ザ・ビートルズのメンバー、ジョン・レノンの人生を描いたトリビュートショー『LENNON レノン』が12月8日(火)より東京・EX THEATER ROPPONGIで上演される。【チケット情報はこちら】本作は、ポール・マッカートニーとのライバル競争や世間のヨーコへの反感、ザ・ビートルズの解散、息子ショーンの誕生など、ジョン・レノンの一生をギター&ボーカルとピアノの弾き語りで表現していく。出演者は、ギターとボーカルを担当するジョン・ウォーターズと、ピアノを担当するステュワート・ディアリエッタのふたりのみ。ザ・ビートルズやジョン・レノンの名曲とともに描かれるのは、ほろ苦いユーモア、自己批判やうぬぼれへの軽蔑など、20世紀のアイコンである彼の本質と、そのたぐいまれなる才能。彼の人生を深く顧みて、一瞬一瞬を生き生きと描くその内容に、妻であるオノ・ヨーコも賛辞を贈ったという。『LENNON レノン』は12月8日(火)から13日(日)まで、東京・EXシアター六本木にて上演。チケットの一般発売は6月30日(火)午前10時より。なお、一般発売に先がけて、最速先着先行(特製ピクチャーチケット仕様)を実施中。受付は6月29日(月)午後11時59分まで。■舞台『LENNON レノン』12月8日(火)~12月13日(日)会場:EX THEATER ROPPONGI (東京都)出演:ジョン・ウォーターズ / ステュワート・ディアリエッタ料金:全席指定7,500円(税込)※未就学児童は入場不可。英語上演、字幕付。
2015年06月18日ポケモンは、ニンテンドー3DS用ソフト『ポケモン超不思議のダンジョン』の9月17日に発売することを発表した。本作では「不思議のダンジョン」シリーズの特徴である、入るたびに形を変えるダンジョンを探索する、尽きることのない面白さはそのままに、伝説・幻のポケモンたちとともに星の危機へと立ち向かうかつてないスケールの物語を展開。これまでに発見されている全720種類のポケモンすべてが登場し、主人公の候補となるポケモンは、20種類が用意されているという。『ポケモン超不思議のダンジョン』は、全世界でシリーズ累計1,359万本を販売した(2015年3月末/任天堂調べ)ダンジョンRPG「ポケモン不思議のダンジョン」シリーズの最新作であり、かつ同シリーズの集大成として制作。同シリーズとしては、2012年11月にニンテンドー3DS向けに発売された『ポケモン不思議のダンジョン マグナゲートと∞迷宮』以来、約3年ぶりの新作となる。価格は4,700円(税別)。(C)2015 Pokémon.(C)1995-2015 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.(C)1993-2015 Spike Chunsoft.
2015年06月01日プラチナ万年筆は26日、ロングセラー速記用シャープペン「プレスマン」のリニューアルを発表した。新プレスマン「MPS-200」の発売日は2015年6月1日で、価格は200円(税抜)。「プレスマン」は、1978年より販売されているロングセラーの速記用シャープペン。速記士や記者といった"筆記のプロ"向けに開発されたもので、「多くの文字を素早く書く」ことに特化した構造となっている。具体的には、一般的な0.5mm芯より太い0.9mm芯を採用するほか、内蔵されたセーフティスライド機構が芯をスライドさせることで、速記中に起こる強い筆圧から芯折れを回避。また、芯を使い切ってメモのタイミングを逃すことがないよう、通常全長60mmの芯を100mmの2B芯にするなど、途切れのない取材を可能にした。これらの機能と書き味が各方面で認められ、今では「イメージをスケッチするのに最適」と執筆家、クリエーター、コピーライターなどにも愛用者が多いという。今回のリニューアルは、日本で実用的シャープペンが誕生してから100年を迎えるにあたって実施されるもので、発売以来初めての改良となる。外観の変更はロゴマークのみで、機構的な改善点としては、セーフティースライドのクッション圧を高めにして意図しない芯スライドを防止したほか、芯を出す時のノック音を大幅に低減。さらにノック圧を軽くする事によりスピーディで軽快な芯出しを実現したことなど。製品サイズは全長148mm×最大径9mm、重量は8.1g。
2015年05月26日シチズン時計は5月11日、同社のブランドを代表する腕時計である5つのコレクションから、黒とゴールドのカラーリングを採用した限定モデル「LIGHT in BLACK」を発表した。光発電エコ・ドライブを象徴する「光と時」をテーマにしており、時の記念日である6月10日に数量限定で発売する。税別価格は50,000円~250,000円。選ばれたコレクション(限定数/税別価格)は、「エコ・ドライブ サテライト ウエーブ F100」(2,000個/200,000円)、「シチズン アテッサ」(2,000個/140,000円)、「シチズン エクシード」(850個/250,000円)、「シチズンコレクション」(3,000個/50,000円)、そして女性向けに「シチズン クロスシー」(1,000個/100,000円)。シチズンが創り出す様々な時を、「エコ・ドライブ搭載」を軸に、機能も表情も異なる個性あふれる5モデルで表現したとしている。○5つのコレクションがクインテットを奏でる今回の「LIGHT in BLACK」コレクションを、個性豊かなジャズミュージシャンたちによるクインテットに見立て、「光」と「時」を表現。シチズンは、日本を代表するフリューゲルホーンプレーヤーでヴォーカリストのTOKU氏へ楽曲提供を依頼し、『Shine On』が完成した。オリジナル映像も制作され、TOKU氏プロデュースによる演奏とともに、シチズンが取り組む「光」と「時」の表現として世界でも高い評価を得ている最新のインスタレーションを紹介している。スペシャルサイト、またはYouTubeでご覧いただきたい。
2015年05月14日ナタリー・ポートマンが『On the Basis of Sex(原題)』で、実在の女性ルース・ベイダー・ギンズバーグを演じることになった。ギンズバーグは、ユダヤ人女性として、アメリカ史上初めて裁判官になった人物。映画は、彼女が平等の権利のために闘う姿を描くものだ。その他の情報監督は、マリエル・ヘラーに決まりそうな様子。1月のサンダンス映画祭で上映されたヘラーの『The Diary of a Teenage Girl(原題)』は高い評価を集め、8月の北米公開が決まっている。ポートマンの次回作は、プロデューサーも兼任するウエスタン『Jane Got a Gun(原題)』。また、今月開催のカンヌ映画祭では、監督デビュー作『A Tale of Love and Darkness(原題)』が上映される。文:猿渡由紀
2015年05月11日昨年秋、北米でヒットした『ジョン・ウィック』の続編が作られることになった。主演のキアヌ・リーヴス、監督のチャド・スタエルスキ、脚本家のデレク・コルスタッドは全員、続編に復帰する。『ジョン・ウィック』その他の画像『ジョン・ウィック』1作目は、妻と愛犬を殺された主人公(リーヴス)がリベンジに挑むアクションスリラー。2000万ドルの中規模予算で製作されたが、全世界で8000万ドル弱を売り上げるスマッシュヒットとなった。リーヴスの次回作は、レニー・ゼルウィガーと共演する『The Whole Truth(原題)』。現在は、ニコラス・ウィンディング・レフン監督の『The Neon Demon(原題)』を撮影中。共演は、エル・ファニング、クリスティーナ・ヘンドリックス、ジェナ・マローンら。『ジョン・ウィック』10月、TOHOシネマズ新宿ほか全国公開文:猿渡由紀Motion Picture Artwork (C)2015 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. (C)David Lee
2015年05月06日今回の美的アジアは現在公開中、ファン・ジョンミン主演の『傷だらけのふたり』をご紹介。本作の主演男優ファン・ジョンミン。日本では2014年に公開された『新しき世界』で韓国裏社会のNO.2を演じ、闇世界に君臨する男の凄味を披露。その姿を記憶している方も多いのではないでしょうか。また、『傷だらけのふたり』の後、5月に公開される『国際市場で逢いましょう』にも主演し、時代の波に翻弄されながら懸命に家族を守り、生き抜く男の姿を20代から70代まで1人で見事に演じています。ヤクザから一家の大国柱まで、作品ごとに全く異なる顔を見せるファン・ジョンミン。“兄貴”と呼びたくなるような頼りがいのある姿と、時にコミカルな表情を見せる彼が、本作では「40歳にして初めて一目惚れし恋に落ちた男」を演じています。借金取りをしているテイル(ファン・ジョンミン)はある日、取り立て先の男の娘ホジョン(ハン・ヘジン)に一目惚れしてしまい、借金を帳消しにする代わりに“1日1時間自分とデートしろ”と契約を結ばせます。センスのない柄シャツに金時計、セカンドバックの三流チンピラファッションで子供っぽい契約を口にするテイルに初めは不審がるホジョンですが、それでも次第にテイルの粗野ながら情に厚い顔を知り、心を開いてやがて恋が始まるのです…。本作の韓国でのタイトルは『男が愛する時』。テイルが人生で初めて本当の愛を知った時、不釣り合いだったはずの2人が心を許し合った時、そこに訪れる結末はどうなるのか…ぜひとも劇場でご覧ください!どうぞハンカチを忘れずに!!ファン・ジョンミンは本作に出演する際、「韓国映画市場からロマンス映画が消えていくのが惜しくて出演した」と言ったそうです。確かに最近は男臭い映画作品の出演が続いていて、恋愛映画は2007年の『ハピネス』以来。ジャンルを問わず演じることに徹してきた彼が、韓国映画界の未来をも見据えて出演を決めた『傷だらけのふたり』から、彼の映画への思いを感じとってみるのもいいかもしれません。また、本作を機にファン・ジョンミンの恋愛映画をふり返ってみるのもおすすめです。『ユア・マイ・サンシャイン』や『チャーミングガール』などの恋愛映画にも出演しています。隠された彼の魅力を再発見できるかもしれません。(text:Tomomi Kimura)■関連作品:傷だらけのふたり 2015年4月4日よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開(C) 2013 NEXT ENTERTAINMENT WORLD Inc. & SANAI PICTURES Co. Ltd. All Rights Reserved.
2015年04月20日ロエベ(LOEWE)がテキスタイルデザイナー、ジョン・アレンとのコラボレーションコレクションを15SSコレクションの一部として4月15日から限定店舗で発売する。同コレクションでは、ジョン・アレンの作品「落葉」「コーニッシュハーバー」「カンブリアのピンクハウス」にフォーカスし、トートバッグ、ダッフルバッグ、スカーフ、ラージビーチタオルのプリントに採用した。サンドやザクロ、ブルー、ピンクと鮮やかな色彩が織り成す牧歌的な作品が、カーフレザーやエキゾチックレザーのウオレットやパース、またエスパドリーユ、ポーチに落とし込まれている。またこれを記念し、ロンドンのウッドフォードにあるアレンの自宅を撮影した写真とロングインタビューを収めた書籍を出版し、限定1,200部をロエベブティックで販売する。因みにロエベクリエーティブディレクターのジョナサン・アンダーソンは自身のシグニチャーブランドでもジョンとコラボしている。カルチャーを意識した現代のメゾンとしてロエベを主張しつつ、モダンで真摯なクラフツマンシップを通して、様々な専門的技術を、過去、現在、未来へと受け継いだ新たなコレクションが完成した。
2015年04月14日「ディーゼル ブラック ゴールド (DIESEL BLACK GOLD)」から初のウォッチが登場。機能性と美学を融合させたロックシックな印象の仕上げによって、ブランドのコンテンポラリーかつ不遜なアティチュードを体現。ミニマルでエレガントなラウンドフェイスを演出するケースには、カーブを描いたドーム型のサファイヤクリスタルを採用。ブラックのストラップには洗練された最高級の型押しレザーを使用している。クラシックなラウンドケースは直径42ミリメートルで、スイス製クォーツ機構を搭載し、「3」の横には日付カレンダー入り。ケースバックには「Only Time Will Tell」(時のみぞ知る)というメッセージがエンボス加工で施され、細部へのこだわりが感じられる仕上がりとなっている。【アイテム概要】ウォッチ(ユニセックス)価格:100,000円(税抜)特別仕様の限定パッケージ入りで販売。<取扱店舗>DIESEL BLACK GOLD 西武渋谷店(MEN’S)DIESEL GINZADIESEL SHIBUYADIESEL HARAJUKUDIESEL 六本木ヒルズDIESEL クレアーレDIESEL OSAKADIESEL 福岡元の記事を読む
2015年04月14日ディーゼル ブラック ゴールド(DIESEL BLACK GOLD)が、ブランド初の腕時計(10万円)を発売した。スイス製のこのウォッチは、ドーム型のサファイアクリスタルケースによる、ミニマルかつエレガントなラウンドフェイスが印象的。機能美と美学が融合したロックシックなデザインが、ブランドのコンテンポラリーかつ不遜なイメージが伝えている。その他、文字盤の3の位置に似付けカレンダーを据え付け、ストラップにはブラックの型押しレザーを使用。ケースバックにはエンボス加工で「時のみぞ知る(Only Time Will Tell)」の刻印が施された。取り扱いはディーゼル ブラック ゴールド西武渋谷店の他、銀座、渋谷、原宿、六本木ヒルズ、クレアーレ、大阪、福岡の各ディーゼルショップ。
2015年04月13日TVシリーズ「MAD MEN マッドメン」の主演スター、ジョン・ハムがアルコール依存のリハビリ治療を受けていたことを公表した。「TMZ.com」によると、ジョンは2月下旬からコネチカット州ニュー・カナーンにあるシルヴァーヒル病院で30日間のリハビリ・プログラムを受けた。ジョンの代理人は「長年のパートナー、ジェニファー・ウェストフェルトにサポートされながら、ジョン・ハムはアルコール中毒と闘う治療を先日修了しました。彼らはプライバシーの尊重を望んでいます」とコメントを発表した。1960年代のニューヨークを舞台に広告業界の裏側を描く「MAD MEN マッドメン」は、4月から全米でシーズン7 Part2の放送が始まるが、撮影は全て終了している。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:マッドメン [海外TVドラマ](C) MMVII Lions Gate Television Inc. All Rights Reserved
2015年03月26日映画『アイアンマン』シリーズに登場する「アイアンマン・マーク21(ミダス)」がマックスファクトリーのアクションフィギュア「figma」シリーズで立体化され、2015年7月に発売されることが决定した。本商品は「GOOD SMILE ONLINESHOP」限定商品で、価格は8,148円(税込)。「アイアンマン・マーク21(ミダス)」は、トニー・スタークが制作した数々のパワードスーツから、通称"ミダス"と呼ばれる金色のアイアンマンスーツで、映画『アイアンマン3』に登場。今回は、全身ゴールドカラーの調和が美しい"ミダス"が「figma」で立体化される。『figma アイアンマン・マーク21(ミダス)』は、ディテールのシャープさや塗装の質感により一層こだわり、高級感ある仕上がりを実現。腹部をはじめ、各部の可動にも配慮し、精悍なスタイルながらも劇中と遜色のないアクションが可能だという。さらに豊富な手首パーツに加え、飛行・リパルサー噴射の再現が可能な「エフェクトパーツ」も付属。「ミサイル発射再現パーツ」や「背面フラップ展開パーツ」なども同梱され、劇中の活躍を思いのままに再現することができる。商品価格は8,148円(税別)で、「GOOD SMILE ONLINESHOP」の予約締切は、2015年4月15日21:00。商品の発送は、2015年7月を予定している。(C)MARVEL
2015年03月18日ジョンローレンスサリバン(JOHNLAWRENCESULLIVAN)は、ウィメンズコレクションの最新作を豊富にそろえた全国初となるポップアップイベントを京都藤井大丸にて開催する。会場は3階のポップアップスペース、会期は3月18日から30日まで。15SSウィメンズのコンセプトは“ミニマルなシルエットにスポーティーテイストをプラス”。透け感のあるシルクオーガンジーやマイクロチュール、シフォンなどの素材をアンダーとオーバーに差をつけて重ねることで柔らかくもクールな陰影を演出。そこにボンディングやラバーコーティング、総柄プリントなどオリジナル素材を中心とした異素材の組み合わせ、ベルクロや止水ファスナーであえて“ギア感”を出したディテールなど、エレガントながらも、どことなくスポーティーな雰囲気を感じさせるコレクションに仕上がった。カラーパレットは鮮やかなピンクやブルーをアクセントに、ブラック、ネイビー、グレー、ホワイトといったベーシックなカラーで構成されている。また、同ポップアップでは最新のコレクションラインだけでなく、ベーシックアイテムも用意する。
2015年03月13日スカーレット・ヨハンソンが、22日(現地時間)の第87回アカデミー賞授賞式で奇行が話題になったジョン・トラヴォルタを擁護するコメントを発表した。22日、授賞式でプレゼンターを務めたスカーレットはレッド・カーペットでジョンと出くわした。ジョンは彼女の腰に手を回し、頬にキスしたのだが、そのときのスカーレットの表情はとても硬く、嫌がる彼女に対するセクハラ行為なのでは?と報じられていた。だが、スカーレットは真っ向から反論。「ジョンとは何年も会っていませんでしたが、彼に会うのはいつもうれしいです。出回っている画像は、とてもスイートでうれしい再会の映像を切り取った残念な静止画です」とコメントし、「ジョン・トラヴォルタに関して、奇妙だったり気持ち悪かったり、不適切なことは何もありません」と断言した。スカーレットとジョンは2004年に『ママの遺したラヴソング』で共演している。ジョンは授賞式ではイディナ・メンゼルと共にプレゼンターを務めたが、実は昨年の授賞式で彼女の名前を言い間違える失態をしでかし、今年は彼女がジョンを全く違う名前で呼んでみせるという演出がなされた。ジョンはこのとき、「当然の報いだよ」と言いながら、イディナの顔をさわりまくり、この行為もまた「気持ち悪い」とネットなどで批判を浴びている。四面楚歌のジョンだが、スカーレットの掩護射撃で少しは面目回復ができたかもしれない。(text:Yuki Tominaga)
2015年03月02日2月17日、ニューヨークでディーゼル ブラック ゴールド(DIESEL BLACK GOLD)が2015-16秋冬コレクションを発表した。クリエーティブディレクターのアンドレアス・メルボスタッド(Andreas Melbostad)は今シーズン、内に秘めるフェミンさを自由に表現出来る、大胆で勇敢な女性を描写した。キーワードとなるのはレイヤリング。ネックがV字にざっくりと入ったリブスウェット、アシンメトリーにくり抜かれたアームホール、ドレスの裾からは、デリケートなランジェリーからインスパイアされたインナードレスのレースやストラップがちらりと覗き、セクシーに誘惑する。ハイウエストでベルトマークしたドレスやジャケット、フィット&フレアのスカートでも、女性らしいシルエットは強調される。一方、ボクシーラインのジャケットや、オーバーサイズのコートなどメンズライクなアイテムも登場。現代を生き抜く強さや自信など、繊細や脆さとは相反する一面を持つ女性像を表現したという。ドレスの裾に施したインダストリアルなメタルスタッズや、レースアップのディテールは健在。ディーゼルの象徴であるデニムは今季、インディコブルーとブラックをベースにダマスクモチーフのジャカードとブロケードでさりげなくも存在感を主張する。
2015年02月22日富士通は19日、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会との間に、東京2020スポンサーシッププログラムの中で最高位の「ゴールドパートナー」の契約を締結したと発表した。同社は、オリンピック・パラリンピックは世界中の人・情報・インフラが密に交わり、大きなイノベーションを起こす場であることから、同社が掲げる「ヒューマンセントリック・イノベーション」と合致するとしている。同社は「データセンターパートナー」として、ICT技術を通じて新たな感動の提供に取り組んでいくという。
2015年02月20日シーディーネットワークス・ジャパン(CDNetworks)は1月28日、インナーを中心とした大手通販企業であるピーチ・ジョンがCDNサービス「コンテンツ・アクセラレーション(CA)」と「メディア・アクセラレーション(MA)」を導入したと発表した。ピーチ・ジョンは、2014年に創業20年を迎えた大手通販企業。「元気・ハッピィ・SEXY」をコンセプトに、中心商材であるインナーのほか、ルームウェアや雑貨などを女性向けに販売している。同社はスマートフォンから多くの新規アクセスを集めており、想定以上に転送量が増えていたという。CDNサービス自体は既に4年以上前から利用していたものの、増え続ける転送量を効率的に処理できる事業者を求めていた。CDNetworksを選定した理由としてピーチ・ジョンは、「コスト効率だけでなくサポート品質が高いこと」や「終始スムーズなトライアル導入・切り替え作業」「パフォーマンス」などを挙げている。同社は、「事前のトライアルでパフォーマンスに問題ないことは確認できていたが、加えて、オリジンサーバの負荷が10%ほど削減されるという想定外の効果、また、今回の切り替えにより、基本のCDNサービスに加え、動画配信プラットフォームもあわせて利用できるようになったという点が、今後の新たな展開の足がかりとなる変化」とコメントしている。
2015年01月29日全米映画俳優組合賞(SAG)のキャスト賞(Outstanding Performance by A Cast in A Motion Picture)に、『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』が選ばれた。同作品は前夜に発表されたプロデューサー組合賞(PGA)も獲得しており、オスカーにまたもや一歩近づいた。その他の写真映画部門の主演男優賞は、『博士と彼女のセオリー』のエディ・レッドメイン、主演女優賞は『アリスのままで』のジュリアン・ムーアが獲得。助演男優賞には『セッション』のJ・K・シモンズ、助演女優賞には『6才のボクが、大人になるまで。』のパトリシア・アークエット。テレビ部門シリーズのアンサンブル賞に輝いたのは、『ダウントン・アビー』(ドラマ)と、『Orange is the New Black(原題)』(コメディ)。ドラマシリーズの主演男優賞は『ハウス・オブ・カード 野望の階段』のケビン・スペイシー、主演女優賞は『How to Get Away with Murder(原題)』のヴィオラ・デイヴィス、コメディシリーズの主演男優賞は『シェイムレス 俺たちに恥はない』のウィリアム・H・メイシー、主演女優賞は『Orange is the New Black(原題)』のウゾ・アドゥバが獲得している。文:猿渡由紀
2015年01月26日アンドレアス・メルボスタッド(Andreas Melbostad)手掛けるディーゼル ブラック ゴールド(DIESEL BLACK GOLD)が、ミラノで2015-16秋冬メンズコレクションを発表した。今シーズンは、英国の伝統的なテーラリングと、ユース・サブカルチャーに着目。素材やテクニックで対比的な要素を織り交ぜたミックススタイルを提案する。ブランドアイコンのデニムピースには、ウオッシュ、コーティング、デストロイ、ジップを用いたリペアなどハードな加工を施しながらも上品な印象。工業的なジップが走るトレンチコートや、軍服風ワッペンやピンをあしらったジャケット、ビスを用いたライダースなどパンキッシュなシグニチャーピースにはもちろんだが、仕立ての良いテーラードジャケット、英国ユニフォーム的なストライプのブレザー、ラガースウェットにもマッチする。カルチャーのミックスはレイヤードでも表現。シングルジャケットや、ミリタリージャケットの下には、襟元をかっちりと締めたシャツにジップアップのキルティングダウンを着用。更に、重厚感のあるレザーコート、びっしりとビスで敷き詰められたライダースにまでも、ギンガムやタータンチェック、タッタソールのシャツをインナーとし、どこかトラッドの香りが漂う。また、ツイードで仕立てられたライダースにはデニムシャツを合わせてカジュアルダウン。対比するエレメントの組み合わせ方は様々だ。カラーはブラック、ネイビー、インディゴ、チャコール、ミリタリーグリーン、ワインレッドなど、全体的にダスティーで落ち着いたニュアンス。
2015年01月23日ソニーは1月16日、ポータブルオーディオプレーヤー「ウォークマン A」シリーズのソニーストア限定モデルとして「ウォークマン Aシリーズ 龍が如く 10th Anniversary Edition」を発表した。発売は3月12日。予約開始の日時と価格は未定だ。同モデルは、セガが発売しているアクションアドベンチャーゲーム「龍が如く」シリーズの10周年を記念したコラボレーションモデル。本体の背面にはオリジナルデザインのプリントが施されているほか、「龍が如く」シリーズの歴代テーマソングと劇中音楽全12曲のハイレゾ音源がプリインストールされている。また、プリインストールされた楽曲を「龍が如く0 誓いの場所」のアドベンチャーパートプレイ中に再生できるプロダクトコードを同梱する。ソニーストアWEBでは、予約開始日時や製品の詳細な仕様を知らせるメール登録を受け付けている。
2015年01月19日バンダイの展開するフィギュアシリーズ「S.H.Figuarts」より、『S.H.Figuarts ライダーマン&ライダーマンマシンセット』の予約受付が「プレミアムバンダイ」にてスタートしている。2015年5月発送予定で、価格は7,560円(税込)。ライダーマンは、1973年~74年に放送された特撮TVドラマ『仮面ライダーV3』に登場し、結城丈二がヘルメットを装着することで変身する仮面ライダー。"仮面ライダー4号"とも呼ばれている。ヘルメットは、専用のバイク「ライダーマンマシーン」に収納されており、これを装着することで専用スーツと、右腕の人造アームに搭載されたアタッチメント「カセットアーム」が機動する。「S.H.Figuarts」シリーズでは、2013年3月に立体化されているが、今回愛機「ライダーマンマシーン」の立体化とともにセット発売される。『S.H.Figuarts ライダーマン&ライダーマンマシンセット』には、新規造形となる叫び顔の交換用フェイスパーツが付属。もちろん『S.H.Figuarts ライダーマン』同様、各種「カセットアーム」パーツも豊富に用意している。「ライダーマンマシン」の後輪にはサスペンションギミックを内蔵され、交換用ハンドルも同梱。セット内容はライダーマン本体、ライダーマンマシン本体に加え、交換用手首左右各3種、交換用フェイスパーツ、交換用マフラー、スイングアーム、ドリルアーム、ロープアーム、パワーアーム、カマアーム、ロープ長・短各1種、交換用ハンドル、後輪スタンド。商品価格は7,560円(税込)で、予約締切日は後日商品ページにてアナウンス。商品の発送は、2015年5月を予定している。また「プレミアムバンダイ」では、『S.H.Figuarts ライダーマンマシン』単体でも予約受付中。(C)石森プロ・東映
2015年01月02日コウォンジャパンは12日、ハイレゾ音源に対応したオーディオプレーヤー「PLENUE 1 ゴールド/シルバーエディション」を発表した。発売は12月19日。同社の直販サイト「BUYCOWON.com」での直販価格は税込128,000円だ。「PLENUE 1」は、最高水準の性能を持つBurr-Brown製DACチップ「PCM1792A DAC」を搭載したハイレゾ音源対応ポータブルオーディオプレーヤー。9月にはすでにブラックモデル(P1-128G-BK)が発売されている。このたびのゴールド/シルバーエディションは、限定生産モデル。装飾を必要最小限にしたゴールド、あるいはシルバーのフルメタルユニボディで、高級感を演出している。24bit/192kHzのPCMや352.8/384kHzのDXD、5.64MHzのDSD128などハイレゾ音源の再生に対応する。ただし、DXDファイルは1/2にダウンサンプリング、DSDファイルは24bit/192kHzのPCMに変換しての再生となる。SN比が120dB、THD+Nが0.0006%、Crosstalkが-134dB。出力は2Vrmsで、ヘッドホンアンプを別途用意せずに高インピーダンスのヘッドホンを使用することが可能だ。ディスプレイはタッチ操作対応の3.7型AMOLED(有機EL)で、表示色数は1,600万色。128GBのメモリを内蔵するほか、最大128GB対応のmicroSDカードスロットを備える。対応するファイルはDXD、DSD、FLAC、WAV、AIFF、ALAC、APE、MP3、WMA、OGGだ。サイズはW64.5×D13.4×H116.4mm、重量は173g。電源は内蔵バッテリーで、最大約8時間30分の使用が可能だ。充電時間は約4時間。出力インタフェースは3.5mmステレオミニジャック×2(うち、1基は光デジタル)、入力インタフェースはUSB×1。
2014年12月12日漫画家・桂正和氏の画業30周年記念で発刊された『桂大全』に収録されている、韮沢靖氏が描いたもうひとつのウイングマン「カオス・ウイングマン」と同氏が新たに考案したオリジナルカラー版の「アンジェル・ウイングマン」が、プレックスによって特大サイズで立体化され、バンダイの公式ショッピングサイト「プレミアムバンダイ」にて予約受付がスタートしている。2015年2月発送予定で、価格はともに54,000円(税込)。韮沢氏は、クリーチャーデザイナー、造形作家、イラストレーターとして知られ、桂氏の盟友。今回は韮沢氏のイメージを忠実に再現すべく、背面や横、斜め、脚など、新たに設定イラストを書き下ろし、全高約63cm・全幅約38cmの特大サイズを生かして、細部まで緻密に造形されているという。『カオス・ウイングマン』は、原作に近い黒と青をベースに、生物的な立体感のある透明パーツやメタリックのグラデーション塗装により悪魔的雰囲気を醸し出すウイングマンを表現。積み重なる髑髏の山をイメージした台座も付属する。そして「プレミアムバンダイ」限定でオリジナルカラー版の『アンジェル・ウイングマン』は、韮沢氏がベース色から塗装色、羽や剣、髑髏などの色まで、すべての彩色を考案。原作の雰囲気に近い色をベースとした悪魔的雰囲気の『カオス・ウイングマン』に対し、オリジナルカラーの『アンジェル・ウイングマン』は白をベースに金を施し、異形の天使を思わせるカラーリングで立体化している。セット内容は両商品ともに本体、剣、台座で、全高約63cm・全幅約38cm。商品価格はともに54,000円(税込)で、予約締切は準備数に達し次第終了。商品の発送は、2015年2月を予定している。(C)Yasushi Nirasawa(C)桂正和/集英社
2014年12月05日ゴッサム・インディペンデント映画賞が発表になった。作品賞に輝いたのは、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』。最多ノミネーションを受けた『6才のボクが、大人になるまで。』を打ち負かしての受賞となった。『6才のボクが…』は、観客賞を受賞している。男優賞は『バードマン…』のマイケル・キートン、女優賞は『Still Alice(原題)』のジュリアン・ムーア、ドキュメンタリー賞には『Citizenfour(原題)』。ブレイクスルー俳優には、『Dear White People(原題)』のテサ・トンプソンが選ばれている。文:猿渡由紀
2014年12月03日「ディーゼル ブラック ゴールド(DIESEL BLACK GOLD)」が15SSプレコレクションを発表した。今シーズンはブランドの原点に戻り、ロッカーの不遜な精神や50年代を代表するロカビリースタイルに着目。ホワイト、ブラック、レッドをキーカラーに、これらのエッセンスを加えた独自のテーラードの手法により、レザーとデニムを主役とした新しいワードローブが生まれた。ブランドアイコンのライダースは、ステンシルやペイントを施した上から袖、ヨーク、前立てなどあらゆるパーツにふんだんにスタッズを散りばめられた。1着1着異なる表情を見せる独創的なレザーワークだ。定番的なストライプの細身に仕立てられたロング丈のブレザー、タキシードジャケット、スリーブレスジャケットにもジッパーやチェーンなど重厚感のあるロカビリー風ディテールをあしらう。ウエスタンシャツのボタン代わりに用いられたのもやはり磁器製のスタッズだ。これらに合わせられるのは、日本製のデニム素材を使用したイタリア生産のジーンズ。インディゴベースにブラックやホワイト、バーガンディーやレッドなどの色を重ねた手作業によるコーティングは、まるで1点もののような雰囲気を漂わせる。ウィメンズにはニューモデルジーンズ「ドレーンパイプフィット」が登場。ステッチ、ペイントなど様々な加工やアレンジによりムラのあるストライプを表現している。タイガーやスネイクモチーフのロカビリー・ハワイアン風プリントを施したソフトなクレープデシンはチュニック風シャツドレスに仕立てられ、柔らかな質感とマニッシュなデザインがコントラストを演出する。カセットのテープを貼り付けたようなディテールのパンツも目を引く。スタッズはウエアだけに止まらず、シューズのバックル、メタルバックルのベルトなどにも現れ、存在感充分。
2014年12月02日ソニーは11月6日、ポータブルオーディオプレーヤー「ウォークマン A」シリーズおよび「ウォークマン S」シリーズの限定バージョンとして、ディズニーのキャラクターやスヌーピーをデザインに用いたモデルを発売した。いずれも、数量限定ないし期間限定のモデルとなっている。パッケージは、ディズニーバージョンでは「NW-A16 Frozen Harmony Box」「NW-S10/S10K Series Christmas Harmony Box」「NW-S10/S10K Series Harmony Series」の3種類が、スヌーピーバージョンでは「NW-S10/S10K Series SNOOPY I Love...Collection」の1種類が用意される。NW-A16 Frozen Harmony Box以外はメモリ容量を16GBと32GBから選択可能(NW-A16 Frozen Harmony Boxは内蔵メモリ32GBのみ)。NW-A16 Frozen Harmony Boxは、9月25日に発表されたハイレゾ対応の「ウォークマン A」シリーズ(NW-A16)をベースモデルとするパッケージ。ディズニー映画「アナと雪の女王」がモチーフデザインとなっており、本体背面にエルサとアナのシルエットが刻印されているほか、作中で使用された「レット・イット・ゴー」のハイレゾ音源(日本語、英語とも)がプリインストールされている。また、雪の結晶のデザインとスワロフスキーで彩られた特製ケース、作中に登場するオラフがデザインされたチャームが付属。特製パッケージに収納されている。なお、本パッケージは数量限定となっている。NW-S10/S10K Series Christmas Harmony BoxとNW-S10/S10K Series Harmony Series、NW-S10/S10K Series SNOOPY I Love...Collectionは、NW-A16と同じく9月25日に発表された「ウォークマン S」シリーズ(NW-S14、NW-S15)をベースモデルとするパッケージ。NW-S10/S10K Series Christmas Harmony Boxはディズニーキャラクターによるコンサートをイメージしたデザインが施されており、背面にはミッキーとミニーのイニシャルが刻印されている。このパッケージも「アナと雪の女王」バージョンと同様、オリジナルケースとオリジナルチャームストラップが付属。チャームストラップにはミニーのぬいぐるみが付いている。本パッケージも数量限定だ。NW-S10/S10K Series Harmony Seriesは「ミッキー&ミニー」「くまのプーさん」「ラプンツェル」「アリエル」の4種類からデザインを選べる特別モデル。選んだデザインにより、背面の刻印が異なる。こちらは2015年1月14日までの期間限定モデルだ。NW-S10/S10K Series SNOOPY I Love...Collectionは、スヌーピーとチャーリーがモチーフデザインの「I Love... Winter」、スヌーピーとライナス、ルーシーがモチーフの「I Love... Music」、スヌーピーとウッドストックがモチーフの「I Love... Tea Time」から選ぶことが可能。こちらも選んだデザインにより背面の刻印が異なる。2015年1月14日までの期間限定モデルとなっている。直販価格はNW-A16 Frozen Harmony Boxが28,500円から、NW-S10/S10K Series Christmas Harmony Boxが19,500円から、NW-S10/S10K Series Harmony SeriesとNW-S10/S10K Series SNOOPY I Love...Collectionが15,500円からとなっている(いずれも税別)。
2014年11月06日「ゆくゆくはショートフィルムの監督の中から1億円プレイヤーが誕生する」――。それは別所哲也が自ら代表となって国際短編映画祭を創設して以来、十数年にわたって言い続けてきたことである。10年前、いや5年前でも人はそんな言葉を夢想と笑ったかもしれない、だがいまや、それは決して夢物語ではなく、近い将来に十分に実現可能な目標と言える。それくらい、ここ数年でショートフィルムを取り巻く環境は激変した。スマートフォンや携帯型タブレットが普及し、どこでもインターネットに接続できる環境も整備され、ショートフィルムのみならず、海外ドラマや映画、TV番組に、スマホで撮影されたちょっとした面白映像まで、人々の生活と映像が深く結びついた。別所さんが創設以来、文字通り我が子のように育て上げてきた映画祭は「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)」として年々、盛り上がりを増している。こうした変化に伴い多くの企業が、自社のブランディングの方法として、これまでの15秒、30秒の短いCMとは異なるショートフィルムの製作に力を入れるようになった。「Lexus Short Films」はそんな試みの先駆的存在。「LEXUS(レクサス)」と米独立系スタジオの大手「ワインスタインカンパニー」が協同で有望な若手監督のショートフィルム製作を支援しており、レクサスが掲げる“Life is Amazing”をテーマに今年も「Market Hours」(ジョン・ゴールドマン監督)、「Operation Barn Owl」(大川五月監督/落合賢脚本)の2作品が制作された。今年はSSFF & ASIAにおいてワールドプレミア上映も行われたが、この十数年のショートフィルムの興隆を見守ってきた、いや、自ら先頭に立ってその発展に寄与してきた別所さんに「Lexus Short Films 2014」の魅力からショートフィルムの変化、そして今後についてじっくりと話を聞いた。アメリカでショートフィルムに出会い、1999年に映画祭を始めたが「名刺にちょうどメールアドレスが入り始めた頃かな?」と別所さん。もちろん、映画をインターネットで見ることなどまだなかったが、それでもIT技術がこの業界に大きな影響を与えるという“予兆”は感じていたという。「その少し前、97年ごろかな…ハリウッドで、音声コンテンツの次は動画コンテンツだ!ネットという新たなウィンドウで映像をどう扱うべきか?そこでどうコンバートしていくか?ということを映画のプロデューサーも、テクノロジー側も、ファイナンス側も真剣に議論していた。ロバート・レッドフォードが主催するサンダンス映画祭に、シリコンバレーの資金がついて、IT関係の人間が大挙してやって来ていて、そうした予兆は何となく感じてはいましたね」。「映画も産業やテクノロジーと表裏一体。21世紀に入って映画もその在り方を自問自答してきたし、企業も広告とはどうあるべきかを自答し続けてきた」と語るが、その中で「Lexus Short Films」のような企画が生まれることは「必然だった」とも。「自動車であれ、他の産業であれ“ものづくり”というのはそこにデザインやアート、普遍性というのを必ず追い求めていくものです。映画もまた時代を“真空パック”する存在ですが、その意味で、洗練されたラグジュアリーブランドである『レクサス』が新たな才能やクリエイターを引っ張り上げ、新しい表現を模索し、新たな時代の“映像未来予想図”を示していくというのは必然でしょう。まず一義的に、レクサスは若いクリエイターを支援するけど、そこで生まれるデザインや創造性の力が、最終的にレクサスが追い求めるライフスタイル――Life is Amazing―――を実現する原動力となる。単なる芸術振興を超えた新たなパラダイムを提示していると思います」。16年前を思えば、隔世の感があるが、別所さん自身は「想像していた以上に変わった部分もあるし、もっと進むと思っていたところもある」と語る。時代と共にショートフィルムの世界も「いまなお模索中」であるという。「既に長編映画とショートフィルムという“二極化”ではなく、“多様化”の時代になってます。編成にとらわれない中編も増えていくでしょう。時間とコストの関係性も変わっていき、10分の映像に1億を投じることもあれば、2時間の作品をよりリーズナブルに製作し、それが大ヒットするということも増えると思います。ショートフィルムに関しては、1億円プレイヤーの実現もそうですが、4コマ漫画の連載で生活する漫画家がいるのと同じように、ショートフィルムというものがよりジャンル化され、当たり前の価値として存在するようになって欲しいと思います」。映画を「作る」デバイスと「見る」デバイスの革新に加え、SNSの普及など、その間の部分に関しても「“流通革命”と言うべき大きな変化が起きている」とうなずくが、その中で映画祭の果たす役割も大きく変わってきた。「映画祭というのは、究極の“価値づけの装置”、ランキングプラットフォームだと思う」と言葉に力を込める。「映画、映像が持つ価値をいかにストーリーテリングし、観客に伝えるか?観客に新たな価値との出会いを提供すること、それが映画祭の役割。とはいえ、20世紀型の映画祭ではもうダメ。リアルなイベントと結びつきながら、21世紀のネットワーク型映像映画祭としてネット上で大きくなっていくと思います。その中で、『いいね!』といった評価をシェアしたり、オーディエンスアワードのような観客の支持で良いものを選んでいく“共感メディア”として存在することも求められるし、一方で、キュレーターの時代と言われる現代だからこそ、専門的な目で批評することも映画祭の存在する意味だと思います。なかなかいまの日本では、映画にせよ本にせよ、本気でクリティック(批評)するという文化が少ないと思いますが、そこで戦い、議論し、考え方や価値観、地域性などをあぶり出していくという役割も果たせたらと思います」。とここまで“映画祭代表”として、ビジネスマンとして、ショートフィルムについて語ってもらったが「Lexus Short Films 2014」で発表された「Market Hours」と「Operation Barn Owl」の2作に話が及ぶと、急に別所さんは俳優、いや、ひとりの映画ファンの顔になり、愛情あふれる言葉が口をつく。「どちらもほのかなラブストーリーで、片想いを描いてますが、『Market Hours』が心の中の声を表象化していくのに対し、『Operation Barn Owl』は日本、アジア的な間を大事にして心の声を表情や佇まいで見せてくれます。両作品とも、良い作品が持つセリフや映像、構成上のダブルミーニング、トリプルミーニングを巧みに使っていて、本当にクオリティの高い作品に仕上がっていると思います。何度も観ることで細部にわたるミルフィーユのような重層的な構想や意味づけがジュワっと味わい深く出てくるので、じっくりと堪能していただきたいです」。(text:cinemacafe.net)
2014年11月06日――いま、ショートフィルムが面白い。かつては実験的な作品や長編へのステップアップのための低予算作品が多かったが、様々な技術の革新と共に、ショートフィルムの世界にも大きな変革が押し寄せている。同時に、企業の取り組みも大きく変わってきた。CMではなく、より長い映像――すなわちショートフィルムでブランドの理念やコンセプトを伝えようとする試みも急増している。「LEXUS(レクサス)」はその先駆けとして、2013年より「Lexus Short Films」を開始。「LEXUS」が掲げる「Life is Amazing」をテーマにしたショートフィルムの製作を通じ、若手クリエイターの才能を支援している。今年も、米独立系スタジオ大手「ワインスタイン・カンパニー」との協同によるジョン・ゴールドマン監督の『MARKET HOURS』、大川五月(監督)&落合賢(脚本)という日本人コンビによる『OPERATION BARN OWL』が発表された。「いまがショートフィルムの歴史上、最も盛り上がっている時代と言えるでしょうね」。今年で27回目を迎えた「東京国際映画祭」でコンペティション部門の作品選定を務める矢田部吉彦(プログラミング・ディレクター)もショートフィルムの“熱気”の高まりを実感しているひとりだ。同映画祭に出品される作品は基本的に長編映画のみだが「短編映画を出品することはできないのか?」という問い合わせが事務局にひっきりなしに来るという。ショートフィルムを取り巻く何が変化し、今後どこへ向かうのか?矢田部さんに話を伺った。矢田部さんはまず「IT革命が決定的に短編映画の存在を変えた」と語る。身近な現象として、スマートフォンや携帯用タブレットを使い、電車の中やカフェなどで海外ドラマを見たり、YouTubeにアクセスする光景はごく当たり前になった。「僕自身、数年前までパソコンで映画を観るということに抵抗がありましたが、さすがにいまでは慣れてしまいましたね。僕が慣れるくらいなので、若い人にとってはとっくに…いや、“慣れる”以前に、彼らにとっては最初から当たり前の存在なんですね(笑)。その意味で、観る側にとって映像により気軽にアクセスできる時代になったというのは大きな変化だと思います」。いまや、パソコンからではなくスマホやタブレットでインターネットにアクセスする人々が多数派になったとも言われる。その際、文章であれ映像であれ、長く膨大なものではなく、より短く見やすいものが好まれる。短編映画というフォーマットがこうした傾向にフィットしていることは確かだ。「東京国際映画祭の企画で“学生応援団”によるネット上の番組の収録があったんですが、その時、YouTubeの方も『連続して見てもらえるのは長くて3分』ということを仰ってました。短い時間でフックのある展開を見せて、いかに視聴者の興味を掴むか?いかに簡潔にまとめるか?それはまさしく短編映画を作る上でのポイントでもある。そこは時代と短編映画の特性がマッチした良い面と言えるでしょうね」。一方で懸念もある。人々がスマホの小さな画面で映像を見ることに慣れてしまうことは、劇場公開の長編映画を含めた映画界全体にとってプラスと言えるのか?「そこは非常に難しいところですね。いまなお短編映画は過渡期にあり、激動の中にあると思うんです。短編映画の盛り上がりが、最終的に長編映画を(劇場に)近づけてくれるのか?それとも人々を劇場から遠ざけてしまうのか?期待と不安の中で揺れているというのが正直な思いです」。ただ、ビジネスの側面から見ると「Lexus Short Films」然り、企業がショートフィルム製作に前向きになることで、新たな映画ビジネスの流れが生まれたと言える。作り手は企業のバックアップを得て作品を作る場を与えられ、企業は従来のTVや新聞ではなく、ショートフィルムで自社ブランドのコンセプトを拡散することができ、視聴者は人気俳優が出演する質の高いショートフィルムをネット上で無料で見ることが出来る。「15秒、30秒といった短いCMと長編映画の中間に位置する、5分、10分の短編を作る環境が出来たというのは作り手にとって非常に大きいですね。ワインスタインのような大きなスタジオが関わり、予算と時間を掛けて作品を作り、多くの人に観てもらうことができる。これまでもミュージックビデオから長編にステップアップする監督はいましたが、より映画的な要素、物語性の強いショートフィルムからどんどん新たな才能が育ってくることが期待できます。今後、若い人ばかりでなく中堅、ベテラン監督も短編映画に参戦するような状況になれば面白いですね」。見る側だけでなく、映画を作る側のデバイスも大きな技術革新を遂げたことで、スマホひとつで誰もが映画を作れる時代になった。実際、ネット上には、手の込んだ短編映画から偶然の瞬間を捉えたペットの動画まで映像があふれかえっている。「ものすごい量の中から、いかに面白い作品に出会うか?見る側にとっては逆に難しい時代と言えるかもしれません。そこでやはり、キュレーター的な存在が非常に大切になってくるのではないかと思います。日本には幸い『Short Shorts Film Festival & Asia』というショートフィルムを扱う素晴らしい映画祭があります。既にそうした企画は一部で始まっていますが、映画祭との連携の中で、人々の口コミをうまく活用して、良い作品と出会える場を整えていくことが大切だと思います。ひとりひとりの観客が出来ることとしては、まずは『面白い!』と思える作品に出会ったら、とにかく一人でも多くの人に勧めてほしいですね」。(text:cinemacafe.net)
2014年10月31日「LEXUS」が、『愛を読むひと』『イングロリアス・バスターズ』などで知られるインディペンデント系映画会社ザ・ワインスタイン・カンパニー(以下:ワインスタイン社)と協同し、将来有望なクリエイターを支援する「LEXUS SHORT FILMS」シリーズ第2弾として新作ショートフィルム2本を制作。このほど、その本編映像が公開された。この「LEXUS SHORT FILMS」は、従来の“高級”とは異なる価値として“Progressive Luxury”を追求するという「LEXUS」のブランドビジョンのもと、グローバルなスケールでそのプレミアム・ブランドとしてのイメージ強化・確立に向けた様々な取り組みの一環として行われている活動だ。このプロジェクトでは、ハリウッドを代表する著名な監督がメンター(監修)としてサポート。これらの支援のもと、「LEXUS」の掲げるテーマである“Life is Amazing”をそれぞれの感性で読み解き、表現していくというものだ。今回のシリーズ第2弾では、新進気鋭の2組の若手監督(監督:ジョン・ゴールドマン/監督:大川五月と脚本:落合賢)を起用。ゴールドマン監督は、寡黙で想像力豊かなマーケットの警備員・ランダルを主人公に、平凡な日常に突如起きた不思議な奇跡を描いた『Market Hours』を。大川監督と落合氏(脚本)の日本の2人は、少女コミックをイメージしたという、ヒロインの切なくも愛らしいプロポーズ大作戦で巻き起こる心情を描いた『Operation Barn Owl』を制作。この2作品は、今年5月に東京で行われた米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル」(以下:SSFF & ASIA)の初日に本シリーズのプレミア試写会が開催され、さらに6月にはニューヨーク、7月にはロサンゼルスでも試写会が開催された。「LEXUS SHORT FILMS」公式サイトでは、この各国の映画祭への出展状況などに加え、制作時のメイキング映像なども公開されている。さらに、東京・青山にある「INTERSECT BY LEXUS - TOKYO」では、「LEXUS SHORT FILMS」を始め、動画配信アプリ「UULA」、ネスレ日本株式会社と共に、選りすぐった上質な作品をキュレーションし、上映するショートフィルムシアターを開設。11月5日(水)~12月1日(月)の期間中、大川監督の『Operation Barn Owl』を始め6作品が上映される。さらに、11月7日(金)には「SSFF & ASIA」代表の別所哲也や広瀬アリスを招き、ショートフィルムの現在、そして未来の形をテーマにトークセッションも行われる予定だ。(text:cinemacafe.net)
2014年10月30日10月28日にウォークマン生誕35周年を祝したムック『ウォークマンぴあ』が発売。同誌には、中川翔子、T.M Revolution、奥田民生、小室哲哉、ジミー・ペイジなど著名人35人が、これまでのウォークマンと比べて高音質である最新機種「ハイレゾウォークマン」を体験した感想を語る企画や、ウォークマン35年の軌跡、「ハイレゾウォークマン」開発秘話など、ウォークマンの過去から未来までを網羅した内容が収録されている。ムック『ウォークマンぴあ』は「BOOKぴあ」、全国書店、ネットショップで発売中。『ウォークマンぴあ』2014年10月28日(火)発売価格:1,350円(税込)体裁:ムック、92ページ<主な構成内容>・ウォークマン誕生、祝35周年!WE LOVE WALKMAN~35人の著名人が語るハイレゾ体験~小室哲哉、ジミー・ペイジ、奥田民生、PUFFY、中川翔子、T.M Revolution、葉加瀬太郎、織田哲郎、大沢伸一、大友良英、藍井エイル、マーティー・フリードマン、クラムボン、tofubeats、小島秀夫、名波浩など・ウォークマン35年の軌跡~時代を彩った名機を振り返る~・現場クローズアップ歴代の開発者たちが語る、“ハイレゾウォークマン”誕生秘話・4大ハイレゾ配信サイト紹介mora、ototoy、e-onkyo、music.jp・今から始めるハイレゾ入門ZX1、NW-A16など、最新機種をご紹介・読者プレゼント最新ハイレゾウォークマンを、読者のみなさんへ、プレゼント!
2014年10月29日