは米問屋の跡取り息子でした。どっちにしても分が悪い。老舗薬種問屋「藤岡屋」を継ぐべき長女・てんとは絶対に結ばれない運命です。この時代、商家の跡を継ぐぼんぼんやお嬢様はほぼ見合い結婚が当たり前。本作を見ていると、あらためて「結婚=幸せ」という価値観について考えさせられることが多いです。■ロミジュリ効果? 障害があるほど恋は燃えるけがをした藤吉をかくまったことが父・儀兵衛(遠藤憲一)にばれて、蔵に閉じ込められたてん。毎夜てんのもとに通う藤吉は、ロミオとジュリエットばりにロマンティックで、朝から視聴者の胸は高鳴りました。その後、てんに求婚した藤吉は、予想どおり父・儀兵衛(遠藤憲一)の逆鱗(げきりん)にふれますが、これはまあ、予想どおりの展開です。『あさが来た』のあさと新次郎のように、許嫁(いいなずけ)と互いに惹かれ合うのが理想的だけど、『わろてんか』の場合、そうはいかず。実際、ロミジュリのように、恋は障害があるほど燃え上がるものですから。しかしロミジュリだとその先にあるのは悲劇。もちろん本作ではそうはならないと思いますが、“障害の恋”がどのように“生涯の愛”へと変化していくのかが楽しみです。■結婚するのなら濱田岳や高橋一生がおすすめ?藤吉の恋の好敵手というべき存在が、縁談の相手・伊能栞(高橋一生)と、てんの幼なじみ武井風太(濱田岳)。最初は外見や身分をどう見積もっても勝ち目がなさそうな風太でしたが、ふたを開けてみれば、意外と男らしく、てんへの愛は誰よりも深そうで高感度大です。3週目までは、風太の一途な思いがかなり視聴者の心を揺さぶったのではないかと。ただし、てんのハートはまったく揺さぶられてなかったのは残念なところ。藤吉の胸ぐらをつかんで激怒したり、伊能のもとへ走り、てんとの縁談をまとめようとしたり、風太の行動力も心を打つものでした。第三者から見れば、風太のような人と結婚すればきっと幸せになれるのに…と思えてしまうのに、そうは事が収まらないところに、「結婚=幸せ」価値観の不思議さがあります。また、ただの噛ませ犬に終わらないであろう伊能が、今後てんと藤吉のカップルにどこまで食い込んでくるのかも興味津々です。■まずは結婚してみる。てんの母・しずの結婚観鈴木保奈美演じるてんの母・しずは、強面の儀兵衛に寄り添いつつも、けっしてでしゃばらない良妻賢母。しずと儀兵衛は、絵面的に見れば“美女と野獣”ですが、じつにバランスの取れた夫婦です。しずがてんの縁談について儀兵衛と話し合っていたとき、自分も結婚する前は儀兵衛の堅物ぶりが心配だったことを本人の前で語っていました。その発言に少しショックを受けた様子の儀兵衛が何とも可愛らしかったです(笑)。しずの「不安はあったけど、一緒に暮らしているうちに、愛情っていうのはこうやって育まれるんやとしみじみ思ってなあ」と言ったときの満ち足りた表情からは、夫婦として刻んできた年輪を感じました。いろんな夫婦像がじつに味わい深いです。4週目では、てんにさらなる障害が! 駆け落ち後、ふたりは藤吉大阪にある藤吉の実家に身を寄せますが、藤吉の母・啄子(鈴木京香)は二人の結婚を認めずに猛反対。てんはいわゆる姑いびりを受け、お嬢さまなのに女中扱いされてしまいます。これまた、いばらの道となりそうですが、愛する2人で乗り越えていってほしい。そしてこれからも毎日わろてんか!
2017年10月24日「つきあって3ヵ月で別れました」という話を、ときどき聞きます。3ヵ月って・・・・・・いわば「お試し期間」だから、お試し期間中に別れることができてよかったね、ということになるのか?はたまた「3ヵ月しか恋を続けられないわたしって」と、自責の念にかられている女子に優しいコメントをすべきか、悩ましいところです。■■長さじゃなかったら、なんなのか?恋愛って「長さ」ではない、と、よく言われます。長さじゃなかったら、なんなのか?濃さ、ということになるでしょう。密度が濃い恋愛、つまりたとえばたった3ヵ月の恋であっても、すごく充実した時を彼と過ごすことができた、お互いに一所懸命愛しあった、ということ。この「一所懸命」の基準はつねに、その恋愛を通してじぶんの価値観が変わったかどうか、というところにあります。**「いい勉強」の定義とおなじです。今の世の中、一所懸命勉強した、というのは、すなわち希望の学校に(少しばかり自分の実力より上の学校に)入ることができた、イコールいい勉強をした、という考え方が、おそらく一般的だろうと思います。でも、本当にいい勉強というのは、学校がどうとか関係なく、勉強する前と、した後で、じぶんの価値観がまるっきり変わってしまった、こうなってはじめて「いい勉強をした」となります。こういうことを昔の人はごくシンプルに「朝(あした)に道を聞かば、夕べに死すとも可なり」と言いました。朝とか道とか、よくわからなくて、とてもシンプルな表現とは思えない人もいると思うので、解説を加えるなら、朝から勉強を始めました、夕方まで勉強をしました、勉強の結果、夕方には大切なことを悟ることができました(つまり朝と価値観が変わりました)、ああわたしは死んでもいい、こう思えるくらいわたしにとっては劇的な価値観の転換でした、ということを短く言えば「朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり」ということ。まあ、短いとは言いがたいかもしれませんが。■■それがたとえ3ヵ月の寿命であったとしてもいい恋!恋愛だって、まったくおなじです。恋愛って、恋愛単体で存在するものではなくて、あなたの人生と彼の人生が、そのベースにありますよね。あなたは彼の存在を知らないままこれまで生きてきた。彼もあなたの存在を知らないまま生きてきた。この2つの人生が幸運にもまじわった場所、それが恋愛のスタート地点ですよね。言うまでもなく、人はいろんな価値観を持っています。彼はあなたとはまた別の価値観を持っているし、あなたは彼とはちがう価値観を持っている。2つの価値観が惹かれあったりぶつかりあったり、食われあったりしながら、互いにじぶんの価値観の修正(や、上書きなど)をする。その結果、価値観が変わる。**だから彼とつきあっても、かたくなに「わたしはこういう価値観を持っているのだから、彼にはわたしの価値観に合わせてもらわないと、絶対にイヤ」と言っている女子の恋って、すごく短命です。あるいはお互いにじぶんが持っている価値観を、(たとえば恥ずかしさゆえ)隠して交際しても、恋は長持ちしません。心を開くことで、すごくいい恋が生まれます。それがたとえ3ヵ月の寿命であったとしてもいい恋!(ひとみしょう/文筆家)(ハウコレ編集部)(あかねぴ@akanepi0426/モデル)(かしゅかしゅ@cashe_cashe2525/撮影)
2017年10月16日離婚原因の上位にランクインする価値観の不一致。結婚前に分かっていれば…と思いますが、そうもいかないのが価値観のすり合わせ。とは言え、独身女性たちが結婚前に彼の価値観を確認しておきたい!と思うのは当然ですよね。そこで価値観の不一致で離婚しないために、結婚前に確認すべきポイントをご紹介します。①結婚後の家について確認する同棲カップルが増えているとはいえ、やはり結婚してから同居するというのが一般的。結婚が決まり、新居を探し始めてからでは時すでに遅し…まず第一の大きな壁、家についての価値観の不一致が浮き彫りになりかねません。結婚前に確認しておくべきことのひとつが新居について、なのです。家を決める際の条件として、間取りや賃料、場所、通勤時間など様々なポイントがあり、この優先順位がマッチしないとどちらかが折れなければいけない形になります。ちょっと狭くても築年数が新しい方が良いのか、ちょっと古くても広い方が良いのか…家が全てだから妥協せずに少し賃料が高くても良いのか、それとも多少妥協しても賃料を抑えて金銭的にゆとりを持ちたいのか、など。結婚後、共働きの場合はお互いの通勤時間や経路も問題点のひとつ。また、専業主婦になる予定であっても、彼が何にお金をかけるのかのポイントを把握しておかないと将来的に金銭面で揉める要素にもなってしまう恐れがあります。②妻に対して何を求めているか確認する彼女には顔やスタイルを第一に求める男性が、妻には癒しを第一に求める…というように、彼が結婚相手に何を一番に求めているのかを確認しておきましょう。女性がずっと働き続けたいと思っていたとしても、男性側は結婚後、自分の経済力に自信が持てたら家庭に入ってもらいたいと思っているかもしれませんし、子育てや家事は女性がするものという亭主関白な思考の持ち主かもしれません。カップルから夫婦になる過程で段々とお互いの価値観が合っていけば良いですが、そうならなかった場合も想定して結婚後のお互いの在り方については確認しておくべきだと言えます。③真の性格を確認する最後は最も価値観のズレが生じやすい細かい部分、真の性格についてです。カップル時代は相手に良く見られたくて、もっと好きになってもらいたくて…と相手に合わせている部分がどんな人にも少なからずあるはず。交際期間が長くとも、同棲していない限りは猫をかぶり続けることだって出来てしまいます。結婚したからといって、四六時中一緒に過ごす訳ではありませんが、結婚前に1週間以上共に生活してみることがオススメ。これでもか!という位、一緒にいれば長年付き合ってきた二人でも、まだお互いに知らなかった部分が必ずあります。他人が聞いたら「え?そんなこと?」と思うような細かい部分が当人にはどうしても無理!なポイントという場合も少なくありません。細かい部分、ONではなく完全にOFFの相手の姿と性格は、結婚前に必ず確認しておくべきです。まとめ結婚前に確認しておくべき部分をご紹介しましたが「あ、ちょっと無理かも…」と思う部分を見つけてしまっても、すぐに答えは出さないこと。大人女子のみなさんなら気づいてるかもしれませんが、価値観がぴったり合う相手なんてこの世に存在しません。それでも価値観が近い相手はいますから、価値観が近い相手を探すか、もしくはあなたが妥協できる範囲に収まっている位であればOKと、ボーダーラインは低めに設定しておくべきです。ただ、結婚前に相手との違いを知っているか知らなかったかは大きな違いになりますので、確認しておくことは必要でしょう。そして恋愛経験が少なかった頃のように、変なこだわりやプライドは捨てて「あなた色に染まれるよ」位の余裕を持っておくことも"幸せな"結婚への近道となるのかもしれません。
2017年09月27日正義と正義。信念と信念。想いと想い。価値観と価値観。それぞれが痛ましいほどぶつかり合う『東京喰種トーキョーグール』で、鈴木伸之はその片側を象徴するような役どころに扮した。物語の舞台は、人間を捕食する“喰種(グール)”と人間が共存する世界。鈴木さん演じる人間の喰種対策局の捜査官・亜門鋼太朗は、人類に危険をもたらす喰種を駆逐しようと日々奔走している。「亜門はとにかく真っ直ぐ、喰種の駆逐に命を懸けています。だから、僕も役に対して真っ直ぐ、彼のことだけを考えて撮影に臨みました。原作コミックからヒントをもらったり、あとは萩原(健太郎)監督に勧められて、ドキュメンタリー映画の『アクト・オブ・キリング』を観ました。信じているものが違うと、物の見え方も全然違う。それを感じさせる内容の映画なんですが、それって『東京喰種 トーキョーグール』に通ずるものがありますよね。ただし、亜門には“気づき”があり、喰種と戦う中で考え方に少しずつ変化が現れる。その葛藤を抱えながらも、信念を曲げずに進む彼を演じられればいいなと思いました」。こう語る姿には熱があり、おそらく亜門と鈴木さん自身を重ね合わせる者も多いだろうが、演じるにあたっては「共通点を見出すというよりは、亜門に必死についていくイメージ」だったそう。「だって、原作の亜門は腹筋がありえないくらいに割れていますから!」と笑う。「僕もわりと鍛えている方ですけど、どう頑張っても限界はあります。アクション監督の横山(誠)さんにはしごかれました。これまでもトレーニングが必要だった作品はありますが、断トツでキツかったです。週4日、1日3~4時間ほど体育館に集まり、まずはランニングから。後ろ向きにも横向きにも走った後、今度は柔軟に入って股関節が張り裂けそうな思いをし。パンチやキック、ジャンプはもちろん、受け身の練習もしました。体育館の壇上からバク宙し、背中で着地するんです。なかなかの高さでした(笑)。でも、その甲斐あって撮影はスムーズでした。ワイヤーアクションのハーネスも最初は怖かったけど、練習の段階で克服できたので、仕上がりを見たときも満足できました」。確かに、華麗なアクションを繰り広げながら任務を遂行する亜門はとても格好いい。パンチをするたび、キックをするたびに翻るロングコートもヒーローのようだ。「あのコートは『クリスチャンダダ(CHRISTIAN DADA)』さんが特注で作ってくださったもの。格好いいですよね。くるぶしが隠れるくらいの丈だから、あれを着て走ったり、キックするだけで格好よく見えるんです。ただ、すごく格好いいけど、すごく暑い(笑)。コートの下はスーツだし。真夏の撮影だったから、周りの人たちはみんなTシャツで…。でも、原作にも忠実な1着ですし、あのコートのおかげで『東京喰種 トーキョーグール』の世界観が際立った気がします。白いロングコートと言えば、『遊☆戯☆王』の海馬瀬人か僕かってくらいに思われたい(笑)」。ロングコートを翻して戦う亜門を含め、登場人物たちは戦わざるを得ない状況にある。人間を食すことでしか生きられない喰種は生きるため、喰種から身を守る人間もまた生きるため、戦わなくてはならない。では、鈴木さんにとっての“戦い”は?と訊くと、「毎日って、戦いの連続ですからね。疲れてお風呂に入らず寝たいときでも、自分に打ち勝たないと。次の日は次の日で、『昨日は頑張ってお風呂に入ったから、今日はまあいっか。いや、駄目だな』って。やっぱり戦い(笑)」。こう冗談めかしたかと思えば、次の瞬間、「それは冗談として」と表情を引き締める。「亜門みたいな役を依頼していただいて、原作を見たら腹筋がバキバキで…。そうなったら、まさか1パックで撮影現場に行くわけにはいかないですよね。『いやあ、僕なりに鍛えたんですけど』なんて言えない。それこそ、僕の戦いはそこから始まるわけで、いま戦わなければ意味がない。役のために取り入れられる情報はなるべく取り入れたいし、できることは何でもしたいです」。俳優としてのモットーは「ひたむきに」。その一方、「俳優さんってすごい職業だなって、俯瞰で見ちゃうことがあります」とも語る。「だって、作品ごとに違うんです。『はい、次は戦争の特攻兵、はい、次はお医者さん』って。それって面白いし、すごいなと思います。ただ、その点、僕はちょっと悪役やクズの役が多いんです(笑)。爽やかな役を求めてオーディションに臨んでも、敵対する悪役で受かったりする。『ルーズヴェルト・ゲーム』のときがそうでした。それを評価していただいて悪役のオファーが続くのも本当にありがたいことですが、いろいろな役をやりたいという点で言えば亜門という役には別の喜びがありました。撮影の順番は逆ですけど、『あなたのことはそれほど』で話題にしていただいた後に公開されるのもありがたい。いろいろやりたいし、いろいろできる俳優になりたいから。衣装と台本と監督と現場が違うだけで、同じ僕が違うものになれる。それがお芝居の面白さだと思うし、だからこそ見たいと思わせるものを作らなければいけない。そこは大事に、突き詰めていきたいです」。(text:Hikaru Watanabe/photo:Nahoko Suzuki)■関連作品:東京喰種トーキョーグール 2017年7月29日より全国にて公開(C) 2017「東京喰種」製作委員会
2017年07月26日「婚約中の彼氏と大ゲンカをした」という女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。30代前半のトピ主さんは、交際中の彼が年に一度の旅行のためにすら十分な休暇を取ろうとしないことに不満を抱いています。「30代にもなれば正直、仕事は自分で調整するものだと思っている」というトピ主さん。彼の“計画性のない仕事ぶり”が理解できず、「皆さんの意見を聞かせてほしい」と読者に問いかけています。優先順位は人それぞれだけど…トピ主さんが勤めているのは、外資系企業。「むやみにただ会社に行くよりも、計画をもって仕事をする方が、結果、仕事ができる人が回りに多い」環境ということもあり、彼のような「社長や後輩が言い出すまで(夏休みは)まだわからない、決められない」スタンスが理解できない様子。休めないというより、「休もうとしないタイプ」だと分析しています。これまで何度か一緒に旅行しており、とても楽しかったため、「彼も少しは休暇を重視してくれるようになったらいいなと思っていた」とトピ主さん。ご自身は、年に一度の旅行を励みに、日々の仕事を頑張っているそうです。しかしながら、彼のほうは「プライベートは仕事の二の次、三の次」という態度。現時点で、トピ主さんとは仕事への考え方やスタンスが違っているのは確かなようです。働きかけ続けるもよし、「いつも彼と一緒でなくてもいい」という考え方も企業や部署の雰囲気にもよると思いますが、制約をくぐり抜けながら、自分のスケジュールをうまくやりくりする……というのは、確かに社会人として大事なスキルですよね。今後については、以下に挙げる3つの方向性があるかと思います。1)根気強く、彼に働きかけ続けるトピ主さんは今回、この態度で臨んだことで喧嘩になった様子。でもそれでよかったと思います。交際では「譲り合い」も必要ですが、それと同じくらい、ご自身の思うことをきちんと伝えていくのも大切な態度です。彼はその後、「(休暇を)5日とるから行くところ決めよう」と言ってきたとか。彼なりに「トピ主さんとのプライベートを大切にしたい」と思ったからこそ、足並みを揃えようとしてくれたのでしょう。主体性には多少欠ける性格なのかもしれませんが、他人から強く働きかけられることで、自分の行動を決めていくのが性に合っている、という人もいます。今後もそのようにして、足並みを揃えていくことはできるようにも思いました。2)考え方の違いを受け入れ、「自分は自分で休暇を楽しもう」と考えるカップルだからと言って、「休暇は一緒にいなければならない」というルールはありません。普段からしっかり一緒の時間を作れているならば、年に数日の休暇を揃って過ごせなかったとしても、二人の絆が消えてしまうことはないはず。「休暇は、友達や親と過ごす時間に充てよう」「今しかできないだろうし、一人旅も楽しいかも!」などと頭を切り替えてみるのもひとつです。旅行に関しては「行けるときだけ一緒に行く」といった“ゆるいルール”のほうが、今後も無理なく足並みを揃えていきやすい気もします。「無理ならいいよ、私は行ってくるからね〜」と好きなように旅行を満喫していれば、彼のほうが寂しくなってきて、そのうち自ら進んで休暇を取ってくるようになる、なんてこともあるかもしれません。3)彼と別れ、価値観の近い相手を探す極論ですが、彼との婚約を解消して、別の男性を探す、という選択もあります。「本当に彼のことが好きではないのでは?」という読者の意見に対し、「そうなのかもしれない」「ちょっと立ち止まって考えたいと思う」と答えているトピ主さん。そもそも彼への思いに迷いがあったのならば、今回の喧嘩はいい“きっかけ”と言えそうですね。結婚前に、よく考えておくといい問題かも?お二人とも30代。ここまで自分のやり方で働いてきたと考えると、仕事への姿勢や価値観は、今後もお互い大きくは変わらないかもしれません。となれば、トピ主さんは将来、「家庭を顧みてくれない」「彼とでは、一緒に人生を楽しめない」などと不満を募らせることも考えられます。いずれお互いに考え方が変わる日が来るかもしれませんが、それは未知数。トピ主さんにとって、今の彼は「これから人生を一緒に歩いていきたい」と思える相手なのかどうか。じっくり考えてみましょう。もちろん、どんな相手との間にも価値観の違いはあります。ただ、それが簡単には見過ごせない違いだと気付いた場合には、「離れる」あるいは「結婚は即断せず様子見をする」といった決断をするのもひとつの方法です。先々の将来もイメージしながら、自分なりの答えを導き出していきましょう。(外山ゆひら)
2017年07月19日5月14日は母の日。みなさんは自分の彼、もしくは気になっている人のお母さんがどんな方か、ご存知ですか?男性の女性観は母親に大きく左右されるもの。人によって程度は異なりますが、結婚するとなると、それが意外とプレッシャーになる…という話も耳にします。特に、お母さんがバリバリの専業主婦だった場合は。■彼の母親が専業主婦だったらそこで、個人差がある、という大前提のもとではありますが、「彼のお母さんが専業主婦だった場合の傾向」を、20~40代女性の経験談と共にご紹介します。元カレのお母さんが専業主婦だった女性のアンケート結果に多かった意見は、・「当たり前に家事を押し付けそうな傾向は感じました。そしていろいろな面で、少しでも自分が何かすると“してやってる”感がありました」(20代)・「お金の管理を含め、身の回りの全ての世話を私がするのが当たり前って感じの態度だった」(30代)・「料理は絶対手作りでないとダメで、できあいものは御法度。おかずも4~5品、クリスマスとかのケーキも手作りでないとダメ。しかも母親の味と違うとまずい!と言う」(40代)とにかく「(家事などを)やってもらって当たり前だと思っている」人だった、という意見の多いこと。次いで多かったのが「特に問題なかった」「母親から愛情をたくさんもらっているせいか、性格的に落ち着いていて思いやりもあった」などのコメントだったので、一長一短といった印象です。個人的には、料理のことを言われるってプレッシャー大。お母さんと同じ味なんて出せるもんか!と開き直りたくもなります。次に、実際に専業主婦の母親を持つ男性のイメージをまとめてみました。■育ってきた環境環境やお母さんの性格にもよりますが、家庭に入って家事・育児に専念していた場合・ いつもお母さんが家にいる安心感・ 手間ひまかけた料理やお弁当が常に用意されている・ 家の手入れが行き届いている・ 育児に集中できるので、手塩にかけて育てられているといった環境で育っている可能性が高いでしょう。もちろん、兼業主婦でもお母さんが頑張っていた場合も十分に当てはまりますが。多くの男性は、家庭内での女性、すなわち主婦のロールモデルはお母さん以外にないので、主婦に求める基準値が必然的に高くなってしまうのです。■結婚観・女性観乱暴な言い方をすれば、「女は家事ができて当然」という固定概念を持っている、とも言えます。進学・就職などで早いうちに家を出て一人暮らし経験をした男性は、家事の大変さを身にしみてわかっているとはいえ、その女性観はそう簡単には変わりません。つまり、先ほどのアンケート結果にもバッチリ出ていたように、結婚を決めた女性が「お母さんと同じかそれ以上」のレベルにないと、ガッカリしてしまうのです。家庭が与える結婚観の影響は多大ですが、それを少し考察してみましょう。◎男は女を養うもの、という意識夫は外で働いて家計を支え、妻は家を守る、という環境で育ったため、自分もそうあるべきと思いこんでいる傾向が強め。そのため、自分の経済状況を考えるとなかなか自信が持てず、結婚を先延ばしにしてしまう可能性があります。◎家事と仕事を両立できると思い込む一人暮らしで家事が一通りできる人でも、「家事は主婦がやるもの」という思い込みがあるためか、結婚後はいきなり丸投げになることも。家では何もしないお父さんを見て育った人ほど、その傾向は強くなります。さらに、自分が一人暮らしをしてきた経験からか、「仕事と家事の両立くらいできるでしょ」などとほざくことも!一人分と二人分の家事量、明らかに違うんですけど。しかも、その家事のクオリティについて、自分のお母さんと同等のものを求められてゲンナリ…なんてことにもなりかねません。どういうわけか、専業主婦とは違う、ということはあまり頭にないようです。◎似非イクメンになりがち子宝に恵まれ、妻が産休・育休に入るとその傾向はさらに顕著に!「仕事してないんだからできるでしょ」とでも考えているのか、はたまた子ども返りしちゃうせいなのか、要求はさらにエスカレートします。出産経験のある女性がよく口にするのは「家事と育児は別物、両立なんてできない」「仕事のほうが楽」。この言葉からも、男性が無意識のうちに与えるプレッシャーがいかに大きいかを感じます。もちろん、大変そうな妻を見て家事を手伝ってくれる人もいます。しかし、ちょっとお皿を洗っただけで大げさに「やったよアピール」をしたり、たまに子どもをお風呂に入れたくらいでイクメン気取り、なんてことも…。まあ、そこは笑顔で「ありがとう」と言って流すしかないのですが。お母さんがどうこう、に限ったことではありませんが、実はこの「子育て」が地雷。ここで女性側が夫の期待に応えようと頑張りすぎて、家事育児をワンオペでやろうとすると、気持ちはあっさり破綻してしまいます。いわゆる「産後クライシス」は、こういったところにも原因があると思われます。■対策・彼の育て方唯一の対策は、お付き合いしている間に、その女性観・主婦観をゆっくり、じっくり書き換えていくこと。みなさんは彼のお母さんとは全く違う人間だし、彼が育った頃と現在とでは環境も社会的な風潮も大きく異なります。そのことを踏まえて彼としっかり話し合い、「お母さんと同じようにはできないんだよ」ということをきちんと植え付けることが、結婚生活をつつがなく送るために大切な準備とも言えるでしょう。その作業は、とても時間がかかります。彼のお母さんや育った環境を否定することはできません。根気とコミュニケーション能力がモノを言います。大変な作業です。でもね、その分、楽しいと思うんですよ。将来の設計図を一緒に描くっていう作業ですから。だから、お互いに結婚を意識したお付き合いなら、焦らず楽しみながら、折を見て話し合っていくといいですよ。もちろん、結婚してからOJTで無理やり慣らしていく、という手もありますけど…。これは自分にも相手にも結構な負担がかかるので(筆者経験による)、できたら婚前に準備しておくといいですね!恋愛中はついついお互いの想いばかりに目が向いてしまいますが、将来を考えるなら、ぜひともチャレンジしていただきたいと思います!ライタープロフィール石村佐和子エディター・Webディレクターを経て、結婚、出産後、フリーライターに。微妙に偏った恋愛経験を持つ、アラフォー二児の母。好きなことはモノ作り、工場見学、カフェ巡り。将来は陶芸などしながら優雅に暮らしたいと目論んでいます。
2017年05月14日恋には年齢や状況に応じた目的があります。人によっては結婚を前提にしていることもありますし、趣味や仕事を通じた充実を求めていることもあるでしょう。いずれにしても、何かを得たり感じたりすることが重要なのです。しかし場合によって、その恋がどちらかだけの都合によるものだったりして、付き合わされている方は時間的にも精神的にも無駄が多いことがあります。一緒に過ごす価値を見直そう要求に応じることが優しさだと思い込んでしまうタイプの人は、時に相手から都合の良い存在になったりします。そうならないためには、その恋が自分にとって、どんな意味を持つのか考えることです。まずは2人の将来でも精神的な満足でも良いでしょう。いずれにしても、時間をかけて一緒に過ごす価値を見直すことです。若い頃は特に時間は永遠にあるように感じますが、どの年代であっても人生にとっては一度しか過ごすことが出来ません。何年も無駄に過ごせば、その後の生き方にも影響を与えてしまいます。信頼できる人に巡り合うために恋愛において、完成された関係はありません。そんな恋愛は面白みもなく、つまらなく感じてしまうでしょう。しかし、本当に意味ある相手に巡り合うことができれば、互いに未熟でも助け合って成長していけます。時にはケンカもあるかもしれませんが、それでも相手の存在を思うことが出来るはずです。良い意味で緊張感があることは良いのですが、相手の要求に応じるだけの優しさは、自分が求めている恋ではありません。寂しさや孤独さから安易に無駄な恋を続けるのではなく、自分にとって欠かせない相手と過ごしましょう。そのためには自分から積極的になり、相手の人柄を注意深く観察します。その人が他人をどう扱うのか見れば、今は違っていてもいつかはその扱いも他人と似てくるはずです。この人と過ごすことに心の充実さがあるのか、振り返ることで未来を一緒に過ごす価値があるのかも判断が出来るようになります。
2017年04月06日冬の軽井沢を舞台に弦楽四重奏団を組んで共同生活を送る4人の男女が繰り広げる、大人のラブストーリー×ヒューマンサスペンスで話題のドラマ「カルテット」(火曜22時~)。松たか子さんと宮藤官九郎さんの夫婦のすれ違いを日常生活の中に織り交ぜ、静かに心が離れていく(松たか子さんの一方通行になる)状況が描かれた第6話が既婚女性の間で、「切ない!」「共感できる!」「恐ろしい!」と話題になっています。夫婦の価値観は合わないのが普通多くの夫婦が離婚の原因に挙げているのが「価値観の違い」です。しかし、どんなに愛し合った二人でも、価値観が同じなんてことは稀。少しずつ価値観のすり合わせが、夫婦にとって一番大切になってくるのです。例えば、作中で遠慮なく唐揚げにレモンをかける妻、しかし、夫は唐揚げにレモンをかけてほしくない派なのですが、夫はそれを伝えることが出来ない。好きな映画を楽しみたいのに、横でストーリーを聞こうする妻、そして最終的には眠ってしまう。夫が結婚する前、お気に入りの詩集をプレゼントしたのに、最終的にはその本が鍋敷き代わりにされていた。このように、日常のひとコマに描かれる夫婦の価値観のズレ。これ自体は決して珍しいものでありません。それまでの人生、別々に生きてきたので、違って当然なのです。しかし、そこですり合わせる作業をしなかった夫婦は、当然うまくいかなくなってきます。頑張りどころを間違えると夫婦はダメになるドラマの中で、「夫さん」こと宮藤官九郎さんは「いつまでの恋人のような夫婦でいたい」と言っていました。それに対して妻である松たか子さんは「結婚して家族になれた」と喜んでいました。人は「結婚」に対して理想を持ちます。そして、それは必ずしも夫婦間で一致しているとは限らないものです。いつまでも恋人のような関係を願う人もいれば、家族として大切にしたいと考える人もいるため、その理想を維持しようと頑張ってしまいます。言ってしまえば恋人への愛情と、家族への愛情。同じ愛でも形は全く違います。そのため、そこの価値観が異なるとどうしても頑張るポイントがズレてしまうのです。変えてほしい部分があっても、恋人になると言えなくなってしまうことってありますよね。嫌われないように言わない我慢、誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。自分の理想より、ふたりの理想しかし、夫婦になると、言わなくても良い部分と長く続けるために言わなければいけない部分があります。自分が理想とする関係を維持するための我慢は、後で自分の首を絞める結果になります。夫婦と言うのは、ひとりでは成立しません。だからこそ、自分の理想でもなく相手の理想でもない、ふたりの理想を見つける必要があるのではないでしょうか。すれ違っても戻れる夫婦になるためにどんなにすれ違っても、元に戻れる夫婦になるために、どうしたら良いのでしょうか。それは、相手を知ることです。松たか子さんの演じる妻の場合「無理しないでいられる」ことへの喜びを愛に変えていました。ありのままの自分を大切にしてもらえると感じると、受け入れられた気持ちになります。それ自体は間違っていませんが、それに甘んじてはいけないのです。自然体でいられるのは、あくまでも自分自身だということを忘れてはいけません。そう、相手が無理をしてくれているからこそ成立している心地よさもあるということです。相手のことをしっかり見て、知ろうとすることは夫婦にとって、新しい関係を作り上げるためにとても大切なことではないでしょうか。「カルテット」最終章:人生は上り坂、下り坂、そして「まさか!」ドラマ「カルテット」もいよいよ最終章へ突入しました。最後の最後に明かされる秘密とは? 4人の関係はどうなる? と気になるポイント目白押しです。劇中に散りばめられた伏線とウィットに富んだ台詞を、また1話から見直すのも面白そうです。松たか子さん演じる真紀が口ずさむ謎の歌に秘められた「まさか」の真相も気になります。結婚式のスピーチによく聞くこのフレーズですが、よく言われるほどに夫婦関係では人生の3つの坂「上り坂」「下り坂」「まさか」が大きなキーポイントになりますね。すれ違いや「まさか」を乗り越えて、夫婦ふたりの理想の姿を見つけることができたら幸せですね。
2017年03月14日育った環境、周りの環境によって、人の価値観って違ってきて当然ですよね。ですが、大好きな彼とそれが大幅に違ってしまうと、お付き合いに支障が出てくるのも無理ありませるにはどうしたらいいのか、うまく関係をつくる心がけをお教えします!■1.会うのは時々にする価値観の違いは、一緒にいれば居るほど大きく感じるようになります。ですから、会う頻度を減らせば、大きな価値観の違いは感じにくくなります。また、会うのが久々であれば、お互いに思いやりを持った行動ができて、愛情もうまく育めるはず。価値観のズレが気にならないだけでなく、会えない期間で好きな気持ちを高めることができるので、一石二鳥です。うまくやるためには、お互いに居心地のいい距離をあえてとる、ということも必要なのかもしれません。■2.価値観の違いを楽しむ食べ物の趣味が合わない、お金の価値観が合わない、趣味嗜好が合わない、など違いの種類には色々あるでしょう。そのすべてを無理に合わせようとするから、些細なことにもイライラするようになってしまうのです。お互いの価値観をつぶしてまで合わせようとするのではなく、その違い自体を楽しむ工夫ができると心地よい関係を築くことができるでしょう。たとえば映画の趣味が違うのならば、映画を見終わったあとに感想を述べあって彼の新しい意見を発見したりすれば、楽しく過ごせますよね。価値観が違うということは、ふたりで2倍の考えを持てるということ。うまく活かせるとお互いを高め合えるでしょう。■3.お金や生活の価値観は埋めておこう長いスパンで彼と一緒にいることを考えるならば、お金の使い方や生活に関わる部分の価値観は埋めておかないと後になって確実に困ります。特に生活をするうえでの大切になってくる価値観は、何としても折り合いをつけておきたいものです。付き合いはじめから無理に価値観をあわせようとすると、楽しい恋愛期間が訓練のようになってしまいますから、長い付き合いの中で徐々に、さりげなく自分の価値観を伝えていきましょう。何か違いを感じたなら、「こうしてくれたら嬉しいな」など、彼の価値観に気を配りつつも、あなた自身の意見を伝えるような言い回しをすることが重要です。■4.全面的に彼を受け入れるのもアリ「恋愛は惚れたもんが負け!」という言葉があるように、好きなら主導権を握るのを諦めるのもひとつの手。彼のどんな価値観も、甘んじて受け入れることが解決につながるかもしれません。「我慢」と言うと一方的に強いられている感じがしますが、他人を変えるのは、時間と労力さらに気苦労も増えるもの。他人を変えるより、自分を変える方があなたにとって楽な場合もあるのです。無駄なケンカを増やすようなことはせず、彼に合わせてみるのもアリでしょう。■価値観が違うのは当然価値観がはじめから全く一緒!というカップルは稀でしょう。価値観が違うから得られることもあります。その違いも含め、可愛いなと思ってあげられればうまく付き合っていけるはずです!(odango/ライター)(ハウコレ編集部)
2017年03月01日「オレたち、合わないのかもね」とカレに言われて落ち込んだ経験はありませんか?こんにちは、ライターのともしどです!男性は、恋愛において「フィーリングが合うこと」を重要視する傾向が強いようです。ただそれは感覚的なものなので、ちょっとしたきっかけで「合わない」と思われてしまうこともあるでしょう。そこで、男性に「合わない」と思われないために、今回は“男子が価値観のちがいを感じる瞬間”についてリサーチしてきました!■1.笑ってくれない「笑いのツボが合うと、価値観が近いのかなって思えますよね。たとえば、お笑い番組を見ているときとかに、ぜんぜん違うところで笑ってるのを見ると、『フィーリングが合わないのかな』と思ってしまいます。」(ゲームデザイナー/28歳/男性)笑いのツボは、まさに感覚的なものです。そのため、面白いと思うポイントが似ていれば「感覚的に合う」と思ってもらえるようですね。「笑いのツボ」をアピールするには、カレが笑っているときに一緒に笑うようにすることが効果的だと思います。とくに、お笑い番組などを見てカレが楽しそうに笑っているときには、一緒になって笑うように意識してみてください。■2.会話が途切れがち「一緒にいるときに会話が途切れがちになって沈黙が長くなると、感覚的に合わないのかなと思っちゃいます。」(美容師/25歳/男性)会話のレベルや内容が合うかどうかは、付き合う上での相性の良さにも関わるもの。知り合ったばかりの人との会話では、お互いに気を遣ってしまうとはいえ、、ネガティブなイメージを持たれるのは避けたいところですよね。そこで、会話が途切れてしまわないように、「相手の話を掘り下げる」、「関連する話題を振る」、「質問をする」といった方法で、会話をつなげることを意識してみてください。■3.友達のタイプが合わない「女の子の友達にどういう人が多いのかは気にします。類は友を呼ぶといいますし、ボクの苦手なタイプの友達が多いと、本質的には合わないのかなと思っちゃいんすね。」(営業/25歳/男性)長く付き合う友達には、自然と似た性格の人が集まることが多いものです。自分の性格を盛るために、相手の男性に合わせて「紹介する友達を選ぶ」というのは考えものですよね。ふたりの相性の問題であれば、あなた自身の努力で何とでもすることができるはず。交友関係に関わらず、あなたの良い部分をカレに見てもらえるようにしましょうね。■4.味の好みがちがう「自分が美味しいと思うものを『美味しい』と言ってくれる女の子には興味が湧きます。感覚的に近いのかもしれないと思えるからですね。」(整備士/23歳/男性)味覚も感覚のひとつです。そのため、味の好みが合う人に対して親近感を抱く男性が多いようですね。「これ美味しいね。」と言われたら、「だよね!私も思った!」などと答えて味覚が合うことをアピールすれば、相手の男性に「合うのかも」と感じてもらえるはずです。また、カレの味の好みを覚えて、それに沿う料理を作ってあげるのもいいですね。男性の胃袋を掴むと同時に、「フィーリングが合う」と感じてもらえれば一石二鳥です♪■おわりに男性に「フィーリングが合うこと」をアピールしたいときには、同調してあげれば簡単に伝えられるでしょう。ですから、カレの好きなこと、嫌いなことに「わかる!」と肯定的な姿勢を見せると、カレの心をグッと近づけることができるかもしれません。また、「相性が合う」ことを感じさせるには、「より多くのものが合う」と感じてもらうことが効果的です。気になるカレに、2つでも3つでもアピールして、「相性良いな」と感じてもらいましょう!(ともしど/ライター)(ハウコレ編集部)
2017年02月08日彼氏は途切れないけれど、付き合って3ヵ月未満で振られてしまう・・・。そんな「いつも彼と長続きしない」女性はいませんか?もしかしたら男性から「この子とは付き合えない・・・」と思われてしまう決定的な理由があるのかもしれません。そこで今回は「彼氏と長続きしない女性の特徴」について20代男女にリサーチしてみました。■1.SNSに何でも載せる「エッチが終わったあとに、俺の寝顔をSNSに投稿していたときはドン引きした。この子とは価値観が合わないと思って、速攻別れました。」(23歳/男性/サービス業)彼との思い出を収めておきたいという気持ちはわかりますが、SNSにさらけ出しすぎるのはNG。プライバシーがなさすぎて、彼も窮屈さを感じてしまうでしょう。またラブラブネタをアップするだけでなく、彼とのケンカやグチなどを詳細に書くのも嫌がられる要因です。SNSはほどほどに利用するようにしましょう。■2.毎日デートをする「彼氏ができたことが嬉しすぎて、毎日ふたりで色々なところへ行っていた。でも3ヵ月ぐらい経ったころに彼から『もう疲れた。別れて』と言われてしまったんです・・・。」(21歳/女性/大学生)デートも最初から飛ばしすぎてしまうと、気持ちが急速に冷めてしまう原因となってしまいます。まだ付き合って間もないのに彼から「飽きた」なんて言われてしまったら、立ち直れませんよね・・・。彼に「早く会いたいな」と思わせるくらいが、長続きする秘訣なのかも。■3.愛情確認をしたがる「『私のこと好き?』『元カノとどっちが好き?』としつこく聞いてきていた彼女。『そんなに何回も聞かないでよ』と言ったら逆ギレ。これがずっと続くのかと思うと恐ろしくて別れちゃいましたね。」(27歳/男性/営業)たまに「私のこと好き?」と聞かれるぶんには、男性も負担は感じないはず。でも毎回愛情確認をされていては、彼もウンザリしてしまいます。それに彼からすると「こんなに愛情確認されるってことは俺は信用されてないんだ」と思ってしまうはず。「好き」と言葉にするだけがすべてではありません。彼の行動から愛情を感じられるのであれば、それで十分でしょう。■4.「結婚前提」を強調する「付き合ったばかりなのに『絶対結婚しようね!』を連呼していた彼女。お互いにアラサーだったこともあり、余計にプレッシャーに・・・。これは早めに手を引いたほうがいいと思い、すぐに逃げ出しました・・・。」(28歳/男性/製造)「彼女はほしいけれど結婚はまだしたくない」と考えている男性は多いもの。ある程度付き合いが長くなってきて結婚を意識するならわかりますが、初っ端から「結婚前提」を強調するのは良くないかも・・・。まずはカップルとしての時間を楽しむべきでしょう。その上でタイミングを見計らって、結婚について持ちかけてみるのがベストだと思いますよ。■おわりに相手の気持ちもお構いなしに、何でも自分ペースで進めようとするのが破局につながる原因なのかも。付き合いたてのころは、彼の行動も注意深く読み取るようにしましょう。(和/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年12月20日トラブル発生、親としてわが子にどう向き合うか 「間違ったらやり直せばいい」と、親が言えるか? 「怒られずに済んだ」という成功体験をつくらない 大人は正解を言ってはいけない 自主的に学ぶ子は、こうやってできる の続きです。「親が自分の子どもを見ようとしていないだけ」と、木村先生。そう言われると、「もやっ」とするのは、なぜだろう? それは心当たりがあるからだ…。■その子が思っていることを、その子がわかるように通訳する―― 親は、ついつい、子どもを自分の思う通りに動かしたくなります。「これは、こういうことでしょ」と整理したくなります。それが「教育」だとすら思っています。木村先生(以下、木村):整理というよりも、その子が思っていることを、その子がわかるように通訳することね。整理っていうのは、大人がやってしまうことが多い。でも、大人がやってしまったら、子どもは大人の整理に乗らないといけなくなります。―― 子どもが一番できていないことは、「自分との会話」ということですか?木村:大人が整理して、そこに子どもをのせようとしてしまう。その子だけを見たらいいんですよ。でも親は、周りを見たり、学校を見たりするじゃないですか。―― あと、親自身の価値観というのもありますよね。「この枠内でないとダメ」という思い込みというか…木村:そんな迷惑なことはありません。親の価値観を押し付けられるほどに、子どもは親を信頼しなくなる。信頼しなくなるだけじゃなくて、親のために仮面をかぶって生きようとする。それは 子どもの権利条約 違反。条約違反ですよ?親は自分の価値観を子どもに当てはめたい。でも、親の価値観は、自分がこれまで生きてきた中で培った価値観でしょ?子どもに必要なのは、この先、10年、20年、30年、40年、50年、60年後を生きるための価値観。親の価値観なんて過去の化石や。そんなもん、どれだけ子どもに与えても、子どもは時代を逆戻りするだけです。■親が子に望むべき価値観とは?―― 親が自分の価値観を子どもに押し付けないようにするには、どうしたらいいんですか?木村:勉強してほしい、いい大学に行ってほしい。安定した職業に就いてほしい。親が子どもにこうしたことを願うこと自体は、何も悪くない。でもこれは、親が子どもに望んでいい価値観の2番目です。そんな価値観を持ってはいけないことはない。なんぼでも持っていたらいいんです。でもそれは、あくまでも2番目。―― では、1番目は?木村:その子が「僕は(私は)、これで幸せだ」と思ってくれることでしょう。いい大学に行って、いい会社に行ったとしてもね、何かにぶつかって閉じこもったとしたら?「そこまでは親の価値観を見事に果たしてくれたけど、この先、どうすんねん!」みたいな子が、山ほどいる。―― もしもそうなってしまったら、どうしたらいいんですかね?木村:何かにぶつかったとしても、その子が自ら、「自分がやっていることは、自分にとってためになることなんだ。幸せなことなんだ」と思えば、なんとかなると思います。どんないい大学に行っても、「自分の意志に反している」「やらされている」と思ったら幸せではないはず。大事なのは、子どもが自ら選択するということです。―― 考えとしてはわかるのですが、「そこまでユルくはなれない」という抵抗感があるのですが…木村:親も、ただ子どもを放っておくだけではだめです。子どもが自分でした選択を後悔しないように、いろんなアドバイスをシャワーのように入れてあげる。「大学卒業するのとしないのとでは、変わってくることもあると思うで」「大学で得た経験が、社会に出て役立つこともあるで」と、親は情報のシャワーを浴びせたらいいんです。そして、最後に一言「ま、大学、行きたくなったら、いつでも行けばいいやん」という可能性を言ってあげれば、子どもは迷わず自分の道を選べるでしょう?周りに動かされたわけではなく、すべては自分が決めたこと。それを自分の力でやる。失敗しても落ち込まなくていい。やり直せばいい。この生き方を身につけさせる。それが、学歴がどうのとか会社がどうのとか言う前に、一番大事な力なんです。今回は、ここまで! この記事は木村先生の取材の、ほんの一部分だ。また機会があれば、ぜひこの続きも書いてみたい。■次の世代に必要な教育ところで、この記事を書いている私は今、3人の男児を育てている母親で、長男は高校1年生、次男と三男は小学校6年生の双子だ。彼らを育てながら漠然と「学歴なんて、もはや、ほとんど意味がないのではないか?」とか「これからは生きる力が必要だ。その力って、どうすればつけてあげられるんだろう」そんなことは考えてはいるが、いかんせん「次の世代に必要な教育」の具体的な姿が見えなかった。見えなかったからこそ、「今の教育」にしがみついてしまっていたのかもしれない。けれども今回、木村先生の話を伺って、その姿がようやく見えてきた気がする。木村先生の実践されてきた教育こそ、これからの日本にとって必要な教育だと感じている。たとえるなら、「あっちに、行けばいいんだ!」という未来の灯のようなものだ。今後、この灯りの姿を私自身がもっともっと知りたいし、ほかの親御さんたちともシェアしていきたいと思っている。■今回取材にご協力いただいた木村泰子先生の著書 『大人がいつも子どもに寄り添い、子どもに学ぶ!「みんなの学校」流 自ら学ぶ子の育て方』 (木村泰子・著/小学館 本体1,500円+税)
2016年11月12日価値観とは、今までの人生の中で自分が作った優先順位です。根本的なことほど解決は難しく、大きな問題になってしまうことも。今回は、生活にまつわる価値観の違いをご紹介します。清潔感キレイ好きな人がそうでない人と一緒にいると、ストレスが溜まります。いつもキレイにしている人は、少しでも散らかるとすぐに気付きますが、いつも散らかった部屋にいる人はあまり気になりません。食事食事に関して大事な価値観は大きく分けて2つ。1つは味の好み、もう1つはマナーです。味の好みについては、地域によっても大きく差がありますが、同じ家庭で育った兄弟姉妹でも異なることは珍しくありません。相手が美味しいと思うものを美味しいと思えないなら逆も然りで、一緒に食事をするのがイヤになることもあるでしょう。そしてマナーに関する価値観は、知らないだけなのか、知っていても実践しないのか、によっても大きな差があります。マナーに気をつけている人は、それを知っているのに実践しない人を軽蔑する可能性も。人として軽蔑してしまったら、もう恋愛どころではありませんよね。家族育った環境が大きく関係していることが多いこの価値観は、変えるのがとても難しいと言えます。例えば、夕飯は家族そろって食べる、年に1回は家族旅行をする、など家族との時間を大切にする派と、お父さんは仕事中心の生活で、ほとんど家族との時間をもたない派、という真逆の考えをもつ2人の場合を想像してみて下さい。この問題に直面したときは衝突しますし、折り合いをつけることもきっと難しいですね。理想の家族像を思い描くときは「自分の育った家庭と同じようにしたい」というタイプと、「自分の家庭とは違うカタチを作りたい」という2つのタイプに分かれますが、ほとんどの人は自分の経験を元に答えを出します。つまり、自分が理想とする家族像がベスト!と思っている可能性が高いので、それを譲り合うことは難しいでしょう。人は、自分が決めたルールを破られると腹が立ち、軽蔑することもあります。しかし、自分が正しいと思っても、誰も人の行動や言動に制限をかける権利は持っていません。それは交際中の2人や夫婦でも同じです。相手が大切に思うものを、同じように大切にしようと努力することが愛情なのかもしれませんね。
2016年10月12日アラサー女子が年下男性とお付き合いする時、ギリギリ「ゆとり世代」の男性という事が多いようです。28歳くらいまでの男性が丁度「ゆとり世代」。恋愛価値観も30代を過ぎている女性と、20代後半の男性では違うことが多く、すれ違いや喧嘩の原因にもなってしまうみたいです。年下男子と上手に付き合うためにもゆとり男子の恋愛観を覗いてみましょう。草食系男子発症はゆとりからゆとり世代の男性は基本的に草食系です。草食系男子と言う言葉も、ちょうどゆとり世代初期が大人になった頃に出始めた言葉です。自分がガツガツ動いて格好悪くなるくらいなら待っていようと思うのが、この世代の男性の特徴でもあります。女性に興味がない訳ではなく、「果報は寝て待て」スタイルなのです。棚からぼたもちが本気で落ちてくると信じています。そのため、好きな女性がいても「向こうから声をかけてくれるだろう」と考え行動を起さないのがゆとり世代の男性の特徴です。出会いは合コンやナンパよりもSNSゆとり世代の前、バブル世代との中間辺りに当るアラサー世代には、ナンパや合コンというのが出会いの主流でした。友達の紹介で知り合うというのもスタンダードの出会い方でしたよね。でも、ゆとり世代の男性が女性と知り合う時に使うのは、もやはネットオンリーというのが普通みたいです。FacebookやTwitterなどのSNSを使った出会いはもちろん、出会い系アプリやサイトなども充実しているからかもしれません。年下男性と付き合うとき、SNSに疎かったり、TwitterやFacebookが常にオンラインな状態じゃないとそれだけでアウトーなんて思われる事もあるみたい。ゆとりは割り勘は当たり前アラサーからアラフォーに近い30代女性は、デートで割り勘なんてされたら怒って帰ってしまう人もいるくらい「割り勘に厳しい意見」を持つ人ばかりですが、でも、ゆとり世代はデート代の割り勘は当たり前。不景気世代なので仕方がないのかもしれませんが、男性がおごるという考え方がそもそも無いのです。しかも年上女性と付き合うとなると「おごってくれないの?」スタンスで来ることも。割り勘デートがキツイ女性は、ゆとり男子とのお付き合いは難しいかもしれません。。面倒くさくなるくらいならネットゲームで良い男性は、エッチがしたいという性欲に突き動かされ女性を求めることが多いものですが、でも、ゆとり男子はセックスが嫌いな人もいます。というか、面倒くさい人間関係を築く位ならエッチなネットゲームでオナニーしたほうがマシと考えます。ゆとり男子と付き合いたいのなら、アラサー女性の「普通」や「常識」といった概念が全く通用しないので、泳がせておくしかないとも言えます。自由に自分の生活を楽しめる恋愛の出来る女性なら良いのですが、自分勝手に放置される事も良くあることなので寂しい思いをする事もあるみたいです。ゆとり世代の男性全員にこの特徴が当てはまるわけではありませんが、しかし、基本的にはこれらの特徴を持ち合わせている人が多く、理解せずに付き合うと大変な事になってしまいます。特に若くなればなる程、その傾向は強くなるようです。年下君と付き合うときは、世代の特徴を掴んで、じっくり吟味してから付き合った方が身のためかもしれませんね。
2016年10月06日最近は2分に1組の割合で離婚している日本。離婚理由のNo.1は「価値観の不一致」だそうです。価値観の不一致と聞いても、曖昧すぎて「何の価値観だよ!」と突っ込みを入れたくなる人もいるかもしれません。でも、その通り!価値観の不一致という言葉の裏には離婚に値する本当の理由が隠されていました。それは一体どんな理由でしょうか?性交不能性交渉が出来ないという理由で離婚になるケースです。女性側がSEXを望んでも男性がEDという場合や、女性の体の問題でSEXが出来ない状態がコレにあたります。性交拒否体の問題で出来ないというわけではないのに、相手とのSEXを拒み続けた場合、性交拒否として離婚理由にあたります。これは、裁判で実際に離婚理由として認められているものです。性交渉が無い事で、愛情を感じられなくなったという状態を指します。異常性欲度を越した絶倫状態で、相手が付いていけない状態になるまでセックスを求めてしまうことも、価値観の不一致として離婚理由に認められています。最近では、男性の性欲が弱くなり、女性側が求めすぎることで離婚が成立したケースもあります。潔癖症どちらかが潔癖症で、結婚生活が続けられない状態も離婚理由になります。掃除の仕方などが原因でトラブルになり、生活が困難になるケースも。また、潔癖症でSEXが出来ないというのも離婚の理由になります。異常性愛者いわゆるロリコンや、行き過ぎたSM趣味などで片方が苦痛を感じる場合、離婚の理由として認められます。同性愛者はもちろん、バイセクシャルと言うことが発覚して離婚になるケースも最近では多いようです。子供が出来ないという理由子供が出来ないという理由も性格の不一致として、裁判で認められている離婚理由にあたります。どちらかが子供を望んでいるのに、子供が出来ない事で苦痛を感じる場合、離婚が認められます。一口に価値観の不一致と言っても、色々な理由が隠されている事が解ります。全て、離婚調停で認められた内容で、よく持ち込まれる内容です。よく見ていくと、性格の不一致は性の不一致とも呼べる事がお解かりいただけるでしょう。これから結婚を考える方は、離婚を避けるためにも相手の「性」の部分についてしっかり確認する必要がありそうです。
2016年09月21日生涯を共にするパートナーや、自分以上に大切な我が子。最も愛する彼らだからこそ「違う価値観でも全て受け入れたい」と思うもの。とはいえ「相手の気持ちが理解できない…」なんて悩んでいませんか。理解できないあなたは、それが正解。たとえパートナーでも我が子でも、違う価値観を理解したり、受け入れる必要はないのです。自分を押し殺すのが本物の愛情?「相手を理解したい、受け入れたい」と思う気持ちはとてもステキですし、自然な感情でしょう。愛情が強くなるほどそう思いますよね。とはいえパートナーも我が子も結局は他人。性格・価値観・趣味嗜好は違って当たり前ですし、「違う相手を理解できるか、受け入れられるか」というと難しく、ほぼ無理です。それは「受け入れよう」とすると必ず自我が出てくるから。たとえば朝食はパン派のあなたに、ご飯派の夫の場合。夫のために和食を作り続けたとしても、「和食って作るの大変だし、朝から重いんだよね。美容のためにも軽くパンとフルーツで済ませたい」という自分の気持ちはいずれ出てきます。「そんなの本当の愛情じゃない」なんて意見も出てきそうですが、自分の気持ちを押し殺し、相手に従うのが本物の愛情でしょうか。お互いが自分らしく生きるのを見守ることこそ、本物の愛情だと私は感じています。最初は相手を受け入れようとしても、必ず自分の気持ちが出てきて、受け入れられないと悩むことになるのです。「受け入れる」の主役は自分、決定権も自分では、なぜ愛する相手なのに違う価値観を受け入れられないのか。それは「理解しよう、受け入れよう」とする時点で「自分本位」になっているからです。理解や受け入れるという行為は、相手を思っているようで、実際は「自分というフィルター」を通して行われます。あくまで主役は自分、決定権も自分。そこに違う価値観を通せば、どうしても自我がストップをかけます。相手を理解しようとして悩み苦しみ、「やっぱり理解できない!」となるのですね。見守り、信じようほんとうに相手のためを思うなら、「見守り、信じる」しか私たちはできません。見守り、信じる行為は、自分フィルターを通しません。相手のありのままをそのまま尊重することになります。これもまた難しいことではあります。つい口を出したくなっても、自分は何もできないからです。一見「諦め」にもみてとれるでしょう。ただ「諦める」とは仏教用語で、「明らかに見る」という意味。結局はありのままの相手を見守り、信じるのが本物の愛情ではないでしょうか。見守ることは相手のためだけでなく、自分のためにもなります。先ほどの例のように、無理して自分を押し殺す必要もないからです。自分も相手も、その人らしい人生を100%生きるために。「見守る」訓練を今から少しずつ始めてみませんか。ライター:宮野 茉莉子
2016年09月01日保育園に預けることに対する世間の意見は賛否両論。たしかにマイナス面もあるかもしれませんが、いいこともあるんです!!保育園にお子さんを預けることで悩まれている乳児のママさんに、プラス面を再確認して前向きになってほしい!!ということで、「保育園はかわいそう」と言われることに悩み苦しんでいるママさんの気持ちが軽くなるエピソードをご紹介します。今回は保育園に通ったことで子どもの価値観が広がったエピソードです。「「保育園はかわいそう?」そんなことないと思えるエピソード集」バックナンバー第1回:保育園は子どもが初めて「年齢のちがうお友だちから学ぶ」場所第2回:保育園で 「たくましい先輩ママに学ぶ」ことがあるママの知らないお歌も唄えるようになる子どもってうたうのが好きですよね。うちの子はことばが話せるようになる前から、保育園の帰り道に「●×△○~♪」と何かを唄っていました。はっきりしない造語だったのが、みるみるうちにことばになっていき、あるとき「いーおーまいまい、いーおーまいまいー、とんとんとんっ」と発音したときの感動は今でも忘れられません。うちの子はそれをきっかけに、どんどん他のお歌もうたうようになりました。洋楽を聴いているとしゃべれるわけじゃないのに英語を覚えていることがあります。中学校の英語の授業でビートルズやカーペンターズの歌を唄ったという人も多いと思います。音楽にのせるとことばの習得が早くなるような気がしませんか!?子どもも同じように、音楽に合わせてことばを習得しているのかもしれません。あっという間にレパートリーが増えて、それとともに発音がしっかりしていきました。保育園に行かさずにひとりで子育てをしていたら、どうしても同じようなお唄ばかりを聴かせてしまいます。保育園に行くことで、昔ながらの動揺から流行の幼児曲まで幅広く耳に触れることができるようです。ママのチョイスとはちがう絵本に触れる子どもに読み聞かせる絵本にこだわっている人は多いと思います。絵本は子どもにとってまだ知らない体験を、物語を通して学ぶ大切な機会です。「やさしい子に育てたい」「道徳を教えたい」という想いで、少しでもいい絵本を読み聞かせたいと思いますよね。それはいいことなのですが、どうしてもママの価値観にしばられがちになってしまいがち。絵柄も気づけば似たり寄ったりになりがちです。保育園には流行のものからスタンダードなものまで、絵本のレパートリーがさまざまです。「わたしなら絶対に買わないな」という絵本もあります。お金を出して買うほど自分の価値観と合っていない絵本も、子どもにとってはすべてが刺激になります。ママのチョイスとはちがう価値観に触れることで、新しい世界を与えることができるのです。家族や親しい友人のコミュニティ内で子育てをしていると、どうしても似たようなモノに囲まれて育ってしまいます。それは安心でいいことではありますが、保育園では先生の人数だけ多種多様な価値観に育てられます。ママとは違う価値観に触れることがいい刺激になり、学びにつながるのではないでしょうか。「「保育園はかわいそう?」そんなことないと思えるエピソード集」バックナンバー第1回:保育園は子どもが初めて「年齢のちがうお友だちから学ぶ」場所第2回:保育園で 「たくましい先輩ママに学ぶ」ことがあるライター:金延さえ
2016年08月17日キャリアや仕事に関する価値観が大きく変わるなか、ぜひ読んでおきたいのが、る『WORK MODELS 世界で働く日本人から学ぶ21世紀の仕事論』(太田英基著、いろは出版)。世界を旅しながら「サムライバックパッカープロジェクト」という試みを通じ、世界を舞台に奮闘する人たちと出会ってきたという著者が、新たなワークスタイルを実践する13人にスポットを当てた書籍です。その根底に根ざすのは、「世界と時代の最先端で働く彼らの仕事観やキャリア観には、これからの時代を生きていく日本人にとっての多くの学びがあるはずだ」という思い。そもそも著者本人がグローバルの「グ」の字も持たないような、「海外」や「世界」という言葉とは遠い場所で生きてきた人間だったと言いますが、だからこそ、「彼らの生き方からは、きっと多くのものが学べるはずだ」と確信しているのだそうです。きょうはそのなかのひとり、Amazonブラジルでプロダクトマネージャーを務めているという石丸浩司さんのケースから、年齢に関する2つの質問をピックアップしてみましょう。妻と子ども3人を残し、40歳でブラジルに単身赴任したという人物です。■1:転職のデッドラインは何歳でしょうか?石丸さんは、35歳までに転職を経験しないと、とても環境の変化にはついていけないと考えていたのだそうです。なぜなら、新しい職場に対応する能力は、年齢とともにどんどん低下していくから。また同時に、「unlearn(アンラーン=過去に学んだことを壊す)」には年齢の限界があるともいいます。著者が35歳で転職したコンサル会社では、徹底的に経験や実績を「ゼロ」にするように仕込まれたのだとか。なぜなら、「昔はこうやっていたんで、こういうのがいいと思います」「私の経験上、こういうのがいいと思います」といったことは、コンサルの世界では通用しないから。そして、いまブラジルという異国の地でどんなことにも対応できているのは、35歳で「unlearn」の機会があったからだといいます。また注目すべきは、Amazonもほとんどの社員が35歳以下で転職してきているという点。それを踏まえたうえで著者は、世界的に見れば「日本は転職をしなさすぎている」と指摘します。清い転職であれば、それはキャリアを形成するうえでとても重要なステップだというのです。ただし、日本でキャリアを積むうえでも、ひとつだけ重要なことがあるとも主張します。それは、35歳までに転職経験を持つこと。次の職場が海外であるか日本であるかは関係なく、35歳を超えても転職のないキャリアでは、新たな職場で成功するためには苦労が多くなるというのです。■2:40歳までのキャリアをどのように描いてきましたか?40歳までのキャリアをどう描くべきか?この点については、ポイントが2つあると石丸さんはいいます。まずひとつは、「自分のものさしはなにか」ということ。もうひとつは、「自分の給料は自分で決める」ということだとか。石丸さん自身は、キャリアを描く際には、直感ではなく、ものすごくいろいろな選択肢を考えるのだそうです。そのとき忘れてはならないのが、「自分のものさしはなんだろう?」ということ。たとえば、それまで勤めていた公団を辞めてコンサルに転職する際、「お前は残っていれば20年後には社長になれるのに」と多くの人にいわれたのだといいます。ところが、20年後に社長になるということは、自身の価値基準(ものさし)においては高いものではなかったというのです。そもそも、20年後に会社があるかどうかもわからない。だったらそれよりも、別の可能性にかけることを選んだというわけです。一方の「自分の給料は自分で決める」は、当たり前のようで、しかし日本人があまり意識できていない点だと指摘します。大学の同期で公務員として働いている人と話すと、来年の給料がどうなのかをすごく心配しているのだそうです。公務員の場合、翌年の給料は人事院の勧告で決まりますが、キャリアを自分でしっかりと描くことができれば、自分の給料を自分で決めることは可能。もちろん実際は自分が決めたり、自分で交渉したりするわけではありませんが、いまの職場の待遇に満足できないのであれば、他に移ればいい。つまり、「いつだってもっと高いところにステップアップすることを選べる」という意味においては、自分で給料は決められるということになるという考え方です。そして給料だけではなく、海外に住むかどうか、はたまたいつ帰ろうかなど、さまざまな選択もまた、自分で決められるということです。*こうした考え方からもわかるとおり、本書に登場する13人の生き方には、ひとつの共通項があります。日常的に世界と対峙しているからこそ、揺るぎない自信を身につけているということ。そしてそれこそが、本書の提示する「ワークスタイル」の本質なのかもしれません。だからこそ本書は、読者の知的好奇心を強く刺激してくれることでしょう。(文/作家、書評家・印南敦史) 【参考】※太田英基(2016)『WORK MODELS 世界で働く日本人から学ぶ21世紀の仕事論』いろは出版
2016年07月22日昔から「十人十色」と言うように、人の数だけそれぞれの個性や価値観があります。だからこそ、ママ友と関わって行く中でも違和感を感じたり、「合わないな」と感じたりしてしまうのは当然のことです。とは言っても、思わず「なんでそうなるの!」と憤りを感じてやるせなくなることもありますよね。そこで今回はストレス発散も兼ねて、保育園・幼稚園に通うお子さんをお持ちのママたちに、ママ友との価値観の違いを実感したエピソードについて語ってもらいました。●(1)食べ物や飲み物のシェアはアリかナシか『うちの保育園では、感染症の予防のために、食べ物や飲み物のシェアを禁止しています。でも、近所のママさんとそのお子さんと近所に出かけたとき、うちの子が食べていたものやジュースを「一口ちょうだい 」と言ってきたんです。子どもは日頃からのしつけで「ダメ」と答えましたが、「一口くらいいいでしょ、うちの子のもあげるから」と言って聞きませんでした。私から、ダメな理由を説明しても、「神経質すぎ!そんなこと言ってるから子どもが弱っちくなっちゃうんだよ! 」と抗議してくる始末。あれは困りましたね。結局、あげましたけど、向こうのはもらいませんでした』(20代/1児のママ)●(2)子どもの声は騒音か否か『うちにママ友とその子ども数人を招いてホームパーティーをしていたときのことなんですけど。子どもたちがはしゃいでいて、注意はしていたんですが、わりと騒がしくなってしまっていたんです。そしたらマンションの下の階に住む年配の女性がやってきて、「うるさいので静かにさせてください」と注意されてしまいました。その後のママ友たちの言動に唖然。「何あの人?おかしいんじゃないの?」「うるさいって言われるほどじゃない よね」「気にしちゃダメよ」なんて、注意しに来た女性を非難し始めたんです。私は、「いや、けっこううるさかったと思うよ?」「子どもの声って響くし、周りは騒音に感じるもんなんだよ」と言ってなだめ、子どもたちを注意しましたが、それ以来なんだかおかしな空気に……』(30代/2児のママ)●(3)叱らない育児を勘違い『幼稚園でできたママ友と子どもを連れてちょっとお出かけしたとき、電車に乗ったんです。そのとき、ママ友のお子さんが靴を履いたまま電車の座席に乗って、窓から景色を眺め出して……。それでも全然叱ろうとしない姿に、ヤキモキしてしまいました。その後も、ママ友は子どもが公共施設で騒いでも走り回っても全く叱ろうとしなくて。うちの子にも悪い影響がありそうだったので、「注意しないの?」と聞いてみたら、「うちはのびのび育ってほしいから、叱らない育児をしてるの 」って。叱らない育児の意味を勘違いしてますよね』(20代/1児のママ)●(4)金銭感覚がおかしい『下の子の保育園で仲良くなった専業主婦のママ友がいるんですが、だんだん価値観の違いから距離を置くようになりました。うちは共働きで、けして裕福ではないけれど、そこそこ経済的に余裕があります。とはいえ、子どもが高価なオモチャをねだっても、お誕生日やクリスマスなどの特別な日にしか買いません。でも、そのママ友は子どもが「欲しい」と言えばポンポン買ってしまうんです。よほどお金に余裕があるんだろうなと思っていたら、毎月赤字なんだとか……。しかも、足りない分はおじいちゃん・おばあちゃんからもらっている とのこと。ビックリしました』(30代/2児のママ)----------いかがでしたか?私が子どもの時代には、「一口ちょうだい」は当たり前のように行われていましたが、今はダメなんですね。子どもの教育や金銭感覚については他人事なだけに何も言うことはできませんが、あまりにその価値観が違うと、やはり友達関係を維持していくのはストレスがたまってしまうでしょう。無理して付き合い続けても疲れるだけなので、適度に距離を置いて、できればあまり関わらないようにしたほうが身のためかもしれませんね……。●文/パピマミ編集部
2016年07月21日恋愛相手を選ぶ際に、相手のどんなところを重視していますか?顔や「優しい人がいい」など、いろいろと恋人の条件があると思いますが、結構見落としがちになってしまうのが「相手との価値観」です。価値観といっても色々な種類がありますので、今回は恋愛関係に大事な4つの価値観についてご説明いたします。1,金銭感覚金銭感覚が合わない人と付き合うと、ほとんど確立で破局します。「金銭感覚が合わない=自分の生活に無理がでてくる」ことになります。ほかにも、彼が収入に見合わない量の買い物をカード決済で行ったりしている場合、彼からの金銭的負担があなたにも襲ってきて、最悪自分の借金ではないのに、彼のために返済をしてしまったり、彼とあなたの生活費をあなただけで賄ったりすることになってしまいますので、気を付けましょう。2,話題の共通性話が合わない人と付き合うと一緒に過ごす時間が100%苦痛になります。話題は、相手の感じていることや考えていることがわかる情報交換の1つです。あまりにも話題の共通性がなかったり、共感できない話だと、その人と話しているだけで知らないうちにストレスが溜まっていきます。例えば、私は実際にこんな会話に出会ったことがあります。「博多豚骨ラーメンっていうけれど、使っている豚骨は鹿児島産の豚骨だから、厳密に言ったら、博多ラーメンじゃないよね。」「え?博多発祥のラーメンだから博多ラーメンっていうんじゃないの?使っている材料の産地って関係ないよね。」その後、彼の機嫌はずっと不機嫌でした。はっきり言って、このような会話が毎回続くと苦痛で、会話自体が楽しくありません。また、彼の自慢話だったり、自分が話していても結局は彼が話の主導権を握るという場合もあります。会話での些細な我慢が蓄積されていくと、いずれは爆発します。彼は、自分の悪い部分が分かっていないので、あなたが怒る原因がわからず大きな喧嘩に発展してからの破局を迎えることもあるので、注意しましょう。3,食事に対する価値観ライフスタイルに関しても価値観が違うと破局をすることがありますが、なかでも重要なのが食事に関してです。同じものを食べたとき、あなたが「美味しい」と感じても、相手が「不味い」と感じていた場合、一緒に食事をする楽しい時間が辛い時間となってしまいます。また、手料理を作った際に料理を一品ごとに評価をつけたりする人や、ごはんに必ず調味料を足す人、箸の使い方が個性的な人など、少しの習慣や価値観の違いに対する違和感が、徐々に相手への不満となっていく場合もあるので、付き合う前にきちんと食事を重ねることが大事です。4,恋愛観恋愛観に関する価値観もとても重要です。中には「自由恋愛主義」というものを掲げて堂々と浮気をしたり、不倫をする方々もいます。遊びの恋であればいいかもしれませんが、彼と結婚を前提にして付き合う場合、この恋愛観が問題になります。「付き合っていればそのうち治る!」と思ったり、「結婚したら変わってくれるだろう。」とついつい思ってしまいがちですが、1度であっても不倫や浮気をする人は、ずっとし続けます。将来的なものを考えているのであれば、お互いの恋愛観が合わないと離婚という形で関係が終わることもありますので、きちんとした恋愛観を持っている相手を選ぶことが大切です。価値観は、付き合っていれば相手が変わるだろうとつい思い込みがちです。しかし、いままでの人生の中で培ってきたものはそう簡単に変わるものではありません。価値観のすり合わせは大事ですが、片方ばかりの妥協などが続くと、恋人への不満やストレスになりかねませんので、きちんとした見極めが必要です。
2016年07月13日恋人同士では気づけなかったことも、夫婦になると気づくものがあります。意見や考え方の食い違いが目立つようになり、やがてお互いの価値観がズレていることに気づくのです。育った環境も経験も違う男女が出会い結婚するわけですから、完全に価値観が一致することは難しいでしょう。しかし、あまりにも価値観が合わなければ様々な場面で支障が出ます。「コミュニケーション」「食の好み」「金銭感覚」「ライフスタイル」など一緒に生活していくうえで価値観の違いが生じると、結婚生活を継続できなくなる大きな問題に発展するからです。■離婚の3大要因とは?離婚裁判において最も多い理由が「性格や価値観の不一致」。次に「DV」、その次が「浮気」や「金銭問題」となっています。(裁判所の統計)【夫に対する妻の離婚理由】1位 性格や価値観の不一致2位 パワハラ・肉体的なDV3位 浮気4位 カジハラ・モラハラ5位 生活費を払ってもらえない結婚する前に見抜けていればそんな男性とは結婚しなかったでしょうし、ストレスを抱えることもなかったはず。とは言っても、簡単に見抜くことができないから厄介なんですよね。そこで今回は離婚理由として最も多い「価値観の不一致」について、どのような“ズレ”を確かめておくべきか具体的にチェックしていきたいと思います。■価値観のズレ その1 <金銭感覚のズレ>ユタ州立大学の研究によると、お金のトラブルで7日間に1回ケンカする夫婦はケンカしない夫婦に比べて離婚する確立が30%も多いことが判明。恋人同士のときはそれぞれ個人で管理しているので大して気になりせんが、結婚すると直接生活に関わってくる問題となります。そのため、結婚する前の段階で彼の金銭感覚に狂いがないかをチェックし、金銭感覚にズレがないかを注意深く観察しておく必要があるでしょう。 ■価値観のズレ その2 <食生活のズレ>食の好みや食べ方など、食生活でズレを感じるのも価値観の不一致に当てはまりますね。いつも顔を合わせて食事するわけですから、金銭感覚のズレと同じくらい重要な問題。たとえば食べ方が汚い、マナーが悪い、好き嫌いが多いなど一緒に食事をしていてストレスになると、状況が悪化すれば同じ空間にいるのが苦痛になってくるわけです。すでに食生活の違いを感じているようなら、今のうちに改善しておきたいところ。結婚してからでは手遅れになってしまい、夫婦の間に溝を生むおそれもありますよ。■価値観のズレ その3 <協力性がない>協力的じゃない男性との結婚は、正直なところ疲れます。まったく家事や育児を手伝ってくれないとなれば、毎日の生活でストレスが溜まるのは確実です。もし共働きなら、さらに事態は深刻ですね。小さなことでも頼みごとをしたら積極的にやってくれる彼氏か、せめてそのくらいはチェックしておきましょう。明らかに非協力的で「自分でやれよ」というような態度を見せる男性であるならば、結婚後も家事に協力してくれない可能性が高いです。価値観のズレを放っておくといずれ大きな壁となり、そのまま結婚すると離婚理由になるおそれもあります。特に、金銭感覚のズレや協力性がない男性には要注意。「大丈夫! 結婚したら直るよ」なんて安易に考えていると痛い目に遭います。注意深く彼を観察してみると、今まで気づけなかったいろんな“ズレ”に気づけるかもしれません。ぜひ、参考にしてみてはいかがでしょうか。
2016年06月21日「この人のことは好き。でも、私と彼じゃあまりに違い過ぎる……」「今付き合ってる彼は見た目タイプなんだけど、話てるとなんか隔たりを感じるというか、ズレを感じるコトが多い……」家柄、経歴、職業、肩書き、経済観念、年齢、または趣味や考え方の相違などなど……アラサーも過ぎれば相手を“好き”という感情だけではもはや突っ走れないこともある。たとえ女の本能では彼を強く求めていたとしても、「あまりにギャップを感じる彼」「自分と違い過ぎる相手」のことを泣く泣くあきらめた……なんてことはないだろうか? 今回のコラムでは「自分とはかけ離れた男との恋」は断念するべきなのか、それとも押し通すべきなのか……実際に“差異のある男性”と付き合った女性たちの経験から学んでみよう。断念する派……「愛だけじゃ、この差異は埋められない」「一般庶民というよりビンボーな家に生まれた私が、どこをどう気に入られたのか金持ちの男性と付き合ったことがあった。彼の実家は都内有数の金持ちたちが住むエリアで、彼自身はドラマに出てくるような都心のタワマンの高層階に部屋を持っている人だった。そんなセレブな彼は私をバカにすることなく、『キミはそのままでいいんだよ』とは言ってくれたけど……。何十万円もするようなものを躊躇せずポンと買う“金銭感覚の違い”や『子供は絶対有名私立一貫校だね~』みたいな“ビジョンの違い”がだんだん苦しくなってきて……私の方から別れを切り出しました。彼は“意識してるところ”では私を見下すことなく優しかったけれど、“無意識の部分”での彼の言動は私をおののかせるのにじゅうぶんだった。ただ愛してるだけじゃこのギャップは埋められないな……って。苦労知らずの恵まれた環境下で育った彼の価値観を知れば知るほど私とは住む世界が違うんだと認識させられた」(30代・OL)……このエピソードのなかの彼と彼女が大きく異なっていたのは、「生まれ育った環境から来る価値観の違い」である。特にお金がある側はお金のない人間にその価値観を押し付けガチ。相手を自分の型にはめようとするパターンが多く、裕福な人間は自分の生活水準にこだわるもの。そして彼のその価値観はその子にも受け継がれるのだ。彼は自分が生きてきたように子どもを育てるのが当然だと思っている。彼は自分がされてきたのと同じように自分の子に惜しみない教育や金銭等を与えるのだろう。このケースにおいては、互いの価値観をうまく“すり合わせ”できれば良かったのだが、二人とも自分の価値観を曲げる気はなかったのである。相手よりこれまで培ってきた自分の価値観を選んだのだ。それは言い換えれば、相手よりも自分の価値観を愛しているともいえる……。 自分の育った家庭環境から得た価値観はなかなか捨てれるものではないのだ。押し通す派……「好きなものや趣味はむしろ違ってもいい!!」「海や山が大好きで、休みの日は外に出掛けなきゃ気が済まないアウトドア派の私が思いもかけず付き合うことになったのは、自分とはまったく違うタイプの人だった……。研究室で働く理系の彼は休日には引きこもって本を読んでいたいインドア派。旅行とかレジャーなんかは時間のムダだと考えてて、インテリな彼は話す内容も小難しいことも多いから頭の悪い私には何言ってんだかよくわからないことも……。向こうも私の好きなことや趣味に賭ける情熱はまったく理解できないみたい。でも、そんな私たちだけど“嫌いなモノ”に関してはすっごく意見が合う!!テレビに出てればチャンネルを変えるぐらい気に食わない芸能人や政治家とか、“こういうのヤダな~”って感じることなんかのネタではめちゃめちゃ盛り上がる(笑)。誰かにされて嫌なこと、キライなものが同じだと“好きなものや趣味が同じ”よりも付き合うには好都合なことに気づいた……」(20代・ジムインストラクター)……これは“ギャップを感じる彼氏”を持つ女性にとっては至極参考になる話ではないだろうか。仮にあなたと彼とが将来を共にする場合、「好きなモノ」や「趣味」の相違に関しては目を瞑ってあげるべきだし、相手の世界観は認めてあげればいいのだ。好きなことがバラバラであっても、趣味がかけ離れていたとしても構わない。むしろ「嫌なこと」の価値観のほうにこだわるべきである。仮に例えるなら、彼が大好きなアイドルグループの女性をあなたが大してカワイイと思えなくったって、「ふ~ん、あんなのが好きなんだ~」とやり過ごすことができるだろう。……けれど、大事なのはキライなものの方だ。あなたが“生理的にムリ!”“大嫌いっっ!”と思っている人物を彼が賛美したらどうだろう。「あんなイイ人はいないよ!!」と褒めたたえたとしたらどうだろう。あなたは彼の価値観どころか人間性まで疑い、「あたしの嫌な相手を応援する彼」に嫌悪感を抱き「こんな男にはもうついていけない」と感じてしまわないだろうか?ここで大切なのは“好きなこと”ではなく、“許せないこと”のほうが重要であるということ。“好き”の価値観が違っても「これだけは許せないという最低ライン」が合致すればいいのだ。その隔たりを乗り越えるには労力が伴うもの……そこまで彼のことが好きかどうか?たとえ思考や嗜好が異なっていても、たとえあなたとは共通点の少ない彼とでも、「ここは人として譲れない」という線が彼と共鳴していれば、あなたの恋がうまくゆく可能性はじゅうぶんにある。それでも“ギャップを感じる彼”との恋には多大な疲労を伴う。どうしたって相手と意見が違えば説明や言い訳が必要になるし、言葉足らずではさらに大きな溝や隔たりが生じてしまう。“育った家庭環境や背景が似ている相手”“学歴や能力が似通った男性”“自分と共通項がある彼” であれば意思疎通はスムーズで互いを理解し合うにはラクであろう。だが“自分と違いすぎる彼”との場合、互いの差異を埋める過程であなたは時間や労力を費やさねばならない。それでもなかなか報われず、衝突が生じるたび「もうヤダ、私にはもっと合う人がいるハズ……」と音を上げたくなることも多々あるだろう。しかし、恋愛において大切なのは「……それでも」「……だけど」という感情だ。たとえ相手が自分の理想や条件にそぐわなくとも、その恋にマイナスの要因やデメリットがあったとしても、たとえしょっちゅうケンカしたとしても……そんな“負”さえも打ち消す「……それでも」「……だけど」があればいいのだ。 ・「彼とは考え方も性格も全然違うけど……それでも彼のことが好き!」・「彼とは歳の差がすごくある……だけどいっしょにいたい」……そう思えた恋こそが、あなたにとって“本物の恋”であり“手に入れるべき男性”なのだ。 「私とは違うけど、それでも……」と感じた彼なら諦めるべきではないだろう。体験型恋愛コラムニスト・神崎桃子
2016年06月09日恋人が別れてしまう第一の理由は、今も昔も「価値観の相違」ではないでしょうか。実際に付き合ってみて、あるいは一緒に住んでみて、「こんな人だとは思わなかった」と後悔するのは、最初のころは「価値観の違い」が見えづらいから。でももし考え方や大事にすることがぴったり合う、まさにソウルメイトと呼べる相手を見分ける方法があるなら、知りたいですよね。占い師・波木星龍氏に占星術の観点で訊いてみました。月、金星、水星の配置が似ている相手を探そう占星術で「価値観」をつかさどる一番のポイントは、お互いの「太陽」の位置とその太陽が他の惑星と作る特定の「角度」にあります。また、それ以外にも日常の感じ方を表す「月」、愛し方を表す「金星」、考え方を表す「水星」…これらの惑星が、あなたと相手のホロスコープを重ねあわせたときに一致していれば、それは価値観を共有しながら生きていくことができる「ソウルメイト=魂の伴侶」の証でしょう。もっとも簡単な見つけ方は?詳しくホロスコープを見ていくのは少し難しいかもしれませんが、もっとも簡単にソウルメイトを見つけるとしたら、それは「同じ生年月日」の相手を探し出すことです。ホロスコープは生まれた時の惑星の配置ですから、誕生日が同じであれば当然似てきます。日付が一緒の場合、移動速度の早い「月」以外は大体同じ位置になり、同じ価値観や同じ愛し方、同じ考え方を共有できるようになります。ただし出生時間が異なると「月」の位置は動くので、日常生活の感じ方だけは違ってくることもあります。なので同一生年月日だからと言って全て同じ価値観ということはもちろんありませんが、近しい考え方を抱くことは間違いありません。同性同士でも親友となりやすい組み合わせです。職業の分野が似ている男女の場合は、「日常そのもの」が似ているので、よりソウルメイトとなる確率が高くなります。具体的なカップルを例に見ると分かりやすいでしょう。ケース① 益若つばささんと深瀬慧さんの場合少女達のファッションリーダーとして一時代を築いた益若つばささんと、バンドSEKAI NO OWARIのボーカル深瀬慧さんは、生年月日が同じだけでなく、血液型もB型で一緒。そして2人とも「過去の愛」を引きずっていません。2人の愛の惑星「金星」は、魂の絆を表す「ドラゴンヘッド」と特別な角度を作っているため、もともと運命的な恋と縁があるタイプ。そして、ともに水星が冥王星と一体化しており、「新たなもの」を生み出すことに意欲的です。ただ、月が海王星と90度の角度を作っているので、情緒的に不安定な要素を持ち、愛に義務感が芽生えてしまうと長続きしません。ケース② 井山裕太(囲碁6冠)さんと室田伊緒(女流二段)さんの場合囲碁で6冠を達成したプリンスと、将棋で女流二段のカップル。2009年に知人を通じて知り合い、同じ生年月日ということで縁が深まり、2012年に結婚されました。けれど、どちらも人気者ですれ違いが多く、2015年末に離婚。ともに「忙しすぎる」ということで、ソウルメイトにおける「親友」に戻ったようです。この2人の場合、水星や金星が他の惑星とたくさん「角度」を作っており、「頭脳ゲームの世界」に大変向いていると言えるでしょう。また、どちらも仲間を大切にする星の配置なので、若い世代を囲碁や将棋の世界に「目覚めさせる」役割を果たすことになりそうです。ケース③ 綾辻行人さんと小野不由美さんの場合推理作家として活躍する綾辻行人さんと、ホラー小説家・小野不由美さんは、1日だけ違った生年月日を持っているカップルです。この場合もホロスコープは似てきます。2人の場合、若くして同じ小説サークルで知り合い、学生結婚をされています。ともに水星と天王星が120度の角度を作っているため、独創力が必要な推理作家に向いていますが、不由美さんのほうが1日遅いので、月がその分移動して冥王星と180度の位置、つまりホロスコープで正反対の位置まで来ています。これは「ホラー色が強められる」配置です。実は、同じく推理作家として活躍している宮部みゆきさんも綾辻さんと同じ生年月日。この3人は、いずれも「ゲーム好き」としても知られていますね。同じ誕生日と言っても、そう簡単には見つからないかもしれませんが、もし出会えたらなんだか運命的だと感じますよね。その感覚は恐らく正しいのです。もちろん同じ誕生日というのは極端な例なので、綾辻さん×小野さんカップルのように1日違いでもいいでしょう。ポイントとしてはホロスコープが似ていて、鍵となる惑星の配置が近しい相手を探すこと。生まれ年が違っていても、そういう相手は存在します。詳しく調べてみたい相手がいる方は、『前世からの約束』で細かいホロスコープを見ることができます。2人の間にある運命の絆も占ってみましょう。~古今東西のあらゆる占いに精通し、確かな実績と実力を持つ本格占い師~波木星龍(なみきせいりゅう)鑑定暦30年以上、延べ5万人以上の鑑定実績をもつ本格占い師。古今東西のあらゆる占術に精通している。対面鑑定のほかに「正統占い教室」という占い教室を主宰し、数多くの有名占い師を生み出している。『占星学秘密教本』(魔女の家BOOKS)、『江戸JAPAN極秘手相術』、『神占開運暦』(八幡書店)など著書も多数執筆。
2016年05月13日夫の嫌なところに目がいってしまい、価値観を疑ってしまうときってありますよね。一緒に生活していれば当然のことです。しかし、一方的に拒否してばかりで相手を受けいれようとしないのは問題です。価値観が似ているとか、価値観が合うといった言葉を耳にしますが、夫婦にとって大切なのは価値観のすり合わせです。妥協したり受けいれたりして、お互いがもっている価値観を“夫婦のもの”にする必要があるのです。そのためには“風通し”が良くなければ成立しません。夫婦にとっての“風通しの良さ”とは、いったいなんでしょうか。■風のなかで夫婦を築く風格や風流という言葉を聞いたことがありますよね。これは、趣向や気品を表すときに使われる言葉ですが、本来の意味はちがいます。たとえば、風流の意味は、「迷いながら流されながら育つ人格」のこと。“どんな風のなかで生きてきたのか”で価値観がつくられ、やがて人間性となるのです。育った環境も積みかさねてきた経験も異なるふたりが、根本からわかり合うのは難しいわけです。でも、だからといって理解し合えなければ深い関係性やつながりは生まれません。夫に対し、あるいは友人や職場など人間関係のなかで、その人が“そんな風のなかで生きてきたのか”を知ろうとすることが大切なのです。受けいれることで理解することで、これまでとはちがった見方で相手と接することができます。そうして絆を深めていけば、円満な夫婦関係を築きやすくなるのではないでしょうか。■風通しを良くするには?夫婦の風通しの良さとは、“どんな風のなかで生きてきたのか”をお互いが理解し合える環境です。気軽に相談できる仲だったり、どちらか一方の考え方を押しつけない仲だったり、まずは相手の価値観を受けいれる姿勢をもたなければなりません。反対に風通しが悪い夫婦は、相談できなかったり考えのすれちがいでストレスがたまったりして夫婦のあり方を見失ってしまうもの。いまのふたりは、素直に話しあえる環境でしょうか? 何かあれば互いに相談しあえる仲でしょうか?そして、風通しを良くする一番の秘訣は、夫の変化に気づいてあげることです。ささいな変化や異変を感じたら、「どうしたの? 悩みがあったら相談して」と、その一言があればOKです。相談してくれない、話しあわない、考えがバラバラなど、夫に対して価値観のちがいを感じている女性は、この機会に風通しの悪さを見直す必要があるかもしれませんね。
2016年04月25日どういう調査結果を見ても、たいてい「離婚の理由」のトップにあがっているのは「性格の不一致」とか「価値観の相違」です。その「価値観の相違」って、具体的になにを指しているのか?結婚前に知っておくと、結婚後に「価値観」が彼と違わなくて済む・・・・・・こういうことも言えるかと思います。価値観が違うってどういうこと?というところから見ていきたいと思います。■価値観の相違とは?たとえば、夫婦で、お互いの両親の介護に対する価値観が違うから離婚することになった、というケースもあります。ある芸能人のように、妻がせっせと外にはたらきに出るので、旦那は妻の両親の介護に専念してください・・・・・・なんてことには、一般人はなかなかならないでしょうから、夫婦で介護をめぐって価値観にズレが生じます。*あるいは、夫婦どちらかにほかに好きな人ができた、という生々しい事実を、世間にうまく隠すために「価値観の相違」という理由をうまく使っている人もいます。でも、おおかたのケースは、これも生々しい話ですが、男の稼ぎがよくなって、男のほうは精神的にワンランク上のステージに行ったけど、奥さんのほうはその旦那の価値観についていけないとか、あるいはこの男女逆のパターンとか、そういうことが、じつのところ多いのではないかと思います。ほら、よく芸能人の離婚で、「価値観のちがい」を理由にしていることがありますが、よ~くその夫婦を見たら、どちらかがブレイクして収入が上がった、ということって、ありますよね。あるいは、どちらかが仕事が激減したとか・・・・・・。■そもそも「価値観」とは・・・人の価値観って、じつのところ、経済活動とすごくリンクしています。今月のお給料日まであと1,000円しかないときと、お給料が入った直後では、気持ちがまったく違いますよね?おなじようなことが、夫婦生活においても言えるものです。人生はなにもお金がすべてではないけれど、お金がある・ない、というのは、人の気持ちや夫婦の関係を大きく変えます。だから、夫婦において「価値観が一緒」というのは「お金に関する価値観が一緒」ということで、この「お金に関する」ということが、世間では省略されて言われている、ということは、知っておいて損はないかもしれません。もちろん夜の夫婦の営みにおける価値観の相違というケースもありますが、これはなかなか裁判所が「はい、わかりました」と認めないケースが多い。■彼氏の(旦那の)お財布を握ってしまえ!旦那がブレイクして一夜にして大金を手にしたという芸能人の場合、その奥さんが、旦那のお金をしっかりと管理していたので、離婚ということにならなかった・・・・・・こういう芸能人だって、何人か想像できますよね?*夫婦といっても他人です。他人のお金に首をつっこみすぎるのも品がないかなあと、少々ビクビクしていたら、価値観なんて一夜にして合わなくなってくるものです。お金の問題という、すごくデリケートなところに、どんどん足を踏み入れる。こういう態度を、彼女として(妻として)貫き通せるのであれば、価値観の相違で離婚、ということは、かなりの確率で避けることができるのではないでしょうか。*旦那のDVなどのように「明らかな」理由による「価値観の相違」以外は、たいがい「お金に関する価値観の相違」でしょう。愛はお金では買えませんが、価値観の相違という溝は、札束であるていどは埋めることが可能なのでしょう。それくらい、人の精神衛生と経済活動は、リンクしているのでしょう。(ひとみしょう/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年02月19日みなさん、こんにちは。ライターの神野悠です。みなさんは、これだけは譲れないという価値観や趣味はありますか?たとえ付き合う人であっても干渉してほしくない!って思う領域はありますよね。そしてそれはもちろん、男の子も一緒です。今回は、男の人が「この価値観はあってほしい!」と思う感覚についてご紹介したいと思います。■1.会う頻度、連絡をとりあう頻度「毎日連絡して、っていう子はちょっと厳しいかもしれないですね・・・。最初の内は大丈夫だろうけど、そのうち連絡するのが義務になってきそうです・・・」(24歳/会社員)デートの回数や、一日の連絡の回数はシビアな問題ですよね。毎日会いたいのに彼が1週間に一度でいいやって思っていたら喧嘩のもとになりますし、もちろん逆もまた然りです。お互いにストレスにならないように、ここの価値観を重視する人は多いようです。■2.金銭感覚「どっちが出すか、とかではなくて、どんな物にどのくらいお金を使うかっていう所です。衝動買いする子も嫌ですけど、あまりにも財布の紐が堅い子も合わないだろうな・・・って思うので」(27歳/金融関係)自分がもっている趣味にも関わってくる問題かもしれませんが、「それにそんなに出すの!?」と思うような人とは、確かに金銭感覚は合わないかもしれません。奢る、奢られるという関係だけではなく、どんなものにお金を使い、逆にどういうものに使わないのか、という感覚に、男の子は興味があるようですよ。■3.お酒やたばこ「別に飲めとか吸えとかは言いませんけど、こっちが飲んだり吸ったりするのを放っておいてくれる感覚は持っていて欲しいですよね。それに対してがみがみ言う人は友達までです」(23歳/学生)身体に悪いから、匂いが好きじゃないからと、やめるように言うのは効果なしです。自分のお金で、自分の好みでやっていることに口出しされたくないと思うのは当然ですよね。無理に付き合う必要はもちろんありませんが、受け入れる度量の大きさも持ち合わせましょう。■4.清潔感「清潔感が合うのって大事な気がします・・・。食べ方とかも含めてですけど、例えばどの程度まで部屋が汚くても大丈夫か、とか!汚すぎるのもだけど、綺麗好きすぎる人ともたぶん合わないんで(笑)」(21歳/大学生)みなさん、自分の部屋は今すぐ人を呼ぶことができますか?呼べないという方は少し注意が必要かもしれません。普段の暮らしぶりがあまりにもかけ離れている人とは付き合えない、という意見は多かったです。ごちゃごちゃした部屋で普通に過ごしてしまっている人は、恋愛運を遠ざけているかもしれませんよ・・・。■5.最低限の教養「頭が良い悪いではなくて、常識のレベルが合って欲しいなとは思います。あんまり話がかみ合わないとやっぱりつまらないし、ストレスもたまっちゃうので」(23歳/公務員)男女共に感じることかもしれませんが、常識のない人を素敵だな、とは思わないですよね。個性的だとしても、最低限の教養は持っておくべき、ということでしょうか。ニュースやトレンドには、アンテナを張っておくようにしましょう。■おわりにいかがですか?女性の方からも納得できる項目がほとんどだったのではないでしょうか。女性が求めることを、男性も求めるかもしれない、と考えるとヒントになるかもしれませんね。(神野悠/ライター)(ハウコレ編集部)(藤田富/モデル)(柳内良仁/カメラマン)
2016年02月13日男女にはいろんな違いがありますが、男女の恋愛観の差も大きいですよね。とくに、男性の方がどちらかというとすぐに結婚とかしたくなってしまうタイプが多くて、女性にはゆっくりじっくりと相手を見極めていきたいというタイプが多いような気がします。これは一例ですが、他にもいろんな差があります。ですので、「私の本音をわかって」というつもりでカレに正直にあなたの恋愛観を話しても、「そんなのあるか!」と一蹴されてしまうかもしれません。どうせわかってもらえないなら、はじめから話さない方がマシでしょう。ということで今回は、女性の方々に「カレには絶対にわかってもらえない恋愛観」について、経験を元にお話いただきました。■1.「結婚までは自由に恋愛」「寛容そうなカレだったけど、私が『結婚するまでは、お互いにいろんな人とデートしたりして青春楽しもうよ』みたいなこと言ったら、『浮気したいだけだろ!俺のこと好きじゃないってことじゃん』って言われた。浮気したいとかそういうことじゃないんだよなー・・・・・・」(公務員/24歳)男性には、「一夫多妻」的な考えを持つ人が多いですから、それこそ「自分は浮気したいけど、彼女には絶対にさせない」という自分勝手な人が多いです。「俺も浮気なんてしないから君もしないで」という男性のみならず「俺はしたいんだよね」という男性すら、この価値観は理解してもらえないと思います。■2.「結婚は徐々に考えていくもの」「カレが結婚結婚うるさいから、『今は正直考えてない。何年か付き合ったら、そのうち意識していけばいいじゃん』って言っても理解してもらえなかった」(ウェブ系/26歳)この女性は、さらに「結婚考えずに付き合ってるってことは、別れるつもりで付き合ってるってことだよな?」とまで言われてしまったそう。うーん、全然そういうことじゃない(笑)。逆に、付き合ってまだ少ししか経ってないのに結婚を強く意識できてる方が理解できませんよね・・・・・・。■3.「自分の時間も大切に」「私の彼氏、いつどんなときも私といたがる。男子って、いつでも彼女と一緒にいないと気が済まない人多いよね。今までの人もそうだった・・・・・・」(私学教員/24歳)これはもちろん個人差はありますけど、たしかにそういう男性は少なくない気もしますね。休日全部返上で、彼女と過ごしたいみたいな。大切な人とは、どれだけ一緒に過ごしても満足することはないんでしょうね。■4.「一回別れて考えることも大事」「男子ってすぐに答えを求めるよね。『一回離れて考えよう』みたいに言っても、『今決めて』とか言ってくる。離れて気づくこととかって絶対にあるのに」(フリーランス/34歳)彼女をつねに自分の「物」にしていおきたいと思う男性なら、これを理解するのは難しいでしょうね。そのまま彼女がどこかに行ってしまうのが怖いのでしょう。そのままだとどこかに行ってしまいたくなるからこそ、一度距離を置いてもう一度「この人はやっぱり大切」って思いたくなるのにね・・・・・・。■おわりにもちろんこれらはあくまで傾向ですから、これらを全部理解してくれる男性もいるはず。しかし、束縛が強かったり、自分が彼女よりも「上」でいたいと思うようなタイプの男性には、これらはほぼ確実に理解不能でしょう。こういう価値観はもちろん大切なもの。ただ、それをあえて言わずに心の中に置いておくのも、上手なお付き合いの仕方かもしれませんね。(吉沢みう/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年01月26日深夜2時。僕は、中国人のジャックと、インディラ・ガンディ国際空港で送迎車が来るのを待っていた。日本からインドに行こうと思うと、深夜着の便しかない。インドで一番やっかいなのがこの深夜着問題。交通手段がタクシーしかないので、乗らざるを得ないのだが、目的の宿に連れて行ってもらえないのだ。必ずツーリストオフィスに連れて行かれて、高額のツアーを申し込まないといつまでも宿には辿りつけない。仕方なくバックパッカーは、朝まで空港で過ごす。インドは女性のひとり旅が圧倒的に多い。彼女たちが空港で朝を待つ光景を眺めながら、僕はタバコを吸い、不思議な気持ちで送迎車を待つ。ホントは僕もあっち側だったのだ。ひとり旅のほうが出会いがある僕は7年前、休暇を利用してひとりでインド旅行に出かけた。成田発、北京経由、ニューデリー行き。北京での乗り継ぎでひとりの中国人青年と出会った。僕が読んでいた小説を不思議そうに眺めながら、それは誰だい?と話しかけてきたのだ(ちなみに読んでいたのは舞城王太郎のディスコ探偵水曜日)。向こうは英語ペラペラで、僕は英語が苦手。彼の話を必死に聞き取り、質問を投げた。彼はジャックと名乗った。中国の天津生まれで天津大学を卒業したあと、中国のIT企業としては最大手になる華為(ファーウェイ)という会社に就職した技術者で、年齢は26歳。メガネをかけていて、細身の体。見た目は日本人とあまり変わらない。インドにある支社で3ヶ月間開発を行うためにムンバイに行く予定だが、その前にデリーで打ち合わせがあるためにこの飛行機に乗ったということだった。年齢も比較的近かったので(このとき僕は29歳だ!)なんとなく波長があった。とりとめのない話を続けていると「今日のホテルはどこなんだ?」と彼が聞いて来た。僕は、ホテルは決めてない。デリーの街に出てから適当に探すと答えると、凄くびっくりしたようだった。「それは危ないよ。よかったら、僕の社宅の部屋にひとつ空きがある。そこに泊まればいい」と彼は言った。僕は渡りに船と快諾し、深夜の空港につくと、路上で寝ているインド人をかき分け、送迎車が来る場所まで向かった。車はどんどん郊外へ走る。もやっとした熱気で街の灯がぼやけて見える。高速道路の標識には「グルガオン」の文字。そうか、僕はグルガオンに向かっているのか。インドの別の顔として知られIT系の企業が密集し、巨大スーパー、タワーマンションと、イメージのインドとはかけ離れた近代的な、まるで箱庭のような街。着くと巨大なマンションに入り、疲れていたのかすぐに寝た。郷に入っては郷に従え朝起きるとなんだか騒がしい。リビングに向かうと中国人が10人くらいいた。少しびっくりした。一人暮らしではなかったのだ。一部屋を借りて、そこでみんなで暮らしているとジャックは言った。ごはんはもちろん自炊。まるでタコ部屋じゃないか。最大手企業でも、現実はこのようなものなのか。ジャックは図らずも、僕に、インドと中国、ふたつの国の矛盾を見せてくれた。ジャックはそのことについてどう考えているんだろう。悲しいかな、僕の語学力ではどうにもならなかった。この、一見幸せで優雅な街に、どのような無数の物語があるのだろう。そんなことを考えながら、僕はいよいよ、本物のインドに出会うべく、ニューデリー駅に向かった。まずは朝食。近くのメインストリート、パハールガンジを歩いていると、日本人の女の子に話しかけられた。ひとりでバックパッカー的な旅をしているそうだった。朝食を一緒に食べることになった。しかし、カレーしかない。仕方なく、カレーを食べることにした。カレーと言っても日本のいわゆるカレーではない。ルーはサラサラしているし、ごはんではなくナンだし、日本のインド料理屋のインドカレーのほうが正直旨い。しかも、ハエが飛び交い、衛生的には最悪の店。郷に入っては郷に従えのふたりは、手で食べ、出てきた生水を飲んだ(これによって僕は腸チフスに感染し、日本で1ヶ月入院することになる、彼女は大丈夫だった)。ひとり旅に出て思うことは、圧倒的な女性の強さだ。騙されたら男はすぐ泣き寝入りするけど、女性は粘る。途中から合流した大学生の男子は、騙されて高額ツアーを買わされていたのだが、彼女が事務所に乗り込んで抗議し、解約することができた。おひとりさまというのはバイタリティが必要だ。誰に頼ることもできない。何も知らない海外、ましてやインドで。非日常で自分を捨てることができるからだろうか。男性は内弁慶でなかなかそれができない。そんな彼女たちは、間違いなくカッコいい存在といえる。このあと、僕は昼の電車でバラナシに向かうことにしていた。ガンジス河で有名な街だ。切符を買い、ホームで電車を待つが、時間が来てもまったく来る気配がない。それを見越して、弁当売りがホームを回り始める。乗せられて僕は一つ買ってしまった。サフランライスにちょっとしたカレー(またカレーだ)。ここはインドなんだ。電車が来ないのは当たり前。日本の価値観に縛られすぎては、インドに来た意味がない。1時間経過。来ない。2時間経過。全然来ない。3時間経過。やっと来た!電車に乗ると、隣の席のインド人がラジカセを持込大音量で音楽をかけて踊っていた。それを見て、僕はちょっとだけノッてみた。ゆっくりからだをゆらした。なかなか気持ちよかった。だってここはインドなのだ。絶対的価値観などこの世の中にはないのだ。Text/神田桂一
2015年10月23日