くらし情報『映画『3月のライオン』は原作をどう立体化したのか? それぞれの視点 (7) 誰もが青春で壁ドンできるわけではない - 大友啓史監督』

2017年4月23日 11:00

映画『3月のライオン』は原作をどう立体化したのか? それぞれの視点 (7) 誰もが青春で壁ドンできるわけではない - 大友啓史監督

映画『3月のライオン』は原作をどう立体化したのか? それぞれの視点 (7) 誰もが青春で壁ドンできるわけではない - 大友啓史監督

漫画家・羽海野チカによる大ヒット漫画『3月のライオン』。将棋界を舞台に、プロ棋士である1人の高校生・桐山零が、壮絶な過去を持ちながらも周囲の人間との関係を深め、成長していく。個性豊かなプロ棋士達、零と交流を深める下町の川本家の姉妹たち、零の育ての親である棋士・幸田家の家族など、それぞれのキャラクターの背景や思惑がより合わさった人間ドラマが2部作として映画化され、すでに前編が3月より上映中、後編も4月22日より公開となる。

ドラマ&映画『ハゲタカ』、映画『るろうに剣心』シリーズなどのヒット作を手がける大友監督だが、今回の主人公は高校生。恋愛をテーマにした青春映画が多く作られる中、『3月のライオン』の立ち位置とは。

○強くなるためには、それだけやっていてもダメ

――監督のこれまでの映画と比べると、主人公の桐山零は高校生ということで、年齢が若いのかなと思いました。

物理的に若いけれども、精神的には老けているなと思っています(笑)。将棋をやっていますからね。
友達と野球やサッカーをやるような、普通の人とは違う生き方をしていて、しかも家の中でも将棋だけの世界に放り込まれて。普通であれば、家族のおかげでホッとすることもあるだろうに。

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