ジュリアン・ムーア、渡辺謙、加瀬亮の日米豪華キャストで、Amazonベスト・ブック・オブ・ザ・イヤーに輝くベストセラー小説を映画化した『ベル・カント とらわれのアリア』が11月15日(金)に公開決定。ポスタービジュアルが到着した。1996年にペルーで起きた日本大使公邸占拠事件からヒントを得て、テロリストと人質の予期せぬ交流を描いた作家アン・パチェットの小説「ベル・カント」を、『アバウト・ア・ボーイ』でアカデミー賞脚色賞にノミネートされたポール・ワイツ監督により映画化。テロリストに占拠される南米某国の副大統領邸に居合わせた実業家のホソカワに、『ラスト サムライ』以降国際的に活躍し、ミュージカル「王様と私」でトニー賞にもノミネートされた渡辺謙。彼の通訳・ゲンに、マーティン・スコセッシ、ホン・サンスら名匠に愛される実力派俳優・加瀬亮。そして、『アリスのままで』でアカデミー賞主演女優賞を獲得したハリウッドを代表する女優ジュリアン・ムーアは、ホソカワが大ファンであるオペラ歌手のロクサーヌ・コスに扮し、彼女の歌声を当代随一のソプラノ歌手と称えられるルネ・フレミングが吹き替える。ワイツ監督は、「私にとっての鍵は、脚本をジュリアン・ムーアに送り、彼女に私と一緒にこの映画を作りたいと思ってもらうことだった」とキャスティングについてコメント。さらに「渡辺謙には素晴らしいユーモアのセンスがあり、物腰に気品がある。この映画のほとんどで、彼から目が離せないだろう」と高く評価。ほかにも『ブリッジ・オブ・スパイ』のセバスチャン・コッホや『ヒトラーと戦った22日間』のクリストファー・ランバートらベテラン俳優が物語に深みをもたらす。今回併せて解禁となったポスタービジュアルには、オペラ歌手ロクサーヌ、実業家のホソカワ、さらに通訳ゲンが並び、「彼らの運命は、その女神のような歌声に託された―。」という印象的なコピーが配された。危機的状況の中、ロクサーヌの歌声がテロリストと人質たちにどんな影響を与えたのか。“力”ではなく、美しい芸術や温かな交流が人の心を救うことをそっと教えてくれる人間ドラマがついに日本に上陸する。『ベル・カント とらわれのアリア』は11月15日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年08月21日プチバトー(PETIT BATEAU)から、イラストレーターのジャン・ジュリアンとコラボレーションしたカプセルコレクションが登場。大人&ベビー&キッズ向けのウェアが、2019年9月20日(金)より、全国のプチバトー直営店で販売される。ジャン・ジュリアンは、フランス人のイラストレーター兼グラフィックデザイナー。これまでに世界各地のギャラリーや美術館で展覧会を開催したほか、雑誌『ザ・ニューヨーカー(The NewYorker)』や、ヨーロッパの鉄道・ユーロスター、パリのセレクトショップ・コレットなどに自身のイラストを提供してきた。プチバトーとのコラボレーションのために描き下ろしたのは、ネコ、イヌ、ヒツジ、シマウマといった動物たち。またジャン・ジュリアンは“この動物たちが自分たちの体の縞模様やドット模様を描いたらどんな風になるだろう”とイメージを膨らませることにより、オリジナルのグラフィックも生み出している。縞模様やドットといったオリジナルグラフィックは、プリントでは無く、直接コットンニット生地に編み込むことによって表現。このアイデアは、ジャン・ジュリアンがフランス・トロワにあるプチバトーの工場を訪問し、職人の巧みな技術を目にしたことから生まれたものだ。大人向けのスウェットプルオーバーや、キッズのワンピース、ベビーのロンパースといった展開アイテムには、このジャカード編みのグラフィカルな模様が入った、柔らかで身体にぴったりとなじむコットンジャージー生地を使用した。ホワイト&ダークネイビーのシックなウェアには、動物たちのフェイスワッペンも施されている。【詳細】プチバトー カプセルコレクション「プチバトー X ジャン・ジュリアン」発売日:2019年9月20日(金)展開店舗:全国のプチバトー直営店(※アウトレット店舗除く)、公式オンラインブティックアイテム例:■大人スウェットプルオーバー S,M,L 12,000円+税■ベビーロンパース 6M,12M,18M 8,000円+税長袖ボディ3枚組 6M,12M,18M,24M 6,000円+税■キッズワンピース 3-5A 8,500円+税、6-12A 9,000円+税チュビックカーディガン 3-5A 11,000円+税、6-12A 12,000円+税【問い合わせ先】プチバトー・カスタマーセンターTEL:0120-190-770
2019年08月02日展覧会「ジュリアン・オピー」が、2019年7月10日(水)から9月23日(月)までの期間、東京オペラシティ アートギャラリーにて開催される。1980年代よりヨーロッパのアートシーンで頭角を現したジュリアン・オピーは、イギリスを代表するアーティストの一人。作品には、伝統的な絵画の素材の他に、LEDディスプレイなど普段から目にする工業製品を使用。それらで表現されるのは、はっきりとした輪郭線、黒い点で表現した目など、最小限の視覚言語のみのシンプルながら生き生きとした人物像や風景作品だ。展覧会「ジュリアン・オピー」は、日本の美術館で11年ぶりに開催されるジュリアン・オピーの大型展覧会。自らが選んだ絵画や彫刻、映像などの作品を新作を中心に並べる。「Telephone」は、人物の全身を側面から表現した平面作品。ジュリアン・オピーの近作は、タイトルも含め極限まで簡略化することで、世界中どこの都市にもみられる普遍的な人物を表現している。また、LEDによって動きを表したものや立体作品など、最新の作品世界を存分に楽しめる内容となっている。【詳細】展覧会「ジュリアン・オピー」会期:2019年7月10日(水)~9月23日(月)会場:東京オペラシティ アートギャラリー住所:東京都新宿区西新宿3丁目20−2開館時間:11:00~19:00(金・土は20:00まで/最終入場は閉館の30分前まで)休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、8月4日(日・全館休館日)入場料:一般1,200(1,000)円/大・高生800(600)円/中学生以下無料※同時開催「収蔵品展067 池田良二の仕事」「project N 76 末松由華利」の入場料を含む※収蔵品展入場券200円(project N を含む / 割引無し)もあり※()内は15人以上の団体料金※障害者手帳をお持ちの方および付添1名は無料。※割引の併用および入場料の払い戻しはできません。【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2019年05月20日イギリスを代表するアーティスト、ジュリアン・オピー(Julian Opie)の日本の美術館では11年ぶりとなる大型個展が、7月10日から9月23日まで東京オペラシティ アートギャラリーにて開催される。Julian Opie. Telephone. 2018. Patinated bronze with stone base. Large点と線という最小限の視覚言語によって、生き生きとした人物像や風景を表現する作風で知られているジュリアン・オピー。1980年代よりヨーロッパのアートシーンで頭角を現し、その作品は世界の主要な美術館に所蔵され、現代美術を語るうえで欠かせない、重要なアーティストのひとりだ。作品の素材には、伝統的な絵画や彫刻の素材だけでなく、LED ディスプレイや看板など、私たちがふだん目にする工業製品も含まれ、ありふれた素材から生み出される真新しい視覚表現が人々を魅了。グラフィックデザインやピクトグラムともシンクロするオピーの平面作品は、絵画という枠にとどまらないハイブリッドな魅力に満ち溢れている。また、オピーは日本の浮世絵やアニメのセル画のコレクターとしても知られ、輪郭線を強調した彼の特徴的な作風には、そこからの影響を感じることができる。Julian Opie. Towers. 1. 2018. Auto paint on aluminium. Large日本の美術館では11年ぶりとなる今回の大型個展は、作家自選による絵画、彫刻、映像など、本展で初めて公開される新作を中心に構成し、ジュリアン・オピーの現在を紹介するものとなる。ジュリアン・オピーといえば、輪郭線のはっきりした、目を黒い点で表現しただけの実にシンプルな、それでいてモデルの個性や性格が的確に伝わってくる、1990年代後半から2000年代半ばのポートレイトを思い浮かべるかも知れない。だが近年のオピーは、都市の通りを行き交う人々を表現した絵画や映像、都市のビル群やカラスの立体、田園風景や羊の彫刻、ジョギングする人々など、幅広い作品を制作している。また近作では、以前のような顔だけを描くポートレイトに代わって、人物の全身を側面から表現した作品が多くなっている。はっきりした輪郭線と透明感のある平明な色彩による表現は変わらないが、顔はただ丸く描かれ、単純化、簡略化の傾向が強くなっている。タイトルも同様に、刺青のある男性は《Tattoo》、ヘッドホンをして歩く女性は《Headphone》、携帯電話を手に持って歩く女性は《Phone》と簡素化。表現もタイトルも徹底的に抽象化されることで、世界中どこの都市にもみられる普遍的な人物が表現されているといえる。Julian Opie. Running 1. 2018LEDによって動きを表した《Running 1》と《Running 2》では、表現はさらに単純化されている。画面の中を忙しく走る人物たちはどこか滑稽に見えてくるが、それは慌ただしい現代社会に生きる私たちの姿なのかも知れない。また、会場内にBGMのように聴こえてくる音楽もオピーの作品の一部。平面作品と立体作品に大胆に分けられた会場構成とともに、ジュリアン・オピーの最新の作品世界を存分に楽しむことができる。【展覧会情報】ジュリアン・オピー(Julian Opie)会期:7月10日〜9月23日会場:東京オペラシティ アートギャラリー住所:東京都新宿区西新宿3-20-2 時間:11:00〜19:00(金・土は20:00まで、最終入場は閉館の30分前まで)休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、8月4日(全館休館日)料金:一般1,200円(1,000円)、大・高生800円(600円)、中学生以下無料※( )内は15名以上の団体料金、障害者手帳をお持ちの方および付添1名は無料
2019年05月17日2017年ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞した映画『ジュリアン』が、来年1月25日(金)より日本公開。この度、本作に出演する“フランス映画界最注目の子役”トーマス・ジオリアのデビュー前のオーディション映像がシネマカフェに到着した。両親が離婚したため、母ミリアム(レア・ドリュッケール)と姉と暮らすことになった11歳の少年ジュリアン。離婚調整の取り決めで親権は共同となり、隔週の週末ごとに別れた父アントワーヌ(ドゥニ・メノーシェ)と過ごさねばならなくなった。母はかたくなに父に会おうとせず、電話番号さえも教えない。アントワーヌは共同親権を盾にジュリアンを通じて母の連絡先を突き止めようとする。ジュリアンは母を守るために必死で父に嘘をつき続けるが、それゆえに父の不満は徐々に溜まっていき…。本国フランスで40万人動員のロングランヒットを記録した本作は、家族の関係を描いた繊細な人間ドラマでありながら、張り詰めた緊張感が観る者を襲う傑作サスペンス。フランス映画界の新星グザヴィエ・ルグラン監督の衝撃のデビュー作だ。2019年1月は、初めて演技に挑んだリュス・ロドリゲスが主人公を演じる『マチルド、翼を広げ』や、5000人のオーディションから選ばれたインドの子役ハルシャーリー・マルホートラが出演する『バジュランギおじさんと、小さな迷子』など、次期スター間違いなしの子役が活躍する注目作が公開を控える。そんな中、同じく1月に公開される本作にも注目の子役が登場!それは、離婚した両親の間で葛藤する主人公ジュリアン役のトーマス・ジオリア。本作が映画初出演となったトーマス。到着した映像では、当時5年生だったトーマスが自己紹介するオーディション映像から始まる。そして無事オーディションを突破し、撮影中のトーマスが、父親役のドゥニ・メノーシェについて「すばらしい人だよ。ちょっとプレッシャーをかけてくるけど…とにかくカンペキなんだ!」と印象を語ったり、「つまり僕はママのボディーガードってこと」と自身の役柄について考えを話す様子も映し出されている。また、本作のメガホンを取ったルグラン監督は、「(トーマスは)映画のテーマをしっかり理解している。この年で上手くやろうせず“受け”の演技をわかっているんだ」と絶賛。難役に挑戦したトーマスの演技、そして家族が迎える衝撃の結末に注目だ。『ジュリアン』は2019年1月25日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2018年12月01日映画『ジュリアン』が、2019年1月25日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国の劇場で順次公開される。離婚した両親の間で揺れ動く少年、サスペンスを超えた家族ドラマ映画『ジュリアン』は、離婚した両親の間で揺れ動く少年ジュリアンを主人公に、張り詰めた緊張が走る繊細な家族関係を描いたサスペンス。本作が長編監督デビュー作となるフランスの新星グザヴィエ・ルグランが監督・脚本を務めた。脚本執筆時には、ロバート・ベントン監督・脚本の『クレイマー、クレイマー』、スタンリー・キューブリックによる傑作ホラー『シャイニング』を念頭に置いていたと語っており、その2作品を彷彿させる、ドラマ性の高さと濃密なサスペンス要素が絡む作品となっている。“子どもが何か言うのではなく、何かを隠さなければならない状況”「子どもが何か言うのではなく、何かを隠さなければならない状況を大事にした」とはルグランの言葉で、口を真一文字に結んだジュリアンの苦悩する表情からも伝わる“物言わぬ名演技”も、見所の一つとなりそうだ。賞レースにおいては、第74回ヴェネチア国際映画祭で最優秀監督賞にあたる銀獅子賞を受賞。また、本国フランスでは40万人を動員するロングランヒットを記録しているほか、アメリカの有名映画批評サイト「ロッテン・トマト」でも94%の高評価を得ている。ストーリー両親が離婚したため、母ミリアム、姉と暮らすことになった11歳の少年ジュリアン。離婚調整の取り決めで親権は共同となり、彼は隔週の週末ごとに別れた父アントワーヌと過ごさねばならなくなった。母ミリアムはかたくなに父アントワーヌに会おうとせず、電話番号さえも教えない。アントワーヌは共同親権を盾にジュリアンを通じて母の連絡先を突き止めようとする。ジュリアンは母を守るために必死で父に嘘をつき続けるが、それゆえに父アントワーヌの不満は徐々に溜まっていく。家族の関係に緊張が走る中、想像を超える衝撃の展開が待っていた。作品情報映画『ジュリアン』公開日:2019年1月25日(金)監督・脚本:グザヴィエ・ルグラン出演:レア・ドリュッケール、ドゥニ・メノーシェ、トーマス・ジオリア、マティルド・オネヴ原題:Jusqu’a la garde
2018年09月14日ジュリアン・ムーアがトリンプを纏うトリンプ・インターナショナルは5日、2017年秋冬「FLORALE by Triumph(フロラーレバイ トリンプ)」のグローバルキャンペーンのイメージキャラクターとして、アカデミー賞主演女優賞をはじめとした数多くの賞を手にしている女優、ジュリアン・ムーアを起用したことを発表した。大人のためのブランドトリンプの伝統を体現した「フロラーレ バイ トリンプ」は、華やかさと繊細な仕上がりにくわえ、安心感のあるサポート力を備えたプレミアムブランド。日本では2016年6月から販売がスタートし、高い美意識と時代を読む感度の高いアンテナ、そして「自分らしさ」をもつ大人の女性に愛されている。こうしたブランドイメージやターゲットに対し、洗練されたスタイリッシュさをもつジュリアン・ムーアがイメージキャラクターとして抜擢された。著名フォトグラファーとタッグカメラマンには有名ファッションフォトグラファー・ランキンを起用し、現代女性の自信と時代を超えたスタイルのストーリーを表現していくという。ジュリアン・ムーアはこのたびのイメージキャラクター就任に対し『フロラーレ バイ トリンプ』は優雅で、現代的で、美意識を満たしてくれるという、私が自分のスタイルに求めるすべての要素を体現するブランドです。このコレクションには素晴らしいアイテムがそろっています。トリンプのグローバルイメージキャラクターに仲間入りできることを光栄に思います。(プレスリリースより引用)とコメントを寄せている。ジュリアン・ムーア×ランキンによるブランド新ビジュアルは、2017年9月より公開される予定だ。(画像はプレスリリースより)【参考】※トリンプ・インターナショナルプレスリリース
2017年07月24日オスカー女優のジュリアン・ムーア(56)が2017年秋冬「FLORALE by Triumph(フロラーレ バイ トリンプ)」グローバルキャンペーンのイメージキャラクターに就任した。ジュリアンはいままでにも「ロレアル・パリ」や、イタリアのタイヤメーカー「ピレリ」のカレンダーなどでモデルを務めた経験がある。近年は「MARC JACOBS(マーク・ジェイコブス)」がスーザン・サランドン(70)、コートニー・ラブ(52)、「SAINT LAURENT(サンローラン)」がジョニ・ミッチェル(73)、「CELINE(セリーヌ)」が小説家のジョーン・ディディオン(82)、「NARS」がティルダ・スウィントン(56)、シャーロット・ランプリング(71)と、有名ファッションブランドや化粧品ブランドが若いスーパーモデルや女優だけでなく、50代以上の女性をブランドの顔として積極的に起用している。ジュリアンは『「フロラーレ バイ トリンプ」は私が自分のスタイルに求めていることすべてを体現しています。エレガントで現代的、自分を美しいと感じさせてくれるのです』と同ブランドのプレスリリースで語っている。今回の撮影を担当した写真家のランキンは、ジュリアンとの仕事は「夢のよう」と喜び、「彼女はおもしろく、タフで自然体。とにかくカリスマ性がすごい。新しい風を吹き起こす存在だ」と大絶賛。「ジュリアンは被写体として独特の強さを放っている。僕はそこに魅力を感じるし、とてもレアな資質だと思うよ。彼女と仕事ができて本当に光栄だ」。We’re proud to announce that award-winning actress @juliannemoore is the face of our new premium brand Florale by Triumph, which debuts across the world this Autumn/Winter 2017@triumphlingerieがシェアした投稿 - 2017 7月 5 10:56午前 PDT(Hiromi Kaku)
2017年07月06日東京・八丁堀のアートギャラリー・プラグマタが11月15日まで、ジュリアン・デイヴィッド(JULIEN DAVID)の旗艦店(東京都渋谷区神宮前2-7-15)でポップアップインスタレーションを実施している。プラグマタのインスタレーションは、同店では2回目のこと。今回は漫画やアニメにインスピレーションを受け展示タイトルを「グラフィック・ストーリー」と題し、陶芸家の田中啓一と島田篤の陶芸作品を見せている。日常の生活で使われるものということを常に意識して作品制作を行っているという田中啓一の作品では、昔の民家や農家の壁に道具や民具がかかっている風景をイメージして制作された花器や、日々の食卓で使われることを考え使いやすさや料理を盛ったときの見栄えなどが意識された食器、15世紀から16世紀頃にヨーロッパで盛んだったファイアンスの柔らかく滑らかな質感を意識した白い釉薬の器などが展開される。
2016年10月23日アカデミー賞受賞のジュリアン・ムーアと、実生活でも同性愛者であることをカミングアウトしているエレン・ペイジが共演した実話の映画化『ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気』。このほど、本作の場面写真とマイリー・サイラスによる主題歌「ハンズ・オブ・ラヴ」も胸に迫る予告編映像が到着した。20 年以上刑事として働いているローレル(ジュリアン・ムーア)。ある日、ステイシー(エレン・ペイジ)という若い女性と恋に落ちる。年齢も、取り巻く環境も異なる2人だったが、徐々に関係を築いていき、郊外に中古の一軒家を買い、一緒に暮らし始めることに。しかし、ローレルが病に冒されていることが分かり、余命半年という宣告を受けてしまう。自分がいなくなった後も、ステイシーが2人の大切な家で暮らしていけるよう、遺族年金を遺そうとするローレル。だがそれは、同性パートナー同士では法的に認められていなかった。病いと闘いながら、平等な権利と制度の改正を求め闘う決心をしたローレルの訴えは、やがて社会的なムーブメントへと拡大していく――。カンヌをはじめ世界三大国際映画祭すべての女優賞を制覇し、2015年には若年性認知症の学者を演じた『アリスのままで』でアカデミー賞を手にしたジュリアンと、製作にも名を連ねる『JUNO/ジュノ』のエレンが同性カップルを演じる本作。基になったのは、2008年のアカデミー賞短編ドキュメンタリー賞を受賞し、全米を感動の渦に巻き込んだドキュメンタリー『Freeheld』。ある女性刑事が愛するパートナーと暮らした家を彼女に遺すため、法と偏見、差別に立ち向かっていく勇気ある人々の真実の物語だ。予告編では、仲むつまじいローレルとステイシーの姿とともに、病いと闘いながら「平等な権利を」と懇願するローレル、社会の壁に立ち向かおうとする彼女たちの姿を映し出す。また、ローレルの長年の相棒刑事のデーン役として『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』のマイケル・シャノン、ローレルの闘いに賛同する活動家役の『フォックスキャッチャー』『マネーショート 華麗なる大逆転』のスティーヴ・カレルと、アカデミー賞ノミネート経験を持つアメリカ映画界屈指の演技派が共演、彼女たちの決意を後押しする。『ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気』は11月26日(土)より新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年10月13日渡辺謙、ジュリアン・ムーア、デミアン・ビチルが、南米を舞台にした『El Canto』で共演することになった。その他の情報原作は、同名のベストセラー本。ムーアが演じるのは、金持ちの日本人(渡辺謙)の誕生日パーティで歌うために南米に呼ばれるアメリカ人オペラ歌手。ビチルが演じるのは、その日本人の家で反乱を起こすリーダーということだ。監督は『アバウト・ア・ボーイ』『ライラの冒険黄金の羅針盤』のポール・ワイツ。ムーアの最新作は、『ハンガー・ゲームFINAL /レボリューション。』現在は『キングスマン』の続編を撮影している。渡辺のハリウッド最新作は、現在撮影中の『トランスフォーマー』最新作。ビチルは最近、リドリー・スコット監督の『Alien: Covenant』を撮り終えた。ワイツは、アマゾンで配信中のテレビシリーズ『モーツアルト・イン・ザ・ジャングル』を監督している、文:猿渡由紀
2016年09月08日『アリスのままで』でアカデミー賞を受賞したジュリアン・ムーアが主演を務め、『JUNO/ジュノ』のエレン・ペイジと共演した『Freeheld』が、『ハンズ・オブ・ラヴ』とのタイトルで日本公開されることが決定、その特報映像が解禁となった。20年以上、刑事として働いているローレル(ジュリアン・ムーア)。ある日、ステイシー(エレン・ペイジ)という若い女性と出会い、恋に落ちる。年齢も、取り巻く環境も異なる2人だったが、徐々に関係を築いていき、郊外に中古の一軒家を買って一緒に暮らし始めることに。しかし、ローレルが病に冒されていることが発覚し、余命半年という宣告を受けてしまう。自分がいなくなった後も、ステイシーが2人の大切な家で暮らしていけるよう、遺族年金を遺そうとするローレル。だが、同性のパートナー同士では、それは法的に認められなかった。病と闘いながら、平等な権利と制度の改正を求め闘う決心をしたローレルの訴えは、やがて社会的なムーブメントへと拡大していく――。本作は、2007年のアカデミー賞短編ドキュメンタリー賞を受賞した実話を基に映画化。愛するパートナーに遺族年金を遺すため、病と闘いながら、法に立ち向かっていく女性刑事を描く。主人公ローレルを演じるのは、世界三大国際映画祭全ての女優賞を制覇し、2015年には『アリスのままで』でついにアカデミー賞主演女優賞を獲得したジュリアン・ムーア。そのパートナー、ステイシー役を、本作の製作にも名を連ね、プライベートでも同性愛者であることをカミングアウトしているエレン・ペイジが演じている。さらに、ローレルの同僚刑事で長年の相棒であるデイン役には『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』のマイケル・シャノン、ローレルの闘いに賛同する活動家には『フォックスキャッチャー』のスティーブ・カレルが扮するなど、いずれもアカデミー賞ノミネート経験を持つアメリカ映画界屈指の演技派俳優陣が集結。今回解禁された特報では、マイリー・サイラスによる主題歌「ハンズ・オブ・ラヴ」に乗せて、ジュリアン演じるローレルとステイシーとの出会いから、病に冒されながらも、平等を求めて訴えるシーンが映し出されているほか、手を取り合って彼女を応援する同僚や、周辺の人々の姿が感動的に描かれている。50年代を舞台にした『キャロル』から半世紀の時を経て、愛する人のため、平等を求めて社会の壁に立ち向かった一人の女性の姿を、まずはこちらから確かめてみて。『ハンズ・オブ・ラヴ』は11月26日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月02日ジュリアン・デイヴィッド(JULIEN DAVID)は、パレ・ドゥ・トーキョーを会場に、16-17AWコレクションのショーを行った。日本の劇画の台詞が流れてショーがスタート。ファーストルックは、ホワイトシャツとショーツをまとい、永井豪原作の漫画『UFOロボ グレンダイザー』のお面を後ろに回して装着したモデル。ジュリアン・デイヴィッドは、幼少期にグレンダイザーを観て育ったという。ボンディングデニムの3Dスカートや、ドロップショルダーのボンディングGジャンなど、多くに張りのある素材をあしらい、どことなくロボットのような硬さを感じさせるのが興味深い。ブラックやシルバーメタリックのビニールボンディング素材や、ボルドーのデニムボンディング素材をあしらった、3DスカートやGジャンのバリエーションも登場。ベーシックなフォルムの中に、ギャザーを寄せたり、ラフルを挟み込むなどして細かなアクセントを加えている。グレンダイザーをプリントしたフロックコートやブルゾンは、それぞれがドロップショルダーでオーバーサイズ仕立て。グレンダイザーをプリントしたドロップショルダーのスウェットや、インターシャニットプルも見られ、ジュリアン・デイヴィッドのグレンダイザーへの強い思い入れが感じ取れた。
2016年03月29日ジュリアン・ムーアが、撮影開始1週間前になって、『Can You Ever Forgive Me』の主演を降板した。映画についての意見の食い違いが原因らしい。ニコール・ホロフセナー監督(『おとなの恋には嘘がある』)は、新しい主演女優を探している。その他の情報『Can You Ever Forgive Me』は、実在した女性ジャーナリスト、リー・イスラエルの物語。1992年、苦しい状態に陥ったイスラエルは、亡くなった有名作家や俳優の手紙を偽造して売り、お金を稼いだ。それらの手紙が疑問視されるようになると、今度は本物の手紙を図書館で盗むようになる。1993年、イスラエルは罪を認め、6か月間、自宅監禁された。彼女は昨年亡くなっている。ムーアは今年、『アリスのままで』でオスカー主演女優賞を受賞。次回公開作は、10月北米公開の『Freeheld』と、11月公開の『ハンガー・ゲームFINAL:レボリューション』文:猿渡由紀
2015年07月17日ジュリアン・ムーアが本年度アカデミー賞「主演女優賞」を受賞した、ヒューマンドラマ『アリスのままで』。このほど、ジュリアン演じるアリスが若年性アルツハイマーと診断される、緊張の本編シーンがシネマカフェにて解禁。実際にジュリアンが、“記憶テスト”なるものを受けていたことを明かす映像も到着した。ニューヨークのコロンビア大学で教鞭をとる言語学教授のアリス(ジュリアン・ムーア)は、50歳の誕生日を迎え、まさに人生の充実期を迎えていた。唯一の心配は、女優を目指してロサンゼルスにいる次女のリディア(クリステン・スチュワート)のこと。だが、そんなアリスは、頻繁に物忘れを起こすようになり、ジョギング中に自宅への帰り道が分からなくなり、やがて若年性アルツハイマー病と診断される…。これまで、「主演」「助演」併せてアカデミー賞に4度ノミネートされていたジュリアンが、圧倒的な演技で念願のオスカーを獲得した本作。早くも、彼女の熱演に涙したり、「もし自分だったら…、自分の家族だったら…」と思いを巡らせる観賞者が続出している中、彼女が演じたアリスが自分の記憶の異変に気づき、1人で病院を訪れる本編映像が到着。さまざまな検査をした結果、「若年性のアルツハイマー」の疑いを医師から伝えられる、というシーンだ。その後のインタビュー動画では、診断の根拠となる記憶に関するテストを、自身も「実際に受けた」と語るジュリアン。この物語に惹かれた理由を「自分とは何者なのかを解いてる。記憶をなくしたら、その人に何が残るのかを描いているのが興味深いわ」と語り、本作のテーマに迫っている。『アリスのままで』は新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アリスのままで 2015年6月27日より 新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開(C) 2014 BSM Studio. All Rights Reserved.www.alice-movie.com
2015年06月28日本年度の映画賞レースにおいて、アカデミー賞を始めとする「主演女優賞」を圧勝ともいえる形で獲得したジュリアン・ムーア。その受賞作となる、若年性アルツハイマーに冒された言語学者を演じた『アリスのままで』が、いよいよ6月27日(土)より公開される。オスカーを手にしたジュリアンを見届けるような形で、ALS(筋委縮性側索硬化症)のためこの世を去った本作のリチャード・グラッツァー監督について、また、少しずつ“自分自身”が失われていくアリスという女性に向き合ったことについて、ジュリアンがシネマカフェにたっぷりと語ってくれた。ニューヨーク・コロンビア大学の言語学教授のアリスは、50歳の誕生日を迎え、まさに人生の充実期を迎えていた。だが、ちょっとした物忘れが何度も重なり、ジョギング中に自宅への帰り道が分からなくなった彼女は、やがて若年性アルツハイマー病と診断される。不安に駆られ、「人生を捧げてきたことが何もかも消える」と夫ジョン(アレック・ボールドウィン)に感情をぶつけるアリス。もし仮に、自身がアリスと同じ病気だったとしたら、どんなふうに向き合っていだろうか。また、愛する家族にはどう伝えていただろうか。そう尋ねてみると、「ああ、分からないわ…。それは悲惨なことよね」と、一瞬、ジュリアンも言葉を詰まらせる。「もし、それが自分の人生に起きたら、自分の性格だったら、どう反応するかというレンズで、物事を見ることは困難なこと。人によって、物事をどう扱うかは違ってくる。これが正しいやり方、悪いやり方、と決まっていることじゃない」と語る彼女は、実際に多くの若年性アルツハイマーの女性たちを訪ね、それぞれの経験を分かち合い、役作りに臨んだ。「私が会った(この病気の)女性たちから学んだことは、本人、そして家族たちがこの病気と付き合っていくその強さと能力よ」と、彼女は言う。「アルツハイマーになったら、もうおしまい、って人々は思いがち。でも実際は、この病気と長期間、向かい合っていかなくてはならないわけよ。だから、アルツハイマーの人々はこの病気とどう共に生きていくか、それを学んでいかなくてはならないの。どうやって順応していくか、なのよ。それは本人、そして家族にとっての課題。それは簡単にできることではないわ」と語り、自身の家族にも思いを馳せた様子だ。本作では、アリスの病気が進行していくにつれ、日ごろは疎遠だった自由気ままに生きる次女リディア(クリステン・スチュアート)が、もっとも近くで寄り添う存在となっている。「(アリスにとって)夫は人生のパートナーだった。知的な面でも、家族生活のパートナーでもあった人。ところが結局、最後のほうではこの境遇に対処できなくなってしまう。彼のことは責められない。彼もまたどれほど苦しんでいることか、分かるから。そして、頼りにならないと思っていた娘が、結局は最後までしっかり面倒をみられる人物となる。映画は、違う見解をも提示しているの。物事は正しい、誤っていると決めつけるものではないと言いたいのではないかしら」。これまでも、渡辺謙主演の『明日の記憶』、韓国映画の『私の頭の中の消しゴム』など、若年性アルツハイマーに関する映画は作られてきたが、あくまでもアリス目線から描かれた本作は、ひと味違う。それがもっとも顕著に表れているのが、アリスが認知症の会議で1人の“患者”としてスピーチをするシーン。やもすると、同情や涙を誘う演出になりがちだが、本作はそうではない。アリスは言語学者としての威厳とプライドを保ちながら、同時に患者としての切なる思いを込めた“ありのまま”のスピーチを披露する。「まさに、『アリスのままで』だったわね」と、ジュリアンも言う。当初は「リチャード・グラッツァーとウォッシュ・ウェストモアランドと一緒に打ち合わせをしていたとき、私はそのスピーチのシーンがしっくりきていないと感じたの。それで彼らが書き直した。そして、3回目の修正版を読んだとき、まさに完璧だって感じたわ。それはリチャードが書いたものだった。リチャードは自分自身が体験していること全てをそのスピーチに注ぎ込んだのよ」。「そして、彼女(アリス)は言うのよ。これが自分である、これが自分の対処していることで自分が気にしていることだ、って。そんな全てがあのスピーチに詰め込まれたの。彼女にとって、雄弁に話すことは困難なことだった。あるときには同じことを繰り返して喋ってしまう。それでも、彼女は自分の思いを伝えることができたの。だからこそ、感動的なスピーチになったのだと思う」とジュリアン。アカデミー賞授賞式でも語ったように、「(アルツハイマーなどで)悩んでいる人たちは、孤立しがちなの。1人ぼっちだって感じてしまう。でも、彼らは1人ぼっちではない、って言いたいわ。同じ問題を抱えている人たちはほかにも多くいるのよ。そんな人たちに、この映画は安心や自信を与えることができると願っている。彼らがどんな思いをしているのかを目にすることで、理解を広めることができると思うの」と、本作の持つ“意義”に期待を込める。そんな本作を共に創りあげた監督の1人、故リチャード・グラッツァーとの思い出を尋ねると、「彼について話すと長くなるわ」とジュリアン。「私が一番思い出すのは、彼がいかにワンダフルな存在であったか、ってことね」と語る。彼女が顔合わせをしたときには、すでに監督は声を失っていたという。それでも、「興味深かったのは、私が彼と会った瞬間から彼とコミュニケーションをとることに全く問題が生じなかった、ということよ。生き生きしていて、存在感があって、あふれる情熱があったから」「しっかり彼が抱く全てのアイデアを表現できたし、iPodにタイプしながらメカニカル音声で明確に伝えて、私にしょっちゅうメールしてきた。クレイジーともいうべきユーモアのセンスがあって、ちっともセンチメンタルじゃなかったわ」。監督は撮影中、「(いまが)人生で健康状態がもっとも下降している時期であり、同時にクリエイティブの面でもっとも満足のいく時期」と、ジュリアンに明かしたことがあるという。監督が、しだいに身体の自由を奪われていく自分自身と、記憶や認知能力を失っていく主人公アリスとを重ね合わせるように創りあげた作品だからこそ、「私がその成果の一部になれたことは、本当に素晴らしいことだった」とジュリアンも言う。本作でジュリアンは、アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞ほか各賞を総ナメ。これら主要映画賞と、カンヌ(『マップ・トゥ・ザ・スターズ』)、ベルリン(『めぐりあう時間たち』)、ヴェネチア(『エデンより彼方へ』)の世界3大映画祭の「主演女優賞」を制覇した史上初の女優となった。「まあ、そんな。本当に?世界3大映画祭の『主演女優賞』を制覇した史上初の女優はほかにもいるけれど、私は史上初のアメリカ人女優なのかもしれないわね。ラッキー、としか言いようがないわ(笑)。とてもとてもラッキーよ。驚異的な光栄だわ。いろいろ違う時期に、いろんな映画をやってこられたことも光栄だった」。「本当にクレイジーとしか、言いようがないわ!」とジュリアンはその喜びをあふれさせながらも、「でもね、働けたことに感謝している。私は自分の仕事を愛しているから。いまでも仕事できることに刺激を感じて興奮するのよ」と語る。「ある役者から先日、聞かれたわ。『そろそろ、もう辞めたいって感じない?』ってね(笑)。私は『ノー』って答えたわ。『感じないわ。この仕事が好きなのよ』ってね」と、最後に笑顔を見せるジュリアン。役そのものに真摯に向き合い、女優という仕事を愛してやまない彼女は、これからもさらなる高みへと走り続けていくことだろう。『アリスのままで』は6月27日(土)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アリスのままで 2015年6月27日より 新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開(C) 2014 BSM Studio. All Rights Reserved.www.alice-movie.com
2015年06月25日ジュリアン・ムーアが第87回アカデミー賞主演女優賞に輝いた主演作『アリスのままで』が今週末から日本で公開になる。ベルリン、ヴェネチア、カンヌの映画祭でも女優賞に輝き、数々の難役に挑んできたムーアは本作でどんな役を演じるのか? 本人が語る特別映像が公開になった。『アリスのままで』特別映像映像に登場したムーアによると本作で彼女が演じたアリスは「20代前半で結婚し、3人の成人した子供がいる。コロンビア大学で教える言語学者でもある」らしい。続いて登場する本編映像に登場するアリスは夫や子供たちに囲まれ、笑顔で自身の誕生日を迎えている。子供たちもそれぞれが自立し、自身のキャリアも順調で、家族関係も良好だ。しかし、ムーアは「ある時、彼女は物忘れをする自分に気づく。最初は原因がわからずにいたけれど、検査の結果、若年性アルツハイマー病だと判明するの」と説明する。ムーアが語る通り、劇中のアリスはいつものようにジョギングしている最中に自分が“どこ”にいるのかわからなくなってしまう。ムーアは少しずつ混乱していくアリスの表情を繊細な演技で表現している。やがて、アリスは自身の病が抗えないものだとわかり、ただ悲しむのではなく、“現在”を懸命に生きようとする。さらに彼女の病をきっかけに家族の関係にも変化が訪れ、さらに深く夫婦や親子が関わりをもっていく様が描かれる。その後もムーアは作品の裏話を語っており、彼女のガイドで映画の予習ができる映像になっている。『アリスのままで』6月27日(土) 新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー
2015年06月22日主演作『アリスのままで』の演技で第87回アカデミー賞主演女優賞に輝いたジュリアン・ムーアのメッセージ動画と、映画の本編映像の一部が公開になった。ジュリアン・ムーアのメッセージ動画本作で、ムーアが演じるアリスは、仕事や家族に恵まれた女性だが、若くして記憶を失ってしまうアルツハイマー病だと宣告され、あらがうことができない病に向き合い、“現在”を懸命に生きようとする。映像で彼女は「こんにちは、ジュリアン・ムーアです。『アリスのままで』をぜひご覧ください。若年性アルツハイマー病のアリスの苦悩と家族の絆を描いています。あなたへ届きます様に。どうもありがとう」とメッセージを送っている。続いて登場する本編映像は、海辺の別荘で主人公アリスが目をさます場面から始まる。彼女は波の音を聴きながら落ち着いた表情を浮かべるが、腕には“記憶障害患者”と刻印されたブレスレットが確認できる。続いて、海辺を歩き、波を眺めるアリスと、彼女を追ってきた夫のジョンが穏やかな休暇を過ごす場面が登場。本作が病気になった悲しみを押し出す“難病もの”ではなく、アリスが現在を生きる大切さを見つめていく人間ドラマであることが伺える。『アリスのままで』6月27日(土) 新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー
2015年06月13日第87回アカデミー賞主演女優賞に輝いたジュリアン・ムーア主演作『アリスのままで』の予告編映像が公開になった。若くして記憶を失ってしまうアルツハイマー病だと宣告された主人公と家族の絆を描いた感動作だ。『アリスのままで』予告編本作の主人公アリスは、言語学者として活動しており、学生からも愛され、仕事や研究にも情熱を注ぎ、家族からも愛されている。しかし、ある日、彼女はひんぱんに物忘れをするようになり、診察を受けた結果、若年性アルツハイマーだと宣告されてしまう。数分前のことを忘れ、置いたカギの場所を忘れ、やがて家族の名前や自分のことさえも忘れていくアリスと、彼女の病気をきっかけに変化していく家族の姿、愛情、絆が丁寧に描き出されていく感動作だ。主演のジュリアン・ムーアはこれまでも数々の名演で映画ファンから信頼を集めてきたが、本作でついにアカデミー主演女優賞を受賞。ほかにもアレック・ボールドウィンや、クリステン・スチュワート、ケイト・ボスワースらが出演している。このほど公開された予告編では、記憶を失い、思い出を失っても“かけがえのない瞬間”を生きるアリスと、彼女を囲む家族のドラマが描かれており、本作が“難病ドラマ”ではなく、誰もが共感し、感動できる“人間ドラマ”であることが伺える内容になっている。『アリスのままで』6月27日(土) 新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー
2015年05月16日先日、ALS(筋萎縮性側索硬化症)によってこの世を去ったリチャード・グラッツァーが監督を務め、ジュリアン・ムーアをアカデミー賞「主演女優賞」まで導いた『アリスのままで』。このほど、その本予告映像が解禁となり、日本のファンに向けたジュリアンのコメントも到着した。50歳のアリス(ジュリアン・ムーア)は、高名な言語学者として敬われ、ニューヨークのコロンビア大学の教授として学生から絶大な人気を集めていた。家庭でも夫のジョン(アレック・ボールドウィン)から変わらぬ愛情を注がれ、長女・アナ(ケイト・ボスワース)と医学院生である長男・トム(ハンター・バリッシュ)にも不満はない。唯一の心配といえば、ロサンゼルスで女優を目指す次女・リディア(クリステン・スチュアート)のことだ。まさに人生の充実期を迎えていたアリスだが、物忘れが頻繁に起こるようになり、あるとき若年性アルツハイマー病であると宣告されてしまう…。特報に続き公開された本予告映像では、アリスの心情や家族の動揺までより踏み込んで描かれている。アリス本人も病気に向き合うが、さらに家族の動揺と苦悩が垣間見え、クリステン・スチュアートが演じる次女が母に寄り添う姿に胸を打たれる。またアリスも、彼女が娘であることが分からなくなっても、尊厳を守ろうとする姿は涙なしでは見られない。映像の終盤にアリスが「苦しんではいません。闘っているのです。かけがえのない瞬間を私は生きています」と語るシーンには、たとえ病に冒されても、いまを必死に生きる強い想いが込められている。予告映像だけでも胸が苦しくなる迫真の演技は、各賞を総なめにしたジュリアンの真骨頂だ。今回は、その胸に響く演技を魅せてくれたジュリアンから、日本のファンに向けてコメントが届いた。「私は日本が大好きなの。とても美しくて、アーティスティックで、素晴らしい日本を心から愛しています。『アリスのままで』を観てくれる方々に対して、“ありがとう”と言いたいわ」。誰の身にも起こり得る病に向き合ったアリスの姿は、これからの生き方を見つめ直す機会をくれる、人生の中の大切な作品となりそうだ。『アリスのままで』は6月27日(土)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月16日今年のオスカー主演女優賞に輝いたジュリアン・ムーアが出演するトルコの観光キャンペーンCMがお蔵入りすることになったようだ。『アリスのままで』で第87回アカデミー賞主演女優賞を受賞したジュリアンは昨年、トルコ政府観光局による観光CMへの出演依頼を引き受け、撮影を済ませた。飛行機で旅行中の彼女が、子どもの頃にトルコを旅行したときのことを思い出すという設定だったが、仕上がりに観光局が満足しなかったという。オスカー女優の演技を観光局側は「下手」と判断したのだ。観光局側は撮り直しを求めたが、ロサンゼルスでの撮影にも関わらず、ジュリアンがこれを拒んだため、撮影したものを放送しないことに決めたと地元紙「Hurriyet Daily News」が伝えている。観光局の関係者によると、今回のキャンペーンCMには、ジュリアン以外にも30人以上の俳優が参加し、すでに撮影を終えている。ジュリアン側もトルコ観光局側も、この件についてコメントを出していない。(text:Yuki Tominaga)
2015年04月02日マルチメディアアーティストのジュリアン・クリンスウィックス(Julian Klincewicz)が4月3日から7日まで、初の海外個展となる「Yum」を表参道のギャラリー「ロケット(ROCKET)」で開催する。シカゴ出身のジュリアンは、コラージュを用いた作品を得意とする19歳のマルチアーティスト。自身が撮影した写真や古雑誌を用いて、どこか懐かしさを感じるアートを発表。映像作品でも、やはりコラージュのような編集を用いている。また、モデルやミュージシャン、スケーターとしても活動しており、最近では自身のアパレルブランド「ミモザ・ブティカ」を設立。「コム デ ギャルソン(COMME des GARCONS)」がサポートするロシア人若手デザイナー、ゴーシャ・ルブチンスキー(Gosha Rubchinskiy)の15-16AWコレクションでは、バックステージ映像も手掛けた。会場では、新作を含めた映像7作品の上映に加え、10点のコラージュ作品や詩の手書き原稿などを展示。更に、ある一家の思い出の品が入った箱にインスピレーションを受けた詩集と、詩集に着想を得たコラージュによるジン(zine)、映像の音源が入ったカセットの3点を詰めた「Yum」(5,000円)を限定販売する。50点限定となる同セットは、一つひとつがコラージュが施された黒いビニールバックに入れられた。初日にはジュリアンが在廊し、コラージュワークショップを開催。更に、オープニングパーティーが開催される。【イベント情報】Yum会場:ロケット住所:東京都渋谷区神宮前6-9-6会期:4月3日から7日まで時間:12:00から20:00まで料金:無料
2015年03月25日先日、第87回アカデミー賞にてジュリアン・ムーアに「主演女優賞」をもたらした『アリスのままで』の共同監督リチャード・グラッツァーが、現地時間3月10日、ALS(筋委縮性側索硬化症)のために亡くなっていたことが分かった。63才だった。本作は、若年性アルツハイマーに冒された言語学者であり、妻、そして母である女性アリスを主人公にしたリサ・ジェノヴァによる同名原作小説を、グラッツァー監督とパートナーのウォッシュ・ウェストモアランド監督が脚色し、映画化。少しずつ記憶や知識が抜け落ちていくアリスを熱演したジュリアンは、アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞(ドラマ部門)、英国アカデミー賞から女性映画批評家協会賞まで、本年度の賞レースにおいて「主演女優賞」をほぼ総ナメにした。グラッツァー監督は1952年1月28日に生まれ、ロングアイランドで育ち、ヴァージニア大学を卒業。ウェストモアランド監督と共同で、サンダンス映画祭で「グランプリ(審査員大賞)」「観客賞」のW受賞を果たした『Quinceanera』(06/原題)、トロント国際映画祭で称賛されたケビン・クライン、ダコタ・ファニング共演のアクション俳優エロール・フリンの伝記映画『The Last of Robin Hood』(13/原題)などの脚本・監督を手掛けてきた。2011年、本作の企画立ち上げの後にALSと診断されてからも、懸命に製作に取り組み、現場ではi-Padを使ってスタッフやキャストへの指示を出しながら撮影を行っていたという。本作は、若年性アルツハイマー病を患うアリスを自分自身に置き換えながら描いた渾身作であり、ジュリアンもオスカーの受賞スピーチで、授賞式直前に急きょ入院した監督について言及していた。配給会社のソニークラシックの共同経営者マイケル・ベーカー、トム・バーナード両氏は、「たぐいまれな才能を持つ彼と共に働き、彼を知る全ての人にとって、大いなる喪失だ」とコメント。また、公私にわたるパートナーであったウェストモアランド監督は「非常にショックを受けている。リッチと私はソウルメイトであり、共同製作者であり、親友であり、私の人生でもあった」と語り、「この4年間、彼のALSとの闘いを見守り、私だけではなく、彼を知る全ての人がその品位と勇気に刺激を受けた。この苦しいときの中、『アリスのままで』を世界に送り出す機会を得たことは、安らぎでもあった。彼はこの映画に全身全霊をかけて打ち込み、こんなにもたくさんの人々を感動させたことは彼にとって喜びだったと思う」と、悲しみのコメントを発表。ジュリアンも自身のTwitterを更新、監督について語ったNYタイムズの記事とともに「i love you richard.」という言葉を寄せている。(text:cinemacafe.net)
2015年03月12日『アリスのままで』(6月27日公開)で若年性アルツハイマーと宣告された言語学者役を熱演し、本年度アカデミー賞「主演女優賞」を見事受賞したジュリアン・ ムーア。このほど、本作の初の映像となる特報と、メインビジュアルが解禁となった。50歳の誕生日を迎えたばかり、言語学者としてニューヨークのコロンビア大学で教鞭を執るアリス(ジュリアン・ムーア)。高名な医師である夫ジョン(アレック・ボールドウィン)は変わらぬ愛情にあふれ、幸せな結婚をした長女のアナ(ケイト・ボスワース)と医学院生の長男トム(ハンター・パリッシュ)には何の不満もない。唯一の心配は、誕生日にも顔を見せない、ロスで女優を目指す次女のリディア(クリステン・スチュワート)。だが、そんなアリスは、頻繁に物忘れを起こし、ジョギングの途中で道に迷うようになり、診察を受けた結果、若年性アルツハイマー病を宣告される…。これまで「主演」「助演」併せて4度もアカデミー賞にノミネートされながらも涙をのんでいたジュリアンだが、本作での圧倒的な演技で、批評家からの絶賛と多大な支持を受けてゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞ほか前哨戦も席巻、先日、満を持してついに念願のオスカー女優の称号を手に入れた。ジュリアンは、昨年『マップ・トゥ・ザ・スターズ』でカンヌ国際映画祭の「女優賞」も受賞しており、ベルリン国際映画祭(『めぐりあう時間たち』)、ヴェネチア国際映画祭(『エデンより彼方へ』)と併せ、これで主要映画賞&世界3大映画祭の「主演女優賞」を制覇した史上初の女優となった。喜びのオスカーの受賞スピーチで、ジュリアンは、「この映画を通じてアルツハイマー病に光を当てることができて、とてもうれしいです。この病気を患う多くの人たちが孤独感を感じ、取り残されていると感じています。そしてこの映画によって素晴らしいことが伝えられました。それは、あなたは1人ではないということを示せたということです。アルツハイマーの人たちのことを知り、早く治療できる方法が見つかればと考えています」とコメント。同じ病いを抱える人たちを勇気づけながら、さらに家族とともに本作での共演者にも感謝の言葉を述べていた。先立って、ジュリアンは「クリステンとの共演は素晴らしかった。彼女のことが大好きです!ウマが合う人と合わない人っているじゃないですか。プロだから、どちらでもきちんと付き合いますが、ウマが合う人との仕事は、ボーナスです。仕事がとてもやりやすくなるんです!」と、次女役のクリステンを絶賛。また、夫役のアレック・ボールドウィンは「私が推薦しました」という。『30 ROCK/サーティー・ロック』での共演以来、コメディの企画に彼を誘っていたが、シリアスもので大役ではないにもかかわらず、本作の脚本を送ると「すぐに『OK』の回答が来た」そうで、気心知れた“夫婦”であったことも明かしている。『アリスのままで』は6月27日(土)は新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月02日第87回アカデミー賞授賞式が23日、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『アリスのままで』のジュリアン・ムーアが主演女優賞を獲得した。『アリスのままで』は、50歳にして若年性アルツハイマーと診断されたアリスを主人公とする物語。彼女の苦悩や葛藤や、家族との絆を描いている。主人公アリスを熱演したジュリアン・ムーアは、授賞式の檀上で「ありがとうございます!」と涙。「先日、オスカーに輝くと5年間寿命が延びると読みました。そうであればアカデミーに感謝します。夫は年下だからです」を笑いを交えて感謝の気持ちを伝えた。そして、家族やマネージャー、作品に関わった人たちにも感謝し、「本当に幸せです」と喜びを爆発させた。また、「これでアルツハイマーについてもっと知っていただければと思います。多くの人たちが孤立感を感じていますが、映画によってあり方を示すことができました。1人ではないということを伝えることができました」と熱く語り、「早く治療できるように、治癒できるように」と願った。今回、主演女優賞にノミネートされていた候補者は、ほかに、『サンドラの週末』のマリオン・コティヤール、『博士と彼女のセオリー』のフェリシティ・ジョーンズ、『ゴーン・ガール』のロザムンド・パイク、『ワイルド(原題)』のリース・ウィザースプーンの4人。なお、WOWOWでは23日21:00から同授賞式の様子を再放送する。(C)2014 BSM Studio. All Rights Reserved.
2015年02月23日第87回アカデミー賞授賞式が2月23日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、『アリスのままで』のジュリアン・ムーアが「主演女優賞」を受賞した。過去、同賞に2回ノミネートされたムーアが、3度目の正直で初の栄冠を勝ち取った。意外とも言える初のオスカー獲得だ。ムーアは『ことの終わり』(’99)、『エデンより彼方に』(’02)で2度にわたり主演女優賞候補になった実力派女優(ちなみに助演女優賞にも2度ノミネートされている)。すでにヴェネツィア、ベルリン、カンヌという世界3大国際映画祭で女優賞に輝くという快挙も達成しており、オスカー候補に挙がるたび「今年の最有力」と注目を浴び続けてきた。そんなムーアに初のオスカー像をもたらした『アリスのままで』は、50歳で若年性アルツハイマー病を発症した主人公・アリスが、薄れゆく記憶のなかで懸命に戦う姿を描いた感動ドラマ。過酷な運命と向き合いながら、最後までありのままで生き抜こうとするアリス=ムーアの熱演は、オスカー前哨戦であるゴールデン・グローブ賞をはじめ、すでに20近い主演女優賞を獲得していた。(text:cinemacafe.net)
2015年02月23日ハリウッド随一の演技派女優ながら、アカデミー賞では無冠だったジュリアン・ムーア。これまで、本年度ゴールデン・グローブ賞<ドラマ部門>、全米映画俳優組合賞、女性映画批評家協会賞、英国アカデミー賞など18冠を獲得し、自身5度目のノミネートで念願のオスカーが確実視されている主演作『アリスのままで』の日本公開が、6月27日(土)に決定。場面写真とともに、若年性アルツハイマーを発症した女性という難役に挑んだジュリアンからコメントが到着した。50歳の誕生日を迎えたアリス(ジュリアン・ムーア)は、まさに人生の充実期を迎えていた。高名な言語学者としてニューヨークのコロンビア大学で教鞭を執り、医師である夫ジョン(アレック・ボールドウィン)は変わらぬ愛情にあふれ、幸せな結婚をした長女のアナ(ケイト・ボスワース)と医学院生の長男トム(ハンター・パリッシュ)には何の不満もない。唯一の心配は、誕生日にも顔を見せない、ロスで女優を目指す次女のリディア(クリステン・スチュワート)だけ。だが、そんなアリスは、頻繁に物忘れを起こし、ジョギングの途中で道に迷うようになり、診察を受けた結果、若年性アルツハイマー病と宣告される。その日から、彼女の避けられない運命との闘いが始まった…。デヴィッド・クローネンバーグ監督の『マップ・トゥ・ザ・スターズ』でカンヌを席巻し、本作の演技で賞レースを総ナメにしているジュリアンを取り囲む家族には、『ブルージャスミン』のアレック・ボールドウィン。長女アナには『スーパーマン リターンズ』のケイト・ボスワース。また、エリート一家の “異分子”ともいえる次女リディアを演じた『トワイライト』シリーズのクリステン・スチュワートは、反発していた母親と初めて向き合い、彼女の尊厳を守ろうとする娘を好演する。原作は、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーランキングに40週間にもわたってランクインし、世界各国で25の言語に翻訳されたリサ・ジェノヴァの「アリスのままで」。監督はリチャード・グラッツァーとウォッシュ・ウェストモアランド。自身もALS(筋委縮性側索硬化症)と闘病中のグラッツァーは、誰のせいでもない苦しみと、その中にもなお喜びを見出そうとするアリスの心境を細やかに表現し、物語にリアリティを持たせている。ジュリアンは、本作について「発症した本人の目線で主にストーリーが展開していくユニークな作品。アリス自身の経験を描くので、かなりいろいろとリサーチをしました」とその役作りを語る。「アルツハイマー協会の代表や、医者、研究者を始め、アルツハイマー病と診断されたばかりの40代や50代の女性とも話しました。ケア施設にも行きました。すべての段階の人の話を聞きたかったんです」。「劇中、娘のリディア(クリステン)がアリスに『どんな感じか教えて?』というシーンがありますが、アリスの答えのセリフは、そうした実際の患者から聞いた言葉を使っています」と語り、自身で見聞きした経験をアリスの姿に見事に昇華させていったことを明かした。最後には自分の名前すら思い出せなくなっても、瞬間、瞬間を精いっぱい生きることの尊さ、そして家族の絆を伝えてくれる深い感動の物語。本作でジュリアンが初受賞となるか、注目していて。『アリスのままで』は6月27日(土)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月21日女優ジュリアン・ムーアは神を信じておらず、その代わりにセラピストと自分自身を信じているのだという。ジュリアンは「The Hollywood Reporter」のインタビューで自らの人生観について「自分が自分自身の物語の中心で、自分で人生をつくっていけるのだというのは素晴らしい考えだわ」「私は完全にそう信じているの。私はすごく幸運だったとは思うけど、それは全て自分でつくってきたのよ」と語った。またそのような考え方から、ジュリアンは神の存在を信じていないのだという。そう思うようになったきっかけは5年前に彼女の母が亡くなったときであり、「神は居ないのだと悟った」「どうしてそんなことが起こるのか分からなかった」と、母を失ったときの深い苦しみを語っている。最愛の母の死以降、ジュリアンは自身のセラピストとの対話で自身の安定を取り戻した。セラピストに自分の“内側”に目を向けるようアドバイスされ、キャリアと同じく私生活も自分自身の力でつくっていく方法を学んだのだという。(text:cinemacafe.net)
2015年01月30日東京都・谷中のSCAI THE BATHHUOSEでは、デフォルメしたポートレート作品などで知られるアーティスト、ジュリアン・オピーの新作個展「Street Portraits」を開催している。開催期間は12月20日まで(日月祝は休廊)、開場時間は12:00~18:00。入場無料。「Street Portraits」と題された同展は、オピーが暮らすロンドンの雑踏の光景に加え、東京の賑わうストリートで無作為に撮影された人々の顔を題材にした新たなポートレイトのシリーズを、絵画、彫刻、映像作品として展開している。今回の新作についてオピーは、「制作スタジオから外界を見渡して、いま世界がいったいどんな気分なのかを描写する現代の言語を探しています。これらの作品は、ロンドンと東京、二都市の街頭で集めたイメージを、LEDやビニール、アクリルをなど商業的なメインストリートでみられる画像生成技術と組み合わせて作りました。それは、原始時代から行われてきた人間の描写方法(顔のイメージを一瞬とめて記録するポートレイト)を、刻石やモザイク画、油彩ではなく現在の素材をつかって、そして象形文字からオールド・マスター、浮世絵、マンガまでに至るアート言語から抽出したかたちなのです」と説明している。なお、ジュリアン・オピーは1958年ロンドン生まれのアーティスト。1980年代初期に芸術活動をスタートし、ユーモアと批評性をあわせもった彫刻作品でイギリスのアートシーンの寵児として注目されるようになる。90年代以降に制作された、BLURのメンバーの顔を単純化したアートワークや、街角で目にするサインやピクトグラムを想起させる人物像のシリーズなどで知られている。また、広重の風景画や歌麿の人物像を敬愛するオピーは日本にも関わりが深く、日本の風景を描いた作品が東京国立近代美術館に収蔵されているほか、電通本社の「歩く人」の彫刻、2008年の水戸芸術館での大規模個展などを通して、日本にもファンが多い。
2014年11月27日ジュリアン・ムーアとエレン・ペイジが主演を務めるレズビアン映画『Freeheld』(原題)の撮影が、ニューヨークのカトリック系高校に断られていたことを「US Weekly」が明らかにした。『Freeheld』はアカデミー賞の短編ドキュメンタリー映画賞を受賞した同名のドキュメンタリーをもとにピーター・ソレット監督が制作した映画で、同性愛者の権利を求めるカップルの姿を描いた社会派ドラマだ。この映画のシーンの撮影のため、スタッフはカトリック系の高校に使用許可を取ろうとした。初めは学校側もこころよく同意したのだが、映画のテーマ(=同性愛)について知った途端に許可を取り消してしまったという。同映画のプロデューサーであるマイケル・シャンバーグ氏は「彼らの“ノー”という権利を尊重するよ」「だけど悲しい」と、やりきれない心中を吐露している。また同氏は「The Hollywood Reporter」に、その学校が過去にミュージック・ビデオやテレビCMの撮影に対しては許可を出していたとも語った。「(学校側は)内容を知ったから断ったんだ」「この映画は同性婚の話ではない、結婚をしようとする女性の話でもない。勇敢だった女性の尊厳を伝えるためのものだ。この映画のテーマは、フランシスコ法王が昨日、教会が同性愛者を受け入れるべきだと提案したもの(と同じ)だと思っている」。(※ローマ教皇であるフランシスコ法王は、今月13日にローマ・カトリック教会の同性愛者受け入れを提起した)同性愛者であることをすでに告白しているエレン・ペイジは学校側の拒絶に対し、Twitterを通して次のような明確な態度を打ち出している。「宗教を使って偏見が正当化されるのは悲しいことです。学校のLGBT(※)の生徒に私のサポートを送ります、(彼らが)受け入れられますように」(※LGBT…ゲイやレズビアンなどセクシャル・マイノリティーの人々の総称)『Freeheld』が映画の中のみならず、現実の撮影でも偏見と闘わなくてはならなかったという事実は多くの課題を提起している。様々なメッセージが含まれると予想される映画『Freeheld』は2015年に本国で公開予定だ。(text:cinemacafe.net)
2014年10月24日