ー 女性ならではの繊細な感性で、様々な美しいプロダクトを生み出す女性クリエイターたち。連載【Creation by Ladies】では、そんな彼女たちの作品...そしてその作品に込められた想いや背景を紹介していきます。 ——————————————— 第二回目は、イラストレーターの岡崎マリーさん。 柔らかなタッチと優しいカラーリングで描かれる、花や空、そして女の子のイラスト。どこか懐かしさを感じる、イラストレーター 岡崎マリーさんの作品たち。 現在ルミネエストのキャンペーン広告のデザインや個展の開催、オリジナルのプロダクトの製作など、活躍の場を広げる彼女。そんな彼女はこう語る。 — 「子どもの頃から描き続けてきた『女の子』が土台になっています。4歳の頃の手作り絵本、小学校の頃に友達と作っていた『りぼん』的な雑誌や付録、中高の頃の友達との手紙交換の絵やひたすらお互いの妄想を描く交換絵日記など。その時々にやりたいことを夢中でやっていましたが、思えばほとんどのモチーフは『女の子』でした。今自分に起きている事を表現するのが私の中で一番自然な方法なので、絵のほとんどは実体験から生まれるものが多いです。」 ー 「『窓を拭くように、空を拭いてみる。そうすると自分の見たいものが見られる。』そんなイメージがふっと浮かんできました。いつも、どちらかというとネガディヴなところから脱出するというか、そこから自分で変えていくことが「生きてるな」と感じます。意味もなく憂鬱になったり、ちょっとしたことで一喜一憂したり、コロコロ気分が変わったり、自分をコントロールするのは本当に大変だな、と日々思っていて、でもこれは女の人特有なものなのかな?と思ったときに、それに対して何か特別な魅力を感じました。」 『True Colors』ー 「これを描いていた頃、もう何年も前になりますが、恋愛で、もう本当に髪の毛からも気持ちが溢れちゃうようなイメージがあって…笑。一度イメージが浮かぶと、そのイメージを次の日も保っていられるかが不安で、その日のうちに『描き留める』感覚で描いています。絵を描いて客観的に自分は今こうなんだな、と見ることもあります。」 ー 「2014年に友人が制作したZINE用に描きおろした挿絵です。シェアハウスで自由に暮らす女の子たちがテーマのZINEだったので、人と人とが交差する感じとかじんわり溶け合う感じを意識して描いていた記憶があります。この頃からラメを使いだし、スキャンで出来る光り具合とか印刷したときの変化などを楽しんでいました。」 『Tough swimmer』 ー 「2017年の秋に描いた作品で、その時、本当は出来るのに、何縮こまってるの?という自分へのある思いがあり、水面ギリギリのところで出ようとしている女の子を描きました。いつも思う事ですが、『私はこうだから、きっと無理かな』と自分の範囲を勝手に決めてしまって、実際やってみたら出来たりして、『あれ?なんだ出来るじゃん』みたいなことがあります。自分の知らない自分はたくさんいて、何か挑戦する事でそれが発見出来るから、飛び出そう、という気持ちを込めた作品です。」 『WARM BIG COAT』 ー 「先にイメージがあったわけではなく、ちょっとしたラクガキ感覚で描きました。ふとしたときに描いた絵に、新たな発見があったりします。出来上がってから『なんかコートみたいだなぁ』というゆるい感じで、こういうのが制作の合間の気持ちのリセットになったりします。」 『Drama』 ー 「“モノクロにチラっと色”が昔から好きで、これは2014年の冬の作品ですが、今もモノクロシリーズは続けています。この絵は珍しく文字を入れたくなり、少しストーリー仕立てです。観る人がそれぞれのストーリーを想像してくれたらなと思います。」 『with my favori.』 ー 「ハンドメイドアクセサリーブランドのイベントのキービジュアルを制作したときの作品です。(noodさん、sAnさん)イベントのテーマは『Parfum et Fleur(香りとお花)』ブランドのイメージから、可愛くなりすぎず、でも大人すぎず、というところを目指しました。依頼されて描く事は、何を気に入って頼んでくださったのかということを考えるので、自分の特性を再認識することでもあります。依頼してくださった方の要素と、自分の個性とのバランスは本当にいつも難しく、葛藤するポイントですが、仕上がってみると、一人では描けなかったものに仕上がる。それがいつも面白いです。」 『cherish each day』 ー 「これは2016年の春に熊本地震があったときに描いた作品です。何かが起こったときにSNSでこういった発信をすることはあまりなかったのですが、インスタグラムのフォロワーが増えてきて、たまにコメント等で『絵を見ると元気になる』とか『いつも楽しみにしています』というコメントをいただくようになって、この小さな部屋で籠って描いてる絵で、どこかで誰かがそんなふうに思ってくれてることがなんてすごいことなんだろうと思いました。微力でも、もしかしたら誰かが少し元気になってくれるかも、という思いで描いてすぐにアップしました。私が好きなアーティストの作品を見てパワーがみなぎるように、やっぱりアートってこういう時のためにあるのかな?と思ったりもします。」 『KIMAGURE GIRL』 ー 「今年1月の個展のメインに選んだ作品です。描きながら色を考える絵もありますが、この作品は色からイメージして描いていきました。他の作品にも言える事ですが、表情がつかめない子を描いていることが多いです。そうすることでいろいろな見え方になって面白いかな?と思います。観る人のその時の気分によって見え方が変わるかもしれないし、2回目観たらまた感じ方が変わる。そんな余白を作りたいなと思っています。」 『Summer Dreams』 ー 「ポストカードセットを制作する際、パターンを集めたポストカードセットを作りたい、と思い、描いたそのうちの一枚です。お花を描くのはあまり得意ではなく、いつも気に入ったお花が描けなくて、しっくりきていなかったのですがこれはそれが珍しくうまくいった作品です。黄色の入り方も気に入っています。」 左上から時計回りに『FRAMBOISE』『BLUE SALT』『MANGO』『PISTACHIO』 ー 「1月の個展で展示した作品です。普段の自分の顔色や気分を4種のジェラートのフレーバーに見立てています。真っ白なキャンバスや画用紙に向かうとき、どうしても変な力が入ったり、堅くなったりするので、いつもどれだけ無意識なゆるさを作れるかということを考えています。スポーツでもそうですが、最初は身体も慣れなくて筋肉も固まっているけど、時間が経つと馴染んで、考えなくても身体が動くようになる。それと同じで、最初は『うまく描こう』という気持ちがどこかにあるけど、何枚も運動のように描いているとそのうち良い意味で気の抜けた作品が出来てきます。これはそれを実感した作品です。これからもっとこういったことが出来てくるといいなと思っています。」 ガーリーな世界観のイラストの中には、想像以上に大きい、秘められた想いがあった。自分の思った事に対して、まっすぐな気持ちでキャンバスに向かうマリーさん。 「自分の創作欲を満たすように始めた今の活動ですが、作り出すもので周りの人が喜んでくれたり、刺激になったと言われたりすると、本当に心底喜びを感じます。一人で完結する作品ではなく、人との関わりで変わっていく制作をしていきたいなと思っています。」 イラストレーター:岡崎 マリー多摩美術大学の絵画科を卒業後、雑貨の企画会社に就職。その後広告関係の企画会社に転職。雑貨デザイナーをしている頃の2010年あたりから会社の仕事と平行して自身の制作を続けており、現在はルミネエストなど駅ビルのキャンペーン広告やヘアサロンのアートワークなどを手掛けるほか、オリジナルのプロダクト制作(MARY,mon raw.)でも活動中。グループ展、個展、イベント参加もしている。 HP::
2018年03月22日フランスの王妃マリー・アントワネットの華やかで短い人生を表現するデザートフェア「マリー・アントワネットLa Finale」が、ヒルトン東京の「マーブルラウンジ」にて開催される。期間は、2017年10月1日(日)から10月31日(火)まで。7月から9月にかけて開催中のデザートフェア「マリー・アントワネットの結婚」。すでに終了日まで予約満席の人気のブッフェが、10月よりテーマを変えてスタート。前回は世界中の女性を魅了するフランスの王妃マリー・アントワネットの結婚をテーマに展開したが、「マリー・アントワネットLa Finale」では、天真爛漫な王妃マリーが、断頭台でその華やかで短い人生の幕を閉じるまでをピンクと黒のコントラストで表現。約30種類のデザートを用意する。天真爛漫な王妃時代を象徴するピンクのスイーツラウンジ入り口に設置されるバラのアーチをくぐり抜けると漂う甘い香り。そこはマリー・アントワネットとルイ16世の世紀のロイヤル・ウエディングに招かれたかのような、華やかで煌びやかな世界だ。鏡やシャンデリア、ピンク、ブルー、ゴールドのウエディングケーキのほか、マリー・アントワネットのお輿入れをイメージし、プリンセス マリーが結婚の準備をするために揃えた愛らしい靴や扇子などもデザートと共にブッフェ台に飾られる。また、パステルカラーで彩るバラやベリー、秋のフルーツをふんだんに用いた、愛らしいデコレーションのスイーツも見逃せない。バラの花びらを散りばめたムラング・シャンティ「フランスの薔薇」、ブラックベリーやブルーベリーを乗せたタルト「王妃の宝石箱」などは、天真爛漫な王妃時代を象徴する。悲劇の王妃の結末を暗示する黒のデザート対照的に、一面黒の世界で彩られるエリアには、悲劇の王妃の結末を暗示するデザート約10種類が登場。断頭台や王妃が幽閉されていた塔、黒・ゴールドのデコレーションケーキが並ぶ。ほろ苦いフォンダンショコラの中から、キルシュ香る真っ赤なフランボワーズソースが滴る「黒い玉座」、チョコレートのシューにラズベリーを乗せた「喪帽風ルリジューズ」など、シックな黒と赤のデザートがその世界観を表現する。詳細「マリー・アントワネットLa Finale」デザートフェア会場:「マーブルラウンジ」(ヒルトン東京1F)住所:東京都新宿区西新宿6-6-2期間:2017年10月1日(日)~10月31日(火) 14:30~17:30料金: 1人 3,800円(こども 2,400円)、土・日・祝日 3,920円(こども 2,450円)※消費税・サービス料別途
2017年08月25日『ココ・アヴァン・シャネル』『ボヴァリー夫人とパン屋』で世界を魅了したアンヌ・フォンテーヌ監督の最新作となる『夜明けの祈り』。ポーランドの修道院で実際に起きた知られざる史実を描いた本作から、心を揺さぶる予告編がシネマカフェにて解禁となった。1945年12月のポーランド。赤十字で医療活動を行う若きフランス人女医マチルドのもとに、悲痛な面持ちで助けを求めるシスターがやってくる。修道院を訪れたマチルドが目の当たりにしたのは、ソ連兵の蛮行によって身ごもり、信仰と現実の狭間で苦しむ7人の修道女だった。そこにある命を救う使命感に駆られたマチルドは、幾多の困難に直面しながらも激務の合間を縫って修道院に通い、孤立した彼女たちの唯一の希望となっていく――。フランスのセザール賞で主要4部門ノミネートを果たした本作。1945年、世界大戦がようやく終結した年に、ポーランドの修道院で心身共に傷ついた修道女を救うために尽力した医師、マドレーヌ・ポーリアックの知られざる史実を基に映画化。使命感に満ち、凛々しい魅力にあふれたマチルドを演じるのは、類いまれな美貌と実力を兼ね備えた若きスター女優ルー・ドゥ・ラージュ。神の意のままに生きようとする修道院長をアガタ・クレシャ、マチルドと固い友情で結ばれていくシスター・マリア役をアガタ・ブゼクが務める。このたび解禁された予告編は、「ソ連兵が侵入してきたの」というシスターの衝撃の告白から始まる。修道院での静ひつな暮らしを侵し、清廉なシスターたちを襲った悲劇を前に、赤十字の医療活動でポーランドに赴任していた医師マチルドは彼女たちに寄り添うことを決意する。だが、スキャンダルの露呈と修道院の閉鎖を恐れ、助産師を呼ぶこともできない状況下、診察も拒否するシスターたちに対し、「危険を冒して来てる」「診察中だけ神様を脇に置けないの?」とマチルドは強い瞳で語りかける。すべては、命のため。危険を顧みず無償の人道支援に身を投じたマチルドが、やがてシスターたちの希望の光となっていく姿は、観る者の心を強く揺さぶる。あわせて、シスターたちから祝福を受けるマチルドを捉えた印象的なポスタービジュアルもお披露目されている。『夜明けの祈り』は8月5日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年06月02日フランス王妃マリー・アントワネットの結婚をテーマにしたロマンティックなデザートブッフェが、ヒルトン東京の「マーブルラウンジ」にて期間限定で開催される。期間は2017年7月1日(土)より9月30日(土)まで。マリー・アントワネットが着想のスイーツ約30種類期間中は、マリー・アントワネットから着想を得た、ローズや甘酸っぱいフルーツなどをふんだんに用いたデザート約30種類が登場。バラの風味のメレンゲにラズベリーとローズクリームを合わせ、バラの花びらを散りばめたムラング・シャンティ「フランスの薔薇」や、桃とホワイトチョコレートのムースに、レースのように繊細なホワイトチョコレートのデコレーションを添えたピンク色の「ヌーヴェル・マリエ」のほか、花嫁の帽子風アレンジのシュークリーム「ルリジューズ」、マリー・アントワネットのヘアスタイルをイメージしたケーキ「ア・ラ・ヴェルサイユ」などがお目見え。ピンクやパステルカラーで、愛らしいデコレーションのスイーツは、つい写真を撮りたくなってしましそう。さらに会場には、2種類のチョコレートファウンテンやコールドマーブルアイスクリームも登場するほか、サンドイッチやパスタなど軽食も用意されている。マリー・アントワネットが好んだケーキも再現マリーが実際に好んだと言われるケーキを忠実に再現した「マリー・アントワネット アンティークケーキ」も注目の一品。レモンを利かせたりんごのパウンドケーキに、艶やかなピンクのシュガーコーティングをほどこした。ヴェルサイユ「王の菜園」で収穫された、希少なりんごとバラのアロマが香る華やかなニナス・マリーアントワットのフレーバーティーと一緒に味わうのがオススメ。会場はまるでロイヤル・ウエディングの雰囲気会場はバラのアーチをくぐり抜けると、マリー・アントワネットとルイ16世の世紀のロイヤル・ウエディングに招かれたかのような、華やかな世界が広がる。鏡やシャンデリア、ピンク・ブルー・ゴールドのウエディングケーキが飾られているほか、マリーが結婚の準備をするために揃えた愛らしい靴やパラソル、お輿入れの馬車などがデザートと共にブッフェ台に飾られている。「メトロポリタングリル」にてブッフェと連動した平日限定ランチコースもヒルトン東京2階にあるレストラン「メトロポリタングリル」では、マリー・アントワネットのスイーツブッフェから選んだデザート10種類を好きなだけ食べることができる平日限定のランチを、2017年7月3日(月)から9月29日(金)まで提供する。デザートは、「メトロポリタングリル」内に用意されたエレガントな個室で楽しめる。デザートルームでは、10種類の人気マリー・アントワネットデザート他、ニナス・マリー・アントワネットが所有するマリー・アントワネット直筆の手紙や、靴やドレスのレプリカ、マリーの胸像といった歴史的にも貴重な資料が展示される。ランチは、サラダ&メイン&デザートの3つ全てを楽しめるコースか、サラダ&メイン、サラダ&デザート、メイン&デザートの2チョイスを選べるコースのどちらかを選択できる。【詳細】「マリー・アントワネットの結婚」デザートフェア期間:2017年7月1日(土)〜9月30日(土)会場:「マーブルラウンジ」(ヒルトン東京1F)住所:東京都新宿区西新宿6-6-2時間:14:30〜17:30TEL:03-3344-5111料金:一人 3,800円+税 (子供 2,400円+税) / 土・日・祝日 3,920円+税(子供 2,450円+税)※サービス料別途※フェアは、創業1672年のフランス紅茶ブランドで、ヴェルサイユ「王の菜園」唯一のオフィシャル・パートナー、ニナス・マリーアントワネットとのコラボレーション企画。■メトロポリタングリル「スマートランチ」期間:7月3日(月)~9月29日(金) ※平日限定場所:ヒルトン東京2階「メトロポリタングリル 」時間:11:30~15:00TEL:03-3344-5111料金:・2チョイス(サラダ&メイン/サラダ&デザート/メイン&デザート) 3,800円+税・サービス料・3チョイス(サラダ&メイン&デザート) 4,300円+税・サービス料
2017年05月22日モデルの紗羅マリー(30)が、井浦新の主演映画『ニワトリ★スター』(2018年春公開)のヒロイン役でスクリーンデビューを果たす。本作は、場末の生活を送る雨屋草太(井浦)と同居人・星野楽人を中心に展開。大麻の密売で生計を立てる中、目標もなく中途半端に生きていた2人には予測不能な結末が待ち受けていた。紗羅が演じるのは、楽人と深い縁を持つ沖縄県出身の女性・知花月海(ちばな・つきみ)。未婚のシングルマザーとして夜の仕事をしながら生きているが、心が弱くなった時に手を出した覚せい剤の依存症に苦しみ、DVで疲弊する日々を送る難役だ。今回の出演に際し、紗羅は「私のファンでいてくださっている方々に、見たこともない私を、姿をみてもらえると思います」とアピール。本作が初監督作となるかなた狼監督は、紗羅について「演技指導に対しての反応が早く、撮影初日が1番過激なシーンであるのにも関わらず動揺も見せず、その時に紗羅に対する不安が確信へと変わりました」とコメントを寄せている。紗羅は13歳の時からモデルとして活動をはじめ、数々の女性ファッション誌やファッションショーに出演。今年7月から上演されるブロードウェイミュージカル『RENT』で舞台初出演するなど、近年は女優としても活動の幅を広げている。○紗羅マリーのコメント「何もかも、台本というものを開いた事も、自分以外の人間の名前を名乗る、ということも全てが初めての挑戦でした。私のファンでいてくださっている方々に、見たこともない私を、姿をみてもらえると思います。お話をいただき、やりたいです!と言った日から、決定もしていないのにダイエットを始めました(笑)。撮影が始まってからは、全く何が正解なのかわからず、自分との戦いでしたが、監督も、俳優さんも、スタッフのみなさんもみーーーんな一緒に戦ってくれたので輝くことが出来たと思います。愛というものは、自由自在に変化するものだと思います。なので、私は愛と言う言葉があまり得意ではありません。でも、この世の中で、変わらない愛がちゃんとあるんだという事。生を受けてから死ぬまでの中に、必ず変わらない愛をプレゼントしてくれる人がいるから、見失わないように。この映画をみて、いろんな愛を感じてください」(C)Gentle Underground Monkey
2017年05月09日ミュベール(MUVEIL)の2017-18年秋冬コレクションのミューズは、マリー・アントワネット。フランス革命に巻き込まれた王妃をイメージソースに、貴族的なロマンティックを打ち出す。浮世離れした、夢見心地なプリンセスの姿をディテールやカラーパレット、繊細な刺繍で形作った。上流階級へのイマジネーションは、デコラティブなディテールへと繋がった。肘から先に広がったベルスリーブ、ブラウスのアームを飾るリボン、ボリュームたっぷりのパフスリーブ。貴族たちのリッチなヘアースタイルは帆船モチーフに投影され、マリー・アントワネットと言えばの‟マカロン・カラー”が主役を担う。当時の職人たちが好んだ、クロスステッチの技法はニットやジャケットに咲いた、花々のモチーフで再び輝きを取り戻している。“ヴェルサイユ宮殿ではきっとこんなインテリアが飾られているはず…”そんな空想から、家具やクッションから飛び出したリスのモチーフは洋服へ。そんな宮廷の平和な風紀は、虹と戯れるハトの飛び立つ姿で象徴的に描き出されている。王宮文化を紐解きながらも、コーディネートからはデザイナーの視点が、マリー・アントワネットに憧れる庶民側にあることが見て取れる。フェミニンで華やかな装いに合わせたのは、MA-1やメンズのスラックス風パンツといった男性的なアイテム。チュールのドレスやスカートにも、カーゴパンツを重ねてファンダジーの中に現実性を響かせている。
2017年03月29日マリー・アントワネットが愛したジュエラー「メレリオ・ディ・メレー」から、フランスのファッションブランド「アレクサンドル ボーティエ(Alexandre Vauthier)」とのコラボレーションジュエリーが登場。「メレリオ・ディ・メレー」は、ヴァン クリーフ&アーペル、ショーメ、ブシュロン、モーブッサンと並んで「グランサンク(5大宝飾店)」と呼ばれるほど、伝統と格式を持つ名門ジュエラーだ。その顧客リストにはマリー・アントワネットの名も刻まれており、2014年冬にはマリー・アントワネットが1780年頃に購入したブレスレットがメゾンの元へ戻ってきたことで話題となった。その歴史ある「メレリオ・ディ・メレー」とタッグを組むのは、フランス人ファッションデザイナー「アレクサンドル ボーティエ」。18世紀以来保管されている「メレリオ・ディ・メレー」の豊富な資料と今なお続くアトリエの職人の技術を学び、デザインの着想を得た。新作ジュエリーは、アール・デコモチーフのデザイン画がインスピレーション源となっている。ピンクゴールドとホワイトゴールドの2色のゴールドを使った、幾何学モチーフの新作は、アレクサンドル ボーティエのスタイルと、メゾンの職人技や精巧さが強調されている。ラインナップは、2種類のリングと同デザインのピアス。フランス語で「メレリオのためのアレクサンドル・ボーティエ コレクション」を意味する「コレクション アレクサンドル・ボーティエ プール メレリオ」と名付けられている。【アイテム詳細】コレクション アレクサンドル・ボーティエ プール メレリオ・リング 11mm 720,000円+税サイズ:日本サイズ約10~15・リング 7㎜ 540,000円+税サイズ:日本サイズ約10~15・イヤリング 540,000円+税メレリオ・ディ・メレー取扱店舗:日本橋髙島屋、新宿髙島屋、横浜高島屋、柏髙島屋、伊勢丹新宿店、大丸東京店、名古屋三越栄店【問合せ先】メレリオ・ディ・メレーTEL:03-5772-8730
2017年01月13日モデルの紗羅マリーが、来年7月2日(日)より上演されるブロードウェイミュージカル「RENT」で、舞台初出演することが決定した。20世紀末のNY・イーストヴィレッジ。映像作家のマークは、友人で元ロックバンドのボーカルのロジャーと古いロフトで暮らしている。夢を追う彼らに金はない。家賃(レント)を滞納し、クリスマスイヴにもかかわらず電気も暖房も止められてしまう。恋人をエイズで亡くして以来、引きこもり続けているロジャー自身もHIVに感染しており、せめて死ぬ前に1曲後世に残す曲を書きたいともがいている。ある日彼は階下に住むSMクラブのダンサー、ミミと出会うが、彼女もまたHIVポジティブだった。一方のマークは、パフォーマンス・アーティストのモーリーンにふられたばかり。彼女の新しい相手は、女性弁護士のジョアンヌだ。仲間のコリンズは暴漢に襲われたところをストリートドラマーのエンジェルに助けられ、2人は惹かれあう。季節は巡り、彼らの関係も少しずつ変わってゆく。出会い、衝突、葛藤、別れ、そして2度目のクリスマスイヴ…。「RENT」は、1996年にNYの小さな劇場で誕生し、わずか2か月後にブロードウェイに進出、トニー賞4部門、ピューリッツアー賞、オービー賞など数々を受賞。新しいミュージカルの歴史を刻んだ“伝説”のブロードウェイミュージカル。アジアやヨーロッパを始め、いまでも世界中で上演され、ファンを生み出し続けている。今回このミュージカルに出演することが決定したのは、モデルの紗羅さん。13歳からモデルとして活動を始め、「ViVi」などの女性ファッション誌を中心に活躍。現在は「SPRiNG」「NYLON」「Gina」「sweet」「VOGUE girl」など数多くのファッション誌に出演するだけでなく、東京ガールズコレクションなど数々のファッションショーにも出演し、国内だけでなく、台湾や香港、北京を始めとするアジアでのショーやイベントにも多数出演している。そんな彼女が今回演じるのは、バイセクシャルのパフォーマンス・アーティストのモーリーン役。主役のマークと別れて、ジョアンヌと付き合うなど、女性にも男性にもモテる役どころだ。紗羅さんは「初めてのミュージカル、そして初めての舞台ということもあり、とても緊張していますが、初舞台を楽しめるように、精一杯頑張りたいと思います」と意気込み、「公演は来年の7月とまだ先ですが、多くの人に観ていただけると嬉しいです」とコメントしている。そのほか、映像作家のマーク役に村井良大、マークの友人・ロジャー役に堂珍嘉邦/ユナク(超新星)、ミミ役に青野紗穂/ジェニファー、コリンズ役に光永泰一朗、エンジェル役に平間壮一/丘山晴己らが出演する。舞台「RENT」は2017年7月2日(日)~8月6日(日)の期間で日比谷シアタークリエにて上演。(cinemacafe.net)
2016年12月08日今、女性にとって最も気になるイベントといえば、六本木ヒルズで開催中の「マリー・アントワネット展」!華やかな宮廷生活にきらびやかなファッション、そしてちょっとだけ軽薄なイメージのある、フランス王妃マリー・アントワネットの真の姿を探る、今シーズン大注目の展覧会です。今回は、本展をより楽しむためのお役立ち情報をたっぷりお届け。死後200年以上を経てもなお人々を惹きつけるアイコンの魅力に迫ります!まずはマリー・アントワネットについておさらい!エリザベト=ルイーズ・ヴィジェ・ル・ブラン《フランス王妃 マリー・アントワネット》Image by マリー・アントワネット展(森アーツセンターギャラリー)(C)Chateau de Versailles (Dist. RMN-GP)/(C)Christophe Fouin史上最も有名なフランス王妃であるマリー・アントワネット。映画や漫画など、ポップカルチャーの題材としても頻繁に描かれ続けてきた彼女だけあって、その人生はジェットコースターのように波乱万丈!彼女の激動の生涯をちょっとおさらいしてみましょう。14歳で嫁入り、ヴェルサイユの問題児に!?フランツ・クサーヴァー・ヴァーゲンシェーン《チェンバロを弾くオーストリア皇女マリー・アントワネット》Image by マリー・アントワネット展(森アーツセンターギャラリー)(C)Kunsthistorisches Museum, Wien若干14歳でフランスへ嫁ぎ、19歳で王妃となったマリー・アントワネット。ウィーン宮廷の末娘としてのびのびと育った彼女は、堅苦しいしきたりや“エチケット”に縛られたヴェルサイユにおいても自由奔放な振る舞いを見せ、故郷の母マリア=テレジアからは度々手紙で叱られていたよう。子どもを産み、自身の地位を確立してからは、日々の儀式を緩和・廃止することにも成功!しかしこのことで貴族の反感を買うはめに……。楽しいことやお洒落が大好き!エリザベト=ルイーズ・ ヴィジェ・ル・ブラン《ゴール・ドレスを着たマリー・アントワネット》Image by マリー・アントワネット展(森アーツセンターギャラリー)(C)Courtesy National Gallery of Art, Washington流行を取り入れた奇抜なファッションを楽しんでいた一方で、必要なときにしか正装はせず、シンプルな服も好んで着ていたという彼女は、自分のスタイルを持った「元祖ファッションリーダー」。音楽や舞踏会、芝居などの娯楽や心許せる友人との時間を愛し、楽しいことやお洒落が大好きだったといいますが、そう聞くと現代の私達とあまり変わらないような気がしますね。そんな彼女も、子どもをもうけると子煩悩な良き母親に。軽薄なイメージを持たれがちなマリー・アントワネットですが、4人の子どもの母親としてしっかり子育てをしていたようです。王妃として毅然とした態度で断頭台へウィリアム・ハミルトン《1793年10月16日、死刑に処されるマリー・アントワネット》Image by マリー・アントワネット展(森アーツセンターギャラリー)(C)Coll. Musee de la Revolution francaise/Domaine de Vizille取り沙汰される贅沢な暮らしぶりや、首飾り事件などのスキャンダルで民衆の怒りを買い、宮廷内では貴族をも敵に回していた王妃。フランス革命が勃発すると、実際には革命の原因に寄与する彼女の行いはほんの一部であったにも関わらず、悪しき王政のシンボルとして国民の激しい憎悪の対象となります。処刑の日、民衆の前に現れた彼女は威厳に満ちた面持ちで堂々と断頭台に向かったといいます。王妃として、母として、一人の女性として、マリー・アントワネットは波乱の37年間を生き抜いたのです。行く前に映画『マリー・アントワネット』を観ておくべし!Photo by Pinterest本展に行く前にぜひ観ておきたいのが、映画『マリー・アントワネット』(2006年)!ソフィア・コッポラ監督らしい美しい映像とセンス抜群の選曲、遊び心のある演出で王妃の人生を描いたこの映画は、伝記物とは思えないスタイリッシュさ。数多く登場する靴はマノロ・ブラニクがデザインを担当するなど(一瞬だけコンバースのオールスターも出てくるので探してみて!)、ファッション好きにもたまらない作品となっています。六本木ヒルズのTOHOシネマズでは、11月4日(金)から11月17日(木)の2週間限定で本作品を特別上映!展覧会と映画を一日で楽しむこともできちゃいますね。「マリー・アントワネット展」はここがすごい!Image by マリー・アントワネット展(森アーツセンターギャラリー)(C)Chateau de Versailles (Dist. RMN-GP)/(C)Christophe Fouinマリー・アントワネットに関する展覧会の集大成ともいわれる今回の「マリー・アントワネット展」。なんだかすごそうだけど、どんなものが観られるの?そんな人に向けて、本展の見どころを少しだけご紹介。日本初!ヴェルサイユ宮殿の企画・監修による展覧会が実現Image by マリー・アントワネット展(森アーツセンターギャラリー)(C)EPVフランス絶対王政を象徴する建造物であるヴェルサイユ宮殿。その豪奢な宮殿の最期の主となったのが、ルイ16世と王妃マリー・アントワネットでした。なんと今回の展覧会は、そのヴェルサイユ宮殿の企画・監修によって実現したもの!王妃が約20年もの歳月を過ごしたこの「思い出の宝石箱」に残された品を中心に、華やかな宮廷絵画や王妃がこだわりを見せた調度品、革命期に身につけていた衣服など約200点を展示。栄光と転落の人生を彩った品々から、王妃の知られざる姿が見えてくるはず。王妃のプライベート空間を大公開!Image by マリー・アントワネット展(森アーツセンターギャラリー)(C)神戸シュン/NTV本展の大きな見どころの一つが、宮殿内に作られた王妃のプライベート空間「プチ・アパルトマン」の再現展示。広ーい宮殿の中でも、できるだけ愛娘マリー= テレーズのそばで生活したいという王妃たっての希望で確保された浴室、図書室、居室の3室からなる空間が、実際に使用されていたお気に入りの家具などと共に再現されています。現存しない図書館さえも、残された設計図などをもとにバーチャルリアリティで再現!現代に当時の姿を蘇らせました。王妃と日本の意外なつながりが明らかに王立セーヴル磁器製作所《皿「日本」》Image by マリー・アントワネット展(森アーツセンターギャラリー)(C)Chateau de Versailles/(C)Christophe Fouin芸術を愛し、家具や食器などの調度品にもこだわったことで知られるマリー・アントワネット。そんな彼女のコレクションの中でも特に興味深いのが、日本に関する品々です。母マリア=テレジアが死に際して日本の漆器50点を王妃に遺贈したのをきっかけに、彼女自身も漆器の収集を開始。70点を超えるコレクションを大切に保管していたといいます。また、王立セーヴル磁器製作所の販売会で王妃自らが購入した「日本」と名づけられた食器セットは、日本の図柄や伊万里焼風の彩色が施されたものでした。若くして異国へ嫁ぎ、常に好奇の目とバッシングにさらされてきたマリー・アントワネット。人から何をいわれようとも自分を持ち続け、無邪気に、軽やかに、そして強く人生を生きた彼女はやはり人を惹きつける魅力に溢れた女性だと感じます。次のお休みは「マリー・アントワネット展」で、彼女の知られざる一面に触れてみてはいかがでしょうか?ヴェルサイユ宮殿≪監修≫マリー・アントワネット展美術品が語るフランス王妃の真実会期:2016年10月25日(火)~2017年2月26日(日)会場:森アーツセンターギャラリー(東京・六本木ヒルズ 森タワー52階)公式HP:
2016年11月11日東京都港区のホテル、グランドハイアット東京に優雅で華やかな「マリー・アントワネット特別宿泊プラン」が登場!ネイルやシャンパンのサービス付き、ラグジュアリーなプランでお姫様気分に浸りましょう。何と1泊100万円のプランもありますよ。期間は2016年11月1日(火)~2017年2月26日(日)。プランの詳細やおすすめのポイントを紹介します。「マリー・アントワネット特別宿泊プラン」は1名40,000円からグランドルームまたはグランド エグゼクティブ スイートに宿泊するプランです。浴槽にバラの花びらを浮かべた「ローズバス」とボトルシャンパン「ルイロデレール・ブリュット」のサービス付き。さらに「Nagomi スパ アンド フィットネス」のマリー・アントワネットをイメージしたネイルサービスを受けられます。【宿泊料金(税金・サービス料・宿泊税別)】グランド ルーム:1名40,000円~84,000円、2名50,000円~94,000円グランド エグゼクティブ スイート:1名126,000円~170,000円、2名様136,000円~180,000円※1日2組限定、予約は宿泊日の3日前まで。※グランド エグゼクティブ スイートの場合は、客室にてネイルサービスを施術。別途10万円でラグジュアリーネイルに変更可能。●好きなデザインをチョイス!「マリー・アントワネット ネイルコレクション」ネイルサービスはマリー・アントワネットの歴史をネイルで表現した「マリー・アントワネット ネイルコレクション」から、好きなデザインを1つ選べます。「音楽とアートで描く優美なふるまい 生涯アートを楽しむ女性のために」「人形を愛する幼い少女の気持ちを忘れない女性の為に」「フランスの女王 心から女王である女性のために」などと題されたデザインジェルネイルの数々は、可愛らしさ、優美さ、女性らしさがテーマになっています。どのデザインにするか悩むのも楽しそう!1泊100万円!「マリー・アントワネット ラグジュアリーネイル 宿泊プラン」都内のホテルで唯一プライベートプールを備えた客室、プレジデンシャルスイートを利用する「マリー・アントワネット ラグジュアリーネイル 宿泊プラン」は、1泊100万円。1日1組限定の贅を尽くしたプランです。「ローズバス」と最高級シャンパン「ドン ペリニヨン」、客室でのラグジュアリーネイルサービスがセットになっています。ラグジュアリーネイルサービスには、ダイアモンドとパールを使用。ネイルの前後に Nagomi エステティシャンによる 60 分アロママッサージの施術も付いています。指の先まで優雅で豪華、まさにお姫様気分の特別なひとときを過ごせますよ。マリー・アントワネットの展覧会と特別メニューも要チェック●「ヴェルサイユ宮殿 監修 マリー・アントワネット展」「マリー・アントワネット特別宿泊プラン」は、森アーツセンターギャラリー 六本木ヒルズ森タワー52階で開催される「ヴェルサイユ宮殿 《監修》 マリー・アントワネット展」を記念したコラボレーションプランです。展覧会ではヴェルサイユ宮殿所蔵の絵画、愛用した食器や家具、革命期の資料などあわせて200点あまりを公開。マリー・アントワネットの生涯をたどる展示内容です。展覧会を鑑賞すれば、より中世フランスの世界観を肌で感じられるはず。会期は2016年10月25日(火)~2017年2月26日(日)です。●「フレンチ キッチン」で秘伝のレシピを再現グランドハイアット東京2階のダイニング「フレンチ キッチン」では、2017年2月28日(火)までマリー・アントワネットにちなんだ特別メニューを提供中。マリー・アントワネットが食したという秘伝のレシピをもとに、アフタヌーンティーや伝統的なフランス料理を再現します。ぜひ食べてみたいですね。「マリー・アントワネット特別宿泊プラン」に展覧会やダイニングの特別メニューを合わせ、中世フランスの世界観にどっぷり浸ってみませんか?■スポット詳細名称:グランドハイアット東京所在地:東京都港区六本木 6-10-3公式サイト:※「マリー・アントワネット特別宿泊プラン」は2016年11月1日(火)~2017年2月26日(日)
2016年11月01日現在、六本木ヒルズ森タワー52階で「ヴェルサイユ宮殿《監修》マリー・アントワネット展美術品が語るフランス王妃の真実」が開催されています。フランスだけでなくウィーンの美術館からも、肖像画をはじめ貴重な美術品約200点を集め、その波乱の生涯を辿ります。いま注目の展覧会を、さっそくアソビュー編集部員が取材してきました!見どころをご紹介!はじめに、展覧会のみどころをご紹介します。1つめは、とにかく豪華なファッション。時代のファッションリーダーでもあったアントワネットの、斬新できらびやかな衣装にご注目ください。2つめは、室内空間の再現。実際に使われれた家具などで浴室や居室を再現しています。アントワネットがおくった日常生活をリアルに感じられますよ。3つめは、スウェーデン貴族 フェルセンとの暗号ラブレター。今年1月に解読されたばかりの、貴重な資料です。暗号で交わされた愛のメッセージは必見ですよ。200点の美術品でたどる、波乱の一生それではさっそく、展覧会の会場へ!会場内に入ると、高級感あふれる真紅の壁があらわれます。ぐっとマリー・アントワネットの世界に引き込まれます。●14歳で政略結婚。そして異国の王太子妃へ第一章では、オーストリア皇女からフランス王太子妃となるまでの少女時代の様子を肖像画でみていきます。こちらの絵は、教科書でも見たことのある「1755年の皇帝一家の肖像」。子沢山で知られたオーストリア大公マリア・テレジア夫妻と12人の子どもたちの様子が描かれています。真ん中のゆりかごにちょこんと座っているのが、末娘であるマリー・アントワネットです。こちらも有名な肖像画。フランスへの嫁入り直前と推測される絵です。チェンバロを弾く姿が優雅ですね。この後1770年4月、アントワネットは14歳でウィーンを離れ、フランスへ嫁ぎます。オーストリア・フランス間の和平強化のための、政略結婚でした。続く第2章では、華やかな王家の結婚を伝える美術品が登場します。この大きなテーブル飾りは、1770年5月におこなわれた結婚式の祝宴で使われたものです。トルコブルーの大理石やブロンズが光る、豪華な作りですね。若く美しいアントワネットの評判はたちまちフランス中に広がり、大勢の民衆がヴェルサイユ宮殿に押し寄せ、その結婚を祝ったと言われています。●フランス王妃 マリー・アントワネットの誕生1775年、ルイ15世が天然痘で逝去するとルイ16世が即位、アントワネットはフランス王妃となりました。写真の左が、夫でありフランス国王となった19歳のルイ16世です。右のアントワネットもこのときまだ18歳。ルイ16世の王としての初めての言葉は「神よ守り給え、このように若くして国を治める私たちを!」だったと言われています。パリの華やかなファッションに魅了されたアントワネットは、たちまちドレスや装飾品の虜となります。フランス貴族のファッションリーダーとして、ダチョウの羽をつかったアクセサリーや派手なデザインのドレス、高く結い上げた髪型など、次々とあたらしいファッションで注目を集めました。そんな王妃の散財ぶりに、国民からの不満は、じわじわと高まっていくのでした。●豪華な家具や装飾品へのこだわりが、国家財政をさらなる危機にヴェルサイユをはじめとする宮殿の装飾に執着したアントワネット。莫大なお金をつぎこみ、当時の流行にあった家具調度品を揃えていきました。当時フランスがアメリカ独立戦争に介入したことで国家財政が厳しくなっていたにもかかわらず、王妃の散財は加速するばかりだったといいます。寝台の上掛けには、国王ルイとマリー・アントワネットの頭文字であるLLMAが入っています。アントワネットがとくに好んだ花柄の壁布。これもゴージャスなデザインですね。●王妃のプチアパルトマンを再現した空間王妃の浴室と居室は、実際に使われた家具を用いて、再現されています。これは浴室。白いふわふわのドレスを着ているのがアントワネットです。お付きの方の服装もかわいい…!壁紙のデザインや、家具の配色にセンスを感じますね。浴槽の蛇口ですらブロンドで、こんなにゴージャス。すごい…。東京駅のプロジェクションマッピングなどを手がけるNAKEDによる、図書室の再現も必見です。設計図をもとに、バーチャルリアリティで再現しており、図書館のなかにいるような感覚を味わえます。窓から宮殿の庭に出ていったりする演出もあり、とってもリアルですよ。アントワネットが過ごしたとされる居室は、グリーンを貴重とした空間になっています。寝台や、ナイトテーブルなど、リアルな生活を感じることができます。写真中央、奥にある寝台の脚部には、アントワネットがこよなく愛したとされるエジプト女性の人物像が施されています。さらに奥に進むと、王妃が好んだ食器が展示されています。ズラリと並ぶセーヴル食器のなかには、日本風デザインのものも。このお皿は、伊万里焼から着想を得たものと考えられています。日本の食器を好んだ母、マリア・テレジアに贈ったものだそうです。お母さん想いなんですね。1774年に、王妃がルイ16世によって与えられた「プチ・トリアノン」の様子もうかがえます。形式ばった宮廷生活を嫌ったアントワネットは、この私的な離宮の敷地内に池や田舎風の離宮を作らせ、牧歌的な暮らしを夢みました。ふたりの子どもとともに描かれたマリーの顔は、おだやかなお母さんそのもの。派手な暮らしばかりが伝えられるアントワネットですが、実は子煩悩な母親でもあったそう。とくに息子であるルイ・シャルルのことは「愛のキャベツ」と呼んで溺愛したそうです。かたくるしい宮廷から抜け出してごく親しい友人を招き、オペラや舞踏会を開き、大胆なファッションを楽しんだようです。しかし楽しい時間もつかのま。いよいよ革命が始まります。●国民の不満が爆発。フランス革命、そして悲劇の結末へいよいよ悲劇のエンドロールへと向かいます。国民の不満爆発のきっかけとなった大スキャンダル「首飾り事件」が起こります。アントワネットは詐欺の被害者でありながら、国民の信頼を失う結果になってしまいました。この頃には、国王と王妃を批判する風刺画がよく描かれるようになりました。国王はヤギにたとえられ、アントワネットは虎の体にメドューサの顔で描かれています。双頭の怪物であり、互いに身動きがとれない状態をたとえています。ひどい食糧危機への不満が爆発し、ヴェルサイユへ向かう女性たちの絵も見られます。遊興庁の建物に招集された国民議会に、パンを要求したと言われています。そして、バスティーユ監獄が占領されます。王権の象徴であったこの建物はたちまち民衆に包囲され、監獄司令官のド・ローネの首は槍に突き刺された状態で街中を引きずり回されました。この事件が王権崩壊の引き金になったと言われています。この頃王妃がスウェーデン公フェルセンとかわした秘密の恋文が残されています。黒塗りになっている部分は、今年2016年1月になってはじめて解読され、ふたりが親密な仲にあったことが明らかになりました。女性らしいやわらかい文字で、情熱的な愛の言葉が書かれています。ヴェルサイユを追われ、チュイルリー宮殿で過ごしていた王家が襲われたのは、1792年8月10日のこと。多くの犠牲者をだしたこの事件により、いよいよ王政は終焉を迎えます。事件の3日後には、国王一家はタンプル塔に投獄されてしまいました。暗く、ずっしりとした雲が空を覆う様子が、一家の悲惨な結末を表しているようです。塔のなかでも、国王はのちのルイ17世となる王太子の教育に熱心だったといわれています。ゲームや数学、そして書き方の練習をしていた記録が残されています。王太子の習字帖には「国民に愛される、国民に愛される…」と書かれています。1792年12月以降、家族と引き離されていたルイ16世は、1793年1月21日に断頭台へのぼります。そして1793年10月16日、ついにアントワネットも死刑執行の日を迎えます。16日、死の直前となった午前4時に、義理の妹に書かれた遺書が残っています。紙にびっしりと、小さな文字で悲痛な思いがつづられています。タンプル塔で暮らしていた時の肌着が、そのまま残されています。この頃には下着の洗濯にも自由が許されず、10日に1回程度だったと言われています。死刑当日に履いていたとされる靴も展示されていました。あれほどファッションを愛し、豪華絢爛なドレスに身を包んで暮らした彼女が最期に身に付けたのは、白の質素なチュニックでした。群がる民衆たちの好奇と憎悪にみちた表情とは対照的に、さいごまで気品を失わず静かに死に向かう王妃の姿が印象的です。贅の限りをつくした華やかな宮廷生活から、時代の波にのまれ、監獄、そして断頭台へ。波乱にみちたひとりの女性の一生を、ぜひご覧ください。■イベント詳細名称ヴェルサイユ宮殿《監修》マリー・アントワネット展美術品が語るフランス王妃の真実開催期間2016年10月25日(火)~2017年2月26日(日)開催場所森アーツセンターギャラリー〒106-6150 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー52階開館時間10:00~20:00(ただし火曜日は17:00まで)※入館は閉館の30分前まで観覧料一般・・・当日1800円前売/団体1600円高校・大学生…当日1200円前売/団体1000円小・中学生…当日600円前売/団体400円※小学生未満は入館無料※団体料金は15名以上で適用。添乗員1名まで無料※障がい者手帳を持っている方と介助者(1名まで)は、当日観覧料が一般900円、高校・大学生600円、小・中学生300円お問い合わせ03-5777-8600公式HP
2016年10月30日ソフィア・コッポラ(Sofia Coppola)監督、映画『マリー・アントワネット』の特別上映会が11月4日から11月17日まで、TOHOシネマズ 六本木で行われる。同上映会は、六本木ヒルズ森タワー52階の森アーツセンターギャラリーで行われている「ヴェルサイユ宮殿《監修》マリー・アントワネット展 美術品が語るフランス王妃の真実」の開催を記念して行われるもの。同作は、フランス王妃マリー・アントワネットの“心”の軌跡を描き出した作品。14歳で嫁いでから37歳で処刑されるまでの波瀾万丈の人生を描いた映画となっている。王妃という最高の栄誉と贅を手に入れたマリーであるが、実際は24時間付き人がついて生活するほか、世界中から注目を浴び、ゴシップネタにされるなど、不自由な日々を送っていた。作中では、王室の豪華な衣装や風景が再現。アカデミー賞を2度受賞したデザイナーのミレーナ・カノネロがこの映画のために作った衣装が、宮廷の貴族達を彩る。また、高級靴ブランドとして有名なマロノ・ブラニク(Manolo Blahnik)が手掛けた靴や、老舗洋菓子メーカーのラデュレが用意したスイーツが魔法のような世界を創り出している。上映劇場はTOHOシネマズ 六本木のみ。上映期間は11月4日から11月17日で、チケットは1,100円となっている。上映時間等の詳細情報はTOHOシネマズ公式サイトにて。
2016年10月28日マリー・アントワネットの生涯に迫る「ヴェルサイユ宮殿《監修》 マリー・アントワネット展 美術品が語るフランス王妃の真実」が、17年2月26日まで六本木の森アーツセンターギャラリーで開催される。ヴェルサイユ宮殿の企画監修によるこの展覧会は、宮殿から持ち込まれた食器や家具などの愛用品をはじめ、故郷ウィーンに残る名画の数々、そして王妃が暮らした空間を原寸大で再現。200点に及ぶ美術品と資料が集められ、日本で初めての大規模な展覧会となった。オーストリア皇女として生まれ、天真爛漫な少女時代を送り、14歳でフランス国王ルイ16世と結婚。宮廷の華として栄華を極めた生活から一変、革命の波にのまれて37歳で処刑された悲劇の王妃。本展では歴史的な文脈で知る「マリー・アントワネットの生涯」から踏み込み、一人の女性として、彼女の人柄や生活の様子を生き生きと伝える構成となっている。結婚により飛び込んだ異国の宮廷のしきたりに馴染めなかったこと、世継ぎに恵まれずプレッシャーに耐えた日々。パリの華やかなファッションに魅せられておしゃれに夢中になったかと思えば、プライベート離宮のプチトリアノンで“憧れの田舎暮らし”に没頭してみたり。籠の中の鳥のような生活の中で、母として子育てに悩み、女として伯爵と恋に落ち、人生を謳歌したマリー・アントワネット。軽薄で浪費家の王妃として受けたギロチン処刑のインパクトの強さに隠れていた素顔が見て取れ、身近な存在に感じられる工夫が凝らされている。最期まで類稀なる美的センスと気品を失わなかったからこそ、後世でも幾度となく舞台や映画、漫画のモチーフに選ばれ、人々に支持されてきたのだろう。マリー・アントワネットがフランスの文化史に残した功績は大きく、香水一つをとっても、それまで一般的だったムスクの流行から、彼女の愛したバラの香りが世に広まったとも言われている。展示品が醸し出す“うっとり感”もさることながら、お土産のかわいさも見逃せない。ラデュレによる会場限定販売のマカロンボックス(税込3,575円)を始めとする「マリー・アントワネットコレクション」、あめやえいたろうのリップグロス型キャンディー「Sweet Lip」(全3種 各税込756円)など、乙女心をくすぐる可憐なグッズがそろう。【展覧会情報】「ヴェルサイユ宮殿《監修》 マリー・アントワネット展 美術品が語るフランス王妃の真実」会場:森アーツセンターギャラリー住所:東京都港区六本木6-10 六本木ヒルズ 森タワー52階会期:10月25日から17年2月26日(会期中無休)時間:10:00から20:00(火曜日、及び10月27日は17:00まで、入館は閉館の30分前まで)料金:一般1,800円、高校・大学生1,200円、小・中学生600円、小学生未満無料
2016年10月25日ラデュレ(Ladurée)からこの秋”マリー・アントワネット”コレクションが登場。2016年11月3日(木)より全国のラデュレ・ブティックにて発売される。以前からメゾン・ラデュレにインスピレーションを与えてきたというマリー・アントワネット。コレクションを彩るピンクと繊細なバラのつぼみのデザインは、マリー・アントワネットと彼女が愛した花々をイメージして作られた。本コレクションからは、マカロンボックスに加え、コンフィチュールや紅茶、ボンボン・ショコラが登場。さらに銀座店限定で、ルームキャンドルも発売される。バラとハチミツ、柑橘類が調和した、牧歌的で懐かしい香りとなっている。【詳細】ラデュレ 秋のコレクション”マリー・アントワネット”コレクション発売日: 2016年11月3日(木)発売場所:全国のラデュレ・ブティックアイテム:・マカロンボックス ”マリー・アントワネット”(8個入、10個入) 3,310円+税・コンフィチュール “コンフィチュール・ド・テ・マリー・アントワネット” 2,100円+税・紅茶 “テ・マリー・アントワネット”リーフ 2,700円+税・紅茶 “テ・マリー・アントワネット”サシェ 2,600円+税・ボンボンショコラ “コフレ・マリー・アントワネット” 3,200円+税・ギフトボックス “コフレ・カドー・マリー・アントワネット” 3,900円+税・ルームキャンドル “マリー・アントワネット” 価格 7,300円+税 ※銀座店のみ発売【問い合わせ先】ラデュレ カスタマーサービスTEL:03-4578-0846
2016年10月21日画家マリー・ローランサンの没後60年記念展が10月28日から11月27日まで、美術館「えき」KYOTOで開催される。20世紀前半の激動の時代を生きたフランス人女性画家、マリー・ローランサン。彼女はその変わりゆく時代の中で、常に自分自身と向き合い、新たな造形表現を探求し続けてきた。同展では、マリー・ローランサン美術館が所蔵する彼女の初期から晩年に至るまでの作品を、油彩を中心に約80点紹介する。展示は「最初期1904-1906」、「アポリネールとの出会い1907-1910年前半」、「フォン・ヴェッチェン男爵との結婚1910年後半-1920」、「成熟~晩年1921-1956」という4部構成となっており、「最初期1904-1906」ではフェルナン・アンベールの画塾に入り、本格的に絵画の勉強を始めた時期の作品を展示する。「アポリネールとの出会い1907-1910年前半」では、画塾をやめたローランサンがパブロ・ピカソらの住む「洗濯船」というアパートに集う画家たちと交流を深め、その交流を通して出会った詩人のギヨーム・アポリネールと恋に落ちた時期の作品を展示。「フォン・ヴェッチェン男爵との結婚1910年後半-1920」では、アポリネールと別れドイツ人オットー・フォン・ヴェッチェン男爵と結婚し、国外へ亡命していた時期の作品を展示する。「成熟~晩年1921-1956」では世界恐慌や第二次世界大戦を背景に、フォン・ヴェッチェン男爵と離婚し、パリで画業に励む時期の作品を展示する。同時期に淡く愛らしいパステルカラーを基調とし、輪郭線の無い蔭や濃淡によって表現された“ローランサン・スタイル”が誕生した。なお、展覧会期間中の10月28日には、マリー・ローランサン美術館から講師を招いてのギャラリー・レクチャーが、11月7日、21日にはギャラリー・トークが催される。【イベント情報】没後 60年 マリー・ローランサン展会場:美術館「えき」KYOTO(京都駅ビル内ジェイアール京都伊勢丹7階隣接)会期:10月28日~11月27日時間:10:00~20:00(入館は閉館の30分前まで)料金:一般1,000円、高・大学生800円、小・中学生600円
2016年10月11日マリー・アントワネットの調香師の一族であるファージョン家が創設したオリザ ルイ ルグラン(Oriza L. Legrand)が9月1日、新作フレグランス「キュイール ドゥ エーグル ルシー オードパルファム」(100ml 1万6,500円)を伊勢丹新宿店にて先行発売する。今回発売されるのは、上流階級の人々が華やかで豪奢な日々を送っていたロシア帝国時代の黄金期にオリザ ルイ ルグランが生み出した、「キュイール ドゥ エーグル ルシー」に現代のテイストを加え再解釈したフレグランス。19世紀に人気を博した「キュイール ドゥ エーグル ルシー」は、ロシア帝国の紋章に双頭のイーグルがあしらわれていたことから「キュイール ドゥ エーグル ルシー(ロシアン イーグルのレザー)」と命名された。今回の復刻版では、ロシア皇帝が愛したその古き良きノスタルジックなアロマティックオリエンタルの香りを再現。まず始めにベルガモットやコリアンダーが香り立ち、次にカルダモンやローズドメイ、イモーテルの温かみのある絶妙なコンビネーションが、ラブダナムやベンゾインのバルサミックな香りに溶け合い、昔懐かしいサテン調のレザーを彷彿とさせる。時空を超え、ロシアの貴族が愛用した華やかな香りが蘇った。また、フレグランスはアール・ヌーヴォー調のアート作品のようなパッケージに収められている。なお、フレグランスは9月1日に伊勢丹新宿店にて先行発売された後、10月1日に全国発売される予定だ。
2016年08月31日グランド ハイアット 東京のフレンチ キッチンでは10月1日から17年2月28日まで、マリー・アントワネットをイメージしたスペシャルメニューが提供される。フレンチ キッチンでは、マリー・アントワネットが食したといわれる秘伝のレシピを再現したデザートが楽しめる「マリー・アントワネット アフタヌーンティー」(3,000円)を提供。マカロン、フィナンシェ、ストロベリーケーキ、日替わりケーキのスイーツアイテム4種に加え、フィンガーサンドイッチ、キッシュ、スモークサーモンといったセイボリーアイテム4種で展開される。セットの紅茶には、マリー・アントワネットが過ごしたヴェルサイユ宮殿の王の菜園で摘み採られた新鮮な林檎とバラを使い、セイロンティーに香りづけしたニナス(NINA’S)の紅茶「オリジナル マリー・アントワネット ティー」が用意された。また、マリー・アントワネットをイメージして伝統的なフランス料理を現代風にアレンジしたディナーコース「マリー・アントワネット スペシャルコース」(1万2,000円)も提供。ルビーグレープフルーツやパープルスイートポテトなどの彩り豊かな食材を使用することにより、マリー・アントワネットの華やかな世界観を料理で表現した。さらに、10月26日には8月末にリニューアルオープンするイベントスペースにて、マリー・アントワネットをイメージした食事や装飾を楽しめる一晩限りのディナーパーティー「マリー・アントワネット特別ディナー」を開催。当日は、マリー・アントワネットが食したといわれる秘伝のレシピで再現したデザートや、アフタヌーンティーで提供される「オリジナル マリー・アントワネット ティー」を楽しめる他、「マリー・アントワネット展」の観覧券や、「キッカ(CHICCA) メスメリック リップスティック」のマリー・アントワネットのように華やかでエレガントなレッドローズのリップなどのギフトも用意される。また、ドレスコードを“サムシング ローズ”とし、ゲストはバラをイメージしたアイテムを身に着けて参加。その他、『美術品でたどる マリー・アントワネットの生涯』を執筆した作家の中野京子も登壇し、マリー・アントワネットの魅力について語ってくれる。なお、定員は50名。
2016年08月30日東京都港区にあるグランドハイアット東京では、10月1日(土)より、マリー・アントワネットのレシピを再現したアフタヌーンティーや、伝統的なレシピをアレンジしたディナーが登場。10月26日には50名限定の、マリー・アントワネットの世界観を楽しめる一夜限りのディナーパーティーも開催されます。マリー・アントワネットの世界をイメージした特別メニューグランドハイアット東京の2階にあるオールデイ ダイニング「フレンチキッチン」では、森アーツギャラリーで今秋開催される『ヴェルサイユ宮殿《監修》マリー・アントワネット展』に合わせて、マリー・アントワネットが食したといわれる秘伝のレシピを再現したメニューが提供されます。マリー・アントワネットのように優雅で華やかなひと時を楽しめる、特別な企画です。●「マリー・アントワネット アフタヌーンティー」アフタヌーンティーでは、マカロン、フィナンシェ、ストロベリーケーキ、日替わりケーキのスイーツアイテム 4 種、フィンガーサンドイッチ、キッシュ、スモークサーモンなどを、セイボリーアイテム4 種とともに楽しむことができます。デザートの一部には、マリー・アントワネットが食したと言われている秘伝のレシピを特別に提供してもらい、当時の味を再現したスイーツが登場します。さらにセットの紅茶には、ヴェルサイユ宮殿の王の菜園でも摘み採られていた林檎とバラをつかったセイロンティーに香りづけした紅茶「オリジナル マリー・アントワネット ティー」が用意されています。●マリー・アントワネットをイメージした華やかなスペシャルディナーコース「マリー・アントワネットスペシャルコース」では、マリー・アントワネットをイメージして、フランスの伝統的なレシピを現代風にアレンジしたメニューが提供されます。ロブスターやフォアグラ、国産牛のフィレ肉をルビーグレープフルーツやパープルスイートポテトなど、彩り豊かな食材とともに使い、華やかなマリー・アントワネットの世界観を再現しています。マリー・アントワネットの世界観を楽しめる一夜限りのディナーパーティーを開催10月26日には50名限定のディナーパーティー「マリー・アントワネット特別ディナー」も開催されます。ホテル2 階イベントスペース「ドローイングルーム」にて、マリー・アントワネットが食したといわれる秘伝のレシピで作られたデザートや紅茶が楽しめる特別なパーティーでは、ギフトとして『マリー・アントワネット展』観覧券や、「オリジナル マリー・アントワネット ティー」も用意されます。会場では展覧会に合わせて出版された『美術品でたどる マリー・アントワネットの生涯』(NHK出版)を執筆した作家、中野京子氏もゲストスピーカーとして登場し、マリー・アントワネットの魅力を語ります。イベント情報名称:マリー・アントワネットをイメージしたスペシャルメニュー住所:東京都港区六本木6-10-3グランドハイアット東京フレンチキッチン(2階オールデイダイニング)電話番号:03-4333-8781(フレンチキッチン直通)公式サイト:マリー・アントワネット アフタヌーンティー提供期間:2016年10月1日(土)~2017年2月28日(火)※クリスマス期間、年末年始は除く提供時間:14:30(土・日・祝 15:00)~17:30料金:3000円(税・サービス料別)マリー・アントワネット スペシャルメニュー提供期間:2016年10月1日(土)~2017年2月28日(火)※クリスマス期間、年末年始は除く提供時間:18:00~21:30料金:12000円(税・サービス料別)マリー・アントワネット特別ディナー日時:2016年10月26日(水)19:00~21:10(受付開始18:30)会場:グランドハイアット東京2階「ドローイングルーム」料金:20,000円(税・サービス料込)募集人数:50名様ドレスコード:サムシングローズ(バラをイメージしたアイテムを身に着けての来場)申込み:公式 Web サイト オンラインショップより申込み
2016年08月29日「ヴェルサイユ宮殿《監修》 マリー・アントワ ネット展 美術品が語るフランス王妃の真実」が、10月25日から17年2月26日まで六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーにて開催される。オーストリアに生まれ、14歳でフランスに嫁ぎ、革命の波にのまれて37歳で断頭台の露と消えたフランス王妃、マリー・アントワネット。同展では、マリー・アントワネットがルイ16世と結婚後、フランス革命までの約20年を過ごしたヴェルサイユ宮殿の企画・監修のもと、その激動の生涯を辿る。出展されるのは肖像画の他、王妃が愛用した食器や漆器、家具、身に着けた衣服、革命期の資料など約200点あまり。彼女が断頭台で亡くなる前、幽閉中に身につけていた肌着やヘアバンド、断頭台にのぼる際に脱げたとされる靴なども展示される。さらに、ヴェルサイユ宮殿内にある王妃のプライベート空間「プチ・アパルトマン」の浴室、図書室、居室を、当時の装飾や実際に使われた家具などとともに原寸大で再現。消失してしまった図書室は、かつての設計図をもとにバーチャルリアリティで再現するなど、これまでにない展覧会となっている。【展覧会情報】「ヴェルサイユ宮殿《監修》 マリー・アントワ ネット展 美術品が語るフランス王妃の真実」会場:森アーツセンターギャラリー住所:東京都港区六本木6-10 六本木ヒルズ 森タワー52階会期:10月25日~17年2月26日(会期中無休)時間:10:00~20:00(火曜日、及び10月27日は17:00まで、入館は閉館の30分前まで)料金:一般1,800円、高校・大学生1,200円、小・中学生600円、小学生未満無料12
2016年08月10日展覧会「ヴェルサイユ宮殿《監修》マリー・アントワネット展 美術品が語るフランス王妃の真実」が、2016年10月25日(火)から2017年2月26日(日)まで、東京・六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催される。フランス王妃マリー・アントワネット(1755-1793)が暮らしたヴェルサイユ宮殿の企画・監修のもと、彼女の激動の生涯を辿る本展。肖像画はもちろん、王妃が愛用した食器や漆器、家具、身に着けた衣服、そして革命期の資料など、美術的、歴史的に貴重な品々200点あまりが展示される。最大の見所は、マリー・アントワネットのプライベート空間、「プチ・アパルトマン」を、 王妃が実際に使った家具や同時代の浴槽などとともに原寸大で再現した展示だ。 ヴェルサイユ宮殿以外で、この規模の空間再現がなされるのは、史上初の試みとなる。今では存在しない図書室部分は、東京駅の3Dプロジェクションマッピングなどで知られる、クリエイティブカンパニー・ネイキッドが担当。図書室部分を、パリの国立古文書館に保管されている設計図などをもとに、バーチャルリアリティで再現。連動した音や映像の演出で、まるで時空を超えるような不思議な体験を楽しめる。美術品や資料だけでなく、彼女が暮らした空間とその時代をも体感することが出来る本展。ヴェルサイユ宮殿の企画・監修だからこそ実現した、マリー・アントワネット展の集大成といええるだろう。【開催情報】展覧会「ヴェルサイユ宮殿《監修》マリー・アントワネット展 美術品が語るフランス王妃の真実」開催期間:2016年10月25日(火)〜2017年2月26日(日) ※会期中無休会場:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ 森タワー52階)開館時間:10:00〜20:00※火曜日および10月27日(木)は17:00まで。※入場は閉館の30分前まで。観覧料:前売/団体:一般 1,600円、高校・大学生 1000円、小・中学生 400円当日:一般 1,800円、高校・大学生 1,200円、小・中学生 600円※小学生未満は入館無料。※全て税込価格。企画監修:ヴェルサイユ宮殿【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2016年07月17日ヒラリー・ダフ(28)に新しい恋人ができたようだ。6年間の結婚生活の末、今年2月にマイク・コムリーと離婚したヒラリーは、パーソナルトレーナーのジェイソン・ウォルシュとデートを始めたところだという。ある関係者はE!ニュースに対し「ここ数カ月、2人はよく一緒に過ごしていますよ。ジムに行ったり、いろんなレストランにいっておいしい食事を楽しんでいるようです。友達付き合いから関係が発展したようですね」と話す。最近ではロサンゼルスにあるピッツェリア・イル・フィコで2人がピザを食べながらNBAの試合を観戦している姿が目撃されていた。前述の関係者は「試合はとても興奮するものでしたから2人はとても楽しんでいましたよ。いちゃいちゃしているような様子はありませんでしたね。レストランいた他のお客さんたちのように試合を見ながら応援していました」と語る。そんなヒラリーは元夫マイクとの間にもうけた4歳の息子ルカ君を困惑させたくないため、ジェイソンと真剣交際になるまではこの関係を秘密にしておきたいと考えているようだ。ヒラリーは元ホッケー選手のマイクと2014年1月に破局したものの、良好な関係を築いていると以前語っていた。また2人が復縁しようと努力していると噂が流れていたため、2015年2月にヒラリーが離婚申請を行ったニュースは世間に驚きを与えていた。破局を迎えてから2年間の調停を経て2人の離婚は今年2月に成立し、結んでいた婚前契約の内容に沿ってルカ君の親権は共同で保持し、配偶者扶養費はお互いに支払わないことになると報じられていた。(C)BANG Media International
2016年06月22日少し前の作品だけれど、今観ても面白い。むしろ今こそ観るべきドラマたちをピックアップ!今回ご紹介する作品でも、“スターのあの頃”を見ることができます。4本目の作品として注目したいのは、2004年から2013年まで放送された英国ドラマ「恥はかき捨て」。米国ドラマ「シェイムレス 俺たちに恥はない」のオリジナル版としても知られるシリーズが、Netflixで配信中です。米国版の日本放送が始まってから早数年、満を持しての日本上陸となった「恥はかき捨て」ですが、物語の始まりは米国版とほぼ同じ。ただし、英国版の舞台はマンチェスターで、米国版の舞台はシカゴ。オリジナルのエッセンスを保ちつつ、米国ドラマとして上手に生まれ変わらせたのが「シェイムレス 俺たちに恥はない」だと言えます。主人公は、飲んだくれのダメ親父フランク、両親に変わって弟や妹たちの面倒を見る長女フィオナら、ギャラガー家の面々。個性豊かでたくまし過ぎる彼らが決して思い通りにはいかない日常の中で時にゆるっと、時に力強く生きる様が描かれていくのですが、そんな中に見覚えのある顔が。フィオナと恋に落ちる青年スティーヴ役で、ジェームズ・マカヴォイが出演しています。しかも、フィオナを演じているのは、残念ながら先頃離婚してしまったものの、約10年間にわたって連れ添ってきた元妻アンヌ=マリー・ダフ。このドラマこそが、2人の出会いの場でした。その事実にも納得させられるほど、劇中の2人は息もぴったり。スティーヴがフィオナに一目惚れし、距離を縮めていく展開が非常にキュートで、見ているこちらまでドキドキさせられてしまいます。さらに、英国版も米国版も赤裸々な描写とシニカルなユーモアが作品の持ち味となっていますが、スティーヴとフィオナのラブシーンもダイナミック。フィオナと喧嘩をしたスティーヴが全裸の自分にお花をあしらい、仲直りのプレゼント(!)として我が身を差し出そうとするシーンなどもあり、若きマカヴォイ、体を張っております。ちなみに、米国版でフィオナとスティーヴを演じているのは、エミー・ロッサムとジャスティン・チャットウィンの『DRAGONBALL EVOLUTION』コンビ。こちらも相性ばっちりで、米国版におけるフィオナとスティーヴの物語は、マカヴォイもアンヌ=マリーも2シーズンで番組を去った英国版より膨らみを持たせたものになっています。『X-MEN:アポカリプス』の日本公開も8月に控えるなど、今や映画界の人気スターとなったジェームズ・マカヴォイ。そんな彼の記念すべき出演ドラマが観られることになったように、最新作だけでなく、なかなか日本上陸が実現しなかったシリーズもどんどん観られるようになってほしい!より多くのドラマを観られる環境になった今だからこそ、期待は増すばかりです。(text:Hikaru Watanabe)
2016年06月11日タレントの中村玉緒が3月2日(水)、都内で行われた英米合作のヒューマンドラマ『マリーゴールド・ホテル幸せへの第二章』のPRイベントに出席。出演者の一人であるリチャード・ギアの精巧な等身大フィギュアと対面し、思わず「かっこいい!」と声をあげていた。この日、イベントに“出席”したリチャードのフィギュアは、お台場で約60体の等身大フィギュアを展示するアトラクション「マダム・タッソー東京」からレンタルされたもの。玉緒さんはギアの劇中シーンをふり返り、「酔ってネクタイを少しずらして、一番上のボタンを外す男性に色気を感じる」とメロメロだった。世界各国で大ヒットを記録した『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』の続編。『恋におちたシェイクスピア』でアカデミー賞に輝いたジュディ・デンチをはじめ、TVシリーズ「ダウントン・アビー」で人気を博すマギー・スミス、『ラブ・アクチュアリー』のビル・ナイら豪華なベテラン俳優陣が宿泊客を演じ、インドの古めかしいホテルで人生の輝きを見つめ直す。シリーズ初出演のリチャードは突然、ホテルに現れた“ナゾの男”を演じている。舞台となるインドにちなみ、妖艶なサリーを身にまとって登場した玉緒さん。「まるで夢のようで、昨日はうれしくて眠れなかった。主人(亡くなった勝新太郎さん)にも見てほしい。娘にもこの姿を携帯電話で送ったばかり」とすっかり自画自賛し、「映画のPRはもちろんですが、この私の姿を1秒でも長く放送してください」と報道陣に対し、お茶目にアピールした。もちろん、「何歳になっても勇気とチャレンジを忘れない。それが素晴らしいし、生きる力をもらえる。私も見習わないと」と映画のPRも忘れず、プロの女性ボリウッドダンサーと楽しげに踊りに“チャレンジ”する場面もあった。『マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章』は3月4日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月02日ジュディ・デンチやマギー・スミス、ビル・ナイ、リチャード・ギアらが出演する『マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章』が4日(金)から公開されるのを記念して、キャストたちと監督が作品の魅力を語る特別映像が公開になった。特別映像本作の舞台“マリーゴールド・ホテル”はインドにあり、“高級リゾートホテル”という名のボロホテルだった。前作『マリーゴールドホテルで会いましょう』では、人生を変えようとインドにやってきた男女が、異文化の洗礼を受けながら、新たな道を探し出していく過程をユーモアを交えて描き、大ヒットを記録した。本作に出演している俳優はデンチもスミスも、多くの映画製作者、監督、キャスティング担当がいつもラブコールをおくる名優で、彼ら全員に続編出演の約束を取り付け、スケジュールをあわせることは至難のワザだ。映像でもマギー・スミスは「同じキャストでやれるなんて滅多にない」と言い、ジュディ・デンチも続編を「幸運」だと語る。俳優陣だけでなく、監督のジョン・マッデン、脚本家のオル・パーカーも引き続き参加を決めた。本作から出演するリチャード・ギアは「前作同様にすばらしい脚本だ。2作続けていいのは滅多にない」と語る。その手腕は他の出演者も信頼を寄せているようで、映像には脚本家のパーカーが、新作執筆出演前に、出演者に電話をかけたときの秘話が明かされる。映像には他にもメイキング映像やインタビューがたっぷりと収録されており、前作を思い出し、新作に備えるのにピッタリな内容になっている。『マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章』3月4日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
2016年03月02日寺山修司作『毛皮のマリー』が、美輪明宏の演出・美術・主演で、7年ぶりに上演される。日本一ゴージャスな男娼マリーと、マリーに愛される美少年・欣也の過剰なまでの親子愛、そして、それを取り巻く寺山ならではの見世物的世界は、どう描かれるのか。寺山が認めた美輪にしか生み出せない舞台に、期待が高まる。舞台『毛皮のマリー』チケット情報寺山が美輪に『毛皮のマリー』を書き、初演されたのが、1967年のこと。修辞的な台詞で描かれたその戯曲には、人生哲学が散りばめられていると感じたという。「たとえば、『世界は何でできているか考えたことある?水夫さん。表面は大抵、みんな嘘でできているのよ』という台詞も、とても大事なことを言っているんです。だって、人間はみんな嘘をついているでしょう。まず、服を着て、化粧をして、決して生まれたままありのままでは生きていません。自分の出世や安定のために権力におもねって嘘をつくこともあります。表ではいいことを言っている政治や経済もすべてそうです。と、そんなふうに、台詞についての解釈を寺山に話したら、『あなたは恐ろしい人だ。それでけっこうです』と返ってきました(笑)。私の出すアイデアには、寺山自身が気づいていないものもあったみたいです」。以来、寺山からの絶大なる信頼を得た美輪は、初演を含めこれまでに7度、『毛皮のマリー』を上演。前回の2009年版は、「決定版に近いものができたと思っています」と自負している。それだけに今回は、さらなる決定版をとの思いが募る。「寺山修司の世界はコンテンポラリーで、何でもありの世界です。ですから、寺山の出身地である東北の民謡を使った土着的な匂いから、フランスの古き良き時代のエレガンスな匂い、レトロな匂いと、あらゆるものを混在させて、ごった煮にしたいと思っているんです」。何でもありを象徴するような下男の醜女のマリー役を、ワハハ本舗の梅垣義明が初めて演じることも決まった。「劇中劇のショーで鼻から豆を飛ばしていただく予定です」というから、一層それは、醜悪で美しい世界となっていくことだろう。寺山だけでなく、三島由紀夫や江戸川乱歩など、今は亡き天才たちが描き出したかった芸術の真の姿を体現できる数少ない表現者である。「60年来の友人に『あなたしぶといわね』と言われましたが(笑)、台詞を、その世界観を自分が演じられると思う限りは、簡単に引退なんてしません」。最後にうれしい言葉が聞けた。公演は4月2日(土)から東京・新国立劇場 中劇場、4月27日(水)から東京・PARCO劇場にて。取材・文:大内弓子
2015年12月28日高級ホテルになる予定だったインドのボロホテルにやってきた英国人たちの姿を描いた名作『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』の続編『マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章』が来年3月に公開されることが決定し、予告編が公開になった。ジュディ・デンチやマギー・スミス、ビル・ナイら前作のキャストが続投し、リチャード・ギアが新たにキャストに加わる。予告編本作の舞台“マリーゴールド・ホテル”はかつてはボロボロだったが現在は美しいホテルになり、連日、満室になっている。そこにはもちろん、英国からやってきた男女5人が今日も元気も暮しているが、平均年齢が“やや”高いため、ホテルのオーナーのソニー(デヴ・パテル)は毎朝、点呼を欠かさない。このほど公開された予告編では、ソニーの呼びかけに様々な返しで応じるおなじみのメンバーたちが登場。エキゾチックな魅力あふれるホテルで彼らが暮している様が映し出される。そこへギア演じる新たな宿泊客が登場。年齢を重ねた男女がビジネス、恋愛、家族、そしてこれからの人生に想いをはせながら、現在を生きようとする姿が軽快な音楽に乗せて描かれ、前作『マリーゴールド・ホテル…』の爽快感を思い出す内容になっている。『マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章』2016年3月 TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
2015年08月19日19世紀末に実在した“もうひとつ”のヘレン・ケラー物語とも言われている三重苦の少女とある修道女を描いた真実の物語『奇跡のひと マリーとマルグリット』。新たな感動作が時を越えて誕生しました。生まれつき目も耳も不自由な少女マリーは、教育を一切受けられずに育ち、まるで野生動物のような振る舞いで誰にも心を開かず、一人の世界に生きていた。そんななか、フランスのポアティエにある修道院に連れて来られたマリーは、修道女のマルグリットと運命的な出会いをする。マリーの放つ強い魂の輝きに導かれ、使命を感じたマルグリットは、病を抱えているにも関わらず自ら教育係を志願することに。魂と魂が激しくぶつかりあう戦いのような日々だけが過ぎてゆき、諦めかけていたその時、何一つ知らなかったマリーに奇跡が起きる。徐々に言葉を理解し生まれ変わっていくマリーと無償の愛を注ぎ続けるマルグリットは強い絆で結ばれていた。しかし、そんな二人には避けられない別れのときが刻一刻と迫っていたのだった……。今回マリーを演じたアリアーナ・リヴォアールは、ジャン=ピエール・アメリス監督によって見いだされ、本作で映画デビュー。自身も耳が不自由なリヴォアールは、演技初挑戦とは思えない熱演ぶりで観客を魅了。希望に満ちた笑顔や全身で想いを伝える姿には、胸の奥から込み上げてくる感動と涙が止まりません。言葉以上に豊かな手話と2人の間に流れる深い愛、そして人間の持つ生命力の強さを目の当たりにして、私たちの心は静かに震えるのです。この真実の物語は、人は誰しもが計り知れない可能性と生きる喜びを感じる使命を持って生きているのだということを教えてくれます。そして、ふたりのヒロインが放つ希望の光は、あなたの人生にも輝きを与えてくれるはず。あなたにとって、人として生きる本当の意味や真の豊かさとは?イベントデータ:『奇跡のひと マリーとマルグリット』公開表記:6月6日(土)、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー配給:スターサンズ/ドマ© 2014 - Escazal Films / France 3 Cinéma - Rhône-Alpes Cinéma
2015年06月09日ランバン(LANVIN)は、香水「マリー・ミー!」のリミテッドフレグランス「コンフェッティ エディション」(6,400円/30ml、8,300円/50ml)を3月1日に発売する。限定エディションのコンセプトは、愛と歓喜を祝福する紙ふぶき(コンフェッティ)。軽快なタッチで「Marry Me!」と書かれたガラスボトルには、ピンク色のジュースがまばゆい輝きを放ち、フェミニンで華やかな印象。更にフューシャルカラーにシルバーのラメを散らしたリボンが添えられている。トップノートにはブラックベリーやブラックカラントのフルーティーな香りが弾け、ミドルノートはホワイトピーチとジャスミンで女性らしさを強調。ラストノートにはホワイトウッドとムスクの柔らかな香りが広がり、キリッとした爽やかさで、告白するときの情熱的な胸の高鳴りや感情を表現している。
2015年02月24日生まれつき視力、聴力、言葉を失っている女性マリー・ウルタンと、彼女を教育したシスター、マルグリットの実話を基にした感動作『奇跡のひとマリーとマルグリット』が5月に公開されることが決定し、予告編映像が公開された。“もうひとつのヘレン・ケラー物語”とも呼べる作品で、自身も聴覚にハンディキャップを抱えるアリアーナ・リヴォアールがマリー役を演じる。予告編映像本作の舞台は、19世紀末のフランス西部ポアティエ地方の美しい村。聴覚障がいのある少女たちを教育するラルネイ聖母学院の修道女マルグリットは、生まれながらに三重苦をおった女の子マリーに出会い、周囲の人々が「手に負えない」という中で、彼女と真摯に向き合おうとする。マルグリットは自ら教育係を志願するが、マリーは生まれてからこれまで一切、教育を受けたことがなく、マルグリットは“戦い”と呼ぶべき日々の中でマリーを教育し、心を通わせ、彼女の奥底に眠っていた“魂”に触れていく。マリー役のアリアーナ・リヴォアールは聴覚にハンディキャップを抱える女性で演技初挑戦。仏セザール賞の主演女優賞にも輝いた名女優イザベル・カレがシスター・マルグリット役を演じる。『奇跡のひとマリーとマルグリット』5月、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー
2015年02月13日2015年の英国新年叙勲リストが発表され、マリー・クワント(Mary Quant)が男性のナイトに当たるデイムの称号を贈られた。クワントは1934年生まれ、55年にキングスロードにバザールをオープンしていち早く若者のためのファッションを提供、60年代のミニスカート大流行の発信元として知られている。その他ファッション界からは、英国ファッション協議会(BFC)のキャロライン・ラッシュCEOとウィッスルズのジェーン・シェパードソンCEOがCBE(第3級大英帝国勲爵士)に叙せられ、眉毛のトリミング専門のブリンク・ブロウ・バーの創業者、ヴァニータ・パーティ氏がMBE(第5級大英帝国勲爵士)に叙せられた。
2015年01月05日