お笑いコンビ・ジョイマンが30日、都内で行われたBSよしもと『営業-1グランプリ2023』の収録に参加した。今年最も営業ステージと学園祭ステージの出演回数が多かった吉本芸人を発表する『営業-1グランプリ2023』が12月17日(13:00~14:00)に放送される。この日の収録で、2023年営業出演回数ランキングはジョイマンが112回で1位、2023年学園祭出演回数ランキングは祇園が28回で1位だったことが明らかになった。ジョイマンの高木晋哉は「うれしー、キョンシー」と喜びを表現。また、思い出に残っている営業を聞かれると、「スーパーのセールの盛り上げ」と答え、「みんなセールに夢中だから見てくれなくて全然ウケなくて。おばあちゃんが僕らのほうを見て立ち止まって『大した人間じゃないね』って。そのおばあちゃんに『大した人間』と言われるように頑張ろうと思いました」とエピソードを披露した。ジョイマンといえば、2014年の東京・町田モディでの「サイン会0人事件」が有名だが、池谷和志は「今年、全国サイン会ツアーを開催し、(ファンが)バンバン来ました!」と胸を張り、来年の抱負を聞かれると「浮かれることなく、一個一個の仕事を大事にしたい。NGなしで」と話していた。
2023年11月30日“ナナナナ~”でおなじみのジョイマンが今年、コンビ結成20周年を迎えました。国民的ラップネタの誕生に低迷期からの復活、今の円熟した関係性までを語ってくれました。独特のリズムと、「ありがとうオリゴ糖」をはじめとする韻を踏むラップネタで大人気となり、老若男女から愛されているジョイマン。お二人は現在、コンビ結成20周年を記念したサイン会ツアー真っ最中。――東京でのサイン会を終えられたばかりですが、いかがでしたか。池谷和志:青森など遠方から来てくれた方もいれば、ジョイマンが好きなおばあちゃんのために来たという方もいて。高木が「ムーミン永眠」とラップを添えていて、よくないなと思いましたけど。高木晋哉:反面教師というか長生きしてほしいという意味を込めました。池谷:サインに書いたラップは声に出して発表するので、並んでいる方にも楽しんでもらえたはず。高木:高校の時の担任の先生が来てくれたりとドラマもありました。次は47都道府県を回りたいです。――2014年には、ファンが一人も来ない“サイン会0人事件”もありました。高木:ちょうど仕事がなくなっていく最中の出来事だったので、芸能界の底はここなんだと。逆に、地に足がついたというか、這い上がる覚悟をする転機になりました。池谷:僕から解散話をしたことも。でも、だんだん笑けてきてね。高木:エレカシ(エレファントカシマシ)さんの「悲しみの果て」じゃないけど、涙の後には笑いがある。エレカシはジョイマンだよ。池谷:最近、その話、気に入ってるよね(笑)。高木さんがツイッターに会場の写真を上げたのも、底まできたからなんだよね。高木:営業が減る可能性があるので普通は隠すんですけど。自分の中で抱えきれなくて、誰かに言わないとダメだと思って、世間に発表することにしました。池谷:でも、かわいそうだと思った人から仕事が来るようになったんです。0人の話をするためにテレビに出たりとか。一時期、最高月収と最低月収だけを言って帰る、みたいなことも多かったです。高木:だから、ツイッターで恥ずかしい部分を発信してよかったなと思いました。それまではプライドもあり、カッコつけてたので。池谷:恥ずかしいことを言って笑ってもらえる職業なんだとあらためてわかった瞬間でしたね。でも最近、高木さんの発信に哀愁が足りない気がしていて。ファンの方はもっと、切ない高木さんを求めていると思うよ。“あ、今幸せなんだな”とバレてるはず。フォロワーが減っちゃうかもよ?高木:幸せってバレちゃいけないんですか(笑)。どんな地球だよ、どんな惑星だよ…。――(笑)。大変だった時に解散を踏みとどまったのはなぜですか。池谷:2011年くらいだったか、仕事がない時に高木が結婚して子どもが生まれて。僕からコンビを組むことを誘ったし、高木は自分から解散しようと言えないタイプなので、もう辞めない?と言ったんです。絶対にしんどいはずだから。すると、「解散するなら、その理由はお金じゃなくない?」と言ったので、こいつ、すごいなと。嬉しかったし、それ以降、解散のことを言うのはやめました。高木:まず、芸人自体、稼げると思ってやっていないんですよ。ネタがウケないとか、心が折れて続けられないという理由ならわかるけど、まだ何かできるんじゃないかという気持ちがあったんです。――ジョイマンさんといえば韻を踏むラップネタが有名ですが、どのように誕生したのでしょうか。高木:コンビを組んだ当時は『M‐1グランプリ』の影響もあって正統派漫才をやっていたんですけど芽が出ず。何年かして急に、漫才の中にギャグみたいなものをポンと入れたんです。僕が何か言われて怒り出した後に「トゥントゥントゥ~ン」っていう…(立ち上がり、動きを見せようとする)。池谷:雑誌じゃわからないから!高木:で、池谷が「なんだそれ!」とツッコむという流れがあり、そこだけがウケて。そこから「山田優~セクシ~山田なのにセクシ~山田優~契約~CM契約2、3本~2、3本~イ・ビョンホン~ペ・ヨンジュンペルー人~ペルー人~ウォンビンビール瓶~クリントン20トン!」と一気にできたんです。――すごいです!池谷:『おもしろ荘』というテレビ番組のオーディションの時に、ディレクターさんに言われてコントにしたんです。その時にすぐ会議室に入り、2~3時間後には「ヒウィゴーカモン」と高木が現れる流れができました。高木:そのまま10何年やっています。でも、最初は「ナナナナ~」じゃなくて「ララララ~」だったんです。でも、世の中に「ラ」のつくものが少ないことに気づいて。池谷:“やっていくなら、「ナ」だ!”とその時に背負ったんだね。高木:あとはジャンプ力も上がり、池谷の「なんだこいつ~!」というツッコミの声も大きくなるなど、変化や成長もあります。池谷:営業とか生の舞台になると、高木さんがテンパったり、高く跳ぼうとしてネタが飛んだりもして。高木:ジャンプの頂点の時にはネタがもういなくなってますから。池谷:でも、芸能界の底にいた時は、自分たちがネタに飽きていて、力を抜いたり、ラップを言わずにスカしたりもして。でも、レイザーラモンHGさんやムーディ勝山さんなど、“一発屋オールスターズ”の先輩たちに、もっと堂々とやったほうがいいとアドバイスをいただいて、ちゃんとやるようになったんです。高木:今は楽しくやってますね。――韻を踏む時の言葉選びで意識をしていることはありますか?高木:お客さん100人中、15人でも知らない人がいる言葉だと笑いが減るので、極力100%の人が知っている言葉を使います。正直、大変なのは言葉よりも体力で。ジョイマンはスポーツだと思うくらい疲れますから。池谷:サイン会の場合は5~6時間と長いので、スタミナ切れしてましたね。でも、それを超えるとラッパーズハイになり、覚醒して、本当に怖いくらい韻を踏みます(笑)。「追いラップ」までしたり。高木:でも、会話の中で「今、ジョイマンさんぽかった」と言ってくれる方もいて嬉しいですね。「ありがとうオリゴ糖」くらいの長さの単語が並ぶとジョイマンに見えてくる人は多いのかも。池谷:みんなの中に、ジョイマンがいるんです。高木:地上波のテレビだけなら、R-指定さんより韻踏んでるしね。コンビ結成20周年記念「ジョイマンの全国サイン会ツアー2023 ありがとう 日本列島」を、全国の蔦屋書店・TSUTAYAで開催中。これから大阪(8/18・19)、愛知(8/20)、広島(9/9)、福岡(9/10)、北海道(10/7)、神奈川(10/8・9)を巡る。オリジナルサイン色紙(¥2,200)を購入して参加を。Tシャツやフェイスタオルなどのグッズも販売。右・池谷和志(いけたに・かずゆき)1981年2月18日生まれ、神奈川県出身。左・高木晋哉(たかぎ・しんや)1980年8月18日生まれ、神奈川県出身。2003年結成。池谷さんがツッコミ、高木さんがボケを担当。今年「ジョイササイズ」を配信限定リリース。YouTube「ジョイマンチャンネルだけど 池谷のみ(飲み)時々、高木」を配信。※『anan』2023年8月16日‐23日合併号より。写真・内山めぐみインタビュー、文・重信 綾(by anan編集部)
2023年08月11日●激動の20年再ブレイクで2008年の最高月収を塗り替え「ナナナナ~」のラップネタで2008年頃にブレイクし、“一発屋芸人”と呼ばれるもここ数年でじわじわと再ブレイクを果たしたお笑いコンビ・ジョイマン。2014年の東京・町田モディでの「サイン会0人事件」を笑いに変えて注目を集め、2022年に同所でリベンジに成功したことも大きな話題に。吉本所属タレントの中で2022年の営業数1位になるほどの活躍ぶりで、2008年の最高月収を塗り替えたという。そんな2人が全国7都市を巡る結成20周年記念「ジョイマンの全国サイン会ツアー2023 ありがとう 日本列島」を7月7日より開催する。2人にインタビューし、20周年を迎えた心境や再ブレイクまでの道のり、そしてサイン会ツアーへの意気込みなど話を聞いた。――20周年を迎えた心境からお聞かせください。高木晋哉:激動でしたね。同じような時期が20年通して全然なく、いろんな経験をさせてもらいました。売れなくて貧乏な時期、テレビに出てちやほやされた時期、どん底の時期、そしてちょっと浮き上がって。昨年、2008年の月収を1回超えて、面白い20年だったなと思います。2008年がピークであのときの月収を超えることなんてないだろうなと、このまま低空飛行でやっていくと思っていたので驚いています。池谷和志:10周年ときはまだどん底で苦しい状態でしたが、そういった時期を経たから今があるというのがすごくわかる20年で、第1章のジョイマンが終わる一区切りだなと。サイン会ツアーをやったらきっと脱力感が出て、次どうしようと思うだろうなというくらい夢が叶ったので、サイン会ツアーは大きいと思います。――これが再ブレイクにつながったなと感じていることは?高木:ツイッターで「ここにいるよ」と続けてきた活動が実を結んだのかなと。「ジョイマン消えた」「ジョイマンどこ行った?」とジョイマンを見失っている一人ひとりに「ここにいるよ」と教えてあげたら見失っている人がいなくなると思ってずっと続けてきましたが、やっと最近「ジョイマンここにいるな」となってきたと思います。――「ここにいるよ」と本人から言われたらうれしいですよね。高木:最初は怒っている人もいたんです。急に本人が「ここにいるよ」と言ってきて怖かったみたいで。「本当に探していたわけじゃねーよ」と言われることもありましたが、徐々にネタっぽくなってきて、みんな喜んでくれるようになりました。池谷:あと、とにかく続けてきたことでみんなが認めてくれたのかなと。2008年のときはよくわからないリズムネタやっている若い2人組という感じで、「どうせ消えるだろ」と言われて実際消えて、でも続けていくと「まだ頑張っているんだ」「頑張れ」と応援してもらえるように。それはやり続けてきたからこそだと思います。でも、再ブレイクしたとはあまり思っていません。2008年のほうが忙しかったですし、テレビもあまり出ていないので。――お二人ともまだ、公式サイトのプロフィールの特技に「スケジュールがあいている」と記載されていますが、まだ特技のままですか?高木:そうですね。プロフィールから「スケジュールがあいている」が消えたときに、再ブレイクしたと思ってください(笑)池谷:そのときに認めたなと思ってください(笑)――一発屋芸人と言われていた人たちが、同じネタを貫いて続々と再ブレイクしていますが、一度多くの人たちの心をつかんだネタはやはり強いということですよね。高木:時代は回るというか、初めて僕たちを見る小さい子たちは若手芸人として見ていますから。池谷:初めて見る人たちは一発屋と思ってない。うれしいのは、親子が一緒に楽しめる芸人っていいなと。続けていてよかったなと思います。●「なななな~」への思い全力でやり続ける大切さ実感――“一発屋”という言葉が受け入れられない時期もあったとか。高木:ずっと売れるものだと勝手に思っていましたし、当時はピンとこなかったので、受け入れるまでに時間がかかりました。今はもう、一発屋は悪い言葉ではないなと。実際意味も変わってきている気がします。池谷:歌でも、大事MANブラザーズバンドさんの「それが大事」って今でもいいじゃないですか。一発屋と言われますが、ずっといいものはいいんですよ。芸人の場合は、一発屋はいろいろな仕事ができないので仕事が減ってしまい、辞めるコンビがいますが、僕らは続けていたので、「やっぱいいよね」ともう1回世間が認めてくれた。一度でも当てることがすごいと理解してくれるようになっていますし。でも、褒めてもらうのも困るんです(笑)。14年ぐらい一発屋でやってきたので。高木:一発屋ってバカにしてくれて全然いいんです。一発屋と言われている時期が長すぎて、「再ブレイクしましたよね」と褒められるとなんて言っていいかわからない(笑)。急には調子が乗れないんです。――再ブレイクした一発屋芸人の方たちは皆さん、続ける大切さをおっしゃいますが、ジョイマンさんも「なななな~」のラップネタから離れようと思ったことはなかったですか?高木:普通の漫才やコントをやった時期もありましたが、結局元のネタに戻ってきましたね。僕ら自身もこれが一番面白いと思っているので。池谷:2人に一番合うネタがこれで、見つけるのが早かったということだと思います。――最初のブレイクのときは、ずっとやっていて飽きてしまったそうですね。池谷:2人とも飽きていました。たぶん浮かれていたんでしょうね。ウケるし、かっこつけたいし、斜に構えて「飽きているけどな」という感じでやってしまっていました。それがよくなかったなと。高木:そのスタンスがかっこいいと思ってしまっていて。「これやればいいんでしょ」と思っているのが伝わって、ウケなくなっていったのかなと。池谷:今は飽きてないです。毎回何かしら違うので、楽しくやっています。クールポコ。の小野さんの「やっちまったな!」の顔ってずっと面白いんです。何回見ても笑えるんです。その姿を見て、本人が飽きずにやり切る大切さを再確認しました。高木:本気で全力でやったら全部面白い!――自分たちのネタを愛して全力でやっていると、見ているこちら側も楽しい気持ちになりますよね。高木:自分でも笑けてきますから。ぴょんぴょん跳んでいるときに、「このネタ何千回やるんだろう」とよぎって。「このネタ好きなんだな、俺」って思います。池谷:そういう思いが見てくれている人たちに伝わっているのだと思います。――一発屋であると受け入れてそれもネタにして笑いにできるようになった転機を教えてください。池谷:一発屋の先輩のおかげですね。レイザーラモンさんやムーディ勝山さん、レギュラーさんたちのおかげで一発屋を受け入れることができ、吹っ切れました。「一発屋じゃない」というのはいらないプライドだな、自虐を言うことも芸だなと。これでいいじゃんって楽しめるようになりました。「サイン会0人」から。高木:「サイン会0人」は大きいですね。それを発信して、自虐ネタでこんなに笑ってもらえるんだと。これがジョイマンには合っているとわかってきて、どんどん自虐ネタも考えるようになりました。笑ってもらえることが一番うれしいので、プライドはいらないなと思いました。●高木「芸人を辞める選択肢はない」 池谷は一度解散提案――20周年を迎えられましたが、解散危機はなかったですか?池谷:高木が結婚して2011年に子供ができて、収入も3万円とかで生活が厳しいというときに、僕は「これ以上続けてもな」と思っていたし、「解散したほうがいいんじゃない?」と伝えたら、「お金じゃないでしょ。お金で解散するのはやめようよ」と言われて、「なんだこいつ」って心の中で思いましたが(笑)、強いなと思ったんです。「こんなにも信念があるんだ。じゃあ自分から解散するって言うのはやめよう」と思い、そこでだいぶ楽になりました。そのときに彼女……今の奥さんに話したら、(高木の)奥さんのことを考えて「最低だね」と言っていましたけど(笑)高木:芸人になった時点でお金じゃないと思っていました。稼げる職業だとまず思ってないですし、大学も辞めてこっちの世界に来ているんで、ほかにやることもないですし。――芸人を辞めようと考えたことは一度もない?高木:そうですね。芸人っていくらでも続けられるんです。お金さえ気にしなければ。この世界に入ったときに、これで死ぬまでやっていくしかないと思っているので、辞めるという選択肢はないです。――生活的に苦しい時期もあったと思いますが、再ブレイクを果たし、奥さんと子供も喜んでいるのでは?高木:そうですね。当時の最高月収を超えたわけですから。(池谷の)奥さんも感謝してほしいよ(笑)。「最低」と言っていたみたいですけど、「最高」って言ってほしい!池谷:聞いてみるよ(笑)――高木さんは娘さんに、自身のネタから“ナナ”という名前をつけたそうですね。高木:「ナナナナ」ってネタをやっていて“ナナ”とつけたんですけど、子供は自分の名前からお父さん「ナナナナ」というネタをやっていると思っていて、そのままにしています。――もともと中学校の同級生というお二人ですが、相方が高木さん、池谷さんでよかったなと感じているポイントを教えてください。池谷:「お金は関係ない」というところですかね。信念あるなと。高木:42歳にしてフードファイターになったことですかね。最近大食いでテレビに出ていて。――池谷さんは、チャレンジしてみて大食いだとわかったそうですね。池谷:普通に生活していたら3キロなんて食べないじゃないですか。やってみたら食べられました。『有吉ゼミ』で大食いチャレンジさせてもらっていますが、どのネタ番組に出たときよりも反響がすごくて、「デカ盛りの兄ちゃん」ってよく呼ばれます。60歳、70歳の方も「デカ盛りすごいね」と声をかけてくださって、それがうれしくて。知ってくださる方が増えて、ネタもやりやすくなりました。50歳までは続けようと思っています。高木:頑張って60歳くらいまでやってほしいですね。伝説のフードファイターに!●サイン会ツアーはファンとの交流が楽しみ今後にも言及――7月7日からサイン会ツアーが始まります。池谷さんは先ほどサイン会ツアーを「夢」だったとも話していましたが、いつ頃からやりたいと思っていたのでしょうか。池谷:「サイン会0人」のリベンジをした頃に、全国でやってみたいという話をしたら、マネージャーさんが本当にやる感じで動いてくれて、20周年にあわせて本当にできることになって、吉本にいてよかったなと思いました。高木:ほかの芸人がやってないことをやりたいなという思いがあり、サイン会ツアーはみんなやってないと思うので、いい20周年になるのではないかなと思っています。――たくさんの方に来てもらいたいですよね。高木:そうですね。でも、0人も楽しめる体になっているので、そういう日があってもいいかなと(笑)池谷:中途半端が一番嫌ですね。――サイン会ツアーで楽しみにしていることを教えてください。池谷:全国にいるジョイマンファンに初めて対面で会えるのが楽しみです。町田でやったときに、「なんだこいつ」を言ってくださいという人がいて、大きい声でその人に向かって「なんだこいつ」って言ったら、目を閉じて聞いていたんです。声ファンもいるんだと(笑)。いろんな人がいると思うので、そういう人たちに会うのが楽しみです。――一人ひとりの希望に応じられるのはサイン会ならではですね。高木:各々好きなラップがあるみたいで、「これ言ってください」と言われてそれを言ったら「これからも頑張れます」と言ってくれて。ちょっと心の栄養になっているのかなと感じたので、今回もいろんな人にいろんなラップを言いたいです。なんでそのラップが好きなのかというのも聞いてみたいですね。――再びたくさんの人たちの心をつかんでいますが、この先はどうなっていきたいと考えていますか?高木:今までもそうなんですけど、あまり目標を持たない方がいいほうに転がるんです。「これやりましょう」と誰かが言ってくれたことに乗っかっていったほうがいい結果になる。選択肢が2つあったら面白いほうに行くということだけ決めておけば、どう流されても面白くなると思うので、これからも流されまくろうかなと。――30周年のときにこうなっていたい、ということもあまり考えず?池谷:そうですね。ふわっと、今の仕事の量がずっと続いたらいいなぐらいです。流され力はあると思うので。2人とも面白いほうに行くことが好きなので、そんな感じでこれからも流されていていいのかなと思います。――そして、これからも自分たちのネタを飽きずにやり続けると。高木:自分のネタに飽きないというのは本当に大事だと思いますね。僕らも飽きた時期がありましたけど。池谷:絶対に1回飽きるんですけど、そこからどう面白がれるか。面白がる力が必要だと思います。――最後にファンの方にメッセージをお願いします。池谷:初めての全国サイン会ツアーでどうなるかわかりませんが、全力で頑張りますので、よかったら遊びに来てください。僕個人としてはデカ盛り食べ続けるので、それも楽しみにしていただけたら。いつかギャル曽根さんに勝ちたいと思っています!高木:サイン会ツアーが終わるまで体調に気をつけて、みんなにいいラップを届けられるように、頑張るスペインバル!■ジョイマン高木晋哉(1980年08月18日生まれ、神奈川県出身)と池谷和志(1981年02月18日生まれ、神奈川県出身)によるお笑いコンビ。2003年4月結成。2007年より『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ)に出演し、“クセになる脱力系ラップ”のキャッチコピーでブレイクするも、2014年に東京・町田モディで開催したサイン会では屈辱の来場者0人を記録。2022年に同所で再びサイン会を開催し、整理券100枚完売の大盛況となり、リベンジに成功した。■結成20周年記念「ジョイマンの全国サイン会ツアー2023 ありがとう 日本列島」【東京】TSUTAYA BOOKSTORE 下北沢(7月7日・8日)、【大阪】梅田 蔦屋書店(8月18日・19日)、【愛知】TSUTAYA BOOKSTORE 則武新町(8月20日)、【広島】広島 蔦屋書店(9月9日)、【福岡】TSUTAYA BOOKSTORE マークイズ福岡ももち(9月10日)、【北海道】函館 蔦屋書店(10月7日)、【神奈川】TSUTAYA BOOKSTORE 川崎駅前店(10月8日・9日)にて開催。オリジナルサイン色紙の購入でサイン会に参加できる。参加時間帯別の整理券予約(詳細は各会場の予約ページ参照)
2023年07月05日お笑いタレントは、その名の通り渾身のネタで多くの人に笑顔を届ける仕事。いつの時代も、テレビのお笑い番組を見た幼い子供たちは、好きなお笑いタレントのマネをして友達と盛り上がります。2022年11月12日に、お笑いコンビ『ジョイマン』の高木晋哉さんがTwitterに投稿したのは、ファンの子供とのエピソード。この日、高木さんは相方の池谷和志さんとともに、愛知県豊橋市にあるテーマパーク『のんほいパーク』のお笑いライブに出演しました。出番を終えた高木さんが帰ろうとしていると、背後から子供に声をかけられ…。営業。出番が終わり、帰る僕の背中を追いかけながら「ジョイマン!また会える!?」と叫ぶ子供。僕は「また会える ザビエル」と、そう言ったけれど。もし時代が許すなら、ただ強く抱きしめてあげれば良かったと思う。ジョイマンチルドレンを抱きしめてあげられなくて、何がジョイマンだっていうんだ。— ジョイマンの高木晋哉 (@joymanjoyman) November 12, 2022 きっと追いかけてきた子供は、『ジョイマン』のファンなのでしょう。「また会える?」という愛らしい問いに、高木さんは「また会える、ザビエル」とネタを含みながら返事をしました。徐々に状況が変化してきたとはいえ、新型コロナウイルス感染症の影響で、人との距離感を空ける必要がある昨今。ファンの子供を笑顔で抱きしめることはできずとも、高木さんはお笑いタレントとして、笑いで別れの言葉を贈ったのでした。タレントと子供による心温まるエピソードは拡散され、コメントやおよそ10万件の『いいね』が寄せられています。・かっこよすぎる。『ジョイマン』が好きでよかった。・「また会える、ザビエル」がツボに入り、感動して泣きながら笑った。・ぐっとこみ上げるものがあった。高木さんって、文才もあるよね。同イベントに参加していた人からは「うちの子供も喜んでいました!」という声が上がっていました。ステージの上だけでなく、出番後やネットでもファンに笑顔を与えてくれた高木さんは、お笑いタレントの鑑といえるでしょう![文・構成/grape編集部]
2022年11月13日お笑いコンビ・ジョイマンの高木晋哉と池谷和志が28日、東京・町田モディで書籍『ここにいるよ』(発売中 1,400円税抜 ヨシモトブックス刊)の発売記念イベントを行った。2014年8月3日、町田モディで起きたジョイマンのサイン会0人事件。衝撃の現実を伝えた高木のツイートは、当時多くの人々に拡散されて今でも語り草となった。あれから8年が経過した2022年、ジョイマンたっての希望で再び同じ場所でサイン会を行うことに。前回は0人だったが、イベント前に行われた報道陣向けの囲み取材で高木が「色々と僕を助けてくれたTwitterの本を出しました。全く売れていませんが、イベントをきっかけに売れるように宣伝したいと思います」と意気込み、多くの報道陣を目の前にした池谷は「ジョイマンとしての囲み取材は初めてで驚いているのとカメラの数に驚いています。この感じだと(目標の)77人はいると思いますよ」と自信を見せた。8年前はTwitterのフォロワーが約1万人いた中でサイン会を実施。その結果、サイン会は0人で終わり高木がTwitterでそのことを発表したが、「Twitterに上げたら3,000人ドッと来ました。その時はビックリしましたね。気持ち的に自分の中で抱えきれないと思ったので、みんなで分かち合おうという感じでしたよ」と当時を振り返り、「ジョイマンのファンは気を使ってサイン会は0人の方がジョイマンにとって良いんじゃないかと思ったりする声が多いんです。こっちは純粋に来て欲しいし、幸せのジョイマンを見て欲しいですよ」と切実な思いを。そんな彼らの祈りにも似た思いが通じたのか、この日は100人の整理券が完売。サイン会には多くのファンが詰めかけて8年前のリベンジを果たした高木は「(お店の)ドアを開けるまでは緊張してピリピリしていてどうなるんだろうと思いました。2人で話してましたが、M-1の決勝の前ってこういう気分なのかなと。本当にいっぱいお客さんがいてうれしいです」と満面の笑顔を浮かべた。8年前の同じ場所でサイン会を行ったジョイマン。池谷が「2014年のサイン会も暖かい日だったのであの時を思い出しました(笑)」と悪い予感がしたそうで、高木も「町田はあれっきり来れなかったですね。今日も8年前と同じ空だったので無茶苦茶怖かったし、同じ結果になるのかと思いました」と池谷と同じ思いだったという。また、8年前に店頭で1時間待っていた時のことを振り返り、高木が「途中からネタ合わせし、M-1のネタで良いネタが出来ました」と明かすも、池谷は「3回戦で終わりましたけどね(笑)」と語っていた。
2022年05月29日人気ハンバーガーチェーンの、『モスバーガー』。2021年4月1日から2日にかけて、モスバーガーはTwitterに数本の動画を公開しました。その内容が「お腹痛い!」「よく分からないけど最高」と話題になっています。モスバーガーの動画に吹き出す人続出『いいね』が増えるごとに?動画の内容は、お笑いコンビ『ジョイマン』の2人が、モスバーガーのネット注文を宣伝するというもの。1いいねごとにジョイマン高木さんが1人増えます #モスでネット注文しようよ pic.twitter.com/A0qe4s9N4m — モスバーガー (@mos_burger) April 1, 2021 よく見ると、動画には「1いいねごとにジョイマン高木さんが1人増えます」というコメントが添えられています。投稿後、4件の『いいね』がつくと、モスバーガーはこんな動画を公開。4いいねありがとうございます #モスでネット注文しようよ pic.twitter.com/dSG2jfNGqE — モスバーガー (@mos_burger) April 1, 2021 先ほどまで2人だった『ジョイマン』のボケ担当、高木晋哉さんが4人に増殖しています…!最初の動画が投稿されてからわずか2分後。100件以上の『いいね』がつくと…。100いいねありがとうございます #モスでネット注文しようよ pic.twitter.com/myRuKCHxJj — モスバーガー (@mos_burger) April 1, 2021 高木さんが100人いるかはよく分かりませんが、画面に収まらないほど増殖しています…!ついに5000件以上の『いいね』すると?もうお分かりの人も多いでしょう。『いいね』が5000件を突破し、公開された動画がこちらです。5000いいねありがとうございます #モスでネット注文しようよ pic.twitter.com/z6HK1VZppv — モスバーガー (@mos_burger) April 1, 2021 もはや高木さんが何人いるのか分かりませんが、とてもカオスな状態になってしまいました!その後も動画には多くの反響が寄せられ、ついに動画の編集が追い付かず、制作側のパソコンもフリーズする事態に。モスバーガーの公開した動画に、ネット上ではこのような声が上がりました。・ここ最近で1番笑った。公式が全力でふざけてくれるの最高!・なにがなんだか分からないけど、モスバーガー食べたくなった。・モスバーガーさんどうした…!?4人に増えた時点で大笑いしました!私たちを楽しませようとする、モスバーガー側の気持ちが、ひしひしと伝わってくる動画。なんとなくオチが分かっていても、何度も見てしまいたくなりますね![文・構成/grape編集部]
2021年04月06日お笑いコンビ・ジョイマンの高木晋哉と池谷和志が2月28日、東京・新宿のルミネtheよしもとで行われた「よしもと若手祭り2018」記者会見に出席。同所で7月7日に開催する単独ライブのチケットが完売しなかったらコンビを解散すると宣言した。会見では、「よしもと若手祭り2018」の概要を発表。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の若手芸人77組が3月1日から約4カ月間、よしもとの劇場をはじめ都内各地で単独ライブを開催するという。また、各会場をめぐるスタンプラリーなど、関連企画も発表された。ジョイマンは、7月7日にルミネtheよしもとで「ジョイマン15周年記念単独ライブ『ここにいるよ。』」を開催するが、会見で"重大発表"として、「僕たち、単独ライブ、チケット完売しなかったら解散します!」と宣言。芸人仲間から「えー!?」と驚きの声が上がた。本当に解散するのか聞かれると、2人は「解散します」「マジ」ときっぱり。高木は「解散して芸人もやめるのかな。ただのラップ好きのおじさんになるのかな」と言い、池谷も「ジョイマン以外は考えられない。やめる」と同じ気持ちのようだ。ルミネtheよしもとの収容人数は458人だが、過去のジョイマンの最高集客数は「10年前の単独ライブで、100人入るところ20人だった」とのこと。満席にする秘策を聞かれると、高木は「人気者がたくさんいるのでゲストで来てもらいたい」と話し、和牛の水田信二が協力する意向を示すと「いいの?」と大喜び。だが、水田が「僕らだけ呼んで解散を免れたら一生恩に着るでしょ。2人の人生を一生好きに…」と狙いを明かすと、「呼ばない方がいい」という声が上がった。会見には、ジョイマン、和牛のほか、トレンディエンジェル、おばたのお兄さん、ジェラードン、ニューヨーク、ひょっこりはん、マヂカルラブリー、ゆにばーす、レインボー、ガリットチュウ・福島善成が出席した。
2018年03月02日