『スパイダーマン』シリーズを手がけたサム・ライミ監督が新たに挑むファンタジー大作『オズ はじまりの戦い』のジャパンプレミアが20日、東京・六本木ヒルズアリーナで開催され、現在来日中のライミ監督をはじめ、主演俳優のジェームズ・フランコと共演するレイチェル・ワイズが出席した。その他の写真名作ミュージカル『オズの魔法使』(1954)で知られる偉大な魔法使いオズの誕生秘話を描いた本作。サエない奇術師のオズ(フランコ)が竜巻に飛ばされて魔法の国に迷い込み、同じ名前を持つ伝説の魔法使いと間違われたことから、国の運命をかけた壮大な戦いに巻き込まれていく…。フランコにとっては『スパイダーマン』3部作に続いて、ライミ監督とのタッグはこれで4度目。「こうして日本の皆さんに観てもらえるのは光栄なこと。日本のファンには、映画愛を感じるからね」と誇らしげにアピールしていた。一方、東の魔女・エヴァノラを演じるワイズは「この作品を撮影する過程そのものが、とてもマジカルな経験だった。ぜひ、日本の皆さんにも同じマジカルを感じてほしいわ」とあいさつ。両肩が大きく開いたドレスで登場したこともあり、あまりの寒さに「今、吹いている風はきっと魔女を演じた私のせいね」と笑いをさそい、慌ててコートを着込んでいた。ライミ監督は「寒い中、大勢の皆さんが長時間、お待ちいただいて感激しています。(日本語で)日本に来られてうれしいです」と親日家ぶりを発揮し、「皆さんの期待に応えられる作品に仕上がった。ぜひ劇場に足を運んでください」と日本のファンにメッセージをおくった。この日は、ダンサーで振付師の仲宗根梨乃による映画をテーマにしたダンスパフォーマンスも披露され、フランコは日本語で「ダンス、サイコウ!」と上機嫌だった。『オズ はじまりの戦い』3月8日(金) 全世界同時公開
2013年02月21日『スパイダーマン』トリロジーを手がけたサム・ライミ監督と『アリス・イン・ワンダーランド』の製作者が作りあげるファンタジー大作『オズ はじまりの戦い』が3月に公開される。そこで製作現場のライミ監督に国際電話をつないで話を聞いた。その他の写真本作は、作家ライマン・フランク・ボームが生み出した偉大な魔法使いオズの“知られざる過去”を描くいた作品で、ジェームズ・フランコが主演を務め、ミラ・クニス、ミシェル・ウィリアムズ、レイチェル・ワイズらが出演する。1981年に『死霊のはらわた』でデビューしたライミ監督は、『ダークマン』『ギフト』などの作品でカルト的な人気を博し、2002年に『スパイダーマン』を手がけ、歴代の興行記録を塗り替える成功を収めた。前作『スペル』はライミ監督ファンが歓喜する低予算ホラーだったが、新作『オズ…』は再びハリウッドの超大作だ。ライミ監督は「映画の規模については悩み過ぎることはありませんでした。それよりもまず物語が好きだったということが大事で、僕が魅力的に思えたのは“これまで観たこともないようなファンタジーの世界を映画化してみせる”という部分でした」と振り返る。そこでライミ監督は、最高のCGチームを招集し、同時に撮影ではセットを使うことを決めた。「ファンタジーの世界を舞台にしているとは言え“いかにもCG”と言った感じの非現実的な見た目にはしたくなかったし、観客にも演じる役者たちにも、まるで現実にある世界かのごとくリアルに感じてほしかったんです。俳優たちにとっては、実際に目の前にあって、触れることの出来るセットが存在するほうがオズの国の世界観により深く入り込んで演じられますし、そういった臨場感たっぷりのリアルな演技は、観客により深く豊かな映画体験をもたらします」。ちなみに撮影はライミ監督が生まれ育ったミシガン州で行われ、彼が若い頃に一緒に映画作りをしていた仲間が加わったという。「こういう形で故郷に帰って来られて最高だし、まるで(『オズの魔法使い』で魔法の国から家族のもとへと帰ってきた)ドロシーになったような気分です」。本作はライミ監督が初めて手がける“家族みんなで楽しめるアクション・ファンタジー”だ。「昔からのファンが僕にどういった作品を期待しているかについては重々理解しているつもりですが、似たような映画ばかり作る気はないですし、逆に、今までになかったタイプの作品に挑戦することで、ファンが興味を持ってくれるんじゃないかと思うんです。と言うか、僕のファンこそ絶対にそうであるはず!(笑)初めて挑戦したファミリー映画ですが、僕の長年のファンはもとより、どんな観客にも楽しんでもらえる作品だと思っています。まぁ個人的な意見なので、保証は出来ませんけどね(笑)」。これまで数々の強烈な描写でファンを魅了してきたライミ監督が一体、どのようなファンタジー映画を手がけるのか期待して待ちたい。『オズ はじまりの戦い』3月8日(金) 全世界同時公開
2013年02月05日作家ライマン・フランク・ボームが生み出した伝説的ファンタジー・キャラクター“オズ”の知られざる過去を、『スパイダーマン』シリーズのサム・ライミ監督が描くアクション・ファンタジー『オズ はじまりの戦い』。不思議に満ちた魔法の国“オズ”を舞台にした本作の美しすぎるポスター・ビジュアルが遂に公開された。冴えない手品師・オスカーがある日、嵐に巻き込まれ迷い込んだのは、魔法の国・オズの世界。次々とオスカーの前に現れる奇妙でどこか愛らしい生物、人形のような悲しい目をした小さな少女、そして美しい魔女たち…。“魔法の国”に迷い込んだひとりの男が“偉大なるオズ”となるまでの数奇な運命を、壮大なる戦いと共に描き出す。このたび解禁となったポスター・ビジュアルには、息をのむほどに美しい魔法の国“オズ”を背景に、ジェームズ・フランコ演じる主人公・オスカーと共に、東の魔女・エヴァノラ(レイチェル・ワイズ)、西の魔女・セオドラ(ミラ・クニス)、南の魔女・グリンダ(ミシェル・ウィリアムズ)ら3人の美しい魔女たちの姿が映し出されている。さらに、その右下には謎に満ちた邪悪な魔女の影も…。オズと旅を共にする陶器の少女や、翼を持つ猿・フィンリーなど、美しくも不思議なオズの世界が垣間見えるビジュアルに仕上がっている。ファンタジー界最大の“秘密”ともいうべき、“オズ”の知られざる過去に切り込んだ本作。予告編に次いで公開となったポスター・ビジュアルからもその映像美や躍動感が十二分に伝わり、早くも公開が待ちきれないという人も多いはず。果たして、魔法の国の驚くべき真実とは何なのか?オズの国で繰り広げられる冒険と戦いに、期待せずにはいられない!『オズ はじまりの戦い』はは2013年3月8日(金)より全国にて公開。■関連作品:オズ はじまりの戦い 2013年3月8日より全国にて公開© 2012 Disney Enterprises, Inc.All rights reserved.
2012年12月10日『スパイダーマン』トリロジーを手がけたサム・ライミ監督と、『アリス・イン・ワンダーランド』の製作者が作りあげる来年3月公開のファンタジー大作『オズ はじまりの戦い』の新ポスターが公開され、本作の特典付き前売り券が14日(金)から発売されることが発表された。その他の写真本作は、作家ライマン・フランク・ボームが生み出した偉大な魔法使いオズの“知られざる過去”を描くファンタジー作品。『スパイダーマン』でもライミ監督とタッグを組んだジェームズ・フランコが主演を務め、ミラ・クニス、ミシェル・ウィリアムズ、レイチェル・ワイズらが出演する。このほど公開されたポスター画像は、主人公の奇術師オズを中心に、東の魔女エヴァノラ、西の魔女セオドラ、南の魔女グリンダら映画の主要キャラクターがズラリと並ぶ幻想的なビジュアル。他にもオズが共に旅をする陶器の少女や、翼のある猿のフィンリーら個性的なキャラクターの姿も見える。ライミ監督はホラー、アクション、サスペンスなどジャンルを横断しながら作品を発表し続けているが、ブルース・キャンベルの当たり役となったアッシュや、リーアム・ニーソンが演じたダークマン、『スペル』に登場する老婆など、常に観客の心に残る個性的なキャラクターを多く描いてきた。本作もボームが生み出したファンタジックな世界観を得て、様々なキャラクターがオズの冒険を彩るという。本作の前売り券は、14日(金)から全国で発売され、劇中のキャラクターたちが美しい絵柄でデザインされ、誰でも簡単に手品ができる“オズのマジックカード”が特典としてプレゼントされる(限定品につき、無くなり次第、終了)。『オズ はじまりの戦い』2013年3月8日(金) 全世界同時公開
2012年12月10日『007 スカイフォール』が、『アバター』を抜いてイギリスの歴代興行収入1位をわずか公開40日目で達成した。ダニエル・クレイグ主演、サム・メンデス監督で贈る『007』シリーズ第23作目となる同作は、イギリス国内で計9,427万7,612ポンド(124億6,200万円)の大ヒットを記録し、2009年に公開されたジェームズ・キャメロン監督の大ヒット作『アバター』が11か月かかって達成した9,402万5,632ポンド(124億3,000万円)の記録を抜き去り、イギリスでの封切りから40日目にして早くも歴代UKボックス・オフィス1位の座を獲得した。本作のプロデューサーを務めたマイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリは「イギリスで映画館に足を運んでくれたみなさんのおかげで、『007 スカイフォール』が歴代1位の座を獲得し、感謝の念と共に我々も圧倒されています。この映画を誇りに思っていますし、みなさんに感謝しています。特に主演のダニエルと監督のサムがこの映画の成功にもたらしてくれた貢献にはいくら感謝しても足りません」と喜びの声を上げている。また、製作元のMGMのゲイリー・バーバーCEOも「この映画がうなぎ登りで驚くべきヒットをし続けていることにとても誇りを感じますし、映画界の偉大なマイルストーンとなった今、この映画の関係者全員に再度、祝福の言葉を贈りたいと思います」と関係者の労をねぎらい、ソニー・ピクチャーズ・リリーシングUKのピーター・テイラー代表も「観客のみなさんが『007 スカイフォール』をこういった素晴らしい形で受け止めてくれて、とても嬉しいです」と喜びを語り、「イギリス文化の最も象徴的なキャラクターの一人であるジェームズ・ボンドが50周年を迎えた2012年に、こういった記録的な偉業を達成するのはまさに“ドンピシャ”といった感じですね」と続けた。特集:『007スカイフォール』美しきボンドガール・コレクション■関連作品:007スカイフォール 2012年12月1日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Danjaq, LLC, United Artists Corporation,Columbia Pictures Industries, Inc. All rights reserved.
2012年12月07日『スパイダーマン』トリロジーを手がけたサム・ライミ監督と、『アリス・イン・ワンダーランド』の製作者が作りあげる来年3月公開のファンタジー大作『オズ はじまりの戦い』最新予告編が公開された。最新予告編本作は、作家ライマン・フランク・ボームが生み出した偉大な魔法使いオズの“知られざる過去”を描くファンタジー作品。『スパイダーマン』でもライミ監督とタッグを組んだジェームズ・フランコが主演を務め、ミラ・クニス、ミシェル・ウィリアムズ、レイチェル・ワイズらが出演する。このほど公開された予告編は“偉大になること”を夢見る奇術師オズが激しい嵐に巻き込まれて、極彩色の不可思議な世界に迷い込む場面から始まる。そこで彼が出会ったのは西の魔女セオドラと、東の魔女エヴァノラ。ふたりはこの世界の宝を差し出す代わりに“悪い”魔女の退治を依頼する。しかし、彼が訪れた街は何者かに破壊され、南の魔女グリンだはオズに助けを求める。一体、悪い魔女は誰なのか? 不思議な世界に迷い込んでしまったオズの運命は? 映画は“魔法使い”であると誤解されてしまったオズが、同じ名前をもつ“オズ”の国の未来をかけた戦いに身を投じることになる。映像の細部まで徹底的にこだわるライミ監督らしく、予告編でも美しい美術や、オズの国の生き物たちが次々に登場。もちろん、これまで数々の衝撃描写で観客を魅了してきたライミ監督らしく、予告編のラストに燃え盛る炎に包まれた恐ろしい生き物も登場。家族全員が楽しめる物語でありながら、ライミ監督らしい刺激的な映像やキャラクターがふんだんに登場する作品になりそうだ。『オズ はじまりの戦い』2013年3月8日(金) 全世界同時公開
2012年11月30日作家ライマン・フランク・ボームが生み出した伝説的ファンタジー・キャラクター“オズ”の知られざる過去を、『スパイダーマン』シリーズのサム・ライミ監督が描くアクション・ファンタジー『オズ はじまりの戦い』。目を見張るような美しい映像と共に、驚愕のバトルが繰り広げられる本作の待望の本予告編が遂に解禁となった。冴えない手品師・オスカーがある日、嵐に巻き込まれ迷い込んだのは、不思議に満ちた魔法の国“オズ”の世界。次々とオスカーの前に現れる奇妙でどこか愛らしい生物、人形のような悲しい目をした小さな少女、そして美しい魔女たち…。“魔法の国”に迷い込んだひとりの男が “偉大なるオズ”となるまでの数奇な運命を、壮大なる戦いと共に描き出す。“いつか偉大な男になること”を夢見る自己中心的なペテン師、だがどこか魅力的な若き奇術師・オスカーを演じるのは『127時間』や『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』など話題作への出演が相次ぐ演技派ジェームズ・フランコ。強大な魔力と美貌を持つ東の魔女・エヴァノラにレイチェル・ワイズ、その妹で、オズをエメラルド・シティに導く西の魔女・セオドラにミラ・クニス。そして、壮大なる戦いにオズを導く南の魔女・グリンダにミシェル・ウィリアムズが扮し、華やかに美を競いつつ、敵意や愛憎渦巻く、凄絶なるドラマを繰り広げていく。今回公開となった予告編では、オズに戦いを決意させる鍵となる陶器の少女や、オズと旅を共にする翼を持つ猿・フィンリーなど、不思議なキャラクターたちもお目見え。圧倒的な映像美で再現されたオズの世界は限りなく魅力的であるが、映像のラストには、炎の中に邪悪な影も…。「やるしかない」というオスカーの覚悟と共に、幕を開ける美しすぎる戦い――。まずはこちらの予告編から世紀のファンタジー・バトルを見届けてみてはいかが?『オズ はじまりの戦い』は2013年3月8日(金)より全国にて公開。※こちらの予告編はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:オズ はじまりの戦い 2013年3月8日より全国にて公開© 2012 Disney Enterprises, Inc.All rights reserved.
2012年11月30日間もなく公開となる『007 スカイフォール』でメガホンを握ったサム・メンデスが、すでに『007』シリーズ24作目となる次回作のストーリーの構想があると明かした。日本でも12月1日(土)に公開予定のシリーズ23作目『007 スカイフォール』で監督を務めたサムは、ダニエル・クレイグが続投する予定の次回作で再びメガホンを取るか正式発表していないものの、『007』シリーズの過去5作品で脚本を執筆したニール・パーヴィスとロバート・ウェイドは声明で今後同シリーズで脚本を担当することはないと発表し、さらにサムが次回作に取り組んでいることをほのめかした。ロバートは「僕たちは5本も『007』シリーズに参加できて嬉しいよ。なかなかの仕事ができたと思うよ。ジョン・ローガンとサム・メンデスが次回作のシナリオを構想していると思うけど、おかげで肩の荷が下りたよ。このシリーズ作品はすごく時間がかかるからね」と、その苦労と共に語った。ニールとロバートの2人は2000年公開の『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』から『007 ダイ・アナザー・デイ』、そしてダニエルが主演を張った『007/カジノ・ロワイヤル』、『007/慰めの報酬』、『007 スカイフォール』まで通算5作品の脚本を執筆しているが、ニールは4作目で同シリーズから降りるつもりだったとふり返っている。「僕たちは『007 慰めの報酬』で止めようと思ってたんだ。でも『007 スカイフォール』まで続けてよかったといまでは思っているよ」。そんな2人は、主役ジェームズ・ボンドを「殺したい衝動に駆られた」とも明かす。同シリーズの脚本を担当する上での禁止事項を尋ねられたニールは「タイムトラベルだね」と答え、さらにロバートは「あと、ボンドを殺すことかな。僕たちはいっそ殺したいって衝動に駆られていたけどね」と続けた。■関連作品:007スカイフォール 2012年12月1日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Danjaq, LLC, United Artists Corporation,Columbia Pictures Industries, Inc. All rights reserved.
2012年11月21日『アバター』の主演俳優として知られるサム・ワーシントンが、バーの店先で喧嘩沙汰を起こして治安紊乱行為を理由に逮捕されていたようだ。今月3日(現地時間)、ジョージア州アトランタで酩酊状態のままバー「ザ・ヴォーテックス」に入店しようとした際、IDを提示せずに入店を断られたサムは警備員のジェリー・リンクさんと揉み合いとなり、護身用の催涙スプレーをかけられて取り押さえられ、急行した警察に逮捕されたという。しかし、5日(現地時間)にリンクさんが予定されていた法廷への出廷に応じなかったため、サムの横暴ぶりがバーの防犯カメラにすべて記録されているにも関わらず、サムへの起訴内容はすべて取り下げられた模様だ。リンクさんは後にサムが有名俳優であることを知らなったと主張しており、法廷への出廷要求書も受け取っていないと語っている。リンクさんがゴシップサイト「TMZ.com」に語ったところによると、サムがバーに現れた際、サムは汚れたトレーナーを着て、いくつもの服を持ち歩いていたことから、リンクさんはサムのことをホームレスだと判断したのだという。さらに、現在同地でアーノルド・シュワルツェネッガー主演最新作『Ten』(原題)の撮影中で、エリート麻薬取締局員を演じている最中だということもあってか、リンクさんがサムに催涙スプレーを噴射したとき、サムは「オレは麻薬取締局員なんだぞ!バカなことすんじゃねーよ!」と叫んだという。■関連作品:アバター 2009年12月23日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox. All rights reserved崖っぷちの男 2012年7月7日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2012年11月07日1981年に公開され、全世界を恐怖で覆い尽くしたサム・ライミ監督の『死霊のはらわた』。スプラッター・ブームを巻き起こした伝説の映画が、2013年に新たに蘇り、公開されることが決定!このたび、観る者を震え上がらせる本作の場面写真が公開となった。今回、公開となった場面写真には死霊に取りつかれ、恐ろしい顔がインパクト大の少女の姿が!この少女はヒロインのミア。演じているのは新進女優のジェーン・レヴィだが、彼女の素顔が分からない程にすさまじい形相をしており、この写真1枚だけを見ても、ファンの期待を裏切らない仕上がりとなっていることを伺わせる。さらに10月13日(現地時間)に開催されたN.Y.コミコンに、オリジナル『死霊のはらわた』の主演ブルース・キャンベルを筆頭に、新鋭フェデ・アルヴァレズ監督、ヒロイン・ミア役のジェーン・レヴィが出席。ブルース・キャンベルはリメイクでは、プロデューサーを務め、本編への出演はしないと話している。そしてブルースは、ファンの前でリメイクを製作することについて懸念する人もいることは分かっているとした上で、「映画公開の週末が明けた月曜日に、みんなが私に謝罪するのを楽しみにしているよ(笑)」とその自信のほどを覗かせた。さらに「ファンのことをついからかってしまうが、この映画をきちんと製作したいというのが本音で、ホラー映画を観に行くみなさんを満足させたくて、この監督と主演の2人がそれを実現させたわけだ。公開は来年、4月。乞うご期待!」とファンに作品への熱意を語り、最後に「瀕死のサム・ライミには、こんな凄い映画を作ってるぞ!と脅しているよ(笑)」とジョークで締めくくった。『死霊のはらわた』のリメイク版となる『イーヴィル・デッド』(原題)は、全米公開2013年4月12日(現地時間)、日本公開は2013年を予定している。■関連作品:イーヴィル・デッド (原題) 2013年、全国にて公開
2012年10月15日イランの世界的名匠アッバス・キアロスタミ監督が日本を舞台に日本人キャストを起用して製作した『ライク・サムワン・イン・ラブ』に出演する加瀬亮が、9月23日(日)に渋谷のユーロスペースで行われたトークショーに出席した。デートクラブを通じて亡き妻に似た若い女性・明子を家へと呼んだ、元大学教授のタカシ。彼女の婚約者だという青年が現れ、タカシを明子の祖父だと勘違いしたことから彼らの人生は思わぬ展開を見せることになる。撮影現場で演技をしている時点では、この映画がどのようなものになるのか?物語に込められた意味などということに関して「ほとんど凄さが分からなかった」という加瀬さん。「打ち上げのときに監督が予告編を見せてくれて、『どうやら現場で感じたのと違うものができているようだ』と驚いた」とのこと。さらにカンヌ国際映画祭の場で本編を観て、「かなり驚いた。奇妙なことに自分の中に(映画が)居ついてしまった」とふり返る。「たいていの作品は、自分が演じて監督の演出に応じることが仕事で、出来上がった映画を観て、反省して次へ行くというものなんですが…」とこれまでとは違った感覚に包まれたと明かす。これまでガス・ヴァン=サント監督など海外のフィルムメーカーを含め、数多くの現場を経験してきた加瀬さんだがキアロスタミ監督の演出に戸惑うこともあったよう。「3人での車のシーンでは、僕がタバコの火を借りて一旦、(画面から)外れるんですが、そこで監督が『あっちを見ろ!』、『こっちを見ろ!』って立ち上がって怒鳴り始めるんですよ(笑)。意味が分からず混乱しました。役者が計算して決めてきたことに対して、本当の整理を求めてくるんですよね」とその演出の意図を推察する。動きなどに対しかなり細かい決めごともあったそうで、カメラのフレームから一度外れて、再び戻ってくるというシーンでは「『1回(カメラから)外れたら、20回スクワットしてから出てこい』と指示されたこともあった」とか。「リハーサルで1回やってみると『お前の演技は見たくない!』って言われて、50回だか100回、スクワットをやっておけと言われたり。ジョークだと思って10回くらいやって止めたら、『まだ10回だぞ』と(苦笑)。役者って『こういう気持ちだ』とか『いい人、悪い人』って整理しちゃうものですが、実際はうつろいやすく曖昧ですよね。そういう自分ひとりでは作れないものを演出や偶然によって監督が作ってくれたのかな。計算や邪念を取り除いてくれたと思います」と語った。この日は、撮影後に本作の解釈や意味を巡って友人と交わしたというメールをわざわざプリントアウトして持参した加瀬さん。自身が10代のときに初めて観たというキアロスタミ作品の『桜桃の味』などを引き合いに、本作のテーマや唐突なラストシーンの意味などについて自らの考えを熱弁。俳優であると同時にシネフィル(映画狂)の一面をのぞかせた。『ライク・サムワン・イン・ラブ』はユーロスペースにて公開中。■関連作品:ライク・サムワン・イン・ラブ 2012年9月、渋谷・ユーロスペースにて公開
2012年09月24日DIESEL(ディーゼル)は、“SURVIVAL KIT FOR DIESEL GIRLS(都会を生き抜く女子の強い味方!)”をテーマにアンダーウェアキャンペーンを実施、対象店舗にて2012年10月21日(日)までの期間開催する。DIESELらしいデザインやこだわりのディティールが特徴のアンダーウェアコレクションは、いつどこにサプライズがあるか分からない都会のサバイバルを生きる女の子に送られる。今回は、都会を生き抜く女子を応援するサバイバル キットとして、DIESELらしいアイロニーがこめられたキャンペーンを実施。期間中は、ブラ+ショーツをセットで購入すると2点目のショーツが50%OFFに。さらに、数量限定で専用のポーチがついてくるキャンペーンを開催する。【対象店舗】DIESEL GINZA、 DIESEL SHIBUYA 、DIESEL HARAJUKU 、DIESEL OSAKADIESEL 札幌 、DIESEL イクスピアリ 、DIESEL 丸の内 DIESEL 六本木ヒルズDIESEL ラフォーレ原宿 、DIESEL ダイバーシティ東京 プラザDIESEL 東京スカイツリータウン・ソラマチ、 DIESEL 二子玉川 、 DIESEL ららぽーと横浜DIESEL Terrace Mall 湘南 、DIESEL クレアーレ DIESEL ジェイアール名古屋タカシマヤ (LADIES’) 、DIESEL 京都 、DIESEL ルクア大阪DIESEL なんばパークス 、 DIESEL 神戸 、DIESEL 広島 、DIESEL 福岡DIESEL INTIMATE 大丸梅田店 (LADIES’)ジェイアール名古屋高島屋 5F サロンド・ランジェリー※取扱商品は各店舗で異なるため、詳しくは店頭でご確認ください。DIESEL公式サイト元の記事を読む
2012年09月20日イランの巨匠アッバス・キアロスタミが日本を舞台に製作した『ライク・サムワン・イン・ラブ』が9月15日(土)に公開を迎え、出演した奥野匡と高梨臨がユーロスペース(東京・渋谷)にて行われた舞台挨拶に登壇した。退職した元大学教授がデートクラブを通じて知り合った若い女性への恋心を静かに描き出す。奥野さんらはオーディションで出演が決まったが「台本がない撮影でその点は面食らいました。映画ってのは、監督次第で我々は監督に操られて映画ができてしまうものなんですね。演技なんてものをすると監督は嫌うので、何も教わらないでやったんですが、観てみたら映画になってるから不思議なものです」と巨匠の現場をふり返る。高梨さんは「私はふざけて『ヘタクソ!』って言われたり、いじめられました(苦笑)。そうやって緊張をほぐしてくれてたのかな」と撮影を思い起こす。キアロスタミの妥協のない演出が印象的だったようで「奥野さんは何回も階段を昇り降りさせられて、スタッフの方がヒヤヒヤしてました」と明かした。2人は監督、そして共演の加瀬亮と共に本年度のカンヌ国際映画祭のレッドカーペットを歩いたが、奥野さんは「僕は主に舞台の人間だからカンヌは別世界のものだと思ってて、『行きたくない』って言ってたんです」と告白。さらに「人がいっぱいいて、道を歩いてても握手を求められたり、写真を求められたりしまして、これは日本に帰ったらどうなるんだろう?と思ってたらいつも通りでした」と語り笑いを誘っていた。高梨さんは「外国人のお客さんと一緒に映画を観る機会はあまりないですが、静かな映画なのにちょっとしたジョークで笑うので、新鮮な気持ちを味わいました。映画祭自体も初めて、海外の監督も初めてで、価値観が180度変わるいい経験をさせていただきました」と自身の中で掴んだ成長の手応えを口にした。本作は来月、韓国で開催となる釜山国際映画祭に出品されることになっており、奥野さんと高梨さんも渡韓する予定。年の離れた2人の男女の物語が韓国の観客にどのような反応で迎えられるか楽しみなところだ。『ライク・サムワン・イン・ラブ』はユーロスペースほか全国にて公開中。■関連作品:ライク・サムワン・イン・ラブ 2012年9月、渋谷・ユーロスペースにて公開
2012年09月15日イランの巨匠アッバス・キアロスタミが、日本人の俳優とスタッフを起用し、日本で撮影、日本語で撮り上げた映画『ライク・サムワン・イン・ラブ』。3人のメインキャストのうちノリアキを演じた加瀬亮が、すべてを見抜くような巨匠の才能に驚いたというエピソードを明かすとともに、「初めて観るタイプの映画で、気に入っています」と完成作に自信を示した。その他の写真「最初に聞いた情報は、おじいさんと若い女性の恋愛映画ということだけでした(笑)」とイン前を回想する加瀬。フタを開ければ普通の恋愛譚ではなく、元大学教授のタカシ(奥野匡)、デートクラブでアルバイトをしている女子大生・明子(高梨臨)、そして明子の婚約者で自動車整備工のノリアキが繰り広げる、愛憎を超えた深い人間ドラマが横たわっていた。3人は一方的に愛を語り、真実と虚構を混ぜた会話を重ねていく中で、激しく運命の歯車が回り出す。「スケールの大きなストーリーではないけれど、自分が考えもしなかった場所に連れて行かれるような感覚で、作品を観て驚きました。現場にいた誰もが予想していなかったと思います」と加瀬も衝撃を受けたようだ。実は加瀬たちが、キアロスタミの才能を思い知ったエピソードが面白い。それは撮影途中で行われた打ち上げでのこと。「監督の国と撮影のやり方が全然違うので、現場がすごく大変で最後の方は疲労がピーク。その段階で打ち上げがあって、皆それどころじゃない感じで。監督が来たら一言くらい言ってやりたいみたいな雰囲気でした(笑)」とピリピリした緊迫ムードの中、現れた巨匠は本作の予告編を携えていたという。「それがあまりにも素敵で、皆でシーンとなりました(笑)。いったい自分たちは何を作っていたのか? って、目を合わせたほど完成度が高かった。初めて観るタイプの映画で、これは凄い作品になりそうだと、その時皆初めて分かった感じですね(笑)」。その予感は、撮影を終えて現実となった。「あまり自分の出ている作品をほめるのもアレですが、僕はすごく今回の映画を気に入っています。とにかくすごいものが出来たって感じです(笑)」と感激を隠さない加瀬。イラン人監督による日本人男女3人の、わずか1日にも満たないドラマ。それは見たくも見せたくもない恥部を突かれたような感覚にも似て、3人が辿る運命を我がごとのように追ってしまう。「そうですね(笑)。でも、どう言葉で説明していいのか、それで伝わるかは分からない作品だと思うので、とにかく観ていただいて僕たちと同じ気分を味わっていただけたらなと思います」。『ライク・サムワン・イン・ラブ』9月15日(土)より、ユーロスペースほか全国順次ロードショー取材・文・写真:鴇田 崇
2012年09月14日サム・ワーシントンやミア・ワシコウスカが出演するモンスター・パニック映画『マンイーター』のブルーレイ&DVDのリリースを記念して、特典映像に収録されている“伝説の人喰いワニ”映像の一部が公開された。映像の一部本作は、オーストラリアのノーザンテリトリーにある国立公園を訪れた観光客が、“人喰いワニ”と想像を絶する死闘を繰り広げる様を描いた作品。ワーシントン、ワシコウスカのほか、ラダ・ミッチェル、マイケル・ヴァルタンら、注目の若手が体当たりの演技を披露した話題作だ。このほど公開された映像では、本作でメガホンを執ったグレッグ・マクリーン監督や製作スタッフが、劇中に登場する“人喰いワニ”をどのようにして作り上げていったのか語っている。マクリーン監督がこだわったのは“リアルさの追求”。そのために視覚効果班は本作の舞台となったノーザンテリトリーへ行き、本物のワニを撮影し、筋肉の構造や動きを研究。分析したものをCGで再現していったのだという。映像には、人喰いワニの参考にしたと思われる、体長5メートルものオスのワニが獲物を捕らえる様子や、ワニに近付いて撮影したときのエピソードなども盛り込まれており、見応えのある内容となっている。『マンイーター』ブルーレイ&DVD、発売&レンタル中アンレイテッド・バージョン:ブルーレイ4935円(税込)DVD3990円(税込)発売元・販売元:ポニーキャニオン
2012年09月14日サム・ワーシントンやミア・ワシコウスカが出演するモンスター・パニック映画『マンイーター』のブルーレイ&DVDが発売&レンタル開始となった4日にモニター試写会が実施され、会場に集まった観客から好評を集めた。その他の写真本作は、『ピラニア3D』の製作総指揮陣が製作を、ホラーファンから高評価を集めた『ウルフクリーク猟奇殺人谷』の新鋭監督グレッグ・マクリーンがメガホンを執り、若者たちが、人喰いワニと想像を絶する死闘を繰り広げる様を描いたパニック映画。試写会には、「モンスター・パニック作品が好き」「『ピラニア3D』製作総指揮陣が製作した作品だから観たかった」という10~50代の観客が参加。作品上映後に行なわれたアンケートでは、「よくあるモンスター映画かと思ったが、ワニの登場や動きに工夫があり、先が読めなかった」「CGとは思えないワニの存在感に圧倒された」「このワニには出会いたくない! と思わせるだけの迫力があり、最後まで飽きずに楽しめた」など、映画の“真の主役”とも言うべき、人喰いワニに関するコメントが多く寄せられたほか、「心理描写もしっかりと描かれていてストーリーもおもしろい」「これまでにないサム・ワーシントンの一面が楽しめた」「無名の俳優の起用が思わぬ効果をあげていた」などの声も聞かれた。本作はTOHOシネマズ日劇などで公開され、大きな反響をよんだが、セル版のブルーレイ&DVDには本編だけでなく、メイキング映像やミニドキュメンタリー集、“伝説の人喰いワニ”に関する秘蔵映像などが60分以上も収録されており、映画館で観た観客もさらに深く映画を楽しめるアイテムになっている。『マンイーター』ブルーレイ&DVD、発売&レンタル中アンレイテッド・バージョン:ブルーレイ4935円(税込)DVD3990円(税込)発売元・販売元:ポニーキャニオン
2012年09月11日リンジー・ローハンに窃盗疑惑がかけられていたようだ。ゴシップサイト「TMZ.com」の報道によれば、リンジーの友人であるサム・マギッドがハリウッド・ヒルズにある自宅で宝石の窃盗にあったと1週間前にロサンゼルス警察に通報し、現在はその訴えを取り消したものの、警察は当初リンジーとリンジーのアシスタントを務めるギャビン・ドイルの2人が犯人だと立証できる複数の目撃者を確保していたという。2011年にもジュエリーの窃盗罪で有罪判決を受け現在、執行猶予期間中と前科もちのリンジー。27日(現地時間)に警察がリンジーの弁護士に2人の事情聴取を求めたものの拒否されている。この事件後、リンジーは家族と過ごすためにニューヨークを訪れており、複数の友人たちはリンジーは容疑者ではないと主張している。リンジーの親友でビジネスパートナーでもあるクラウス・ヒェルムバク氏は「以前からニューヨークへの旅行は計画されていて、ニューヨークではいくつかの仕事のミーティングをこなして、家族と過ごすことになっていたんです。だから逃げるとかそういうことでは全くないんです」と語った。さらに捜査関係者も「リンジーは容疑者ではないし、取調べにも協力的でした。彼女がロサンゼルスから逃亡したなどというのはデマです。それにまずリンジーがパパラッチに取り囲まれることなく、どこかへ逃げることなんて不可能ですからね」と明かしている。■関連作品:マチェーテ 2010年11月6日より新宿バルト9ほか全国にて公開
2012年08月29日『アバター』のサム・ワーシントン主演のアクション大作『タイタンの逆襲』のブルーレイ&DVDが16日(木)にリリースされる前に本作の貴重なメイキング映像が公開された。BD&DVD『タイタンの逆襲』メイキング映像映画『タイタンの逆襲』は、人間と魔神の壮絶なバトルを描いたアクション大作。神々の王であるゼウスと人間のあいだに生まれたペルセウス(ワーシントン)が、人類を支配するべく復活した巨神タイタン族の脅威に立ち向かうべく、冥界への危険な旅に出る姿を描く。このほど公開されたのは、映画の冒頭で主人公ペルセウスが、灼熱の炎を吐く凶暴な怪物キメラと対決するシーンの撮影風景と、完成した映像を同時に観ることができる映像だ。漁村に突如として出現したキメラをペルセウスが追うシーンでは、全力疾走するペルセウスをワイヤーにつけたカメラで追う。怪物はCGで描かれているため。撮影中には存在していない。カメラは、全力で走るペルセウスを追いながら、同時にキメラが描かれる“予定”の空間もフレーム内に確保しなければならない。メイキング映像では、この厳しい条件をすべてクリアした撮影映像と完成した映像を同時に堪能でき、CG加工前で見えない“想像”のキメラと戦うワーシントンの姿も楽しめる。『タイタンの逆襲』ブルーレイ&DVDセット(2枚組) 3980円(税込)3D&2D ブルーレイセット(2枚組) 5980円(税込)ブルーレイ スチールブック仕様 4980円(税込)『タイタンの戦い』&『タイタンの逆襲』ブルーレイ ツインパック(2枚組)4980円(税込)8月16日(木)発売、同日ブルーレイ&DVDレンタル/オンデマンド配信開始発売元・販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
2012年08月15日時代を超えて読まれる、ライマン・フランク・ポームの傑作児童文学「オズの魔法使い」の“知られざる過去”を、ディズニーと『スパイダーマン』シリーズのサム・ライミ監督が描くアクション・ファンタジー『オズ はじまりの戦い』が、来年の春に公開決定!注目の本作のポスター・ビジュアルと共に、魅惑的世界の“光”と“影”を映し出した予告編がこのほど到着した。一人の冴えない手品師・オスカーがある日、嵐に巻き込まれ迷い込んだのは、不思議に満ちた魔法の国“オズ”の世界。次々とオスカーの前に現れる奇妙でどこか愛らしい生物、人形のような悲しい目をした小さな少女、そして美しい魔女たち…。オズ誕生の物語がいま、明らかになる――。『アリス・イン・ワンダーランド』、『ナルニア国物語』シリーズなど実写映像化不可能と言われてきた作品世界を見事に表現し、至高のファンタジー作品を世に送り続けてきたディズニーが、鬼才サム・ライミと手を組んで描くのは、数奇な運命に導かれた一人の男が偉大なる“オズの魔法使い”となるまでの軌跡。主人公・オスカーを演じるのは、『127時間』や『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』など話題作への出演が相次ぐ演技派ジェームズ・フランコ。さらに、オズの国の美しき3人の魔女たちを『マリリン 7日間の恋』でゴールデン・グローブ賞に輝いたミシェル・ウィリアムズ、『ボーン・レガシー』の公開を控えるレイチェル・ワイズ、そして『ブラック・スワン』のミラ・クニスが演じており、艶やかに美を競い合う!モノクロだった現実世界から色鮮やかな“オズ”の世界のワイドスクリーンへと切り替わり、まるでオスカーと一緒におとぎの国に迷い込んだかのような錯覚に陥るこちらの予告編。ミラ、ミシェル、レイチェル扮する3人の魔女はそれぞれ赤、白、黒の衣裳に身を包み登場しているが、果たしてこの3人の関係とは?また予告編ラストに登場するのは、鋭い爪をもつ不気味な緑色の手。美しきオズの国で展開される不穏な展開を予感させる。同時に公開となったポスターは、主人公・オスカーの乗った気球が暗雲立ち込める嵐の中から光ある世界へと向っていく、まさに“始まり”を思わせる仕上がりだが、そこには「“美しすぎる”ファンタジー・バトル」という文字が。一体、この先どんな運命がオスカーを待ち受けているのか――?まこちらの予告編から圧倒的な映像美のワンダーランドに足を踏み入れてみて。『オズ はじまりの戦い』は2013年3月8日(金)より全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:オズ はじまりの戦い 2013年3月8日より全国にて公開ボーン・レガシー 2012年9月28日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2012 Universal Studios. All Rights Reserved.
2012年08月10日『スパイダーマン』トリロジーを手がけたサム・ライミ監督と、『アリス・イン・ワンダーランド』の製作者が作りあげるファンタジー大作『オズ はじまりの戦い』が来年3月8日(金)に公開されることが決まり、このほど第1弾予告編が公開された。『オズ はじまりの戦い』予告編動画本作は、これまで繰り返し舞台化・映像化されてきたライマン・フランク・ボームの児童文学『オズの魔法使い』の“知られざる過去”を描くファンタジー作品。『スパイダーマン』でもライミ監督とタッグを組んだジェームズ・フランコが主演を務め、ミラ・クニス、ミシェル・ウィリアムズ、レイチェル・ワイズらが出演する。このほど公開された予告編では、フランコ演じるマジシャンのオスカーが、気球に乗って激しい竜巻に巻き込まれる場面で幕を開ける。彼がたどり着いた場所が魔法の国であることがわかった途端、それまでモノクロだった画面は極彩色に変わり、映像はワイドスクリーンに。魔法の国で暮らしているのは、人間の世界では見ることのできない愛らしい生き物たち。これまでも作品の細部にいたるまで徹底的なこだわりを見せてきたライミ監督らしく、予告編に登場する魔法の国も、風景だけでなく、建物、植物、衣装にいたるまで徹底的にデザインされた不思議な世界だ。さらに予告編のラストには、不気味な緑の手をもつ“何か”が登場。いずれ“オズ”と呼ばれることになる主人公オスカーの壮大な冒険を想像させる内容に仕上がっている。『オズ はじまりの戦い』2013年3月8日(金) 全世界同時公開
2012年08月10日「ぴあ」調査による7月6日、7日公開の映画・満足度ランキングは、サム・ワーシントン主演のアクションサスペンス『崖っぷちの男』がトップに輝いた。2位に人気アニメシリーズ第24作目となる『それいけ!アンパンマン よみがえれ バナナ島』が、3位に生瀬勝久、小西真奈美が出演した『スープ ~生まれ変わりの物語~』が入った。その他の写真1位の『崖っぷちの男』は、ある目的のために、ホテル高層階の窓枠を越えて“崖っぷち”に立った男が繰り広げる奇想天外なサスペンス。出口調査では「まるで自分がそこにいるような“体感できる映画”。最後まで展開が読めなかった」「ストーリー展開が上手い。ハラハラドキドキする久々に見応えのある作品だった」「最後の最後まで手に汗握った。ビルの上に立つ主人公と、見上げる観衆の構図は圧巻、観ていてドキドキした」「伏線の張り方が絶妙で、結末はまったく予想できなかった」など、特に男性からの支持を集めた。2位の『…よみがえれ バナナ島』は、バナナ島の危機を救おうとアンパンマンたちが活躍する物語。劇場には家族連れが多く「バナナがいっぱい出てきてすごくおもしろかった。バナナの島に行ってみたい!」「アンパンマンと一緒に遊べて楽しかった」と子どもたちに大人気。一方、大人からは「上映時間がちょうどよく、子どもと最後まで楽しく観られた」「映画を初めて観る子どもが本当に楽しそう」「新しいキャラクターが出てくるなど、特別感があっておもしろかった」など好評だった。(本ランキングは、2012年7月6日(金)、7日(土)に公開された新作映画7本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2012年07月09日『アバター』『タイタンの逆襲』のサム・ワーシントンが主演を務めるサスペンス映画『崖っぷちの男』が7日(土)から公開される前に、ワーシントンの最新インタビューが到着した。その他の写真『崖っぷちの男』でワーシントンが演じたのは、元ニューヨーク市警の警官で30億ドル相当のダイヤモンドを強奪した罪で収監されるも脱獄し、ルーズベルトホテルの高層階の窓の外のわずかなエリア、まさに“崖っぷち”に立っている男、ニック。彼には“命をかけて挑む目的”があるらしい。「ひとつの場所に釘付けにされたアクション映画をやりたかった」というワーシントンだが、問題なのはその舞台だ。主人公ニックが立つのは手すりなどない高層ビルの縁。その高さは何と60メートル! さらにワーシントンは高所恐怖症であるにも関わらず、合成やCGに頼らずに多くのシーンを実際のビルの縁で撮影した。「すごく怖かったよ。毎日、手のひらに汗はかくし、油断はできなかった。当初は多くのことをスタジオでやろうと考えていたんだ。僕もカメラスタッフも、縁での撮影に徐々に慣れていった。それで、気づいたら『他のこともやってみよう。このスタントも試してみよう。他に何が出来るかな?』っていうことになった。予想していたよりいろいろなことができたから、映画の大半を縁で撮影できたんだ」。ちなみに、ワーシントンがビルの縁に立っているとき、カメラマンはさらに過酷な状況にいたようだ。「カメラは僕の横で、ロープにぶらさがっていたんだ。映画を見る時、僕のことは心配しないで。撮影しているやつを心配してよ(笑)」。ちなみにワーシントンは映画でタフな男を演じることが多いが、実際はとても気さくでジョークの好きな明るい男だ。「普段は家にいて、平和に暮らしてる。“タフガイ”になるのは映画のときだけだよ」と語る彼が出演作を選ぶ基準は「自分が観に行きたい映画かどうか?」だという。「僕はこれを16ドル払って観に行くか? と考えるんだ。もし、この映画に観に行く価値があり、仕事を適切に出来ると思えばやる。僕たちがちゃんとした仕事が出来ていることを願っているよ」。『崖っぷちの男』7月7日(土) 丸の内ルーブルほか全国ロードショー
2012年07月06日地上60メートル、幅はたったの35センチ。ニューヨークのマディソン街を忙しく行き交う人々を窓の外から見下ろすこの男、その覚悟はもちろん、ハンパではない。想像していただいた絵のまんま、“崖っぷちの男”を並々ならぬ覚悟で演じきったアクション・スター、サム・ワーシントン。覚悟を決めるのは当たり前、だって実は彼、“高所恐怖症”だというのだから…。“崖っぷち”の演技は、恋に似ている?「ほんとに馬鹿だったよ。僕は高いところが怖いというより、落ちるのが怖いんだ。特に地面に落ちるのがね」といきなり告白するサム。「僕はストーリーを読むとその話に没頭してしまって『おお、これはいいタイトルだなあ』とか思って、実際何をやらないといけないか忘れてしまう役者のひとりなんだ。映画のタイトルが『Man on a Ledge』(=出っ張りにいる男)なんだぜ。もちろん、出っ張り(Ledge)に出ないといけないさ(笑)。この映画の撮影で怖さを克服してみたいと思ったよ。それで僕は『カメラを回してみよう。どんなものを撮れるか見てみようぜ』って言ったんだ。泣き出して、胎児のように体を丸めたりせずに済んでラッキーだったよ。それだと、映画はちょっと違ったものになっちゃっただろうね(笑)」。高所が苦手という本音とは裏腹に、ご覧になれば分かるが、劇中のほとんどのシーンを彼は“窓の外”でやり遂げている。その経験は「恋に落ちるのと似ているね。自分で経験するまでは想像しづらいんだ」という。「当初は多くのことをスタジオでやろうと考えていたんだ。なぜって、どれだけ実際に出っ張りのところで撮れるか分からなかったし、僕が何をするか分からなかったからね。でも実際あそこへ行ったとき、突然、少し自信を持てるようになったんだ。だから、カメラクルーも自信が出てきて、カメラの動きが少しクレイジーなものになって、気づいたら“ちょっと待ってよ。映画のほとんどを撮影しちゃったよ”ってなったんだ。それは素晴らしかった。実際に出っ張りに出てみるまで、分からなかったんだ。あんなにたくさん撮影できたなんて、驚きだよ」。共演のエリザベス・バンクスの証言によれば「3日目には慣れて、まるで何年もやってるベテランみたいだったわ」という、その堂々たる“崖っぷち”演技。役に没頭する才能というのか、屈強の心臓というのか、本人の言葉からもそれは伝わるが、ヘリコプターが間近に接近して飛ばされそうになるシーンに至っては「『(風を)もっと強くして、強くして。僕を吹き飛ばそうとしてくれ』と言い続けていたよ。リアルであればあるほど、僕はもっとしっかりと立っていないといけなかったんだ」と笑う姿からは、少々のM気(?)さえ感じさせる。でもふとした拍子にはこんな弱音も…。「僕は命綱をつけていたんだけど、たまに滑ったり、つまづいたり、引っ掛けたりしたとき、その命綱がカチっと(定位置に)収まるんだ。その短い瞬間、“ほら来たぞ”と思った。命綱がクリックする前、“これで終わりなの?”と目の前で自分の人生が走馬灯のように駆け巡ったよ。自分の人生をもっと良くしないとね(笑)」。「“タフガイ”になるのは映画のときだけだよ」そもそも崖っぷちの男=ニックが何故、自ら崖っぷちに立っているのか、というのがこの映画の核たるところ。そしてその裏で動く男の弟、ジェイミー・ベル扮するジョーイとの間にある絆、というのもまた本作に人間味をもたらしている。「ジェイミーとは前から知り合いだったから、わりとイージーだったよ。彼が撮影現場に来たとき、少し男っぽくしていたから『何しているの?』と訊いたら、彼は『あなたはタフガイだから、僕もちょっとタフガイにしようと思ったんだ』と言ったんだ。だから僕は言ったんだ。『僕は演技をしているんだ。実際は女々しいんだ。僕たちは2人とも、そういうフリをしているんだよ』とね。この兄弟がいつも言い合っているというところが好きだよ。そういうふうに脚本に書かれていたわけじゃなくて、やっているうちにそういうふうになったんだよ」。ニックに「飛び降りろ!」と野次を飛ばすN.Y.の人々を見て「彼らの多くは僕の前の映画が嫌いだったファンたちかもしれないと思ったよ(笑)」という彼の言葉はよそに、言葉通りの“タフガイ”という称号は誰もが認めるところ。「“タフガイ”になるのは映画のときだけだよ。普段は家にいて平和に暮らしている。僕が出たいと思う映画は、自分が観にいきたいと思う映画なんだ。脚本を読んで『僕は、これを16ドル払って観に行くか?』と考えるわけだよ。だって、僕の観客に対する責任は、彼らが払うお金の値打ちがあるものを提供することだからだよ。もし、この映画は観に行く価値があり、この仕事を適切にできると思えばやる。僕たちがちゃんとした仕事ができていることを願っているよ」。では、サムがいま“ぜひ観に行きたい”映画とは?「僕は、コメディをぜひやりたいんだ。僕とラッセル・クロウとクリスチャン・ベイル、それは僕がぜひ観てみたいコメディだよ。『三ばか大将』のモー、カーリー、ラリーみたいになるだろうね。でもそういうオファーは来ないんだ。僕がオファーされる映画は……ぼくが自分でお金を払って観たいものなんだ。そして、それはたまたま特別捜査官や警官が出てくるアクション・スリラーのジャンルのものなんだ。もし、ニック(今作の役名)がバレエダンサーなら、ちょっと違ったものになっていただろうね。違った『崖っぷちの男』になっていたよ(笑)」。■関連作品:崖っぷちの男 2012年7月7日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2012年07月05日『トランスフォーマー』『RED』の製作陣が放つ、ノンストップ・アクション・サスペンス『崖っぷちの男』。裏切りと陰謀と駆け引きが渦巻く中、スリルとサスペンスが張りつめ、テンポよく進むストーリー展開が見ものである。主演は『アバター』以降話題作への出演が続くサム・ワーシントン。本年度日本公開作品計5本に出演する中、初のサスペンス・ジャンルに挑み、目もくらむ高所でのアクションを見事に演じ切った。今回、サム・ワーシントンのインタビューを行なった。●高所恐怖症とお聞きしましたが、なぜこの役を引き受けたのですか?ほんとに馬鹿だったよ。高い所が怖いというより、落ちるのが怖いんだ。約60メートルの高さなら、誰でも怖いと思うよ。この映画の撮影で怖さを克服してみたいと思ったんだ。●実際に高いビルの縁でかなり多くの撮影を行ったと聞きましたが、怖かったですか?すごく怖かったよ。毎日、手のひらに汗はかくし、油断はできなかった。でも実際は、不可能だと思っていたこともできたんだ。最初のシーンは僕が実際に初めて出っ張りに出たときだったけど、泣き出して、胎児のように体を丸めたりせずにすんでラッキーだったよ(笑)。僕もカメラスタッフも、縁での撮影に徐々に慣れていったら、予想していたよりいろいろなことができたんだ。映画の大半を縁で撮影できたよ。●交渉人役のエリザベス・バンクスとのやりとりが秀逸で、感情が変化していく様子がよく伝わってきました。彼女と共演した印象は?彼女の作品は好きで、ラッセル・クロウと共演した「スリーデイズ」も素晴らしかった。彼女は、シニカルなユーモアもある楽しい人だけど、その反面、人間としての重みもある。優れた女優としての素質があるよ。●彼女とリハーサルはしましたか? 役作りのために、お2人で準備したことはありますか?台本を一緒に読みながら考えたんだ。2人は、崖っぷちの緊迫した状況でも、気を引き合ったり会話を楽しんだりできる関係。普通の人たちがふだん、自然にやっているようにね。エリザベスは美しい女性だし、僕はまあまあだけど、多少いけてる時もあるしね(笑)。観客は2人のやりとりを見て、それぞれの役を気に入ってくれるんだ。●監督はドキュメンタリー出身で、今回が長編映画の監督デビュー作でしたが、ドキュメンタリー出身ならではの演出はありましたか?監督は、常にカメラを回し続けていたから、やり直しもしやすかった。指示をするタイプではなくて、僕たちの演技を観察するタイプ。それが彼のやり方だったよ。●この役を演じるうえで難しかったのはどんなことですか?A:僕は今回のように、先がある程度読めるようなシンプルなアクション映画が好きなんだ。映画館で見るのには面白い。気に入ったのは、カーチェイスとか体を使ったシーンだね。ビルの縁のシーンをダイナミックに見せるのは難しかったよ。でも、他のアクションシーンも好きだね。作品情報『崖っぷちの男』監督:アスガー・レス出演:サム・ワーシントン、エリザベス・バンクス、ジェイミー・ベル、アンソニー・マッキー、エド・バーンズ、タイタス・ウェリヴァー配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン7月7日(土)ロードショー(C)2011 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved
2012年07月05日『キック・アス』のアーロン・ジョンソンが、既に2人の娘をもうけている23歳年上の映画監督、サム・テイラー=ウッドと6月21日(現地時間)、イギリスのサマーセットで挙式した。22歳の新郎は、45歳の新婦が監督を務めた『ノーウェアボーイひとりぼっちのあいつ』で、若き日のジョン・レノンを演じたのをきっかけに交際が始まり、2009年10月に婚約。翌2010年7月に長女が、今年1月に次女が誕生した。サムには前夫との間にも娘が2人いて、アーロンは若くして4児の父親ということになる。パブリストの発表によると、サムは「アレクサンダー・マックィーン」のサラ・バートンがデザインしたドレス、アーロンは「トム・フォード」のスーツを着たという。今後は夫婦揃って、姓は“テイラー=ジョンソン”を名乗るとのこと。全米で9月公開予定のキーラ・ナイトレイ主演の『Anna Karenina』(原題)の予告編では、アーロンは既に“アーロン・テイラー=ジョンソン”とクレジットされている。アーロンは7月に全米公開されるオリバー・ストーン監督の最新作『Savages』(原題)でブレイク・ライブリー、テイラー・キッチュらと共に主演を務め、今年後半には『キック・アス』の続編『Kick−Ass 2』(原題)の撮影を控えている。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO■関連作品:キック・アス 2010年12月18日よりシネセゾン渋谷ほか全国順次公開© KA Films LP. All Rights Reserved.
2012年06月25日毒りんごで深い眠りに落ちてしまった白雪姫が、白馬に乗った王子様のキスにより目を覚まし、めでたしめでたし…というおとぎ話とは一風異なる物語。世界一有名なプリンセス・白雪姫の“闘い”を描く『スノーホワイト』がいま、多くの女性の心をとらえている。白雪姫が闘う姫であるならば、王子様だって単なる“白馬の王子”とはいかないよう。ずばり、この王子役について「それほどチャーミングではないね」と語るのは、スノーホワイトの初恋の相手・ウィリアム王子を演じた当人、サム・クラフリンである。「この映画は古典的なおとぎ話をダークに描き直して、ゴシック・テイストの意欲的な作品に仕上げている。僕が演じたウィリアム王子もそれほどチャーミングではないね。彼は観客が想像しているよりずっとダークな人間なんだ」。自身が演じた“王子様”について分析するサム。「ウィリアムとスノーホワイトは幼なじみで、家族ぐるみで仲良く付き合っていた。2人はいわば初恋の相手だったんだけど、離ればなれになってしまい、ウィリアムはそれが自分のせいだと思い込むんだ。彼はスノーホワイトを助けてあげられなかったことに罪悪感を抱くと共に、幼く、力不足だった自分を不甲斐なく感じているんだ。そうやって何年も自分を責め続けてきた彼は、ある日スノーホワイトが城から逃げ出したと聞いて、彼女を苦境から救い出すために全力を尽くすことを決意するんだ。スノーホワイトと彼自身が正しいと信じることのために、軍隊まで組織して闘おうとするんだよ」。その名を一躍広めた映画デビュー作『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』では、人魚と恋に落ちる熱血宣教師を演じていたサム。その高潔なイメージはそのままに、今回はよりワイルドなアクションを披露している。「『パイレーツ』で演じたフィリップ役は肉体的にハードだったけれど、僕自身が戦うシーンはあまり多くなかったんだ。殴られっぱなしだったから、それに耐えられるように体を鍛えておかなければならなかったけれどね。フィリップがどちらかと言えば被害者といった立場なのとは対照的に、ウィリアムは自ら戦いを仕掛けるような行動力あふれる男。演じていてとても楽しかったよ」。実はサム、幼い頃からユースチームでサッカーの才能を発揮していたほどの運動少年で、英国の名門演劇学校では剣術を教える資格を持つまでに訓練を積んだ腕の持ち主。「僕は大作アクション・アドベンチャーの、肉体的な側面が大好きなんだ」という。「自分でスタントをやらせてほしいと頼んだことも何度かあったけど、スタントマンにやってもらわなければならない場面もあったね。僕があまりにもやる気満々だったから、無茶をしないよう気を遣ってくれたんじゃないかな(笑)。馬にも乗ったことはあったけど、経験不足だったから訓練したよ。いまよりずっとヘタクソで、初めはパニックになっちゃってね。自分が望んでいた通りに馬を乗りこなすことができなくて、イライラしてしまったんだ。車の運転を覚えたての頃みたいに、ちょっとビビっていたんだよね。まだ完璧にマスターしたとは言えないけど、かなり上達はしたと思うよ。あと、今回は弓矢の使い方を重点的に習う必要があった。接近戦で弓矢を使うスキルなんて、一度も習ったことがなかったからね。アーチェリーのスキルを学ぶことができて、いい経験になったよ」。舞台での活躍を経て、『パイレーツ・オブ・カリビアン』、そして本作と連続しての大作映画への抜擢。自身の活躍についてサムは「時々ほっぺたをつねりたくなるくらい」と正直に明かす。「自分がこれから作品に期待し過ぎるようになるんじゃないかって少し心配になるよ。こんな大作映画に2本続けて出演できたなんて、恵まれ過ぎているからね。両作品で素晴らしい人たちと仕事をする機会に恵まれて、本当にラッキーだったと思う。『スノーホワイト』には数百人のエキストラが登場するシーンや広大なセットで撮影したシーンもあるし、キャストも最高だった。今回の撮影が始まる直前には、映画とは正反対のこじんまりとしたTVドラマに出演したけれど、そういう作品も大作とはまた違う意味で同じようにやり甲斐があるし、何かにつけ心底ラッキーだと思うよ」。そのTVドラマとは、現在BBCで放送中の青春群像劇「White Heat」。サムは裕福な家庭環境に反発を抱く一方で、政治的思想に熱い情熱を傾けていく青年をカリスマティックに演じており、映画の中のワイルドな演技とはまた違う彼の魅力が発掘できる。「今後もいろんなジャンルの作品に出演したいね。僕のキャリアは舞台中心だったから、演劇界では多少なりとも名前を知られているかもしれないけれど、顔はあまり知られていないんだ。もっといろんな作品に出演して、人々を驚かせるような演技を魅せることで、もっと幅広い観客に顔を覚えてもらえるよう頑張らなくちゃね!」■関連作品:スノーホワイト 2012年6月15日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 Universal Studios. All Rights Reserved. パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 2011年5月20日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2012年06月19日開催中の第65回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で、5月21日(現地時間)、イランのアッバス・キアロスタミ監督の『ライク・サムワン・イン・ラブ』が上映され、奥野匡、高梨臨、加瀬亮がキアロスタミ監督と共に満場の喝采を浴びた。映画は『桜桃の味』(’97)で同映画祭にてパルム・ドール(最高賞)を受賞したキアロスタミ監督が、日本で全編撮影したラブストーリー。3人は元大学教授、デート嬢として働く女子大生、彼女の暴力的な恋人をそれぞれ演じている。上映後、スタンディングオベーションを浴びた高梨さんは、感激の面持ちで目を潤ませていた。長年、舞台を中心に活動し、84歳にして映画初主演となる奥野匡さんは、上映前の会見でキアロスタミ監督の独特の演出方法について、「長く芝居をしていますが、脚本なしで演じるのは初めてで少し戸惑いました。監督からは『演技をしてはいけない』と言われました。たとえば、眩しい顔をするときは眩しい演技をするのではなく、本当に1度暗くしてから、パッと光を当てるんです。加瀬さんが息を切らしているシーンでは、撮影前に『ジャンプを20回しろ』と言ったり。私が下手な役者だから、演技をしないのがうまくいったんでしょうね」と謙遜した。キアロスタミ監督は日本人キャストで日本での撮影を選んだことについて聞かれると、「長年、イランで撮っていましたが、想像力をもっと掻き立てるために、新しい場所に行くことが必要だと思い、日本を選びました。でも私は、いままでもイラン人としてイランを描こう、などと思ったことは一度もありません。日本人とイラン人ではかなり違いもあります。奥野さんに、怪我をした高梨さんの顔を触ってほしいと言ったら、『どうしてもそれはできない』と言われました。『日本では老人が若い女性の顔に触ったりしないんです』と、そこだけはとても頑固でした。私は彼の考えを尊重しましたし、それでよかったと思っています。でも、喜びや痛みの感覚は日本人もイラン人も同じです。何か少しでも共通の感覚がないと、映画は成立しませんから」と語った。また、日本映画についての質問には「日本には何度も行っていますし、日本映画は、監督を目指す以前から、小津安二郎や、溝口健二らの映画を観ていました。いまの日本映画も、今回キャスティングをするためにいくつか観ましたが、なんだかハリウッドのリメイクのようでしたね。私には多くの日本人の友人がいますが、最近の日本映画には、そこには私の知っている日本人の感性が反映されていない気がしました。もっとも、そういう繊細な映画を私が観ていないだけかもしれませんが」と、日本映画の現状に対する苦言も呈した。『ライク・サムワン・イン・ラブ』(原題)は9月、渋谷・ユーロスペースにて公開。第65回カンヌ国際映画祭は今月27日(現地時間)まで開催。(photo/text:Ayako Ishizu)特集:第65回カンヌ国際映画祭■関連作品:ライク・サムワン・イン・ラブ 2012年9月、渋谷・ユーロスペースにて公開
2012年05月22日結婚3年目。ニューヨーク・マンハッタンで誰もが憧れるような充実した毎日を送る一組の夫婦の「愛」の物語を軸に、ある一夜に起こる「恋」の騒動を描いた、大人のためのラブストーリー『恋と愛の測り方』がまもなく公開となる。本作で、妻と同僚の女性との間で揺れ動く夫を演じるのが、『タイタンの逆襲』や『崖っぷちの男』を始め、今年だけでも5本の出演作が公開されるサム・ワーシントン。いままでのガテン系のイメージを覆し、等身大の悩める男性役に臨んだ彼が、本作について語ってくれた。サムが演じるマイケルは、一言で表すならどこにでもいる、普通の男性。愛する妻・ジョアンナ(キーラ・ナイトレイ)がいながら、同僚の女性・ローラ(エヴァ・メンデス)に誘惑されるがままに一夜を共にしてしまう。女性からすれば“不甲斐ない”、だけどなぜか嫌いになれない男なのだ。同じ男性として、彼のことをどう解釈したのだろう?「僕が演じたマイケルという男は、そこら辺にいる普通の男。だからこそ『セールスマンの死』のビフ・ローマンのような特徴の薄い男として演じたかった。順風満帆に見える結婚生活に満足しているように思えるが、どこか影の部分を持っているような印象だ。彼は何かを探しているんだと思う。幸せそうに見えるいまの生活に欠けている何かを探しているんだけど、彼自身もそれが何かは分かっていないし、それが形となって見えるものかすら分からないけど、何かを求めているようなキャラクターにしたかったんだ」。いいところも許せないところも含めて、マイケルが至って普通の男性だと感じさせる、そのリアリティはきっとサムだからこそ表現できたものなのだろう。キーラとの何気ない夫婦のやり取りに「そうそう」と感じる人も多いはず。その役作りについてサムは明かす。「僕はあの場所にいて、浮気をしてたし、浮気をされていた。誘惑していたし、誘惑されていた。そういう人間関係の間にある危うい部分を、監督は台本に反映させていたし、僕もその台本を読んで自分の周りの人間関係について考えさせられたし、台本に書かれた物語のようにはなりたくないと思ったんだ。でも実際にそこに書かれたことを演じていると、自分の過去の経験などを仕事に活かすことができたし、新しい経験をすることができた。監督の素晴らしいところは、登場人物に強い個性を与えながらも、それらの人物を悪者にしないことだ。だから観ている人は、物語の途中で多少の好き嫌いがあっても、最終的にはちょうどいい感じでまとまるんだ」。男性と女性、結婚している人、してない人。性別やいま置かれている環境、そして恋愛経験値により、マイケルの行動に対する許容範囲も異なれば、2組の男女が繰り広げる恋愛への共感ポイントも大きく分かれるのが、本作の面白いところ。ジョアンナとマイケルのような夫婦に憧れを抱く人もいれば、マイケルとローラのようなスリルや刺激のある恋愛にワクワクする人もいるだろう。実際、このスリリングな恋愛を共に演じたエヴァとの共演の感想は?「エヴァとの仕事はすごく楽しかったよ。僕は彼女の役作りの方法が好きなんだ。心に傷を持ちながらもそれを隠していて自分の殻に閉じこもっている女性が、マイケルには心を開くんだ。すごくセクシーな女性を演じることもできたんだけど、彼女はあえてその逆の女性を演じた。エヴァのそういうところがすごいと思ったよ。観客が本当に観るべきなのは、エヴァ・メンデスじゃなくて、彼女が演じるキャラクターだからね。彼女と共演できてよかったよ」。いままで見せたことのない、肩の力の抜けた等身大のサムの魅力が感じられる本作。全く異なる「色」を見せていく彼の今後に期待したい。特集:恋と愛のちがいって…■関連作品:恋と愛の測り方 2012年5月12日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009 Last Night Productions, Inc.■関連記事:『恋と愛の測り方』で男女のホンネが対立!?恋愛観解剖レポート:女性編『恋と愛の測り方』で男女のホンネが対立!?恋愛観解剖レポート:男性編一組の夫婦を通して考える。恋と愛の境界線、身体と心の“浮気”の境界線『恋と愛の測り方』ハート型ジュエリングブックマーカー&プレスを5名様にプレゼント愛する人がいても恋に迷うことも…?『恋と愛の測り方』試写会&座談会に10名様ご招待
2012年05月11日『アバター』のサム・ワーシントン主演のアクション大作『タイタンの逆襲』が現在、日本で公開されているが、本作の“運動部男子限定試写会”が公開前に実施され、男たちの熱いコメントが届いた。その他の写真映画『タイタンの逆襲』は、人間と魔神の壮絶なバトルを描いたアクション大作。神々の王であるゼウスと人間のあいだに生まれたペルセウス(ワーシントン)が、人類を支配するべく復活した巨神タイタン族の脅威に立ち向かうべく、冥界への危険な旅に出る姿を描く。前作『タイタンの戦い』でも行われた“運動部男子限定試写会”が、ペルセウスの帰還と共に帰ってきた。試写会当日は、レスリング部、柔道部などの格闘技系から、サッカー部、テニス部などの球技系まで様々な運動部に所属する現役&OBの男子が集結。上映後には、「バトルが次々に登場するので飽きることなく、闘争本能がかきたてられた!」「ストーリーも、アクションも前作よりも格段によくなっている。肉弾戦の迫力がある」「全編に渡ってアクションの連続で、アクション好きにはたまらない」「CGを使っているシーンもあるが、しっかりとトレーニングをした俳優たちがアクションしているので観ていてリアリティが違う!」「俺もあんな戦いができるよう練習したい!」「男が観てもカッコいいと思える主人公だった!」などの意見が寄せられた。本作の最大の特徴は、前作とは比較にならないほど敵が強大になっていることだ。登場する魔物のすべてが大きさ、強さ、速さの面で圧倒的に進化しているのに対し、主人公ペルセウスは前作のラストから10年もの間、戦うことなく息子と穏やかに暮らしているという設定で、戦いは前作以上に熾烈に。その結果、試写会でも劇中で展開されるバトルを熱く評価する声が多かった。『タイタンの逆襲』公開中
2012年04月27日『アバター』『タイタンの逆襲』のサム・ワーシントンが主演を務めるサスペンス映画『崖っぷちの男』の緊張感あふれる予告編映像とポスター画像がこのほど公開された。映画『崖っぷちの男』予告編動画『崖っぷちの男』の主人公は、元ニューヨーク市警の警官で30億ドル相当のダイヤモンドを強奪した罪で収監されるも脱獄し、ルーズベルトホテルの高層階の窓の外のわずかなエリア、まさに“崖っぷち”に立っている男、ニック。飛び降り自殺をはかるのではないかと集まってくるマスコミと野次馬たち。しかし、彼には“命をかけた目的”があるという。このほど公開されたポスター画像は、崖っぷちに立つ主人公ニックのビジュアルに“なぜ、ここに…? いま、起死回生のショータイムがはじまる”というコピーがデザインされたもの。極限の状況で、衆目が監視する中、主人公は何をたくらむのか? そして彼は命をかけて何を遂行しようとしているのか? 眺めているだけであれこれ想像をめぐらせてしまうデザインに仕上がっている。ちなみに実際の撮影では、マンハッタンのミッドタウン45番地にあるルーズベルト・ホテルの壁面の縁でも撮影が行われた。その高さは何と約60メートル! 予告編では、見ているだけで足がすくみそうになる強烈なビジュアルと、謎に満ちた物語のシーンのいくつかを短い時間ながら楽しめる。『崖っぷちの男』7月7日(土) 丸の内ルーブルほか全国ロードショー
2012年04月18日