ヌックスペースがほしい皆さん、ヌックをご存知ですか?ヌックとは小じんまりとした小さな居心地のいいスペースのこと。以前から、ヌックスペースがほしいと思っていた私。今回、思い切ってDIYでそれを実現したので、その様子をレポートします!サンルームのくつろぎ空間では早速、完成写真からご覧ください。こちらが今回サンルームに作ったヌックコーナーです。上には、不要になったシングルサイズのマットレスをのせています。なので、ヌックというよりは単にベッドに見えるかもしれません。下は収納です。中には、元々サンルームの隅に置いてあった無印良品のコンテナボックスやアウトドア用の椅子・テーブルを収納しています。写真のように以前はざっくり置いていたのですが、これらもすべてスッキリ片付いたので、サンルーム全体の雰囲気も格段によくなりました!材料&作り方まず下のベース作りからスタート!今回はサンルームの幅にあわせて幅を2400mm、シングルサイズのマットレスが置けるように奥行きを1000mm、下にコンテナボックスが置けるように高さを438mmに設定しました。とは言え、そのサイズで作ると移動が大変!そこで、基本ベース4つに分けて作ることにしました。ベースひとつのサイズは、横600×奥行き1000×高さ438mm。これならお掃除や模様替えにも対応できそうです♪基本ベース1つの材料は・杉の角材(90mm角)長さ400mm×4本・SPF1×4材長さ600mm×2枚1000mm×8枚・ビス65mm・ビス35mm(杉角材はカットが大変なので、材料はホームセンターでカットしてもらうのがおすすめです)まず、長さ600mmのSPF材と杉角材をコの字状に組んだものを2つ作ります。皿取錐を使って下穴をあけると、ビスが飛び出ず、キレイに収まりますよ。尚、ビスは長さ65mmのものを使用しました。次に2つのコの字を連結するように、上に長さ1000mmの1×4材をのせてビス留めします。再び上下を逆にします。その上に1×4材(長さ1000mm)を6枚のせて、均等になるように並べたらビスで固定します。(こちらは35mmのビスを使用)これで基本ベースが完成です。つ並べたら、もうこれは完全にベッドですね♪続いてこれを白くペイント。ベースはほぼほぼ隠れてしまうので、全部を塗る必要はなかったかもしれませんが、勢いで一通り塗りました。ペイントは、一気に塗れるローラーやコテバケが便利ですよ。上にマットレスをのせて、これで基本ベースが完成です♪サイドには、元々サンルームで使用していた棚をのせました。ただ、このままではマットレスが引出しの邪魔になってしまいます。そこで棚と同じサイズの土台を作って底上げすることに。これで引出しの開閉問題も無事クリア。また、棚自体も基本ベースと同じ白にペイントして統一感を出しました。最後に扉作りです。まず600mm×440mmにカットした板材にモールディング材をボンドで貼り付けました。(モールディング材は、マイターボックスを使って45度カットしています)板は蝶番を固定できる厚みが必要ですが、私は家に薄い板しかなかったのでモールディングで厚みを出しました。さらに裏からビス留めして、モールディングをしっかり固定します。扉も白くペイントしたら、あとはこれを蝶番でとめて完成!蝶番は一度マステや両面テープで固定して、下穴をあけてからビス留めします。扉の開閉のしやすさを考え、扉ははあえて短めにしてみたのですが、足(杉角材)が少し見えるところも意外とかわいかったなぁと自画自賛してしまいますね!これにて作業は終了です。久々の大物DIY、頑張りました♪使ってみようマットレスの上には、クッションをいくつか並べてゴロゴロできるように。読書したり、映画を見たり、お昼寝したり、お茶を飲んだりと、これからいろんな使い方ができそうです♪下はこんな感じで扉を上げて、コンテナボックスが引き出せるようになっています。くつろぎスペースと大容量の収納スペースができて、これからサンルームで過ごす時間がますます快適になりそうです。ヌックスペースはDIYで作れる今回は憧れのヌックスペースをDIYで作ってみました。大きいので大変そうに見えるかもしれませんが、作りはとても単純。DIY初心者さんでも作れる構造になっています。以上、憧れのヌックDIYレポでした。最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
2023年03月07日九州はようやく梅雨明け。夏を楽しむ準備は万端ですか?今週は、自宅にこんな場所があったら、夕涼みのビールがうまいに違いない…!縁側・サンルームのあるお部屋を特集します。 【二日市】ほっこり長屋生活(1DK/39.75㎡/3.8万円) おばあちゃんちで夏休み気分。が味わえるお部屋です。引き戸の玄関に、和室、そしてご覧くださいこの縁側。あとはうちわと扇風機、蚊取り線香を出せば完璧。 家に帰ってきたらここでほっこり。くつろぎタイムを送りたい。 和室側からの景色はこんな感じです。いいでしょ!? この部屋の詳細を見る【香椎】空中浮遊のサンルーム(ワンルーム/34.96㎡/7.4万円) こちらは、2016年築の築浅のお部屋。足元まである大きな窓が特徴的。まるで空中に浮遊しているみたい。 窓際はこんな風に仕切ることもできます。緑がよく育ちそうだなぁ〜。 室内は使いやすそうな真四角のワンルーム。カーテンでベッドルームを仕切ることもできますよ。 この部屋の詳細を見る【六本松】デザイナーズ・メゾネット(2SLDK/74.52㎡/7.6万円) これぞデザイナーズ!という外観にテンションの上がる、メゾネットタイプのお部屋です。 ガラス張りの吹き抜け、光がよく入ってとても気持ち良いです。 上まで階段を上った先にあるのが、タイル張りのインナーテラス。ここに洗濯物を干すのはちょっともったいない。グリーンやアウトドアチェアを置いて、くつろげる空間にしたいですね。 この部屋の詳細を見る【渡辺通】コスパ良好のリノベルーム(1LDK/43.78㎡/5.5万円) 天神、薬院、博多まで歩ける距離にあって、コスパ良好なリノベの1LDKです。床や壁、天井は木目調に整えられていて、落ち着きがあります。 玄関が真ん中にある振り分け式の間取りは、ふたり暮らしにも便利。そして、こちら寝室の奥にあるのが…… ガラス張りのサンルームでした!洗濯物が干せる大きなバルコニーは別であるので、たとえばヨガを楽しむとか、いろんな使い方をしたいところです。 この部屋の詳細を見る【博多】インナー縁側を楽しむ(2DK/47㎡/7.8万円) 最後はちょっと変わったお部屋。普通のマンションの1室、入ってびっくり、部屋の中に「小上がり」を作った、大胆なリノベーションです。 扉を閉めると、居酒屋の個室のよう…? 水回りなんかはスタイリッシュになってます。和と洋のギャップがいいですね。 この部屋の詳細を見る※掲載家賃は管理費込みです。変更、満室になる可能性があります。 福岡のお部屋まとめをもっと見る 出典: goodroom journal 記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)デザイナーズ、リノベーションなど、おしゃれな賃貸サイト・アプリ「goodroom」を運営しています。インテリアや、ひとり暮らし、ふたり暮らしのアイディアなど、賃貸でも自分らしい暮らしを楽しむためのヒントをお届けします。おしゃれ賃貸サイト・アプリ goodroom journal journal 暮らしの実例
2019年08月21日家のあり方を決めた2つのリクエスト2世帯の3世代が暮らすT邸は埼玉県東部の住宅地に建つ。敷地は40年以上前に宅地開発された土地で周りにはびっしりと家が建て込んでいる。外観は日本家屋と箱形のボリュームをトリッキーに組み合わせたようなデザインが特徴的だが、敷地の中での配置にも特徴がある。周囲の家が敷地の北側に寄せて南側に庭を取っているのに対して、T邸はほぼその中央に建っているのだ。間取りや使用する素材などに対しては、具体的なリクエストはほとんどしなかったというT夫妻。しかし、長年住み慣れた場所であるがゆえのリクエストがあり、それが結果的に敷地の中での配置の変更とともに家のつくりを決める大きなファクターとなった。南側に大きく取ってあった庭をなくして敷地の中心近くに配置されたT邸。「周囲の家とは違うつくりには見えるが、そんなには違ってもいない」ような印象になるようにシルエットが調整されたという。「隣家のこの部屋は使われている雰囲気がないので大丈夫だけれども、あの窓からはすごく気配を感じるのでどうにかしてほしいなど、周囲の各窓に対する細かいリクエストがありました」と話すのは建築家の田村さん。それぞれの窓に対して家を開いたり閉じたりという対応を行ってコントロールしていった。もうひとつのリクエストは庭に対してのもの。庭は花を植えたりと見映えをよくすることにも大変な手間がかかるが、草むしりの作業も大変だ。「これから年齢を重ねていくうえでも大きな庭は管理できない」ということからスケールダウンすることにした。「視線をコントロールし庭をスケールダウンするために、窓辺を隣の敷地に寄せずに少し引いた場所につくり、間にクッションとして庭を挟み込むというような配置にしました」と田村さん。手前がサンルームで左がAVルーム。一部、屋根の上にまた屋根がつくられたようなつくりになっている。隣家の開口との関係から場所によって外に対して閉じたり開いたりといった操作が行われている。家の際だけは草が生えないように三和土にしてあるが、敷地の際は隣の敷地とうまく交じり合うようにした。真ん中にガランドウをつくる同時並行して内部のつくりも詰められていった。玄関を入って廊下を少し進むと高さが4mの大きな空間に出るが、この空間から各部屋が張り出すように配置されていて、一見して多様な場がつくり出されているのがわかる。田村さんはこのつくりについてこう説明する。「その多様な場所同士が近からず遠からずという関係ができればいいなと。そこでまず中心にガランドウの母屋をつくって、このいわば室内化された中庭に対して、さまざまな生活の要求に応える部屋たちがちょっとずつあふれ出すというイメージですね」ただそのほかの部分とのコントラストをはっきりさせてしまうとこの中庭が取り残されてしまう。そこで、各部屋を少しずつ寸足らずにして機能があふれ出るようにしているのだという。「アクティヴィティがはみ出るというか、空間をまたがらないと活動できないようにしてあります。中庭か部屋かどちらにいるのか少しわからなくなるような感じがあるといいかなと思いました」と田村さん。真ん中のガランドウが孤立しないように、周囲の各室を少し寸足らずにしてアクティヴィティがはみ出るようにしている。AVコーナーのソファもわざとガランドウのほうへとはみ出るようにした。左からダイニング、キッチン。食器棚の右にロフトとその下がバス、トイレなどの水回り、右側の下が主寝室。視線のことだけでなく風の通り具合についても打ち合わせをして、いい風が室内に入るようにも配慮されている。ロフトからガランドウの部分を見る。右のダイニングの隣の奥に玄関がある。正面奥がサンルームで右がAVルーム。2階へはサンルームの上の踊り場で折り返してから上がる。不思議な感覚の空間どの部屋も扉を設けずに室内化された中庭に対して開かれているが、このつくりに対しての反応はさまざまなようだ。娘さんは「どちらかというと囲われたところが好きなので、家族の出す音が聞こえてくる環境にはまだ慣れが必要」と前置きしつつ、「中2の息子との関係を考えると、男の子ですし親に対して閉じたいと思ったときに、部屋自体が完全に閉じられるつくりになっていると関係性が少し難しくなるかなという心配があったんですが、そのあたりはこのつくりで何をしているのかはなんとなく伝わるし、距離感としても近く感じられているのかなと思います」と話す。さらにまた、「わたしの部屋は2階ですが、音は聞こえつつも視線は閉じられているので不思議な感覚がありますね」とも。息子さんのほうは「これまで自分の部屋から声を出して家族に何かを伝えるようなことはなかったのですが、そういうことができるようになったのは前の家からの変化としていちばん大きい」と話す。左が主寝室の上のテラス。AVルームの上がお孫さんの部屋。2階への階段途中から見下ろす。2階から踊り場を見る。階段途中の右側にお孫さんの部屋がある。お孫さんの部屋から見る。複雑なプランのため、見る角度によってさまざまな表情を見せる。左のお孫さんの部屋へは階段途中から入る。そのまま直進して上がると2階は娘さんの部屋。2階の娘さんの部屋。視線は感じないが閉じてはいないため家族の気配は感じ取ることができるという。階段途中から見る。右がお孫さんの部屋。ここがうちの庭Tさんの奥さんが「ここがうちの庭だという意識がある」と話すのは家の中心につくられたガランドウの大きな空間だ。「朝起きて寝室からここに上がってくると庭に出てきたような気分になるんですね。と同時に“ああ、朝が来た”みたいな感じも味わえます」。さらに「普通の声で“もう時間だよ”と言ってもみんなに通じるのでとても住みやすいですね」とも。元の家は南側に庭があっても1階には日が当たらなかったという。でも今は1階のフロアにも日が差し込んできて十分に明るく、また天井が高くて開放感もある。まさに体験としては戸外の感覚に近いものがあるのかもしれない。内部化して生まれ変わったT家の庭は、すでに家族にとってなくてはならない存在になっているようだった。50cmほど下がった主寝室より見る。正月にお孫さんがガランドウの部分で冬休みの課題であった書初めを始めたところ、大人たちも参加してイベント会場のようになったという。T邸設計一級建築士事務所松岡聡田村裕希所在地埼玉県上尾市構造木造規模地上2階延床面積101.722㎡
2019年03月25日一戸建ての素敵なお家には素敵な「サンルーム」が……っていう勝手なイメージがあったのは私だけでしょうか?室内でもなく屋外でもない、なんとも絶妙なスペースであるサンルーム!そんなサンルームに憧れていたのですが、理想と現実は違いました。今回は我が家がサンルームに憧れ、検討し、諦めるまでのプロセスをご紹介したいと思います。Ushico / PIXTA(ピクスタ)※【後悔しない家づくり】過去の記事を読む■ ずっと「サンルーム」に憧れていました!xiangtao / PIXTA(ピクスタ)以前、間取りに犬スペースを作るのに苦労したお話をしましたが、その時に犬スペースとして候補に上がったのが”サンルーム”でした。3頭いるワンコたちが汚してもいいような床にして、ワンコが脱走出来ない空間としてのサンルームにするってすごくいいんじゃない!? などと夢見つつサンルームを検討していました。サンルームについて調べだすと、本当にデザインが色々とあって……今はとってもオシャレなサンルームが沢山あるんですよ!テラスのような中庭のような、そんなオシャレな空間がリビングの横にあると思うとワクワクしますよね。オシャレなティータイムを過ごしたりワンコと日向ぼっこしたり太陽の光を浴びながらヨガをしたりというオシャレな生活に想像が膨らみます!サンルームの窓を開放できるものにすれば、ウッドデッキやタイルデッキのような空間としても利用そう!などと妄想は膨らむばかり……。■ サンルームの設置費用は?そこで、当初ウッドデッキを予定していたスペースをサンルームに変更すると金額はどれくらいになるのか、見積もりを出してもらったのです。スペースはそれほど広くなく、こんな感じです。間口約3600×出幅約2600程度。そしてサンルームの種類は一番価格の安い、オシャレ感ゼロのデザインで見積もりを出してもらった結果、約120万円とのこと。こんな感じのオシャレなデザインのサンルームを設置しようと思うと……xiangtao / PIXTA(ピクスタ)軽く300万円程かかりそうです。覚悟はしていましたが、当時の我が家の予算を考えるととてもじゃないですが、そんな金額は出せません!という事で、簡単に夢は打ち砕かれたわけです。■ サンルームは夏になるとサウナ状態!?まちゃー / PIXTA(ピクスタ)話は戻りますが「サンルームを設置して犬スペースにしたい!」というのが最初の目的でした。犬スペースというのは、ワンコ達のトイレや寝床ですね。基本的に寝る時やお留守番の時には、ワンコ達には犬スペースに入ってもらいます。そこで、サンルームに詳しい業者さんからご指摘を受けたのが「サンルームは夏はサウナ状態になるし、冬は外と変わらないくらい寒いから、犬のスペースには向いていないよ」ということ。ポカポカとした日向ぼっこができるスペースを想像していましたが、実際はそうでない時期も多く、特に夏と冬は活用しにくいみたいです。もちろん、そんな過酷なスペースでワンコをお留守番させられませんし、そうなるとサンルームを作る意味が……。また、メンテナンス面を考えると、建物の一部ではないので劣化が早そうですし、全面ガラス窓だとお掃除も大変!いろいろと現実が見えてきたところで、サンルームはスッパリと諦めがつきました(笑)。sasaki106 / PIXTA(ピクスタ)きっと、室内で洗濯物を干したりするスペースにするのにはピッタリなのだと思いますが、我が家のライフスタイルにはサンルームは不向きだったようです。何も知らずにサンルームを採用していたら、今頃後悔の嵐だったと思います。やはり情報収集を怠ってはいけませんね!(ayumi)
2018年05月07日