北野武監督作の『アウトレイジ 最終章』で音楽を担当した鈴木慶一氏が2日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪で開催された第41回日本アカデミー賞の授賞式に出席し、最優秀音楽賞を受賞した。鈴木慶一氏撮影:宮川朋久マイクの前に立った鈴木氏は、「どうもありがとうございます。本当に驚きました」とコメント。「非常にアバンギャルドな音楽で賞をいただき本当にうれしいです。そして、その方向に『向かえー!』と後押ししてくれたのは北野監督です」と感謝の言葉を伝え、「ポップとアバンギャルドの隙間産業ならぬ狭間音楽を作って、灰になるまで走って行きたいと思います」と意気込みを述べた。また、「最後に一言だけお礼を述べさせてください」と前置きし、「音楽の道のチャンスをことあるごとに作ってくれたおふくろに感謝します。今、極楽に向かう3分の1ぐらいだと思います。だから、聞こえるでしょう。ありがとう」と母への思いで締めくくった。
2018年03月02日映画『フィフティ・シェイズ』シリーズの最終章となる『フィフティ・シェイズ・フリード』が、2018年10月5日(金)よりTOHO シネマズ シャンテ他全国ロードショー。世界54地域で初登場1位を記録し、全世界シリーズ累計興収は13億1900万ドルを誇る話題作がついに日本上陸する。『フィフティ・シェイズ』シリーズ、ついに最終章世界中で社会現象を巻き起こした、2015年の大ヒット映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』。原作は、累計発行部数1億冊以上のELジェイムズの小説。巨大企業の若き起業家にしてCEO、女性ならば誰もが憧れずにはいられない超絶イケメンのグレイと、それまで恋の経験がなかった女子大生アナの特異な恋愛模様を過激な描写で描いたベストセラー小説だ。2017年6月には、その第2章となる『フィフティ・シェイズ・ダーカー』が公開。『フィフティ・シェイズ・フリード』はその最終章となっており、官能世界の過激さはもちろん、最終章に相応しい衝撃の展開が繰り広げられるようだ。幸せな日々を危険にさらす新たな脅威映画『フィフティ・シェイズ・フリード』は、クリスチャンとアナが遂に夫婦として結ばれ、贅沢な新婚生活を満喫するおとぎ話のような日々から始まる。純白のベールから心底幸せそうな笑顔を見せるアナと「終生君を愛する」と宣言するグレイ。そんなラブラブな2人の前に、幸せを危険にさらす新たな脅威が姿を現す。またもや入り込んだ危険な影から2人は逃れることができるのか、ラストは最終章に相応しい衝撃の展開が繰り広げられる予定だ。ダコタ・ジョンソン×ジェイミー・ドーナン1作目、2作目に引き続き、アナ役をダコタ・ジョンソン、グレイ役をジェイミー・ドーナンが演じる。また新キャストとして、新居の設計を任された建築家を映画『呪怨 パンデミック』やテレビドラマ『新ビバリーヒルズ青春白書』にも出演するアリエル・ケベルが務める。メガホンを握るのは、前作同様、『パーフェクト・ストレンジャー』(07)や人気海外ドラマ「ハウス・ オブ・カード 野望の階段 シーズン1〜2」での評価も高いジェームズ・フォーリーだ。2人の恋愛を揺るがす、新たなライバル的存在となりそうだ。サントラにシーアやリアム・ペイン&リタ・オラが参加また、これまでサウンド・トラックも注目されてきた本作。『フィフティ・シェイズ・ダーカー』では、テイラー・スウィフトと元ワン・ダイレクションのゼイン・マリクがコラボレーションした新曲「アイ ドント ワナ リヴ フォーエーヴァー」が劇中歌として起用され、話題となった。今回は公式シングルとして、ワン・ダイレクションのリアム・ペインとリタ・オラのコラボレーション曲「フォー・ユー」や、シーアの「ディア イン ヘッドライツ」、ヘイリー・スタインフェルドによる「キャピトル レターズ」、ジェシー・Jの「アイ ゴット ユー(アイ フィール グッド)」などが起用されており、豪華アーティスト陣が参加している。【作品詳細】『フィフティ・シェイズ・フリード』公開日:2018年10月5日(金)キャスト:ダコタ・ジョンソン/ジェイミー・ドーナン/リタ・オラ/マーシャ・ゲイ・ハーデン監督:ジェームズ・フォーリ脚本:ナイアル・レオナルド原作:EL ジェイムズ「フィフティ・シェイズ・フリード」(早川書房刊)(C)2017 UNIVERSAL STUDIOS
2018年02月24日ダコタ・ジョンソン、ジェイミー・ドーナンを一躍スターダムに押し上げ、世界中で社会現象を巻き起こした「フィフティ・シェイズ」シリーズの最終章『フィフティ・シェイズ・フリード』が2018年秋、日本に上陸することが決まった。巨大企業の若き起業家にしてCEOの超絶イケメン、クリスチャン・グレイと、それまで恋の経験がなかった純粋なアナの特異な恋愛模様を過激な描写で描き、世界中の女性を虜にしたELジェイムズのベストセラー小説を映画化した本シリーズ。全米では、現地時間2月9日に公開され興行収入3,860万ドル(約41億円)を記録、並み居る作品を抑えて全米No.1スタートを切った。また、インターナショナルのオープニング興収は9,810万ドルとなり、2018年で初めて週末興収が1億ドル近くに達した作品に。北米と合わせた世界オープニング興収は1億3,690万ドルに達し、「フィフティ・シェイズ」シリーズ3作の全世界累計興収は10億ドルを突破するという記録を樹立した。官能世界の過激さはもちろん、2人の結婚式から最終章に相応しい衝撃の展開が繰り広げられるという本作。前作に引き続き、監督はジェームズ・フォーリーが務め、アナ(アナスタシア)役をダコタ・ジョンソン、グレイ役をジェイミー・ドーナン、グレイの妹ミア役リタ・オラやジャック・ハイド役エリック・ジョンソンらが続投。新キャストとして、新居の設計を任された建築家をTVドラマ「ヴァンパイア・ダイアリーズ」「新ビバリーヒルズ青春白書」などにも出演するアリエル・ケベルが務める。また、毎作、サウンド・トラックも話題を呼んでいる本シリーズ。今作のサウンド・トラックも、すでに世界72の国と地域のiTunesにて1位を獲得する大ヒットとなっている。第60回グラミー賞にノミネートされたジュリア・マイケルズ、第57回グラミー賞受賞歴のあるシーア、アカデミー賞ノミネート歴もありながらアーティストとしても活躍するヘイリー・スタインフェルドに、リアム・ペイン、リタ・オラなどの豪華アーティストが参加。さらには、シリーズには欠かせないエリー・ゴールディングの「ラヴ・ミー・ライク・ユー・ドゥ」の“フィフティ・シェイズ・フリード・バージョン”も収録されている。空前の社会現象を巻き起こした官能ラブストーリーの最終章を見逃さないで。『フィフティ・シェイズ・フリード』は秋、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:フィフティ・シェイズ・ダーカー 2017年6月23日より全国にて公開(C) 2017 UNIVERSAL STUDIOS
2018年02月20日映画級のスケールとダイナミックな世界観で話題の「ペプシストロング」桃太郎CMシリーズ。その最終章となる「Episode.5(鬼ヶ島)」篇がWEBにて先行公開、小栗旬演じる桃太郎のもとへ、野村周平をリーダーにした援軍が駆けつける内容となっている。2014年3月の「Episode.ZERO」篇から続く本CMシリーズ。これまでYouTubeではシリーズ累計1,160万回以上の再生回数を誇る。「Episode.1」篇では、桃太郎(小栗さん)は3人の仲間に出会う前、1人で鬼に挑むも敗れる姿と、剣の達人「宮本武蔵」のもとで修行を積む様子が描かれた。そして、同12月の「Episode.2」篇では、桃太郎の仲間である「犬」に焦点をあて、2015年7月の「Episode.3」篇では「キジ」と双子の兄「カラス」が登場。2016年8月オンエア「Episode.4」篇では、桃太郎の宿敵である“オニ”(ジュード・ロウ)の過去に隠された、悲しくもドラマティックなエピソードが語られた。そして今回の「Episode.5」では、「サル」との出会いから桃太郎との決闘、仲間としての活躍ぶりが描かれていく。桃太郎とサルとの出会いがインサートされる中、激闘が続く鬼ヶ島を脱出して海を渡るサル。力尽き、島に打ち上げられたところを人間の若者たちに助けられる。意識が戻ったサルは、「桃太郎を助けてくれ!」と人間たちに猛然と訴えていく。その声に、ついに人間たちも「これは自分たちの問題なのだ」と立ち上がるのだ。サルを先頭に、鬼ヶ島へと向かう人間たち。本CMでは、今年7月に募集した一般応募キャスト49名がそれぞれ異なる衣装を身にまとい、桃太郎の援軍として参加。その援軍のリーダーとなるのが、小栗さんとはCM共演は初めてとなる野村さんだ。小栗さんの“桃太郎”を助け、鬼との最終決戦に挑んでいく。“桃太郎”小栗&「サル」「キジ」「犬」と野村&一般応募キャストが戦いに挑む援軍たちは、それぞれ異なるオリジナル衣装をデザイナーが制作。その衣装をまとい、悪天候の中、雨や風にも負けず撮影に参加。彼らが、たいまつを持って戦いに挑むシーンは、この作品の1番の見どころとなった。一般応募キャストからは「スタッフの多さやセットなど、映画のようでビックリ」(東京都 30代女性)、「みんなに自慢します! なかなか体験できないことで、とても刺激になりました」(栃木県 20代男性)といった興奮の声が続出。また、撮影終了間際には、なんと彼らが控えていたバスに小栗さんが挨拶に訪れるサプライズが!“本物の桃太郎”の気さくで粋な計らいに、全員が大感激の様子だった。まさかの世代交代!? 野村「お疲れ様でした(笑)」に小栗「2代目桃太郎だね」まず「ペプシの撮影はいつも過酷」と語る小栗さん。今回のCMの見どころを「待望のサルの登場ということで、そこから物語の終わりに向かっていくということで、ずっとこのCMを楽しんでくださっている皆さんには、見たい結末に向かうような話になってるんじゃないかなぁと思います」とコメント。一方、野村さんからは「ここで人間軍のリーダーとして出てこれたので、次回作はNew Episodeシリーズ1として、僕が桃太郎になるっていう話がこれから始まりますので」との構想が!?「小栗さんお疲れ様でした(笑)」(野村さん)、「2代目桃太郎だね」(小栗さん)と息の合った掛け合いを見せながら、「今回それも視野に入れてお楽しみ下さい」と語るが…。また、「気合い入りました」と語る野村さんは、「こだわりまくってるでしょ。衣装から。海の民ということで、貝殻ぶら下げて、青をテーマに作ってくださったんですけど。人間軍のリーダーだったので、がんばってみました」とも明かす。今回が最終章となるだけに、小栗さんは「ここまで続いてきてよかったなと思うし、新しいのが流れるたびに、周りの人たちから『やっぱり、すごいね。あれ』と言われる」とふり返ってコメント。さらに、ペプシ桃太郎CMを“漢字1文字”で表すとしたら、「挑」になるという。「挑戦の『挑』。フォーエバーチャレンジというテーマで作っている作品なので、ペプシのこのシリーズはやっぱりいろんなものにチャレンジしながら作ってきたという感じがありますね」と感慨深げに語ってくれた。ペプシストロング 桃太郎「Episode.5(鬼ヶ島)」篇はWEBにて先行公開中、12月3日(日)より全国にてオンエア。(text:cinemacafe.net)
2017年12月01日北野武監督の映画『アウトレイジ 最終章』が興行収入15億円、総観客動員数110万人を突破し、前作『アウトレイジ ビヨンド』(12)を超えてシリーズ最大のヒット作となったことが13日、明らかになった。『アウトレイジ』(10)、『アウトレイジ ビヨンド』(12)に続く完結編となる『アウトレイジ 最終章』。先月7日から全国287館で公開され、初日と2日目で25万人動員、興行収入は3.5億円を記録し、同日公開の他作品を抑えて『ビヨンド』以来2回目となる週末興行成績1位スタートを切った。公開から11日目で46.5万人、6.4億円。シリーズ1作目(最終興収7.5億円)を超えるヒット作となった『ビヨンド』の最終興収14.5億円を上回る122%の高水準が続き、その後の週末には台風直撃、平日は悪天候が続いたこともあったが着実に数字を伸ばしていった。配給元のワーナー・ブラザース映画によると、20代以上の男女の来場が多く、夕方から夜にかけての伸びが非常に良いとのこと。森昌行プロデューサーは、「『アウトレイジ ビヨンド』を"ビヨンドする"(超える)ことが大きな目標」と語っていた。(C)2017『アウトレイジ 最終章』製作委員会
2017年11月13日北野武監督作の映画『アウトレイジ 最終章』が観客動員数100万人を突破したことを記念して、スペシャルクイズ企画「『アウトレイジ 最終章』全国共通センター試験」の告知映像が31日、公開された。『アウトレイジ』(10)、『アウトレイジ ビヨンド』(12)に続く完結編となる本作。シリーズ史上最高動員数、週末興行成績ナンバー1の大ヒットスタートを記録し、公開4週目に入っても週末動員ランキングでトップ10内に位置している。観客は20代男女が中心だが本作がシリーズ初見など幅広い層が劇場に足を運び、リピーター率も高いという。「『アウトレイジ 最終章』全国共通センター試験」は大ヒットへの感謝の気持ちを込めて企画されたもの。告知映像は「なめとんか!」「バカヤロー!」「やってみろコラ!」などおなじみの怒号で構成され、「済州島で大友と揉めた花菱会・花田が提案した和解金の値段は?」「市川が日本に入国した際のパスポートの偽名は?」「出所祝いパーティーの主人公である、花菱会の幹部の名前は?」などの問題文が表示されている。マニアックな全7問のクイズは、公式HPを通じて回答することが可能。全問正解者から抽選で、サイン入りポスターなどのグッズが当たる。(C)2017『アウトレイジ 最終章』製作委員会
2017年10月31日北野武監督作の映画『アウトレイジ 最終章』が公開2週目で観客動員100万人目前、興行収入10億円を突破したことを受け、「大ヒット御礼! 怒号39(サンキュー)連発! スペシャル映像」が20日、YouTubeなどで公開された。ヤクザの抗争を描いた『アウトレイジ』(10)、『アウトレイジ ビヨンド』(12)に続く完結編。7日から全国287館で公開され、初日と2日目で25万人を動員、興行収入は3.5億円を記録。同日公開の他作品を抑えて週末興行成績の1位に躍り出た。その後も好調で、シリーズ最大ヒット作『ビヨンド』(最終興収14.5億円)を超える勢いが続いている。来場者への感謝と、さらなる集客を目的とした今回の映像。劇場でしか観ることのできない未公開の名場面を中心に構成され、ビートたけし演じる大友が「結構楽しんだみたいじゃないですか」とニヤけるシーンにはじまり、「バカヤロー」「コノヤロー」「ぶち殺したれ!」「なめとんか!」「アホー!」「なにがおかしいんじゃい!」「指の1本ぐらい詰めてこいよ」「迷惑もハローワークもあるかい!」など緊迫感漂う怒号が39連発で収められている。(C)2017『アウトレイジ 最終章』製作委員会
2017年10月20日『アウトレイジ』(10)、『アウトレイジ ビヨンド』(12)に続く完結編となる北野武監督の映画『アウトレイジ 最終章』が、シリーズ最大のヒットを予感させる好スタートを切った。同作は7日から全国287館で公開され、初日と2日目で25万人を動員。興行収入は3.5億円を記録し、同日公開の他作品を抑えて週末興行成績の1位に躍り出た。北野監督作としては、『ビヨンド』以来2回目の1位スタートだ。また、平日やレディースデーも引き続き好調で、公開から11日までの成績は46.5万人を動員し、興行収入は6.4億円に。1作目を超えるヒット作となった『ビヨンド』(最終興収14.5億円)の122%という高水準が続いている。配給元のワーナー・ブラザース映画は「夕方から夜の伸びが非常に良く、20代以上の男女の来場が目立っている。エンターテイメント作としての高い認知と『最終章』への期待から、全国で幅広い観客層にご鑑賞頂いている」と分析。一方の北野監督は「そりゃ"最終章"は観るだろう!」、森昌行プロデューサーは「アウトレイジ ビヨンド』を"ビヨンドする"(超える)ことが大きな目標でしたが、何とか出来そうな勢いは感じています」とコメント。手応えを感じつつ、さらなるヒットに期待を寄せている。(C)2017『アウトレイジ 最終章』製作委員会
2017年10月13日公開初日を迎えた映画『アウトレイジ 最終章』の舞台あいさつが7日、東京・新宿ピカデリーで行われ、北野武監督、西田敏行、大森南朋、ピエール瀧、松重豊、大杉漣、金田時男が出席した。北野武監督をはじめ、西田敏行らキャスト陣が勢揃いして行われた初日の舞台あいさつ。西田が「本日は小説『アナログ』(9月に発売されたビートたけしの長編小説)の販売促進会にお出でいただきましてありがとうございます」とあいさつして会場の笑いを誘い、「毎回すべてのシーンで思い出がありますが、初日の時に塩見三省さんと2人の絡みがあって、塩見さんも脳出血の後遺症があって歩行が自由じゃなかったし、私も頚椎を亜脱臼して歩行が定かではない状況で、2人を4人の人に抱えながら対峙しました」と振り返り、塩見は「その時に監督が気を遣ってくれて、優しい言葉を掛けてくださって恩を感じました」と北野監督に感謝。『アウトレイジ』シリーズ初登場となった大森南朋は「もう夢にまで見た『アウトレイジ』にいつ出番が回ってくるのかと思いましたよ。最終章でお呼びいただいて非常に感動しました」と出演を喜び、北野作品の魅力について「今この現代でここまでヤクザをしっかりと描いている映画はないと思います」と熱く語った。最後にあいさつした北野監督は「今回は西田さんがケガをしたり塩見さんも病気になったりしましたが、最初撮った時にモノ凄い迫力で、これは生かさなければいけないなと思いました。それを見た自分が首を動かすなど、この3人は一体なんなんだと。病気グループになっちゃったよ」と笑わせるも、「上手いまとめ具合だと思っています。私の場合、評論家と喧嘩して人気がありませんが、あまり文句言う奴もいないし、自分で編集していて映像的な面でもいいなと、かなりの自信作です」と胸を張った。続けて「次の映画で恋愛ものとか息抜きではないですが、客観的にバイオレンスの映画を見直して、次やる時は日本の役者オールスターでやろうと思います。全員"車代"だけで。仲代達矢さんには500円で出てもらおうという作戦でいきますよ」と笑いを交えながらも次回作の構想を明かしていた。
2017年10月07日いよいよ9月18日に最終回を迎える『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)。先日放送された第9話では、地下鉄線路内での土壌再崩落に藍沢(山下智久)が巻き込まれるという衝撃のラストシーンに、ショックと戸惑いを隠せないファンが続出…。なぜこんな事故にまきこまれてしまったのか。3rdシーズンで起こったことをおさらいしつつ、藍沢たちが立ち向かってきたことを検証していきたい。■人手不足の救命センターはどのように変わったのか?人手不足に悩んでいた翔北救命センターに、脳外科医として活躍していた藍沢、周産期医療センターで産科医療の道に進んでいた緋山(戸田恵梨香)が戻ってきた。救命には新人フェローがいたのだが、横峯(新木優子)は現場に恐怖心を抱いており、灰谷(成田凌)は自信がなく常にオドオド、名取(有岡大貴)はヤル気なしのへそ曲がり…3人揃って、とにかく使えなかった。だが、白石(新垣結衣)の優しい指導と藍沢のツンデレ指導などの甲斐もあり、いまでは見違えるほどに急成長。灰谷は精神疾患を抱えるものの、克服したいと前を向いており、白石率いる救命チームはひとつになりつつあった。■ガッキーは山Pに投げかけた言葉の真意は?藍沢は、1席しかないトロント大へのレジデントを新海(安藤政信)と競っており、症例数を稼ぐためというのも救命に戻ってきた理由のひとつだった。そんな藍沢がずっと固執しているのが天才ピアニスト・天野奏(田鍋梨々花)のこと。序盤から奏に脳腫瘍があることを「理不尽だ」と話し、藍沢らしからぬ手術前に奏に「大丈夫だ」という発言とともに執刀を約束。だが、新海が藍沢へのライバル心から、ひとりで手術を強行。結果として約束を果たすことができず、奏の手には後遺症が残ってしまったことで「俺だけが夢を追うわけにはいかない」と責任を感じ続けてきた。第9話で白石が話した「藍沢先生ってそんなだった? 9年前のあなたは違った」という言葉は、1stシーズンから観続けてきたファンのだれもが抱いてきたヤキモキの代弁でもあった。チームの大切さやチームプレイの楽しさを感じ始めたのかもしれない。でも、やっぱり藍沢の“一匹狼”的なカッコよさを期待してしまう。ウジウジと悩む藍沢ではなく、“根は優しくて頼りになる”そんな藍沢がやっぱり好きだ!しかし最終回を前に、藍沢が土壌の下敷きになるとい緊急事態が発生! トロント大に行くか行かないかという以前に、生きるか死ぬかというまさかの展開に…。藍沢の“からだ”はもちろん、エースとしての“心”の復活を信じたい。■描かれた3組の恋愛模様…その行く末は?3rdシーズンでは、30代半ばに突入したオリジナルメンバー5人の恋愛模様にも注目が集まっていた。第1話で、早くも藤川(浅利陽介)&冴島(比嘉愛未)の同棲・妊娠が発覚。その後、冴島の毒ガス騒動を乗り越え、2人は結婚を決意するが、冴島の流産という悲劇に見舞われる。だが冴島復帰後は、調子のよい藤川にピシャリとツッコむ冴島という夫婦漫才とも言えるおなじみのやりとりが帰ってきた。それにしても藤川は、男として急成長を遂げた。1stシーズンでは口だけのお調子者だったが、3rdシーズンでは藍沢に勝るとも劣らない“デキる医師”に。鋭い眼差しで処置をする姿はやたらとカッコよく、冴島にノロける姿は愛らしい。本当いい男になったなぁ…いまでは、冴島が惹かれるのも納得しかない。そして、恋愛物語の中心人物となったのは緋山。渓流で負傷して救命に運ばれてきた料理人の緒方(丸山智己)と、互いに言いたいことを言い合いながら心を通わせていく。かつてない幸せそうな表情を見せる彼女だったが、第9話では「いずれ緋山先生は俺といる時間が楽しくなくなる」「もう会うのはよそう」と突き放されてしまう。あまりに自分本位の発言に、緋山先生を傷つけないで~と思うが、おや? これは名取にも可能性がある…のか!?これまでも、緒方にわかりやすく(かわいらしく)嫉妬してきた名取だが、先日もド・ストレートに「緋山先生がいないならここに未練はないです」と告げるなど、いまだ片思いしているのは一目瞭然。さすがに緒方がダメなら名取…ということは考えにくいが、それは本人のみぞ知る。緋山が医師として、そして女性として、どんな決断を下すのか楽しみだ。そしてそして、忘れてはいけないのが「救命にはお前がいる。お前はおもしろい」という思わせぶり発言で、白石との恋愛に発展するのかと視聴者を翻弄しまくった藍沢。新海が白石を食事に誘い藍沢は嫉妬しているのかと思えばそんなこともなく、白石のお昼寝姿もそろりそろりとスルー。互いに「頼って欲しい」といった話を交わすものの、基本的にはすべて仕事上の話のみ。第9話では「近くにいても遠くなる、そんな関係はイヤ」と白石が発するが、これを恋愛にこじつけるのは少々強引と言えそう。2人の恋愛には、医療を追求して欲しいと願うファンを中心に賛否両論あるも、それらもすべて藍沢先生が生きてこそ。恋愛成就じゃなくてもいいから、最後には藍沢と白石、そして、5人が笑いあう姿が見たい!■地下鉄事故の結末は? 最終回の見どころチェック第9話では、橘(椎名桔平)の息子・優輔の心臓移植手術に搬送されるところまでが描かれたが、こちらも結末は最終回まで持ち越し。地下鉄線路内での崩落という悲惨な事故が起きただけに、同時進行している優輔の手術は成功すると願いたい。そして、藍沢の事故を知ったピアニスト・奏は、藍沢にどんな思いを抱き、その現実とどう向き合っていくのかも見逃せない。前話のラストシーンでは藍沢が倒れている様子だけが映し出されていたが、予告には藤川が子どもを必死で助けようとするシーンも。冴島が執拗に藤川の命の心配をしていたのが何かのフラッグではないかとも勘ぐってしまう…。最後にむなしく響いた「私の大好きなチームはバラバラになってしまった」という白石のナレーション。本当に、このままチームはバラバラになってしまうのだろうか…!?どんな結末を迎えるのかまったく想像ができない『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』。最終回は、9月18日夜9時から30分拡大放送。
2017年09月16日植物性の濃厚ジェラート“The 黒忍者”京都に本社を置くプレマ株式会社は、ジェラート店であるプレマルシェ・ジェラテリアにおいて、漆黒のヴィーガン・ジェラート“The 黒忍者”を8月24日から発売開始した。“The 黒忍者”は、濃厚でしっかりしたミルキーさ感じるにも関わらず、精白糖や動物性素材(蜂蜜含む)を一切使用していない。滋養食品として名高い黒色の素材を組み合わせることで、重厚な光り輝く黒さを生み出した。黒食材を絶妙なバランスで配合漆黒の濃厚ジェラートには、滋養強壮に欠かせないミネラルや抗酸化成分が多く含まれている。黒色食材として使われているのは、黒米、黒大豆、黒加倫、黒松の実、黒ごま、竹炭微細粉。これらを独自のバランスで組み合わせ、忍者が主に食べたであろうと言われている有機大豆のベースに加えている。また、甘味はサトウキビ由来の白砂糖は一切使用していない。代わりに国産のてんさい含蜜糖、および麹で発酵させた甘酒を甘味に使うことで、濃厚ながらもスッキリとした甘さを出している。ヴィーガンフレーバー取り扱い店プレマルシェ・ジェラテリアは、乳製品および動物性素材を一切使用していない商品を取り扱うヴィーガンフレーバーの店としても英語サイトで紹介されており、外国人客に人気だ。他にも完全ヴィーガン対応のフレーバーは14種類。ノンミルク8種類、ソルベ(シャーベット)8種類、ミルクフレーバー10種類がある。1フレーバー500円(税込み)、2フレーバー600円(税込み)で販売されている。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレマ株式会社公式サイト※プレマ株式会社プレスリリース(Value Press!)
2017年09月15日北野武の監督18作目となる最新作『アウトレイジ 最終章』が、9月9日(現地時間)、第74回ヴェネチア国際映画祭のクロージング作品として世界最速上映が実施され、圧巻のスタンディングオベーションに北野監督も笑顔を見せた。裏社会の男たちの抗争を描いた究極のバイオレンス・エンターテインメント『アウトレイジ』シリーズは、北野監督が初めて手掛けたシリーズプロジェクト。前作から5年の月日を経て最新作となる最終章が完成、ヴェネチア国際映画祭のクロージング上映がワールドプレミアとなった。実は北野監督と本映画祭の関わりは深く、これまで第54回にて『HANA-BI』が最高賞となる金獅子賞、第60回にて『座頭市』が監督賞にあたる銀獅子賞を受賞。また、『アウトレイジ』シリーズとしては、第1作目『アウトレイジ』が第63回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にて上映、第2作目『アウトレイジ ビヨンド』が第69回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門にて上映されている。上映前に行われた公式記者会見には、約150ものマスコミ媒体が駆けつけ、北野監督と森昌行プロデューサーが登壇。はじめに、本作で表現したようなちょっと時代遅れのヤクザを語る映画、そしてバイオレンス表現の変遷について質問が及ぶと、監督は「自分の描くつもりでいるヤクザ映画というのは実は、拳銃と一方的な暴力を除けば、現代社会の普通の企業の構造にかなり似ていて、私が演じた大友というヤクザも、古いタイプのサラリーマンであって、いまの世の中では犠牲になる、というような話に言い換えることも出来ます。エンターテインメントとしてのバイオレンス映画として考えると、古いヤクザの抗争を描くのは面白いなと思います」と説明。続けて、「『アウトレイジ ビヨンド』という2番目の映画の脚本を書いたときに、3本で絶対終わるというような脚本を同時に書いていったんです」と本作の制作秘話も披露した。また、今回で9作目の作品上映となり、関わりが深いヴェネチア国際映画祭について、「自分にとっては、ダメな監督と言われたり、体を壊したこともあり、日本のエンターテインメントでは“もう終わった人”というような記事を書かれたり、うわさもあったり、一番自分のキャリアの中で落ち込んでいた時代ですが、その後、ヴェネチア国際映画祭で立派な賞をいただいたことで、一気にエンターテイナーとしての地位に戻ることができた」とコメント。「自分のキャリアの中では、ヴェネチアは絶対に欠かせない自分の芸能生活の1つのエポック、事件で、いつも感謝しています」と感慨深げに記者たちに向けて語る姿が印象的だった。その後のレッドカーペットでは、映画祭最終日の上映にも関わらず、異例の数の観客が会場に詰めかけ、大熱狂で迎え入れられた監督は、自らファンの元へ駆けより、写真撮影やサインに快く応じ、ファンとの交流を楽しんでいた。そして、待望の世界最速上映となったクロージング上映後には、2階席に座る監督へ向けて大喝采のスタンディングオベーションが送られ、監督も立ち上がり、手を振りながら満面の笑顔。鳴り止まない拍手と歓声は、監督が去った後も数分間に渡って続き、大盛況でワールドプレミアを終えた。さらに、上映後に行われた記者会見では「やっぱり映画って初公開するっていうのはどこの映画祭でも緊張する」と、本作の初上映の感想を述べた監督。ヴェネチアは「(監督の)ファンクラブがあって、顔見知りがいたり、そういう安心もあって、ありがたいけどプレッシャーにもなっている。自分の中では賞をもらったのがここヴェネチアでもあるし、この映画祭はちょっと違った意味はある」と、自信でも思い入れは特別の様子。この前日には約60人の海外メディア記者を相手に受けたそうで、「かなりみんな好意的なのでほっとした」とふり返り、「映画祭に呼ばれるくらいの価値はあるんじゃないかなと自負している」と、さらに力強い言葉で締めくくっていた。『アウトレイジ 最終章』は10月7日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年09月11日アニメ、実写映画、ゲームなど様々な形で展開されている和月伸宏による大人気作品「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」が、9月4日(月)発売の「ジャンプスクエア 」10月特大号より、新連載「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-」(ストーリー協力・黒碕薫)がスタートすることが分かった。シリーズ累計6,000万部超えを誇る「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」。1994年から1999年にかけて「週刊少年ジャンプ」で連載された本作は、1996年にTVアニメ化、また佐藤健主演で実写映画化3部作が公開されるなどいまもなお人気を博している。前作の終了から18年、正当な続編となる本作では、緋村剣心を始め、主要な人気キャラクターも揃って登場するという。かつて…、明治11年、東京に“流浪人”を名乗る剣客が流れ着いた。人斬りの罪を背負ったその男は血塗られた刀を 不殺の逆刃刀に持ち換え、神速の飛天御剣流を以て多くの人々を救うべく、強敵・難敵と死闘を繰り広げた。 そして明治16年、新たな浪漫譚の舞台は北海道――。またこの連載開始を記念して、スマホ用特設サイト「神谷活心流 門下生試験」がオープン。ここでは二重の極み、牙突、九頭龍閃など誰もが一度は真似したことある、「るろうに剣心」のキャラクターの必殺技をスマホ上で疑似体験することができる。そして剣心を始め、相楽左之助、斎藤一など登場人物から出される試験を見事達成すると、「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-」の新連載第1話目冒頭ページの試し読みができるほか、当選者の名前が作中に登場する応募企画など、豪華特典も用意されている。なお、連載スタートをきる10月特大号では、かつての緋村剣心と新作の緋村剣心のイラストを用いた、特製のA5サイズクリアファイルが特別付録としてついてくる(2号連続第1弾)。「ジャンプスクエア 2017年10月特大号」は発売中。(cinemacafe.net)
2017年09月04日夜に動き出す博物館の展示物たちと警備員ラリーの冒険を描く人気シリーズの第3弾にして最終章となる『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』が、8月27日(日)、フジテレビ系で地上波初放送されることがわかった。本作は『ミート・ザ・ペアレンツ』『ズーランダー』などで知られるベン・スティラー演じるニューヨークのアメリカ自然史博物館で夜間警備員を勤める主人公のラリーが、夜になると本当に動き出す、骨だけのティラノサウルスや、剥製の動物たち、ローマ帝国や西部開拓時代のミニチュア人形といった展示物と大活躍するファンタジー・アドベンチャー。2006年公開の第1弾は日本での観客動員数4週連続第1位を記録。2009年に公開された第2弾も2週連続第1位という数字を叩き出した。そして今回放送されるシリーズ第3弾『エジプト王の秘密』も2015年に公開され大ヒットを記録と年齢性別を問わず多くの人に愛されてきた人気シリーズだ。今作ではニューヨーク自然史博物館で展示物たちに命を吹き込んできたエジプト王の石版の魔力が失われつつあるのを知り、博物館の仲間たちが2度と動けなくなるのを恐れたラリーが、石版の謎を解く鍵が大英博物館にあると知り、仲間たちや息子ニッキーを連れてロンドンへと向かい、石版をつくったエジプト王ファラオやアーサー王伝説の騎士ランスロットらと出会って大冒険を繰り広げ、ロンドンの街にまで飛び出していく…というストーリーが展開する。ラリー役のベン・スティラーのほか、本作が実写作品の遺作となったロビン・ウィリアムズ、オーウェン・ウィルソン、ダン・スティーヴンス、レベル・ウィルソンらが出演。さらにエジプト王ファラオを『ジャングル・ブック』の名優ベン・キングスレーが、騎士ランスロット役を『ザ・ゲスト』や「ダウントン・アビー」で知られる英国“イケメン”ダン・スティーヴンスが演じる。監督はシリーズ過去2作に続いて続投するショーン・レヴィ。吹き替えキャストもベン・スティラーを堀内賢雄が、ロビン・ウィリアムズを岩崎ひろしが担当するほか、森川智之、徳井義実、渡辺直美と人気作らしい豪華なメンバーが揃った。ロンドン市街を舞台にしたチェイスという大迫力アクション、泣かせる友情と、親子の感動ドラマ、そして抱腹絶倒のユーモア、シリーズ全ての集大成となる『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』は、8月27日(日)13時5分~フジテレビ系にて放送。(一部地域を除く)(笠緒)■関連作品:ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密 2015年3月20日より全国にて公開(C) 2014 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved.
2017年08月16日北野武監督の最新映画『アウトレイジ 最終章』が、8月30日よりイタリアで開催される第74回ベネチア国際映画祭のクロージング作品として上映されることが27日、明らかになった。『アウトレイジ』シリーズは、北野監督によるシリーズプロジェクトで、裏社会の男たちの抗争を描いたバイオレンス・エンタテインメント。2010年に『アウトレイジ』、2012年に『アウトレイジビヨンド』が公開され、累計興収22億円超を記録している。これまでもシリーズ第1作の『アウトレイジ』が、第63回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にて上映、第2作目『アウトレイジビヨンド』が第69回ベネチア国際映画祭コンペティション部門にて上映されており、今回の決定により、3作品すべてが世界三大映画祭で上映されることになった。今回の決定を受けて、北野監督は「映画祭のクロージング作品として『アウトレイジ』シリーズの最終章とはまさにぴったり、願ったり叶ったりだね。いつものことながら観客の反応が楽しみだな」と喜び、森昌行プロデューサーも「招待作品の中でもオープニング作品と並ぶクロージング作品という格別な扱いをして頂いたことを素直に喜んでおります。今回の招待は改めて北野作品の海外での人気を象徴するものと受け止めております」とコメントを寄せている。『アウトレイジ 最終章』は、ビートたけし演じる主人公の大友が、関東の山王会と関西の花菱会の巨大抗争後、韓国に渡り、フィクサーの張会長のもとに身を寄せる。そこに、韓国出張中の花田(花菱会)がトラブルを起こし、張会長の手下を殺してしまう。これをきっかけに、張会長 vs 花菱会という一触即発の様相を呈する中、花菱会では内紛が勃発。そんな中、大友が日本に戻ってくる、というストーリーが展開する。
2017年07月27日前作から5年、『アウトレイジ』シリーズがついに終結を迎える『アウトレイジ 最終章』。このほど、“全員暴走”の果て、すべての因縁に決着をつける究極のフィナーレを迎える本作から、豪華キャストが入り乱れた予告編とポスタービジュアルが解禁となった。北野武監督が初めて手掛けたシリーズプロジェクトで、裏社会の男たちの抗争を描いた究極のバイオレンス・エンターテインメントとなる『アウトレイジ』シリーズ。2010年に『アウトレイジ』、2012年に『アウトレイジ ビヨンド』が公開され、シリーズ累計興収22億円を突破。豪華キャスト陣が入り乱れる、生きるか死ぬかの抗争劇が大反響を呼んだシリーズが、ついに前作から5年の月日を経て最終章を迎える。このたび完成した予告編は、関東「山王会」vs関西「花菱会」の巨大抗争後、張会長(金田時男)の下、韓国に渡った大友(ビートたけし)と大友を慕う韓国・済州島グループの市川(大森南朋)がマシンガンを乱射する、シリーズ史上最高にド派手で衝撃的なシーンから幕を開ける。だが、「花菱会」幹部・花田(ピエール瀧)が、取引のために滞在した韓国の地でトラブルを起こし、大友と対峙。「なめとんのか!!」と恫喝する花田に対し「なめてなんかいねーよバカヤロー!!」とブチ切れる大友。しかし、この結末は花田が張会長の手下を殺害するという最悪のシナリオを迎えてしまう。焦る市川と苛立つ大友の思いをよそに、このトラブルをきっかけに、国際的フィクサー「張グループ」と巨大暴力団組織「花菱会」は一触即発の状態になってしまう。一方、「花菱会」では新会長の野村(大杉漣)が、目障りな若頭・西野(西田敏行)を陥れようと、「張グループ」と西野が争うよう花田を焚き付けて画策し、「花菱会」内部での内紛が巻き起こっていた。それぞれの思惑が交錯する中、なんと「張グループ」「花菱会」「山王会」「警察」が入り乱れる“全員暴走”の全面戦争へと突入!大友もまた、すべての因縁に決着をつけるべく日本へと舞い戻り…。まさに、シリーズ史上最大級のスケールでおくる“全員暴走”の究極の抗争劇は、クライマックスへ。大森さん、ピエールさん、大杉さんのほか、「花菱会」の岸部一徳、原田泰造、「山王会」の池内博之ら新キャストに加え、「花菱会」西野役の西田さん、同・中田役の塩見三省、張会長の側近・李役の白竜、「山王会」白山役の名高達男、同・五味役の光石研、警視庁・繁田役の松重豊とお馴染みの顔ぶれもずらり。怒号と大金、銃弾が飛び交い、裏切り・駆け引き・騙し合いが連続する、アウトレイジ(極悪非道)たちの全面戦争は、果たしてどんな決着をみせるのか!?「済んだと思うなよ」という大友のつぶやきが、不穏な余韻を残す予告編となっている。『アウトレイジ 最終章』は10月7日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月14日「クレイジーケンバンド」のメンバー全員が揃って本人役で出演、バンドの中心でもある横山剣が主演を務める映画『イイネ!イイネ!イイネ!』。この度、本作の公開を記念して6月15日、フライングスペシャル上映会が行われた。横浜・本牧で育った3人の幼なじみケン(横山剣)、ドブオ(伊原剛志)、トニー(中野英雄)。「将来は何になる?」というトニーの質問に、ケンは「通信簿がよくないから、ミュージシャンになる!」。そしてドブオは「高倉健みたいなかっこいい俳優になるんだ!」と話していた。時は流れて2015年。ケンは「クレイジーケンバンド」を率いるミュージシャンとなり、トニーは彼らを支える敏腕マネージャーとして活躍していた。そして高倉健になりたいと言っていたドブオは、本物のヤクザとなり横浜の闇の秩序を守っている。生きる道は違いながらも、男同士の友情はいまだに健在で「イイネ!」の一言が3人を繋げている。トニーの口から彼らがずっと夢に見ていた横浜スタジアムでのコンサートが決まった夜、喜びをかみしめながら横浜を歩く横山のそばを、怪しげな中国人たちが走り抜ける。「あの女で間違いないか?」怪しんだ横山が彼らの後を追うと、若い女性がクルマに押し込まれる瞬間だった。全員をぶちのめして、彼女を救った横山は一目で恋に落ちてしまう。久しぶりに落ちた恋、病に倒れた母、組内の内部抗争、それぞれが人生の分岐点に立たされたケン、トニー、ドブオ。子どもの頃からの合言葉「イイネ!」できっと人生もうまくいくはず…。横浜に生まれ育った男・横山さんを中心に結成された「クレイジーケンバンド」(通称:CKB)。今年はバンド結成20周年、来年にはデビュー20周年と記念すべきとき。そんな中公開されるのが、ディープなサウンドと渋みのある歌声で多くのファンに愛されている「クレイジーケンバンド」のメンバー全員が揃って本人役で出演し、彼らが生まれ育った横浜の街を舞台に、男たちの友情物語がCKBの名曲と共にに描かれる『イイネ!イイネ!イイネ!』だ。主演には、「演技は得意ではないが、自分役をセルフカバーと考えればやれるかもしれない!」と、横山さん自ら本人役を演じ唯一無二の存在感で「横山剣」を熱演。また、ミュージシャンになったケンを支え続けるマネージャーのトニーを、『アウトレイジ』シリーズで迫力ある演技を見せた中野英雄。ヤクザとなったドブオを『硫黄島からの手紙』『十三人の刺客』など国際的に活躍している伊原剛志。そのほか、金子賢、菜々緒、山口智充、パンツェッタ・ジローラモ、大鶴義丹、宮川大輔、小嶋陽菜など多くの豪華ゲストが参加。横浜スタジアムや、山下公園、本牧など、クレイジーケンバンドの顔でもある横浜を中心にロケを行った。今回の上映会イベント会場となったのは、TIAT SKY HALL(羽田空港国際線旅客ターミナル)。そこで映画のダイジェスト版が流れると、映像を映し出していた白い幕がはらりと落ち、そこに「クレイジーケンバンド」が登場。ライブがあることを知らされていなかった観客たちからは大きな歓声があがり、劇中で歌われた「漢江ツイスト」「生きる。」が披露された。この日は「クレイジーケンバンド」のほかにも、伊原さん、中野さん、門馬直人監督、脚本の一雫ライオンが登壇。横山さんとの共演について伊原さんは、「役者としてはフレッシュでしたね。新鮮でした。びっくりするくらいフレッシュでリハーサルのときからそうで、あんまり剣さんには似合わない言葉んですけど、本当にぶどうのような(フレッシュさが)」と表現。一方中野さんは「割と側についていることが多いんですけど、台詞を終わったあとにすぐ僕を見るんですよ」と暴露すると、すかさず横山さんが「保護者みたいな」返し、中野さんもまた「このサングラスのまま見られるんで、え?って思うんですけど。カメラの方向を観てくださいって言われてるのに、台詞を言い終わったら僕のほうを向く、そういう感じでした。剣さんのいいところがたぶん出てるんじゃないかなと思うんですけど」と撮影での様子をふり返った。そんなライブMCのような軽妙な掛け合いの後、再び演奏へ。「リクエストを賜りたい。元町の歴史的なダンスホールの栗不再度で演奏シーンがあるんですけど、そのときにやった『不良倶楽部』をお届けしたいなと」と横山さんが話し、「不良倶楽部」を熱唱した後、横浜にちなんだものを、とリクエストを受けて「☆☆☆☆☆」、「逆輸入ツイスト」と続けた。ここでフォトセッションが入り終了かと思いきや、客席から「もうちょっとやって!」の声が。そして、横山さんの「やりたい。ドラから始まりましょう。豪快に!」 との声が掛かり、「スージーウォンの世界」を披露。さらに、スペシャルゲストとして山口さんが登場し、一緒に「タイガー&ドラゴン」を。 “剣さん!”“ぐっさん!”と言い合いながらセッション!歌い終わると、自信の役柄について山口さんは、「DJロッキー役。クレイジーなDJをやっております」「名前も勝手に付けてください。衣装も自由。描く人を勝手に自分の服から選んでやったんですけど、ほとんど台本ないんですよ。俺のピーがピーしてるぜっていう」と明かし、「僕はシーン的にはご一緒していただいてないんですけど、現場にお越しいただいてみていただいて幸せな環境で収録させていただきました。普段を僕が語るのはおこがましいんですけど、気さくでどこがあったかというと下ネタがあうこと。野郎同士、非常に…!」 と共通点は“下ネタ”だったと打ち明けていた。『イイネ!イイネ!イイネ!』は6月24日(土)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年06月16日神永学の同名人気推理小説の舞台版『心霊探偵八雲 裁きの塔』が5月31日に開幕した。本作は「心霊探偵八雲 ANOTHER FILES」シリーズの舞台化第3弾で、2013年に上演された『いつわりの樹』、2015年の『祈りの柩』に続く最終章。第1弾から主人公・斉藤八雲を務めてきた久保田秀敏にとっても“ラスト八雲”となる。開幕公演を取材した。舞台『心霊探偵八雲 裁きの塔』 チケット情報久保田をはじめレギュラーメンバーのキャストは美山加恋、東地宏樹、佐野大樹、樋口智恵子が前作以来2年ぶりに再集結。さらに今作の登場人物として石坂勇(THE CONVOY)、水石亜飛夢、北園涼、田中涼星、今村美歩、OH-SE(電撃チョモランマ隊)が参加し、本作ならではの魅力をつくりだす。今回の舞台となるのは八雲(久保田)と晴香(美山)が通う大学。その時計塔で女子学生が殺され、その場にいた晴香が殺人容疑で逮捕されてしまう。これまで多くの事件を共に解決してきた晴香の逮捕という衝撃の中で、推理の前に八雲がぶつかったのは「信じる」ことへの葛藤。「僕は信じるに値するだけ彼女のことを知っているのか」と立ち止まってしまった彼に「人を信じるのに理由は必要ない!」と教えたのは、晴香同様ずっと一緒に事件を解決してきた刑事の後藤(東地)だった。もがく八雲と全身で向き合う後藤のシーンは、後藤にしか見せない八雲の姿に3作目ならではの深みが感じられた。それ以外にも、後藤の部下・石井(佐野)と同期のエリート・小野寺(OH-SE)が刑事を続ける中で分かれてしまった道や、真琴(樋口)を導いた恩師・恩田(石坂)の言葉、桜井(水石)と西澤(北園)の仲がこじれた理由、殺された花苗(今村)が抱えていた想い、瀬尾(田中)が本当に見たものなど、登場人物それぞれのドラマが一つひとつ丁寧に描かれている本作。そのエピソードは、劇場を出て改めて「裁きを受けるのは誰なのか」を考え始めたときに更に深く突き刺さってくるものになるはずだ。また、セットはシンプルで、場面の切り替わりは芝居と光と音で表現。まるでテレビや映画のように時計塔、警察、大学校舎とシーンが替わっていく演出は鮮やかで、小説を読んでいるようにイメージが広がる。さらに、ステージは低く客席通路も使うため、息づかいや振動まで感じられる距離で芝居が繰り広げられる。シリーズで演出を手掛ける伊藤マサミが「とにかく熱いステージを」とコメントした通り、俳優の存在が際立ち、放たれる熱がこぼれずに伝わってくる。公演は6月11日(日)まで東京・品川プリンスホテル クラブeⅩ、6月16日(金)から18日(日)まで大阪・大阪ビジネスパーク円形ホールにて。原作者の神永自らがシナリオを手掛けるのは舞台版だけ。神永ファンもお見逃しなく!取材・文:中川美穂
2017年06月01日アイドルグループ・関ジャニ∞の安田章大が28日、東京・TBS 赤坂ACTシアターで行われた主演舞台『俺節』のフォトコール及び囲み取材に、共演のシャーロット・ケイト・フォックス、福士誠治とともに登場した。同作は土田世紀による同名コミックを舞台化した。演歌歌手を目指し青森から上京した青年・コージ(安田)が、ギター弾き・オキナワ(福士)とともに飲み屋街で流しの演歌歌手をしながら奮闘する青春群像劇。コージは気弱であがり症ながら抜群の歌唱力を持つという役どころで、安田も歌声を披露する。今までにない迫力で歌い上げる安田だが、声量が上がったのでは? という指摘に「正直、自分では全くわかんないですけど、そうなんですかね」と首をひねる。さらに「歌というより、届ける、叫び。演歌って情景が浮かんだりとか、物語が寄り添ってすごく伝わると思うので」と説明。安田が「トレーニング、俺、してないよなあ?」と福士に尋ねると、福士は「なんで俺に振った? 安田くんのトレーニング事情知らんし。一緒に住んでるわけちゃうし」と驚き、仲の良さを見せた。また福士が「安田くんは稽古初日から歌も全部入っていて、津軽弁も調べてやってきたりとか、すごく刺激になっています」と絶賛すると、安田は「持ち上げてるやないか!」と照れかくし。福士はさらに「ピラミッドの先頭になって走ってもらっているので。最後まで安田くんの背中を追っていけば間違いないんじゃないかな」と、信頼を寄せた。今回は福士もギターを披露するが、安田は「めっちゃ練習してた!」と稽古を振り返る。安田が「僕がギターやってるから思うんですけど、やっぱりギターって最初、難しいんですよ。初めて合わせる時にこなしてたから、『すごっ』と思って」と褒めると、福士も「持ち上げるねえ~」と照れた様子を見せ、安田は「一緒に二人で歩んで進んでた感じ」と語った。「人生の中で、越えられへん時にはチャンスが来ないので、一個一個やってきたからこそ、ここに立ててるのかな」と、しみじみ振り返った安田。過酷な稽古に5kg痩せたというが、「それだけみんなでエネルギーを使った」と誇らしげに答えた。福士も「毎日稽古が千秋楽みたいに、疲れ果てて帰っていくんですよ」と安田の様子を説明し、「少しはサボりなさい」と苦笑していた。現在、関ジャニ∞のメンバーである横山裕、大倉忠義も舞台公演中だが、安田は「仲間が頑張ってるというのは励みになりましたね」と笑顔に。自身の舞台があるため、メンバーの公演は「観に行けないですね。行きたいけど」と残念がる。横山は自身の舞台『上を下へのジレッタ』会見時に、安田からボイスメッセージをもらったエピソードを語ったが、安田は「ケータイを一切見ないですね、今日。集中力が途切れちゃうんで。器用じゃなくて」とストイックな様子。「もし来てたら嬉しいから、帰って見ます」と宣言した。東京公演はTBS 赤坂ACTシアターにて28日~6月18日。大阪公演はオリックス劇場にて6月24日~30日。
2017年05月28日待望の最新シーズン第七章の邦題が「氷と炎の歌」に決まった大人気海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」。このほど、第七章のカギを握るホワイトウォーカーの首領、“夜の王”を前面に出した最新画像が公開された。最新シーズンが「第七章:氷と炎の歌」との邦題に決まったことでも話題を呼んだ本作。架空の王国ウェスタロスを舞台に複数の名家が繰り広げる壮絶な覇権争いを、映画並みのスケール感と1話約1,000万ドルともいわれる製作費で描き出すスペクタクル巨編。シーズンを追うごとに製作費だけでなく人気も増加し続け、名実ともに世界を席巻、エミリア・クラーク、キット・ハリントンらスターを続々と輩出してきた。先日も、過酷な運命に独り闘い続けているアリア・スターク役のメイジー・ウィリアムズが、姉サンサ役のソフィー・ターナー同様、『X-MEN』シリーズに参加することが明らかになったばかり。また、新シーズン「第七章」注目の新キャラクターとしては、『ハリー・ポッター』シリーズでスラグホーン教授を演じていた英国の名優ジム・ブロードベントが登場すると報じられているほか、メイジーが大ファンと公言している人気シンガーソングライター、エド・シーランがカメオ出演するという情報もある。今回、第七章の放送までいよいよ2か月を切ったタイミングで、ホワイトウォーカーの最新画像が公開されたことで、新シーズンの世界観がより明らかになり、ファンの話題と期待がさらに膨らむことに。これまでの全10話から全7話に凝縮された第七章は、クライマックスに向け、非常に重要なシーズンになることが予想される。日本では、スターチャンネルが日本最速&日米完全同時放送を決定しており、その後、「スターチャンネル オンデマンド」で日本最速でオンライン配信される。現在、新シーズンの放送・配信に先がけ、「スターチャンネル オンデマンド」ではこれまでの全6章・60話を配信中だ。「ゲーム・オブ・スローンズ 第七章:氷と炎の歌」は7月17日(月・祝)よりスターチャンネルにて日米完全同時放送。※その後「スターチャンネル オンデマンド」で日本最速で配信。(text:cinemacafe.net)
2017年05月24日漫画家・羽海野チカによる大ヒット漫画『3月のライオン』。将棋界を舞台に、プロ棋士である1人の高校生・桐山零が、壮絶な過去を持ちながらも周囲の人間との関係を深め、成長していく。個性豊かなプロ棋士達、零と交流を深める下町の川本家の姉妹たち、零の育ての親である棋士・幸田家の家族など、それぞれのキャラクターの背景や思惑がより合わさった人間ドラマが2部作として映画化され、すでに前編が3月より上映中、後編も4月22日より公開となる。ドラマ&映画『ハゲタカ』、映画『るろうに剣心』シリーズなどのヒット作を手がける大友監督だが、今回の主人公は高校生。恋愛をテーマにした青春映画が多く作られる中、『3月のライオン』の立ち位置とは。○強くなるためには、それだけやっていてもダメ――監督のこれまでの映画と比べると、主人公の桐山零は高校生ということで、年齢が若いのかなと思いました。物理的に若いけれども、精神的には老けているなと思っています(笑)。将棋をやっていますからね。友達と野球やサッカーをやるような、普通の人とは違う生き方をしていて、しかも家の中でも将棋だけの世界に放り込まれて。普通であれば、家族のおかげでホッとすることもあるだろうに。また、幸田家という家族の中に一人だけ全く違う人間として入っていって、「こういうことを言ってもいいのかな」「お父さん、お母さんの機嫌はどうなのかな」とか、言いたいことがあっても飲み込んでしまうしかなかったという生き方をしている。内省的で、ある意味老成している子だと思います。――実際、社会人として自分で稼いでいますもんね。17歳で、プロとして給料を700万円ももらって、ウォーターフロントで一人暮らしをして、羨ましいぞみたいなところはありますよね(笑)。ただ彼はそうじゃない全く違う孤独を抱えていて、やっぱり普通の17~8歳の物語ではないですよね。ただ渦中にいるとわかんなかったりするんですけど、自分も一人暮らしをしていたから、その時に考えてることを思い出したりもしました。思春期だから女の子と付き合うことも大事で、頭の中は恋愛映画みたいなことにはなるんだけど、思い出してみると、それだけ考えていたわけじゃないよな、という。零は恋愛について考える隙もない生き方をしているわけじゃないですか。自分もたしかに何かこう、抱えきれない寂しい孤独や不安がある。思春期って、そうですよね。まだそういう気分も、何者でもなかった自分も、持っていたよね、と。女の子と楽しく付き合って、映画みたいに壁ドンできるのは0.5割くらい? で、ほとんどの子が零に近かったんじゃないかな。そういう意味では、年齢も関係なく、普遍的で共感できる人物になっていたと思います。(C)2017映画「3月のライオン」製作委員会
2017年04月23日舞台『PERSONA3 the Weird Masquerade』最終章「碧空の彼方へ」が4月19日に開幕。それに先がけ4月18日にプレビュー公演が行われた。大人気ゲーム『ペルソナ3』を舞台化した『PERSONA3 the Weird Masquerade』シリーズの最終章である本作。2014年1月に上演された第1弾「青の覚醒」、同年9月の第2弾「群青の迷宮」、2015年6月の第3弾「蒼鉛の結晶」と続いてきた人気シリーズで、今回、4月14日に開幕した第4弾「藍の誓約」と最終章「碧空の彼方へ」を2作同時上演。クライマックスまで一気に駆け抜ける。第4弾と最終章共に、蒼井翔太が主人公を演じる男性主人公ver.と、阿澄佳奈が主人公を演じる女性主人公ver.を上演。それぞれの物語が楽しめる。(本文、写真は最終章「碧空の彼方へ」男性主人公ver.)1日と1日の狭間にある隠された時間“影時間”や異形の怪物“シャドウ”、それらに対抗できるペルソナの力に目覚めた若者たちの戦いを描いてきた舞台シリーズ。最終章である今作で遂に最大の敵との対峙が描かれ、登場人物それぞれがある誓いを胸に最後の戦いに臨む――。原作の世界観を体現するような蒼井の美しい歌声で一気に物語に引き込まれた、男性主人公ver.。本シリーズ独特の世界観も、全員が第1弾から演じ続けてきたオリジナルキャストというメンバーの深い芝居はもちろん、細部までこだわられた衣装、印象的な映像の使い方、パフォーマーたちのマイムなどが繊細に表現し、観客をスッと引き入れてくれる。今作では、蒼井演じる汐見朔也をはじめとする特別課外活動部(S.E.E.S.)が“影時間”を消す為に最後の戦いに向かう。壮絶な戦いの中で描かれた、大事な人に笑っていてほしいという願いや、折れそうなときに力をくれるものは何か、人を想う気持ち…。自分たちが生きる日常の中に潜むささやかでかけがえのないものを掘り起こして見せてくれたように感じた。また、ときにやさしく、ときにポップな劇中歌&ダンスも本シリーズを通しての魅力。ひとりひとりの想いをより鮮やかに描き出し、そこにある大切な時間を印象付けていく。カーテンコールではこれまでの作品の劇中歌を披露。初演から変わらぬキャストで迎える最終章にふさわしい、シリーズの集大成を感じるあたたかな時間となっている。舞台『PERSONA3 the Weird Masquerade』第4弾「藍の誓約」 最終章「碧空の彼方へ」は、4月23日(日)まで東京・東京ドームシティ シアターGロッソにて上演。取材・文・写真:中川美穂
2017年04月21日『るろうに剣心』を撮り終える頃には、大友啓史監督の頭には、神木隆之介ともう一度、組みたいという思いが芽生えていたという。撮りたかったのは“バックボーン”を抱える役を演じる神木隆之介。『3月のライオン』は、そんな監督の思いとぴったり重なる作品だった。神木さんは、漫画原作の主人公――小学生で家族を失い、プロ棋士の家に引き取られ、ひたすら将棋の腕を磨いて生きてきて、将来の名人と期待される高校生プロ棋士・桐山零という役柄について「どんな声で話し、どんなふうに叫ぶのか?漫画から人間へと落とし込んでいくのは難しかった」と語るが、あるとき、大友監督から言われた「神木と零は似ているじゃん」という言葉をヒントに、棋士としての零を作り上げていったという。原作に対して、その絵柄を含め、ふわりと柔らかくほのぼのとした作風というイメージでとらえる人も多いだろう。その映画化を監督するのがNHKの大河ドラマ「龍馬伝」や映画『るろうに剣心』を手掛けた大友監督?違和感があった人も多かったはずだ。監督自身「最初は『なんで俺?』と思ったよ」と笑う。だが、しっかりと原作に向き合ってみると、決してただほのぼのとした、温かいだけの作品ではなかった。「将棋って盤上での斬り合いだよね。映画の冒頭、零が父親(※零を引き取った棋士・幸田/豊川悦司)を対局で負かす。そして家に帰ってつけたラジオで、息子による父殺しの事件のニュースを耳にします。原作の最初のシーンも同じなんですけど、やはり最初に大事なテーマが描かれているものだと思う。原作で、カッコウが別の鳥に卵を託すというエピソードも出てきますが、零自身が自覚しているのは『俺はライオンだ』ということ。飄々とした印象を持たれるかもしれないけど、心の奥でライオンを飼っている勝負師の厳しい話なんだと。だから『俺、この映画やりたい』って思いました」。神木さんも、原作を読んで零が「決しておとなしい子羊ではない」と感じたという。「最初に僕も静かな印象を持ったのですが、それはなぜか?おそらく彼が持つ孤独が見え隠れするからだと思います。そこに、はかなさや静けさを感じたのだと思います。しかし、桐山はプロとして盤上でプロの棋士に向き合いますし、相手を吹き飛ばす力を持ってもいる。後藤(※義姉の不倫相手の棋士/伊藤英明)にも立ち向かっていく。決して子羊ではないのだと思いました」。桐山が川本家の3姉妹や棋士たちとの交わりの中で成長していく姿を描く本作。物語はいよいよ【後編】へ――。原作の漫画は現在も連載中であり、原作に沿ったエピソードを中心に展開する部分が多かった【前編】に対し、この【後編】では、まだ原作でも描かれていない“先”の物語がオリジナルで展開することになる。大友監督はどのようにこの物語を練り上げていったのか?「原作では、それぞれの回ごとに脇の人物に焦点を当てたりもしてるし、それが出来るのが漫画というメディア。一方で映画は、2時間を通して見てもらう中で、ひとつの線路を作らないといけない。それはやはり主人公。桐山の心の流れ、少しずつ小さな一歩を踏み出していく姿を描く。小学生で家族を失い、これからどうなるのか?と心細くなったときに幸田が現れ『君は将棋好きか?』と聞く。生きていくための嘘として『はい』と答え、将棋の家の子になった。その『はい』がどこかに着地するのを、物語の縦軸にしたかった。嘘から出た実(まこと)じゃないけど、最後に桐山が将棋が『好き』だと晴れやかに言える、それを着地点に描こうと思ったんです」。神木さんは、原作という“地図”さえもなくなる【後編】で、どのように桐山として生きたのだろうか?「確かに難しかったのですが、撮影の途中から、桐山零というキャラクターは、固定されているわけではないのだと気づいたんです。キャラクターは、例えば“ひねくれ者”というキャラクターだとしたら、誰に対しても一面的にひねくれた感じになると思うのですが、この作品では桐山は、キャラクターというよりもひとりの人間として、それぞれの人物たちと関わっているんです。一定ではない、それぞれの距離感がある。友達同士、家族など人によって距離や親密度、接し方が異なることがあるかと思うのですが、自分というキャラクターが固定されているのではなく、それぞれと色々な関わり方で適度に対応している。それでいいのだと気づいて、楽になりました」。それは確かに、生きている生身の人間そのものだが、逆に言うと「これ」という固定されたものではなく、それぞれの人物と関係を構築していくというのは、それだけ豊かな表現を求められるということでもある。「色々な関係があり、それこそ、義理の父親と接するとき、どのような感じなのか僕にはわからないので、たくさん考えました。『知らない人と一緒に暮らすということがどのような感じなのか?』とか。結果的に、僕の中では適度な関係をそれぞれと持つことができて、桐山が『生きている』関係を築けたと思います!」(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:3月のライオン前編 2017年3月18日より全国にて公開(C) 2017 映画「3月のライオン」製作委員会3月のライオン後編 2017年4月22日より全国にて公開(C) 2017 映画「3月のライオン」製作委員会
2017年04月20日北野武の監督18作目となる最新作『アウトレイジ 最終章』の公開日が、10月7日(土)に決定。さらに、ビートたけしや西田敏行、新キャストも含めた豪華“コワモテ”俳優たちの名が1発の巨大な銃弾に刻まれた特報が、ティザービジュアルとともに解禁となった。関東「山王会」vs関西「花菱会」の巨大抗争後、大友(ビートたけし)は韓国に渡り、日韓を牛耳る“フィクサー”張会長の下にいた。そこに、韓国出張中の「花菱会」花田がトラブルを起こし、張会長の手下を殺してしまう。これをきっかけに、韓国“フィクサー”vs関西「花菱会」が一触即発の様相となる中、「花菱会」では内紛が勃発。そして、大友が日本に戻ってくる…。2010年『アウトレイジ』、2012年『アウトレイジ ビヨンド』と、シリーズ累計興収22億円超を記録した超人気シリーズが、前作から5年の月日を経て最終章を迎える。本シリーズは日本のみならず世界にファンを有する北野監督が、初めて手掛けたシリーズプロジェクトで、裏社会の男たちの抗争を描いたバイオレンス・エンターテインメント。今回、新たにシリーズに参戦するキャストとして、大友を慕う韓国・済州島グループの市川役に大森南朋、花菱会の花田役にピエール瀧、同若頭補佐・森島役に岸部一徳、花菱会の新会長・野村役に大杉漣、花田の手下・丸山役に原田泰造、関東の組織「山王会」木村組・吉岡役に池内博之ら豪華な面々が発表。大友役のビートたけし、花菱会・西野役の西田敏行、同・中田役の塩見三省、張会長の側近・李役の白竜、山王会・白山役の名高達男、同・五味役の光石研、警視庁・繁田役の松重豊ら、豪華な“全員悪人”の面々と共に、全面戦争へと突入する。このたび解禁となった特報でも、まずは、たけしさん演じる大友が登場!その後、巨大な弾丸に次々と超豪華キャスト陣の名前がクレジットされ、本シリーズらしい「全員暴走」を予感させる一瞬が映し出されていく。また、大友が銃をぶっ放すシーンもあり、今回の特報30秒の間だけでもすでに3発発砲。映像の最後には、「大友さん、これで最後ですよね」と聞かれるも、大友が「(これで)済んだと思うなよ」と裏切りの連続を示唆するセリフを言い放ち、まさに“全面戦争”前夜の様相を呈した特報は、「終結パート」を意味する音楽記号「コーダ」マークの入ったタイトルロゴで締めくくられている。先の読めない“裏切り”“駆け引き”“騙し合い”の末に、彼らはどんな決着をみせるのか?ますます期待高まる本作を、映像から確かめてみて。<新キャストよりコメント>■大森南朋役者を始めたころからずっと北野監督の映画に憧れていました。これまでも『dolls』『アキレスと亀』と2作品でお世話になってます。そして今回は、念願叶ってバイオレンス。念願叶って『アウトレイジ』。もうこんな幸せな事はありません。北野組の撮影現場、たけしさんの横で「あぁ オレ 今 夢が叶ってるぅぅ」って スゲェ小さい声で呟いてましたもん。■ピエール瀧初めて北野組に参加させていただきました、ピエール瀧です。全スタッフの見事なチームワーク、痺れるような本番の緊張感、そして時折垣間見ることができた監督の作品への姿勢と愛情、どれもが自分にとって素晴らしい体験でした。顔面世界遺産とも言える役者陣の“顔バトル”は、とにかく必見です(笑)■大杉漣24年前の『ソナチネ』が、初めての北野映画でした。ちょうど今回の出演で10本目になりますが、常連などと思ったことはありません。やはり作品は、ひとつひとつなのだと痛感します。北野組のあの独特な緊張感と世界観はたまりません。また味わいたくなるのは僕だけではないはずです。■原田泰造念願の北野組、それも大ファンである『アウトレイジ』に出演することが決まった時、嬉しさのあまり雄叫びを上げていました。現場では北野監督の包容力がとても大きく、夢見心地と緊張感が入り混じった味わったことのない気分で撮影に臨ませていただきました。僕も皆さん同様、暴走しております!公開を楽しみにしていてください!■池内博之自分が俳優としてデビューしてから、北野作品に出演することは自分の目標でもありましたので、決まった時は本当に嬉しくびっくりしました。現場は、スタッフ、キャストのとてつもない、いい緊張感が、リハから流れていて本番一発。テンポの速い撮影で、あっという間に終わるんです。たまに北野監督から演出上の指示がある以外は自由に演じさせてもらえるのですが、本気でやらないと見透かされてそうで、ある意味怖かったですね。なので1カット1カットを全力で生きないといけないという思いが凄くありました。■岸部一徳『座頭市』以来、久しぶりに参加しました。北野組の優しさ、静けさ、心地よさを感じた現場でした。言葉を使わない人間への愛情、そんなたけし映画が僕は好きです。『アウトレイジ 最終章』は10月7日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年04月18日2014年に宝塚歌劇団雪組トップスターに就任後、『ルパン三世』『るろうに剣心』などに主演。快進撃を続けた早霧せいなの退団公演『幕末太陽傳』『Dramatic“S”!』の初日がいよいよ近づいている。稽古中の早霧は「“いつも通り”と思いながらも日々の感情が騒がしいです!」と明るい笑顔を見せる。【チケット情報はこちら】鬼才・川島雄三監督による日本映画の名作がベースの『幕末太陽傳』。古典落語を組み合わせ、品川の遊郭・相模屋での様々な人間模様を描いたコメディで、早霧は一文無しのまま居残りを決め込む佐平次を演じる。「立っているだけで格好いい二枚目とは違うので、生き方の格好良さで魅せていくしかない。最後にこんな大物が来たかと(笑)。培ってきた男役のしぐさをあえて崩し、ふざけていてもそこが粋なんだよと思っていただけたら」と新たな挑戦を語る。「“いい人感”が出ていないところが好き」と佐平次への愛着も増す一方のようだ。同時退団の雪組トップ娘役・咲妃みゆとは抜群のコンビネーションで、数々の名演を残してきた。今回咲妃演じる女郎おそめは佐平次にとって大きな存在に。「おそめが強く生きていく姿に刺激を受け、病気で死を覚悟している佐平次だけどまだまだ生きられると思うようになる」という。また、次期雪組トップスターに決まった望海風斗扮する高杉晋作との芝居も。「佐平次は町人、高杉は武士で身分的・立場的な違いはあるけれど、気持ちとしては同等で最終的に尊重し合う」という間柄。温かな場面が生まれるだろう。『Dramatic“S”!』は早霧の頭文字でもある“S”をキーワードに展開するショー。といっても早霧が何か要望を出すことはなかった。「私は自分の限界を作りたくないので、先生方が私のために用意してくださるものを“料理して出す”のが仕事だと思っています」と潔い。そんな中注目なのが、早霧がよくカーテンコールで行う掛け声である“絆”をテーマにしたシーン。「“皆の温かさを忘れないよ”というメッセージの中で、組子ひとりひとりと目を合わせていくようなシーンに。とても照れくさいです」と、照れ隠しのように大きく笑う。細身の端正な容姿とは裏腹に、豪快で大胆な役作りでファンの心を捉えて離さなかった早霧。「フェアリータイプとか言われても自分としてはそちら側ではなく、いわゆる男性に見える男役になりたかった。今があるのは、自分の想いが貫けたからだと思います」。稀代の演技者・早霧ならではの最後の男役像を見届けたい。公演は兵庫・宝塚大劇場にて4月21日(金)から5月29日(月)まで上演。チケットは発売中。東京宝塚劇場公演は6月16日(金)から7月23日(日)まで。5月14日(日)より一般発売が開始される。取材・文:小野寺亜紀
2017年04月13日『るろうに剣心』シリーズや『バクマン。』など様々なヒット作に出演する人気俳優・佐藤健が、書籍「るろうにほん熊本へ」を発売することが決定。本日3月21日(火)21時より予約受付開始、4月14日(金)より一般発売となる。佐藤さんにとって熊本とは、『るろうに剣心』の撮影で度々訪れており縁の深い場所。今回、「熊本地震の復興に少しでも役に立てたら」と佐藤さん自らが本書を企画し、熊本の地元自治体の協力のもと、昨年7月と8月に熊本県内にて撮影が行われた。本書は、210ページ&表紙&カバーのオールカラー仕様。熊本県内各地での魅力溢れる人々との出会いから、守るべき日本の伝統文化、そしてその未来について考える、“ロードムービー的BOOK”となっており、熊本のおいしい食べ物や素敵なお店、風景など、ガイドブックとしても活用できるような様々なスポットも紹介されている。そして、本書の中では熊本市をはじめ阿蘇市、南阿蘇村、宇城市、上天草市、合志市、高森町、産山村に足を運んだ佐藤さん。撮影を終え、「今回旅したところはすべて本当に素敵なところばかりですし、まずはこの本に載っている場所を起点に、ぜひ行って、味わって、経験してみてください」と呼びかけ、また「そして、その先でみなさんがまだ見ぬ素敵な場所を見つけてくれたら、より嬉しいなあと思います」と多くの人々に、この地を訪れて欲しいとコメント。なお、震災直後の熊本城や阿蘇神社の写真も収められており、忘れてはいけない震災の記録としても貴重な資料にも。書籍の売り上げの一部は、熊本の地元自治体に寄付されるという。佐藤健「るろうにほん熊本へ」は4月14日(金)より発売。※3月21日(火)21時~アスマートほか、全国書店、各NET書店にて予約開始(cinemacafe.net)
2017年03月21日最終回まで残すところあと2回となった、草なぎ剛主演のドラマ「嘘の戦争」。クライマックスを迎え、本日3月7日(火)は15分拡大で放送される第9話から、今回のキーパーソンとなる俳優の大杉漣と女優の国仲涼子からコメントが到着した。草なぎさん主演の“復讐シリーズ”第2弾となる本作。30年前に家族を殺され、「犯人を見た」と言っても嘘つきと呼ばれて信じてもらえず、事件も無理心中として片付けられてしまった過去を持つ一ノ瀬浩一が、いつしか天才詐欺師となり、関係者に復讐を果たしていく物語。先週2月28日放送の第8話では、関西、関東ともに8週連続で視聴率2桁台をキープ、8地区(関西、関東、名古屋など)すべての局でも2桁を越え、その平均視聴率は13.4%とさらにアップした本作。第8話では、二科興三(市村正親)への復讐を遂げるため、婚約までした楓(山本美月)にも浩一の正体がバレてしまい、30年前の事件の証拠を恩人の三瓶守(大杉蓮)が隠し持っていた事実も判明。激高した浩一が、守に復讐を誓うところで物語が終わった。放送終了後には、思わぬ展開に話が進んだことから、「怒りで紅潮した浩一の顔、一生忘れません」「本当は優しい浩一を見ていると苦しい。最終回直前ということで益々目が離せない」「まさか園長(大杉さん)にも復讐するのか…しないで欲しい」など、SNS上にも数々のコメントが寄せられた。そして今夜の第9話では、浩一は守への復讐のため、いまは疎遠で結婚を控えている守の一人娘・由美子(国仲涼子)に接触、罠を仕掛けるという。守を演じる大杉さんは、主人公・浩一役の草なぎさんについて「草なぎさんとの撮影現場は戦いの現場なんです。俳優として戦うことはもちろんだけれど、作品と向き合う姿勢など、非常に質の高い感じがしています」と絶賛。「年齢は僕のほうが上だけれど、草なぎさんに教えられている部分が大きいなと思います。俳優という職業は肉を付けがちなのですが、逆に削ぎ落としていく作業とでも言いましょうか。常に進化しているのが草なぎ剛さんなんです。だから彼との芝居は好きなんです」と語っている。2人は、関西テレビの作品では本作のほか、好評を博した“僕生きシリーズ3部作”や「銭の戦争」など複数の作品で共演しており、気心知れた仲。怒涛の展開を見せる8話の後半や9話では「何度もテストを重ねずに、互いの持っている気持ちをライブ感と共に撮影するシーンがいくつかありました。終わった後は非常に疲れるのですが、それさえも心地よかった」と撮影をふり返っている。また、「待ち時間に彼(草なぎさん)は必ずギターを持っているので、『STAND BY ME』など、3曲くらいセッションしました。それと今度一緒にギターショップに行こうねと約束しました」と撮影合間の様子を明らかにした。9話については、「守としても、引け目を感じつつも、まさか自分が復讐されるとは思ってもみなかったかもしれない。第9話は作品全体が持っている大きなうねりのように、最終回への橋渡しをする重要な回とあって、非常に深い内容となっています」と期待を込めている。一方、草なぎさんとは時代劇「太閤記サルと呼ばれた男」(’03)以来の共演となる国仲さんは、「今回もそうなのですが、普段はふわっとされているのに、役によって雰囲気が全然変わるのでびっくりします。きっと感情のコントロールがお上手なのだと思います。本番のときのスイッチが入るのを見て、今回もすごいなと思いました」と、久々の共演をふり返る。もともとドラマ自体を楽しんでいたという国仲さん。「浩一さんが本当は自分も復讐をしたいわけではないのに苦しみながら復讐をしている姿が切ないですが、『地獄を見せてやる』という台詞にはスカっとさせられました(笑)」とコメント、9話について「いろんな人の感情が入り交じり、それぞれの抱えていることが心に刺さる回ですが、実は素敵な回でもあります」と話している。草なぎさん自身も「面白い回でもあるのですが、浩一の気持ちが痛々しい。ある種のクライマックスでもある訳ですが、親代わりの人に復讐をするのは心に圧力が掛かって正直辛いですね。すごいシーンになってくる」と評す第9話。最終回直前に魅せる恩師への悲しき復讐物語。果たして、浩一はどんな罠を仕掛けるのか?そして、興三と隆(藤木直人)はどんな反撃を仕掛けてくるのか?浩一を見守るハルカ(水原希子)、浩一の正体を知ってしまった楓、それぞれの恋の行方は?今回も見どころ満載となりそうだ。「嘘の戦争」第9話は3月7日(火)21時~22時9分(15分拡大)カンテレ・フジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年03月07日12月23日(金・祝)より日本で世界最速公開となった大ヒットアクションシリーズ第6弾にして最終作となる『バイオハザード:ザ・ファイナル』。ミラ・ジョヴォヴィッチ演じる美しきヒロイン・アリスと、世界をアンデッド化した元凶アンブレラ社との最後の戦いをシリーズ最高のスケールで描く本作から、ミラをはじめとしたキャストやポール・W・S・アンダーソン監督が本作の魅力を語る特別映像がシネマカフェにて解禁となった。「48時間で人類は滅びる」とレッドクイーンに告げられるアリス。彼女の前に絶望的な数のアンデッドが現れ、地上を埋め尽くしていく。アリスはすべての物語がはじまった地=ラクーンシティへと戻り、世界をアンデッド化してきた宿敵アンブレラ社、そして首謀者アイザックス博士との壮絶なラストバトルが幕を開ける。人類の命運はアリスに託された――。そして、ついに明かされるアリスの秘密とは!?2002年に初めてスクリーンに登場して以来、1作ごとにスケールとパワーを増殖させ、世界を熱狂の渦に包んできた『バイオハザード』シリーズの最終作となる本作。今回、解禁となる映像では、前作『バイオハザードV リトリビューション』から3年ぶりとなる本作について、第2子出産の後に撮影に臨んだミラが「戻ってこられて本当にうれしいわ」と語り、「ミラ抜きの本作はない、アリスはシリーズの要だ」と、夫であるアンダーソン監督も力説する。過去の名場面が続く中で、ミラが「アリスは最高の私」と断言すると、それを裏づけるように盟友クレア役のアリ・ラーターが「ミラのアクションはすごいの」と言えば、女戦士の一人、アビゲイル役の注目女子ルビー・ローズは「(ミラに)釘付けになるわ」と付け加える。ミラ自身も「シリーズ最高傑作だと思う、驚愕のアクションと最高のパフォーマンス、魅力的なストーリー、シリーズを締めくくる最高の最終作になっているわ」と自信を覗かせる本作。映像では、「お前との長いゲームも終わりだ」とアリスに言い放つアイザックス博士(イアン・グレン)の姿をはじめ、戦車からミサイル攻撃をかいくぐるアリスのバイクアクションに、アンブレラ社の軍人コマンド(イ・ジュンギ)との決闘、さらに翼竜クリーチャー、ポポカリムとの壮絶な死闘が詰まっている。物語の始まった地でもあるラクーンシティを舞台に、アリスが最期の戦いに挑み、数々の謎がついに解き明かされる本作。最後の激闘を、こちらの映像からも確かめてみて。『バイオハザード:ザ・ファイナル』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バイオハザード:ザ・ファイナル 2016年12月23日より全国にて公開
2016年12月27日シリーズ最終章を迎える『Club SLAZY The Final invitation~Garnet~』が、12月7日に開幕した。本作は、2013年9月からスタートした『Club SLAZY』シリーズ6作目。最終章となる本作では、Bloom(太田基裕)、Cool Beans(米原幸佑)、Deep(加藤良輔)、End(井澤勇貴)、Q(法月康平)、Odds(藤田玲)、Doo Bop(倉貫匡弘)という、これまでのシリーズに登場してきたキャスト達が勢揃い。深い悲しみを持った女性のみがたどり着ける“Club SLAZY”を舞台に、歌やダンスのパフォーマンスと、笑いあり涙ありのストーリーを繰り広げる。初日を前にした囲み取材でのコメントは以下。倉貫は「見どころは炒飯。細かい部分までこだわってるということで…(笑)」藤田は「この作品が大好きなので、Finalに関われて本当に嬉しいです。精一杯みんなで駆け抜けていこうと思っています」法月は「Final invitationと謳っておりますが、変わらずに最後まで同じことをやり抜きたいと思います。なのでみなさん、楽しみにしていてください」井澤は「初演から携わらせていただきまして、こうしてFinalを迎えられるということが光栄でもあり、寂しさもありますが。このFinal、ステージの魅力がたくさん詰まった作品ですので、最後まで全力をぶつけたいと思います」加藤は「今回はFinalですけど、いつも通りSLAZYらしく、みなさんにすみずみまで観てもらって、細かい部分まで楽しんでもらえたら嬉しいなと思います。最後までみんなと一緒にがんばりたいと思います」米原は「初演からずっと同じ役をやってきて、この『Club SLAZY』自体が(役柄の)Cool Beansと一緒でおうちというか、稽古場に帰ってくるとホームに帰ってきたなと感じがいつもしていました。それがFinalというのは寂しい気持ちもありますけど、またいつか別の形でお会いできたらいいなと個人的には思っております。このFinalをぜひ最後まで楽しんでもらえたら」太田は「今回はFinalということでやっぱり見どころは炒飯じゃないかなと思っておりますけど(笑)、それがSLAZYらしさといいますか。僕も1作目からやらせていただいて、6作目まで続いて、本当にたくさんの方に愛されるような作品になりました。今回はFinalということで、SLAZYのファンの方々にたくさんの感謝と愛をこめて素敵なステージをみせれたらなと思っております。千秋楽までどうぞよろしくお願いします」公演は12月13日(火)まで東京・品川プリンスホテル クラブeXにて。
2016年12月09日俳優の佐藤健(27)と女優の土屋太鳳(21)が、映画『8年越しの花嫁』(2017年冬公開)でW主演することが7日、発表された。2人の共演は、映画『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』以来3年ぶり。来年1月上旬にクランクインし、2月のクランクアップを予定している。あるカップルに起きた実話をベースに、『64 ロクヨン前・後編』(16年)などで知られる瀬々敬久監督がメガホンを取る本作。脚本は来年のNHK連続テレビ小説『ひよっこ』も手掛ける岡田惠和。YouTubeに投稿された動画をきっかけに「奇跡の結婚式」として数多くのメディアに取り上げられ、2015年7月には『8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら』として書籍化もされた。本作のモデルとなったのは、岡山県在住の中原尚志さん、麻衣さん夫妻。交際から2年目の記念日にプロポーズ、2007年3月の挙式に向けて準備をしていた2006年末、原因不明の病が麻衣さんを襲う。発症率が300万人に1人とされる難病「抗NMDA受容体脳炎」と診断され、長い昏睡状態とリハビリを経て、8年後の2014年12月に挙式。式場の運営会社が撮影した映像が、2015年2月に「8年越しの結婚式」としてYouTubeに投稿され、瞬く間に口コミが広がっていった。尚志役を演じる佐藤は、「このドキュメンタリーを観た時の感動を今でも鮮明に覚えています」と振り返り、「僕たちの作る映画は、尚志さんたちが実際に送られた人生の感動には遠く及ばないかもしれません。しかしこの、あるカップルに舞い降りた奇跡の実話を、少しでも多くの方に伝えたいという思いで、この役を引き受けさせていただきます」とコメント。「お二人のことをちゃんと見守り続けてくれていた神様と、この作品との出会い、そしてこんなにもまばゆい生き方を僕たちに見せてくれた尚志さん、麻衣さん、お二人のご家族の皆さまに心から感謝して、そして敬意を込めて、全身全霊を捧げ撮影に臨みます」と意気込む。一方の麻衣役・土屋は、「私が出会った一冊の本。愛らしい表紙には、ひまわりのような新郎新婦。でも、その物語に刻まれていたのは、壮絶な奇跡でした」と書籍との出会いを思い返し、「お二人の純粋な愛を伝えてくださって、本当にありがとうございます。心からの感謝と共に、大切な記憶に真摯に向き合い、その日々を生きたいと思います」とメッセージ。共演の佐藤に対して、「魂を削り役を生きる背中は、常に私の目標です。全力で、ぶつかります」と宣言し、「応援してくださってる方々、 この物語を愛していらっしゃる方々へ」に続いて、「貴重な奇跡を私で表現できるのか御心配かと思います。未熟者ですが、全てを注ぎ全てを捨てて、演じます。どうか見守ってください。よろしくお願い致します」と呼びかけている。(C)2017「8年越しの花嫁」製作委員会
2016年12月07日