歌手のレディー・ガガが13日、ロサンゼルスで行われたフロリダ州オーランド銃撃事件の追悼会に参加し、犠牲者に追悼の意を表した。その日ロサンゼルス市庁舎前に何千もの人々が集まる中で、ガガは11日にナイトクラブ「パルス」で銃撃を受け命を落とした49人の名前を読み上げた。ガガは「私たちはアメリカ史上最悪の銃撃事件を目の当たりにしました。このレベルでの嫌悪を感じずにはいられません。すべての偏見を伴う犯罪のように、この事件は人間そのものに対する攻撃です」「今夜は、1人の人間として、罪のない美しい人々の惨死に対し本物の時間と追悼を捧げるために、平和、誠意、献身、連帯のもとつつましく皆さんと一緒に集まりました」「命を落とした人々、死亡したLGBTの人々に対し深く悲しみを抱いている人々に敬意を払う必要性を薄くするこの銃撃に対する私の怒りや憤慨を、今夜は閉まっておきます。私や他のたくさんの人々が仲間だということを分かっていることを願います」とコメントした。この事件では、犯人オマル・マティーンによる銃撃により、49人の死者に加え50人の負傷者を出した。オマルは警察により射殺された。また、ニューヨークの同性愛者の権利のランドマークであるストーンウォール・インで開かれた同銃撃事件の追悼会には、ニック・ジョナスが参加しており、「みんなと同じように僕の心もずたずただよ。ブロードウェイでパフォーマンスしながら、ニューヨークとニュージャージーで育ち、LGBTコミュニティの親しい友人たちに囲まれてきたんだ」「僕の父親は、ニュージャージーの聖職者で、愛は愛だっていう見方、つまりみんなは平等だっていう見方を形成してくれたんだ。その人がだれであろうと、どこ出身であろうと、その人生の段階にいようと、愛す愛される権利をみんなが持っているんだ。だから、昨日、犠牲者や命を落とした人々の家族を思っていたし、その人たちが自分の友人であっても不思議じゃないって思ったよ。僕の周りの人かもしれないってね」とコメントした。(C)BANG Media International
2016年06月15日カリフォルニアデプト(CALIFORNIA DEPT.)の期間限定ストアが、伊勢丹 新宿店と浦和店にオープンする。期間は、新宿で2016年6月8日(水)から6月28日(火)まで、浦和で6月8日(水)から6月14日(火)まで。アメリカ西海岸が生んだ個性的でユニークなブランドを展開するセレクトショップ「カリフォルニアデプト」。限定ストアで展開するアイテムは、今夏を涼しく彩ってくれそうなものばかりだ。米国・古着・サーフ・スケートボードにまつわるアイテムに現代のアレンジを加え、肩の張らない日常着を演出するジャクソンマティスとのコラボレーションからは、ミッキーマウスがサーフィンをするグラフィックTシャツが登場。また、アメリカンヴィンテージのテイストに日本の縫製技術を駆使するライディングハイからは、古い釣り編み機などを使用した花柄のTシャツ、ショートパンツなどがラインナップ。大人らしいリゾートカジュアルを提案している。他にも、畳に使用されている“イグサ”を使用したスケート デッキ スツールや、VANSのカリフォルニアデプト別注スニーカーなどが店頭に並ぶ。シューズは白、紺、水色などを使用した爽やかなカラーリングで、まるで西海岸の空気を足元に纏ったかのようなアイテムに仕上がった。【アイテム詳細】■Jackson Matisse for CaliforniaDept.・Tシャツ 14,800円+税・CAP 6,800円+税・クッション 8,800円+税・トートバッグ 13,800円+税■Riding High for CaliforniaDept.・Tシャツ 8,000~13,000円+税・ショートパンツ 12,000円+税・スキッバー 12,000円+税■TATAMI. BRANDNEW for CaliforniaDept・スケート デッキ スツール 40,000~円+税・クッション 12,000~円+税・ラグマット 16,000~円+税■VANS Exclusive for CaliforniaDept.・オールドスクール(モデル) 7,000円+税・スリッポン(モデル) 6,000円+税・オーセンティック(モデル) 6,000円+税【場所・期間】・新宿期間:2016年6月8日(水)~6月28日(火)場所:伊勢丹新宿店メンズ館 7F住所:東京都新宿区新宿3-14-1・浦和期間:2016年6月8日(水)~6月14日(火)場所:伊勢丹浦和店 1F住所:埼玉県さいたま市浦和区高砂1-15-1
2016年06月09日女優で歌手のセレーナ・ゴメス(23)が、カリフォルニア州の自宅をラッパーのフレンチ・モンタナ(31)に売却したようだ。3エーカーを擁するカラバサスの物件を昨年11月に449万5,000ドル(約4億9,000万円)で売りに出していたセレーナだが、それを大幅に下回る330万ドル(約3億6,000万円)でフレンチに売却するに至ったとTMZは報じている。6つの寝室に7つのバスルーム、スパやプール、裏庭に滝まであるというその豪華物件には、10台収容可能な車庫と広いジムまで付いてくるという。フレンチのこの新居は元恋人クロエ・カーダシアンの自宅ともほど近く、先日には2年間交際していたクロエとは今でも親しい友人だと話していたところだったため、2人にとっても都合が良い状況となりそうだ。その当時フレンチは「俺たちは特別な関係なんだ。親友の1人だしね」と語っていた。そして今年に入ってからは2人がさりげなくつるんでいると報じられていたところで、当時の関係者の1人は「クロエとフレンチ・モンタナはいまだに会っていますが、こっそりとやっているんです」「クロエは今でもフレンチが好きですが、シリアスにはなりたくないんですよ。クロエはフレンチが遊び人だと知っていますので、そういう関係には今なりたくないんです」と語っていた。(C)BANG Media International
2016年05月23日クリス・ヘムズワースがロサンゼルスで所有していた豪邸2軒を売却した。クリスは妻のエルザ・パタキーと共同でマリブとサンタモニカに家を所有していた。マリブの家は80年代のヒット映画『クロコダイル・ダンディー』シリーズのポール・ホーガンから2013年に購入した豪邸で、アーノルド・シュワルツェネッガーやスティーヴン・スピルバーグといった大物セレブの家もあるポイント・デュームに位置する。ベッドルームが5室、バスルームが6室にゲストハウスやジムも完備、太平洋を一望できる物件は700万ドルで売却された。サンタモニカの物件はベッドルーム2室で、マリブに較べてやや規模が小さいが、こちらも125万ドルで売れた。夫妻には3歳の娘と、もうすぐ2歳になる双子の息子がいて、現在は子どもたちを育てるためにクリスの故郷のオーストラリアに戻り、バイロン・ベイに居を構えている。クリスは「ロサンゼルスも好きだったよ。仕事のチャンスが沢山あって素晴らしかったけど、落ち着ける家という気持ちにはならなかった」と語っている。(text:Yuki Tominaga)
2016年04月08日アメリカ・カリフォルニア州のサンタクルーズに本店をおく人気コーヒーロースター・ヴァーヴ コーヒー ロースターズ(VERVE COFFEE ROASTERS)が4月15日、日本第1号店を東京・新宿のJR新宿駅新南口NEWoMan SHINJUKU内にオープンする。ヴァーヴ コーヒー ロースターズは、07年に音楽大学の同級生であったコルビーとライアンによって創業されたコーヒーロースター。“FARMLEVEL TO STREETLEVEL=コーヒー農園と街の架け橋として”をコンセプトに、コーヒー豆の栽培から焙煎方法、抽出とコーヒーを飲む空間作りにまでこだわった店作りを行っている。アメリカ発行の『GQ』誌にてベストコーヒーロースター10にも選出されており、現在はサンタクルーズに3店舗、ロサンゼルスに3店舗を展開。中でもハリウッドとサンタモニカの中間地点にあるメルローズ店は多くのハリウッドセレブも常連の人気店となっている。ブランドとして7店舗目となる同店では、シングルオリジンのハンドドリップコーヒーや、季節に応じたオススメコーヒー、他にはないオリジナルコーヒードリンクなどを提供。オリジナルTシャツやマグカップに加え、同店限定のオープン記念グッズも発売する予定だ。営業時間は朝8時から夜22時まで。
2016年03月23日歌手のレディー・ガガが、ザ・デイリー主催のファッション・ロサンゼルス・アワードでエディター・オブ・ザ・イヤーを受賞することになった。V誌のゲスト編集者として1月に出版されたプレ・スプリング号の16ページを監修した功績がたたえられたかたちだ。ザ・デイリーのブランデューサ・ニーロ編集長は「レディー・ガガをこの賞でたたえることを心から喜んでいます。彼女は秀でた才能を持つ最も多様性のある驚くべきアーティストの1人です。V誌のあの号にも集約されたガガがもたらす音楽、ファッション、映画、そして文化への大きな貢献と息をのむ誌面の数々をわれわれはたたえたいと思います」とガガを称賛する。ガガが手掛けた特集は、カール・ラガーフェルドや婚約者のテイラー・キニーら、自身の有名人としての生活やファッションに影響を与えたクリエーター、コレクター、コラボレーターたちにささげられたものだそうで、ガガは同号の特集についてこう語っている。「V誌のこの号は、アートとファッションへの情熱を表現するため、そして意思表示をし、物事を変えるために本気で‘そこ’まで行くために集まった全ての人々が中心にあるの。みんなが情熱と創造の人生を生きるための欲求を持っている感じがするのよ…アートとファッションを通して私たちの永続性を見つけ、深いスピリチュアルな部分を共有している感じ…」続けて、「この人たちは、私を生き延びさせたいと思っているからこそ長年にわたって私と一緒にいて守ってきてくれたの…この号にはそんなメッセージも込められているわ。長い月日を通して一緒に歩き、お互いを思いやり、お互いの仕事をたたえなければならないの。ここに挙げた人々が私に与えてくれたもの全てに対してありがとうと感謝するわ…彼らのことを世界にも知ってもらいたいの…守護兵みたいな人たち…私は彼らをファッション・ガードって呼ぶわね」と語った。ファッション・ロサンゼルス・アワードの授賞式は、今月20日にウェスト・ハリウッドのサンセット・タワー・ホテルで開催される予定だ。(C)BANG Media International
2016年03月18日京都タワーは3月1日~5月31日、カリフォルニア料理と和の食材を融合した「カリフォルニアビュッフェ」を京都タワーホテル3階「レストラン タワーテラス」にて開催する。同レストランのメインコンセプトは「健康と京都らしさ」。今回のビュッフェでは、そのメインコンセプトをテーマに、旬の野菜を豊富にそろえた野菜バー、ソイミートとほうれん草の酒粕(かす)ラザニアや白味噌(みそ)のクラムチャウダー、ベジタブルミートローフなど、健康に着目したメニューを数多く用意する。同レストランでは、着席するとまず最初に「ファーストイート」を提供。ランチでは、国内産の豚肉や京都ならではの素材を組み合わせた「京風飲茶(やむちゃ)」を用意。ディナーでは、美容効果が期待できる塩麹(こうじ)を使用した「オマール海老とアボカドの塩麹グラタン」が楽しめるという。また、栄養バランスに優れ、一般の食品よりも栄養価が高い食品のことを「スーパーフード」と言う。ディナーでは、「アサイー」「キヌア」「クコの実」「チアシード」などのスーパーフードを使用した料理を用意。「チアシード入り野菜のスープ」「アスパラとキヌアのパンナコッタ仕立て」など、新鮮な野菜と組み合わせたメニューを取りそろえる。また、自分で作るオリジナルタコスもディナー限定で登場。ソイミート時雨煮やチリビーンズ、ガガモレといった料理の中から好きな具材をはさみ、自分好みにアレンジできる。価格は、ランチが平日大人2,400円、小学生1,500円、幼児(3歳以上)800円、土・日・祝は大人2,800円、小学生1,700円、幼児1,000円。ディナーが全日大人4,500円、小学生2,500円、幼児1,300円。時間はランチが11時30分~15時(90分制)、ディナーが17時30分~21時。※価格はすべて税・サービス料(10%)込
2016年02月29日開園60周年記念イベント「ダイヤモンド・セレブレーション」を開催中のカリフォルニア ディズニーランド・リゾート(米カリフォルニア州アナハイム)で、今年の初夏~夏にかけて新しいショーとアトラクションが登場する。新ショーと新アトラクションはすべて、ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークに登場。ハイペリオン・シアターでは今夏、映画『アナと雪の女王』をテーマとするショーが登場し、美しいコスチュームと最新エフェクトで映画の名シーンの数々を再現する。初夏には、カーズランドにライドタイプのファミリーアトラクション「ルイジのローリッキン・ロードスター」が誕生。ミニチュア版のイタリアンロードスターに乗って、『カーズ』に登場するルイジやいとこたちと一緒に歌やダンスが楽しめる。また同時期に、ライド型アトラクション「ソアリン」が「ソアリン・アラウンド・ザ・ワールド」としてリニューアルオープン。ゲストは、世界のユニークな風景を上空より楽しめる。なお、60周年記念イベント「ダイヤモンド・セレブレーション」は9月5日まで開催。3つの新しいナイトエンターテインメントを中心に、スペシャルコスチュームのキャラクターとのグリーティングや、限定グッズ、特別装飾などが満喫できる。As to Disney artwork, logos and properties:(C)Disney(C)Disney/Pixar
2016年01月23日サイオステクノロジー(サイオス)と、サイオスの米国子会社である米国SIOS Technology(SIOS)は、米国マサチューセッツ州ボストン地区に新たなオフィスを開設したことを発表した。SIOSは現在、カリフォルニア州とサウスカロライナ州に拠点を置いており、マサチューセッツ州ボストン地区は3つ目の米国拠点となる。今回ボストンにオフィスを開設した目的は、現地のエンジニアコミュニティー、ビジネスパートナーとの関係強化や、優秀な人材の採用が推進できると判断したためだという。なお、開設日は2016年1月4日で、主な業務は米国におけるサイオス製品(LifeKeeper、DataKeeper、SIOS iQなど)の企画・マーケティング・営業およびSIOSの本社機能の一部となっている。
2016年01月21日米国のカリフォルニア工科大学の研究チームは1月20日(現地時間)、海王星の外側をまわる軌道に、地球の約10倍もの質量をもつ大きな惑星が存在する可能性があると発表した。今後、望遠鏡による観測で存在が確かめられれば、太陽系の第9惑星になる可能性がある。発見したのは同大学の天文学者マイケル・ブラウン(Michael Brown)氏とコンスタンティン・バティギン(Konstantin Batygin)氏らのチーム。論文は米天文学会の専門誌「アストロノミカル・ジャーナル」に掲載された。太陽系第9惑星になることへの期待を込めて、この天体は「プラネット・ナイン」(Planet Nine)という名前で呼ばれている。彼らはまず、海王星の軌道より外側の黄道面に広がるエッジワース・カイパーベルト天体のうち、6つの天体の軌道に注目した。この6つの天体はどれも大きな楕円軌道を描いているものの、太陽から見た際の楕円の伸びる方向や、太陽の赤道面からの傾きがほぼ同じであった。これほどの並びが、これら天体たち自身のみの作用によって起こる確率は0.007%ほどと推定されており、巨大な質量をもつ未知の天体の影響によって起きた可能性があるとされた。そして数理モデルとコンピューター・シミュレーションを使った解析の結果、これら6つの天体の不可思議な並びを説明できる、巨大な未知の惑星が存在する可能性が高いことがわかったという。発表によると、この「プラネット・ナイン」は天王星型天体と呼ばれる、水やメタン、アンモニアを主成分とする巨大な氷を主体とし、その周囲に分厚い大気をもつ星であると推測されている。質量は地球の約10倍、冥王星と比べると約5000倍とされ、また太陽からの平均距離は太陽系で最も遠い惑星である海王星の約20倍に匹敵する。太陽のまわりを1周する公転周期は1万年から2万年にもなるという。軌道は、6つの天体とは逆の方向に大きく伸びる楕円の形をしており、太陽の赤道面からの傾きは6つの天体とほぼ一致しているとされる。○真の太陽系第9惑星になれるかかつて太陽系の第9惑星には、1930年に発見された冥王星が位置していた。しかし1990年代以降、観測技術の発達で、冥王星に似た特性をもつ天体が続々と発見されたことで、国際天文学連合(IAU)は2006年に新しい「惑星の定義」を策定。その結果、その新しい定義に満たない冥王星は惑星から外され、他の冥王星に似た天体とともに、「準惑星」という新しいカテゴリーに分類されることになった。今回「プラネット・ナイン」の可能性を発見したマイケル・ブラウン氏は、冥王星に似た天体をいくつも発見し、冥王星を「格下げ」させるきっかけを作った人物でもある。ブラウン氏らはすでに望遠鏡によるプラネット・ナインの捜索を始めているものの、もし太陽に近付いていれば、これまでの観測ですでに見つかっているはずであり、したがって現在は太陽から遠いところに位置している可能性があるとしている。もし軌道の中で最も遠い場所に位置しているとすれば、ハワイ・マウナケア山頂にある世界最大級の望遠鏡であるW・M・ケック天文台や「すばる」望遠鏡が必要で、また確認には数年を要するだろうとしている。また過去に、今回と同様に太陽系の外側の天体の動きから、未知の大きな天体があるのではと推測されたことは何度かあり、今回が初めてではない。もし「プラネット・ナイン」が実際に望遠鏡によって発見されれば、新たに太陽系第9惑星になる可能性はある。しかし、質量は十分なものの、軌道は大きな楕円形をしており、また太陽の赤道面から傾いていることなどからも、地球や火星、木星と並ぶ「惑星」の仲間に入れるかどうかは議論になるとみられる。参考・Caltech Researchers Find Evidence of a Real Ninth Planet | Caltech・EVIDENCE FOR A DISTANT GIANT PLANET IN THE SOLAR SYSTEM - IOPscience
2016年01月21日「スローファストフード」という言葉をご存じですか? スローファストフードとは、「健康と安全に向き合ったスローフード(※)をファストに提供することで都会のライフスタイルにフィットさせたもの」。アメリカではカリフォルニア・ロサンゼルスを中心にスローファストフード店が続々と増えているそうです。今回は、感度の高い街、広尾に2015年11月にオープンしたばかりのスローファストフード店、「sage & fennel(セージ アンド フェンネル)」を紹介します。(※)編集部注:「スローフード」とは、ファストフード(fast food)に対抗するかたちで提唱された、食の新しい在り方。選び方から調理法、食べ方にいたるまで「食材本来が持つ自然な姿にしよう」というのが、おもなコンセプト。「食べたもので、あなたは作られている。」「sage & fennel」は、地下鉄日比谷線広尾駅から徒歩4分。広尾商店街の通り沿いにあります。最近、広尾商店街は女性好みの新しい店舗が増えているのですが、こちらのお店もそのひとつ。ビルの1Fと2Fが店舗になっており、1Fのテラス席ではお天気が良い日に商店街の通りを眺めながら食事ができるので、ランチやカフェにおすすめです。また、2Fは階段で上がることになりますが、おしゃれなベビーチェアが用意されているので乳幼児と一緒の食事も安心です。そんなセージ アンド フェンネルのキーワードは「食べたもので、あなたは作られている」。普段、忙しい毎日に追われていると、ランチなどはつい手抜きになりがち。「お腹が満たされればそれでいい」と考えてしまうこともありますが、毎日の食事が体を作っていることは間違いありません。こちらのお店では、お店で契約している農場から届く旬の野菜や食材を丁寧に調理し、デリスタイルで提供しています。おいしくてヘルシーなメニューを罪悪感なしでお腹いっぱい食べるセージ アンド フェンネルでは、1F入口のショーケースにカラフルな彩りでたくさんのデリが並びます。ランチでは、サラダが8種類、お肉とスープはそれぞれ2~3種類の中から選びます。サラダは1ポーションで400円、2ポーションで750円、3ポーションは1,050円、スープは1ポーション300円、お肉は1ポーション500円。これらとドリンクを合わせて自分のお気に入りプレートにすることもできますし、「もっとたくさんの種類を少量ずつ食べたい」という方には「全部盛り」プレート1,550円がおすすめ。食材は、スーパーフードと呼ばれるキヌアをはじめ、ヒヨコ豆を使ったり、ハーブを使ったり。お肉はその場で切り分けてくれるのが嬉しいですね。お店の方と、調理法や食材について話を聞きながらランチメニューを考えるのも、楽しみのひとつ。自宅での料理にも応用できそうですね。安心な食材を丁寧に調理しているsage & fennel。今後は食育体験イベントも開催されるようです。これからの展開に注目しています!■子連れOKレストラン sage & fennel 東京都渋谷区広尾5-19-6tel. 03-6450-4789open. 11:30~22:00(21:30 L.O.) (今西敦子)
2016年01月15日“ロック様”ことドウェイン・ジョンソンが主演を務める映画『カリフォルニア・ダウン』のブルーレイ&DVDが発売されたのを記念して、ジョンソンのインタビューとメイキングが収録された特別映像が公開になった。その他の画像/メイキング映像映画は、人口約4000万人の世界有数の大都市・カリフォルニアを大地震が襲う様を描く超スペクタクルアクションディザスタームービー。ジョンソンは救難ヘリコプターのパイロットで、娘の救助に向かう主人公を演じる。これまでジョンソンは、鍛え上げた自身の肉体を武器に敵をなぎ倒してきたが、本作ではパイロット役のため「あらゆる乗り物を動かした」という。ヘリコプターだけでなく、セスナ機、自動車、そしてボートなど次々に移動手段を変えて、壊滅した都市をつき進むジョンソンの姿は必見だ。中でもボートのシーンはスタッフのこだわりがつまっており、映像ではグリーンバックを背景にしたボートシーンのメイキングが登場。特殊効果監督のジム・リンらスタッフたちがインタビューに応じ、俳優の集中を切らすことなく、アッと驚く映像を得るために様々な工夫をしたことが紹介されている。『カリフォルニア・ダウン』ブルーレイ&DVD 発売中発売・販売元:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント(C)2014 VILLAGE ROADHSOW FILMS (BVI) LIMITED. WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2015年12月28日ドリームコーポレーションは12月1日より、今年4月~6月にフェアとして販売した、カリフォルニア米・カルローズを使用したメニューを「CHELSEA CAFE」店舗で販売する。○身体にやさしく、寒い冬にぴったりなカルローズボールが再登場カルローズは、米ながら"さらりとしている"という特徴により、パスタ感覚でリゾットやドリア、サラダやスープなどの新感覚ライスメニュー食材として人気があるという。今回は「カルローズボール」としてスープボール形式で3品のメニューを提供。また、「キヌア」をトッピングした「キヌアのデトックスサラダ」もセットで付き、適度なボリュームにヘルシーさも兼ねたメニューになっているという。「ホワイトシチューとカルローズボール&キヌアのデトックスサラダ」は、数種類のキノコと鶏のうまみが特徴の、クリーミーなホワイトシチュー。軽い口当たりのカルローズ米に、濃厚なホワイトシチューがよく絡む仕上がりだという。価格は1,166円(税込)。「チキンスープとカルローズボール&キヌアのデトックスサラダ」は、数種類の野菜と鶏の骨付き肉からじっくりダシを取り、優しい味に仕上げた。サラッとした食感のカルローズ米とともに、あっさりと楽しめるとのこと。価格は1,058円(税込)。「魚介のビスクとカルローズボール&キヌアのデトックスサラダ」は、トマトを中心とした野菜ベースのブイヨン2種類を使用したビスクに、魚介のうまみ、野菜の甘さが加わった味わい。カルローズボールと魚介をふんだんに入れた、まさに"食べるスープ"になっているという。価格は1,166円(税込)。カルローズボールにセットで付く「キヌアのデトックスサラダ」は、話題のスーパーフード、キヌアと10種以上の野菜を使った栄養も彩りも豊かなデトックスサラダだという。販売期間は、12月1日より。販売店舗は、CHELSEA CAFE 新宿ミロード店、浦和パルコ店、渋谷マークシティ店の各店。なお、カルローズメニュー注文者に先着で、USAライス連合会よりカルローズ米200gとカルローズレシピをプレゼントする。
2015年11月30日米カリフォルニア州アナハイムのカリフォルニア ディズニーランド・リゾートで16日、映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(12月18日公開)の公開に先駆け、『スター・ウォーズ』をテーマにした期間限定イベント「スター・ウォーズ・シーズン・オブ・ザ・フォース」がスタートした。「スター・ウォーズ・シーズン・オブ・ザ・フォース」は、ディズニーランド・パーク内のトゥモローランドにて開催。同エリアに新たに登場した「スター・ウォーズ・ローンチ・ベイ」では、ダース・ベイダーやチューバッカとのグリーティングをはじめ、最新作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のコスチュームや小道具などのレプリカ展示、最新の『スター・ウォーズ』のインタラクティブビデオゲームなどが楽しめる。また、『スター・ウォーズ』シリーズを制作するディレクター、ライター、プロデューサーなどのここでしか見られないインタビューと共に、映画の舞台裏を紹介するショートムービーも公開。サイン入りの記念品やレアなグッズなどを販売するショップも登場している。そして、おなじみのアトラクションがスペシャル・バージョンとなって登場。「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャー・コンテニュー」に『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のシーンが登場し、「ハイパー・スペースマウンテン」では、ゲストは反乱軍のXウイングと帝国軍のTIEファイターのバトルに潜入する。トゥモローランド・シアターでは、ルーク・スカイウォーカーと共に映画のシーンを巡る旅が楽しめるショートフィルム「スター・ウォーズ:パス・オブ・ザ・ジェダイ」の上映がスタートした。さらに、イベント期間中は、ストームトルーパーが「スター・ウォーズ・ローンチ・ベイ」と「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャー・コンテニュー」付近をパトロール。トゥモローランドのレストランでは、『スター・ウォーズ』がテーマのさまざまなメニューが味わえる。カリフォルニア ディズニーランド・リゾートでは現在、開園60周年を祝うスペシャルイベント「ダイヤモンド・セレブレーション」(~2016年9月5日)や、ホリデーイベント(~2016年1月6日)も開催中だ。
2015年11月19日三菱自動車の米国子会社であるMMNA(Mitsubishi Motors North America, Inc)は現地時間の18日、米国カリフォルニア州ロサンゼルスにて同日に開催された「2015年ロサンゼルスオートショー」において、2016年型「アウトランダースポーツ」(日本名 : RVR)と、2017年型「ミラージュ」を世界初披露したと発表した。2016年型アウトランダースポーツは、「人とクルマを守る」機能を表現した三菱自動車の新しいフロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を採用し、フロントフェイスを一新。その他に、新デザインのステアリングホイール、6.1インチディスプレイオーディオ、高品質シート生地、新デザインの18インチアルミホイール等を新たに採用している。2017年型ミラージュは、エクステリアを空力に優れるスポーティーなデザインに変更し、機能とデザインを融合。インテリアでは、新しいシート生地、コンビネーションメーター、ステアリングホイールを採用し、質感を向上させたほか、米国で販売する三菱車としては初めて、Android Auto、Apple CarPlayに対応した車載ディスプレイオーディオを採用している。また、安定性を向上させるためにフロント剛性を高めつつ、バネ比とショックアブソーバーの減衰力の最適化によってハンドリングを向上させた。
2015年11月19日開園60周年記念イベント「ダイヤモンド・セレブレーション」を開催している米カリフォルニア州アナハイムのカリフォルニア ディズニーランド・リゾートを紹介する本コラム。第10回は、ショップやレストランなどが集まる「ダウンタウン・ディズニー」と、3つの直営ホテルを特集する。2つのパークと直営ホテルの間にあり、パークチケットなしで楽しめる「ダウンタウン・ディズニー」。ショップやレストランをはじめ、映画館やライブハウスなどのエンターテインメント施設もあり、パーク入場前や閉園後などに楽しい時間を過ごすことができる。カリフォルニア最大級のディズニー・ショップ「ワールド・オブ・ディズニー」は、ぬいぐるみやおもちゃ、アクセサリー、ファッション、お菓子、ステーショナリーなど、ディズニーグッズの品ぞろえが豊富で、60周年記念グッズも充実。『アナと雪の女王』の専門店「アナとエルサのブティック」では、キャラクターに変身できるヘアメイクサービス(有料/3~15歳対象)があり、レゴショップでは、店頭にレゴで作られたディズニーキャラクターが飾られている。飲食店もバラエティ豊か。オープンエアの円形バー「ウバ・バー」では、開放的な気分で、タパスやスパゲティ、ワインやビールが味わえ、「ナポリ・リストランテ&ピッツェリア」では、薪釜で作るナポリ風ピザや南イタリア料理などが楽しめる。また、ジャズの生演奏を聴きながら食事ができるライブレストラン「ラルフ・ブレナンズ・ジャズ・キッチン」や、ゲームやボウリングなどが楽しめるフロアもある「ESPNゾーン」など、エンターテインメント性の強いレストランもそろってる。そして、ダウンタウン・ディズニーの先には、3つのディズニー直営ホテルがあり、すべてパークから徒歩圏内という好立地。世界初のディズニー直営ホテルであり、2012年にリニューアルオープンした「ディズニーランド・ホテル」では、1950年代のパーク開園時をしのばせるノスタルジックな雰囲気に触れられ、「ディズニー・グランド・カリフォルニアン・ホテル・アンド・スパ」では、優雅な雰囲気のなかでカリフォルニアの雄大な自然を満喫でき、カリフォルニアの海辺をテーマにした「ディズニー・パラダイス・ピア・ホテル」では、海が感じられる部屋や屋上プールでリゾート気分に浸れる。また、各ホテルにキャラクターに会えるレストランがあり、シェフ姿のグーフィーやミニー、カリフォルニアらしい姿のミッキーやデイジーなど、それぞれのテーマに合わせたオリジナルコスチュームで出迎えてくれる。キャラクター・レストランの詳細は、本コラムの第7回を参照。カリフォルニア ディズニーランド・リゾートは、「ディズニーランド・パーク」と「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク」の2つのパーク、3つのホテル、「ダウンタウン・ディズニー」からなる一大リゾート。60周年記念イベント「ダイヤモンド・セレブレーション」は、初の全LEDパレード「ペイント・ザ・ナイト」、プロジェクションマッピングを融合させた花火ショー「ディズニーランド・フォーエバー」、ウォータースクリーンを用いた「ワールド・オブ・カラー:セレブレート!」の3つのショーを目玉に開催中だ。As to Disney artwork,logos and properties:(C)Disney協力:ディズニー・ディスティネーション・インターナショナル
2015年11月03日カリフォルニア発のスローファストフード店「セージ・アンド・フェンネル(sage & fennel)」(東京都渋谷区広尾5-19-6)が、11月2日に東京・広尾にオープンする。同店は、その土地ごとの伝統的な食事・食材を見直し、生産者や農家、それを口にすることによる健康について考慮された安心かつ安全な“スローフード”を、都会のライフスタイルに合わせてファストに提供し、食べることの楽しさを提案するレストラン。シェフの船山義規がカリフォルニアのスローファストフードから考案した、お腹いっぱい食べてもおいしくてヘルシーなメニューの数々が展開される。12から14種類のメニューの中から好きなものをチョイスするプレートでは、四季折々の野菜を使ったスープメニューや、その場で切り分けるスロークックされた肉や煮込み料理などのホットメニュー、キヌアやヒヨコ豆を用いたサラダなどのコールドメニュー、コーヒーやビールなどのドリンクメニューを提供。オープンから11月7日までは、「人参とレーズンのラペ」や、「アトリエノマドの大根と鶏胸肉のマリネ」、「大山鶏の煮込み モロッコ風」などのメニューが展開される。その他、カリフォルニアのおつまみやワイン、デザートの特製チアシードプディングなどを用意。11月中旬からはその日の一番旬な食材を使ったシェフズプレートも提供される。店舗デザインを手掛けたのは、大阪を拠点に活動する一級建築士事務所・ninkipen!の今津康夫。ホワイトとグレーにゴールドを差し色として加えシンプルに仕上げることで、ショーケースに置かれた色とりどりの料理を引き立てている。なお、建物は2階建てで席数は32席。愛犬と一緒に楽しめるリードフック付きのオープンカフェスペースも用意した。また、イートインの他、テイクアウト、ケータリングにも対応している。
2015年10月27日10月5日から7日(太平洋夏時間)にかけての3日間、米カリフォルニア州ロサンゼルスにあるロサンゼルスコンベンションセンターおよびマイクロソフトシアターにおいて、Adobe Systems主催のクリエイティビティ・カンファレンス「Adobe MAX 2015」が開催された。Adobe MAXでは、ツールやテクノロジーの最新動向やノウハウが発表される250以上のセッションが行われるかたわらで、コミュニティ・パビリオンには遊び心満載のさまざまな企画が用意されている。また、夜には"MAX Bash"のようなお楽しみイベントもある。そこで本記事では、これらの写真を中心にAdobe MAXの会場全体の雰囲気をお伝えしたい。○参加者を出迎える巨大ロゴと落書きボードご存知の方も多いと思うが、2009年以降のAdobe MAXは、6回ともすべてロサンゼルスコンベンションセンターで行われた。開催期間中は、同センターの正面には巨大はAdobeロゴが掲げられる。世界中から集まってきた参加者を出迎える、お馴染みの光景である。受付を済ませた後の楽しみのひとつが、エントランスの奥に設置された落書きボードだ。多くの人がポスターカラーを手に取り、Adobe MAXに参加したという痕跡を残していく。会社や団体のロゴを描く人も多い。○コミュニティ・パビリオンは参加者を楽しませる企画が満載パビリオンではさまざまな展示や企画が行われているが、大雑把に分類すると「スポンサー企業ブース」、「Adobeコーナー」、「企画展示・体験コーナー」、「息抜きスペース」などがある。この辺は一般的なIT系のカンファレンスと大きく変わらないが、日本のカンファレンスに比べると体験コーナーや息抜きのためのスペースが大きく取られている点が特徴と言えるかもしれない。時間によって、おやつやコーヒーなども用意される。大型スポンサーのMicrosoftは一際大きなブースを構えていたが、Adobe MAXの開催期間中にちょうどSurface Pro 4とSurface Bookが発表され、この会場で展示されたため、多くの参加者がこの新製品を触りに集まっていた。もちろん、タッチモードに対応したAdobeのデザインツール入りだ。VAIOブースでは、米国発売が発表されたばかりのVAIO Z Canvasが展示されていた。VAIO Z Canvasは昨年のAdobe MAXで初めてプロトタイプが公開されて注目を集めたが、今年は製品版を触ることができ、その性能に多くの人が感嘆の声を上げていた。Adobeコーナーには、各製品の最新版が設置され、参加者が実際に触ってみることができるようになっている。ここには製品担当者やエバンジェリストも常駐しているので、分からないことがあれば直接聞くことができるというのも魅力のひとつである。また、会場を歩いていると有名人に出会えることも少なくない。特に"Photoshopの伝道師"として知られるRussel Brown氏は、奇抜な格好で会場に現れることで有名だ。今年はPhotoshop誕生から25周年の年でもあるため、それを記念した特別展示も用意されていた。最初のPhotoshopが発売された1990年、1994年、2003年、そして2015年の光景を再現したブースだ。それぞれの年代で、当時のバージョンのPhotoshopが動いている。Photoshopの歴史は、いわゆるパーソナルコンピータとともに歩んできた歴史とも言える。そのことが実感できる演出だった。展示だけでなく、参加者が実際に体験できる企画が多数用意されているのも特徴。特に人気だったのが、360度バレットタイムカメラでポートレイトを撮影してくれるというコーナーで、連日長い行列を作っていた。撮影・加工された写真はこのサイトで公開されている。カンファレンスの内容とは関係なく、おもちゃやゲームが置かれたリフレッシュコーナーが設置されているのも、アメリカのカンファレンスの特徴と言えるだろう。朝から深夜まで続く長丁場のカンファレンスなのでリフレッシュも重要なのだ。他の参加者との貴重な交流の場でもある。○夜のパーティー「MAX Bash」2日目の夜には、コンベンションセンターに隣接する野外広場で「MAX Bash」と呼ばれるパーティが開かれる。MAX Bashではステージが設けられてライブが行われるほか、さまざまなパフォーマーによるパフォーマンスが披露される。ちなみに今年のステージでは「Cage the Elephant」と「Fitz and The Tantrums」の2組のバンドが演奏を繰り広げて参加者を沸かせた。それに加えて、サプライズの出し物として「FUERZA BRUTA」が登場した。FUERZA BRUTAは、空中に釣り上げられた透明なプールでダンサーが踊るエンターテイメントで、観客はプールの真下からその幻想的な光景をみることができるというもの。日本でも2014年に公演が行われて大きな反響を呼んだが、まさかAdobe MAXでお目にかかれるとは想像していなかった。○次回は来年の11月、場所はサンディエゴ例年には無かった新しい試みとしては、プロの写真家の指導の元で実際にダウンタウンに繰り出して写真を撮影するというフォトウォーク形式のセッションがあった。このセッションは、プレス向けのものと一般参加者向けのものがそれぞれ行われ、筆者はプレス向けの回に参加させてもらった。写真の撮り方の指導というよりは、風景の中でどのようにインスピレーションを感じ、それを写真に切り取るかという感じの内容で、実際に体を動かして体験することができ興味深かった。室内で行われるハンズオン以外でも、このような体験型のセッションがもっと増えると、より魅力的なイベントになるのではないかと感じた。さて、次回のAdobe MAXは2016年11月、場所はこれまでとは変わってサンディエゴで開催される予定だ。
2015年10月21日現在、米国カリフォルニア州アナハイムにあるカリフォルニア ディズニーランド・リゾートでは、その誕生60周年を祝うスペシャルイベント、「ダイヤモンド・セレブレーション」を盛大に開催中だ。リゾート全域で60周年のパレードやショーなど3つの新しいナイト・エンターテインメントなどで盛り上がっているが、その模様を収めた、特別動画が届いた。今年で60周年を迎えたディズニーランド・パークにある眠れる森の美女の城のロゴで始まるショート・ムービーでは最初に、ディズニーランド・パークと隣接するディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークで公演中の「ワールド・オブ・カラー:セレブレート!ワンダフル・ワールド・オブ・ ウォルト・ディズニー」の映像を収録。大量の水を吹き上げて巨大なウォーター・スクリーンを生み、そこに映像を投影する大人気ウォーターショーが、開園60周年特別版に。その臨場感いっぱいのダイジェスト映像を楽しめる。その次は、ディズニーランド・パークにて公演中の新パレード、「ディズニー・ペイント・ザ・ナイト」パレード。150万個以上のLEDライトを使用したほかに類を見ない煌びやかなパレードは、ディズニーやピクサーのクラシックストーリーのマジカルな世界へゲストを誘う。日本でも大人気の『アナと雪の女王』のフロートも登場する。そして、アリスとマッドハッターがツインヴォーカルでパーティーを盛り上げる、「ダイヤモンド・マッドTパーティー」のダイジェスト映像も。ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークで人気のナイトパフォーマンスが、60周年バージョンで大復活! ノリノリのダンスやド派手な演出のライヴ・パフォーマンスで、60周年をパワフルに祝福!最後は、ディズニーランド・パークで公演中の、花火とプロジェクション・マッピングが融合した新しいショー「ディズニーランド・フォーエバー」。実は主な公演エリアの「メインストリートUSA」だけでなく、「イッツ・ア・スモールワールド」付近の映像も収録。パークの夜空をまばゆい光と花火で彩る同ショーの、鑑賞エリア別の新たな発見は見逃せない。「カリフォルニア ディズニーランド・リゾート」60周年記念イベント、「ダイヤモンド・セレブレーション」は、現在盛大に開催中。60周年の奇跡と軌跡を、現地で体験してみて!As to Disney artwork, logos and properties:(C) Disney(C) Disney/Pixar協力:ディズニー・ディスティネーション・インターナショナル(text:cinemacafe.net)
2015年10月21日10月5日から7日(太平洋夏時間)にかけての3日間、米カリフォルニア州ロサンゼルスにあるロサンゼルスコンベンションセンターおよびマイクロソフトシアターにおいて、Adobe Systems主催のクリエイティビティ・カンファレンス「Adobe MAX 2015」が開催された。今回のAdobe MAXでもさまざまな新しいツールやサービスが発表されたが、これらの新しいアイデアがAdobe社内でどのようにして生み出されているのかという点は興味を惹かれるところである。そんなAdobeのイノベーションを支える仕組みのひとつに、「Kickebox」と呼ばれるプロジェクトがあるという。カリフォルニア滞在中、このプロジェクトを担当するChief StrategistのMark Randall氏に解説していただく機会を得たため、その内容をお届けしたい。○1000ドルかけて、"優雅に"失敗すること「Kickbox」はAdobeが社内で実際に実施しているイノベーションを支援するためのプロセスであり、その内容はオープンソース化されて「Adobe Kickbox」として公開されている。Randall氏は、「Kickboxはイノベーションを起こすためのものではなく、イノベーターという人種を育てるためのもの」だと強調している。そして「そのために必要なことは、優雅に失敗すること」だと続ける。Randall氏はこの「失敗が重要」という点を繰り返し強調した。「もっと失敗率を増やしたい、というのが私の思いです。難しいことにチャレンジして、失敗しながら進めていくのがいいやり方だからです。ただし、ただ単に失敗するのではなく、うまく失敗して次につなげていかなければいけません」(Randall氏)Kickboxには、そんな同氏の想いが強く反映されている。Kickboxの参加者は、最初にひとつの「赤い箱」を渡されるという。この「赤い箱」に入っているのは、砂糖(甘い物)とカフェイン(コーヒーのギフトカード)、プロジェクトの進め方などの資料と必要なツール、そして1000ドルがチャージされたプリベイト式クレジットカードだ。この1000ドルは、各参加者がアイデアを実現するための資金として、たとえばプロトタイプの作成やテストなどに使われる。この1000ドルを使うのに、上司の承認は必要ない。1000ドルを渡すというアイデアについて、最初は反対されたという。プロジェクトが失敗すれば1000ドルが無駄になるかもしれないし、もしかしたら持ち逃げする人もいるかもしれない。しかしRandall氏はこう反論した。「確かにそのリスクはあります。でもたった1000ドルですよ。もしその1000ドルを任せられないような人物であれば、最初から雇うべきではないのでは?」この1000ドルという金額が、参加者をより本気にさせるという。そして真剣に挑戦して、失敗すればいいのだ。○「赤い箱」の6つのステップさて、「赤い箱」を受け取った人は、イノベーションを起こすために次の6つのステップをクリアしていくことになる。・レベル1: 発端(Inception)モチベーションを明らかにする。何を目的として、何をしたいのかを明確にする。自分なりの動機があればよく、他人に公開する必要はない。・レベル2: 概念化(Ideate)頭の中の漠然としたアイデアを、きちんとした概念としてまとめる。どのように製品化していくかを考える。成功のためには、「観察する」「疑問をもつ」「関連性を明らかにする」「人と人を結びつける」「実験する」という5つの要素が重要だとRandall氏は言う。・レベル3: 改善(Improve)アイデアをブラッシュアップする。アイデアを具体的なステートメント(禅ステートメント)としてまとめ、他の人とシェアしてしてフィードバックを得て改良していく。・レベル4: 調査(Investigate)アイデアの有効性を、定量的・定性的に調査する。顧客にインタビューして何が求められるのかを確認する。・レベル5: 反復(Iteration)実験と検証を繰り返してアイデアを改良していく。どうすればアイデアの価値が高まるのか、どのようなデータが有力なのか、どうすればそのデータを集められるのかなどを突き詰める。・レベル6: 浸透(Infiltrate)資金調達を試みる段階。自分のアイデアをどうやってまとめて、誰に説明すればよいかなどを知る。Kickboxの解説にはこう書かれている。「レベル6に成功すれば予算が付き、失敗すれば次のステップに向けた何かを学ぶ。どちらも勝ちだ」。「赤い箱」の次のステップに進むと、次に「青い箱」が渡される。この中身はプロジェクトによって異なる。Adobeでは、3年間で1300以上のプロジェクトがKickboxによって実施されたが、そのうち「青い箱」まで進めたのは25個だけだという。○「赤い箱」は日本の会社にも適用できるかさて、気になるのはアメリカで生み出されたこの仕組みが、日本の会社でも通用するのかという点である。Randall氏の回答は以下の通りだ。「このプロセスは自由度が高いものなので、それぞれの文化に合わせて使うことができます。核になる部分は、社員が自分のアイデアを子供のように大切に育ててイノベーターになるということです。Kickboxはそれを支援するため道具として、アメリカ以外の国でも通用するものだと思います」「Adobe Kickbox」のサイトからは、このプロセスの進め方などに関する詳細な解説や、赤い箱に収めるさまざまなツール、そして赤い箱・青い箱の作り方などを収めたファイル一式をダウンロードすることができる。したがって、日本のみならず、世界中どの会社でも、「Kickbox」プロジェクトを、すぐにでも始めてみることが可能ということだ。1000ドルの失敗を許容するチャレンジ精神さえあれば。
2015年10月19日開園60周年記念イベント「ダイヤモンド・セレブレーション」を開催している米カリフォルニア州アナハイムのカリフォルニア ディズニーランド・リゾートを紹介する本コラム。第9回は、ここでしか体験できない"オンリーワン"のアトラクションを体験レポート!カリフォルニア ディズニーランド・リゾートは、2つのパーク、3つのホテル、ショップ&レストランなどが集まる「ダウンタウン・ディズニー」からなる一大リゾート。1955年に誕生した世界初のディズニーランド「ディズニーランド・パーク」と、2001年にオープンした"カリフォルニア"をテーマとする「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク」には、ここでしか体験でいないアトラクションが多く存在する。まずは、「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク」のオンリーワンアトラクションから紹介しよう。イチオシは、パークのシンボルであるミッキーがデザインされた観覧車「ミッキーのファンウィール」。この観覧車は、通常の固定式ゴンドラのほかに、揺れたり移動したりするスイング式ゴンドラがあり、"怖い観覧車"として知られている。せっかくなので、ほかでは体験できないスイング式に挑戦。少し上がると、ゆらゆらと振り子のように揺れ出し、さらに上がると、ゴンドラが斜め下にスライド! 思わず「キャー!」と叫んでしまった。動き自体はそんなに激しくないはずなのに、あの高さと空に放り投げられたような感覚が恐怖を誘うのだろう。スリルも絶景も楽しめるスイング式は、ぜひ挑戦してほしい。「ミッキーのファンウィール」のすぐ隣にあるジェットコースター「カリフォルニア・スクリーミン」もここ限定のアトラクション。スタート時は、カウントダウン終了とともに、一気に急発進し、急降下から急上昇、急旋回、渦巻きスピンと、猛スピードで疾走する。さらに急降下からの360度回転と、スリル満点だ。そのほか、本コラムの第6回で紹介した「カーズランド」には、映画『カーズ』をテーマにしたアトラクションが。「ラジエーター・スプリングス・レーサー」では、主人公のライトニング・マックィーンをはじめとするキャラクターに乗って、映画の中に入り込んだ気分でレースを体験できる。また、映画『バグズ・ライフ』をテーマにした「バグズランド」では、毛虫のハイムリッヒを再現したミニチュア機関車「ハイムリッヒのチューチュー・トレイン」など、5つオンリーワンアトラクションがそろう。「ディズニーランド・パーク」では、雪に覆われた山をソリで疾走する「マッターホーン・ボブスレー」が人気。氷の洞窟の中を約24m上り、頂上から一気に滑り降りるスリルと爽快感がたまらない。雪山には、うなり声をあげる雪男もいるので、要注意! そして、ファンタジーランドを通るコースとトゥモローランドのはずれを通る2種類のコースがあり、カーブの鋭さなどが違うので、よりスリルを味わいたい人はファンタジーランド・コースに挑戦しよう。そのほか、「ディズニーランド・パーク」には、オンリーワンアトラクションとして、「不思議の国のアリス」や「ファインディング・ニモ・サブマリン・ヴォヤッジ」なども。「不思議の国のアリス」では、イモムシ型のライドに乗り込み、白ウサギに誘われてアリスが迷い込んだ不思議な世界を体験でき、「ファインディング・ニモ・サブマリン・ヴォヤッジ」では、本物の潜水艦に乗って海中世界でニモを探す冒険の旅が楽しめる。As to Disney artwork,logos and properties:(C)Disney協力:ディズニー・ディスティネーション・インターナショナル
2015年10月18日ホイッスル三好はこのほど、「揚州麺(ようしゅうめん)」を「中国ラーメン揚州商人」5店舗限定で提供開始した。同店では、全てのラーメンの麺を、細麺「柳麺(りゅうめん)」と極太麺「刀切麺(とうせつめん)」の2種類から選ぶことができる。揚州麺は、その中間の太さをとったもの。厳選した高級小麦を使用した麺は、もっちりした食感の中に、上品なコシが感じられるように仕上げたという。提供店舗は、「赤坂店」(東京都港区)、「町田忠生店」(東京都町田市)、「あざみ野店」(神奈川県横浜市)、「末吉橋店」(神奈川県川崎市)、「流山店」(千葉県流山市)。
2015年10月15日米国時間の10月12日、カリフォルニア州オレンジカウンティで、「Renesas DevCon 2015」が始まった。会場となるのはHyatt Regency Orange County。2012年も同じ会場で「Renesas DevCon America」が開催されたが、今年はGlobal DevConという位置づけになっている事をREA(Renesas Electronics America)のCEOを務めるAli Sebt氏(Photo02)も強調していた。ちなみにGlobal DevConという位置づけのため、Global CEOである遠藤隆雄氏以下CFOの柴田英利氏、CSMOの高橋恒雄氏、第一ソリューション事業本部の大村隆司氏、第二ソリューション事業本部の横田善和氏なども全員が参加されているという、なかなか豪華な体制になっている。もっともこのうち実際に基調講演に出てくるのは遠藤氏のみで、メインはAli Sebt氏ということになりそうだ。ちなみに10月12日は午後に若干のパネルディスカッションがある程度だが、10月13・14日は終日結構な量のセッションが設けられ、10月15日の午前中まで続く。その意味では実質3日間のセッションだが、かなり盛りだくさんであることはスケジュール表(Photo03~06)からも察しがつく。半導体メーカーのPrivate Conferenceとしては割に大規模な部類(Freescale Semiconductorが開催してきたFTFと同規模)に入るが、その割に基調講演にあたるものは火曜に1時間だけ、というのはちょっと珍しいが、その分セッションと展示に力を入れたという感じのスケジュールになっている。参加者は現時点でのPre-Registrationベースの概算で1400名を超えた(Photo07,08)そうで、かなりの人数である。最終的な数字はまだ出ていないが、昨年日本で開催されたRenesas DevCon 2014ですら事前登録で2100名、参加者1700名だった事を考えると、アメリカでこれだけの人数が集まるのはかなりのインパクトに思える。今年の発表の大きな部分は「Renesas Synergy」であって、これについては後ほどきちんとレポートするが、展示会場にはRenesas Synergyをベースにした医療システムのデモプラットフォーム(Photo09)や、サードパーティのRenesas Synergy搭載SOMモジュール(Photo10)など、すっかりRenesas Synergyの準備が整ったことを伺わせるものとなっていた。もっとも会場全体で見ると、自動車関連、Renesas Synergy、その他の比率は大体6:3:1といった感じで、主軸は自動車関連となっている。これに関しては、同社がこれまで投入してきたさまざまな要素技術を実車に組み込み、実際に体験できるSkyline Freetというデモが13日以降予定されているので、こちらのレポートもさせていただく予定だ(Photo11)。
2015年10月14日10月5日から7日(太平洋夏時間)にかけての3日間、米カリフォルニア州ロサンゼルスにあるロサンゼルスコンベンションセンターおよびマイクロソフトシアターにおいて、Adobe Systems主催のクリエイティビティ・カンファレンス「Adobe MAX 2015」が開催された。開催期間中には、同社のクリエイター向けの戦略を担うCreative Cloudに関して、さまざま新製品や新機能が発表された。そこで本稿では、Creative Cloudのこれまでの軌跡を振り返った上で、Adobeで"Creative Cloud Go-to-Market and Strategy"チームのVice Presidentを務めるMala Sharma氏によって発表された今後の戦略などについてレポートする。○これまでのCreative Cloudの進化まずはCreative Cloudがこれまで歩んできた軌跡を振り返ってみよう。Creative Cloudのサービス自体がスタートしたのは2012年5月であり、翌年の6月にパッケージ製品群であるCS6がクラウドベースのCCへと移行されたことにともなって、ツールとクラウドサービスが統合された現在の形が出来上がった。翌2014年の6月には、誕生以来初のメジャーアップデートが行われ、バージョン名がCreative Cloud(2014)となった。このアップデートの中でAdobeは、モバイル端末のサポート強化や、ツールやデバイスの垣根を越えたワークフローの実現といったCreative Cloudの新しい方向性を打ち出した。これは、それまで単体で完結していた各ツールがクラウドを介してシームレスに連携されることによって、Creative Cloud自体をひとつの巨大なクリエイティブツールとして利用できるようにしようというものである。中心になるのは「Creative Profile」と呼ばれるクラウド連携機能で、各種ツールはこのCreative Profileによって、あらゆるアセットをデバイスを問わずに共有することができるようになった。そして前回のAdobe MAX(2014年10月開催)では、モバイルにおけるクリエイティビティのサポートを強化する目的で、Premiere ClipやAdobe Brush、Adobe Shapeなどといった新しいモバイルアプリがリリースされている。さらに、タブレット端末で操作に最適化された「タッチUI」の開発に注力していることも発表され、その第1弾としてIllustratorおよびPhotoshopに「タッチワークスペース」が追加された。今年6月には2度目のメジャーアップデートとしてCreative Cloud(2015)がリリースされており、これが直近の大きなリリースである。このアップデートではツールやデバイスをまたいだコンテンツを同期・共有をよりシームレスに行うための「Creative Sync」と呼ばれる新機能が追加されている。また、有償のストックコンテンツサービス「Adobe Stock」が開始されたのもこのときである。Adobe Stockの大きな強みはCreative Cloudツールとシームレスに連携している点で、各デザインツール内から直接Adobe Stockにアクセスし、画面を切り替えることなく任意のコンテンツを取り込むことができるようになっている。そして今回のAdobe MAXで発表された新ツール・新機能である。発表内容の詳細は初日の基調講演レポートを参考にしていだきたいが、主要なもののみを挙げると次のようなものがあった。・CreativeSyncによる同期機能の拡充で、モバイルアプリ間の連携を強化・各種デスクトップアプリおよびモバイルアプリの大幅な機能拡張・新モバイルアプリ「Photoshop Fix」と「Adobe Capture CC」のリリース・Typekitにモリサワ書体を追加・Adobe Stockにビデオコンテンツを追加・各種デスクトップアプリにタッチUIを搭載・新UXツール「Project Comet」の発表また、Sharma氏は、次に示すような内容を主な発表として挙げている。○Creative CloudはCreativeSyncを中心にして発展させていくSharma氏はCreative Cloudの戦略について、デスクトップアプリ、モバイルアプリ、マーケットプレイス、そしてコミュニティの4つを柱とし、それらをCreativeSyncとAssetsによって連携させ結びつけるという方針が基本にあることを説明した。基調講演でも強調されていたが、AdobeはCretive Cloudによってクリエイティブ活動のワークフローを変えることを提案しており、CreativeSyncはその中心的な役割を果たすものである。今回、Creative Syncおよび関連する各種アプリがアップデートされたことによって、これまで十分ではなかったモバイルアプリ同士の連携という部分が大幅に強化されている。そしてさらに、Creative CloudとMarketing Cloudを連携されるというビジョンもあるとSharma氏は説明した。マーケットプレイスについては現在「Behance」と「Adobe Stock」の2つが提供されているが、「これらを通じてデザイナーやクリエイターが自分たちの作品を積極的に収益に結びつけることができるような環境を提供したい」と付け加えている。また、コミュニティについてもBehanceが中心的な役割を果たすが、新しい要素として各ユーザーは自身のポートフォリオの作成・公開を簡単に行えるようにするため、新たに「Adobe Portfolio」と呼ばれる機能を準備中であることにも触れた。○今後のビジネス戦略続いてSharma氏は、ビジネス的な側面も踏まえた今後の戦略として、「コアビジネス」、「マーケットの拡大」そして「バリューの拡大」の3つに焦点を当てていく方針を明らかにした。コアビジネスについては、そのターゲットが特に「教育関係」「商用」「個人」という3種類に分かれている。そこで、それぞれのターゲットに適したプランを用意するなどしてリーチを広げていきたいとしている。マーケットの拡大は、特に写真家を対象としたサービスを、もっと大きな客層に向けてリーチできるように広げていきたいという。プロの写真家だけでなく、写真の愛好家も積極的に参加できるようにするとのことだ。そして3つ目のバリューの拡大だが、これについてはAdobe Stockの次の段階を考えているとSharma氏は説明した。例えばユーザーが自分の作品をAdobe Stockに追加できるようにしたり、逆にカスタマーが欲しいコンテンツをリクエストできるようにするなど、カスタマーとクリエイターが直接つながることができるような土台を作りたいとのことだ。最後にSharma氏は、Creative Cloudにかける想いを次のように語った。「Creative Cloudのビジョンは世界を変えるものです。アイデアを持っている人であれば、誰もが世界を変えることができるのです。アイデアを持った人がそれを簡単に世の中に出すことができるようにしたいと考えました。また、コミュニケーションをしたいという欲求を持っている人が、誰でも簡単にそれを行えるようにしたいと考えました。それが第1ステップでした。次に、どうやって世界中の人にCreative Cloudを使ってもらうかを考えました。Creative Cloudでは、単に作品を発表するだけでなく、そこからマネタイズする方法を提供していきます」
2015年10月09日ニューヨーク州政府およびニューヨーク州立大学(State University of New York:SUNY)は、10月8日(米国時間)、日本最大の半導体製造装置メーカーである東京エレクトロン(TEL)がSUNY Polytechnic Institute傘下のCollege of Nanoscale Science and Engineering(CNSE:ナノスケール理工学単科大学)のニュ―ヨーク州Albanyにあるキャンパス内のナノテク分野の巨大研究団地「NanoTech Megaplex」(写真1)において行ってきた研究契約を2020年まで延長する契約を結んだと発表した。東京エレクトロンは2002年11月にCNSEとはじめて研究契約を締結しニューヨーク州に進出し、翌2003年現地に独自の研究所(TEL Technology Center, America)を設置していた。現在、キャンパス内のCNSEやSematech, IBM半導体研究開発センターなどと産官学協業し、次世代半導体装置やプロセスの研究開発を行っている。今回の契約では、東京エレクトロンが2020年に向けてAlbany Nanotechの同社研究所に1億7500万ドル投資するほか、その投資額の5割に当たる8750万ドルをSUNY Polytechnic Instituteが投資し、投資総額は総額2億6250万ドル(315億円相当)となる。CNSEによると、2003年以降、CNSEキャンパス内の東京エレクトロン研究所への投資累計総額は、これで10億ドル(1200億円)を越えるという。同敷地内には、Applied Materials(AMAT)も研究施設を設置しており、近年話題になった同社と東京エレクトロンとの経営統合が実現していれば両社の研究所も再編される計画となっていたが、経営統合そのものが破たんしたため。東京エレクトロンは同地において、今後も独自の投資を続行することを決定したとする。
2015年10月09日10月5日から7日(太平洋夏時間)にかけての3日間、米カリフォルニア州ロサンゼルスにあるロサンゼルスコンベンションセンターおよびマイクロソフトシアターにおいて、Adobe Systems主催のクリエイティビティ・カンファレンス「Adobe MAX 2015」が開催されている。2日目の基調講演は、4名の著名なクリエイターによる、クリエイティビティをテーマにした講演となった。これは、Adobe MAXが"クリエイティビティ・カンファレンス"となって以来、恒例となったスタイルである。登壇したのは、作家兼イラストレーターのMaira Kalman氏、写真家のBrandon Stanton氏、デザイナー兼作家のElle Luna氏、そして映画監督のBaz Luhrmann氏の4名。各分野で活躍している4名が経験や思考を披露し、そのクリエイティビティの源泉をうかがわせるひとときとなった。本稿では、この2日目の基調講演の様子をレポートする。○1日の中のハッとした瞬間を写真におさめて作品を作る1人目の登壇者であるMaira Kalman氏のキャリアは作家からスタートしており、のちにイラストレーターとしても活躍するようになった。Kalman氏は1杯のコーヒーの写真を見せ、「毎朝1杯のコーヒーを飲む時間が、生きていることを実感する非常に大切な時間」だと語った。彼女は、そのような"これ"と思う一瞬に特別な価値を見いだしており、その瞬間を写真やイラストにおさめるようにしているという。「時間というのは限られています。何が起こるかわからないので、時間というのは非常に重要なのです。私は1日の中で自分がハッとした瞬間だけを写真におさめて作品を作っています」セッションではそんなKalman氏がこれまでに行ったさまざまな活動が紹介されたが、中でも"リンカーンの時計"のエピソードは興味深いものだった。ワシントンのスミソニアン博物館には、150年前にリンカーン大統領が愛用していたという懐中時計が、実働する状態で保管されているという。ある展示会の企画でこの時計を10分間だけ動かす許可を得たKalman氏は、その「コチコチ」という動作音を録音し、それに音楽をつけたサウンド作品を作ったという。この日の講演ではその作品も披露されている。150年前の懐中時計が刻む音を使った作品は、「時間というのは最高のものです」と語るKalman氏を象徴しているように感じられた。日々の時間の時間そのものが、彼女にとってのインスピレーションの源となっているようだ。○5年前に恐怖心を乗り越えた瞬間からすべてが始まった続いて登壇したBrandon Stanton氏は、「Humans of New York」と呼ばれるブログサイトを運営していることで有名な写真家である。Humans of New Yorkは、Stanton氏がニューヨークの街中を歩く人を撮影し、その人のストーリーを添えて投稿しているサイトである。すでに1万人以上の写真が投稿されている。Stanton氏がHumans of New Yorkをはじめた最初のきっかけは、それまでシカゴで債権トレーダーとして勤めていた会社をクビになったことだという。クビになる前の2年間は、毎日職とお金を失う恐怖と闘いながら、それを防ぐために100%の時間を費やしてきた。しかし実際にクビになった瞬間に、それまで職を守るために費やしてきた時間が無駄なものに感じ、これからはその時間を自分がやりたいことだけに費やすことにしようと決心した。そこでカメラを買っていろいろなものを撮影してシカゴの街を歩いたが、ある日地下鉄で撮った2人の子供の写真がすべての始まりになったとStanton氏は語る。「この写真を撮るのがどんなに怖かったことか。これが初めて人物を被写体にした瞬間で、いろんなことを考えてためらいました。でも思い切って撮影した。私は恐怖を克服したんです。この経験が私の中の燃料となり、それから何万人もの人を撮ることができたのです」この写真を撮ったあとでStanton氏はニューヨークに移住し、Humans of New Yorkを始めることになった。最初はただ写真を撮っていただけで相手の話を聞いたはしなかったが、あるとき被写体の女性が言ったセリフが興味深く、それを載せたところ大きな反響があった。これがHumans of New Yorkが変わった瞬間である。それからは、単に写真を撮るだけでなく、その人のストーリーを語るために撮ることに決めたという。Humans of New Yorkは今ではストーリーテリングのブログとして有名になり、ブログに載せられた写真やストーリーをきっかけに被写体に対する寄付活動が始まったり、オバマ大統領にインタビューする機会を得たりするなど、その影響力は極めて大きなものになっている。「写真を撮った事すらない自分がオバマ大統領にインタビューできたのは、5年前に勇気を振り絞って恐怖心を乗り越えたからです。私は何か新しいものを作りたかったのです。何千回と繰り返していればなりたい自分になれるだろうと思って続けました。なので、みなさんもきっとできると思います」○SHOULDにとらわれずに自分のMUSTを実現する続いてデザイナーであり作家としても活躍するElle Luna氏が登壇。彼女がアーティストとして活動するようになったのは、たびたび夢に現れた「白い部屋」がきっかけだったそうです。そこは落ち着く空間でした。あるとき現実の世界で夢とまったく同じ白い部屋を見つけ、住み始めます。しかし現実にはそこは落ち着く空間ではなく、Luna氏はひどく混乱したといいます。そしてその混乱の理由を白い部屋とともに自答したところ、人生の"SHOULD"と"MUST"を考えるようになったそうです。SHOULDは他人のためにやらされていること、MUSTは自分のためにしなければならないことで、人生においてはMUSTが最も重要な選択だと彼女は語ります。Luna氏のMUSTは、仕事を辞め、クリエイティブな世界に身を置くことだったといいます。「SHOULDは、私たちが世の中を生きるために必要なことを教えてくれるものです。しかしもし自分の本来進むべき道に必要でないSHOULDであれば、それは捨てなければなりません。実際には多くの人が不要なSHOULDを捨てられないがために、自由を奪われています」SHOULDの牢獄から抜け出し、MUSTを選択しなければならないとLuna氏は呼びかけました。「私たちは一人ひとりがユニークであり、それぞれのMUSTを持っています。いまこそ自分のMUSTを実現しましょう」○「何か表現したいという欲求に耳を傾けてください」最後は、『ロミオとジュリエット』(1996) や『ムーラン・ルージュ』(2001)、『華麗なるギャツビー』(2013)などを手掛けた映画監督のBaz Luhrmann氏が登場した。Luhrmann氏のパートは、AdobeでChief Marketing Officerを務めるAnn Lewnes氏がインタビュアーとなって質問する形式で行われたが、Luhrmann氏は個性的なキャラクターで始終会場から笑いを引き起こしていたのが印象的だった。同氏の話は、映画製作から人生論に至るまで多岐に渡った。例えば映画を製作する際にどのようなことからインスピレーションを得るかという質問には次のように答えている。「あるプロジェクトを始めるときには、まず何をするべきか考えます。そこにある見えない壁を突破する必要があります。いろいろなことをやってみて、インスピレーションを探します。他の人とコラボレーションすることも大切ですね」また、Photoshopについては「電子コラージュソフト」と読んで笑いを誘った。この呼び方は、同氏が俳優にイメージを伝える際に、Photoshopで作ったビジュアルコラージュに使っているというエピソードから生まれたもの。「頭の中のイメージを伝えるのに、最初はスケッチを描いたけれど誰にも理解してくれませんでした。そこでPhotoshopに助けられました」とLuhrmann氏は語った。最後に、会場からの質問でクリエイティビティについて聞かれた同氏は次のように語って講演を締めくくった。「クリエイティビティはコントロールできません。私は何とかキュレーションするところまでたどり着くことができました。皆さんはなにか表現したいという欲求がありますか?他人に言われるまでクリエイティビティを発揮してはいけないというはずがありません。自分の欲求に耳を傾けてください」
2015年10月09日●2D写真から3Dデータ作成/見た目でフォント検索10月5日から7日(太平洋夏時間)にかけての3日間、米カリフォルニア州ロサンゼルスにあるロサンゼルスコンベンションセンターおよびマイクロソフトシアターにおいて、Adobe Systems主催のクリエイティビティ・カンファレンス「Adobe MAX 2015」が開催されている。本稿では、2日目の「Sneak Peeks」セッションで披露された11の新機能について紹介する。Sneak Peeksは、今後Adobeのツールに搭載される"かもしれない"、現在開発中の技術を先取りで紹介する人気セッションだ。ただし、あくまでも"かもしれない"の段階であるため、実際にリリースされるかどうかはまったく未定だという点に注意していただきたい。ホストを務めたのはAdobeでCommunications Managerを務めるKimberley Chambers氏。Adobeに務める一方で、"Oceans Seven"と呼ばれる世界の7つの海峡を泳ぎ切るチャレンジに成功した人物でもある。ゲストには俳優のNick Offerman氏が呼ばれた。俳優である傍ら、カヌーボート等を制作する木工職人としての顔も持つことでも知られているという。○2Dの写真を3Dモデルに -「3D Portraits」最初に登場したのは、2Dの顔写真からほぼ自動で3Dモデルを作成する「3D Portraits」。2D画像を読み込ませて、目や口、肩のライン、髪の毛の範囲などといったパーツの位置を指定すれば、あとは自動で3Dモデルを構築してくれる。作成した3Dモデルは、Photoshopで元の画像に自動マッピングすることができる。○画像を使って画像を検索 -「Louper」「Louper」は、指定した画像と似た画像を探す検索機能だ。ローカルのファイルだけでなくBehanceから探すこともできる。特徴的なのは、検索条件として複数のイメージを指定できる点で、その場合は指定した画像を合成したものと似た画像を検索してくれる。言葉では表現できないような条件で画像を探したい場合に便利な機能だ。○意図しない写り込みを自動検出 - Defusing Photobombs意図せず写真に写り込んでしまった邪魔な対象物を消去する"コンテンツに応じた除去機能"はすでにPhotoshopに搭載されているが、「Defusing Photobombs」はこの"邪魔な物"を自動で検出して除去してくれる機能だ。あらかじめ多数のサンプル画像から機械学習によって"邪魔な物"と判断されやすいパターンを抽出しており、それを元にして除去する対象を特定しているという。どの程度まで除去するのかは、閾値によって調整できるようになっているとのことだ。○"見た目"でフォントを検索 - DeepFont「DeepFont」は、Photoshopにおいてフォントを検索する際に、フォント名ではなく画像を条件に指定して探すことができる機能である。気に入った形のフォントを見つけた場合、この機能を利用すれば、フォント名を知らなくても似たものを探せるというメリットがある。Photoshop用の拡張機能だけでなく、iOS用のアプリも開発中だという。このアプリでは、カメラで文字をキャプチャすると、それと似たフォントを探してくれる。街中で見つけた文字と似たフォントをデザインに使いたい場合などに便利だ。現時点で7500個のフォントを認識するとのことだ。○タッチ操作でアニメーション制作 - Project Maestro「Project Maestro」は、タッチ操作でアニメーションのモーションパスを作ったり、イメージングの調整を行うアプリである。直感的に操作できるため、頭の中のイメージを素直にアニメーションに反映させられるとのこと。作ったアニメーションはAfter Effectsで読み込んでより詳細に修正することができる。●フォントを"作れる"新機能/Photoshopで画像の影を分離○Project Comet関連の新機能 - Designing With Real Data「Designing With Real Data」は、基調講演で発表されたProject Cometに関する新機能で、リピートグリッドに適用するダミーデータを、よりリアルなデータとして作ることができるというもの。ローカルのテキストファイルやスプレッドシートからドラッグ・アンド・ドロップでデータを流し込むと、それを自動でリピートグリッドに合う形でダミーデータとして適用してくれる。任意のWebページやBehance、Adobe Stockの画像などにも対応している。○写真からパースを自動検出 - Project Dollhouse「Project Dollhouse」は、タブレットで撮影した画像から自動的にパースを検出するツールだ。消失点も自動計算されるため、パースに対して自分で線を追加することもできる。2Dのベクター画像を配置することも可能。作られた画像はIllustratorに送って加工することができる。○手軽にフォントを制作 - Project Face「Project Face」は、自分のオリジナルのフォントを簡単に作り出すことができるツールである。ベースとたるフォントに対して、太さや傾き、歪み、横棒の高さなどのパラメータを調整することで、オリジナルのフォントを作成できる。パラメータの調整はスライダーを使ってで直感的に行える。指定したパラメータは全文字に反映される。○映像にあわせてサウンドを設定 - Project Boxcar「Project Boxcar」はPremiere Pro向けの新機能で、シーンの変化に合わせてサウンドを追加できるというもの。基調講演で紹介されたAudition Remixはシーンの長さに合わせてサウンドを調整する機能だったが、Boxcarの場合はシーンの変化に合わせてサウンドを切り替える。明るい場面から暗い場面に変わったタイミングで、音楽も静かなものに切り替えるといったことが自動で可能となる、○画像の影を分離する - Extract Shading「Extract Shading」は、Photoshopで画像の陰影情報と表面のテクスチャーの情報を分離する機能。陰影の付いた画像は塗りつぶすなどの加工が難しいが、この機能を使えば、陰影情報だけを取り外しておいて、陰影の無くなった画像を加工するということが可能になる。加工した後で、外してあった陰影情報を元すことも可能。また、別の画像の陰影情報を貼り付けることもできるとのこと。○Monument Mode観光地で風景を撮影したいのに、他の観光客が写り込んでしまってうまく撮影できないといった経験は誰にでもあるだろう。「Monument Mode」は、そのようなケースでもスマートフォンで"人が写り込んでいない写真"を作る技術である。ポイントは、写真ではなく動画を撮るということ。対象にスマートフォンを向けて、固定した状態で一定時間以上の動画を撮影する。それをMonument Modeで処理すると、動画の中から静止している部分だけを抽出して、動いている物(人物など)が写っていない1枚の静止画を完成させてくれる。以上の11個が、今回のSneak Peeksでお披露目された内容である。"Adobe Magic"と呼ぶにふさわしい機能の数々だったと言える。このうちの何個が実際の製品に反映されるかは分からないが、未来を感じさせてくれた発表に会場は大いに盛り上がった。
2015年10月08日●モバイルとデスクトップの垣根をなくしたワークフロー10月5日から7日(太平洋夏時間)にかけての3日間、米カリフォルニア州ロサンゼルスにあるロサンゼルスコンベンションセンターおよびマイクロソフトシアターにおいて、Adobe Systems主催のクリエイティビティ・カンファレンス「Adobe MAX 2015」が開催されている。初日の基調講演では、同社CEOのShantanu Narayen氏や、Adobe Creative CloudのSeinor VicePresident兼General ManagerであるBryan Lamkin氏など、各分野のエキスパートが登壇し、Creative Cloudで提供される新しいツールや革新的な新機能、そしてそれで実現する新しいワークフローについて発表した。本稿ではその様子を詳しくお伝えする。○Creative Syncで実現する新しいワークフローAdobeの発表によれば、今回のAdobe MAXの参加者は約7000人で、これは過去最多の人数だという。基調講演のオープニングでその7000人もの聴衆の前に姿を現したShantanu Narayen氏は、同社のCreative Cloudに対する取り組みについて次のように語った。「4年前のMAXでCreative Cloudを発表し、クリエイティブのプロセスを変えていこうとしました。どのようなインスピレーションでも形にできるようにしてきました。オンラインのコミュニティも開設し、コミュニティ全体で作れるようにもなりました。現在では530万人ものユーザーがCreative Cloudに参加しおり、新しい人たちもどんどん入ってきてくれています。Adobeとしては、Adobe MagicをCreative Cloudで皆さんの手の届く場所に提供していくつもりです」続いて、Narayan氏に紹介される形でBryan Lamkin氏が壇上に上がり、現在のCreative Cloudにおける特に重要な要素として、「Connected Workflows」「Creative Liberaries」、そして「Adobe Stock」の3つを挙げた。Connected Workflowsとは、他のツールや他のクリエイターとシームレスに連携して実現する新しいワークフローである。この中心になるのが、Creative Cloudで提供されるさまざまなツール間でデバイスを問わずにアセットを同期する「Creative Sync」と呼ばれる技術だ。Creative Syncによって、ファイルや写真、ベクターグラフィックス、フォントやブラシ、カラーパレットなど、作品制作のためのあらゆる要素を最小限のタイムラグで同期することができる。Creative Libraryはクラウド上の共有ライブラリで、各種クリエイティブツールからアクセスできるだけでなく、他のCreative Cloudメンバーとも容易に共有することができるようになっている。そしてAdobe Stockは今年6月にスタートした有償ストックフォトサービスである。Creative Cloudの各ツールに取り込まれており、ツール内から画面を切り替えることなくコンテンツの検索や購入ができる点が大きな特徴となっている。○モバイルとデスクトップの垣根をなくすワークフローを実演基調講演では、Jenn Tardif氏とEric Snowden氏の2人が「チーム作業でヨガスクールのポスターを作る」というテーマでのデモを行い、Creative Syncでどのようなワークフローが可能になるのかという一例を紹介した。まず、Tardif氏がPhotoshopの画面で、「Adobe Stock」からヨガを想起させる画像を探し、カラーパレットで色味を変更。この画像を、レイアウト作業を担当するSnowden氏に共有する。続いて、Snowden氏がモバイルアプリでレイアウト作業を進行した。「Adobe Comp CC」を使ってレイアウトを作成し、フォントはTypekitから選択。「Adobe Sketch」で絵を描いてレイアウトに加え、Tardif氏の画像を追加。その際に余分な背景をPhotoshop Mixを使って除去し、Shared Library経由でTardif氏にこれらのデータを戻す。最後に再び作業者はTardif氏となり、Adobe Capture CCでタイルパターンを作成。作成したパターンをPhotoshopでポスターの一部に反映させた。このデモで登場したAdobe Capture CCは、今回リリースされた新しいモバイルアプリである。具体的には、従来リリースされていたAdobe Brush、Adobe Shape、Adobe Color、Adobe Hueの4つのツールを統合し、ブラシやシェイプ、カラーテーマといった"作品制作の素材を集めるためのツール"として再構成されたものだ。それだけでなく、タイルパターンを作成するという全く新しい機能も追加されている。これはカメラで撮影した画像から自動でタイルパターンを作成してくれるもので、対象物との距離や角度に応じて多彩なパターンを作り上げることができる。さて、このデモの最大のポイントは、2人で複数のツールを切り替えながらひとつの作品を作り上げていることだろう。Photoshopはデスクトップアプリであり、CompやSkecth、Captureなどはモバイルアプリであるため、デバイスを越えて連携していることもわかる。あるツールで保存した内容は別のアプリのアセットにも即座に反映されてるので、ツールを切り変える際も、ファイルを転送し合うといった操作は必要ない。これこそがCreativeSyncによって実現したワークフローだという。●Typekitにモリサワ書体が追加/Illustrator等デザインツールの進化○Typekitでモリサワ書体が利用可能にここでAdobeでProductsとCommunityのVice Presidentを務めるScott Belsky氏が登壇し、Creative CloudにおけるAdobeと他社とのパートナーシップについて2つの発表を行った。ひとつはCreative SDKの拡張である。Creative SDKは昨年のAdobe MAXで発表された新機能で、サードパーティのサービスがCreative Cloudのツールの機能をクラウド経由で利用できるというもの。もうひとつは、日本語のタイポグラフィの分野では業界標準であるモリサワ書体が、Typekitで利用可能になったというもの。モリサワグループとの提携によって、Adobeとモリサワグループが選んだ20書体がTypekitで提供されるフォントに追加されており、これをデスクトップやWebサイトなどで利用することができるという。Typekitに日本語フォントが追加されたのは今年になってからであり、Adobe製以外の日本語フォントが追加されたのは今回が初めてとなる。日本のデザイナーやユーザーにとっては非常にうれしいニュースと言えるだろう。○デザイン分野におけるイノベーション続いて、デザイン分野におけるイノベーションとして、Illustrator、InDesign、そしてAdobe Fuse CCの新機能についての紹介が行われた。まずIllustratorについては、従来よりも「10倍高速で10倍正確」とのこと。10倍高速というのは、極めて動きがスムーズで、拡大などの操作の際にもタイムラグがないことを指す。そして10倍正確とは、最大6万4000%までの拡大に対応したことを指している。変わったのはパフォーマンスだけではない。タッチディスプレイに最適化されたタッチUIが強化され、より直感的な操作でイラストを描くことができるようになっている。パスファインダーやシェイパーツールの強化は特に注目とのことだ。InDesignでは「Publish Online」という新機能が紹介された。これは印刷デザインをデジタル化して公開できる機能で、デジタルコンテンツとして見せるためにアニメーションなどのインタラクティブな要素を追加することも可能だという。続いて、新ツール「Adobe Fuse CC」の紹介が行われた。Fuseは3Dモデルを作るためのアプリであり、アバターを作成するのと同様の感覚で手軽にモデリングを行うことが可能だという。さらに、作成した3DモデルをCreative Library経由でPhotoshopに取り込むことが可能で、取り込んだモデルに対してはさまざまな姿勢やアニメーションの動きを適用することができる。内部的には、「走る動き」や「ギターを演奏する動き」などのアニメーション設定がプリセットされており、それを取り込んだ3Dモデルに適用することでモデルを変形したかのように見えるとのことだった。○各種デスクトップアプリにタッチUIを搭載Illustratorのデモで触れたタッチUIだが、これまではPhotoshopおよびIllustratorにしか搭載されていなかった。しかし今後のアップデートで、これをその他のデスクトップアプリにも拡張していく予定だということが発表された。具体的には、IllustratorとPhotoshopに加えて、InDesign、Lightroom、Premiere Pro、After Effects、Audition、Charactor Animatorでタッチ操作に最適化されたUIが搭載されるという。ちなみにこのタッチUIの開発については、Microsoftとの強力なパートナーシップによって実現したとのこと。そのためか、展示会場のデモ機はすべてSurface Pro 3だった。●UI/UXデザインの新ツール「Project Comet」○新UXツール「Project Comet」登場次に挙げられたテーマは、WebにおけるUIおよびUXのデザインについてだ。Creative CloudのWebデザインツールは、主にDreamweaverとAdobe Museがある。この使い分けについては、Dreamweaverがデザインとコーディングの両方にフォーカスしているのに対して、Museはデザインのみにフォーカスを当てて最適化しているため、特にコーディングを主としないデザイン作成では、Museの方がシンプルで使い勝手が良いとのことだった。しかしMuseにはひとつ重要な機能が足りていなかったと、デモを担当したPaul Gubbay氏は指摘する。それはレスポンシブWeデザインへの対応だ。そこでMuseの次期アップデートでは、このレスポンシブWebデザインに対応したWebサイトを作成するための機能が追加される予定だという。これによって、Dreamweaverの同機能のように簡単にブレークポイントを設定し、画面サイズに応じたデザインの変更を行うことができるようになるとのことだ。UIデザインのためのツールとしては、Photoshopも一般的に広く使われている。そこで次期PhotoshopにはUIデザインのための新機能がいくつか搭載される予定だ。そのひとつがPSDドキュメントから自動でアセットを抽出して一カ所にまとめる機能。これによって、従来のようにひとつひとつのアセットを個別に抽出するという作業が必要なくなる。そしてアートボード機能の拡張。アートボードについては新機能として紹介されていたが、これはPhotoshop (2015)ですでに搭載されている機能である。アートボードが作れるようになったことで、複数のデザインを一カ所にまとめて管理・閲覧することができるようになった。なお、新機能としてはレイヤーパネルにアートボードを絞り込むためのフィルターが搭載されるなど、大幅な使い勝手の向上が行われるとのことだ。さらにAdobeでは、UXデザインのための全く新しいツールを開発中だという。この新アプリは「Project Comet」のコード名で開発中とのことで、今回の基調講演では初めてそのデモが公開された。UIデザインはPhotoshopでも作ることができるが、UXにはインタラクションが必要なため、Photoshopだけでは十分ではない。CometはUXデザインのために必要な新しい機能を備えたツールになるという。デモで紹介されたのは、繰り返しコンテンツを範囲選択とドラッグだけで簡単に作成したり、イラストなどのコンテンツをドラッグ&ドロップだけでレイアウトに合わせた形で貼り込んだりすることができる機能などだ。画面遷移についてはアートボード上でワイヤーを張ることで直感的に設定できる。リアルタイムプレビューにも対応するとのこと。Project Cometについてはまだ開発途中であり、2016年のはじめ頃、パブリックプレビューが公開できる予定と語られた。○映画「デッドプール」の監督もPremiereユーザーだった続いてのテーマは、ビデオについて。ここで、来年公開予定の映画「デッドプール」の監督であるTim Miller氏が登場した。Miller氏はAdobeのツールのコアユーザーであり、映画の制作ではPremirer ProやAfter Effectsを活用しているという。なぜAdobeのツールを使うようになったかという質問に対して、同氏は次のように答えた。「最初はDavid Fincher監督がPremiereを使っていると聞いたのがきっかけです。それ以来長年使ってきましたが、いいこともあれば、スクリーンをたたき割りたくなるくらいの悪い出来事もありました(笑)。しかし今はだいぶ状況が違います。Premiereは今では最高の映画作成ツールと言えるのではないでしょうか」Miller氏の次にはビデオチームのJason Levine氏が登壇し、Premiere Pro、AuditionそしてAfter Effectsについての新機能を紹介した。まずPremiere Proでは、カラーの調整を簡単に行えるようになる。さらに、スタイル化されたプリセットが用意されており、一般的によく使われる色調であればさらに簡単に設定できるという。Auditionでは、Remix機能を使ってビデオとオーディオの長さが違う場合でも動的に調整して合成することができるようになる。長さで調整するのではなく、ビートとハーモニーによって動的に調整するため、自然な形で合成することが可能とのことだ。そしてAfter Effectについてだが、Adobe Stockに新たにビデオコンテンツが追加され、そこから商用利用可能なビデオを購入して使用できるようになるという。プレビュー用にウォーターマーク付きの映像が使える点も写真の場合と同様で、ライセンス購入後は自動でウォーターマークが削除されるので、正規版を自分でダウンロードし直したりする必要はない。○モバイルでも写真のレタッチが可能に最後のテーマはフォトグラフィー。ここで、モバイル用の新アプリ「Photoshop Fix」が発表された。Photoshop Fixは、モバイル端末で撮影した画像を修正することができる新しいレタッチアプリで、ブラシ加工やゆがみ修正などといった処理を行うことができる。この修正はレイヤーベースでの非破壊的なものなので、簡単に元に戻すことが可能。デスクトップ版Photoshopの開発で培ってきた技術に基づいて開発されており、極めて高性能な処理を実現しているとのことだ。既存アプリであるLigthroom MobileやPhotoshop Mixについても、大幅な機能強化が発表された。まずLightroom Mobileだが、デスクトップ版に実装されていたかすみ除去機能が搭載されたことが最も大きな拡張と言えるだろう。そしてPhotoshop Mixでは、3層以上のレイヤーの合成に対応したほか、画像をオーバーレイで合成するなどの機能が追加されている。基調講演の最後にはBryan Lamkin氏が再び登壇して、「いい写真を撮るためにはいいカメラが必要でしょう」と語り、Adobe MAXの参加者全員に富士フイルム社製のディタルカメラ「X-T10」をプレゼントすることを発表した。この発表は会場を大いに沸かせた。そして最後に次のように締めくくった。「今回のリリースはみなさんにクリエイティブの自由を与えるものです。時間と場所を選ばずにインスピレーションを与えることができるのがCreative Cloudです。そして逆に、Adobeでもクリエイターの皆さんから多くのインスピレーションを与えられています。引き続き素晴らしい仕事をしていただきたいと思います」
2015年10月07日●Creative Cloudのアップデートは? 今年の注目ポイントまとめ10月5日から7日(太平洋夏時間)にかけての3日間、米カリフォルニア州ロサンゼルスにあるロサンゼルスコンベンションセンターおよびマイクロソフトシアターにおいて、Adobe Systems主催のクリエイティビティ・カンファレンス「Adobe MAX 2015」が開催される。プレイベントは3日から開催されており、会場のあるロサンゼルスのダウンタウンには世界中から多くのクリエイターが集まり、開幕の瞬間を心待ちにしている。○Adobe MAXとは?Adobe MAXは、もともとはWebデベロッパーを主なターゲットにしたデベロッパー向けイベントとして開催されていたが、Adobe MAX 2013からはより広範な"クリエイティビティ"をテーマとしたクリエイター向けのカンファレンスとして生まれ変わった。3日間の会期中には、同社が提供する各種クリエイティブツールに関する動向をはじめとして、デザイナーやフォトグラファー、ビデオクリエイターなどに向けた技術トピックや、最先端のソリューションの発表などが行われる。Adobeのエバンジェリストや、最前線で活躍するクリエイターの話を直接聴くことができる貴重な機会となる。○Creative Cloudはどう進化するか今年のAdobe MAXで最も期待されているのは、何と言っても同社が提供する「Adobe Creative Cloud」に関するアップデートだろう。今年6月には誕生以来2度目となるメジャーバージョンアップが行われ、Creative Cloud(2015)がリリースされており、これが直近の大きなアップデートである。このアップデートでは、ツールやデバイスをまたいだコンテンツの同期・共有をよりシームレスに行うための「Creative Sync」と呼ばれる新機能が追加された。これによって、複数のツール間を行き来しながらCreative Cloud全体をひとつの統合されたクリエイティブツールとして利用するという、Adobeが従来より提唱してきたワークフローがよりスムーズに実現できるようになった。また、有償のストックコンテンツサービス「Adobe Stock」が開始されたのもこのときである。Adobe Stockの大きな強みはCreative Cloudツールとシームレスに連携している点で、各デザインツール内から直接Adobe Stockにアクセスし、画面を切り替えることなく任意のコンテンツを取り込むことができるようになっている。Creative Cloud(2015)のリリースからはまだ4カ月弱しか経っていないので、今回のAdobe MAXでメジャーバージョンアップが行われる可能性は低い。しかし、Creative Cloudのコンセプトは一斉バージョンアップにとらわれない継続的なアップデートであるため、このタイミングで大幅な機能拡張が発表されることは間違いないだろう。注目すべき大きなポイントは、やはりモバイルアプリの強化だ。長年の開発である程度完成された形になっているデスクトップツールに対して、モバイルツールはまだ発展途上の段階であり、新しいツールも続々と登場している最中だ。例えば先日開催されたIBC 2015でAdobeは、Photoshopの技術をベースとした新しい写真レタッチアプリ「Project Rigel」をお披露目している。当然、Adobe MAXでも何らかの発表を期待していいはずだ。同社が提唱する"場所やデバイスを問わないワークフロー"の実現のためには、モバイルツール群のより一層の拡充と、ツール間の連携の強化が不可欠である。その辺りが今回のアップデートの主要なポイントになるであることは想像に難くない。もちろん、従来のデスクトップツールの機能強化にも大いに期待したいところだ。これまでもアップデートの度に"Adobe Magic"と呼ばれる魔法のような新機能の数々を見せられてきた。今回も何か驚きの新機能を披露してくれるはずだ。●著名クリエイターの講演も/日本で「Adobe MAX」を楽しむ方法○著名クリエイターによる講演にも注目2日目のキーノートでは、4名の著名なクリエイターがゲストスピーカーとして登壇し、それぞれの経験に基づいてクリエイティビティをテーマにした公演が行われる。"クリエイティビティ・カンファレンス"という位置付けに変わって以来恒例となったスタイルだ。スピーカーを務めるのは、"華麗なるギャツビー"などの監督として知られる映画監督のBaz Luhrmann氏、写真家であり「Humans of New York」のファウンダーでもあるBrandon Stanton氏、デザイナー兼作家のElle Luna氏、そして作家兼イラストレーターのMaira Kalman氏の4名。例年、このセッションではそれぞれのスピーカーがどのようにしてクリエイティビティを開花させ、この世界で活躍するに至ったのかが、その経緯や内面に秘めた意思、作品に対する向き合い方などとともに語られる。新製品や新技術の発表とは異なるが、多くのクリエイターに刺激を与える興味深いセッションになるだろう。○日本で楽しむAdobe MAX 2015初日および2日目の基調講演についてはオンラインでライブストリーミングが行われる予定で、これは日本からも視聴することができる。参加登録はAdobe MAX 2015公式サイトのWebページから。開始時間は日本時間だと6日は午前1時半から、7日は午前2時からとなっており、リアルタイムに視聴するのは厳しい時間帯ではあるが、この基調講演も含むいくつかのセッションは録画映像がオンデマンドで観られるようになるとのことだ。また、このライブストリーミングとは別に、日本のユーザー向けに企画されているのが「Adobe MAX 2015 基調講演プレイバック!」だ。これは初日の基調講演で発表された内容を、日本のアドビ社員による解説付きで聞くことができるオンラインイベントである。開始時間は日本時間の10月6日21時からとなっている。またモバイルサイト「Adobe Live Now」では、現地の様子をリアルタイムに知ることができるように、展示会場レポートや関連ツイートの集約といった企画が予定されているとのこと。それに加えてTwitter関連では、ハッシュタグ#maxjpをチェックしていれば、現地にいる日本人参加者(通称"MAX野郎")からの生の声を聞くことができるだろう。
2015年10月05日アドビ システムズは、米カリフォルニア州・ロサンゼルスで開催される「Adobe MAX 2015」の基調講演のようすを、日本のアドビ社員の解説とともにプレイバックする「Adobe MAX 2015 基調講演プレイバック!」を10月6日 21時よりインターネット上で配信する。視聴は無料(事前登録制)。「Adobe MAX 2015」は、米カリフォルニア州・ロサンゼルスにて10月5日~7日に開催される、米アドビ主催のクリエイティブ カンファレンス。グラフィックデザイン、イラストレーション、写真、クリエイティブイメージング、映像、電子出版、Webデザイン、アプリデザインなどの各分野において、業界を代表するスピーカーと業界関係者が集う毎年恒例のアドビ最大のイベントだ。開幕日となる10月5日 朝9時30分(日本時間の10月6日 深夜1時30分)からは、7000人収容のマイクロソフトシアターにおいて、同社の社長兼CEO・シャンタヌ ナラヤン氏とデジタルメディア シニアバイスプレジデント・デイビッド ワドワーニ氏による基調講演が行われ、アドビの各製品やサービスの最新情報が発表される予定となっている。このたび配信される「Adobe MAX 2015 基調講演プレイバック!」は、同基調講演の模様を、日本在住のユーザーにも視聴しやすい同日21時から、日本のアドビ システムズ社員(仲尾毅氏、岩本崇氏、古田正剛氏、轟啓介氏)による解説とともに視聴できるUstream放送だ。視聴希望者は、イベント特設ページの申し込みフォームにて事前登録する。ちなみに、昨年の基調講演の模様は「Adobe MAX 2014 まとめ」で参照できる。
2015年09月17日