株式会社 松栄堂(代表取締役社長:畑 正高)は、日本のお香文化を紐解く書籍『香が語る日本文化史 香千秋』を2023年2月25日に出版しました。『香が語る日本文化史 香千秋』は、2001年に刊行した『香千載』(光村推古書院)を大幅に増補改訂したもので、多くの資料を通じて、日本のお香文化へ多角的にアプローチします。URL: 『香が語る日本文化史 香千秋』表紙お香の歴史はいつから?平安貴族が作った香りとは?戦国大名とお香の関わりって?源氏香ってどんなもの?江戸時代から十二代続く京都の香老舗に生まれた著者が、100年ごとに時代を追って、香を軸に日本文化を見つめます。典雅な香道具や歴史的資料など、豊富なカラー図版も見どころ。巻末に「源氏香図・系図香図・三種香図」一覧つき。日英文併記。■3つの特長・「香」を軸に日本の文化史を通覧する、ユニークな構成。・これまでの関連書籍にはなかった「日英文併記」により、日本の香りに関心の高い国内外の読者へ訴求します。・豊富なカラー図版により、視覚的にも理解を促進します。■著者紹介畑 正高昭和29年京都生まれ。同志社大学卒業。1年渡英の後、香老舗 松栄堂に入社。平成10年、同社代表取締役社長に就任。香文化普及発展のため国内外での講演・文化活動にも意欲的に取り組む。著書に「香清話」(淡交社)、「香三才」(東京書籍)などがある。■翻訳者紹介マイケル ジャメンツ昭和23年アメリカ生まれ、ハーバード大学博士課程修了後、平成7年から京都に住み、京都大学などで非常勤講師をつとめながら、中世文学研究と英語翻訳に携わる。■ふたつの連動企画で、もっとお香に詳しくなる!〈新書籍発刊記念展「香千秋」〉会期:3月28日(火)~4月18日(火)場所:松栄堂 薫習館(京都市中京区烏丸通二条上ル東側)概要:松栄堂本店に隣接する小さな香りの博物館「薫習館(くんじゅうかん)」で開催します(入場無料)。本書に登場する香道具の展示をはじめ、手に取って本書をご覧いただけます。薫習館では他にも、貴重な天然香料の香りを体験できるスポットや、お線香作りのジオラマ展示など、日本のお香にまつわるさまざまな企画を展開中です。〈匂い香づくりワークショップ〉会期 : 4月17日(月)・18日(火)場所 : 大垣書店(京都市) 京都本店イベントスペース「催」参加費 : 1,980円(税込)概要 : タブレット状の原料を自由に組み合わせて、オリジナルの香りを作ることができます。仕上がった香りはカラフルな巾着袋に入れて、匂い袋としてお持ち帰りいただけます。詳細・お申し込み: 松栄堂ウェブサイトでご確認ください。 ■商品情報書名 :香が語る日本文化史 香千秋発売日 :2023年2月25日著者 :畑 正高訳者 :マイケル ジャメンツ定価 :1,980円(税込)版型 :B5判 並製ページ数 :116ページISBNコード:978-4-9912784-0-2 C0076 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月30日NBAロサンゼルス・レイカーズの八村塁が出演する、アサヒ飲料・颯の新CM「叫びたくなる緑茶 八村塁」編が、4月4日より放送される。新CMは、同商品を初めて飲んだ八村が、その香りと味に驚くシーンからスタート。そしてその驚きを表現するかのように茶葉が舞い、ボン・ジョヴィの名曲「リヴィン・オン・ア・プレイヤー」に合わせて「颯~!」と叫ぶ。撮影は、八村が所属するレイカーズの本拠地であるアメリカ・ロサンゼルスで実施。現地在住のエキストラとスタッフだったため、日本語と英語が飛び交う現場となった。同商品を飲んで驚くシーンでは、普段は見られない目を丸くした表情を披露し、「どうすか?」とスタッフに確認する姿も見られた。■八村塁インタビュー――今回のCM撮影はいかがでしたか?僕もいろんな撮影は経験してきましたが、いままでにない感じで、すごく楽しくできました。――緊張はしませんでしたか?そんなに緊張することもなく、スムーズに、素顔のままでできたんじゃないかなと思います。――叫びたくなる気持ちいい瞬間はどんな時ですか?バスケをしてる時ですね。ダンクを決めた時、3ポイントを決めた時など、大きなプレーを決めた時に叫びたくなります。――実際、そういう時には声を出しますか?はい、「ソォォ!」って言います(笑)。――アメリカでの生活が長いと思いますが、ふだん緑茶を飲む機会はありますか?小さいころから緑茶はすごく好きで運動の時も飲みましたし、アメリカに来てからも日本食を食べる時や、僕、お餅やあんこが好きなんですけど、それを食べる時は緑茶を飲んでいます。――「颯」を飲んでみていかがでしたか?香りもしますし、飲んだ瞬間にスッキリした感じがして、スムーズに飲めました。おいしかったです。――「颯」をおすすめしたい人はいますか?僕のチームメイトにすすめられたらいいですね。日本ではみんながお茶を飲んでいる、っていう文化を説明しながらすすめたいです。――今シーズンは新天地での活躍ですが、目標をお聞かせください。プレーオフに入れるようにチームを助けて、自分のプレーをしていきたいと思います。――日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。いまアメリカでずっとバスケをしている中で、たまに日本の味が恋しくなるとき、緑茶を飲んで元気をもらっています。皆さんもぜひ「颯」を試してみてください。
2023年03月29日毎年2月に開催される岸谷香のスペシャル企画ライブを、今年も『岸谷香 感謝祭2023』として開催。相変わらずパワフルな歌とギター、ゲストとの趣向を凝らしたセッションで観客の興奮をあおり続けるライブは、選曲も歌も演奏もEX THEATER ROPPONGIという会場にふさわしく、高級感がありながら遊び心満載な“大人の祭り”となった。4回目となるこの感謝祭は、新作を引っさげたツアーや外部のイベント出演とは違い、岸谷の楽曲アレンジと構成で作られる内容となるため、場内には最初からどこかそわそわウキウキした空気が漂っている。自身のバンド・Unlock the girlsのメンバーとともに登場し、一曲目の「49thバイブル」から岸谷本人もいきなりトップギアに入ったのがわかった。というか、肩だしシャツ+穴あきジーンズ+チェーンベルトというファッションで、いきなりハイトーンボイスを披露されたら、観客だってトップに入れざるを得ない。「久しぶりだね、この感じ。今日は健康と、ライブができる音楽に感謝、来てくれたゲストに感謝、そしてみんなにも感謝!いろんな感謝を込めて。最後まで楽しんでください」歯切れのいい挨拶のあと、肩からエレキギターを下げて「MELODY MELODY」へ。年齢を重ねるにつれ声が甘くなり、むしろ少女のような可愛さが出てきているのはなぜなのだろうか。プリンセスプリンセス時代のハスキーなのに高音域に艶のある歌声も良かったが、現在の張りがありながらも滑らかな歌声も、岸谷香ならではの抑揚豊かなメロディをとても鮮やかになぞっていく。岸谷は今でもなおエレキをガンガン弾きまくるのだが、その歌声は激しい伴奏や緻密なソロといったロックサウンドと好相性だった。スペシャル企画ライブということで、この日はふたりのゲストを招き、それぞれとのコラボコーナーで盛り上がる。まず一人目は、10年ほど前のイベント出演を機に知り合い、これまで何度かステージで共演してきたという後輩世代の藤巻亮太。柔らかく、少し鼻にかかった藤巻の歌声は濃厚な甘さと渋さを持っていて、そのデュエットはなんだか豪華なスイーツのよう。岸谷香いわく「初めて聞いたとき、私マネしてないよ!って思わず言っちゃったくらい、私の世界観と似てる曲だなと思ったの」という藤巻の楽曲「南風」はもちろん、岸谷がKeyとコーラスを担当する「3月9日」も、どちらの楽曲であってもおかしくないくらいマッチしていて、ふたりが音楽人として惹かれあう理由を物語っていた。特に、岸谷のKeyによるイントロから始まった「粉雪」は鳥肌モノ。藤巻の歌声をサビから一斉に女性コーラスが包み込むアレンジは、これまでの同曲とまったく違う景色を見せた。藤巻が舞台袖に引いたあとすぐ、歌いだしが〈雪が降ってた〉から始まる「また恋ができる」に続いたのも、「粉雪」の風景を引き継ぎたい岸谷の計らいだったのだろう。「久しぶりに声出しOKだし、みんな“ああ”とか言っちゃったりして」と可愛らしくコールを促して、「Diamond<ダイアモンド>」をサービス。それこそ何十年も前に聞きまくった曲だから尚更思うのだが、昔の曲をなぜこうも懐メロ感なく聞かせることができるのか。もちろん楽曲そのものに対する懐かしさは、誰しもの中に回顧的なものとしてある。でもそれ以上に、今の自分の表現のひとつとしてこの曲と向かい合っている岸谷の姿勢が、きちんと楽曲に新鮮さを与えていたのだと思う。原曲へのリスペクトと音楽への探求心がバランスよく保たれた同曲は、これまでさんざん聴きまくってきた人の耳にも快適だった。そして後半には、二人目のゲストである荻野目洋子を招き入れ、ビート強めな曲を続けて盛り上がる。この土地で聞くことに感動すら覚える「六本木純情派」と、スパンコール攻めのスカート&ピンヒールブーティという荻野目ちゃんを目の前に、テンション上がらないわけがない。1992年に岸谷が楽曲提供したというキュートなポップス「ラストダンスは私に」、荻野目のウクレレ演奏にあわせ、岸谷とバンドメンバー全員がコーラスに徹した「虫のつぶやき」など、一曲ごと様々なアプローチで楽しんでいく。聞けばふたりの出会いは岸谷が赤坂小町の頃で、歌番組での共演やラジオ出演、楽曲提供やスーパーでの遭遇など、ゆっくりながら大切に距離を縮めてきた間柄なんだそう。アーティストとして尊敬しあいながら、お互い女性として憧れを抱いている関係性が、見ていて微笑ましかった。何より岸谷と荻野目、キャラは違えど情熱の持ち方が似ているのだ。おそらくプリプリ時代以上にギターやピアノに対する熱意やこだわりが増している岸谷と、ここ数年になってギターをはじめ、全曲自作のアルバムをアナログ盤でリリースするに至ったという荻野目。いくつであろうが自分の興味関心にまっすぐ突っ込んでいくふたりのパフォーマンスからは、とてつもないエネルギーが伝わってきた。「それでは、全力でダンシングしてください!」という掛け声を合図に、本家はもちろん岸谷もダンスを披露する「ダンシングヒーロー」、荻野目がエレキギターをかき鳴らす「OH YEAH!」と続け、客席はこの日一番の歓声とジャンプを見せた。コラボ後は、再び岸谷とバンドメンバーだけで「Unlocked」「バタフライ」などロックチューンを続けてラストを目指す。疾走感ある曲でギターテクを見せつけたと思ったら、「Dump it!」ではハンドマイクで客に詰め寄り、豪快なシャウトを決める。これ、もはやあっけに取られるレベル。これだけの長い年月、ロックアーティストであり続け、演奏テクを磨き続け、声を張り上げられる自分をキープできている人はそうそういないのだ。ラストの「Signs」で見せた速弾きソロは鳥肌立つほどカッコよく、そのハードロック魂に心の底からしびれた。アンコールでは、再び藤巻と荻野目を呼び込み、今もなおあちこちで歌い継がれる名曲バラード「M」を全員で披露。やはり前述した「Diamond<ダイアモンド>」同様、この曲もじつに新鮮な響きを持っていいて、曲の素晴らしさにあらためて気づかされる。この『岸谷香 感謝祭』は、本人もMCで言っていたように、岸谷本人にとっての音楽やファンへの感謝を示すことを目的に開催された。しかし、岸谷香がこれまで築いてきた自分と音楽の絆の強さと、新たに描こうとしている世界観を感じられるライブから得られたものは、見る側にとってあまりにも大きい。情熱を注ぎ続けることの尊さを実感させてくれたことへ、こちらこそ感謝したくなるライブだった。Text:川上きくえ<公演情報>岸谷香 感謝祭20232月23日(木・祝) 東京・EX THEATER ROPPONGIセットリスト1. 49th バイブル2. MELODY MELODY3. STAY BLUE<w/藤巻亮太>4. 雨上がり5. 南風~ミラーボール6. 3月9日7. この道どんな道8. 粉雪9. また恋ができる10. Diamonds<ダイアモンド><w/荻野目洋子>11. 六本木純情派12. ラストダンスは私に13. 虫のつぶやき14. ダンシングヒーロー15. OH YEAH!16. Unlocked17. バタフライ18. Dump it!19. Signs<アンコール>1. M2. ハッピーマン<ライブ情報>岸谷香 プレミアムアコースティック 2マンライヴ6月9日(金) 愛知・名古屋ダイアモンドホール6月11日(日) 大阪・BIGCAT6月18日(日) 東京・日本橋三井ホール※各地対バン相手は後日発表一般発売日:4月15日(土) 予定藤巻亮太 Live Tour 2023『Sunshine』※終了分は割愛3月3日(金) 宮城・仙台Rensa3月5日(日) 福岡・DRUM LOGOS3月10日(金) 愛知・新栄シャングリラ3月11日(土) 広島・CLUB QUATTRO3月19日(日) 大阪・umeda TRAD3月21日(火・祝) 山梨・甲府CONVICTION3月22日(水) 山梨・甲府CONVICTION藤巻亮太『THANK YOU LIVE 2023』3月9日(木) 東京・I’M A SHOW関連リンク岸谷香 HP:荻野目洋子 HP:藤巻亮太 HP:
2023年03月02日2月23日(木・祝) に東京・EX THEATER ROPPONGIで開催された『岸谷香 感謝祭2023』のオフィシャルレポートが到着した。岸谷香が「元気に楽しく音楽をやれている事に感謝し、お客様に喜んで頂ける様に、毎回ゲストを迎え特別なセッションをする」、毎年2月に開催している年1回恒例のコラボイベント『岸谷香 感謝祭』。2月23日(木・祝) ソールドアウトの東京・EX THEATER ROPPONGIにて、自身のガールズバンド“Unlock the girls”とともに、荻野目洋子と藤巻亮太を迎え、全21曲を披露し、満員の観客を魅了した。プリンセス プリンセス時代の曲から現在のソロ曲など新旧織り交ぜ、今の岸谷香を真っ直ぐ表現するセットリスト。挨拶代わりに3曲披露し、「雨上がり」のギターの前奏に乗せて藤巻亮太を呼び込む。岸谷は、「ふたりの初めての出会い」や、「藤巻君の曲は大好きな曲が多い」というエピソードも披露。お互いの曲を組み合わせた「南風~ミラーボール」のメドレー、岸谷のピアノと藤巻のエレキギターというふたりだけで、しっとりと聞かせた名曲「3月9日」、新曲の「この道どんな道」、そして最後は今の季節にぴったりの「粉雪」と、誰もが納得の圧巻なステージを披露した。岸谷香×藤巻亮太藤巻を送り出した後、「また恋ができる」をしっとり聴かせ、「Diamonds<ダイアモンド>」で客席は一気に盛り上がる。続いて迎えたゲストは荻野目洋子。ご存知「六本木純情派」のイントロで呼び込まれた荻野目は、圧倒的なステージを披露し、観客も釘付け。岸谷が荻野目に提供した「ラストダンスは私に」、荻野目のウクレレ伴奏とヴォーカルをメンバー全員でコーラスで支えアコースティックに聞かせた「虫のつぶやき」、そしてお待ちかねの「ダンシングヒーロー」では、荻野目の切れのあるダンスに合わせて、ギターを降ろし自身も全力で踊る岸谷香。笑顔のふたりに満員の観客が大いに沸いた。ラストは「OH YEAH!」。荻野目はヴォーカルとともにエレキギターで、全員でセッション。息の合った、特別なコラボレーションとなった。岸谷香×荻野目洋子そこからは「Unlocked」「バタフライ」「Dump it!」と、自身のバンド「Unlock the girls」とともに、今の岸谷香の楽曲たちを披露。ラストの「Signs」では、圧巻のギターソロを魅せ、本編を終えた。Unlock the girlsアンコールはゲストも併せて、全員でステージに。岸谷のピアノの前奏が始まると、どよめきと大きな拍手が起こった「M」。荻野目、藤巻、岸谷の3人で歌い分け、ギターソロは藤巻と岸谷のツインを披露。ゲストを送り出し、岸谷のソロ曲「ハッピーマン」で終演。贅沢な一夜限りのステージとなった。予期せぬダブルアンコールを受け、ひとりでステージに出てきた岸谷から、「今年6月に自身の企画でアコースティックのツーマンライヴを東京、名古屋、大阪で開催します!対バン相手は全部違います!」と発表。満員の観客からどよめきと惜しみない拍手が送られ、イベントは幕を閉じた。<公演情報>岸谷香 感謝祭20232月23日(木・祝) 東京・EX THEATER ROPPONGIセットリスト1. 49th バイブル2. MELODY MELODY3. STAY BLUE<w/藤巻亮太>4. 雨上がり5. 南風~ミラーボール6. 3月9日7. この道どんな道8. 粉雪9. また恋ができる10. Diamonds<ダイアモンド><w/荻野目洋子>11. 六本木純情派12. ラストダンスは私に13. 虫のつぶやき14. ダンシングヒーロー15. OH YEAH!16. Unlocked17. バタフライ18. Dump it!19. Signs<アンコール>1. M2. ハッピーマン<ライヴ情報>岸谷香 プレミアムアコースティック 2マンライヴ6月9日(金) 愛知・名古屋ダイアモンドホール6月11日(日) 大阪・BIGCAT6月18日(日) 東京・日本橋三井ホール※各地対バン相手は後日発表一般発売日:4月15日(土) 予定関連リンク岸谷香 HP:荻野目洋子 HP:藤巻亮太 HP:
2023年02月24日眉村ちあきが最新アルバム『SAI(サイ)』を2023年5月7日(日)に発売する。眉村ちあきの最新アルバム『SAI』眉村ちあきは、高い歌唱力やギターの弾き語りスタイル、プレイフルなサンプリング、トラックメイクの技術などで人気の“弾き語りトラックメイカーアイドル”。2023年は、自身初の全国対バンライブツアーを開催することでも話題を集めている。「マルコッパ」や「春一番」など、注目曲を多数収録そんな眉村ちあきの最新CDアルバム『SAI』は、貪欲に挑戦し続ける眉村ちあきの才能とエネルギーを詰め込んだ一枚。TVアニメ「ちみも」のOP主題歌「マルコッパ」をはじめ、伊藤園お~いお茶新俳句大賞特別企画「ミュージッ句プロジェクト」とのタイアップソング「春一番」、ニッポン放送「ミューコミVR」の“眉村ちあき怪獣シンガー化計画”から誕生した「ナントカザウルス」、眉村ちあきの“ある日の夢”から生まれ、2曲同時配信された「秘密の恋」ソロとバンドver.の2曲など、話題曲を多数収める。まらアルバムには早期予約特典として、弾き語りミニライブの音源入りCDも用意されるので、こちらも要チェックだ。眉村ちあき コメントみんなへ!!!!!!!!!!!!!今回も私が好きなようにアルバム作らせてもらいました。のびのびと制作させてもらって、感謝です!毎回アルバム出すたびに初の試み曲があるのですが、今回もありますのでお楽しみにしていてください。マユムラーを痺れさせます!!!!!!!!!!!(後略)詳細眉村ちあき最新アルバム『SAI(サイ)』CD発売日:2023年5月7日(日)価格:3,500円■早期予約特典対象期間:2月19日(日)20:00~3月26日(日)23:59内容:弾き語りミニライブ音源入りCD※そのほか、店舗別特典を用意。詳細は各店舗に問い合わせ<CD収録曲>マルコッパレイニーデイ浜で聴くチューン秘密の恋(Solo ver.)秘密の恋(Band ver.)ナントカザウルス未来の僕が手を振っている春一番 ほか
2023年02月23日眉村ちあきの新曲「春一番」が、2023年2月10日(金)に配信リリース。眉村ちあきの新曲「春一番」高い歌唱力とユーモアのあるサンプリング、明るく自由なキャラクターで人気のトラックメイカーアイドル・眉村ちあき。2023年は、自身初の全国対バンライブツアーを開催することでも大きな話題を集めている。そんな眉村ちあきの新曲「春一番」は、2022年に実施した、伊藤園お~いお茶新俳句大賞特別企画「ミュージッ句プロジェクト」とのタイアップソングだ。企画では、「ドキドキ」をテーマに俳句を募集し、俳人・夏井いつきが選句。選句された俳句から、眉村ちあきが楽曲を制作した。“ドキドキ”がテーマのMVもミュージックビデオは、“ドキドキ”をテーマに、眉村ちあきが企画・構成・編集・出演&総合プロディース。デートに向かう日の朝に早起きしてマフィンを作る主人公を眉村自身が演じ、ほんわかした雰囲気のポップで可愛らしい映像に仕上げた。【詳細】眉村ちあき 新曲「春一番」配信日:2023年2月10日(金)
2023年02月13日お香をたく時間を豊かに演出し、そのまま置いておくだけでインテリアの一部になる、個性派のインセンスホルダーをセレクト。美しいデザインを揺らめく煙とともに眺め、視覚でもお香を楽しんで。真鍮の輝きと、優美なラインが魅力的。ロンドンのデザインスタジオによる手作りのインセンスホルダーは、小ぶりながらも存在感のある真鍮製。経年変化して、使うほどにアンティークのような趣に。写真のようにいくつか並べて飾るのもおすすめ。各¥7,700(Subtle Bodies/JAU)シンプルで力強い形が、空間のアクセントに。ミニマルな形が目を引くインセンスバーナー。マットに仕上げたアルミニウム素材も、モダンなムードを演出するポイント。オーストラリア・メルボルンを拠点とするデザインスタジオから。¥5,500(Lightly/JAU)情緒深い月夜の景色をミニマルに表現。京都で安土桃山時代から続くお香の老舗による、香皿と香立てのセット。月が水面に映る様子から着想を得た、静寂を感じさせるデザインが美しい。香立ての位置は自由に配置できるので、自分好みに楽しみたい。¥4,620(薫玉堂 TEL:075・371・0162)独創的な世界観で魅了するドイツ発の陶芸ブランドから。デザイナー、ベルンハルト・クーンが生み出す作品は、ポエティックでどこかファニー。水鳥の形をしたインセンスホルダーは、愛らしい表情に注目を。他にゾウやライオンも。¥5,390(クーン ケラミック/エイチ・ピー・デコ TEL:03・3460・0313)ぴたりと合わせれば、キューブ形のお香立てに。淡路島在住の現代美術作家・南野佳英が作るインセンスホルダーは、台風で倒れた椨(たぶ)の木で作られたもの。お香の主原料としても使われる椨は、深みのある色合いが特徴。CUBE5955点セット¥13,750(√595)※『anan』2023年2月8日号より。写真・多田 寛スタイリスト・池田沙織文・間宮寧子(by anan編集部)
2023年02月02日いちごの生産が盛んな「いちごの村」とも呼ばれる奈良県明日香村の明日香村観光交流活性化事業実行委員会(所在地:奈良県高市郡明日香村、実行委員長:上山 好庸)は、いちごの本格的なシーズンを迎えるにあたり、2023年2月~3月にかけ、「あすかでいちごキャンペーン」と題したイベントを開催いたします。特設WEBサイトを中心に、村内の様々ないちごイベントの情報を発信しています。■1. 明日香ストロベリーフェア2023カフェやスイーツショップ16店で旬のいちごメニューが満喫できる、この季節限定のフェアを開催します。プレゼントが当たるスタンプラリーも実施予定です。全店舗分のスタンプを集めると、必ずプレゼントがもらえます。明日香ストロベリーフェア2023(1)(1)実施期間 : 2023年2月4日(土)~3月12日(日)(2)実施場所 : 村内飲食店16店舗(3)その他 : 対象商品500円以上購入でスタンプ1個3店舗分のスタンプと交換でくじ引き1回当たりが出たらプレゼントがもらえます(4)WEB : (5)問い合わせ: 明日香村商工会 TEL:0744-54-2068■2. 近鉄「あすかいちご列車」の運行南大阪線・吉野線において、期間限定で「あすかいちご列車」を運行します。両先頭車両にはいちごキャンペーンのヘッドマークを掲出するほか、車内も、いちごの装飾を行い、「あすかでいちごキャンペーン」を盛り上げます。近鉄「あすかいちご列車」(1)名称 :「あすかいちご列車」(1編成4両)(2)内容 :いちごキャンペーンのヘッドマークを掲出1両目から4両目まで、吊り革付近にフェイクのいちごの実と葉を装飾(3)運行期間:2023年2月6日(月)~3月12日(日)(4)運行区間:大阪阿部野橋駅~(飛鳥駅)~吉野駅■3. あすかいちご列車 de マルシェ in 大阪阿部野橋駅2月4日、5日、大阪阿部野橋駅に留め置いた「あすかいちご列車」車内で、明日香村の特産品や農産品などを販売するマルシェを開催します。新鮮なあすかルビーをはじめ、フリーズドライ加工したあすかルビーを練り込んだホワイトチョコレート、燻製ベーコン、古代三色発酵玄米などの販売や、古代飛鳥の様子をバーチャル体験していただけるコーナーの設置などを予定しています。あすかいちご列車 de マルシェ in 大阪阿部野橋駅(1)日時 :2023年2月4日(土)・5日(日) 11時00分から15時00分まで(2)場所 :大阪阿部野橋駅4番線「あすかいちご列車内」(3)その他:大阪阿部野橋駅入場証を地上西改札口にて無料でお渡ししますので、電車を利用しないお客様もお買い物をしていただけます。(2時間有効)■4. 奈良交通「あすかいちごバス」の運行飛鳥駅や橿原神宮前駅を起点として、明日香村内周遊に便利な「かめバス」。いちごのシーズンは車両の前に「いちごのマスク」を付けて走ります。奈良交通「あすかいちごバス」(1)運行期間 : 2023年2月4日(土)~3月12日(日)※期間中ランダムに運行(2)運行区間 : 橿原神宮前駅東口~石舞台~飛鳥駅「赤かめ」周遊バス(3)料金 : 乗車区間の運賃のみ必要(4)WEB : (5)問い合わせ: 奈良交通株式会社 TEL:0742-20-3100(バスの運賃・時刻のご案内)<参考> あすかでいちご 第1弾(2022年12月26日配信)の内容(1)あすかいちご狩りパークが開園!(2)明日香村産ブランドいちご『あすかルビー』プレゼントキャンペーン(3)カフェ&ブックス ビブリオテーク「奈良県明日香村から産地直送!“あすかルビー”いちごのデザートフェア」※詳細は下記ホームページをご覧ください。 (あすかでいちごキャンペーン 特設サイト) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月02日鈴木亮平が冴羽獠を演じるNetflix映画『シティーハンター』。この度、ヒロイン・槇村香を森田望智が演じることが発表された。1985年から1991年まで「週刊少年ジャンプ」にて連載され、単行本の累計発行部数が5000万部を突破した伝説の漫画「シティーハンター」。1987年にはTVアニメの放送もスタートし大ヒットシリーズとなった。日本のみならず、漫画は台湾や韓国、タイ、フランス、イタリアなどで出版され、世界中で人気を博している。物語の舞台は、現代の新宿。新宿区・新宿区観光協会・歌舞伎町商店街などの全面協力の元、実際の新宿・歌舞伎町で過去最大級規模の撮影を行っている。今回新たに発表されたヒロイン・香は、獠の元相棒・槇村秀幸の妹であり、獠の新たな相棒。演じる森田さんは、「パパ活」「全裸監督」「妻、小学生になる。」などに出演した俳優。公開された写真では、駅の伝言板の前で香が笑顔で立っている姿が写し出されている。森田さんは「心臓が跳ね上がるような緊張と、浮き立つような喜びを同時に日々噛み締めています」と話し、「彼女の心を覗けば覗くほど、その魅力の虜になっている自分がいます。皆さんの記憶の中にある彼女の断片に、少しでも触れることができるよう、愛を持って全力で突き進んでいきたいと思います」とコメント。鈴木さんは「香と獠として共に過ごして数ヶ月。柔らかくて、素直すぎるほど素直で、いつも一生懸命な森田さん。セット裏で一人必死な顔で小道具を振り回す練習をする森田さんの姿は、まさに子供の頃から大好きだった、あのひたむきで天真爛漫な槇村香そのものでした。きっと、皆さんの中にある香さんのイメージを裏切らない、そして何より森田さんにしかできない、チャーミングで愛すべき香ちゃんに出会っていただけると確信しています」と語った。Netflix映画『シティーハンター』は2024年全世界独占配信予定。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年01月31日女優の森田望智が、2024年に配信されるNetflix映画『シティーハンター』でヒロイン・槇村香役を演じることが31日、発表された。既に発表となった主人公・冴羽リョウ役の鈴木亮平に加え、ヒロイン・槇村香役に森田望智が決定。香は、リョウの元・相棒の槇村秀幸の妹であり、リョウの新たな相棒となる。公開された写真では、駅の伝言板の前で、香が持ち前の明るい笑顔を浮かべて立っている姿が見られる。森田は本作で、女優キャリアを通じて初のショートヘアにイメチェンした。1985年から1991年まで『週刊少年ジャンプ』にて連載され、単行本の累計発行部数が5000万部突破、一大ブームを巻き起こした伝説のコミック『シティーハンター』。1987年にはテレビアニメの放送もスタートし、1999年放送のテレビスペシャルまで至る大ヒットシリーズとなった。コミックは台湾・香港・中国・韓国・タイ・インドネシア・フランス・イタリア・スペイン・メキシコ・ポーランドで出版され、世界中で人気を博している。シティーハンターとして日本初の実写化となる本作では、原作をリスペクトし新宿駅東口の伝言板が復活。駅のコンコースの一角に、忘れ去られたようにひっそりと生き残る伝言板に書き込まれたXYZ。このXYZをきっかけにどんなストーリーが繰り広げられるのか、期待が高まる。物語の舞台は現代の新宿。新宿区、新宿区観光協会、歌舞伎町商店街などの全面協力のもと、実際の新宿・歌舞伎町で過去最大級の規模で撮影を行っている。ヒロインの森田をはじめ、主演の鈴木、佐藤祐監督、エグゼクティブ・プロデューサーの高橋信一氏がコメントを寄せた。○■ヒロイン:森田望智昭和の時代から、令和の今日この日まで、計り知れないほど沢山の方々の愛情が、深奥まで溶け込まれ続けているシティーハンター。そんな伝説の愛溢れる世界に槇村香さんとして立てること、心臓が跳ね上がるような緊張と、浮き立つような喜びを同時に日々噛み締めています。一生懸命でパワフルで愛情深くてチャーミングな香さん。彼女の心を覗けば覗くほど、その魅力の虜になっている自分がいます。皆さんの記憶の中にある彼女の断片に、少しでも触れることができるよう、愛を持って全力で突き進んでいきたいと思います。○■主演:鈴木亮平香とリョウとして共に過ごして数カ月。柔らかくて、素直すぎるほど素直で、いつも一生懸命な森田さん。セット裏で一人必死な顔で小道具を振り回す練習をする森田さんの姿は、まさに子供の頃から大好きだった、あのひたむきで天真爛漫な槇村香そのものでした。きっと、皆さんの中にある香さんのイメージを裏切らない、そして何より森田さんにしかできない、チャーミングで愛すべき香ちゃんに出会っていただけると確信しています。○■監督:佐藤祐市今回、ご出演して頂けると聞いてとても嬉しかったのを覚えています。色々な作品での彼女の演技を観ていると、多分、集中力の高い女優さんじゃないかなぁ~、と思っていました。実際にお会いすると、どこか柔らかさもあり、不思議な雰囲気のある女優さんでした。でも目には見えない「芯の強さ」も感じました。そんな彼女だから様々な注目を集め、たくさんのオファーを受けてるんだなと思いました。一瞬の集中力は、流石という以外無い森田さんが演じる「香」。どうぞお楽しみに。○■エグゼクティブ・プロデューサー:高橋信一(Netflix コンテンツ部門 マネージャー)どんな役を演じても「憑依」したようにその役になりきる森田さんが、「香」となってシティーハンターの世界を駆け巡る姿を楽しみにしていました。(勝手ながら)トレードマークともいえる美しい長い髪の毛を本作のために切って頂きました。俳優キャリアを通じて初めてショートヘアの役柄として「香」を演じられ、まさに「香」となって笑い、怒り、悲しみながら鈴木亮平さん演じるリョウとともに新宿を駆け巡る姿を拝見していると、本当にリョウと香が新宿にいるかのような錯覚すら覚えます。世界中の多くのファンはもちろん、初めて「シティーハンター」に触れる方にも愛される作品になることを撮影を通して確信しています。
2023年01月31日毎年恒例になっている岸谷香主催イベントの4回目となる『岸谷香感謝祭2023』のゲストは荻野目洋子と藤巻亮太のふたり。合計4回にわたってお届けしている記事、今回は岸谷×荻野目対談の後編だ。 前編() では、ふたりがいかに母親であることとミュージシャンであることを両立しているか、踏み込んだ話となった。今回は楽器、曲作り、バンド、さらにイベントに向けての思いなど、音楽に関するさまざまな話題について、話が広がった。――活動休止期間を経たことで、練習に対する意識が変わってきたとのことですが、ライブに対する意識で変わってきたところはありますか?岸谷ありますね。“ライブの出来”はもちろん重視しますが、自分が満足するだけじゃなくて、みんなに楽しんでもらいたいという思いが、より強くなってきました。大事にしているものも、少し変わってきた気がします。荻野目どう変わってきたんですか?岸谷子供がいなかった頃は、“音楽が私のすべて”という意識でやっていたのね。ところが練習はそんなにしませんでした。「練習通りに本番ができるわけないじゃない?」みたいな。当時の自分を叩きたくなりますけど(笑)。今はできるかぎり練習しないと、気が済まなくなりました。子供が熱を出して、「リハに行けないけど、本番は行きます」みたいな状況になったとしても、“これまでしっかり練習してきたから大丈夫”って、練習した事実が自分を支えてくれると、ステージに立てるんですよ。以前は怠け者でしたが、勤勉になりました(笑)。岸谷香荻野目そうなんですね。私は昔から練習は好きだったんですよ。ただ、若い頃はドラマの仕事など掛け持ちがあるので、思うようにいかないことが多々ありました。20歳のころに1度だけ武道館をやらせてもらったんですが、振り付けとか、覚えることがいっぱいあるのに、練習時間が限られていて。時間が全然足りなくて、“もっともっと練習をしなきゃ”ってところで本番を迎えたんです。不安とプレッシャーとの戦いがすごすぎて、自分が辛すぎる、みたいな。今の自分からすると、「そんなに力を入れなくていいよ」って声をかけてあげたいくらいでした。岸谷以前の自分を叩きたい私とは大違いですね。荻野目今も練習は好きなので、やりたいと思ったらとことん、ご飯も作らずにやりたくなります。さすがにそれは無理だから、今日は何時までって決めて、練習部屋で練習して、時間が来たら、家に帰り、母としてやるべきことをやっています。そういう意味では、切り替えがうまくなったのかもしれません。今日はここまでしか出来なかったけど、納得はしているということですね。荻野目洋子岸谷私が練習をよくするようになったのは、時間が限られていることも大きいと思いますね。今は子供たちが大きくなって、解放されましたが、ある時期は、限られた時間だからこそ、余計に大事というか、“練習をやりたい”という気持ちが強くなってました。荻野目確かに時間が限られていると、尊いものに感じますよね。練習している時間すらもキラキラしているなって(笑)。岸谷そうそう。以前は「練習、えーっ!」って言ってたのに、今は「みんな、練習しようよ」って率先してやっているという(笑)。――しばらく音楽から離れていたから、余計にそう感じるのではないですか?岸谷あとは、やっぱり家に帰ったら、やらなきゃいけない家事があるからじゃない?シンデレラの屋根裏部屋が待ってるからこそ、それまではキラキラしていたいということですね(笑)。――音楽の練習はどのようにやっているのですか?荻野目私はその時によって、今日は歌だけ、今日はウクレレだけって決めて、練習しています。サザンオールスターズの関口和之さんに声を掛けていただいて、一緒にウクレレバンドをやらせてもらっているので、ウクレレバンドの活動の前は、ウクレレの練習をしています。岸谷ウクレレ、難しくないですか?荻野目ギターよりも簡単だと思います。ギターよりもすぐに音が出るので。岸谷そっか。私、実はハワイで調子に乗って、割といいウクレレを買ったんですよ。でもギターを先に始めちゃってると、「なんでこれでDが出るんだろう?」って、違和感満載で馴染めませんでした。結局、ウクレレを始めたばかりのスタッフに、「貸してあげるね」って言って、結果あげたみたいな(笑)。荻野目えー、あげたんですか。ギターを弾くのが上手すぎるから、そうなるんでしょうね。岸谷弦の数も違うし、並びも違うでしょ。ミラレソシミ以外には弦が並んじゃいけないと思っているから。荻野目私はそういう覚え方をしてなくて、手でなんとなく弾いてます。岸谷そのほうがいいのかも。音で考えちゃうと、馴染めない。荻野目ウクレレバンドのライブが近づいてきたら、そっちに集中して、新鮮な気持ちで、高木ブーさんやよっちゃん(野村義男)たちと一緒に演奏させてもらっています。バンド活動って、楽しいですね。岸谷楽しいよねえ。――久々に音楽活動を再開して、時代の空気の違いを感じた部分はありましたか?岸谷今って、なんでもありだな、こうじゃなきゃいけないという枠がなくなってきたんだなと感じています。80年代の頃は“バンドはこう”、“アイドルはこう”というように型にはめる風潮があったじゃない?荻野目そうですね。岸谷今はみんなが自由に発信していますよね。ただし、この世代は知ってるけど、この世代は知らないみたいに、音楽を聴く層が細分化している難しさもあると思いますけど、自由なところはいいですよね。デビューした頃、「楽器なんか持ってないで、踊りなさい」と言われましたから。荻野目つい最近まで、アイドルと呼ばれる人たちは、「こうしたほうが売れるよ」って、型にはめられる傾向がありましたよね。でも最近は、わかりやすいところでは、BTSさんもある時から自分たちで楽曲を作り始めていますし、それぞれが自分たちのやりたいことをやれるようになってきたんだなと感じています。娘がその世代なので、全部教えてもらっています。「苦しいときは苦しさを歌詞に込めているんだよ」って娘が熱く語ってくれて(笑)。楽曲にその時の心情が反映されているから、お客さんも応援したくなるんだろうな、私も自分から発信しないといけないなあと思いました。香さんのように自分で曲を作ってやってこられている方とは違って、私は“作られる側”というところが最初にあって、その中でもがいてきたので、これからはもっと自分から発信しないといけないなって痛感しています。上手い下手じゃなく、発信したいことを形にしていくことが大事だなって。――荻野目さんの作ったNHKみんなの歌の「虫のつぶやき」、いい曲ですよね。岸谷虫の歌、作ったんですか?荻野目作ったんですよ。子供のころから虫が好きで。珍しいと言われるんですけど、虫の気持ちになると、言いたいことが出てくるんです。たとえば、蛾の気持ちになったら、“なんで蝶に似ているのに、蝶と違って嫌われるんだろう”みたいなことが出てくるので、そういうことを歌にしました。岸谷確かに蝶だと、急にかわいいイメージになるもんね。荻野目そういうことを人間界に置き換えてみると、共通項があるなって。あの曲を自分で作ったときに、言いたいことを言えた気がして、充実感がありました。多分、香さんはそういう充実感をいっぱい経験されていると思いますけど。岸谷歌詞はすごく時間がかかるし、言葉は果てしなくあるので、私にとっては、作詞を書くほうが大変ですね。作曲はドレミファソラシドの中で作るから、ひらめきとアイデアでの勝負みたいなところはあるんだけど、歌詞はどうにでも変えられるし、何でもいいから、逆にとても難しいです。だから、歌詞ができた時の充実感はよくわかります。“やっと生まれた~!”みたいな。あの感覚があるからこそ、次に向かえるんですよ。私の場合は、だいたい曲が先なんだけど、白紙の歌詞カードを見ると、先が遠すぎて、やる気が起きません(笑)。なんとか書かずにすませられないかって毎回考えるんですが、書かなければ終わらないので、頑張って書いています。荻野目同時に作ることはないんですか?岸谷ほとんどないかな。私はメロディや和声のジャンルのミュージシャンなので、本当は歌詞を書きたくないのね。PRINCESS PRINCESSの時は、作詞にこだわりのあるメンバーがいたので、「そっちは任す。私はこっち」という感じで分担作業をしてました。「たまには香が書きなよ」と言われて、「えーっ」って言いながら書くこともありましたけど。きちんとした内容の歌詞は、他のメンバーが書いてくれるから、私は「彼氏がほしい」とか、どうでもいい歌詞を書いたほうが、それぞれの違いが出て、おもしろいかなって、気楽に書いていました。でもひとりになったら、きちんとした歌詞も書かなきゃいけなくなったんですね。「ラララでいい」と言われたら、「ラララ」で出したいくらい。だから苦痛ですけれど、できた時の喜びが大きいので、頑張れるという。白紙の歌詞カードを見ると、気が遠くなるけれど、早くあの喜びにたどり着きたいと思って頑張っています(笑)。荻野目同時はないんですね。私は「虫のつぶやき」を書いた時は詞と曲が同時だったんですよ。できあがった時は、本当に言いたいことを言えたので、うれしかった。岸谷それは先に言いたいことを書いて、そこにメロディを付けるということではなくて?荻野目じゃなくて、ウクレレを弾きながら同時に作りました。――岸谷さんが荻野目さんを『感謝祭』に誘った経緯を教えていただけますか?岸谷『感謝祭』、コラボが楽しいからで始めたところがあります。バンドも楽しいんだけど、バンドだけだと、一緒にやる人が限られてしまうので、いろいろな人とコラボをしたくなるんですね。他の人のイベントに呼ばれるうちに、私もやってみたいと思うようになりました。自分が知らない世界を見たいという思いもあるので、自分の友達、好きな人、憧れた人などて、頭の中で思い浮かべて、この人と一緒にやったら、何か楽しいことができるんじゃないかなって感じた人をお誘いしています。2022年は根本要さんと和田唱くんという男性ミュージシャンをゲストとしてお招きしたから、2023年は女子がいいなあ、パフォーマンスとしても華やかなものにしたいなあと考えていたので、洋子ちゃんがぴったりだな、適任者だなって(笑)。荻野目ありがとうございます!岸谷洋子ちゃんとは前から接点はありましたけれど、最近になって赤い糸がより太くなってつながってきたので、いい機会だなと思い、お誘いしました。洋子ちゃんの曲は、ダンスビートのものもあるので、ダンスビートをやるのも楽しいですしね。それでスタッフを通じてお願いしたら、洋子ちゃんからすぐに、「声をかけていただいてありがとうございます」というメールをいただいて、「いえ、こちらこそ。楽しいことをやりましょう」って。荻野目以前からちょこちょこつながりそうで、でも仕事ではそこまでしっかりとつながれていなかったので、とてもうれしかったです。香さんとどういう曲をやったらいいかなって、ずっと考えていたんですよ。岸谷今朝もメールをいただいて、「今日は何を着ますか?」という流れから、「リンダ・ロンシュタットのカバーをしたら楽しいかなあと考えています」といったことも書かれていて。私からも、「ダンシング・ヒーロー」という曲から、バナナラマの「ヴィーナス」に通じるものを感じていたので、「『ダンシング・ヒーロー』と『ヴィーナス』をアレンジしてくっつけたら楽しいんじゃないかなって思うんですけど、どうですか?」って電話をしたんですね。そうしたら、「『ヴィーナス』、昔アルバムでカバーしてました」って。会話をしている段階からすでに楽しいですね。――第1回目の『感謝祭』では、岸谷さんが森高千里さんと一緒に「十七才」を歌って踊ったのは素晴らしいサプライズでした。会場内もとても盛り上がりました。荻野目それは楽しそうですね。岸谷いろいろな楽しみ方があると思うんですけど、観に来ている人たちも80年代を知っている人たちが多かったんです。ある程度、年を重ねてきている人たちが、少年少女の顔になって、うれしそうな表情を浮かべているのを見ると、やっぱり音楽って素晴らしいなあって思うんですよ(笑)。洋子ちゃんもヒット曲を持ってますし、やりたいこともたくさんありますね。『感謝祭』に来る方々が知ってる曲がいいだろうな、みんなが楽しめるのがいいだろうなということは考えています。うちのバンドは30代の女の子3人なので、女の園という感じになると思いますよ。――荻野目さんは女性バンドの中で歌った経験は?荻野目SHOW-YAさんと共演させていただいたことがあります。岸谷SHOW-YAは友達だから言うけど、今やっているUnlock the girlsは、SHOW-YAと真逆という感じですね。SHOW-YAはみんな、私よりもお姉さんだし、タイプがちょっと違いますよね。ああいう大人の感じはなくて、かわいい感じなんだけど、女の子のグルーヴがすごいんですよ。荻野目バンドはどういう風に結成したんですか?岸谷50歳になったときに、「よし!」って気合いを入れて新たにスタートを切れる最後のタイミングかもしれないなと思ったんですね。これはネガティブな意味ではないんですけど、長い年月をかけて熟成させていくものに挑戦するのは、気力的にも体力的にも50歳が最後かもしれないと考えたときに、やりたいなと思ったのが女の子バンドだったんですよ。荻野目そうなんですね!岸谷PRINCESS PRINCESSを解散した時には、“一生、女の子バンドはやらない”って思ったんですが、またやりたくなりました。まわりから反対されるかと思ったら、「いいじゃないですか」ってことになり、信用できる音響や楽器のスタッフから「香さんに紹介したいと思っていた子たちがいるんです」と言われて会ってみたら、この子たちとだったら楽しいことがやれそうだなと感じて、今に至っています。荻野目私は今、バンド編成でステージに立つ時は、ドラムはGRACE(ex.麝香猫)にお願いしています。ベースが御供(信弘)さんなんですよ。香さんの話をしたら、「えー!」って驚いてました。岸谷御供さんとは『Mt.FUJIMAKI』でもご一緒しましたね。GRACEは元気ですか?荻野目元気ですよ。実は20代でツアーを回った時に組んだバンドのドラムがGRACEだったんです。岸谷あっ、そうなんだ。やっぱり縁のある人って、どこかでつながりがあるんですね。大先輩のSHOW-YAもそうですが、GRACEがいた麝香猫、ノーマ・ジーン、Reg-Winkなど、女の子バンドのメンバーと、当時、家で飲んだりしていました。いろいろつながりがあって、おもしろいですね。荻野目私もバンドが大好きなので、『感謝祭』、とても楽しみにしています。岸谷ギターも弾くとのことですから、せっかくだからギターも持ってきてください。女の子全員でやるのも楽しそうなので。荻野目ギターは技術的には全然なのですが、簡単なものだったら弾かせていただきます。岸谷せっかくだから、「ここじゃなきゃ、こんなことはしないよ」みたいなことがあると、おもしろいですよね。ここじゃなきゃできないことをやれたらと思っています。荻野目踊りますか?岸谷死ぬほど恥ずかしかったけれど、「17才」も全力で踊ったんですよ。今回も何か、洋子ちゃんと一緒にやれたらいいな。荻野目じゃあ、ぜひ(笑)。岸谷「ダンシング・ヒーロー」のYouTubeを見たんですが、これは難しいなあ、「17才」のフリとはちょっと違うなあって、ひるんでますけど(笑)。でも、女の子たちだから、ステップだけでも一緒に踏んだら、楽しいと思うし、女の子らしい衣装を着たいですね。そういうことが好きなんでしょうね。荻野目香さんは、きっと私よりもそういうことが好きなんじゃないですか。岸谷そうだと思う。だからバンドの子たちにも、「足をこうやって、ステップを踏むんだよ」って言ったら、「弾きながら、やるのは無理です」「ダメダメ、練習してやるの」って(笑)。だんだん馴染んできてます。彼女たちも自分たちがやったことのないことを楽しんでくれているし、ダンスビートをやるとなったら、最高に盛り上がると思います。荻野目藤巻さんも参加されるんですよね。藤巻さんはどんな感じで?岸谷藤巻くんは対極の感じになると思います。こっちは“華やか”で、藤巻くんと一緒にやるのは“ストイック”な感じ。私がピアノを弾いて、藤巻くんがアコギを弾いて、ふたりだけでやるのも楽しいかなって考えてます。女の子だけでやるところでは、女の子の持っている魅力を最大限に発揮して、華やかにパフォーマンスをやるのが好きなんですよ。千里ちゃんのときも「絶対にミニスカートをはこう!」って言ってたのね。だって男の子にはできないんだよ(笑)。荻野目確かに。岸谷「千里ちゃんの衣装、借りていいですか?」ってお願いして借りて、ふたりでおそろいの衣装を着て、踊ったんですよ(笑)。一生のなかで恥ずかしい瞬間のランキングの上位何個かの中に確実に入るんですが、恥ずかしがっているよりも、楽しもうと思ったし、実際にとても楽しかったんですよ。女性としてパフォーマンスをやるのは、なんて楽しいんだろうと思いました。荻野目私も華やかな衣装も好きなんですけど、同じミニスカートでもティナ・ターナーみたいな感じ、ちょっとロックな感じが好きなんですよ。岸谷わかるわかる。洋子ちゃん、タイトなミニで、スパンコールのスカートとか、はいていましたよね。荻野目今、話をしていて、『感謝祭』で何を着ようかなって、いろいろイメージが広がりました(笑)。色でカラフルさを出そうかなとか(笑)。岸谷ゲストの方がステージに上がるだけで、色がパッと変わるんです。これは、自分がゲストをお招きする立場になって、初めて気づいたことなんですが、そこも楽しいところですね。みんな、存分にやって、という感じです。アレンジに関しては、Unlock the girls風に変えさせてもらいたいなと考えています。もし、いやだと思うところがあったら、はっきり言ってね。荻野目まったく大丈夫です。私もバンドでアレンジしてやるのは好きだし、そういうことも含めて、楽しみにしています。せっかくだから香さんと一緒に、普段はやれないコラボレーションをするのが楽しみです。――観にくる人に向けて、メッセージをいただけますか?岸谷こうやって話をすると、私と洋子ちゃんって、共通することもあるし、つながっているところもたくさんあることがわかるんですよ。でもふたりの名前をパッと言われた時には、“どこにつながりがあるの?”って思われる方もたくさんいらっしゃると思います。だからこそ、何をするんだろうというワクワク感が高いだろうし、おもしろいコラボをできる気がします。荻野目香さんが毎年やられているイベントに出させていただけることは光栄ですし、藤巻さんも同じ日に出られるということで、そちらも観たくなりますし、とても楽しみにしています。せっかくだから、意外性があったほうが楽しいだろうし、来て下さったお客さまに「おもしろかった」って思ってもらえるような選曲をしたいですね。ファンの方からのコメントで、「香さんが書いた『ラストダンスは私に』はやるんですか?」と書いてくれている人もいるんです。やるかやらないかはわかりませんが、香さんと一緒にやるからこそ、みたいなところも出せたらとも思います。岸谷5人のバンドだったら、どうやるか、みたいなことでアレンジを変えてやるのもおもしろいかもしれないですね。で、洋子ちゃんにもギターを弾いてもらって。荻野目いいですね!その時はコードと譜面をよろしくお願いします。早めにいただけたら、練習します!岸谷洋子ちゃんのファンの方々にも、「おもしろかった。かわいかった。楽しかった」って感じていただけるように全力でやります。Text:長谷川誠Photo:吉田圭子<公演情報>『岸谷香 感謝祭2023』2023年2月23日(木・祝) OPEN 16:45 / START 17:30会場:EX THEATER ROPPONGI出演:岸谷香 / Unlock the girlsゲスト:荻野目洋子 / 藤巻亮太チケット料金:全席指定9,000円(ドリンク代別、税込)発売中:関連リンク岸谷香 公式サイト:荻野目洋子 Twitter:
2023年01月26日眉村ちあきの新曲「ナントカザウルス」が、2023年1月23日(月)に配信リリース。眉村ちあきの新曲「ナントカザウルス」高い歌唱力とユーモアのあるサンプリング、明るく自由なキャラクターで人気のトラックメイカーアイドル・眉村ちあき。2022年は、TVアニメ「ちみも」のOP主題歌「マルコッパ」のリリースや、最新アルバム『ima』の発売で注目を集めた。そんな眉村ちあきが新曲「ナントカザウルス」をリリース。同曲は、眉村とニッポン放送『ミューコミVR』のコラボレーション企画“眉村ちあき恐竜シンガー化計画”の一環として制作されたものだ。テーマは、「メタバースやVRの世界で眉村ちあきが恐竜になって、みんなでサークルモッシュしたり大暴れできる曲」。共同編曲にNumaを迎えた、“テンション爆アゲライブソング”となっている。<眉村ちあきコメント>自分なんて何者でも無いと思いがちだけど、かなり貴方は何者 かであります、ということを恐⻯に例えて作りました。自分では気づけないけど確実に成⻑してるところがあるはず。もしかしたらどこか、もがいてる自分のことも含まれてるのか もしれません。この曲を聴いて少しだけポジティブに、俺はサウルスなんやで! という強い気持ちが産まれたら嬉しいです!!!【詳細】眉村ちあき 新曲「ナントカザウルス」配信日:2023年1月23日(月)作詞・作曲:眉村ちあき共同編曲:Numa
2023年01月26日毎年恒例になっている岸谷香主催イベントの4回目となる『岸谷香感謝祭2023』のゲストは荻野目洋子と藤巻亮太のふたり。イベント開催に先駆けて、岸谷×藤巻、岸谷×荻野目という2組の対談を前編後編に分けて、合計4回にわたってお届けしている。今回は岸谷×荻野目対談の前編。岸谷香と荻野目洋子には、80年代にデビューしたこと、2000年代に結婚、育児によって活動を中断した時期があることなど、さまざまな共通点がある。共演することで、華やかなキラキラしたステージのイメージも浮かんでくる。今回はふたりの出会いから、いかにしてブランクを経て音楽活動を再開したのか、母親であることとミュージシャンであることをどう両立しているかなどにも話題が及んだ。――荻野目さんのデビューは1984年で、岸谷さんのPRINCESS PRINCESSでのデビューは1986年です。しかし、岸谷さんは赤坂小町としては1984年デビューとなるため、同期という言い方もできます。岸谷同期と言っても、私たちはアイドルの端くれというか、イベントに出演する場合でも、人数合わせみたいな感じがあったので、洋子ちゃんとは全然状況が違いました。洋子ちゃんはすごかったもの。岸谷香荻野目いえいえ、全然、そんなことはないですよ。――そもそも初めての出会いは?岸谷同じテレビ番組に出演していたことはあったので、挨拶くらいはしたかもしれませんが、あれは出会いとは言わないと思うんですよ。となると、当時の洋子ちゃんのプロデューサーから、「荻野目さんの曲を書いて下さい」と依頼があって、楽曲提供させていただいたのが最初の接点ということになりますね。――その曲が「ラストダンスは私に」です。1992年11月21日リリースの荻野目さんの15枚目のアルバム『NUDIST』収録曲で、躍動感あふれるポップなナンバーです。荻野目あの時は直接、お会いしてないのですが、素敵な曲を提供してもらい、ありがとうございました。その時点で話したことはなかったけど、先にLINDBERGの渡瀬マキちゃんとは同い年ということもあって、仲良くさせてもらってて……。岸谷マキちゃんと一緒ということは、学年で私の2個下ですね。荻野目はい、マキちゃんから香さんの話はよく聞いていたので、お会いする前から、知ってます、みたいな感じでした(笑)。岸谷だからなのかもしれないですね。初めて会ったときも初めてという気がしませんでした。荻野目同じです!香さんとは最初から自然に話せる感じがしていました。荻野目洋子――おふたりが最初に話をされたのはいつ頃ですか?荻野目多分初めて話をしたのは、PRINCESS PRINCESSが震災の復興支援で再結成されて、音楽番組に出演された時なので、2012年くらいだったと思います。岸谷そのちょっと前、私が準備体操のライブをやっている時にも赤坂BLITZに観に来てくれたんですよね。その時は会えませんでしたけど。荻野目そうですね。その後、テレビの歌番組でお会いしたときも本当に自然な感じで、「あ、こんにちは」みたいな。岸谷確かに「ああ、どうも」という感じでした。荻野目プライベートではテニスの接点もありましたしね。岸谷そうなんですよ。洋子ちゃんから、「お子さん、○○テニススクールに行ってないですか?」って。「なんで知っているの?」と聞いたら、洋子ちゃんのご主人が関係しているスクールだったんですよ。そのご縁で、テニスの試合を観させていただいたり、スーパーでばったり会ったり(笑)。荻野目気がついたら、結構会ってますね(笑)。――おふたりは、もともとご縁があるんですね。荻野目香さんのアメブロも読んでました!私もアメブロをやっていた時期があって。子育てをするようになってからは、活動を休止していたので、せめて応援してくださっている方々とブログでつながれたらいいかなって。岸谷私もまわりのスタッフから、「せめてアメブロをやって、世間とつながっていたほうがいいよ。唯一、応援してくれる人とのダイレクトにつながるものなんだから」と勧められたことがきっかけで、アメブロを始めました。荻野目先輩の主婦の方のブログを読み始めて、とても参考になるなーと思っていて。香さんのブログを読んだら、読者数がすごくて、香さんの人柄が文章に表れていて、おもしろいし、楽しいし、お弁当のことやお子さんの話など、参考になりました。お子さんもほぼ同世代だけど、香さんのお子さんのほうがちょっとだけ年上で。だから先に受験の話をされてて、とても勉強になるなあと思って、ずっと読ませていただいてました。岸谷そうですか。あのブログはめんどうくさくなって、書かなくなったわけじゃないんですよ。上の子が男の子なんだけど、思春期になって、「ブログに書くな」って言い出したの(笑)。荻野目あーなるほど(笑)。岸谷ママ友たちが見るでしょ、そして自分の子供に言うでしょ。そうすると、子供同士で「お前のこと、書いてあったぞ」って言われるみたいで、だんだん嫌になってきたんだと思います。以前、母の日に息子からカードをもらったんですが、最後に「これをブログに載せるな」って書いてあったんですよ。この文章を載せたいんだけどなって(笑)。でもプライバシーの問題もあるので、中学にあがるころから、子供たちのことは書かなくなって。そうしたら、とたんにネタがなくなっちゃって。子育てブログとしては終わってしまったんです。荻野目男の子はそうなのかもしれないですね。うちは娘が3人なので、子供からのクレームはあまりなかったんですけど、ツールが増えてきて、Twitterとインスタもあるし、レコード会社から「インスタをやってもらったほうがありがたいです」という話もあって、私が不器用で同時にできないということもあり、文字数の多いブログをやめてしまいました(現在も閲覧は可能)。岸谷なるほど。同じような状況ですね。今やっているUnlock the girlsというバンドのメンバーは30代前半なんですが、その子たちに「香さん、今の時代はインスタですよ」って言われました。バンドでアカウントを作ってくれたので、だんだんインスタが多くなってきました(笑)。――それぞれインスタ配信やYouTube配信もやられていますね。荻野目私はコロナ禍になってから、インスタ配信を毎月1回やっています。岸谷私はコロナ禍の影響がとくに大きかった時期は、週1でYouTubeで配信していました。今はほぼやっていませんが、その時は1年くらい毎週やっていました。荻野目毎週って!すごい!1カ月に1回でも、「あ、もう来ちゃった」って思うのに……。岸谷やり疲れたところはありました。いい音でいい演奏でお届けしたいと思えば思うほど、やるべきことも増えてきて。自分のスタジオがあって、リハーサルができるようになっているんですが、PA卓を通して、ピアノにもマイクを立てて取ると、音がきれいすぎるというか。ライブとほとんど一緒だから、上手くいかなかったところが気になってしまうんですよ。「もう1回、やっていい?」みたいな感覚になってしまって、これは違うんじゃないかなって。最終的には、私もiPhoneで撮るようなったんですが、「音が割れている」とか、いろいろと言われることもあり、1年くらいで力つきました(笑)。荻野目私は香さんのように、今はまだライブで全国を回れていなくて、今後はライブハウスをもっと多く回れるようになりたいと思っているんですね。そのためにも、ウクレレを弾きながらカバーや童謡など思いつくままに配信で歌っています。ウクレレって、気楽にできるのが良さなので、ユルイ感じでやっています。毎月新たにウクレレで弾ける曲も限られているので、しっかりやるには練習する必要があるんですが、それでヘロヘロになったら、本末転倒じゃないですか。岸谷そうですね。荻野目なので、最近はポッドキャスト気分で、みなさんからテーマや質問を集めて、お答えしながらゆるいスタンスでやっています岸谷私たちって、“力尽きやすい世代”だから、ペース配分を考えることが大切ですよね。――おふたりとも音楽と真摯に向き合っているからこそ、頑張りすぎて、力尽きそうになるんだろうなと感じます。それぞれ、子育て中は音楽活動を中断されていましたが、その間、音楽との距離はどのような感じだったのですか?荻野目香さんはどれくらい休んでたんですか?岸谷私は10年くらいかな。荻野目えっ、そんなに!?岸谷子供が生まれたのが2001年で、2011年の震災のあとのPRINCESS PRINCESSの再結成まで、ほとんど公の活動はしていませんでした。夫が毎年12月1日に行われる『Act Against AIDS』というチャリティイベントに関わっていたので、5年すぎたあたりから、そのイベントだけはやることにしていました。直前まで子供の世話をし、ステージに上がって、「Diamonds<ダイアモンド>」1曲だけ歌って、すぐに子供の世話に戻るみたいな。ステージに立った直後は「音楽って、やっぱりいいよね。またやろうかな」って言ってるんだけど、次の日になると、育児の日々で、それどころではなくなるという。毎年12月1日以外は、屋根裏部屋に戻ったシンデレラみたいでした(笑)。子供たちが小学校にあがった頃に、それまでは自分の体の中にあった“ドレミファソラシドみたいなもの”がなくなってきたと感じたことがあったんですよ。常にあるもの、絶対に薄れないものだと思っていたのに、薄れてきたかなって。荻野目それはショックですよね。岸谷さびしくなっちゃって、「リハビリに付き合ってくれない?」って友達のミュージシャンにお願いしました。みんなにスタジオに集まってもらって、音を出すようになって、その流れの中で「リハビリのライブをやりませんか」という話が出てきたんですよ。それで、「もし直前に、子供が熱を出したりインフルになったりしたら、私、ライブに行けないからね。みんなに土下座して謝ってくれる覚悟があるなら、スケジュール切っていいよ」ってマネージャーに言ったら、「わかりました。そうなったら私が謝りますから」って。荻野目そう言えるのも、すごい!岸谷それで最初の年に1日だけやりました。翌年は東京と大阪もやろうということになり、その次の年は5本くらいやろうということになり、その後、震災が起こって、PRINCESS PRINCESSの再結成という流れになったんですよ。で、再結成して活動したら、“音楽をもっとやりたい!”と思うようになり、今に至っています。荻野目『Act Against AIDS』のとき、1年に1回だけ歌うことになって、「Diamonds<ダイアモンド>」をすぐに歌えたんですか?私だったら、「ダンシング・ヒーロー」は歌えないですよ。岸谷えっ、どういう理由で?荻野目テンションが上がらないから(笑)。岸谷そういうことね。私はそういう意味では、得な性格なのかもしれません。イントロを聴いた瞬間に、スイッチが入っちゃって、なんだったら「ギター貸してよ」って、昨日までやっていたような顔になるタイプなの(笑)。荻野目それはすごい!向いていますね。岸谷でも次の日になると、「また来年」という感じで、日常に戻ってしまうんですけどね。でもステージに立ったら歌えていました。洋子ちゃんはどういうふうに復活したの?荻野目私は4年間くらい完全になにもやってなかったんですね。子育て中は自分の歌も一切聴かないですし。岸谷私もそうだった。荻野目音楽に関しては、ポップスも流さず、子守唄系・教育テレビ系の音楽だけの生活でした。さびしいという感覚もとくになくて、子育て生活にどっぷり漬かっていたんですね。デビュー25周年になる時に、ありがたいことに、ビクターさんから「レコーディングしませんか」というお話をいただいて、「えっ、やっていいんですか?」という感じで始めました。でも、いきなりアップテンポの曲は歌えない気分で。ボサノバタッチの歌だったら、家でも聴いていたので、その流れで作らせてもらいました。岸谷そうなんだ。荻野目でもそうはいっても荻野目洋子とボサノバって、イメージ的には結びつかなかったと思うし、セールス的にも伸びなかったんですが(笑)、自分の中ではいきなりアッパーな曲に行けませんでした。で、その後くらいから、たまにテレビのオファーをいただくようになっていったんです。アイドルと呼ばれていた方たちが、子育てをしながら仕事を両立させていく時代へと、世の中が変わってきていたから、そういうスタンスでの活動が受け入れられるようになったのかもしれません。それで、単発の歌番組で80年代の歌を歌わせていただいたりしていました。30周年を迎える少し前、28周年くらいの頃に、“当時の曲を歌うからにはもっとトレーニングをしないと、無理だな”と思って、デビュー前に通っていた腹式呼吸の先生のところに本格的に通うことにしました。岸谷ボイストレーニングってことですか?荻野目いえ、歌は一切やらないんですよ。体育会系の先生で、もうおじいちゃん先生なんですが、ひたすら走らされて、呼吸だけ教えてくれるんです。岸谷えっ?走るの?荻野目そう。体育館が教室で。晴れの日は体育館の周りを走って、雨の日は体育館の中を走って、とにかくひたすら走って、ハアハア息が上がっている時に、跳び箱の一番上の部分みたいなものをお腹に乗せて、先生が押すんですよ。「息をお腹から出すんだよ」って言われて、頭で考えても、できないじゃないですか。でもそこでお腹をグッと押されるから、ワーッって声が出ちゃう(笑)。呼吸の仕方を体で覚えさせる教え方。岸谷へえ~。荻野目その先生のところに行くと、かなりキツいトレーニングだけど本当に声が出るようになるんですよ。久しぶりに先生のところに行ったときは、「完全に主婦の体になっている」って言われましたけど。岸谷だって、主婦なんだから、しょうがないよね(笑)。荻野目そうですよね(笑)。でもそこから、2年くらいかけて毎週通って、ひたすら走って、鍛えられて、ようやく歌える身体に戻って、デビュー30周年を迎えた2014年には、2時間のワンマンライブができるようになりました。2017年頃に、「ダンシング・ヒーロー」で再ブレイクした時には歌える状態になっていたので、すんなり対応できたのだと思います。岸谷それは良かったですね。私も同じで、リハビリライブをやって、年1回でも歌うことを続けていたので、震災後の再結成の時も、自然に入っていけたんだと思います。“おかあさんモード”のままだと、“歌うモード”に急に切り替えるのは難しいですよね。洋子ちゃんの「『Diamonds<ダイアモンド>』を歌えたんですか?」という質問も、1曲だから歌えたんであって、ワンマンのステージ2時間はできなかったと思います。1曲と2時間のライブは全然違うから。荻野目全然違いますね。岸谷あと、私は“おかあさんモード”になっている時は曲が書けませんでした。集中力がないというか、“曲を書こうかな”と一瞬思っても、子供たちギャーッって言ってると、今はそれどころじゃないなって。なかなかそういうモードにはなりませんでした。人間って、モードで生きている生き物なんだなって痛感した。荻野目わかります。部屋を変えたり、家から出たりしないと、なかなか切り替えられないですよね。岸谷“家を出たら奥居香になる”みたいなことをすると、つらくなると思ったので、名前も普段通りにしているし、日常の中で歯を磨くように自然体で音楽をしたいと思っていて、特別なことをしないようにしていたのね。でもさすがに子育てが大変だった時期に、ライブが連続してあったときは、都内でもホテルに泊まっていました。ライブが終わって、家に帰って、「お帰り~!」って言われると、モードが変わってしまうから。荻野目うん、うん、わかります、その気持ち(笑)。岸谷本当に不思議なもので、子供の顔を見ただけで、一瞬でガラガラッって、“おかあさんモード”に切り替わっちゃう(笑)。荻野目私はむしろ独身時代は意識的に切り替えていたんですよ。普段の自分はおっとりしていて、でも楽曲はダンスビートを求められることが多くて、テンションを上げる必要があったので、朝起きたら、走りに行ってテンションを上げて、なんとかスイッチを入れていました。それなりに準備が必要だったんです。でも結婚してからは、またちょっと変わって。子供が生まれてからは、自分がたくましくならなきゃいけないという意識が強くなっていたんですね。でもある時、主人に、「そんなに構えなくてもいいじゃない?自然体でやった方がいいよ」って言われたんです。自分ではピリピリしているつもりはなかったんだけど、ライブ前はやっぱり構えたところがあったんだなって。岸谷ピリピリするのは、わかりますよ。荻野目「ピリピリするんだったら、やめたほうがいいよ」と言われたことがあって、それは自分にとってはショッキングでした。でも香さんがおっしゃったように、ミュージシャンとして自然体でやることが理想だなって。主人がそう仕向けてくれて。岸谷うちでも、再結成の時には、家族にお伺いを立てました。「おかあさんは昔、PRINCESS PRINCESSというバンドをやっていたことがあってね」って、子供にゼロから話したんですよ。「あなたたちが自分のことを自分でやってくれないと、いろいろ大変なんだよね。やってもいいかな?」って。その時に夫に、「自分が困らなきゃいいけど、子供のこともある、仕事もある、ライブもある。テンパらずにできるの?」って言われました。母親とミュージシャンを両立するのは簡単ではないですよね。荻野目ほんっとに、そうです。――お互いにそういう状況があっても、音楽活動のペースを確立されてきたんですよね。荻野目私はようやくこの何年間かで、自然体で音楽ができるようになってきたので、続けられるようになったんだと思います。岸谷私も同じですね。以前はライブもレコーディングも120%の力を出さないと、やり切った感がなくて、とくにライブは“すごく良くないとダメ”という気持ちでやっていたんですね。でも今は肩の力が抜けてきたところがあって、完璧なんてもともとあり得ないのだから、その日できることのベストをできたら御の字だなって思えるようになってきました。荻野目まったく一緒です。その日できるベストを尽くすしかないですよね。岸谷一番いけないのとは、焦っちゃって、できることまでできなくなってしまうこと。そういう意味では、やっと音楽を楽しめるようになってきたのかなと思います。前も楽しかったのですが、さらに楽しくなっています。Text:長谷川誠Photo:吉田圭子(後編に続く)<公演情報>『岸谷香 感謝祭2023』2023年2月23日(木・祝) OPEN 16:45 / START 17:30会場:EX THEATER ROPPONGI出演:岸谷香 / Unlock the girlsゲスト:荻野目洋子 / 藤巻亮太チケット料金:全席指定9,000円(ドリンク代別、税込)発売中:関連リンク岸谷香 公式サイト:荻野目洋子 Twitter:
2023年01月25日2023年に4回目を迎える岸谷香が主催するイベント『岸谷香感謝祭』は、2023年は藤巻亮太と荻野目洋子をゲストに迎えることになった。イベントに先駆けて行われた岸谷と藤巻との対談。 前編() ではふたりの出会いから、藤巻が主催するイベント『Mt.FUJIMAKI』での共演についてが話題となった。後編もその『Mt.FUJIMAKI』の話からスタート。ふたりには、イベント主催者という共通点もある。『岸谷香感謝祭』に向けての思いも語ってもらった。――岸谷さんと藤巻さんは、バンドマン、シンガーソングライターという以外にも、イベント主催者という共通点があります。そのことについては、どう思っていますか?岸谷藤巻くんの『Mt.FUJIMAKI』についての話でいいなあと思ったのは、“原点に帰りたくなったときに、山梨があった”ということでした。ミュージシャンって、リセットしたくなることがあると思うんですが、帰るところがあるのは、いいですよね。LINDBERGの渡瀬マキちゃんも、三重県の鳥羽というところが田舎で、連れていってもらったこともあるんです。その場所から出てきたことで、自分の中での決意がより強くなるだろうし、うらやましいなあって思いました。藤巻くんもきっとそうなんですよね。岸谷香藤巻山梨から出てきたという感覚はありますね。岸谷さんは東京で生まれ育っていらっしゃいますよね。東京が帰る場所という感覚はないんですか?岸谷東京ってあまりにも日常になっているから、“帰ってきた”みたいな気持ちにならないんですよ。藤巻ああ、なるほど。岸谷私には戻るところがないから、リフレッシュしたくなったら、海外に行きたがる傾向があります。戻るかわりに、海外に行くということですね。でも私が『岸谷香感謝祭』を東京でやっているのは、そういうことなのかもしれません。故郷という意識はあまりないんですが、やるんだったら、東京は自然な選択というか。――もともと『岸谷香感謝祭』は、岸谷さんの誕生日の近くに開催されるイベントですから、日時的にもルーツに基づいたイベントと言えそうですよね。岸谷たまたま、第1回目の『岸谷香感謝祭』が私の50歳のお誕生日の日だったんですね。良い区切りだし、音楽を還元すること、つなげることも私の使命なのかなという気がして、イベントを始めました。20代のころは、自分のためだけに音楽を必死でやっていました。でもある程度の年齢になってくると、自分のためだけじゃないなって思うようになるんです。ミュージシャンを趣味ではなくて、天職としてやってきた人は、そういうこともするべきだし、したくなるんだと思います。藤巻くんもそうなんじゃないですか?藤巻わかります。僕の場合は、山梨のためにできることはなんだろうってことから始まりましたから。藤巻亮太岸谷私には、藤巻くんにとっての山梨みたいなものがないので、うらやましく感じました。山梨への愛が大きなモチベーションになっているんだなって。藤巻ソロは、モチベーションの持ち方が難しいところがありますよね。バンドの一員であるときには、自分のためでもあるんですが、バンドがうまくいくために頑張れる部分があるじゃないですか。でもソロになって自分ひとりになると、自分のためだけに頑張るのは難しいところがあるなあと感じました。バンドというひとつのコミュニティがあって、そのなかで役割があると、わずらわしさもあるんですが、モチベーションをエネルギーとしてもらってアウトプットできます。ところがひとりになったら、そういうものがないので、困ってしまうという。岸谷よーく、わかります(笑)。多分、わずらわしさこそがバンドなんだと思います。多分、ゼロから一緒に始めたバンドじゃないと、そのわずらわしさはないんですよね。友達のミュージシャンが「バンドは一生に1個しかない」って言ってて、そんなことはないと最初は思っていたんですが、やっぱりそうなんだなと思うようになりました。人間ってぜいたくな生き物だから、あるとわずらわしいと思うくせに、なくなると、そのわずらわしさがほしくなるところがあると思うんですよ。藤巻岸谷さんはそう思われて、どうされたんですか?岸谷もがいた時期もあったけれど、もう手に入らないとわかったので、じゃあ、その代わりに自分を満たしてくれるものを探そうと思いました。やっぱり私はバンドが好きだなと思ったので、YuumiとHALNAとYukoに、「すみません。年も違うけど、一緒にバンドをやって」ってお願いしました。少しずつバンドになってきて、ほんのちょっとですが、時々わずらわしいことが出てくるようになってきたんですよ。「えー、このコードでいいじゃん。なんで?」って思いつつ、“あっ、うれしい、このわずらわしい感じ”って(笑)。――バンドとソロって、他にもいろいろな違いがありそうですね。岸谷心の強さが違うと思います。私たちだって、心が弱いわけじゃないけれど、バンドって、“数で戦おう”みたいなところがあるじゃない?ソロの人って、最初からひとりだから、自分ひとりで戦うしかないので、自信の持ち方が違うところがありますね。藤巻確かに、そういうところは感じます。岸谷バンド出身者って、自信なんてないんだけど、イチかバチかだ、みたいなところがあるんじゃないかな。藤巻わかります。バンドの場合は、困難な瞬間をメンバー同士が共有して、一緒にジャンプしてきた経験が大きい気がします。裏を返すと、バンドをやっていた人間って、最後の最後には飛べる自分がいることを疑っていないというか。『Mt.FUJIMAKI』をやると決めたときも、「えいっ!」とジャンプする感覚がありました。岸谷昔、自分がバンドをやっていたときのイメージは覚えているから、ひとりでも最終的にはできるって信じているということですよね。でも自分でジャンプしないと、なかなかそこまで行けないところはあります。藤巻くんが『Mt.FUJIMAKI』をやっているのも、私が『感謝祭』をやっているのも、自分で頑張れる状況を作っていることなのかなという気もします。――ミュージシャンがイベントを主催するには、音楽への愛や郷土への愛などのモチベーションとジャンプ力が必要なのですね。岸谷バンドマンの特徴でいうと、トラブルが大好きっていうところもありますね。『Mt.FUJIMAKI 2021』の時、配信での開催で本番を倉庫のようなスタジオでやったんですね。「Diamond」の演奏の時、藤巻くんも参加していて、一緒にハモることになっていました。でも、本番中に藤巻くんのギターのストラップが切れて、ギターが落ちてしまったんですよ。そんなことがあるのかっていうトラブル発生。藤巻いや、僕も初めての経験でした。あんなところからストラップが切れるのかって驚きました。岸谷一瞬、私のギターを貸してあげようかなとも思ったんですが、そうしたら、私はギターが弾けないなって、いろいろ考えていたんですね。スタッフが駆け寄ってきたので、ギターを持ち換えるのかなと思ったら、藤巻くんがハンドマイクに持ち替えていました。結局、ふたりで見つめ合いながら、ハンドマイクでハモって、絵に描いたようなストーリーになったんですよ。藤巻くんがハンドマイクを持って、女性シンガーと見つめ合ってデュエットをするって、なかなかない構図でした。あれも「えいっ!」でしょ?藤巻「えいっ!」で乗り切るしかなかったですね。ハンドマイクでの歌唱も普段あまりやっていないので、慣れていませんでしたが、開き直りました(笑)。岸谷でも、藤巻くんが潔くギターをスタッフに渡して、ハンドマイクで歌うところが、かっこいいなあと思いました。その不器用な感じに、きっとファンのみんなは倒れそうだったんじゃないでしょうか。バンドのみんなも喜んでいましたし(笑)。藤巻そこがバンドのいいところですよね。ハプニングがあったことで、みんなが燃えて支えてくれました。岸谷あの時、藤巻くんはMCがあったので、ひとりだけステージに残っていたんですよね。演奏が終わって、私もバンドのメンバーと一緒にバンドの控室に行って、「びっくりしたよねえ~。藤巻くんのあんな姿、なかなか見ないよね」って、普通に盛り上がってしまいました。ふと我に返って、「私、ゲストなのに、こっちに来てしまって失礼しました!」って、あわてて自分の控室に戻りました(笑)。藤巻僕がMCをしてから控室に戻ったら、バンドの控室でメンバーと和気あいあいと話をしていて、空気がひとつになっていました。その時も、「来年は現地でできたらいいですね」ってお話をしてくださったことがうれしくて。“2022年こそ山梨にお招きしたい”という気持ちが強くなったオンラインライブでした。岸谷だから、2022年のリハのときは「あっ、久しぶり!」って、最初からバンドのメンバーとも打ち解けていましたね(笑)。藤巻いろいろと経て、ありがたいことに『Mt.FUJIMAKI 2022』では晴天に恵まれて、富士山をバックにした岸谷さんのステージが本当にパワフルでした。ちょうど夕陽になったタイミングで。山中湖は寒暖の差が激しくて、なめちゃいけないなと思って、僕は衣装を変えて上着を着たんですよ。岸谷さんは革ジャンで登場されたんですが、途中で革ジャンを脱がれて。タンクトップ姿でガンガン動かれているのを見て、“これだからオレはだめなんだ”と反省しました。お客さんの前で、着込んだ藤巻と、革ジャンを脱いだ岸谷さん。自分の中で“それはお客さんは熱狂するよね”“そうじゃなきゃダメだよね”と納得しました(笑)。岸谷自分のステージが終わったら、バンドのメンバーが「香さん、今日イチ……」って言うから、「良かったよ」って言ってくれるのかと思ったら、「今日イチ、薄着でしたね」って(笑)。藤巻それは間違いないです。すごい盛り上がりでした(笑)。念願が叶って、『Mt.FUJIMAKI』に参加していただけて、今後も縁が続いたらいいなと思っていたら、『感謝祭』に声をかけていただいて、うれしかったです。岸谷2022年の『Mt.FUJIMAKI』に参加させていただいた時点で、藤巻くんを『感謝祭』に誘おうと決めていました。音楽って、根底に人間があるものだから、“人として好きだな”って思えるミュージシャンじゃないと、本当の意味でのコラボレーションはできないと思っています。藤巻くんには、ずっと参加してほしいと思っていたので、こちらとしても念願が叶いました。――岸谷さんは藤巻さんをどんな言葉で誘ったのですか?岸谷普通にストレートに、「私のイベントにも出ていただけますか?」って聞いたら、「もちろんです」って。藤巻すぐに返事をさせていただきました。岸谷さんは、ツアー中の忙しい時期に、『Mt.FUJIMAKI』に来てくださったんです。しかも連休中で道が渋滞するタイミングだったので、岸谷さんのステージが終わって、すぐに次のツアー先に移動されたんですが、その時もお手紙を楽屋に残してくださっていて。あの手紙もとてもうれしかったです。岸谷『Mt.FUJIMAKI』で生藤巻くんのステージを観たかったんですが、翌日、上尾でコンサートがあったので、後ろ髪を引かれながら帰りました。時間的にご挨拶もできなかったで、楽屋に置き手紙を残したんですよ。藤巻僕としては『Mt.FUJIMAKI』に出てくださって、歌ってくださっただけで、うれしかったんですが、そのうえ、さらにお気遣いいただいて、手紙まで書いてくださって。自分もこういうことを大事にしなきゃなって思いました。――『岸谷香感謝祭』について、藤巻さんはどんな印象を持っていますか?藤巻東京出身の岸谷さんが東京で、これまで3回開催されて、今度、4回目の開催を迎えられるということで。継続して開催していらっしゃるのは、素晴らしいことだと感じています。岸谷東京以外でやる理由がなかったので、東京で始めたんですが、藤巻くんみたいな郷土愛がない分、将来的に広げることもできるかもしれないですね。先のことはわかりませんが、コラボレーションは積極的にやっていけたらと考えています。ソロはひとりだから、積極的に自分を刺激しないと、刺激がないですから。藤巻本当にそう思います。岸谷このミュージシャンが好きだ、この音楽が好きだって感じられる人たちと一緒にやることこそが最高の刺激だし、コラボレーションはたまらないものがありますね。――現時点で、“藤巻さんとこんなことがやりたい”というイメージはありましたか?岸谷「粉雪」はUnlock the girlsのメンバーもやる気満々なので、バンドでやりたいと思っています。藤巻くんとは弾き語りのイベントで出会ったこともあるので、ふたりだけの弾き語りでも何かやりたいなと考えています。藤巻ありがとうございます。一緒に歌わせていただいて感じたのは、岸谷さんの歌声は前に抜けていくというか。めちゃくちゃパワーのある歌声をお持ちだと思っています。岸谷私は藤巻くんの音楽から、スルメ的な魅力を感じています。“知っちゃったら、もう離れられない”みたいな(笑)。対極にあるのかもしれないですね。藤巻そうかもしれないですね。同じようにバンド出身ではありますが、3ピースと5人のバンドでは、意識がちょっと違うのかなと感じました。僕はギター・ボーカル担当なので、フロントマンと言えばフロントマンなんですが、その感覚があまりなくて。3人だと三角形になるので、どのパートもフロントになりうるという感覚があります。岸谷3ピースって、ドラムが真ん中に位置していて、後ろが尖っていますもんね。藤巻岸谷さんは、バンドの中でフロントマンとして旗を振っていた人なんだろうなと感じています。岸谷5人だったこともあって、私は五角形の真ん中の尖ったところにいたので、フロントという意識はあったかもしれないですね。――イベントで共演することによって、それぞれの違いや個性が見えてくるところもおもしろいですね。藤巻『Mt.FUJIMAKI』でもそこは感じますね。参加してくださるミュージシャンのみなさんは個性をそれぞれお持ちで、その中で「じゃあ自分の歌は?」というところに返ってくるんですよ。そういうことも含めて、開催する意義を感じます。『Mt.FUJIMAKI』の時の藤巻よりも成長している姿を見せられたらと思っています。岸谷歌ってほしい曲もあるし、藤巻くんに体験してほしいこともあります。去年、(根本)要さんと(和田)唱くんがゲストに来てくれたんですが、全員女子のバンドの中に男子が入ってくるのがなかなかおもしろかったんですよ。こっちもちょっとイタズラして、本番まで内緒にして、要さんを驚かせたことがあったんですね。バンドで要さんを囲んで振り付けして、「ご一緒に」ってお願いしました。テレてる要さんがめっちゃかわいくて、ああいう光景はなかなかないので、藤巻くんも楽しんでください(笑)。藤巻大丈夫かな(笑)。もうひとりのゲストは荻野目洋子さんですよね。岸谷男性と女性とで作ろうとする世界観がそれぞれまったく違うので、ゲストが男性と女性というのも、いいかなと思っています。それぞれが作る音楽を楽しみたいですね。藤巻自分にとっても新しい経験になりそうですし、とても楽しみです。「粉雪」は季節的にも合いますし、岸谷さんにほめていただいたので、やりたいなと思っています。岸谷ぜひお願いします。今悩んでいることがあって。「粉雪」は大好きな曲だから、私も歌いたい!ってことなんです。「同じイベントの中で、同じ曲を2度やるのって、変かなぁ?」ってみんなに聞いたのね。「それは変じゃないですか」って言われて、どうしようかって悩んでいます。藤巻どんな形でもやらせていただきますよ。岸谷さんのイベントでしか聴けないステージ、演出になったらいいなと思っています。岸谷Unlock the girlsのような女性バンドになると、グルーヴがまた違うんですよ。こんな感じなのかということを楽しんでもらえたらうれしいです。藤巻緊張はすると思うんです。でも逆に、男藤巻な感じでいこうかなと思っています。その姿勢でみなさんの中に入っていって、逆に染まっていくみたいな(笑)。岸谷私もPRINCESS PRINCESSからスタートしたから、男性のバンドの中に、女性ひとりで入るのはあまり経験したことがなかったんですが、紅一点になると、やっぱり自然に女性シンガーになるんですよ。黒一点になると、どう振るまっても、男藤巻になると思いますよ。藤巻本当に楽しみです。こんなに“緊張”という言葉をこんなにたくさん使ったのはひさしぶりですね。でもいくつになっても、緊張できるのは、幸せだなと思います。自分の中にないものと出会っているからこそ、緊張するわけだし、そこで「えいっ!」と思い切る必要があるわけですから。――おふたりのお話をうかがっていると、楽しみが広がります。2月23日の『岸谷香感謝祭』に向けて、それぞれ抱負を教えていただけますか?藤巻荻野目さんとはまだお会いしたことがないのですが、岸谷さんの『感謝祭』でご一緒させていただくのはとても光栄です。荻野目さんの音楽の世界観と、僕の音楽の世界観とはまた違うと思うので、ステージのグラデーションを楽しんでもらいたいです。どんな曲をやるのかは、まだわかりませんが、こんな曲、あんな曲って、岸谷さんとラリーをさせていただいて、イメージを固めて、ここでしかできないステージにできたらと思っています。岸谷私も何も固まっていませんが、楽しいに決まっているんですよ。今はメニューがたくさんあるレストランに来て、何を注文しようかと迷っている状態で、ただただ楽しくてたまらない時期です。リハに入ったら、気を引き締めてしっかり練習して、本番では、藤巻ファンのみなさんにも、「あの女性バンドも意外と良かったね」と言われるように頑張ります。藤巻僕もしっかり準備して、ステージに立ったら、ジャンプする気持ちで「えいっ!」と飛び込んでいきます(笑)。Text:長谷川誠Photo:吉田圭子<公演情報>『岸谷香 感謝祭2023』2023年2月23日(木・祝) OPEN 16:45 / START 17:30会場:EX THEATER ROPPONGI出演:岸谷香 / Unlock the girlsゲスト:荻野目洋子 / 藤巻亮太チケット料金:全席指定9,000円(ドリンク代別、税込)発売中:<藤巻亮太リリース情報>アルバム『Sunshine』1月25日(水) リリース藤巻亮太『Sunshine』ジャケット●初回限定盤(2CD):4,400円(税込)●通常盤(CDのみ):3,000円(税込)【CD収録内容】■DISC1(通常盤・初回限定盤共通)01. この道どんな道02. Sunshine03. 裸のOh Summer04. 僕らの街05. まほろば06. ゆけ07. オウエン歌08. 千変万化09. Heroes (Album ver)10. サヨナラ花束11. 花びらのメロディー12. 大地の歌■DISC2 ~ソロ10周年記念ベスト~(初回限定盤のみ)01. オオカミ青年02. ハロー流星群03. 月食04. 光をあつめて05. 名もなき道06. 指先07. 花になれたら08. 8分前の僕ら09. 日日是好日10. Blue Jet11. マスターキー12. 北極星13. 3月9日(配信Sg/セルフカバー)14. 粉雪(「RYOTA FUJIMAKI Acoustic Recordings 2000-2010」/セルフカバー)15. ウイスキーが、お好きでしょ16. Summer Swing藤巻亮太『Sunshine』全曲トレーラー映像<藤巻亮太ツアー情報>藤巻亮太 Live Tour 2023『Sunshine』2月25日(土) 東京・I’M A SHOW2月26日(日) 東京・I’M A SHOW3月3日(金) 宮城・仙台Rensa3月5日(日) 福岡・DRUM LOGOS3月10日(金) 愛知・新栄シャングリラ3月11日(土) 広島・広島CLUB QUATTRO3月19日(日) 大阪・umeda TRAD3月21日(火・祝) 山梨・甲府CONVICTION3月22日(水) 山梨・甲府CONVICTION詳細はこちら:関連リンク岸谷香 公式サイト:藤巻亮太 公式サイト:
2023年01月19日東京バレエ団のトップダンサー上野水香の、芸術選奨受賞記念公演であり、バレエ団規定により団員の立場を離れるシーズン最後の舞台ともなる「上野水香オン・ステージ」。ひとつの節目となる公演で、上野はベジャール振付の『ボレロ』、古典バレエの代名詞『白鳥の湖』、自身初挑戦となるヌレエフ版『シンデレラ』(Aプロのみ)、そしてプティ振付の『シャブリエ・ダンス』『チーク・トゥ・チーク』(Bプロのみ)を踊る。この5演目を選んだ理由を尋ねるうちに飛び出した、天性のバレリーナの謙虚すぎる発言の数々。「踊るために生まれてきたと思うことがある」一方で「自信なんてどこにもない」と語る彼女が、この公演で届けたいもの、そして思い描く今後の展望とは――?「私が力を出せるのは、本当にお客様のおかげなんです」『ボレロ』(2021年)よりPhoto:Shoko Matsuhashi――今回踊られる5演目は、ご自身のセレクトですか?はい。プティ作品は前のバレエ団にいた頃に初めて踊った私の“原点”で、『ボレロ』は東京バレエ団での私のキャリアのなかで最も大事な演目。『白鳥』は両方のバレエ団とほかの場所とで、一番多く踊ってきた古典作品です。そうした外せない演目とともに、こういう公演をやるからには新しい演目も絶対入れたいと思ったなかで、頭に浮かんだのがビデオを何度も観たヌレエフ版『シンデレラ』。私はシルヴィ・ギエムさんの大ファンなのですが、なかでも『シンデレラ』を踊るギエムさんは容姿や技術から感性、エレガンスに至るまですべてが完璧で、22歳にしてバレリーナとして極まっているんです。彼女のシンデレラを超える人はいないと思いますし、もちろん私も超えられないのですが、やりたいものはやりたいんだ!という感じです(笑)。――ではまず、“原点”とおっしゃるプティ作品について。その特徴や魅力を、バレエに馴染みのない方に伝えるとしたら?振付から漂うお洒落さが、私はなんとも言えず好きですね。素晴らしい作品はたくさんありますが、フランスらしいお洒落なニュアンスはやはり、プティ作品にしかないものだと思います。プティ作品に出てくる女性の多くは“大人”なので、若い頃はなかなか出せなかったそういう魅力も、年齢と経験を重ねた今なら少しは出せるのかなと。顔が丸いせいか(笑)、45歳になった今も少女っぽさが残っているのが私の個性なので、大人っぽいダンサーとは言えないんですけどね。――近年の水香さんは、少女らしさと色気を兼ね備えている印象があります。昨年『ボレロ』を拝見したときも、失礼な言い方ですが「いつの間にこんな色気を?」と。色気ありますか?そんなふうに言われたら図に乗っちゃいます(笑)。『ボレロ』は東京バレエ団に入ってから一番多く踊っている作品だと思いますが、自信が持てるようになったのはここ数年のこと。今回の公演が決まって、(芸術監督の斎藤)友佳理さんから何が踊りたいか聞かれたとき、最初に出したのが『ボレロ』だったのですが、数年前の私だったら出していなかったと思うんです。友佳理さんからも、「あら水香ちゃん、あんまりやりたくないんじゃなかったの?」って(笑)。踊る度に違うものになって、踊れば踊るほどその人だけのものが出てくるのが『ボレロ』。本当に、どれだけすごい作品なの!?と思わされますね。そしてもちろん、私がここまで来られたのは友佳理さんが私に色々な役を与えてくださり、導いてくださったからだと思っています。――実は『白鳥の湖』も、昨年全幕で観たときに「いつの間にこんな演技派に?」と思った作品だったりします。重ね重ね失礼な言い方ですみません……。『白鳥の湖』第2幕(2021年公演)よりPhoto:Hidemi Seto『白鳥の湖』第2幕(2022年公演)よりPhoto:Kiyonori Hasegawaいえいえ、嬉しいです(笑)。確かに全幕物のグランドバレエを踊る際、最近は以前より、皆さんと一緒にストーリーを紡ぐことが楽しくなっていますね。よく言われるように、そうやって表現が深まるにつれて技術が下がっていくのがダンサーの常ですが、今のところ身体もついてきている。もしかしたら、今が一番いい時期なのかもしれません。普通だったら下がってきていてもおかしくない年齢ですが、私の場合、技術が身につくのが遅かったから落ちるのも遅いのかなって(笑)。22歳にしてバレリーナとして極まっていたギエムさんとは、本当に雲泥の差!――身につくのが遅くもなければ、落ちないのもそれだけ資質に恵まれて努力もなさっているからだと思うのですが、いつもそうして謙遜・自虐をされますね(笑)。謙遜でも自虐でもなく、私には事実、大した力がないんです(笑)。踊っているときが一番自然な自分でいられますし、嫌なことがあってもバレエをしていると忘れられるので、そういう意味で、私は踊るために生まれてきたんじゃないかと思うことはあります。でも自信なんてどこにもなくて、メンタル面でもフィジカル面でももっとグッ!とした強さが欲しいといつも思ってる。私が自分の持っている以上の力を出せるとしたら、それはお客様のおかげなんです。客席にいらっしゃる皆さんの熱量が、どれだけ私のパワーになっていることか!いつも本当に感謝しています。「“水香の部屋”みたいな番組をやってみたいです(笑)」――ヌレエフ版『シンデレラ』の、作品としての魅力についてはどう感じていますか?ヌレエフの振付って古典とはまた違う動きなんですが、それをきちっとしたクラシックの技術で踊るととても美しいんです。私が何度も観たギエムさんのビデオはパリ・オペラ座の公演で、彼らが踊ると「こんなに複雑なパ(ステップ)がなんでこんなに美しいの?」と思わされる。そこに美学と醍醐味を感じますし、自分も体現できたらいいなと思います。それと私、この作品は森英恵さんデザインの衣裳も大好きで。森先生とは私、実は深いご縁があるんです。元々ずっと私を応援してくださっていたのですが、『シンデレラ』の来日公演を観に行ったら、たまたまお隣が先生だったんですね。私はその時、本気でバレエを辞めようとしていたのですが、それをお話ししたら「絶対ダメ!お願いだからやめないで」と、本気で止めてくださったのが森先生でした。――バレエを辞めようとされたことがあったのですね。私は常に前に進んでいたいというか、自分が良い方向に向かっていると思えないと安心できない性格。当時は、これ以上続けていても自分の納得いく飛躍や発展はないんじゃないか、別の人生を考えるなら30代前半の今じゃないかって、思ってしまったんですよね。辞めずに済んだのは、励ましてくださった森先生のおかげ。その森先生も亡くなり、プティさんもベジャールさんも、私に『ボレロ』をくださった佐々木(忠次/東京バレエ団創設者)さんも今はもういらっしゃいません。今回の舞台が、亡くなられた皆さんの魂が集まるようなものになったらいいですね。定年後もバレエ団の舞台には立ち続けるつもりですが、これがひとつの節目にはなりますので、お世話になったすべての皆さんとお客様への感謝の気持ちを込めて踊りたいと思っています。――この公演のあと、バレエ以外のことにももっと挑戦したい、という思いはお持ちですか?バレエ団を大切にしつつ、外にも目を向けて、自分を発展させられるような活動ができたらとは思っています。でも今は、とにかくこの公演に向けて全力で取り組んでいるところなので、具体的なことは何も考えていないですね。私、何したらいいですか?(笑)――飾らないトークが面白いので、個人的にはバレエ番組のナビゲーターとかやっていただきたいです(笑)。バレエ番組いいですね!実は私、色々な世界の方のお話を聞くのも好きなので、“水香の部屋”みたいなのもやってみたいです(笑)。私がバレエのひとつの“アイコン”としてメディアに出ていって、皆さんの目に触れることでバレエのお客様が増えるなら、それはすごく素敵だなと思います。――あとはもちろん、バレエ以外の舞台や映画などでも観てみたいです。あ、演技は私もやりたいですね。『ドン・ジュアン』(2021)でミュージカルには挑戦したんですが、踊る専門の役だったから、台詞はしゃべってみたいなって。『ドン・ジュアン』のときにも感じたんですが、バレエ以外の世界の方々の価値観に触れることって、自分を広げることにつながるんですよね。私の根底にいつもあるのは、バレエにとって役立つ存在でありたいという気持ち。でもバレエ界って世界を見渡しても狭くて、そこしか知らないで「役に立ちたーい」なんて言っていても限界があるんです(笑)。外に出て、外からバレエを見ることで浮かんでくることがきっとあるはず。そういう意味でも、どんどん色んなことに挑戦していきたいですね。取材・文:町田麻子Photo:NBS(舞台写真以外)<公演情報>東京バレエ団特別公演「上野水香 オン・ステージ」【Aプロ】2023年2月10日(金)・12日(日)【Bプロ】2023年2月11日(土・祝)会場:東京文化会館※2月24日(金) 福岡公演あり
2023年01月10日和歌山県東牟婁郡北山村は、2022年2月下旬~3月中旬にかけて実施した、香酸柑橘じゃばらを使用することで、花粉症に対して効用があるのか調べるモニター調査の結果を発表いたしました。1. 2022年花粉症モニター調査の結果を公開しました。北山村産のじゃばらには、フラボノイドの1種である「ナリルチン」という成分が豊富に含まれており、この成分が花粉症への緩和に期待されています。そこで北山村では、じゃばらの花粉症に対する効用を調べるモニター調査を、2001年に初めて実施して以来定期的に行っており、本調査は2021年に続く実施となりました。また、「ナリルチン」は、果皮に特に多く含まれているため、今調査では「じゃばら果皮粉末」を使用して調査を実施しました。ナリルチングラフ■全体の85.5%の方が効果を実感!1,000人を対象に実施した調査で、有効回答数821人のうち、85.5%に相当する、702人の方が、花粉症の症状に何かしら効いたと回答されました!総合結果また、じゃばらが少しでも効いたという方702人の症状別改善度アンケートの結果では、全症状で半数以上の方が、改善を感じたという結果となりました。症状別結果【調査方法】・モニター対象者、1,000人に調査・対象者は、1日1g程度のじゃばら果皮粉末を20日間ほど摂取・調査後、アンケートで花粉症への効果を回答■モニターの方からもご意見をいただきました※一部抜粋(原文そのまま)・薬がなければくしゃみ鼻水などで、日常生活がとてもしんどい花粉症でしたが、じゃばらを試し出してからは普段通りの生活ができ感動しています!(20代女性)・目のかゆみやマスクの下で、鼻水が流れてくる症状が、だいぶ軽減し、とても感動しました♪私はスギ花粉が少しと、冬の樹木、シラカンバ、ハンノキの花粉症がありますが、秋くらいから飲み始めたら、冬も快適に過ごせる予感がします。(30代女性)・くしゃみより目の痒みの方に効果があったと思います。続けることで薬から卒業出来たら嬉しいです。(30代男性)・今回試してみて、その即効性に感動しました。去年までを10とすると、今年は、目のかゆみが3、鼻づまりは0、鼻水は1くらいです。(50代女性)↓詳しい発表内容はこちらをご参照ください。↓ 2、モニター調査にご協力いただける企業や団体様を募集しております同村では、一般の方を対象としたモニター調査の継続に加え、違った切り口でのモニター調査の実施も検討しています。モニター調査に少しでも興味のある企業や団体様等、ぜひお気軽にお声がけください!■お問い合わせ先株式会社じゃばらいず北山(和歌山県北山村から業務委託を受けています。)TEL : 0735-29-2020MAIL: web_order@jabarise.co.jp 【参考情報(1)】村外不出で守ってきた「北山村のじゃばら」についてじゃばらはゆずや九年母(くねんぼ)などの自然交配による品種といわれ、古来より北山村に自生していました。ゆずやカボスのように酸っぱい柑橘で毎年11月から12月にかけて収穫されます。邪(気)を払うに由来し、北山村では縁起のよい柑橘とされ、昔から正月料理には欠かすことのできないものでした。昭和初期には村内にたくさんのじゃばらの木があったといわれていますが、酸味の強い柑橘ということもあって、あまり栽培されなくなり、北山村がじゃばら事業の取り組みを始める直前には村内で唯一1本しかじゃばらの木が残っておらず、存続が危ぶまれる状況でした。しかしそのたった1本の木から、村おこしの救世主として大事に大事に育てられ、現在では、村内にある約8ヘクタールの農園に約5,000本が栽培され、毎年100トン前後収穫されています。村営のじゃばら加工場で果汁、ドリンク、ぽん酢やジャムなどが生産され、ネット販売のほか、主要都市部のデパートなどでも販売しています。人口約400人の村で製造・出荷ピーク時には30名近くの雇用を生む、村内では一番大きな産業になっています。【参考情報(2)】じゃばらと花粉症じゃばらには他の柑橘に比べフラボノイドの一種である「ナリルチン」という成分が多く含まれており、花粉症への緩和に有効であるとの期待から、この成分が注目されています。2008年には、岐阜大学医学部より、QOLの改善に関する学会発表が行われ、近年では2021年に、東京家政大学・東京医科歯科大学・開業医の先生方により臨床研究が行われ、論文が発表されました。【参考情報(3)】日本で唯一の「飛び地」の村北山村は紀伊半島の中央部に位置し、三重県、奈良県に囲まれた、和歌山県でありながら和歌山県のどの市町村とも隣接しない全国でも唯一の飛び地の村です。面積の97%を山林が占め、北山川が悠々と流れる自然豊かな、人口400人程度の小さな村です。過疎化、少子高齢化、雇用、農業や林業の後継者不足など、日本の多くの中山間地が問題を抱える中、北山村では「自らの地域は自らが守り育てる」という自立心と信念をもって地域づくりに取り組んでいく方向を定めています。伝統文化でもある「筏」を今に伝える「観光筏下り」や、全国唯一の特産品「じゃばら」は、北山村のブランドとして定着し、知名度も上がってきています。これらの地域活性化に対する取り組みは、高く評価されています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月27日「いちごの村」とも呼ばれる奈良県明日香村の明日香村観光交流活性化事業実行委員会(所在地:奈良県高市郡明日香村、実行委員長:上山 好庸)は、いちごの本格的なシーズンを迎えるにあたり、『あすかいちご狩りパーク』を開園、また、明日香村産ブランドいちご『あすかルビー』プレゼントキャンペーンを開催いたします。1. あすかいちご狩りパークが開園!いちごを体感するなら「いちご狩り」。すずなりに実るいちごをもぎってその場でぱくり!奈良県のブランドいちご『あすかルビー』は、宝石のルビーを思わせるあざやかな赤い実と、甘み・酸味が調和した味が人気です。村内にいちご農園は17ヶ所あるので、訪れる日によって農園が異なるのも楽しみのひとつ。どの農園もビニルハウスで他設栽培をしているので、雨の日でも濡れずよごれず楽しめます。期間 : 2023年1月7日(土)~5月28日(日)・1月31日まで 土・日・祝に開催・2月1日以降 水・土・日・祝に開催※春休み期間(3月25日(土)~4月5日(水))は毎日開園時間 : 10:00~16:00(最終入園15:30) 30分食べ放題場所 : 農園は村内に17か所。ご予約時に担当農園をお知らせします。料金 : ・1月7日~5月7日大人(中学生以上)2,000円/小学生1,600円/幼児(3歳以上)1,000円・5月8日~5月28日大人(中学生以上)1,600円/小学生1,300円/幼児(3歳以上)800円20名様以上で団体割引適用(入園料10%OFF)ご予約 : WEBサイトまたは電話お問合せ: 0744-54-1115(あすかいちご狩りパーク専用ダイヤル 8:30~17:00)その他 : 各農園に無料駐車場ありWEB : あすかいちご狩りパーク2. 明日香村産ブランドいちご『あすかルビー』プレゼントキャンペーン期間:2022年12月28日(水)~2023年1月22日(日)内容:明日香村の魅力を日々発信している、明日香村公式Instagram(@asukanavi)をフォローし、キャンペーンの投稿にいいねしてくださった方のなかから、抽選で15名様に明日香村産奈良県ブランドいちご『あすかルビー』をプレゼントします!詳細(公式アカウント): あすかルビープレゼントキャンペーン3. カフェ&ブックス ビブリオテーク「奈良県明日香村から産地直送!“あすかルビー”いちごのデザートフェア」明日香村には行きたいけど、ちょっと遠い…とお悩みの方へ、東京、大阪、福岡、熊本に6店舗を展開する「カフェ&ブックス ビブリオテーク」様が、昨年にひきつづき、明日香村からの産地直送いちごを使ったスイーツを各店舗で展開。「あすかルビー」の魅力を最大限に引き立て、口当たりの良さ、香り、後味や余韻など、こだわりの食べ心地を追求した多彩ないちごデザートが勢揃いします。期間: 第1弾2022年12月26日(月)~2023年1月31日(火)『あすかルビー』が登場!第2弾2023年2月1日(水)~4月4日(火)『古都華』も登場!場所: カフェ&ブックス ビブリオテーク全店東京(有楽町、自由が丘、吉祥寺)、大阪、福岡、熊本パンケーキ&ブックス ビブリオテーク※店舗によって展開メニューが異なります。ご了承ください。WEB : ビブリオテークのいちごフェア4. 今後の展開2023年2月~3月にかけては、村内の16のカフェやレストランで展開されるスイーツイベント「いちごの村明日香村 ストロベリーフェア2023」、大阪からの電車や村内周遊バスがかわいくいちごで飾り付けられる「いちご列車」「いちごバス」の開催が予定されています。詳しくは、プレスリリース第2弾でお知らせいたします。★あすかでいちごキャンペーン 特設サイト あすかでいちごキャンペーン(ロゴ) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月26日来年2月23日に開催される『岸谷香 感謝祭2023』のゲストとして、荻野目洋子と藤巻亮太が出演することが発表された。『岸谷香感謝祭』は、岸谷が「元気に楽しく音楽をやれている事に感謝し、お客様に喜んで頂ける様に、毎回ゲストを迎え特別なセッションをする」コラボイベントで、2019年から毎年2月に開催されている。本日11月12日にティアラこうとう(江東公会堂)にて行われたソロ公演『KAORI PARADISE2022』のステージ上でゲストのアナウンスした岸谷。今回の公演は、楽曲提供をした過去もありお互いオリジナルの存在として輝き続ける荻野目洋子と、以前からフェスなどでも共演経験もあり精力的な活動を続ける藤巻亮太、さらに岸谷自身のガールズバンドUnlock the girlsも加わり、何が飛び出すか分からない特別なステージとなる。荻野目洋子藤巻亮太チケットは、11月20日(日) まで「ぴあ」アプリ最速独占先行を受付中。<公演情報>『岸谷香 感謝祭2023』2023年2月23日(木・祝) EX THEATER ROPPONGIOPEN 16:45 / START 17:30出演:岸谷香 / Unlock the girlsゲスト:荻野目洋子 / 藤巻亮太【チケット料金】全席指定:9,000円(ドリンク代別、税込)■最速独占先行2022年11月20日(日) 23:59まで最速独占先行はこちら:■一般発売2022年12月17日(土)問合せ:DISK GARAGE050-5533-0888(平日12:00~15:00)岸谷香 公式サイト:
2022年11月12日ソプラノ上沼純子・ピアニスト中澤頼子で贈る懐かしの名曲やクラシック『午後の優雅な音楽会vol.3』が2022年11月19日(土)にサロンテッセラ(東京都世田谷区太子堂4丁目22-64階)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて10月5日(水)10:00よりチケット発売開始です。カンフェティにて10月5日(水)10:00よりチケット発売開始 公式ホームページ ブログ ソプラノ上沼純子、ピアニスト中澤頼子によるソプラノコンサートです。懐かしい日本の歌からクラシック音楽まで幅広く、癒しの音楽をお届けします。【プログラム】紅葉小さい秋みつけたヴィラネル万霊節他出演者プロフィール上沼純子 (ソプラノ)東京音楽大学声楽演奏家コース卒業、同大学院声楽専攻オペラ研究領域修了。在学中、ソロ・室内楽定期演奏会、学内卒業演奏会、長野県新人演奏会に出演。また大学院オペラでは、「ヘンゼルとグレーテル」ヘンゼル役、「夕鶴」つう役、「フィガロの結婚」スザンナ役で出演。第52期二期会オペラ研修所マスタークラス修了、二期会新進声楽家の夕べに出演。としま未来文化財団主催オペラ「ヘンゼルとグレーテル」ヘンゼル役でオペラデビュー。以後、「劇場支配人」マドモワゼル・ジルバークラング役、「コシ・ファン・トゥッテ」デスピーナ役、「修道女アンジェーリカ」ジェノヴィエッファ役、「愛の妙薬」アディーナ役で出演。第8回ル・ブリアン・フランス音楽コンクール審査員賞。第2回東京国際声楽コンクール入選。第5回横浜国際音楽コンクール入選。第5回さくら音楽コンクール入賞。ウィーン国立音楽大学サマーセミナーに参加し演奏会に出演、ディプロマを授与される。現在は各地で演奏活動をしながら、コーラスグループ「FORESTA」メンバーとして、BS日テレ「BS日本・こころの歌」に毎週月曜夜7時よりレギュラー出演中。これまでに声楽を、牧野美紀子、高橋啓三、加納里美、釜洞祐子、野田ヒロ子、武田正雄の各氏に師事。ホリプロ・インプルーブメント・アカデミー講師。長野県高森町ふるさとPR大使。二期会会員。ブログ ホームページ 中澤頼子(ピアノ)国立音楽大学演奏学科ソリストコース卒業及び同大学大学院修了。2010年ヤマハ銀座店リニューアルオープン記念特設ステージにてリサイタルデビュー。ザルツブルガーゾリステンとピアノトリオにて共演を果たす。TOKYOFM朗読ドラマやNHK震災ドキュメント「釜石の奇跡」では番組内音楽を演奏。イタリアフィレンツェにてアジアをテーマとした音楽会Asieにシリーズ初の日本人ピアニストとして出演。大型客船PACIFICVENUSにてディナーショー、アフタヌーンリサイタルを行い、好評を博す。伊勢丹イタリアフェアタイアップ演奏も務めた。ソロ活動のみならず、アンサンブルピアニストとしても国内外で数々のコンサート、レコーディングなどジャンルを越えて幅広く活動中。現在、シンフォニークルーズピアニスト、TSM東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校、音楽理論&イヤートレーニング講師。公演概要『午後の優雅な音楽会vol.3』公演期間:2022年11月19日(土)14:00開場/14:30開演会場:サロンテッセラ(東京都世田谷区太子堂4丁目22-64階)■チケット料金全席指定:4000円(税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月05日株式会社闇プロデュース東映太秦映画村(所在地:京都市右京区)は、ジャパニーズ・ハロウィン第 2 弾として、ホラーコンテンツ制作会社の株式会社闇(東京都 荒井丈介代表取締役社長 CEO)とのコラボレーションによるリアル謎解きイベント『魑魅魍魎の映画村』を開催いたします。東映太秦映画村ジャパニーズ・ハロウィン第2弾「リアル謎解きイベント」キービジュアルこのリアル謎解きイベントは、参加者が、かつて悪鬼を封印した陰陽師たちの子孫という設定で、悪鬼を再び封印するため、先祖が残した古文書を携え、閉村後の映画村各所に仕掛けられた謎を解きながら、ゴールを目指す体験型謎解きイベントです。今回、闇夜に包まれた映画村を代表する江戸の町のオープンセットを中心に、閉村後に無人となった「史上最恐のお化け屋敷」と「からくり忍者屋敷」の通路を辿っていかなければ護符を見つけることのできないミッションが課せられています。演出は、ホラーコンテンツ制作として Z 世代に定評のあるホラーブームの仕掛人・株式会社闇が参画。また謎解き問題には、謎解きイベント専門制作会社「クロネコキューブ株式会社」が担当。これまで何度も謎解きイベントに挑戦されている方も、プレイ時間約 120 分の本格的な謎解きミステリー体験をご堪能いただけます。ぜひこの秋、ジャパニーズ・ハロウィンのミステリー体験をお楽しみください。営業終了後のオープンセット(江戸の町)人の気配の無い夜のアトラクション(お化け屋敷)【参考情報】ストーリーその昔、ここ太秦映画村があった地では、邪悪な悪鬼が悪行の限りを尽くしていた。しかし、一人の陰陽師によって悪鬼は封印され、この地に平和が訪れた。それから 1000 年と少しの時が流れた。今宵は邪悪な霊力が強まる「ハロウィン」の時、悪鬼たちを封印した力が弱まり始めた。黄昏時が過ぎ、闇が支配する夜になると、魑魅魍魎が蠢く呪われた魔界の入り口が映画村に現れるようになった。あなたは、かつて悪鬼を封印した陰陽師たちの子孫。悪鬼を再び封印するため、先祖が残した古文書を携え、夜の映画村へと足を踏み入れた。しかし、悪鬼の呪術により、出口は閉ざされ、夜の映画村に閉じ込められてしまった。夜の映画村は邪気が満ちる魔界、このままでは、徐々にあなたは生気を吸われ、あと 90 分もすれば、命を落としてしまうだろう。助かるためには、生気を完全に失うまでに、古文書を読み解き、夜の映画村を巡って封印の術を完成させなければならない。果たして、あなたは生き残ることができるだろうか開催概要■開催日:10 月 8 日(土)・9 日(日)・10 日(祝)・15 日(土)・16 日(日)・22 日(土) 23 日(日)・29 日(土)・30 日(日) 計 9 日間■各日 16:30 開場 17:00 開演■所要時間 2 時間■料金 3,800 円(税込)【チケット情報】 2022 年 9 月 24 日(土) アソビュー・ローソンチケット・イープラスにて販売開始【株式会社闇】 2015 年会社設立。「怖いは楽しい」で“世界中の好奇心を満たす“をミッションに今までにないホラーエンターテイメントをつくりだす会社。設立時から「怖ろしい企業サイトを持つ会社」として様々なメディアに取り上げられ話題となる。お化け屋敷制作、ホラーVRの制作・イベント化、ホラーゲーム制作、ホラーを使った商品プロモーションが主な事業領域。ネット上で話題を起こすことを得意としており、株式会社闇が手掛けた制作物の Youtube 実況の再生数は累計 4500 万回を超える。【クロネコキューブ】 神戸市を本拠地としながら、参加型謎解きイベントの企画・制作・運営のほか、研修事業など幅広く制作。商業施設のイベント等で数多く謎解きイベントを実施、そのほか自治体や企業研修、個人向けでも実績多数。東映太秦映画村イメージビジュアル東映太秦映画村 概要住所:京都市右京区太秦東蜂岡町 10 番地ナビダイヤル:0570-064349入村料:大人 2,400 円、中高生 1,400 円、子ども(3 歳以上)1.200 円営業時間: 9:00~17:00(入村は営業終了 1 時間前まで)アクセス:JR 花園駅より徒歩約 13 分、嵐電太秦広隆寺駅より徒歩約 5 分公式サイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年09月14日火をつけて炎を消し、薫りをくゆらせるお香。アロマが練り込まれたお香を焚くと、気分がリフレッシュしたり、癒されたりしますよね。数々の創作物を生み出し、Twitterに投稿しているクリエイターのミチル(@mitiruxxx)さんは、あるお香を作りました。見た目にクスッとさせられる、ミチルさんが創作したお香がこちらです。長ネギのお香 pic.twitter.com/zumrukx4fp — ミチル (@mitiruxxx) July 26, 2022 ミチルさんが作ったのは、長ネギを模したお香!上部の緑色から、下にいくにつれ徐々に白い色に変化している様子は、長ネギの色合いにそっくりです。『長ねぎ』と書かれたケースに入れられたお香は、もう長ネギにしか見えません…!ミチルさんのユーモアあふれる創作物はまたたく間に拡散され、6万件以上の『いいね』を集めました。・おいしそうな薫りがしそうですね…!・箱の形までこだわっている!・これが本当の万能ネギ。・天才だー!欲しい!ペットボトルの水滴が猫の足跡のようになる『肉球ボトル』や、カーペットクリーナー型の修正テープなど、これまでにも数々の創作物を生み出してきたミチルさん。ぜひ商品化してほしい…!結露が嫌にならない『ボトル』に反響「めっちゃかわいい」「天才か」一見ただのカーペットクリーナーしかし、よく見ると…?「発想が素敵」見るだけで人々が笑顔になる、ミチルさんの創作物が世に出れば、普段の生活がより楽しくなりそうですね![文・構成/grape編集部]
2022年07月27日人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。7月のお客様は、大橋純子さん。1つのことを長くやっていると、かつて感じていた喜びやときめきを忘れてしまうことも…。大橋さんはあるきっかけでそれを思い出したそうで…。第4回目をお届けします。私の初心は“歌って楽しい”の思いです。私は’18年に病気をしたのですが、闘病明け最初のステージは、まだ体調があまり整っていない状態で立つことになってしまって。体調も準備も完璧ではない中で歌を歌うのはとても不安で、恐る恐るマイクを握ったのですが、声を出した瞬間に頭に浮かんだのは、「歌うのって楽しい!」という思い。子供時代に近所の敬老会で歌ったときの嬉しさや、学校の合唱団でソロを歌ったときの鼻高々な気持ち…。かつてはそういう喜びで溢れていたのに、気がついたらそれを忘れていたんですね。病気を乗り越え、何年かぶりに歌ったとき、「あぁ、初心に戻れた」とホッとした。歌は楽しい。それが私のスタート地点です。でもその楽しさを味わい続けるためには、準備が大切。忙しさにかまけて練習をおろそかにすると、ベテランでも失敗します。私も過去に痛い経験がありますので、100%以上の準備を心がけています。それはきっと歌だけではなく、どんな仕事も同じですよね。シンガーとしては、加齢も悪くなかったり…?個人的には年を取ってよかったと思うことはほとんどないんですが(笑)、シンガー大橋純子としては、悪いことばかりではないな、と思っています。若い頃は、高音は鋭くカーンと出せる一方、低音域があんまり出ないのが悩みだったりもして。でも年齢を重ねるほどに低い声が出るようになり、しかも深みも増してきた。そうすると歌詞に膨らみが出るんです。昔に比べてニュアンスのある歌が歌えるようになってきて、この年になって、ようやく自分の歌う歌に説得力がついてきた気がします。若いときに歌っていた歌を今歌うと、違う解釈で歌えたりして、そんなところも楽しいです。私は“音楽”に出合い歌うことが好きになり、それを仕事にできて本当に幸運だったと思います。70代に入り、果たして自分はいつまで歌えるのかな…、と思うのも事実ですが、歌いたい気持ちはなくなりません。歌える間はずっと歌っていたい。それが私の夢です。1995年発売のアルバム『For Tomorrow』のジャケットより。当時の大橋さんは40代。おおはし・じゅんこ1950年生まれ、北海道出身。『たそがれマイ・ラブ』や『シルエット・ロマンス』などのヒットを飛ばす。シティ・ポップ派におすすめのアルバムは『RAINBOW』『CRYSTAL CITY』など。※『anan』2022年7月27日号より。(by anan編集部)
2022年07月23日井上真央主演、石田えり共演、杉田真一監督作となる『わたしのお母さん』から共演の阿部純子、笠松将、宇野祥平らもとらえた場面写真が解禁。併せて、本作のメインテーマがピアニスト“mayo”(岡本真夜)書き下ろしによる「memories」に決定した。母との関係が苦しい娘・夕子を井上さんが、悪気なく娘を追い込んでしまう母・寛子を石田さんが演じ、娘と母の間に流れる複雑で繊細な感情を綴った本作。三人姉弟の長女で、いまは夫との2人暮らしの夕子は、急な事情で母の寛子と一時的に同居することになる。明るくて社交的な寛子だったが、夕子はそんな母のことがずっと苦手だった。不安を抱えたまま同居生活がスタートするが、昔と変わらない母の言動に、もやもやした気持ちを抑えきれない夕子。そんなある日、ふたりの関係を揺るがす出来事が起きる。解禁となった場面写真では、妹の晶子(阿部純子)との親子旅行の最中も、仲良く腕を組んで歩く2人の後ろで、ポツンと歩く夕子。妹と弟の勝(笠松将)と一緒にいる時のリラックスした表情のほか、母と2人きりで向き合った時の居心地の悪そうな佇まいを捉えている。そしてどこか遠くを見つめる、寂しさと切なさを湛えた横顔も…。目の表情だけで、娘と母の間に横たわる深い溝、長年の間に積み重なった様々な感情を表現する、井上さんの圧倒的な演技が垣間見えるものとなっている。メインテーマを担当したのはmayo(岡本真夜)「いろんな想いに寄り添い、包み込むことができたなら」メインテーマを担当したのは、2016年に念願のピアニストデビューを果たし、現在は「シンガーソングライター岡本真夜」と「ピアニストmayo」として、多彩な活動を展開するmayoさん。本作『わたしのお母さん』に感銘を受けて書き下ろしたというメインテーマ「memories」は、すれ違う母娘の心を情感豊かに表現するピアノの音色と、大きな愛で包み込むようなチェロの響きが印象的なものに。杉田監督は、この曲を初めて聴いた時の印象を「映画は終わっても歩み続けていく夕子に、優しく寄り添ってくれているようでとても嬉しかった」と語る。そしてmayoさんからも、この映画にかけた思いを語ったコメントが到着した。「世の中には、仲のいい親子関係の人たちもいれば、寛子と夕子のように複雑な関係の親子も、もしかしたら多いのかもしれません。育つ環境によって人は成り立ち、大人になっても小さい頃の寂しさを拭えないまま闘いながら生活している人もいるんではないかと思います。大きさや深さは違えど、誰しも心の奥底にある寂しさを重ねながら自分を見つめ直せる映画だと感じました。心の言葉を素直に声にできない夕子のもどかしさ、切なさ、苦しさ、そしてラストシーンから繋がるエンディングの世界をどうメロディーで紡いでいこうかと悩みました。夕子のいろんな想いに寄り添い、包み込むことができたなら嬉しいです」。『わたしのお母さん』は今秋、ユーロスペースほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:わたしのお母さん 2022年秋、ユーロスペースほか全国にて順次公開予定©2022「わたしのお母さん」製作委員会
2022年07月20日人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。7月のお客様は、大橋純子さん。シングルの大ヒットでブレイクした大橋さん。しかし自分が目指すシンガー像とのギャップに苦しみ、30代中頃で、なんとキャリアを捨てる決断を…。第3回目をお届けします。ヒットは嬉しい。でも歌謡曲のイメージがつくのが怖かった。’78年に『たそがれマイ・ラブ』、’81年に『シルエット・ロマンス』という曲が大ヒットし、知名度も上がり、全国的に顔を覚えてもらえるようになりました。ただこの2曲はどちらかというと歌謡曲っぽい曲調で、世間的には大橋純子はそういう歌を歌う歌手、というイメージになっていきまして…。でも、もともと洋楽志向が強いシンガーを目指していた私は、もっと洋楽っぽい、つまり自分が目指す音楽でヒットを飛ばしたかったんですね。今となってはどちらの曲も、私の大きな財産ですが、当時はまだ若く、煮え切らない思いがどんどん大きくなってしまって…。こんな中途半端な気持ちで歌うのは、曲にも良くないし、何より自分が駄目になると思い、休業を決意しました。それで34歳になる直前、仕事を休んで憧れていたニューヨークへ。「すべてを失うよ?」と言われましたが、それでも自分を一新できるなら、そっちを取りたかったんですね。渡米の原動力は、後悔したくない、の思い。34歳直前に渡米の決断をしたときは、正直やり直すには少し遅いかな、と思いました。でもこれ以上年を重ねたら、行く勇気が出なくなる。かなりギリギリの決断でしたね。結局、ビザのために数回帰国をしましたが、合わせて約2年の滞在。あのまま日本で歌っていたら、いわゆるメジャーな歌手になれていたかもしれないし、どうなっていたのかは今となってはわかりませんが、今の自分があるのは確実にあの決断のおかげです。最も背中を押したのは、それこそ今の私くらいの年になったときに、「あのときに行けばよかった」と後悔したくない、という思いでした。20~30代で、自分の人生に対してモヤモヤを感じている人がいるなら、一歩踏み出してみることをおすすめします。その年頃なら、まだまだいくらでも新しいことに挑戦できる。しかもダメだったら、引き返してきてまた別のルートを探すこともできます。やってみたいことは、やらなきゃね。おおはし・じゅんこ1950年生まれ、北海道出身。『たそがれマイ・ラブ』や『シルエット・ロマンス』などのヒットを飛ばす。7/15、松崎しげるさんや渡辺真知子さんらと「江戸川音楽祭2022」に出演予定。本当にやりたい音楽のため、キャリアを中断し渡ったNYでのスナップ。※『anan』2022年7月20日号より。(by anan編集部)
2022年07月16日人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。7月のお客様は、大橋純子さん。若き日の大橋さんは、とにかく行動的。夢に向かって動くことで未来を切り開きました。そして今かつての作品がシティポップとして話題に!第2回目をお届けします。あらゆる挑戦をした結果、歌の道が見えてきた。20代の私のモットーは、“思い立ったらとにかく動く。失敗したら潔く戻る”。その気持ちでぶつかっていったのが、その締め切りの翌日に知ったラジオDJのオーディション。ラジオ局に直接電話をし熱意を伝えたら、なんとラッキーなことに抜擢!今考えると、私、相当心臓強いなって思いますが、それこそが若さですよね(笑)。実は小学生のときはマンガ家になりたかったし、中学生のときは画家に憧れて絵を描いていました。札幌に出てからは、広告関係の人に頼んで原稿を書かせてもらったり、ファッション画、ラジオの台本にもチャレンジしました。でも正直いずれも「才能はなかった」と諦める結果に。その事実だけを見ると残念ですが、だからこそ、“歌を歌う”という夢が残り、そこへの気持ちが強いものになったのかもしれません。みなさんも20代のうちはぜひいろんなことに手を出してみてください。駄目だったら次に行けばいいんです。時を超え、シティポップとしての評価は…。卒業後上京した私は様々な縁に導かれ、’74年にメジャーデビューの夢が叶いました。初期で思い出深いのは、’77年に大橋純子&美乃家セントラル・ステイション名義で出した3枚目のアルバム『RAINBOW』。当時のディレクターさんにお願いをして作らせてもらった、バンドで録音した記念すべき1枚目。若さと勢い、当時の才能のすべてが注ぎ込まれていると思います。これを超えるアルバムを作るのに、ずっと難儀しています(笑)。でもこの作品、正直そこまでヒットはしなかったんです。しかしそれが今、“シティポップ”といわれ、若いみなさんや世界の音楽ファンに評価をしていただいていて、とても嬉しく思っています。でもまあ本当の気持ちを言うと、この評価があと20年早かったらなぁ…(苦笑)。ただ、私のやりたかった音楽は間違っていなかったんだな、とも思います。いろいろ遠回りもしましたが、良かったです。※写真は、20代当時のライブ写真。令和の20代より、圧倒的に大人っぽい魅力にあふれています…。おおはし・じゅんこ1950年生まれ、北海道出身。『たそがれマイ・ラブ』や『シルエット・ロマンス』などのヒットを飛ばす。7/15、松崎しげるさんや渡辺真知子さんらと「江戸川音楽祭2022」に出演予定。※『anan』2022年7月13日号より。(by anan編集部)
2022年07月09日四川料理店「飄香(ピャオシャン)」本店が、東京・広尾に移転オープン。四川料理店「飄香」本店が広尾に移転「飄香」は、上海と成都で修業を重ね、四川料理の500以上のレシピを習得して帰国したオーナーシェフ井桁良樹が手がけるレストラン。2005年に1号店を代々木上原でオープンし、現在は銀座三越や六本木ヒルズにも店舗を構えている。代々木上原の本店は、2012年に麻布十番に移転。今回はその本店が、麻布十番から広尾にうつり、移転オープンとなる。厳選素材で“本場四川の味”を提供「飄香」のモットーは、「本場四川の味の伝承」。井桁良樹は、伝統四川料理の流れをくむ老舗「松雲澤(ソンユンゼア)」を中心とする「松雲門派(ソンユンモンハ)」に弟子入りし、「継承人」として認定を受けるなど、現地で学んだ“本場四川の味”に真摯に向き合ってきた。創業以来、「飄香」のいずれの店でも化学調味料は一切使用せず、本場の香辛料や自家製発酵調味料にこだわっている。メニューは“こだわり”のディナーコースのみメニューは、ディナータイムのお任せコースのみ。四川の漬物「泡菜(パオツァイ)」エキスでマリネした牡丹海老にハーブを飾り、中国の弦楽器・琵琶に見立てた前菜「琵琶(ビワ)」や、豚レバーとナマコを煮込んだ四川伝統料理「肝油海参」を進化させた「松雲(ソンユン)」、黒アワビと冬瓜をスープと共に食す「貴妃(グゥイフェイ)」、ラムの鞍下肉に、山椒や唐辛子を使った調味料・辛辣味を合わせた「花徑(ファージン)」など、見た目にも美しい品々を味わうことができる。ドリンクはワインが中心、ペアリングも食事と共に楽しむドリンクはワインが中心で、ペアリングも用意。中国茶をベースに、ハーブや炭酸を加えたアレンジドリンクが楽しめるノンアルコールペアリングも提案する。ライブ感のあるオープンキッチン提供する料理は、全てシェフ一人で作り上げるもの。ダイニングは井桁良樹が立つオープンキッチンをL字で囲むように配置されており、まるでシェフのプライベートキッチンに招かれたような気分を味わうことが可能だ。また、内装にもシェフのこだわりが詰まっており、中国の調度品を用いたインテリアに囲まれながら、四川の味を堪能することができる。【詳細】飄香(ピャオシャン)オープン日:2022年7月4日(月)住所:東京都渋谷区広尾5-19-1 HIROO VILLAGE 1F-2営業時間:ディナー営業のみ18:30より一斉スタート(18:00より入店可能)〜22:30 Close定休日:日・月曜日席数:16席メニュー:お任せコースのみ 24,200円ワインペアリング 15,000円、ノンアルコールペアリング8,000円※上記にサービス料10%を加算。<予約方法>完全予約制。予約は2営業日前まで。電話予約TEL:050-3145-6641(受付時間11:00~15:00)オンライン予約:テーブルチェックから3か月先までの予約が可能
2022年07月08日【前編】87歳DJのSumiRockこと純子さん昼は大人気餃子店、夜は歌舞伎町で客を沸かせるから続く87歳。ギネスに登録もされている最高齢DJが日本にいることをご存じだろうか。77歳でスクールに通い出し、今年でDJ歴10周年の岩室純子さん(87)だ。昼は大人気店「餃子荘ムロ」の味を作った大ママ、夜は歌舞伎町のフロアを沸かすカリスマDJ SumiRock。そんな彼女は「年齢なんて一切気にしない!」と高らかに笑った。東京・新宿歌舞伎町のド真ん中。「新宿のおもちゃ箱」とも呼ばれるクラブ『Tokyo Decadance Lounge DecaBarS』(以下、デカバーS)で、6月4日、スミロックがDJブースに登場した。真っ赤なマニキュアにサングラス。クールなDJ衣装を着ている。26時を回り、ヘッドホンを外したスミロックに大きな拍手が送られる。DJ衣装からジージャンに着替え、純子さんに戻った彼女は、驚くほど小柄だった。聞けば147cm。すぐに外国人女性2人組が純子さんを取り囲む。「写真、イイデスカ?」「オフコース!」次々に話しかけてくるファンや仲間たちとおしゃべりし、写真撮影を楽しんで、純子さんがデカバーSを出たのは午前3時を回っていた。1年前まで、高田馬場の名店「餃子荘ムロ」の店主として、毎日、餃子を焼き、仕事を終えた深夜から、DJイベントに出演してきた純子さん。DJデビューは77歳!「喜寿からDJってすごい?喜寿?ああ、77歳のお祝いね。ごめんなさい、年齢のことはまったく意識して暮らしていないんですよ」と、純子さん。デカバーSの店長・MiMiさんは言う。「スミロックは、いつも素のまま。お客さまの反応を意識しつつも左右はされず、『これが私のスタイル!』って感じで貫いていてカッコいい。どんなにすごい会場でも、緊張せず、いつもどおりのスタイルでやってのける。憧れますね」純子さんはなぜ、DJになったのだろうか。■フランス人の青年に教えられてDJスクールに。フジロックから打診があるほどの腕にあるとき、ムロで働いていた台湾人の女のコから相談があった。彼女がフランス留学中に知り合ったフランス人の男のコが、日本で住むところを探している、と。「だったら、うちの部屋が空いているから、住めば?」気軽に言ったひとことが大きな転機となった。「それがアドリアン。彼はまだ21歳で、モデルもやっていたほどハンサムで。ワーキングホリデーで日本にきて、ムロでもちょっと働いたんです。アドリアンとの出会いで、私の人生が変わりました」純子さんの家に半年間下宿しながら、アドリアンさんはイベンターとして仕事の幅を広げていった。「あるとき『DJイベントをやりたい。日曜にムロを貸して』というので、私も椅子を運び出したりして手伝いましたよ。古い建物ですから、床が抜けるんじゃないかと思ったり。そのうち、あまりの大音量でおまわりさんまできて(笑)。まあ、アドリアンというのは面白いコなんです」ムロでのイベントで初めてDJ音楽に触れたものの、ジャズで育った純子さんにはピンとこない。「DJなんてまったく興味なかったですよ。変わった音楽やってるなっていう感じでした」アドリアンさんが家を出た後も交流は続いた。彼が立ち上げたイベント企画会社「東京デカダンス」が主催する原宿や渋谷のDJイベントには、お付き合いで出かけていった。ゴシック教会をイメージして作られた「キリストンカフェ」でのイベントに行ったときのこと。DJブースにいたアドリアンさんが気軽な感じでこう声をかけた。「スミコもやってみる?」このとき純子さん、77歳。「で、私もなんとなくターンテーブルを回したら、ハマったんです。最初はうるさかった電子音も心地よく感じるようになっていて。なんだろう。やっぱり自分の音楽にお客さんがノッてくるのがわかるんです。すぐに反応が返ってくるのが心地よくて……」純子さんの胸が熱くなる。「これって、餃子屋で、お客さんがおいしい笑顔になるのと同じだ!」その日にDJスクールがあると聞き、すぐに通い始めた。「DJの学校で教わったのは、AとBの曲をつなげるときに、リズムを合わせるビートマッチ。これができなくて。いまではパソコンでピッと、ボタン1つで合う装置が付いているんですけどね(苦笑)」同じ年にDJデビュー。DJネームは本名・岩室純子の「純」と「岩」で「DJ SumiRock」だ。デカバーSでのDJは、月1〜2回。8年前にはパリ、ノルマンディーと、フランスでも回している。「その4日前に、ステージから落ちて、頭を8針縫ったんだけど、頑張って行きました。アドリアンの故郷での公演もあったから」FUJI ROCK FESTIVALからもオファーがあったが、アドリアンさんのお誕生日会翌日という日程だったため、辞退している。「いつも彼のパーティは徹夜になるから無理だと思って。みんなはもったいないって言うけど」大舞台より優先したのは、アドリアンさん。純子さんは、いつしか彼の東京のお母さん的存在になっていた。「アドリアンはいまも日本にいて、日曜にはご飯に誘ってくれます。親孝行のつもりかな」■脳溢血からも復活し、歌舞伎町に舞い戻った純子さんの自宅は、店から自転車で7〜8分の距離にある瀟洒なマンションの1室だった。玄関を入ってすぐの廊下に、いきなりパソコンとターンテーブルが置いてある。ノリのいい音楽が流れていた。玄関先の壁には、ラメやラインストーンがちりばめられたDJ衣装やキャップが掛けられている。「このパソコンで選曲して、CD-Rに焼きます。あとはDJプレイの練習で、曲のつなぎを考えたり、逆回転を練習したり」パソコン画面には、準備中のセットリストなのか、さまざまなアーティストの名前が並んでいた。「アヴィーチー!最新ですね。シンディ・ローパー、懐かしい」と言うと、即座に最新の音楽情報が返ってくる。「アヴィーチーはトップDJでもあったのに、20代の若さで亡くなって、残念。シンディは逆に、いまのお客さんには新鮮みたい。彼女のライブはアドリアンと行ったな。そうそう、今度の9月、レディー・ガガが来日するの。行きたいな」音楽探しは貪欲だ。「タワーレコード新宿店には、私の専属の店員さんがいたこともあるのよ。行くと、おすすめを紹介してくれました。ディスクユニオンで古い掘出し物のCDを探すのも楽しいわね」スミロックのウリは選曲の妙だ。「ジャズ、ロック、テクノ、ユーロビート、アニソンまでなんでも選曲しますが、長く生きてきた分、みんなが思いつかない曲を入れるの。幼いころから聴いてきたジャズだったり、両親が踊っていたダンスのスタンダード曲だったり、あと歌謡曲。それがハマったときが醍醐味ね。でも、演歌は嫌い」好みは明確。ブレがない。デカバーSのMiMiさん(前出)によれば、山下達郎や米津玄師を混ぜてきたりするそうだ。「もう一台、練習用のターンテーブルがあるの」と、導かれたのは、ベッドが部屋を占領しているような寝室だった。なんと、ベッドの枕元の真上に、ターンテーブルが置かれている。「ほかに置き場所がなくて(照笑)。これはミキサーと一体型です。デジタルなんだけど、レコード盤のように回すことができて、スクラッチもできるんです」4年前、83歳118日で「最高齢プロフェッショナル・クラブDJ」としてギネス認定されてからは、メディア取材が殺到した。撮影で、レコード盤を回してほしいと要望されることも多い。「だから一応、スクラッチとか練習してみるんだけど、根気がないの。1時間もすると飽きちゃう」昨年1月、純子さんは脳溢血で倒れている。つまり、冒頭の6月4日のDJライブは1年ぶりの復帰ライブだったのだ!「ここ数年、店はコロナで大変でした。去年のお正月は、大みそかから4日間休業しましたが、1月5日は超忙しくて、久しぶりにやりがいを感じていたんです」その翌日のことだった。スーパーのレジでお釣りを受け取ろうとして、指先に異変を感じた。不安がよぎった。「精密検査を受けたら、脳溢血で1カ月半の入院です。幸い、発見が本当に早かったので、大きな後遺症もなく退院できました。ただ、入院で考える時間をもらってね。それで、決心したんです。店をおいの建治に任せようって。66年、懸命に働いたから、もういいでしょう。おいなら大丈夫だと思ったし、これはチャンス」と、にっこり笑った。「もう任せたから、ムロにはこの1年、行っていません」純子さんは潔い。自分が決めた道を真っすぐに歩く。「小さいころから、好きなように生きてきました。ムロで餃子を一生懸命に焼き続けたのは、お客さんにおいしいものを食べてほしい一心です。DJも、お客さんが反応してくれるのがうれしいんです。私の人生、そういう好きなこと、うれしいことの積み重ねなんです」■クラブのお客さんにも気づかいをする純子さんは、餃子店の常連に今も愛されている大病から生還した純子さんのリハビリは、週2回、隣町の西早稲田にあるジャズ喫茶に通うこと。「ジャズが流れる場に身を置いて、心身を元に戻すリハビリです。DJは、体が続く限りずっと続けたいから」現在、餃子店を引き継いでいるおいの建治さんは、純子さんは多くのお客さんに愛されていると話す。店での純子さんは「大ママ」と呼ばれていて、常連さんはいまでも、「大ママは元気?」と、必ず聞いてくるそうだ。「正直、引退してほしくなかったですけど(苦笑)。30年近く一緒に働いてきましたが、伯母は、仕入れ、仕込み、料理、経営、お客との距離感、すべてを掌握していました。いまのレシピも大ママが作った。伯母がムロのすべてを作ったんです」(建治さん)復帰ライブの日、記者は純子さんの若い女のコたちへの気配りを何度も目撃していた。自分の次にステージに上がった女性DJに、サッとドリンクを差し入れたり。横浜からきたファンの女のコを心配し、自分も疲れきっているはずなのに、午前3時にホテルまで送り届けたり。そのことに触れると、建治さんは苦笑気味にこう言った。「いやぁ、以前の伯母は若い女のコは大嫌いだったはず(笑)。でも、DJというツールを手に入れたことで、そんなコたちとの新しい世界が開けたんでしょう。あの年で、新しい世界が持てるなんてすごいし、伯母らしい。アドリアンは変わったやつだけど、伯母とは気が合うみたいです。伯母にしたら、自分の父親と重ねて見ているような思いもあるんじゃないかな。僕らの祖父は、ジャズドラマーで本当にカッコいい人だったから」純子さんのカッコよさ、生き方は、たしかに父の楽之さん(たのし)譲りだろう。「父の名前は論語からとられていて、楽之は“之を楽しむ”ですからね。私も受け継いでいるのかな」純子さんの未来は、無限大だ!「夢は、ニューヨークのクラブでDJすること。コロナでペンディングになったイタリアでもやりたい。イビサ、コルシカ、シシリーも旅行したいし、少しだけ習ったチェロも、また、やりたい。やりたいことはいっぱいなの」
2022年07月03日素敵な女性の先輩を招き、お話を伺う「乙女談義」。7月のゲストは、名曲『シルエット・ロマンス』などでおなじみ、シンガーの大橋純子さん。第1回目をお届けします。キャバレーから漏れ聞こえるラテン音楽にドキドキ…。私は北海道の夕張市出身で、両親は食堂を、親戚も町内で飲食店を営んでいる、そんな環境で育ちました。小さい頃から音楽が大好き。食堂のラジオから流れる演歌や浪曲に始まり、叔父の喫茶店では叔母がかけるラテンのレコードを聴き…。そうそう、地方の商店街ならではの環境ですが、叔父の喫茶店の隣がキャバレーで、喫茶店の2階で寝ていると、壁越しにキャバレーでかかっている音楽が聞こえてくるんです。しかもメロディというよりは、ベースのリズムがブンブン響く(笑)。それを子守唄にして寝ていた記憶があります。ちなみにラテンの音楽って、メロディもリズムもちょっと怪しくて、大人の世界を覗いているようなドキドキ感があるんですよね。そして高校生になった私は、ブラジルのラテンバンド、セルジオ・メンデス&ブラジル’66に運命の出合いをするわけですが、今思うと幼少時代の“壁越しのラテンリズム体験”が布石だったのかもしれません。部室のドアを開けたら、バンドが待っていた?!私が高校生のときは、いわゆるグループサウンズ絶頂期。学校にもいくつかバンドがあり文化祭で演奏をしたりもするんですが、当時は女の子がバンドをやるような時代ではなく、私は「どうして女のボーカルがいないんだ…」と、男子を羨ましく見ていたものです。進学で札幌に出て、ぜひ音楽をやりたいと思ったものの、私の短大にはそういったサークルがなく、思い切って北海道大学を一人で訪ね、軽音楽サークルと書かれた扉をノックしたんです。中では大学生たちがバンド演奏をしていて、「見学?音楽好きなの?歌える?」といきなり勧誘されまして(笑)。バンドで歌う経験をしたのはそれが初めて。なんて楽しい、なんて気持ちいい!結局その日、バンドに加入してしまいました。あの日に部室で、マイクを使って歌を歌う醍醐味を初めて味わい、快感に夢中になり、そこから私はずっと、それこそ今日までやみつきです。ドアをノックして本当によかった。おおはし・じゅんこ1950年生まれ、北海道出身。『たそがれマイ・ラブ』や『シルエット・ロマンス』などのヒットを飛ばす。7/15、松崎しげるさんや渡辺真知子さんらと「江戸川音楽祭2022」に出演予定。※『anan』2022年7月6日号より。(by anan編集部)
2022年07月01日元NHKアナウンサーの久保純子さんは、大みそかの『NHK紅白歌合戦』の司会を務めるなど、大活躍していました。プライベートでは、2000年に大学の同級生だった会社員男性と結婚。そして2002年に長女、2008年には次女を出産しています。現在はアメリカ・ニューヨークに在住。そんな久保さんのプライベートに迫ります!次女の卒業式に出席 この投稿をInstagramで見る 久保純子(@kubojunkony)がシェアした投稿 アメリカでは、今が卒業シーズン。久保さんは、「いつまでも小さいと思っていた娘も、9月からは高校生。感慨深いです。新しい世界をいっぱい冒険してね」、「#アメリカは13歳14歳で中学卒業」と次女の卒業式に出席したことを報告しました。投稿された1枚目の画像は、黒のノースリーブに黒のパンツスタイルで花束を持った姿。2枚目は、娘さんとのツーショット。娘さんの顔はハートマークで隠されていますが、輪郭や口元が母娘でよく似ていることがわかります。そして、久保さんのNHK時代と変わらぬスタイルや50歳とは思えないかわいらしい笑顔に見とれてしまいます。この投稿に、元フジテレビアナウンサー・中村江里子さんは「お嬢さん、輪郭や口元、ママにそっくり」とビックリ。ほかにも「ご卒業おめでとうございます‼素敵なハイスクールライフになりますように」「相変わらずお綺麗ですね!」「口元も輪郭も分け目もそっくりですね!素敵な笑顔の母娘写真に癒されました」「美のDNAはしっかりと受け継がれていきますね」などの声が届いています。現在、幼稚園の先生としても働いてる久保さん。いくつになっても挑戦しつづける姿に、とても刺激を受けます。
2022年06月27日翔愛学園の生徒になって楽しむオンラインコミュニティ「キャラフレ」では、6月の校外学習『檜原村・数馬分校記念館』イベントを実施します。常設マップの「檜原村」に「数馬」エリアが登場。『数馬分校記念館』『九頭龍の滝』『九頭龍神社』『龍神の滝』を見学できます。ゲーム開発を手がける株式会社エイプリル・データ・デザインズ(本社:東京都世田谷区。代表取締役:濱田功志。以下、エイプリル。)は、ブラウザで手軽に楽しめる、多人数参加型学園コミュニティ「キャラフレ」( にて6月の校外学習『檜原村・数馬分校記念館』を公開することをお知らせします。常設マップの「檜原村」に、『数馬』エリアがオープン。『数馬分校記念館』などを見学できますキャラフレの校外学習イベントとは翔愛学園の生徒になって楽しむ学園生活コミュニティ『キャラフレ』では、東京都で唯一の村『檜原村』全域を実装するプロジェクトを進めています。今回オープンするのは、南秋川側にある『数馬地区』周辺。廃校となったあと、記念館として保存・公開されている『数馬分校』や、『九頭龍神社』、『九頭龍の滝』、『龍神の滝』へ訪れることができるようになります。『檜原村』で、豊かな自然と懐かしい風景をお楽しみください。『キャラフレ』は、基本プレイ無料・アイテム課金のブラウザゲームで、どなたでも手軽に登録し、すぐに楽しんで頂けます。新型コロナ禍のこの時期に、ご自宅のPCやスマートフォンから気軽に旅行体験をお楽しみください。『檜原村・数馬分校』校外学習イベント日程2022年6月4日(土)17:00~ 常設オープンキャラフレ - charafre.net : ご協力を頂きました施設様には、以下にご紹介させて頂くと共に、この場を借りてお礼申し上げます。檜原村・数馬エリア数馬分校記念館数馬分校記念館|校舎廃校当時のまま保存された黒板九頭龍の滝九頭竜の滝九頭竜の滝九頭龍神社九頭龍神社九頭龍神社|本堂龍神の滝龍神の滝龍神の滝ドレスくじ『つゆのつき』販売2022年6月3日(金)17:00 ~梅雨の季節からイメージを膨らませた新作衣装が販売されます。※有料ゲーム内通貨(コイン)が必要です。ドレスくじ|つゆのつきメッシュな部屋2022年6月5日(日)17:00 ~マンションにぴったりのロールカーテンを始めとする、初夏に涼し気なインテリアアイテムが販売されます。※お買い求めには、コイン(有料ゲーム内通貨)が必要です。マンションに涼し気なインテリア|メッシュな部屋沼の生き物採集 アンコールイベント2022年6月4日(土)15:00 ~翔愛学園に隣接する裏山にある奥の沼にて沼の生き物の卵を採集し、部屋に飾って孵化と成長を観察するイベントです。沼の生き物採集キャラフレとは『キャラフレ』は、webブラウザで動作する学園生活コミュニティゲームです。プレイヤーはオンライン上の仮想学園、『翔愛学園』の生徒となり、ゲーム内のキャラクターや、ゲームに参加する他のプレイヤーとの出会いを通じて、学園生活を疑似体験することができます。webブラウザで動作するため、特別なアプリケーションをインストールする必要が無く、ノートPCやタブレット、スマートフォンでも快適に遊ぶことができます。キャラフレの特徴・「多人数同時参加型2Dアドベンチャーゲーム」という、独自システムを開発・採用。・2Dアドベンチャーゲームのシステムと多人数参加型オンラインゲームのシステムを融合。・“天使の羽”を集め、翼を育てるストーリー。・チャット未経験者でもコミュニケーションを楽しめるゲームチャット。・プレイヤーをとりまく様々なイベント、想い出深いストーリーが満載。(毎月追加配信予定)・豊富で個性的な登場人物。・たくさんの髪型や表情、細かく描き込まれたコスチュームなどで個性を演出。タイトル概要サービス名称:キャラフレURL: 対応ブラウザ:Microsoft Edge、Chrome、FireFox等主要なブラウザに対応価格:基本無料プレイ・アイテム課金開発:株式会社エイプリル・データ・デザインズ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月03日