「第10回下北沢映画祭」が、2018年10月26日(金)から28日(日)までの3日間、北沢タウンホールほか、下北沢の全4会場にて開催される。「下北沢映画祭」では、ドラマ・CG・アニメーション・ミュージックビデオ、ドキュメンタリーなどジャンル不問の映画作品コンペティションをメインに行う他、音楽や演劇、ファッション、グルメなど下北沢の多彩なカルチャーに触れられるプログラムも実施。今回は第10回目の開催となり、節目を迎える。「第10回下北沢映画祭」のテーマは「To be continued お楽しみはまだまだ続く」。映画、ドラマ、ゲームで「to be continued」というワードを見た時のワクワク感や期待感を映画祭を通して感じて欲しい、という思いが込められている。今回のコンペティションには、アニメーション作品や会話劇など、バラエティに富んだ10作品がノミネート。ゲスト審査員は、映画『勝手にふるえてろ』の大九明子監督が務める。また、「柄本佑×三宅唱」の特集上映を10月26日(金)に実施。『きみの声はうたえる』でのタッグも記憶に新しい2人が関わる3つの作品、『ムーンライト下落合』『NAGAHAMA』『八月八日』を一挙公開。その翌日27日(土)には、『ちょっとの雨ならがまん』を下北沢ReGで上映する。日本のハードコア・パンクシーンの黎明期を描いた作品だ。そして、北沢タウンホールでは「演劇×映画」特集を10月28日(日)に開催。10周年を迎える劇団ゴジゲン主宰の松居大悟監督最新作『君が君で君だ』など演劇にまつわる映画を上映する。上映後は松居監督をはじめ、関係者によるトークセッションも開催される。【詳細】第10回下北沢映画祭開催日程:2018年10月26日(金)~10月28日(日)会場:北沢タウンホールほか全4会場■柄本佑×三宅唱、特集上映日時:10月26日(金) 19:30(19:15開場)会場:下北沢トリウッド住所:東京都世田谷区代沢5-32-5-2Fチケット:1,800円■ちょっとの雨ならがまん in 下北沢日時:10月27日(土) 11:45(11:30開場)会場:下北沢ReG住所:東京都世田谷区代沢5-30-10チケット:2,000円+1ドリンク600円■「演劇×映画」特集日時:10月28日(日) 10:45(10:30開場)会場:北沢タウンホール住所:東京都世田谷区北沢2-8-18チケット:2,000円
2018年09月07日エマ・ストーン出演最新作『THE FAVOURITE(原題)』が、批評家から絶賛を受け、第75回ヴェネチア国際映画祭で早くも各賞の最有力として注目されていることが分かった。■ヴェネチア国際映画祭にて各賞の最有力にあがる現在開催中のヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門の1作として、現地時間8月30日(木)、注目のエマ・ストーン出演最新作『THE FAVOURITE(原題)』のワールドプレミア上映が行われ、当日から解禁になった映画評では、現時点で批評を掲載した16のメディアが全て絶賛するという異例の高評価。さらにRotten Tomatoes(ロッテントマト)では100%フレッシュをたたき出している(9月3日時点)。ほかにも星取りで軒並み5つ星(5点満点)、A評価を連発する中、早くも作品賞、監督賞、主演・助演女優賞はもちろん、脚本賞、撮影賞、コスチュームデザイン、美術での賞レースのトップランナーとして注目を集めている。監督を務めたのは『ロブスター』『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』の鬼才、ヨルゴス・ランティモス。出演には『ラ・ラ・ランド』や、最新作『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』で実在のテニス選手を演じたエマ・ストーン。オスカー女優で監督の過去作にも出演したレイチェル・ワイズ。ゴールデン・グローブ賞に輝く名女優オリヴィア・コールマンなど、ランティモス監督が信頼を寄せる実力派3女優に加え、ニコラス・ホルト、ジョー・アルウィンといった、フレッシュな美形英国俳優たちが脇を固めている。■ヨルゴス・ランティモス監督とは?ギリシャの監督であるヨルゴス・ランティモスは、両親によって完全に外界から遮断された家庭環境で育てられた少女2人を描いた『籠の中の乙女』や、パートナーのいない人間はホテルに連れていかれ、期間内にパートナーを見つけられないと動物に変えられてしまうという『ロブスター』など、シュールかつ怪しげな世界観を描いてきた。どの作品にも共通して不可解かつ独特のルールが存在し、そのルールに翻弄される主人公も魅力のひとつ。中でも『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』では、コリン・ファレル、ニコール・キッドマン、バリー・コーガンを迎え、1人の医師がある少年を自宅に招き入れたことをきっかけに、息子と娘が突如歩けなくなったり、目から血を流したりと、全く理解できない現象に襲われる物語を描いた。一見ホラーの側面を持ちながら、「これはコメディだ」と語る監督の本作は、カンヌ国際映画祭脚本賞を受賞。それだけに、本作『THE FAVOURITE(原題)』でも、歴史ものの側面をもちながら、どれだけランティモス・ワールドが展開されるのか、ファンならずとも目が離せない。3人の女性が巻き起こすパワー・ゲームがどのように描かれるのか、引き続き注目したい。『THE FAVOURITE(原題)』は2019年2月公開予定。(text:cinemacafe.net)
2018年09月05日「第23回釜山映画祭」に出品される作品がこのほど発表。日本からは、池松壮亮主演の『斬、』や柳楽優弥主演『夜明け』。ほかにも『止められるか、俺たちを』『母さんがどんなに僕を嫌いでも』『愛しのアイリーン』などが選ばれた。■『斬、』(11月24日公開)池松壮亮×蒼井優共演の時代劇世界中に多くのファンを持つ塚本晋也が、戦争の恐怖をあぶり出した『野火』を経て、さらに時代を遡り初の時代劇に挑んだ完全オリジナル作品『斬、』。江戸時代末期、江戸近郊の農村を舞台に、時代の波に翻弄されるひとりの浪人と彼に関わる人々を通して、生と死の問題に迫る衝撃作だ。文武両道で才気あふれる浪人を池松壮亮、浪人の隣人である農家の娘を蒼井優と、今作で2人共初めて塚本作品へ参加する。劇中で見せる、2人のぶつかり合うような演技合戦は必見。ガラ・プレゼンテーション部門に正式出品今回本作は、毎年世界の厳選された4~6作品が上映され、過去に日本からは、是枝裕和監督『三度目の殺人』、新海誠監督『君の名は。』が出品された、ガラ・プレゼンテーション部門に正式出品が決定。塚本作品が、この最も話題のフィルムメーカーの最新作を紹介し、芸術性と功績を称えるガラ・プレゼンテーション部門への出品は初めてとなる。塚本晋也監督コメント釜山映画祭は、映画祭が始まった年から呼んでいただき、お客さんのあまりの熱狂ぶりに感動しました。毎回心にあたたかいお土産を持ち帰らせていただきます。このたびも釜山のお客さんとお会いできるのが今からとても楽しみです。そしてこの映画が皆さんの心にどう映るのかが楽しみです。ヴェネチア、トロント、釜山と、『斬、』にとって大切な三本柱を立てることができました。とてもよいスタートがきれたと思っています――塚本晋也■『夜明け』(2019年1月18日公開)是枝裕和・西川美和監督の愛弟子が監督デビュー是枝裕和と西川美和監督が立ち上げた制作者集団「分福」が満を持して送り出す新人監督、広瀬奈々子のデビュー作『夜明け』。ある秘密を抱えて逃れてきた青年と、彼を偶然助けることとなった見ず知らずの初老の男・哲郎の物語を描く、広瀬監督のオリジナル作品だ。ある秘密を抱えて逃れてきた青年を柳楽優弥が、初老の男・哲郎役を小林薫が演じ、映画初共演を果たす。コンペティション(ニューカレンツ部門)に出品そんな本作が、本映画祭のコンペティション(ニューカレンツ部門)に出品が決定。是枝監督のもとで監督助手を務めてきた愛弟子のデビュー作に、『誰も知らない』でカンヌ国際映画祭・史上最年少で主演男優賞を受賞した柳楽さんが主演する、まさに“運命の映画”といえる本作。公式上映には柳楽さんと広瀬監督の参加も予定されている。柳楽優弥コメント映画祭に参加出来る事がとても嬉しいです。以前参加した際に、釜山国際映画祭はとても活気に溢れた映画祭という印象を受けたので、今回も参加出来る事をとても楽しみにしております。広瀬監督の作品が多くの方に届いたらいいなと思います。広瀬奈々子監督コメント昨年、釜山国際映画祭のAPMという場で映画の企画をプレゼンする機会があり、街全体に帯びる映画への情熱と、他国の映画人への懐の深さを感じ、またここに戻ってくることを一年間目標にしてきました。素晴らしい映画祭でデビュー作を上映できることを心から嬉しく思っています。言葉にできないものを言葉にしないまま描くことに挑戦した本作を、韓国、アジアの方々にどのように受け取ってもらえるかとても楽しみです。今ここでしか味わうことのできない様々な景色や言葉に触れ、たくさん吸収してきたいと思います。■『止められるか、俺たちを』(10月13日公開)白石和彌監督×門脇麦×井浦新2012年に逝去した故・若松孝二監督が代表を務めた若松プロダクションによる、映画製作再始動第1弾『止められるか、俺たちを』。1969年、若松プロダクションの門を叩いた少女の目を通して、若松孝二と共に映画、政治、青春が駆け抜けていった一瞬の時を描く。主演の門脇麦が、若松プロダクション助監督・吉積めぐみ役を、監督に若松プロダクション出身の白石監督を迎え、そして若松孝二役は、『実録・連合赤軍あさま山荘への道程』『キャタピラー』『海燕ホテル・ブルー』、そして監督の遺作となった『千年の愉楽』などに出演してきた若松組常連の井浦新が務める。アジア映画の窓へ出品決定そして今回本映画祭にて、「アジア映画の窓」(A Window on Asian Cinema)出品決定。さらに、アジア映画の成長を支援しアジアの若い映画監督の発掘にその生涯を捧げて亡くなったキム・ジソクを敬い、2017年の第22回釜山国際映画祭から新設された賞「キム・ジソク賞」へのノミネートも決定した。白石和彌監督コメント若松監督が生前最後に参加した釜山映画祭でプレミア上映できる事、心から嬉しく思います。釜山映画祭は私自身も毎作品呼んで頂いているとても重要な映画祭です。しかも昨年から創設されたキム・ジソク賞にノミネートとのことで大変驚いています。デビュー作の「ロストパラダイス・イン・トーキョー」で初めて釜山映画祭に参加して、ジソクさんにお酒をたくさん飲ませて頂いた事、昨日のように覚えています。いろんな思いが過りますが、みんなで釜山映画祭の参加を楽しんできます。釜山には若松監督の手形もあるので、仲間たちと触りに行きます。■『母さんがどんなに僕を嫌いでも』(11月16日公開)実体験を基にしたコミックエッセイの映画化歌川たいじが実体験をもとに書き綴ったコミックエッセイを、『すーちゃんまいちゃんさわ子さん』の御法川修監督が映画化した『母さんがどんなに僕を嫌いでも』。主人公・タイジを太賀、母・光子を吉田羊が演じ、親からも友達からも愛されたことがない青年が、壮絶な過去を乗り越えて、自分を拒絶してきた母の愛をつかみ取るまでの奇跡の実話が描かれる。アジア映画の窓部門へ出品決定『止められるか、俺たちを』と同様、本作も「アジア映画の窓」部門への出品&上映が決定。吉田さん、御法川監督が舞台挨拶を行う予定となっており、吉田さんにとって釜山映画祭への参加は今回が初、御法川監督にとっても初の釜山映画祭への作品出品となる。御法川修監督コメント原作を初めて手にした日から5年。作りたい気持ちと、作らねばならないという気持ちが重なる題材に巡り合うことは稀なことです。本作の企画は、自分とプロデューサーの個人的な情熱だけを頼りに始まりました。最初は行き先の不安な船出でした。やがて太賀さんと吉田羊さんが企画に光を与えてくれ、映画化実現への鼓動が大きくなりました。長い月日を重ねて完成した映画が、釜山国際映画祭でお披露目されることになり、込み上げる気持ちを抑えられません。本作で描かれる母と子の物語が、アジアの玄関口から世界中へと羽ばたいてくれることを期待します。■『愛しのアイリーン』(9月14日公開)主演・安田顕×吉田恵輔監督『さんかく』で映画界の注目を集め、『ヒメアノ~ル』『犬猿』なども手掛けた吉田恵輔監督の最新作『愛しのアイリーン』。本作は、監督が“どんな映画よりも最も影響を受けた作品”と公言する、新井英樹の伝説の漫画の映画化。嫁不足の農村に暮らす非モテの40代男と、貧しく若いフィリピン女性の国際結婚を軸に、夫婦、親子、家族における壮絶な愛の形をダイナミックに描ききった異色のラブストーリーだ。安田顕が主人公の42歳ダメ男・岩男役、物語のもう一人の主人公といえる少女アイリーン役には、フィリピンの新星ナッツ・シトイが抜擢された。アジア映画の窓部門へ出品決定そして本作もまた、『止められるか、俺たちを』『母さんがどんなに僕を嫌いでも』同様、「アジア映画の窓」部門への出品決定した。コメント到着!今回の釜山国際映画祭への正式出品決定を受けて、安田さんは「この映画が多くの方の目に届く機会ができて、嬉しいです。この作品に込められたテーマ、熱量が、アジア含め、海外の方々がどのように感じるか、とても楽しみです」と喜びと期待を語る。一方、吉田監督は「20年前、塚本晋也監督のスタッフとして訪れた、生まれて初めての映画祭。まさか自分が監督となり再び訪れることになるとは。こんなに嬉しい事はないです。皆様に感謝!!」と現在の心境を明かしている。■『かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―』(11月30日公開)有村架純と國村隼W主演『RAILWAYS』シリーズの最新作日本の美しい風景を走る鉄道とともに、迷いながらも成長していく人々の姿を清々しく描く『RAILWAYS』シリーズの最新作『かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―』。本作は、鹿児島県~熊本県を結ぶ<肥薩おれんじ鉄道>を舞台に、愛する人を失った血の繋がらない3世代3人の、“ふぞろい”な家族の再出発を描いた作品。有村架純と國村隼がW主演を務める。アジア映画の窓部門へ出品決定『止められるか、俺たちを』などと同様、本作も「アジア映画の窓」部門へ出品されることが決定。加えて、國村さんがアジアの精鋭新人監督のコンペ部門である「New Currents」部門の審査員にも決定。韓国では2016年に公開され700万人を超える動員を記録し、カンヌ映画祭でも上映され反響を得た『哭声/コクソン』。この演技により、韓国の最も権威ある映画賞・青龍映画賞で男優助演賞と一般投票で選ばれる人気スター賞の2部門に輝いたことがきっかけで、映画祭たっての希望により実現したという。國村隼コメント『哭声/コクソン』という作品は私にとって初めての韓国映画でした。ナ・ホンジン監督のイメージをどのくらい形に出来たのか未だにわかりませんが、多くの韓国の方々に支持して頂いた驚きと嬉しさは今も忘れることは出来ません。そしてそのご縁もあってでしょうか、今年の釜山国際映画祭に審査員としてお招き頂きました。たいへんな重責に躊躇する気持ちも大きかったのですが、これもご縁とお引き受けする事になりました。また、もうひとつ嬉しい事に、私の最新作『かぞくいろ』も招待作品として決定し、各国の皆さんにお披露目出来る事をとても光栄に思っています。釜山映画祭に集う人たちとお目にかかるのを、今から楽しみにしています。吉田康弘監督コメント憧れの釜山国際映画祭に参加できてとても嬉しいです。作品の中で提示した『かぞくのかたち』は、韓国の皆様にも共感してもらえるのではないかと密かに期待しております。アジアの映画ファンの皆様と一緒に作品を観ることが今からとても楽しみです。■「Tokyo 2001/10/21 22:32~22:41」大竹しのぶの初短編映画大竹しのぶが主演を務める短編映画「Tokyo 2001/10/21 22:32~22:41」。東京の回転寿司店えお舞台に、大竹さん演じる母と篠田諒演じる息子の会話と沈黙、そこに流れる微妙な想いのやりとりを描く作品だ。監督・撮影・脚本は、学生時代に監督として「Tokyo 2001/10/21 22:32~22:41」をはじめ3本の短編映画を制作、複数の国際映画祭に出品。「GU」のTVCMや「LOFT」のWebムービーなどの撮影も担当している新鋭・奥山大史が手掛けた。短編コンペティション部門へ出品決定奥山監督は先日、第66回サン・セバスチャン国際映画祭にて、初長編監督作品『僕はイエス様が嫌い』が日本人としては史上最年少での正式出品が決まったことで話題になったが、本映画祭では短編コンペティション部門に正式出品作品として招待されることが決定した。大竹しのぶコメントこのような作品に仕上がるとは、夢にも思いませんでした。妙な身体と顔のバランス、目の動き、顔の角度、細やかな計算によって見えてくるリアリティーに驚かされました。撮影は、まるで映画のようにワンカット長回しのようなこともあれば、細かく何度もやり直したり。それが終わったかと思うと、今度はインスタントカメラで何百枚もの撮影…。目の動きや口を「あえいおう」と開けたり、角度を変えて何度も何度も撮りました。一体これから何が生まれるのだろうと、全く想像がつきませんでした。映画では、ワンカット、ワンカットに想いを込めるといいますが、この作品の場合、1コマ、1コマに想いがこもっているので、凄い力を持っていると思います。人間というのは、複雑です。悲しく、淋しく、恐いものであるけれど、そこには必ず愛があるのだろうと思うのです。出演させていただいて、こちらが勉強になりました。奥山監督のその才能が海外の映画祭で認められたこと、大変嬉しく思います。監督独自の世界観で、また撮れる日が来ることを楽しみにしております。その時はまた、呼んで頂けたら嬉しいです。奥山大史監督コメント釜山国際映画祭に監督作を出品させていただけること、とても嬉しいです。この映画では、新しい技術を使いながらも、懐かしさをも出したかったので「写ルンです」で約3000枚撮影し、それを素材にアニメーションにしました。釜山の方々には、新しさと懐かしさを同時に楽しんでいただけたら嬉しいです。「第23回釜山映画祭」は10月4日(木)~13日(土)の期間で開催。(cinemacafe.net)■関連作品:母さんがどんなに僕を嫌いでも 2018年11月16日より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、イオンシネマほか全国にて公開Ⓒ2018「母さんがどんなに僕を嫌いでも」製作委員会夜明け 2019年1月18日より新宿ピカデリーほか全国にて公開Ⓒ2019「夜明け」製作委員会止められるか、俺たちを 2018年10月13日よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開©2018若松プロダクション
2018年09月05日来月10月に開催される「京都国際映画祭2018」において、9月3日によしもと祇園花月にて、開催概要発表会見が行われた。「京都映画祭」の伝統と志を引き継ぎ、“映画もアートもその他もぜんぶ”をテーマに行われる「京都国際映画祭」。5年目を迎える本映画祭今年のキャッチコピーは「京都上映中。」。名作を生み出してきた京都の街全体で、映画のある幸福をたくさんの人たちと共有したい、という思いが込められている。昨年に引き続き、世界文化遺産である西本願寺の重要文化財、南能舞台にてレッドカーペット・オープニングセレモニーを行うことも決定し、多数のゲストを迎えること、「牧野省三賞」、「三船敏郎賞」の授賞式が行われることも併せて発表された。■充実の「映画部門」企画「映画部門」では奥山和由京都国際映画祭総合プロデューサーが「こういう映画祭は大きくなるほど軸がずれていく怖さもある、5回という区切りの中で原点を振り返ってみていきたい」と映画部門の大テーマは原点復帰になるとコメント。まず、テレビ局と吉本興業による共同制作プロジェクト「TV DIRECTOR’S MOVIE」からは、「ガンバレルーヤ」よしこ主演の『Bの戦場』、宮川大輔出演の『サクらんぼの恋』含む7作品。「サイレント・クラシック映画」では、高橋寿康監督の新たに発見された『照る日曇る日』、時代劇の基礎を築いた名監督の一人、伊藤大輔監督の幻の作品『明治元年』などの名作を。一人の人、一つのテーマにスポットをあてる「特集上映」では、「深作欣二監督特集vol.1」、「宮川一夫特集」「京の映画」「特別上映」といったテーマでの上映。「映画祭連携企画」では、京都で行われている様々な映画祭・映画イベントが手を組み、作品の紹介上映を実施。そして、昨年新設された「アニメーション」では、従来のアニメーションだけでなく、コマ撮りという特殊な手法にも注目し、様々な作品の上映と関連イベントを行う予定だ。■中島貞夫監督が描く時代劇がワールドプレミア上映!さらに、「特別招待作品」として、京都を代表する巨匠・中島貞夫監督の59年に及ぶ映画人生の集大成となる、20年ぶりの長編最新作『多十郎殉愛記』のワールドプレミア上映も決定。14日(日)によしもと祇園花月でクロージング作品として上映される。この日流れた映像では、本作で主演する高良健吾のコメントも登場。高良さんは1か月ほど京都に入り込んで徹底的に勉強し、切られ役は吉本の若手から20人ほどを抜擢して、3週間徹底的に訓練したという本作。高良さんは「この映画はいまの時代劇の技術的な限界に挑戦するというよりは、役者の限界、体力、肉体の限界に挑戦した時代劇になっている」と作品を説明し、「みんなでこだわって作った、それが映っていると思う、とても自信があるので見ていただけるとうれしい」とアピールしていた。■『Bの戦場』大野拓朗も登場さらにこの日、「TV DIRECTOR’S MOVIE」で上映される『Bの戦場』から、大野拓朗がゲスト登場。主演のよしこさんについて「だんだん可愛く見えてしまうのを楽しんで見ていただきたい」と笑顔を見せ、沖縄でも大好評だったとのことで、「京都でももっと盛り上げていけたら」とアピールしていた。■映画だけじゃないアートにも注目ほかにも、「夢あるなぁ」をテーマに展開される「アート部門」では、今年から新たな会場になった「元淳風小学校」、「岡崎公園・ロームシアター京都 ロームスクエア」、「図書館」などで様々な展示が行われる。「京都国際映画祭2018」は10月11日(木)~14日(日)まで開催。(cinemacafe.net)
2018年09月05日8月29日から9月8日まで開催中のヴェネチア国際映画祭に、世界各国から映画人が集結。金獅子賞の行方も気になるところだが、今回は映画祭中盤の現時点でSNSやメディアで話題になった奇抜&不思議なファッションをご紹介!まずはリメイク版『サスペリア』で映画音楽家デビューを果たしたレディオヘッドのトム・ヨーク。正装でキメる俳優陣の中、ブルーのグラデーションが鮮やかなスーツに足元はサンダル、髪型はマンバンとカジュアルないで立ちで登場。「ワーストドレッサー」の称号を与えるメディアもあれば、「クレイジーだけどトムだからこその着こなしだ!」と褒めるメディアも。続いては同じくリメイク版『サスペリア』のクロエ・グレース・モレッツ。レッドカーペットで「Miu Miu」の衣装を選ぶことが多いクロエは、今回も「Miu Miu Resort 2019」のポロシャツとワイドパンツをチョイス。しかしポロシャツのサイズが合っておらず窮屈そうで、ワイドパンツの裾についているファーが「まるでイエティ(雪男)みたい」と不評だった。最後は審査員の1人、ナオミ・ワッツ。ピンクの「Armani Prive」のドレスは「Mirror」紙などのメディアが「ベストドレッサー」と称える一方、ツイッターでは「ナオミがふせん紙に埋もれてる」との声が上がっている。(Hiromi Kaku)
2018年09月04日レディー・ガガが活動休止を経て、スクリーンで完全復活を見せる『アリー/ スター誕生』。日本時間9月1日深夜(現地時間8月31日)、第75回ヴェネチア国際映画祭のアウトオブコンペティション部門にてワールドプレミアを迎え、主演のガガと初監督&主演のブラッドリー・クーパーが記者会見とレッドカーペットに登場した。■“女優”レディー・ガガに上映中から拍手喝采、スタンディングオベーションも会場前に敷かれたレッドカーペットは、“女優”ガガをカメラに収めようとするマスコミと、会場に駆け付けた2,000人ものファンで溢れかえり、近年稀に見る盛り上がりを見せた。さらに、レッドカーペットには本年度のカンヌ国際映画祭で審査員長を務めたケイト・ブランシェットをはじめ、スーパーモデルのイリーナ・シェイク、世界的デザイナーのドナテラ・ヴェルサーチなど世界的なセレブが本作のプレミアを祝って駆けつけた。そして、淡いピンクのファードレス姿のガガとブラッドリーが登場すると、会場は地鳴りのような歓声に沸き、一斉にフラッシュがたかれることに。2人は集まったファンに丁寧に王子ながら、スクリーニング会場へ。ワールドプレミア試写では、ガガ演じるアリーが初めてステージに上がりメイン楽曲「Shallow」を歌うシーンで上映中にも関わらず会場から拍手喝采が起きる異例の称賛、上映後にはガガとブラッドリーに割れんばかりのスタンディングオベーションが巻き起こった。■ガガ、主人公アリーに自身を重ねる…「私は戦った」また、同日行われた記者会見では、300席ほどある会見場はマスコミで超満員に。さらに立ち見でも入りきらず、外の会場では100名ほど待機するほどの事態となった。本作が映画初主演となったガガは、「この作品にはとても美しいストーリーがあり、世界中の人々の心を動かす物語だと思う。そこには愛、人間としてのプライドがある。多くの人に観てもらえる機会を楽しみにしているわ」と作品への自信のほどをコメント。自身が演じたアリーのキャラクターについては、「私はあまり容姿に恵まれていなかったから、レコード会社の上層部はわたしの歌を他の歌手に歌わせたがったけれど、私は戦った」と打ち明けながら、「私は自分のやり方でやりたかった。常に自分の歩む道は自分で決めたかったのよ。そこがアリーと同じところね」と語り、どんな逆境に置かれても“ありのままの自分”を信じ続けるアリーと自身を重ね合わせた。■「ブラッドリーは私をより自由にしてくれた」役作りについても「映画のスクリーンテストのとき、ブラッドリーはメイク落としを私の顔に置いて、メイクはいらないと言ったの」と明かし、「不安定な状態になるんだけど、でもブラッドリーは私の中からそういう“脆さ”を引き出してくれた。アリーを演じるにあたって、彼は私をより自由にしてくれた。ここに100人の人がいて、たとえ99人が(自分を)信じてくれなくても、ただ1人の人が信じてくれればいい。それがブラッドリーだったのよ」と、“監督”ブラッドリーに絶大な信頼を寄せていたことを告白。印象的なシーンについては、先述の初めてアリーがステージで歌うシーンを挙げ、「ブラッドリーが“感じるままに楽しんでやればいい”と言ってくれたからそうした。まるで人生で初めて歌うような気持ちがして、忘れられない経験だったわ。とてもスペシャルな体験だった」とふり返って語った。また初監督兼主演を務めたブラッドリーは、「ガガを主演にこの物語を撮ることができたことは、とても幸運だった」と断言。「僕が演じたジャクソンは、自らの名声については全く気にかけていない。彼は自分の意志を大事する。そうしてアリーと運命的な出会いをするんだ」と彼の役柄について語り、「僕にとっての名声は“一瞬にして訪れて去ってゆくノイズ”のようなもの。あとに残るのは孤独。そんなリズムをこの映画にも持たせたかった」と、監督として導きたかった作品の方向性について明かした。■「アカデミー賞候補は間違いない」の声も今回のヴェネチア国際映画祭でのワールドプレミアを皮切りに、トロント国際映画祭、サン・セバスチャン国際映画祭と名だたる映画祭への出品が続き、早くもアカデミー賞の最有力候補として名高い本作。世界的に注目を浴びる本作の初お披露目、そしてガガの昨年の活動休止宣言からの完全復活とあって、世界中から数多くのマスコミが集まった。現地では圧倒的な完成度に、早くも批評家から称賛の声が続々と集まっており、映画批評サイト「ROTTEN TOMATOES」では94%フレッシュの高評価。「衝撃」「傑作」との声が相次いでいる。現地の大手興行社からの「興行的大成功と、アカデミー賞候補は間違いない」とのコメントも報じられ、辛口批評で有名な「ガーディアン紙」のファーストレビューが「ガガはまるで、アカデミー賞女優ストライサンドの靴をまとったよう」と名女優を引き合いに出しながら星5つの最大評価を与えたほか、「レディー・ガガの圧倒的パフォーマンスにノックアウト!」(タイム誌)、「ブラッドリー・クーパーは、映画史に残る素晴らしい偉業を達成した」(Vulture)と絶賛の嵐が巻き起こっている。『アリー/ スター誕生』は12月21日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アリー/ スター誕生 2018年12月21日より全国にて公開© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2018年09月02日「夜空と交差する森の映画祭 2018」が開催!開催場所のシチュエーションを活かして、一夜限りの幻想をつくりあげる野外映画フェス「夜空と交差する森の映画祭 2018」。5周年を迎える2018年は、サーキットとグランピングができるキャンプ場を併設した、栃木県の森の中のモビリティテーマパーク「ツインリンクもてぎ」にて2018年10月6日(土)に開催されます。ツインリンクもてぎ主催は、森はもちろん、離島や日本最長の大吊橋などさまざまなロケーションで野外映画イベントを実現してきた「森の映画祭プロジェクト」。2014年に初開催された「夜空と交差する森の映画祭」で、複数の上映スクリーンで数十本の長短編映画をオールナイトで楽しめる“野外映画フェス”というジャンルを開拓しました。「夜空と交差する森の映画祭 2018」では、「ツインリンクもてぎ」の広大な自然環境のなか、野外映画の醍醐味を感じられる仕掛けが目白押しとなっています。見どころ満載の上映作品個性豊かな4つの映画上映ステージ「そのとき。」「いつか、」「それから、」「そして、」では、およそ50本の多彩な映画が上映されます。上映作品は、エドガー・ライト監督「ベイビー・ドライバー」やグザヴィエ・ドラン監督「わたしはロランス」、新海誠監督「秒速5センチメートル」などのメジャー作品から、松岡茉優主演のSFファンタジー「パンプキンレクイエム」や、いじめをテーマにしたタップダンサーSoumaとブレイクダンサーShigekixダブル主演の「Bullying and Behavior」などの短編映画まで幅広く、お気に入りがきっとみつかるはず。©2017 TriStar Pictures, Inc. and MRC II Distribution Company L.P. All Rights Reserved.©Makoto Shinkai / CoMix Wave Filmsフードコートやマーケット・トーク企画も映画ウェブメディア「シネマズ」編集長の「ヤギシタシュウヘイ」、コラムニスト「カツセマサヒコ」によるトーク企画や、会場内のあちこちに散らばったページや人物からページを集める収集型パンフレットで、今年の世界観である「交差(出逢い)」を体感できます。さらにフードコート「ポップコーンベアーズ・キッチン」のほか、アジア最大級のデザイナーズマーケット・Pinkoiとのコラボでアジアで活躍する作家が来日して一夜限りのマーケットを実施する「モリス・マーケット」などのエリアが「夜空と交差する森の映画祭 2018」を盛り上げます。ハンモックエリアなども登場!会場内にはグランピングができるキャンプ場「森と星空のキャンプヴィレッジ」や臨時テントサイト「サーキットテントサイト」、ハンモックシートで映画を楽しめる「ハンモックエリア powered by the good day TOKYO」なども展開予定です。「ツインリンクもてぎ」の入場料やワンドリンクチケットを含む「夜空と交差する森の映画祭 2018」の入場券は8月末まで早割料金 9,800円で販売中。東京・品川や栃木県・宇都宮、山梨県・甲府市からバスツアーやシャトルバスも運行予定です。「夜空と交差する森の映画祭 2018」概要イベント名夜空と交差する森の映画祭 2018日時2018年10月6日(土) オールナイト開催時間上映開始 18:30/上映終了 5:00会場栃木県 ツインリンクもてぎ ( 栃木県芳賀郡茂木町桧山120-1 )チケット早割入場券 9,800円(8月31日まで)/通常入場券 11,500円(9月1日~)※いずれも1ドリンクチケット付き駐車場2,500円往復シャトルバス券(宇都宮駅⇔会場) 4,000円品川発往復バスツアー 8,000円/山梨発往復バスツアー 9,500円内容映画上映ステージ4カ所(およそ50作品の映画を上映)飲食ブース/ワークショップ/テントサイト/そのほか会場演出やトークイベントなどアクセス駐車場あり・品川からの往復バスツアー・「宇都宮駅」からの臨時シャトルバスお問い合わせmail@forest-movie-festival.jp公式発表済みの作品(合計39作品)エドガー・ライト監督「ベイビー・ドライバー」グザヴィエ・ドラン監督「わたしはロランス」新海誠監督「秒速5センチメートル」小原正至監督「AYESHA」松本 動監督「公衆電話」ArK (A.T.と近藤勇一のユニット)監督「IMC」森田博之監督「世界で一番最後の魔法」永井和男監督「霞立つ」二羽恵太監督「MoBrain」磯部鉄平監督「予定は未定」秦俊子監督「映画の妖精 フィルとムー」田中晴菜監督「いきうつし」佃 光監督「ミズノの帰還」田中 大貴監督「FILAMENT」高山康平監督「『コメディ』」浅野光太郎監督「オクサワ珈琲店」西岡眞博監督「ニジェール物語」鈴江誉志監督「インスタントカメラ」柴口 勲監督「ひこうき雲」西海一紗監督「一晩中」安藤恵哉監督「Rain」今尾 偲監督「太宰橋」中野 森監督「シンデレラのさえずりを聞け」張大尉監督「カップケーキ」三宅美奈子監督「夜間飛行」藤原里歩監督「βカロテンはクズを救う。」堀井彩監督「想像してごらん」小野光洋監督「それでもおとめは荒野をめざす」市原俊幸監督「終の風」佃 尚能監督「THE SEA」竹中貞人監督「ZOB」遠藤健一監督「あの日の伝言」東かほり監督「土曜日ランドリー」清水健斗監督「漂流ポスト」近藤勇一監督「パンプキンレクイエム」かげやましゅう監督「ファットボーイ・スリムガール」大石 結介監督「RICE BALL」田村祥宏監督「Bullying and Behavior」イベント情報イベント名:夜空と交差する森の映画祭 2018催行期間:2018年10月06日 〜 2018年10月06日住所:栃木県 ツインリンクもてぎ 栃木県芳賀郡茂木町桧山120-1電話番号:0285-64-0001(ツインリンクもてぎ)
2018年08月30日カナダ経済の中心地でカナダ最大の都市・トロントは、住民の半数以上がカナダ以外にルーツを持つという真の国際都市。トロントはトロント国際映画祭が開かれる映画の街としても知られていますが、世界有数のアートな都市としても有名。この時期は特に個性的な展覧会が目白押し!トロントのおすすめアートスポットをご紹介します。世界的アーティスト、バンクシー(BANKSY)のエキシビションが開催中!このためだけにトロントを訪れてもいい!と思ったのが、バンクシーのアートエキシビション『THEARTOFBANKSY』がです。工業ビルを改装した大きな建物の中に、バンクシーの作品80点以上が展示されています。とても広い会場に作品がぎっしり覆面アーティストとして活動し、神出鬼没なバンクシーの作品をまとめて見られることはかなり稀。展覧会に出品されている作品は、ロンドンやロサンゼルスのセミナーに作品や、世界中のアートコレクターからこの展示のために集められたものです。同じモチーフの作品を、さまざまなアプローチから見ることができる風船の女の子や、花束を投げる兵士、ミュージシャンたちとのコラボ作品など、さまざまな作品が展示されています。会場もとても広く、作品を見て回るだけでも2~3時間かかりました。バンクシーを代表する作品も多数この展覧会の企画を立てたのはバンクシー本人ではなく、バンクシーの元マネージャーのスティーブ・ブライデス氏。そしてなんと6月10日には、今回の展示作品の中の1作品が盗難被害にあったとして国際的なニュースにもなりました。何かと波乱含みですが、バンクシーの作品を一度にこれだけ見られる機会は、またとないチャンス!ぜひ訪れておきたいスポットです。【THEARTOFBANKSY】●住所:213SterlingRd,Toronto●電話:+1-855-323-7878●開場時間:日~水11:00~19:00、木~土11:00~20:00●休館日:なし●入館料:35CA$/大人、32.5CA$/シニア・学生、無料/5歳までTHE ART OF BANKSYマノロ・ブラニクの特別展も!世界の靴が大集合女心をつかんで離さないミュージアムが、1万点以上の靴が展示されている世界最大規模の靴の博物館〔バーター靴博物館(BataShoeMuseum)〕です。《バーター(Bata)》とは世界的に有名な靴メーカーで、バーターの社長夫人で靴のコレクターだったソニア・バータさんの膨大な靴コレクションをもとに1995年に〔バーター靴博物館〕を設立しました。紀元前数千年前に発見されたエジプトの靴から、中国の纏足文化時代の靴、日本の祭事に使われる靴など、学術的・文化的にも貴重な靴から、ハリウッドセレブやバスケのスーパースターのバスケットシューズまでもりだくさん。館内には膨大な量の靴があるのですが、ソニアさんの靴への愛着が伝わってくるような展示方法で、見ていてまったく飽きません。歴史的にも貴重な靴から現代ファッションとしての靴までずらりさらに、2019年1月6日までは、女性憧れのシューズブランド《マノロ・ブラニク》の企画展『MANOLOBLAHNÍKTHEARTOFSHOES』が開催されています。《マノロ・ブラニク》の美しい靴はもちろん、スケッチワークや実際に靴を作る工程が分かる木型の展示、本人のインタビュー映像などを見ることができます。アート級のお値段がする靴ですが、実際にその工程を目にすると、たしかに高いのは納得……といった感じ。マノロ・ブラニクのアートのような美しいスケッチや、気が遠くなるような職人の工程を知ることができる昔のハリウッド女優の靴の横に置いてあったとしても通用するような存在感。乙女な世界にどっぷりつかれること間違いありません。【BataShoeMuseum】●住所:327BloorStreetWest,Toronto●電話:+1-416-979-7799●開場時間:日~水・土10:00~18:00、金10:00~21:30、日12:00~17:00●休館日:なし●入館料:14CA$/大人、12CA$/シニア、8CA$/学生、5CA$/子ども(5~17歳)、無料/4歳までBata Shoe Museum併設カフェやレストランも人気!器の世界にうっとりテーブルセッティングが楽しくて仕方ない。そんな人におすすめなのが、15~19世紀のヨーロッパの陶磁器を集めた〔ガーディナー陶磁器美術館(GardinerMuseum)〕です。カナダのスターシェフ、ジェイミー・ケネディ氏がプロデュースしてたカフェが併設され、されていることでも有名。今年8月には美術館併設の《クレイ(CLAY)》レストランがリニューアルオープン予定ということで、工事の真っ最中でした。館内にはイタリアのマジョルカ陶器やドイツの《マイセン》など、陶磁器マニアにはたまらない貴重な品が展示されています。年代別に少しずつ変化していく食器の変遷がわかっておもしろい個人的に一番のツボだったのが、モンキーオーケストラ。かなりリアル地下の教室では、ワークショップのプログラムも多数用意されているので、時間があれば参加するのも楽しそうです。【ガーディナー陶磁器美術館】●住所:111Queen’sPark,Toronto●電話:+1-416-586-8080●開場時間:月~木10:00~18:00、金10:00~21:00、土・日10~17:00●休館日:なし●入館料:15CA$/大人、11CA$/シニア、9CA$/学生、無料/子どもガーディナー陶磁器美術館美しい布の世界を堪能したい!13000点以上のコレクションを誇る〔テキスタイルミュージアム(大オブカナダ(TextileMuseumofCanada)〕は、布や衣服を通して私たちにさまざまななことを考えさせてくれる美術館ですカナダへ移民してきた人たちの文化を布からたどる展示テーマごとに展示されているコレクションは、見る側へのアプローチ方法もユニーク。楽しみながら布について学ぶことができます。展示品の周りには、それぞれが感じたキャプションを書いていきますみんなで完成させようという作品もアートなテキスタイル作品コーナーもギフトコーナーも充実していました当時の手仕事を感じる貴重な布や、現代アートとしてのテキスタイルなど、さまざまな布の魅力に出会うことができる場所です。ウェブサイトでは、過去の展覧会の詳細が確認できるので、まずはチェックしてみて。【TextileMuseumofCanada】●住所:55CentreAvenue,Toronto●電話:+1-416-599-5321●開館時間:平日11:00~17:00、水11:00~20:00●休館日:なし●入館料:15CA$/大人、10CA$/シニア、6CA$/学生Textile Museum of Canada街並みのアート散策も楽しいトロントの街中アートのランドマーク的な存在が、《セントローレンスマーケット(St.LawrenceMarket)》から徒歩5分ほどの場所に建つ《グッダーハムビルディング(GooderhamBuilding)》、通称《フラットアイアンビル》です。上から見ると細長い三角形をしている特徴的なビルビルの後ろ側に描かれたイラスト。中には本物の窓も!ビルの後ろには、本物の窓に混じってトリックアートが描かれています。そして、このビルのすぐ隣にある《バークジーパーク(BerczyPark)》に今年誕生して話題をさらっているのが、黄金の骨が輝く犬の噴水です。ワンちゃん大集合。子どもから大人まで大人気の噴水たくさんのワンちゃんたちが、骨を見上げている姿がかわいい!中には猫も1匹まじっているので、探してみてくださいね。食べ歩きやお土産物探しが楽しめる〔セントローレンスマーケット〕〔セントローレンスマーケット〕は、昔からトロント市民の台所として愛されている市営の市場。イートインスペースもたくさんあり、メープルシロップなどのお土産もたくさんあって、おすすめのスポットです!カナダへは、デルタ航空のデトロイト経由で乗り継いできたのですが、デトロイト空港内のトンネルが、かなりアートで楽しめました。音楽とライトアップで楽しませてくれるデトロイト・メトロポリタン空港内のトンネル【取材協力】●デルタ航空●オンタリオ州観光局デルタ航空オンタリオ州観光局●写真・文美濃羽佐智子
2018年08月25日音楽家の坂本龍一氏が、10月4日に開幕する第23回釜山国際映画祭で「今年のアジア映画人賞」を受賞することが明らかになった。昨日、同映画祭の公式ホームページで発表された。「今年のアジア映画人賞」は、アジアの映画産業や文化の発展のために、抜きんでた功績を残してきた映画関係者や団体に与えられる賞だ。坂本氏は『戦場のメリークリスマス』をはじめ、数々の素晴らしい映画音楽を生み出してきた。『ラスト・エンペラー』ではアジア人としては初めてのアカデミー賞作曲賞を獲得。同作と『シェルタリング・スカイ』はゴールデングローブ賞作曲賞も受賞した。そのほかグラミー賞やBAFTA賞の受賞歴もある。2014年に中咽頭がんを公表し、音楽活動を休止するも、2015年には『母と暮らせば』で復帰。同年には『レヴェナント:蘇えりし者』がゴールデングローブ賞とグラミー賞にノミネートされている。釜山国際映画祭は坂本氏のこのような実績に触れ、映画史に残る卓越した音楽家と称えた。さらに今年は坂本氏にとってデビュー40周年であることにも言及。10月4日の映画祭開幕式では、坂本氏が記念公演を行うという。(Hiromi Kaku)
2018年08月23日第10回目の開催を迎える「下北沢映画祭」が今年も開催。10月26日から28日の3日間、北沢タウンホール他、全3会場にて行われる。下北沢映画祭では、ジャンルを問わないコンペイティションをメインプログラムに、音楽や演劇、ファッションやグルメなど下北沢を彩る様々なカルチャーを切り口にしたプログラムを発信。記念すべき10回目となる今回のテーマは「To be continued お楽しみはまだまだ続く」。映画やドラマ、ゲームで「to be continued」というワードを見た時のワクワク感、期待感を映画祭を通して感じて欲しい、という思いが込められている。今年は北沢タウンホール、下北沢唯一の映画館トリウッド、ライブハウスのReGと、多彩な会場で5プログラムを開催。キービジュアルは昨年に続き、デザインユニット・コニコが手がけている。Ⓒ2018 「君が君で君だ」製作委員会10月28日には、“演劇の街”である下北沢にちなみ「演劇×映画」特集を北沢タウンホールにて開催。10周年を迎える劇団ゴジゲンを主宰する松居大悟が監督を務める最新作『君が君で君だ』を上映。またもう1作品、演劇にまつわる映画を併映予定です。上映後は松居監督をはじめ、関係者によるトークセッションも行われる。尚、その他の上映作品やイベント詳細は公式サイト()にて9月上旬より随時発表される。【イベント情報】第10回 下北沢映画祭会期:10月26日〜28日会場:北沢タウンホール(世田谷区北沢2-8-18)、下北沢ReG(世田谷区代沢5-30-10)、下北沢トリウッド(世田谷区代沢5-32-5-2F)
2018年08月21日森の中の映画祭10月開催オールナイトの野外映画フェス「夜空と交差する森の映画祭」が、2018年10月6日(土)に開催されます。今年で5回目を迎える同イベント。舞台となるのは栃木県の「ツインリンクもてぎ」。豊かな自然に囲まれ、サーキットやキャンプ場も併設された人気テーマパークです。約50本の映画をオールナイトで!森の映画祭では、短編長編合わせておよそ50本の映画がオールナイトで上映されます。メジャーからマイナーまで、ラインナップは実にさまざま。上映作品は公式サイトにて公開中です。映画ファンにはたまらない一夜となるでしょう。非日常空間で映画を楽しもう会場にはグランピング施設(現在キャンセル待ち)や臨時テントサイトなどを用意。また「ハンモックエリア powered by the good day TOKYO」では星空の下ハンモックに揺られながら、ゆったりと映画を楽しむ事ができます。入場券は通常価格で11,500円。8月31日までは早期割引価格の9,800円で購入可能です。詳細は公式サイトをチェック。年に1度のビッグイベントをお見逃し無く。(画像はプレスリリースより)【参考】※エノログのプレスリリース※「夜空と交差する森の映画祭」公式サイト
2018年08月18日女優の知英が9日、韓国で行われた「第14回堤川(チェチョン)国際音楽映画祭」のレッドカーペットに登場した。同映画祭は、音楽と映画の融合をテーマにする韓国唯一の音楽映画祭として、世界38カ国、116本の音楽映画が上映される。昨年はEXO、過去にはイ・ビョンホン、ソン・ガンホなど様々な有名人が登場した。今回は知英の主演映画『私の人生なのに』(公開中)が決定し、知英がレッドカーペットを歩いた。今年は映画『グリーン・デスティニー』や『HERO』などの映画音楽を作曲しアカデミー賞も受賞した譚盾、日本でもリメイクされた『八月のクリスマス』やペ・ヨンジュン主演の映画『四月の雪』の監督ホ・ジノ、映画『暗殺』『10人の泥棒た』などのヒット作を手掛けた映画監督のチェ・ドンフンもレッドカーペットに登場した。レッドカーペットに登場した知英は、大胆に肩と背中を露出した真っ赤なドレスで登場。美しすぎる背中を存分に見せつつ、スリットからは美脚が覗く。3,000人を超える観客からの大歓声は自国での絶大な人気をうかがわせ、世界各国から集まった報道陣の注目を浴びた。全国にて公開中の青春映画『私の人生なのに』では、新体操スター選手でありながら、脊髄梗塞で倒れ半身不随となった金城瑞穂(知英)が、絶望の中、数年ぶりに現れた幼なじみ・柏原淳之介(稲葉友)と再会することで音楽と触れ合い、人生がふたたび動き出していく。知英は劇中でギターの弾き語りも披露しており、音楽によって救われる主人公を描いた作品が映画祭のテーマと合致したことで、上映作品に選出された。10日からはユナイテッドシネマアクアシティお台場でも上映される。また、映画の主題歌「涙の理由」のMusic Videoでは、歌手JYとしてではなく、映画の主人公“金城瑞穂”として知英がMusic Videoに出演している。○知英コメント先月招待されたプチョン国際映画祭から1か月もたたないうちに、また地元韓国の映画祭に参加することができてとても嬉しいです。韓国人ですがチェチョンには初めて来ました。日本で映画の撮影の合間をぬって来ましたが、ここは有名な湖と山、自然に囲まれた綺麗な場所なのでとても癒されています。今日チェチョンはとても暑かったのですが、映画祭の最中に雨が降ってきてびっくりしました。(C)2018『私の人生なのに』フィルムパートナーズ
2018年08月09日JR中央線・高円寺と阿佐ヶ谷の高架下の空き店舗や、空き倉庫全7ヶ所を会場に「高円寺×阿佐ヶ谷 映画祭」が9月21日に開催。新宿から中央線に乗って5分ほどの高円寺と阿佐ヶ谷。そこには様々なカルチャーがいい意味で雑多に入り混じりつつ、それぞれを許容し合っている空気感や暮らしぶりがある。そんな街の暮らしを、映画を通して体感し、まちの人たちが、自分のまちのことを語る。舞台は、高架下の空き店舗や空き倉庫。メイン会場を高架下空き倉庫、高円寺ストリート内空き店舗、高円寺アパートメント、阿佐ヶ谷アニメストリート、阿佐ヶ谷ゴールドストリート内空き店舗、ビーンズてくて広場/ビーンズてくて中杉通り側入り口の全7ヶ所で、高円寺・阿佐ヶ谷らしい映画と、高架下学生映画上映コンペティションで選ばれた優秀作品を上映。また、地元で活動している方にナビゲーターとして、住んで、活動しているからこそわかる映画とまちとのリンクしている部分についてなどのトークイベントも開催する。上映作品や鑑賞方法等は随時本イベントのSNSで更新される。なお、高架下学生映画上映コンペティションについては、8月20日までサイト()にて作品を募集している。金曜の夜、映画を観てからいつもの飲み屋へ繰り出すと、まちの見え方が変わるかもしれない。映画館では得られない、このまちでの体験という記憶が子どもたちに刻まれるかもしれない。そんな風景が、少しずつまちに広がり、周辺の飲食店も自分たちのお店を映画館に変え、思い思いに楽しむ風景が生まれていく未来に向けて、秋の夜長に体感する日常と非日常が交差する一夜限りの映画祭となっている。【イベント情報】高円寺×阿佐ヶ谷 映画祭会期:9月21日会場:高円寺駅~阿佐ヶ谷駅間の高架下、全7ヶ所時間:17:00~21:30 ※会場により異なる料金:1,500円、短編1,000円(一部無料上映あり)会場情報■高円寺ストリート内空き店舗住所:東京都杉並区高円寺南3-67−1 高円寺ストリート西6番街■高架下空き倉庫(メイン会場)住所:東京都杉並区阿佐谷南2-36■高円寺アパートメント住所:東京都杉並区高円寺北4-2-24 1階まめくらし研究所■阿佐ヶ谷アニメストリート住所:東京都杉並区阿佐谷南2-40-1 阿佐ヶ谷アニメストリートイベント広場■阿佐ヶ谷ゴールドストリート内空き店舗住所:東京都杉並区阿佐谷南2-41阿佐ヶ谷ゴールドストリート内■ビーンズてくて広場/ビーンズてくて中杉通り側入り口住所:東京都杉並区阿佐谷南2-42 ビーンズ阿佐ヶ谷内
2018年08月07日日本のワインを世界レベルにしたワイン界の先駆者・麻井宇介の意思を受け継ぎ、日本ワインの常識を覆した革命児たちの実話を描いた『ウスケボーイズ』。この度マドリード国際映画祭2018にて、主演の渡辺大が最優秀外国映画主演男優賞を受賞。■日本で世界に通用するワインを作る!驚きの実話を映画化!実話を基に、日本でのワイン作りをテーマにした本作で、渡辺さんはワイン造りに苦悩しながらも実直な青年・岡村を演じている。ほかにも麻井宇介の思想で結ばれながら奮闘するウスケボーイズに、出合正幸、内野謙太、竹島由夏。また和泉元彌、安達祐実、大鶴義丹、升毅、伊藤つかさ、橋爪功など、日本の映画業界や古典芸能の最前線で活躍している俳優陣が脇を固めている。監督は、モントリオール世界映画祭招待上映、ミラン国際フィルムメーカー映画祭最優秀監督賞受賞など、国際映画祭で高評価を得ている柿崎ゆうじがメガホンを取った。■マドリード国際映画祭2018にて数多くの部門にノミネート!そして…そんな本作が、この度マドリード国際映画祭2018にて最優秀外国語映画作品賞、最優秀外国語映画監督賞、最優秀外国語映画主演男優賞、ほか2部門にノミネートされた。さらにアムステルダム国際フィルムメーカー映画祭でも、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞、最優秀助演男優賞、最優秀編集賞の4部門のノミネートが発表されている。そして7月28日(現地時間)、スペイン・マドリード国際映画祭2018の授賞式が行われ、主演の渡辺さんが最優秀外国映画主演男優賞を受賞!かつ同作が最優秀外国語映画作品賞受賞という、ダブル受賞の快挙を成し遂げた。渡辺さんはこれまで、2015年8月に公開された原田眞人監督作の『日本のいちばん長い日』や、2017年11月に公開された三木康一郎監督作『覆面系ノイズ』、2018年6月公開の『空飛ぶタイヤ』にも出演するなど、映画作品に精力的に出演し続けている。昨年同映画祭にて、鈴木紗理奈が最優秀外国映画主演女優賞を受賞したことでも話題になったが、今回の受賞も国内外で大きな注目を集めている。渡辺さん、柿崎監督から喜びのコメントが到着!渡辺さんは今回の受賞に関し、「生まれて初めて来た憧れのスペイン、マドリードでこのような賞をいただくことが出来、大変光栄です。この作品が沢山の方に見ていただければ幸いです」とコメント。柿崎監督は「世界の映画人たちが集うマドリード国際映画祭において、最優秀作品賞を受賞出来たことは大変嬉しくまた光栄に思います。スタッフ、キャスト、ワイン醸造家を始めとする関係者の皆様に心から感謝申し上げます。」とコメントし、「渡辺大さんの最優秀主演男優賞、おめでとうございます!これからさらに世界に羽ばたいていく素晴らしい稀有な俳優のおひとりだと思います。渡辺大さんの役に対するひた向きな姿勢が、より作品を輝かしてくれました。」と渡辺さんあっての功績であることにも感謝の意を述べた。受賞会場では、本編にも登場する日本ワインの先駆者・麻井宇介が造りあげた「桔梗ヶ原メルロー」で祝杯。映画祭参加者や関係者におもてなしをすると、日本ワインはヨーロッパでも大人気で絶賛された。『ウスケボーイズ』は10月20日(土)より全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ウスケボーイズ 2018年10月20日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開©河合香織・小学館©2018 Kart Entertainment Co., Ltd.
2018年07月30日3年に1度の国際芸術祭「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2018」が、新潟県越後妻有地域にて2018年7月29日(日)から9月17日(月)まで開催される。「大地の芸術祭」とは「大地の芸術祭」は「人間は自然に内包される」をテーマに、2000年にスタートした世界最大級の国際芸術祭。2018年の開催で7回目を迎える。農業を通して大地と関わってきた“里山”の暮らしが残る新潟県越後妻有地域に、アート作品を散在。世界のアーティストが制作した約200の常設作品に加え、会期中には新作のアート作品が登場する。地域に住む人々とアーティストが協働しながら作った作品や、豪雪、棚田といった地域ならではの環境、空家・廃校などを生かした作品が展開されるなど、地域性と密接に結びついたアート作品を楽しめる点が特徴だ。中には、トイレや宿泊施設など、公共施設をアートプロジェクト化した作品も登場する。2018年注目アート「方丈記」をイメージしたプロジェクト「大地の芸術祭」拠点となる、越後妻有里山現代美術館[キナーレ]では、企画展「2018年の〈方丈記私記〉~建築家とアーティストによる四畳半の宇宙」を開催。“四畳半”という小さな庵に移り住み、動乱の世を見つめた「方丈記」の鴨長明にならい、2.73メートル四方の小さな空間から、旧来の価値観にとらわれない新たな生き方の可能性を提示するプロジェクトだ。会場には、飲食店、アトリエ、家など、約30組のアーティストがさまざまな形で表現した小さなスペースがまるで1つ1つの村であるかのように集結。バーカウンターを表現したKIGIの《スタンディング酒BAR 酔独楽・よいごま》や、会期中実際にメイクアップやヘアセットなどが行われる、美しい光に包まれた《羊の美容室》、サウナを表現したカサグランデ・ラボラトリーの《Echigo-Tsumari Public Sauna》など、個性的な空間が登場する。池やトンネルをアート作品にレアンドロ・エルリッヒの《Palimpsest: 空の池》は、美術館の回廊に張った池の水面が光を反射して、映し出す像に着目した作品。見る地点によって浮かぶ像が異なり不可思議な感覚を味わえる。全長750メートルのトンネルを改修した、マ・ヤンソン/MAD Architectsによる《ペリスコープ/ライトケーブ》は、トンネルを外界から遮断された潜水艦に見立て、外を望む潜望鏡として表現した「ペリスコープ」と絶景を望む見晴らし所と、終点のパノラマステーションで作品を展開する「ライトケーブ」で構成。終点には、清津峡の景観を反転して映す「水盤鏡」が幻想的な空間を演出する。パフォーマンス&コンサート小林武史は、「2018年の〈方丈記私記〉~建築家とアーティストによる四畳半の宇宙」に連動したコンサートを7月28日(土)、29日(日)に開催。『方丈記』をテキストに作曲家・柴田南雄が作った交響曲をベースに、小林武史が八楽章の交響詩としてプロデュースした作品を、オリジナルのオーケストラ編成にシンガーを迎え演奏する。その他、日比野克彦による演劇公演《あざみひら演劇祭》や、日本の原風景の中でアクロバティックなパフォーマンスを行う瀬戸内サーカスファクトリーの《Fil de Cocon ~フィル・ド・ココン~ 夏の夜をつむぐ糸》やダンスなど、多彩なパフォーマンスイベントも開催される。フード&オフィシャルツアー食プロジェクト地域に暮らす人々が創意工夫を凝らして作るフードにも注目。日本有数の豪雪地である越後妻有の「食」には生きていくための知恵が詰まっている。地元で採れた野菜など、旬の食材を使った料理を提供する「うぶすなの家」や、演劇仕立てで料理を提供する越後妻有「上郷クローブ座レストラン」 、ビュッフェ形式で食事を楽しめる「越後まつだい里山食堂 」など、多彩なカフェやレストランが、越後妻有ならではのフードを提供する。日帰りや半日ツアートリエンナーレ開催に際し、ガイド付きの日帰りオフィシャルツアーも用意。1日かけて、色々な場所に点在する様々なアート作品を作品解説とともに楽しむことができ、豊かな食材を使った昼食も味わえるお得なツアーとなっている。また、行きたい場所を柔軟に選択できる半日コースのセレクトツアーも実施される。詳細大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2018会期:2018年7月29日(日)~9月17日(月)開催地:新潟県越後妻有地域(新潟県十日町市、津南町) 760k㎡アート作品数:378点(うち過去に制作された恒久作品206点)参加アーティスト:44の国と地域、335組(うち29の国と地域、165組が新規)■作品鑑賞パスポート料金:一般 3,500(3,000)円、高校・専門・大学生 3,000(2,500)円※中学生以下無料※温泉や宿泊施設、イベント割引など各種優待あり取扱場所:asoview!サイト、各種プレイガイド、現地拠点施設など■オフィシャルツアー実施期間:芸術祭会期中、各コース(全2種)毎日1回料金:大人/小人9,800円(昼食・案内ガイド付き)最小催行人数:2名※定員40名予約申し込み・問い合わせ:越後交通株式会社 TEL:0258-29-1515、大地の芸術祭公式サイト■セレクトツアー料金:大人 3,000円、小・中学生 2,000円※3歳から小学生未満は、大人1人につき1人まで無料※別途作品鑑賞パスポートが必要。※乗車券は1コース、1回乗車のみ有効。※一部の停留所を除き途中下車不可。
2018年07月27日映画を上映し、作品の審査や賞の授与を行う映画祭。今は東京や上海、モスクワ、インド…と、世界のさまざまな場所で開催されている。なかでも“世界三大映画祭”として名高い3つのイベントとしての特色や作品の傾向を、映画ライターのよしひろまさみちさんがガイドします。未来の名作&ヒット作をいち早く知ることができるので、しっかりとチェックしよう。ベルリン国際映画祭初回:1951年開催:毎年2月社会派のテーマが好まれる、新人監督が応募しやすい、作品が最も多様「3つのなかで、一番、都会で開催される国際映画祭です。寛容さが特徴で、公式部門数が多く受賞作品は最も多様性があるし、新人監督のための部門や賞もある。そのため、将来の大物を発掘できる可能性があるので楽しいです。近年では、『人の望みの喜びよ』でスペシャルメンションを受賞した杉田真一監督が、その一人。好まれるのは、社会派で重厚なもの。でも、一般客も会場に入って観ることができるため、娯楽的要素の強い作品も多くラインナップされています」。受賞者に贈られるトロフィーは、ベルリン市の紋章に描かれた熊の形をしていて、コンペティション部門における最高賞を金熊賞、監督賞を銀熊賞という。最近の日本人監督受賞作品・’08『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』若松孝二(最優秀アジア映画賞、 国際芸術映画評論連盟賞)・’08『めがね』荻上直子(パノラマ部門マンフレート・ザルツゲーバー賞)・’09『愛のむきだし』園子温(フォーラム部門カリガリ賞、国際批評家連盟賞)・’10『パレード』行定勲(国際批評家連盟賞)・’11『ヘヴンズストーリー』瀬々敬久(国際批評家連盟賞)・’12『かぞくのくに』ヤン・ヨンヒ(国際アートシアター連盟賞)ヴェネチア国際映画祭初回:1932年開催:毎年8月末~ 9月初旬世界初の国際映画祭、オスカー候補作を最速でチェック、一般客も入れるフレンドリーさ「イタリア随一の観光地であるヴェネチアの南にあるリド島で開催され、カンヌとは違い、一般客も会場に入ることができるフレンドリーさが売り。ヴェネチア・ビエンナーレの一部門として開催され、世界最古の国際映画祭としても知られています。芸術の映画祭として続いてきたけれど、2002年にマーケットが併設されたことで商業映画の割合が増加。その結果、受賞の傾向や方向性は三大映画祭で最も迷走中です。ここからアカデミー賞前哨戦が始まるため、世界最速でオスカー候補になりそうな作品をチェックできるメリットがあります」。最高賞(=作品賞)には金色、監督賞には銀色の獅子のトロフィーが贈られる。最近の日本人監督受賞作品・’02『六月の蛇』塚本晋也(コントロ・コレンテ部門審査員特別賞)・’03『座頭市』北野武(コンペティション部門銀獅子賞、観客賞、オープン2003年賞、デジタルアウォード)・’04『ハウルの動く城』宮﨑駿(コンペティション部門オゼッラ賞)・’05 宮﨑駿(栄誉金獅子賞)・’11『KOTOKO』塚本晋也(オリゾンティ部門オリゾンティ賞)カンヌ国際映画祭初回:1946年開催:毎年5月上映作品が大量、アート映画が好まれる、ハリウッド嫌いの一面あり「上映される作品がとにかく大量!併設されているマーケット(国際見本市)の規模も最大級なので、この期間のカンヌは映画人だらけになります。年度初め的な立ち位置の映画祭でもあるので、ここを目指して作品を手がける映画人も多いですね。欧州や中東、アジアのアート作品が好まれる傾向があり、逆にハリウッド嫌いな側面も。また、これまでは巨匠監督にスポットが当たることが多かったけれど、今年は大改革があり、若手監督にチャンスが巡ってくるようになりました。超有名監督や俳優など、審査員が豪華なところも特徴のひとつ。でも排他的なところがあり、一般客はメイン会場に近づくことすらできません」最近の日本人監督受賞作品・’08『トウキョウソナタ』黒沢清(ある視点部門審査員賞)・’13『そして父になる』是枝裕和(コンペティション部門審査員賞)・’15『岸辺の旅』黒沢清(ある視点部門監督賞)・’16『淵に立つ』深田晃司(ある視点部門審査員賞)・’18『万引き家族』是枝裕和(コンペティション部門パルム・ドール)よしひろまさみちさんオネエ系映画ライター、編集者。小誌などの雑誌で記事を執筆する傍ら、『スッキリ』(日本テレビ系)などのTV番組に出演したりと幅広く活動中。※『anan』2018年7月18日号より。取材、文・重信 綾写真・Getty Images(by anan編集部)
2018年07月15日女優の知英が、主演映画『殺る女』(10月27日公開)を引っ提げ凱旋帰国し、12日に韓国で行われた「プチョン国際ファンタスティック映画祭」のレッドカーペットに登場した。知英が「プチョン国際ファンタスティック映画祭」のレッドカーペットに登場『殺る女』は、日本、韓国、アメリカ、フィリピン、タイ、デンマークと各国のトップススターが競演している日米合作映画。公開に先駆け、知英が同映画祭に凱旋帰国し、駿河太郎、宮野ケイジ監督と共にレッドカーペットを歩いた。猛暑の中、知英は美背中を大胆に露出し、美しい脚のラインが透けてみえるセクシーなドレスで、日頃から運動で鍛えた美ボディを披露。かつて韓国で活動していた頃のあどけない少女の姿から、大人の女性へと成長した姿で現地の報道陣・観客2000人を魅了した。知英は「故郷の韓国の大きい映画祭に参加できて光栄です。レットカーペット歩くときにみんなからジヨンこっち見て! 後ろ振り向いて!と声掛けてもらって、有り難かったです。久々韓国に来てファンの皆さんに会えたことが何より嬉しいです。レッドカーペットは、4月の沖縄映画祭以来ですが、あの時は雨で皆さん大変でしたが、今回は故郷韓国で、天候にも恵まれて嬉しかったです。レッドカーペットが長くてびっくりしました!」と故郷の映画祭を満喫した様子。駿河は「初めて参加させて頂きましたが、街をあげて盛り上げているすごく派手な映画祭で、この場所に映画『殺る女』で参加出来た事を嬉しく思います! 韓国の方を筆頭に、世界の方にどのように届くか楽しみです!!」と胸を躍らせ、宮野監督も「華やかな祭典に参加でき、大変光栄です。『殺る女』の公開に向けて追い風にしたいです」と喜びを語った。『殺る女』は、幼い頃、家族の命を奪われた女・愛子(知英)が殺し屋となり、犯人を探し出そうとする復讐劇。知英のほか、家族を殺害したため愛子が探し続けている腕にサソリのタトウーがある男の妹で孤児院育ちの加賀由乃を、アクション女優として国際的に活躍している武田梨奈、由乃の兄で元暴力団員・加賀俊介を、LAの映画祭で最優秀主演男優賞を受賞し数々の出演作で急成長を遂げている駿河太郎が演じている。(C)2018「殺る女」製作委員会
2018年07月12日「獺祭あります!」の文字、居酒屋などで一度は見たことがあるのではないでしょうか?獺祭とほかの日本酒って何かが違う……ということは分かっていても、何が違うかを言える方はそう多くはないのでは?今回は“獺祭あります!” の意味とともに、『獺祭酒粕カレー』をご紹介します。 「獺祭あります」ってなんでそんなに有名なの?出典: 『獺祭』は、日本酒の中でも特によく知られている山口県の有名なブランド純米大吟醸酒です。最近では、居酒屋などで“獺祭あります!”と書かれた看板を見かけることも多く、山口県育ちの筆者は誇らしげになります(ほかに誇るものが多くないということもありますが……笑)。他の日本酒と何が違うの?と思われるかもしれませんが、特筆すべきはその製造方針でしょう。獺祭は、通常なら杜氏と蔵人で行われる酒造りを、社長さんと社員さんだけで行っています。平均年齢はかなり若いようで、「若手の社員さんが、あの獺祭を造れるの?」と思ってしまいそうですが、実はここがポイントなんです。通常なら杜氏が十年以上をかけて経験する純米大吟醸だけの仕込み本数を、社員さんはなんと一年でこなすのだとか。短期間に圧倒的な経験を積むことで、ベテラン杜氏にもひけをとらない技術を磨いていくのですね。そして「酔うため売るための酒ではなく味わう酒を求めて」のコンセプトの通り、常識にとらわれず、遠心分離システムなどの新技術を導入したり、温度管理徹底のための設備を充実させたりと、手間とコストをいとわずに、美味しさのための工夫を凝らしているところが違いと言えるでしょう。(詳しくは公式HPを!)これらの工夫と研鑽の結果、数々の賞を受賞しており、日本酒界でも世界でも一目置かれる存在となっています。ここまで名高い日本酒だと、大人気で入荷は難しいもの。「獺祭あります!」とは、「あの特別な獺祭を当店では取り扱っておりますよ~」という居酒屋側のアピールなんですね。 酒粕ってなに?出典: 今回紹介するカレーには、その有名な獺祭の“酒粕(さけかす)”が使用されています。酒粕は、「健康や美容にいい!」というイメージがあるかと思いますが、実際のところ、どんなものなのでしょうか?酒粕とは、日本酒の“もろみ”を圧搾した後に残る白色の固形物のことです。はて……もろみとは?と思った皆さん!筆者もでした。もろみとは日本酒の原料である米(蒸したもの)、米麹、水を発酵させた、おかゆ状の酒のもとのことです。出典: 最終的には、もろみをこして、日本酒と酒粕にわけるのです。つまり、酒粕とは文字通り、お酒をつくる際にできた“カス”なのですね。酒粕は、昔はほとんど捨てられていた時代もあったそうですが、今ではたくさんの活用方法があります。料理に使われることも増えてきていて、レシピサイトを覗いてみると、酒粕を使ったケーキやピクルスなどのレシピがたくさんあります。また、酒粕パックや酒粕の化粧水など、原料に酒粕が使われているスキンケア商品もたくさん見かけます。さらに、栄養分が豊富なことから飼料や肥料として使われることも多いようです。 こだわりぬいた「獺祭」は、酒粕も人気!さて、有名な獺祭を使用した酒粕商品を調べたら、カレーに留まらず、バームクーヘン、ケーキ、アイスクリーム、せんべい、石鹸……さまざまな商品が出てきました。“獺祭”は酒粕も人気なのですね。前置きが長くなりましたが、今回紹介する『獺祭酒粕カレー ビーフ中辛』は、食品メーカー永谷園が販売。Amazonで5個セット3,500円(1パックあたり700円)で発売中です。まろやかで高級感のある上品な味わい。お肉もゴロゴロ入っています。“獺祭”というブランド力がある商品なので、贈り物にもおすすめ。お酒とセットでプレゼントするのも粋ですね! 総評辛さ★★☆☆☆(ほどよい辛さ♡)コスパ★★☆☆☆(やや高級です)贈り物におすすめ★★★★★(お酒好きの方へ!)獺祭と食べたい★★★★★(やっぱり獺祭と一緒にいただきたい!)いかがでしたか?次回から「獺祭あります!」との文字を見たら、その意味がしっくりくるはずです。そんな格別な日本酒『獺祭』の酒粕で作った永谷園の『獺祭酒粕カレービーフ中辛』もぜひ試してみてください!【参考】※ 獺祭の蔵元 旭酒造株式会社【画像】※ kitsune05、KPG_Payless、HikoPhotography/Shutterstock【筆者略歴】MARU
2018年07月11日今年は栃木県で開催される「夜空と交差する森の映画祭2018」。この度、10月6日(土)に開催される本フェスの上映作品第1弾ラインナップほか、詳細が発表された。◆野外映画フェス「夜空と交差する森の映画祭」開催場所のシチュエーションを活かして、一夜限りの幻想を作り上げる野外映画フェス「夜空と交差する森の映画祭」。昨年の愛知県離島・佐久島での開催を経て、5周年を迎える今年は新たな舞台、サーキットとキャンプ場を併設した栃木県の森の中のモビリティテーマパーク「ツインリンクもてぎ」で開催される。今年のコンセプトは“交差”! 4つのステージと2つのエリアが登場昨年は「しゅわしゅわ」をキーワードに、“気泡のように、現れては消えて儚くて切ない世界”を表現したが、今年はイベント名に入っている「交差」がテーマに。メインステージは「そのとき。」。サブステージは「いつか、 supported by UPLINK」「それから、」「そして、」と、“交差”を“他者との出会いや別れ”と考え、時間軸に於いての点と点の関係性を表現する接続詞から命名した。そのほか、「モリス・マーケット」では物販や協賛ブース、「ポップコーンベアーズ・キッチン」ではフードやドリンクの販売を予定している。第1弾ラインナップ公開!第1弾ラインナップとして、今回29作品が発表!まずは、天才ドライバーのベイビーが組織に買われて”逃し屋”として働くクライム・アクション『ベイビー・ドライバー』(エドガー・ライト監督)。主人公ベイビー役には、『きっと、星のせいじゃない。』のアンセル・エルゴート。ヒロインには『シンデレラ』のリリー・ジェームズが演じている。続いて、“女性になりたい男”ロランスと、その恋人・フレッドの歩む長い年月を描いたラブ・ストーリー『わたしはロランス』(グザヴィエ・ドラン監督)。本作はカンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品され、フレッドを演じたスザンヌ・クレマンが「最優秀女優賞」を受賞するなど、高い評価を得た。そのほか、齊藤工と板谷由夏が声の出演をした短編アニメーション映画『映画の妖精 フィルとムー』、父娘の一夜の小さな物語を描いた『公衆電話』など、多彩な短編作品が上映される。チケットは“七夕”発売各種チケットの販売は、7月7日(土)正午より、Webサイトにて販売開始。8月31日まで販売される早割入場券や、品川発会場直通のバスツアー券などなど、一気に販売開始予定だ。なお、各種チケットの当日券の販売予定はないそうなので要注意。◆プレイベント「夜空と交差する空の上映会」さらに、「夜空と交差する森の映画祭」のスピンオフイベント「空の上映会」が、7月14日(土)~16日(月)の3連休に、静岡県「三島スカイウォーク」で開催。三島の夜景を眺めながら橋を渡った先という、特殊なシチュエーションで野外映画を楽しめるこのイベント。今回その全ラインナップが決定。上映作品は各日、「短編映画」と「長編映画」の2本立てとなっており、新鋭気鋭監督によるショートフィルムと、劇中で“橋”が印象的な長編映画がラインナップされている。初日の7月14日(土)は、父が最後に遺した女性の名を頼りに、父の轍を辿っていく短編映画『ヒロイン』と、老若男女楽しめる名作『スタンド・バイ・ミー』。7月15日(日)は、伏線に次ぐ伏線が張り巡らされ、あっと驚く結末が用意されているサスペンス短編映画『ガチャガチャ/GACHA GACHA』と、『バーフバリ 伝説誕生』の続編であり、今回国内初の野外上映となるインド映画『バーフバリ 王の凱旋』。そして最終日の7月16日(月)は、青木玄徳や津田寛治らが出演する短編映画『追憶ダンス』と、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのロバート・ゼメキス監督による、綱渡りをした本人による実話本「ワン・オン・ワイヤー」を原作としたスリリングな作品『ザ・ウォーク』を上映する。「夜空と交差する森の映画祭2018」は10月6日(土)栃木県 ツインリンクもてぎにてオールナイト開催。「夜空と交差する空の上映会」は7月14日(土)~16日(月・祝)静岡県 三島スカイウォークにて開催。(cinemacafe.net)■関連作品:わたしはロランス 2013年9月7日より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開ベイビー・ドライバー 2017年8月19日より新宿バルト9ほか全国にて公開
2018年07月07日「爆音映画祭 in 109シネマズ広島」が、2018年7月5日(木)から8日(日)まで、109シネマズ広島にて開催される。2004年に誕生した爆音映画祭は、映画館にライブ・コンサート向けの大規模かつ高品質な音響機器をセッティングし、爆音かつ高品質な音と共に映画を上映するイベント。109シネマズ広島で爆音映画祭が行われるのは今回が初となる。上映されるのは全9作品。広島オールロケで撮影され、続編の製作も決定している『孤狼の血』が、爆音映画祭で初上映される。また、第40回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞などを受賞し話題を呼んだ、広島が舞台の『この世界の片隅に』など、広島ならではのラインナップが用意されている。その他にも、『グレイテスト・ショーマン』、『ラ・ラ・ランド』、『レ・ミゼラブル』といった人気のミュージカル映画や、『キングスマン』『ベイビー・ドライバー』『バーフバリ 伝説誕生』『バーフバリ 王の凱旋【完全版】』など注目作品の数々が上映される。各上映作品は、それぞれに適した音響調整が施されており、ベストな音響環境で作品を堪能することができる。【開催概要】「爆音映画祭 in 109シネマズ広島」期間:2018年7月5日(木)~8日(日)会場:109シネマズ広島住所:広島県広島市西区草津南4-7-1 アルパーク北棟3FTEL:0570-002-109料金:1,800円 ※エグゼクティブシート2,500円チケット:・109シネマズ広島 WEB販売 6月12日(火) 0:00より公式HP(にて・109シネマズ広島 劇場窓口販売 6月12日(火) 劇場営業開始時間より(但し各回、残席がある場合のみ)<上映作品>孤狼の血[初]/グレイテスト・ショーマン/レ・ミゼラブル/ラ・ラ・ランド/キングスマン/ベイビー・ドライバー/バーフバリ 伝説誕生/バーフバリ 王の凱旋【完全版】/この世界の片隅に
2018年07月07日開催場所のシチュエーションを活かして、一夜限りの幻想を作り上げる野外映画フェス「夜空と交差する森の映画祭」。昨年、愛知県の離島・佐久島での開催を経て、今年は栃木県の「ツインリンクもてぎ」にて開催される。2018年10月6日の開催に向けて、上映作品の第一弾ラインアップや世界観、チケットの発売日などの詳細が発表された。昨年開催の様子今年で5周年を迎える「夜空と交差する森の映画祭」。新たな舞台として選ばれた栃木県の「ツインリンクもてぎ」は、サーキット、キャンプ場を併設した森の中のモビリティーテーマパーク。森の映画祭では、その年のテーマ、世界観にベースに会場内のステージコンセプトを作り上げる。今回の開催テーマは「交差」。節目である5周年に当たり、イベント名に入っている単語が選ばれた。メインステージは「そのとき。」、サブステージは「いつか、 supported by UPLINK」「それから、」「そして、」を展開。それぞれのステージ名は、テーマである「交差」を”他者との出会いや別れ”と考え、時間軸に於いての点と点の関係性を表現する接続詞から命名した。その他のエリアであるモリス・マーケットでは物販や協賛ブース、ポップコーンベアーズ・キッチンではフードやドリンクの販売も予定している。『ベイビー・ドライバー』 ©2017 TriStar Pictures, Inc. and MRC II Distribution Company L.P. All Rights Reserved.今年の上映スケジュールの第一弾ラインアップとして、長編映画であるエドガー・ライト監督の『ベイビー・ドライバー』、グザヴィエ・ドラン監督の『わたしはロランス』。また公募により集まった短編映画を含む、計29作品が発表。『ベイビー・ドライバー』は、天才ドライバーのベイビーが組織に買われて”逃し屋”として働くクライム・アクション。サーキットのあるツインリンクもてぎならではの作品選定となっている。『わたしはロランス』は、女性として生きたいと願う男とガールフレンドの愛の物語から、人と人との関わりを考えさせられる1本だ。短編映画の詳細については、公式サイト()にてチェックができる。「夜空と交差する森の映画祭」のチケットは、7月7日12時より、公式サイトにて発売開始。8月31日までの早割入場券や、車がなくても足を運べる品川発の直通バスツアー券、宇都宮駅から会場直通の往復シャトルバス券などがラインアップ。加えて、会場内施設の「森と星空のキャンプヴィレッジ」のグランピングやテントサイトの利用券や、サーキットを囲む臨時キャンプサイトの利用券なども販売される。なお、各種チケットすべて、当日券の販売は予定していない。グランピング・テントには別途利用料にて、宿泊も可能。定員は4名、駐車場付きで価格は3万3,000円から。宿泊プランには、ツインリンクもてぎ内にある大浴場「のぞみの湯」のチケットもついてくる。同イベントに先駆け、8月3日の20時からアップリンク渋谷にてイベントを開催。自分らしく生きる女性を祝福するライフ&カルチャーコミュニティ「She is」とコラボイベントを行う。イベントでは「She is」の8月の特集である「刹那」をさらに深める本をゲストが選ぶ「BOOK TALK」や、森の映画祭にて上映予定の「わたしはロランス」のグザヴィエ・ドラン監督が15歳の時に主演した短編映画「鏡」ほか1本を上映予定だ。『ザ・ウォーク』 (C)2015 Columbia Pictures Industries, Inc. and LSC Film Corporation. All Rights Reserved.また、「夜空と交差する森の映画祭」のプレイベントである「夜空と交差する空の上映会」の上映ラインアップも発表された。「夜空と交差する空の上映会」は7月14日から16日の3連休に、全長400mと日本最長を誇る大吊橋である静岡県の「三島スカイウォーク」にて開催。三島の夜景を眺めながら橋を渡った先という特殊なシチュエーションで野外映画を楽しむことができる。オールナイトではないので、家族連れでの参加が可能だ。上映作品は各日、短編映画と長編映画の2本立て。新鋭気鋭監督によるショートフィルムと、『ザ・ウォーク』や『スタンド・バイ・ミー』など、劇中で“橋”が印象的な長編映画をラインアップ。『バーフバリ 王の凱旋』は、初の野外上映となる。【イベント情報】夜空と交差する森の映画祭2018会期:10月6日会場:ツインリンクもてぎ住所:栃木県芳賀郡茂木町桧山120-1時間:上映開始 18:30 / 上映終了 5:00料金:早割入場券 9,800円(〜8/31)/ 通常入場券 1万1,500円
2018年07月03日6月21日(木)~24(日)まで、13年ぶりに横浜にもどり開催された「フランス映画祭2018」が好評のうちに閉幕。観客の声から選ばれる「エールフランス観客賞」は、結婚式でのドタバタ人間模様を描いた『セラヴィ!』が受賞した。横浜・みなとみらいホールで行われたオープニングセレモニーでは、フランス映画祭団長の名女優ナタリー・バイと、横浜出身でフェスティバル・ミューズを務めた常盤貴子が開会を宣言。『万引き家族』でカンヌ国際映画祭パルムドールに輝いた是枝裕和監督、本映画祭の特別協賛である日産自動車のカルロス・ゴーン会長も駆けつけていた。そして、満員となったオープニング作品『セラヴィ!』の上映を皮切りに、日本未公開のフランス映画、長編14本と短編1本が上映。上映会場となったイオンシネマみなとみらいには多くの観客が詰めかけ、会期中には『セラヴィ!』ほか、鬼才フランソワ・オゾン監督が登壇した『2重螺旋(らせん)の恋人』、『夜明けの祈り』『ココ・アヴァン・シャネル』のアンヌ・フォンテーヌ監督がLGBTをテーマにした『マルヴィン、あるいは素晴らしい教育』など6作品が満員御礼!会場は連日、フランス映画ファンの熱気でいっぱいとなった。上映後に行われた各回の来日ゲストによるQ&Aやサイン会も大盛況。今年は、会場での一般客の撮影を規制せず、サイン会に移動する前のロビーでは各回のゲストの撮影時間がとられるなど、観客とフランス代表団の交流の場を設ける形に。13年前の横浜時代を彷彿とさせる、横浜ならではのアットホームな映画祭が実現した。また、若い世代にフランス映画と接する場を作るべく、オープニングセレモニーのみ、横浜市民は500円で鑑賞できる割引サービスを実施。横浜市立大学、東京藝術大学、早稲田大学にて授業の一環として学生を対象としたマスタークラスも開催され、フランス映画の作り手と日本の学生たちが接する場が設けられた。横浜市立大学の学生たちは、ボランティアスタッフとして映画祭の各会場にて活躍したという。そんな中、上映時に配布したアンケートによって選ばれる「エールフランス観客賞」を、オープニング作品の『セラヴィ!』が受賞。日本でも大ヒットした『最強のふたり』の監督コンビによる、ベテラン・ウェディングプランナーをとりまく結婚式での人間模様を描いたコメディが観客の心をつかんだ様子だ。『セラヴィ!』は7月6日(金)より渋谷・シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年06月27日短編映画祭「Flickerfest 特別協力 オーストラリアン・ショートフィルム・シアター in Roppongi」が、六本木ヒルズアリーナにて2018年7月1日(日)に開催。「オーストラリアン・ショートフィルム・シアター in Roppongi」では、屋外に設置された300インチの巨大スクリーンで、選りすぐりのオースラリアの短編映画8本を上映する。ハリウッドも公認のオーストラリアを代表する映画祭「Flickerfest」の日本初上陸となるイベントだ。涼しい夏の夜空を背景に、映画の世界に浸ることができる。映画は、新人監督たちによる最近の受賞作品を中心にセレクトされた。女優・忽那汐里も出演する東京を舞台に描いた特別作品や、老人と魚の幻想的な13分を描いた作品、さらに2人の青年の青春物語まで作品は様々だ。さらに会場には、キッチンカーも用意。オーストラリア産のビーフとラムを使ったバーベキュや、オーストラリア産のワインとビール、地元で人気のコーヒー「フラット・ホワイト」などが楽しめる。ビールやワインを片手に、芝生の上で贅沢な映画鑑賞を堪能してみては。【詳細】Flickerfest 特別協力 オーストラリアン・ショートフィルム・シアター in Roppongi開催日:2018年7月1日(日)会場:六本木ヒルズアリーナ住所:東京都港区六本木 6-10-1開催時間:開場 正午 / 終了 18:30頃入場料:無料■上映作品例シェイクスピア・イン・トーキョー / カントリーへようこそ / 2人のドクター / ぼくと彼女のスクールバス / 人生の忘れ物 / 空飛ぶフィッシュ / 青春のメロングラブ / ボクのグランプリ
2018年06月25日「フランス映画祭2018 オープニングセレモニー」が6月21日(木)、横浜みなとみらいホールにて開催され、映画祭団長のナタリー・バイ、フランソワ・オゾン監督、フェスティバル・ミューズの常盤貴子、スペシャルゲストの是枝裕和監督などが豪華集結した。■フランス映画祭が13年ぶりに横浜で開催今年で26回目を迎える「フランス映画祭2018」は、日仏交流160周年を迎え、6月21日(木)から6月24日(日)まで、13年ぶりに横浜の地で開催。今年もファン待望のラインナップが揃い、各作品の上映の前に、オープニングセレモニーが行われた。■レッドカーペットイベントに豪華映画人が集結レッドカーペットイベントには、横浜出身の常盤さんが最初に登場。あいさつのためにマイクを持つと、「自分の育った街でフランス映画祭が行われることを本当に誇りに思います。これから映画祭が横浜にどんどん馴染んでいって、“横浜といえばフランス映画祭、フランス映画祭といえば横浜”というふうになったら、横浜がもっと、もっとおしゃれな雰囲気になるのではとすごく期待しています」と笑顔を弾けさせた。最後に「フランス映画祭が横浜に戻ってきてくれて本当に感謝しています」などとフランス語で心境を言葉に。常盤さんは、フェスティバル・ミューズとして、映画祭団長のナタリー・バイ、フランソワ・オゾン監督、同映画祭オープニング作品『セラヴィ!』のオリヴィエ・ナカシュ監督&エリック・トレダノ監督など豪華ゲストを出迎えた。■是枝裕和監督、映画祭に対する思いをスピーチホール内に場所を移して行われたオープニングセレモニーでは、カンヌ国際映画祭で日本人監督としては21年ぶりに最高賞となる「パルム・ドール」を映画『万引き家族』で受賞した是枝裕和監督が、お祝いに駆けつけた。是枝監督は「僕たち作り手にとっても本当に貴重な時間であり、場所です」と映画祭に対する思いを実感を込めて言葉にした。「尊敬するフランスの映画人の方たち、映画を愛し、映画祭を支えている方たちと同じ壇上に立つことができて光栄です」と感激の様子で祝辞のスピーチを行った。■常盤貴子&ナタリー・バイが高らかに開会宣言ナタリー・バイ団長と常盤さんが開会宣言を行うことになったが、ナタリー・バイ団長がフランス語で開会宣言を行った後、いったん日本語通訳がナタリー・バイ団長の言葉を日本語に翻訳して「フランス映画祭2018の開会を宣言します」と会場に紹介。続いてマイクの前に立った常盤さんは「(通訳の方と)同じことになってしまいますが(笑)」と声を上げて大笑いした後、改めて、「フランス映画祭2018、本日、横浜にて開催いたします!」と宣言し、オープニングイベントを盛り上げた。(竹内みちまろ)
2018年06月21日これまで家族をテーマにした作品を撮り続け、国内外の映画祭にて賞を獲得してきた是枝裕和監督。最新作『万引き家族』ではあのカンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞した。本作が海外でも高い評価を得たのはなぜか。今回はそんな本作の魅力についてまとめてみた。■あらすじ再開発が進むなか、ポツンと残された古い住宅街。日雇い仕事の父・治と息子の祥太“親子”ならではの連携プレーで万引きに精を出している。その帰り道、団地の廊下で凍えている幼い女の子を目にした治は思わず家に連れて帰ってしまう。突然、子どもを連れてきた夫に腹をたてる信代だったが、体じゅう傷だらけのゆりの境遇を察し、面倒をみることにした。祖母・初枝の年金を頼りに暮らすその一家は、風俗のバイトをしている信代の妹・亜紀、そして新しい家族のゆりも加わり、貧しいながらも幸せに暮らしていた。しかし、ある事件をきっかけに家族の隠された秘密が明らかになっていく――。■是枝監督常連キャストから、ニューフェイスまで揃った豪華な布陣これまで多くの作品でオリジナルの脚本を自身で書き、監督を行ってきた是枝監督。本作ではこれまでの作品に出演した常連キャストと、初めて参加したキャストのアンサンブルも大きな見どころの一つになっている。リリー・フランキー/柴田治役『そして父になる』で庶民的な父親を好演したリリーさんが、本作には息子と共に万引きで生計を立てる柴田治役として出演。是枝監督とは本作で4度目のタッグとなり、「純粋に嬉しいです。是枝組独特の穏やかで澄んだ空気感の中、本作は社会や人にとって、とても重大なのに、ほんの1日で黙殺されてしまうような出来事にフォーカスを当てていく。是枝監督らしい、いい作品になると感じています」とコメントしていた。安藤サクラ/柴田信代役是枝監督作には初参加となる安藤さん。リリーさん演じる柴田治の妻・信代を演じるにあたり、「いまこのタイミングでこの作品に出演できることをとても嬉しく思っています」と感動をあらわにしていた。本作での高い演技力は、監督・共演者の度肝を抜くほど。監督は、いま安藤さん以上の女優はいないのではないかと思うほどだったそう。松岡茉優/柴田亜紀役こちらも安藤さんと同じく、本作で初めて是枝監督作に出演した松岡さん。オファーを受けた際は「あの本を読んだ、あの映画を見た。産まれて、育ててもらって、生きてきたすべてのことが正しかったんだと肯定されたような気持ちでした。夢のような顔合わせは現実には思えなかったです」と心境を明かした。樹木希林/柴田初枝リリーさん同様、いくつもの是枝監督作に出演してきた大御所・樹木さん。本作でもその存在感は健在だが、「是枝作品の中に居るのは これで おしまいちょいと ブラブラしすぎる台本は読みちがえるわ 口は出すわ悪口は言うわ 都合悪けりゃボケたふりするわ困ったもんだ」と是枝作品内での引退をほのめかすようなコメントも。小さくても、作中で大きな存在感を放つ子役たち治と信代の息子・祥太と、治が家に招いた少女・ゆりは是枝監督のオーディションによって選ばれた2人。祥太役を演じた城桧吏はNetflixオリジナルドラマ「僕だけがいない街」に出演しており、ゆりを演じた佐々木みゆは、なんと本作が映画初出演だ。監督はキャスティング理由ついて、桧吏くんは「オーディションで部屋に入ってきたときにこの子だってピンときた。いつまでも見てられると思った」と語り、みゆちゃんについては「オーディションで部屋の隅でポテトチップスを食べるシーンを演じてもらったんですが、そのポテトチップスの食べ方がよかった(笑)」と明かした。ほかにも脇を固めるキャストには、池松壮亮、高良健吾、池脇千鶴ら実力派俳優が揃っており、圧倒的キャスト陣で本作は挑まれているのだ。■あのケイト・ブランシェットが大絶賛! パルムドール受賞の理由とは?第71回カンヌ国際映画祭にて上映された際にはスタンディングオベーションが起こり、なんと9分間も続いた。辛口で知られる海外メディアからも高評価を得て、授賞式では最高賞であるパルムドールを獲得!日本作品では、今村昌平監督の『うなぎ』(’97)以来、実に21年ぶりという快挙を成し遂げた。この受賞理由について、審査員長のケイト・ブランシェットは「演技、監督、撮影などトータルで素晴らしかった」と述べるだけでなく、安藤さんの芝居についても熱を帯びた口調で絶賛。彼女の泣くシーンについて、「今後、私も含め今回の審査員を務めた俳優の中で、今後あの泣き方をしたら、彼女の真似をしたと思って」とコメントするほどだった。■ポスターを『海街Diary』と比較してみた本作には、クランクインに先駆けて昨年の夏に2日間だけ海で撮ったオフショットが存在する。台本も完成していない中、“家族”6人で撮ったそうで、リリーさんはその写真を「なんか劣化版の『海街diary』みたいだな」とボソリ。すると、安藤さんまでもが「そうそう、ポスタービジュアルの縁側の写真も劣化版の『海街diary』みたいなね…」と同調。続けてリリーさんが「あのポスタービジュアルの家族の笑顔と『万引き家族』ってタイトルみると、ソフトバンクの新しい家族割りみたいだよな」と話すと笑いに包まれた。お茶目なリリーさんに現場はさぞ和んだことだろう。■安藤さん、パルムドール受賞について語るも…?実は、パルムドール受賞発表前から撮影で大阪にいたという安藤さん。「この“家族たち”と夜中だけどYouTubeで中継をみようとやりとりをしていて」と準備万端で授賞式の中継を見ていたものの、「いつの間にか眠ってしまいまして…」とまさかの寝落ちをしてしまったことを告白。「そしたら、リリーさんから『サクラ起きろ!』とメールがすごい来ていて、マネージャーさんには、真っ暗にして寝ていた部屋で『パルムドールです!』と言われて…それですぐにTVをつけてニュースが流れているをみて、これは残さなきゃとフィルムのカメラでその画面を撮りました(笑)」と、受賞の瞬間をふり返った。■本作に向けられる意見に、監督はどう向き合ったのか?是枝監督は、パルムドール受賞を受けて行われた外国人特派員協会での記者会見で「社会的、政治的問題を喚起する映画を作ったわけではない」と断った上で、「2000年代に海外の映画祭で一番言われたのが『日本映画には社会と政治がない。なぜだ?』ということ。それは、そういう作品は、興行として成立しにくいという判断を、日本の大きな興行会社をしてきたから。それは日本の映画の幅を狭くしていると自覚はしていました」と語った。しかし、パルムドール受賞という最大級の結果に、様々な反響が寄せられるようになり、是枝監督は「21年ぶりの(日本映画の)パルムドールということで、思った以上に取り上げられて、普段、映画について語らない人たちもこの映画について語る状況になって、一部で、僕と僕の映画が物議を醸しているかのような状況になっていますが」と、是枝監督を取り巻く状況が一変したことを明かしつつも、「それはこの映画が、通常の枠を超えて多くの人のところに届いているのだなと個人的には前向きに捉えています」とコメントしてみせた。海外でも非常に高い評価を得た本作。今回の受賞によって、日本と海外の距離が縮まったようにも感じる。なにより映画好きの人は、カンヌの舞台裏などを監督のコメントからも知ることができ、作品以外にも注目したい点は盛りだくさんだ。そんな魅力満載の『万引き家族』をぜひ劇場で。『万引き家族』は6月8日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:万引き家族 2018年6月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018フジテレビジョンギャガAOI Pro.
2018年06月09日アイドルグループ・A.B.C-Zの塚田僚一が主演を務める映画『ラスト・ホールド!』(公開中)が、第21回上海国際映画祭(21th Shanghai International Film Festival/6月16日〜6月25日)の、パノラマ部門にて正式招待作品として上映されることが6日、明らかになった。同作は2020年の東京オリンピックの追加競技となった「スポーツクライミング」の一種目、ボルダリングを題材にしたオリジナルストーリー。廃部寸前のボルダリング部主将・岡島(塚田)が大学卒業を控え、6人の新入生(Snow Man/ジャニーズJr.)を必死で集める。同映画祭は1993年より開催されている、国際映画製作者連盟(FIAPF)公認のアジア最大級規模の長編映画祭。同作は受賞対象外で話題作品を上映するパノラマ部門に出品される。メガホンを取った真壁幸紀監督は「とても光栄です。上海国際映画祭での上映は、これから国内外で、より多くの人に観てもらえるキッカケになると思います」と喜びを表す。同作は声援OK、サイリウム持ち込みOKの「応援上映」も幾度となく開催されているが、「以前、中国の映画祭に参加した時は、観客の皆さんが自由に喜怒哀楽を声に出しながら鑑賞されていたので、自然と”応援上映”のようになるかもしれません。反応が楽しみです」と語った。○塚田僚一コメント完成された作品を見て、たくさんの方にご覧頂きたいなっと思っていたので本当に嬉しいです。東京オリンピックに向けてこれから盛り上がるボルダリング、まだ馴染みのない方もいる中で「わかりやすい」とか「面白い」という感想を頂き、この作品が届いた事を実感しました。日本での壁を登りきり、次は上海国際映画祭の壁! 海外の人たちの壁も登りきれる事を信じています。「ガンバ!」※映画『ラスト・ホールド!』特集はこちら!
2018年06月06日音楽家・坂本龍一が音楽を担当した映画をスクリーンで上映するイベント「坂本龍一映画祭」が、2018年6月4日(月)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催される。2017年11月に公開された坂本龍一のドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto: CODA』のDVD・Blu-ray発売を記念して、坂本龍一が音楽で携わった名作映画の数々がスクリーンに帰ってくる。上映作品は、『戦場のメリークリスマス』(1983)、『シェルタリング・スカイ』(1990)、『ラストエンペラー』(1987)、『レヴェナント:蘇えりし者』(2015)に、前述のドキュエンタリー映画『Ryuichi Sakamoto: CODA』(2017)、200人しか観られなかったプレミアライブの様子を収めた『坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK: async』(2018)を加えた全6作品。各作品はそれぞれ1日限り、200席限定での上映となる。【開催概要】「坂本龍一映画祭」劇場:TOHOシネマズ 六本木ヒルズチケット料金:1,500円※「坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK: async」は通常2,500円で上映しているが「坂本龍一映画祭」に限り、特別価格1,500円で上映。<上映作品・上映日>■『戦場のメリークリスマス』上映日時:2018年6月4日(月)19:00~21:05 終了予定チケット申込み:■『シェルタリング・スカイ』上映日時:2018年6月5日(火)19:00~21:20 終了予定チケット申込み:■『ラストエンペラー』上映日時:2018年6月6日(水)19:00~21:45 終了予定チケット申込み:■『レヴェナント:蘇えりし者』上映日時:2018年6月11日(月)19:00~21:40 終了予定チケット申込み:■『Ryuichi Sakamoto: CODA』上映日時:2018年6月12日(火)19:00~20:45 終了予定チケット申込み:■『坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK: async』上映日時:2018年6月13日(水)19:00~20:10 終了予定チケット申込み:
2018年05月28日今年で26回目を迎える「フランス映画祭2018」の映画団長に、ナタリー・バイが就任し、来日することが決まった。さらに、『たかが世界の終わり』(’17)でセザール主演男優賞を受賞したフランス映画界の次世代俳優ギャスパー・ウリエルが主演を務める話題作『世界の果て』(原題:LES CONFINS DU MONDE )の上映も併せて決定した。■本年度のフランス映画祭団長は、ナタリー・バイに決定!日仏交流160周年も迎える記念すべき本年の開催は、フランスとも親交が深い街・横浜で13年ぶりに実施されることが決定。フェスティバル・ミューズには、横浜市出身で何度もフランスを訪れたことのある常盤貴子さんが就任し、開催前から盛り上がりをみせている。さらに、映画祭団長として、映画界の巨匠ゴダール、トリュフォーらに愛されたフランスの名女優、ナタリー・バイの就任と来日も決定。2013年以来、3度目の団長を務める。ナタリーの起用理由としてユニフランス代表イザベル・ジョルダーノ氏は「クラシックでエレガントなフランス映画界の巨匠達であるフランソワ・トリュフォー監督やベルトラン・タヴェルニエ監督から新世代の監督たちまで、また、世界的に活躍するS・スピルバーグ監督やグザビエ・ドラン監督らにも愛される女優であり、多様な世代と多彩なジャンルをカバーするにふさわしい団長だと思っております」とコメントを寄せた。■『モカ色の車』ほか、個性豊かな長編2作品の追加上映も決定先日ラインアップ記者会見にて発表となった新作12作品に加えて、個性豊かな長編2作品の上映も追加決定。まずは団長のナタリーが出演する、エマニュエル・ドゥヴォスとナタリーの競演が光るサスペンス『モカ色の車』(原題:Moka)。その上映前にはナタリーの娘であるローラ・スメットの監督短編作品『トマ』の上映も決定した。ローラ・スメットの来日も予定されている。そして、『たかが世界の終わり』(’17)でセザール主演男優賞を受賞したフランス映画界の次世代俳優ギャスパー・ウリエル主演で、第71回(2018)カンヌ国際映画祭監督週間にも出品された話題作『世界の果て』の上映も決定。ジェラール・ドパルデューとの共演で、第二次世界大戦下で繰り広げられる人間ドラマを描いている。長編14作品の全ライナップが出揃った「フランス映画祭2018」。上映スケジュールもオフィシャルホームページにて6月2日(土)午前0:00時に解禁、同日よりチケット発売も開始する。<フランス映画祭2018 開催概要>期間:6月21日(木)~6月24日(日)会場:みなとみらい地区中心に開催(横浜みなとみらいホール、イオンシネマみなとみらい)主催:ユニフランスオープニング作品:『セラヴィ!』(『最強のふたり』の監督コンビの最新作)(text:cinemacafe.net)
2018年05月25日日本テレビ深夜の「映画天国」では、世界的にPrideパレードが実施される6月の「Pride Month(プライド月間)」に合わせ、昨年に引き続き「映画天国LGBT映画祭」を実施。地上波初登場のユアン・マクレガー主演『人生はビギナーズ』ほか、『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』『チョコレートドーナツ』の3作品を放送する。“LGBT”とは、レズビアン(女性の同性愛者)・ゲイ(男性の同性愛者)・バイセクシュアル(両性愛者)・トランスジェンダー(出生時に登録された性別と自認する性別が一致しない人)の頭文字をとった言葉。LGBTたちが「自分たちの性的指向や性自認にPrideをもとう」と奮起し、1970年にニューヨークで始まったPrideパレードも、いまではニューヨーク、サンフランシスコ、トロント、ベルリン、ソウルなど、世界各地に拡大。毎年6月に大小様々なLGBTのイベントが開催されている。「映画天国」では、昨年6月に『パレードへようこそ』など4作品を連続放送して好評を得た「LGBT映画祭」を今年も実施。LGBT当事者でもある映画ライター・よしひろまさみち氏と、NPO「虹色ダイバーシティ」代表の村木真紀氏をゲストに迎え、番組担当でトランスジェンダーの谷生プロデューサーを加えた3人が作品を解説するコーナーを作成。LGBT当事者を家族に持つこと、アイデンティティを模索すること、そして「家族」になること…など、様々な観点からLGBTを描いた3作品を放送する。■父が突然のカミングアウト!?『人生はビギナーズ』6月4日(月)深夜放送奥手な38歳の独身男性オリヴァーは、母が亡くなってから5年たったある日、年老いた父から突然、自分がゲイであると告白され、戸惑う。その父は同時に様々な人生の楽しみを探し求め、若い恋人とも出会い、ゲイの友人たちに囲まれて過ごすように…。主演はユアン・マクレガー、年老いた父親役を演じたクリストファー・プラマーがアカデミー賞助演男優賞を受賞。『20センチュリー・ウーマン』のマイク・ミルズ監督が自身の父親をモデルに描いた(2010年米)。地上波初放送。■大ヒット舞台の映画化『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』6月11日(月)深夜放送1997年よりオフブロードウェイで上演され、大ヒットした舞台の映画化作品。ロングランとなった舞台の楽曲の権利をマドンナが手に入れようとしたことでも知られる。共産主義下の東ドイツで生まれたトランスジェンダーが愛を探し求める姿を描き、サンダンス映画祭観客賞ほか多数受賞。原作・監督・脚本・主演は『パーティで女の子に話しかけるには』のジョン・キャメロン・ミッチェル(2001年米)。■ロングランヒットした感動作『チョコレートドーナツ』6月18日(月)深夜放送1970年代アメリカであった実際の出来事をもとに製作され、全米の映画祭で観客賞を総ナメにした話題作。母親に育児放棄されたダウン症の青年(アイザック・レイヴァ)を、ゲイのカップル(アラン・カミング&ギャレット・ディラハント)が里親として迎え入れ、“家族”になろうとするが…。日本では2014年に小規模公開でスタートするも、口コミで評判が広がり大ヒットとなった(2012年米)。■自身もトランスジェンダー、番組プロデューサーからコメント昨年の「映画天国LGBT映画祭」放送に「いろいろな方々から前向きな反応を頂きました」と語る谷生プロデューサーは、「とりわけ、LGBTをテーマとした良質な映画を連続放送したことについて大きな反響があったことが、映画枠を預かる者として、大変光栄に思いました」とコメント。「今年も、LGBTをテーマに含む素晴らしい3作品をお届けできることになりました。いずれも、世界の映画祭などで多くの賞を受賞した良作揃いです。LGBT当事者の方はもちろん、映画ファンの方々や、LGBTになじみのない方々にもきっとお楽しみいただける映画だと確信しています」と期待を込めている。「映画天国LGBT映画祭」は6月4日(月)26時9分~、3週にわたり日本テレビにて放送。(text:cinemacafe.net)■関連作品:人生はビギナーズ 2012年2月4日より新宿バルト9、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2010 Beginners Movie, LLC. All Rights Reserved.チョコレートドーナツ 2014年4月19日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開© 2012 FAMLEEFILM, LLC
2018年05月21日10月25日(木)より開催される「第31回東京国際映画祭」では、日本映画をより世界へ強く発信していく企画として、2つの大きな日本映画の特集を実施することが決定。「Japan Now部門」では俳優・役所広司を、「アニメーション特集」ではアニメーション監督の湯浅政明を特集する。■Japan Now部門:「映画俳優 役所広司」3年前に新設された「Japan Now部門」は近年の日本映画をふり返り、現在の日本を代表する作品の数々を、映画祭独自の視点でセレクション。いま一番海外へ紹介したい映画人として、これまでに原田眞人監督、岩井俊二監督の監督特集、さらに安藤サクラ、蒼井優、満島ひかり、宮崎あおいの女優特集を行ってきた。そして今回は、東京国際映画祭最優秀男優賞受賞作『CURE』(’97/黒沢清監督)、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞受賞作『Shall we ダンス?』(’96/周防正行監督)、米アカデミー賞作品賞ノミネート作『バベル』(’06/アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督)など、多くの出演作が国際的に高く評価され、国内外で幅広く活躍する俳優・役所広司を特集。昭和の時代の貴重な作品から最新作までを紹介する初の大規模上映を実施し、これまでの軌跡を辿りつつ、常に新しい挑戦を続ける役所さんの魅力を世界に発信する。今回の決定に役所さんは、「芝居に興味を持って、今年で40年。子どもの頃から何一つ長続きしたものがない僕にとって、40年同じことを続けられるなんて奇跡です」と役者人生をふり返り、「今回の特集上映、とても光栄です。そして、今まで自分に影響を与えてくれた全ての人に感謝します」とコメントしている。■アニメーション特集:「アニメーション監督 湯浅政明の世界」続いて、これまで庵野秀明や細田守などを特集してきたアニメーション特集では、「ちびまる子ちゃん」「クレヨンしんちゃん」「ドラえもん」など、日本を代表するアニメシリーズにも数多く携わっているアニメーション監督の湯浅政明をフィーチャー。昨年公開されたオリジナル長編映画『夜明け告げるルーのうた』は、世界最大級のアニメーション映画祭・アヌシー国際アニメーション映画祭にて、長編部門グランプリにあたるクリスタル賞を受賞し、宮崎駿監督、高畑勲監督に次ぐ、日本人史上3人目となる快挙を果たした湯浅監督。『夜は短し歩けよ乙女』(’17)で第41回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞したほか、第41回オタワ国際アニメーションフェスティバルでは、日本人として初めて長編部門グランプリを受賞するなど国内外で多くの賞を受賞し、世界中から注目を集めている。湯浅監督は、「世界中から作品が集まる国際映画祭で、まさか自分の名前のついた特集上映が実施される日がくるとは思いもしませんでした。このような機会をいただき、大変光栄ですし、とてもびっくりしています」と心境を明かし、「ぜひこの機会に、未だご覧になった事のない多くの皆様に観ていただく事ができればとても嬉しく思います。私自身も作品をふり返る機会をいただいたと思い、楽しみたいと思います」と多くの人に作品を楽しんでもらいたいと語っている。「第31回東京国際映画祭」は10月25日(木)~11月3日(土・祝)の期間中、六本木ヒルズ(港区)、EXシアター六本木ほかにて開催。(cinemacafe.net)
2018年05月09日