第91回アカデミー賞で長編アニメ賞に輝いた『スパイダーマン:スパイダーバース』が本日から公開になる。本作は他にも英国アカデミー賞、アニー賞、ゴールデングローブ賞など多数の映画賞を受賞。単に“スパイダーマン”のアニメ作品ではなく、映画史にその名を刻む傑作映画として高く評価されている。マーベル・コミックの人気キャラクターのひとり“スパイダーマン”はこれまでに幾度となくアニメ化、実写映画化されてきたアイコン的な存在だが、本作は主人公が暮らす世界とは“異なる次元”にも同じようにスパイダーマンが存在し、ある事件をきっかけに複数のスパイダーマンが集結するドラマが描かれる。アメリカのブルックリンで暮らす高校生マイルスはある日、突然変異したクモにかまれたことで驚異的な力を得る。やがて彼は地下鉄で“異次元”との扉を開く装置を発見。さらに街の安全を守っていたスパイダーマン=ピーター・パーカーの死を目撃する。その後、異次元から“別の世界のピーター・パーカー”が出現。さらに別の次元からもスパイダーマンが現れ、マイルスは自身の能力を制御する術を学び、さらに自分は一体、何者なのか? 自分は何をするべきなのかを見出していく。複数の次元から複数のスパイダーマンが集まる設定はこれまでにもコミックで描かれてきたが、本作は『21ジャンプストリート』や『LEGO ムービー』など数々の傑作を手がけてきたフィル・ロードとクリス・ミラーのコンビが製作を担当。ロードは脚本も執筆しており、平凡な主人公がヒーローに成長する定番の物語を主軸に置きながら、ヒーローの継承の物語や家族のドラマを、掟破りのギャグや展開をアクセントにしながら巧みに描き出している。さらに本作はこれまでにないアニメーション表現に挑んでおり、単にデジタル3Dのアニメーションを制作するだけでなく、そこに手描きの線やコミックブックの質感(効果線やドット模様など)、グラフィティの要素をミックスし、観客が“コミックの世界に入り込んだ”ような映像世界を実現。音楽もストリングスを主体とした劇伴だけでなく、HIPHOP、エレクトロミュージックの音源をミックス&スクラッチして、これまでにないトラックが生み出されている。本作はすでに公開されている国と地域で高評価を集めており、日本でも絶賛の声が広がることになりそうだ。
2019年03月08日「第91回アカデミー賞」の授賞式が25日(現地時間24日)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『スパイダーマン:スパイダーバース』が長編アニメ映画賞を受賞。細田守監督の『未来のミライ』は受賞を逃した。『スパイダーマン:スパイダーバース』は、ニューヨーク・ブルックリンを舞台にした、スパイダーマンであるが未だその力をコントロールできない少年マイルス・モラレスの物語。何者かによって時空が歪められる大事故が起こり、歪められた時空から全く異なる次元=ユニバースで活躍する様々なスパイダーマンたちが集まる。長編アニメ映画賞は、『スパイダーマン:スパイダーバース』、『未来のミライ』のほか、『インクレディブル・ファミリー』、『犬ヶ島』、『シュガー・ラッシュ:オンライン』がノミネートされていた。WOWOWプライムでは、2月25日21時から「第91回アカデミー賞」授賞式の字幕版を放送。
2019年02月25日ヨーロッパを舞台に描かれるシリーズ最新作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』より、日本版予告編とポスタービジュアル、さらにティザービジュアルが公開された。今回新たに公開されたのは、週末から一部劇場を除く各劇場にて展開される日本版ティザービジュアル。表面は海外版のポスターと同様、様々な国のステッカーがスパイダーマンの顔に貼られているものだが、裏面には「夏休みが、ニック・フューリーに支配される。」という文字で埋め尽くされたスパイダーマンの顔が描かれている。マーベルファンにはお馴染みのキャラクター、ニック・フューリー。世界最高の平和維持諜報機関S.H.I.E.L.D.の長官である彼が、本作でスパイダーマンに深く関わっていくことは間違いないようだ。また、併せて到着した予告編では、ヨーロッパを満喫中、ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)が現れ、大迫力のアクションシーンが展開されていく。なお、3月8日(金)より、US版ポスター(B3)が特典で付いてくる第1弾ムビチケカードが発売決定(※数量限定、一部劇場を除く)。第2弾は4月下旬に発売予定だ。『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム 2019年、全国にて公開予定
2019年02月22日『君の名は。』のハリウッド版実写映画の監督に、『(500)日のサマー』『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのマーク・ウェブが決定した。東宝がパラマウント・ピクチャーズとバッド・ロボットと共同開発を進めている『君の名は。』のハリウッド版実写映画。『君の名は。』は国内観客動員1928万人、国内興行収入は邦画歴代2位となる250.3億円(いずれも2018年12月時点※興行通信社調べ)、第40回日本アカデミー賞では優秀アニメーション作品賞、優秀監督賞、最優秀脚本賞、最優秀音楽賞を受賞、国際的評価も高く第42回ロサンゼルス映画批評家協会賞などで受賞している大ヒットアニメ映画。今回の実写映画では、バッド・ロボットのJ.J.エイブラムスとリンジー・ウェバーがプロデュースを担当し、脚本は『メッセージ』でアカデミー賞脚色賞にノミネートされ、Netflixオリジナル映画『バード・ボックス』なども手掛けるエリック・ハイセラー。そして監督に、1974年アメリカ生まれの44歳、マーク・ウェブが決定。『アメイジング・スパイダーマン』シリーズ2作品ほか、『gifted/ギフテッド』『さよなら、僕のマンハッタン』などを手掛けている。今作にもプロデューサーとして参加するアニメ版映画のプロデューサー・川村元気は、「われわれが第1希望としていたマーク・ウェブ監督が決定したことに興奮しています」とコメント。「『(500)日のサマー』に代表されるラブストーリーの名手であるマーク・ウェブ監督が、この作品を新しい切り口でさらなる高みに連れて行ってくれることを確信しています」と語り、「最強のチームが完成したと思っています」と手応えを覗かせている。■ハリウッド版ストーリー田舎に住むネイティブアメリカンの少女とシカゴに住む少年が、お互いの体が入れ替わる不思議な現象を体験することから物語は始まる。そして、来るべき災害を予知したふたりは、その命を救おうと相手に会いにゆく――。なお、製作スケジュールや公開日、タイトル、キャストなどは共に未定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:君の名は。 2016年8月26日より全国東宝系にて公開© 2016「君の名は。」製作委員会
2019年02月15日“スパイダーマン映画史上最高傑作”と大絶賛のアニメーション映画『スパイダーマン:スパイダーバース』。先日、スパイダーマン映画シリーズで初めてアカデミー賞長編アニメーション賞にノミネートされ、ゴールデン・グローブ賞(アニメーション作品賞)も受賞したことで話題の本作から、この度本編映像が公開された。今回到着した映像では、“唯一の女性スパイダーマン”グウェン・ステイシー/スパイダー・グウェンが登場!自己紹介をしつつ、突如N.Y.に“出現”した経緯を説明。さらに、本映像ではスパイダースーツのマスクを外したグウェンの素顔が初公開されている。スパイダーマンであるが、未だその力をコントロールすることができない少年マイルス・モラレスの住む世界に、歪められた時空から全く異なる次元=ユニバースで活躍する様々なスパイダーマンたちが集まってくる本作。グウェンは、その中のひとりの女性スパイダーマン。人気声優の悠木碧が声を吹き替えているグウェンは、自分の世界ではドラマーであり、音楽やバレエを愛してきたため、スパイダーマンとしてのスーパーパワーに加え、バレリーナのような優雅さとロックスターのようなクールさを持ち、スイングや宙返りを繰り出す華麗なるスパイダーウーマンなのだ。そして、映像最後にはマイルス(小野賢章)の「スパイダー人間は何人…?」という疑問に、ピーター・パーカー(宮野真守)が「コミコンで聞け!」と、クスっとさせられる陽気な掛け合いも挿入されている。『スパイダーマン:スパイダーバース』は3月8日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:スパイダーバース 2019年3月8日より全国にて公開
2019年02月01日トム・ホランドが主演を務めるスパイダーマンの最新作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』から、待望の初映像が公開された。アベンジャーズを中心としたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の世界に加わったスパイダーマン。前作『スパイダーマン:ホームカミング』では、スパイダーマンこと15歳の高校生ピーター・パーカーが、ヒーローの師匠ともいうべきアイアンマンに導かれ、真のヒーローへと成長する過程が描かれた。そして本作は、“ホーム”であるニューヨークを離れ、舞台はヨーロッパへ!ピーター(トム・ホランド)は親友のネッド(ジェイコブ・バタロン)やMJ(ゼンデイヤ)たちと2週間の夏休み旅行へ出かける。そこでピーターの前に突如現れるのは、S.H.I.E.L.D.(シールド)の長官ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)だ。「出番だぞ。私と共に戦う覚悟はあるか?」とピーターに告げるが…。ニックから与えられるミッションは何なのか?そしてこの先、どんな戦いが待っているのか——。さらに、巨大な敵を前にピーターのピンチを救うべく現れた、ジェイク・ギレンホール演じる“アイアンマンとソーを足したような”存在とは?また、予告編の中でピーターが赤のスーツではなく、黒のスーツに身を包んでいるシーンにも注目だ。『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は2019年、全国にて公開(全米公開は7月5日)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム 2019年、全国にて公開予定
2019年01月16日ナイキ(NIKE)のジョーダン ブランド(JORDAN BRAND)から、映画「スパイダーマン™:スパイダーバース」の劇場公開を記念した特別エディションの「エア ジョーダン 1 レトロ ハイ OG “オリジン・ストーリー”」が登場する。「エア ジョーダン 1 レトロ ハイ OG」1万6,000円(25〜29cm)、1万3,000円(ヤングアスリート 22.5〜25cm)今回発売される特別エディションのスニーカーは、劇中で主演のマイルス・モラレスが着用しているスニーカーと同じく、クラシックなカラーリングでありながら、新しいアッパーデザインと氷を思わせるような透明のアウトソールを用いることでひねりを加えた一足に仕上げている。12月14日からNIKE.COM/SNKRS 及び、一部の NIKE/JORDAN 販売店にて発売予定。
2018年12月14日先日、日本語吹き替え版声優に宮野真守、小野賢章、悠木碧が決定した『スパイダーマン:スパイダーバース』。この度、日本版最新予告とともに、日本語吹き替え版主題歌をTK from「凛として時雨」が手掛けることが発表された。アメリカで映画レビューが解禁するやいなや、各メディアから「史上最高のスパイダーマン映画!」と空前の大絶賛を受け、映画レビューサイト「ロッテントマト」では驚異の“100%フレッシュ”を獲得、各映画賞でも注目を集めている本作。独創的、かつ革新的な映像で新たなるスパイダーマンの誕生を描く本作の世界観を彩るのは、ハリウッド映画初タイアップとなるTK from「凛として時雨」。日本語吹き替え版主題歌として書き下ろされた新曲「P.S. RED I(ピーエスレッドアイ)」が、スタイリッシュな新生スパイダーマンの魅力を一気に加速させていく。この度、届いた最新予告の冒頭で語るのは、長年スパイダーマンとして活躍するピーター・パーカー(声:宮野真守)。あの有名な“逆さま”キスなども登場するが、今回は彼の物語ではない。マイルス・モラレス(声:小野賢章)の物語だ。ニューヨーク・ブルックリンの名門私立校に通う中学生の彼はスパイダーマンだが、まだその力をうまくコントロールできずにいる。そんな中、時空が何者かによって歪められる危機に直面。マイルスはピーターの指導のもと、一人前のスパイダーマンになるための訓練を開始する。そして時空の歪みにより、女性スパイダーマンのスパイダーグウェン(声:悠木碧)も次元を越えてマイルスの世界にやってくることにーー。なお、日本語吹き替え版の音響監督を務めるのは、日本を代表する岩浪美和。主題歌、声優、音響監督と最強のアーティスト陣がスパイダーバースに集結した。■「ごく普通の少年が抱いている葛藤やコンプレックス」を紡ぐTK from「凛として時雨」とは「凛として時雨」のフロントマンTKによるソロプロジェクト。2014年リリースのシングル「unravel」は、アニメ「東京喰種トーキョーグール」のOPとして配信で30万ダウンロードを超える大ヒットを記録した。今回、日本語吹き替え版主題歌に決定したことに「スパイダーマンの映画としては初めてのアニメ化ということなので、自分自身もどのような楽曲を創り出せるか楽しみでした」とコメント。「まずは自分自身の意識をスパイダーマンにどれだけ溶け込ませられるか、というのが課題でした。ごく普通の少年が抱いている葛藤やコンプレックス…そういったものをちゃんと自分の中にある葛藤と結びつけて、それをどれだけスパイダーマンの世界と繋げられるか、ということと、言葉遊びなどで疾走感を出したり、その中にメッセージを込めるというところをすごく意識しました」と、楽曲に込めた思いを語っている。『スパイダーマン:スパイダーバース』は2019年3月8日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:スパイダーバース 2019年3月8日より全国にて公開
2018年12月11日スパイダーマンが複数存在する世界を描いたアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』。この度、本作の日本語吹き替えキャストとして、人気実力派声優の宮野真守、小野賢章、悠木碧の参加が明らかになった。時空が歪められたことにより、異なる次元で活躍するスパイダーマンたちが集められた世界を舞台に描かれる本作。『ハリー・ポッター』シリーズの吹き替えや、「黒子のバスケ」(黒子テツヤ役)、「文豪ストレイドッグス」(芥川龍之介役)などで知られる小野さんが演じるのは、本作の主人公マイルス・モラレス。彼は、ニューヨーク・ブルックリンの名門私立校に通う中学生であり、スパイダーマンだがまだその力をうまくコントロールすることができない…。そして、そんなマイルスを導く師匠であり、長年スパイダーマンとして活躍するピーター・パーカー役は、「DEATH NOTE」「うたの☆プリンスさまっ♪」など代表作は数知れず、歌手・俳優としてもマルチに活躍する宮野さんが演じる。「吹き替えでマーベルヒーローになる事が声優としての1つの夢」と語る小野さんは、「嬉しい感情の後は物凄いプレッシャーが押し寄せてきました。笑」とコメント。また、宮野さんとは今回一緒に収録ができなかったそうだが、「宮野さんならこういう風に演じるかな。と想像しながら楽しく収録させていただきました」とふり返り、「いつも面白いしカッコいい、僕にとってはお兄さん的存在の宮野さんですが、今回のパーカーを宮野さんがどういう風に演じられているのかとても楽しみにしています」と話している。一方、「みなさんのよく知るピーターとは、ちょっと雰囲気が違うかもしれないのです…」と役について語った宮野さん。「今回の僕の役どころは、なんと、主人公の少年『マイルス』の師となるような立ち位置。ついに僕も、こんな大人の役をやるようになったのかと…勝手に感慨深いです(笑)」としみじみ。また、“女性スパイダーマン”のスパイダーグウェン(グウェン・ステイシー)役には、「魔法少女まどか☆マギカ」「七つの大罪」『映画 聲の形』の悠木さん。「まさか自分が担当できると思っていなかったので、本当に嬉しいです」と喜んだ悠木さんは、「いつか子供が生まれたら、『お母さん、本当はスパイダーグウェンなんだ』と真実を明かしたいと思います」と言い、「スパイダーマン大好きです。赤と青の全身タイツなのにかっこいいとか反則じゃないですか?はぁ、好き。足首が特に好きです。グウェンはフードがだいぶ好きです」とスパイダーマン愛を熱弁している。『スパイダーマン:スパイダーバース』は2019年3月8日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:スパイダーバース 2019年3月8日より全国にて公開
2018年12月07日『スパイダーマン』『アメイジング・スパイダーマン』シリーズ、そしてマーベル・シネマティック・ユニバース入りを果たした『スパイダーマン:ホームカミング』に続き、新たなるスパイダーマンの誕生となるアニメーション映画『スパイダーマン:スパイダーバース』(アメリカ公開:12月14日)の日本公開日が、2019年3月8日に決定した。また、11月30日から開催される東京コミコン2018 において、オリジナルシリコンバンド付ムビチケカードが発売されることも決定。会場限定デザインのムビチケカード(一般)3枚とオリジナルシリコンバンド3種を1セットとし、先着1,000人限定で販売される。ムビチケのデザインは、本作の主人公であり、新たなスパイダーマンとして活躍する少年マイルス・モラレスが、スパイダーマンスーツの上にパーカーとナイキのスニーカーを履き、ニューヨークの街を飛び回る躍動的なビジュアル。マイルスの師となるピーター・パーカーのスパイダーマンも登場し、そして本作では時空がゆがめられたことによって様々な次元のスパイダーマンが一堂に会する※ことから、スパイダー・グウェンなどのスパイダーマンたちも登場している。またオリジナルシリコンバンドは、マイルス、ピーター、グウェンそれぞれのスパイダーマークをあしらった3種類の展開となっている。
2018年11月20日「スパイダーマン」シリーズに登場するダークヒーローを映画化する『ヴェノム』の日本語吹き替えキャストに中村獅童が決定し、スパイダーマンの宿敵を演じることが明らかになった。さらに、中川翔子、声優の諏訪部順一も参加する。■スパイダーマンフリークの中村獅童が、宿敵・ヴェノムに!中村獅童といえば、大のスパイダーマンフリークとして知られ、たびたびスパイダーマンスーツ姿を披露してきた。『アメイジング・スパイダーマン2』では、スパイダーマンと対峙するエレクトロを演じており、マーベル作品で吹き替えを務めるのは、これが2度目。今回は、トム・ハーディ演じる敏腕記者エディ・ブロックと接触したことから、彼と融合して“ヴェノム”へと変貌を遂げる、地球外生命体“シンビオート”の声を担当し、再び、スパイダーマンの敵役を演じることになる。そんな中村さんは、「『スパイダーマン』作品に縁深い僕が今度は、スパイダーマンの宿敵を演じる!ということで…また一歩憧れのスパイダーマンに近づけると、とても興奮しています」と、その喜びが手に取るように伝わるコメントを寄せ、「諏訪部さん演じるエディを僕の最恐の力で悪に染めていきますので、ぜひその“最悪”ぶりに期待してください!」と、すでに意気込み十分。■中村獅童×諏訪部順一の強力タッグによる「WE ARE VENOM」一方、シンビオートと融合するエディ・ブロック(トム)の声を担当するのは、アニメ「ユーリ!!! on ICE」のヴィクトル役、「テニスの王子様」の跡部景吾役で知られる、人気声優の諏訪部順一。「ヴェノムは、マーベルが誇る数々のヴィランの中でも非常に人気の高いキャラクター。その彼の単独主演映画と聞いただけでワクワクものだったのですが、まさか日本語吹替版に関わらせて頂けるとは!動悸がおさまりません。中村獅童さんとのタッグでお届けする最高に魅力的な「俺たち」に御期待下さい」と、こちらも興奮のコメントを寄せている。諏訪部さん演じる正義感溢れるエディと、中村さん演じる最も残虐な悪の存在シンビオートが融合し、どんな化学変化が生まれるのか。「WE ARE VENOM(俺たちはヴェノムだ)」の決め台詞に期待が高まる。■マーベル通の中川翔子も参戦!さらに、エディの彼女、アン・ウェイング(ミシェル・ウィリアムズ)の声には、マーベル作品への造詣も深い中川翔子。「マーベル作品は心の底から血湧き肉躍る面白さが保証されている世界!今まで感じてきた興奮に恩返しの気持ちで自分の経験値を込めて頑張りたいです」と、全力で臨むことを明言。これまでにも数々の作品で声優を経験している彼女らしく、「“最悪”の彼女はどういう人物なのか、本編を見るのをいちファンとしても楽しみにしています。皆さんが作品に没頭できるように、気合いを入れてアン・ウェイングを演じたいです」と語っている。なお、これらの日本人声優キャストが登壇予定のジャパンプレミアが日本公開に先駆けて開催される予定。個性豊かなキャラクターたちがどう演じられるのか、ぜひ注目を。『ヴェノム』は11月2日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヴェノム 2018年11月2日より全国にて公開© &TM 2018 MARVEL
2018年09月06日ネイチャー・ドキュメンタリー映画『アース:アメイジング・デイ』が、2018年11月30日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開される。BBCによるネイチャー・ドキュメンタリー『アース:アメイジング・デイ』は、全世界で120億円以上の興行収入を収めたネイチャー・ドキュメンタリー『アース』に続く第2弾の作品。ネイチャー・ドキュメンタリーの先駆者ともいえる英国のBBCアース・フィルムズが製作を手掛けている。一流の撮影チームと4K技術による迫力の映像一流の撮影スタッフが最新の4Kカメラ技術を駆使し、ジャイアントパンダやキリン、ヒゲペンギンといった動物たちの貴重な表情や、絶滅危惧種のなかでも最上級カテゴリーの絶滅寸前種である、ハクトウラングールの姿などを映像化。撮影チームは総勢100名、使用したドローンは200台に上り、世界22カ国で撮影が行われた。日の出から日の入りまで、1日の太陽の流れを軸に動物たちに接近し、まるで同じ目線で見ているかのような迫力で彼らの生き生きとした表情を捉えている。監督は、英国アカデミー賞とエミー賞を受賞した経験を持つ『宇宙(そら)へ。』のリチャード・デイル、『真珠の耳飾りの少女』『ハンニバル・ライジング』のピーター・ウェーバー、エミー賞で2部門を受賞した初の中国人監督ファン・リーシンの3人が務める。音楽は『ラストキング・オブ・スコットランド』『マンデラ 自由への長い道』のアレックス・ヘッフェスが担当。製作総指揮はBBCアースのクリエイティブ・ ディレクターとして『ライフ−いのちをつなぐ物語−』などを手掛け『ウォーキング with ダイナソー』の監督も務めたニール・ナイチンゲールが担当した。日本版ナレーションは佐々木蔵之介日本版ナレーターを務めるのは、映画『嘘八百』で主演を務めるなど、実力派俳優として活躍する佐々木蔵之介。優しいナレーションで、生き物たちの日常をガイドする。また、英語版のナレーションは、先日俳優引退を表明したロバート・レッドフォードが務め、中国版はジャッキー・チェンが担当する。詳細映画『アース:アメイジング・デイ』公開時期:2018年11月30日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開監督:リチャード・デイル、ピーター・ウェーバー、ファン・リーシンプロデューサー:スティーブン・マクドノー製作総指揮:ニール・ナイチンゲール音楽:アレックス・ヘッフェス脚本:フランク・コットレル・ボイス、ゲリン・ヤン製作:BBC アース・フィルムズ監修:新宅広二原題:Earth:One Amazing Day
2018年08月26日「スパイダーマン」シリーズより、『スパイダーマン:ホームカミング』の続編となる映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』が2019年6月28日(金)に公開。主演はトム・ホランドが続投する。『スパイダーマン:ホームカミング』待望の続編へ2017年8月に公開された映画『スパイダーマン:ホームカミング』の主人公ピーター・パーカーは、これまでの「スパイダーマン」とは異なり、若干15歳のマーベル史上最年少ヒーロー。物語の中で、“やんちゃな若者”から真のヒーローになっていく成長と奮闘が描かれていた。何度も壁にぶち当たりながらも、一途に夢を追おうとする姿の世界中の共感を呼び、全世界興収8億8千万ドルを超える大ヒットを記録。主人公ピーター・パーカー/スパイダーマン役を新進気鋭の若手俳優トム・ホランドが演じたことに加え、ロバート・ダウニー・Jr演じるアイアンマン/トニー・スタークとの競演も大きく注目された。舞台はニューヨークからヨーロッパへ『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』では、“ホーム”であるニューヨークを離れ、ヨーロッパへと舞台を移す。ピーターは親友のネッドやMJたちと2週間の夏休み旅行へ出かける。そこでピーターの前にS.H.I.E.L.D.の長官、ニック・フューリーが突如現れ、ピーターにミッションを与える。ニックによると、エレメンタルズが各国を危機に陥れているというのだ。アベンジャーズの力は借りられない。ニックは異次元から来たというミステリオをピーターに紹介し、ミステリオとピーターと共に敵に立ち向かっていくのだが…エレメンタルズ脅威とは、風、水、火、土の四大元素のうちの一つを操る“エレメンタルズ”は巨大なクリーチャー。ブラックホールから生まれたという。ミステリオの地球にも現れた。新たなミッションに挑戦するため、ピーターには4種類のスーツが用意される。赤×黒や真っ黒といった初登場のスーツに身を包んだピーター姿にも注目だ。ピーター・パーカー/スパイダーマン -トム・ホランド続編となる『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』。スパイダーマン役は前作に引き続きトム・ホランド。彼は、「ピーターは本当に子供っぽい。だけど、放課後にスパイダーマンになろうとも、学校では一生懸命に勉強をする。それがかっこいい。」と語っていた。そういったピーターの姿から、特に若い人達に向けて大きなメッセージを伝えていきたいそうだ。ミステリオ(=クウェンティン・ベック) - ジェイク・ギレンホール今回の敵(ヴィラン)は“ミステリオ”で原作ではとても人気の高いキャラクターだ。コミックではテクノロジーを駆使して戦う。実力派俳優ジェイク・ギレンホールが演じる。MJ役 - ゼンデイヤ『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でも登場していたが特にロマンスは描かれなかった。知的でさばさばした印象。ピーターとの進展はあるのか?ピーターの親友ネッド - ジェイコブ・バタロン親友ネッド役のジェイコブ・バタロン。前作で作品の多くの笑いを与えてくれた愛すべきキャラ。学力に優れ、コンピューターにも強く、ピーターの強い味方となった。ニック・フューリー - サミュエル・L・ジャクソンシールドの長官であり、アベンジャーズ発案者の1人。マーベル作品に欠かせない存在となっているニック・フューリーは、新たな”脅威”と戦うた必要があるとピーターにミッションを与える。ニック・フューリーを演じるのはもちろんサミュエル・L・ジャクソン。監督も、前作から引き続きジョン・ワッツが務める。彼は、ミステリオについて、「コミックの中では魅力的なヴィラン。ミステリオがヒーローとして描かれる彼は、今まで誰も見たことがないんです。彼と、スパイダーマン、フューリーがチームを組んで、脅威と戦うというアイデアはとてもエキサイティングですね。」と話している。映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』を“見た人だけ”に、ネタバレ含む予告予告映像では、本作が、アベンジャーズシリーズ完結編として公開された『アベンジャーズ/エンドゲーム』での戦いを経た物語であることを示す重要な内容も明らかになっている。重要なネタバレを含むので、この映像は『アベンジャーズ/エンドゲーム』を見た人のみ楽しんでほしい。作品詳細『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』あらすじピーターは夏休みに、学校の友人たちとヨーロッパ旅行に出かける。しかしそこでニック・フ ューリーが突如現れ、ピーターにミッションを与える。目の前に立ちはだかる危機の大きさに、「僕はただの“隣人”だ」とピーターは怖気づくが、ニックはその使命をスパイダーマンに託す。ヴェネチア、ベルリン、ロンドンといったヨーロッパ都市をはじめ、各国を危機に陥れるのは、炎や水など自然の 力を操るクリーチャーたち。世界に危機が迫る中、ニックはミステリオをピーターに引き合わせる。“別の世界”から来たという彼もまた、ピーターと共に敵に立ち向かっていく。そしてこの戦いに、ソ ーやキャプテン・マーベルの力は借りられない。ピーター=スパイダーマンはこの危機をどう乗り越えていくのか? 今、世界は彼に託される・・!『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』原題:Spider-man:Far From Home日本公開:2019年6月28日(金)全国ロードショー監督:ジョン・ワッツ脚本:クリス・マッケナ & エリック・ソマーズ原作:スタン・リー、スティーヴ・ディッコ製作:ケヴィン・ファイギ、エイミー・パスカルキャスト:トム・ホランド、サミュエル・L・ジャクソン、ゼンデイヤ、コビー・スマルダーズ、ジョン・ファヴロー、J・B・スムーヴ、ジェイコブ・バタロン、マーティン・スター 、マリサ・トメイ、ジェイク・ギレンホール
2018年08月05日映画『スパイダーマン:ホームカミング』の続編『Spider-man:Far From Home』(原題)が、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の邦題で来年、日本公開されることが決定した。トビー・マグワイアがピーター・パーカー/スパイダーマン役を演じ、2002年に初めてスクリーンに登場して以来、2004年の『スパイダーマン2』、2007年の『スパイダーマン3』が公開。トビーからアンドリュー・ガーフィールドに代わり、2012年には『アメイジング・スパイダーマン』、2014年に『アメイジング・スパイダーマン2』が公開と、5作品で40億ドル以上の全世界興行収入をあげ、世界中を熱狂させてきた『スパイダーマン』シリーズ。昨年には、スパイダーマン新シリーズ『スパイダーマン:ホームカミング』が公開され、主人公ピーター・パーカー/スパイダーマン役には、新進気鋭の若手俳優トム・ホランドが抜擢。ロバート・ダウニー・Jr.演じるアイアンマン/トニー・スタークとの共演が話題になった。また、スパイダーマンこと、15歳の高校生ピーター・パーカーが、ヒーローの師匠とも言うべきアイアンマンに導かれ、真のヒーローへと成長する過程を描きながら、彼の高校生活にもフォーカスした学園ドラマとしても大きな話題を集め、全世界興収は8億8千万ドルを超える大ヒットを記録。今回公開が決定したのは、その続編。前作に続きジョン・ワッツが監督、トムも出演が決定した。『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は2019年、全国にて公開予定。※全米公開は2019年7月5日(cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ホームカミング 2017年8月11日より全国にて公開© Marvel Studios 2016. © 2016 CTMG. All Rights Reserved.スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム 2019年、全国にて公開予定
2018年08月02日映画『スパイダーマン:ホームカミング』の続編が、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の邦題で2019年に日本公開されることが2日、明らかになった。2002年に初めて『スパイダーマン』がスクリーンに登場して以来、2004年『スパイダーマン2』、2007年『スパイダーマン3』、2012年『アメイジング・スパイダーマン』、2014年『アメイジング・スパイダーマン2』と5作品で40億ドル以上の全世界興行収入をあげ、世界中を熱狂させてきた映画『スパイダーマン』シリーズ。そして2017年、新たにアベンジャーズを中心としたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の世界に参戦した『スパイダーマン:ホームカミング』では、主人公ピーター・パーカー/スパイダーマン役を新進気鋭の若手俳優トム・ホランドが演じ、ロバート・ダウニー・Jr.演じるアイアンマン/トニー・スタークとの競演も大きく注目され、全世界興収8億8,000万ドルを超える大ヒットとなった。また、前作ではスパイダーマンこと、15歳の高校生ピーター・パーカーがヒーローの師匠とも言うべきアイアンマンに導かれ、真のヒーローへと成長する過程を描きながら、彼の高校生活にもフォーカスした学園ドラマとしても大きな話題を集めた。その続編となる『Spider-man:Far From Home』の日本公開が決定。邦題も『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』と決定した。監督は、前作に続きジョン・ワッツが務める。
2018年08月02日『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのアンドリュー・ガーフィールド主演、『イット・フォローズ』のデヴィッド・ロバート・ミッチェル監督最新作『アンダー・ザ・シルバーレイク』の日本公開が決定した。セレブの街、L.A.のシルバーレイク。夢を抱いてこの街にやって来たトムは、隣人のサラにひと目惚れする。しかし、忽然と姿を消してしまうサラ。トムは誰もいなくなった彼女の部屋に忍びこみ、壁に書かれた謎の暗号を見つけたことをきっかけに、次々と起こる不可解な事件に巻き込まれていく。主人公のトムを演じるのは、アンドリュー・ガーフィールド。主演を務めたメル・ギブソン監督作品『ハクソー・リッジ』ではアカデミー賞にノミネートされ、今年6月には「エンジェルス・イン・アメリカ」でトニー賞演劇主演男優賞を受賞した。今回彼が演じるのは、都市伝説や陰謀論をこよなく愛する“オタク”の青年。自身の“オタク”っぷりを活かし、L.A.の謎の深みにハマっていくという役だ。トムが追う失踪した美女サラは、エルヴィス・プレスリーの孫娘でもあるライリー・キーオが演じる。『マッド・マックス 怒りのデスロード』で5人の妻の1人として出演、昨年公開されたスティーブン・ソダーバーグ監督作品『ローガン・ラッキー』では、主人公である兄弟(チャニング・テイタム&アダム・ドライバー)の妹役を演じた。本作では、主人公を翻弄する謎の隣人美女を演じる。今回公開された海外版ポスタービジュアルには、“WHAT ARE THEY HIDING?(彼らは何を隠しているの?)”の文字とともに、水中に浮かぶ女性の姿が神秘的に描かれている。下の方に目をやると、ヤシの木の間から浮かび上がるトムの顔。ミッチェル監督が隠した暗号が散りばめられた、意味深なポスターとなっている。また、場面写真からも多くの謎がうかがえる。水着姿の美女と並んで歩くトム、プールサイドから顔を覗かせるサラ、色とりどりのカツラを被った女性たち……。『イット・フォローズ』で世界を魅了したミッチェル監督が、L.A.を舞台に仕掛ける妖しい「ネオノワール・サスペンス」に、早くも期待が高まる。『アンダー・ザ・シルバーレイク』は10月13日(土)より新宿バルト9ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2018年07月26日3代目スパイダーマンのトム・ホランド主演、『スパイダーマン:ホームカミング』の続編『Spider-Man: Far From Home』(原題)の撮影がイギリスで始まった。全米公開は2019年7月5日(金)に予定されているが、その前にもう1本、スパイダーマン関連の作品が12月14日(金)に全米公開される。日本では2019年に公開予定のアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』だ。同作には主要キャラクターの声優としてシャメイク・ムーア、ヘイリー・スタインフェルド、リーヴ・シュレイバー、マハーシャラ・アリが決定していたが、このたび「Collider」などがニコラス・ケイジがキャスティングされたことを報じた。『スパイダーマン:スパイダーバース』の主人公はマイルズ・モラレスという黒人少年のスパイダーマンで、マイルズのほかにも複数のスパイダーマンが登場する。ニコラスはそのうちのスパイダーマン・ノワールを演じるという。ニコラスが今年、アニメ映画でアメコミヒーローを演じるのは2回目。アメリカで7月27日(金)に公開される『Teen Titans Go! To the Movies』(原題)ではスーパーマンの声を担当している。また、2007年にはマーベル原作の実写映画『ゴーストライダー』、2012年には『ゴーストライダー2』に主演した。(Hiromi Kaku)■関連作品:スパイダーマン:ホームカミング 2017年8月11日より全国にて公開© Marvel Studios 2016. © 2016 CTMG. All Rights Reserved.
2018年07月06日スパイダーマン/ピーター・パーカーことトム・ホランドが、先週末6月23日(現地時間)デンバーで開催された「ACEコミコン」に参加した。トムは舞台裏とみられる場所で自分の動画を撮りながら、コミコンで楽しい時間を過ごしていることを報告。また、トムがスパイダーマンに就任してから初めての単独映画『スパイダーマン:ホームカミング』の続編に関する情報も明かした。タイトルは、前作と真逆の『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム/Spider-Man: Far From Home』(原題)になるようだ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。トムは動画の中で、「『スパイダーマン2』に関する情報を何も教えることができなくてごめんね。ぼく自身もまだよくわからないんだ。混乱もしている。だって、ぼく、死んじゃったしね」と謝罪しながら、スパイダーマンとして出演した最新作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の重要なネタをばらしてしまった。「でもね、『スパイダーマン2』の脚本をもらったよ。ものすごくワクワクしてる!」と脚本の表紙が見えるタブレットをカメラに向けたトム。そこには『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のタイトルの文字が。同作はアメリカで2019年7月5日に公開予定。ジェイク・ギレンホールが悪役“ミステリオ”として出演することがうわさされている。(Hiromi Kaku)■関連作品:スパイダーマン:ホームカミング 2017年8月11日より全国にて公開© Marvel Studios 2016. © 2016 CTMG. All Rights Reserved.
2018年06月25日マーベル・スタジオ10周年記念映画という鳴り物入りの映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(4月27日公開)は、とてつもない映画に仕上がっていた!「過去作品の集大成」と噂されていた本作だが、マーベルファンはまさかの展開に驚愕するに違いない。そんな話題作のキャンペーンで来日した“トムホ”ことトム・ホランドを直撃。ピーター・パーカーこと初々しい高校生スパイダーマン役で人気を博すトムホは、ネタバレ要注意の箝口令が敷かれた中で、見どころを語ってくれた。本作では、満を持して最強最悪のラスボス、サノス(ジョシュ・ブローリン)とアベンジャーズたちの壮絶なバトルが繰り広げられる。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』や『ドクター・ストレンジ』チームという頼もしい加勢も実に喜ばしいところだ。トムホの注目ポイントは、前作から続いて描かれる、ピーター・パーカーとアイアンマンことトニー・スタークとの師弟関係だ。また、取材前に披露されたフッテージ映像では、ここぞという場面で新しいスパイダーマンスーツをまとうシーンが実にクールだったので必見。○前作からのスパイダーマンの進化――アンソニー・ルッソ監督とともにファンミーティングに参加されましたが、最後にサプライズでMCからマイクをもらい、日本のファンへのメッセージをくれましたね。あれはとてもうれしかったです。日本のみなさんに「ありがとう」と伝えたくて、とっさにマイクを握ってしまった。僕たち役者の仕事はファンの方なしではなりたたない仕事なので、僕たちへの愛と応援に対して、感謝の心をその場で伝えたくなったんだ。――今回演じたピーター・パーカーは、前作と比べてどのように進化していますか?今回のピーター・パーカーの面白い点は、彼がかなり成長しているのに、トニー・スタークの方が、そのことに対して心の準備ができていないところだ。だからピーターはトニーにかなりの疑問を呈しているし、前の映画と比べて少し生意気になっているかもしれない。トニーは彼のことをとても可愛がっているけどね。――トニー・スタークとピーター・パーカーの師弟関係は、ロバート・ダウニーJr.とあなたの関係性ともリンクしているような気がします。その関係性は役柄に反映されていますか?もちろんそうだよ。僕たち2人はとてもいい関係を構築できていると思う。僕は本当に彼のことを心から尊敬しているから、初めて直接お会いした時はすごく緊張したよ。でも、ロバートはすごく心の広い人で、僕を心地よくさせてくれた。とはいえ、スクリーン上の2人の関係性と少し違うところもあるよ。だって、僕はピーター・パーカーのように彼をイラッとさせることはしないと思うから(笑)。○超クールな新スパイダーマンスーツが登場――今回、新しいスパイダーマンスーツをまとうシーンにしびれました。あの展開がわかった時はどう思いましたか?僕が『スパイダーマン:ホームカミング』(17)を撮影中に、プロデューサーのケヴィ・ファイギが来てくれて「今度、また『アベンジャーズ』に出ることになるよ」と言われたんだ。その時は圧倒されてびっくりしたよ。また、ケヴィ・ファイギからスパイダーマンが今後どうなるかについても聞かせてもらい、新しいスーツを着ることも教えてもらったよ。もちろんCGだから実際に着て撮影したわけではないけど、本当に着ることができたらどんなにいいだろうかと思う。実際にフッテージ映像を見てその仕上がりにすごい!と感激した。だって撮影中はしょぼいウエアを着ていただけだから(苦笑)。――製作総指揮でコミックの生みの親、スタン・リーのカメオ出演も毎回話題になっています。彼との交流はありましたか?スタン・リーはとても素敵な素晴らしい人だし、すごく面白い人でもある。彼が作り上げてきたのは革新的なもので、長年にわたりいろんな人の人生に影響を与えてきたと思う。いわば誰もなしえないことをやってきた方だ。カメオ出演も毎回喜んでやってくださっていること自体がありがたいと思う。僕はスパイダーマンを演じる時、一番心配していたのは、彼に満足してもらえるか、納得してもらえるかということだった。だから『スパイダーマン:ホームカミング』のレッドカーペットでお会いして、彼が僕の演技をすごく喜んでくれた時「自分としてやるべきことができていたんだ」と、すごく達成感を感じることができたよ。○『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』との絡みも――今回『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のピーター・クイル演じるクリス・プラットとの共演を楽しまれたそうですね。具体的なシーンは話せないと思いますが、オフショットではどんな交流が合ったのですか?クリスとはすごく仲良くさせてもらったよ。2人ともマーベルの世界をすごく楽しんだ。クリスがちょうど『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(7月13日公開)の追加撮影でロンドンに来ていた時も一緒に飲みに行って、そこでいろいろと話をしたんだ。本当にいい人だし、とても楽しい人だよ。――おそらくシリーズ最大のバトルシーンが見られる本作ですが、実際に参加してみていかがでしたか?いろいろとパーツに分けて撮影しているので、僕たちは全貌を知ることができないから、いつも後になって「すごい激闘シーンを撮っていたんだ!」と驚くよ。マーベル・スタジオ以上にアクションを上手くやれるところはないんじゃないかとまで思ってしまう。ナンセンスになりがちなものを納得する形で描くことができるから。僕としては、自分が真っ先に観たいと思える作品に出演できていること自体がすごいことだと思っている。だって、ロバートたちのようなすごい面子の方々と同じポスターに自分が載っていること自体に感動しているよ。○葛藤するヒーローたちの魅力――本作をはじめ、マーベル・スタジオ一連の作品群は、決して完璧ではない“葛藤するヒーロー像”を打ち出してきました。欠点やコンプレックスを抱えているヒーローだからこそ、愛する人や仲間たちがいるから強くなれると、今回もしみじみ実感しました。あなたはその点についてどう思いますか?僕もヒーローのそういう側面を見せることはとても重要だと思っている。ヒーローは確かに世の中の人が憧れる存在だけど、僕は完璧な人に対して憧れをもつのは決して健全なことではないとも思っている。欠陥があり、悩みや不安、問題を抱えているのは、誰しも当たり前のことだから。実際、ヒーローたちがクレイジーな状況のなかで希望をもって戦っていく姿に惹かれるよ。――あなた自身は、コンプレックスなどはありますか?もちろん僕だってコンプレックスはあるけど、僕自身は今、こんなに素晴らしい仕事につけていて、素晴らしい友人や家族に囲まれている。そう考えれば、自分の問題なんて無視して、自分は幸せだと思うようにしているよ。■プロフィールトム・ホランド1996年6月1日、イギリス・ロンドン生まれの俳優。父親はコメディアンで作家のドミニク・ホランド。2008年、ミュージカル「ビリー・エリオット」で舞台デビュー。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(16)でスパイダーマンの姿を初披露し、『スパイダーマン:ホームカミング』(17)で主演を務めた。近作は『レジェンド』(17)、『ザ・カーレント・ウォー』(17)など。■著者プロフィール山崎伸子フリーライター、時々編集者、毎日呑兵衛。エリア情報誌、映画雑誌、映画サイトの編集者を経てフリーに。映画やドラマのインタビューやコラムを中心に執筆。好きな映画と座右の銘は『ライフ・イズ・ビューティフル』、好きな俳優はブラッド・ピット。好きな監督は、クリストファー・ノーラン、ウディ・アレン、岩井俊二、宮崎駿、黒沢清、中村義洋。ドラマは朝ドラと大河をマスト視聴(C)Marvel Studios 2018
2018年04月28日スパイダーマンの宿敵として知られるダークヒーローを『ダンケルク』のトム・ハーディが演じる『ヴェノム』(原題:VENOM)が、12月に日本公開されることが決定。その初映像がお披露目された。マーベル・コミック史上、最も謎に満ちたダークヒーローとして高い人気を誇る凶悪ヴィランを主人公に描く本作。破壊的な守護者という複雑な特性を持つヴェノムの、新たなるユニバースがついに始動する!悩み、苦しむ、俺の中の悪魔が――主人公ヴェノム/エディ・ブロックを演じるのは、『ダンケルク』『マッドマックス怒りのデス・ロード』の大ヒットで知られ、また『レヴェナント:蘇えりし者』でアカデミー賞助演男優賞に初ノミネートされたトム・ハーディ。また、ヒロイン役として、同じくアカデミー賞ノミネート経験もある『グレイテスト・ショーマン』のミシェル・ウィリアムズの出演が決定。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で注目を集めたリズ・アーメッド、『スリー・ビルボード』でアカデミー賞にノミネートされているウディ・ハレルソンほか、スコット・ヘイズ、リード・スコットらが出演。監督は、長編デビュー作『ゾンビランド』の成功で知られ、『L.A.ギャング・ストーリー』でハードボイルドな世界を描いたルーベン・フライシャー。脚本には『アメイジング・スパイダーマン2』の原案・脚本をつとめたジェフ・ピンクナーをはじめ、現在世界中で大ヒットを巻き起こしている『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』でタッグを組んだスコット・ローゼンバーグらを迎えている。『ヴェノム』は12月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年02月09日“スパイダーマン”の新シリーズ第1弾として、2017年大ヒットを遂げたヒーローアクション超大作『スパイダーマン:ホームカミング』。そのブルーレイ&DVDのリリースに合わせ、新生スパイダーマンを演じるトム・ホランドの貴重なオーディション映像や、“アイアンマン”ロバート・ダウニー・Jrらのインタビュー映像の一部をシネマカフェが独占入手した。性別や世代を越えて、世界中の人々に愛されるスーパーヒーロー“スパイダーマン”。本作では、ヒーローとして強大な力を持つ一方で、15歳の高校生らしい一面も併せ持つ“等身大ヒーロー”による新たな戦いが話題を呼び、共感を集めた。今回、そんな本作のブルーレイ&DVDに収録されている映像特典の中から、スパイダーマン役に抜擢された新鋭トム・ホランドの貴重なオーディション時の様子や、共演したキャストがトムについて語るインタビュー映像を一部公開。スタッフはスパイダーマンのキャスティングについて、「キャスティングチームは7,500 人のテープを見た」と応募総数の多さを明かす。トムは自ら撮影した映像でオーディションに応募していたそうで、当時のことを「何度も自分で撮影して長い道のりだった」とふり返っている。■アイアンマンもスタン・リーも太鼓判!また、本作でスパイダーマンにとって師匠のような存在となるトニー・スターク/アイアンマンを演じるロバート・ダウニー・Jr は「トムは本当にハマリ役だ」と絶賛。演技だけではなく、華麗な宙返りやダンスもできる多才さを評価し、スパイダーマンに抜擢されたことに触れる。続いて、劇中でピーターの親友ネッド役を演じたジャイコブ・バタロンは「(トムと)撮影前に数日一緒に過ごした。徐々に仲良くなり、いまでは大親友さ」と語り、私生活でもトムと相性がぴったりであることを明かす。今回、トム演じるスパイダーマンと対立するエイドリアン・トゥームス/バルチャー役のマイケル・キートンも「楽しくていい子だよ。それによく考えて演技してる」と演技に対する姿勢を評価し、同級生のミシェル役を演じるゼンデイヤも「本物のスパイダーマンがいるならトムがいい」とべた褒め。さらに“生みの親”原作者のスタン・リーも、「私が描いたスパイダーマンのイメージにぴったりだ」という最高の賛辞を送っており、共演者やスタッフから愛されているトムの存在がインタビューから見てとれる。本作のブルーレイ&DVDには、今回公開された映像のほか、スパイダーマンのスタントについてのメイキング映像やNGシーンなど、ファン必見の映像特典が収録されているので、ぜひチェックしてみて。『スパイダーマン:ホームカミング』はブルーレイ&DVD発売、同時レンタル中。※デジタル先行配信中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ホームカミング 2017年8月11日より全国にて公開(C) Marvel Studios 2016. (C) 2016 CTMG. All Rights Reserved.
2017年12月20日アニメーション映画『スパイダーマン:スパイダーバース』が、2019年3月8日(金)に日本公開される。新スパイダーマンはアニメーション『スパイダーマン:スパイダーバース』の主人公は、ニューヨーク・ブルックリンの少年マイルス・モラレス。スーツの上にパーカーとナイキのエアジョーダンを履き、フレッシュさあふれるマイルスは、ニューヨーク・ブルックリンの名門私立校に通う中学生だ。まだ 自分自身の力をうまくコントロールできない彼は、長年スパイダーマンとして活躍するピーター・パーカーを師とし、様々な壁にぶつかりながら一 人前のスパイダーマンとして成長していく。様々な次元のスパイダーマンが共演?原作となるのは、マーベル・コミックの漫画作品『スパイダーバース』だろう。同じキャラクターが別の次元で異なる形で存在する、“マルチバース”と言われる世界観が特徴のマーベル・コミック。本作ではこの設定を活かし、各種漫画版に加え、アニメ版やテレビドラマ版など、様々なスパイダーマンが次元を超えて夢の共演を果たすという内容になっている。予告映像に映し出されているのは、二人のスパイダーマンが地下鉄のプラットフォームで話している様子。また、2018年7月にアメリカ・サンディエゴで行われた「コミコン」の会場にて披露された映像には、ニコラス・ケイジが声優を務めるスパイダーマン・ノワールや、ブタのスパイダーハムらが登場。それぞれ異なる能力や性格のスパイダーマンたちがどう物語に絡んでいくのか。本作最大のポイントとなりそうだ。製作(プロデューサー)にフィル・ロード&クリス・ミラープロデューサーを務めるのは、フィル・ロード&クリス・ミラー。『LEGO ムービー』、『くもりときどきミートボール』などで知られる両氏は、映画「スター・ウォーズ」シリーズのスピンオフ『ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』の監督も務める予定だった新鋭の監督タッグだ。日本語吹替版主題歌は「TK from 凛として時雨」の書き下ろし日本語吹替版主題歌を手掛けるのは、凛として時雨のフロントマンTKによるソロプロジェクト「TK from 凛として時雨」。『スパイダーマン:スパイダーバース』のために書き下ろした新曲「P.S. RED I(ピーエスレッドアイ)」が、物語に彩りを添える。主要キャラクターや街の風景未公開シーンを収めた公式アートコレクション発売また、スパイダーマンたちのコンセプトアートやスケッチなどをまとめた公式本「アート・オブ・スパイダーマン:スパイダーバース」が、2019年3月1日(金)に発売される。本書では、アニメーションチームの解説と共に、作品に登場する街の風景やインテリア、グラフィックの詳細などを紹介。もちろん主要キャラクター全員についても掲載されているので、映画を観る前に、より作品の世界への理解を深めることができそうだ。シリーズ初の第76回ゴールデングローブ賞でアニメーション作品賞受賞、第91回アカデミー賞ノミネート第76回ゴールデングローブ賞で『スパイダーマン:スパイダーバース』は、シリーズ史上初となるアニメーション作品賞を受賞した。スパイダーマン映画シリーズにおいて、ゴールデングローブ賞のノミネート及び受賞も初の出来事ととなる。さらに、第91回アカデミー賞では、長編アニメーション賞にノミネート。スパイダーマン映画シリーズにおいて、『スパイダーマン』『スパイダーマン2』の技術関連賞以外、“作品”としてのアカデミー賞ノミネーションは初となる。また “アニメーション界のアカデミー賞”といわれるたアニー賞においては、長編アニメーション作品賞、監督賞、キャラクター・アニメーション賞、キャラクター・デザイン賞、美術賞、脚本賞、編集賞の7部門でノミネートとなり、最多受賞を記録している。作品情報映画『スパイダーマン:スパイダーバース』日本公開日:2019年3月8日(金)製作:アヴィ・アラド、フィル・ロード&クリストファー・ミラー監督:ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマン脚本:フィル・ロード原題:Spider-Man: Into The Spider-Verse日本語吹替版主題歌:「P.S. RED I」TK from 凛として時雨日本語吹替版声優:宮野真守、小野賢章、悠木碧音響監督:岩浪美和■アート・オブ・スパイダーマン:スパイダーバース発売日:2019年3月1日(金)著者:ラミン・ザヘッド価格:3,700円+税発行:スペースシャワーネットワーク■前売り券情報発売日:12月14日(金) ※取り扱い劇場の詳細は公式サイト参照ムビチケカード価格:一般 1,400円(税込)/小人 900円(税込)特典:缶バッジ ※数量限定 ※一部劇場を除く※キャラクターは選べない
2017年12月14日スパイダーマンの新たなアニメーション映画『スパイダーマン:スパイダーバース』(原題:Spider-Man: Into The Spider-Verse)が、2019年、日本に上陸することが決まった。革新的なビジュアルのアニメーションとともに、フレッシュなスパイダーマン・ユニバースが、ここに誕生!本作の主人公は、ニューヨークのクイーンズ出身のピーター・パーカー…ではなく、ブルックリンの黒人少年マイルス・モラレス。彼が暮らす世界では、スパイダーマンのマスクをかぶることができるのは1人だけではなく、無限の可能性が秘められた<スパイダーバース>が存在していた――。到着した映像からも分かるように、まるで実写と見間違うような今回のアニメーション映画は、トム・ホランドが主演を務め、マーベル・シネマティック・ユニバースの一角を担う実写版とは完全に独立した別シリーズ。『LEGO(R)ムービー』『くもりときどきミートボール』などで知られるフィル・ロード&クリストファー・ミラーのコンビが製作を手がけ、本国版ではマイルスの声をNetflixドラマ「ゲットダウン」のシャメイク・ムーアが務めるほか、『ムーンライト』『ドリーム』のマハーシャラ・アリ、「アトランタ」のブライアン・タイリー・ヘンリー、『スポットライト 世紀のスクープ』「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」のリーヴ・シュレイバーが登場。日本語版では誰が吹き替えを務めるのかも、注目を集めそうだ。『スパイダーマン:スパイダーバース』は2019年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月11日3代目スパイダーマンのトム・ホランドが「People」誌主催のビデオチャットに出演し、スパイダーマンへの愛があふれる一人トークを行った。自身のマンションがスパイダーマングッズだらけで、スパイダーマンを祀っている「聖堂」状態になっていることを明かし、バスルームにも『スパイダーマン』に登場するキャラのフィギュアを3体飾っていると告白。「ちょっと恥ずかしいよね。だって、『ぼくを見て、ぼくを見て』って感じでしょ?」と“スパイダーマン=自分”であるゆえの恥ずかしさも語った。ファンからの質問に答えるというコーナーでは、「スパイダーマンのマーベルのほかのスーパーヒーローたちと違う魅力は?」という問いに、トムは「子どもたちが身近に感じられる存在ってことかな。トニー・スタークは身近ではないよね。彼みたいな億万長者はめったにいないもん。ピーター・パーカーが抱える問題は、バスに乗るお金がないとかそういうことなんだ」と答えた。また、最後にトムから『スパイダーマン:ホームカミング』で着用したスパイダーマンスーツが、オンライン・オークションに出品中であることが発表された。最低入札価格は20,000ドル(約230万円)で、収益金は金銭的余裕がない家庭の子どもたちにクリスマスプレゼントを贈るチャリティー団体「Toys for Tots」に寄付される。(Hiromi Kaku)
2017年12月06日マッケナ・グレイス、11歳。いま、ハリウッドで「天才!」と注目されている小さな女優だ。最新作は『(500)日のサマー』、『アメイジング・スパイダーマン』とその続編を監督したマーク・ウェブの手掛ける感動作『gifted/ギフテッド』。彼女がこの作品で演じるのは、7歳のメアリー。生まれて間もなく母を亡くし、叔父のフランク(クリス・エヴァンス)と猫のフレッドと暮らしているが、生まれながらにして数学の天才的な才能(=ギフテッド)を持っていることで変化が訪れる。歴史を変える才能を開花させるか、それとも愛する者と生きるか…。メアリーを演じることは難しくなかったのだろうか。「メアリーはとっても複雑な女の子。いろいろな感情を表現しなくてはならなかったから、難しいときもあったわ。気をつけたのは、演技(テクニック)で泣いたり笑ったりするのではなく、彼女になりきって(生きて)彼女の物語を伝えること。それが大切だと思ったの。メアリーの自分に自信を持っていてちょっと大人っぽいところも好きだし、フランクやロバータ(オクタヴィア・スペンサーの演じるメアリーの面倒をみてくれる隣人女性)を気づかう優しいところも大好きよ」。大人顔負けのコメントに驚かされるが、「フレッドというペット(猫)と暮らしているのが羨ましい!」と11歳らしさも垣間見せる。子どもらしさと女優としてのプロ意識、その両方があるからこそ何百人もの中からメアリー役に抜擢されたのだろう。また「メアリーは数学の才能があって、彼女を演じたことで私も算数が好きになったの」と、役から刺激を受けたそうだが、映画の中に登場するのは超難解な数式。いったいどうやって演じたのか。「算数は好きだけど、映画のなかの数式は何が何だか分からなくて…。お母さんと一緒に数式の順番の替え歌を作って覚えたの。歌は大好き!」。Gotta Catch Em All Pokemon! @tannergburge #Pikachu #Pokemon #pokemon #PokemonIChooseYou #pokemongo #Kawaii (Link in bio to full song)Mckenna Graceさん(@mckennagraceful)がシェアした投稿 - 2017 8月 3 6:19午後 PDT「ポケモン」テーマソングを熱唱するマッケナちゃんマッケナが演技に興味を持ったきっかけは、ある女優との出会い。子役から女優へ、さらに外交官としても活躍したシャーリー・テンプルの存在だった。「シャーリー・テンプルが大好きで、彼女の映画はほとんど観ているわ!演技をしてみたいと思ったのは、彼女のような女優さんになりたいと思ったから。演技は大好きだし、これからもずっと続けていきたいけれど、ほかにも夢があって…。大人になったら大きな裏庭のある家に住んで、動物の保護区にして、困っている動物を助けたい」。プライベートでは、マシュマロとベイビーユニコンという名前の2匹の犬、ほか2匹の魚を飼っているそう。そして、日本である夢を叶えたいのだと瞳を輝かせる。「実は将来、日本で結婚式を挙げたいと思っていて。アルパカがエスコートしてくれるウエディングプラン(※)があるらしいんだけど、知ってる?」と、ガールズトークに火が付き、続けてファッションの話題に。※栃木県ホテルエピナール那須の結婚式の演出で、アルパカが登場するプランがある。マッケナのInstagramはフォロワー44万人越え、ファッションアイコンとしても注目されている。「ファッションもいろんな表現ができるから大好き!こういうのが着てみたいってお母さんに相談したりしながら最後は自分で決めているの。自分のデザインブックも持っていて、前は手縫いだったけれど、最近はミシンを買ってもらったの!『ギフテッド』で演じたメアリーの衣装も素敵だった。いくつかもらって記念に取ってあるんだけど、一番のお気に入りはニットのパーカーね」。興味を持ったものを自分の手で広げていく、それが彼女の特技なのだろう。何と!脚本家という仕事にも興味があり、すでに小説を書いていた。「猫のフレッドが主人公のアドベンチャー物語を書いたのよ」。多才すぎる!この映画の見どころは、家族とは何か、人生において大切なものは何かという問いかけであり、そのヒントを教えてくれるのは、マッケナ・グレイスの演じるメアリーとクリス・エヴァンスの演じる叔父フランクとの関係性だ。クリスとの共演について感想を聞いた。「クリスはキャプテン・アメリカを演じているから、外見はとってもタフで強そうに見えるけれど、内面は本当に心優しい人、そして子猫みたいな人よ。周りの(大人の)女性たちはクリスを見ると、キャーって興奮していて、ああ、また騒がれているなぁって見ていたの(笑)」。そんなクリスからは、現場での集中力など多くを学んだそうで、彼との共演で想い出深いシーンを2つ挙げる。「大変だったのは、クリスをひっぱたくシーン。フリではなく実際に叩かなくてはならなくて…叩いた後に赤くなってしまって、すごく苦しかった。あと、楽しかったのは海辺の夕陽をバックにクリスによじ登るシーン。夕陽待ちをしていて、夕陽が沈むタイミングで監督が『いまだ、行けー!』って、みんなで走ったんだけど、私が躓いちゃって。そうしたらクリスがすぐに抱きかかえてくれた。何て格好いいんだろう!って思ったの。とっても楽しい撮影だった」。(text:Rie Shintani)
2017年11月09日“スパイダーマン”の新シリーズ第1弾にして、アイアンマンやキャプテン・アメリカらの“マーベル・シネマティック・ユニバース”(MCU)に加わった『スパイダーマン:ホームカミング』のブルーレイ&DVDが、早くも12月20日(水)にリリースされることが決定した。本作は、性別や世代を越えて、世界中の人々に愛される「親愛なる隣人」のスーパーヒーロー、“スパイダーマン”の最新作。ヒーローとして強大な力を持つ一方で、初恋や学業との両立に悩む15歳の高校生らしい一面も併せ持つ、“等身大ヒーロー”の新たな戦いが描かれる。さらに、トニー・スターク/アイアンマンやキャプテン・アメリカ、ハッピー・ホーガンなどお馴染みのキャラクターたちとも共演。ついにMCUに本格参戦したスパイダーマンが、軽快なノリでド派手なアクションに挑み、特製スーツとハイテク装備を駆使して活躍する。主演は、史上最も若いピーター・パーカー/スパイダーマンと話題を呼んだ、新鋭の実力派トム・ホランド。アイアンマンを演じるロバート・ダウニー・Jr、キャプテン・アメリカ役のクリス・エヴァンス、ハッピー・ホーガン役のジョン・ファヴローなどお馴染みキャストに加え、『バットマン』シリーズ、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のマイケル・キートンが圧倒的存在感で悪役“バルチャー”を熱演。また、日本語吹き替え版には、ピーター・パーカー/スパイダーマン役に「カードファイト!! ヴァンガードG」「刀剣乱舞」の榎木淳弥、トニー・スターク/アイアンマン役にもちろん、復帰後第1作目となった藤原啓治。ほかにも大川透(バルチャー役)、中村悠一(キャプテン・アメリカ役)、美山加恋(リズ役)など、名実ともにトップクラスの豪華吹替キャスト陣が集結!なお、今回、ブルーレイ・3D・UHDの3種類の本編ディスクをオリジナルスチールブックにセットし、限定コミックブックやフィギュアなど超豪華特典も封入したプレミアムBOXを3,000セット限定で同時発売。このプレミアムBOXは、このためだけに描き下ろされたマーベル監修のコミックブックや、スパイダー・マグネット、日本限定スタンディメッセージカードに加え、スパイダーマンとバルチャーの戦いをモデル化した大迫力のコレクタブル・フィギュアを同梱。さらに、漫画界きってのアメコミ好きとして名高い「アイシールド21」「ワンパンマン」などの村田雄介によって描き下ろされた、ここでしか手に入らない日本限定B3ポスターが封入される超豪華な限定ボックスとなっている。『スパイダーマン:ホームカミング』は12月20日(水)ブルーレイ&DVD発売、同日レンタル開始。11月15日(水)より順次デジタル先行配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ホームカミング 2017年8月11日より全国にて公開(C) Marvel Studios 2016. (C) 2016 CTMG. All Rights Reserved.
2017年10月22日クリス・エヴァンスが主演を務める、全米を魅了した傑作ハートウォーミング・ファミリードラマ『gifted/ギフテッド』。この度、本作の公開に先駆け、監督を務めたマーク・ウェブの約3年ぶりとなる来日が決定した。今回来日が決定したのは、『(500)日のサマー』でセンセーショナルなデビューを飾ったウェブ監督。大人気アメリカンコミックの2つ目の実写化シリーズとなる『アメイジング・スパイダーマン』では監督に大抜擢され、その手腕が高く評価された。そんな監督が描く本作は、独身の叔父フランク(クリス・エヴァンス)と生意気ざかりの姪メアリー(マッケナ・グレイス)による、チャーミングで切ない物語を描いたハートウォーミング・ファミリードラマ。デビュー作を彷彿とさせる作風に、日本公開が決定するとSNS上では「あのマーク・ウェブが帰ってきた!」、「おかえり、マーク・ウェブ!」と日本のファンも歓喜の声を上げている。そして今回、11月の公開に先駆け本作のプロモーションのためにウェブ監督が10月に来日。監督が来日するのは、『アメイジング・スパイダーマン2』のプロモーションで2014年3月に日本へ訪れて以来、約3年ぶりの来日となる。『gifted/ギフテッド』は11月23日(木・祝)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年09月29日人気アメコミヒーロー・スパイダーマンの活躍を描いて、2014年に公開され世界的ヒットを巻き起こした『アメイジング・スパイダーマン2』が、8月25日(金)今夜放送される「金曜ロードSHOW!」でオンエア。トビー・マグワイア主演で2002年に公開され、北米公開1週目に興収1億ドルという史上初の快挙を達成した『スパイダーマン』と2004年の『スパイダーマン2』、2007年の『スパイダーマン3』の3部作に続いて、『ソーシャル・ネットワーク』などで知られるアンドリュー・ガーフィールドを主演に迎えリブートされた2012年の『アメイジング・スパイダーマン』。同作が大ヒットするなか、2014年に公開されたのが『アメイジング・スパイダーマン2』だ。ピーター・パーカーは“スパイダーマン”としてN.Y.を守り、愛する恋人のグウェンと充実した日々を満喫していた。しかし戦いで命を落としたグウェンの父と「グウェンに近づかない」という約束をしていたピーターは、いまでもグウェンのそばにいることに思い悩み、グウェンもその思いを感じ取って別れを切り出す。そんなある日、ピーターは幼なじみで軍事産業も手掛ける大企業・オズコープ社の御曹司、ハリー・オズボーンと再会。ハリーは父が亡くなったことでオズコープ社のCEOに就任することになる。その頃スパイダーマンに命を救われ、自分が彼の「パートナー」だと思い込んだ孤独な電気技師・マックスは、オズコープ社での作業中に誤って実験用の電気ウナギの水槽に落下、怪物・エレクトロへと変貌してしまう。さらに強力なサイ型パワードスーツの“超人ライノ”、さらには“グリーン・ゴブリン”となったハリーもピーターの前に立ちはだかる…という物語。ピーター/スパイダーマン役のアンドリュー・ガーフィールドのほか、恋人のグウェン役には『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したエマ・ストーン。ハリー役にデイン・デハーン、マックス/エレクトロ役は『ドリームガールズ』『ANNIE/アニー』などのジェイミー・フォックスといったキャスト。なお、日本語吹き替え声優も豪華ランナップ。主人公のピーター・パーカーを前野智昭、グウェン・ステイシーを本名陽子、マックスを中村獅童、ハリーを石田彰、ほか吉田美保、てらそままさき、家中宏、楠見尚己、一龍斎春水が名を連ねる。8月11日(金)からはシリーズ最新作となる『スパイダーマン:ホームカミング』が日本公開され、大ヒットスタートを達成した。金曜ロードSHOW!『アメイジング・スパイダーマン2』は8月25日(金)21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:アメイジング・スパイダーマン2 2014年4月25日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開(C) 2013 CTMG. All Rights Reserved.
2017年08月25日8月11日に公開され週末興行収入1位を記録した『スパイダーマン:ホームカミング』(公開中)において、アクションは大きな見どころだ。予告編映像にもスパイダーマンならではのさまざまなアクションシーンが収められているが、特に目を引くのは、フェリーが真っ二つになるシーン。実はそのシーンでは、リアルな"巨大フェリー"のセットを作製し、実際に真っ二つにして撮影されたという驚きの秘話があった。このシーンは、ピーターがスパイダーマンとしてワシントンD.C.で起きた爆発事故から同級生を救出したことがきっかけで、スパイダーマンがヒーローだと騒がれ始め、今こそ「スパイダーマンとして認められ、アベンジャーズに入れるチャンス」と意気込んでいる場面。一刻も早くバルチャーにたどり着こうとするピーターは、彼らがフェリーで取り引きするところを突き止めるが、船上でのバルチャーとの戦いはフェリーを真っ二つに分断する絶対的危機を招く事態に。そして、最終的にアイアンマンに助けられてしまう…というシーンだ。当初、この緊迫したシーンは「特殊効果で映像化するしかない」と考えていたプロデューサー陣。しかし美術チームや建設チーム、そして特撮チームと、多岐にわたるスペシャリストたちが一丸となり、この方針は崩された。フェリー前方部分を実際に建設し、地面から約2m持ち上げられたところで、油圧によって半分に割られる仕組みが考案された結果、実際にフェリーが真っ二つに裂かれる様子が撮影できたという。その流れとしてはまず、木製の短尺模型を作り、実際のフェリー「スピリット・オブ・アメリカ号」のサイズを測って、3Dモデルから設計図へと展開。最終的に完成したセットは、横幅20m、高さ14m、長さ30mと巨大なもの。これを使ってフェリーが真っ二つに裂け、大量の水が押し寄せるシーンが撮影された。プロダクション・デザイナーであるオリヴァー・ショールは「セットとそれを支えるジンバルの重さは約10トン。撮影機材が12トン。そこに15万トンの水が流れ込むことになる。建設からリハーサルまでは5カ月くらいを要したが、すばらしいセットが完成した」と振り返る。トム・ホランドもこのシーンの撮影に関して「僕にとって最高の1日になった」と語りつつ、さらに「フェリーが真っ二つに裂け、車やらタンクやらがそこらじゅうに放り込まれていく。そこにスパイダーマンが飛んできて、戦う彼をカメラが一周するように追いかける。これを全部ワンショットで撮影したんだ」と撮影秘話も告白。「リハーサルにも長い時間がかかったが、僕が今まで見た過去の映像を含め、スパイダーマンの中で最もカッコイイシーンになったと思う」というトムの自信たっぷりな言葉通り、「スパイダーマン」シリーズの中でも最大級の見応えになっている。(C)Marvel Studios 2017. (C)2017 CTMG. All Rights Reserved.
2017年08月19日8月11日より公開され、早くも話題沸騰中の『スパイダーマン:ホームカミング』。10代にしてヒーローになったピーター・パーカーの成長物語という側面は、2002年に始まった『スパイダーマン』シリーズから受け継がれている。突然得たスーパーパワーに舞い上がりながら、次第に責任感も身につけていく。そんな歩みを演じた歴代2人の主演俳優のその後の活躍を見れば、『スパイダーマン』シリーズ主演=名優への登竜門という公式が見えてくる。トビー・マグワイア/『スパイダーマン』2002年の『スパイダーマン』でピーターを演じたのはトビー・マグワイア。大作への主演が続く親友レオナルド・ディカプリオに対して、『サイダーハウス・ルール』(’99)やアン・リー監督作(『アイス・ストーム』『楽園をください』)など、インディーズ系の作品で活躍する演技派という印象だった。それだけに、アクション演技もほとんど経験のなかった彼が鍛え上げて変身した姿のインパクトは大きく、北米公開1周目に興収1億ドルという史上初の快挙を達成。高まった期待に応えてみせた。ピーターは高校生だが、2002年の時点でトビーはすでに27歳。かなりの年齢ギャップだが、もともと童顔でもあり、演技力と合わせ技でこれも難なくクリア。さらに彼はシリーズ主演を続けながら、ジョージ・クルーニー監督作『さらば、ベルリン』(’06)などドラマ作品にも出演、主演作『シービスケット』(’03)では製作総指揮も兼任した。『スパイダーマン3』(’07)を以ってシリーズを卒業後、09年の主演作『マイ・ブラザー』でゴールデングローブ賞ドラマ部門主演男優賞候補に。2014年の主演作『完全なるチェックメイト』然り、スーパーヒーロー役を経験した上で、自らの本分はキャラクターの内面を深く掘り下げる心理描写だと確信したようだ。最近では『スパイダーマン』出演時から始めた映画製作業の方に熱心で、出演作を厳選しすぎなのがファンとしては少々寂しいところ。アンドリュー・ガーフィールド/『アメイジング・スパイダーマン』『アメイジング・スパイダーマン』(’12)『アメイジング・スパイダーマン2』(’14)で後継者となったアンドリュー・ガーフィールドがピーター役に挑戦したのは、トビーよりさらに年上の29歳のとき。彼もまた『大いなる陰謀』(’07)やゴールデングローブ賞助演男優賞候補になった『ソーシャル・ネットワーク』(’10)、『わたしを離さないで』(’10)などドラマ作で注目された若手だった。スパイダーマンを演じた2年間、映画出演は同シリーズに集中したが、ブロードウェイで舞台「セールスマンの死」に出演、俳優として幅広いチャレンジに貪欲な姿勢を見せた。演じる役に対する桁外れの献身でも定評がある。スパイダーマン卒業後の主演作2本『沈黙-サイレンス-』(’16)『ハクソー・リッジ』(’16)はともに重厚なテーマの大作。前者では長期にわたる撮影で役にのめり込みすぎてしまったのか、婚約のうわさもあったエマ・ストーンと破局してしまった…。太平洋戦争の沖縄戦で銃を持たず人命救助に徹した衛生兵を演じた後者では、第89回アカデミー主演男優賞候補に選ばれた。トム・ホランド/『スパイダーマン:ホームカミング』そして三代目となるトムは21歳。彼が演じるピーターは、過去2シリーズの悩める少年像に比べると格段にポップ。作品が「マーベル・シネマティック・ユニバース」シリーズの1作であることからも、いままでとは違うキャラクターが要求されるが、それに応えるのに必須なのは何をおいても演技力。実年齢が近いことに加えて、先輩2人に勝るとも劣らないキャリアがトムの強みだ。12歳でミュージカル「ビリー・エリオット」主演に抜擢され、映画『インポッシブル』(’12)などに出演。『借りぐらしのアリエッティ』(’11)イギリス版の翔役や、トム・ハーディ主演の『オン・ザ・ハイウェイその夜、86分』など、10代にして声だけの演技でも実績あり。今後も『アベンジャーズ』シリーズのみならず、ベネディクト・カンバーバッチと共演の『The Current War』(原題)など多彩な出演作が待機している。ところで、トビーもアンドリューも、ピーターのガールフレンドを演じた女優たち(キルステン・ダンスト、エマ・ストーン)と交際に発展した過去がある。トムもミシェル役のゼンデイヤと休暇を一緒に過ごしたなどと一部で報じられたが、ゼンデイヤは「もう何年も休暇なんて取ってない」とツイートし、トムが「プレス・ツアーもカウントしてるのかな?」と舌を出した絵文字付きでリプライ。ミレニアル世代のピーター・パーカー役者は、どうやら先輩たちと違って公私はきっちり分ける派らしい。すでにキャラクター像が成立しているアイコニックなヒーローを演じるプレッシャーは計り知れないが、強烈なアンチへの対応も含めて、スパイダーマンという役との出会いは、いい演技を見せるだけでは許してもらえない映画スターとしての覚悟を学ぶ機会にもなるだろう。実力派の若手俳優に大作主演を経験させ、押しも押されぬスターに育て上げるばかりか、スーパーヒーローのイメージに縛りつけず、さらに飛躍させる。そんな役割が“ピーター・パーカー/スパイダーマン”という役にはあるのだ。(text:Yuki Tominaga)
2017年08月15日