2022年2月5日 12:00
高杉真宙「向上心は常に持ち続けていたい」 2人芝居『ライフ・イン・ザ・シアター』への挑戦
撮影:藤田亜弓
高杉真宙が、2022年3月上演の『ライフ・イン・ザ・シアター』で2人芝居に初挑戦する──。1977年に初演されたアメリカの劇作家デヴィッド・マメットによる戯曲には、ステージ上や楽屋裏、袖や衣裳部屋など劇場の中のさまざまな場所を舞台に、俳優2人の日常を切り取ったオムニバス風ヒューマンドラマが綴られている。日本で3度目の上演となる今回は、演出を千葉哲也が担当。ベテラン俳優のロバート役を勝村政信が、若手俳優のジョン役を高杉が演じる。稽古前の高杉に、作品に懸ける想いを尋ねた。
大先輩・勝村政信さんとの贅沢な時間を無駄にしちゃいけない
──この作品に何を期待し、どんなモチベーションで出演を決められたのでしょうか?
作品を選ぶ時、僕はいつも「どんな風に成長できるかわからない作品」に挑戦したいと思っているんですよね。予測できないので不安だけど、そうじゃないとやる意味がない。俳優の仕事をする以上、向上心は常に持ち続けていたいです。
──勝村政信さんとの2人芝居は、高杉さんの向上心のあらわれなんですね。
今回に限って言えば「まだお前には早いぞ」って気持ちの方が大きいですが、そんなタイミングにオファーいただけた幸せを噛み締めてもいます。