先日、無料で利用できる容量を大幅に増量して話題を呼んだ、マイクロソフトのオンラインストレージ「OneDrive」。WindowsやInternet Explorerを提供しているマイクロソフトのオンラインストレージということで、すでに利用している人も多いであろう。初回となる今回は、OneDriveを取り上げることにしたい。○無料で最大23GBまで利用可能「OneDrive」は少し前まで「SkyDrive」という名前で提供されていたため、こちらの名前で覚えているという人もいるだろう。無料で利用できる容量も多く、特にビジネス利用に向いたサービスだ。まずは、容量などの基本的な部分を紹介しよう。OneDrive(2014年11月現在)容量の追加は有料で購入する以外に、スマートフォンなどでカメラロールと連携させることで得られるボーナスと、友達の紹介によって得られるボーナスがある。カメラロールのボーナスは3GBで、友人の紹介は1人紹介するごとに0.5GB追加され、最大5GBまで増やすことが可能だ。つまり最大、無料で23GB利用できるということになる。利用にあたってはMicrosoftアカウントが必要だ。これは無料で簡単に取得できるし、PCのログオンやメッセンジャーなど、別のサービスで利用しているものがあれば、それをそのまま流用できる。○「Office 365」ユーザーなら1TBを無料で使えるOneDriveを利用開始する前に確認できる料金表では「1TB6.99ドル/月 Office 365を含む」とある。残念ながら、これは現時点では日本で利用できないプランだ。これは、マイクロソフトが海外で提供している、Office 365の最もコンパクトなライセンス「Office 365 Personal」を利用した場合の金額で、同じプランが日本では提供されていないのだ。しかし、Office 365を利用するとOneDriveの容量がついてくる、という制度自体は日本でも提供されている。日本の場合、2台のPCと2台のタブレット、2台のスマートフォンで利用できる「Office 365 Solo」が最もコンパクトなパッケージであり、月額1274円または年額1万2744円で利用できる。このユーザーはOneDriveで1TBを利用可能だ。また、Office PremiumなどがインストールされているPCでOffice 365へ乗り換える場合は年間6264円で利用できるが、この場合も1TBのOneDriveの容量がついてくる。手持ちのOfficeをアップグレードしたいと考えているならば、よい選択肢になる。もちろん、ビジネス向けのパッケージ「Office 365 Business Essentials」や「Office 365 Business」、「Office 365 Business Premium」でも、1TBのOneDriveの容量は提供される。組織単位で導入を考えた時、Office 365を使えばそのデータの保存領域まで提供されるというのはわかりやすい。○ブラウザからMicrosoft Officeのファイルを編集可能そして、OneDriveの最大の特徴は、Microsoft Officeとの連携が強いことだ。WordやExcelなどで作ったドキュメントをブラウザ上で表示・編集できるのだが、その際の表示が通常のデスクトップ版を利用している時とほぼ同じだ。互換製品ではありがちな、「罫線の太さが変わる」「配置が崩れる」といった問題もない。もちろん、編集したドキュメントをデスクトップ版で開いた時も違和感はない。また、Wordの校正機能やコメント機能を業務で利用していることも多いだろうが、これもブラウザ上で無理なく確認できる。当然のことながら、これはデスクトップ版のOfficeを所有していなくても利用可能だ。外出先などでOfficeの入っていないPCを一時的に使いたい場合などにも便利だろう。タブレットやスマートフォンからのOfficeファイル閲覧・編集にも対応している。WordやExcelのオンライン版だけでなく、マイクロソフトの提供している各種オンラインサービスとも統合されており、メニューから簡単にそれらが利用できるというのも便利なポイントだ。OneDriveでできることはもっとたくさんある。よって、次回も、OneDriveを取り上げることにしたい。
2014年11月17日米Amazon.comは4日(現地時間)、Amazon Prime会員向けの写真ストレージサービス「Prime Photos」を開始した。米国のAmazon Prime会員は容量無制限かつ無料で同サービスを利用できる。Prime Photosがサポートする端末は、AmazonnのFireタブレットやFire TV、Fire TV stick、Fire phoneをはじめ、iPhone、iPad、Android端末、PlayStation 3、PlayStation 4、LGやSamsungのsmart TVなど。Web経由のほか、専用アプリを使って画像をアップロードする。米国のAmazon Primeは年会費99ドルで、即日配送や音楽ストリーミングサービスが受けられる。
2014年11月06日サイオステクノロジーは、レノボ・エンタープライズ・ソリューションズと共同で、SQL Serverとフラッシュ・ストレージを用いた低コスト・高速・高可用性サーバの構築に関するセミナーを11月14日に開催する。セミナーでは、「フラッシュ・ストレージの動向とioMemory製品」「Haswellプロセッサ搭載のSystem x製品の最新情報と、フラッシュ・ストレージの実機による効果」「フラッシュ・ストレージを使用した高速データベースサーバの可用性を向上する方法」について講演が行われる。具体的には、「IBM System x3650」+「 ioDriveによる高速データベースサーバ」のHAクラスターシステムを、「Windows Server フェールオーバー クラスタリング」+「DataKeeper」によって、非共有ディスク構成の高速HAクラスターシステムとして構築する方法が紹介される。加えて、Windows 2012からサポートされたSQL Server Always On可用性グループ機能を用いたクラスターシステムとの性能比較を行った実測データに関する解説も行われる。概要は以下のとおり。開催日時: 2014年11月14日(金)14:30-17:20(受付開始 14:00)開催場所:レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ 秋葉原本社セミナールーム定員:35名受講対象:System xを取り扱っているビジネス・パートナーのエンジニア申し込みはWebサイトから行うことができ、参加者はサイオスの 「LifeKeeper/DataKeeper 有償テクニカルトレーニング」(5万円相当)を無償で受講可能なクーポンがもらえる。
2014年11月06日米Amazonは4日(現地時間)、プライム会員向けの無制限オンラインフォトストレージ「Prime Photos」を発表した。米国では、プライム会員であれば同日より無料で利用できる。プライム会員向けの拡張機能として提供されるが、米国以外への提供は不明。対応端末はKindle Fireタブレット、Amazon Fire TV、Amazon Fire TV stick、Fire phone、iPhone、iPad、Android端末、PlayStation 3、PlayStation 4、LG・Samsung製smart TVなど。「Prime Photos」はWebサービスに加え、iOSやAndroid向けアプリ、PC向けデスクトップアプリも用意。モバイルアプリでは、対応端末で撮影した写真を自動的にアップロードする設定も行える。利用には、Amazonアカウントでサインインする必要がある。
2014年11月05日アイ・オー・データ機器は5日、パーソナルクラウドストレージ「ポケドラクラウド」(HLS-C)シリーズを発表した。容量が500GB / 1TB / 2TBの3モデルを用意。12月上旬より発売する。価格(税別)は500GBが16,500円、1TBが22,100円、2TBが28,800円。自宅のネットワーク環境に有線LAN接続して、外出先のスマートフォンなどからアクセスできる三角柱型のパーソナルックラウドストレージ。設定が簡素化されており、スマートフォンに専用アプリ「Remote Link Files」をダウンロード後、パッケージ記載のQRコードを撮影することで使用できるようになる。「Remote Link Files」は11月中旬に提供予定で、ファイルのブラウズやソート、検索機能などを備える。また、画像/動画/音楽の再生、ファイルのアップロード/ダウンロードに対応し、アクセス権の共有も可能だ。これらの設定はPCを使うことなく、スマートフォンだけで設定できる。インターネットを介した接続はP2P技術を使っており、アイ・オー・データ機器のサーバを通じてスマートフォン(タブレットやPCでもかまわない)とポケドラクラウドが紐付けられたあとは、P2P接続となる。多段ルータ超えに対応しているのも大きな特徴だ。例えば、マンションの集合ルータから各戸へインターネット回線が引かれ、各戸でもルータを設置しているような環境でも、ポケドラクラウドに対してインターネット経由でアクセスできる。クラウドストレージとの連携にも対応し、「Doropbox」や「フレッツ・あずけ~る」などを利用してデータ連係が可能。「ポケドラクラウド」同士での自動同期や、PCなどの指定フォルダとの同期もサポートする。インタフェースはGigabit Ethernet対応有線LAN×1。本体サイズは約W85×D79×H130mm、重量は約340g。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1、Mac OS X 10.7~10.9、Android 4.1~4.4.4、iOS 7~8。
2014年11月05日アイ・オー・データ機器は、パーソナルクラウドストレージ「ポケドラクラウド」を12月上旬より発売する。iOSおよびAndroid端末で利用可能。500GB/1TB/2TBの3モデルを用意し、価格は500GBが税別16,500円、1TBが同22,100円、2TBが同28,800円。「ポケドラクラウド」は、スマートフォン向けのパーソナルクラウドストレージ。設定は、スマートフォンに専用アプリ「Remote Link Files」をダウンロードし、パッケージに同梱されたQRコードを撮影することで完了する。専用アプリ「Remote Link Files」では、タッチ操作で「ポケドラクラウド」上に保存されたデータを検索したり、写真や動画、音楽を再生することができる。家族や友人にデータを共有するときも、タッチ操作によってアクセス権を付与できる。そのほかクラウドストレージサービス「Dropbox」、「フレッツ・あずけ~る」との同期機能なども搭載されている。「ポケドラクラウド」の主な仕様は次の通り。サイズ/重量は、幅約85mm×厚さ約79mm×高さ約130mm/約340g。対応OSは、iOS 7以降、Android 4.1以降、Windows 8.1/8/7/Vista(32/64ビット版)、Mac OS X 10.7から10.9。なお、「ポケドラクラウド」は、有線LANでインターネット環境に接続する必要がある。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年11月05日トライポッドワークスは、企業におけるファイル転送やオンラインストレージの利用実態の把握を目的として、日常的にファイル転送サービスやオンラインストレージサービスを使った経験がある従業員数100名以上の「民間企業」に勤める会社員を対象に、2014年8月にインターネットパネル調査を利用して実態調査を実施、その結果を「企業におけるファイル転送とオンラインストレージの業務利用と期待」として発表した。それによると、社外へのファイル転送方法では、回答者のうち92.7%が「メールの添付」と答えており、その一方で「ファイル転送サービスまたはアップローダー」、「オンラインストレージサービス」を利用していると答えた割合が83.5%に上った。また、メールの添付と併用してファイルを転送している割合が53.2%あり、転送する内容によりメールの添付とファイル転送サービスやオンラインストレージサービスを使い分けていることが分かったという。ファイル転送とオンラインストレージサービスの会社内での許可状況についての調査では、全体の84.9%のユーザーが公式に社内利用を全面禁止しているわけではないことが分かり、また暗黙的に利用されている現状も24.9%となっており、部分的・暗黙的・状況不明などファイル転送サービスの企業内利用自体がグレーゾーンであることがうかがえるという。なお、個人でファイル転送とオンラインストレージサービスを利用しているユーザーは、その7割が業務での利用を求めている。
2014年11月05日日本IBMは10月29日、ビッグデータを活用するアナリティクスにおいて重要となる膨大なデータを、効率的・経済的に保管するストレージ製品「IBM FlashSystem V840」と「IBM Storwize V7000/V7000 Unified」「IBM TS1150」を新たに発表した。IBMのソフトウェア・デファインド・ストレージは、Elastic Storageをはじめとするソフトウェアに、フラッシュやディスク、テープといった特長の異なるストレージを組み合わせることで、変化するデータの価値に応じた効率的な保存と迅速な洞察の獲得を支援するという。「IBM FlashSystem V840」では、膨大なデータのリアルタイム処理を加速するため拡張性を強化。最大クラスター構成(コントロール・エンクロージャー 8ノード / AE1ストレージ・エンクロージャー20台)では、容量を800テラバイト、処理能力を250万IOPSまで拡張できる。また、データ圧縮エンジンを2機搭載することでリアルタイム圧縮処理を従来比で2倍に高速化し、実効容量1.6ペタバイト(2分の1圧縮時)、120万IOPSを実現した。ハードウェアでの暗号化(AES256対応)では、データのセキュアな保護を可能とする。「IBM Storwize V7000 / V7000 Unified」は、コスト効率や使いやすさ、信頼性を兼ね備えるディスク・ストレージ「IBM Storwize V7000 / V7000 Unified」の第2世代機。リアルタイム圧縮の性能を従来比2倍に向上したほか、新たに6TBのディスクドライブに対応し、同じ設置面積で従来比1.5倍のデータが保存可能となった。また、搭載するすべてのドライブに対し暗号化を行い、データをセキュアに保護する。「IBM TS1150テープ・ドライブ」は、従来比2.5倍となる10TBの大容量と、44%高速な最大360MB/秒(非圧縮時)の転送レートを実現する「IBM 3592第四世代 テープカートリッジ」に対応したテープ・ドライブ。「IBM Linear Tape File System」を活用することで、テープに保管されたデータにアプリケーションから直接アクセスでき、データの利用と長期保管における利便性とコスト効率の向上が期待できる。また、「IBM Security Key Lifecycle Manager」により、「IBM TS1150 テープ・ドライブ」を使用するストレージの分散環境全体の暗号鍵を容易に生成・管理することが可能だ。導入価格は、それぞれ最小構成で、「IBM FlashSystem V840」が3322万8400円~、「IBM Storwize V7000 / V7000 Unified」が855万円~、「IBM TS1150テープ・ドライブ」が798万7800円~となる(いずれも税別)。
2014年10月30日富士通は10月27日、大容量コンテンツの保管に適したハイパースケールストレージ「FUJITSU Storage ETERNUS CD10000(ETERNUS CD10000)」の発売を開始した。同製品は、ディスクとコントローラーを組み合わせたノードの追加により、最大224ノードまで増設可能で、最大56PBの大容量ストレージを提供する。システムを停止させることなくノードの増設ができ、処理量の増加に応じて柔軟・タイムリーにシステム拡張を行うことが可能なため、近年、爆発的にデータ量が増加しているドキュメントや画像、動画といった参照を主としたコンテンツのデータ格納に対応する。また、分散ファイルシステムのオープンソース・ソフトウェア「Ceph(セフ)」を採用することで、ノード間でデータを冗長化するとともに、特定のノードに負荷が集中しないようデータを自動で分散配置する。これにより、従来のRAIDを利用した冗長化で必要となる設計作業を不要にしつつ、高い可用性を実現。Cephによる分散ファイルシステムは、構成変更時のデータ移動を最小限に抑えているため、全体を再構成する一般的な分散ファイルシステムと比べ性能に対する影響を低減するという。コンテンツに固有のIDを付与し、属性情報と合わせて管理するオブジェクトアクセス方式にも対応。データ種別や保存期間、複製ポリシーなどの属性情報に基づいた柔軟なコンテンツ管理を実現するほか、データを一定サイズのブロック単位で読み書きするブロックアクセス方式もサポートし、用途に応じてアクセス方式を選択できる。加えて、オープンソース・ソフトウェア「OpenStack」に対応し、OpenStackで構築・運用するプライベートクラウド基盤のストレージとしての利用も可能だ。販売価格は最小構成標準価格4409万7000円(税別)~、提供開始は12月22日を予定する。
2014年10月28日プリンストンは、ストレージ製品の開発および製造を手掛ける米Droboと国内での販売代理店契約を締結し、ストレージケース「Drobo」シリーズと「Transporter」の販売を11月1日より開始すると発表した。「Drobo」シリーズは、パーソナルユースからエンタープライズまで用途に応じたラインアップで展開しているストレージケースブランドである。PCとワイヤリングしてデータ転送が行えるUSB 3.0、Thunderboltモデルから、ネットワーク上でファイル共有可能なNASモデル、サーバールームで利用できるiSCSIプロトコル対応モデルと、各種インターフェイスに対応したモデルを用意する。「Drobo」シリーズには全機種、Drobo独自の特許技術「BeyondRAID」テクノロジーが搭載されており、これによりユーザーは、異なる容量、異なるメーカーのハードディスク/SSDを好みに応じてRAIDに組み込むことができる。「Transporter」は、市販のSATA HDD(2.5インチ)を1台装着し、ネットワークに接続することで、ファイルの共有、同期および外出先からのリモートアクセスが行えるストレージケース。 クラウドストレージサービスのように月額料金を支払う必要がないため、ランニングコストに優れており、クラウド上にデータを保存しないためデータを他人に覗かれる心配もなくなる。また、本製品を2台組み合わせることで、中のデータを丸ごとバックアップすることも可能となっており、万一のデータ消失に備えることもできる。「Drobo」シリーズおよび「Transporter」各モデルの製品名、品番、価格、対応OSは以下の通り。
2014年10月27日日本オラクルは10月23日、Oracle DBに特化し、フラッシュ・メモリーを最大912TB搭載可能なフラッシュ・ストレージ「Oracle FS1 Flash Storage System」(以下、「Oracle FS1」)の国内販売開始を発表した。出荷開始は2014年11月を予定している。「Oracle FS1」は、エンタープライズSAN向けフラッシュ・HDDも搭載できる点が特徴だという。「Oracle FS1」はデータ圧縮のHybrid Columnar Compression(HCC)や圧縮データの最適配置を行うAutomatic Deta Optimization(ADO)など、Oracle DBに特化した機能を搭載。また、「QoS Plus」という、優先度に応じた自動階層化機能を搭載する。米Oracle プロダクト・マネジメント担当バイスプレジデント ボブ・マネス氏は、「他社製品は優先順付けなしでFirst In First Outで処理しており、ビジネスの優先度にI/O性能が不一致となるが、Oracle FS1はビジネス優先度に即してI/O管理ができる」とした。「QoS Plus」は、5つの優先度を設定することができ、優先度に応じて、パフォーマンス重視のフラッシュストレージ、容量重視のフラッシュストレージ、パフォーマンス重視のHDD、容量重視のHDDという、4つのストレージ層に分けて格納できる。最大16HAリードまでスケールアウトでき、フラッシュは数ペタバイトまで拡張できる(ノードあたりでは最大容量:912TB(フラッシュ構成)/ 2.88PB(ディスク・ドライブ構成))。スループットは、最大200万の読み込み・書き込み性能(IOPS)、毎秒80GBのスループットを実現。ボブ・マネス氏は「Oracle FS1は最大5.8PBまで増設可能なSANストレージだ。他社はWriteとReadの比率を20:80でIOPSを計算しているが、Oracleは50:50で計算しており、パフォーマンスは最大8.7倍良い」とアピールした。日本オラクル 常務執行役員 システム事業統括 飯尾光國氏は、国内の販売戦略に関して「Oracle FS1は、Oracle DBに特化したストレージで、Oracle DBの高速化ニーズへの対応していく。QoS Plusによって独自価値を提供し、フラッシュ・ストレージ市場でリーダーシップを確立したい」と述べた。価格(予価)は、9,379,559円(税別。オールフラッシュによる最小構成)。ボブ・マネス氏は、同等の競合ソフトウェアでいえば、22万5000ドル相当のソフトウェア込みの価格で、コストパフォーマンスは高いとアピールした。
2014年10月24日弥生は、10月23日、クラウドストレージ「弥生ドライブ」の利用社が10万を超えたと発表した。「弥生ドライブ」は、弥生が運用・提供するクラウド上のストレージで、2013年10月にサービス開始。同社では、「弥生ドライブ」を通じて「データ共有サービス」と「データバックアップサービス」を提供している。「弥生ドライブ」を利用すると、会計事務所が顧問先と会計データをやり取りでき、「弥生ドライブ」上のデータを選択・直接起動して編集できる機能が、「弥生 15 シリーズ」より「弥生会計」と「やよいの青色申告」に加えて、「弥生給与」「やよいの給与計算」「やよいの見積・納品・請求書」「やよいの顧客管理」でも使用できる。なお、「弥生ドライブ」を利用できるのは、会計事務所(弥生PAP会員:20GB)とあんしん保守サポート加入者(無料導入サポート含む:2GB)。
2014年10月23日NECは10月23日、中小規模システムのファイルサーバ統合に最適なNASストレージ「iStorage NSシリーズ」2機種を、同日から販売開始すると発表した。NECが新たに販売するのは、ラック型の「iStorage NS300Re」とタワー型の「iStorage NS100Te」。いずれも、インテル最新CPUを採用し、処理性能を向上させている。ラック型モデル「iStorage NS300Re」は、NS300シリーズでは初めてとなるIntel Xeonシリーズを採用し、処理性能を従来機比15%向上させるとともに、従来機比2倍の8GBのメモリを標準搭載した。さらに、電源やHDDの冗長化により、万が一の障害時にも業務を停止することなく利用できる。一方の小型で防塵対応のタワー型モデル「iStorage NS100Te」は、インテル最新CPU Pentium G3240を採用し、処理性能を5%向上させた。幅98mmの小型筐体で、防塵フィルタ付きのベゼルに対応し、ハードウェアの故障の原因となる埃の吸入を低減する。価格(税別)は、「iStorage NS300Re」が39万8,000円(4TB)~、「iStorage NS100Te」が19万8,000円(2TB)~。いずれも10月29日から出荷される。
2014年10月22日Oracleは米国時間の9月25日、マーケティングプラットフォーム「Oracle Marketing Cloud」とオンラインストレージ「Box」の連携を発表した。同連携により、Oracle Marketing Cloudの利用者はオンライン上での顧客との対話を行い、マーケティングコンテンツを効果的に計画、作成、公開できるようになった。Microsoft Office製品やPDFのような、普段利用するツールでコンテンツを作成、HTML5へ迅速に変換することで、より効果的なマーケティングキャンペーンを実行可能となる。作成したマーケティングコンテンツは、Boxのプラットフォーム上で一元管理が可能。Oracle Marketing Cloudと連携することで、リードの質向上や、見込み顧客から購買実行にいたるまでのプロセスを簡素化できるという。なお、クラウド型のデータマネジメントプラットフォーム(DMP)「Oracle BlueKai」のデータをターゲティング広告に加えソリューション情報の提供に利用するパートナー企業向けには、新たな連携機能を2015年の春をめどに発表するとしている。
2014年10月16日サンディスクは16日、SD/SDHC/SDXCメモリーカードスロットと32GBの内蔵フラッシュメモリを搭載した、Wi-Fi対応のストレージデバイス「サンディスク・コネクト・ワイヤレス・メディアドライブ」を発表した。10月下旬より発売し、店頭予想価格は17,000円前後(税別)。スマートフォンやタブレット、PCからWi-Fi(無線LAN)でワイヤレス接続し、データを保存したり参照したりできるストレージデバイス。iOS用とAndroid用のアクセスアプリも提供しており、iOS 6.0以降とAndroid 2.3以降に対応。アクセスアプリは、スマートフォンの電話帳をバックアップ/リストアする機能も持っている(スマートフォンを機種変更するときに電話帳をスムーズに引き継げる)。Wi-Fiの暗号化はWPA2に対応し、最大で8台のデバイスから接続できる。保存してあるHD映像を再生する場合、同時に再生できるHD映像は最大5つとなる。電源は内蔵バッテリで、駆動時間は約8時間。充電用のACアダプタが付属する。USB 2.0インタフェースを備え、Wi-Fi接続のほか、USB有線接続も可能だ。本体サイズはW65×D65×H13.5mm。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8、Mac OS X 10.6以降。
2014年10月16日ネットアップは10月7日、米NetAppが9月23日(米国時間)に「NetApp StorageGRID Webscale」オブジェクトストレージ ソフトウェアの提供を開始したことを発表した。同製品は、次世代のクラウドアプリケーション向けに開発され、Amazon S3やCDMIなどの業界の標準的なクラウド環境向けプロトコルに対応しており、アプリケーションをオンプレミスまたはホストされた環境で稼働させることが可能。数十億のモバイル端末やユーザー、アプリケーションなどから日々生み出される大規模なデータを、ハイブリッドクラウド環境で低コストかつ安全に管理できる。また、同社のEシリーズや他社が提供するストレージなど基盤となるストレージ製品を問わず、仮想化されたサーバインフラ上で稼働する。これにより、Amazon S3に対応したクラウドアプリケーションのスムーズな統合のほか、世界中の分散したデータセンターを対象に、最大1000億のオブジェクトの単一かつ弾力性の高いコンテナ内への保存を実現する。同社は、次期NetApp StorageGRID Webscaleの早期導入プログラムを2014年後半に開始する予定。プログラムに参加する顧客は、グローバル規模でのデータ保護を可能とする分散データ抹消コードなどの先進的な機能を利用できるようになるほか、オンプレミス/オフプレミスのレポジトリ向けのクラウド階層化などの機能も利用できる。なお、次期製品は、2015年に一般提供を開始するという。
2014年10月08日シー・エス・イーは、社内で長期の保管が必要な大容量の情報資産を、簡単な操作で安全に管理することができる「自律分散型ストレージソリューション」を10月1日より提供開始した。今回提供を開始する「自律分散型ストレージソリューション」では、データは保存した時点で自動的に複製し、複数のサーバに保存。サーバの故障や、ファイル破損・改ざんが発生した際は、自動修復機能により、データの保全性を保つ。容量は必要になった時に必要な容量分だけ無停止で増やすことができ、容量は1,000TB以上増設することが可能。Windowsエクスプローラに組み込まれた仮想ドライブを操作するため、普段と同様にフォルダを作成し、データを整理・保存することが可能。また、ネットワークやサーバの監視画面は画像やアニメーションで表示するため、状況が把握しやすく、ネットワークの切断、サーバの残容量が少ない等の問題が発生した際には、監視画面に表示することはもちろん、管理者のパソコンやモバイルに通知・アラートで知らせる。
2014年10月01日ChatWorkは10月1日、オンラインコミュニケーションサービス「ChatWork」の容量を増量。フリープランのストレージ容量を従来の50Mバイトから5Gバイトへ大幅アップデートした。ChatWorkは、ビジネスコミュニケーションに特化したチャットツール。2014年9月現在、世界5万1000社が導入している。ビジネスで使用する大容量ファイルのやり取りを円滑にするため、利用料無料のフリープランでのストレージ容量をDVD約1枚分の5Gバイトに増量した。社内、社外問わず、画像や動画、資料など大容量ファイルをやりとりする機会は増加しており、メールに添付できない大容量ファイルは、オンラインストレージサービスを利用する人が増えている。一方、オンラインストレージサービスはアップロード先共有URLの漏えいや誤送信などデータ漏えいリスクが高いのも事実。ChatWorkは、すべての通信をSSLで保護しており、安全を確保しながらファイル自体の暗号化やダウンロードパスワードの設定などの手間を省略できるという。万が一ファイルを誤送信しても、後からそのデータを削除することが可能。情報漏えいリスクを低減するとしている。なおChatWorkは、フリープランのほかに、最大4人でビデオ会議ができ、無制限のグループチャット、10Gバイトのストレージが使えるパーソナルプラン、最大14人でビデオ会議ができ、大容量のストレージが使えるビジネスプランも用意している。料金はパーソナルプランが月額200円、ビジネスプランが月額2000円から(ストレージ容量に応じて変動)。
2014年10月01日企業内で扱うデータは、ますます増加の一途をたどり、従来のストレージシステムではまかないきれないほどに肥大化している。そのほとんどは、ドキュメントや画像・動画、システムログなどのファイル、つまり非構造化データである。こうしたデータは、従来型のリレーショナルデーターベースシステムとは相性が悪く、無理にデータを格納しても格納後のデータの処理や管理が著しく難しくなってしまう。近年、ハードディスクは非常に高密度化が図られ、1デバイスで6TBもの容量を持つものが数万円で購入できるほどである。しかしながら、非構造化データの肥大化は、そうした技術の発展が追いつかないほど進んでしまった。○高価で運用が難しく、拡張性に乏しい従来型ストレージ従来型ストレージの問題点は3つある。1つは、格納されたデータが膨大になることで、システム全体のパフォーマンスが劣化してしまうことだ。一般のストレージでは、ファイルを管理するためにOSに依存したファイルシステムを使用しているが、例えば数億個にもおよぶファイルがあるとOS内部でのファイル情報管理に負荷がかかり、大幅に性能が低下する恐れがある。2つ目は、運用負荷の増大である。多くのストレージシステムではデータ保護にRAIDを用いているが、登場は古く、ここまでのデータ増大を想定していない技術であった。日常の管理にも高度な技術が必要で、障害対応も煩雑になりがちだ。あらかじめ容量の拡張を見越したサイジングが必要であるため、想定以上に増設したい場合には、システムそのものを交換しなければならないケースもあった。3つ目は、高価であることだ。ストレージシステムの多くは、ハードウェアとソフトウェアがセットで販売されており、そもそも高価になりがちである。数年後の容量増加を見越して、オーバースペックな製品を購入するケースも少なくない。さらにデータの長期保存を考慮すると、何年かごとにシステムを更新しなければならず、なかなかコストを下げることができない。こうした従来型ストレージの問題を解決し、ハードウェアコストを抑えつつ容量効率や運用効率を向上させる技術として、特に注目されているのが「オブジェクトストレージ」である。○拡張性と冗長性にすぐれたオブジェクトストレージ技術オブジェクトストレージは、既存のRAIDベースのストレージが抱える技術的な問題を解決し、安価に大容量で、データ保護能力の高いストレージシステムを構築できる技術である。頻繁にアクセスのあるホットデータには向かないが、ログやバックアップ/アーカイブデータなどの大容量データを、一括して長期にわたって安全に蓄積するためには最適のストレージ技術だ。中にはアプライアンスとして販売されているものもあるが、汎用的なIAサーバに搭載できるソフトウェアとして提供されていることが多い。複数のサーバを連携させることでデータの冗長性を図っているが、そもそも安価なサーバを用いるため、それほど高価になるわけではない。このグループには、オンラインのまま新たなサーバを追加したり、既存のサーバを取り外したりすることが可能で、スペックはバラバラで構わない。増設したいと思ったタイミングでサーバを増設し、古くなったサーバを排除できる。データの冗長化は、基本的には「レプリケーション(複製)」によって実現される。RAIDと大きく異なるのは、1つのファイル(オブジェクト)を分割していないことと、ノード間またはサイト間でもレプリケーションが可能である点だ。オブジェクトが分割されないため、故障などが発生してもI/Oパフォーマンスが劣化することはない。また、サイト間でデータをコピーすることも可能であるため、DR/BCP対応にもなる。構成によっては、データが消失する可能性をほとんど無くすことができる。オブジェクトストレージでは、複数台のサーバのストレージを仮想的な1つのデータ格納領域としてまとめるため、RAIDのような煩雑なグループ管理は不要である。データの冗長化やサーバの管理は、ある程度のポリシーを定めておけば、オブジェクトストレージソフトウェアが自動化してくれるため、データ容量が増えても運用負荷が増大することはほとんどない。数PBものストレージでも一人で管理できると言われるほどだ。○安価で大容量のストレージをサービスとして利用したいオブジェクトストレージは非常に有用なシステムであるが、自社で構築しようとすれば、それなりの負担は必至である。安価とはいえ多数のサーバを保有して管理し続けることは、管理者に大きな負荷がかかることになる。特に外部のサーバサービスやデータセンターに置かれたシステムから活用したい場合には、相互接続性について考慮しなければならない。そこで活用したいのが、GMOクラウドが新たに提供を開始した「GMOクラウド ALTUS オブジェクトストレージ」サービスだ。まず第一の特徴は、”安価で大容量”という点である。GMOクラウドのオブジェクトストレージは、時間・容量(GB)単位の従量制であるが非常に安価で、なおかつ容量は無制限に使うことができる。GMOクラウドの技術部 サービス企画室 石田勝彦氏は、「データ容量は、刻々と変わるものですから、それに合わせた課金が望ましいと考えています。一時的に容量が増大したからと、例えば1カ月間も高い料金を請求するのでは、ユーザーは納得しないでしょう」と述べている。オブジェクトストレージの最大の特徴である冗長性についても、GMOクラウド内でオブジェクトの分散配置を実施することで、高い堅牢性を実現した。さまざまなシステムやアプリケーションが標準的に対応するようになったAmazon S3との互換性も高く、以前からS3を活用しているユーザーは、データの格納先を変えるだけで簡単に移行することができる。○GMOクラウドサービス内なら通信費は無料ここまでは一般的なオブジェクトストレージが持つ特徴が強調された部分であるが、GMOクラウドではさらに一歩先のサービスを展開している。1つは、コスト削減として、GMOクラウドサービス間のトラフィックは「無料」という点だ。一部のストレージサービスは、データ容量への従量課金に加えて、通信量にも課金するケースがある。技術部 サービス企画室の若松佑介氏は、ここに大きな落とし穴があるという。「例えば、コンプライアンス対応の目的でECサイトのアクセスログを保存する際、どれほどトラフィックが発生するか把握しているでしょうか。ストレージ単価は非常に安価なサービスですが、想定以上の通信が発生し、コストがかさんでしまったというケースもあるようです」(若松氏)GMOクラウドでは、パブリッククラウド、プライベートクラウド、専用サーバといった各種のサービスを提供しているが、それらのデータバックアップ先をオブジェクトストレージへ統合することが可能となる。これらのハイブリッドクラウドをワンストップで提供できるのも、GMOクラウドの魅力の1つだと言えよう。もちろん、オブジェクトストレージサービスのみを利用することも可能である。「オブジェクトストレージはまだまだ新しい技術であるため、とっつきにくい部分もあると思われます。そこで当社では、できるだけわかりやすく導入・活用できるように、マニュアルやサポートにも注力しています。管理画面も比較的使いやすいように開発していますが、今後はもっともっと使いやすいように、工夫を重ねていきたいと考えています」(石田氏)なお、同社ではGMOクラウド ALTUS(アルタス)オブジェクトストレージのサービス開始を記念して、10月20日までの期間中に新規で申し込んだユーザーを対象に、初回の支払い金額が無料になる「GMOクラウド ALTUS オブジェクトストレージリリース記念キャンペーン」も実施している。
2014年09月29日BBソフトサービスは25日、オンラインストレージサービス「SugarSync」の最新バージョンとなる「SugarSync 3.0」の日本語版を提供開始した。「SugarSync 3.0」では、どのPCやモバイル機器に何のデータが同期されているかを確認できるデバイス管理機能の追加、アプリケーション画面上で同期ファイルを一覧できるインタフェース改善などを実施した。同社は、長年サービスを利用しているユーザーを対象としたアンケート調査の結果、「PCのデータ同期状況を把握・管理したい」「管理しているデータに迅速にアクセスしたい」という要望が挙げられたことを背景に、上記の新機能を実装したという。バージョンアップはまずWindowsおよびMac向けに提供され、iOS、Androidへの対応は順次行われる。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1、Mac OS X 10.6 / 10.7 / 10.8。AndroidではAndroid 4.2以降、ブラウザはGoogle Chrome、Firefox、Safari、Internet Explorer 9 / 10に対応する。
2014年09月26日日本HPは4月24日、ミッションクリティカル向けのハイエンドストレージ「HP XPディスクアレイファミリ」の新製品として、「HP XP P9500」の後継機で、第7世代モデルとなる「HP XP7 Storage」を発表した。価格は6,899万円(税別)~。HPは、新たなビジネスに対応する「HP 3PAR StoreServ」と、従来型の進化系である「HP XP7 Storage」の2つのラインナップがあるが、「HP XP7 Storage」はミッションクリティカルな基幹業務用途を想定。高い可用性やセキュリティ、リスク軽減などを重視している。「HP XP7 Storage」の目玉の新機能としては、複数アレイの仮想化を実現する「マルチアレイバーチャリゼーション」を提供。複数の「HP XP7 Storage」間で仮想アレイ層を作成することで、1つのストレージに見せ、物理アレイ全体にわたり透過的なデータアクセスを実現する。これにより、オンラインデータマイグレーションを実現する。また、物理アレイと仮想アレイで別々に管理することも可能。なお、本機能は2014年夏以降の提供予定している。そのほか、コントローラの処理能力向上とフラッシュ最適化設計により、0.6ミリ秒以下の応答時間で300万IOPSを実現し、既存モデル「HP XP P9500」と比較してディスク搭載本数を12.5%向上させている。これにより、2モジュール構成で2.5インチHDDを最大2304台、3.5インチHDDを最大1152台、SSDを最大384台搭載できる。また、ホストポートが16Gbファイバーチャネル接続に対応し、FIPS 140-2準拠の暗号化に対応する。米HP エンタープライズグループ HPストレージ データセンター・デベロップメント・ユニット バイスプレジデントのクリス・パワーズ氏は「可用性の設計上の目標は99.9999%だが、これまでの実績を考えると十分実現できる」と自信を見せた。同社では、旧製品からの置き換えをメインのターゲットにしているという。
2014年04月24日ここ最近、マイクロソフトが提供するオンラインストレージ「OneDrive」(旧称SkyDrive)の関連サービスが拡充しつつある。OneNoteの提供、Office for iPhoneの無償化、One Driveの機能拡張といったニュースを目にした人もいることだろう。競合するクラウドサービスを愛用してきた筆者にとっても、OneDriveはこのところ気になる存在となっていた。ただ、なんだが便利そうなんだけど、でもDropboxじゃダメなんだろうか。そんなことも考えていた。そんな折、編集部から「OneDriveについて紹介して欲しい」という依頼。そこでまずは、手持ちのAndroidスマートフォンに無料のアプリ「OneDrive」を入れることから始めてみた。本稿ではOneDriveの基本的な機能をおさらいしてみたい。○アプリをインストールするそれでは早速、OneDriveアプリをインストールしてみよう。アプリを開くと、ログイン画面が出現する。Microsoftアカウントでログインすれば利用画面に遷移する仕様だ。UIにはフラットデザインを採用しており、ボタンが大きい。スマートフォンのタッチ操作でも使いやすそうな印象を抱いた。初期のストレージ容量は7GB。ただし、スマートフォンで撮影した写真をOneDriveに自動でアップロードする「カメラ バックアップ」機能をオンにすれば、無料で3GBを追加できる。プライバシーが気になる人は、最初だけオンにして、容量が増えたことを確認したあとでオフにすると良いだろう。なおSNSで友人に紹介するなどすれば、無料でも最大で15GBまで増やせるとのこと。ここはひとつ、友人のネットワークも有効活用したい。●OneDriveと親和性の高いサービスGoogle PlayにはOneDriveと親和性が高い「Office Mobile」「OneNote」なども提供されている。どちらも、OneDriveを介してデータの同期を行えるマイクロソフト謹製の公式アプリだ。Office Mobileでは(制限はあるものの)ドキュメント、スプレッドシート、プレゼンテーションが取り扱える。Wordを開くとボールド、イタリック、下線、ハイライト、網掛け、文字サイズの変更といったおなじみの機能がスマートフォン上で簡単に行えるようになっていた。Excelではセルの並べ替えやフィルターの適用、オートSUMの利用などが可能だった。文書の保存先は、もちろんOneDriveとなっている。OneNoteは、真っさらな白紙の上にテキスト、画像、録音などを自由に貼り付けていけるツール。スマートフォン版ではスマホのカメラで撮影した写真や、スマホのマイクで録音した音声を直接貼り付けることも可能だ。こちらも保存先はOneDriveとなっている。Office MobileおよびOneNoteでは、ともにブラウザからログインしてファイルの編集を行うこともできる。ファイルがOneDriveに保存されていることの利点と言えるだろう。●PCから使ってみる○PCで確認してみるPC向けのOneDriveアプリは、マイクロソフトのサイトから無料でダウンロード可能だ。Windows 8.0以降を搭載したPCならエクスプローラ、Windowsストアアプリの両方からOneDriveにログインできる。OneDrive上で作成された文書は、PCに自動で同期される。先ほどAndroidスマートフォンでOffice Mobileを使って作成したファイルも、難なくPCで開くことができた。なおブラウザでOneDriveにログインすれば、ブラウザ上で作成中の文書を取り扱うことも可能だ。○そのほかにできることPCの設定から「ドキュメントを既定でOneDriveに保存する」を選択すれば、文書をバックアップしつつ編集することができる。PCの設定そのものをOneDriveにバックアップしておくことも可能だ。これにより別の端末の使用時にも、使い慣れた環境を再現できる。またファイルごとに、オンライン/ オフラインのどちらで使うかを選択できるのもOneDriveの大きな特長と言えるかも知れない。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年04月19日ロジテックINAソリューションズは3日、東京カメラ部との共同企画として、一眼レフユーザー向け大容量ストレージのラインナップに「LHR-2BRH40EU3WR」「LHR-2BRH60EU3WR」「LHR-2BRH80EU3WR」の3モデルを追加した。4月上旬より発売する。価格は30,370円(税別)より。○LHR-2BRH40EU3WR「LHR-2BRH40EU3WR」は、3種類のRAID機能を搭載する2BAY HDDケース「LHR-2BRHEU3」に、ウエスタンデジタル製のNAS向けHDD「WD Red」を2台内蔵したモデル。デジタル一眼レフで撮影した画像保存に適した大容量ストレージとして発売される。価格は30,370円(税別)。HDD容量は2TB×2台の合計4TB。RAIDモードはRAID 0/1/JBODで、シングルモードにも対応する。「WD Red」のファームウェア「NASWare 2.0」のストリーミング機能、電源管理機能、電力消費最適化機能と合わせて、高い信頼性を発揮する。インタフェースは、USB 3.0とeSATA。「AUTO PC連動機能」により電源を切り忘れても自動でスリープモードに移行する。本体内部の温度によって搭載ファンの回転数をコントロールする「自動冷却FANコントロール機能」も搭載。本体サイズはW92.6×D208.08×H160.03mm、重量は約1.08kg。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1、Mac OS X 10.4以降。○LHR-2BRH60EU3WR「LHR-2BRH60EU3WR」は、HDD容量が3TB×2台の合計6TBのモデル。価格は40,556円(税別)。容量以外の仕様は「LHR-2BRH40EU3WR」とほぼ共通。○LHR-2BRH80EU3WR「LHR-2BRH80EU3WR」は、HDD容量が4TB×2台の合計8TBのモデル。価格は55,370円(税別)。容量以外の仕様は「LHR-2BRH40EU3WR」とほぼ共通。
2014年04月03日NTT東日本は4月1日、オンラインストレージサービス「フレッツ・あずけ~る」の新ラインナップとして、従来プランよりセキュリティを強化し、スケジューラー等の法人向け機能を備えた有料プラン「フレッツ・あずけ~るPROプラン(以下、PROプラン)」を、6月24日より提供開始すると発表した。PROプランはフレッツ光契約者を対象に、写真や動画などのデータをインターネット経由でオンラインストレージに格納し、共有・閲覧を可能とするサービス「フレッツ・あずけ~る」の新たなラインナップで、回線認証による契約回線以外からの不正アクセス防止や端末認証キーによるログイン時のセキュリティ強化、および遠隔アクセスロックによる紛失時のリスク回避など、従来のプランと比べてよりセキュリティを強化している。また、同一契約者内にてスケジュールの共有・管理ができ、外出先にてスマートフォン等からもスケジュールの登録・確認が可能な「ケジューラー機能」、同一契約者内の管理者・利用者による掲示板の作成・閲覧・コメント投稿が可能な「掲示板機能」、「異なる契約者間において、大容量ファイルをインターネットを介さず、「フレッツ・あずけ~る」のサーバ内でセキュアに高速転送が可能な「契約者間高速転送機能」、フレッツ・あずけ~る全契約者に対して、コンテストの実施が可能な「コンテスト機能」が追加されている。利用料金は10GBから2TBの間で7段階で、例えば最低の「PRO 10GBプラン(利用可能容量10GB)」の場合、月額利用料は500円。最上位の2TBプランは月額7万円(いずれも税別)、なお、フレッツ光メンバーズクラブ、リモートサポートサービス、オフィスまるごとサポート(ITサポート)のいずれかを契約している場合、利用可能領域が無料で増量される。
2014年04月02日インターネット上に文書や画像などのファイルを保存するサービスとして、注目を集める「ネットストレージ(オンラインストレージ)」。いつでも、どこでも、誰とでもファイルを利用できるというメリットがありがたいのですが、最近は多くのサービスが登場して、選ぶにあたって混乱するという声をよく耳にします。そこで、パソコン活用情報誌『アスキー・ドットPC』元編集長で、大正大学表現学部教授の大島一夫先生に、「ネットストレージの選び方」などについてお話を伺いました。■容量、同期のスピードを試用してチェックネットストレージは、どのようなポイントに注目すればいいのでしょうか。大島先生は、こう説明します。「ネットストレージで保存(アップロード)したファイルは、パソコンとインターネット環境さえあれば、パソコン内にあるかのように使うことができます。次の3つの点を意識し、自分のライフスタイルに合ったものを選ぶといいでしょう。・無料で利用できる容量を確認無料で使えるのは2GBから5GBであることが多く、さらに大容量のタイプもあります。ただし、扱える1ファイルのサイズに容量制限があったり、ファイルのアップロード、ダウンロードが必要で操作が面倒なのは使いづらかったりします。その点も同時にチェックしましょう。・同期(複数のデータの内容を同一のものにしたり、パソコン内のデータとネットワーク上のデータを同時に最新のバージョンに更新する機能)がスピーディーなこと更新機能にタイムラグがないか、しばらく試用してその動作を確認してから本格的に使うようにしましょう。・自宅や会社などの自分が使いたい場所、機器などで、そのサービスがきちんと動くかを試すこれらは、本格的に使い始める前に確かめておきたい点です」ではここで、大島先生が試用した中でお勧めのネットストレージを挙げていただきましょう。1)DropBox(ドロップボックス)特徴 同期がスピーディーで、始めの設定さえしておけば、DropBoxを導入したすべてのパソコンで最新のファイルが使える。また、削除や上書きをしたデータを復元できたりと多彩に活用できる。短所 無料で使える容量が2GBまで(ユーザー紹介による容量ボーナスあり)。有料版がほかのサービスと比べて割高。2)Yahoo!(ヤフー) ボックス特徴 無料で5GBの容量を使うことができる。ヤフーオークションの出品などに参加できるプレミア会員(月300円)なら、無料で50GBまで利用できるのは太っ腹。今後、有料だが1,000GBのサービスも予定している。短所 容量節約機能などが働いて、パソコンの専用フォルダにはリンクファイルで保存される場合も。利用時には自動的にダウンロードされるので操作は必要ないが、ファイルが開くまでに少し待ち時間がある。3)SugerSync(シュガーシンク)特徴 専用ソフト「Sugersync」の利用で、フォルダ・ファイル感覚で操作できる。無料で5GBまで使うことができ、有料版で容量をアップしても、DropBoxより割安感あり。短所 同期のタイミングがずれて、仕事場でアップデートしてあるはずのファイルが、帰宅後に家で使おうとしても反映されていなかった……ということも。試用して問題なければOK。4)Pogoplug(ポゴプラグ)特徴「Pogoplug」という小型の機器を買って、そこにインターネット接続とUSB接続のハードディスクをつなげば、その容量分のネットストレージができる。この機器とハードディスクの購入費用が発生するが、安くあげれば1万円少々の出費以外の月々の利用料などは発生しない。ほかのサービスの有料費用と年間で比較すれば割安感があり、大容量化もしやすい。また、無料で提供される5GBのネットストレージがある。短所 社内ネットワークなどからの利用では、専用ソフトが使えないケースもあった。購入前に確認が必要。■無料はお試しのためなぜ無料でこれらのサービスが提供されているのでしょうか。「こうしたネットストレージのサービスは、無料版を提供してシステムを試してもらうという目的があります。その上で便利さを分かってもらい、有料サービスに入ってほしい、という考えです。使ってみると本当に便利で、私も有料にして30GB分使っています。セキュリティーに関しては、現段階では大きな問題は報告されていないので、自分の不注意によるリスクの方が大きいでしょう。今後、こうしたサービスを利用して不正なファイルの共有が横行した場合、それを防ぐために現在の使いやすい機能が減じられる可能性はあります。4月末にGoogle(グーグル)がGoogle Drive(グーグルドライブ)、Microsoft (マイクロソフト)がSky Drive(スカイドライブ)でこのサービスに本格参入しました。まだ試用中ですが、容量や使い勝手、利用料など魅力的で期待しています」(大島先生)カラクリが分かり、ひと安心で自分に合ったサービスを探すことができそうです。無料で必要に応じてファイルを確認、共有できるだけでなく、重要な書類がインターネット上にバックアップされて紛失の心配がないというのはうれしいポイントです。監修:大島一夫氏。『週刊SPA!』(扶桑社)、『週刊アスキー』(アスキー・メディアワークス以下同)の創刊を経て、『アスキー・ドットPC』編集長、『月刊アスキー』編集長を歴任。現職は大正大学表現学部教授。『タッチ1秒検索術』(アスキー新書800円)、『すぐわかる40歳からのiPad』(アスキー・メディアワークス 1,449円)を監修。「おおやまかん」の名前で、『アスキー・ドットPC』誌上で『毎日使えて仕事に役立つタッチ1秒検索術』を連載中。(岩田なつき/ユンブル)
2012年07月04日世界各国でオンラインショッピングを展開してきたグッチが、このたび日本でのオンラインショッピングを開始した。オリジナルGGキャンバスに、マリーゴールドカラーのレザーが鮮やかなハンドバッグとウォレットの、オンライン限定商品をはじめ、ハンドバッグやラゲージ、レザー小物、スカーフ、ベルト、ウォッチなど幅広い製品のラグジュアリーなショッピングを楽しめる。またオープンを記念して、50,000円以上お買い上げの方に、スペシャルギフトをプレゼント(無くなり次第終了)。グッチのデザインフィロソフィーと、最新のテクノロジーを最大限に活かしたグッチオンラインサイト、早速アクセスしてみて。>> gucci.com
2011年11月23日