リコーイメージングは7月10日、デジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-3 II」の一部製品において無償修理を行うと発表した。電源レバーをオフの位置にしても、カメラの電源が切れない現象がまれに発生すると判明したため。数日から数週間バッテリーを外した状態で、充電されたバッテリーをカメラにセットし、電源をオンにすると、電源レバーをオフ位置にしてもカメラ本体の電源がオフにならない不具合がまれに発生する。対象製品のユーザーには無償点検・修理を行う。無償修理の対象になるのはPENTAX K-3 IIのうち、シリアル番号が「6206660」以前のもの。ただし、「6187961~6188110」「6192376~6192380」「6192386~6192390」「6192436~6192440」「6196362~6196369」「6196661~6196960」「6197748~6197750」「6197768~6197770」「6199671」は対象外となる。修理を希望するユーザーは、サービスセンターに直接持ち込むか、宅急便にて窓口へ送付する。およそ10日で点検・修理が完了し、手もとに製品が届く。
2015年07月10日エプソンは29日、2012年10月以降に販売した液晶一体型デスクトップPCの一部機種にて、HDD用電源コネクタの劣化によりPCが起動しなくなる不具合を確認したと発表した。同社は、対象機種の無償修理を行う。今回確認された不具合は、HDD用電源コネクタの絶縁性能の劣化により、PCが起動しなくなるもの。異臭・発煙をともなう場合があるが、発火など周囲への損傷やHDD内データの破損といった拡大損害の恐れはないとする。無償修理の内容は、性能を改善したHDD電源コネクタを用いたケーブルへの交換となる。対象機種は、2012年10月から2014年9月に出荷した「Endeavor PU100S」スタンダード液晶仕様(6,309台)、「Endeavor PT100E」スタンダード液晶仕様/タッチ対応液晶仕様(10,542台)、「Endeavor PT110E」スタンダード液晶仕様/タッチ対応液晶仕様(2,419台)。所有するPCが対象機種かどうかは、背面に記載されている9桁の製造番号で確認可能。ユーザーが製造番号を入力できる確認ボタンを用意し、入力された番号が無償修理対象の機種だった場合は自動で修理の受付ページへ遷移し、修理を申し込めるようにする。また、問い合わせ用の特別対応窓口も用意する。
2015年06月29日東芝ライフスタイルは6月25日、液晶テレビ「レグザ」の「32S10」一部製品について、無償点検と修理を行うと発表した。部品の不良によって、電源が入らない、視聴中に電源が切れて再び入るなどの現象が確認されたため。無償点検・修理を実施するのは、5月20日に発売された32V型の「32S10」。このうち、製造番号が「35U18219~35U19999」「35U20001~35U25367」「90P03625~90P05199」「90U00001~90U05943」のものが対象となる。製造番号は保証書および本体背面のラベルに記載されている。点検・修理の申し込みや問い合わせはフリーダイヤルまたはFAXにて受け付ける。
2015年06月26日アスクは18日、Thermaltake製の電源ユニットとして、80PLUS PLUTINUM認証を取得した電源ユニット「Toughpower Grand Platinum(Fully Modular)」シリーズを発表した。850W / 1,050W / 1,200Wの3モデルを用意。6月25日より発売する。店頭予想価格(税別)は、850Wが25,980円前後、1,050Wが27,980円前後、1,200Wが31,980円前後。○ToughPower Grand 850W Pllatinum「ToughPower Grand 850W Pllatinum」は、80PLUS PLUTINUM認証を取得している定格出力850Wの電源ユニット。+12Vはハイエンドグラフィックスカードの使用を踏まえたシングルレーン仕様で、アイドル時の消費電力をゼロに近づける「Intel C6 ステート」に対応する。ケーブル類は必要な分だけを挿し込むプラグイン方式を採用。冷却ファンには140mm×1基を内蔵する。日本製105度コンデンサを採用するほか、過電圧 / 低電圧 / 過負荷 / 過電流 / 短絡などの保護回路搭載で、信頼性も高くシステムの安定性に優れる。主な仕様は、定格出力が850W、最大出力が1,020W、各DC出力が+3.3Vが25A、+5Vが22A、+12Vが70A、-12Vが0.3A、+5Vsbが2.5A。コネクタ数は、メイン24ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、8ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×6、SATA電源コネクタ×12、ペリフェラルコネクタ×3、FDDコネクタ×1。本体サイズはW150×D180×H86mm。○ToughPower Grand 1050W Pllatinum「ToughPower Grand 1050W Pllatinum」は、定格出力1,050Wのモデル。基本仕様は「ToughPower Grand 850W Pllatinum」とほぼ共通。主な仕様は、定格出力が1,050W、最大出力が1,260W、各DC出力が+3.3Vが25A、+5Vが22A、+12Vが87A、-12Vが0.3A、+5Vsbが2.5A。コネクタ数は、メイン24ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、8ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×8、SATA電源コネクタ×12、ペリフェラルコネクタ×8、FDDコネクタ×2。本体サイズはW150×D180×H86mm。○ToughPower Grand 1200W Pllatinum「ToughPower Grand 1200W Pllatinum」は、定格出力1,200Wのモデル。基本仕様は「ToughPower Grand 850W Pllatinum」とほぼ共通。主な仕様は、定格出力が1,200W、最大出力が1,440W、各DC出力が+3.3Vが25A、+5Vが22A、+12Vが100A、-12Vが0.3A、+5Vsbが2.5A。コネクタ数は、メイン24ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、8ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×8、SATA電源コネクタ×12、ペリフェラルコネクタ×8、FDDコネクタ×2。本体サイズはW150×D180×H86mm。
2015年06月18日アスクは18日、Thermaltake製の電源ユニットとして、80PLUS GOLD認証を取得した電源ユニット「TR2 GOLD」シリーズを発表した。450W / 500W / 600W / 700Wの4モデルを用意。6月25日より発売する。店頭予想価格(税別)は、450Wが8,980円、500Wが9,980円、600Wが10,980円、700Wが11,980円。○TR2 450W GOLD「TR2 450W GOLD」は、80PLUS GOLD認証を取得している定格出力450Wの電源ユニット。+12Vはハイエンドグラフィックスカードの使用を踏まえたシングルレーン仕様。小型のPCケースにも収納できるよう、奥行きが140mmとコンパクトになっている。冷却用に120mmファンを1基搭載。安全規格はCE / UL / CUL / FCC / TUV / GOSTに対応。主な仕様は、各DC出力が+3.3Vが20A、+5Vが20A、+12Vが37.5A、-12Vが0.3A、+5Vsbが3.0A。コネクタ数は、メイン20+4ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×1、SATA電源コネクタ×4、ペリフェラルコネクタ×3、FDDコネクタ×1。本体サイズはW150×D140×H86mm。○TR2 500W GOLD「TR2 500W GOLD」は、定格出力500Wのモデル。基本仕様は「TR2 450W GOLD」とほぼ共通。主な仕様は、各DC出力が+3.3Vが20A、+5Vが20A、+12Vが41.7A、-12Vが0.3A、+5Vsbが3.0A。コネクタ数は、メイン20+4ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×2、SATA電源コネクタ×6、ペリフェラルコネクタ×4、FDDコネクタ×1。○TR2 600W GOLD「TR2 600W GOLD」は、定格出力600Wのモデル。基本仕様は「TR2 450W GOLD」とほぼ共通。主な仕様は、各DC出力が+3.3Vが22A、+5Vが22A、+12Vが50A、-12Vが0.3A、+5Vsbが3.0A。コネクタ数は、メイン20+4ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×2、SATA電源コネクタ×6、ペリフェラルコネクタ×4、FDDコネクタ×1。○TR2 700W GOLD「TR2 600W GOLD」は、定格出力700Wのモデル。基本仕様は「TR2 450W GOLD」とほぼ共通。主な仕様は、各DC出力が+3.3Vが22A、+5Vが22A、+12Vが58.4A、-12Vが0.3A、+5Vsbが3.0A。コネクタ数は、メイン20+4ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×4、SATA電源コネクタ×8、ペリフェラルコネクタ×4、FDDコネクタ×1。
2015年06月18日ラリタン・ジャパンは6月9日、2系統の入力電源を自動的に切り替えるインテリジェントなラック・トランスファー・スイッチ「PX3TSシリーズ」を発表した。販売開始は6月22日、価格はオープンプライスで、同社による市場想定価格は20万円から(税別)。新シリーズは電気機械式リレーとシリコン制御整流子(SCR)を組み合わせたハイブリッド設計が特長で、シリコン制御の静止型切り替えスイッチ(STS)よりも低価格で、標準的な自動切り替えスイッチ(ATS)を上回る性能と信頼性を実現したという。内蔵センサーが停電や電力変動などの電源供給設備の異常を検知すると、1つの電源系統からもう一方の電源系統に高速切り替えを行うため、ダウンタイムを最小限に抑えてラック搭載機器の継続的な稼働が可能としている。同シリーズは、4~8ミリ秒というSTS並みの切り替えスピードを低価格で実現したという。リレー接点の間隔を広く設定してリレー障害につながるアーク放電を防止し、電力効率を高め、発熱を低減したとのこと。また、使用する電力量をインレット単位/アウトレット単位/ブランチ・サーキット・レベルでリアルタイムに計測でき、ネットワーク接続したリモート管理モニタからWebブラウザ経由での管理・制御も可能という。各種環境センサーなどを接続できるセンサー用ポートやWebカメラなどを接続可能なUSBポートを備え、ラック周辺の環境情報(温度/湿度/気流/差圧/水漏れ)なども監視可能。同社のDCIM(データセンター・インフラ管理)モニタリング・ソフトウェアである「Power IQ」との統合により、データセンターの電力インフラ全体を効果的に管理できるとしている。新シリーズは、入力電圧(V)・最大供給電流(A)・PDU形状・入力プラグ/出力コンセント形状などが異なる3モデルで構成。スイッチ形状は1Uまたは2U、入力電圧はAC100Vまたは200V、最大供給電流は30Aまたは20A、出力コンセント(アウトレット)数は8~20個。
2015年06月10日デンソーは5月28日、超小型電気自動車(超小型EV)を活用した独立電源ネットワークシステム「Pico Grid System」を開発し、同システムを使った構内移動の運用を愛知県安城市の安城製作所で開始したと発表した。「Pico Grid System」は小規模な太陽光発電と蓄電池、超小型EVを活用して電力を供給する独立型の直流分散電力システムに、車両管理システムを組み合わせたもの。太陽光で発電した電力を直流のまま超小型EVや蓄電池に蓄えることで、直流から交流への電力変換ロスを抑制し、効率的に自然エネルギーを活用することができるとされている。また、電力を蓄えた超小型EVを「移動する電源」として、災害時など商用電源が停止した場合でも電源供給が可能になる。車両管理システムでは、超小型EVの位置情報や充電状態を管理し、カーシェアリング機能を提供する。同社ではこのシステムを構内移動手段として用い、社員証を超小型EVの鍵として使用するほか、モバイル端末からの利用予約も可能にするなどの取り組みを行っていく。
2015年05月28日STマイクロエレクトロニクス(ST)は5月27日、新しいデジタル電源制御用ICファミリ STNRGを発表した。STNRGはハイエンドの産業機器に加え、太陽光発電用システム用コンバータ、電気自動車(EV)の充電ステーションなどの屋外機器にも適用可能な堅牢性を特徴としており、同社独自のSMED方式によるPWM生成器とSTM8ベースのコアを組み合わせているという。また、同製品には、EEPROM(32KB)、RAM(6KB)、ADコンバータ、オペアンプ、I2CポートおよびGPIOが搭載されている。さらに、SMEDの設定に専門的なソフトウェアスキルが不要で、内部タイマや外部イベント(ピーク電流、過電流、ゼロ・クロスなど)によって、動作させることができる。これによって、タイマー設定によってオフ時間を一定にしたピーク電流検出降圧コンバータを、コア・プロセッサの介在なしに動作させることができる。STNRGファミリは現在、全製品が量産中となっており、価格についてはSTのセールスオフィスまたは販売代理店まで問い合わせる必要がある。
2015年05月27日アスクは21日、Fractal Design製の電源ユニットとして、80PLUS GOLD認証を取得した電源ユニット「EDISON M」シリーズを発表した。450W / 550W / 650W / 750Wの4モデルを用意。5月22日より発売する。店頭予想価格(税別)は、450Wが17,000円前後、550Wが19,000円前後、650Wが20,000円前後、750Wが23,000円前後。○Edison M 450W「Edison M 450W」は、80PLUS GOLD認証を取得している定格出力450Wの電源ユニット。ケーブルを着脱できるプラグイン式を採用し、ケーブルも配線しやすいフラットタイプを使用。ケーブルをすっきりまとめてエアフローを確保しやすい。ATX 12VケーブルはPCケース下部の搭載にも適した700mmの長尺ケーブルになっている。最新規格であるATX 2.4とEPS 2.92をサポートし、冷却用にFDBベアリング仕様の120mmファンを搭載。電解コンデンサは日本製のものを使用している。保護回路は、過電圧 / 低電圧 / 過負荷 / 過電流 / 短絡などに対応。主な仕様は、各DC出力が+3.3Vが20A、+5Vが20A、+12Vが37A、-12Vが0.3A、+5Vsbが2.5A。コネクタ数は、メイン20+4ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×2、SATA電源コネクタ×6、ペリフェラルコネクタ×5、FDDコネクタ×1。本体サイズはW150×D160×H86mm。○Edison M 550W「Edison M 550W」は、定格出力550Wの電源ユニット。機能は「Edison M 450W」とほぼ共通。主な仕様は、各DC出力が+3.3Vが20A、+5Vが20A、+12Vが45A、-12Vが0.3A、+5Vsbが2.5A。コネクタ数は、メイン20+4ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×4、SATA電源コネクタ×6、ペリフェラルコネクタ×5、FDDコネクタ×1。○Edison M 650W「Edison M 650W」は、定格出力650Wの電源ユニット。機能は「Edison M 450W」とほぼ共通。主な仕様は、各DC出力が+3.3Vが20A、+5Vが20A、+12Vが54A、-12Vが0.3A、+5Vsbが2.5A。コネクタ数は、メイン20+4ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×6、SATA電源コネクタ×8、ペリフェラルコネクタ×5、FDDコネクタ×1。○Edison M 750W「Edison M 750W」は、定格出力750Wの電源ユニット。機能は「Edison M 450W」とほぼ共通。主な仕様は、各DC出力が+3.3Vが20A、+5Vが20A、+12Vが62A、-12Vが0.3A、+5Vsbが2.5A。コネクタ数は、メイン20+4ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×6、SATA電源コネクタ×10、ペリフェラルコネクタ×5、FDDコネクタ×1。
2015年05月21日Microchip Technologyは5月12日(米国時間)、デジタル電源制御に特化した16ビットDSP「dsPIC33EP「GS」ファミリ」を発表した。同ファミリは、従来品である「dsPIC33FJ「GS」ファミリ」の後継に位置づけられるもの。プロセスの微細化による低消費電力化やプロセッサ性能の向上(従来の50MHzから70MHzに向上)により、複数の系統を処理することを可能とした。また、「適応制御アルゴリズム」の採用により、さまざまな高速変動に対応する制御手法を条件に応じて切り替えることが可能となっているほか、条件変化に対する動的応答性を向上させる「非線形予測アルゴリズム」、ならびに過去データなどから次に起きる挙動を予測する「予測アルゴリズム」なども搭載し、マイクロ秒オーダーでの高速制御を可能としている。加えて、ハードウェア的にもパイプライン方式を採用した12ビットA/Dコンバータ(ADC)の採用したことで、1つのADCながら5ch分のADCとしての動作が可能で、ADCレイテンシ300nsおよび従来比で4倍高速となる総スループット最大16Mspsを実現した。また、デジタルコンパレータにより、しきい値との比較結果に基づいて割り込みを生成し、CPU負荷の軽減を可能としたほか、ハードウェアサンプリング機能を搭載したことで、ADCの精度を向上させることも可能となっている。プロセッサとしても16個のワーキングレジスタを3組搭載。各レジスタセットに特定の割り込み優先度を割り当て可能としたほか、割り込みサービスルーチン(ISR)呼び出し間で占有的なデータ保持を可能とすることで、レジスタ値の退避/復元の必要性を削減することができ、従来ソリューション比で補償器を最大50%高速化したとする。このほか、×4~64まで対応可能なプログラマブルなゲインアンプも搭載したほか、12ビットD/Aコンバータ(DAC)とアナログコンパレータを組み合わせることで参照電圧の高精度化を実現したほか、インフラ系など常時稼働が求められ、メンテナンスのためにシステムを停止する、といったことができない場合でも、容易にファームウェアをアップデートできるようにフラッシュメモリ64KB品では、フラッシュメモリを32KBずつ2つのパーティションで分けて、300ns未満の速度でその切り替えを可能とする「ライブアップデート機能」も搭載。これにより、システムを停止させたくない場合でもファームウェアのアップデートが可能となった。同ファミリは、従来ファミリ比で消費電力を80%削減しているほか、ローエンドモデルのパッケージサイズは従来よりも小型化された4mm×4mmを実現。例えば、100Wクラスの電源モジュールを構成しようと思った場合、モジュールとしての効率を0.26%改善、拡散熱量を4%削減できるほか、インダクタンスやコンデンサの小型化を含めた電源回路全体の小型化を図ることができるようになるという。すでにサンプル出荷を開始しており、価格は大口注文時で1.10ドルから、としている。また、デジタル電源向けMPLABスターターキット「DM330017-2(製品番号)」も用意。独立した降圧型および昇圧型DC/DCコンバータのほか、LCD、ステータスLED、温度センサなどを搭載し、USB経由オンボードデバッグならびにプログラミングでデジタル電源開発の勉強が可能となる教育用キットで、こちらは129.99ドルにて入手が可能となっている。なお、同社は2015年7月にデジタル電源技術に関するカンファレンスを東京・品川にて開催する予定としている。
2015年05月14日センチュリーは2015年5月18日(月)までの期間、同社で取り扱っているUSB電源のコンパクトな除菌消臭機「エアーサクセス」シリーズのモニターキャンペーンを実施する。エアーサクセスは国際特許技術「MRDテクノロジー」を採用し、多重リング式コロナ放電によってイオンと低濃度オゾンを発生。イオンと低濃度オゾンには除菌消臭能力があり、ウイルスやカビ、菌、ニオイを除去する。フィルタレスのメンテナンスフリー、ファンレスの静穏設計となっている。シリーズには本体のみのパッケージに加えて、乾電池ユニット、車のシガーソケット用USB電源アダプタ、USB-ACアダプタのいずれかがセットになった3種類のパッケージも用意。今回のモニターキャンペーンでは、これら3種類のセットパッケージを各10名(合計30名)にモニタープレゼントする。概要は以下の通りだが、詳細はキャンペーンサイトを参照いただきたい。○キャンペーン概要キャンペーン名 : 使って実感!エアーサクセスモニターキャンペーン応募締切 : 2015年5月18日(月)募集数:合計30名(抽選)エアーサクセスクリーンI(本体+乾電池ユニット)KMB-ASCIエアーサクセスクリーンII(本体+車用電源プラグ)KMB-ASCIIエアーサクセスクリーンIII(本体+AC電源ユニット)KMB-ASCIII
2015年05月07日メカトラックスは23日、小型ボードコンピュータ「Raspberry Pi」に低消費電力動作や死活監視機能を実装できる電源管理モジュール「slee-Pi」を発表した。価格は11,800円。slee-Pi本体のほか、電源ハーネスと設定ツール入りmicroSDカードで構成される。slee-Piは、Raspberry Pi用の電源管理基板。「Raspberry Pi Model B+」または「Raspberry Pi 2 model B」に組み込むことができる。RTC(Real Time Clock)を搭載し、通常動作時において「Raspberry Pi」に接続されたRTCとして機能。ユーザーが設定したスケジュールで「Raspberry Pi」本体への電源供給や遮断が可能になる。RTCのクロック源には「TCXO」を採用。周囲温度変化などによる時計のズレを±10秒以内に抑える。常時動作させるため、「Raspberry Pi」本体の電源・電圧の監視も可能。電源供給用に高効率DC/DCコンバータを搭載しており、太陽光パネルやバッテリーなど、6V~35Vまでの入力電圧に対応する。「Raspberry Pi」単体ではOSシャットダウン後も通電されたままになるが、slee-Piを接続することで待機時の消費電力を抑えるほか、「Raspberry Pi」単体では行えなかったスリープ動作も実現できる。コールドブートにも対応し、動作をスケジューリングすることでも消費電力を抑えられる。
2015年04月23日アスクは22日、Thermaltake製の電源ユニットとして、80PLUS GOLD認証を取得した電源ユニット「Toughpower DPS G」シリーズを発表した。450W / 750W / 1,050Wの3モデルを用意。4月29日から発売する。店頭予想価格(税別)は、450Wが17,980円前後、750Wが19,980円前後、1,050Wが28,980円前後。○Toughpower DPS G 450W「Toughpower DPS G 450W」は、80PLUS GOLD認証を取得している定格出力450W(最大540W)の電源ユニット。ケーブルを着脱できるプラグイン式を採用し、配線しやすいフラットケーブルによって、ケース内部をすっきりとまとめられる。+12Vはハイエンドグラフィックスカードの使用を踏まえたシングルレーン仕様。冷却用にダブルボールベアリングで静音性を高めた140mmファンを搭載し、アイドル時の消費電力を限りなくゼロに近づける「Intel C6ステート」をサポート。各部品には日本製105度コンデンサを採用している。安全規格はCE / TUV / FCC / UL/CUL / BSMI / PSEに対応。主な仕様は、各DC出力が+3.3Vが20A、+5Vが20A、+12Vが37A、-12Vが0.8A、+5Vsbが3.0A。コネクタ数は、メイン24ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×2、SATA電源コネクタ×6、ペリフェラルコネクタ×4、FDDコネクタ×1。本体サイズはW150×D180×H86mm。また、専用ソフトウェア「DPSapp」を使うことによって、電源の動作状況をリアルタイムに表示・記録できる。○Toughpower DPS G 750W「Toughpower DPS G 750W」は、定格出力750W(最大900W)の電源ユニット。機能は「Toughpower DPS G 450W」とほぼ共通。主な仕様は、各DC出力が+3.3Vが20A、+5Vが20A、+12Vが62A、-12Vが0.8A、+5Vsbが3.0A。コネクタ数は、メイン24ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×4、SATA電源コネクタ×8、ペリフェラルコネクタ×8、FDDコネクタ×1。○Toughpower DPS G 1050W「Toughpower DPS G 1050W」は、定格出力1,050W(最大1,260W)の電源ユニット。機能は「Toughpower DPS G 450W」とほぼ共通。主な仕様は、各DC出力が+3.3Vが25A、+5Vが25A、+12Vが87.5A、-12Vが0.8A、+5Vsbが3.0A。コネクタ数は、メイン24ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×6、SATA電源コネクタ×12、ペリフェラルコネクタ×8、FDDコネクタ×1。
2015年04月22日今回は「pmset」コマンドについて。知る人ぞ知るパワーマネジメント用コマンドであり、システム環境設定「省エネルギー」パネルにはない、電源関連の設定や使い方が可能になる。単発の電源管理予約機能を例に、その実践的な活用術を紹介してみよう。○「pmset」のYet Anotherな使いかたpmsetは、Macのパワーマネジメントに関する情報の取得と設定変更を目的としたコマンドだ。システム環境設定「省エネルギー」パネルのCUI版に位置付けられるが、同パネルには表示されていない項目もあるため、機能的にはpmsetのほうが充実している。なお、設定変更には管理者権限が必要なため、sudoコマンドとあわせて実行することも多い。実はこのpmset、9年ほど前に当コラム(正確には前身の「OS X ハッキング」、現在の「新・OS X ハッキング」を合算すると14年近く続いている連載なのだ)で取りあげたことがある。主な機能と書式に変わりはないため、基本的な使いかたはそちらを参照していただきたい(リンク)。セーフスリープなど「省エネルギー」にない機能を呼び出せること、「pmset -g」で現在の設定を確認できることは押さえておこう。その際、まったく触れなかった機能がいくつかある。「スケジュール機能」はそのひとつで、「省エネルギー」パネルではできそうでできない「単発の電源管理予約」にpmsetコマンドを利用できるのだ。もちろん、追加のアプリケーション/コマンドは不要、OS Xが動作する環境さえあればいい。活用事例はいろいろあるはず。たとえば、翌朝8時きっかりに作業を始める予定なので、iCloudの同期など諸々の処理を見越して15分前にスリープを解除しておきたいとか。サーバの混雑でファイルダウンロードがいつ完了するか不明だけれど、日付が変わるタイミングでシャットダウンしておきたいとか。pmsetを使えば、そんな処理が格段にラクになることだろう。○単発スケジュールの組みかたpmsetで単発スケジュールを組むときには、内部コマンド「schedule」に続けて起動/スリープ解除(poweron/wake)、または終了/スリープ開始(shutdown/sleep)を指定することが基本形だ。そのあとに、「MM/dd/yy HH:mm:ss(月/日/西暦2桁 時/分/秒)」の書式で作動日時を指定すればいい。曜日や毎日といった相対的な表現は使わず、日時が絶対指定になることがポイントだ。たとえば、2015年4月18日午前6時にスリープ解除する場合には、pmsetに続けて「scedule wake」を指定し、引数として与える日時を「04/18/15 6:00:00」とする。スケジュール管理は設定変更に分類されるため、sudoと組み合わせて以下のように実行することになる。電源オンならばwakeの部分は「poweron」、電源オフならば「shutdown」、スリープならば「sleep」に変えればいい。ただし、ログインしているユーザがいる場合にスリープ/シャットダウンのスケジュールが到来すると、「このコンピュータは自動的にスリープ(システム終了)するように……」というダイアログが現れ、実行まで10分の猶予が与えられる。pmsetで単発スケジュールを登録したことを忘れていても、作業中に突然スリープ/シャットダウンしてデータ消失、という心配はないので安心してほしい。$ sudo pmset schedule wake "04/18/15 6:00:00"Password:スケジュールを登録したら、必ずその内容を確認しておこう。pmsetで状態を確認するときに使うオプションは「-g」、スケジュールを意味する引数は「sched」だ(情報の参照なのでsudoの組み合わせは不要)。前掲のコマンドも、以下のとおり登録されていることを確認できるだろう。なお、左端にある数字は登録されたスケジュールの通し番号で、登録した順(番号の小さいほうが新しい)に並べられる。$ pmset -g schedScheduled power events:[0] sleep at 04/18/15 09:20:00[1] shutdown at 04/18/15 18:25:00[2] wake at 04/18/15 06:00:00登録したスケジュールは、pmsetに続けて「scedule cancel」とすると取り消しできる。その場合、登録時と同様に処理のタイプ(sleep/wake/poweron/shutdown)と日時を指定してもいいが、前掲の「pmset -g sched」で表示された番号を指定したほうが作業はラクになる。以下のコマンド実行例では、現在登録されているスケジュールのうち0番をキャンセルしている。0番から2番まで3件あったスケジュールが、「sudo pmset schedule cancel 0」実行後は0番と1番の2件に減っていることを確認できるはずだ。$ pmset -g sched ←現在のスケジュールを確認するScheduled power events:[0] sleep at 04/18/15 09:20:00[1] shutdown at 04/18/15 18:25:00[2] wake at 04/18/15 06:00:00$ sudo pmset schedule cancel 0 ←0番のスケジュールをキャンセルPassword:$ pmset -g schedScheduled power events:[0] shutdown at 04/18/15 18:25:00[1] wake at 04/18/15 06:00:00
2015年04月17日アスクは15日、80PLUS GOLD認証を取得したThermaltake製電源ユニット「Toughpower GOLD(Modular)」シリーズのラインナップに最上位となる1,500Wモデル「Toughpower 1500W GOLD (Modular)」を追加した。18日に発売し、店頭予想価格は税別39,980円前後。高い変換効率と安定性を提供するActive PFC回路を搭載し、80PLUS GOLD認証を取得した電源ユニット。冷却ファンに2ボールベアリング仕様の135mmファンを採用するほか、電源の負荷状況に応じてファンの回転数を制御可能で、静音PCの構築にも適しているという。SLIやCrossFireといったマルチグラフィックスカードの使用を考慮した+12Vデュアルレーン設計で、6+2ピンPCI-E電源コネクタを10基備える。また、ケーブルはフラットタイプのプラグイン式で、ケース内部のエアフローなどを考慮した取り回しが行える。各DC出力は、+3.3Vが25A、+5Vが25A、+12V1と+12V2が70A、-12Vが0.3A、+5Vsbが3.5A。コネクタ数は、メイン24ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、8ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×10、SATA電源コネクタ×16、ペリフェラルコネクタ×8、FDDコネクタ×1。本体サイズはW150×D220×H86mm。
2015年04月15日Cerevoは、スマートフォンから電源のオンオフや調光が可能なスマート電源タップ「OTTO」を発売した。同社の直販サイト「Cerevo Store」にて取り扱い、製品は4月15日より順次発送される。直販サイトでの価格は2万2,667円。同製品は、8個口の電源ポートを内蔵し、パソコンや携帯電話などの雑然としがちな ACアダプタを収容できる電源タップ。デザイナー 柳澤郷司により、リビングの電源アダプタを覆い隠しつつ、存在そのものがインテリアとなりうる高いデザイン性を実現している。8個口の電源ポートはいずれもインターネット経由での通電オン/オフ操作に対応し、iOSおよびAndroid向けの専用アプリを用いてスマートフォンやタブレットで外出先から自宅の電源状況を確認し、リモートでオン/オフすることが可能。また、8個口のうち2個口は調光機能にも対応しており、調光対応の照明器具を接続することで、照明と離れた位置から自由に明るさを調整することが可能となっている。さらに、自宅においてもWi-Fi への接続切替を待つ必要がないため、帰宅後すぐに照明をつけるといった使い方も可能となっている。なお、8個口の電源ポートには、アプリからそれぞれに名前をつけて管理できるほか、タイマー機能も搭載し、電源ポートごと指定した時間と曜日で電源をオン/オフできるということだ。
2015年04月10日アスクは9日、Thermaltake製電源ユニットのオプションケーブル「Individually Sleeved Cable」シリーズを発表した。4月下旬の発売を予定する。「Individually Sleeved Cable」シリーズは、Thermaltake製のモジュラー式電源ユニットで交換可能なオプションケーブル。電源ユニット付属のケーブルと比較して、絡みづらくて取り回ししやすいPET素材を採用する。本ケーブルを利用することで、ケーブルマネジメントの効率化や、ケース内部のエアフローを改善することができるという。20+4ピンの電源コネクケーブル(600mm±10)、4+4ピンの電源コネクケーブル(600mm±10)、6+2ピンPCI-E電源コネクタケーブル(500mm±10/150mm±5)、SATAコネクタケーブル(500mm±10/150mm±5)、4ピンペリフェラルコネクタケーブル(500mm±10/150mm±5)の5種類をラインナップし、それぞれにレッド、ブルー、グレーの3色を用意する。店頭予想価格は、20+4ピンの電源コネクケーブルが税別1,780円前後、それ以外のケーブルが税別1,280円前後。
2015年04月09日アスクは9日、Thermaltake製電源ユニットの新モデルとして、80PLUS GOLD認定を取得したフルモジュラー式の「Toughpower Grand(Fully Modular)」シリーズを発表した。容量が650W/750W/850W/1050W/1200Wの5モデルをそろえ、いずれも18日に発売する。店頭予想価格は650Wモデルが17,980円前後、750Wモデルが18,980円前後、850Wモデルが21,980円前後、1050Wモデルが22,980円前後、1200Wモデルが29,800円前後。高い変換効率と安定性を提供するActive PFC回路を搭載し、80PLUS GOLD認定を取得した電源ユニット。冷却ファンは2ボールベアリング仕様の140mmファンを備え、電源の負荷状況に応じて回転数を制御できる。また、ケーブルを着脱可能なプラグイン式を採用するほか、ケーブルは配線しやすいフラットタイプをしようすることで、取り回ししやすくエアフローを考慮したケーブルマネジメントが行える。650Wモデル「Toughpower Grand 650W(Fully Modular)」の主な仕様として、各DC出力は+3.3Vが25A、+5Vが25A、+12Vが54A、-12Vが0.8A、+5Vsbが3.0A。コネクタ数はメイン24ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×4、SATA電源コネクタ×15、ペリフェラルコネクタ×4、FDDコネクタ×1。750Wモデル「Toughpower Grand 650W(Fully Modular)」の主な仕様として、各DC出力は+3.3Vが25A、+5Vが25A、+12Vが54A、-12Vが0.8A、+5Vsbが3.0A。コネクタ数はメイン24ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×4、SATA電源コネクタ×8、ペリフェラルコネクタ×4、FDDコネクタ×1。850Wモデル「Toughpower Grand 850W(Fully Modular)」の主な仕様として、各DC出力は+3.3Vが25A、+5Vが25A、+12Vが70A、-12Vが0.8A、+5Vsbが3.0A。コネクタ数はメイン24ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×6、SATA電源コネクタ×12、ペリフェラルコネクタ×4、FDDコネクタ×1。1050Wモデル「Toughpower Grand 650W(Fully Modular)」の主な仕様として、各DC出力は+3.3Vが25A、+5Vが25A、+12Vが87.5A、-12Vが0.3A、+5Vsbが4.0A。コネクタ数はメイン24ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、8ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×8、SATA電源コネクタ×12、ペリフェラルコネクタ×11、FDDコネクタ×2。1200Wモデル「Toughpower Grand 650W(Fully Modular)」の主な仕様として、各DC出力は+3.3Vが25A、+5Vが25A、+12Vが100A、-12Vが0.3A、+5Vsbが4.0A。コネクタ数はメイン24ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、8ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×8、SATA電源コネクタ×12、ペリフェラルコネクタ×11、FDDコネクタ×2。本体サイズはW150×D180×H86mm。MTBFは120,000時間、保証は7年。
2015年04月09日牧野フライス製作所(マキノ)は4月8日、リブ形状の荒加工時間を65%短縮する形彫り放電加工機向け電源「ES100A」を開発したと発表した。同電源は、主電源と副電源を設け、放電のタイミングを新開発のNC制御装置「Hyper i」で同期することにより、理想的な放電波形を生成し、結果として最大65%の荒加工時間短縮に成功したという。同社では、スマートフォンや補聴器、車載カメラといった磨きが不可能な狭小リブの離型性に効果を発揮すると説明している。また、次世代型となった「Hyper i」はフルHDを採用したワイド21.5型カラーLCDを搭載し、マルチタッチに対応したタッチパネルならびにスクリーンキーボードにて操作が可能(ABC配列/NC配列切り替え可能)。スクリーンはメインがプログラム/段取り/運転の3画面、補助が準備/記録/保守/オプションの4画面が用意されているほか、プログラム記憶容量(NCプログラム専用域)は10GB(1回の加工の最大プログラムサイズは40MB)、登録プログラム個数9999個となっている。さらに、今回の電源の開発に伴い、同社の形彫り放電加工機「EDAFシリーズ」ならびに「EDNCシリーズ」の外観も一新されたという。なお、同電源を搭載した加工機について同社は2015年4月15日より営業の開始、ならびに同9月からの出荷開始を予定している。また、販売価格は全機種において従来価格を据え置くとしている。
2015年04月09日NXP Semiconductorsは、デスクトップ/液晶一体型デスクトップPCやゲーム機、ノートPC、大型パネルテレビなどの電源設計を容易化する共振LLCソリューションとして、GreenChip電源ソリューション「TEA1916+TEA1995プラットフォーム」を発表した。同プラットフォームは、全負荷範囲、特に10~30%の軽負荷時に高い効率を実現しており、エネルギースターV6.0、CoC Tier 2、80+ platinum、EuP Lot6などのエネルギー効率規制への準拠を容易にするほか、TEA1916は75mW未満の低い無負荷時消費電力を実現しており、エネルギースター、米国エネルギー省(DoE)、CoC Tier 2などの要件に適合している。また、共振LLC方式は、フライバック方式に比べ、コモンモード・ノイズ要件と200%ピーク電力要件を、より簡単に満たすことができるものの、その電源は多くの場合、設計が難しく、高価になると考えられているが、同プラットフォームは、同社の新しいcycle-by-cycleアーキテクチャをベースとすることで、共振LLC方式の利点を生かしながら、フライバック方式に匹敵する設計の容易さを実現したという。なお、同プラットフォームは2015年第2四半期から出荷が開始される予定だという。
2015年03月24日Texas Instruments(TI)は、最大75WのAC/DCフライバック型電源向けに「待機電力ゼロ」の電源コントローラチップセットを発表した。同チップセットは700V一次側レギュレーション(PSR)フライバックコントローラ「UCC28730」と200V二次側ウェークアップコントローラ「UCC24650」で構成。UCC28730は、最大20Wの標準フライバック電源で追加部品なしで「待機電力ゼロ」を実現。また、アダプティブリレー制御向けのインテリジェントスリープ機能の使用により、最大75Wまで拡張。フォトカプラと関連フィードバック部品を不要にし、総システム・コストの低減と信頼性の向上を実現する。さらに出力コンデンサ容量を半減しながら、無負荷から全負荷までの全ステップで高い出力安定度を維持し、変換効率の向上と基板実装面積の低減を実現。コンバータの負荷状態に適応的に対応し、無負荷時にシステム機能の停止、ACリレー制御への適応、同期整流回路の停止が可能となっている。UCC24650は、Vddやウェークアップ回路への外部クランプ回路を不要にし、5V~24V出力電圧電源との互換性を提供。また、電圧ドループ検出機能により、無負荷から全負荷過渡動作まで高い出力電圧安定度を維持しながら、小型出力コンデンサの使用を可能する。これらの組み合わせにより、高い過渡応答特性と「待機電力ゼロ」を実現。5V~24Vの出力電圧をサポートするとともに、テレビ、家電、ACアダプタ、HVAC(暖房、換気、空調)、ビル・オートメーションシステム向け電源のサイズ低減と効率向上を可能にする。「WEBENCH Power Designer」設計支援ツールに対応し、カスタム設計が可能となっている。TI DesignsリファレンスデザインにはUCC28730とUCC24650チップセット搭載のテスト済み12W、24Vオフライン電源(PMP10927)リファレンスデザインを用意しており、製品開発期間を短縮できる。UCC28730とUCC24650は量産出荷中。UCC28730は7ピンSOICパッケージで供給され1000個受注時の単価(参考価格)は0.45ドル、UCC24650は5ピンSOT-23パッケージで同0.14ドルとなっている。なお、TIはUCC28730とUCC24650のデモを、3月15日~19日に米国ノースカロライナ州シャーロットで開催されるAPEC(Applied Power Electronics Conference and Expo) のTIブースで行う。
2015年03月13日俳優の松田龍平が3月12日(木)、都内の劇場で行われた主演作『ジヌよさらば~かむろば村へ~』の完成披露試写会に出席。イベントの途中に、会場内の電源が一部ダウンするハプニングがあり、松田さんは苦笑いを浮かべていた。完成披露試写会には松田さんをはじめ、監督・脚本・出演を務める松尾スズキ、共演する阿部サダヲ、二階堂ふみ、西田敏行が出席。登壇者5人が順番に挨拶やトークを行ったが、なぜか松田さんの番になると、客席の赤ちゃんがぐずり出し、コメントが遮られてしまう場面もあった。松田さん演じる“お金アレルギー”になった銀行員・高見が、東北の寒村に移住し、物々交換や自給自足で「お金を一切使わない生活」を送ろうと奮闘する異色コメディ。松田さんと松尾監督といえば、最近では朝ドラ「あまちゃん」で共演したが、俳優&監督としてタッグを組むのは、『恋の門』以来約10年ぶりとなる。「いやー、実際にお金を使わない生活は厳しいですよね。田舎だからってできるものじゃないですし。でも、(お金が)なくなることで、生きる上で何が必要かを描いた映画になっている」と松田さん。また、松尾監督は、本作で『夢売るふたり』に続いて阿部さんと夫婦役を務める松たか子さんの話題に触れ「安産を祈っております」とエールを送っていた。「劇団大人計画」所属の阿部さんが、“主宰”松尾監督の長編映画に出演するのは、意外にも初めて。世話好きな村長を演じ、「原作の設定に合わせて、少し増量したんです」と告白。村人から慕われる自称 “神様”の老人を演じた西田さんは、ロケ地となった福島育ちで「昔、ああいうじいさまに会ったことがありますよ」と懐かしそうに話していた。また、二階堂さんは高見に色仕掛けで迫る女子高生を演じ、「これまで演じてきた役柄のイメージのせいで、暗そうとか物静かだと思われるんですが、今回はすごくキャピキャピ、可愛い女子高生で楽しかった」とニッコリ。松尾監督は「結構エロいですよ」と太鼓判を押していた。『ジヌよさらば~かむろば村へ~』は4月4日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月12日米Appleは9日(現地時間)に発表した新MacBookに合わせて、「USB-C」用の電源アクセサリーを発表した。新MacBookには、新しい規格の「USB-C」ポートが搭載されており、充電する際もこのポートを使用する。「USB-C」は、1つのポートで、充電、USB 3.1、ディスプレイ、HDMI、VGAに対応している。なお、すでにApple Storeには製品ページがあるが、出荷予定時期は未定となっている(10日19時現在)。○Apple 29W USB-C電源アダプタ「Apple 29W USB-C電源アダプタ」の価格は税別5,800円。USB-Cポートを持った新MacBook用と互換性がある電源アダプタ。別売りの「USB-C充電ケーブル」を使って、コンセントから充電ができる。○USB-C充電ケーブル(2m)「USB-C充電ケーブル(2m)」の価格は税別3,500円。両端にUSB-Cコネクタが付いており、別売りのApple 29W USB-C電源アダプタと一緒に使用して、新MacBookをコンセントから充電する。USB 2.0にも対応しているので、USB-C対応デバイスとの同期やデータ転送も行える。○電源アダプタ延長ケーブル「電源アダプタ延長ケーブル」の価格は税別2,200円。充電の際に、電源ケーブルの長さが足りない時に使用するAC用の延長ケーブル。MagSafeとMagSafe 2の電源アダプタや、10W、12W、29WのUSB電源アダプタにも対応している。
2015年03月10日フォースメディアは27日、J-Forceブランドの新製品として、USB給電機能付き電源タップ「世界平和シリーズ」を発表した。電源タップとUSB給電ポートの数によって、全3モデルを用意。3月7日から発売し、価格はオープン、推定市場価格(税別)は2,400円から。「JF-PEACE1」は、ACコンセント×4口、USB×5ポートを搭載。定格出力は、ACコンセントが合計最大1,400W、USBポートが合計最大5.1Aだ。電源を一括でオンオフできる電源スイッチを備える。ケーブル長は約1.2メートルで、電源プラグは可動式だ。本体サイズはW251×D44×H30mm、重量は約330g、カラーはブラックとホワイト。推定市場価格(税別)は4,800円。「JF-PEACE2」は、ACコンセント×2口、USB×3ポートを搭載。定格出力は、ACコンセントが合計最大1,400W、USBポートが合計最大3.3Aだ。一括オンオフの電源スイッチは持たない。ケーブル長は約1.2メートルで、電源プラグは可動式。本体サイズはW158×D44×H26mm、重量は約約240g、カラーはブラックとホワイト。推定市場価格(税別)は3,600円。「JF-PEACE3」は、ACコンセント×2口、USB×2ポートを搭載。定格出力は、ACコンセントが合計最大1,400W、USBポートが合計最大2.4Aだ。電源プラグを内蔵し(折りたたみ式)、壁のACコンセントなどに直結するタイプ。本体サイズはW92×D40×H29、重量は約70g、カラーはブラックとホワイト、ピンクの計3色。推定市場価格(税別)は2,400円。
2015年02月28日サンワサプライは2月25日、パーツを組み替えることで9パターンの電源プラグに変形できる電源変換アダプタ「TR-AD1」シリーズを発売した。ブラックとホワイトの2色を用意する。店頭予想価格は税込3,780円。2つのパーツを分割・合体・変形させることで、9種類の電源プラグに変換できるアダプタ。世界で使用されている一般電源用プラグ形状をほぼすべてカバーするとしている。変換できるのはA、B、BF、B3、C、SE、O、O2、CBの9種類。渡航先のコンセント形状がわからない時や複数国を訪れる際などに持っていると便利だ。本体収納用のケースが付属し、組み立て用ガイドも同梱される。本体サイズはW50.4×D16.5×H106.5mm、重量は50g。
2015年02月25日ディラックはこのほど、独Sharkoon製SFX電源ユニットの新モデルとして、80PLUS BRONZE認証を取得した350Wモデル「SHA-SFX350B」、450Wモデル「SHA-SFX450B」、80PLUS GOLD認証を取得した500Wモデル「SHA-SFX500G」を発表した。いずれも24日に発売する。店頭予想価格は350Wモデル「SHA-SFX350B」が税別7,500円前後、450Wモデル「SHA-SFX450B」が税別8,500円前後、500Wモデル「SHA-SFX500G」が税別12,500円前後。小型PC向けのSFX規格に対応した電源ユニット。「SHA-SFX350B」と「SHA-SFX450B」はケーブル直付け方式、「SHA-SFX500G」はフルプラグイン方式を採用する。また、「SHA-SFX500G」は奥行きを130mmまで伸ばすことで120mmファンの搭載を可能としている。「SHA-SFX350B」の各DC出力は+3.3Vが15A、+5Vが16A、+12Vが27A、-12Vが0.3A、+5Vsbが3A。コネクタ数はメイン20+4ピン電源コネクタ×1、4ピン電源コネクタ×1、6ピンPCI-E電源コネクタ×1、SATA電源コネクタ×2、ペリフェラルコネクタ×2、FDDコネクタ×1。本体サイズはW125×D100×H63mm。「SHA-SFX450B」の各DC出力は+3.3Vが22A、+5Vが21A、+12Vが36A、-12Vが0.5A、+5Vsbが3A。コネクタ数はメイン20+4ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、6ピンPCI-E電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×1、SATA電源コネクタ×3、ペリフェラルコネクタ×2、FDDコネクタ×1。本体サイズはW125×D100×H63mm。「SHA-SFX500G」の各DC出力は+3.3Vが20A、+5Vが20A、+12Vが40A、-12Vが0.3A、+5Vsbが3A。コネクタ数はメイン20+4ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×2、SATA電源コネクタ×4、ペリフェラルコネクタ×2。本体サイズはW125×D130×H63mm。
2015年02月23日アスクは23日、Thermaltake製電源ユニットの新モデルとして、80PLUS BRONZE認証を取得した「TR2 Bronze」シリーズを発表した。450W / 500W / 600Wのモデルを用意。24日に発売し、店頭予想価格(税別)は、450Wが5,800円前後、500Wが7,400円前後、600Wが8,000円前後。奥行き140mmのコンパクトな筐体で、本体に120mmの冷却ファンを備える。回転数は最大1,500rpmだが、負荷に応じて回転数を制御する。ケーブル管理に優れた長めのケーブルを備え、小型ケースだけでなくフルタワーケースにも対応する。450Wモデル「TR2/450W」の各DC出力は+3.3Vが16A、+5Vが15A、+12が34A、-12Vが0.3A、+5Vsbが2.5A。コネクタ数はメイン20+4ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×1、SATA電源コネクタ×4、ペリフェラルコネクタ×3、FDDコネクタ×1。本体サイズはW150×D140×H86mm。500Wモデル「TR2/500W」の各DC出力は+3.3Vが18A、+5Vが16A、+12が38A、-12Vが0.3A、+5Vsbが2.5A。コネクタ数はメイン20+4ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×2、SATA電源コネクタ×6、ペリフェラルコネクタ×4、FDDコネクタ×1。本体サイズはW150×D140×H86mm。600Wモデル「TR2/600W」の各DC出力は+3.3Vが20A、+5Vが17A、+12が46A、-12Vが0.3A、+5Vsbが2.5A。コネクタ数はメイン20+4ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×2、SATA電源コネクタ×6、ペリフェラルコネクタ×4、FDDコネクタ×1。本体サイズはW150×D140×H86mm。
2015年01月23日玄人志向は23日、80PLUS TITANIUMを取得した700W電源ユニット「KRPW-TI700W/94+」を発表した。1月下旬より発売する。店頭予想価格(税別)は19,000円前後。80PLUS TITANIUM認証を取得している出力700Wの電源ユニット。+12Vは合計58Aのシングルレーン出力に対応する。プラグイン方式を採用しながらも奥行きが14cmとコンパクトなので、ケース内部の整理もしやすい。搭載ファンは120mm×1基でファンコントロール機能を搭載。1次側に耐熱105度の日本製のアルミ電解コンデンサを、2次側の主要箇所に固体電解コンデンサを採用する。保護回路は過負荷保護 / 過電流保護 / 過電圧保護 / 低電圧保護 / 短絡保護 / 過温度保護 / 無負荷運転保護に対応。各DC出力は+3.3Vが22A、+5Vが22A、+12Vが58A、-12Vが0.3A、+5Vsbが2.5A。コネクタ数はメイン24 / 20ピン電源コネクタ×1(550mm)、4ピン / 8ピン電源コネクタ×1(550mm)、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×4(550mm / 150mm)、SATA電源コネクタ×8(550mm / 150mm / 150mm)、ペリフェラルコネクタ×6(550mm / 150mm / 150mm)、FDDコネクタ×1。本体サイズはW150×D140×H86mm、重量は約2.5kg。
2015年01月23日Intersilは1月20日、通信、試験・計測、産業機器のFPGA、ASIC、マイクロプロセッサ、DSPなどのポイントオブロード(POL)電源の設計を簡素化するデュアル3A/シングル6AのDC/DC降圧電源モジュール「ISL8203M」を発表した。同製品は9.0mm×6.5mm×1.83mmサイズとコンパクトでありながら、最大95%の高効率を実現しており、低消費電力を要求するバッテリ駆動を含めた低電圧機器向けに、高性能で使いやすい電源ソリューションを提供する。具体的には、PWMコントローラ、同期整流スイッチングMOSFET、インダクタ、受動部品が1チップに集積されており、2.85V~6Vの入力電圧範囲に対応する。また、可変出力電圧範囲は0.8V~5Vで、3Aデュアル出力または6Aシングル出力の電源として利用できる。さらに、15℃/Wというクラス最高の放熱特性を実現しており、ヒートシンクおよびファンが不要で、85℃時でも6Aの電流供給が可能。加えて、独自技術と先進的なパッケージング技術を採用しており、高い電力密度と業界最高の放熱特性を実現している。これにより、広い温度範囲にわたるフル負荷動作を可能にする。この他、過熱保護機能、過電流保護機能や電圧低下ロックアウト機能を搭載しており、電源に必要とされる堅牢性と信頼性を実現している。なお、パッケージは9mm×6.5mmサイズのQFN。価格は1000個一括購入時で5.97ドル。すでに出荷を開始している。また、評価ボード「ISL8203MEVAL2Z」が67ドルで提供されている。
2015年01月21日PFUは19日、SnapLite用の電源アダプタを無償交換すると告知した。プラグ部分が外れ電源コンセント内に残り、感電の原因となる可能性があることが判明したため。実際に被害が発生したという報告は19日時点では入っていない。「SnapLite」は、iPhoneのカメラ機能を利用し、スキャナのように使用できるLEDライト付きスタンド。Bluetoothを内蔵し、専用アプリ「SnapLite」をインストールしたiPhoneを本体上面にセットすると、自動でペアリングされ、SnapLiteが撮影モードに切り替わる。無償交換の対象となるのは、「Tenwei」と表示されたSnapLite用電源アダプタ。表示がない電源アダプタは対象外で、そのまま使用しても問題ない。交換対象の電源アダプタを所持するユーザーは、「お客様情報入力画面」から、製造番号や氏名などの必要事項を記入すると、新しい電源アダプタが送付される。製造番号は、本体底面に記載された「SER.NO.」項目で確認できる。なお、電源プラグが外れ電源コンセント内に残った場合は、対象コンセントやタップの安全ブレーカーをオフにし、絶縁体のついたペンチで引き抜くなどの対応を呼びかけている。
2015年01月20日