米Intelは21日(現地時間)、同社の元CEO兼会長のアンディ・グローブ氏が死去したと発表した。79歳だった。死因は明かされていない。アンディ・グローブ氏は、ハンガリー出身のユダヤ系米国人で、ナチス・ドイツ占領下を生き抜き、旧ソ連による弾圧から逃れ、1956年から1957年に米国へ移民。カリフォルニア大学バークレー校で化学工学の博士号を取得し、フェアチャイルドセミコンダクターに入社した。1968年にロバート・ノイス氏とゴードン・ムーア氏が立ち上げたIntelに3番目の社員として入社。1979年に同社社長に就任。その後、1987年~1998年までCEO、1997年~2005年まで会長を務めた。Intelを世界最大の半導体メーカーにまで成長させるとともに、PC普及の立役者とされる。Intel CEOのブライアン・クルザニッチ氏は、「アンディは何度となく不可能を可能とし、数世代にわたる技術者や起業家、ビジネスリーダーに影響を与えた」とコメント。このほか、ビル・ゲイツ氏やティム・クック氏も追悼のツイートを投稿している。
2016年03月22日タレントの中村玉緒が3月2日(水)、都内で行われた英米合作のヒューマンドラマ『マリーゴールド・ホテル幸せへの第二章』のPRイベントに出席。出演者の一人であるリチャード・ギアの精巧な等身大フィギュアと対面し、思わず「かっこいい!」と声をあげていた。この日、イベントに“出席”したリチャードのフィギュアは、お台場で約60体の等身大フィギュアを展示するアトラクション「マダム・タッソー東京」からレンタルされたもの。玉緒さんはギアの劇中シーンをふり返り、「酔ってネクタイを少しずらして、一番上のボタンを外す男性に色気を感じる」とメロメロだった。世界各国で大ヒットを記録した『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』の続編。『恋におちたシェイクスピア』でアカデミー賞に輝いたジュディ・デンチをはじめ、TVシリーズ「ダウントン・アビー」で人気を博すマギー・スミス、『ラブ・アクチュアリー』のビル・ナイら豪華なベテラン俳優陣が宿泊客を演じ、インドの古めかしいホテルで人生の輝きを見つめ直す。シリーズ初出演のリチャードは突然、ホテルに現れた“ナゾの男”を演じている。舞台となるインドにちなみ、妖艶なサリーを身にまとって登場した玉緒さん。「まるで夢のようで、昨日はうれしくて眠れなかった。主人(亡くなった勝新太郎さん)にも見てほしい。娘にもこの姿を携帯電話で送ったばかり」とすっかり自画自賛し、「映画のPRはもちろんですが、この私の姿を1秒でも長く放送してください」と報道陣に対し、お茶目にアピールした。もちろん、「何歳になっても勇気とチャレンジを忘れない。それが素晴らしいし、生きる力をもらえる。私も見習わないと」と映画のPRも忘れず、プロの女性ボリウッドダンサーと楽しげに踊りに“チャレンジ”する場面もあった。『マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章』は3月4日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月02日ジュディ・デンチやマギー・スミス、ビル・ナイ、リチャード・ギアらが出演する『マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章』が4日(金)から公開されるのを記念して、キャストたちと監督が作品の魅力を語る特別映像が公開になった。特別映像本作の舞台“マリーゴールド・ホテル”はインドにあり、“高級リゾートホテル”という名のボロホテルだった。前作『マリーゴールドホテルで会いましょう』では、人生を変えようとインドにやってきた男女が、異文化の洗礼を受けながら、新たな道を探し出していく過程をユーモアを交えて描き、大ヒットを記録した。本作に出演している俳優はデンチもスミスも、多くの映画製作者、監督、キャスティング担当がいつもラブコールをおくる名優で、彼ら全員に続編出演の約束を取り付け、スケジュールをあわせることは至難のワザだ。映像でもマギー・スミスは「同じキャストでやれるなんて滅多にない」と言い、ジュディ・デンチも続編を「幸運」だと語る。俳優陣だけでなく、監督のジョン・マッデン、脚本家のオル・パーカーも引き続き参加を決めた。本作から出演するリチャード・ギアは「前作同様にすばらしい脚本だ。2作続けていいのは滅多にない」と語る。その手腕は他の出演者も信頼を寄せているようで、映像には脚本家のパーカーが、新作執筆出演前に、出演者に電話をかけたときの秘話が明かされる。映像には他にもメイキング映像やインタビューがたっぷりと収録されており、前作を思い出し、新作に備えるのにピッタリな内容になっている。『マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章』3月4日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
2016年03月02日寺山修司作『毛皮のマリー』が、美輪明宏の演出・美術・主演で、7年ぶりに上演される。日本一ゴージャスな男娼マリーと、マリーに愛される美少年・欣也の過剰なまでの親子愛、そして、それを取り巻く寺山ならではの見世物的世界は、どう描かれるのか。寺山が認めた美輪にしか生み出せない舞台に、期待が高まる。舞台『毛皮のマリー』チケット情報寺山が美輪に『毛皮のマリー』を書き、初演されたのが、1967年のこと。修辞的な台詞で描かれたその戯曲には、人生哲学が散りばめられていると感じたという。「たとえば、『世界は何でできているか考えたことある?水夫さん。表面は大抵、みんな嘘でできているのよ』という台詞も、とても大事なことを言っているんです。だって、人間はみんな嘘をついているでしょう。まず、服を着て、化粧をして、決して生まれたままありのままでは生きていません。自分の出世や安定のために権力におもねって嘘をつくこともあります。表ではいいことを言っている政治や経済もすべてそうです。と、そんなふうに、台詞についての解釈を寺山に話したら、『あなたは恐ろしい人だ。それでけっこうです』と返ってきました(笑)。私の出すアイデアには、寺山自身が気づいていないものもあったみたいです」。以来、寺山からの絶大なる信頼を得た美輪は、初演を含めこれまでに7度、『毛皮のマリー』を上演。前回の2009年版は、「決定版に近いものができたと思っています」と自負している。それだけに今回は、さらなる決定版をとの思いが募る。「寺山修司の世界はコンテンポラリーで、何でもありの世界です。ですから、寺山の出身地である東北の民謡を使った土着的な匂いから、フランスの古き良き時代のエレガンスな匂い、レトロな匂いと、あらゆるものを混在させて、ごった煮にしたいと思っているんです」。何でもありを象徴するような下男の醜女のマリー役を、ワハハ本舗の梅垣義明が初めて演じることも決まった。「劇中劇のショーで鼻から豆を飛ばしていただく予定です」というから、一層それは、醜悪で美しい世界となっていくことだろう。寺山だけでなく、三島由紀夫や江戸川乱歩など、今は亡き天才たちが描き出したかった芸術の真の姿を体現できる数少ない表現者である。「60年来の友人に『あなたしぶといわね』と言われましたが(笑)、台詞を、その世界観を自分が演じられると思う限りは、簡単に引退なんてしません」。最後にうれしい言葉が聞けた。公演は4月2日(土)から東京・新国立劇場 中劇場、4月27日(水)から東京・PARCO劇場にて。取材・文:大内弓子
2015年12月28日UHA味覚糖はこのほど、ビジュアルアーティストのアンディ・ウォーホル氏とタイアップした「味覚糖のどタブレット缶 アンディ・ウォーホル」第4弾(オープン価格、市場想定価格は税別200円前後)を全国で発売した。味覚糖のどタブレット缶 アンディ・ウォーホルは、ウォーホル氏と同社の「味覚糖のどタブレット缶」がコラボレーションした商品。缶パッケージにウォーホル氏のアートを使用した第1弾を2015年3月に発売し、続く第2弾を6月に、第3弾を9月に発売した。今回の商品は、30種類すべてがウォーホル氏のセルフポートレートと彼の名言でデザインされている。セルフポートレートは、撮影した写真をシルクスクリーンに転写して着彩していたものや、撮影された写真をそのまま使用したものなどがあり、多種多様な姿のウォーホル氏が見られるという。フレーバーは、ミント、グレープ、コーラの3種類。(C)The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc.
2015年12月10日UHA味覚糖は、アンディ・ウォーホルのセルフポートレートと名言をパッケージにデザインした缶入りのどタブレット「味覚糖のどタブレット缶 アンディ・ウォーホル」の第4弾商品を、12月7日より順次発売すると発表した。フレーバーはミント、グレープ、コーラの3種。いずれも価格はオープン。想定小売価格は200円前後(税抜)。「味覚糖のどタブレット缶 アンディ・ウォーホル」は、同社が販売する缶入りのど飴「味覚糖のどタブレット缶」と、20世紀を代表するビジュアルアーティストの一人 アンディ・ウォーホルがコラボレーションした商品。2015年3月2日に発売された第1弾商品、2015年6月に発売された第2弾商品、[2015年9月7日に発売された第3弾商品]では、缶パッケージにウォーホルのアートを使用していた。今回発売する第4弾商品は、30種類全てがウォーホルのセルフポートレートと彼の名言でデザインされている。イラストレーターであり、画家であり、写真家であったウォーホルは、ビジネスアートとして制作した著名人の注文肖像画においては、撮影した写真をシルクスクリーンに転写し、着彩を施していた。彼自身のセルフポートレートでも同様の手法を取ったものや、撮影された写真をそのまま使用したものなど数多く存在し、写真の中に写るウォーホルも多種多様な姿が見られるということだ。
2015年12月07日UHA味覚糖は、アンディ・ウォーホルのアートをパッケージにデザインした缶入りのど飴「味覚糖のど飴缶 アンディ・ウォーホル」の第3弾商品を、9月7日より順次発売すると発表した。フレーバーはミント、グレープ、コーラの3種。いずれも価格はオープン。想定小売価格は200円前後(税抜)。「味覚糖のど飴缶 アンディ・ウォーホル」は、同社が販売する缶入りのど飴「味覚糖のど飴缶」と、20世紀を代表するビジュアルアーティストの一人 アンディ・ウォーホルがコラボレーションした商品。2015年3月2日に発売された第1弾商品、2015年6月に発売された第2弾商品では、缶パッケージにウォーホルのアートを使用していた。今回発売する第3弾商品も、ウォーホルの膨大なアートアーカイブから新たに厳選した15種のアートがパッケージにデザインされている。これまで選定してきたアートと異なり、今回は、子ども好きのウォーホルが子ども向けに制作したアート「玩具シリーズ」やボッティチェリのヴィーナスをポップに表現したアートなど、カラフルでポップなアートがラインナップされている。また、毎回コンプリート前に商品が入れ替わるためコンプリートできないという声を受け、第2弾商品のアート缶30種が第3弾商品にも封入されるということだ。
2015年09月07日高級ホテルになる予定だったインドのボロホテルにやってきた英国人たちの姿を描いた名作『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』の続編『マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章』が来年3月に公開されることが決定し、予告編が公開になった。ジュディ・デンチやマギー・スミス、ビル・ナイら前作のキャストが続投し、リチャード・ギアが新たにキャストに加わる。予告編本作の舞台“マリーゴールド・ホテル”はかつてはボロボロだったが現在は美しいホテルになり、連日、満室になっている。そこにはもちろん、英国からやってきた男女5人が今日も元気も暮しているが、平均年齢が“やや”高いため、ホテルのオーナーのソニー(デヴ・パテル)は毎朝、点呼を欠かさない。このほど公開された予告編では、ソニーの呼びかけに様々な返しで応じるおなじみのメンバーたちが登場。エキゾチックな魅力あふれるホテルで彼らが暮している様が映し出される。そこへギア演じる新たな宿泊客が登場。年齢を重ねた男女がビジネス、恋愛、家族、そしてこれからの人生に想いをはせながら、現在を生きようとする姿が軽快な音楽に乗せて描かれ、前作『マリーゴールド・ホテル…』の爽快感を思い出す内容になっている。『マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章』2016年3月 TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
2015年08月19日19世紀末に実在した“もうひとつ”のヘレン・ケラー物語とも言われている三重苦の少女とある修道女を描いた真実の物語『奇跡のひと マリーとマルグリット』。新たな感動作が時を越えて誕生しました。生まれつき目も耳も不自由な少女マリーは、教育を一切受けられずに育ち、まるで野生動物のような振る舞いで誰にも心を開かず、一人の世界に生きていた。そんななか、フランスのポアティエにある修道院に連れて来られたマリーは、修道女のマルグリットと運命的な出会いをする。マリーの放つ強い魂の輝きに導かれ、使命を感じたマルグリットは、病を抱えているにも関わらず自ら教育係を志願することに。魂と魂が激しくぶつかりあう戦いのような日々だけが過ぎてゆき、諦めかけていたその時、何一つ知らなかったマリーに奇跡が起きる。徐々に言葉を理解し生まれ変わっていくマリーと無償の愛を注ぎ続けるマルグリットは強い絆で結ばれていた。しかし、そんな二人には避けられない別れのときが刻一刻と迫っていたのだった……。今回マリーを演じたアリアーナ・リヴォアールは、ジャン=ピエール・アメリス監督によって見いだされ、本作で映画デビュー。自身も耳が不自由なリヴォアールは、演技初挑戦とは思えない熱演ぶりで観客を魅了。希望に満ちた笑顔や全身で想いを伝える姿には、胸の奥から込み上げてくる感動と涙が止まりません。言葉以上に豊かな手話と2人の間に流れる深い愛、そして人間の持つ生命力の強さを目の当たりにして、私たちの心は静かに震えるのです。この真実の物語は、人は誰しもが計り知れない可能性と生きる喜びを感じる使命を持って生きているのだということを教えてくれます。そして、ふたりのヒロインが放つ希望の光は、あなたの人生にも輝きを与えてくれるはず。あなたにとって、人として生きる本当の意味や真の豊かさとは?イベントデータ:『奇跡のひと マリーとマルグリット』公開表記:6月6日(土)、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー配給:スターサンズ/ドマ© 2014 - Escazal Films / France 3 Cinéma - Rhône-Alpes Cinéma
2015年06月09日UHA味覚糖はこのほど、アンディ・ウォーホルとタイアップしたタブレットタイプののどあめ「味覚糖のど飴缶 アンディ・ウォーホル」の第2弾商品を発売した。3月2日に発売した「味覚糖のど飴缶 アンディ・ウォーホル」の第1弾は、アートファンだけではなく、スタイリッシュな商品を求める大人からも評価が高かったという。第1弾の好評を受け、このほど第2弾を発売した。今回も、パッケージにウォーホルのアートをデザイン。ウォーホルの膨大なアートアーカイブから新たに30種を厳選した。シルバーファクトリーをイメージしたシルバー缶にアートをデザインした同商品ならではの作品や、女性からの人気が高いブロッテド・ライン・ドローイングによるアート作品などを採用している。缶の中には、5種類のハーブを配合したのどにやさしいタブレット型のどあめが入っている。価格はオープンで、想定小売価格は税別200円前後。(C)The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc.
2015年06月03日UHA味覚糖が、今年3月にアメリカポップアートの第一人者、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)とコラボレーションしたタブレットのど飴「味覚糖のど飴缶 アンディ・ウォーホル」の第2弾となる商品を、6月1日に発売した。第1弾と同様に、今回もウォーホルのアートアーカイブから新たに厳選したアートがパッケージを飾る。シルバーファクトリーをイメージしたシルバー缶にデザインを配したものや、インクを転写したウォーホルのアイコニックな作品ブロッテド・ライン・ドローイングがデザインされたものなど全30種類がラインアップ。フレーバーはミント、グレープ、コーラの3種類となる。
2015年06月02日UHA味覚糖は、アンディ・ウォーホルのアートをパッケージにデザインした缶入りのど飴「味覚糖のど飴缶 アンディ・ウォーホル」の第2弾商品を、6月1日より順次発売すると発表した。ミント、グレープ、コーラの3種を揃え、いずれも価格はオープン。想定小売価格は200円前後(税抜)。「味覚糖のど飴缶 アンディ・ウォーホル」は、同社が販売する缶入りのど飴「味覚糖のど飴缶」と、20世紀を代表するビジュアルアーティストの一人 アンディ・ウォーホルがコラボレーションした商品。2015年3月2日に発売された第1弾商品では、缶パッケージにウォーホルのアートを使用。アートファンのみならず、スタイリッシュな商品を求める大人などからも支持を得ていたという。今回発売された第2弾商品では、ウォーホルの膨大なアーカイブから新たなアート作品を厳選。彼が多用した技法「ブロッテド・ライン・ドローイング」によるアート作品や、ウォーホルのスタジオ「シルバーファクトリー」をイメージしたというシルバーベースの缶など、全30種類のアート缶がラインナップされている。
2015年06月01日UHA味覚糖はこのほど、「味覚糖のど飴缶 アンディ・ウォーホル」全30種をコンプリートした特別限定商品「Andy Warhol×Japan Box」の受注販売を開始した。30個限定で4月30日まで受け付ける。「味覚糖のど飴缶 アンディ・ウォーホル」は、同社が販売するタブレットタイプののどあめ「味覚糖のど飴缶」と20世紀を代表するアーティスト・Andy Warhol(アンディ・ウォーホル)がタイアップしたのどあめ缶(3月2日発売)。同氏の膨大な作品の中から、厳選した30種のアート作品をパッケージデザインに採用している。今回販売を開始した「Andy Warhol×Japan Box」は、「薬箱」をモチーフに作られた箱に「味覚糖のど飴缶 アンディ・ウォーホル」のアート缶全30種を納めたもの。箱は、木地に下地を施し、漆を上塗りした内箱と外箱がある。コンプリートBOXとしてだけでなく、大切なものを保管する箱としても利用できる。内箱は、同氏の代表作のひとつである「Flowers」を、シルクスクリーンで絵付けした。外箱はシルバーファクトリー、シルバークラウドなど、同氏が好んで使用していたシルバーを銀箔(ぎんぱく)で表現している。同商品は、日本国内在住の人を対象に受注販売する。受注生産制で手作りの工芸品のため、約1カ月の生産期間あり。価格は54万円(税込、送料別途)。限定数に達し次第終了となる。また、CCCメディアハウスが発行するライフスタイル誌「pen」3月16日発売号には、「味覚糖のど飴缶 アンディ・ウォーホル」と「Andy Warhol×Japan Box」について取り上げたBook in Bookが掲載されている。そのほかにも、ライフスタイル提案型商業施設・代官山T-SITE 代官山 蔦屋書店では、同書店が扱うアンディ・ウォーホル関連書籍と合わせ、「Andy Warhol×Japan Box」の展示と「味覚糖のど飴缶 アンディ・ウォーホル」のアート缶全30種の展示販売を行っている。(C)(R)TM The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc.
2015年03月17日UHA味覚糖は、同社が3月2日に発売した「味覚糖のど飴缶 アンディ・ウォーホル」全30種がコンプリートされた特別限定商品「Andy Warhol×Japan Box」の受注販売を開始した。販売は30個限定。受注期間は4月30日まで。価格は54万円。「味覚糖のど飴缶 アンディ・ウォーホル」は、同社が販売するタブレットタイプののど飴「味覚糖のど飴缶」と、アメリカンポップアートの巨匠「Andy Warhol(アンディ・ウォーホル)」がコラボレーションし、同氏の膨大な作品の中から厳選した30種のアートを「味覚糖のど飴缶」の缶パッケージに使用したもの。このたび受注販売を開始した「Andy Warhol×Japan Box」は、「味覚糖のど飴缶 アンディ・ウォーホル」のアート缶全30種が薬箱をモチーフにした"漆箱"に詰められた特別限定商品。コンプリートBOXとして楽しめるだけでなく、大切なものを保管する箱としても利用可能となっている。また、漆箱の表面には、アンディ・ウォーホルの代表作のひとつ「Flowers」が同氏の代表的な作画手法であるシルクスクリーンによって絵付けされているほか、漆箱を納めることのできる外箱には、同氏が好んで使用していたとされる"シルバー"が銀箔で表現されている。 箱のサイズは外箱がW186×H178×D267mm、内箱がW162×H162×D:243mm(どちらも箱を重ねた状態のサイズ)。パッケージの内容は「味覚糖のど飴缶 アンディ・ウォーホル」30個(グレープ味)と「味覚糖のど飴缶 アンディ・ウォーホル」アート缶30種コンプリートセット(空缶のみ)。なお、限定30個の受注生産(限定数に達し次第、受付終了)。一点一点手作りの工芸品のため、約1ヶ月の生産期間を要する。販売は日本国内在住者のみに限定。 注文はこちらのサイトより行える。
2015年03月16日UHA味覚糖はこのほど、「味覚糖のど飴缶 アンディ・ウォーホル」を発売した。同商品は、同社が販売するタブレットタイプののどあめ「味覚糖のど飴缶」と、20世紀を代表する世界アーティスト「Andy Warhol(アンディ・ウォーホル)」がタイアップしたのどあめ缶。同社はこれまでも日本のさまざまなアーティストとのコラボ商品を発売していたが、アンディ・ウォーホルとのコラボは日本初、のどあめとしては世界初の試みとなる。中に入っているものは、5種類のハーブを配合したのどタブレットで、フレーバーはミント、グレープ、コーラの3種類。ダイヤ型のつるつるとしたなめ心地とともに果汁感も味わえる。パッケージは、アンディ・ウォーホルの膨大な作品の中から厳選した30種のアート作品を採用している。想定小売価格は、200円前後(税別)。(C)(R)TM The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc.
2015年03月03日UHA味覚糖が20世紀を代表するアーティスト、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)とコラボレーションした「味覚糖のど飴缶 アンディ・ウォーホル」を3月2日発売した。ウォーホルがお菓子とコラボした日本初の商品となる。同社が販売するタブレットタイプののど飴「味覚糖のど飴缶」のパッケージに、ウォーホルの膨大な作品の中から厳選した30種のアート作品をプリント。猫や牛などの動物をはじめ、様々な人物や色とりどりの花、唇などが、斬新な色使いで描かれている。ウォーホルは20世紀の最も重要なビジュアルアーティストの一人。50年代に商業デザインで成功を収めた後、芸術家として活躍。それまでの西洋美術の伝統的な基準とは異なり、シルクスクリーンを使った大量生産技術で作品制作を行うなど、アート制作の世界に新たなアプローチをもたらした。現在も彼の作品はファッションをはじめ、音楽、広告、芸術などの世界中の現代文化に影響を与え続けている。
2015年03月03日UHA味覚糖は、同社が販売するタブレットタイプののど飴「味覚糖のど飴缶」と、20世紀を代表する有名なアーティスト「Andy Warhol(アンディ・ウォーホル)」がタイアップした「味覚糖のど飴缶 アンディ・ウォーホル」を全国発売した。想定小売価格は200円前後(税抜)。同製品は、アンディ・ウォーホルの膨大な作品の中から厳選した30種のアートを、タブレットタイプののど飴「味覚糖のど飴缶」の缶パッケージに使用したもの。これまで同社は、日本のさまざまなアーティストとコラボレーションした商品を発売し、お菓子を通じてアートやサブカルチャーを発信する取り組みを行ってきたが、それをアンディ・ウォーホル美術財団が評価したことで、今回世界的にも珍しい同アーティストと菓子とのコラボレーションが実現したということだ。なお、アンディ・ウォーホルは、1928年にペンシルベニア州ピッツバーグで東欧系移民の息子として誕生。1950年代に商業デザインで成功を収めた後、芸術家として活躍し、20世紀の重要なビジュアルアーティストのひとりとしての地位を確立し1987年にこの世を去った。ウォーホルがつくる作品はそれまでの西洋美術の伝統的な基準とは異なったシルクスクリーンを使った大量生産技術によって制作されており、アート制作の新たなアプローチとして注目された。現在もファッション、音楽、広告、芸術など、世界中の現代文化に影響を与え続けている。
2015年03月02日ランバン(LANVIN)は、香水「マリー・ミー!」のリミテッドフレグランス「コンフェッティ エディション」(6,400円/30ml、8,300円/50ml)を3月1日に発売する。限定エディションのコンセプトは、愛と歓喜を祝福する紙ふぶき(コンフェッティ)。軽快なタッチで「Marry Me!」と書かれたガラスボトルには、ピンク色のジュースがまばゆい輝きを放ち、フェミニンで華やかな印象。更にフューシャルカラーにシルバーのラメを散らしたリボンが添えられている。トップノートにはブラックベリーやブラックカラントのフルーティーな香りが弾け、ミドルノートはホワイトピーチとジャスミンで女性らしさを強調。ラストノートにはホワイトウッドとムスクの柔らかな香りが広がり、キリッとした爽やかさで、告白するときの情熱的な胸の高鳴りや感情を表現している。
2015年02月24日生まれつき視力、聴力、言葉を失っている女性マリー・ウルタンと、彼女を教育したシスター、マルグリットの実話を基にした感動作『奇跡のひとマリーとマルグリット』が5月に公開されることが決定し、予告編映像が公開された。“もうひとつのヘレン・ケラー物語”とも呼べる作品で、自身も聴覚にハンディキャップを抱えるアリアーナ・リヴォアールがマリー役を演じる。予告編映像本作の舞台は、19世紀末のフランス西部ポアティエ地方の美しい村。聴覚障がいのある少女たちを教育するラルネイ聖母学院の修道女マルグリットは、生まれながらに三重苦をおった女の子マリーに出会い、周囲の人々が「手に負えない」という中で、彼女と真摯に向き合おうとする。マルグリットは自ら教育係を志願するが、マリーは生まれてからこれまで一切、教育を受けたことがなく、マルグリットは“戦い”と呼ぶべき日々の中でマリーを教育し、心を通わせ、彼女の奥底に眠っていた“魂”に触れていく。マリー役のアリアーナ・リヴォアールは聴覚にハンディキャップを抱える女性で演技初挑戦。仏セザール賞の主演女優賞にも輝いた名女優イザベル・カレがシスター・マルグリット役を演じる。『奇跡のひとマリーとマルグリット』5月、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー
2015年02月13日2015年の英国新年叙勲リストが発表され、マリー・クワント(Mary Quant)が男性のナイトに当たるデイムの称号を贈られた。クワントは1934年生まれ、55年にキングスロードにバザールをオープンしていち早く若者のためのファッションを提供、60年代のミニスカート大流行の発信元として知られている。その他ファッション界からは、英国ファッション協議会(BFC)のキャロライン・ラッシュCEOとウィッスルズのジェーン・シェパードソンCEOがCBE(第3級大英帝国勲爵士)に叙せられ、眉毛のトリミング専門のブリンク・ブロウ・バーの創業者、ヴァニータ・パーティ氏がMBE(第5級大英帝国勲爵士)に叙せられた。
2015年01月05日オランダのモビリティブランド「バガブー(Bugaboo)」とアンディ・ウォーホル視覚芸術財団によるクリエイティブなコラボレーションを、2年間にわたって展開してきた「Andy Warhol + Bugaboo」コレクションが、遂にラストを飾る第4弾「Andy Warhol + Bugabooレトロコレクション」を発売。ファッション性と機能性を兼ね備えたバガブーのベビーカーは、ベビーの成長にあわせてシートを調整して、新生児から4歳ごろまでと長い期間使うことができる。だから、気分にあわせてサンキャノピーを付け替えれば、お出かけ時の気分転換ができておすすめ。特にアンディ・ウォーホルバージョンは、選び甲斐のあるアーティでハイセンスなアクセサリーが揃っているので、ぜひチェックしておきたい。これまでの「Andy Warhol + Bugaboo」のコラボ企画第1弾~第3弾では、「カー&フラワー」、「ハッピーバグ」、「スター」、「バナナ」といった、代表作だけでなく、知名度は代表作ほどは高くないもののウォーホルらしい遊び心とユーモアのセンスに溢れた名作にも光が当てられ、ユニークでありながら、ベビーカーとしても違和感なくしっくりとなじむデザインが続々と登場してきた。第4弾では、ウォーホルにオマージュを捧げたレトロシックなコレクションとなっている。サンキャノピーの新作プリントは、「バラフライ」「グロープトロッター」「マリリン・モンロー」「バナナ」の4タイプ。今回はサンキャノピーとお揃いの柄のトートバッグがセットになっており、ベビーカーとママバッグのトータルコーディネートで統一感がアップ。自分好みのサンキャノピーをチョイスしたら、お出かけの際は同柄のトートもお忘れなく!「Andy Warhol + Bugabooレトロコレクション」は11月より各販売店にて個数限定で発売となり、価格はそれぞれ19,440円。またオンラインからの注文も受付けている。(text:Miwa Ogata)
2014年11月18日ミラノのコレクションブランド「ポーツ 1961(PORTS 1961)」が、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)をプリントした特別コレクションを制作。六本木のセレクトショップ「リステア(RESTIR)」で10月28日まで作品展示と限定商品の発売をしている。ウェブサイトでも販売予定。今コレクションは、ニューヨークのフォトグラファー、クリストファー・マコス(CHRISTOPHER MAKOS)が公私共に親交の深かったアンディ・ウォーホルを撮影したポートレートを使用して製作。マコスの師であるアメリカのアーティスト、マン・レイ(Man Ray)が、かつてマルセル・デュシャンの別人格の女性、ローズ・セラヴィを撮影した作品へのオマージュとして、ウォーホルが女性のような姿で写し出されたプリントをもとに、Tシャツやスウェットシャツ、バッグなどを特別にデザインした。また日本限定アイテムとしてウォーホルをカットワークで描いた左右非対称のサルエルパンツ(5万500円)を用意している。PORTS1961は、1961年に日系のルーク・タナベ(LUKE TANABE)によりカナダで立ち上げられたラグジュアリーブランド。1970年にニューヨークに拠点を移し、エレガントを貴重としたモダンなライフスタイルを提案するブランドとして成功を収め、ヨーロッパ、アジアにもオンリーショップを展開。現在はミラノファッションウィークにて、メンズ・レディスともにコレクションを発表している。本展は世界主要都市のセレクトショップを巡回予定。日本は、ミラノのディエイチ・コルソ・コモ、ロンドンのセルフリッジに続いての開催となった。
2014年10月16日今夏、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)の代表作『200個のキャンベルスープ缶』が国立新美術館「アメリカン・ポップ・アート展」にて日本初公開されるのと共に、彼が60年代に制作した作品をフィーチャーしたアートイベントが都内で続々と開催されている。タブロイド・ギャラリー(東京都港区海岸2-6-24)では、ウォーホル自身が唯一認めたコピー作品とも言われるパブリッシャー「サンデーB.モーニング(Sunday B. Morning)」が制作したポスターなどを中心に、彼の作品を紹介する展覧会「アンディ・ウォーホルとSunday B. Morning」展を8月4日まで開催。入場無料。本展ではSunday B. Morningの新作「Dollar Sign」と「I Love Your Kiss Forever」を始め、代表作「キャンベル・スープ缶」や「マリリン・モンロー」などの版画作品を展示。ウォーホルのポスターやリプロダクションが世界中で複製される中、Sunday B. Morningは最高品質の紙に、保存用の最高級インクを用いて印刷することでウォーホルの作品に最も近いものとして唯一ウォーホル本人に評価されたことで知られている。また、ギャラリーターゲット(東京都渋谷区神宮前2-32-10)では、ギャラリーコレクションやエディション作品(限定した部数で版元から販売される版画)などを通してウォーホルを紹介する「WARHOLS - Early Editions & Printed Matters -」を8月8日から22日まで開催。入場無料。1962年Ferus gallery (米ロサンゼルス)での初個展を皮切りにそれまでのコマーシャルアーティストからポップアーティストへと転身を遂げたウォーホルにスポットを当てる。初期のモチーフ、キャンベルスープ缶、コーラの瓶、コミックのキャラクターなどを経て、キュレーターのヘンリー・ゲルツァーラー(Henry Geldzahler)のすすめで始めた「死と惨劇」シリーズ、ウォーホルの代名詞とも言えるマリリンやエルビスのポートレイトなど、今もなお多くの作家に影響を与えているこれらの作品群はすべて60年代に制作されている。
2013年07月29日人気俳優のテイラー・ロートナーが、映画『Tracers』(原題)の共演者で相手役のマリー・アヴゲロプロスと熱愛をうわさされている。テイラーは7月4日(現地時間)の独立記念日の晩に、ニューヨークのバー「Hudson Terrace」で美しい女性と一緒にいる姿を目撃された。その女性がマリーととても似ていたと「New York Post」紙は伝えている。目撃者は「彼は暗めの髪の若い友人にとても情熱的に接していました」「プライベートなカバナ・エリア(半個室)で彼らはキスしたり、ダンスしたり、ハグしたりしていました。午前2時位まで飲み物やダンスを楽しんでいましたよ」と明かしている。2人が現在撮影中の『Tracer』はマフィアに追われたニューヨークのバイク・メッセンジャーが、美しい謎の女性との出会いから危険なスポーツ「パルクール」の世界へとのめりこんで行くというストーリー。テイラーは、5月に20歳の女優マイカ・モンローと野球観戦をしているところを目撃されているが、今回は明らかに大人の世界の夜の過ごし方だ。現在、21歳のテイラー、27歳のマリーに大人の恋の手ほどきを受けているのだろうか?ファンならずとも続報が気になるニュースだ。(C) Getty Images(text:Mieko Nakaarai)
2013年07月09日兵庫県立美術館にて6日より、マリー・アントワネットの一生を辿る展覧会が開催される。彼女のファッションやライフスタイルに焦点を当て、紹介する。18世紀後期、14歳でウィーン・ハプスブルク家からフランス・ブルボン家に嫁いだ王妃マリーは、ヴェルサイユ宮殿に自分の趣味を持ち込んだ唯一の王妃だと言われている。彼女の愛用したドレスや装飾品、更に彼女が好んだ菓子やコーヒー、入浴習慣といったライフスタイルまでもが、貴族たちの憧れとなり、ロココ文化円熟期にあったフランスに流行を生み出した。専属のスタイリストを抱え、現代の日本円に換算して年間10億円にも及ぶ巨額の費用をファッションにつぎ込んだといわれるマリー。その華やかな宮廷生活が王家の財政を圧迫したと伝えられるが、その一方でシルクやレース、リボン、香水など「メイド・イン・フランス」製品の美しさを国外にまで広め、フランス経済の発展にも貢献していたという説もある。また、彼女は毎年約170着のドレスをオーダーメイドしていたというが、革命の混乱などによりドレスは現存していない。そこで本展では、当時より続く王室御用達のテー ラーであるプレル(Prelle)社や専門のアトリエによって、ドレスやヘアスタイルを特別に復元する。なお本展は9月11日からは岡山にも巡回する。【イベント情報】「マリー・アントワネット物語」展会場:兵庫県立美術館住所:兵庫県神戸市中央区脇浜南岸通1-1-1(HAT神戸内)会期:7月6日から9月1日時間:10:00から18:00(金・土曜日は20:00まで)料金:一般1,300円、池田理代子原画特典付きチケット1,700円(購入はオンラインのみ)休館日:月曜日(7月15日は開館、翌16日休館)
2013年07月04日フランス映画界の重鎮監督ブノワ・ジャコーの最新作『マリー・アントワネットに別れをつげて』で、王妃の朗読係シドニーを演じたフランス出身女優レア・セドゥーが来日。本作が、「『タイタニック』(97)に似ている」と評したジャコー監督の意見に彼女も同調した。その他の画像フランス革命勃発後のヴェルサイユ宮殿を舞台に、マリー・アントワネットの朗読係の少女が、心酔する王妃にギロチンの“身代わり”という非情な命を受けるストーリーの本作。朗読係の少女という新しい視点でヴェルサイユの裏側に迫る野心作で、愛憎や嫉妬、死の恐怖が渦巻くドラマの中、アントワネットの描写も従来の“悪女”という一方向ではない。「わたしも、この映画に出て彼女の見方が変わったわ」とレアも同意する。「学校で習ったこと以外は知らなかったけれど、ブノワ・ジャコーは必ずしも悪女として描いていないの。もろくてハートが弱い面も強調しているのよ。マリーの違う面が出ていると思うわ」。一方でジャコー監督は、「この物語は『タイタニック』(97)に似ている」と評した。「ええ(笑)。王政が崩壊して、体制が激変するの。当たり前だったことが一瞬でそうじゃなくなる、そういう意味での表現だと思うわ」。すなわちヴェルサイユ宮殿が沈没したタイタニック号のようなもので、絶対的だった対象が一気に崩れ去る時、拠り所を失った人々はパニック状態になるということだ。「よく理解できるわ。この作品はヴェルサイユ宮殿で暮らす人々の最期を描く悲劇で、自分に当てはめて考えれば大変な出来事。『タイタニック』(97)みたいなパニック状態になるシーンもあって。人間ドラマとしては共通していると思うわ」。レア自身、愛憎や嫉妬渦巻く女たちのドラマに魅力を感じたという。記憶に新しい『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(11)のマシーンのような暗殺者役とは違い、死の緊張感に満ちた人間ドラマが交錯する中、内に秘めた感情を吐露するシドニー役は楽しかったという。「でも、どっちの役も好きよ。ただ、朗読係の方がイメージはしやすかったわ。アクション映画も大好きだから、また暗殺者役を演じてみたいけれど(笑)」。『マリー・アントワネットに別れをつげて』公開中取材・文・写真:鴇田 崇
2012年12月17日マリー・アントワネットの映画、と聞くと「また?」と思う人がいることでしょう。これまであらゆる形で描かれてきた、あまりにも劇的な彼女の人生。オーストリアのマリア・テレジアを母に持ち、後にルイ16世となるフランス王太子と14歳で結婚。18歳で王妃に。フランス革命の原因は、彼女の浪費にあるとも言われ、革命により断頭台に立ったマリー・アントワネット。その数奇な運命は、幾度も映画化されました。ところが、まだこんな視点から描くことが可能だったとは!と驚かされるのが、本作『マリー・アントワネットに別れを告げて』です。原作となっているのは、マリー・アントワネットに朗読係の女性がいたという史実にヒントを得て執筆された物語。フランスで最も権威ある文学賞であるフェミナ賞に輝いたベストセラー小説の映画化なのです。さらに、これまでの作品では、煌びやかなベルサイユでの日々が中心となっていることが多かったのですが、今回はバスティーユ陥落からの3日間を描いていて、宮殿内の混乱した様子、そしてカオスの中で明らかになる王妃の知られざる素顔を大胆に、ミステリアスにストーリー化しているのがユニークなところです。特に、本作を特別なものにしているのは、私たちがこれまで思いもよらなかった王妃の本音。王妃の寵愛を受け、瞬く間に重要人物へと上り詰めた“田舎娘”ポリニャック夫人への恋心が切なくも美しく描かれているのです。これを目撃していたのが、王妃にただならぬ憧れを抱いていた朗読係のシドニーだったというわけ。お気に入りのシドニーに、王妃はひとりの少女のように頬を赤らめながら「彼女は私に気に入られようとは思わないの。そんな自由なところが好き」とポリニャック夫人への恋心を語るのです。恋心に似た、もしかすると、ほぼそれと同様の好意を王妃に抱いていたシドニーは、王妃の気持ちに寄り添うのですが、それが後々、シドニーにとって絶望的なエンディングを招くことになろうとは。暴徒が迫りくる状況で、王妃はシドニーにとある提案をするのですが、それは王妃に好意を寄せる彼女にはあまりに残酷すぎるもので…。語られ尽くした感のあるマリー・アントワネットの物語に、斬新な解釈で挑んだ本作が、ベルリンを始めとする各国の映画祭で人々を虜にしたというのも納得です。フランス映画界の重鎮であるブノワ・ジャコー監督による熟練のストーリーテリングも魅力ですが、私が興味を持ったのはドレスの扱い。通常、マリー・アントワネットの映画では、絢爛豪華な衣装は必須。もちろん、本作にも数多く登場するのですが、実は今回はそこにあまり目が行きませんでした。混乱を極め、緊張の高まったベルサイユが舞台と言うこともありますが、実は最も煌めいているのが、王妃がポリニャック夫人に寄せる寵愛と、朗読係が憧れと共に王妃に向ける愛情だからかもしれません。煌めく恋心を前にすれば、どんな豪華な衣装にも勝ち目はなし。そんな表現を映像化したジャコー監督のストーリーテラーとしての力量、さすがです。私が唯一はっきり覚えているドレスと言えば、ポリニャック夫人が着ていた鮮やかな緑のドレス。金糸で花の刺繍があしらわれた、光沢のある美しい素材で仕立てられた目も覚めるようなドレスです。ベルサイユ内の空気が沈み始め、多くの人がモノトーンの衣類を身に着け始めたときに、ポリニャック夫人だけは「緑は希望の色だから」とマリー・アントワネットのためにこのドレスを身に着けて、王妃の前に現れるのです。実はこのドレスが、物語の終盤に朗読係の運命を左右することになるキーアイテム。王妃の恋心の強さ、それ以外のものは眼中にないという王妃の本音の象徴とも言えます。登場人物の気持ちを、単なるモノに投影させ、それを単なるモノから恋の象徴へと昇華させる手腕は実にお見事。意外性のあるドレスの扱いを見ていると、注目されるべきは物語そのもの、登場人物たちが抱く感情であるべきで、真のクリエーターには様々な技を通してそれができるのだと、つくづく感じさせられました。とはいえ、本作には主役級の存在感を持ったモノがもうひとつ登場しています。それは、歴史の舞台となったベルサイユ宮殿。今回は、何と実際の宮殿で、しかも通常では入場禁止となっている多くの場所でも撮影が許可されたのだとか。暗く沈むムードの中、逃げまどい、絶望する人々を静かに見つめ続け、最後まで残酷なほどに豪華さを失わなかった宮殿は、真の歴史の証人であり、ある意味ではもう一人の主役。そんな宮殿が、自らの懐で撮影されたマリー・アントワネットの物語を、フランス革命当時の223年前と変わらぬ様子でやはり静かに見守っていたのだと思うと、不思議な気持ちが。実際に史実を目撃していたベルサイユ宮殿で描かれる運命の3日間。この切なくも美しい歴史エンタテインメントをあなたはどう観るでしょうか。(text:June Makiguchi)■関連作品:マリー・アントワネットに別れをつげて 2012年12月15日よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマ ほか全国にて公開© 2012 GMT PRODUCTIONS - LES FILMS DU LENDEMAIN - MORENA FILMS - FRANCE 3 CINEMA - EURO MEDIA FRANCE - INVEST IMAGE
2012年11月28日アンディ・サーキスが、ジョージ・オーウェルの小説「動物農場」の再映画化作品で監督デビューを果たすことになった。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズに続き、12月14日(金)より日本公開予定の『ホビット 思いがけない冒険』でもゴラム役を演じているアンディは、『ホビット』シリーズでセカンドユニット監督を務めた経緯もあり、1945年に出版されたオーウェルの同小説の再映画化にあたって初めて監督の座を獲得している。『ホビット』シリーズのピーター・ジャクソン監督からセカンドユニットの監督に抜擢されて監督業のノウハウを学んだアンディは「僕は今回の映画化で新鮮なテイストを加えられると思っているんだ。もちろんモーションキャプチャーも使うけど、背景の撮影のためにも通常のセットやロケでの撮影と融合させるつもりさ」と抱負を語っている。原作「動物農場」は、人間の農場主に対する革命を起こした動物たちの姿を描き、旧ソ連のスターリン主義を批判した風刺小説だが、アンディは今回のリメイク化ではあまり政治的メッセージを強調ぜず、むしろキャラクターの感情の移り変わりに焦点を当てたいと「The Hollywood Reporter」誌に語っている。「僕たちは寓話風に仕上げて、ファミリー向けの映画にしたいんだ。あまり重厚な作品にして政治的なメッセージを入れるようなことにはしないよ。これまでの原作の映画化では見られなかったように、もっと感情面にスポットを当てるつもりさ。今回はいままでの解釈とは違った角度で捉えることになるね。原作に新たな光を当てるってわけさ」。同原作はこれまでにも1954年にアニメーション映画化され、1999年には実写版としてTV映画化された経緯があるが今回、アンディは監督だけでなくキャラクターの一つを演じるかもしれないとも明かしている。「僕がキャラクターの一つを演じられたらいいと思うけど、まだ何も決まっていないんだ。いまのところ監督としてキャラクターや映画の世界の創造に力を注いでいるところだよ」。■関連作品:ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
2012年10月23日現在日本でも公開中の感動作『桃〈タオ〉さんのしあわせ』。本作は主演のアンディ・ラウが自らプロデュースも手がけた意欲作だ。アンディは自身の映画デビュー作『望郷ボートピープル』を手がけた監督アン・ホイを起用し、さらに親子役などで共演してきた名女優ディニー・イップをキャスティング。ディニーは長らく一線から遠のいていたが、本作で見事なカムバックを果たし、見事にヴェネツィア映画祭主演女優賞に輝いた。その他の写真幼い頃から面倒を見てくれていた家政婦が病で倒れ、ひとりの映画プロデューサーは彼女を介護することを決意する…。実話を基にしたこの物語は、そのままアンディとディニーの姿に重なる。香港でアンディとディニーに訊いた。「ふっと頭に浮かんだのはディニーだった。物事に向き合う基本的な態度、その厳格さが、桃さんとの共通点。素晴らしい女優は他にもたくさんいる。けれども桃さんにいちばんふさわしいのはディニーだと思ったんだ。この映画で描かれているふたりの関係性は、演技では表現できないタイプのものだからね」(アンディ)この世には、親子以上の絆や愛情で結ばれた人々がいる。そんなシンプルな真理に、あらためて胸を打たれる映画だ。「私たちは、いつも、いつの間にか遭遇しているの。何か、仕組んだような間柄ではないのよ」(ディニー)。「大事なのは人の想いだと思う。現実的な人と人との距離や密度ではなく、その人がどのように自分のなかに存在するのか。人はいつかいなくなる。いつまでも同じ空間にいられるわけじゃない。その人の存在が自分のなかにどれだけあるか…。それが多くのことを決めていると思う」(アンディ)。たとえどんな間柄だとしても、人と人とが一緒にいられる時間は、とても短い。だからこそ、想いが必要になってくる。この映画が世界中の観客の共感を得ているのもそのためだろう。「あらゆるものがスピーディになっている。だからこそ、この映画に描かれている静かな時の流れや感情の流れが、人の心に届くんじゃないかしら。いまの世の中では、それはやはり特別なことなんだと思う」(ディニー)。『桃さんのしあわせ』公開中取材・文:相田冬二
2012年10月19日「ぴあ」調査による10月12日、13日公開の映画・満足度ランキングは、アンディ・ラウと名女優ディニー・イップが出演した『桃さんのしあわせ』がトップに輝いた。2位にジェイソン・ステイサムが、ニューヨークを舞台に大暴れする『SAFE セイフ』が、3位に人気アニメの劇場版第二弾『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 後編/永遠の物語』が入った。上位作品の画像1位の『桃(タオ)さんのしあわせ』は、老いの現実を描きアジア各国で話題を集めた人間ドラマ。観客からは「桃さんに寄り添う主人公の気持ちを丁寧に描いていて、ふたりの気持ちがよく伝わってきた」「“老い”を扱った作品で身につまされる思いで観ていた。中国の老人ホームと日本との違いに驚いた」「介護施設の環境には日本と変わらない厳しい現実があり、他人ごとではないと思った」「プロデューサーの実体験を基にした身近なストーリーに共感。鑑賞後に温かい気持ちが残った」など、40代以上の観客から特に高い評価を集めた。2位の『SAFE…』は、元刑事だった男(ステイサム)と、マフィアたちとの死闘を描いたアクション。出口調査では「アクションだけでなく、人間ドラマの要素もしっかりとしていて大満足」「アクションだけでなく、ジェイソン・ステイサムの俳優としての演技がよかった」「目にも止まらぬ速さのアクションシーンはカッコよくて興奮した」「ミステリアスで影のある主人公が魅力的」など、男性を中心に好評だった。(本ランキングは、2012年10月12日(金)、13日(土)に公開された新作映画8本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2012年10月15日