友人のサクさんに誘われ、初めてパーソナルカラー診断を受けた、かどなしまるさん。かどなしまるさんのパーソナルカラーはビビッドな色合いが似合う「ブルベ冬」だと判明。自分の新たな一面を知り、これまで抱えていたメイクの悩みも解消できました。 むしろお得じゃない?※「パーソナルカラー診断」の料金はサロンによって異なります。 診断の最後に一番似合っていた「ベストカラー」で記念撮影をすることになった2人。サクさんはベビーピンクを選び、かどなしまるさんはブルーを選択しました。 しかし、先生の勘違いでマゼンダで撮影することに。先生から「あまりにもしっくりきていたから間違えてしまった」と言われ、かどなしまるさんは深く納得します。 これまで自分では手に取ることはなかった「マゼンダ」との出会いは、かどなしまるさんにとって衝撃的でした。そして、ここぞというときにはマゼンダの力を借りようと心に決めました。 自分には何が一番似合っているか、というのは客観的な視点があって初めてわかるのかもしれません。「パーソナルカラー診断」をきっかけに、自分自身を見つめ直すことができた2人。金額だけを見たら高額な印象ですが、それ以上の価値がある体験ができたといいます。 「似合う色」を知っていれば、洋服やコスメを選ぶ時の指針になりますよね。「好きな色」も大切にしながら、もっとおしゃれが楽しくなりそうです! かどなしまるさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで読むことができます。ぜひチェックしてみてくださいね! ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター かどなしまる
2023年11月09日「パーソナルカラー診断」を受けることになったアラサーOLの「かどなしまる」さんと友人・サクさん。かどなしまるさんは「ブルベ冬」、サクさんは「ブルベ夏」と診断され、予想外の結果に驚きます。自分に似合う色を知った後は、似合うメイクについてレクチャーがあり……? まさに目からウロコ! パーソナルカラーの診断が終わり、メイクのレクチャーを受ける2人。かどなしまるさんもサクさんも、これまでブラウン系のコスメを愛用していましたが、顔がぼんやりしてしまうことが悩みでした。 実は、ブルベさんにとってブラウンは苦手な色のひとつでもあります。なかでも暖色系や黄みがかったブラウンは、肌が黄色にくすんで見えたり、ぼんやりした印象を与えてしまったりすることも。 ブラウンといってもさまざまな色合いがあるので、もちろんブルベさんに似合うブラウンもあります。かどなしまるさんたちが使っていたブラウンコスメは苦手な色合いだったのかもしれません。 その後、似合う色合いのメイクをしてもらった2人。メイクのおかげで肌に透明感が出て、今までと印象がガラッと変わり大喜びです! メイクひとつで顔の印象がこんなにも変わると知り、目からウロコの経験となったそうですよ。 かどなしまるさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで読むことができます。ぜひチェックしてみてくださいね! ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター かどなしまる
2023年11月08日【ブルベイエベ診断レポ 第6話】友人・サクさんに誘われ、「パーソナルカラー診断」を受けるアラサーOLの「かどなしまる」さん。2人とも「ブルベ」と診断され、かどなしまるさんブルベのなかでも「冬」タイプだとわかり……? かどなしまるさんが「ブルベ冬」と診断され、続いては友人のサクさんの番となりました。サクさんは自身のパーソナルカラーを「イエベ秋」だと思っていましたが、「ブルベ」と診断されびっくり! さらに細かく見ていくと、サクさんはパステルカラーが似合う「ブルベ夏」だと判明。自分が診断されているときはピンとこなかったようですが、診断の様子を客観的に見ると「似合う・似合わない」が一目瞭然で驚くかどなしまるさん。 「ブルベ夏」のなかでも特に淡いピンクが似合うとわかり、サクさんは驚きます。自分に似合わないと思っていた色が実は一番似合うとわかり、うれしそうなサクさん。新しい扉を開いたときの感動がこちらにも伝わってきますね♪ かどなしまるさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで読むことができます。ぜひチェックしてみてくださいね! ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター かどなしまる
2023年11月05日アラサーOLの「かどなしまる」さんは友人から誘われ「パーソナルカラー診断」を受けに行くことに。 そして、「ブルベ」だと診断された、かどなしまるさん。ブルベのなかでも、「夏」タイプか「冬」タイプなのか見ていくと……? 再び「ブルベ」に該当するカラードレープを当てていくと、色によって顔の印象が変わります。かどなしまるさんの場合、「ブルベ夏」にあたるパステルカラーを当てると、顔の輪郭がぼやけて丸みが目立ちズドンとした印象になってしまったのだとか。 反対に「ブルベ冬」にあたるビビッドカラーを当てていくと、顔の輪郭スッキリして肌色がきれいに見えたそう。こうして、かどなしまるさんのパーソナルカラーは「ブルベ冬」だとわかりました。 当てる色が変わるだけで、顔の印象が大きく変化するというのは面白いですね。反対に、似合わない色を身につけていると、本来持っている自分の良さが活かせない可能性も。パーソナルカラーを知ることで、おしゃれ度がグッと上がりそうです。 かどなしまるさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで読むことができます。ぜひチェックしてみてくださいね! ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター かどなしまる
2023年11月03日アラサーOLの日常を描いたコミックエッセイをブログなどで発信している「かどなしまる」さん。ある日、友人から「パーソナルカラー診断」のお誘いを受け、一緒に行くことに! 「ブルベ」「イエベ」という言葉は聞いたことがありましたが、自分がどのタイプかはわかっておらず、初めて診断をしてもらうと……?【あらすじ】アラサーOLのかどなしまるさんは、ある日友人から誘われパーソナルカラー診断を受けることになりました。まず普段のメイクやよく選ぶ洋服の色を振り返り、どのようなカラーを選ぶ傾向にあるのかを確認しました。そしていよいよ、ドレープを使った本格的な診断がはじまり……? パーソナルカラー診断といえば、カラフルなドレープを次々と当てて、似合う色を判断していく様子を思い浮かべる人も多いはず。かどなしまるさんも鏡の前に座り、顔にドレープをあててもらいます。まずは、「ブルベ夏」と「イエベ春」に該当するカラーのドレープを見比べていくと……? かどなしまるさん本人はあまりピンときていないようですが、友人のサクさんから見ると、どちらの色が合っているのかは一目瞭然のようです! その様子を見て先生は「自分自身ではよくわからなくても他人の目から見たらすぐにわかるので、診断は2人でくるのがおすすめなんです」と言います。 たしかに、自分で自分を見た印象と他人が自分を見た印象には少なからず差がありますよね。誰かと一緒に診断を受けられれば、「自分はこうだ」という思い込みを取り除いたフラットな状態で似合う色を見つけられそうですね! かどなしまるさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで読むことができます。ぜひチェックしてみてくださいね! ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター かどなしまる
2023年04月26日アラサーOLの日常を描いたコミックエッセイをブログなどで発信している「かどなしまる」さん。ある日、友人から「パーソナルカラー診断」のお誘いを受け、一緒に行くことに! 「ブルベ」「イエベ」という言葉は聞いたことがありましたが、自分がどのタイプかはわかっておらず、初めて診断をしてもらうと……?【あらすじ】アラサーOLのかどなしまるさんは、ある日友人から「パーソナルカラー診断に行かない?」とお誘いを受けました。これまでアプリなどを使った簡易的な診断は受けたことがあったようですが、本格的なものは初めて! まず、普段のメイクや着ている洋服の色などについて聞かれました。すると、自分がいつもどのような色を選んでいるかが見えてきて……? みなさんは自分のパーソナルカラーを知っていますか? 「日本人は黄色人種だからイエベが多い」「ブルベは希少」という話を聞いたことがある方もいるかもしれません。しかし、かどなしまるさんが診断をしてもらった先生によると、実際には日本人のなかで一番多いのは「ブルベ夏」だそう。 この事実に、かどなしまるさんたちもびっくり! 人によっては、自分で思い込んでいるパーソナルカラーと実際の色は違う場合があるかもしれませんね。 そして、話は洋服の色選びについて移ります。先生によると、洋服に関しては自分のパーソナルカラー以外の色や好みの色を選んでも、おかしな印象にはなりにくいのだとか。ただ、色によっては顔色がくすんでしまうことがあるので、TPOに合わせて自分に似合う色の洋服を選ぶことが大事なのだそう。 パーソナルカラーに縛られすぎて、自分の着たい色合いの服が選べない……。なんて声を聞くこともあるので、このアドバイスはうれしいですね。季節や気分に合わせて好きな色を楽しみながら、自分に似合う色も把握しておくとファッションの幅も広がりそうです♪ かどなしまるさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで読むことができます。ぜひチェックしてみてくださいね! ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター かどなしまる
2023年04月24日アラサーOLの日常を描いたコミックエッセイをブログなどで発信している「かどなしまる」さん。ある日、友人から「パーソナルカラー診断」のお誘いを受け、一緒に行くことに! 「ブルベ」「イエベ」という言葉は聞いたことがありましたが、自分がどのタイプかはわかっておらず、初めて診断をしてもらうと……?【あらすじ】アラサーOLのかどなしまるさんは、ある日友人から「パーソナルカラー診断に行かない?」とお誘いを受けました。これまでアプリなどを使った簡易的な診断は受けたことがあったようですが、本格的なものは初めて! まずはじめに、普段のメイクを見てもらうことになり……? 初めてパーソナルカラー診断を受けることになった、かどなしまるさん。まず、普段のメイクを確認することになりました。いつも使っているアイシャドウやチーク、リップなどの色を聞かれると、かどなしまるさんの場合ブルーベースカラーとイエローベースカラーのコスメが混在していることが判明。 さらに、かどなしまるさんはしっかりメイクをしていても「メイクしてる?」と聞かれてしまうことが多いのだとか。メイクで顔が華やかにならず、ずっと悩んでいるそう。 コスメを選ぶ際は、気に入った色合いのもの手に取ることも多いですが、いざメイクをすると「あれ…似合っていない?」なんてこともありますよね。そんなときに、肌タイプを参考にコスメを選んでみると自分にぴったりのコスメに出合えるかもしれません。みなさんは、かどなしまるさんのようにメイクのお悩みはありますか? かどなしまるさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで読むことができます。ぜひチェックしてみてくださいね! ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター かどなしまる
2023年04月23日アラサーOLの日常を描いたコミックエッセイをブログなどで発信している「かどなしまる」さん。ある日、友人から「パーソナルカラー診断」のお誘いを受け、一緒に行くことに! 「ブルベ」「イエベ」という言葉は聞いたことがありましたが、自分がどのタイプかはわかっておらず、初めて診断をしてもらうと……?【あらすじ】アラサーOLのかどなしまるさんは、ある日友人から「パーソナルカラー診断に行かない?」とお誘いを受けました。これまでアプリなどを使った簡易的な診断は受けたことがあったようですが、本格的なものは初めて! 興味を持って、そのお誘いに乗ると……? 初めてのパーソナルカラー診断では、雑誌などで掲載歴のある有名な先生だったそう。この日、かどなしまるさんが受けた診断は、普段のメイクを見ながらパーソナルカラーの診断をしてもらい、最後に自分に合うフルメイクをしてもらえるというコース。 ドキドキしながら、普段のメイクを先生に見せたかどなしまるさん。どのような色合いがあっているのか、気になりますね。 普段なにげなくしているメイクでも、自分に合っている色使いがでているかどうかでガラリと印象が変わります。みなさんはご自身に合う色を把握していますか? かどなしまるさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで読むことができます。ぜひチェックしてみてくださいね! ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター かどなしまる
2023年04月20日子どもはかわいいはずなのに、子育てをしているとイライラして、つい大声を出してしまったり、手を上げてしまったり。そんな自分に自己嫌悪におちいっているママも多いのではないでしょうか。さら助産院(埼玉県)のベビーマッサージクラスで開催されたミニ講座「たたかない・どならない子育て」にて、NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク理事などを務める高祖常子さんに話を聞きました。子育て中はイライラするのが当たり前講座に集まったのは0歳児の赤ちゃんとママ12組。講座は、ママたちに、「たたかない、どならない育児」と聞いて思うことを、一言ずつ話してもらうところからスタート。「しつけに厳しい父にたたかれて育った。子どもとどう向き合ってよいのかわからない」、「よその親が怒鳴っているのを見ると、将来ああなるのはイヤだなと思ってしまう」、「上の子がイヤイヤ期。毎朝、『今日は怒らない』と決意するのに、夕方には怒ってしまい、自己嫌悪になる」などの意見が出ました。うなずきながら聞いていた高祖さんは、「これから子どもが成長する過程で、イライラする瞬間は絶対にあります。そのときの対処方法を知っておくと、どなったり、たたいたりすることを避けられます」。赤ちゃんが泣き止まないときは?~これだけはやらないで!「0歳時の赤ちゃんに対しても、『泣き止まない』などの理由でイライラすることはありますよね。未熟な状態で生まれてくる人間の赤ちゃんにとって、泣くことは生きるための手段なのです。お腹がすいた、眠いといった理由だけでなく、なんとく気分がすっきりしない、という理由で泣くこともあるでしょう。何をしても泣きやまないときは、『泣きたい気分なのね』と泣かせてあげればいいのです」。高祖さんが挙げた、赤ちゃんが泣き止まないときでも、やってはいけないこと。・強く揺さぶる・投げる・口をふさぐ・たたく以上は、赤ちゃんの命を守るためにも、絶対にやめてくださいとのこと。イヤイヤ期はどうする?~「たたかない」と決める「自我が出る2~3歳は、『イヤイヤ期』と言われますが、これは成長のステップ。自分の気持ちを表現できるようになったということです。ただ、相手のことを考えたり、場の雰囲気を察したりすることはできない、気持ちを切り替えることも難しいので、大人にとって大変な時期であることは確かです。でも、子どもの主張を『ダメ!』と押さえつけてしまうと、自己表現の機会を奪ってしまいますし、たたいて言うことを聞かせる方法を取ると、親の顔色を見て行動する子になってしまうかもしれません。『軽くたたく』のつもりが、エスカレートする危険性もあります。とにかく、『たたかない』と決めてください」。子どもの困った行動には?~まずは子どもの気持ちを受け止めるでは、子どもが自分勝手なことを言ったり、迷惑な行動を取ったりした場合、どうすればいいのでしょうか。「怒る前に子どもの感情を受け止めることが大事です。たとえば、靴を履かない子に、頭ごなしに『履きなさい!』とどなるのではなく、『そうなんだね。履きたくないんだね』と気持ちを代弁してあげる。『じゃあ、これとこれ、どっちを履きたい?』と本人に選択肢を与えてあげるのもいいですね。部屋で棒を振り回そうとする子に、『ここでは危ないからやめてね』と制止するのはもちろん。でも、何度もやるのなら、それはやっぱりやってみたいから。『ここは危ないけど、人がいない公園ならいいよ』、『風船で作った棒ならいいよ』など、代替案や条件を示してあげたり、『どこならいいかな?』と一緒に考えたりするのもいいですね。威圧するのではなく、自分で考えて行動するように導いてあげることができれば、社会に出てからも、自分で判断・行動できる子になります」。上の子に厳しく当たってしまう場合は?~上の子に向き合う時間を作る「ママが赤ちゃんのお世話で大変なときに、上の子にわがままを言われて、イライラして当たってしまうことも多いですよね。そういう場合は、たとえば、『おっぱいが終わったら、二人で絵本を読もうね』のように、具体的な約束をしてみましょう。月一回でもいいので、下の子をパパに任せて上の子に向き合う時間を作ってあげるのもいいですね。おいしいおやつを食べて『ママと○○ちゃんとの秘密だね』と伝えたら、上の子はきっとうれしいはず。頭をなでたり、下の子に優しくしてくれたら『ありがとう。うれしそうだよ!』とほめて、下の子の気持ちを伝えましょう。心を満たされると、下の子にも優しくできるようになります」。ママのイライラを逃す方法を知っておこう「イライラしてたたいたり怒鳴ったりしそうになったときに、クールダウンする方法を知っておくといい」ということで、高祖さんのおすすめは、たとえばこんなこと。・子どもから離れる・深呼吸する・数を数える・お皿洗いなどで心を浄化する「触ってはいけないものは高い場所に片づけておく、お菓子売り場を通らない工夫をするなど、イライラする要因を排除することも大切ですね。また、日頃から少しでもリラックスする時間を作って、ガス抜きすることも必要です。一時託児サービス利用したり、パパに預けたりして、1時間でも2時間でも、一人になる時間を作ってください。家事もがんばりすぎないで、疲れた日はお惣菜を買うなど、手抜きをしてもいいのです」。相談できる人を見つけよう「日中一人でがんばっているママには、大人の会話をしたり、小さなことを相談したりできる人が必要」と高祖さん。「まずは、パパと向き合うことをあきらめないで。二人で、『子どもにはどんな大人になって欲しいか』を話し合ってみることも必要です。一時的な感情を子どもにぶつける対応が、思い描く将来のわが子の姿につながるのか、ということも見えてきます。でも、パパは帰りが遅かったり、話を聞いてもらえなかったりすることがあるかも。そういう場合は、両親でも、ママ友でも、行政の担当者でもいいので、とにかく相談できる人を見つけて欲しいですね」。私も7歳と3歳の育児中。毎日、仕事も家事もするべきことは山ほどあって、そのうえ子どもたちが思い通りにいかないと、ついつい大きな声に。子どものためにはならないと、わかってはいるのですが。早速、「どなりそうになったら深呼吸」を実践してみようと思います。取材協力:さら助産院特定非営利活動法人児童虐待防止全国ネットワーク<文:フリーランス記者鯰美紀>
2016年06月20日「どならない」のではなく、「どなる頻度」を減らす 叱る=しつけにはならない!? どならない子育ての練習(1)「身支度をグズグズする子」への処方せん どならない子育ての練習(2)「ごはんを集中して食べられない子」への処方せん どならない子育ての練習(3)「出かける前なのに遊び続ける子」への処方せん の続きです「つい子どもにキレて、自己嫌悪になる。そんなの、僕だってよくあります」。と言うのは、『どならない子育て』の著者、伊藤徳馬さん。プライベートでは2児の父だ。伊藤さんが実際にご自分の娘さんに試し、その効果を実感した「どならない子育て練習法」について、5回に渡ってお届けしたこの特集も、今回が最終回。伊藤さんのお話の中から、私が印象に残った部分をまとめてみた。「褒められて育っていない」のに「褒める子育て」をするのは難しい「私も含めて、今の子育て世代は、『(子どもを)褒めましょう』と言われても、自分たちは褒められて育っていないし、あいまいな表現で指示を出されてきたし、重たい罰をもらって育ってきました。だから、なかなか子どもを褒められないし、『褒めて育てるのなんて理想論だ』とも思えてしまいます。今はそれだけ混沌としているのです。」(伊藤さん)なるほど!と、思った。自分がされていないことを、子どもにやれと言われても…。自分たちはそう育てられていないのに、子育ての専門家は口を揃えて「子どもは、褒めましょう」と言う。混乱が起こるのは、ごく当然のことなのかもしれない。そこで役に立つのが、具体的な方法論。「母性が」とか「努力が」という観念論ではなく、今まで紹介してきた「具体的な方法論」があると、目の前の霧がパーッと晴れたような気分になった。みんな、実生活ではどなっている「ここは、とっても大事だし、強調しておいて欲しいのですが」と念押しされたのが、「伊藤さんも、実生活では完全にどならなくなったわけではない」という事実。伊藤さんは市役所の職員なので、講座の受講者が生活圏内に住んでいるということもありえる。だから最初に、「近所のスーパーなどで私を見かけても、子どもをめちゃくちゃ叱っている場面だったりしたら、見て見ぬふりをしてくださいね」と必ず伝えているとか。また、家庭内では妻に「どならない子育て」をレクチャーしないことも心がけている。「そんなことを上から目線で行ったら、『じゃあ、アナタやってよ!』とキレられるだけですから。僕以外の講師陣の男性たちはみんな、そこはとても気をつけている点です。」(伊藤さん)頭でわかっていても、できないことなんて山ほどある。ましてや夫に上から目線で言われたら、そりゃ、キレて当然だ。では、どうするのか? 「実際に自分がやってみせるという積み重ねです」と伊藤さん。なるべく気楽に!伊藤さんにマンツーマンでお話を伺い、原稿を書いた私。けれども、「明日から立派な母になれるか?」というと、まったくもって自信がない。というか、「無理だ!」と、この場で断言できる。では、伊藤さんのお話がムダだったのか?というと、それもまったく違う。今回教えてもらったことは、必ず頭の片隅に残っているからだ。それを少しだけ実践してみるだけでも、きっと何かが違ってくることだろう。なるべく気楽に! ボチボチとがんばってみたいと思う。(楢戸ひかる)「どならない子育てについて、もっと、知りたい!」と思った人は◇つい子どもにキレて自己嫌悪…そんな私にサヨナラ!NHKあさイチ、朝日新聞、読売新聞などで話題! 人気のあの講座が本になりました。◇ どならない子育て (著者:伊藤徳馬/ディスカヴァー・トゥエンティワン) 定価:1,300円(税別)
2015年11月01日「つい子どもにキレて、自己嫌悪になる。そんなの、僕だって、よくあります」。と言うのは、『どならない子育て』の著者、伊藤徳馬さん。プライベートでは2児の父だ。伊藤さんが実際にご自分の娘さんに試し、その効果を実感した「どならない子育て練習法」。今回は、「出かける前なのに遊び続ける子」に対して、使うとどんなアプローチになるのか? 具体的な実例で検証をしてみよう!「どならない子育て練習法」の基本的な考え方は、コチラをどうぞ! 「どならない」のではなく、「どなる頻度」を減らす 叱る=しつけにはならない!? どならない子育ての練習(3)出かける前だというのに、つみ木遊びを切り上げられない三郎くん朝の身支度がやっと終わり、保育園に行くまでには少し時間があります。三郎くんは、お気に入りのつみ木遊びを始めました。ママと三郎くんは「15分後に出かけるから、積木を片付けようね」と約束していました。15分経って、出かける時間になったので、ママは三郎くんに「出かけるから、つみ木を片付けて」と言いました。すると、三郎くんは、「まだ遊ぶ! 片付けるの嫌だ!」と大声で叫んで、持っていた積木を投げました。 不穏な空気が漂いまくり! ここは難しいが、あえてノーヒントで、肯定的な表現を使って、簡潔に何をすべきかを三郎くんに伝えてみよう。「優先順位が一番高い」と親が思うことだけを叱る今回の場合、三郎くんは3つの問題行動を起こしている。1.約束を守らず、片付けをしなかった2.イヤだと大声で叫んだ3.つみ木を投げた 子どもが一度に複数の問題行動をした、もしくは子どもを注意したら反抗して新たに悪さをした、というのはよくあること。「この時どう対応するかというと、1つに絞って話すのです。親としては、どれもつぶしておきたいところですが、ぐっとこらえて、優先順位の一番高いことだけについて叱るのです。」(伊藤さん)3つとも一気に指摘しようとすると、お説教が長くなる。そうなると、親が一生懸命叱った努力は報われず、子どもには話が多すぎて内容がぼやけてしまう。それよりも、ここは気持ちを切り替えて、1つに絞るほうが効果的。なぜなら、その方が伝わりやすいから。「あと、ここでも共感的な表現が欲しいところです。これがあるだけで、話が通りやすくなります。」(伊藤さん)答えとしては、「片付けるのがイヤなのはわかったけど、大声で叫ぶのはよくないよ。ママと同じ声の大きさで、もう一度『イヤだ』っていってみて」または「積木を投げるのはよくないよ。拾って」などだ。口答えにはどう対応するのか?しぶしぶ片づけをはじめた三郎くん。しかし、納得できなかったらしく、片付けを途中でやめてしまった。ママが再度、「片付けて」と言うと、三郎くんは「あとでまた遊ぶから片付けない。テレビだってしまったりしないでしょ」と屁理屈をママに言う。 ここでは、「積木を片付けること」だけに絞って三郎くんに話をしてみる。三郎くんに何をすべきかシンプルに伝えてみよう。答え:「まず片付けよう」三郎くんは、口答えを続けた。「なんでいつも片付けないといけないの! また遊ぶのに! ママのいじわる!」 三郎くんに何をすべきか伝えてください。答え:「三郎くん、片づけよう」三郎くんは口からつばを出して、「ぶーっ」と吹いて抵抗しました。でも、まだ話は通じそうで、かんしゃくは起こしていない。 三郎くんに何と伝えるべきか? 「共感的表現」を入れつつ、三郎くんに何をすべきか伝えてみよう。答え:「はいはい。片付けよう。片付けしたくないのはわかったよ。それに、まだ遊びたかったんだよね。それはわかった。でもね、もう出かける時間だから片付けよう」「子どもがかんしゃくを起こすわけではなく、抵抗はしていても話が通じる状態であれば、このようなやりとりで結構丸くおさまったりしますよ」と、伊藤さん。しかし、それにしても根気強すぎやしないか? 私には無理だ!!心と時間に余裕がある時にトライしてみる「もちろん、いつもこんな対応ができる親なんていません。さきほどのやり取りは、心と時間に余裕のある時だけ、トライしてみてください。もしかしたら、それでうまくいって、成功体験ができたらラッキーくらいの気持ちで。イライラしている時、気持ちに余裕がない時は、このような対応ができなくて当然です。できなくても気にしないでください。」(伊藤さん)ホッ。それなら、良かった。「心と時間に余裕がある時だけで良いのなら、トライできるかも」と、なぜか安堵する。子どもの口答えにつられて、話の焦点がぼけないように気をつける「それと、子どもが口答えをすると黙っていられず、会話上でも1つ残らずつぶそうとする親御さんの姿をよく見かけます(会話が好きな方に多いような気がします)。子どもの口ごたえにつられて、話の焦点がぼやけないように気をつけましょう」それも、私やっていますけど!? 子どもとの接し方の根本を、見直したくなってきた。次回はいよいよ「どならない子育て」の最終回。伊藤さんへの取材で印象に残った発言をまとめました。(楢戸ひかる)「どならない子育てについて、もっと、知りたい!」と思った人は◇つい子どもにキレて自己嫌悪…そんな私にサヨナラ!NHKあさイチ、朝日新聞、読売新聞などで話題! 人気のあの講座が本になりました。◇ どならない子育て (著者:伊藤徳馬/ディスカヴァー・トゥエンティワン) 定価:1,300円(税別)
2015年10月31日「つい子どもにキレて、自己嫌悪になる。そんなの、僕だってよくあります」。と言うのは、『どならない子育て』の著者、伊藤徳馬さん。プライベートでは2児の父だ。伊藤さんが実際にご自分の娘さんに試し、その効果を実感した「どならない子育て練習法」。今回は、「ごはんを集中して食べられない子」に対して使うとどんなアプローチになるのか? 具体的な実例で検証をしてみよう!「どならない子育て練習法」の基本的な考え方は、コチラをどうぞ! 「どならない」のではなく、「どなる頻度」を減らす 叱る=しつけにはならない!? どならない子育ての練習(2) 朝ごはん中に牛乳の入ったコップを揺らしたり、窓の外が気になる次郎くん身支度が終わった後は、朝ごはんです。次郎くんは、目の前の食事にちっとも集中せず、ごはんを食べながら牛乳の入ったコップを揺らして遊んだり、窓の外を見たりしています。「もう、早く食べてよ。保育園に行く時間でしょ!」という言葉が喉から出かかりましたが、ぐっと飲み込んで。さて、まず何をしましょうか? 今回は「 子どもへの伝え方 ポイント4つ 」のうち、「環境を整える」と「肯定的な表現」の2点の練習をしてみよう!環境を整え、シンプルに伝えるまず、環境面を整える。答えは、「子どものそばに行き、目線を合わせる。コップから手を離させる」だ。子どもに声をかけて、子どもがママの目を見る。これでやっと、「伝える環境が整った」と考える。次は、行動を具体的に表現するのをパワーアップさせて「肯定的な表現」を使う。「コップを持つなら牛乳を飲んでね」とか、「遊ぶのはよくないよ。ごはんを食べてね」となる。ちなみに否定的な表現であれば、「コップで遊ばないで」となる。窓の外が気になることについては、「次郎、前を向いて食べてね」とシンプルに伝える。ママが使いがちな疑問形3パターンここで、伊藤さんからのワンポイントアドバイス。「講座の中で、ママ達の答えに疑問形がよく登場します。この疑問形の使い方、ちょっと注意が必要です」<パターン1> 伝いたいことを明確にしてフラットに聞く疑問形ママ「今さぁ、横向いて食べているけど、それはよいこと? 悪いこと?」次郎「悪いこと」ママ「そうだよね、じゃあ前を向いて食べよう。これは子どもに考えさせたり、子どもの理解を確認できていて良い。<パターン2> 優しすぎる疑問形ママ「次郎くん、何をしているのかな?」次郎「ごはん食べているの」ママ「そうかぁ。今、横向いて食べてるけど、それはいいことかな?」次郎「いいことだよ」ママ「うーん、ママは横を向くのはいけないことだと思うけど、どうかな?」講座内でトレーナーは子ども役をするので、伊藤さんは子ども役で何度もこのパターンに出くわしているそう。そして実感を込めて、「これは本当にわかりにくいです」と言う。その場の雰囲気を理解すれば、言われているニュアンスが「横を向くな、前を向け」なのはわかるはずだが、言われている側からすると、ただ質問されているだけで、親の意図がわからなかったりする。<パターン3> 親の怒りやイヤミが込められた疑問形ママ「ねぇ! ママなんて言いたいかわかる?」「これもわかりにくいです。私自身も、妻から唐突に『ねぇ! 何か言うことないの? なんで怒ってるかわかる?』と言われると困ります(汗)。」(伊藤さん)サーッと血の気が引いた気分になった。たしかに、夫に同じことをされたら、気分が悪くなりこそすれ、「〇〇しよう」という前向きな気持ちにはまったくなれない。当然、子どもだって同じだろう。大好きなママにケンカ腰の声かけをされたら、それだけで心臓バクバク。ちょっとだけ想像力を働かせて子どもの立場になってみると、普段、子どもの置かれている状況が、かなり厳しいことが理解できた。伝わらないと親がしんどくなるだけ「あと、『なんで〇〇するの!』」というのもわかりにくいです。『なんで着替えないの!』『なんでお茶をこぼすの!』というやつですね。」(伊藤さん)一応、質問というかたちはとっているが、皮肉や責めることが目的であって、理由を聞く気がない。子どもが理由を答えようと「だって」と言うと、即座に「だってじゃないでしょ!」とカウンターが飛ぶ。嗚呼、ありがちすぎる!!!「パターン2とパターン3は、直接はっきりと言わず、言外の意図を察しなさいというわかりにくい表現です。そんな質問をするのなら、率直に『横は向かずに前を向いて食べてね』とシンプルに言ったほうがよっぽど伝わりやすくて楽です。伝わらないと親がしんどくなるだけです。」(伊藤さん)はぁ……。今まで私は何をやっていたのだろう? という気になってくる。気を取り直して、次回は、「出がけ前なのに遊び続ける子」に対して、「どならない子育て練習法」を使うとどんなアプローチになるのか? 具体的な実例で検証をしていきます。(楢戸ひかる)「どならない子育てについて、もっと、知りたい!」と思った人は◇つい子どもにキレて自己嫌悪…そんな私にサヨナラ!NHKあさイチ、朝日新聞、読売新聞などで話題! 人気のあの講座が本になりました。◇ どならない子育て (著者:伊藤徳馬/ディスカヴァー・トゥエンティワン) 定価:1,300円(税別)
2015年10月31日「つい子どもにキレて、自己嫌悪になる。そんなの、僕だって、よくあります」。と言うのは、『どならない子育て』の著者、伊藤徳馬さん。プライベートでは2児の父だ。そんな伊藤さんが実際にご自分の娘さんに試し、その効果を実感した「どならない子育てプログラム」。今回は、「身支度をグズグズする子」に対して、「どならない子育て練習法」を使うとどんなアプローチになるのか? 具体的な実例で検証をしてみよう!「どならない子育て練習法」の基本的な考え方は、コチラをどうぞ!・ 「どならない」のではなく、「どなる頻度」を減らす ・ 叱る=しつけにはならない!? どならない子育ての練習(1) パジャマ姿でボーっとしている太郎くん太郎くんは、朝、なかなか短時間で着替えることができません。今日も服が入っている引き出しの前で、パジャマ姿でボーっとしています。ママは、台所のカウンター越しにその姿を見つけました。ママと太郎くんの間には5mほどの距離があります。 今回は前回紹介した「 子どもへの伝え方 ポイント4つ 」のうち、「行動を具体的に表現する」と「環境を整える」の2点の練習だ。環境面を整えるまず、環境の面では、ママと子どもの間には5mほどの距離がある。親の気持ちとしては、その場で太郎くんにガツンと言いたいところだが、離れたまま大声で話しても負け戦になるだけ。ママは、話をする前にどうすればよいだろうか?答えは、「まず、子どものそばに行って、しゃがんで目線を合わせる」だ。子どもに声をかけて、子どもがママの目を見る。これでやっと、「伝える環境が整った」と考える。環境が整ったので、ママは行動を具体的に表現して、太郎くんに何をすべきかをシンプルに伝えてあげる。どんな声かけがあるだろう?「いいかげんにしなさい!」「いつまで◯◯しているの?」はNG答えは、いくつもある。「着替えてね」「まずパジャマを脱いで」「早く着替えてね」など。ちなみに、NGな言い回しは、「いいかげんにしなさい! いつまでボーっとしているの?」この原稿を書いている私は、「私、そのまんまのセリフ言っているわ!」と、唖然とした。けれども、この言い回しだと、あいまいな表現なので伝わらないそう。思わず言ってしまうが。子どもは気持ちを切り替えるのに時間がかかるもちろん、1回言っただけでは、子どもは動かないことのほうが多い。子どもは、わかってはいても、気持ちを切り替えるのに時間がかかることがあるからだ。「そういう時は、怒らずに5~10秒くらい間隔を置いて落ち着いたトーンで『着替えてね』とだけ繰り返すとうまくいくことがあります。ガミガミ言わずに、子どもが自発的に動くまで待つのです。」(伊藤さん)うわっ! もう、この時点で相当に難易度が高いんですけど!「そんなもんだ」と思う「1回の指示で従わなくても『そんなもんだ』と思って、何回かチャンスをあげてください。そうすると、意外に子どもはすんなり行動できたりします。もちろん、これも可能性の話なので、何回言ってもできないこともありますが、やってみると、『あっ、3回言っただけでできた』なんて場面に出くわしたりします。」(伊藤さん)これで着替えができたのであれば、褒めてあげる。「親に言われたからであっても、子どもの意志でできたことは良いことですから」と、伊藤さん。しかし伊藤さん、立派すぎやしないか!? いやいや、私がダメなだけなのか…。でも、ひとつわかったことがある。それは、今までの私のやり方では、子どもには伝わりづらかったということだ。目から鱗がポロリと落ちた気がした。次回は、「ごはんを集中して食べられない子」に対して、「どならない子育て練習法』を使うとどんなアプローチになるのか? 具体的な実例で検証をしていきます。(楢戸ひかる)「どならない子育てについて、もっと、知りたい!」と思った人は◇つい子どもにキレて自己嫌悪…そんな私にサヨナラ!NHKあさイチ、朝日新聞、読売新聞などで話題! 人気のあの講座が本になりました。◇ どならない子育て (著者:伊藤徳馬/ディスカヴァー・トゥエンティワン) 定価:1,300円(税別)
2015年10月30日「どならない」のではなく、「どなる頻度」を減らす の続きです。「つい子どもにキレて、自己嫌悪になる。そんなの、僕だってよくあります」。と言うのは、『どならない子育て』の著者、伊藤徳馬さん。プライベートでは2児の父だ。伊藤さんが実際にご自分の娘さんに試して、その効果を実感した「どならない子育て練習法」。今回は、その基本的な考え方を紹介しよう。しつけとは教育、そしてトレーニング最初に最も根本的な問いが伊藤さんから、問いかけられる。「しつけとは何でしょうか? そもそも、私たちは何のためにしつけをするのでしょうか?」たいていの人は「子どもがうまく生きられるため」「幸せに生きられるように」「まずまずの生き方ができるように」といった回答となるのでは? つまり、私達がしつけで実現したいのは、特別なことではなくて、普通のこと。「こうしたら、お前もうまくやっていけるよ」ということを子どもに伝えるようとしているのだ。「どならない子育て練習法」風に少し堅い表現で言うと、「しつけとは教育、そして、トレーニング」ということになる。「しつけ」=「叱る」となってしまう理由教えるためには、まず伝わらないと始まらない。ところが、子どもにはなかなか伝わらない。何回言っても直らない。注意をすれば、聞こえないふりをしたり(そもそも聞こえていない)、言い訳を始めたりして、伝わらないことの方が多かったりする。そうなると、いつの間にか叱る頻度が増え、子どもを強く叱る↓子どもが泣く↓子どもが反省して「ママごめんなさい」と言う↓「まぁ伝わったのかな」と、親の気が済んで終了というように、叱ることで成立するしつけが多くなり、「叱る」=「しつけ」となっていきがちだ。子どもに話を伝えるためのポイントけれども、「叱る」ことは、しつけの手段であって、目的ではない。繰り返すが、「しつけとは、教育、そして、トレーニング」なのだ。では、なかなか話が伝わりにくい子ども相手に、どのようにすれば伝えられるようになるのだろうか? それには、以下の4点がポイントとなる。<子どもへの伝え方 ポイント4つ>1.行動を具体的に説明する子どもには、あいまいな表現では伝わらない。具体的な「動詞」で、シンプルに伝える。また「〇〇するのはよくないよ。△△してね」というふうに人格ではなく、行動を指摘する。2.肯定的表現をする「〇〇しないで!」はよく使う言い方だが、わかりにくい。「〇〇してね」の方が伝わりやすく、指示にも従いやすくなる3.共感的表現を使う「〇〇したい気持ちはわかるよ。でもね……」。たったこれだけのフレーズをつけるだけで、親が一方的に叱る形を避けられる4.環境を整える子どものそばまで行って、目線を揃える。周りに子どもの注意をそらすものがない環境で伝えるなど、一工夫をする(「どならない子育て」より一部抜粋)上記を読んだだけでは、「それが良いのはわかるけれど…」という感じかもしれない。次回は、いよいよ実践だ。「身支度をグズグズする子」に対して、「どならない子育て練習法」を使うとどんなアプローチになるのか? 具体的な実例で検証をしてみよう。(楢戸ひかる)「どならない子育てについて、もっと、知りたい!」と思った人は◇つい子どもにキレて自己嫌悪…そんな私にサヨナラ!NHKあさイチ、朝日新聞、読売新聞などで話題! 人気のあの講座が本になりました。◇ どならない子育て (著者:伊藤徳馬/ディスカヴァー・トゥエンティワン) 定価:1,300円(税別)
2015年10月29日「つい子どもにキレて、自己嫌悪になる。そんなの、僕だってよくあります」。と言うのは、『どならない子育て』の著者、伊藤徳馬さん。プライベートでは2児の父だ。実際に効果を感じたプログラムを本にまとめる伊藤さんは茅ヶ崎市役所で、子育て相談や児童虐待のとりまとめをしている公務員。その関係で、「子どもへの伝え方、ほめ方、叱り方」などを身につけていくプログラム(以下、『どならない子育て練習法』)と、出会った。 伊藤さん自身、「そんなので子育てが楽になるなら、誰も苦労しないよ」と当初は思ったそう。けれども、長女(当時2歳半)を叱る際に試したところ、いつもは「聞こえない大作戦&大暴れ」なのに、素直に謝り、指示に従うのを見て驚いた。そして、「これは子育て講座として使ったらいいじゃん!」と思いつき、周囲の理解を得て、『怒鳴らない子育て練習講座(略称「そだれん」)』を市役所で事業化。現在は、講座のトレーナーとして活躍中だ。どなる頻度を「10」→「6」にさて、今回の特集では、どなる頻度を「10」→「6」にするのが目標だ。つまり、たとえばこれまでは10回中10回どなっていたのを、6回に減らすということ。なぜなら、伊藤さんの講座を受けた方々に書いてもらったアンケートの結果を見ると、「受講前のどなる頻度を10とすると、受講後の頻度はいくつですか?」という質問の回答は、平均で6前後だからだ。そう聞くと、「6も、まだ残っているの?」と思う人がいるかもしれない。でも、大事なのは、「4減っていること」。子どもを何度もどなる時、親の怒りや負担感は、どなる回数に対して正比例ではなく、加速度的に増えていく。なので、どなる頻度を4減らしただけで、負担感は劇的に減る。だから、4減るだけでいいのだ(もちろん、もっと減れば、それはそれでハッピーだ)。「どなる頻度」を減らすには練習が効果的伊藤さんの講座の中では、DVDの映像が映るテレビや、子ども役のトレーナーに向かって、何度も練習して、具体的な対応方法を身に着ける。頭で知識として理解するだけでは、実践はなかなかできないからだ。「子育て支援の現場でも、プロたちが仕事として研修を受けて、『これはいい! なるほど!』と思ったのだけど、実践はしないまま終わるということはよくあります。」(伊藤さん)では、実践につなげるために必要なものとは、何か? それが「練習」なのだ。練習して体で覚えることが大切というのが「どならない子育て練習法」の考え方だ。今回はネット上に掲載されるコンテンツなので、伊藤さんと向かい合っての練習はできない。よって、本特集では、「練習」=「イメージトレーニング」でいくことにする。次回は、いよいよ実践編! といきたいところだが、ちょっと待って!『どならない子育て練習法』の根底に流れる基本的な考え方を紹介しよう。(楢戸ひかる)「どならない子育てについて、もっと、知りたい!」と思った人は◇つい子どもにキレて自己嫌悪…そんな私にサヨナラ!NHKあさイチ、朝日新聞、読売新聞などで話題! 人気のあの講座が本になりました。◇ どならない子育て (著者:伊藤徳馬/ディスカヴァー・トゥエンティワン) 定価:1,300円(税別)
2015年10月28日