「子どもが片付けをしない…」こんなお悩みをもつ人は、決して少なくないはずですが、その実、「片付けをしないのは、うちの子だけなのでは?」という不安を抱えている人もいるでしょう。そんな皆さん、安心してください。この調査の結果を見ると、子どもが片付けをしないのは、どこの家庭も同じようです。約8割の親が、子どもと片付けについて、ストレスを感じている野村不動産アーバンネット株式会社は、子育てと住まいを考える情報サイト「ノムコム with Kids」内で アンケート を実施。「子どものお片付け」について、親自身が感じるストレスや、子どもが片付けられない場所やものなど、年齢別の調査結果を発表しました。「お子さまのお片付けに対して、ストレスを感じたことはありますか」というアンケートによれば、76.4%の人が「強く感じる」「やや感じる」としており、小学生をもつ親が特にストレスを感じていることがわかりました。また、子どもの片付けにおけるストレスは小学校から高校にかけて徐々に減っていくことも判明。親のストレスピークは片付け経験の浅い小学生の頃、と考えられそうです。子どもが片付けにくい「場所」と「もの」子どもが片付けられないで困っている「場所」についてのアンケートでは、小学生までは「おもちゃ収納」という回答が最も多く、中学生以上になると「学習机」であることがわかります。また、片付けられない「もの」については小学生までは場所とひもづく「おもちゃ、子どもの遊び道具」、中学生は「教科書、参考書など」、高校生以上になると「衣類、制服」という結果となりました。中学生になると、それまでのおもちゃから一変して学習に関連する場所やものが片付けられなくなるようです。机周りの整理整頓は、成績や勉強効率にも関係する可能性がありそうですね。子どもの片付けを促す工夫では、子どもに「片付け力」を身につけさせるには、具体的にどんなことをすれば良いのでしょうか。アンケートでは実際に行っている片付けの工夫について「定期的に片付けの見本を見せてあげる」「一緒に捨てるものを分類してあげたことで、自分でも要る・要らないの判断がつくようになった」「種類ごとに入れられる箱を用意し、箱単位に出し入れするようにした」とさまざまな意見が寄せられています。こうした言葉がけは、子どもの年齢に見合ったものを選ぶことが大切です。自分ひとりで片付けできるように、じっくりサポートしていくのが「片付け力」をつける近道かもしれません。片付けができれば、自然と気持ちもすっきりして前向きになるもの。片付けの良い効果を、子ども本人が実感できるようになるといいですね。(すだあゆみ)
2015年11月07日前編 で紹介したように、今から3ヵ月かけて、年末に向けたお片付け計画にトライしてみませんか? 今回は、具体的なお片付け方法をご紹介します。1ヵ月目:減らす1ヵ月目にあたる10月は「減らす!!」月間です。片付けにおいては、ここが肝といっても過言ではないと思います。減らすというと、「=捨てる」と思う方がいらっしゃいます。ですが、「減らす」は、捨てるという意味だけでなく、あげる・寄付する・リサイクルするなどの方法もあります。また、別の場所に保管するのも「減らす」です。必ず「捨てないといけないのだ…」とは思わず取り組みましょう。可能であれば、家族全員にお片付け計画を知らせて、協力を依頼しましょう。難しい場合、自分で減らせないものは「分けて」元の場所に戻すか、違う場所に保管してください。くれぐれも家族の物を勝手に捨てたりしないでくださいね(筆者も経験済みですが、結構な家族トラブルになります…)。そして、1ヵ月のうち、いつ・どこの場所で減らすのか記入していきましょう。自分の手帳や壁掛けカレンダーに書き込んでもいいですし、パソコンなどで印刷しても構いません。片付けの順番として、私がおすすめするのは、まず玄関やトイレ、洗面所などから始めること。理由としては、家族みんなの共有スペースであり、広さも限定され、なおかつ変化を実感しやすい場所だからです。時間がかからず完結しやすい場所からのほうが、取り組みやすいといえます。大きな場所やモノがたくさんある場所、たとえばリビングやキッチンといった場所は、分けて取り組んでいきましょう。キッチンで言えば、食器棚、シンク下収納、吊戸棚などに分割できますよね。重要なポイントは「減らす」ことだけに集中すること。どのように収納するかとか、収納グッズはどうするか、という点は、今は考えないでください。2ヵ月目:収納する2ヵ月目である11月の目標は「収納する」です。最初の1ヵ月目に「減らす」を徹底しました。そのおかげで、必要な場所に必要なものがあるはずです。2ヵ月目は、それを使いやすく収めるにはどうしたらよいか、という点を考えていきます。ここでも1ヵ月目と同様に場所を分け、自分のスケジュールに当てはめていきましょう。大きな違いといえば、予算の把握があることでしょうか。モノを収める時、場所によっては、いわゆる収納グッズが欲しくなる場合もあるでしょう。その場合に、全体の予算はこれくらい、どの場所にどう使うか、優先したいのはどこか、これらを事前に考えておくのはおすすめです。収める時には、利き脳によるタイプ別収納も参考になるでしょう。右脳・左脳別の大まかな特徴は、 こちらのコラム を参考にしてください。家族1人ひとりによっても使いやすい収納は違いますから、それぞれに確認しながら進められると、なおよいですね。3ヵ月目:維持する3ヵ月目である12月は「維持する」月間です。片付けが苦手な人にとっては、ある意味一番大変かもしれない部分、それが「維持する」ことです。冒頭でも書いたように、片付けというのは日常のことであり、そこに終わりはありません。使ったら元の状態に戻す、その繰り返しですので、この月は「使ったら戻す=維持する」ができているかどうか、できていないとしたら、どうしたら簡単にできるかを見直していく期間になります。場所によっては、収納スペースに対してモノがたくさん入りすぎていることもあるかもしれません。その場合には、そこの場所だけもう一度「減らす」から始めるといいでしょう。この最後の1ヵ月で「リセットする」ことを習慣づけられたら、もう完璧!ここが頑張りどころです。1日の中で、または週末でも、ご自身のペースで構いません。リセットタイムを計画に書き込んで、実践してくださいね。まとめ以上、ここまで3ヵ月間のお片づけ計画をご紹介しました。その昔、片付けができなかった私は、ライフオーガナイザーとしてお片付けを学び、「片付けって、意外と(?)頭を使うんだなぁ」と感心した覚えがありますが、その通りなのです。片付くための仕組みを作るのは頭を使います。そして試行錯誤です。今回は、まず3ヵ月の中で最初の仕組みを作るのが目的です。期間を決めて取り組むと実践できる確率が高まりますので、ぜひ取り組んでみてくださいね!もし、もっとしっかり取り組みたい、だれか仲間が欲しいという場合には、私が作るフェイスブックのお片付け3ヵ月計画グループへのご参加はいかがでしょうか? みんなで取り組み、結果を報告しあうことで、ますますやる気が保てます。ご興味のある方はこちらのフェイスブックページよりお問い合わせください。・ 美的オーガナイズ ※フェイスブックグループ内での投稿は、コラムやHPで掲載させていただくこともあります。その場合、ご本人の了解を得たうえで、個人が特定されない形をとらせていただきます。(編集部注:編集部は、上記Facebookページの運営その他には関係しておりません。ライターの個人活動の一環であることをあらかじめご承知ください。)(池田絵里)
2015年10月13日早寝早起きが子供の自立心を育てる の続きです。お片付け自分の玩具や衣服をきちんと片付ける、というのは、性格ではなくて「そういう習慣が身についているかどうか」で、できるかどうかが決まります。幼い頃から・使った玩具はお片付けをする・服は脱いだらたたむ・靴は脱いだらきちんとそろえるといったことについて、きちんとしつけられていれば、大きくなってから部屋をもらった時などに自然とお片付けをすることができるようになります。自分の使ったものを片付けるというしつけは、幼児期に教えないともう間に合わないという性質のものではありません。小学校に入ってからでも大丈夫ですので、しっかり片付けをするというよい習慣をしつけるようにするとよいでしょう。子どもの部屋だからといって、物を収納する空間がまったくない家はないと思います。学習机、本棚、もしかしたら子ども用の服を入れるタンスなども置いてあるかもしれません。このように、子どもに物を片付けさせるにはまず物をしまう場所を用意することが必要です。とはいえ、あまりに細かく、あるいはあまりにたくさんの収納スペースがあっても混乱するだけです。収納とそのルールはシンプル・イズ・ベストと心得ましょう。子どもがまだ小学校に上がっていないような幼い場合には、難しいルールを作ってもまだ無理なもの。まずは一つ大きな箱を準備し、使った物は何でもそこにしまう、というルールを作ってみましょう。ごく簡単なルールですが、それでもこの年齢の子どもにいきなり片付けをやらせようとしてもうまくいきません。まずは親が一緒になってお片付けをし、どんなふうにすればいいのかをやってみせる必要があります。始めたばかりの頃は、子どもよりも親のほうがメインで片付けをすることになるでしょう。子どもができるのはちょっとしたお手伝い、といったところかもしれません。しかし、使った物は片付けなくちゃいけないんだ、という意識づけが大事なわけですから、最初はそれで十分です。しばらく続けているうちに、だんだんと片付けを上手にできるようになってきます。そうすればしめたもので、小学校に上がるぐらいになるころには自分1人でほとんど片付けられるほどになるはずです。ここで注意したいのは、「あまりしつこく片付けを要求しない」ことです。ちょっと遊ぶたびに神経質に「片付けなさい」とやっていたのでは、子どもは片付けを嫌なことだと認識してしまいかねません。家のスペースなどにもよるとは思いますが、最低でも1日1回、寝る前にはお片付けをする、というところから始め、慣れてきたら頻度を増やしていくようにすると良いでしょう。幼い頃は、子どもは玩具も自分と同じく命を持っていると考えていたりするものです。それを利用すれば、寝る前のお片付けをスムースに習慣づけすることができます。「~ちゃんはおねんねの時間だから、玩具さんたちもおねんねさせましょうね」といった感じでお片付けをさせるようにするわけです。あとは、適当でいいので「お片付けのうた」でも作って子どもといっしょに歌いつつ、用意した箱に玩具を全部入れるようにします。真面目で几帳面な性格の親の場合少々我慢が難しいかもしれませんが、そこはぐっとこらえて「玩具はこの大きな箱に放り込めばそれでお片付け終了」というところから始めるようにしてください。「雑然とした片付けではどうしても気になってしまう」という場合には、子どもが寝てしまってから、もう一度片付け直せば済むことです。これを子どもがまだ見ている時にやってしまうとしつけの効果がなくなってしまいますので注意してください。また、子どもがお片付けを頑張ってお部屋が片付いた後は、きれいに片付けができたということで子どもを褒めてあげることも大切です。子どもが小学校に行くようになれば、玩具以外にも学校で使う教科書やノートその他の道具なども毎日整理をする必要が出てきます。次の日の時間割で必要なものを揃える時に、スムーズにできるように整えておき、忘れ物がないようにするためです。そうした必要性が出てきたなら、今度は物を出したりしまったりしやすいように使いやすい収納スペースを用意する必要があります。いずれにしても、使った物の片付けや整理をする時には、親が指示して子どもにそれをやらせるのではなく、片付け方を子どもと相談しながら進めるようなかたちを取るようにしましょう。というのも、片付け方を自分で考え、自分自身でやってみないことには、いつになっても1人で片付けができるようにはならないからです。なるべく子ども自身に考えさせ、片付けをさせるように工夫してみてください。(子育ての達人)「自立心のある子どもに育てるためのポイントと手助けの仕方」特集をまとめて読む・ その1 ・ その2 ・その3・ その4 ・ その5 ・ その6(最終回)
2015年10月04日家の中がすぐに散らかる、毎日「片付けなさーい!」と叫んでいる、気がつくと毎日同じものの片付けを繰り返している……そんな日々を送っていませんか? 片付けなきゃ……と思うとストレスがたまる一方ですが、「片付け=楽しいこと」に変える方法をお伝えします。○整理した回数を声に出してカウントする筆者が小さいころから習慣にしているのが「100個片付け」です。これは、片付けの際に「1個、2個……」と声に出して数を数えながら行うというものです。ただこれだけ。でもこの方法、やる気が起きなくておっくうだなぁ……という時ほどパワーを発揮します。作業を「個数」でカウントするのは、何だか変かもしれませんが、その方がなぜかやる気が出ます!片付けるものや片付けの順番などは考えずに、目についたもの、手近なものから取りかかります。本を棚に戻したら「1個」、脱ぎっぱなしの服を洗濯機に放り込んだら「2個」、リモコンをまっすぐに置き直したら「3個」、カーテンをピシッと開けたら「4個」……と、少しでも整える作業を行ったら「1個」としてカウントします。これで、あっという間に10個、20個……と数が進みます。運動会の玉入れの感覚に近いかもしれません。食器洗いや洗濯物干しもカウントしたら、すぐに70個、80個になります。声に出しながら動いていると、いつの間にかゲーム感覚になっていて「早く100個にしたいな、他に片付けるものはないかな」と家の中をテキパキ歩き回るようになります。気が付いたら、部屋はかなりスッキリしているはず。お片付けが苦手な子どもでも、競争しながらやると夢中になって片付けてくれます。身の回りが整っていると、いろんなことに前向きに取り組むことができますね。「100個片付け」、オススメです。執筆:KANA横浜市在住、3人の子持ち。 趣味は整理整頓と飲酒、アウトドア。野球観戦に燃えるアクティブ派だが、実は運動音痴なのでもっと動けるようになりたいと思いスポーツクラブに通い始めたところ。今年の目標は「物と体のダイエット!」本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2015年05月27日前回 、部屋の片付けと家計管理の悩みの共通点についてお伝えしましたが、今回は解決法にも共通のものがないかを探ってみます。■部屋が散らからないようにするには? 部屋が散らからないようにするには、整理収納を行うことが必要です。「整理収納」とはその言葉どおり、「モノの整理を行い、収納する」わけですが、その前にしなくてはいけないのは、「目標設定」。自分や家族がどんな部屋でどんな暮らしを送りたいかのイメージを明確にするのが大事なのだそうです。そして、「整理」とは何かというと、不要なモノを手放し、さらに限られた収納スペースの中で必要な度合いに応じて優先順位をつけることです。「収納」もただ詰め込むのではなく、それぞれのモノが使いやすくなる配置をシミュレーションしたら、調整しながら定位置を決め、その後はあちこちに散らばらないよう維持することなのが重要だそうです。つまり、手順としては「目標設定」⇒「整理(棚卸し・分析)」⇒「収納」ということになります。目標設定を行わないと、毎回不要なものを手放す作業から入ることになり、面倒なのはもちろん、何より不経済ですよね。それに、しっかり目標を設定することで、モノを買う時も「今欲しいから」「便利だから」「皆が持っているから」と衝動買いするのではなく、まずは目標とするライフスタイルに沿っているかどうかを吟味してから選ぶ。そして、1つモノが増えたら、その分1つ減らすなど、許容量を知ってコントロールすることで「なんとなく」モノが増えてしまうことが防げるのです。■家計を管理するためには? 実は、部屋の片付けで大切なことと家計管理で大切なことは、まったく同じなのです。まずはどんな暮らしを送りたいのか、今後起こるライフイベントにはどんなことがあるか、といった「目標設定」をします。次に「整理」。目標とするライフイベントのための予算がどれくらい必要か、今不足しているのはどれくらいなのかの「棚卸し」を行い、無計画に消費をするのではなく、自分にとって大切なライフイベントにはしっかりと予算を残すよう「分析」します。たとえば、子どもの留学という新しい関心事ができた場合、それとほかのライフイベントの優先順位や全体の予算を考えた上で、それを目標として採用するかどうかを考えます。そして最後に「収納」。いつ、何のために使うお金かによって、置き場所を変えます。すぐに使うお金は流動性のある場所、普通預金へ。3年先以降、時期や額も明確なお金(学費や住宅資金など)は定期預金や貯蓄性の保険など、取り崩しにくく、多少の金利が見込めるところに。10年以上先で、その時の物価や社会状況によって必要な額が予測しづらい目標(リタイア後の資金など)に関しては、株式や投資信託などの運用を取り入れ、インフレーションとの連動や金利による利回りを見込めるところに(ただし運用に関しては元本割れの可能性もあるのでリスクの理解が必要です)。これらを実行することで、予算管理しやすく快適な家計になっていきます。■目標設定を習慣にして、部屋とお金の片付けをしようこのように部屋の片付けと家計管理、いわばお金の片付けには、共通点が多くあります。両者とも、始めの「目標設定」の作業には頭を使いますが、習慣になったころには気持ちまでスッキリとしていそうですよね。お部屋の片付けに苦手意識がある私も、そう考えると取り組めそうな気がしています。家計管理が苦手だけれど、部屋の片付けには興味があるという方は、まずは部屋の整理から始めてみてはいかがでしょうか。
2015年02月20日部屋の整理・収納は、多くの人にとって関心の高い分野ではないでしょうか。何を隠そう私もその1人ですが、もともと片付けが得意ではない上に、子どもが産まれてからはより一層「忙しくて時間がない」「モノがどんどん増えてしまう」「片付けてもすぐに子どもが散らかしてしまう」ことを言い訳に、つい整理整頓を後回しにしてしまっています。雑誌のお片付け特集や片付け術について書かれた本を読んでも、実行・継続するに至らず、自己嫌悪に陥ることも。そんな訳で先日、整理収納の専門家にレクチャーいただく機会を得ましたが、思いがけず、家計管理との共通点を発見したのでここでシェアしたいと思います。■部屋が散らかる本当の理由とは? 実は、部屋が散らかるのは個人の片付け能力のせいだけではなく、昔に比べてモノの量が圧倒的に増えたことが原因なのだそうです。日本は経済成長を経て、便利なモノが国内外から数多く手に入るようになりました。それに加えて、産業が発達し、手作りではなく工場で大量生産されたモノが安価に手に入るようになりました。これにより「どうしても必要なモノ」だけではなく「あると生活にゆとりが生まれるモノ」がどんどん家の中に入るようになったのです。一般的に、現代の4人家族の暮らしには1日平均10個のモノが入ってくるのだそうです。反面、日本に特有と言われる「もったいない」の意識は残り、使わないモノを捨てることには抵抗を持っています。つまり、片付けが下手なわけではなく、昔とは状況が異なっているにもかかわらず、それに合わせた解決法が広まっていないことが問題なのです。■部屋の片付けと家計管理との意外な共通点とは? 昔からの習慣が時代にそぐわなくなっている状況は、家計管理にも当てはまるのではないでしょうか。少し前まで、家計管理は今ほど複雑ではありませんでした。戦後、人口は増加し、働き手の人口が高齢者の人口をはるかに上回っていました。消費する世代がたくさんいるので、モノやサービスは放っておいても売れます。売り手(企業など)は売上げ増加により、年功序列・終身雇用でずっと安定した雇用ができますし、現役世代が支えることで退職金も年金も安心。銀行は安心して企業に融資できるので、個人の預金の金利も高くつけることができる。人口が増えるので土地の価値はどんどん値上がりする。もちろん例外もあるでしょうが、全体的には「管理」という考え方を意識しなくても、収入を支出が超えない程度の生活をしていれば、貯蓄や持ち家といった資産を持てて、老後も安泰な時代だったのです。 反対に、現代はどうでしょう。年金や医療・介護を必要とする高齢者が増える反面、社会保険料や税金を納める働き手の数がどんどん減っているので、そのバランスをとるために、働き手の負担は上がっています。反面、生活レベルを下げることは難しく、教育費や住宅購入の費用は上昇傾向にあります。その上、クレジットカードやプリペイドカードなどの便利なモノで支払いができるので、現金を使っている実感が薄まり、家計のコントロールがしづらくなっています。片付けにもいえることですが、貯蓄ができないことを「自分にマネーのセンスがないせい」とか、「浪費傾向が強いのでは」と思っている方はとても多いのですが、それはその方の生まれつきの性質ではないと、私は考えています。私たちを取り巻く今の状況の中では、以前とは異なる家計管理の基礎知識が必要なのにも関わらず、それが普及していないことが大きな要因なのです。では、時代の変化に対応した家計管理をするためにはどうしたらよいのでしょう? その心構えについては、次回で考察してみましょう。<関連リンク> 「部屋の片付け」の考え方に見る、家計管理との共通点とは?(その2)
2015年02月18日アスクルは2015年1月12日まで、ヤフーの協力のもと運営する一般消費者向けインターネット通販サービス「LOHACO」にて、「"お片付けコンシェルジュ"プレゼントキャンペーン」を実施している。○プロの整理収納アドバイザーが訪問同キャンペーンは、26日発売の「LOHACO HAPPY福袋2015」を購入した人の中から抽選で2名に、プロの整理収納アドバイザーによる丸ごと整理・収納サービス「お片付けコンシェルジュ(クローゼットまたはキッチンのいずれか。税別価格5万円相当)」や「無印良品の収納用品(税別価格2万円相当)」が当たるというもの。応募条件は、関東エリア(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)または関西エリア(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県)に居住している人。Yahoo! JAPANのIDを用いて同サイトにログインののち応募ページから応募。福袋販売期間内に福袋を購入すると、福袋1個購入を応募1口として取り扱う。なお、18日の18時までに応募のうえ、同サイトのメールマガジン配信登録をした人には、福袋の先行案内が配信される。
2014年12月08日「片付けで人生が変わる」というのは、片付けに向き合ったことがある人なら、なんとなく実感してもらえるのではないでしょうか。しかし、本当に人生が変わるのか、いまいち信じられないという人もいるでしょう。そこで今回は、それぞれタイプの違う3名の片付けのプロ、ライフオーガナイザーさんの声をご紹介します。ご紹介するライフオーガナイザーは皆さん、片付けを仕事にまでしてしまった方々です。片付けが苦手だった詫摩さんと、元々片付けが得意だった福田さん。見えるところは綺麗でも見えないところはぐちゃぐちゃだった混在タイプのまついさん。そんな彼女たちの人生は、片付けに出会うことでどう変わったのでしょうか。■片付けられなかった時の自分ライフオーガナイズ片付けに出会う以前、まだ片付けができていなかった時、3名の方たちはどのようなことに悩んでいたのでしょう。「次男が誕生後、産後うつになり、片付けられなくなった。さまざまな片付け方法を試したが、リバウンドしてしまうことが多く、 片付けのできない自分はダメだと思っていた」(片付けが苦手だった派:詫摩さん)「雑誌のアイデア収納、便利そうな収納グッズなど、いろいろ試してまねしてみた。でも、どれも自分には合わない、使いづらいと感じて、できない自分は片付けが下手だと思っていた」(キレイ・ぐちゃぐちゃ混在派:まついさん)「もともと得意なほうだったし、自分ではできると思っていた。でも、ライフオーガナイザーになった今振り返ると、独りよがりな片付けだったり、家族にとって分かりにくかったりして、何度もリバウンドしていた」(元々片付けが得意派:福田さん)■片付けができるようになった結果、どうなったかそんな状態から、「片付ける」ことができるようになった結果、どのような変化があったのでしょうか。「一番の学びは、周辺の状況や環境が原因で片付かない人と、慢性的に片付けができない人とがいることがわかったこと。それまで、片付けられない自分は価値がないとまで思っていたが、片付けられない原因を解決すればよいことがわかり、罪悪感がなくなった」(苦手だった派 :詫摩さん)「とにかく買い物が大好きで物が多かったが、オーガナイズで思考の整理をしたことにより、何が自分にとって大切かを考えるようになった。それにより衝動買いが減った。自分にとって使いやすい仕組みに片付けたことにより、家事効率が上がり、自分の時間が持てるようになった」(キレイ・ぐちゃぐちゃ混在派:まついさん)「片付けができるようになったことで、生活を取り巻くすべてのモノやコトに対して、意欲的、積極的になれた。たとえば、家族。家族を大事にしたい、という自分の価値観を確認することで、家族にとって使いやすい家にしようと思ったり、○○したらもっといいかもと思ったり、前向きに考えることが増えた」(片付け得意派:福田さん)■片付けで得たこと最後に、ライフオーガナイザーの皆さんが、片付けを通じて得たことを挙げてもらいました。「1つめは、利き脳や何を大切にしているか(価値観)がクリアになったことで、自分のペースや適したやり方がわかったこと。2つめは、仕組み作りをする事で暮らしが楽になったこと。3つめは、 他人を認められるようになったこと。4つめは、どんなに散らかってもリセットできる安心感を得たこと。最後に、家族に笑顔が増えたこと。この5つです」(苦手だった派:詫摩さん)「オーガナイズで利き脳を知った時、心から納得。自分が片付け下手だったのではなく、自分に合った方法でできていなかっただけだと知ったことで、心のつかえが取れた」(混在派:まついさん)「ライフオーガナイズは、単に片付けの方法を学ぶだけでなく、自分の思考を整理すること。それにより、自分の軸になるものを確認できたり、人生を振り返ったりできて、安心と自信が生まれました。それが今、毎日を積極的に過ごすための活力になっています」(片付け得意派:福田さん)物も情報も溢れている今の時代だからこそ、溢れた中から選びとる力=片付け力が注目されているのではないでしょうか。今回ご紹介できたのは、ごく限られた人たちの声ですが、片付けを通して、自分の価値観を探ること、自分は何が大事か、どんな生活をしたいか、家族とどう過ごしたいのか、そう考え向き合うことで、人生が変わったと感じるようです。たかが片付け、されど片付け。苦手だと思う人こそ、ぜひ取り組んでみてはいかがでしょう。■ご協力いただいたライフオーガナイザーの方々詫摩美由紀さん ホームページ「 半歩先き行くお片づけ くらし∞クリエイト 」福田未来さん ブログ「 お片づけから、未来の一歩へ。 」まついまりさん ホームページ「 Simple & Comfort 」
2014年10月29日夏休みには子どもを連れて帰省したという方もたくさんいらっしゃるでしょう。たまに帰ってみると、「なんだか物が増えた?」「前より散らかってる…?」といった変化に気付くことがあるかもしれません。最近は生前整理など、シニア世代の片付けが話題になることも多いもの。そこで今回は、シニア世代の子どもである私たちから見た、実家の片付けについて取り上げてみました。■親とうまくコミュニケーションをはかることが、実家のお片付けのポイント子育て世代である私たちの親世代には、まだまだ元気に過ごしている方が多いでしょう。とはいえ、そう悠長に構えているわけにもいきません。「片付け」には体力も気力も必要ですから、少しでも早く取り組みたいものです。では、親に重い腰を上げさせ、スムーズに実家の片付けに取り組むためには、どんなことに気を配る必要があるのでしょうか?ポイントとしては大きく3つあります。1.タイミングをはかり、言い方に配慮する2.本人の気持ちを尊重する3.無理をしないなぜこの3つが大切なのか。それは、片付けを通じて両親とのコミュニケーションをはかることで、親の気持ちを尊重し、関係を大切にしていきたいと考えているからです。では、具体的にどういうことなのか見ていきましょう。■片付かない、片付けられない理由に気付くことが大切1.タイミングをはかり、言い方に配慮するまず、「片付け」を切り出すタイミングが重要です。「片付けよう」という言葉は、受け取る人によっては「片付いていない」と言われているように感じられてしまいます。せっかく子どもや孫の顔が見られて嬉しい時に、「なんか散らかっているね」「こんなのもう使わないでしょ?」「もう捨てたら?」などといきなり始められたら、ちょっと嫌な気分になりますよね。両親の様子を見て、今なら切り出せそうというタイミングの時に、「友人のお母さんもつまずいたって聞いたから、安全のために足元を片付けたい」や「地震があって何か落ちてきたら心配だから、片付けてもいいか」などと、まず両親を想う気持ちを伝えるとよいでしょう。2.本人の気持ちを尊重する子ども側が「よーし、片付けるぞ~!」とやる気満々でも、持ち主は親御さん。片付けができていないのには、何か理由があるはずです。たとえば、捨てられない性分だったり、必要のない物でもついもらってしまったり、重くて面倒くさかったり、持ち上げるのがつらかったり、さまざまな理由があると思います。どんな理由で「いま」実家が散らかってしまっているのか、ご両親はどんな気持ちでいるのか、聞いてみることも大切です。その会話の中で、これまで気付かなかったご両親の気持ちや状況を感じ取ることもあるのではないでしょうか。3.無理をしない冒頭にも書いたように片付けは体力も気力もいる作業です。さらに他人(両親)の物を片付けるとなると、自分だけのペースで進めるわけにもいかず、要不要の判断も難しいでしょう。ですので、いきなり大きなスペースを片付けようと無理をしないことが大切です。ご両親のペースを尊重しないとかえって関係性が悪くなってしまうこともあります。ご両親が安心安全に暮らせるお家を目指して、まずは「床に置きっぱなしのもの」や「倒れてしまいそうなもの」など、目につきやすい物に少しずつ手を付けてみてはいかがでしょう。今回は子ども世代から見た実家のお片付けについて考えてみました。帰省の頻度によっても進め方は変わりますが、基本的なポイントは今回お伝えした通りです。もしも身内だけでは手が止まってしまい、片付けられないことがあれば、そんな時にはぜひプロの力を借りることも検討なさってみてくださいね。
2014年09月18日モテる女性は3つの○○が上手。それぞれの特徴と、マスターするためのコツをお教えします。■モテる女性は「喜び上手」まず、モテる女性は「喜び上手」。女性に何かを与えたい、喜ばせたいという与えたがりの男性は多いものです。それを上手に受け取るということは、相手の与えるという行為を認め、報いることになります。男性の好意を喜んで受け取ることができる女性は、男性も喜ばせられる、モテる女性なのですね。例えばプレゼントをもらったとき。「わぁ、ありがとう!」と素直に喜ぶのと、「気をつかってもらっちゃってごめん、ありがとう」と言うのと、どちらがいいと思いますか?もちろん前者です。「喜び上手」になるためには、まず素直になること。素直に受け取ることで相手を嬉しい気分にしてあげましょう。■モテる女性は「聞き上手」「聞き上手」になることもモテるためには必要です。男性は、自分を理解しようとしっかり話をきいてくれる女性に好意を抱きます。相手の男性の話に興味を持って、うなずきながら、最後まできくようにしましょう。ただ聞き流すのではなく、目や心も相手に向けることが重要です。また、会話をするときには話の内容自体ももちろんですが、それ以外にも大切な要素があります。表情や姿勢、ボディランゲージなどの目から得られる情報と、声のトーンや大きさ、声質などの耳から得られる情報です。話し方や表情にも気を配りつつ、相手の話を否定せずに、相手が気持ちよく話せる空気をつくりましょう。■モテる女性は「褒め上手」「褒め上手」な女性も男性にモテますね。褒めることは相手を喜ばせ、より親密になるための基本のひとつですが、ただやみくもに褒めればよいというものではありません。男性と女性では物の考え方や感覚も違うので、褒められて嬉しいポイントも違います。せっかくですから、相手の男性が喜ぶ褒め方をするようにしましょう。女性は見た目の可愛らしさ、センス、やさしさなどを褒められると嬉しいものですが、男性は少し違います。男性にとって自分の評価を高めるのは仕事や才能。仕事ができる、才能がある、夢がある、男らしい、心が広いといった褒め言葉のほうが、カッコいいと言われるより嬉しかったりするようです。上手に褒めてあげてくださいね。
2013年11月09日セックスの上手下手は男性だけの話ではありません。女性も上手下手を男性から判断されています。今回は、セックス上手な女性の共通点をご紹介していきたいと思います。■1.空気が読めるセックスはコミュニケーションです。空気が読めないとセックスも上手くできません。男性がサインを出しているのに、ムードを感じられなかったり、体位を変えるタイミングなどを察知できなかったり。普段の生活から判断されています。相手が攻めたいのか、攻められたいのか読み取りましょう。■2.下着のセンスがいい下着のセンスは大事です。上下が揃っているのは前提で、男性が脱がせて興奮するような下着を身に着けられているかどうか見られています。そのひとに合ったものがありますから一概には言えないですが、男性としては黒かピンクが嬉しいです。セクシーなひとがピンク、甘い感じの女性が黒だったりすると、違和感でググッとテンションが上がります。今日Hしそうだなと思ったら下着もきちんと考えて選びましょう。■3.相手のことを思いやれる普段の生活から相手のことを思いやれるひとは、セックスが上手いです。相手の気持ちを考えられる、見返りのない献身をできる。そういった優しさ、人間力がセックスの中にも表れます。テクニックももちろんですが、どこが気持ちいいのか探ってくれる、お互いに気持ちよくなれるよう努力してくれる気持ちが大事です。■4.ギャップがある普段は天然っぽいふんわり系だけど、セックスになると積極的に責めてくる女性がいます。いつもと違う一面を見せられると、セックスして良かった、本当の部分を見せてもらえたと嬉しくなります。テンションも上がるので結果的にセックスが楽しくなります。そういったギャップを生み出せれば男性を興奮させることができるので、分析してみましょう。■5.恥じらいを忘れないたまに自分はセックスのテクニックがありますといった雰囲気を出してくる女性がいますが、全く嬉しくありません。経験が少ない女性のほうが燃えます。テクニックで気持ちよくしてもらうより、恥ずかしそうに頑張っている女性のほうが良いに決まっています。セックスになれている感じを出すのはやめましょう。■おわりにいかがでしたでしょうか?セックス上手は空気の読める思いやりのある女性です。男性がSかMを見極めて、興奮させる演出ができるかどうかそこにかかっていますよ!(岡田トオル/ハウコレ)
2013年03月25日機能的な収納方法の提案・代行サービス「お片付けコンシェルジュ」を運営するインブルームは13日、「お家のお片付けに関する意識調査」結果を発表した。調査期間は、12月3日~7日、全国の20歳以上の既婚女性に対してインターネット調査にて行われた。有効回答数は341名。「あなたは、家の”お片付け”に悩みがありますか?」と尋ねたところ、89%が「悩みがある」と回答した。「特にお片付けに困っている場所はどこですか?」と尋ねたところ、「リビング」と回答した人が60%でもっとも多かった。続いて「押し入れ」が52%、「クローゼット」(48%)、「キッチン」(39%)となった。「もしあなたの家に収納スペースを増やせるとしたら、あと何畳分ほしいですか?」との問いには、全体平均で「約4畳分」となった。「お片付けに悩みがない」と回答した人の増やしたい収納スペースの平均が「約2畳」に対して、「お片付けに悩みがある」と回答した人の平均が「約4畳」であることから、片付けに悩みがある人ほど広い収納スペースを求める傾向が見られた。「あなたの家族の中でお片付けに「協力的ではない人」は誰ですか?」との設問に対しては、「夫」と回答した人が54%。続いて「息子」が38%、「娘」は30%となった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月17日