シンガーソングライターの多野小夜子がSNS上から姿を消した。彼女の曲を聴いて、その存在を、神様のように思っていたファンの高校生や、小夜子の才能に触れ、上京を諦めた同級生、〈小夜子のことは、ちゃんと好きだったと思う〉と語る恋人など、小夜子と直接的・間接的に関わった男女6人が、その喪失をきっかけに自らの生き方と向き合っていく。川野倫さんの『取るに足らない僕らの正義』は、本を閉じた後もその余韻に引きずられる。消えたシンガーソングライターと男女6人が織りなす青春群像劇。「私も昔、似た経験をしたことがあるんです。半年くらいでしたが、周りの誰とも連絡を取れなくなった友人がいて。その人がとても社交的で、結構どこかに連れ出してくれたり、人との縁をつないでくれたりしていたので、ふと気づくと私の生活や、いるコミュニティがちょっと変わってしまったんですよね。変わった部分がある一方で、周囲のみんなが学校に行ったり仕事に行ったりのルーティンは、淡々と繰り返される。自分に置き換えたときに、『もし自分がいなくなっても、周りの人の人生って当たり前に続いていくんだな』と、ちょっと寂しい気持ちになって。それを群像の形で描いてみたいと思ったんですよね」小夜子をめぐる男女は、才能に恵まれた特別な存在として彼女に憧れる半面、コンプレックスに身悶える。だが、小夜子自身もまた低い自己評価に苦しんでいるさまを、川野さんは静かに描き出す。「読んだらわかると思うんですけど、私自身が劣等感強くて、結構いろんな人に思うんですよね。『ああ、この人には勝てないな』とか(笑)」登場人物がところどころでつながる全7話の連作形式。肝心の小夜子が登場するのは4話目からだ。「朝井リョウさんの『桐島、部活やめるってよ』が好きなので、最後まで出さないのもありかなあとか考えたりもしたんですけれど」各編の冒頭には、物語とリンクした小夜子の曲の歌詞が置かれ、小夜子が実在するかのように錯覚してしまう。詞は、川野さんの自作だ。「文章を書くのも好きなんです。ウェブで連載を始めたとき、歌詞にメロディをつけて送ってくれたファンもいて、うれしかったです」本書最大の魅力は、言葉の力。〈私は大切なもののためならいくらでも傷つくと。〉〈恥ずかしくて 死にたくなれよ。生きてるなら。〉をはじめ、ちりばめられた名言に胸を射貫かれる人は多いはず。川野 倫『取るに足らない僕らの正義』舞台は東京・下北沢と宮崎。小夜子の高校時代と現代。2つの時空をつなぎ、小夜子という存在がバタフライ・エフェクトとなった世界を見つめる。トゥーヴァージンズ968円©川野倫/トゥーヴァージンズかわの・りんマンガ家。宮崎県出身。「ごめん」という別名義でも活動。他の著書に『たとえばいつかそれが愛じゃなくなったとして』(KADOKAWA)が。※『anan』2023年3月15日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2023年03月13日1月7日、鈴木絢音(乃木坂46)の単独初主演となる舞台「六番目の小夜子」が東京・新国立劇場 小劇場で初日を迎えた。原作は、作家・恩田陸のデビュー作で代表作でもある同名小説「六番目の小夜子」。2000年にテレビドラマ化もされている人気作が、今回初めて舞台化された。演劇部に所属する高校3年生・雅子が通う学校には「サヨコ伝説」という不思議な言い伝えがあった。3年に一度、生徒の中から選ばれる「サヨコ」は、「始業式に赤い花を生ける」「文化祭で『サヨコ』の舞台を上演する」「次の『サヨコ』を指名する」という3つの約束を果たす。他の誰にも「サヨコ」であることを知られずに遂行すれば、その年の進学率の向上など、幸運が訪れると言われている。その六番目の年、始業式の朝に美しく謎めいた転校生・津村沙世子がやってきた。彼女は何者で、何を企んでいるのか。その先には誰にも想像できない展開が待っていた。津村沙世子を演じるのは、「ナナマルサンバツ THE QUIZ STAGE」「銀河鉄道の父」など、多くの舞台を経験している鈴木絢音。演劇部の花宮雅子役を尾碕真花(ドラマ「女の戦争〜バチェラー殺人事件〜」「騎士竜戦隊リュウソウジャー」)が、写真部の関根秋役を高橋健介(「ウルトラマンX」「刀剣乱舞」)が務める他、熊谷魁人、山内瑞葵(AKB48)、飛葉大樹、仲美海(劇団4ドル50セント)、大原由暉、志田こはく、花崎那奈(ボクラ団義)、緑谷紅遥(ボクラ団義)、山本涼介、森下能幸が出演する。総監督は映画「ほんとにあった怖い話」「リング0〜バースデイ〜」などを手掛ける“Jホラーの父”と呼ばれている鶴田法男が、脚本は『ウルトラマンX』(2015年/脚本)や『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』(2020年〜放送中/シリーズ構成)の小林雄次が、演出は劇団マカリスター主宰・井上テテが務める。初日公演を前にゲネプロを公開。演劇部の部室にもなっている「理科準備室」をメインに、照明や音響をはじめ、ホラー的な仕掛けも多く用意されていて、緊迫感、臨場感のある雰囲気を作り出している。「Jホラー+舞台劇」というエンタメの新しいスタイルを見せてくれる作品に仕上がった。ゲネプロ後、鈴木絢音、尾碕真花、高橋健介の3人が囲み取材に応じた。まずは、鈴木が「千秋楽まで元気に走り抜けられるように頑張ります」と、尾碕が「千秋楽まで気を抜くことなく、いい緊張感をもって頑張りたいです」と、高橋が「人気の原作で、ドラマ版でも一度成功されている作品なので、それに負けないような舞台を作れたらと思ってみんなでやってきました」と意気込みを語った。役作りについて聞かれると、鈴木は「動きを制限するのに苦労しました。(自分自身は)ずっと動いている人間なので、ミステリアスさを出すためにジッと止まって頑張って演じています」と“動き”について話すと、尾碕は「雅子は『サヨコ』のお芝居に反対する少数派の人間です。それは3年間やってきた演劇部最後の年に自分のやりたいものをやりたいという思いや責任感、優しさがあってのことなんですけど、私が言い方を変えてしまったり、ニュアンスを変えてしまうと、ただの“わがままな子”っていう印象になってしまうので、そこに気をつけました」と“言葉の伝え方”を意識したと明かした。高橋が意識したのは「雰囲気作り」。「普通の高校生が集まっている部室の雰囲気を作れるようにナチュラルに、というところを最重要課題としてやってきました。その中に転校生という“異物”が入ってきた時の雰囲気作りが難しくて、何回も何回も繰り返して、その雰囲気作りができたのでよかったです」と稽古時を回顧。主演の鈴木の印象について、高橋は「めちゃくちゃ変な子です(笑)。『2時間半、毎日半身浴してる』って言ってて、『やっぱトップアイドルはすごいなぁ』って思ってたんですけど、その次の日に『今日も2時間半、半身浴してきたの?』って聞いたら『30分です』って(笑)。『すげえ嘘つくじゃん!』って(笑)」というエピソードを明かしつつ、「でも、真ん中(座長)としてみんなを引っ張ってくれる特別な存在感があったので素敵な方だと思います(笑)」としっかりとフォロー。尾碕は「最初は勝手に“クールな方なのかな”って思ってたんですけど、稽古中、みんながひとしきり笑い終わった後に別のところで笑ってたりして、『そこで大笑いする?』って。ゲラというか、笑いのツボが浅いところは私とちょっと似てるなって思いましたし、すごく優しい人です」と第一印象とのギャップを語った。総監督は“Jホラーの父”と呼ばれる鶴田法男。鈴木が「セリフの言い方を普段とは違う感じで教えていただいて、それが“怖さ”につながったらいいなと思っています」と鶴田からアドバイスされたことを話すと、尾碕も「『ジーッと見てなかった?』っていう短めのセリフがあるんですけど、それをもっと印象付けて怖くしたいと鶴田さんがおっしゃって、劇中では『ジーーーーーッと見てなかった?』ってわざと伸ばして言ってます。言われないと自分では気づけなかったことが多々あって、『なるほど、こうやって“恐怖”を仕上げていくんだな』って思いました」と具体例を挙げて話した。高橋は「Jホラーの父ということで怖い方なのかと思ってたんですけど、全然そんなことはなくて」と鶴田の人柄の印象に触れ、「12月30日が誕生日で、みんなでお祝いしていたら『誕生日なんて、この歳になったら嬉しくないよ』って言いながら、嬉しがってました。そんな素敵な父でした」と微笑ましいエピソードを披露した。舞台の内容にちなんで、もし自分が「サヨコ」に選ばれたら3つの約束を遂行しますか?という質問には、高橋は「最初の“赤い花を生ける”くらいはやるかな?でも、性格的に誰にもバレないというのは怪しいです。この界隈一、口が軽いので、僕に秘密を言わない方がいいです(笑)」と自虐的に答えた。尾碕は「私は最初の花を生けることすらしない。1年間、重責を負いたくないのではなからやらない」と拒絶。鈴木は「私はしっかりやるんじゃないかなって思うんですけど、一年間、ニヤニヤし続けていると思います(笑)」と三者三様の答えとなった。2022年の抱負については、鈴木が「のんびりと生きてけたらいいかなって思います」と答えたのに続き、尾碕も「“気取らず、気負わず、気楽に”っていう3つの“気”を大事にして、のんびりと生きていけたらいいなと思っています」とちょっとかぶせ気味のコメントを。高橋は「若い後輩たちがいっぱい出てきて追い抜かれるんじゃないかと心配なので、とにかく生き急いで、“高橋健介ここにあり!”という感じでやっていきたい」と2人とは対照的に熱い思いを語った。最後は、鈴木が「2022年の観劇初めになる方もいらっしゃると思いますので、気合を入れて頑張っていきたいと思っています。ありがたいことにチケットの売れ行きが良いみたいで、劇場に来られないよって方もぜひ配信でご覧いただけたら嬉しいです。頑張ります!よろしくお願いします!」というメッセージで囲み取材を締めくくった。舞台「六番目の小夜子」は1月16日まで東京・新国立劇場 小劇場で上演。1月9日(日)18時開演の公演はRakuten TVでの独占ライブ配信が決定。チケット価格は3,500円(税込)で、1月16日(日)から23日(日)23時59分まで見逃し配信も行われる。<公演概要>舞台「六番目の小夜子」原作:恩田陸『六番目の小夜子』(新潮文庫刊)企画協力:新潮社 総監督:鶴田法男脚本:小林雄次演出:井上テテキャスト:鈴木絢音(乃木坂46)/尾碕真花高橋健介/熊谷魁人山内瑞葵(AKB48)/飛葉大樹仲美海(劇団4ドル50セント)大原由暉志田こはく/花崎那奈(ボクラ団義)緑谷紅遥(ボクラ団義)/山本涼介/森下能幸公演日程:2022年1月7日(金)〜16日(日)会場:新国立劇場 小劇場〒151-0071 東京都渋谷区本町1丁目1番1号公演に関するお問い合わせ:東映ビデオカスタマーセンター0120-1081-46(平日10:00~13:00、14:00~17:00)公式サイト: 公式Twitter:@6_sayoko_stage主催:舞台「六番目の小夜子」製作委員会©︎1998 恩田陸/新潮社©︎舞台「六番目の小夜子」製作委員会Rakuten TV独占ライブ配信決定!!配信実施公演:2022年1月9日(日)18:00公演見逃し配信:1月16日(日)17:00~1月23日(日)23:59配信チケット価格:3,500円(税込)撮影:伊藤智美文:田中隆信 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年01月07日『六番目の小夜子』(新潮文庫刊)は、恩田陸の処女作で、2000年にNHK教育テレビにてドラマ化され、高い人気を誇り、今年7月NHK総合での再放送も話題になりました。そして2022年1月に舞台化が発表されると瞬く間にトレンドランキング上位に入るなど、注目を集めています。そして今回、舞台「六番目の小夜子」のメインビジュアルが完成しました!本作で主人公となる謎の転校生・津村沙世子役を乃木坂46の鈴木絢音が舞台単独初主演致します。演劇部部長の花宮雅子役には尾碕真花、「サヨコ伝説」の謎を追っていく関根秋役には高橋健介が、さらに熊谷魁人、山内瑞葵(AKB48)、山本涼介、そして森下能幸が、演劇部の顧問・黒川先生役で名を連ねます。そのほか共演には、飛葉大樹、仲美海(劇団4ドル50セント)、大原由暉、志田こはく、花崎那奈、緑谷紅遥といったフレッシュな若手キャストが揃いました。そして、メインビジュアルから伝わってくるミステリアスな雰囲気を、 “Jホラーの父”と呼ばれる鶴田法男が総監督として、脚本は小林雄次、演出は井上テテがタッグを組んで創り上げます。さらに今回、チケットの特典内容の発表とともに、貴重な舞台裏話が聞けるかもしれない?!アフタートークショーの実施も決定いたしました。2022年新春、舞台「六番目の小夜子」。新年最初の観劇体験として、どうぞお見逃しなく!!【ストーリー】「サヨコ伝説」─3年に一度、この学校に幸運をもたらす都市伝説。だが、六番目のサヨコは恐怖をまとっていた!高校3年生の演劇部、雅子が通う学校には「サヨコ伝説」という不思議な言い伝えがあった。3 年に1 度、生徒の中から選ばれる「サヨコ」は、3 つの約束(始業式に赤い花を生ける・文化祭で「サヨコ」の舞台を上演する・次の「サヨコ」を指名する)を果たす。他の誰にも「サヨコ」であることを知られずに遂行すれば、その年は進学率の向上など、幸運が訪れる。その六番目の年。始業式の朝、演劇部の部室に赤い花が生けられていた。そこに津村“沙世子”という謎めいた転校生が現れる。彼女は演劇部への入部を希望し、不思議な空気を残して去って行く。演劇部が文化祭の準備を進める中、部長である雅子は「サヨコ」の舞台を上演することに反対する。だが、演劇部の周囲で次々と不可解な現象が起きて行く。謎を追う秋。どうやら、その中心には沙世子の存在が……。彼女は何者で、何を企んでいるのか、彼女が「呼ばれた」理由は?「サヨコ」とは何なのか?舞台「六番目の小夜子」は誰にも想像できない展開になっていく…。<公演概要>舞台「六番目の小夜子」原作:恩田陸『六番目の小夜子』(新潮文庫刊)企画協力:新潮社 総監督:鶴田法男脚本:小林雄次演出:井上テテキャスト:鈴木絢音(乃木坂46)/尾碕真花高橋健介/熊谷魁人山内瑞葵(AKB48)/飛葉大樹仲美海(劇団4ドル50セント)大原由暉志田こはく/花崎那奈(ボクラ団義)緑谷紅遥(ボクラ団義)/山本涼介/森下能幸公演日程:2022年1月7日(金)〜16日(日)会場:新国立劇場 小劇場〒151-0071 東京都渋谷区本町1丁目1番1号<アフタートーク>13日(木)19:00公演終演後登壇者(予定、敬称略):鈴木絢音、尾碕真花、高橋健介、熊谷魁人、山本涼介14日(金)19:00公演終演後登壇者(予定、敬称略):鈴木絢音、山内瑞葵、森下能幸、鶴田法男(総監督)、井上テテ(演出)チケット:【特典付き】 全席指定 10,800円(税込)【特典なし】 全席指定 8,800円(税込)<チケット特典内容>・ミニパンフレット・イメージビジュアル しおり・メインビジュアル ポストカード※非売品オリジナルグッズ3点セットチケット一般発売日:2021年12月4日(土)AM10:00〜■チケットぴあ0570-02-9999(Pコード:508-830) ■テレ朝チケット ■ローソンチケット0570-084-005(Lコード:33772) ■イ-プラス チケットに関するお問い合わせ:チケットぴあインフォメーション0570-02-9111(オペレータ:10:00~18:00)公演に関するお問い合わせ:東映ビデオカスタマーセンター0120-1081-46(平日10:00~13:00、14:00~17:00)公式サイト: 公式Twitter:@6_sayoko_stage主催:舞台「六番目の小夜子」製作委員会©︎1998 恩田陸/新潮社©︎舞台「六番目の小夜子」製作委員会 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年12月04日第3回ファンタジーノベル大賞で最終選考まで残った、恩田陸の処女作『六番目の小夜子』(新潮文庫刊)が、2022年1月、新国立劇場 小劇場での初の舞台化が決定しました!『六番目の小夜子』は、2000年にNHK教育テレビにてドラマ化され、高い人気を誇り、今年7月NHK総合での再放送も話題になりました。舞台版のシナリオでは、小説のもつ空気感はそのままに、学校、演劇部という限られた時間・空間の中で起こる群像劇を、舞台、映像など各方面で活躍する若手俳優を中心に、ひやりとするような演出を交えながら描いていきます。ビデオ映画『ほんとにあった怖い話』(1991年)とそのテレビ化、映画『リング0~バースデイ~』(2000年)や映画『おろち』(2008年)などを手がけ、“Jホラーの父”と呼ばれる鶴田法男を総監督に迎え、脚本は『ウルトラマンX』(2015年/脚本)や『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』(2020年〜放送中/シリーズ構成)の小林雄次、演出は映画『イニシエーション・ラブ』(2015年/脚本)や舞台「天才てれびくん the STAGE」(2020年/演出)の井上テテが務めます。謎の転校生・津村沙世子役として、舞台「ナナマルサンバツ THE QUIZ STAGE」シリーズをはじめ、舞台「銀河鉄道の父」での好演が記憶に新しい、乃木坂46の鈴木絢音が舞台単独初主演を務めます。演劇部部長の花宮雅子役にはテレビドラマ『女の戦争〜バチェラー殺人事件〜』や『騎士竜戦隊リュウソウジャー』の尾碕真花、「サヨコ伝説」の謎を追っていく関根秋役には『ウルトラマンX』やミュージカル『刀剣乱舞』の高橋健介、また舞台『刀剣乱舞』の熊谷魁人、舞台『フラガール -dance for smile-』の山内瑞葵(AKB48)のほか、「『家庭教師ヒットマン REBORN!』the STAGE」やハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」の山本涼介、そして映画『バイプレイヤーズ〜もしも100人の名脇役が映画を作ったら』など数多くのテレビドラマや映画に出演する森下能幸が、演劇部の顧問・黒川先生役で名を連ねます。そのほか共演には、飛葉大樹、仲美海(劇団4ドル50セント)、大原由暉、志田こはく、花崎那奈、緑谷紅遥といったフレッシュな若手キャストが揃いました。2022年新春、舞台「六番目の小夜子」に、どうぞご期待ください。【ストーリー】「サヨコ伝説」─3年に一度、この学校に幸運をもたらす都市伝説。だが、六番目のサヨコは恐怖をまとっていた!高校3年生の演劇部、雅子が通う学校には「サヨコ伝説」という不思議な言い伝えがあった。3 年に1 度、生徒の中から選ばれる「サヨコ」は、3 つの約束(始業式に赤い花を生ける・文化祭で「サヨコ」の舞台を上演する・次の「サヨコ」を指名する)を果たす。他の誰にも「サヨコ」であることを知られずに遂行すれば、その年は進学率の向上など、幸運が訪れる。その六番目の年。始業式の朝、演劇部の部室に赤い花が生けられていた。そこに津村“沙世子”という謎めいた転校生が現れる。彼女は演劇部への入部を希望し、不思議な空気を残して去って行く。演劇部が文化祭の準備を進める中、部長である雅子は「サヨコ」の舞台を上演することに反対する。だが、演劇部の周囲で次々と不可解な現象が起きて行く。謎を追う秋。どうやら、その中心には沙世子の存在が……。彼女は何者で、何を企んでいるのか、彼女が「呼ばれた」理由は?「サヨコ」とは何なのか?舞台「六番目の小夜子」は誰にも想像できない展開になっていく…。今回、上演決定にあたり、総監督の鶴田法男からコメントが到着!【総監督/鶴田法男コメント】日本を代表する作家、恩田陸さんのデビュー作『六番目の小夜子』をJホラー演出で舞台化できないかと依頼を受けた。米国や中国にも呼ばれてホラー映画を作ってきた自分だが、舞台は初挑戦で不安になる。だが、高い演技力で評価を得る乃木坂46の鈴木絢音というたぐいまれな才能を主演に迎えることができた。その他、スタッフ、キャストも優秀な演劇人、舞台経験者が参加することになった。これなら大丈夫と自信が持てた。今、時代を怯えさせるのは「幽霊」、「妖怪」をも呑み込む「都市伝説」の恐怖だと思う。小説『六番目の小夜子』が時を経ても高い人気を誇るのは、とある学校で3年に1度甦る「サヨコ伝説」という都市伝説を描いた先見性にあったに違いない。そして、コロナ禍でコミュニケーションが希薄になった現在だからこそ、人々の関係性から生まれる「都市伝説」をテーマに、この優れたジュブナイル小説を舞台化する意義は大きいはずだ。どうぞ「六番目の小夜子+Jホラー+舞台劇」の新しい恐怖を劇場で体感してください。<公演概要>舞台「六番目の小夜子」原作:恩田陸『六番目の小夜子』(新潮文庫刊)企画協力:新潮社 総監督:鶴田法男脚本:小林雄次演出:井上テテキャスト:鈴木絢音(乃木坂46)/尾碕真花高橋健介/熊谷魁人山内瑞葵(AKB48)/飛葉大樹仲美海(劇団4ドル50セント)大原由暉志田こはく/花崎那奈(ボクラ団義)緑谷紅遥(ボクラ団義)/山本涼介/森下能幸公演日程:2022年1月7日(金)〜16日(日)会場:新国立劇場 小劇場〒151-0071 東京都渋谷区本町1丁目1番1号チケット:【特典付き】 全席指定 10,800円(税込)【特典なし】 全席指定 8,800円(税込)チケット一般発売日:2021年12月4日(土)AM10:00〜■チケットぴあ0570-02-9999(Pコード:508-830) ■テレ朝チケット ■ローソンチケット0570-084-005(Lコード:33772) ■イ-プラス チケットに関するお問い合わせ:チケットぴあインフォメーション0570-02-9111(オペレータ:10:00~18:00)公演に関するお問い合わせ:東映ビデオカスタマーセンター0120-1081-46(平日10:00~13:00、14:00~17:00)公式サイト: 公式Twitter:@6_sayoko_stage主催:舞台「六番目の小夜子」製作委員会©︎1998 恩田陸/新潮社©︎舞台「六番目の小夜子」製作委員会 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年10月01日公開中の映画『トリガール!』に、ねごとが素晴らしい曲で物語に彩りを添えている。主題歌はスピッツの「空も飛べるはず」のカバー、さらに新曲「ALL RIGHT」が挿入歌として採用され、その2曲がシングルとしてリリースされた。「『空も飛べるはず』は、小学校のころ合唱曲として歌った思い出もあり、名曲を受け継ぐ気持ちでカバーさせていただきました。私はスピッツが大好きだったので、すーっと曲の中に入って歌うことができました」(蒼山)「まったく新しいアレンジではないけれど、ねごとがいまやっているエレクトロなダンスミュージックのテイストを入れて、ねごとはこういうサウンドだよ、という音の作り方にもこだわりました」(澤村)4人がまだ幼いころの大ヒット曲(1996年)だけど、リアルタイムで聴いていないぶん、’90年代の音楽にはある種、憧憬のようなものを感じるという。「スピッツさんやミスチルさんなどそれぞれのカラーが際立っていて、どこから聴いてもすぐに分かるメロディがあって、ずっとメッセージを発信し続けていることがすごい。カバーするときにはそういう普遍性を大事にしました」(沙田)『トリガール!』は「鳥人間コンテスト」を目指す大学生たちの物語。4人も子供のころからワクワクしながら番組を見てきたそうで、挿入歌の「ALL RIGHT」には、感情移入もたっぷり。アルバム『ETERNALBEAT』で聴かせたエレクトロニクス色の強いサウンドに疾走感が加わり、さらに振り切れた感じ。いまのねごとの魅力を強烈に印象づける。この曲がまた最高に素敵なシーンで流れるのだ。「私も友達や、家族と、違うグループで数回観に行きましたが、子供から大人まで楽しめる映画だし、登場人物が魅力的です。ねごとの曲がいいシーンで流れてくるので、私たちをもっと知ってもらえる素敵な機会をいただいたと思います」(藤咲)映画主題歌という大役を得て、それぞれ異なる質感と熱気を持つ、ねごとらしい名曲を完成させた。どちらもステージで聴きたいナンバーだ。ねごと写真右から、澤村小夜子(D)、沙田瑞紀(G)、蒼山幸子(V&Key)、藤咲佑(B)。2010年デビュー。今年はじめにリリースした『ETERNALBEAT』では鳴りやまないビートをテーマにしたダンサブルな作品で新境地を見せた。Double A Side Single『空も飛べるはず/ALL RIGHT』【初回生産限定盤CD+DVD】¥1,300特典DVDにはタイトル曲2曲のMV収録。映画で主演を務める土屋太鳳も出演している。【通常盤CD-初回仕様-】¥1,000『トリガール!』アナザージャケット封入。(Ki/oon Music)※『anan』2017年9月13日号より。写真・内山めぐみ文・北條尚子(by anan編集部)
2017年09月11日女優の土屋太鳳が30日、都内の屋外スペースで行われた主演映画『トリガール!』(9月1日公開)公開直前イベントに、矢本悠馬、ねごと(蒼山幸子、沙田瑞紀、藤咲佑、澤村小夜子)、『トリガール!』班長メンバー、芝浦工業大学<Team Birdman Trial>とともに登場した。同作は中村航の小説を実写化し、鳥人間コンテストに挑む人力飛行サークルを舞台にした青春ラブコメ。土屋演じる鳥山ゆきなが、イケメンの先輩・高橋圭(高杉真宙)に一目惚れし、人力飛行サークルに入会、"狂犬"と呼ばれる先輩・坂場大志(間宮祥太朗)や親友の島村和美(池田エライザ)らと鳥人間コンテストに挑む。この日は、スピッツの名曲をねごとがカバーした主題歌「空も飛べるはず」と、同作の挿入歌「ALL RIGHT」が披露された。ステージ袖で聞いていたという土屋は「心に羽が生えました。名曲と一緒に空も飛びたくなる気持ちになる。すごく幸せでした」と喜びを表した。矢本は「太鳳が手を広げて踊ってて。でも土屋太鳳のマネージャーはそれ以上にノってましたからね」と明かした。また矢本は共演した間宮について「東京にきてはじめてできたともだちが間宮祥太朗で。80日くらい毎日一緒にいたことがある」と告白。「明日、僕誕生日なんですけど、『いちはやく祝いたいからスケジュールあけとけ』って連絡がきました」と語り、土屋も「ラブラブ~」と囃し立てる。矢本は「暇をつぶすって人生に1番大事だなと思ってて、それに1番利用できるのが間宮祥太朗で」とひょうひょうと答えていた。最後に、土屋と矢本を含めた全員で「空も飛べるはず」を熱唱。土屋は途中、横で見ていた芝浦工業大学TBTのメンバーも呼び込み「すごい気持ちよかったです。みなさんと一緒に歌えたことが本当に幸せです」と感謝すると、「もう飛べそう!」と気持ちよさそうに叫ぶ。歌っている最中は小雨だったが、土屋が歌い終わると途端に豪雨に。土屋は集まった観客を「雨大丈夫ですか? 風邪ひかないで」と気遣っていた。
2017年08月30日土屋太鳳、間宮祥太朗、高杉真宙らいま注目を集めるキャストたちが集結し、人力飛行サークルを舞台に描く青春エンターテインメント映画『トリガール!』。この度、本作の主題歌がガールズバンド「ねごと」による、「スピッツ」の名曲「空も飛べるはず」のカバー曲に決定。合わせて本作の予告編も到着した。流されて流されて、なんとなく生きてきた、鳥山ゆきな。一浪して入った理系大学では、入学早々理系のノリにカルチャーショック!そんなとき、一目惚れした高橋圭先輩に「いいカラダしてるね」と殺し文句で誘われるまま、フラフラとサークルに入部。そのサークルこそ、毎年2人乗り人力飛行機で“鳥人間コンテスト”を目指す人力飛行サークル「T.B.T」だった。憧れの圭先輩と2人っきりで大空にはばたくはずが…ヤンキーかぶれのくせにメンタル最弱の坂場先輩とコンビを組むことに…。今回本作の主題歌に決定したのは、1994年にリリースされた「スピッツ」の名曲「空も飛べるはず」。「スピッツ」のシングル史上初のオリコン1位を獲得し、ミリオンセラーを記録した人気の楽曲だ。本楽曲をカバーするのは、これまで『今日、恋をはじめます』のテーマソングなどを手掛け、国内外の音楽フェスから引っ張りだことなっているガールズバンド「ねごと」。メンバー個々の実力も各方面から認められ、「GLAY」の楽曲や「私立恵比寿中学」の楽曲にドラムの澤村小夜子が参加、「電気グルーヴ」の楽曲にボーカル・蒼山幸子がコーラスで参加するなどマルチな活動も見せる。「空も飛べるはず」は、これまで様々なアーティストによってカバーされてきたが、映画主題歌でのカバー使用は実現されてこなかった。しかし今回、「スピッツ」の草野マサムネがかねてより親交があり、その実力を認めている「ねごと」が担当するということで、初めてカバーでの映画主題歌使用が実現したのだ。さらに、映画中盤で流れる挿入歌「ALL RIGHT」は「ねごと」が書き下ろし!爽やかだが、力強さにあふれた一曲となっており、楽曲はゆきなと坂場先輩が、圭先輩が大けがを負う「T.B.T」のピンチを受け、パイロットコンビとして100人近いサークルメンバーの想いを背負うことを決意し、トレーニングに打ち込むシーンで流れてくる。また到着した予告編では、土屋さんの毒舌女子ぶりが全開!さらに、エネルギッシュなコワモテ坂場先輩との凸凹コンビっぷりが伺え、今回発表された主題歌と相まって疾走感あふれる映像に。なおこちらの予告編は、6月30日(金)より劇場で放映される。「ねごと」蒼山幸子(Key./Vo.)は「スピッツさんは個人的にはロックもポップも、甘さも鋭さも、両極端のものを兼ね備えた最強にかっこいいバンドだと思っていて、本当に昔から憧れのバンドでした。その中でも『空も飛べるはず』という名曲すぎるこの曲を、こうして公式にカバーさせて頂くことができるなんて、ほんとうにドキドキしました。夢みたいなお話です。原曲のすばらしさをそのままに、映画を彩ることのできるようなテンポとアレンジを考えながら、胸いっぱいの気持ちで歌わせて頂きました」と感想をコメント。土屋さんは「聴いた瞬間、“ゆきな”の夏へタイムスリップしました。草の香りとか、陽炎が浮かぶアスファルトの熱とか、周りの景色がどんどん後ろに飛んでくロードバイクの風とか、せつない夕焼けの琵琶湖とか、そういった“ゆきな”の記憶が、ねごとさんの放つ音に存在してるんです。しかも全力で…!最高。この夏はこの音で飛びたい!」と絶賛した。『トリガール!』は9月1日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:トリガール! 2017年9月1日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開(C) 2017「トリガール!」製作委員会
2017年06月27日ウーマンエキサイトをご覧のみなさま。ファッション・クリエイティブ・ディレクターの軍地彩弓です。山口小夜子という人がいました。黒髪のおかっぱ頭。切れ長の目。メイキャップアーティスト、セルジュ・ルタンスが手がけた資生堂の広告で一気に話題になり、世界中のデザイナーからラブコールを送られた、日本人モデルです。その彼女の書いた本(「小夜子の魅力学」文化出版局刊)を読みました。その中で自身の黒髪について語った章があります。彼女がモデルを始めた70年代はハーフモデル全盛で、オーディションに行くたびに「黒い髪は重いから染めていらっしゃい」と言われたといいます。だけど彼女は頑なに、黒髪でいることを貫きました。「私の顔は典型的な日本人の顔で、髪を染めても似合わないのです。」と語っています。だからこそ、彼女のアイデンティティにまでなったヘアスタイル。今では髪を染めることは全く抵抗がなくなりました。金髪でもいい、原宿で流行っているパステルカラーでもいい。ブルーでも、ピンクでも。それぞれに個性のある色を選んでいます。若い子達を見てうらやましな、と思うのはその選択肢の多さです。ヘアサロンでカラリストの方と相談して、まるで絵を描くみたいに色を選んで、メッシュやハイライトなど自在に自分の個性を演出できます。冒険は自分を成長させます。新しい洋服を選ぶように、髪色を選んで。それも人生の自由度です。そして、若い頃とは違って、年齢を重れば、白髪とも立ち向かわなければなりません。男性にとっては勲章のような白髪も、女性にとっては目立たせたくない加齢の象徴。ただし、白髪を隠すというネガな気分ではなく、白髪を染めながら、自分らしい明るいヘアカラーにチェンジする。なんでもポジティブ変換できると人生は楽しくなります。 先ほどの小夜子さんの言葉で、「誰かに合わせて髪型や髪の色を選ぶのではなく自分だけの髪を選ぶようにしましょう」と書かれていました。一人一人の個性です。誰かの真似じゃない、自分が綺麗に見えることを目指してヘアカラーを見つけなくちゃですね。そんな山口さんは、あの黒髪をキープするために、シャンプー前にヘアトニックで丁寧にきちんと地肌マッサージをしていたと言います。髪の色を変えれば尚更のこと、地肌も髪もきちんとケアして艶やかに、枝毛のない状態をキープすること。どんな色であっても、艶やかで、健康な髪はそれだけで魅力的なのです。2007年にお亡くなりになる1年ほど前に、一度スタジオでお会いしました。50代を超えていらっしゃいましたが、あの美しい艶のあるおかっぱの黒髪はそのままでした。美しい髪は美しい人を作る。今後も地肌マッサージを習慣にしたいと思います。 ⇒老けない人のヒミツは「顔」より「頭皮」にあった!!>>>
2017年04月18日草間彌生と山口小夜子のドキュメンタリー映画を同時上映するイベント「世界が魅せられたふたりの異才 草間彌生×山口小夜子 ~松本貴子監督ドキュメンタリー特集~」が、9月4日から9月9日まで、東京・恵比寿の東京都写真美術館で開催されることが決定した。同イベントは、9月3日にリニューアルオープンするトップミュージアムこと東京都写真美術館の開館20周年を記念して行われるもの。上映作品は、1960年代に日本を飛び出し、ニューヨークで名を馳せた前衛芸術家の草間彌生を1年半にわたって追い続け、草間芸術の真髄に迫った『≒草間彌生 わたし大好き』と、1970年代にアジア人初のトップモデルとしてパリで活躍した山口小夜子と交友のあった松本貴子監督が、親交のあった人々の証言を集め、残された貴重な映像に触れながら彼女のミステリアスな正体に迫る『氷の花火 山口小夜子』のドキュメンタリー映画2作品。『≒草間彌生 わたし大好き』 (c) YAYOI KUSAMA『氷の花火 山口小夜子』(c) 2015「氷の花火 山口小夜子」製作委員会今回上映される2作品のメガホンをとった松本貴子監督は、現在BSジャパンで放送されている日本初のファッション情報番組「ファッション通信」の立ち上げに参加し、山口小夜子とは1987年に同番組の「山口小夜子特集」で知り合い、その後は、NHK「世界わが心の旅 ベルベルの少女の瞳」やNHK「アントワープ王立アカデミー 一流ファッションデザイナーはこう作られる」の制作で親交を深め、亡くなるまで交流を持ってきた。草間彌生とも20年来の親交を結び、「NHKBSプレミアム 世界が私を待っている 前衛芸術家草間彌生の疾走」、「NHKスペシャル 水玉の女王 草間彌生の全力疾走」など数々の映像作品を制作してきた。また、今回の2作品の同時上映に際して松本貴子監督は、「世界を舞台に闘った二人の日本人女性との出会いは、強烈でした。奇しくも同じおかっぱ髪。私は、映像という分野で関わることが、運命だと感じました。加えて言えば、二人とも“本物”。ドキュメンタリー映画の制作過程には、辛いことも沢山ありましたが、それを上回る掛け替えのない幸せな時間を、味わい尽くすことが出来ました。今回、トップミュージアムで2作品を同時上映出来ることは、この上ない喜びです。異彩を放つ二人の表現者の生き方が、多くの方々の記憶に残ることを願って!天才と美しい女(ひと)は、見飽きない!」とコメントしている。なお、『氷の花火 山口小夜子』が、カナダ・モントリオールで現地時間8月25日から9月5日に開催される「第40回モントリオール世界映画祭」のドキュメンタリー部門正式招待作品に決定したことも今回あわせて発表された。「世界が魅せられたふたりの異才 草間彌生×山口小夜子 ~松本貴子監督ドキュメンタリー特集~」の上映時間や詳細については、東京都写真美術館のオフィシャルサイトで確認出来る。【イベント情報】「世界が魅せられたふたりの異才 草間彌生×山口小夜子 ~松本貴子監督ドキュメンタリー特集~」会場:東京都写真美術館住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内会期:2016年9月4日~9月9日上映作品:『氷の花火 山口小夜子』『≒草間彌生 わたし大好き』休映日:9月5日料金:一般・学生1,500円、シニア・高校生以下・障がい者手帳1,200円
2016年08月28日日本人初のスーパーモデルとして世界中を魅了した、故・山口小夜子の知られざる一面が描かれたドキュメンタリー映画『氷の花火 山口小夜子』が、15年秋に公開される。山口小夜子はアジア系モデルとして初めてパリコレクションに起用された、日本を代表するトップモデル。パリやニューヨークコレクションで活躍し、資生堂の専属モデルも務めた。アメリカの『ニューズウィーク(News Week)』誌には“世界の4人のトップ・モデル”として紹介され、山本寛斎や高田賢三、イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)、ジャン=ポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)といった有名ファッションデザイナーたちに多くの刺激を与え続けた。本作ではそんな山口小夜子の半生が、山本寛斎やセルジュ・ルタンス(Serge Lutens)などの関係者の言葉で綴られる。山口小夜子を専属モデルとして起用していた資生堂は、本作のグラフィックデザイン、資料提供、資生堂企業資料館での撮影など各方面で協力している。
2015年07月11日東京都・銀座の「SHISEIDO THE GINZA」にて、現在東京都現代美術館で企画展が展開されているモデル・山口小夜子を特集した特別ディスプレー「赤、 小夜子と踊る。」を展示している。展示期間は6月16日まで。営業時間は11:00~20:00(不定休)。展示場所は同店舗1、階および 2階「美肌ラウンジ」。同ディスプレーでは、70年代初頭よりトップモデルとして活躍し、資生堂のかつてのミューズでもあった山口小夜子から新たな価値を授けられた、資生堂の「赤」について紹介する。展示期間中は、東京都現代美術館「山口小夜子 未来を着る人」展のミュージアムグッズ(展覧会図録、 小夜子ポストカード、 トートバッグ)を、同店でも特別販売する。また、 展示期間中の特別イベントとして、 6月13日 18:00~20:00(17:30開場)に一夜限りのカクテルパーティー「小夜子な夜~SAYOKO NIGHT~」を開催。東京銀座資生堂ビル11階に6月3日から新規オープンする『Bar S (バー エス)』にて実施され、参加者には、小夜子のイメージを取り入れた装いで来場するドレスコード「Something SAYOKO」を設けられる。女性であれば切れ長のアイメークやストレートボブのウィッグ、 男性ならばどこかに赤色を取り入れたファッションなどが例示されており、参加者自身が自由な発想で、小夜子が築いた日本の美意識について共有することをねらいとしているとのこと。参加費用は1人3,000円(ワンドリンク、2階のヘア&メーキャップサロン「ビューティーブーストバー」で使える優待券付き)。受付人数は50名、応募多数の場合は抽選となる。なお、同カクテルパーティーの応募は電話のみで、5月27日 10:00~17:00限りのの受付。氏名、電話番号、申込み人数(1~2名まで)を伝える。当選者には、翌5月28日までに、折り返し電話で通知される。なお、電話番号や詳細については同店のWebページを参照してほしい。
2015年05月26日東京都現代美術館は、トップモデルとして活躍すると同時に、クリエイター、パフォーマーとしても実験的な試みを行っていた山口小夜子の軌跡をたどる「山口小夜子未来を着る人」展を開催している。開催期間は6月28日まで(5月4日を除く月曜、5月7日は休館)、開場時間は10:00~18:00、入場料は一般1,200円、大学・専門学校生・65歳以上900円、中高生600円、小学生以下は無料。同展は、コラボレーションを通じて、世代やジャンル、東洋と西洋など異なるものを繋ぎ、"SAYOKO"という1つのジャンルを打ち立てた山口小夜子の軌跡をアーカイブとともにたどる。1970年代初頭より、神秘的な東洋の美を体現するアジア人初のトップモデルとして世界のモードを席巻する一方で、晩年の数年間、彼女が若い世代の表現者たちと、ファッション、音楽、映像、演劇、朗読、パフォーマンス、ダンスなどが混在する実験的な試みを行っていたことは、あまり知られていない。宇川直宏、山川冬樹、生西康典、掛川康典、エキソニモという、彼女の身辺で活動し、現在のシーンにおいて大きな影響力を持つ表現者たちが、小夜子に捧げる新作インスタレーションを発表するほか、彼女が急逝する直前に、新聞紙上での往復書簡が予定されていた森村泰昌も新作を出品する。なお山口小夜子は、1949年生まれのモデル、クリエイター、パフォーマー。1972年にパリコレクションに参加して以来、トップモデルとなりパリおよびニューヨークコレクションで活躍。1974年には、米ニューズウィーク誌において「世界の4人のトップ・モデル」として紹介される。1977年、寺山修司の舞台「中国の不思議な役人」に出演して以降は、女優としても多数の舞台、映画に出演。2000年代に入り、六本木のSuperDeluxeなどアンダーグラウンドなスペースを舞台に、ファッション、映像、音楽、文学、舞踏などさまざまな表現が融合するパフォーマンスを展開。2007年に急逝。
2015年05月01日故・山口小夜子の展覧会「山口小夜子 未来を着る人」が、4月11日から6月28日まで東京都現代美術館で開催される。小夜子はアジア系モデルとして初めてパリコレクションに起用された、東洋の美を体現するトップモデル。パリ及び、ニューヨークコレクションで活躍し、資生堂の専属モデルも務めた。74年にはアメリカの『ニューズウィーク(News Week)』誌に“世界の4人のトップ・モデル”として紹介され、77年にはロンドンのアデルー社で製作されたボブヘアの「SAYOKOマネキン」が世界各国のショーウインドウを飾っている。一方で、寺山修司監督の舞台『中国の不思議な役人』に出演すると、女優としての活躍もスタート。山海塾のオペラで衣装デザインなどを行うなど、クリエーターとしても活躍した。その後はファッション、映像、音楽、文学、舞踊などを融合させたパフォーマンスを展開。01年には各デザイナーが彼女にインスパイアされた作品を展示する「モーリの色彩空間 Part5 小夜子」展を開催されるなど、07年に急逝するまで常に時代の最先端を走り続けた。同展では、雑誌や写真、スクラップブックなどの秘蔵資料や、資生堂のアーカイブ作品などとともに小夜子の軌跡を辿る。また、彼女をミューズとしたデザイナーの作品や、彼女が所有していた服を「SAYOKOマネキン」によって展示。“ウエアリスト”と名乗り、“着る”ことをパフォーマンスにまで高めた彼女の創造性に迫る。更に、晩年に発表したパフォーマンスを高画質映像で上映。過去に彼女とコラボし、現在ではそれぞれの分野で活躍する宇川直宏、山川冬樹、生西康典、掛川康典、エキソニモなどが小夜子に捧げるインスタレーションも展開される。また、小夜子の急逝の直前に新聞紙上で往復書簡を行うはずだった森村泰昌も、彼女に捧げる新作を発表する予定だ。会期中には小夜子も習ったダンス・メゾット、伊藤道郎による「テン・ジェスチュア」を体験するワークショップを開催。他にも、“小夜子メイク”を完成させた富川栄によるメーキャップ・ワークションやトークイベントに加え、ファッションショーやパフォーマンスナイトなど様々なイベントが催される。【イベント情報】山口小夜子 未来を着る人会場:東京都現代美術館住所:東京都江東区三好4-1-1会期:4月11日から6月28日まで時間:10:00から18:00まで(入場は17:30まで)休館日:月曜日(5月4日は開館)、5月7日
2015年03月17日