大きな反響を呼んだ大ヒットアニメの劇場版『映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』より最新予告映像が解禁された。今回解禁された最新予告映像は、小戸川が関与する一連の事件に関わった登場人物たちが、何者かに向かって次々と証言をしていくというもの。登場人物たちが語る証言が意味するものはいったい何なのか?また、本映像には映画にしかない新規映像も含まれている。映像は小戸川が「10月4日の深夜、俺は練馬から上目黒の事務所まで、黒猫を乗せたんだ」と証言するところから始まる。すると突然不吉な音楽に変わるやいなや、大門弟が「お前ら何者だよ!」と怒鳴り散らす。アイドルグループ「ミステリーキッス」のマネージャー・山本も「取材と伺っていたんだが、話が違うな」と怪しみ、ヤバいギャングのヤノも「クソうざい♪嘘くさい♪」とラップ口調で不快感を隠さない。どうやら警察でもない謎の第三者が、取材と称して関係者に事件について聞き取り調査をしているようだ。アイドルの二階堂ルイは神妙な面持ちで「私は殺してない…。神に誓ってもいい」とつぶやいている。先日解禁された新規カットでも思いつめた表情をしていた二階堂ルイ。そんな彼女が語る、どうにも穏やかではない証言の真意とは?そして突然、大量の調査報告書が映し出されたかと思えば、小料理屋の店主・タエ子が「どうなの調査?進んでる?」となにやら謎の第三者と親しげな様子をみせる。誰が、何のために何を調査しているのか。ナースの白川は「いろんな話したよ。小戸川さんの家族が帰って来なくなった話とか」と小戸川について語れば、その小戸川は「生きていくことがどういうことか、ちょっとは知ってたから。悲しくなったんだと思う」と意味深な言葉を語る。そして映像は一台のタクシーが映し出され、「私のこと覚えてない?」と聞く女性の声が。覚えてないと言う小戸川に対し「いいの。もっと大騒ぎされると思ったから」と、女性は答える。衝撃の最終回の“その後”が描かれる本作だが、いったいどんな結末が小戸川を待っているのか。最後にはドブが「事実はそれぞれの心の中にある。1つじゃない」と語る通り、本作はTVシリーズとは全く違った視点で紡がれるストーリーとなっているが、彼らの証言には一体どんな“事実”が隠されているのか…?どこか不穏で、意味深な証言をしていく登場人物たち。ますます謎が深まる予告映像となっている。さらに併せて、本作の劇場グッズ情報も解禁。メインビジュアルが2枚セットになった「クリアファイル2枚セット」や、映画限定イラストverのTシャツ、さらにはお湯を注ぐと絵が現れる不思議なマグカップなど、劇場でしか買えない商品が多数発表された。なおこれらの劇場グッズはアニメOPの演出を手掛けた、アニメーション作家・山田遼志の描き下ろしイラストを使用している。『映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』は4月1日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ 2022年4⽉1⽇よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開©P.I.C.S. / 映画⼩⼾川交通パートナーズ
2022年03月24日壊れかけのロボットと、無気力に生きる主人公の再生の旅を描いた劇団四季のオリジナルミュージカル『ロボット・イン・ザ・ガーデン』が、4月16日(土)まで京都劇場で上演中だ。劇団四季「ロボット・イン・ザ・ガーデン」チケット情報本作は劇団四季が16年ぶりに手掛けた一般向けオリジナルミュージカルで、2020年に東京で開幕。雑誌「ミュージカル」の「2020年ミュージカル・ベストテン」で作品部門第1位に選出されるなど、注目を集める1作だ。原作は2015年に出版されたイギリスの同名小説。世界各国でロングセラーを記録し、日本では今年、映画版『TANG タング』も公開予定だ。舞台は、アンドロイドと人間が共生する近未来。どこか哀愁をまとう小さな四角い旧式ロボットが、ある家の庭へとたどり着く。家の中では、弁護士の妻エイミーが慌ただしく出勤準備をする一方で、張り合いなく過ごす夫ベンの姿。両親を事故で亡くして以来、獣医になる夢も諦めて無気力に日々を過ごしている。庭のロボットを見つけ、興味を持つベンだが、エイミーには「粗大ごみ」にしか見えない。前を向いて歩きたいエイミーと、いつまでも前を向けないベン。ふたりの生活も気持ちも、距離は広がるばかりだ。「タング」だと名乗るロボットは、人間の指示通りに動く“賢い”アンドロイドとは対照的。自由気ままに動き回り、時にはわがままを言ってベンを困らせるが、ベンはいつ停止するかもしれないタングを修理しようと、少しの手がかりを頼りにアメリカ、日本、そしてパラオと、国を超えた旅に出る。ふたりで修理の旅をしていく中で、さまざまな言葉や知識を吸収していくタング。タングを動かし、タングとして声を放ち、感情を表現しているのはふたりの俳優だ。操る姿は観客から見えている状態だが、観ているとその存在を忘れてしまうほど、タングの愛らしさに惹きこまれていく。ベンとタングの旅は紆余曲折しながら進み、後半、思いもよらぬ展開を迎える。タングに隠された秘密が次第に明かされていくのもスリリングで面白い。狭い世界にとどまり前を向けなかったベンが、タングとの出会いをきっかけに外に飛び出し、タングを守ろうと懸命に駆け回る。さまざまな人たちと出会うことで、知らず知らずのうちにベンの心はほどけ、見失っていた大切な人への思いに気付く。閉じこもってばかりでは見つからなかった心の鍵。人との関わりや、相手を思いやることの大切さ。ベンが気付かされたように、心にじわりと届くものがあるはずだ。京都公演は4月16日(土)まで、京都劇場にて上演中。チケット発売中。取材・文:黒石悦子
2022年03月10日『THE BATMAN -ザ・バットマン-』でキャットウーマン/セリーナ・カイルを演じているゾーイ・クラヴィッツが、過去にも『バットマン』関連の映画に関わりかけたことを明かした。『ダークナイト ライジング』のオーディションを受けるつもりが拒否されてしまったという。「The Observer」のインタビューで語った。ゾーイは約10年前に、クリストファー・ノーラン監督『ダークナイト ライジング』のある役のオーディションを受けようとしていた。しかし「Urban、(「都会的な」という意味の他にアメリカの俗語で黒人という意味もある)すぎる」という理由で拒否されてしまった。「それが、クリストファー・ノーラン監督の直接的な意見かどうかはわかりません。きっと、キャスティング・ディレクターとか、そのアシスタントとか、そういう人たちが言ったのかも」と振り返った。「有色人種の女性であり俳優である私が、肌の色のせいでセリフを読むことができないと言われ、Urbanという言葉がそういう意味でやたらと使われていた。私にとって本当につらい時期でした」。その役がキャットウーマンであったかどうかは不明だが、10年前にオーディションを受けることすらできなかったゾーイは、10年後にキャットウーマンという大役をつかんだ。(Hiromi Kaku)■関連作品:ダークナイト ライジング 2012年7月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLCTHE BATMAN -ザ・バットマン- 2022年3月11日より全国にて公開© 2020 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2022年03月08日勝村政信と高杉真宙による2人芝居『ライフ・イン・ザ・シアター』が、3月3日に東京・新国立劇場 小劇場にて開幕。これに先立ち、報道陣向けのフォトコールと開幕直前取材が行われた。1977年に初演されたアメリカの劇作家デヴィッド・マメットによる戯曲には、ステージ上や楽屋裏、袖や衣裳部屋など劇場内のさまざまな場所を舞台に、俳優2人の日常を切り取ったオムニバス風ヒューマンドラマが綴られている。日本で3度目の上演となる今回は、演出を千葉哲也が担当。ベテラン俳優のロバート役を勝村が、若手俳優のジョン役を高杉が演じる。フォトコールで公開されたのは、冒頭からの約20分。劇団の先輩であるロバートを尊敬し、その話に熱心に耳を傾けながらも「食事をご馳走してもらえないか」と下心が透けて見える高杉ジョンの人物造形が何ともおかしい。ジョンの心酔ぶりに応えるよう、ドヤ顔で得意げにアドバイスする勝村ロバートも「こんな先輩や上司いたな」と既視感に見舞われるコミカルさを見せた。時は変わり、エリザベス朝の衣裳でフェンシングの動きを確認しているふたり。「剣先を上げろ」と何度も指導するロバートに対して、衣裳のカツラをマイペースに被り、すぐに稽古を切り上げようとするジョン。たったの20分間で両者の関係が変化し、ジョンからロバートへのリスペクト度合いにグラデーションが生まれたことを示唆させるフォトコールだった。このあと行われたゲネプロではその先が描かれ、集中力や記憶力の低下といった“老い”が役者としてのロバートを追い詰める。そんな彼に、大役を任されるなど成長著しいジョンはどんな視線を投げかけるのか──。世代やキャリアの異なるふたりがたどる道は、ステージに立つ存在だけでなく、年齢を重ねる人間なら誰しも共感できる普遍性に満ちていた。「僕がバトンを渡しているようで、真宙くんからも受け取っている」開幕にあたって、勝村はこれまで出演した2人芝居と比べて「トップクラスに大変でしたね!」と実感を込めて語った。「着替えながら喋るシーンが多く、最初はセリフが“迷子”になっていたほどです」と苦笑し、場数と衣裳の多さについて触れる。高杉は「キャスト2人だと舞台が広く感じますね」「勝村さんとつくってきたものを楽しく発揮できたら」と意気込んだ。過去に同じ作品に出演しながらも一緒に芝居するのは初めて、というふたり。14歳の時に初めて共演した勝村に対して、高杉は「たくさんのことを学ばせてもらった、ずっとついていきたい素敵な大先輩です」と改めて感謝を口にすると、勝村はマスコミに向き直り「今のコメントは太字で書いてください」と照れてみせ、「真宙くんの若さやエネルギーに引っ張られるように僕はここにいます」「僕がバトンを渡しているようで、真宙くんからも受け取っている」と真摯に語った。自身と同じ生業の“俳優”を演じることについて、高杉は「いろんなところでリンクする感覚があります」「舞台の上ではかたくなってしまうので、素の自分をどれだけ発揮できるかですね」とコメント。勝村は「登場人物はベテランと若手俳優ですが、結局はジェネレーションにまつわる物語。親子などさまざまな関係にあてはめることができて、誰もが感情移入できる人間のドキュメンタリーです」と見どころを述べ、取材会を結んだ。上演時間は約90分(休憩なし)。東京公演は3月13日(日)まで。その後、19日(土)〜21日(月・祝)に大阪・サンケイホールブリーゼ、24日(木)に広島・JMSアステールプラザ 大ホール、26日(土)・27日(日)に福岡・久留米シティプラザ ザ・グランドホール、4月2日(土)・3日(日)に北海道・道新ホール、10日(日)に石川・北國新聞赤羽ホールと巡演する。チケット販売中。取材・文:岡山朋代
2022年03月04日佐藤佐吉祭2022参加作品コンプソンズ #9『イン・ザ・ナイトプール』が2022年4月5日 (火) ~2022年4月10日 (日)に花まる学習会王子小劇場(東京都北区)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて2月26日(土)より発売開始です。カンフェティにて2月26日(土)13:00よりチケット発売開始 公式ホームページ 佐藤佐吉祭2022参加作品コンプソンズの劇団員が脚本・演出を手掛けた作品を、ゲストも交えていつもと違うメンバーで上演します。この公演でしか味わえない、役者と作品の化学反応をお楽しみください。◆「東京」脚本・演出大宮二郎出演細井じゅん星野花菜里大宮二郎宝保里実鈴木啓佑大谷博史神山慎太郎(くらやみダンス/ガガ)忽那文香(ダウ90000)榊原美鳳(ハダカハレンチ)◆「confession」脚本・演出細井じゅん出演細井じゅん大宮二郎星野花菜里忽那文香(ダウ90000)◆「走光」脚本・演出鈴木啓佑出演大谷博史榊原美鳳(ハダカハレンチ)星野花菜里宝保里実鈴木啓佑◆「ホットライン」脚本・演出宝保里実出演宝保里実星野花菜里神山慎太郎(くらやみダンス/ガガ)鈴木啓佑大宮二郎コンプソンズとは2016年、金子鈴幸・星野花菜里が主宰として明治大学 実験劇場を母体に発足。ある実在の出来事を題材に事件から事件、あるいは現実から虚構を縦横無尽に渡り歩く作風が特徴。速射砲の如く繰り広げられるナンセンスギャグとこじつけによって物語はあくまで物語としての結末を迎える。公演概要佐藤佐吉演劇祭2022参加作品コンプソンズ #9『イン・ザ・ナイトプール』公演期間:2022年4月5日 (火) ~2022年4月10日 (日)会場:花まる学習会王子小劇場(東京都北区王子1丁目14-4 B1F)■出演者星野花菜里 / 細井じゅん / 大宮二郎 / 宝保里実 / 鈴木啓佑 / 大谷博史 / 神山慎太郎(くらやみダンス) / 忽那文香(ダウ90000) / 榊原美鳳(ハダカハレンチ)■スタッフ舞台監督本郷剛史音響大嵜逸生音響操作東京ドム子照明中西美樹照明操作楠見優希当日運営つかさ映像高畑陸(シル/CHARA DE)制作星野花菜里鈴木啓佑企画・製作コンプソンズ■公演スケジュール2022年4月5日(火)~10日(日)5日(火)19:306日(水)19:307日(木)14:00/19:308日(金)14:00/19:309日(土)14:00/19:0010日(日)13:00/17:00※開場は、開演の30分前■チケット料金一般:3,000円(当日:3,500円)学生:2,500円高校生以下:1,000円 (各回枚数限定)(全席自由・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年02月28日印象的に音楽を使い話題となった『ベイビー・ドライバー』でも知られるエドガー・ライト監督最新作『ラストナイト・イン・ソーホー』のブルーレイ&DVDのリリースが決定した。『ベイビー・ドライバー』で新たな音楽のアプローチをしてみせたライト監督は、今回も60年代サウンドを散りばめ、独自の映像を作り上げている。『ベイビー・ドライバー』に引き続きスティーヴン・プライスが音楽を担当した。『ラブ・アクチュアリー』『フォー・ウェディング』『ノッティングヒルの恋人』『ブリジット・ジョーンズの日記』など独特のスタイルでファンが多い「ワーキングタイトル」の製作スタッフが参加。さらに、『ジョジョ・ラビット』『オールド』に出演し、活躍著しいトーマシン・マッケンジー、「クイーンズ・ギャンビット」でTV賞を席巻したアニャ・テイラー=ジョイという新進気鋭の俳優たちと、『コレクター』『プリシラ』のテレンス・スタンプ、『女王陛下の007』「ゲーム・オブ・スローンズ」のダイアナ・リグなどイギリスを代表する名優が豪華共演を果たしている。『ラストナイト・イン・ソーホー』は4月27日(水)より発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ラストナイト・イン・ソーホー 2021年12月10日よりTOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国にて公開© 2021 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED
2022年02月21日大きな反響を呼んだTVアニメの映画化『映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』より、場面写真が解禁された。本作は、2021年4月よりテレビ東京にて放送され話題を集めたTVアニメ「オッドタクシー」を再構成しつつ、衝撃の最終回のその後も描かれる映画版。TV版キャストとスタッフが再集結し、新たな視点で描かれる。今回解禁されたのは不穏な雰囲気を醸し出すキャラクターたちの場面写真。花江夏樹演じるセイウチのタクシー運転手・小戸川とゲラダヒヒのチンピラ・ドブがタクシーの車内で話をしている場面写真では、どう見ても怪しすぎる2人の姿が切り取られている。彼らは一体何を企んでいるのか?ミーアキャットの双子の警察官・大門兄弟(演:お笑いコンビ・ミキ)に、小戸川が職質を受けている場面も、可愛らしい反面どこか物々しい。しかしこの小戸川、ただのタクシー運転手とはとても思えない…いったい彼はどんな事件に関わっているのか?また、特技がカポエイラの白いアルパカのナース・白川(演:飯田里穂)が豪快に蹴りかかる場面写真も。一方で小戸川の手を優しく握る場面もあり、あまりにも両極端な白川の正体とは一体…?「トレンディエンジェル」のたかしが演じるコビトカバの大学生・樺沢はYouTubeで動画を配信中。よく見ると動画のタイトルは「今年中にドブを捕まえる!」となっている。そのドブは小戸川と組んで何かを企んでいる様子だったが…?ほかにも、ドクロの仮面を被って拳銃を持っている男や、誰かの首を絞めているキツネ、何かに怯えているトイプードルなど、どれもサスペンスフルな展開を予感させるものばかり。可愛い見た目の動物たちが繰り広げる本格ミステリーという、本作の世界観が垣間見える場面写真となっている。さらに、花江夏樹を始め、「ダイアン」や「ミキ」などお笑い芸人ら本作の声優キャストたちが、30秒という制限時間の中で自分が演じたキャラクターを何も見ずに描くという新企画「お絵かきチャレンジ」がTiktokにて始動。大門兄弟の兄を演じた「ミキ」昴生をトップバッターに、2月15日(火)から映画公開までの期間、順次投稿される。上手に描ける人もいれば実際のキャラクターとはかけ離れた絵を描く画伯もいるようだ。今後の投稿に注目したい。『映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』は4月1日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ 2022年4⽉1⽇よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開©P.I.C.S. / 映画⼩⼾川交通パートナーズ
2022年02月15日劇団四季によるオリジナルミュージカル『ロボット・イン・ザ・ガーデン』が2月23日(水・祝)~4月16日(土)まで京都劇場にて上演、5月14日(土)からは全国各地を巡演する。この度、本作で使用される楽曲が、3月14日(月)より配信開されることが発表された。『ロボット・イン・ザ・ガーデン』は2020年10月に初演した劇団四季のオリジナル一般ミュージカル。アンドロイドが人間に代わって家事や仕事を行う近未来を舞台に、心に傷を抱えた主人公・ベンと壊れかけのロボット・タングの成長と絆の物語が描かれる。今回配信されるのは、2021年12月東京公演をライブレコーディングしたもの。ミュージカルナンバー全19曲に加え、ボーナストラックとしてBGM1曲が収録されています。各楽曲は、Apple Music、Amazon Music、Spotifyなど、各種音楽配信サービスで視聴可能だ。また配信に先行して、2月23日にミニアルバムも発売。『ロボット・イン・ザ・ガーデン』や『Free Free』、『地平線を目指して』の3曲に加え、ボーナストラックとしてBGM3曲が収録予定となる。なお、販売は劇団四季オフィシャルウェブショップおよび京都劇場『ロボット・イン・ザ・ガーデン』グッズ売店でのみ。■リリース情報ミニアルバム『ロボット・イン・ザ・ガーデン』2月23日(水・祝)価格:1,500円(税込)販売方法:劇団四季オフィシャルウェブショップ( )京都劇場『ロボット・イン・ザ・ガーデン』グッズ売店※一般のインターネット通販サイト、CDショップでのお取り扱いはございません。収録曲:全6曲(ミュージカルナンバー全3曲 / ボーナストラック全3曲)販売元:四季株式会社<配信>3月14日(月)ストリーミングストア:Apple Music、Amazon Music、Spotify、YouTube Music、LINE MUSIC、AWA、dヒッツ、KKBOX、TOWER RECORDS MUSIC powered by レコチョク、Rakuten Music、うたパス、ひかりTVミュージックダウンロードストア:iTunes Store、Amazon、レコチョク、mora他楽曲:全20曲(ミュージカルナンバー全19曲 / ボーナストラック『ロボット・イン・ザ・ガーデン(Exit)』)※いずれも2021年12月東京公演ライブレコーディング収録。(ベン役:田邊真也、タング役:生形理菜、渡邊寛中、エイミー役:鳥原ゆきみ)■公演情報劇団四季オリジナルミュージカル『ロボット・イン・ザ・ガーデン』<京都公演>2月23日(水・祝)~4月16日(土)会場:京都劇場<全国公演>5月14日(土)開幕
2022年02月15日3月11日(金)公開の映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』より、日本版ポスターが公開された。本作はクリストファー・ノーラン監督による『ダークナイト』トリロジー以来、全世界が待ちわびたバットマンの単独映画。サスペンスの要素が色濃く、クリストファー・ノーラン監督作『ダークナイト』シリーズや『ジョーカー』を彷彿とさせるような世界観に包まれており、知能犯リドラーが社会に蔓延した嘘を暴いていく内容となるもようだ。その最後の標的は、若き日の青年ブルース。彼の嘘が暴かれ、本性が狂気に変貌していく姿も。“バットマン”になろうとする様子がミステリアスかつエモーショナルに展開されていく。注目のブルース・ウェイン役には『ハリー・ポッター』や『トワイライト』シリーズで一躍人気俳優の仲間入りし、日本でリピーター続出という社会現象を巻き起こした『TENET テネット』で主人公のバディ“ニール”を好演するなど、演技派俳優として再び注目を集めているロバート・パティンソン。未熟で善と悪の間で揺らぐ人間味あふれる、見たことのないバットマンの姿に全世界が期待を寄せている。本作で描かれるのは、ブルースが“バットマン”となって2年目の物語。悪を制することを決めたものの、リドラーにより彼にまつわる隠された嘘が暴かれ、追い詰められて狂気に変貌していくブルースの危うい姿は、これまでのシリーズでも一線を画す。日本版ポスターは最狂の知能犯リドラーが武器とする“謎解き”にインスパイアされたインパクトのあるビジュアル。「マスクに隠された“嘘”を暴け」と挑戦的なコピーが添えられ、ブルースだけでなく街全体に潜む嘘が暴かれる史上最もスキャンダラスな展開に期待したい。バットマンとの深い関係性が示唆されているリドラーとキャットウーマンの他に、その変貌ぶりが話題となったコリン・ファレル扮するゴッサム・シティの闇に通じる男ペンギン、そしてバットマンとともにリドラーが仕掛ける謎解きに挑むジェフリー・ライト演じるゴードン刑事の姿も。そして、バットマンをかたどって浮かびあがるクエスチョンマーク、赤い「LIES(嘘)」の文字、謎解きに隠されたその先の結末とは。さらに、昨今の謎解きブームを牽引する謎解きクリエイター・松丸亮吾が“謎解きアンバサダー”として、謎解きクリエイター集団・RIDDLER株式会社が制作する“#バットマンと謎解き”キャンペーン( )に参加する。2月18日(金)より全国の映画館で配布される映画チラシにも掲載され、実際に手に取って挑戦することも可能。こちらもぜひチェックしてほしい。『THE BATMAN-ザ・バットマン-』3月11日(金)公開
2022年02月11日高杉真宙が、2022年3月上演の『ライフ・イン・ザ・シアター』で2人芝居に初挑戦する──。1977年に初演されたアメリカの劇作家デヴィッド・マメットによる戯曲には、ステージ上や楽屋裏、袖や衣裳部屋など劇場の中のさまざまな場所を舞台に、俳優2人の日常を切り取ったオムニバス風ヒューマンドラマが綴られている。日本で3度目の上演となる今回は、演出を千葉哲也が担当。ベテラン俳優のロバート役を勝村政信が、若手俳優のジョン役を高杉が演じる。稽古前の高杉に、作品に懸ける想いを尋ねた。大先輩・勝村政信さんとの贅沢な時間を無駄にしちゃいけない──この作品に何を期待し、どんなモチベーションで出演を決められたのでしょうか?作品を選ぶ時、僕はいつも「どんな風に成長できるかわからない作品」に挑戦したいと思っているんですよね。予測できないので不安だけど、そうじゃないとやる意味がない。俳優の仕事をする以上、向上心は常に持ち続けていたいです。──勝村政信さんとの2人芝居は、高杉さんの向上心のあらわれなんですね。今回に限って言えば「まだお前には早いぞ」って気持ちの方が大きいですが、そんなタイミングにオファーいただけた幸せを噛み締めてもいます。2人芝居に挑戦できることを、ある種「許してもらえたような」感覚……といいますか。誰よりも僕自身が自分に期待しながら稽古に臨んで、舞台に立ちたいと思います。──『ライフ・イン・ザ・シアター』はこれまで石橋蓮司さん×堤真一さん(1997年)、市村正親さん×藤原竜也さん(2006年)のタッグで過去に2度上演されています。特にジョンを演じた先輩の堤さん・藤原さんと同じ役を演じることについて、どのように受け止めていらっしゃいますか?本当にプレッシャーで、それも「まだお前には早い」と思う一因のひとつです(苦笑)。僕、このひとつ前に4人芝居の『てにあまる』(2020年)で藤原さんとご一緒したんですが、柄本明さんと藤原さんの掛け合いを共演者として目の当たりにして……尋常じゃない迫力に圧倒されました。あれを経験したからこそ、2人芝居に挑戦してみたい気持ちがさらに強まったんです。本番の幕が上がったら勝村さんと僕の2人しかいない状況はまだ恐怖でしかないけど、稽古では先輩たちから何を学べたのか如実にわかりますから。──その恐怖を共有する勝村さんとは、WOWOWと民放のドラマ2本で共演されていらっしゃいますね。どんな印象ですか?コメディやおもしろい役をたくさんされる中で、確実に「ゴールを決めていく」イメージがあります。作品に爪跡を残すことはもはや当たり前で、さらっとやってのける感じ。大人の余裕を感じて、すごくカッコいいんですよね! 共演経験はあるんですが、お芝居でがっつりご一緒するのは初めてなので、置いていかれないようにしないと。──今回、勝村さんからどんな薫陶を受けたいと考えていらっしゃいますか?あれもこれも、どんなことでもいいから刺激を受けたいです。目に見えるものはすべて観察させてもらって、どうしたら“学び”に変えていけるのか考えて稽古に挑みたい。いろんな方々と共演するからこそ、成長できると考えているので。特に大先輩の勝村さんと2人芝居でご一緒できるなんて、そんな贅沢な時間は無駄にしちゃいけません。ズタボロになって、寝て・起きて・芝居して……の繰り返しになるんじゃないかな。いまから本当に楽しみです!老いて能力が衰える悲哀は、他者に求められた「結果」──高杉さん演じるジョンはどんな人物ですか?イエス・ノーがはっきりしている人ですね。コミュニケーション能力に長けていて、先輩のロバートとたくさん会話しています。彼を小馬鹿にするような冗談も言えるし、わからないことはちゃんと「どういうことですか?」と素直に聞くことができる。根底には、ロバートに対するリスペクトが「あった」んですけどね。──「あった」ということは、劇中で変化していくんでしょうか? 公演サイトによれば「時の流れとともに、いつしか立場も変わってきて……」とありますね。そうですね。若手だった頃のジョンは、ロバートを小馬鹿にするのもリスペクトのうち……と思っていて。僕はめちゃくちゃ苦手なんですけど、「コイツうまいな」と思う後輩って先輩にかわいく生意気が言えますよね。人の懐にいつの間にか入って、仲良くなるのが本当に早い!──高杉さんはどちらかというと、構えてしまうタイプ?まさに! 目上の方には構えに構えてしまうタイプです(苦笑)。だからそうできるジョンが羨ましい。そういうリスペクトのグラデーションが、物語が進むにつれてだんだんと変わっていきます。──先を想像するとヒリヒリしますね! 若手だったジョンは劇中で成長し、順調にキャリアを築き始めるんですよね。高杉さんと重なる部分もあるのでしょうか?僕、一度もそう感じたことないんですよ。毎日が必死すぎて。「今日どうしよう」「明日も大変だ」で生きているので。よくわからないまま、日々過ごしています(苦笑)。今回のように2人芝居に呼んでもらえて、自分のやりたい作品にめぐり合えた時は……基本的に「間に合った」と感じるんですよね。──間に合った? どういうことですか?この作品、僕じゃないキャストの可能性だってありましたよね。「それ出たかったなぁ」「この作品に出てよかった」「あの現場に入るの楽しみだな」と感じることの一つひとつって、タイミングです。加えて自分が「どのくらい求められているか」ってことの積み重ねだと思う。そのめぐり合いって、なんだかんだ“運”によるところが大きい。その運をつかんで、めぐり合える人間でいられたことが「間に合った」なんです。──「間に合った」背景にあるのは、高杉さんが俳優という職業に限らず、どれだけ他者の期待に応え信頼を積み重ねてきたか……のような気もします。一方で、そのように仕事をまっとうしてきたロバートに訪れるのは“老い”。この対比が本作の切ない根幹になってくるのかな、と感じるのですが。そうですよね。僕、共感できるのはロバートなんですよ。彼が演劇を続けられなくなった理由は“老い”でしたけど、俳優を続けるうえでの障害ってまだたくさんあると思うんです。たとえば、先ほど言ったような「求められる俳優でい続けられるかどうか」って意味では、全員がいつかあるかもしれない終わりに向かっていく。その中でロバートは終わりを迎えないためにがんばって、ずっと走り続けてきた人なんだろうな……と感じました。──それでも終わりを迎えなければならないロバートの姿に、共感した?その悔しさって、いつかジョンも味わうんだろうなって。『ライフ・イン・ザ・シアター』は、ジョンがロバートになる可能性のある話で、ロバートがジョンだったかもしれない物語のような気がします。……いまのところ、僕が勝手に描いている青写真ですけど。──役者だけでなく、年齢を重ねる人ならどんな方にも刺さる普遍的な作品ですね。そうかもしれませんね。でも老いて能力が衰えていく悲哀、自分の立ち位置を誰かと比べることによって生じる切なさがあること自体、一方では「幸せ」といえますよね。他者に求め続けられた結果だから。そんな人生の機微を、ベテランと若手俳優の姿を通して絶妙なバランスで舞台上に立ち上げていきたいです。取材・文:岡山朋代撮影:藤田亜弓ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント高杉真宙さんのサイン入りチェキを抽選で1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!『ライフ・イン・ザ・シアター』チケット情報:
2022年02月05日3月11日(金)公開の映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』より、キャラクターポスターが公開された。本作はクリストファー・ノーラン監督による『ダークナイト』トリロジー以来、全世界が待ちわびたバットマンの単独映画。サスペンスの要素が色濃く、クリストファー・ノーラン監督作『ダークナイト』シリーズや『ジョーカー』を彷彿とさせるような世界観に包まれており、知能犯リドラーが社会に蔓延した嘘を暴いていく内容となるもようだ。その最後の標的は、若き日の青年ブルース。彼の嘘が暴かれ、本性が狂気に変貌していく姿も。“バットマン”になろうとする様子がミステリアスかつエモーショナルに展開されていく。注目のブルース・ウェイン役には『ハリー・ポッター』や『トワイライト』シリーズで一躍人気俳優の仲間入りし、日本でリピーター続出という社会現象を巻き起こした『TENET テネット』で主人公のバディ“ニール”を好演するなど、演技派俳優として再び注目を集めているロバート・パティンソン。未熟で、善と悪の間で揺らぐ人間味あふれる、見たことのないバットマンの姿に全世界が期待を寄せている。本作では、未熟で等身大な青年ブルースがバットマンになって2年目。葛藤を抱えながらも模索する彼の成長過程にフォーカス。そんなブルース=バットマンを筆頭に、ゴッサムシティで彼の前に立ちはだかる一度見たら忘れることのできない、ひと癖もふた癖もある人物たちが一堂に介した。未熟なブルースを描いている本作だが、ヴィランたちもまた在りし日の姿として描かれ、自身の正義をもって生きる紅一点のキャットウーマンことセリーナ・カイルを演じるゾーイ・クラヴィッツは「絶望の中で世界を見た経験は、セリーナを演じる上で、とても手助けになった。彼女は、この街でそれでも生き残らねばならないから」と、コロナ禍での生活とゴッサムシティという腐敗した世界を重ね合わせて語る。狡猾な策略家でブルースを貶めようとするゴッサム・シティの闇に通じる男・ペンギン=オズを演じたコリン・ファレルは『ゴットファーザー』のフレドをモデルにしたと明かし、「誰からも認められず周囲から能力のない人間として見なされていたオズとコルレオーネ兄弟のなかで一番頼りにされてなかったフレドの姿が重なる」とした。そして史上最狂の知能犯・リドラーは、SNSを駆使して市民を扇動し、まるで現代の“文春砲”のごとく世界の嘘を次々と暴いていく存在として描かれ、キャラクターポスターには、全員が彼の標的であるかのようにどの顔の上にも“UNMASKTHE TRUTH(真実を暴け)”と殴り書きされており、劇中でリドラーの残す意味深なメッセージのような強烈なインパクトを与える。正義と悪、敵か味方か、それぞれの境界線の揺らぎを表すかのようなモノトーンが、より一層不気味さを放つ。ブルースの前に立ちはだかる様々なキャラクターたちとどのような展開を迎えるのか。さらに突如現れたリドラーによりブルースの心は乱され、怒り、抑え難い衝動に突き動かされてゆく。リドラーが暴こうとするブルースの嘘、世界の嘘が隠す真実とは何なのか。追い込まれていくブルースの結末とは。歴史を塗り替える、狂気と感情が爆発する謎解きサスペンス・アクションに引き続き期待だ。<キャラクター紹介>ブルース・ウェイン / バットマン:両親殺害の復讐を誓い、夜はマスクで素顔を隠し”バットマン”として犯罪者の心に恐怖を植え付ける。ある日、最狂の知能犯に狙われたことで、彼の良心が狂気に変貌していくことになる。セリーナ・カイル / キャットウーマン:自らの目的のため、ネコのようなスーツとマスクを身に纏い、ゴッサム・シティの権力者や悪党を狙って盗みを働く謎めいた人物。ブルースに近づき協力を持ちかけるが、その目的とは…?ペンギン(別名オズ):悪党も集うゴッサム・シティの人気高級ナイトクラブ、アイスバーグ・ラウンジの経営者。経営者としての顔の裏に、ある企みを隠しているようだが…。リドラー:史上最狂の知能犯。数々の凶悪な謎解きを仕掛け、ゴッサム・シティの権力者を標的に連続殺人事件を引き起こす。そして、政府の陰謀とブルースにまつわる嘘を暴こうとする…。『THE BATMAN-ザ・バットマン-』3月11日(金)公開
2022年02月04日知らない国への旅に似ている、暗闇での体験発達ナビ編集長牟田暁子(以下――)ダイアログ・イン・ザ・ダーク、実は5年ほど前に、息子と一緒に体験したことがありました。今回、あらためて体験したのですが、暗闇に入る前に緊張していることに気づき、「この感じ、知っている」と思ったら、学生時代に予備知識のほとんどない未知の国に行った経験に似ていたんですね。風景の予想もできない、どんな文化があるのかもよくわからない国に入国する前のような、そんな気持ちでした。私の学生時代はパソコンもスマートフォンもなく、今ほど情報がなかったので、特に。ジブラルタル海峡を船で渡ってモロッコに入国する前の、不安感と好奇心と興奮が織り交ざったような気持ちに似ていました。ですが、暗闇の中に入ってみると、私、すごく喋っていたんですよね。一緒に体験したみなさんと声を掛け合っていました。普段の生活ではこんなに知らない人に向かって話しかけることなんてないなということも思いました。これも、見知らぬ国を旅するときに似ていました。街の様子をよく知らないから周りの人に話しかけるし、知り合った旅人同士協力しながら宿を見つけたり、次に行く街を相談したり…。Upload By 発達ナビ編集部志村真介さん(以下、志村):知らない人にただ話しかけるだけではなく、「ここに段差があるよ」とか、相手に対して安全な情報を発していませんでしたか?これは別に誰かを助けてあげないといけないルールだからそうするのではなくて、必要な情報だから共有しようとしていたのではないでしょうか。もしこれが、「病気や障害のある人を助けよう」というメッセージが根底にある体験だったら、「楽しんではいけない」と思う人がたくさんいそうです。でもそうではなくて、あくまで「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」はエンターテインメント、楽しむ体験なんです。暗闇というのはこれまで、人間がものすごく恐れていたもので、火を焚き、灯りをともすことで安心を得てきたのです。人は、明るいところ、都市に集まるものでした。ところが、都市の中にこの暗闇をつくって体験するというのは、真逆のことです。そこで怖いはずの暗闇を体験した人はみんな、人の体温を感じたとか、自分と人との境界線が曖昧になった、と話します。暗闇をポジティブに変換できる装置となったのです。これは(ダイアログ・イン・ザ・ダークの)開発者、アンドレアス・ハイネッケによる大発明だと思っています。――たしかにそうですね。暗闇をポジティブに変換する装置、まさにそうでした。目に見えない壁をなくしていくのはダイアログ=対話Upload By 発達ナビ編集部――そもそも、ダイアログを日本で開催しようと思われたのは、どうしてですか?志村:ダイアログは、ドイツの哲学者・アンドレアス・ハイネッケが1989年に始めた活動で、現在世界50か国で開催されています。私が最初にダイアログについて知ったのは、1993年の日経新聞に掲載された小さな記事でした。その記事が伝えていたのは、ウィーンの自然史博物館を真っ暗にして、普段の生活で目を使わない(視覚障害がある)人がその中を案内して、最後にはバーがあってみんなでお酒などを飲むという内容でした。普通、展示物を「見せる」博物館が何も「見せない」、なのにチケットは完売。しかもハイネッケは、世界中にこれを展開しようとしている。その当時、私はマーケティングの仕事をしていたので、目に見えることが付加価値だと思っていました。だから、すでに成熟しているヨーロッパでは、物ではなく、時間や人との関わりといった目に見えない付加価値を提供して、お客さまがチケット代を払って楽しんでいるというのが、ものすごい衝撃だったんですね。その記事を見て、新聞社経由でハイネッケに手紙を書き、ようやく日本で初開催できたのが1999年。そのときは常設ではなく単発のイベントとしての開催でした。そこから今に至るまでも、たくさんのことがありました。――目に見えない付加価値を提供すること、2020年代の今、ようやく理解できるようになってきたと思いますが、1990年代当時はまだまだ考えにくいことでしたよね。志村:ハイネッケがダイアログをスタートした1989年というのは、東西ドイツの壁が崩壊した年。それから30年ほどの時間が経った今、物理的な壁はないけれど、人にはそれぞれ目に見えない壁がある。それはそれぞれの人の思い込みによる壁なんですね。障害の有無とか、男女の違いとか、国籍の違いとか、さまざまな違いが人を分け隔てています。ダイアログには、暗闇の「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」、無音の静寂を聴覚障害者がアテンドする「ダイアログ・イン・サイレンス」、高齢者との対話「ダイアログ・ウィズ・タイム」がありますが、これらのダイアログ・シリーズが挑戦していることは、こうしたそれぞれの思い込みによる壁を溶かしていくことなんですよね。宇宙飛行士から見た地球には国境線は見えません。それなのに分けてしまうのは、何らかの固定観念とか既成概念があるから。それを1回リセットするために、ダイアログ・シリーズがあります。――ダイアログ・シリーズはエンターテイメントですよね。こうした社会課題に取り組むプロジェクトは、一般的にはまじめに学ぶものが多いと思いますが、「楽しむ」という形も新鮮です。志村:ソーシャル・プロジェクトには、さまざまなアプローチがあります。イソップの「北風と太陽」の北風タイプの、厳しい現実を突きつけていくアプローチもあるでしょう。一方でダイアログの場合は、太陽タイプで、楽しみながら見えない壁を壊していきます。だから、ソーシャル・エンターテインメントと呼んでいます。自分とは違う世界の人だと思っていた視覚障害者や聴覚障害者と一緒に遊ぶことによって、彼らの文化に興味がわいたり、向こう岸にいる人ではなく地続きにいる人だったと理解したりしていく。楽しみながら、主語を「私」から「私たち」と変えていく、違う文化の人も包含していくような体験になることを目指しています。「いま、ここに、私がいます」を実感する暗闇Upload By 発達ナビ編集部――異なる文化に対して、その国の人と友達になると印象が変わるという体験は、これまでにもありました。暗闇に入る前に緊張したのは、知らないから怖かった、ということもあるのでしょうね。志村:そうですね。知ることで怖さがなくなっていくのは、たとえば留学がその体験に似ていると思いますよね。知らない土地のことを知りたくて留学するわけです。でも実際に留学してみると、今度は逆に質問されることがあります。「あなたはどこから来て、あなたはどういう考え方で、その背景にあるあなたの国の文化はどういうことなのか」と。自分自身について聞かれるわけです。それと同じことが、暗闇でも起こります。50ヶ国で行われている「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」の暗闇の中で、アテンドは必ず「あなたはどこですか」と質問します。すると、どの国の参加者も、多くが共通して言うセリフがあります。それは「私はここです」。ふだん私たちは「今ここにいる」と意識していないことが多いのではないでしょうか。「昨日あのとき、こうすればよかった」とか、「あと1時間したら出かけなくちゃ」とか、過去と未来に行ってしまって、「今ここ」にいないんですよね。でも、暗闇の中にいると「今ここ」しかなくて、過去も未来もありません。それは「本当の自分はここにいます」という、とても本質的なことでしょう。これを今読まれている方が、「あなたは誰ですか」と聞かれたとき、「発達障害のある子どもを育てる親です」という言い方もあるかもしれませんが、それは「あなたは誰ですか」という問いとは本来関係ないことなのです。たとえば「視覚障害者の山田さん」と言うと、「視覚障害者の」という枕詞がついた時点でその人に対する見方にバイアスがかかります。本質的な山田さんは単なる山田さんで、その山田さんの一部として目を使ってないという特性もあるということ。発達障害のある子どもを育てているという一面があったとしても、それがその人の人生の中核ではありませんよね。そういう「今ここにいる私」というものを、暗闇では体験することになるのです。―「ADHDのある○○さんのお母さん」ではなくて、自分自身に戻れる場所なんですね。子育てする中では、子育て優先で自分の時間は持てない、楽しむ余裕はないと思っている保護者の方も少なくありません。でも、「私自身」として楽しいと感じることをしていていいんだよ、どうしていると私は幸せなんだっけ、ということを思い出す場所になりますね、この暗闇は。対等な関係になれるからこそできる、本質的な対話Upload By 発達ナビ編集部――なぜ、暗闇の中だと、そういう本質的なことがスッと入ってくるのでしょうか。志村:それは情報を引き算しているからなんです。ふだん、学んだり楽しんだりするときは、情報を足し、掛け合わせて盛り込んでしまうのが、暗闇では情報がそぎ落とされる。日本文化は、引き算のじょうずな文化だと思っています。たとえば、俳句のように。言葉を短く、五七五の中に凝縮しますよね。本質的に、どこに心が動いたかという表現が、得意なのではないでしょうか。ハイネッケは、ラジオ局で目の見えないジャーナリストとともに働くことになったときに、ダイアログ・イン・ザ・ダークの原点を考えつきました。仕事が終わって部屋を出る前に電気を消すと、日常生活で目を使う人は右往左往して出口を探すけれど、目の見えないジャーナリストはスタスタ帰っていく。助けるべき存在だと思っていた人が、部屋の灯りが消えただけで、自分を導いてくれる人になるという瞬間だったそうです。漆黒の暗闇をつくると、助ける側と助けられる側の立場が入れ替わるというだけではありません。視覚障害者も、私たちも、同じように目を使わないのです。そこで対等になります。対話は、対等な関係でないとできません。ダイアログでは、その対等になれる空間をつくっているのです。その空間があるからこそ、本質的なところに入っていきやすいのではないかとも思います。子どもたちのダイアログ体験を、未来の社会が変わる力にUpload By 発達ナビ編集部――ところで、2022年はどんな活動を展開していくのでしょうか。志村:今、「こども5000人たいけん!」プロジェクトを進めています。海外のダイアログは、国が子どもたちの学校教育の一環として展開しているところが多いのですが、日本ではまだです。小学校4年生ぐらいになると、人と違うところがかっこ悪く感じるようになることが多いでしょう。また、違うところがある子どもをいじめたりしてしまうこともある。そうした時期に、ダイアログを経験してもらいたいと願っています。そこで、まず佐賀県がふるさと納税を使い、2,000人ほどの県内の子どもたちに、学校教育として取り入れてくれました。そのときの子どもたちへのアンケートでは、ダイアログの体験後に自己肯定感が上がるということが分かりました。「あなたの希望はいつか叶うと思うか」、「自分に満足しているか」といった質問の回答が、体験後にはポジティブな方向に変化していました。ただ、こうした結果があっても、全国の学校で実施するに至るには時間がかかります。私たちは昨年クラウドファンディングを実施しましたが、そのときに、子どもたち5,000人に無料体験してもらうということを、リターンにしました。「こども5,000人たいけん!」によって起こる、10年後の未来の社会をみなさんがイメージして支援してくださいました。このプロジェクトは昨年から徐々に始まっていますが、今年5,000人に達成させたいと思っています。Upload By 発達ナビ編集部――それは楽しみですね。こうした取り組みに、コロナ禍の影響もありましたか?志村:コロナによって、人と人との距離感が変わりましたよね。見えない壁は、厚くなったとも思っていました。ところが、(一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ )代表理事の志村季世恵は、「マスクをしている恋人同士がマスク越しでキスをしているのを見たの。それって、3年前にはなかった風景じゃない?」と言ったんです。相手のことを思うからこそマスクを外さない姿。たしかに愛の伝え方は、すごく変わりました。病院でもこれまでは、愛する人の手をにぎって最期のときを過ごしたのが、ガラス越しになったりモニター越しになったりしています。でも、伝えたいことは同じ。「愛している」「ありがとう」といったシンプルなことで変わらないはずなんです。コロナによって愛の「伝え方」が変わったことを、ダイアログで再認識してもらえたらと、2月14日まで「LOVE イン・サイレンス」、「LOVE イン・ザ・ダーク」を開催しています。――気持ちの伝え方の変化、たしかにありますね。そして、たくさんの変化が、この約2年の間にありました。志村:ヨーロッパの13世紀にペスト菌やスペイン風邪がはやり、最悪の事態に陥ったあと、14世紀には人間性復興、ルネッサンスが起こったように、ここからまた新しい芽が出るはずだと信じています。コロナで1回リセットされたあと、立ち上がっていくのは、健常者だけでもないし、さまざまな障害のある人だけでもない、男性だけでも女性だけでもない。イメージで言うと、城壁のようにさまざまな形と大きさの石が重なり合い、お互いに摩擦を起こしながらも繋がり、しなやかでありつつ強靭になっていく。そんなイメージが、まさに多様性、ダイバーシティではないかと考えています。これまでとは、方程式が変わった気がするんですね。――今までなら、学校に行って学ぶ、会社に行って働くのがあたりまえだったから、障害のある人は通学・通勤だけでも大変でした。それがリモートが可能になったら、誰でも家で学べるし、働ける。働きやすさ、暮らしやすさが見直されて、みんなが力を合わせていくような社会構造に変わっていくことが望まれていますね。志村:障害のある人は、何らかの状態に適合しないということでもあります。でも今は、すべての人が学校や会社に通えないとか旅行できないとか、全員が適合できていない状態。今は全員がボーナブル、脆弱性を持っています。だから、社会が変わることによって自分がハッピーになると考えるのではなく、社会に内在している自分が変わることで、周りが変わって社会が変わるということを考えたいですよね。ダイバーシティについて考えるとき、外側から見るのではなく、自分も含まれているということを忘れずにいたいと思っています。Upload By 発達ナビ編集部文/関川香織撮影/鈴木江実子言葉の壁を超えて、人はもっと自由になる。純度 100%の真っ暗闇の中で、見ること以外の感覚を使い、驚きに満ちた発見をしていくエンターテイメント。体験を案内するのは、普段から目をつかわない視覚障害者のアテンドです。視覚以外の感覚を広げ、新しい感性を使い、チームとなった方々とさまざまなシーンを体験します。1988年、ドイツの哲学博士アンドレアス・ハイネッケの発案によって生まれ、これまで世界 50ヶ国以上、800万人以上が体験。日本では 1999年に初開催し、これまで 23万人以上が体験しました。現在は東京・竹芝のダイアログ・ミュージアム「対話の森」で体験が可能です。※詳細ボタンをクリックすると発達ナビのサイトから一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティのサイトに遷移します1962年生まれ。関西学院大学商学部卒。コンサルティングファームフェロー等を経て1999年からダイアログ・イン・ザ・ダークの日本開催を主宰。1993年日本経済新聞の記事で「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」と出会う。感銘を受け発案者ハイネッケに手紙を書き日本開催の承諾を得る。2020年8月、東京・竹芝「アトレ竹芝」内にダイアログ・ミュージアム「対話の森」をオープン。著書に『暗闇から世界が変わる ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパンの挑戦 』(講談社現代新書)
2022年01月29日ビューティフルピープル(beautiful people)のスタンダードライン「ザ・ビューティフルピープル(THE / a beautiful people)」から、アメリカのオルタナティブロックバンド「ザ・フレーミング・リップス」とのコラボレーションウェアが登場。2022年春夏シーズンに、ビューティフルピープル直営店ほかにて発売する。ザ・ビューティフルピープル×ザ・フレーミング・リップス「ザ・フレーミング・リップス」は、1983年にウェイン・コインとスティーブン・ドローズによってオクラホマで結成されたオルタナティブロックバンド。今回のコラボレーションでは全3型を展開する。“ポップなアートワーク”が主役のニットウェア2022年1月下旬にはポップなアートワークを取り入れた、ニットのノースリーブプルオーバーとカーディガンを発売。アートワークは、色によってコットン糸・アクリル糸・シルク糸を使い分けることで、凹凸感とミクスチャー感を演出し、グラフィックのキャッチーさを引き立たせた。カラーは、エクリュ、レッド、ネイビーの3色が揃う。DVDジャケットのグラフィック入りTシャツ3月下旬には、2006年にオクラホマの「the Zoo Amphitheater」で行われたライブのDVDジャケットをモチーフにしたシースルーTシャツを販売。極細い綿糸を編んだ透け感のあるTシャツに、フロントからバックへストーリー性を感じさせるグラフィックをプリントした。【詳細】ビューティフルピープル×ザ・フレーミング・リップス取扱店舗:ビューティフルピープル 青山店・伊勢丹新宿店・渋谷パルコ店・阪急うめだ店・ ジェイアール名古屋タカシマヤ店・公式オンラインショップアイテム:<2022年1月下旬発売>・プルオーバー 49,500円・カーディガン 58,300円カラー:エクリュ、レッド、ネイビーサイズ:150/170/190<2022年3月下旬発売>・Tシャツ 29,700円カラー:ブラックサイズ:150/170/190/200
2022年01月27日ショップイン3店舗で購入可能に株式会社G.Oホールディングスは、株式会社東京ドームが展開するセレクトコスメショップ「ショップイン」の3店舗において、『fafraオーガニック ボディクリーム』(シトラス&ラベンダーの香り)の取り扱いを開始したことを発表した。「ショップイン」は、“Your Beauty Concierge~いつもあなたのキレイのために~”をコンセプトとしているセレクトコスメショップ。同製品は、ディアモール大阪店・溝の口ノクティプラザ店・なんばマルイ店の3店舗で、昨年の12月から順次販売を開始した。安全&安心で顔にも使えるボディクリーム『fafraオーガニック ボディクリーム』は、デイリーライフスタイルブランド「fafra(ファフラ)」のオーガニックライン「fafra organic(ファフラオーガニック)」から第一弾製品として、昨年12月に発売した。同製品は、世界最大のオーガニック認証機関エコサート協会が認証する「コスモスオーガニック認証」を取得しており、世界統一のオーガニック基準をクリアしている。天然由来成分100%、11の無添加であり、ボディだけではなく顔にも使用できるボディ&フェイスクリーム。植物由来オーガニック保湿成分(ヒマワリ種子油・シア脂)を配合している。肌を整える4成分(グリチルリチン酸2K、ヒアルロン酸Na、セラミドNP、アーチチョーク葉エキス)も配合。独自のミックスモイスチャー処方により、高保湿でありながらベタつかない。200g入りで、価格は、2,970円(税込み)。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース株式会社G.Oホールディングス※ショップイン
2022年01月11日劇団四季のオリジナルミュージカル『ロボット・イン・ザ・ガーデン』が2021年12月22日(水)から2022年1月23日(日)まで東京・自由劇場にて上演される。その後、2022年2月23日(水・祝)より京都公演を、5月より全国公演を実施する予定だ。劇団四季のミュージカル『ロボット・イン・ザ・ガーデン』『ロボット・イン・ザ・ガーデン』は、16年ぶりの劇団四季オリジナル一般ミュージカルとして2020年10月に開幕した作品。原作は英国の作家デボラ・インストールが2015年に出版し、2016年にベルリン国際映画祭で「映画化したい一冊」に選出された同名小説だ。2022年8月には、二宮和也が主演を務める映画『TANG タング』が公開される。無気力に過ごす主人公&壊れかけのロボットの冒険劇中では、アンドロイドが人間に代わって家事や仕事を行う近未来を舞台に、無気力に日々を過ごす主人公・ベンと壊れかけのロボット・タングが出会い、タングを直すための旅に出かける様子が描かれている。そんな優しさ溢れる人間ドラマ『ロボット・イン・ザ・ガーデン』が、2021年12月22日(水)より自由劇場にて開幕。台本・作詞は劇団「てがみ座」の長田育恵が、演出は「雷ストレンジャーズ」の小山ゆうなが務める。公演概要オリジナルミュージカル『ロボット・イン・ザ・ガーデン』<クリエイティブチーム>台本・作詞:長田育恵演出:小山ゆうな作曲・編集:河野伸音楽監督:清水恵介振付:松島勇気舞台装置デザイン:土岐研一パペットデザイン・ディレクション:トビー・オリエ■東京公演上演期間:2021年12月22日(水)~2022年1月23日(日)会場:自由劇場住所:東京都港区海岸1-10-53チケット料金:・バリュー(平日夜):S席一般 9,900円、A席一般 8,250円、A席学生 4,125円・レギュラー(平日昼・土夜):S席一般 11,000円、A席一般 8,800円、A席学生 4,400円・ピーク(土日祝昼):S席一般 12,100円、A席一般 9,350円、A席学生 4,675円※初日・千秋楽は上記と異なる。※学生=大学生・専門学生以下(公演当日、入館時に学生証を提示する)※公演当日3歳以上有料(膝上観劇不可)。2歳以下の入場不可。■京都公演上演期間:2022年2月23日(水・祝)~4月16日(土)会場:京都劇場住所:京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル京都駅ビル内チケット料金:・バリュー(平日夜):S席 9,900円、A席 8,250円、B席 6,050円 C席 2,750円・レギュラー(平日昼・土夜):S席 11,000円、A席 8,800円、B席 6,600円、A席 3,300円・ピーク(土日祝昼):S席 12,100円、A席 9,350円、B席 7,150円、C席 3,850円※初日・千秋楽は上記と異なる。※公演当日3歳以上有料(膝上観劇不可)。2歳以下の入場不可。■全国公演上演期間:2022年5月14日(土)開幕チケット予約方法:公式サイト他(24時間受付、ただし発売初日は10:00~)※公演情報は12月21日時点のもの。最新情報については、劇団四季オフィシャルウェブサイトを要確認。【問い合わせ先】劇団四季 ナビダイヤルTEL:0570-008-110
2021年12月24日ザ・リッツ・カールトン大阪は、「ストロベリーアフタヌーンティー・イン・パリ」を、2021年12月28日(火)から2022年3月13日(日)まで提供されます。パリ気分を楽しめるストロベリーアフタヌーンティー異国情緒あふれるザ・リッツ・カールトン大阪のザ・ロビーラウンジにて開催される「ストロベリーアフタヌーンティー・イン・パリ」。フランスの貴婦人&紳士の名前が付けられたいちごスイーツ&セイボリーをティースタンドに並べ、アフタヌーンティー全体でパリの雰囲気をイメージされています。上段には、パティシエこだわりのいちごスイーツをラインナップ。「はつらつとした」という意味を持つ「ジュリー」は、ピスタチオビスケットの上に、ストロベリーマーマレードを忍ばせたピスタチオムースをのせ、ホイップクリームをトッピング。“はつらつとした”、ピスタチオといちごの色のコントラストが魅力の1品です。「光」を意味する「クレール」は、ストロベリーマーマレードを甘酸っぱいストロベリーホイップクリームとストロベリーゼリーで閉じ込めたスイーツ。まばゆいほど真っ赤なビジュアルは、明るく朗らかなフランス貴婦人をイメージしています。また、ジンジャーソフトクリームとストロベリームースをサンドしたいちご型の「アナイス」などもスタンドに並びます。スイーツの他、赤いコーンにフォアグラムースを詰めた「ポール」や、田舎風のパテ・パテドカンパーニュをサンドしたバーガー「ルイ」など、フランス紳士をイメージしたセイボリーも用意されます。「ストロベリーアフタヌーンティー・イン・パリ」期間:2021年12月28日(火)~2022年3月13日(日)時間:平日 12:00~19:00/土日祝 11:00~19:00場所:ザ・リッツ・カールトン大阪 1F ザ・ロビーラウンジ住所:大阪府大阪市北区梅田2-5-25価格:・ストロベリーアフタヌーンティー 6,900円・シグネチャーストロベリーアフタヌーンティー 11,000円 ※グラスシャンパーニュ「ペリエ ジュエ ベル エポック」、お土産のマカロン3個付き<メニュー詳細>・スイーツソフィー(ライチゼリー ストロベリー ストロベリージュース)、ローラ(ピスタチオビスケット ストロベリーコンフィ ソフトクリーム ホイップクリーム)、アナイス(クリスピーラズベリー ジンジャーソフトクリーム ストロベリームース)、クレール(バニラ ストロベリーホイップクリーム ストロベリーマーマレード)、ジュリー(ピスタチオビスケット ストロベリーマーマレード ピスタチオムース)・スコーン/焼き菓子プレーンスコーン、ストロベリーヘーゼルナッツフィナンシェ、ストロベリーマーマレード、クロテッドクリーム・セイボリーポール(コーンに詰めたフォアグラムース 杏 山椒の香り)、フランソア(サーモンのタルト サワークリーム ベジタブルクリスピー)、ルイ(パテドカンパーニュのバーガーサンド)、ミシェル(苺 生ハム ジャガイモサラダ バルサミコ)【予約・問い合わせ先】TEL:06-6343-7020(レストラン予約)時間:10:00~19:00
2021年12月23日劇団四季のオリジナルミュージカル『ロボット・イン・ザ・ガーデン』が12月22日(水)より東京・自由劇場で開幕する。昨年10月に誕生したばかりの新作で、雑誌『ミュージカル』の「2020年ミュージカル・ベストテン」で作品部門第一位に選ばれた作品が早くも東京に再登場だ。原作はデボラ・インストールが2015年に出版した同名小説だが、来年8月には同小説を原作にした映画『TANG タング』の公開も予定されていることもあり、いっそう注目度が高まっている。物語は、アンドロイドが家事や仕事を行う近未来のイギリス。両親を事故で亡くしたことで無気力に日々を生きている青年ベンは、ある日、庭に旧式のロボットが迷い込んでいるのを見つける。幼児のように暴れまわり家をひっかきまわすそのロボット・タングを、妻エイミーは捨ててくるように言うが、ベンはなぜかその壊れかけの旧式ロボットに心惹かれてしまう。このままだと近いうちに停止してしまいそうなタングを直すために、ベンは旅に出る――。旅の中でタングは知識を吸収し雄弁になっていくと同時に、拗ねたり反論したりと、どんどん人間臭くなっていく。一方で、そのタングを通しベンも社会と触れ合い、再生していく。近未来を舞台にしつつ、描かれるのはアナログな心の交流。ロボットを通し、他者との繋がりや、自分の心と向き合うことの大切さをそっと提示し、日常の幸せに気付かせてくれるミュージカル。そして何と言ってもタングの愛らしさが素晴らしい。造形も可愛らしいが、パペティアと呼ばれる操者が2名がかりで操作と台詞・歌を担い、表情も動きも雄弁な“生きたロボット”タングが生まれている。『ライオンキング』や『リトルマーメイド』など、これまでもパペットを使う作品を数々上演してきている劇団四季だからこそできた演劇的表現だろう。まさに観客は、“無機物に命が吹き込まれる”さまを目の当たりできる。演劇的楽しさに満ちた表現で、地に足のついた普遍的感情が丁寧に紡がれ、観ると、温かなものが胸に広がるミュージカルだ。本作の脚本は長田育恵、演出は小山ゆうなが手掛けた。演劇界で広く活躍する気鋭のクリエイターたちは、どんな思いで本作と向き合い、また四季での仕事を進めてきたのか。12月21日、最終舞台稽古終了後に長田、小山、劇団四季の吉田智誉樹 代表取締役社長の3人の合同インタビューが行われた。以下、その模様をレポートする。丁寧に描くことで、日常に潜む“祝福”のようなものを舞台にあげる――昨年初演されたミュージカルの待望の再演です。非常に評価の高かった初演でしたが、どんなところが評価されたと思いますか。長田この作品は、普通の人たちの日常を丁寧に描くことで、そこに潜む“祝福”のようなものを舞台にあげるという、ささやかだけれど普遍的なメッセージが込められている作品だと思います。そのささやかさこそが、今の時代の等身大の人間の感情を描き出していて、登場人物に共感させる力がとても強い。今の時代にフィットする新しいミュージカルだったからこそ評価に繋がったのではないでしょうか。曲も多く、装置も素晴らしく、ロボットも可愛い……と色々と見どころはありますが、大事にしているのはささやかな人間の感情。今回の再演もその方針は変わっていないと思います。小山まず、タングをパペットで表現しようという劇団四季さんのアイディアが素晴らしい。そして長田さんのおっしゃった“ささやかな日常”という部分、これは長田さんの脚本が、日常的なのにポエティックな美しい日本語で書かれていることも非常に大きいです。詩的な演劇言語で書かれている長田さんの本を、言葉を大切にされる劇団四季の俳優さんが扱っていくという、全体のバランスがとても良かったと思います。小山ゆうなさらに四季のお客さまは、作品を育てていってくださる感じがとてもあって、その力もありどんどん作品が豊かになっていったなと感じています。今日の最終舞台稽古のキャストはほぼ初演時に出ていたメンバーなのですが、これだけロングランをやっているとちょっと飽きてきたりということもありえるのですが、誰ひとりそういうことがなく、どんどん役が深まっている。それは本人たちの努力と、お客さまの力が大きいと思っています。吉田今回のクリエイターの布陣の力によって、この作品がここまで愛されたのだと思います。特にこのおふたりは素晴らしい仕事をしてくださいました。感謝しかありません。吉田智誉樹(劇団四季 代表取締役社長)――劇団四季とのお仕事で感じた、劇団四季の良さは。長田劇団四季で仕事ができて、本当に喜びしかないです。私は大学の時に間違ってミュージカル研究会に入ってしまったことが、自分の舞台との出会いなんです。その時に一番の憧れだったのが劇団四季でした。仕事で関われる日が来るなんてことは……もちろん人生の中でいつかそんな日が来たら嬉しいと思っていましたが遠すぎて考えられず、まずは現代演劇の方で舞台の言葉を磨いたりとか、色々なことをやってきました。そうしたら四季に声をかけていただきまして……。憧れだった四季に一歩踏み入れたら、やっぱり中の人たちひとりひとりが、素晴らしい方たちでした。外から見ていたら、才能に恵まれた素晴らしい方々の集団だから何でもできるんだと思っていたのですが、キャストだけでなくスタッフに至るまでひとりひとりが絶え間ない努力を続けている、努力の天才みたいな人が集っていました。才能ある方々がさらに努力を続け、なおかつもっと高みを目指そうという推進力があり、さらに舞台にかける情熱がすごい。だからいいものが生まれている。才能ある選ばれし人たちだからすごいのではなく、全員が、主役の人さえも、自分がもっとできることを探し続けている。しかもお互いをリスペクトしあっているという、劇団の強みを初めて知りました。……すみません、熱く語ってしまいました(笑)。小山本当ですよね。劇団四季は、日本の演劇界では珍しく“作品ありき”です。これだけ商業的に成功しているミュージカル作品を作っていらっしゃるのに、主役の俳優がすごく目立つということではなく、みんながアンサンブル(一緒)で作品を作っている。全員が常に「作品をどうやって良くするか」を考えているので、なんだか流れている空気が清らかなんです。みんながそこに向かって努力する、しかもその努力が私の考える努力ではなくて(笑)、「そんなに!?」というくらい、時間もエネルギーも注いで作品に向かっている。すごい集団だなと本当に思います。単なる“可愛いキャラクター”ではないタングの魅力――長田さんと小山さんは、お互いの仕事をどう見て、そしてどうやりとりをして作り上げていきましたか。小山私は古典をやることが多いので、たいていにおいて作家が(すでに)いない。なので今回、同時代の、しかも世代も近くコミュニケーションの取りやすい方でしたので、質問もLINEでどんどんしていました。……コロナ禍でなかなか会えませんでしたので(笑)。長田さんの言葉は実はすごく美しく詩的なのですが、でも日常の言葉になっている。初演の時には気付かなかった素敵さに、今回改めて気付いたこともたくさんあります。言葉が深い。長田ありがとうございます。私は劇作家だけを専門としているので、私が仕事するときには必ず演出家との出会いがあり、この世代にしては国内外限らず、多くの演出家と組ませていただいていると思います。その中でもゆうなさんは、その俳優自身が持っている魅力を等身大に役に引き出してくるというところが素敵。だからアンサンブルに至るまで、登場人物が全員生きて、実在感ある人間に出来上がる。舞台上で、その世界を構築する嘘のない人間が表れてくるところがとても好きです。本当に信頼できる演出家です。長田育恵――長田さん、タングという存在をどう受け止めて書きましたか。長田日本にはもともと鉄腕アトムとかドラえもんといったロボット文化があります。タングはいわゆる“キャラクター”ですが、(アトムやドラえもんのように)最初から感情が補填された可愛いキャラクターとして存在するのではなく、人間が何かを入れたら、それによって方向性が変わる可能性もある未知なる未来を秘めた箱だ、というオープニングから始まります。ベンが旅の過程で何を受け取り、何を感じたかをタングも感じ取り学習していく。最後に赤ちゃんが生まれた時にタングは「旅をしようね」と言ってあげるのですが、それは、タングにとってベンとの旅がとても楽しく、ベンが旅の出会いの中でどれほど喜んでいたかがわかっているので、タングがあげられる最上級のものが「旅をする」だった。何もないブラックボックスが、どんどん人の営みの美しい部分を取り入れ、最後に家族の一員として生きることを選ぶ。その成長の過程、タングの方向性が決まっていないということが大切なので、ストーリー都合で“可愛い”を担保にタングを動かさないことを本当に注意して書きました。――タングが見事ですね。あのデザインや動作はどのように生まれたのですか。小山タングのパペットデザインとディレクションをしてくれたトビー・オリエさんと、かなり打ち合わせを重ねました。最初はどこを動かすか、もちろん口を動かしたり、どこかを光らせたりすることも出来たのですが、トビーさんの計算で、目の角度が変わることと瞼の開閉を主にするというチョイスになりました。あとはパペティアの力ですね。本当に細やかにやってくれています。目の角度がどのくらいになっているかは操っている俳優からは見えない。手の感覚でしかありません。非常に難しい技術だと思います。ずっとずっと稽古をしていました。吉田初演の稽古初日は、(タングが)ただジタバタしているだけでした(笑)。その状況が脳裏にあります。小山初日は、歩かせることすらできませんでしたからね。パペティアは胴体・足を動かしている担当と、頭(顔)の担当とふたりいます。支えになっている胴体・脚の役割が大きくて。喋らないので(タングの声は、頭担当の俳優がほぼ担当)、ちょっと目立たないのですが。そしてふたりの息が合わないといけないので、パペティアふたりは常に議論したりケンカをしたりしながら、切磋琢磨していました。――吉田さん、ファミリーミュージカルを除き、一般向けのミュージカルとしては16年ぶりの新作。『ロボット・イン・ザ・ガーデン』は劇団四季にとってどんな位置づけになりましたか。吉田おっしゃるとおり、いわゆるファミリーミュージカルではなく、お客さまに販売する形の一般ミュージカルとしては『南十字星』以来。2018年から着手しましたが、素材の選び方から、何もかも手探りでした。産みの苦しみを味わった分、非常に愛おしいものになりました。左から、吉田智誉樹(劇団四季 代表取締役社長)、小山ゆうな、長田育恵取材・文・撮影(舞台写真):平野祥恵撮影(インタビュー写真):阿部章仁劇団四季『ロボット・イン・ザ・ガーデン』東京公演2021年12月22日(水)~2022年1月23日(日)分までチケット発売中会場:自由劇場2022年2月23日(水・祝)より京都劇場にて上演<ライブ配信>2022年1月22日(土) 13:00~2022年1月22日(土) 17:30~2022年1月23日(日) 13:00~ライブ配信の詳細はこちら:
2021年12月22日『ジョジョ・ラビット』で脚光を集め、M・ナイト・シャマラン監督最新作『オールド』にも出演するトーマシン・マッケンジー、そしてNetflixオリジナルシリーズ「クイーンズ・ギャンビット」でゴールデン・グローブ賞ミニシリーズ/テレビムービー部門の主演女優賞を受賞したアニャ・テイラー=ジョイが競演する『ラストナイト・イン・ソーホー』。60年代ロンドンから現代にも通じる恐ろしい出来事を描いた本作で、ファッションが役作りにもたらした影響についてトーマシンとエドガー・ライト監督が語った。映画冒頭、ぼんやり浮かぶシルエットに目を奪われ次第に明るみになるのは、デザイナーを夢見るエロイーズ(トーマシン・マッケンジー)の姿。彼女は自作のドレスを纏い、愛してやまない60年代の品々に囲まれながら、レコードから流れてくる60年代の音楽に身を委ねる。それは現代なのか、60年代の話なのか――。一瞬にして目が奪われる印象的なシーンが冒頭から訪れる。エロイーズが纏うドレスをはじめ、本作の衣装を担当したのは、『ブルックリン』『17歳の肖像』など、クラシカルでいて、凛とした女性の衣装を手掛けてきたオディール・ディックス=ミローだ。その仕事ぶりは、2つの時代、同じソーホーという場所でそれぞれ夢を追いかける女性たちを演じたトーマシンとアニャの衣装でいかんなく発揮されている。■エドガー・ライトが明かす「冷酷な現実をみせるのにいいオープニング」エドガー・ライト監督は彼女の起用について、「60年代のファッションではあるけど、ありきたりなものはとちょっと違うこと。僕自身その時代を経験したわけじゃないんだけど(笑)、観ていてリアルに感じるか、ということを重視する。彼女の作るものはすごくリアルに感じられるから。実際に会った時、アイデアをルックブックにまとめてきてくれたんだけど、まさに僕が求めているものそのものだった」とふり返る。「サンディ(アニャ)が初めて登場するシーンでは、ピンク色の流れるようなドレス、ダンスがあるのでそれが映えるようなものを、とかなり頭を悩ませた」と監督。「衣装デザインの中でもいちばん大変だったと思うけどとても満足している。鑑賞したファンが2人を絵にしてくれたり、ハロウィンでコスチュームとして着てくれた人もいて僕はとてもうれしかった」と言う。冒頭のシーンについては、「新聞のドレスは、服を作る時に型紙を使ってトレースすることはよくあるから、そのアイデアからきている。いいなと思ったのは、電気がつくとじつはそのドレスが新聞、ということがわかること。グラマラスなことに対しての対比のようなじつは冷酷な現実をみせるのにいいオープニングだと思った」と明かしている。■トーマシン・マッケンジー「ファッションはこの映画の大事な一部」また、トーマシンは「新聞紙で作った自作のドレスは、とても細かくて複雑にできています。ロンドンに到着した時、エリー(エロイーズ)は手作りのオーバーオールにチーター柄のファンキーなタートルネック、大きな茶色のジャケットをあわせてる。三つ編みも手伝って、とにかく若くて純粋でナイーヴ、ワクワクしている人にみえます。彼女が手作りした“田舎のネズミ”スタイルなんですよ(笑)」と話す。「エリーの衣装を選ぶため、今までないほどに衣装チームと親密に仕事をしました。ファッションはこの映画の大事な一部なのです。彼女(オディール)のスタイルは個性的でかっこいい。メイクもウィッグなどもすばらしくて、沢山のアドバイスをもらい意見交換しました。言葉の訛り指導、衣装、ヘアメイクのすべてが役作りの助けになりました。エリーという役に息を吹き込んでくれました」と、オディールら衣装チームへの絶賛を惜しまない。そして、「(アニャは)沢山のジョイ(喜び)を現場や作品にもたらしました。勇気、色気、意思の強さ、ウィットに富んだ個性をサンディに与えました。彼女は見事でしたし、私が出会った中でいちばん熱心な勉強家でとどまることをしりません」と、アニャにも称賛を贈る。現代と60年代、ふたつの時代で生きるサンディとエロイーズは共に、情熱と決意を持って歩みはじめ、大きな夢と期待とともにロンドンへ移り住む。人を惹きつけてやまない煌びやかなネオンライトの影の部分を、正面から、彼女たちの繋がりを軸に描き切ったエドガー・ライト監督の最新作は、ジャンルを超えた“いまの時代”に送り出された新境地になっている。『ラストナイト・イン・ソーホー』はTOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ラストナイト・イン・ソーホー 2021年12月10日よりTOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国にて公開© 2021 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED
2021年12月20日勝村政信と高杉真宙が出演する2人芝居『ライフ・イン・ザ・シアター』が、2022年3月3日(木)から13日(日)まで東京・新国立劇場 小劇場で上演され、その後、大阪、広島、福岡、札幌、金沢にて上演される。“劇場”が舞台の2人芝居『ライフ・イン・ザ・シアター』は、現代アメリカ演劇界を代表する劇作家 デヴィッド・マメットが手掛け、1977年にシカゴで初演された90分間の2人芝居。舞台上・楽屋裏・出番直前の舞台袖・衣裳部屋など“劇場”を舞台に、芝居に生きる2人の俳優の悲喜こもごもをオムニバス形式で描いたヒューマンドラマだ。2人芝居『ライフ・イン・ザ・シアター』ストーリー劇団の看板俳優であるベテランのロバートは、最近劇団に入ったばかりのジョンに、今日もさまざまなアドバイスをしている。舞台とは何か、役者とは何か、演じるとは何か…その熱弁を、ジョンは熱心に耳を傾けていた。月日が流れ、初々しかったジョンも徐々に芝居が評価され、大きな役に抜擢されるなど順調にキャリアを築き始める。それとは対照的に、集中力や記憶力の低下など、ロバートは逃れられない老いに不安を感じ始め...勝村政信&高杉真宙が出演そんな2人芝居『ライフ・イン・ザ・シアター』が、演出に千葉哲也を迎え、16年ぶりに日本で上演される。ベテラン俳優・ロバート役を演じるのは、テレビ朝日の人気ドラマ『ドクターX』をはじめ、数々の作品に出演してきた勝村政信。ロバートを慕い、役者として様々なアドバイスを受ける若手俳優・ジョン役には、TBS系ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』など映像作品を中心に活躍する高杉真宙を起用した。公演概要『ライフ・イン・ザ・シアター』脚本:デヴィッド・マメット翻訳:小田島恒志演出:千葉哲也キャスト:勝村政信、高杉真宙チケット先行発売:2021年12月16日(木)17:00~オフィシャルHP先行受付開始(対象:大阪・広島・福岡・札幌・金沢公演)※東京公演は除くチケット一般発売日:・東京/大阪/広島/福岡/金沢公演:2022年1月23日(日)10:00・札幌公演:2022年2月17日(木)10:00<東京公演>上演期間:2022年3月3日(木)~3月13日(日)会場:新国立劇場 小劇場住所:東京都渋谷区本町1-1-1チケット料金:全席指定 8,500円問い合わせ先:公演事務局公式サイト(平日10:00~17:00)<大阪公演>上演期間:2022年3月19日(土)~3月21日(月・祝)会場:サンケイホールブリーゼ住所:大阪府大阪市北区梅田2-4-9チケット料金:全席指定 8,500円問い合わせ先:キョードーインフォメーションTEL:0570-200-888(月~土11:00~16:00※日・祝休業)<広島公演>上演日程:2022年3月24日(木)会場:広島 JMS アステールプラザ大ホール住所:広島県広島市中区加古町4-17チケット料金:全席指定 8,000円、U25チケット 4,000円(25歳以下対象)問い合わせ先:キャンディープロモーションTEL:082-249-8334(平日11:00~15:00)<福岡公演>上演日程:2022年3月26日(土)・27日(日)会場:久留米シティプラザ ザ・グランドホール住所:福岡県久留米市六ツ門町8-1チケット料金:全席指定 8,000円、U25チケット 4,000円(25歳以下対象)問い合わせ先:ピクニックチケットセンターTEL:050-3539-8330(平日12:00~15:00)<札幌公演>上演日程:2022年4月2日(土)・3日(日)会場:道新ホール住所:北海道札幌市中央区大通西3チケット料金:全席指定 8,500円問い合わせ先:チケットインフォメーションTEL:011-622-9999(土日祝除く10:30~17:00)<金沢公演>上演日程:2022年4月10日(日)会場:北國新聞 赤羽ホール住所:石川県金沢市南町2-1チケット料金:全席指定 8,500円問い合わせ先:北國芸術振興財団TEL:076-260-3555(平日10:00~18:00)
2021年12月19日ザ・リッツ・カールトン大阪は、「ストロベリーアフタヌーンティー・イン・パリ」を、2021年12月28日(火)から2022年3月13日(日)まで提供する。パリ気分を楽しめるストロベリーアフタヌーンティー異国情緒あふれるザ・リッツ・カールトン大阪のザ・ロビーラウンジにて開催される「ストロベリーアフタヌーンティー・イン・パリ」。フランスの貴婦人&紳士の名前が付けられたいちごスイーツ&セイボリーをティースタンドに並べ、アフタヌーンティー全体でパリの雰囲気をイメージした。上段には、パティシエこだわりのいちごスイーツをラインナップ。「はつらつとした」という意味を持つ「ジュリー」は、ピスタチオビスケットの上に、ストロベリーマーマレードを忍ばせたピスタチオムースをのせ、ホイップクリームをトッピングした。“はつらつとした”、ピスタチオといちごの色のコントラストが魅力の1品だ。「光」を意味する「クレール」は、ストロベリーマーマレードを甘酸っぱいストロベリーホイップクリームとストロベリーゼリーで閉じ込めたスイーツ。まばゆいほど真っ赤なビジュアルは、明るく朗らかなフランス貴婦人をイメージしている。また、ジンジャーソフトクリームとストロベリームースをサンドしたいちご型の「アナイス」などもスタンドに並ぶ。スイーツの他、赤いコーンにフォアグラムースを詰めた「ポール」や、田舎風のパテ・パテドカンパーニュをサンドしたバーガー「ルイ」など、フランス紳士をイメージしたセイボリーも用意する。【詳細】「ストロベリーアフタヌーンティー・イン・パリ」期間:2021年12月28日(火)~2022年3月13日(日)時間:平日 12:00~19:00/土日祝 11:00~19:00場所:ザ・リッツ・カールトン大阪 1F ザ・ロビーラウンジ住所:大阪府大阪市北区梅田2-5-25価格:・ストロベリーアフタヌーンティー 6,900円・シグネチャーストロベリーアフタヌーンティー 11,000円 ※グラスシャンパーニュ「ペリエ ジュエ ベル エポック」、お土産のマカロン3個付き<メニュー詳細>・スイーツソフィー(ライチゼリー ストロベリー ストロベリージュース)、ローラ(ピスタチオビスケット ストロベリーコンフィ ソフトクリーム ホイップクリーム)、アナイス(クリスピーラズベリー ジンジャーソフトクリーム ストロベリームース)、クレール(バニラ ストロベリーホイップクリーム ストロベリーマーマレード)、ジュリー(ピスタチオビスケット ストロベリーマーマレード ピスタチオムース)・スコーン/焼き菓子プレーンスコーン、ストロベリーヘーゼルナッツフィナンシェ、ストロベリーマーマレード、クロテッドクリーム・セイボリーポール(コーンに詰めたフォアグラムース 杏 山椒の香り)、フランソア(サーモンのタルト サワークリーム ベジタブルクリスピー)、ルイ(パテドカンパーニュのバーガーサンド)、ミシェル(苺 生ハム ジャガイモサラダ バルサミコ)【予約・問い合わせ先】TEL:06-6343-7020(レストラン予約)時間:10:00~19:00
2021年12月19日ANAインターコンチネンタルホテル東京では、ストロベリースイーツ&ランチブッフェ「ストロベリー・イン・ザ・スカイ」を、2022年2月2日(水)から5月29日(日)までの期間で開催する。苺のスイーツ&ランチブッフェ「ストロベリー・イン・ザ・スカイ」都心の絶景を望む高層階のラグジュアリーなラウンジで、苺づくしのメニューが楽しめるランチ&スイーツブッフェ「ストロベリー・イン・ザ・スカイ」。ゲストからのリクエストに応える形でセイボリー(食事メニュー)を充実させ、食事メインのランチからスイーツを楽しむティータイムにまで対応する、新たなブッフェ企画だ。苺をふんだんに使ったスイーツ&セイボリー旬をむかえるいちごをふんだんに使ったスイーツは、フレッシュな苺やベリーをたっぷりと閉じ込めエディブルフラワーで飾り付けたカラフルなゼリーや、艶やかな苺のソースをのせたハート形のレアチーズケーキ、ロールケーキにギモーヴ、ムースと多彩なメニューがラインナップ。鮮やかな苺の赤が目を引く、見た目にも華やかな一品が揃っている。スイーツと同等のメニュー数が並ぶセイボリーにも要注目だ。苺風味のマヨネーズをアクセントにした「USビーフバーガー」、苺とアボカド、ブルーチーズを組み合わせた「ストロベリートースト ワカモレとロックフォールとともに」、苺のマルゲリータピザなど、苺の味わいを活かした独創的なメニューが楽しめる。ドリンク類は、新時代のカクテルを生み出すミクソロジストが仕立てたウエルカムドリンク「ストロベリー・モヒート」のほか、各種紅茶やハーブティー、フレーバーティー、コーヒーなど10種類のフリードリンクが用意されている。開催概要ANAインターコンチネンタルホテル東京「ストロベリー・イン・ザ・スカイ」開催期間:2022年2月2日(水)〜5月29日(日)※毎週月曜・火曜を除く。※但し、営業日は変更になる場合あり。時間:11:00〜/13:30〜 各2時間・2部制※金曜・土曜のみ16:00〜/18:30〜の部を加えた4部制。店舗:MIXX バー&ラウンジ(36FL.) MIXX Bar & Lounge料金:・1人 平日 4,900円/金曜16:00以降及び土日祝日 5,900円・子ども(4〜8歳) 平日 2,500円/金曜16:00以降及び土日祝日 3,000円※表示料金はサービス料込。<主なメニュー内容>■セイボリーカプレーゼサラダ/ストロベリータピオカサラダ/パテドカンパーニュ/コールドポーク/スモークサーモンとブリオッシュ/コーンリブ/北海道チーズコーンと苺ジャム/ストロベリートースト ワカモレとロックフォールとともに/ビーフパストラミのラップ/エッグベネディクトとマチェドニアサラダ/ストロベリーピザ・マルゲリータ/USビーフバーガー/とんかつ/マカロニ・ボロネーゼ/鶏唐揚げ など■ストロベリースイーツストロベリームース(以下ストロベリー省略)/キューブムース/タルト/シャルロットケーキ/フルーツゼリー/カシスケーキ/フィナンシェケーキ/レアチーズケーキ/モンブラン/シュークリーム/チョコレートガナッシュ/パンドジェンヌ/ギモーヴ/ブロシェット/ロールケーキ/ドーナツ/ゼリータルト/苺の羊羹/リップグミ/チューイングキャンディー/ハートグミ■その他フレッシュストロベリー/ストロベリーラッシー※金曜16:00以降及び土日祝日は、シーフード・リゾットとキッシュ・ロレーヌのテーブルサービスが追加される。【予約・問い合わせ先】ANAインターコンチネンタルホテル東京TEL:03-3505-1111(代表)
2021年12月19日トーマシン・マッケンジー&アニャ・テイラー=ジョイ共演のエドガー・ライト監督最新作『ラストナイト・イン・ソーホー』より、監督と共同脚本家が映画の舞台となったソーホーのロケ地を練り歩く特別映像が公開された。本作は、トーマシンとアニャがそれぞれ演じる、ロンドンの異なる時代に生きる2人の若い女性の“夢”と“恐怖”が交錯するタイムリープ・サイコ・ホラー。日本でも公開される前から大きな注目を集め、評論家・観客双方から高い支持を得ている。この度公開された映像では、「ソーホーの中心地フリス通りです。3つの通りが並列しておりD(DEAN St..)、F(FRITH St.)、G(GREEK St.)から始まってます」と、ツアーガイドさながらそのエリアを熟知したエドガー・ライト監督が本作の舞台となったロンドンの中心地、ソーホーについて説明。共同脚本家クリスティ・ウィルソン=ケアンズとともにロケ地となった店や通りを巡っている。劇中、60年代当時の服装を身に付けたエキストラや車を導入して、世界観の構築に並々ならぬこだわりを見せたエドガー監督は「僕にとってはロンドンで唯一の眠らない街」とソーホーの印象を語り、クリスティは「少し危険な部分もあるけどこの街のクリエイティブな雰囲気はすごく重要」と撮影時をふり返る。美術監督マーカス・ロランドが設計した眩い光を放ち人々を魅了した60年代のソーホーの夜の街並みは、当時を見事に再現しており、劇中でサンディ(アニャ)とジャック(マット・スミス)がこのエリアを車で周回するシーンの撮影などが行われた。歌手志望のサンディが初めてオーディションを受けるクラブ「リアルト」、夢のなかでエロイーズ(トーマシン)が初めてサンディと出会った「カフェ・ド・パリ」(現在は閉鎖中)、エロイーズのアルバイト先として度々登場するパブ「トゥーカン」は実在する建物だ。かつては名だたるミュージシャンが演奏することもあったという「トゥーカン」は、60年代から現代に至るまで形を変えて、現在もバーとして営業中とのこと。ツアーの締めは、パブで乾杯!と上機嫌で締めくくられ、映画の世界を地続きで味わえる映像となっている。60年代の膨大なリサーチを重ね、過去から目をそらすことなく、現代的なメッセージも色濃く焼き付けたエドガー・ライト監督の最新作。街並みが急速に変化している中でも、歴史ある建物や実在の場所で撮影したシーンが多いため、現地を一度でも訪れたことのある人はストーリーとはまた違った楽しみ方ができるはずだ。『ラストナイト・イン・ソーホー』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ラストナイト・イン・ソーホー 2021年12月10日よりTOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国にて公開© 2021 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED
2021年12月16日トーマシン・マッケンジー×アニャ・テイラー=ジョイ競演のエドガー・ライト監督最新作『ラストナイト・イン・ソーホー』より、監督が劇中の音楽への思いを語る特別映像が解禁された。このたび公開されたのは、エドガー・ライト監督の音楽へのこだわりと愛情が垣間見える特別映像。前作『ベイビー・ドライバー』も音楽が印象的な作品だったが、本作でも、さらに強いこだわりを感じさせる。「若い頃は60年代の音楽にハマってた。両親のレコードを聴いてね。音楽はタイムマシンのように当時へと誘ってくれる」と、ライト監督が語るように、劇中では、冒頭から60年代の楽曲が次々と流れる。レコードは至るところで登場し、現代に生きながら周囲に馴染めず一人きりのエロイーズ(トーマシン)のヘッドホンから漏れ聞こえたり、ダンスや歌唱シーンはもちろん、それ以外のシーンでもストーリーや登場人物の心情に寄り添い、その楽曲の歌詞、背景をもって巧みに紡がれている。続けてライト監督は「60年代の女性シンガーを多用したかった。ダスティ・スプリングフィールド、サンディ・ショウ、ペトゥラ・クラーク、シラ・ブラック…彼女たちの曲はメロディアスでそれでいて少しダークなんだ」と明かしている。エロイーズが夢を通じて辿り着いた60年代のソーホーで、歌手を夢見るサンディ役を演じたアニャは、「エドガーは音楽と映画が大好きで周りの人に刺激を与える。音楽が時代や場所を定める。手を引いてその世界を経験させてくれる感じ」とふり返る。ライト監督と共同脚本のクリスティ・ウィルソン=ケアンズは彼が集めた音楽を聴きながら脚本を執筆、さらにキャストたちには脚本を読む時用のプレイリストを作成したという、音楽と脚本の密接な熱いつながりを感じさせるエピソードも。そんなこだわりのつまった楽曲にのせて映画が進むにつれ、徐々に2つの時代が溶け合うように感じることができる本作。予想だにしないストーリー、輝きを放つキャスト、ロンドンの街並み、ファッション、そして音楽に身を任せてこの魅惑的な、めくるめく“夢”の世界に没入して欲しい。また、公開日の本日12月10日(金)20時より、ライヴストリーミングスタジオ「DOMMUNE」にて映画公開記念番組の配信が決定。「スウィンギング・ロンドン・ナイト」として映画評論家の町山智浩と「THE COLLECTORS」のボーカル加藤ひさし、そしてイギリス文化に造形が深い「60s UK STYLE」の著書でもある漫画家・イラストレーターの竹内絢香を迎え、60年代ロンドンカルチャーとともに作品を100倍楽しむための知識が語られる。トーク後にはミュージシャンの小西康陽が<スウィンギング・ロンドン>をテーマにDJで盛り上げるイベントとなっている。詳細は公式サイトまで。『ラストナイト・イン・ソーホー』は12月10日(金)よりTOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ラストナイト・イン・ソーホー 2021年12月10日よりTOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国にて公開© 2021 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED
2021年12月10日時代に流されず、日常生活にやさしくなじむフィンランドのデザイン製品。1月30日(日)までBunkamuraザ・ミュージアムで開催されている『ザ・フィンランドデザイン展 ― 自然が宿るライフスタイル』は、フィンランドがデザイン大国になったあゆみをたどる展覧会だ。フィンランドは1917年にロシアから独立。新しい国造りの一環としてデザインの発展に注力し、「デザイン大国」として世界中に知られるようになっていった。同展では、日本でも広く愛されているフィンランドデザインの誕生と発展を、アルヴァ・アアルトやカイ・フランクなど50名以上のデザイナーやアーティストの作品と関係資料をもって紹介していく。アルヴァ・アアルト(左)《「サヴォイ」花瓶》1936年、(右の2点)《「サヴォイ」花瓶と木型》第一章「オーガニックなイメージ」では、「自然」を発想源としたプロダクトを紹介する。森と湖に囲まれたフィンランドは、人々は常に自然とともに暮らし、その有り様をデザインのモチーフに取り入れていった。フィンランドを代表するデザイナー、アルヴァ・アアルトの《「サヴォイ」花瓶》や《アームチェア・パイミオ》などもその一つ。器や家具で描かれた有機的な曲線は、フィンランドに多くある森や、湖のほとりの曲線のようにも見える。(写真左から)アルヴァ・アアルト《アームチェア・パイミオ》1940年代《キャンチレバーチェア31(現:42 アームチェア)/パイミオサナトリウム竣工時のオリジナル製品》1931年《スツール60》1940年代イルマリ・タピオヴァーラ《ドムスチェア》1946年第一章展示風景よりその一方で、実用的で大量生産可能、シンプルで使いやすい製品を作り出すこともフィンランドでは重視された。食器などはスタッキングができることなど、これまでにない機能性も考慮されるようになっていく。第二章「機能的なフォルム」では、シンプルなフォルムと色のプロダクトを紹介していく。第二章展示風景より(左2つの棚)アイノ・アアルト《ボルゲブリック》シリーズ 1932年(右の棚)サーラ・ホベア《グラス1718》 1954年、《ピッチャー1618》1954年カイ・フランクの《BA キルタ》は、絵付けをせず釉薬だけが唯一の装飾となったシンプルな食器シリーズ。器のデザインだけでなく、必要なアイテムを必要な分だけ組み合わせて購入できるスタイルが当時のディナーセットの概念を覆した。カイ・フランク《BA キルタ》シリーズ 1952〜75年当時の製品ポスター いずれも1954年独自の進化を始めたフィンランドのデザインを、国は積極的に支援。ミラノトリエンナーレで好評を得るなど、フィンランドデザインは国内のみならず、世界中の人々を魅了するようになった。第三章「モダニズムのアイコン」では、黄金時代と評価され、「デザイン大国」と位置づけられるようになった1950年代のフィンランドのガラス製品や陶磁器を中心に紹介する。展示風景より展示風景よりルート・ブリュックはアラビア製陶所で主に陶板作品に取り組んでいたアーティスト。日本では一昨年から昨年にかけて回顧展が開催され、注目を集めるようになっている。ルート・ブリュック(左)《孤独》1967年(中)《青い雲》1967年(右)《老いた木》1967年国の支援だけでなく、フィンランド国民のライフスタイルも、フィンランドデザインの発展に大きく寄与している。第二次世界大戦後、フィンランドの中産階級はその暮らしをより楽しむため、インテリアにいっそう気を配るようになった。冬場は長く留まる室内に明るさを求め、色鮮やかなテキスタイルを好んで取り入れるようになっていく。第4章「絵画のように」では、日本でも強く支持されているマリメッコ社のファブリックなど多様なテキスタイルデザインを取り上げ、布地の持つ可能性と魅力に迫っていく。展示風景より展示風景より展示はこのほか、1960年代に生まれたフィンランドデザインや、世界的キャラクターとなったムーミンや、作者のトーベ・ヤンソンの世界などにも触れ、フィンランドデザインをより深く知り、そして親しめる流れとなっている。まったく古びることなく、現代の暮らしにもすぐに取り入れることができるフィンランドデザイン。かわいらしく美しいフィンランドデザインの世界に入り込める、心おどる展覧会だ。取材・文:浦島茂世【開催情報】『ザ・フィンランドデザイン展 ― 自然が宿るライフスタイル』12月7日(火)~1月30日(日)、Bunkamuraザ・ミュージアムにて開催※会期中の全ての土日祝、1月24日(月)~30日(日)はオンラインによる入場日時予約が必要。
2021年12月10日『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライト監督の最新作『ラスト・ナイト・イン・ソーホー』が10日(金)から公開になる。本作は現代と1960年代のロンドンの歓楽街ソーホーを舞台にした物語で、記事によっては本作はホラー、タイムトラベル、タイムリープものだと紹介されている。しかし、本作はホラーでもなければ、タイムトラベルものでもない。この映画はふたつの時代を舞台に、ふたりの女性のドラマを描くジャンル分け不要の傑作になった。ライト監督は本作で何を描くのか? 公開前に話を聞いた。英国・南西部で生まれたエドガー・ライト監督はやがてロンドンで暮らすようになり、その頃から“あるアイデア”を温めていた。「部屋にいる時に、人間が幽霊や過去を見てしまうことについて考えていたんだ」とライト監督は振り返る。「もし、そうなった時に人はどこまで霊や過去が見えたり、感じたりするんだろう? って。そこでふと“もし、ベッドで眠っているときに、その部屋の前の住人の人生を夢で見たらどうなるだろう?”って思ったんだ。というのも、僕の母は子どもの頃に2度ほど幽霊を見たことがあるらしいんだけど、当時、母が住んでいた家の一部は、建ってから400年ほど経っていたらしいんだ。夢とはいろんなことを連想させるものだし、自分のイマジネーションから生まれる夢もあると思う。そんな中で他人の人生を見たり、過去に起こった出来事を体験したような経験をするとしたら、面白いんじゃないかと思うようになったんだ」このアイデアは10年ほど監督の中で眠っていたが、ロンドンの歓楽街ソーホー地区の近くに引っ越したことで企画が動き出した。ライト監督は「僕は古い建物を見ると“昔、ここで何が起こったんだろう?”って想像せずにはいられないんだよ!」と笑顔を見せる。「この映画の舞台がロンドンなのは、この街に100年以上経っている建物がたくさん残っているからなんだ。ソーホーはロンドンの中心にあって、内部は改築されたりしているのかもしれないけど、300年前、400年前の建物がそのまま残っている。だから僕はソーホーに行くたびに、ここでは昔、何が起こったんだろう?この場所にはどんな人の、どんな想いの”残滓”があるんだろう?って考えてしまうんだよ」そんな現代のソーホー地区にまたひとり、郊外から女性がやってきた。ファッション・デザイナーを目指す若い女性エロイーズは、ソーホーにあるデザイン学校に入学するが、学生寮の暮らしに馴染むことができず、古い家のひと部屋を借りて、ひとり暮らしを開始する。陽が落ち、ベッドに入ったエロイーズは夢の中で1960年代のソーホーを訪れる。華やかな街、いまではクラシックと呼ばれる名作映画の看板、懐かしいメロディに誘われてエロイーズはソーホーを彷徨い、そこで歌手を目指す若い女性サンディに出会う。自分と同じように夢を抱いて都会に出てきたサンディの姿を追うエロイーズ。やがて彼女はまるで自分がサンディになったような感覚を得て、目が覚めたあとの暮らしにも変化が訪れる。しかし、ある日、エロイーズは夢の中でサンディが殺されるのを目にしてしまう。さらに現実の世界でも彼女は幻を見るようになり、現実と夢の世界はどちらも迷宮のように錯綜していく。1960年代と現代。世の中は変わったのか? 変わらないままなのか?撮影現場のエドガー・ライト監督とアニャ・テイラー=ジョイ本作の最大のポイントは、エロイーズが“夢”を通して60年代のソーホーを訪れることだ。彼女が目にする華やかな街は、もちろん実際に存在した光景ではあるが、それはあくまでも人間の想像や欲望、無意識が不可思議に混ざり合う夢の世界だ。「時代考証という点では1960年代のソーホーの風景を忠実に再現したよ。でもこれはエロイーズの夢なわけだから、実際の場所よりも少し空間的に広いセットを建てても“これは彼女の夢なんだから問題ないんだ”って自分に言い聞かせることもあったね(笑)。この映画の冒頭では意図的にエロイーズが何を経験しているのか、観客がはっきりとわからないように描いている。夢を通じて60年代を見ているからこそ、少しファンタスティカルな部分があっても成立するんだろうね」夢の中では奇妙なことも平然と起こる。エロイーズはある場面では歌手を目指す女性サンディの後を追い、ある場面では自分がサンディになった気持ちになる。音楽が流れフロアでサンディがステップを踏み出すと、エロイーズはそれを見つめ、ふと気がつくと自分がメロディに合わせて踊っていたりする。そんな奇妙な感覚をライト監督はトリックを活用した撮影や、鏡をうまく利用しながら描き出している。しかし、それはあくまでも夢を通じた体験。それはタイムトラベルでもタイムリープでもない。「そうだね。この映画で描かれるのはタイムトラベルではない。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』なら、主人公のマーティがマシンに乗って過去を変えることができるけど、エロイーズは過去を変えることはできない。彼女は過去を見ることはできるけれども、ただのオブザーバーなわけで、何かが起こったとしても何もできない。何も変えられないとわかった時に夢は悪夢に変わっていくんだ。なぜなら、まさに目の前で悲劇が起きようとしてるのに、彼女はそれを止めることができないから。もし、この映画が与えてくれる教訓があるとしたら、そのひとつは“過去は自分たちが意図的に変えることはできない”ということだよ」ある出来事の行く末を知っている、その先にある危険を知っているのに、何も手出しができないために緊張感が高まる。これは我々が“サスペンス”と呼ばれるジャンルを見る時に味わう感情だ。本作は往年のホラー映画への愛情を盛り込んだシーンや設定はあるが、ホラー映画ではなく、サスペンス的な演出で観客を作品世界に引き込み、緊迫感を高めていく。そして、その先にあるのは1960年代のソーホーで歌手を夢見る女性サンディ、そして現代のソーホーでデザイナーになることを夢見る女性エロイーズの物語だ。ふたつの時代は数十年離れていて、1960年代では当たり前の光景や人の振る舞い、モラルも、現代から見ると否定されるべき部分、違和感を感じる部分がある。その一方で、現代になっても問題のいくつかがまったく解決されていないことにも気づくだろう。それぞれの時代を生きる、夢を抱いたふたりの若い女性の物語。これが本作の“背骨”になっている。「そのことは映画全体に渡って意識したよ。1960年代に製作されたいくつかの映画では、主人公の女の子が夢を抱いて都会に出てくるんだけど、夢を持っていることによって逆に罰せられてしまう物語が描かれる。それは映画としては面白いのかもしれないけど、僕にはそういった映画は道徳観を押し付けているような、上の世代の人間が若い女の子を罰しているような気がしたんだ。だからこの映画では、そういう物語を、現代の女の子がロンドンに出ていく物語を通じて、くつがえしてみたら面白いんじゃないかという気持ちがあったんだ」本作は不可思議な夢の世界と、サスペンスやスリラーの手法と、ホラーやジャンル映画への愛を込めた描写を積み重ねながら、観客を現代のソーホーと夢の中の60’sソーホーに誘う。そこで生きるふたりの若い女性は何を夢見て、何に苦しみ、何に裏切られたのか? 観客を徹底的に楽しませるエドガー・ライト流のおもてなしの奥には、非常にシリアスな、現代の観客にも他人事ではないドラマが潜んでいるのだ。「この映画は物事は時代と共にいかに変わったのか? そしてある意味では時代が変化しても、物事はこんなにも変わっていないってことを見せたかったのかもしれない」と語るライト監督が本作に込めた想いを、スクリーンに描かれる夢の世界を彷徨いながら見つけ出してほしい。『ラストナイト・イン・ソーホー』12月10日(金)よりTOHO シネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国公開(C)2021 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED
2021年12月08日『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライト監督4年ぶりの最新作『ラストナイト・イン・ソーホー』より、本編映像が解禁された。このたび公開されたのは、エロイーズ(トーマシン・マッケンジー)が夢で訪れた憧れの60年代のロンドン・ソーホーで、歌手を夢見るサンディ(アニャ・テイラー=ジョイ)と界隈を取り仕切るマネージャー・ジャック(マット・スミス)のダンスシーン。自信に満ち溢れたサンディは、ジャックに声を掛けホールの中央で踊り始める。視線を交わし合うふたりだが、いつの間にか“シンクロ”しているエローズもそこに混ざり3人でグラハム・ボンド・オーガニゼーションの「Wade In The Water」のナンバーを華麗に踊っていく。アニャは本作の撮影で最も思い出深いシーンとして、このダンスシーンを挙げており、「私たちはカメラの前ではとてもエレガントに見えますが、映っていない時は全く別の話です(笑)。とても楽しかった。シーンの大半は実写撮影だったので画角内にいない時は、それぞれがカメラの後ろを必死に走っていた(笑)。極端に言うと、撮影したシーンよりも、舞台裏の様子のほうが好きかもしれない」とコメント。またエドガー・ライト監督は本作について、全編にわたり特殊効果を使っているものの、多くは「見かけよりシンプルな方法」で撮影することにこだわっており、このダンスシーンもそのひとつだと告白。「(このダンスシーンでは)マット・スミスの功績も話しておかないといけない。ステディカムで撮った長回しのシーンですが、彼が最初から最後まで画面の中心にいることで成り立っている場面だから。カメラオペレーターのクリス・ベインズは、誰よりも広い範囲を追っていてカメラを持って他の人の2倍は走り回った。それから、私たちの最高な撮影監督のチョン・ジョンフン!追加で光を当てようと鏡を持って走っていましたが、誰よりも大回りで走らなければいけないことに気がつき、2テイク後には疲れた様子で「ノー」と言っていましたね(笑)」と撮影時の様子を楽しげにふり返っている。『ラストナイト・イン・ソーホー』は12月10日(金)よりTOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ラストナイト・イン・ソーホー 2021年12月10日よりTOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国にて公開© 2021 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED
2021年12月07日伝説のバンド“ザ・スミス”の名曲で彩る青春音楽映画『ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド』より、モリッシーのインタビューも収められた本編映像が解禁された。痛烈な歌詞と独特の音楽性で若者たちから支持を集めた伝説のバンド「ザ・スミス」。本作は、1987年、「ザ・スミス」が解散したその日、バンドを愛する若者たちの刹那の青春と未来への不安、自分を探して彷徨う姿を描く。この度解禁された本編映像は、ラジオ局をハイジャックした「ザ・スミス」のファン、ディーンとラジオ局DJとの会話から始まる。DJに「生きる意味なんてどこにある?」と銃を向けるディーン。そこでモリッシーのインタビュー映像に切り替わり「ライブ中の観客はすごく盛り上がっている。暴力的なほどにワイルドだが、それがうれしいんだ。そこまで自分を解放できる瞬間など人生に無いんだろう。でもライブなら少しハメを外し自己表現できるんだ」と、まるでディーンの質問への答えのような演出で当時の貴重な映像が差し込まれる本編映像となっている。さらに「ザ・スミス」の楽曲「パニック」が流れ、当時の映像と劇中の物語がリンクするような演出も。本作ではこのほかにも解散を語る若かりし日のモリッシーや熱狂のライブ映像など、ファン必見の貴重な映像の数々に加え、未来への不安や現状への葛藤に思い悩む若者たちを描く本作の内容とシンクロした「ザ・スミス」の楽曲が随所に散りばめられており、「ザ・スミス」のファンはもちろんのこと、青春映画好きも見逃せない内容となっている。また、見事に再現された80年代のファッションや空気感にも注目だ。『ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド』は12月3日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド 2021年12月3日よりTOHOシネマズ日比谷・渋谷シネクイントほか全国にて公開©2020 SOTW Ltd. All rights reserved
2021年12月02日東京ディズニーランド、東京ディズニーシーでは花火「ディズニー・ライト・ザ・ナイト」を2021年12月1日(水)より再開する。東京ディズニーランド&シーの花火が約11カ月ぶりに再開2021年1月8日(金)から休止していた花火「ディズニー・ライト・ザ・ナイト」が、約11カ月ぶりに再開。『ピーター・パン』や『塔の上のラプンツェル』、『美女と野獣』、『ピノキオ』など、おなじみのディズニー映画の楽曲メドレーとともに花火が打ち上がる、華やかな夜の演出がカムバックする。1983年の東京ディズニーランド開園当初から、様々な楽曲とともに続いてきた花火公演。東京ディズニーリゾートのアニバーサリーをはじめとする期間限定花火や、ハロウィーン、クリスマスといったシーズンに合わせた花火など、多彩な演出によって東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの夜を彩ってきた。「ディズニー・ライト・ザ・ナイト」再開後もまた、ディズニーならではのファンタジックな夜空の演出を楽しめそうだ。【詳細】ディズニー・ライト・ザ・ナイト開始日:2021年12月1日(水)~場所:東京ディズニーランド、東京ディズニーシー住所:千葉県浦安市舞浜1-1※公演スケジュールなど詳細は、東京ディズニーリゾート・オフィシャルウェブサイトで告知。※画像はイメージ。
2021年12月02日「劇場」を舞台に、芝居に生きる俳優の悲喜こもごもを描いた舞台『ライフ・イン・ザ・シアター』を、2022年3月3日(木)〜3月13日(日)東京・新国立劇場小劇場ほか、全国6都市にて上演することが決定した。本作は、現代アメリカ演劇界を代表する劇作家デヴィッド・マメットが綴る2人芝居。1977年、シカゴでの初演以降、ブロードウェイはじめ世界各地で上演され続け、数々の名優によって演じられてきた不朽の名作が、日本では16年ぶり、3度目の上演となる。 今作でロバートを務めるのは、現在放送中のテレビ朝日『ドクターX』の最新シリーズに第1シリーズよりレギュラー出演し、その確かな演技力でコミカルな役からかシリアスな役まで演じ分け、必要不可欠な存在として活躍し続ける勝村政信。勝村は、年配で演技力のあるベテラン俳優を演じる。また、勝村演じるロバートを慕い、日々役者として様々なアドバイスを受ける若手俳優のジョンを演じるのは、現在放送中のTBS系ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』にレギュラー出演するなど、着実に成長を遂げている若手注目株の高杉真宙。舞台上や楽屋裏、出番直前の舞台袖や衣裳部屋など、劇場の中の様々な場所で繰り広げられる、ふたりの俳優たちの会話や常を切り抜き、90分で描くオムニバス風ヒューマンドラマ。演出を務めるのは、俳優で演出家の千葉哲也。演劇企画集団「THE・ガジラ」に旗揚げから参加し、演出家としては『いま、ここにある武器』、『青』で読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞するなど高い評価を得ている。自身も俳優である千葉が、何気ない「俳優の生きざま」をどのように描くか、注目してほしい。『ライフ・イン・ザ・シアター』は、東京公演を2022年3月3日(木)~3月13日(日)新国立劇場 小劇場にて上演。公演チケット は、2021年11月29日(月)17:00よりオフィシャルHP先行受付が開始されている。東京の他、大阪、広島、福岡、札幌、金 沢の全国6都市での上演が決定しており、東京公演以外の公演日程詳細やチケット取り扱い情報は、2021年12月上旬に発表予定。公演に関する最新情報は、公式HP( )にて随時公開となる。【公演概要】『ライフ・イン・ザ・シアター』脚本:デヴィッド・マメット演出:千葉哲也翻訳:小田島恒志キャスト:ロバート役・勝村政信 / ジョン役・高杉真宙<日時 / 会場>■東京公演日程:2022年3月3日(木)〜3月13日(日)会場:新国立劇場 小劇場※開場時間:開演30分前 ※未就学児童入場不可チケット料金:全席指定8,500円(税込)※ご購入後の返金・クレーム及びお席の振替は一切お受けできません。予めご了承ください。チケット先行:2021年11月29日(月)17:00〜 東京公演オフィシャルHP先行受付開始!他、大阪、広島、福岡、札幌、金沢にて上演決定!東京公演以外の公演日程詳細、チケットのお取り扱い情報は12月上旬に発表致します。企画・製作・主催:エイベックス・エンタテインメントお問合せ:公演事務局 (平日10:00〜17:00)公式HP: 公式Twitter:@litt_2022
2021年11月30日勝村政信と高杉真宙の2人芝居で贈る舞台「ライフ・イン・ザ・シアター」の上演が決定。劇場を舞台に、芝居に生きる俳優の悲喜こもごもを描く。本作は、現代アメリカ演劇界を代表する劇作家デヴィッド・マメットが綴る2人芝居。1977年、シカゴでの初演以降、ブロードウェイはじめ世界各地で上演され続けた不朽の名作だ。日本では今回16年ぶり、3度目の上演。舞台上や楽屋裏、出番直前の舞台袖や衣装部屋など、劇場の中の様々な場所で繰り広げられる、2人の俳優たちの会話や日常を切り抜く90分で描くオムニバス風ヒューマンドラマとなっており、時に切なく、時にクスッと笑える、月日の流れと共に変わりゆく世代もキャリアも違う2人の俳優の心情を描く。勝村さんが演じるのは、年配で演技力のあるベテラン俳優・ロバート。彼を慕い、日々役者として様々なアドバイスを受ける若手俳優・ジョンを高杉さんが演じる。演出は、俳優で演出家の千葉哲也が務める。なお、本作東京公演のチケット先行は、11月29日(月)17時~受付開始となる。▼「ライフ・イン・ザ・シアター」ストーリー劇団の看板俳優であるベテランのロバートは、最近劇団に入ったばかりのジョンに、今日も様々なアドバイスをしている。舞台とは何か、役者とは何か、演じるとは何か…その熱弁を、ジョンは熱心に耳を傾けていた。月日が流れ、初々しかったジョンも徐々に芝居が評価され、大きな役に抜擢されるなど順調にキャリアを築き始める。それとは対照的に、集中力や記憶力の低下など、ロバートは逃れられない老いに不安を感じ始め――。「ライフ・イン・ザ・シアター」は2022年3月3日(木)~13日(日)新国立劇場 小劇場にて上演。※大阪、広島、福岡、札幌、金沢公演あり(cinemacafe.net)
2021年11月29日