アメリカ最高の演劇賞トニー賞で5部門に輝いた傑作ミュージカルを、『シカゴ』のロブ・マーシャル監督が映画化した『NINE』の最新予告編と、スペシャル・ミュージック・ビデオが公開された。映画『NINE』の画像『NINE』は、フェデリコ・フェリーニ監督の歴史的傑作『8 1/2』をモチーフにした作品で、次回作の撮影開始を控えながらも構想がまとまらず追い込まれた映画監督グイド(ダニエル・デイ=ルイス)が、幻想の世界におぼれていく様を華々しいビジュアルと、音楽を交えて描いている。今回公開された最新予告編では、ダニエル・デイ=ルイス、マリオン・コティヤール、ペネロペ・クルス、ジュディ・デンチ、ケイト・ハドソン、ニコール・キッドマン、ソフィア・ローレン、そしてブラック・アイド・ピーズの“ファーギー”ことステイシー・ファーガソンといった豪華俳優陣が次々と登場するほか、愛に逃避し、愛に迷う主人公=グイドの姿が強く印象に残る内容に仕上がっている。また、ミュージック・ビデオでは、ミュージカル映画初挑戦のケイト・ハドソンが、劇中曲『Cinema Italiano』を披露。白を基調としたセットの中でランウェイを颯爽と歌い歩くハドソンの映像を中心に、劇中のミュージカルシーンも登場する。本作は、昨日発表された米アカデミー賞で助演女優賞(ペネロペ・クルス)、衣裳デザイン賞、楽曲賞、美術賞にノミネートされており、賞の行方にも注目が集まっている。『NINE』3月19日(金)より丸の内ピカデリー1他全国ロードショー
2010年02月03日まもなく発表されるアカデミー賞のノミネーションに注目が集まるなか、それよりひと足早く開催された音楽界最大の祭典、第52回グラミー賞授賞式で、オスカーへの期待も高まる話題のミュージカル映画『NINEナイン』に出演している歌手のファーギーが、自らが率いるブラック・アイド・ピーズで見事3冠を受賞。また、まもなく日本で公開される『バレンタインデー』で映画初出演を果たした若き歌姫、テイラー・スウィフトも同賞にて4冠を達成!音楽、映画に大活躍の女王たちの華麗なる対決が実現した。ビヨンセの6冠達成をはじめ、故マイケル・ジャクソンの遺児の登壇もあり大きな盛り上がりを見せた今年のグラミー賞。ファーギーがボーカルを務めるブラック・アイド・ピーズは、最優秀ポップ・ボーカル・アルバム、最優秀ショート・ミュージック・ビデオ、そして最優秀ポップ・パフォーマンスの3冠を達成した。音楽界の祭典を素晴らしい結果で終えたファーギーだが、映画の盛り上がりはまだまだこれから。『NINEナイン』でファーギーは、少年期の主人公に“愛について”、“女を喜ばせること”、そして“イタリア人らしい伊達男になれ。今日を生きろ”と教える娼婦のサラギーナを演じており、劇中、赤と黒のコルセットを身にまとい踊るシーンも!女優陣だけでもペネロペ・クルス、マリオン・コティヤール、ニコール・キッドマン、ジュディ・デンチ、ソフィア・ローレン、ケイト・ハドソンとまさに目も眩むような豪華な顔ぶれが並ぶが、その中にあって、音楽界から馳せ参じ、惚れ惚れするような歌声とダンスを披露しているファーギーにもぜひ注目!一方、若き歌姫、テイラー・スウィフトは、同賞で8部門にノミネート、昨年アメリカで最も売れたアルバム「フィアレス」で、史上最年少(20歳)で最優秀アルバム賞受賞を含む4冠を獲得。授賞式では、『バレンタインデー』で使用されている話題沸騰中の新曲「Today Was A Fairytale」を披露した。“豪華競演”という点では、本作も『NINEナイン』に負けず劣らず。ジュリア・ロバーツやアン・ハサウェイ、ジェシカ・ビールら豪華キャストと共演を果たしたテイラーだが、その気になる役どころは、ジュリア・ロバーツの姪エマ・ロバーツ扮する高校生の友人で、彼女に恋のアドバイスを与えるほか、自身もプライベートで実際に昨年末まで付き合っていたテイラー・ロートナー(『トワイライト』)と恋人同士という設定。音楽界に彗星のごとく現われ、弱冠20歳で偉業を成した歌姫の演技のほどは?さらに、12日(金)の本作公開2日後の“バレンタインデー”当日には、5分で即完売したという日本で初めてのコンサートとアルバムのプロモーションのために初来日も予定しているテイラー。今後の活躍が期待される。『バレンタインデー』は2月12日(金)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。『NINEナイン』は3月19日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:NINEナイン 2010年3月19日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2008 The Weinstein Company. All rights reserved.第82回アカデミー賞 [アワード]■関連記事:賞レースのダークホース『ハート・ロッカー』のココがすごい!最新予告編到着K・ビグローが全米監督協会賞で女性監督初の快挙!会場にはブランジェリーナもオーランド・ブルーム、『パイレーツ・オブ・カリビアン』最新作出演をきっぱり否定『アバター』ついに『タイタニック』超え!歴代世界興収を塗り替えるサンドラ・ブロック快進撃!全米映画俳優組合(SAG)賞発表
2010年02月02日去る1月17日(米ロサンゼルス現地時間)、映画界の賞レースの終盤戦を飾る話題のひとつ、第67回ゴールデン・グローブ賞が発表されました。作品賞ドラマ部門、そして監督賞は、3D時代の本格的な到来を彩るかのように、『アバター』とその生みの親であるジェームズ・キャメロン監督が受賞。3Dで奥行きを表現した映像は圧倒的。私たちが抱える環境問題、それを生み出した人間の驕りなどを盛り込みつつも、娯楽性たっぷり。自らの分身となるキャラクター=アバターというネット世代にはなじみ深い現代的なモチーフを使い、人類最大の課題のひとつである自然、そして異なるものとの共存をテーマに、2時間42分という超大作に仕上げた意欲は素晴らしい。ただ、個人的には、予定調和的ストーリー、ベースの物語に目新しさを感じられず先が見えてしまう展開、分かり易すぎる布石などがちょっと気になりましたが。とは言え、常に映画界に新風を吹き込む可能なキャメロン監督のクリエイター精神は大好き。落ち着くところに落ち着いたのかな、という感想でした。アカデミーがどう出るかが、また楽しみになりましたね。さて、役者のノミネート&受賞では、常連やベテランたちが幅を利かせていましたが、そんな中で新鮮さを感じさせていたのが、女優賞ドラマ部門。受賞したのは『しあわせの隠れ場所』のサンドラ・ブロック(右上写真)でしたが、ノミニーの中にはエミリー・ブラント(『ヴィクトリア女王世紀の愛』)や、キャリー・マリガン(上写真/『17歳の肖像』)、ガボレイ・シディビー(『プレシャス』)などのフレッシュな顔ぶれも。特に、『プレシャス』は、映画祭での上映では観客からの支持も高く、ゴールデン・グローブでも作品賞や助演女優賞にもノミネートされていて、助演女優賞ではコメディアンのモニークが受賞も果たしていますから、アカデミー賞でも台風の目となりそうな予感です。この勢いに乗って、主役を演じたガボレイが、一気に注目の新人となるのは間違いなさそう。若手男子で注目と言えば、昨年末にコラムでもご紹介したキュートな恋愛映画『(500)日のサマー』で主役を演じ、ゴールデン・グローブで男優賞ミュージカル・コメディ部門でノミネートされた、ジョセフ・ゴードン=レヴィット(左写真)。28歳ですが、映画デビューは1992年公開の『リバー・ランズ・スルー・イット』で、“10歳以下の最優秀俳優賞”=ヤング・アーティスト賞をすでに受賞しています。出演作も『陪審員』、『セントアンナの奇跡』ほか多数ですが、ノミネートとはあまり縁がなかったということ。『(500)日のサマー』を機に、認知度がより高まることでしょう。ただ、今回は、残念ながらライバルが悪かった…。受賞したのは、『シャーロック・ホームズ』のロバート・ダウニーJr.。それにしても、彼の活躍ぶりは完全復活の様相を呈していて、すっかりアカデミーの常連さんに。それにしてもこの作品が、ミュージカル・コメディとして扱われたのは意外でした。ベテラン系の女優として注目なのは、今年もペネロペ・クルス。外国語映画賞で盟友ペドロ・アルモドバルと組んだスペイン映画『抱擁のかけら』がノミネートされたばかりか、オールスターキャストで話題のミュージカル映画『NINEナイン』で助演女優賞候補に。主演のダニエル・デイ=ルイスとマリオン・コティヤール以外でのノミネートは彼女だけ。確かに、妖艶なぷりぷりボディと熱っぽい踊り、甘い甘〜い愛人ぶりは、終演後も妙に印象に残ります。『それでも恋するバルセロナ』以上の“本領発揮”でしょう。ジュディ・デンチ、ケイト・ハドソン、ソフィア・ローレン、ステイシー・ファーガソン(ファーギー)、そして因縁のニコール・キッドマンらを事実上抑えているのですから、やはり今年も気になる存在であり続けてくれそうです。さあ、あなたが注目するのは誰?(text:June Makiguchi)© REUTERS/AFLO■関連作品:アバター 2009年12月23日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox. All rights reservedしあわせの隠れ場所 2010年2月27日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009 ALCON FILM FUND, LLC ALL RIGHTS RESERVEDヴィクトリア女王 世紀の愛 2009年12月26日よりBunkamuraル・シネマ、TOHOシネマズシャンテほか全国にて順次公開© 2008 GK Films, LLC All Rights Reserved17歳の肖像 2010年4月G.W.、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開プレシャス 2010年GW、全国にて公開(500)日のサマー 2010年1月9日よりTOHOシネマズシャンテ、シネクイントほか全国にて公開© 2009 TWENTIETH CENTURY FOXシャーロック・ホームズ 2010年3月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2009 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITEDNINEナイン 2010年3月19日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2008 The Weinstein Company. All rights reserved.第67回ゴールデン・グローブ賞 [アワード]抱擁のかけら 2010年2月6日より新宿ピカデリー、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© Juan GattiEl Deseo第82回アカデミー賞 [アワード]■関連記事:ゴールデン・グローブ賞発表!『アバター』が2冠C・イーストウッド奮戦!そして映画ファンが選ぶ2009年ベストムービーは…?小栗旬初監督作引っさげ北海道に!ゆうばり国際映画祭ラインナップに注目メリルとサンドラ、主演女優賞受賞の2人がキス!第15回放送映画批評家協会賞今年は洋画復権?『アバター』に続け!大物監督話題作が続々公開2010年前半戦
2010年01月20日邦画の好調と共に洋画の興行的な低迷が叫ばれて久しいが、そんな状況に風穴を開けたのがジェームズ・キャメロン監督の渾身の一作『アバター』。公開後3週連続で興行成績トップを獲得し、日本国内でも50億円を突破という景気のいいニュースで幕を開けた2010年。これに続けとばかり、今年は“洋画復権”をうががう、有名監督による大作、賞レースでも話題を呼んでいるエンターテイメント作品など話題作が目白押し!まず、最初にご紹介するのは“東の横綱”クリント・イーストウッド監督最新作で2月5日(金)公開の『インビクタス/負けざるものたち』。『チェンジリング』、『グラントリノ』と、確かな演出力と深みのあるストーリー展開で圧倒的な存在感を放ち、「鑑賞後満足度」という点でかなりのハイアベレージを誇るイーストウッドが送り出す本作。盟友モーガン・フリーマン、マット・デイモンという強力キャスト陣を迎えて、アパルトヘイトの余波の残る南アフリカのラグビー代表チームのドラマを描く。もはや「当然のごとく」イーストウッドはゴールデン・グローブ監督賞にノミネート。オスカーを視野に、今後の展開に期待が高まる。ラグビーという、一見、男向きの題材をとりながら、男女を問わずに誰もが感動できる普遍的な物語に仕上げているところはさすが!エンターテイメント性の高い話題作としては、スタイリッシュでスピード感あふれる映像&物語で、日本でも人気の高いガイ・リッチー監督による『シャーロック・ホームズ』。あの名探偵をロバート・ダウニー.Jrが、そして欠かすことのできない助手のワトソンをジュード・ロウが演じており3月12日(金)の日本公開に向け、これからさらに注目度を増すこと間違いなし。娯楽大作として忘れてはいけないのがブロードウェイの大ヒットミュージカル『NINE/ナイン』。ダニエル・デイ=ルイス、マリオン・コティヤール、ペネロペ・クルス、ジュディ・デンチ、ケイト・ハドソン、ニコール・キッドマン、ソフィア・ローレンなどなど目も眩むようなスターを配し、スクリーン狭しと踊り、歌う!ゴールデン・グローブで5部門ノミネートと、作品としての質の高さは折り紙つき。ゴールデン・グローブ賞で、その『NINE/ナイン』を上回る5部門6ノミネーションを果たし、賞レースの先頭を走っているのがジョージ・クルーニー主演で3月20日(土)公開の『マイレージ・マイライフ』。『JUNO/ジュノ』でオスカーにノミネートされたジェイソン・ライトマン監督の最新作で、年間300日を超える出張であちこちを飛び回り、航空会社のマイレージを1,000万マイルを目標に掲げる男を描いたコメディ。オスカー最有力と言われるだけあって、ただのコメディで終わらないところに注目。大物監督と言えば、『ロード・オブ・ザ・リング』で世界を席巻したピーター・ジャクソン監督が、これまた世界的ベストセラー小説を映像化した『ラブリーボーン』はもうまもなく、1月29日(金)に公開。そして、昨年末の来日で、改めてその絶大な人気の底力を見せつけたジョニー・デップの新作も2010年前半に公開。盟友ティム・バートンと組んで贈る『アリス・イン・ワンダーランド』に期待を寄せるファンも多いはず。年末から年始にかけて開催された“映画『アリス・イン・ワンダーランド』の世界展”では当初の予想を大幅に上回る3万超の来場者が訪れたとのこと。ここにも洋画復権の兆しが…。1月17日(現地時間)にはゴールデン・グローブ賞が発表、今後、アカデミー賞に向けた賞レースにさらなる加速と熱気が加わり、より一層、洋画巻き返しに期待がかかる!さてさて、2010年前半戦のあなたの気になる作品は?■関連作品:第67回ゴールデン・グローブ賞 [アワード]第82回アカデミー賞 [アワード]インビクタス/負けざる者たち 2010年2月5日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.アバター 2009年12月23日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox. All rights reservedシャーロック・ホームズ 2010年3月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2009 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITEDNINEナイン 2010年3月19日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2008 The Weinstein Company. All rights reserved.マイレージ、マイライフ 2010年3月20日よりTOHOシネマズ シャンテほかにて公開© 2009 DW STUDIOS L.L.C and COLD SPRING PICTURES. All Rights Reserved.ラブリーボーン 2010年1月29日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開©2009 DW STUDIOS L.L.C. All Rights Reserved.アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:美輪明宏『ラブリーボーン』試写会に登場!「死者を身近に感じるなんて日常茶飯事」劇団ひとり、初対面の榮倉奈々に「こんなにカッパが似合う人いない」世界を変えた、真実の感動作『インビクタス/負けざる者たち』女性限定独占試写会に30組60名様ご招待誰と一緒にこたつでみかん食べたい?「MTV」オリジナルステッカー&「ウサビッチ」グッズを10名様プレゼント『タイタニック』越え見えた?『アバター』旋風止まずオスカー候補も奮闘の全米戦線
2010年01月16日トニー賞5部門受賞のブロードウェイ・ミュージカルの名作を、豪華オスカー俳優が集結し映画化した『NINE』。12月15日に発表されたゴールデン・グローブ賞で主要5部門にノミネートされ注目を集める本作だが、時を同じくしてニューヨークのジーグフェルドシアターにてプレミア・イベントが行われ、ダニエル・デイ=ルイスにペネロペ・クルス、ニコール・キッドマン、マリオン・コティヤールら豪華キャストに、彼らと縁の深いゲスト陣が続々と登場した。世界中から多くのマスコミが駆けつけたレッドカーペットに先陣切って到着したゲストは、ペネロペをスターに押し上げた、彼女と同郷の名匠ペドロ・アルモドバル。続いてロブ・マーシャル監督、ジュディ・デンチ、ダニエル、ニコールと登場した。タイトなミニワンピースでシックにきめたケイト・ハドソンは、母親のゴールディ・ホーンと一緒に到着し、仲睦まじく劇場内へ。さらに会場をヒートアップさせたのは、ポップ界の女王マドンナ!ドルチェ&ガッバーナのセクシーなドレスを着こなし、娘のルルド・マリア・チッコーネ・レオンを伴って、さすがの存在感を放っていた。続いて姿を現したしたのは、主演男優賞候補のダニエルと並んで主演女優賞、助演女優賞へのノミネートを果たした、マリオンとペネロペ。ペネロペは真紅の赤いドレスで華やかな装い、対照的にマリオンは白いロングドレスでエレガントな佇まいを見せた。音楽界からの参加となったファーギーは、この豪華キャストとの共演について「一流の才能を持っている人は、変に気取ったりしないものだと思う。もう十分に認められているからね。だから、とても居心地がよかったわ」とコメント。ペネロペも「とにかく素晴らしかったわ。ダニエルやほかのみなさんと共演できてとても楽しかった。ミュージカルにぜひ再挑戦してみたい」と意気込みを見せた。また、錚々たるメンバーを束ねたマーシャル監督は、「一緒に仕事できて本当に楽しかった。いまでもまだ夢から覚めていない感じだ。みんなとにかく美しい」と賛辞を述べ、ゴールデン・グローブ賞ノミネートの喜びを伝えた。ほかにも、ゴージャスなコートで2人仲良く登場したオルセン姉妹や、劇場版「NINE」の演出家トミー・チューン、ブロードウェイの重鎮チタ・リベラなどの演劇人に加え、元N.Y.市長のジュリアーニ夫妻など、ニューヨーク中のセレブが顔を揃え、オスカー有力とされる本作への期待をうかがわせた。映画『NINE』は12月18日(金)にL.A.とN.Y.で限定公開ののち、同25日(金)より全米公開。日本では2010年3月19日(金)より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開。■関連作品:NINEナイン 2010年3月19日丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2008 The Weinstein Company. All rights reserved.■関連記事:ゴールデン・グローブ賞候補が発表 G・クルーニーと豪華キャスト『NINE』一騎打ち?ペネロペ、N・キッドマン、ケイト・ハドソンら『NINE』プレミアに大集合!ペネロペ・クルスに12月挙式説。ウェディング・ドレスはバレンシアガ担当か?ジョニー・デップ、超高額ギャラで『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ続投か?ニコール・キッドマンがワシントンの公聴会に出席。女性に対する暴力根絶を訴える
2009年12月17日ブロードウェイ・ミュージカルの名作を豪華キャストを迎えて映画化した『NINEナイン』のワールド・プレミアが12月3日(現地時間)にロンドンのレスタースクエアにて開催され、ダニエル・デイ=ルイス、ペネロペ・クルス、ニコール・キッドマン、ジュディ・デンチ、ケイト・ハドソンにロブ・マーシャル監督という豪華メンバーが一堂に会し、会場を熱狂の渦に包みこんだ。本作のキャストおよびスタッフ陣が、これまでのキャリアの中で受賞したオスカーの数はなんと合わせて15冠以上!本作もアカデミー賞の前哨戦となるサテライト賞で最多の10部門にノミネートされるなど、本年度のオスカーへの期待がかかる。まずは主演のダニエルがレッドカーペットに登場。この日もダンディに決めたダニエルは、終始笑顔で報道陣の質問に応じる。華やかな女優陣との共演について問われ「才能があふれていて、仕事熱心で、一緒にいて楽しい女優であれば、共演するのも楽しい。今回の女優はみなそうだったよ。ソフィア(・ローレン)は最高だね」と、この日は残念ながら欠席したイタリアの大女優に言及した。続いてジュディが姿を現し「ロブ・マーシャル監督だからやりたかったの」と出演を決めた理由を明かし、歌やダンスシーンについて「楽しかったわ!」と笑顔を見せた。マーシャル監督は、日本のファンに向けて「コンニチワ。日本は大好きですよ。前回『SAYURI』で、日本で仕事をさせていただきましたが、とても楽しかったです。『NINEナイン』を気に入っていただけると幸いです」とメッセージを贈ってくれた。ケイトが姿を現すと、歓声がわき起こる。ヴェルサーチのドレスに身を包んで登場したケイトは「リハーサルに2か月の期間を費やしたわ。歌と踊りの練習が本当にハードだった」と撮影をふり返り「ダニエルは見ているだけでも凄く勉強になったわ」と賛辞を贈った。ケイトとほぼ同時にニコールも到着し、ケイトの頬にキスをして談笑する一幕も!ファンの前で立ち止まりサインの要望に応えていた。そして、最後にペネロペが登場。背中の大きく開いたボリューム感たっぷりの水色のロングドレスにベージュのコートをまとい、集まった観客の大歓声を浴びていた。最後に全員で揃って写真撮影が行われたが、このメンバーが並び立つ光景は圧巻!大盛況の内にレッドカーペット・イベントは終了し、上映がスタートした。『NINEナイン』は2010年春、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。© Chris Jackson / ゲッティイメージズ■関連作品:NINEナイン 2010年春、丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2008 The Weinstein Company. All rights reserved.■関連記事:ペネロペ・クルスに12月挙式説。ウェディング・ドレスはバレンシアガ担当か?ジョニー・デップ、超高額ギャラで『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ続投か?ニコール・キッドマンがワシントンの公聴会に出席。女性に対する暴力根絶を訴える大女優のオーラにタジタジ?デイ=ルイス、ローマでソフィア・ローレンと共演ケイト・ハドソンが豪華スター共演のミュージカルに出演決定!
2009年12月04日日本でもミリオンセラーを記録した小説「朗読者」を『めぐりあう時間たち』の監督&脚本家コンビで映画化し、ヒロインを演じたケイト・ウィンスレットがアカデミー賞主演女優賞を受賞。ケイトの役は当初ニコール・キッドマンが演じる予定だったが、妊娠によって降板したニコールに代わり、ケイトが役を得た。ニコール降板を憂う声はあったものの、この降板劇が上手く作用したのは出来上がった作品を観れば明らか。戦後10年以上が経ったドイツを皮切りに、ひとりの少年の運命を揺るがし、ある決意のドラマへと導くことになる女性を、ケイトはパワフルな存在感の中に謎めいた哀しみを湛えながら演じ上げている。ネタばれを指摘する声が挙がるかもしれないが、主人公の少年・マイケルはケイト扮する大人の女性・ハンナと出会い、関係を持ち、やがて彼女の過去と彼女にとっては過去以上に重大な意味を持つ秘密を知る。この過去と秘密に関わってくるのが、マイケルのように戦争の記憶を持たない世代の心情と、愛とは何かを問う究極の問答。未熟だが一途な恋心を捧げた相手の秘密を知り、怒りや嫌悪を感じながらも、抗えない愛の本能に駆られて彼女を受け止めようとするどころか、彼女を無条件に受け入れることのできない自分に苦悩さえするマイケルの心の変遷が観る者の心に棘のように突き刺さってくる。その痛みの全てを抱え、大人になったマイケルをレイフ・ファインズが熱演。原題にもある“朗読者”として、この物語の語り手として、愛の深さに比例した深い苦悩を見せつけてくれる。(text:Hikaru Watanabe)■関連作品:愛を読むひと 2009年6月19日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開© 2008 TWCGF Film Services II, LLC. All rights reserved.■関連記事:『愛を読むひと』スティーヴン・ダルドリー監督次作はブラピと組んでオスカー?ケイト・ウィンスレットのオスカー受賞作『愛を読むひと』試写会に10組20名様ご招待平井堅のカバーアルバムに収録の名曲が『愛を読むひと』イメージソングに決定【第81回アカデミー賞】レッドカーペットファッションチェック!〜個性派編〜主演女優賞はケイト・ウィンスレット!6度目のノミネートで栄冠
2009年06月12日みなさん、こんにちは。どうやらハリウッドではまだリメイク・ブームが続いているようです。と言うのも、あのアーノルド・シュワルツェネッガーとシャロン・ストーン共演の大ヒットSF映画『トータル・リコール』(’90)がリメイクされるみたいなんです!まだ出演者の詳細はコロンビア・ピクチャーズから発表されてませんが、プロデューサーのニール・モーリッツは既に脚本家にカート・ウィマーを抜擢したそうです。ニールは『トーマス・クラウン・アフェアー』(’99)、そして最近ではアンジェリーナ・ジョリーの最新作『Salt』(原題)の脚本を手がけています。ほかのニュースでは、スマッシュ・ヒットを遂げた『トワイライト』の続編『New Moon』(原題)が来る11月に公開されます。先週末、L.A.で行われたMTVムービー・アワードの場で主演のロバート・パティソンとクリステン・スチュワートが予告編を披露しました。サミット・エンターテイメント社によれば、既にマイ・スペース上で公開された新作の予告編を420万人以上の人が視聴、さらにmtv.comでは160万人が視聴しているとか。まだまだ秋まで公開は先なのにこんなにたくさんの人が見ているんですね!『トワイライト』ファンのみなさんは忠誠心が高いんですね。そんなファンのみなさまにはとっても残念なお知らせですが、次世代スターのロバートとクリステンがプライベートでも交際しているといううわさはどうやら本当のようです…。先週、2人はロマンティックなディナーをした後、一緒にホテルに戻る姿が見かけれたそうですよ。さて、話題を変えてディズニー・ファンのみなさんに嬉しいニュースです。今年9月、ディズニーは史上初のファン博覧会をカリフォルニアのアナハイム市で4日間にわたり開催しますよ。このイベント「D23 Expo」ではファンはディズニーの今後の新作3本、『トロン2』、『トイ・ストーリー3』、そしてティム・バートンによる不朽の児童文学を再映画化した『アリス・イン・ワンダーランド』(原題)の限定フッテージを観ることができるんです。当日は、数多くのセレブが登場し、過去のディズニーのヒット作で使われた小道具や“Disney Dream Home”というとある8つの部屋が披露されます。最後に、ケイト・ハドソンがやっとオーウェン・ウィルソンと別れたことが公式に明らかとなりました。そして最近では、メジャーリーグのニューヨーク・ヤンキースの中心選手、A-Rod(アレックス・ロドリゲス)とのディナーが目撃されてます。A-Rodと言えば、一時期マドンナとの交際も報道されましたが、マドンナがブラジル出身のモデルで23歳のカレ、ジーザス・ルスとの出会いをきっかけにあっさりと別れました。さてケイトですが、先日ヤンキース・スタジアムにて行われたミネソタ・ツインズ戦でA-Rodを応援する姿が見られました。関係者によれば、彼はケイトを友人たちに紹介したそうで、ケイトは遠征試合にも同行しているそうですよ!ひょっとして、2人は真剣な交際をしているということ?次から次へと交際相手が変わるケイトのことを考えると、これは、しばらく様子を見たほうがいいですね…、いや、たぶん違うでしょう!(text:Lisle Wilkerson)© 2009 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.■関連作品:NEW MOON (原題) 2009年11月、全国公開© 2009 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.トイ・ストーリー3 2010年7月、全国にて公開アリス・イン・ワンダーランド (原題) 2010年4月G.W.、全国にて公開
2009年06月11日さあ、みなさん!今日のニュースは少し真面目です。ですが、もちろん楽しくお届けしますよ!今年はセレブリティに関するニュースが本当にたくさんあります。実際、ハリウッドの歴史上、こんなにも飲酒及び麻薬服用時の運転で逮捕され、リハビリテーション施設に入院し、同僚やスタジオとの確執が表面化した年はなかったでしょう。もちろん、リンジー・ローハン、パリス・ヒルトン、ニコール・リッチーのことが思い浮かびますよね…。この3人の女性は誰もが刑務所に行ったか、これから行くか、するのですから。しかし、世界で最も有名な俳優、トム・クルーズの生活にも様々なドラマがありました。10年連れ添った妻と別れ、まだ無名に近い女優、ケイティ・ホームズとの恋愛・婚約や、全国放送のオプラ・ウィンフリーのトークショーでソファの上で飛び跳ねるなどの奇行、さらには女優のブルック・シールズとのバトルなど、旋風を巻き起こしました(しかしブルックとトムとケイティは今では仲の良い友達同士です…まるで何事もなかったかのように)。この先もセレブのおかしな行動は増えるのでしょうか?ブリトニー・スピアーズも相変わらずゴシップ雑誌に毎週登場しています…。彼女のようにいきなりスキンヘッドにしてしまったり、写真撮影の時に犬のふんを8,000ドルもするドレスで拭き取ったり、自分の子供のほ乳瓶に牛乳ではなくコーラを入れるセレブがほかにいるでしょうか?しかも彼女は歯医者に行き、“茶色いから”という理由で子供達の歯を白くしてほしいとお願いしたそうです!!!??最近のセレブの行動は本当に摩訶不思議ですね。これだけは確実に言えます。ですが、いき過ぎじゃないでしょうか?それとも、私たちがセレブの生活に干渉しすぎなのでしょうか?30~40年前のハリウッドにも、麻薬を服用したり、共演者と浮気をする人もいました。ですが、メディアは彼らの私生活をそれほど追及しませんでした。今では、もしお金持ちで有名であったら、私生活は全て公衆にさらさなければならないようです。そして、そのことにうまく対処できない人もいるんです。先日、オーウェン・ウィルソンのことを聞いたとき、私はそんなことを思いました。オーウェンは、『ミート・ザ・ペアレンツ』や『ライフ・アクアティック』で有名なコメディ俳優ですが、自宅で自殺を図ったのです。日曜日の午後、12時くらいに兄のアンドリューによって発見されました。ハリウッドは衝撃を受けました。オーウェンは地に足のついた俳優でしたし、ハリウッドで一番モテる独身男性のひとりで、キャリアも順調でした。でも…こわれてしまったのです。しかし、ここにきて、オーウェンはかなり長い間、麻薬問題で悩んでいたこと、彼の知人たちが彼をリハビリテーション施設に入院させようとしていたことなどが明るみに出ました。加えて、ここ7~8か月の間、深刻なうつ状態にあったそうです…女優のケイト・ハドソンとの破局のせいだと言う人もいます。彼に当たるスポットライトがあまりにも強すぎて、オーウェンはついに逃げたくなってしまったのでしょうか?特にケイトと付き合っていたころは、彼らの写真を撮ろうとするパパラッチなしに出かけることなどできなかったようです。とにかく、どんな理由であれ、ちょっと立ち止まって考えてみましょう…もうこんな出来事は耳にしたくありませんよね。(text:cinemacafe.net)
2007年09月10日