女優のジェニファー・ローレンスが現地時間26日、アメリカ・ニューヨークのリンカーンセンターAlice Tully Hallで開催された映画『レッド・スパロー』のニューヨークプレミアに登場した。ジェニファー・ローレンス「ハンガー・ゲーム」シリーズのフランシス・ローレンス監督が、ジェニファーと再びタッグを組んだ同作は、元CIA工作員という異色の経歴を持つジェイソン・マシューズによる同名小説の実写化作品。相手を悩殺するセクシーさと巧みな心理操作を最大の武器に、大国を手玉に取る罠を仕掛ける主人公の女スパイ・ドミニカをジェニファーが演じる。会場には、フランシス・ローレンス監督、ジェニファー、ジョエル・エドガートン、原作者のジェイソン・マシューズらが駆けつけ、ハニートラップを仕掛けるスパイを演じるジェニファーは、胸元のデザインが際どく、スカートもシースルーという挑発的な衣装で報道陣を魅了。カメラマンからは「ジェニファー!」「Turning to the right!」「Turning to the left!」とたくさんの声掛けと共に大量のフラッシュがたかれた。ジェニファーは「ドミニカは、私には想像もできないような過酷な状況で生き延びなければならなかった。彼女は誘惑することを訓練されるけど、心の強さによって生き延びるの。彼女は、私よりもずっと、ずっと、かっこいいのよ」とドミニカが精神的にも身体的にもタフな女性だと説明。また、「新しいことに挑戦したかったから、この作品は、スパイの姿、謀略の残忍さ、監視されることの不安感、暴力的なライフスタイル、を全く新しい視点で描かれることになると思った」と今までのスパイ映画とは一線を画することを明言した。(C)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation
2018年03月01日『007は二度死ぬ』、『007 私を愛したスパイ』、『007 ムーンレイカー』の『007』シリーズ3作や『アルフィー』などで知られるルイス・ギルバート監督が亡くなった。97歳だったという。「The Hollywood Reporter」などが報じた。2002年の『Before You Go』(原題)を最後に監督業からは遠ざかっていたが、長年の間に40本以上もの作品を遺したギルバート監督。中には日本を舞台とした作品『007は二度死ぬ』、『Seven Nights in Japan』(原題)もあり、前者や『第七の暁』には故・丹波哲郎さんが出演したなど、日本との縁も深い。幼少期は子役として映画に出演していたが、成長するにつれて監督を目指すように。1939年にアルフレッド・ヒッチコック監督の『ジャマイカ・イン』でアシスタントを務めてからその思いはさらに膨らんだようだ。第二次世界大戦中には、イギリス空軍の撮影隊でさまざまなドキュメンタリー映画を監督した。このときの経験を活かし、『殴り込み戦闘機隊』などの戦争映画で名を馳せたギルバート監督は、1966年の『アルフィー』で大ブレイク。カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞し、アカデミー賞の5部門にノミネートされた。『アントマン』のペイトン・リード監督や『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライト監督らがSNSでギルバート監督の死を悼んだ。(Hiromi Kaku)
2018年02月28日女優のジェニファー・ローレンスが、「#MeToo」運動をテーマにしたドキュメンタリー番組に取り組んでいるようだ。ジェニファーは、ハリウッドにおける男女間の賃金格差とセクハラ騒動に焦点を当てたドキュメンタリー番組をキャット・サドラーと共に制作しているそうで、ニューヨークでのイベントに出席した際、その企画が進行中であることを認めた。ジェニファー・ローレンス(C)BANG Media Internationalジェニファーは、女性の平等な賃金を以前から提唱しており、男性共演者より賃金が少ないことが発覚した時の愕然とした気持ちをエッセーの中で訴えていた。「働いている女性として自分の体験を話すことは辛いわ。自分の問題は恐らく親近感を持ってもらえるものではないでしょうから。ソニーがハッキングされた時、運がいい男どもよりどれくらい私の賃金が少ないのか分かったけど、ソニーに対して腹を立てなかったわ。自分に向けて腹が立った。すぐに諦めたから、私は交渉人としては失格。正直に言って、2つもシリーズの仕事があったから、何百万ドルについて戦いを続けるのが嫌だったし、必要なかったの」続けて、「でも正直言って、好かれたいという気持ちが、戦わずして契約をすることに影響を与えていなかったと言ったらウソになるわね。面倒な奴ともわがままな奴だとも思って欲しくなかったの。その頃はいい考えのように思えた。インターネットで賃金を見て、一緒に働いていた男性たちが面倒な奴ともわがままな奴なんて思われるのを全く心配していなかったと気づくまではね」と打ち明け、「これは若い人の問題かもしれないわ。個人的な問題かもね。その両方だと思うけど。でも、これは何年も反対してきた私の要素でもある。それに統計を見て見れば、この問題を抱えているのは私だけではないと思うわ。私たちって社会的にこういった態度を自然と求められているのかしら? 私たち女性が選挙権を得られたのって、ここ90年くらいの話?」と話した。(C)BANG Media International
2018年02月27日女優のジェニファー・ローレンスが現地時間19日、イギリス・ロンドンのレクスタースクエアで行われた映画『レッド・スパロー』のヨーロッパプレミアに出席し、セクシーなドレス姿を披露した。ジェニファー・ローレンス「ハンガー・ゲーム」シリーズのフランシス・ローレンス監督が、ジェニファーと再びタッグを組んだ同作。元CIA工作員という異色の経歴を持つジェイソン・マシューズによる同名小説の実写化作品で、誘惑と心理操作を武器にしている主人公の女スパイ・ドミニカをジェニファーが演じる。会場には、フランシス・ローレンス監督、ジェニファー、ジョエル・エドガートン、マティアス・スーナールツ、ジェレミー・アイアンズ、セルゲイ・ポルーニンらが集結。相手を悩殺するセクシーさと巧みな心理操作を最大の武器に、大国を手玉に取る罠を仕掛けるドミニカを演じるジェニファーは、その役どころに相応しく、背中と胸元が大きく開いたセクシー衣装で登場し、集まったファンの視線を釘付けにした。ジェニファーは「彼女の人生はとても複雑なの。ボリショイのプリマ・バレリーナだったんだけど、怪我でキャリアが終わってしまうの。そして、母の面倒を見ることと国への忠誠心との間に挟まれて、伯父の手でとてもサディスティックなプログラムに送り込まれてしまう」と演じるドミニカについて説明。そして、「私はシリーズものの作品でない限り、いつも新しい役に挑戦しているわ。外国語訛りも初めてだし、今回演じた役は私が今まで演じたことのない役なのよ!」と今まで“みたことのない”ジェニファーが本作で堪能できるとも語る。また、「女性の力を感じることができる、今、正に必要とされている作品だと思うわ」と役を離れても男女間の賃金格差を問題視する意見を公言しているジェニファーらしく締めくくった。(C)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation
2018年02月21日『ハンガー・ゲーム』シリーズのフランシス・ローレンス監督が、ジェニファー・ローレンスと再びタッグを組んだ『レッド・スパロー』のヨーロッパプレミアが、現地時間の2月19日に行われ、ローレンス監督やジェニファーをはじめ、ジョエル・エドガートン、マティアス・スーナールツ、ジェレミー・アイアンズ、セルゲイ・ポルーニンらが駆けつけた。ロンドンのレクスタースクエアにて行われた今回のヨーロッパプレミア。ジェニファーが今作で演じているのは、捜査対象を美貌と肉体で誘惑することに長けた“スパロー”と呼ばれる、妖艶な女スパイのドミニカ。その役どころに相応しく、今回彼女は背中と胸元が大きく開いたセクシーな衣装で登場!会場のファンの視線を釘付けにしていた。ジェニファーは自身の役どころについて、「彼女の人生はとても複雑なの」と前置きし、「ボリショイのプリマ・バレリーナだったんだけど、怪我でキャリアが終わってしまうの。そして、母の面倒を見ることと国への忠誠心との間に挟まれて、伯父の手でとてもサディスティックなプログラムに送り込まれてしまう」と説明。そんなドミニカを演じることについては、「私は、シリーズものの作品でない限りいつも新しい役に挑戦しているわ。外国語訛も初めてだし、今回演じた役は、私がいままで演じたことのない役なのよ!」と語っており、これまでにはないジェニファーが今作では見られるようだ。さらに、男女間の賃金格差を問題視する意見を公言しているジェニファーは、「女性の力を感じることができる、いま、正に必要とされている作品だと思うわ」とコメントしていた。『レッド・スパロー』は3月30日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月21日©YUMIMOROTOこんにちは。アートディレクターの諸戸佑美です。カナダの小さな港町で、美しい季節の風景や動物たちを心の赴くまま、色鮮やかに描き続けた素朴派画家のモード・ルイスをご存知でしょうか?その観るものを魅了する牧歌的で愛らしいフォークアートは、当時のアメリカ大統領ニクソンから依頼を受けたこともあったりと、小品でもオークションで500万円を超える人気を誇り、カナダで最も愛されている画家だと言われています。幼い頃から若年性関節リウマチを患い、体が不自由だったモードでしたが、彼女にとって”絵を描くこと”は、生き甲斐であり生きる術でした。そしてそんな彼女を不器用ながらも献身的にサポートしたのが、夫のエベレット。孤独だったふたりがどんな風に運命的な出会いを経て、どんな風に夫婦の絆と真実の愛を育んでいったのか……?「私は多くを望まないの。目の前に絵筆があればそれで幸せ」そして「あなたと暮らすのが私の幸せ」と言うモードの言葉が心に残ります。【シネマの時間】第23回は、”人生は美しい色であふれている” 映画『しあわせの絵の具愛を描く人 モード・ルイス』をご紹介します。■映画『しあわせの絵の具愛を描く人モード・ルイス』STORYー絵を描きながらあなたと暮らすのが私の幸せカナダ東部の小さな港町で叔母と暮らすモードは、買い物中に見かけた家政婦募集の広告を貼り出したエベレットに興味を抱き、彼が暮らす町外れの小屋に押しかけます。子どもの頃から重いリウマチを患い、両親が他界した後は一族から厄介者扱いされてきたモードは、なんとか自立しようと思ったのでした。孤児院で育ち、学もなく、魚の行商を営む無骨なエベレット。電気も水道もなく、わずか4メートル四方の小さな家で慎ましく暮らすふたり。そんなふたりの同居生活はトラブルの連続で、揶揄するような噂も広まるのでした。ある日、魚の行商を営むエベレットの顧客であるサンドラがふたりの家を訪れます。ニューヨークから避暑に来ている彼女は、モードが壁に描いたニワトリの絵を見て一目で才能を見抜き、絵の創作を依頼します。そんな中、徐々に互いを認め合い、心を通わせていったモードとエベレットはついに結婚。絵の創作に集中するモードに代わり、エベレットが家事や営業を担当したりと優しくサポートするようになっていったのです。そしていつしかモードの絵の評判は広がり続け、やがてアメリカ合衆国大統領のニクソンから依頼が舞い込むまでに……!!カナダの女性画家モード・ルイスと彼女の夫の半生を、『ブルージャスミン』(2013)でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされた演技派サリー・ホーキンスと『6才のボクが、大人になるまで。』などでアカデミー賞ノミネート常連組のイーサン・ホークの共演で描いた話題のヒューマンドラマ。監督は、ホーキンス主演のTVドラマ『荊の城』を手がけたアシュリング・ウォルシュがメガホンをとっています。「人生は、美しい色であふれている」どんな境遇でも自分次第で一歩を踏み出せば、素晴らしい未来が待っていると感じさせてくれる愛の物語は、あなたにきっと夢と希望を与えてくれるでしょう。■カナダカナダ大使館高円宮記念ギャラリー「しあわせの絵の具愛を描く人 モード・ルイス」映画展も同時開催中!カナダの小さな港町で幼い頃から、重いリウマチを患いながらも自分らしく前向きに生き、季節の風景や動植物などのフォークアートを描き続けた画家モード・ルイス(1903~1970)。その生涯を描いた映画『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』の公開に伴い、東京・赤坂のカナダ大使館では展覧会が開催されています。劇中で実際に使用された小道具のほか、モードを演じたサリー・ホーキンスが描いた絵画も一堂に展示。モード役のサリーはもともと両親が絵本作家で美術の素養があり、本作のためにロンドンの素朴派画家の絵画教室に数カ月間通って撮影に臨み、モードが壁や窓に絵を描くシーンでは実際に彼女が描き、映画の見どころとなっています。会場ではこのほか、モードが実際に絵を描いたクッキー缶がノバスコシア美術館からお目見え。日本ではなかなか目にすることがない、実物を見ることができるまたとない機会となっています。どうぞ合わせてお楽しみくださいませ!会期:2018年2月1日~3月13日会場:カナダ大使館 高円宮記念ギャラリー住所:東京都港区赤坂7-3-38電話番号:03-5412-6304開館時間:10:00~17:30休館日:土、日※カナダ大使館入館には政府発行の写真付身分証明書の提示が必須。 入館の際に手荷物検査あり“Cape Islander Cove” by Maud Lewis. Courtesy of the Art Gallery of Nova Scotia, all rights reserved.“Chickadees” by Maud Lewis. Courtesy of the Art Gallery of Nova Scotia, all rights reserved.“Three Black Cats” by Maud Lewis. Courtesy of the Art Gallery of Nova Scotia, all rights reserved.“Snowball” by Maud Lewis. Courtesy of the Art Gallery of Nova Scotia, all rights reserved.“Winter Skiers” by Maud Lewis. Courtesy of the Art Gallery of Nova Scotia, all rights reserved.“Deer and Fawn in Winter” by Maud Lewis. Courtesy of the Art Gallery of Nova Scotia, all rights reserved.“The Carriage Ride” by Maud Lewis. Courtesy of the Art Gallery of Nova Scotia, all rights reserved.“Summer Oxen” by Maud Lewis. Courtesy of the Art Gallery of Nova Scotia, all rights reserved.“Sunday Ride” by Maud Lewis. Courtesy of the Art Gallery of Nova Scotia, all rights reserved.■映画『しあわせの絵の具愛を描く人モード・ルイス』作品紹介2018年3月3日(土)より新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ、東劇ほか全国ロードショー!公式サイト: 公式Facebook:公式Twitter:原題・英題:MAUDIE監督:アシュリング・ウォルシュ脚本:シュリー・ホワイト撮影:ガイ・ゴッドフリープロダクション・デザイナー:ジョン・ハンド衣装デザイナー:トリシャ・バッカー音楽:マイケル・ティミンズ制作年:2016年制作国:カナダ・アイルランド日本語字幕:牧野琴子後援:カナダ大使館、アイルランド大使館上映時間:116分/英語/DCP/カラー配給:松竹©︎2016 Small Shack Productions Inc. / Painted House Films Inc. / Parallel Films (Maudie) Ltd.■映画『しあわせの絵の具愛を描く人モード・ルイス』キャストサリー・ホーキンス=モード・ルイスイーサン・ホーク=エベレット・ルイスカリ・マチェット=サンドラガブリエル・ローズ=アイダザカリー・ベネットビリー・マクレラン絵・文=諸戸佑美(アートディレクター・編集ライター・イラストレーター)
2018年02月21日女優のジェニファー・ローレンス(27)は、新作『レッド・スパロー』の撮影でのヌードシーンは全く気にならなかったそうだ。ジェニファー・ローレンス(C)BANG Media International日本で来月20日に公開となる同スリラー作品にて、スパイとして雇われたロシア人バレリーナを演じているジェニファーだが、当初はあるシーンで他のキャストやスタッフの前で裸になるのを躊躇していたことも明かし、『エンターテイメント・トゥナイト』にて同新作を振り返っている。「子供の頃の悪夢が現実になるようなシーンが一つあったの。たくさんの人がいる教室で裸になるっていう悪夢ね。それが現実になったけど、実際のところそんなに嫌じゃなかったわ」「みんなが私に気遣ってくれたから、ある時から私の方がみんなを居心地を悪くさせ始めたくらいよ」「私は『ローブはいらない。暑いし、食事中だから』って言って、みんなは『ジェニファーは服を着るべきだ』って感じだったわ」そんな大胆なジェニファーだが、ロシア訛りの話し方には苦労したようで、公開後に批評家や観客がどのように反応するか不安だと続けた。「これまで外国語訛りで演技したことはないの。とても大変で怖かったけど、うまくいったことを願うわ」「映画が公開されるまでアクセントについては話したくない。だって、『私はいろいろやって、とっても簡単だった』なんて言った後で、酷評されるのは嫌だもの」また、ジェニファーは撮影が開始される前に4カ月にわたってバレエの練習もしたそうで、「4カ月間の練習前には、自分がバレリーナになるなんて笑っちゃうような考えだったわ。でも今はちょっと腕をうまく動かすことはできるのよ」「つま先立ちとかだってできなかったけど、バレエに必要な精神面や身体的な規律なんかを学ぶことだけでも助けになったわ。動きの練習というより、役作りのためだったから」と話した。(C)BANG Media International
2018年02月18日2011年から交際を始め、2015年に結婚したジェニファー・アニストンとジャスティン・セローが昨年末に別れていたことを「Associated Press」に発表した。別れは「お互いが愛情を持って決めたこと」と語っている。2人は2018年の始まりをメキシコのカボ・サン・ルーカスでジェイソン・ベイトマン夫妻らと過ごしていたが、そのときすでに別れを決意していたということか…。2人は「本来ならプライベートにしておきたいことだった」が、ゴシップとして違った形で伝わってしまうのを避けるため、自分たちの言葉で別れを発表することにしたという。「どんな記事であっても私たちが直接語ったものでないならば、それは誰かが作ったフィクションにすぎない」とジェニファーたちは強く主張している。2月11日、ジェニファーは49歳の誕生日を迎え、マリブで「フレンズ」の共演者のコートニー・コックスら女友だちに祝ってもらっていたが、その頃ジャスティンはニューヨークで愛犬を散歩させていた。ジェニファーとジャスティンは「2人の親友が、カップルとしては別々の道を行くことを決めました。しかし、私たちは大切な友情をこれからも続けていくのを楽しみにしています」と今後についてコメントしている。(Hiromi Kaku)
2018年02月16日今から4年前、カネボウ化粧品の化粧水を使用した約2万人の肌に「白い斑点」ができた事件が起こったのを覚えているだろうか。(参考:日経新聞)「ぼく/私は化粧水を使わないから関係ない」とか「自分には起こってないし関係ない」と思う人もいるかもしれないが、実際にはそうでもない。なぜなら普段使用している「動物実験で安全と判断された化粧品や医薬品」は、30%~60%しか人体への安全性を予測できていないからだ。日本では化粧品大手の資生堂などが社内外での動物実験を廃止しているが、いまだに多くの化粧品や医薬品が動物実験を使って開発され、市場に出回っている。安全性30%~60%ということは、平均して約50%。口に入れたり、目に入れたり、肌に塗ったり…命や人体の健康に関わる化粧品や医薬品の「約半分が危険」と聞いたら、誰もが「え、安全性低すぎるよ(汗)」と思わないだろうか?その安全性の低さゆえに起こったのがカネボウの事件なのだ。冒頭から脅かすわけではないが、筆者がこの耳を疑うような驚きの事実を聞いたのは、昨年11月に東京で開かれた日本動物実験代替法学会に参加したときのこと。そこで動物実験の安全性の低さを「コインを投げて表が出る確率とほぼ変わらない」とたとえていた英国出身の科学研究コンサルタント レベッカ・ラム氏は、「人間と動物では種の差があるため、動物実験では人間にとって100%安全かどうか知ることはできない」と語った。では、どうすればいいのか?動物実験以外に方法があるのか?そこで今回Be inspired!は、“代替法(だいたいほう)”という「動物の命を無駄にしない」+「人間の体に安全」な化粧品や医薬品を開発する実験方法があることを紹介したい。日本人が知らない、人間にとっても、動物にとっても「より良い社会の作り方」とは。「医学の進歩のため」「科学の発展のため」といった大義名分のもと、動物に毒を飲ませ、有害物を皮膚に塗ることで無理やり病気にさせ、肉体的にも精神的にも苦しめ、そして殺してしまう動物実験。その残酷な実態は内部告発や潜入調査などで、ほんの一部が表に出ることはあっても、未だに行われ続けている現状がある。もちろん日本でも。そんな動物実験をなくすために作られた3Rの原則が「Reduction(リダクション)」、「Refinement (リファインメント)」、「Replacement(リプレイスメント)」。いわゆる“学校で習わないほうの3R”だ。①Replacement(リプレイスメント)=動物を使用しない実験方法への代替②Reduction(リダクション)=実験動物数の削減③Refinement (リファインメント)=実験方法の改良により実験動物の苦痛の軽減(参照元:JAVA)ここで①の「リプレイスメント」にあたるのが、リードでも登場した、動物実験に代わる実験方法「代替法」だ。そんな動物実験に頼らない研究開発支援や動物実験の廃止に向けた活動を推進することを目的とした世界最大の基金「Lush Prize(ラッシュプライズ)」が英国生まれのコスメティックブランド「LUSH(ラッシュ)」によって毎年ロンドンで開催されており、Be inspired!はその授賞式に参加し、①のリプレイスメントについて詳しく聞いた。今年の応募は過去最高の38カ国からあり、そのうち11カ国、18プロジェクトが受賞。応募数が年々増えていることを見ると、世界の興味関心が高まっていることが言える。「若手研究者部門アジア」を受賞した高崎健康福祉大学の小山 智志氏2012年に開始し、6回目を迎えたLush Prizeは、動物実験に終止符を打つ活動を行う活動家や科学者を支援することを目指しており、これまでに科学者や活動家に約2億5,000万円(180万ポンド)の資金を提供している。あくまでも同イベントは動物実験廃止を目的としているため、動物実験を減らしたり(リダクション)、動物実験での痛みを減らしたりすること(リファインメント)ではなく、先ほど紹介した3Rのうちの1R「リプレイスメント(代替法)」を開発する活動のみを支援の対象としている。代替法とは、“21世紀の毒物学”と呼ばれており、動物実験のない未来の実現のために最も効果的だと考えられる最先端科学の研究だ。Lush Prizeで振舞われた料理は、全て動物性食品を使用しないビーガンフード「私は動物の権利より人権に関心がある」。受賞した科学者の視点とはもっと代替法の研究を進め、動物実験よりも正確であることを証明していかなければいけないそう語るのは、今年のLush Prizeに参加した際に話を聞くことができた米ハーバード大学のジェニファー・ルイス博士。最後に「なぜ代替法の研究をしているのか?それは動物実験廃止のためなのか?」と彼女に聞くと「私の研究は動物のためというより、人間のためにしている」という意外な答えが返ってきた。実はアニマルライツ(動物の権利)の活動に参加したことなんてないわ。トランプ大統領の抗議デモやウーマンズマーチには参加したことがあるけど(笑)。もちろん医薬品や化粧品産業による動物実験を終わらせたいけど、私は動物の権利より人権に関心がある。アメリカには、私の研究である「3Dプリンターを使って作られた腎臓」を必要としている患者さんがたくさんいるんだもの。私の研究は人の命を救うことが中心となっているかもしれけど、それと同時に動物の命を救うことにもつながっている。「動物の命を守りたい」というわけではなく、コインを投げて表が出る確率並みの安全性しかない動物実験より、代替法のほうが正確だし、より多くの人の命を救うことができるから代替法を推し進めたほうがいい。そう考えるジェニファー博士の話を聞いて気づかされたことは、「動物実験をなくすためのデモに参加すること」も「人の命のために代替法の研究をすること」も「自分の健康のために、動物実験ではなく代替法を使用して開発された化粧品・医薬品を買うこと」もすべてアプローチが違うだけで、たどり着く世界は一緒だということだ。※1ポンド=140円で計算しています▶︎オススメ記事・もう消費は豊かさの象徴ではない。日本企業に不足する「持続可能なアイデア」を探る国際会議がお台場で開催・「子どもにはものではなく体験を与える」。ある母親が提唱し、世界的ムーブメントとなった“ゴミゼロ生活”All photos by LUSHText by Jun HirayamaーBe inspired!
2018年02月06日元CIA工作員という異色の経歴を持つジェイソン・マシューズの小説を原作に、フランシス・ローレンス監督×ジェニファー・ローレンスが再タッグを組んだ『レッド・スパロー』。この度、ジェニファー演じる謎めいたヒロインの姿が明らかになる予告編と、ジェニファーがこちらを見つめている刺激的な展開を予感させるポスタービジュアルが公開された。今回公開されたのは、ジェニファー演じるドミニカが、母の治療のためにある男を誘い、そこで起こった出来事を誰かに説明する様子から始まる予告編。雪の中のランニングや射撃など、訓練と思われる様子が映し出されるほか、セクシーでパワフルなジェニファーが確認できる。「原作を読んでとても気に入ったことを覚えている。“ジェンならやれる”、“ジェン以外に考えられない”と思ったが、彼女がこういった“強烈な内容”を受け入れるかちょっと心配だった」とローレンス監督が当時をふり返っているように、際どい役どころなドミニカ。今回の映像からも、身体を張った演技を魅せていることが分かる。またジェニファー以外にも、CIA捜査官ナッシュ役のジョエル・エドガートン、ジェレミー・アイアンズ、マティアス・スーナールツらも登場している。『レッド・スパロー』は3月30日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月02日『マグノリア』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のポール・トーマス・アンダーソン監督が、名優ダニエル・デイ=ルイスと2度目のタッグを組んだ『ファントム・スレッド』が、5月26日(土)より日本公開されることが決定。あわせてティザービジュアル&予告編が到着した。1950年代のロンドンを舞台に、英国ファッションの中心的存在として社交界から脚光を浴びるオートクチュールの仕立て屋、レイノルズ・ウッドコック(ダニエル・デイ=ルイス)と、若きウェイトレスのアルマ(ヴィッキー・クリープス)との究極の愛を描いた本作。第90回アカデミー賞(R)の、作品賞・監督賞・主演男優賞・助演女優賞・衣装デザイン賞・作曲賞の6部門にノミネートされ注目を集めている。このほど解禁されたのは、今作で引退を表明しているダニエル演じる仕立て屋の主人公の後ろ姿と、表情の読めない女性が写るビジュアル。華やかなドレスは、レイノルズが仕立てるオートクチュールで、顔を見せないことで2人の関係性が謎に秘められつつも、艶やかな雰囲気に惹き込まれる印象的な一枚となっている。また、ジョニー・グリーンウッドが手掛けた美しき旋律が流れる予告編では、豪華絢爛なドレスとこの時代のロンドンの華やかなファッション業界が映し出され、さらに主演男優ノミネートも頷ける、ダニエルの熱演も垣間見える。『ファントム・スレッド』は5月26日(土)よりシネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMA、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年01月31日若くしてアカデミー主演女優賞を獲得した演技派女優のジェニファー・ローレンスが、アカデミー賞と対極にあるゴールデンラズベリー賞に初めてノミネートされた。『MOTHER!』の演技で最低主演女優賞の候補に挙がっている。通称“ラジー賞”と呼ばれるこの賞は、毎年アカデミー賞の前日に行われる授賞式で2017年の最低な作品、監督、俳優などを発表する。賞の意味合いからトロフィーを受け取りにくる受賞者はほぼ皆無だが、過去にはハル・ベリーやサンドラ・ブロックが授賞式に出席し、トロフィーを受け取った。主なノミネーションは以下の通り。最低作品賞『ベイウォッチ』『絵文字の国のジーン』『フィフティ・シェイズ・ダーカー』『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』『トランスフォーマー/最後の騎士王』最低監督賞ダーレン・アロノフスキー 『MOTHER!』(原題)マイケル・ベイ 『トランスフォーマー/最後の騎士王』ジェームズ・フォーリー 『フィフティ・シェイズ・ダーカー』アレックス・カーツマン 『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』トニー・レオンディス 『絵文字の国のジーン』最低主演男優賞トム・クルーズ 『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』ジョニー・デップ 『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』ジェイミー・ドーナン 『フィフティ・シェイズ・ダーカー』ザック・エフロン 『ベイウォッチ』マーク・ウォールバーグ 『トランスフォーマー/最後の騎士王』『パパVS新しいパパ 2』最低助演男優賞ハビエル・バルデム 『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』『MOTHER!』(原題)ラッセル・クロウ 『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』ジョシュ・デュアメル 『トランスフォーマー/最後の騎士王』メル・ギブソン 『パパVS新しいパパ 2』(原題)アンソニー・ホプキンス 『アウトバーン』『トランスフォーマー/最後の騎士王』最低主演女優賞キャサリン・ハイグル 『アンフォゲッタブル』)ダコタ・ジョンソン 『フィフティ・シェイズ・ダーカー』ジェニファー・ローレンス 『MOTHER!』(原題)タイラー・ペリー 『Boo 2! A Madea Halloween』(原題)エマ・ワトソン 『ザ・サークル』最低助演女優賞キム・ベイシンガー 『フィフティ・シェイズ・ダーカー』ソフィア・ブテラ 『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』ローラ・ハドック 『トランスフォーマー/最後の騎士王』ゴールディ・ホーン 『クレイジー・バカンス ツイてない女たちの南国旅行』スーザン・サランドン 『バッド・ママのクリスマス』(Hiromi Kaku)
2018年01月23日木曜日連載、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店による今読むべき1冊。今週は、ルイス・キャロル著『鏡の国のアリス』。東京・渋谷の支店 NADiff modern(東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura地下1階)によるご紹介です。■『鏡の国のアリス』ルイス・キャロル(Lewis Carroll)1865年より、世界中で古くから愛されてきた好奇心旺盛な少女アリスが主人公の児童小説「不思議の国のアリス」。本書『鏡の国のアリス』は、ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」刊行150周年記念として2015年に刊行された、高山宏の新訳と佐々木マキの書き下ろしイラストの新訳・新挿絵版「不思議の国のアリス」の完結編である。愉快な仲間と出会い異界への冒険をする少女アリスの世界と、読者の世界の架け橋となっているのが佐々木マキの挿絵だ。安心感のある曲線と優しい色使いで描かれたキャラクターや風景は、本書に緩やかに溶け込みながら物語のユニークさを拡張させていく。絵本作家としても多くの作品を発表している佐々木マキの挿絵は、“主人公アリス”と“幼少期の読者自身”を自然と重ね合うような役割を果たし、どこか懐かしい気持ちにさせてくれる。忘れかけていた記憶や感情を取り戻しながら日常に小さな勇気を与えてくれる、そんな特別な一冊になるだろう。現在、NADiff modernでは新刊『鏡の国のアリス』を記念して佐々木マキフェアを開催中。直筆サイン本やオリジナル版画、グッズ、関連書籍を多数そろえています。是非、ルイス・キャロルと佐々木マキのキュートで不思議な世界をお手に取って感じてみて下さい。【書籍情報】『鏡の国のアリス』著者:ルイス・キャロル訳:高山宏絵:佐々木マキ出版社:亜紀書房ハードカバー/237ページ/B6判発刊:2017年12月24日価格:1,700円
2018年01月04日全世界で空前のメガヒットを記録した人気シリーズ『ハンガー・ゲーム』のフランシス・ローレンス監督が、ジェニファー・ローレンスと再びタッグを組んだ映画『レッド・スパロー』。先日、日本公開が決定していた本作だが、この度初日公開日が来年3月30日(金)に決定し、あわせて場面写真も到着した。本作は、元CIA工作員という異色の経歴を持つジェイソン・マシューズによる同名小説を映画化したもの。事故によりバレリーナの道を絶たれてしまったドミニカは、母を守るために自分の意に反し、ロシア政府が極秘裏に組織した諜報機関の女スパイ“スパロー”になり、CIA捜査官ナッシュに近づくミッションを与えられるが、2人は惹かれ合いながらも騙し合いの連鎖へと陥る、欲望・策略・裏切りが渦巻く予測不能のスパイ・アクション作品だ。到着した場面写真では、オスカー女優のジェニファー演じるドミニカと、ジョエル・エドガートン演じるナッシュの姿が写し出されており、その妖艶な魅力でナッシュを悩殺する様子が伺える。ローレンス監督は、「理屈抜きで必要に迫られた人が、信じられないような状況に陥るというストーリーに惹かれた。なぜなら、観客が主人公の気持ちになって想像力を膨らませるのは良いことだと思うから。このストーリーは、感情に訴えるんだ」と今作は誰もが共感できるストーリーだと明かす。また、原作者のマシューズについて「彼と彼の奥さんは、CIAのスパイとして活躍し世界を飛び回っていた。2人は走っている車から飛び降りるとか、80年代に潜入者を見つけようとしたこととか、信じられないようなクレイジーな話をしてくれた」と話している。『レッド・スパロー』は2018年3月30日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年12月14日サリー・ホーキンスとイーサン・ホーク出演、画家モード・ルイスと夫の人生を描く映画『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』が2018年3月3日(土)に日本公開。カナダで最も愛される画家モード・ルイス子供の頃から重いリウマチを患い、一族から厄介者扱いされてきたモード・ルイス。そんな彼女にとって唯一の生きがいだったのが”絵を描くこと”だ。カナダの美しい四季と動物を色鮮やかに素朴で愛らしい絵は、アメリカ大統領ニクソンから絵の依頼を受けるほど。1970年に他界して今なお、小品でもオークションで500万円を超える人気を誇り、カナダで最も愛された画家といっても過言ではない。『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』は、彼女と不器用ながらも彼女を献身的にサポートした夫のエベレットの実話をもとにした物語。はじめは孤独だった2人が運命的な出会いを経て、夫婦の絆と慎ましくも確かな美しい色にあふれた幸せな日々を手に入れる感動の実話をスクリーンで再現する。サリー・ホーキンスとイーサン・ホークが夫婦役モード・ルイスを演じるのは、『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞の主演女優賞、『ブルージャスミン』でアカデミー賞の助演女優賞にノミネートされた実力派サリー・ホーキンス。そして、妻への愛と尊敬の念を無骨に隠すエベレットを『6才のボクが、大人になるまで。』などでアカデミー賞ノミネート常連組のイーサン・ホークが演じる。サリー・ホーキンスが、モード・ルイス役を演じる決意をしたのは、監督から送られてきた生前のモード・ルイスを映した1枚の写真。「彼女の素晴らしい手と作品を見たら台本を読むまでもなかった。 彼女のことを知り、いろんな発見をすればするほど、この役をやらないのは、愚かだと思ったの。」と、本作にかける熱い想いを述べている。夫婦の出会いを描いたシーン公開予告動画には、とある商店でモード・ルイスとエベレットの出会うシーンが映し出されている。荒々しく店に入るや否や、家政婦募集の広告を貼り出したエベレットと、そんな彼に興味を抱くモード・ルイス。束縛の厳しい叔母から逃れるため、住み込みの家政婦になろうと、彼女が決意した瞬間だ。孤独ではみ出し者同士の2人は、共に過ごすことによって、これから起こりうるトラブル続きの生活を、どのように乗り越え、惹かれ合っていくのか。今後のドラマチックな展開に期待したい。監督に、アシュリング・ウォルシュ監督は、『荊の城』のアシュリング・ウォルシュが務め、わずか4メートル四方の家で暮らす一風変わった夫婦の愛の絆を描く。“どんな人生でも自由な精神で楽しめば、素晴らしいことが待っているんだ”、生きがいである絵と夫の愛に包まれた一人の女性の生き方からそんな感情が芽生えるだろう。アイルランド・アカデミー賞アイルランド・アカデミー賞(IFTA)では、最優秀監督賞(アシュリング・ウォルシュ)、最優秀美術賞、最優秀インターナショナル男優賞(イーサン・ホーク)の3部門を受賞した。その他では、カナダアカデミー賞にも7部門にノミネートされている。ストーリーカナダ東部の小さな町で叔母と暮らすモードは、絵を描くことと自由を愛していた。ある日、町の商店で買い物中のモードは、家政婦募集の広告を貼り出した男に興味を持つ。男は町はずれで暮らし、魚の行商を営むエベレット。モードは束縛の厳しい叔母から逃げるため、住み込みの家政婦になろうと決意。彼が1人で暮らす小屋のドアをノックした。子供の頃から重いリウマチを患い、一族から厄介者扱いされてきたモード。孤児院で育ち、学もなく、生きるのに精一杯だったエベレット。そんなはみ出し者同士の同居生活はトラブル続きだった。しかし、モードがこしらえた熱々のチキンシチューを口にして、エベレットは孤独だった心が温まるのを感じる。やがて2人は互いを認めあい、結婚することに。そんな時、顧客のサンドラがエベレットに会いに訪れる。ニューヨークから避暑に来ている彼女は、モードが壁に描いたニワトリの絵を見て一目で才能を見抜き、絵の制作を依頼する。サンドラの期待に応えようと、モードは夢中で筆を動かし始めた。壁に、板に、請求書の裏に。そんな彼女を不器用に応援するエベレット。やがてモードの絵は評判を呼び、アメリカのニクソン大統領からも依頼が来るが……。詳細『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』公開日:2018年3月3日(土)全国ロードショー監督:アシュリング・ウォルシュ出演:サリー・ホーキンス、イーサン・ホーク原題:MAUDIE2016年/カナダ・アイルランド/英語/116分/DCP/カラー日本語字幕:牧野琴子後援:カナダ大使館アイルランド大使館配給:松竹©2016 Small Shack Productions Inc./ Painted House Films Inc./Parallel Films (Maudie) Ltd.
2017年11月13日ディオール(DIOR)が、女優のジェニファー・ローレンス(Jennifer Lawrence)を起用した2018年クルーズコレクションのキャンペーンビジュアルを公開した。同キャンペーンでは、コレクションのインスピレーションにもなったアメリカ人アーティストのジョージア・オキーフ(Georgia O’Keeffe)の世界観をイメージ。アーティスティックディレクターのマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)は、 ジョージア・オキーフを「ニューメキシコの砂漠に佇む壮麗で厳粛な現代のシャーマン」と讃え、彼女から多くの影響を受けたと話す。撮影は前回に引き続き、フランス人女性フォトグラファーのブリジット・ラコンブ(Brigitte Lacombe)が担当し、オーガニックで穏やかな雰囲気の中、コレクションの核となるフェミニニティーや自然との特別な繋がりを表現した。ジェニファー・ローレンスが纏うのは、砂漠や荒野の花々を思わせるフラワーモチーフのドレスやロングカーディガンを始め、リラックスしたスタイルへと再解釈された「バー」ジャケットに白いシャツとパンツを合わせたマニッシュなルックなど。スカーフとのレイヤードで魅せるハットスタイルはスティーブン・ジョーンズ(Stephen Jones)によるものだ。装いを完成させるのは、もちろん「J’ADIOR」や「LADY DIOR」といったアイコニックなバッグ。オーガニックな素材使いや華やかな装飾のアクセサリー、ネイティブアメリカンのクラフツマンシップに着想を得たショルダーストラップも独特の存在感を醸し出している。なお、キャンペーンにも登場した同コレクションの新作バッグは、すでにデリバリーが開始されている。スタッズやカラフルなビーズ刺繍で装飾された「LADY DIOR」や上質なグレインレザー製の「J’ADIOR」、デニム素材の「DIORAMA」など、2018年クルーズコレクションを象徴するバッグがラインアップしている。
2017年11月12日フランシス・ローレンス監督、ジェニファー・ローレンス主演の映画『レッド・スパロー』が、2018年3月30日(金)全国ロードショー。フランシス・ローレンス×ジェニファー・ローレンスのタッグ再び世界中で人気を博した「ハンガー・ゲーム」シリーズのフランシス・ローレンス監督と、ジェニファー・ローレンスが再びタッグを組んだ『レッド・スパロー』。原作は、元CIA工作員という異色の経歴を持つジェイソン・マシューズによるスパイ・アクションだ。美貌と明晰な頭脳を持つ美女スパイが、ロシアの機密事項を調査するCIA捜査官に近づくミッションを受けたことをきっかけに、互いに惹かれ合う存在へ。しかし、騙し合いの末に物語は予測不能の結末へと向かう。ジェニファー演じる美貌で誘惑するスパロー“スパロー”と呼ばれる妖艶な女スパイのドミニカを演じるのは、『パッセンジャー』で主演を務めた若きオスカー女優ジェニファー・ローレンス。バレリーナの夢が怪我のために断たれてしまうドミニカ。病気の母に治療を受けさせるためにロシアの諜報機関の訓練施設に送られる。ハニートラップと心理操作を武器としてミッションを遂行するスパイ=「スパロー」の養成機関だった。冷酷な女監督の指導の元、持ち前の美貌と頭脳により、本人の希望とは逆に、捜査対象を美貌で誘惑することに長けた、一流のスパローへと仕立て上げられるていく。ドミニカと恋に落ちるCIA捜査官ナッシュをジョエル・エドガートンが演じ、その他では、シャーロット・ランプリング、メアリー=ルイーズ・パーカー、ジェレミー・アイアンズら名優たちが脇を固める。英国アカデミー賞にディオールのドレスで第71回英国アカデミー賞にて、主演のジェニファー・ローレンスがディオール(Dior)のドレスでレッドカーペットに登場。アトリエで仕立てられたブラックのロングドレスには、バックに純白のフラワーモチーフが優雅に施されていた。ストーリーバレリーナのドミニカは、事故によりその道を絶たれてしまう。失意のドミニカは、母を守るために自分の意に反して、ロシア政府が極秘裏に組織した諜報機関の一員になることを決意する。そこで彼女は、自分の肉体を使った誘惑や、心理操作などを駆使して情報を盗み出す女スパイになるための訓練を受ける。そして、持ち前の美貌と明晰な頭脳で頭角を表したドミニカは、ロシアの機密事項を調査するCIA捜査官ナッシュに近づくミッションを受ける。2人のスパイは互いに惹かれ合いながらも、騙し合いの連鎖へと陥り、自分たちのキャリアや忠誠、そして、国の安全までも脅かすことになりかねない予測不能の展開に。【詳細】映画『レッド・スパロー』公開時期:2018年3月30日(金)監督:フランシス・ローレンス出演:ジェニファー・ローレンス、ジョエル・エドガートン、マティアス・スーナールツ、シャーロット・ランプリング、メアリー=ルイーズ・パーカー、ジェレミー・アイアンズ© 2018 Twentieth Century Fox Film Corporation
2017年10月21日2018年1月には『マザー!』の日本公開も控えるアカデミー賞女優ジェニファー・ローレンスが、自身をスターダムに押し上げた『ハンガー・ゲーム』シリーズのフランシス・ローレンス監督と再びタッグを組んだ最新作『レッド・スパロー』(原題:Red Sparrow)。本作の公開が2018年春に決定、妖艶すぎるジェニファーを映し出した予告編映像が到着した。全世界で空前のメガヒットを記録し、映画史にその名を刻んだ超人気シリーズ『ハンガー・ゲーム』の主演女優と監督が再タッグを組んだスパイ・サスペンス。原作は、元CIA工作員という異色の経歴を持つジェイソン・マシューズによる同名小説で、「とてつもなく素晴らしい。ペースの速いスリラー、秘密主義世界の迫力ある描写が注目に値する」(New York Post)、「これまで読んだことのない最高のスパイ小説」(The Huffington Post)など高く評価されている。このたび、早くも予告編が到着し、捜査対象を美貌と肉体で誘惑することに長けた“スパロー(SPARROW=スズメ)”と呼ばれる、ジェニファー演じる妖艶な女スパイの姿が明らかになった。事故により、バレリーナへの道を絶たれてしまったドミニカ。失意の彼女は、母を守るため自分の意に反して、ロシア政府が極秘裏に組織した諜報機関の一員になることを決意する。そこで彼女は、自分の肉体を使った誘惑や、心理操作などを駆使して情報を盗み出す女スパイ「スパロー」になるための訓練を受ける。やがて、持ち前の美貌と明晰な頭脳で頭角を表したドミニカは、ロシアの機密事項を調査するCIA捜査官ナッシュに近づくミッションを受けた。2人のスパイは互いに惹かれ合いながらも、騙し合いの連鎖へと陥り、自分たちのキャリアや忠誠、そして、国の安全までも脅かすことになりかねない展開へと足を踏み入れ…。ドミニカを演じるのは、若きオスカー女優ジェニファー。米「Forbes」誌が毎年発表している「最も稼いだ女優」では、2015年、2016年と2位以下に大きく差を付けて2年連続1位を獲得した、文字どおりハリウッドのトップ女優。実力、人気のみならず、英「FHM」誌の「世界で最もセクシーな女性100人」(2014年)でも1位に選出。今回到着した予告編からもわかるように、そんな妖艶な魅力を惜しみなく披露しているジェニファーは、元CIA工作員が記した原作によるスパイ映画でありながら、「この映画には、“本気の女の子パワー”があるわ」と、力強く自らの道を切り開いていくヒロインの姿に共感するコメント。そして、ジェニファーと『ハンガー・ゲーム』シリーズ以来の再タッグとなるフランシス監督は「原作を読んでまっさきに、ドミニカというキャラクターに惹かれた。彼女と同じ状況に置かれたら、自分ならどうするかと誰でも想像するのではないかと思う」と、ジェニファー演じるドミニカの魅力について明かしている。ドミニカと恋に落ちるCIA捜査官ナッシュを、『ザ・ギフト』『ラビング 愛という名前のふたり』の演技派ジョエル・エドガートンが演じるほか、『リリーのすべて』『フランス組曲』のベルギー出身の色男マティアス・スーナールツ、さらにシャーロット・ランプリング、メアリー=ルイーズ・パーカー、ジェレミー・アイアンズら名優たちが脇を固める。『レッド・スパロー』は2018年春、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月18日今季、日本初上陸となるニュージーランド発のアイウェアブランド・ルイス フレデリックス(Lewis Fredericks)と、サイ(Scye)の直営店・サイ マーカンタイル(Scye Mercantile)によるコラボレーションのサングラスが10月27日に発売される。東京・千駄ヶ谷にあるサイ マーカンタイルショップ限定で販売される、水牛のナチュラルホーンを使用した手彫りのサングラスは、アームに施されたサイ マーカンタイルのネームプレートと、イニシャルの「S」がアクセント。スクエアベースのブラックホーン×グレーレンズ(LF401MP)/ブラウンホーン×ブラウンレンズ(LF402MP)と、ラウンドベースのブラウンホーン×ブラウンレンズ(LF411MP)/ブロンドホーン×グリーンレンズ(LF412MP)全4種類の展開となる。上質なケースと共にフレームを磨くためのビーワックスが付属され、価格はそれぞれ5万円。ルイス フレデリックス(Lewis Fredericks)は、2014年にアイウェアブランドとしてニュージーランドでスタート。家畜の水牛や羊などのリサイクルホーンを使用し、個々のナチュラルな柄や色味を最大限に生かしたプロダクトを生み出している。ニュージーランドの優秀なクラフトマンによるハンドメイドで、一つひとつに個性が光るタイムレスなアイウェアを提案。また、掛ける人の顔に徐々に馴染んでいくのもナチュラルホーンを使用する最大の特徴。
2017年10月18日サイ(Scye)の直営路面店、サイ マーカンタイル(Scye Mercantile)と日本初上陸となるルイス フレデリックス(Lewis Fredericks)がコラボレーション。店舗限定のサングラスが、2017年10月27日(金) より発売される。2017年8月にオープンしたサイ マーカンタイルでは、サイの商品以外にも、デザイナー自らが好きなものをセレクトしたプロダクトも展開している。今回セレクトしたのは、アイウェアブランドの「ルイス フレデリックス」。ニュージーランドでスタートした同ブランドは、家畜の水牛や羊などのリサクルホーンを使用し、個々のナチュラルな柄や色味を最大限に生かしたプロダクトを展開している。コラボレーションサングラスでも、手彫りを施した水牛のホーンを採用。スクエアベースとラウンドベースの2型をそれぞれ2色で提案する。サングラスのアームには”Scye Mercantile”のネームプレートとイニシャルの”S”をアクセントとして施した。素材にこだわり、上品なベーシックを貫くサイらしいデザインだ。ユニセックス仕様で展開されるのも嬉しい。なお、上質なケースと共に、フレームを磨くためのビーワックスも付属する。【詳細】サイ マーカンタイル ルイス フレデリックスのコラボレーションサングラス発売日:2017年10月27日(金)価格:2型 各50,000円+税■カラースクエアベース:ブラックホーンxグレーレンズ(LF401MP)/ブラウンホーンxブラウンレンズ(LF402MP)ラウンドベース:ブラウンホーンxブラウンレンズ(LF411MP)/ブロンドホーンxグリーンレンズ(LF412MP)【店舗詳細】サイ マーカンタイル住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷3−54−13問い合わせ先:03-5414-3531定休日:火・水
2017年10月16日ジェニファー・ローレンスとクリス・プラットという人気俳優2人が豪華競演、その圧倒的な世界観から第89回アカデミー賞美術賞にもノミネートされた『パッセンジャー』。本作のブルーレイ&DVDが8月2日(水)にリリースされることに合わせ、オスカー女優ジェニファーの“笑いが止まらない”NGシーンを収めた特典映像がシネマカフェに到着した。『ハンガー・ゲーム』シリーズ、『X-MEN』シリーズなどに出演し、いま最もホットな若手実力派であるジェニファーと、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズや『ジュラシック・ワールド』シリーズなどの超大作で活躍する“ワイルド系男子”のクリスという2人が、極限状況の宇宙船の中で織りなすかつてないSFドラマ。素朴でシャイなエコノミークラスのエンジニア、ジムと、裕福で洗練されたファーストクラスの作家オーロラは、ほかの乗客より90年も早く目覚めてしまい、恋に落ちるのだが…。ブルーレイ&DVDセル商品には、舞台となった壮大なセットと美しいデザインがいかに生まれたかを語る<アヴァロン号ができるまで>や、クリスのおちゃめすぎる素顔が垣間見える<撮影現場でのクリス・プラット>、アヴァロン号での宇宙旅行をリアルに夢見てしまいそうな<ホームステッド社のCM>など、貴重な映像特典が収録されている。今回その中から、豪華キャストたちによる数々のNGを集めた映像特典<NGシーン>の一部が到着、ジェニファーが共演者と息のあったコンビネーションを披露し、撮影を存分に楽しんでいる様子を目にすることができる。まず、宇宙船アヴァロン号内のバーで、シャンパンを飲みながら「年齢を調べた?未成年かも」とクールにジョークを飛ばすはずだったジェニファー。だが、うまく飲むことができず吹き出してしまい、ロボットのバーテンダーを演じるマイケル・シーンに「うまく飲めない?未成年ですね?」と巧みにフォローされてしまう。また、宇宙服を着用しての撮影では、ジェニファーが急いでヘルメットを脱ごうとすると、シールドだけがとれてしまうというハプニングが!クリスが人工冬眠について説明しているシーンや、鍵を握るキャラクターとして登場するローレンス・フィッシュバーンがこれまでの人生について語るシーンでは、シリアスな雰囲気に耐え切れずに笑ってしまい、「ごめんなさい、笑うつもりじゃ…」と謝る、キュートな彼女の姿も。笑いの絶えないNGシーンの数々はファン必見となっている。『パッセンジャー』ブルーレイ&DVDは8月2日(水)より発売。デジタルセル先行配信中、7月19日(水)デジタルレンタル開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パッセンジャー 2017年3月24日より全国にて公開
2017年07月26日アカデミー主演男優賞を史上最多3回獲得した唯一の俳優として知られる名優ダニエル・デイ=ルイスが、俳優業からの引退を宣言した。「Variety」誌によると、火曜日(現地時間)にダニエルのスポークスマンが「ダニエル・デイ=ルイスが俳優として働くことはもうありません。彼は長年に渡り一緒に仕事をしてきた人々や観客に大変感謝しています。個人的な決断ですので、この件に関して彼や関係者がこれ以上のコメントをすることはありません」とのコメントを発表。引退の具体的な理由は明らかにしなかった。現在60歳で今後の活躍にも期待されていたダニエルだが、今年のクリスマスに公開予定の『Phantom Thread』(原題)が最後の出演作品となる。この作品で、ダニエルは2回目のアカデミー主演男優賞に輝いた主演作『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のポール・アンダーソン・トーマス監督と再びタッグを組んでいる。『Phantom Thread』のプロモーション活動には参加するとのことで、年内は“俳優”のダニエルを見ることができそうだ。ダニエルは徹底した役作りに定評があり、『マイ・レフトフット』、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』、『リンカーン』でアカデミー主演男優賞を3回受賞。『父の祈りを』、『ギャング・オブ・ニューヨーク』で主演男優賞ノミネートを2回受けた。(Hiromi Kaku)
2017年06月21日女優のジェニファー・ローレンスの乗った飛行機が10日、緊急着陸を強いられたようだ。ジェニファーの乗った飛行機はケンタッキー州ルイビルからの出発後、地上3万1,000フィートの時点でエンジンの1つが故障し、パイロットが緊急着陸を試みている間にもう1つのエンジンまでもが停止してしまったという。飛行機はニューヨークのバッファローで無事、緊急着陸に成功し、多数の緊急車両が駆けつけたものの、ジェニファーに怪我はなかったとE!ニュースに発表されている。現在、映画監督のダーレン・アロノフスキーと交際中のジェニファーは、親類を訪れた後にこの不運に見舞われていたという。ジェニファーは最近、メディアの注目を避けた生活を送っていたものの、先日にはプライベートで訪れたストリップクラブでの画像がネットに流出したことで注目を浴びていた。その画像の中でジェニファーは泥酔した様子で、ポールダンスをしている姿が捉えられているが、後に楽しい時間を過ごしていたのは事実であるため、自身の行動を謝罪するつもりはないとのコメントを出していた。(C)BANG Media International
2017年06月13日スペインのアカデミー賞として名高いゴヤ賞にて、本年度最多9部門受賞の話題作『怪物はささやく』が6月9日(金)より公開される。この度、本作の主人公を務めたルイス・マクドゥーガルにフォーカスを当て、彼の貴重なオーディション映像も収められた特別映像がシネマカフェに到着した。12歳の少年コナーは、難しい病を抱えた母親と2人で裏窓から教会の墓地がみえる家に住み、毎夜悪夢にうなされていた。ある夜、コナーのもとに怪物がやって来て告げる。「いまから、私はお前に3つの“真実の物語”を話す。4つ目の物語は、お前が話せ」。しかも怪物は、コナーが隠している“真実”を語れと迫るのだ。頑なに拒むコナー。 しかし、コナーの抵抗など意にも介さず、その日を境に夜ごと怪物は現れ物語の幕が上がるのだが――。原作は、英国史上初のカーネギー賞とケイト・グリーナウェイ賞のW受賞をいう快挙を果たした同名小説。真夜中に現れ意外な結末の物語を語る怪物と、心の奥に秘密を隠した少年の奇妙な駆け引きの行方に魅了された『パンズ・ラビリンス』のプロデューサーが、『永遠のこどもたち』『インポッシブル』のJ.A.バヨナを監督に起用し映画化。昨年のスペイン年間映画興収No.1という大ヒットを記録した珠玉のダークファンタジー作品だ。フェリシティ・ジョーンズ、シガニー・ウィーバー、リーアム・ニーソンら豪華キャストたちが出演する中、本作の主人公・コナーを演じたのは、スコットランド出身で『PAN ~ネバ ーランド、夢のはじまり~』のニブス役で映画デビュー、本作が映画出演2作目となる新星、ルイス。6月5日に15歳の誕生日を迎えたばかりの彼は、今回1,000人以上の中からオーディションでこの主役の座を射止めたシンデレラボーイだ。到着した映像では、監督・キャスト陣がそれぞれルイスについて語っている。オーディションで大勢の子役を見たと言うJ.A.バヨナ監督は、「ルイスがほかの子と違ったのは、自分が何者なのか模索しているところだった。そのもがきはコナーのものと似ていたんだよ」と話す。また、祖母役を務めたシガニーは、「すごく才能がある」と絶賛し、母親役を演じたフェリシティも「言い表せないほどよ!まさにプロだわ。ルイスはすごく真剣なの。物語を深く理解し役になりきっている」とコメント。さらに、モーションキャプチャーで怪物を演じたリーアムは、「勢いがある役者だ。強い存在感を放っている。芝居もやりやすくて楽しかったよ」と撮影をふり返った。本作では、難しい病を抱えた母親を持つ孤独なコナーを演じたルイスだが、実生活でも11歳のときに病気で母親を亡くした経験を持ち、あるインタビューでは、「その経験があったからこそ、コナーの感情を十分に理解できたし彼の行動にも共感できたんだ」と答えている。共演陣から絶賛の声を浴びるルイス。役者としてこれから大きく成長していく彼に今後も注目だ。『怪物はささやく』は6月9日(金)よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:怪物はささやく 2017年6月9日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開(C) 2016 APACHES ENTERTAINMENT, SL; TELECINCO CINEMA, SAU; A MONSTER CALLS, AIE; PELICULAS LA TRINI, SLU.All rights reserved.
2017年06月05日ジェニファー・ロペスが、テレビ番組で現在交際中のアレックス・ロドリゲスについて語った。8日(現地時間)、ニューヨークで「Today Show」に出演したジェニファーは、自身の出演番組「World of Dance」(原題)の宣伝も兼ねて、3月に交際が明らかになった元プロ野球選手のアレックス・ロドリゲスについて「いいダンサーよ」と語った。「彼を好きなところの1つが、ダンスが好きなところ。私も踊るのが大好きだから」。数年前から知り合いだったが、当時はそれぞれ別のお相手と交際中。その後久しぶりに偶然再会し、友だちづきあいからやがて恋愛に発展したという。ジェニファーは、かつてベン・アフレックと交際していたときに「ベニファー(Bennifer)」というカップルの愛称をつけられたことがあるが、番組ではアレックスとの愛称として「ジェイロッド(J-Rod)」を提案。これに対してジェニファーは「どうでもいいわ。たぶん、そういうことを言われるだろうと思ってた」と反応した。ちなみに「エイロー(A-Lo)」という案には「あまり好きじゃないわ」とお気に召さなかったようだ。(text:Yuki Tominaga)
2017年05月09日「別れを決意した」と宣言してから約2年。それでも、ジェニファー・ガーナーが離婚申請を取り消したり、いままでのようにベン・アフレックと子どもたちと一緒に仲良く過ごす姿がたびたび目撃され、復縁もささやかれていたが…。2人はついに離婚することを決断したようだ。裁判所に離婚の申請を行ったことが「TMZ.com」などのメディアで報じられている。裁判所への提出書類によると、2人は弁護士を立てずに3人の子ども、ヴァイオレットちゃん(11歳)、セラフィーナちゃん(8歳)、サミュエルくん(5歳)の法的監護と共同親権を求めているという。2人は婚前契約書を交わしていないことから、婚姻中に得た財産などはすべて半分に分けられる見通しだが、こういった金銭面に関する交渉は今後行われ、最終的に半年ほどで離婚が成立するという。どんなに仲の良い夫婦でも、離婚となると醜い争いを繰り広げるのがハリウッドの常だが、ベンとジェニファーはこれまでにない「非常に友好的な」離婚申請であると話題だ。ベンは先月、アルコール依存症を克服するためのリハビリを終え、家族のサポートに感謝を伝えたばかりだった。(Hiromi Kaku)
2017年04月14日ディオール 2017フォール コレクションのキャンペーンに、女優でありメゾンのミューズでもあるジェニファー・ローレンスが登場。マリア・グラツィア・キウリによる2017フォール コレクションのキャンペーンで、フランス人フォトグラファー ブリジット・ラコンブがジェニファー・ローレンスのありのままの姿を捉えた。一連のモノクロ写真のシリーズにおいて、女優でありメゾンのミューズでもある彼女はエレガントでリラックスした雰囲気とともに、つくりこまない自然な佇まいを見せている。彼女の装いは、今時の若い女性らしいパーソナルなスタイルと呼応している──ステートメントTシャツの上に羽織ったバー ジャケット、パンプスあるいは“J’ADIOR”のバレエシューズをジーンズと合わせて──快適さと洗練が見事なバランスで調和している。スターである彼女のナチュラルな雰囲気をさらに引き立てるのは、多様なリング、鳥や星のモチーフが配された幸運のネックレス、そしてとりわけ、クロスボディやハンドキャリーで持つ今シーズンを象徴するバッグ。なかでもアイコニックな「レディ ディオール (Lady Dior)」は、マリア・グラツィア・キウリによって新たなチャームとボヘミアンルックの広いショルダーストラップと共に再解釈されている。加えて、今シーズン発表された彼女の新たなクリエイション──メゾンのアーカイブに保管されたバッグから着想を得た、ヴィンテージな雰囲気漂う「セ ディオール(C’est Dior)」、そしてカナージュ モチーフと古いトランクにインスパイアされたクラスプが印象的な「ディオール アディクト (Dioraddict)」は新たなマストアイテムとなっている。PHOTO: BRIGITTE LACOMBE#MariaGraziaChiuri #DiorFall17
2017年04月02日ジェニファー・ローレンスとクリス・プラットが、“宇宙にたった2人ぼっち”の男女を演じる『パッセンジャー』。このほど、ほかの乗客より90年も早く目覚めてしまうジムを演じたクリスが、撮影前からオーロラ役のジェニファーとの共演を想定していたことを明かした。極限状況に置かれた身分違いの男女の愛と運命を、壮大なスケールで描くスペース・スペクタクル・ロマンとなる本作。主演のクリスとジェニファーといえば、いま最もハリウッドで旬な男女であり、日本での人気も高い。本作は、そんな熱い2人が初共演することでも話題を集めている。エンジニアのジムを演じたクリスは、「オーロラ役はジェニファーを想定しながら台本を読んでいたんだ。彼女が演じている状況を想像しながらね」と、なんと撮影前からジェニファーとの共演を予感していたことを明かす。「実は、マネージャーから電話があったんだ。彼女は凄いセンスの持ち主で『すぐに「パッセンジャー」の脚本を読みなさい!』って言ったんだよ。そして『主役の女性はジェニファー・ローレンスのイメージでね!』と言うから、僕がもう『決まってることなの?』と聞くと、『まだ誰になるかは決まってないわ!とにかく読んで!』と言ったんだ」と激白、マネージャーの鋭い“予知”があったことを語る。クリスはこのとき、すでに1~2本の別作品の検討に入っていたというが、「どんな作品になるか想像力をかき立てられたし、すぐに気に入ってしまって、どうしても出演したくなったんだ!」と居ても立ってもいられなくなったという。対するジェニファーも、実はクリスとの共演を心待ちにしていたという。「クリスと共演と聞いて、とても興奮したわ!というのも、以前にもクリスと共演を望んだことがあったの。共演の話は今回が初めてではなかったのよ。個人的にクリスの大ファンで、TVシリーズの『パークス・アンド・レクリエーション/Parks and Recreation』(原題)でのクリスには大ウケしていたし、映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で大成功を収めていたから、今回の共演には大喜びだったの!」とジェニファーも告白する。お互いに共演を望んでいた2人は、実際の撮影での相性はバッチリだったようで、本作の監督を務めたモルテン・ティルドムは、「撮影中の2人は本当に最高だったよ。彼ら2人には劇中でスパークル(火花を発する)するんじゃないかと思うほど、最高の化学反応があったんだ」と、クリスとジェニファーのシンクロ率の高さを語っている。撮影前からお互いを意識し合うことで、2人しか生み出すことができないドラマが生まれ、地球では決して出会うはずのなかった身分違いの男女の壮絶な愛を見事に描き出すことができた。初共演とは思えない彼らのケミストリーに、期待が高まる。『パッセンジャー』は3月24日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パッセンジャー 2017年3月24日より全国にて公開
2017年03月13日先日、ついに離婚申請を決意したと報じられたベン・アフレックとジェニファー・ガーナー夫妻だが、結局申請はしないことにするようだ。「People」誌にジェニファーが離婚を思いとどまったと明かした関係者は、「彼女はベンとやり直したいと強く思っています。彼らはもう一度トライしています」と語る。ベンとジェニファーは『デアデビル』での共演をきっかけに交際を始め、2005年に結婚、11歳と8歳の娘と5歳の息子をもうけているが、2015年6月に結婚10周年を迎えた直後に破局を発表した。だが、その後も子どもたちを連れて、それぞれの出演作のロケ地に家族全員で移り住むなど、破局発表前と変わらない生活を続けている。関係者によると、夫婦としての関係は終わっているが、2人とも子どもたちをとても愛していて、子どもたちも両親が大好きでいることから、関係修復の可能性を探っている状態だという。「ジェニファーは結婚したままでいたいと願っていますし、ベンも離婚を望んではいません」「家族一緒にいたいと思っているんです」と関係者は話している。(text:Yuki Tominaga)
2017年03月10日ジェニファー・ローレンスとクリス・プラットをW主演に迎え、極限状態に置かれた男女の未だかつてないラブストーリーを描く『パッセンジャー』。この度、ジェニファーが無重力となったプールで大ピンチとなってしまう本編映像が到着した。20××年――新たなる居住地を目指し、5,000人の乗客「パッセンジャー」を乗せた豪華宇宙船アヴァロン号が地球を後にした。目的地の惑星到着まで120年。冬眠ポッドで眠る乗客の中で、なぜか2人の男女だけが早く目覚めてしまった。90年も早く。エンジニアのジム(クリス・プラット)と作家のオーロラ(ジェニファー・ローレンス)は絶望的状況の中でお互いに惹かれ合っていく。なんとか生きる術を見つけようとするが、予期せぬ出来事が2人の運命を狂わせていく…。宇宙でたった2人、90年早く目覚めた男女の“壮絶な愛と運命”を描く『パッセンジャー』。監督には、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』を手掛ける新進気鋭の監督モルテン・ティルドゥムが務め、W主演となるクリスがエンジニアのジム役、作家のオーロラ役をジェニファーが演じるほか、マイケル・シーン、ローレンス・フィッシュバーンらが出演している。舞台は冬眠装置で眠る5,000人を乗せ、新たな移住地を目指し地球を後にした豪華宇宙船アヴァロン号。ジェニファー演じるオーロラは、ニューヨークで活躍する作家で“宇宙への移住体験を本にしたい”と夢見て120年の旅に出るアヴァロン号に乗船。裕福な家庭で育ち、エネルギッシュで洗練された雰囲気の彼女はファーストクラスの乗客で、同じく目覚めてしまったエコノミークラスの乗客ジムとは身分のかけ離れた、まさに“高嶺の花”。このほど到着したのは、そんなゴージャスすぎる船内に設備された“銀河系が見える幻想的なプール”で、ヒロイン・オーロラが斬新すぎる近未来デザインの水着に身を包み、ひとり泳ぐ妖艶なシーンだ。しかし、その美しさに目を奪われたのも束の間、見たこともない“無重力のプール”が襲ってくる驚愕の映像にもなっている。この想像を超えるシーンについてジェニファーは、「いままでの映画で一番苦労した撮影だった。とても長い間プールに入り、ずっと鼻まで水につかっていたの」と撮影の苦労は女優人生で一番だったと明かす。しかし、「最終的な映像を見たときは本当にワクワクしたわ。いままで見たこともない無重力のシーンになっていたからよ」とその迫力には納得の出来栄えだと語っている。『パッセンジャー』は3月24日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:パッセンジャー 2017年3月24日より全国にて公開
2017年03月09日