アンテナハウスは4月17日、PDF表示機能をAndroidアプリへ組み込めるライブラリ「Antenna House pdfview」の販売を開始した。同ライブラリでは、PDFファイルをビットマップ画像に変換することにより、PDFファイルの表示・閲覧機能やテキスト検索の機能をAndroidアプリケーションへ組み込むことができる。同ライブラリはネイティブコードで開発されており、インターフェース(API)はC言語の関数の形式で提供される。また、Java言語で使用するサンプルとして、簡易ビューアのソースコードおよび実行ファイルが付属する。対応プラットフォームは、Android 4.0.4~4.4.4。なお、同ライブラリには評価版が用意されており、購入前に機能を試すことができる。
2015年04月17日三菱電機は4月8日、第5世代移動通信方式(5G)基地局向けの技術検証として多素子アクティブ・フェーズド・アレイ・アンテナ(APAA)の試作機を開発したと発表した。5Gでは急増する無線トラフィックに対応するため、周波数利用効率を高める必要がある。その実現に向けてカギとなる技術の1つと考えられているのが、多素子アンテナを用いて複数のビームを形成・多重化し、空間の利用効率を高めるマルチビームフォーミング技術である。同試作機は、多素子アンテナを用いた4つのビームによる空間多重を実現したほか、垂直・水平方向の2次元ビーム走査が可能となっている。周波数帯は現在のセルラー移動通信の上限である3.5GHz帯を使用している。なお、同日よりニューヨークで開催される「Brooklyn 5G Summit」においてNokia Networksと共同で同試作機を用いたマルチビームフォーミング技術のデモを実施し、4ビームの特性を確認するとしている。
2015年04月08日DXアンテナは12月1日、同社の映像機器ブランド「DXブロードテック」から、ブルーレイディスクプレーヤー「DXBP2」を発売した。A4サイズと同程度の面積に設置できる。価格はオープンで、推定市場価格は税別10,800円だ。DXBP2は、本体サイズがW28×D20×H4cmで、設置面積がA4用紙に収まるブルーレイディスクプレーヤー。前面にはUSB端子を備えており、別売のカードリーダーを使用すればSDメモリーカードに保存されたAVCHD形式の動画、JPEG形式の静止画をテレビで楽しめる。再生可能なディスクはBDビデオや、DVDビデオ、音楽CDなど。SD映像をフルHD(1080p)相当にアップスケーリングする機能、超解像機能、ノイズリダクション機能を搭載。出力端子はHDMI×1基。重量は1kg。リモコンが付属する。
2014年12月01日慶應義塾大学は11月27日、1素子の受信アンテナで多入力多出力方式(MIMO)伝送を行う実験に成功したと発表した。同成果は同大学大学院理工学研究科の矢部達郎氏、同 土井寿人氏、同 松岡暉氏および同理工学部電子工学科の眞田幸俊 教授らの研究グループによるもの。12月1日より開催される「International Symposium on Intelligent Signal Processing and Communication Systems 2014で」内容が発表される。従来のMIMOシステムでは、複数の送信アンテナで並列に信号を送信し、同数のアンテナで受信することによって通信速度を増加する。これに対し、同研究グループは、通信速度を維持しながら受信アンテナ数と受信回路を削減する信号処理方式を開発。それをソフトウェア無線機に実装し、実証することに成功したという。受信アンテナ数を削減することによって、無線受信システムのサイズを小型化し、メガネ型ウェアラブル端末などへ搭載することが可能となる。また受信回路の削減は省電力化につながる。同研究グループは、今後はより多くのアンテナからの無線信号の受信に対して、特性劣化を抑えながら受信アンテナ数を削減する方式を検討していくとしている。
2014年11月28日KDDIとKDDI研究所は11月13日、従来より通信性能を2倍に高めたLTE-Advanced基地局向け小型アンテナの開発に成功したと発表した。同社によると従来と同等サイズで、これまでと比較して2倍の通信速度を実現可能にした4MIMO方式アンテナ開発は、世界初だという。このアンテナは、基地局の設置条件が厳しい都市部において、従来と同等のスペースを活用して通信の高速化を実現するために開発した。4つの信号を同時に送受信できる4MIMO方式に対応し、今後本格普及が見込まれるLTE-Advancedおよび3.5GHz帯を活用した第4世代移動通信システム等での活用が期待できる。これにより、景観を損ねることなく、通信需要の増加に応える次世代通信網の構築が可能となる。KDDIとKDDI研究所は、アンテナの効果を検証するため、東京都千代田区、大阪府大阪市、宮崎県日南市でのフィールド実験を実施し、従来の2MIMO方式アンテナ2本分相当の通信性能を確認した。両者は今後、このアンテナの実用化検討を進めるとともに、快適な通信環境の整備に向けて最新技術の研究・開発に取り組んでいく。
2014年11月14日DXアンテナは8月4日、「DXブロードテック」ブランドの液晶テレビ「LVW32EU3」「LVW28EU3」「LVW24EU3」を発表した。発売は8月8日。価格はオープンで、推定市場価格はLVW32EU3が42,800円前後、LVW28EU3が37,800円前後、LVW24EU3が34,800円前後(いずれも税別)。3製品は、外付けのUSB HDDへの録画機能を搭載した液晶テレビ。内蔵しているチューナーは、地上/BS/110度CSデジタル×2基。1基は番組視聴専用で、もう1基は番組録画専用。視聴している番組とは関係なく、別チャンネルの番組を録画することができる。なお、録画モードは標準モードのみ。液晶パネルの表示画素数は1,366×768ドット。視野角は上下左右とも178度(LVW24EU3のみ176度)。CM時に音声レベルが上がるのを抑える「ぴったり音量」機能や、簡易サラウンド機能の「DTS TruSurround」、放送中の番組を一時停止する「静止画」機能などを搭載する。入力インタフェースはHDMI×3系統に、D4映像入力×1系統、映像入力端子×1(音声入力端子はD4と映像入力で共通)。HDMI端子はPC映像入力端子としても使用可能で、その際に使用するPC音声入力端子も装備する。出力インタフェースは光デジタル音声×1系統、ヘッドホン×1系統を装備。そのほかに、USB×1基、LAN端子×1基を装備する。本体サイズは、LVW32EU3がW734×D180×H480mm、LVW28EU3がW640×D180×H432mm、LVW24EU3がW577×D140×H394mm。質量は、LVW32EU3が約5.9kg、LVW28EU3が約4.8kg、LVW24EU3が約3.5kg(いずれもスタンド込み)となっている。消費電力はLVW32EU3が50W、LVW28EU3が43W、LVW24EU3が42Wで、年間消費電力量はLVW32EU3が55kWh/年、LVW28EU3が49kWh/年、LVW24EU3が44kWh/年。
2014年08月04日DXアンテナは6月23日、強電界地域向けの室内用テレビアンテナ「US120」を発表した。発売は7月1日で、希望小売価格は6,800円(税別)。室内アンテナは、電波がやってくる方向に向けることで受信感度を上げることができる。しかし、平面タイプの室内アンテナでは、設置スペースによっては向きを変えられないこともある。US120は「お部屋のアンテナも美しく」をコンセプトに作られた室内アンテナ。円筒形のフォルムが採用されているため、設置スペース内で電波を受けやすい方向に向きを変えやすい。新開発したローノイズブースターを内蔵。ブースターの利得は15~20dBで、同社の従来機の10~19dBよりもアップ。受信性能は1.6倍に向上している。本体サイズはW85×D85×H205mmで、質量は0.17kg。電源はACアダプター(5V/500mA)となっている。
2014年06月24日DXアンテナは3月18日、地上デジタル放送用平面アンテナ「UAH810」の新色「スーパーブラック」を発表した。4月1日より発売を開始する。価格はオープン。平面アンテナは、家の外壁やベランダに直接取り付けるため、屋根の上に設置する八木アンテナに比べて、そのデザインやカラーに気を配るユーザーが多い。UAH810は、地上デジタル放送受信用平面アンテナ「DIGICATCHFLAT(デジキャッチフラット)」シリーズの1モデルとして2012年4月に発表された製品。W225×D113×H510というコンパクトサイズながら、7.8~9.7dB(標準値)という、八木アンテナ20素子相当の高利得を特徴としている。これまではオフホワイト、ライトブラウン、ブラックブラウンの3色がラインナップされていたが、今回のスーパーブラックが加わることで計4色となった。4色のカラーバリエーションは、地上デジタル放送用平面アンテナとしては最多となる。
2014年03月18日