Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2021年秋スタートのテレビドラマ『最愛』(TBS系)の見どころを連載していきます。井浦新を初めて見たのは2002年に公開された映画『ピンポン』の時だった。もちろん映画そのものも素晴らしかった。しかし私も一緒に見た友人たちも、当時ARATA名義で活動していた井浦新のクールで端正な佇まいにぼうっとなってしまい、彼がデザインしている洋服を買えないのに見にいってしまうほどだった。2012年の大河ドラマ『平清盛』(NHK)の崇徳上皇(すとくてんのう)、そして2018年に放送されたテレビドラマ『アンナチュラル』(TBS系)の中堂系(なかどう・けい)。孤独を核にした人物を演じるとき、井浦新は硬質で美しい光を放つ。それが無口な人物でも、狂乱していても、粗暴な男でも。もちろん柔和なインテリである今作の加瀬賢一郎もである。視聴者の高い満足度を維持しながら物語後半に入った『最愛』(TBS金曜22時主演・吉高由里子)。優れたサスペンスドラマにはそれぞれに独自のカラーがある。展開の圧縮したような速さや、ドラマ一話分の中で鮮やかに起きるどんでん返し、複雑かつ、ふんだんにはりめぐらされた伏線、定型をなぞった爽快感のある展開。今作のそれは、マトリョーシカや玉ねぎのようにひとつ剥いて、確かに剥いたはずなのにまた同じ形のものが現れる奇妙なもどかしさだと思う。しかし全くの無駄ではなく一回り形が小さくなって、何かが確実に絞り込まれていく。他のサスペンスドラマにはない不思議なじりじりした感覚であるし、これは全体を通して、しかも集中して見てもらう前提で作られたドラマだと思う。途中にほとんど解放感が無いことも含めて、これは相当な覚悟と見る側への信頼感を持って作られた作品なのだろう。今週、ようやく真田ウェルネス専務の後藤(及川光博)によって隠されていた真田グループの裏金の存在と、その出所が明らかになった。介護施設の入所者から集めた慈善団体への寄付金を複雑なペーパーカンパニー経由で流用という、絶妙な生々しさである。裏金を作った動機が私利私欲ではなく、会社のためだったと後藤が会社の弁護士である加瀬(井浦新)に訴えかけるシーンの荒涼とした切なさに絶句する。ここまでほぼ感情を押し殺して不気味な男を演じてきた及川光博が、感情を爆発させる場面である。「あの場所(会社)がわたしの全てだ。他には何もないんだ。何も、ないんだよ」後藤の言葉に気圧されたように、一瞬加瀬が黙り込む。逃げ去る後藤をなすすべなく見送りながら「わたしの、すべて」という言葉を反芻(はんすう)する加瀬の胸にどんな感情が行き来しているのか。あとをひく印象的な一瞬である。弁護士という職業自体、本来は白黒つけられない複雑なものに何とか白黒をつけて解決するものだが、真田ホールディングスや真田ウェルネスのような、介護や医療、人の老いや生死に直結した企業の法務が仕事ならば、なおのこと扱うのは善悪の単純ならざるグレーなものばかりなのではないかと思う。人の病気が治るということは、シンプルに善だ。今まで治らなかった病気を治すものを作りたいという梨央(吉高由里子)の情熱が、加瀬の人生にとってどれほど眩しく救いであるか。「世界が良い方に変わっていくのを見たい」と、ぽつりと語った言葉がそれを表している。梨央にとっても、加瀬は眼前の創薬だけに没頭しがちな自分と社会を繋ぐ堅実な『輪』であり人生の一部なのだろう。だが、彼女にとって加瀬は人生の大切な一部だけれども、すべてではないし、おそらく大半でもないはずだ。ふと、加瀬という男にとって真田梨央は人生のどのくらいの割合なのだろうと考えてみる。今のところ、まだそれを想像させる手がかりは少ない。今週のラストで、渡辺昭(酒向芳)殺害の現場にあったペンの出所が明らかになる。宮崎大輝(松下洸平)が、梨央や優との縁が切れないところから連鎖して、それが明らかになる過程はいかにも『最愛』という名のドラマらしい、やるせなさと高揚である。たった五人だけが持っている特注品のペン。誰が、とそれをカウントしていく時、これまでかかわり続けてはいても、犯人としての範疇からはずっと外れているかのように見えた一人が炙るように浮かび上がってくる。どうか、巧妙なミスリードであると思いたい。同じ形のままでも、間違いなく事件は絞り込まれている。何かがむき出しになり、それぞれが自分の欲や感情を露わにして動き出そうとしている。この物語を見守ってきた私たちも、もう間もなく真実の形にたどり着くだろう。最愛/TBS系で毎週金曜・夜10時~放送過去の最愛ドラマコラムはコチラから[文・構成/grape編集部]
2021年12月06日「DISH//」が『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の世界観にぴったりの楽曲「Shout it out」を書き下ろし、ハリウッド映画の主題歌を初めて担当。この度、本作の世界観をイメージしたダークでスタイリッシュなミュージックビデオが公開された。本映像では、メンバーがヴェノムカラーであるブラックの衣装に身を包んで一面真っ暗な世界で演奏をするなどヴェノムの世界観を再現。これまでの「DISH//」のイメージを一新させるようなワイルドなパフォーマンスが収められている。矢部昌暉は「それぞれ一面真っ黒な世界にぶち込まれて一人で演奏したりして撮っています」と撮影秘話を明かし、橘柊生は本ミュージックビデオの見どころについて、「DJと鍵盤というフルセットを組まれるのは久しぶり。MVで歌っているのも久しぶりなので見どころです!」、泉大智は「久しぶりに激しい曲のMVを撮ったので新鮮で楽しいです!」と各々にポイントをコメント。作詞を北村匠海と橘さんが手掛け、北村さん&橘さん&泉大智がパートごとに作曲を行ったという本楽曲。小学校の頃からスパイダーマンのゲームやアニメでヴェノムを知り好きだったという北村さんは「新しい作り方だった」と言い、ワールドワイドで壮大な音楽性になったと語る。また、ミュージックビデオ撮影前にライブで楽曲を初めて歌った時のことについてふり返り、「エネルギーがすごかった。新たなエンジンになる曲になりそう」と、本楽曲制作によって新たな「DISH//」の幕開けに期待を寄せている。『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』は12月3日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ 2021年12月3日より全国にて公開©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2021年12月02日今週末、ついに日本でも公開を迎える『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』より、日本語吹替版に参加した中村獅童と片岡愛之助が「声」で直接対決する本編映像が解禁された。エディの体に寄生しているヴェノムの声を前作に引き続き中村獅童が担当し、本作から登場の最凶の敵カーネイジを片岡愛之助が演じている本作。今回初公開された日本語吹替版の本編シーンは、カーネイジに元恋人アンをさらわれてしまったエディ(ヴェノムの宿主)が彼女を助けるためにヴェノムとなって教会に登場する場面。カーネイジはヴェノムに「来やがったな、死にやがれファーザー」と宣戦布告。この「ファーザー」とは、刑務所収監中にエディの取材を受けたクレタス(カーネイジの宿主)がエディに噛みつき、彼の血液を体内に取り込みカーネイジが誕生したという経緯があるため。そんな凶悪なカーネイジの姿を見たヴェノムは「くそ、マズイ!」と怖気づきエディの中に隠れてしまう。ヴェノム守勢のシークエンスながら、作品最大のクライマックスに向けた展開が繰り広げられるシーンとなっている。歌舞伎の舞台から舞い降りた2人から発せられる声色は圧巻。誰が演じているか分からなくなるほど、作品のキャラクターに憑依している声の演技も必見だ。『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』は12月3日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ 2021年12月3日より全国にて公開©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2021年11月30日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2021年秋スタートのテレビドラマ『最愛』(TBS系)の見どころを連載していきます。過去の『もしも』より、これからの幸せ。今ある問題に向き合った方が良いのだと、それはきっと多くの人が知っている。それでも、良いことも悪いことも私たちは過去の『もしも』の糸を手繰らずにはいられない。辛い日の酒、気晴らしの喫煙、気力を得るためのコーヒー。量をきちんと考えれば、それは人生を円滑に楽しくするものだ。『もしも』を辿ることもまた、同様に人生の傷に貼る絆創膏のように必要なことかもしれない。もちろん、それは量と使い方を間違えなければ。考察や感想を毎回散々悩ませ、嬉しい右往左往を視聴者に味合わせてくれているドラマ『最愛』(TBS系金曜22時主演・吉高由里子)。物語は後半に入っている。今週はリスタートのような回になった。初回からひたすら緊張の圧が高い辛い展開が続いていたので、今回の前半のように穏やかな展開が挟まるのは有難いと感じながら見ていた。主人公・真田梨央(吉高由里子)の行方不明になっていた弟の優(高橋文哉)が殺人の容疑から一転不起訴になり、姉と弟は穏やかな暮らしを始めようとしている。幼い頃の事故から記憶障害のある優は、症状を緩和するための治験を受けようと決意する。一方、捜査一課の刑事でありながら梨央と優の疑いを晴らすために奔走した宮崎大輝(松下洸平)は、それが原因で捜査一課から所轄の生活安全課に転属になる。転属で互いに仕事への影響を気にせず会えるはずの梨央と大輝だが、会わないと決めたものを覆す気はないようで、二人の本当の気持ちを察している優は二人が会える機会を作ろうと苦心する。この場面、いないと思っていた梨央がいると知って、大輝が肩をそびやかして帰ろうとするところも、「逃げないでほしい」と優に乞われて渋々振り向く仕草も、気持ちの揺れを表現する松下洸平の身体表現がいい。横顔の角度で松下の表情はほとんど見えない。だが、肩の角度や首のもじっとした動きが、大輝の苛立ちと期待と高揚がごちゃ混ぜになった感情を饒舌に語るようだ。演技とは身体の微調整であると実感できるシーンである。そんな絶妙にじりじりしたときめきを抱えつつも、いざ梨央と二人きりになると照れて笑ってしまい、何も進展しないのもまたご愛嬌だった。だが、そんな微笑ましい姉弟と、見守る人々の日常に、再びの火の粉が降り掛かろうとしている。今回、真田ウェルネスの周辺を探り続けているフリージャーナリストの橘しおり(田中みな実)の過去が明らかになった。しおりもまた、15年前に渡辺康介(朝井大智)からレイプドラッグで性的暴行を受けた女性の一人であり、被害者の中で単独で告訴に踏み切っていたと判明する。休学や両親の離婚が続いたことを考え合わせると、名前を明かしたこと、告訴したことで周囲の心無い対応で更なる苦しみに見舞われたことは想像に難くない。6話で、拘束されたしおりが後藤(及川光博)相手に「(殺されれば)大勢の人がわたしのことを可哀想と思ってくれる」と淡々と語った言葉が、彼女が15年前に抱え込んだ怒りや無念が今も決して乾いていないことを表している。犯罪の被害者でありながら、充分なケアより前に嘲笑や糾弾に晒される。『あなたにも落ち度があったのではないか』。それは心身に致死傷を負った女性たちに、直接に時に言外に、現実に投げつけられる石である。同時に、しおりが被害にあう直前に通りかかった梨央に助けを求めて、それが届かなかったことも明かされる。それは愛情深い家族と穏やかに暮らしてきた高校生の少女には気づきようもない異変であると思う。だが、その指一本分の距離が届けば、声ひとつ何か届けばと(それは指一本分伸ばせなかった、声を上げる力を振り絞れなかった自分への怒りでもあると思う)その記憶を無限に手繰り続けて、15年を生きた橘しおりの気持ちを想像すると、息苦しく胸が痛む。同時にその指が届いていれば、その時、渡辺の卑劣な犯行が明るみにでていれば、梨央もまた父と弟との穏やかな暮らしが続き、いずれは互いに想いあう大輝との幸せな日々があり得たはずなのだと、ねじれあう二つの運命に慄然とする。15年前に人生を捻じ曲げられた二人の女は、ともすれば手をとりあって辛い過去に向き合える可能性があったのに、その機会もまた失われてしまう。今回のラストで橘しおりは転落死して発見された。今回、梨央を相手に大輝は「もしもの話より先を見る方がいい」と割り切った表情で語る。加瀬もまた、優を相手に「これからどう生きていくか」だと語る。もちろんそれは正しくあるべき姿ではあるけれども、そのまっすぐさの分だけ、よどんだものや人のくらいものが見えなくなるのではないか。大輝と加瀬は、梨央と優の姉弟を守りとおせるのか。物語はラストスパートに入る。最愛/TBS系で毎週金曜・夜10時~放送過去の最愛ドラマコラムはコチラから[文・構成/grape編集部]
2021年11月29日『スパイダーマン』のスタジオが贈る、マーベル最新作『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』より、空腹のヴェノムがエディの部屋で大暴れする本編映像が解禁された。「悪人以外を食べない」という条件でエディ(トム・ハーディ)の体に寄生し、彼と共同生活を送る地球外生命体<シンビオート>のヴェノム。しかし食欲の制限を強いられストレスは募るばかり…。今回解禁となったのは、そんなストレスフルなヴェノムがついに空腹の限界を迎えてエディと暮らす部屋で大暴走してしまう本編シーン。映像の冒頭から言葉にならない叫びと共に得意の頭突きで天井を突き破るヴェノム。その様子からイライラが最高潮に達していることがうかがえる。「まだ悪人を喰ってないぞ」とタイヤに噛み付きながらエディに怒りの矛先を向けるも、エディからは「またそれか」と呆れた返事で受け流されてしまう。さらに、自由を求めるヴェノムは暴れまわりながら「髪を風になびかせ裸足で砂浜を歩く」とまさかの願望を吐露し始めると、即座に「髪ないぞ」と体内にいるエディから即座にツッコミを入れられてしまう。エディから飼っている鶏を食べるよう促されるが、どうやら鶏に1960~70年代に活躍していたポップス・デュオの名前を付けて可愛がっているようで「ダメだ。ソニーとシェールは親友だ」と返答。何とか理性は保つも八つ当たりを受けたエディは吹っ飛ばされてしまうのだった…。空腹のストレスでイライラが募るヴェノムの切ない心からの叫びに対してエディの的確なツッコミが笑いを誘う、なんともコミカルな場面となっている。アンディ・サーキス監督が「ヴェノムはエディに鏡を向けるようにして、エディが身勝手で傲慢で利己的で自分しか愛せない人間であることを彼に示す」と語る一方で、「エディとヴェノムは一緒にいられないけれど、離れてもいられない。エディには、ヴェノムにコミットする以外に選択肢がないんだ」とも明かすように、一見不自由ともみえる共生生活は、お互いの人生にとって実はとても重要な意味を持っている。エディの鋭いツッコミも、これまでに2人が築き上げてきた関係値の賜物と言えるのかもしれない。果たして、ヴェノムが切望する自由は訪れるのか…? 続きが気になる映像にますます本編への期待が高まる。『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』は12月3日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ 2021年12月3日より全国にて公開©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2021年11月29日通称「キタ」と呼ばれる大阪の繁華街に暮らすアジア人たちの生きざまを描く『COME & GO カム・アンド・ゴー』が11月19日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で封切られた。上映後のトークイベントには、本作のメガホンをとった中華系マレーシア人のリム・カーワイ監督と、映画コメンテーターのLiLiCoが駆けつけ、在日外国人が抱える葛藤や課題について語り合った。大阪を中心に活動し、アジアやヨーロッパなど世界各国を舞台に映画を撮影しているカーワイ監督にとって、本作は『新世界の夜明け』『恋するミナミ』に続き、大阪を舞台に描いた群像劇。「すべての登場人物が愛おしい」と語り、「急に国際化が進み、たくさんの外国人が来ているが、日本人は“隣にいる”私たちのことを知らないので、ぜひ知って、考えてほしいという気持ちがある」と本作に込めた思いを語った。同時に映画にはさまざまな境遇の日本人も多数登場しており、「幅広い日本人のキャラクターを通じて、日本の社会を描けるんじゃないかと思った。国籍は関係なく、ひとりの人間でいたい」と上映後の客席にメッセージを送った。そんなカーワイ監督の言葉にLiLiCoも大いにうなずき、「私も映画を見ながら、いろいろなことを思い出した」としみじみ共感。歌手を夢見て生まれ育ったスウェーデンから単身来日した18歳当時を振り返り、「日本人よりも日本を経験しているかもしれない。コンプライアンス的に今この場では言えないような、ひどいことも言われて傷ついたことも」と振り返った。劇中に登場するスーパーで働くミャンマーからの留学生に話題が及ぶとLiLiCoは「職場でひどい目に遭っても、心配させまいと、祖国のお母さんには元気だよって言う姿はいたいほど理解できた。彼女はいい味出していた」と絶賛。演じるのは森崎ウィンと共演した日本・ミャンマー合作のドラマ『My Dream My Life』が話題を集めた女優のナン・トレイシーで、カーワイ監督も「オーディションで出会い、すぐに彼女に決まった」と回想。映画の撮影後、一時帰国した際にクーデターが起こり、日本に戻ることも、現地で女優を続けることもできない状態だといい「日本にいれば、今日も舞台挨拶できたのに。すごくかわいそう」と表情を曇らせていた。映画にはツァイ・ミンリャン作品の常連として知られる台湾のリー・カンション、ベトナム映画『ソン・ランの響き』のリエン・ビン・ファットをはじめ、アジア各国のキャストが参加し、日本からは千原せいじ、渡辺真起子、兎丸愛美、尚玄らが出演している。取材・文・写真=内田涼『COME & GO カム・アンド・ゴー』全国順次公開中
2021年11月20日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2021年秋スタートのテレビドラマ『最愛』(TBS系)の見どころを連載していきます。そこに水があると思って近づけば、それは炎天下で水に見える陽炎だった。『最愛』(金曜日22時TBS系主演・吉高由里子)は、そんなドラマである。15年前の一人の大学生の失踪事件と、その大学生を探し続けていた父親が殺害された現在の殺人事件。二つの事件を往還しながら、私たちはわずかな手掛かりの『水』を求めて右往左往している。中だるみとは無縁の5話、恒例の冒頭のモノローグは主人公・真田梨央(吉高由里子)の弟で、失踪していた朝宮優(高橋文哉)だった。この特異なサスペンスにおける要、そしてブラックボックスは怪我の後遺症で『興奮すると記憶が飛ぶ』症状を抱えた、この孤独な青年である。過去の事件でも、現代の殺人でも、その純粋さと愛情深さに隠れた第三者が見え隠れしている。だがそれが同一人物なのか別人なのかも未だに分からない。前回のラストで二つの殺人の犯人は自分だと告白した優だが、今回改めて『記録』が残っても優自身の『記憶』が戻っているわけではないと明らかになり、またしても真実は見えなくなった。一度は梨央の前から姿を消した優が密かに梨央の元に戻ってきた理由が、姉が社長になったと知り、守らねばならないと思ったという事実が切ない。姉は弟のために薬を作るべく経営や出世には興味がなさげでありながら社長に就任し、弟はそんな姉を守らねばともう一度戻ってくる。その結果、共に再び事件に巻き込まれる。お互いを守りたいと想いあうことが、逆に危機を引き寄せているかのようだ。今回のラストで、最初の失踪事件直後に亡くなった二人の父親である朝宮達雄(光石研)のパソコンに、達雄自身の犯行告白動画が残されているのが見つかる。それは明らかに『いつか見つけてもらう日』のために残された嘘の告白の動画である。死後に自身のパソコンが誰かに捜索される時、それは愛する子供たちに失踪事件の嫌疑がかかっている時だと予想して残された、父親が子供たちを必死に抱きしめるように守る動画である。思えば、この物語が現在になって動きだす契機もまたひたすらに子を探し求める執念にも近い一人の父親の愛情だった。物語のスタートそのものが、何もかもを暴いてでも探そうとする親の愛情と、嘘をついてでも守ろうとする親の愛情の戦いなのである。バイプレーヤーの配役にも注目ここまでに5話、毎回押しつぶされそうな圧の高いストーリーの中で、脇を固めるバイプレーヤーの小技の効いた演技も見応え充分である。世間的に、主人公を手助けするようなフレンドリーな役柄が印象深い及川光博に、ヒロインと敵対する冷徹な男を、華やかな女性らしさを発揮する役どころの多かった田中みな実にフェミニティの全くないドライなジャーナリストの役を、主に声を主戦場にしてきた津田健次郎に堂々たる叩き上げの警視庁捜査第一係長の役を。いずれもエンターテインメント好きを、にやりとさせるような味のある配役である。個人的には松下洸平演じる宮崎大輝とコンビを組む、桑田仁美役の佐久間由衣が良いと思っている。女性の刑事として、癒し系でもなくギスギスもせず、べたつくでもなく尖るでもなく淡々と仕事に向かう。それでいて観察眼も鋭く有能なこともわかる。コンビの大輝とも連携して仕事をしているが、大輝の様子に納得がいかなければ厳しく追求もし、臆せず上司にそれを告げる厳格さも持ち合わせている。越境というよりも、最初から境界線のないような身軽さ、清冽さが印象的だ。毎話、示唆に富む美しいシーンを見せてくれる塚原演出だが、5話で目に止まったのは大輝が大学時代のチームメイトである長嶋(金井成大)に、昔馴染みにアリバイを聞いて回るような仕事は嫌ではないかと問われ「嫌な仕事だよな」と、さほど嫌とも見えないような表情で応えるシーンである。「(仕事に)向いてんだろ」とさらに被せられ、「向いてるよ」と即答する大輝の背後で照る太陽が悲しいほどに眩しい。孤独を善しとして、独りで苦しみと対話しながら走る苦しくなってからが強い選手たる男の有りようが良く表れたシーンだと思った。大輝と長嶋との会話の中で、昔馴染みに聞き込みをする時に大輝がもう飛騨弁ではないことの違和感が一瞬語られる。しかし、引き寄せてクリームがべったりとシャツについたあの瞬間、信号待ちの背中越しの「お前やないってこと、俺が証明する」そしてそして、陸上部の寮で梨央と優の二人に「好きやった」と語りかける時。ごく自然に宮崎大輝は飛騨弁を話す。その軸足はどこにあるのか、言うまでもないと思う。旧札500万の出どころ、真田グループのペーパーカンパニーの謎、拘束された橘しおりの行方。そして15年前、遺体を埋めたのは果たして達雄一人であったのか。まだ点は点のままそこにある。繋がり始めるのは、これからである。最愛/TBS系で毎週金曜・夜10時~放送過去の最愛ドラマコラムはコチラから[文・構成/grape編集部]
2021年11月17日『ズートピア』『モアナと伝説の海』の黄金タッグが贈るミュージカル・ファンタジー『ミラベルと魔法だらけの家』より、主人公ミラベルが本当の想いを歌い上げる楽曲「奇跡を夢みて」が解禁となった。主人公ミラベルは魔法の力を与えられた不思議な家に暮らすマドリガル家に生まれた少女。彼女の家族は5歳の誕生日を迎えると1人1人が特別な個性を持つ“魔法のギフト(才能)”を家から与えられるが、ただ1人だけ“魔法のギフト”を与えられなかったのがミラベルだ。魔法を持たずとも、家族と仲良く暮らしていたミラベルは、ある日家に大きな亀裂があることに気づく。このままでは世界から魔法の力が失われていくと知った彼女は家族を救うため、“唯一の希望”として立ち上がる。今回、解禁された劇中歌「奇跡を夢みて」は、『アナと雪の女王』でエルサが歌う「レット・イット・ゴー~ありのままで~」や『モアナと伝説の海』のモアナが歌う「どこまでも~How Far I'll Go~」に続く、本作のメイン楽曲。“魔法のギフトがなくても私も家族の一員よ”と、特別な才能に溢れる家族たちの中で、明るく前向きに過ごすミラベルが、心の奥底で抱える“私だって魔法が欲しいの”という本当の気持ちを歌い上げる一曲だ。本作の全ての楽曲を手掛けたトニー賞、グラミー賞など数々の賞を受賞したリン=マニュエル・ミランダは、この楽曲について、「『リトル・マーメード』の“パート・オブ・ユア・ワールド”や『アナと雪の女王2』の“イントゥ・ジ・アンノウン”のように、主人公自身が本当に求めることについて歌った楽曲なんだ」と明かし、さらに「そういった歌は僕にとっていつも一番時間がかかるんだ。この歌は、(全8曲の中で)最後に書いた歌だよ。ミラベルは自分だけにギフトがないことを全く気にしていない。彼女はマドリガル家の一員であることを誇りに思っているんだ。でも、この歌を通して、いかにそのことに苦しんでいるかをすべて吐き出すんだ。家族の中で一人違う存在でいることがいかに苦痛であるか、他のみんなと同じように見られることをいかに彼女が切望しているかをね。そのことを伝えるための言葉を見つけるのに時間がかかったんだよ」と楽曲制作時の苦労と、普段は前向きで明るいミラベルが心に抱える葛藤を明らかにする重要な楽曲になっていることを教えてくれた。日本版でミラベル役を担当するのは、先日解禁された「ふしぎなマドリガル家」でもその歌唱力が大きな話題となった期待の新人女優・斎藤瑠希。「ふしぎなマドリガル家」の陽気でアップテンポなリズムとは異なり、ゆったりとしながらもラテンの独特なリズムのこの難曲にミラベルの心情を乗せて見事に歌い上げている。<魔法×音楽>に満ち溢れた新たなミュージカル・ファンタジーの本作。作品を彩る斎藤さんの圧巻の歌声にも、ますます期待が高まる一曲となっている。『ミラベルと魔法だらけの家』は11月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミラベルと魔法だらけの家 2021年11月26日より全国にて公開© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2021年11月16日数々の作品で観客を物語へと引き込む珠玉の音楽と圧巻の映像美で、世界中を感動の渦に包み込んだディズニー・アニメーション・スタジオが、この冬贈る待望のミュージカル・ファンタジー『ミラベルと魔法だらけの家』。先日、新ヒロイン・ミラベル役に期待の新人女優・斎藤瑠希が大抜擢され、その歌声の素晴らしさが話題になっていたが、今回そのミラベルが歌う新たなメイン楽曲「奇跡を夢みて」の特別映像が公開となった。主人公ミラベルは魔法の力を与えられた不思議な家に暮らすマドリガル家に生まれた少女。彼女の家族は5歳の誕生日を迎えると1人1人が特別な個性を持つ“魔法のギフト(才能)”を家から与えられるが、ただ1人だけ“魔法のギフト“を与えられなかったのがミラベルだ。魔法を持たずとも、家族と仲良く暮らしていたミラベルは、ある日家に大きな亀裂があることに気づく。このままでは世界から魔法の力が失われていくと知った彼女は家族を救うため、“唯一の希望”として立ち上がるのだった。今回、解禁された劇中歌「奇跡を夢みて」は、『アナと雪の女王』でエルサが歌う「レット・イット・ゴー~ありのままで~」や『モアナと伝説の海』のモアナが歌う「どこまでも~How Far I’ll Go~」に続く、本作のメイン楽曲。“魔法のギフトがなくても私も家族の一員よ”と、特別な才能に溢れる家族たちの中で、明るく前向きに過ごすミラベルが、心の奥底で抱える“私だって魔法が欲しいの”という本当の気持ちを歌い上げる一曲だ。本作のすべての楽曲を手掛けたトニー賞、グラミー賞など数々の賞を受賞したリン=マニュエル・ミランダは、この楽曲について、「『リトル・マーメード』の“パート・オブ・ユア・ワールド”や『アナと雪の女王2』の“イントゥ・ジ・アンノウン”のように、主人公自身が本当に求めることについて歌った楽曲なんだ」とディズニー・アニメーションには欠かせ重要な一曲であること明かし、さらに「そういった歌は僕にとっていつも一番時間がかかるんだ。この歌は、(全8曲の中で)最後に書いた歌だよ。ミラベルは自分だけにギフトがないことを全く気にしていない。彼女はマドリガル家の一員であることを誇りに思っているんだ。でも、この歌を通して、いかにそのことに苦しんでいるかをすべて吐き出すんだ。家族の中で一人違う存在でいることがいかに苦痛であるか、他のみんなと同じように見られることをいかに彼女が切望しているかをね。そのことを伝えるための言葉を見つけるのに時間がかかったんだよ」と楽曲制作時の苦労と、普段は前向きで明るいミラベルが心に抱える葛藤を明らかにする重要な楽曲になっていることを教えてくれた。日本版でミラベル役を担当するのは、先日発表された「ふしぎなマドリガル家」で、その歌唱力が大きな話題となっている斎藤瑠希。「ふしぎなマドリガル家」の陽気でアップテンポなリズムとは異なり、ゆったりとしながらもラテンの独特なリズムのこの難曲にミラベルの心情を乗せて見事に歌い上げている。ずっと心の中におさえこんでいた自分だけが違うことへの苦悩、そして自分も他のみんなと同じようにありたいという思いを持ちながらも家族に危機が迫る時、魔法を持たないミラベルがただ一人、前に突き進もうとする姿は、私たちに<奇跡を起こす方法は、魔法だけじゃない>と勇気を与え、いまの時代だからこそ観客の心を明るく照らしてくれる存在になりそうだ。斎藤の圧巻の歌声で彩る<魔法×音楽>に満ち溢れた新たなミュージカル・ファンタジー『ミラベルと魔法だらけの家』に大きな期待が高まる。『ミラベルと魔法だらけの家』メイン楽曲「奇跡を夢みて」特別映像『ミラベルと魔法だらけの家』11月26日(金)より公開
2021年11月16日吉高由里子主演「最愛」の第5話が11月12日オンエア。葛藤と苦悩の末、やっと再会できた最愛の姉弟を引き離すことになる大輝を演じる松下洸平に「本物の大ちゃん」「演技力えぐい」などの声が殺到。優を演じる高橋文哉の演技にも賞賛の声が続出している。15年前、大学の陸上部の寮で起きた“ある失踪事件”。その事件が15年を経た現在の連続殺人事件へと繋がっていく。事件の重要参考人となった女性実業家と、彼女の幼なじみで事件を追う刑事。15年前から彼女を支えてきた弁護士の3人を中心に描かれる完全オリジナルストーリーとなる本作。15年前、大学院生だった渡辺康介に暴行され、その後、父・朝宮達雄が亡くなり母・真田梓に引き取られ、現在は「真田ウェルネス」の代表取締役として弟のために新薬を開発している朝宮梨央を吉高さんが演じ、15年前は白山大学の陸上部エースで梨央に想いを寄せていたが、現在は警視庁刑事部捜査一課の刑事をしている宮崎大輝には松下さん。「真田ホールディングス」の弁護士として、梓の指示で15年前に梨央を東京に連れてきて、今まで見守り続けてきた加瀬賢一郎には井浦新。梨央のもとから行方をくらましていたが、前回のラストで梨央と再会した弟の優に高橋さん。梨央の母・真田梓に薬師丸ひろ子(特別出演)。15年前亡くなった梨央の父親・朝宮達雄に光石研。「真田ウェルネス」専務の後藤信介に及川光博。ノンフィクションライターの橘しおりに田中みな実。大輝とコンビを組む桑田仁美に佐久間由衣。優によって殺害されたらしい康介の父親・昭に酒向芳。また奥野瑛太、津田健次郎らも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。梨央と大輝のもとに優から昭殺害時の映像が送られてきて、その後優は梨央と再会。自首するという優を梨央は引き留め、一緒に岐阜に帰ろうとする。警察も優の素性や真田ウェルネスとの関わりにたどりつき、加瀬もしおりと後藤との接点を知る。そして梨央は高速バスに乗って飛騨に向かい、そのバスを大輝と桑田も追う。途中のバス停で優も合流、かつての故郷に戻った梨央は、優に金を渡し遠くに逃げるよう告げるが、優は逃げるのに疲れたと返答。優は達雄がパソコンにつけていた日記を探し、白山大学の寮へ。達雄のパソコンには動画が残されており、動画で達雄は「自分が康介を殺した」と“自供”。そこに大輝と桑田も現れ、大輝は優を連行することになる…というのが5話の展開。自分の“最愛”の姉弟を自分の手で引き裂かねばならなくなる大輝を演じる松下さんに「この松下洸平くんも良い、とても良い。今日はぐちゃぐちゃに泣きました…」「大ちゃんの演技力えぐい。葛藤よくうまく出せてたなぁ」「凄すぎた 全ての感情表現が全く嘘くさくない全身から振り絞られた声 本物の大ちゃん、そのもの」など絶賛の声が殺到。一方、優を演じる高橋さんにも「今日の「最愛」の高橋文哉がめちゃめちゃよかった」「マジで高橋文哉君の演技力もレベチすぎて震える」といった反応が。放送後も「言いたいことはいっぱいあるけどとりあえず梨央も大ちゃんも優も加瀬さんもみんな幸せになってくれ」「梨央と優と大ちゃんあのまま田舎で幸せになって欲しかった…」など、梨央と優、大輝の3人の幸せを願う投稿が途切れることなくタイムラインを流れ続けている。(笠緒)
2021年11月13日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2021年秋スタートのテレビドラマ『最愛』(TBS系)の見どころを連載していきます。見ていたほとんどの人が、「えっ、そこまでばらしていいの?」と仰天したと思われる4話のラスト。本当に出し惜しみのないサスペンスだと驚いた。SNSの考察が様々に繰り広げられるオリジナルのサスペンスドラマにおいて、視聴者の予想通りに舵を切り続けるというのは、逆に大胆かつ異端なのではないか。『最愛』(TBS金曜22時、主演・吉高由里子)を見ているとそう思う。オリジナルサスペンスで視聴者が感じる「こんなに分かりやすいならミスリードではないか」を逆手に取り、4話までに初回で提示された二つの殺人の犯人はほぼ特定された。主人公・真田梨央(吉高由里子)の弟で、行方不明になったままの朝宮優が今どうしているか、誰なのかも、予想通りに「情報屋」と呼ばれている青年(高橋文哉)だと判明した。しかし、これだけ手の内を晒されても、見ている私たちのもやもやは晴れないし、近づけば近づくほど見えなくなる気分になる。個人的にミステリーもので一番面白いのは、犯人は分かった、でも動機が分からないという空隙の瞬間ではないかと思う。そんな状態が延々と続いている気分なのである。第2話のレビューでも書いたが、このドラマではやはり食事のシーンが多い。しかもそれぞれの生き方が滲むような描写になっている。これだけは飲みたいな、これくらいは許されたいなと無意識に梨央がそっと握るビールのコップ。おそらくテイクアウトかコンビニか、単品の御飯ものを獣のように口をつけてがつがつと食べる弟の優の孤独な食事。親子の食卓というよりは、上司と部下のミーティングのような梓(薬師丸ひろ子)と梨央の中華料理。ここで弁護士の加瀬(井浦新)がエビが苦手であること、梨央はそれを知っていることもわかる。梨央のニンジンと加瀬のエビは、互いの苦手なものを補い合い、守り合う関係だとうかがえる。毎回入る冒頭のモノローグは、初回は宮崎大輝、2話は主人公の真田梨央。3話は加瀬賢一郎。4話は意外なことに真田ウェルネス役員の後藤信介(及川光博)で、後藤の身の上が家族のない孤独なものであること、仕事が生きがいで、おそらく梓の父から引き立ててもらったのだろう、真田ウェルネスという会社が唯一の居場所であったということが明かされる。この短いモノローグひとつで、主人公の梨央に執拗に敵対しつづける後藤という人物が個人として立体的に見えてくる。出世欲というよりは、自分を育ててくれた場所を守ろうとする彼なりの孤独な戦いなのだと、後藤が体温を持った人物になる。このモノローグのバトンから予想されるのは、このドラマはそれぞれの『最愛』が複数ぶつかりあった結果、起こる齟齬(そご)や瓦解(がかい)を描き出すものではないか、ということだ。自分の人生よりも、自分以外の誰かや組織を幸せの評価軸にしている人間たちが、その最愛のために他人の最愛を損ねてしまう物語。動機が我欲でない分、迷いのなさがやるせない。どの回にもセリフ・劇伴・演出、全てがそろった映像美あふれる名場面があるが、今回は個人的には二つ。信号待ちの間だけひっそりと寄り添った大輝と梨央が、信号が変わって何事もないように歩き出す場面。どちらも現在の人間関係の中で、過去に互いがどんな存在であったのかは隠し続けている。意図的に隠すということが、それぞれに思い出に昇華しきれない生きた感情を仄めかしているように思う。そしてもう一つは、閉まる踏切を間に向かい合う大輝と優、「逃げたってなんも変わんないぞ!」と激昂する大輝相手に踏切警報音とともに振り向く優を演じる高橋文哉の表情は、電車が過ぎる瞬間の残像と相まって、鳥肌ものに美しかった。横断歩道と踏切。止められる時間と遮る時間。ありふれた街の風景の中で描かれる、胸締め付けられる対の名場面である。これまでに起きた殺人の内容は明らかになりつつも、まだ結ばれていない「点」が幾つかある。旧札500万円の出所、真田ウェルネスを執拗に追うジャーナリストの動機。再び殺人犯になってしまった弟に梨央はどう対峙するのか、その梨央に大輝と加瀬はどう対峙するのか。『最愛』と名付けられた喪失の物語の全貌は、まだ半分も語られていない。最愛/TBS系で毎週金曜・夜10時~放送過去の最愛ドラマコラムはコチラから[文・構成/grape編集部]
2021年11月10日『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の日本語吹替版主題歌が、ハリウッド映画主題歌初担当となる「DISH//」の書き下ろし新曲「Shout it out」に決定し、コメント映像とメンバーがヴェノムに変身する特別映像が到着した。本作は、スパイダーマンの宿敵であり、マーベル史上最も残虐な<ダークヒーロー>の活躍を描いた『ヴェノム』の全世界待望の続編。すでに公開された全米ではコロナ禍での最大のオープニング記録を樹立し、前作を上回る興行収入で初登場NO.1の大ヒットとなった。このハードでクールな映画の世界観にぴったりの楽曲を今回書き下ろした「DISH//」。作詞を北村匠海&橘柊生が手掛け、北村匠海&橘柊生&泉大智がパートごとに作曲を行って作り上げられた。コメント映像では、小学校の頃からスパイダーマンのゲームやアニメでヴェノムを知り好きだったという北村さんが「マーベル作品の主題歌ってすごいよね!」と話し始めると、全員が「すごいよね!」、矢部さんは「友達とも『ヴェノム2』公開されるの、めっちゃ楽しみって話してたんだよね!」、橘さんは「僕、めちゃくちゃ好きな作品だったんですよ『ヴェノム』が。そんな中で『2』が出るっていうタイミングで俺らが主題歌って聞いて、かなり感動したよなぁ」と、今回のコラボレーション決定にメンバー全員が大興奮。曲づくりの前にメンバー全員で一緒に映画を観たそうで、「すごい強い敵と強い同士で戦うってめっちゃ好きだから。バイク・アクションとかもあるし。そういうのがワクワクするよね!」(泉さん)、「集中ポイントなのに、ユーモア入れてくるあたりがまた好き」(橘さん)、「ヴェノムのキャラクターがね!」(矢部さん)、「愛される(キャラ)!」(北村さん)と、それぞれ映画を大いに楽しんだ様子だ。今回の楽曲に込められた想いを北村さんは「(ヴェノムの敵である)カーネイジの方に感情移入しちゃって。だからこそ、『叫び』がキー。悪という見方もいっぱいあって、そうなるに値する過去の出来事だったりとか、何気ない一言、何気ない行動がその人にとってはすごい裏切りだったりもして。そういうところでしたね、今回メッセージに込めたのは。そんな『悲痛な叫び』を僕らが歌う」と語る。続けて「ヴェノムもやっぱりふたりで一つみたいな所があるじゃないですか。僕らも各々がつくる曲もあるけど、みんなが集まってみんなのエッセンスを入り混じらせてつくる曲も結構多かったりするし。映画の中でもヴェノム同士がお互いを引っ張り合うというか、時にはぶつかって離れたりもするし。そっからまた合わさるとものすごい団結力が生まれたり、本当に来てほしいとこに助けに来てくれたりっていう関係性じゃないですか。DISH//もそういうところがあるなぁって、この曲を作って思いました」と、曲づくりの中でヴェノムと「DISH//」に共通点を感じたという。そして、コメント映像のラストでは、北村さんがサビのワンフレーズを即興で披露する場面も。矢部さん、橘さん、泉さんの3人もコーラスで参加して盛り上げる。また、日本語吹替版主題歌を手掛けたことを記念して、メンバーがヴェノムに変身する特別映像も公開。日本で撮影されたメンバーの映像が本場ハリウッドのスタジオに送られCG制作された、正真正銘のヴェノム化映像だ。DISH//×ヴェノムの最強コラボとなっている。『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』は12月3日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ 2021年12月3日より全国にて公開©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2021年11月10日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2021年秋スタートのテレビドラマ『最愛』(TBS系)の見どころを連載していきます。第1話の無料見逃し配信再生回数が、名作揃いのTBSドラマの中で歴代1位(第1話無料見逃し配信の中で)を記録し、既に様々な考察が盛り上がっているTBS金曜22時から放送の『最愛』(主演・吉高由里子)。第3話、いよいよ物語は回想メインから現在進行形の事件に踏み込んだ。優れた連ドラのサスペンスでは、一つの謎が解ければそれに連鎖して次の謎が現れる。一週間のインターバルを繰り返しながら視聴者を惹きつけるには、一つの大きな謎を長く引っ張るよりも、謎を小出しにしながら小さな解決と次の謎を紐付けていく方が有効である。しかし今作の場合は、その『小出し』の面積が大きく、毎週「えっ、それもう分かっていいの?」と驚く。もちろん、手の内が明かされた分だけ「何でそうなってるの?」と次の疑問もわいてくるので、自ずとドラマ自体も考察も盛り上がる。それにしても3回まで見て実に隅々まで磨かれたドラマだと思う。上記のようなストーリー展開も、演出が生み出す映像の美しさも、それぞれの俳優の魅力を活かした人物設定も素晴らしいが、個人的には余韻のあるセリフと会話の上質さが興味深い。第3話の中でも、いくつか『気になる』会話のシーンをピックアップしてみたい。見れば見るほど驚嘆のある『最愛』まずは今回の序盤、ヒロインの梨央と刑事の宮崎大輝(松下洸平)がもんじゃ焼き店で交わす会話。「東京名物、全部制覇するって言って」「渋谷にギャル見に行こうって言ってたのは?」この時点で、梨央の中では誰が何を言ったのかの過去の記憶は曖昧になっている。それは多分、彼女の中で幸福な思い出は曖昧な塊のようなもので、一つ一つのエピソードというよりも、柔らかい手触りや温かさの集合体なのだと思う。ちなみに、ここで梨央と大輝は向かい合って座る。大輝に正面から顔を凝視されることを梨央は嫌がり、大輝が帰った後に店にやってきた弁護士の加瀬賢一郎(井浦新)は自然に梨央の隣に座る。次は弟の優(柊木陽太)が失踪したときの梨央の慟哭(どうこく)。宥(なだ)める加瀬を相手に、梨央は「わたしのせいで、優が幸せじゃなくなった」と泣く。「わたしのせいで優が不幸になった」ではなくて「幸せじゃなくなった」という言葉が印象的である。あの夜、自分がしっかりしていれば、我が身を守れていれば、弟を今でも幸せな環境の中にいさせてあげられたのにという、梨央自身が被害者でありながら、あまりにも残酷で理不尽な悲しみである。梨央はそんな断片にしかならない言葉で泣く以外、複雑で痛切な悲しみを他の誰に語ることも、共有させることも出来ない。そして、事業説明会の騒動で梨央を刃物から庇って怪我をおった加瀬が、救急車の中で苦笑気味に呟く「給料に見合いませんよね」。第2話で、加瀬は「この家では、わたしがあなたを守ります」と言ったあとに、慌てたように「梓さんから、そう言われているので」と、仕事の延長であるように誤魔化す。加瀬の梨央への献身は、職務とそれ以上の感情の境界線を常に行き来しているが、その上で今回の冒頭、モノローグで「人に見返りを求めてはいけない」と信条を淡々と語った言葉があるからこそ、見合わない『給料でない』部分の大きさが垣間見える言葉である。最後に、加瀬の治療を待つ病院で梨央と大輝が交わす言葉。「今でも、走ってるの」という問いから始まり、それぞれの今の立場から不信のもつれを解くような会話である。「本当に、友達として話せたらいいのに」と長いため息のあとに「本当に」とぽろっとこぼれた梨央の言葉が、本音で話せない苦しみと話したい切望を同時に伝えて胸に響く。このドラマの現代パートでは、吉高由里子は常に低く抑え気味の声で抑圧のヒロインを演じているが、彼女の声が持つエモーショナルな魅力がこの会話では最大限に引き出されている。ここで大輝はようやく梨央の横に座り、再会してから隣というスタートラインに立つ。分からないなりに重苦しい過去から梨央を解放したい大輝と、過去に何があったかは関係なく今の梨央を守りたい加瀬。現代で起きた殺人の謎、弟の失踪の理由に加え、梨央の『隣』をめぐる二人の男性。最初の一回目は夢中になってストーリーを追い、二度目三度目で演技やセリフの微妙なニュアンスを確かめる。見るたびに驚嘆がある。時間の注ぎこみがいのあるドラマである。最愛/TBS系で毎週金曜・夜10時~放送過去の最愛ドラマコラムはコチラから[文・構成/grape編集部]
2021年11月01日『スパイダーマン』のスタジオが贈るマーベル最新作『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』より、ヴェノムが仮装パーティに紛れ込む本編映像が解禁となった。本作は、スパイダーマンの宿敵であり、マーベル史上最も残虐な悪<ダークヒーロー>として誕生、2018年に劇場公開され全世界で大ヒットを記録したトム・ハーディ主演『ヴェノム』の続編。マーベルコミック上でスパイダーマンとヴェノムが共闘して戦いを挑むレベルの強さを誇るヴィラン、カーネイジが登場する。この度解禁されたのは、ヴェノムがノリノリで仮装パーティーに参加する本編シーン。主人公エディ(トム・ハーディ)の体に寄生し、「悪人以外を食べない」という条件で彼と共同生活を送る地球外生命体<シンビオート>のヴェノム。喧嘩を繰り返しながらも何とか一緒にやってきた2人だったが、食欲の制限を強いられるヴェノムは次第に共存関係が窮屈となり日々ストレスを募らせていく。ある日宿主であるエディと些細なことから言い争い、ついにエディの体から離れ、2人で住んでいたアパートを飛び出してしまう。本映像は、そんな“家出状態”のヴェノムが仮装パーティーの会場に迷いこんだところから始まる。パーティー会場の中で等身が1つも2つも飛びぬけがっちりしたサイズのヴェノムは、早速仮装した“異星人”たちから注目を集め、「ブッ飛んでる!」、「カッコよすぎだろ」とあっという間に人気者に。あまりの完成度からヴェノムの姿を仮装だと信じ切っている人々に「日本のキャラ?」と聞かれ、「オレのオリジナルだ」と答える一幕も。さらには参加者たちの自撮りに一緒に映るなどまさかのサービス精神を見せ、束の間のパーティーをノリノリで楽しむ何とも可愛らしいヴェノムの様子が収められている。衣装デザイナーを務めたジョアンナ・イートウェルはカーニバルのシーンについて、「クレイジーさがほとばしっているシーンで、衣装はすべて極端なものでなければなりませんでした。このシーンのために参加してくれた700~800人のパフォーマーたちもすごく楽しかったです。素晴らしいエキストラ部門が、実にスムーズに、何百人もの人たちにフィッティングをして、衣装を着せて、準備を整えてくれました」と、撮影の裏側を語っている。どのカットを観てもド派手に賑わい、個性際立つ衣装の数々が目立つ印象的なシーンだ。そんなサイケデリックな世界にも溶け込み、ナチュラルに交流を図るヴェノムの一味違った姿がなんとも新鮮な本編映像となっている。『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』は12月3日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ 2021年12月3日より全国にて公開©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2021年10月31日2021年10月から毎週金曜に放送されているテレビドラマ『最愛』(TBS系)。スリリングで衝撃的な展開の連続に、ネット上では考察が盛り上がっています。grapeでも、Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さんがコラムを連載中。独自の視点からの考察に反響が上がっています。過去の『最愛』ドラマコラムはコチラから同月29日に第3話を迎える『最愛』。このドラマは、殺人事件の重要参考人となった女性実業家・真田梨央(吉高由里子さん)と、彼女を追う刑事・宮崎大輝(松下洸平さん)、彼女を支える弁護士・加瀬賢一郎(井浦新さん)の3人を中心に、15年前のとある失踪事件から現在の連続殺人事件へと繋がる謎に迫る、完全オリジナルのサスペンスラブストーリーです。放送終了後は、毎回Twitterのトレンドワードに入るほど人気を見せる『最愛』ですが、スペシャル座談会の配信が決定!同日21時30分~、お笑いコンビ『フルーツポンチ』の村上健志さんと、同じくお笑いコンビ『3時のヒロイン』のかなでさんが、TBSの公式YouTubeチャンネルで『最愛』について語るスペシャル座談会が配信されます。2人がこれまでの『最愛』を分かりやすく紹介し、さらに考察も展開するのだとか。また、第3話の放送終了後の同日22時54分から、ドラマ好きには嬉しい企画を実施します。Twitterで『#最愛ドラマ』のハッシュタグを付けてドラマに関する疑問を投稿すると、本作のプロデューサーである新井順子さんが返信してくれるかもしれません!返信は同日23時30分まで行われるといいます。『最愛』第3話の放送、そして2人の考察を含むスペシャル座談会が楽しみですね!【『最愛』第3話あらすじ】大輝(松下洸平さん)から「友達として話をしたい」と言われた梨央(吉高由里子さん)は、近所の馴染みの鉄板焼き店へ。ぎこちないながらも昔のような空気が2人の間に流れ、梨央は事件当夜に昭(酒向芳さん)に会ったことや、遺留品のお守りに見覚えがあることを打ち明ける。署に戻った大輝は、梨央の足取りを付近の防犯カメラで確認。彼女の話に矛盾はなく、相棒の桑田(佐久間由衣さん)も梨央は犯人ではないと感じるが、同時にどこか煮え切らない大輝の態度がひっかかる。そんな折、『真田ウェルネス』に一通の脅迫メールが届く。後藤(及川光博さん)は事業説明会の中止を進言するが、新薬開発をなんとしても成功させたい梨央は「中止はしない」と断言。説明会がアナリストやメディアに評価されて新薬が承認されれば、自分の前から突然姿を消した弟の優が戻ってきてくれるかもしれないという思いもあった。物々しい警備体制のなか、事業説明会が始まる…。[文・構成/grape編集部]
2021年10月29日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2021年秋スタートのテレビドラマ『最愛』(TBS系)の見どころを連載していきます。第1回の放送後から早くも話題や考察が盛り上がっているサスペンスドラマ『最愛』(TBS金曜日22時主演・吉高由里子)。第2回は、現在の事件と過去を往還しながらヒロインの真田梨央(吉高由里子)と宮崎大輝(松下洸平)の15年を更なる回想で丁寧に埋めていくような回だった。今回特に興味深かったのは、食事のシーンが何度も出てくることである。これはおそらく、何をどんな状況で誰と食べているかが、端的かつ確実に人ひとりの人生を映し出すからだと思う。それらのシーンが、回想をより深みのあるものにしている。ドラマで放送された時系列に第2回の食事のシーンを書き出してみる。食事シーンから見る『最愛』まず一つ目は現在。警察の事情聴取から帰ってきた梨央が会社の一室で顧問弁護士である加瀬(井浦新)と食事をするシーン。二人で弁当をそれぞれに食べており、飲み物は一本のペットボトルをシェアしている。これだけでも二人の間にある深い信頼が読み取れるが、ここで梨央はニンジンが苦手である素振りを見せ、加瀬に渡してしまう。また加瀬の弁当から自分が食べたい何かを摘まんでいる。家族以上に近しい、甘えられる関係がはっきり分かるやりとりになっている。次の食事のシーンは、思い出の中、真田ホールディングス社長である母親の梓(薬師丸ひろ子)に引き取られた頃、母の梓、兄の政信(奥野瑛太)、梨央に加瀬を加えた歓迎の食事会とおぼしき高級中華料理のテーブル。互いの距離の遠い大きなテーブルで、家族愛を語る梓の言葉は上滑りしている。梨央は母の手前、遠慮して苦手なニンジンを食べようとして食べられない。加瀬はその様子を静かに見守っている。三つ目の食事のシーンは同じく思い出の中、豪華な自宅での梨央一人の食事。梓は梨央のために、ぐずぐずなカボチャの煮物を作って家政婦に託してから仕事に出勤している。小さい頃に梨央がカボチャを好きだったという遠い記憶ひとつで。娘への愛情はあるとわかる。しかしそれを表現するのも、届けるのも不器用な女性だと示唆する場面である。そして、そのまま梨央が幸せな食事として思い出すのは、白川での大学寮の食事、父の作る牛丼だった。それは何も失われなかった頃、賑やかな寮の食堂でみんなで分け合って食べた記憶である。誰かの特別でも、誰かの悪意が向けられることもない頃。四つ目の食事のシーンも回想、悲しい出来事が続く梨央を加瀬が連れてきた行きつけの店。「夕ご飯、食べましたか?」残してきた弟に会えず、兄からは絶えず嫌がらせを受け、母親からもなかなか理解を得られない梨央の苦しい状況で「夕食」でも「夕飯」でもなく、加瀬の「ゆうごはん」という響きが優しい。この家では私があなたを守ります、という加瀬の言葉に深みと説得力をもたらす温かい場面である。五つ目の食事のシーンは、大輝の回想。陸上部の大麻使用事件に巻き込まれた女子マネージャーの菜奈(水崎綾女)と大輝が食べるラーメンである。どん底の中で二人はもがくように麺をすする。大輝の哀れみを拒むような「私は被害者やない」と呟く菜奈の強い目が印象的である。六つ目は真田ウェルネス専務の後藤(及川光博)と、梓の高級寿司店での乾杯。梨央のことを敵視している後藤は「梨央さんの未来に」と乾杯の音頭をとり、梓は「私たちの友情にも乾杯しましょう」と満開の笑顔で返す。梓もまた会社経営のパワーゲームの下で戦っている。シャンパンの泡、グラスの音とともに乾いた空虚な言葉が行き交うシーンである。そして、この回のラスト。夜中の帰宅途中、空腹の梨央が歩きながら食べていたシュークリームが、梨央の腕を引き寄せた大輝の胸で潰れる。時に深く悲しみ、タフに戦い、そして加瀬という味方に見守られて積み上げてきた梨央の15年間が、ただ一つの小さなシュークリームで消し飛んでしまう。それは心身ともに遠く離れていた梨央と大輝の二人の距離を一瞬で潰して0にしてしまう。今回、何度も積み重ねた食事の場面の最後を飾る、鮮やかな逆転だった。第2回にして、15年前の忌まわしい事件にまつわる謎が明かされる。しかし本当にそれで全てなのか、それより後にも何かあったのではないかと思わせる加減が絶妙である。一つ何かが判明したあと、一つ過去を開く鍵が失われる。そして、このドラマの素晴らしさの一つは、ロマンティックでありながら、同時にサスペンスとしても存分に怖くておぞましいという鮮やかな二面性である。回を追うごとにますます深みを増すであろう物語が待ち遠しい。息をつめて金曜日の夜を待っている。最愛/TBS系で毎週金曜・夜10時~放送[文・構成/grape編集部]
2021年10月25日吉高由里子主演、松下洸平、井浦新共演のTBS金曜ドラマ「最愛」が本日10月15日(金)22時からスタート。この度、主題歌を手掛けるシンガーソングライター・宇多田ヒカルの楽曲タイトルが「君に夢中」に決定、第1話の放送内で音源が初公開される。本作は、殺人事件の重要参考人となった女性実業家と、彼女を追う刑事、彼女を支える弁護士の3人を中心に、15年前のとある失踪事件から現在の連続殺人事件へと繋がる謎に迫る、完全オリジナルのサスペンスラブストーリー。実業家の主人公・真田梨央役の吉高さん、事件を追う刑事で梨央の最愛の人でもある宮崎大輝役の松下さん、梨央の会社の弁護士・加瀬賢一郎役の井浦さんをはじめ、薬師丸ひろ子、及川光博、光石研、田中みな実ら多彩な俳優陣が出演し、スリリングな人間ドラマを展開していく。また、これまで音楽を通して様々な世界観を表現してきた宇多田さんだが、「君に夢中」というストレートなタイトル、そして楽曲にはどんな想いが込められ、ドラマの世界をどう彩ってくれるのか。ドラマの中で物語と主題歌「君に夢中」がシンクロする瞬間に注目。第1話で起こる“事件”は、回を追うごとにその真相が徐々に明らかになっていく。描かれる登場人物の過去や人物像も次第に深まり、恋愛模様も大きく変化していくため、放送回によって主題歌も違う形で心に響くことになりそうだ。本作は、金曜ドラマ「アンナチュラル」(2018年)や「MIU404」(2020年)などヒット作を次々と生み出してきたプロデューサー・新井順子と演出・塚原あゆ子、そして2人とは金曜ドラマ「リバース」(2017年)でタッグを組んだ脚本家の奥寺佐渡子と清水友佳子が描く完全オリジナル作品。封印したはずの事件が15年の時を経て再び動き出し、かつて心を通わせた梨央と大輝が、連続殺人事件の重要参考人と刑事という立場で再会する。金曜ドラマ「最愛」は10月15日より毎週金曜22時~TBS系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2021年10月15日宇多田ヒカルが手がけるTBS系金曜ドラマ『最愛』の主題歌のタイトルが発表された。今回発表された主題歌のタイトルは「君に夢中」で、同曲は本日10月15日22時より放送されるドラマの第1話劇中にて音源が初解禁される。『最愛』は、ドラマ『アンナチュラル』や『MIU404』などヒット作を次々と生み出しているプロデューサー・新井順子と演出・塚原あゆ子、そして2人とはドラマ『リバース』でタッグを組んだ脚本家の奥寺佐渡子と清水友佳子が描く完全オリジナルのサスペンスラブストーリーで、主演は吉高由里子が務めている。なお「君に夢中」は、10月23日よりソニーストア札幌で開催される『HIKARU UTADA EXHIBITION』でショートバージョンのハイレゾ音源を試聴することができる。また資生堂が世界88の国と地域で展開するブランド「SHISEIDO」の新グローバルキャンペーン『POWER IS YOU(パワー・イズ・ユー)』キャンペーンソング「Find Love」のハイレゾ音源(ショートバージョン)も試聴可能となっている。<番組情報>TBS系金曜ドラマ『最愛』10月放送スタート 毎週金曜22:00~22:54脚本:奥寺佐渡子 / 清水友佳子主題歌:宇多田ヒカルプロデュース:新井順子演出:塚原あゆ子編成:中西真央 / 東仲恵吾番組公式Twitter:番組公式Instagram:番組HP:<イベント情報>『HIKARU UTADA EXHIBITION 2021』『HIKARU UTADA EXHIBITION 2021 in Sony Store』キービジュアル※終了分は割愛ソニーストア 札幌:10月23日(土) ~10月31日(日)ソニーストア 福岡天神:11月6日(土) ~11月15日(月)ソニーストア 大阪:11月20日(土) ~11月28日(日)ソニーストア 銀座:1月19日(水) ~1月31日(月)参加費用:無料エキシビションの詳細はこちら:宇多田ヒカルオフィシャルサイト:
2021年10月15日与田祐希(乃木坂46)と板垣瑞生がW主演する、Paraviオリジナルストーリー「最愛のひと~The other side of 日本沈没~」がTBS日曜劇場「日本沈没―希望のひと―」の初回放送終了後より独占配信されることになった。1973年刊行の小松左京による「日本沈没」を原作にした日曜劇場「日本沈没―希望のひと―」は、大きくアレンジを加え、主人公を含めオリジナルキャラクターで、2023年の東京を舞台に今だからこそ描くべき物語。沈没という目に見えない危機が迫る中で“見出していく希望”をテーマに描いていく。そしてParaviオリジナルストーリー「最愛のひと~The other side of 日本沈没~」は、日本に迫る未曾有の危機の中で運命的に出会い、恋に落ちた1組の男女が、日本沈没までの限られた時間の中で起こるどんな困難にも立ち向かい、愛を貫くラブストーリー。1日1日を懸命に生きる市井の人たちにスポットライトをあてた。運命的な出会いを果たす山田愛と蒔田奇跡を演じるのは、与田祐希(乃木坂46)と板垣瑞生。今作でW主演を務める2人だが、与田さんはドラマ初主演、板垣さんはParaviオリジナル作品の初主演となる。与田さんはアイドルグループ「乃木坂46」の中心メンバーとして活躍するほか、美容誌や女性ファッション誌でレギュラーモデルを務めている。また、2018年に「モブサイコ100」でテレビドラマに初出演し、2019年放送の「ザンビ」、2020 年には映画『ぐらんぶる』などに出演し、活動の幅を広げている。そんな与田さんが今作で演じる山田愛は、居酒屋でバイトをしながら絵描きを目指す専門学生。北海道出身の天真爛漫な女性で、バイト先の居酒屋では持ち前の明るさとコミュニケーション能力を発揮。小学生の頃に両親を事故で亡くしており、6つ上の兄が親代わり。「絵で世界を変える」という夢があり、自力で学費を払いながら都内の美術専門学校に通う、芯の強いしっかり者。与田さんは「本編で登場する居酒屋での元気な姿だけでなく、愛ちゃんの過去や今を懸命に生きようとする姿が描かれています。人と人が思い合う事で幸せな気持ちになったり、すれ違って怒ったり、泣いたり、絶望したりと山田愛として沢山の感情と向き合い挑戦の日々でした」と振り返り、「ひたむきに生きていく人々の姿に心を動かされる作品になっています」とアピールする。一方、板垣さんは 2015年の映画『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』でその演技力が高く評価され、第25回日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞。以降もNHK連続テレビ小説「エール」や大河ドラマ「麒麟がくる」をはじめ、数多くのドラマや映画に出演。板垣瑞生本作で演じる蒔田奇跡は、伝統ある大病院の御曹司で研修医。心優しく押しに弱い性格で、これまで親に決められたレールを歩み、やりたい事や将来の夢がない自分の人生にコンプレックスを抱えてきた。夢を持って自分の足でそれに向かって進む愛に惹かれ、影響されていく。「今いろいろ人や国が大変で、自分にも何かできないかと思っていた時にお話をいただけて本当にうれしかった」と語る板垣さんは、「撮影中何度も与田さんの天真な姿や、人に対する誠実さに救われながら撮影を終えることができました」とコメント。「僕が演じた奇跡は敷かれたレールの上で生きてきた青年だったのですが、それも一つの生き方だと思いますし、幸せなこともたくさんあります。ただ、自分がやりたいと思った行動やなんとなくの行動が、もしかしたら誰かの心を動かすかもしれない。そんな奇跡を台本を読んで感じましたし、もしかしたら奇跡を起こすんじゃないか、そんな青年になってくれたらいいなと思って演じました」と明かしている。合わせて公開されたメインビジュアルは、色とりどりの絵の具で構成された背景の上で、向き合う愛と奇跡が描かれ、白い服を着た2人は無垢の存在で、何色にも染まれるということを表現したもの。愛の芯の強さと奇跡の優しさをそれぞれのまなざしで表現したビジュアルとなっている。Paraviオリジナルストーリー「最愛のひと~The other side of 日本沈没~」は10月10日スターと日曜劇場「日本沈没―希望のひと―」初回放送終了後に独占配信開始。(text:cinemacafe.net)
2021年10月03日手肌の健康と衛生のソリューションを提供するゴージョージャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山本 哲也、以下 当社)は、油汚れから重金属などの汚れまで1本でカバーする「ゴージョー(R) マルチグリーン ハンドクリーナー」を2021年12月1日(水)より販売開始いたします。なお同商品は、2021年10月7日(木)~9日(土)に幕張メッセ国際展示場で開催される「JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2021」に出展いたします。ゴージョー(R) マルチグリーンシリーズ米国GOJO社の市場開発ディレクターであるMichael Prediger氏は、「ゴージョー(R) マルチグリーン ハンドクリーナーは、工場現場などで働くハードワーカーを意識した商品。多種多様な汚れに強力な洗浄力を発揮するよう設計されており、重工業、各種工場、自動車などの修理・サービス業および建設などの市場における迅速な手指の清浄に最適です。」と述べています。「ゴージョー(R) マルチグリーン ハンドクリーナー」は天然スクラブ(軽石)と天然柑橘系溶剤を配合した、ライムのさわやかな香りのジェルタイプのクリーナーで、手になじみやすく、広がりやすく、幅広い汚れを迅速に落とします。またUSDA(米国農務省)バイオベース認証※1を取得した環境配慮型商品です。【商品概要】(1)ゴージョー マルチグリーン ハンドクリーナー プロTDXディスペンサー用 カートリッジ 2000mL品番/JAN:7265-04/4545828072656価格 :オープン価格入数 :4個(2)ゴージョー マルチグリーン エコハンドクリーナー 1890mLポンプボトル品番/JAN:0989-04/4545828009898価格 :オープン価格入数 :4個【商品紹介動画】URL: 【JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2021に出展!】2021年10月7日(木)~9日(土)、幕張メッセ国際展示場で開催されるJAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2021に「ゴージョー(R) マルチグリーン ハンドクリーナー」を出展いたします!サンプル等もご用意しておりますので、皆様のご来場をお待ちしております。詳細URL: 【ゴージョー社について】当社は70年以上にわたり、作業現場で働く人々の手肌を健康に保ちつつ強い汚れから手をきれいにするための処方開発や技術革新を進めてきました。手肌にやさしいハンドクリーナーをはじめ、手指衛生、環境衛生における感染対策のためのソリューションを提供し、人々の健康と生産性向上にこれからも貢献します。ゴージョージャパン株式会社: ※1 農産物・森林物資・海洋物資などの再生可能資源から作られた製品に与えられます。環境配慮型製品の需要が高まる中、生物由来の原料使用を証明するために本認証を取得する企業が世界的に増加しており、欧米を中心に全世界で1,000社以上が取得しているサスティナビリティ認証。*当プレスリリースに記載されている情報は発表日現在のものです。そのため時間の経過あるいは後発的なさまざまな事象によって内容が予告なしに変更される可能性があります。あらかじめご了承ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月01日12月3日(金)に公開となる『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』より、海外版キャラクター・ポスター4種が到着した。本作は、スパイダーマンの宿敵であり、マーベル史上最も残虐な悪<ダークヒーロー>として誕生、2018年に劇場公開され全世界興行収入940億円を超える大ヒットを記録したトム・ハーディ主演『ヴェノム』の続編だ。今回新たに、ヴェノム(エディ)、カーネイジ(クレタス)、アン、シュリークのキャラクターがフィーチャーされた4種のポスターが公開された。ヴェノム(エディ)のポスターは、ジャーナリストであるエディの正義感あふれる真っすぐな眼差しと、「俺たち」として1つの体を共有しあうヴェノムとの一体感を感じさせる。カーネイジ(クレタス)のポスターは、連続殺人鬼クレタスの狂気を宿した目と、ヴェノムよりもさらに険しい目つきと鋭い牙のカーネイジの顔が印象的。その計り知れない残虐性が浮かび上がる。エディの元婚約者・アンのポスターには、前作でヴェノムがアンに寄生して登場した「シー・ヴェノム」のようなシルエットが。果たして今作でも登場するのか。シュリークのポスターでは、左右異なる色の目を持つ彼女の魅惑的なブルーの目の上には、額から頬までの大きな傷が描かれる。シルエットの彼女の口からは超音波が放たれ、その「叫び声」であらゆる物を破壊するとされるシュリークの凶暴性は未知数だ。副題の“レット・ゼア・ビー・カーネイジ”が意味する「大殺戮よ、起これ」の通り、連続殺人鬼クレタスの狂気を取り込んで覚醒したカーネイジが世界を闇へと包んでいく本作。果たして、「俺たち」を凌駕する程のパワーを持つカーネイジを前に、エディとヴェノムはどう立ち向かっていくのか。そして、登場するふたりの女性アンとシュリークは物語にどう関わっていくのか。さらに期待が高まるポスターとなった。『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』12月3日(金)公開
2021年09月21日宇多田ヒカルの新曲「君に夢中」が、2021年10月15日(金)スタートのTBS系金曜ドラマ『最愛』主題歌となる。宇多田ヒカルの新曲「君に夢中」ドラマ『最愛』主題歌に2021年上半期は、映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』テーマソング「One Last Kiss」、アニメ『不滅のあなたへ』主題歌「PINK BLOOD」をリリースし、注目を集めた宇多田ヒカル。SHISEIDO(資生堂)のグローバルキャンペーンソングに「Find Love」が起用されることでも話題だ。そんな宇多田ヒカルの新曲「君に夢中」が、TBS系金曜ドラマ『最愛』の主題歌に。タイトルや音源は、ドラマの第1話で披露される。宇多田ヒカルがドラマ主題歌を務めるのは、2020年4月の日本テレビ系日曜ドラマ『美食探偵 明智五郎』の「Time」以来のこと。TBSドラマの主題歌を担当するのは、1999年放送の『魔女の条件』、2002年放送の『First Love』、2017年放送の日曜劇場『ごめん、愛してる』に続き4年ぶりで、金曜ドラマ枠では初となる。楽曲は、10月15日(金)のドラマ『最愛』初回放送時に初解禁。また、10月23日(土)よりソニーストア 札幌などで開催される宇多田ヒカルの展覧会「HIKARU UTADA EXHIBITION 2021 in Sony Store」にて、「君に夢中」ショートバージョンのハイレゾリューション音源による試聴も可能だ。吉高由里子主演のサスペンスラブストーリー『最愛』なお、TBS系金曜ドラマ『最愛』は、吉高由里子が主演を務めるサスペンスラブストーリー。『アンナチュラル』や『MIU404』などを生み出したプロデューサー・新井順子と演出・塚原あゆ子による完全オリジナル作品で、新井&塚原と『リバース』でタッグを組んだ脚本家・奥寺佐渡子と清水友佳子も参加する。【詳細】宇多田ヒカル 新曲「君に夢中」※TBS系金曜ドラマ「最愛」主題歌。※配信日・CD発売日等、リリース情報未定。■TBS系金曜ドラマ「最愛」放送日時:2021年10月15日(金)スタート 毎週金曜よる22:00~22:54脚本:奥寺佐渡子、清水友佳子プロデュース:新井順子演出:塚原あゆ子
2021年09月20日2021年10月からTBSで放送が始まる、俳優の吉高由里子さん主演の金曜ドラマ『最愛』。殺人事件の重要参考人となった女性実業家と、彼女を追う刑事、彼女を支える弁護士の3人を中心に、15年前のとある失踪事件から現在の連続殺人事件へとつながる謎に迫る、完全オリジナルのサスペンスラブストーリーです。実業家の主人公・真田梨央役に吉高由里子さん、事件を追う刑事で梨央の最愛の人でもある宮崎大輝役を松下洸平さんが演じます。また、梨央の会社の弁護士・加瀬賢一郎役の井浦新さん、ほかにも薬師丸ひろ子さん、及川光博さん、光石研さん、田中みな実さんと、人気俳優が勢ぞろい。さらに『最愛』の主題歌をシンガーソングライターの宇多田ヒカルさんが手掛けることが決定しました。宇多田ヒカルさんがTBSドラマの主題歌を担当するのは、2017年放送の日曜劇場『ごめん、愛してる』に続いて4年ぶりだそうです。また、金曜ドラマ枠での主題歌は初めて。主題歌の音源や曲名はドラマの第1話放送で披露されます。【プロデュース・新井順子さんコメント】夢にまで見た宇多田ヒカルさんの主題歌。「SAKURAドロップス」をエンドレスに聞きながら企画書を作成したので、今回宇多田さんに楽曲を書き下ろしていただくことになり、歓喜しています!ドラマ映像に宇多田さんの音楽が重なり作品が完成したとき、唯一無二の世界観が生まれることは間違いありません。楽曲は、第一話放送時に初公開となります。どんな世界が生まれるのか、どうぞご期待ください!ドラマのストーリーは、封印したはずの『事件』が15年の時を経て再び動き出し、かつて心を通わせた梨央と大輝が連続殺人事件の重要参考人と刑事という立場で再会。家族や仕事関係者、同郷の仲間など周囲と関わる中で、『事件』の真相があぶり出されていきます。登場人物にはそれぞれ『最愛のもの』があり、その愛の行方と絡み合う人間模様が大きな見どころです。人物や情景の繊細な描写と骨太な物語の世界観が、宇多田ヒカルさんの楽曲で、より深みと余韻を味わえる作品になるでしょう。今から、放送が待ち遠しいですね![文・構成/grape編集部]
2021年09月17日宇多田ヒカルの新曲が10月よりスタートのTBS系金曜ドラマ『最愛』の主題歌に決定した。宇多田がドラマ主題歌を務めるのは、昨年4月放送の日本テレビ系日曜ドラマ『美食探偵 明智五郎』以来で、TBSドラマの主題歌を担当するのは、1999年放送『魔女の条件』、2002年放送『First Love』、2017年放送の日曜劇場『ごめん、愛してる』に続き4年ぶりで金曜ドラマ枠では今回が初となる。『最愛』は、『アンナチュラル』『MIU404』などヒット作を次々と生み出しているプロデューサー・新井順子と演出・塚原あゆ子、そして2人とは2017年放送の金曜ドラマ『リバース』でタッグを組んだ脚本家の奥寺佐渡子と清水友佳子が描く完全オリジナルサスペンスラブストーリーで、主演は吉高由里子が務めている。また今回主題歌に起用された宇多田の新曲は、同ドラマの第1話放送で解禁される。<番組情報>TBS系金曜ドラマ『最愛』10月放送スタート 毎週金曜22:00~22:54脚本:奥寺佐渡子 / 清水友佳子主題歌:宇多田ヒカルプロデュース:新井順子演出:塚原あゆ子編成:中西真央 / 東仲恵吾番組公式Twitter:番組公式Instagram:番組HP:宇多田ヒカルオフィシャルサイト:www.utadahikaru.jp
2021年09月17日吉高由里子主演のサスペンスラブストーリー「最愛」に出演する新たなキャストとして、佐久間由衣、高橋文哉、奥野瑛太、酒向芳、津田健次郎の出演が決定した。本作は、殺人事件の重要参考人となった女性実業家と、彼女を追う刑事、彼女を支える弁護士という3人を中心に、過去のとある失踪事件から現在の連続殺人事件へと繋がる謎に迫る、完全オリジナルドラマ。「チア☆ダン」『君は永遠にそいつらより若い』の佐久間さんが演じるのは、今回の事件で初めて大輝(松下洸平)とコンビを組む所轄刑事、“桑子”こと桑田仁美。男だらけの警察組織の中で軽やかに生きる若手刑事だ。また、声優や監督など多方面で活躍する津田さんが、大輝の上司で、部下からの信頼も厚い警視庁捜査一課係長・山尾敦を演じる。さらに、「着飾る恋には理由があって」で新入社員役を好演した高橋さんが、梨央(吉高さん)が代表取締役社長を務める「真田ウェルネス」専務・後藤(及川光博)指示の下、会社の情報や梨央の素行を探る情報屋を。奥野さんが、梨央を何かとライバル視している梨央の兄・真田政信。酒向さんが15年前に失踪した子どもを探し続ける父・渡辺昭を演じることが決定した。▽コメント・佐久間由衣素敵な共演者やスタッフの皆さまとは初めましての方が多いので楽しみな部分と、オリジナル作品ということで私自身も先がどうなるか分からないというワクワクした気持ちで胸躍らせながら台本を読ませていただきました。15年前の事件を基に、現在へと繋がっていく物語なのですが、過去のパートにも胸がいっぱいになるシーンが多くて・・・。私は現在に登場する刑事の役なのですが、真相を追っていくにつれてどんな真実が待っているんだろうと楽しく考察しながら台本を読ませていただいています。初めての刑事役なので、自分のスーツ姿にソワソワしているのですが、刑事として事件を突き止めていくことを、私自身としても楽しみたいと思います。難しいセリフをしっかりと言えるかと心配ですが・・・(笑)、真実を伝えていく役だと思うので、説得力のある役柄にしていきたいと思います。・高橋文哉新井プロデューサーと塚原監督と違う作品でまた一緒にお仕事をさせていただけるということで、楽しみが詰まっています。台本はどんどん次が気になって、二転三転しつつ読み手によって解釈の違うところもあったり、いろいろな楽しみ方ができる作品だと思いました。僕が演じる役は今までにない要素が多いので、自分の全力を注ぎ込んで、いい役にしていきたいと思います。不安な部分もありますが、新しいことにチャレンジするので、役作りのアプローチ方法などクランクイン前に固めて万全な状態で撮影していきたいです!・奥野瑛太まさか自分にオファーをいただけるとは思ってもいなかったので、正直びっくりしました。主人公の梨央もそうなのですが、登場人物全員が一筋縄でいかない人ばかり。その中で梨央を中心にいろいろな話が展開されるんじゃないかなとワクワクした気持ちで一気に台本を読んでしまいました。以前、違う作品で薬師丸さんの義理の息子を演じさせていただいたのですが、今回は実の息子ということで同じ息子でも相当違うと思うので、どうなるのかなと楽しみです(笑)。まだ2話までしか台本を読んでいないのですが、先の展開が読めなくて、それぞれの人物の背景が濃く描かれているので、脚本や現場の目まぐるしい変化も楽しんでいきたいです。・酒向芳『MIU404』で新井さんと塚原さんから出演のお話をいただいて、今回またお声がけいただきうれしく思います。俳優にとって一番のご褒美は報酬ではなく、“次の仕事”だということはよく聞きますが、今回またご一緒できるということでやはりうれしいですね。『最愛』は出てくる方々にとっての最愛は誰か、最愛の人をどうするのか、最愛の人をどうしていくのか・・・普遍的なことだとは思いますが、この時代にとても合っているなと思いました。自分自身にとっての最愛についても考えましたね。スタッフや共演する方々から(芝居に対して)どういう注文が来るのか今から楽しみです。「え!?」というような注文があると楽しくなりますから。若かったら「頑張ります!」と言いたいのですが、この歳で頑張っちゃいけないこともあると思うので(笑)、常に自分の中の平常心を保って臨みたいと思います。・津田健次郎オファーをいただいてビックリした気持ちもありつつ、とてもうれしかったです。ドラマ作品への出演はあまり経験がないのですが楽しみですね。ミステリー仕立てで緊張感のある物語なのですが、僕も先が読めないので視聴者の皆様同様、先々のストーリーを楽しみにしています。また、現場でどんな雰囲気で撮影していくのかも楽しみです。共演者やスタッフのみなさんと一緒に楽しい現場にできればと思います。お芝居をするのが好きなので、どのような役にしていこうか楽しみな部分もあるので頑張っていきたいです。金曜ドラマ「最愛」は10月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年09月10日2021年10月からTBSで放送を開始する、俳優の吉高由里子さん主演のテレビドラマ、『最愛』の追加キャストが発表されました。TBS新ドラマ追加キャスト発表殺人事件の重要参考人となった吉高由里子さん演じる女性実業家と、彼女を追う刑事、彼女を支える弁護士の3人を中心に、15年前のとある失踪事件から現在の連続殺人事件へと繋がる謎に迫る完全オリジナルのサスペンスラブストーリーである『最愛』。主人公の吉高由里子さん、刑事・宮崎大輝(みやざき・だいき)役の松下洸平さん、そして弁護士・加瀬賢一郎(かせ・けんいちろう)役の井浦新さんに続く追加キャストが、2021年9月4日に発表されました。今回発表されたのは、主人公・梨央をめぐる重要キャスト4名。梨央の母で『真田ホールディングス』代表取締役社長・真田梓役に薬師丸ひろ子さん、梨央が社長を務める『真田ウェルネス』の専務・後藤信介役に及川光博さん、梨央の父・朝宮達雄役に光石研さん、そして殺人事件を追うフリーのノンフィクションライター・橘しおり役に田中みな実さんという顔ぶれです。薬師丸ひろ子コメント以前お仕事をさせていただいた新井プロデューサー、塚原監督と再びご一緒できるということで、どんな世界を繰り広げてくださるのだろうかとワクワクしています。そして、またそこに参加させていただけるということで、ラッキーだなと思いました。この作品は、台本を読んでいるということを忘れるくらい、まるで小説を読んでいるような感覚で「誰が犯人だろう」と、サスペンスの醍醐味を味わわせていただいています。初めてご一緒させていただく俳優陣の皆様との掛け合いが楽しみなので、みんなで最後まで元気に笑って走り抜けたいです。及川光博コメント久しぶりにサスペンスだなと。しばらくそういった作品に出演していなかったので、ちょっとワクワクしています。いただいた役は“ミステリアス”ということで、いつもとは違った私をお楽しみいただければ。名付けて「不気味ッチー」。台本は先が読めないゾクゾクする展開で、複雑な過去と現在が絡み合いながら「次が早く見たい!」という引きの強さがあるのではないかと思います。松下さんは以前共演したことがあるのですが、吉高さんや井浦さん、初共演の方も多いのでとても楽しみです。出会いとそこから生まれる空気に触発されたり、共鳴し合いたいなという気持ちです。光石研コメント久しぶりにこのチームとお仕事ができるということで、すごく嬉しかったです。「出してください」と何度も言い続けてみるものだなと(笑)。新井さん、塚原さんを筆頭にこのチームの作品は、毎回日常から始まりながらも徐々に暗雲が立ち込めてきて、それがサスペンスになったりラブストーリーになったりと・・・毎回それが楽しみ。今回もその辺に転がっているような日常から始まり、それがどこへ転がっていくのか。それは僕ら演じる側も楽しみだし、視聴者の皆さんにも楽しんでいただけたらと思います。吉高さんとは10数年ぶりの共演ですごく久しぶり。松下くんも久々の共演になるんですけど、2人とも僕を揺さぶってくるんじゃないかと不安ですね(笑)。今回も何やらいい役をいただけたので、頑張り過ぎず悪目立ちしないようにこの作品の中にすんなりと入っていけたらと思います。田中みな実コメント会社員として勤めていた局のドラマ作品に出演できることを感慨深く思います。物語の展開が目まぐるしく、早く先々の台本を読みたくてうずうずしています。自身の役柄に関しては、序盤はあまり出てこないのでまだ掴み切れていないというのが正直なところ。塚原監督には「極力、田中みな実っぽさをそぎ落としたい」と言われているので、意識的にそぎ落としていかなければな…と思っています(笑)。とにかく色気を出さないように!座るときは足を広げ、カメラの持ち方ひとつとっても荒々しく!と、普段の自分との対極を求められているようです。真相究明に躍起になる様や、取材対象に向かっていく気迫のようなものを感じる芝居ができればと思っています。クランクイン前なので、今はカメラの扱い方や、記者の方々のリアルを研究中です。放送開始を翌月に控え、ドラマの全貌が見えてきたTBSの新ドラマ『最愛』。完全オリジナル作ということで、視聴者の期待も高まります。[文・構成/grape編集部]
2021年09月04日初主演映画の公開も控えるアナウンサー・田中みな実が、吉高由里子主演のサスペンスラブストーリー「最愛」に出演することが分かった。本作は、殺人事件の重要参考人となった女性実業家・梨央(吉高さん)と、彼女を追う刑事・宮崎大輝(松下洸平)、彼女を支える弁護士・加瀬賢一郎(井浦新)の3人を中心に、15年前のとある失踪事件から現在の連続殺人事件へと繋がる謎に迫る、完全オリジナルドラマ。田中さんが演じるのは、殺人事件を追うフリーのノンフィクションライター・橘しおり。曲がったことが嫌いで、負けず嫌いな彼女は、大手新聞社の記者だったが、忖度なしの記事を書きたくてフリーに。いま彼女が追っているのは、真田グループの闇。梨央や母・梓に執拗につきまとい、封印されていた梨央の過去も探っていくキャラクターだ。役柄について田中さんは「序盤はあまり出てこないのでまだ掴み切れていないというのが正直なところ」と話し、「とにかく色気を出さないように! 座るときは足を広げ、カメラの持ち方ひとつとっても荒々しく! と、普段の自分との対極を求められているようです。真相究明に躍起になる様や、取材対象に向かっていく気迫のようなものを感じる芝居ができればと思っています」と語っており、これまでとはまた異なる役柄になりそう。さらに、梨央の母で事業拡大のためには手段を選ばない「真田ホールディングス」代表取締役社長・真田梓役に薬師丸ひろ子。父・朝宮達雄役に光石研。また「ドラゴン桜」にて、最終話目前で主人公を裏切る教頭を演じ話題となった及川光博が、梨央が社長を務める「真田ウェルネス」の専務・後藤信介を演じる。後藤は、梨央の祖父からは「真田ウェルネス」の後継者の座を約束されていたが、それを梨央に奪われてしまう。莫大な投資がいる製薬事業に力を入れる梨央に対し、後藤は堅実な保守派で、対立関係にあるという役どころだ。<キャストコメント>・薬師丸ひろ子以前お仕事をさせていただいた新井プロデューサー、塚原監督と再びご一緒できるということで、どんな世界を繰り広げてくださるのだろうかとワクワクしています。そして、またそこに参加させていただけるということで、ラッキーだなと思いました。この作品は、台本を読んでいるということを忘れるくらい、まるで小説を読んでいるような感覚で「誰が犯人だろう」と、サスペンスの醍醐味を味わわせていただいています。初めてご一緒させていただく俳優陣の皆様との掛け合いが楽しみなので、みんなで最後まで元気に笑って走り抜けたいです。・及川光博久しぶりにサスペンスだなと。しばらくそういった作品に出演していなかったので、ちょっとワクワクしています。いただいた役は“ミステリアス”ということで、いつもとは違った私をお楽しみいただければ。名付けて「不気味ッチー」。台本は先が読めないゾクゾクする展開で、複雑な過去と現在が絡み合いながら「次が早く見たい!」という引きの強さがあるのではないかと思います。松下さんは以前共演したことがあるのですが、吉高さんや井浦さん、初共演の方も多いのでとても楽しみです。出会いとそこから生まれる空気に触発されたり、共鳴し合いたいなという気持ちです。・光石研久しぶりにこのチームとお仕事ができるということで、すごくうれしかったです。「出してください」と何度も言い続けてみるものだなと(笑)。新井さん、塚原さんを筆頭にこのチームの作品は、毎回日常から始まりながらも徐々に暗雲が立ち込めてきて、それがサスペンスになったりラブストーリーになったりと・・・毎回それが楽しみ。今回もその辺に転がっているような日常から始まり、それがどこへ転がっていくのか。それは僕ら演じる側も楽しみだし、視聴者の皆さんにも楽しんでいただけたらと思います。吉高さんとは10数年ぶりの共演ですごく久しぶり。松下くんも久々の共演になるんですけど、2人とも僕を揺さぶってくるんじゃないかと不安ですね(笑)。今回も何やらいい役をいただけたので、頑張り過ぎず悪目立ちしないようにこの作品の中にすんなりと入っていけたらと思います。・田中みな実会社員として勤めていた局のドラマ作品に出演できることを感慨深く思います。物語の展開が目まぐるしく、早く先々の台本を読みたくてうずうずしています。自身の役柄に関しては、序盤はあまり出てこないのでまだ掴み切れていないというのが正直なところ。塚原監督には「極力、田中みな実っぽさをそぎ落としたい」と言われているので、意識的にそぎ落としていかなければな・・・と思っています(笑)。とにかく色気を出さないように! 座るときは足を広げ、カメラの持ち方ひとつとっても荒々しく! と、普段の自分との対極を求められているようです。真相究明に躍起になる様や、取材対象に向かっていく気迫のようなものを感じる芝居ができればと思っています。 クランクイン前なので、今はカメラの扱い方や、記者の方々のリアルを研究中です。金曜ドラマ「最愛」は10月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年09月04日韓国の12人組ガールズグループLOONA(今月の少女)が日本デビュー曲の詳細を発表。シングル『HULAHOOP/ StarSeed 〜カクセイ〜』を10月20日にCDリリース、9月15日に同シングルを先行配信する。LOONAは2016年9月から順次1人ずつ新しいメンバーが公開され、2018年8月に完全体でデビューするまで約2年の歳月をかけた一大プロジェクトとして始動。ソロからユニットを経てデビューというこれまでのアイドルグループにはない新たな戦略で韓国国内やアメリカをはじめとした海外から注目を集め、これまでにリリースしたアルバム全てがアメリカのiTunesチャートで1位を獲得している。今作は両A面シングルとなっており、「HULA HOOP」はコンポーザーに韓国の音楽シーンで注目を集めている作家Ryan S. Jhun、作詞に音楽クリエイターのAKIRAを迎え制作。一方の「StarSeed 〜カクセイ〜」はアレンジャーで注目されているクボナオキがコンポーザーを務め、詞はSILENT SIRENのすぅ(Vo / G)が書き下ろした。カップリングには先日先行配信された「PTT(Paint The Town)」Japanese Ver.と「HULAHOOP」citypop Ver.が収録される。また、CD購入者には応募特典としてオンラインでLOONA(今月の少女)に会える企画が実施される。<リリース情報>『HULAHOOP/ StarSeed 〜カクセイ〜』10月20日 リリース※9月15日先行配信【CD収録内容】※全形態共通1. HULA HOOP2. StarSeed 〜カクセイ〜3. PTT(Paint The Town)Japanese Ver.4. HULA HOOP citypop Ver.●初回限定盤A【CD+DVD】2,750円(税込)トールケース仕様トレーディングカード(メンバーソロ12種 / 集合1種、計13種のうち1種ランダム封入)応募抽選特典シリアルナンバー封入【DVD収録内容】StarSeed~カクセイ~Music Video&HULA HOOP Making●初回限定盤B【CD+DVD】2,750円(税込)トールケース仕様トレーディングカード(メンバーソロ12種 / 集合1種、計13種のうち1種ランダム封入)応募抽選特典シリアルナンバー封入【DVD収録内容】LOONA Channel vol.1収録●通常盤【CD Only】1,430円(税込)初回限定盤A / 初回限定盤B / 通常盤(初回プレス)共通応募抽選特典●UNIVERSAL MUSIC STORE盤各1,430円(税込)(ヒジン盤 / ヒョンジン盤 / ハスル盤 / ヨジン盤 / ビビ盤 / キムリプ盤 / ジンソル盤 / チェリ盤 / イブ盤 / チュウ盤 / ゴウォン盤 / オリビアへ盤 )メンバー別Picture Label仕様トレーディングカード1種封入(ジャケットメンバーのトレカ1枚封入)●UNIVERSAL MUSIC STORE限定盤 メンバー別12形態セットオリジナル特典:メンバー別12形態 収納BOX<先着特典>■初回限定盤A / 初回限定盤B / 通常盤(初回プレス)共通UNIVERSAL MUSIC STOREオリジナル特典:ポスター(B2サイズ)■UNIVERSAL MUSIC STORE盤応募抽選用シリアルナンバー×12点UNIVERSAL MUSIC STOREオリジナル特典:ポスター(B2サイズ 1枚)<応募特典>初回限定盤A / 初回限定盤B / 通常盤(初回プレス)に封入されているシリアルナンバー1点で1口の応募が可能。(複数応募可)※下記記載以外の応募方法、イベント詳細は後日発表■A賞 LOONAオンラインメンバー全員ミート&グリート(100名様)開催日:11月13日(土)※オンラインイベントは、WithLIVE Meet&Greetアプリを利用します。※ミート&グリートは、各メンバー20秒程度、約4分間を予定しています。■B賞 直筆サイン入りポラロイド(各メンバー20名=計240名様)※希望メンバーを選択して応募いただけます。■C賞 クリアファイル(サイズ:A5 / 200名様)<UNIVERSAL MUSIC STORE盤 応募特典>UNIVERSAL MUSIC STORE盤 / メンバー別12形態セットのうちいずれかを購入の方に、オンラインイベントの応募抽選に参加できるシリアルコードをプレゼント。シリアルコード1点で1口の応募が可能。(複数応募可)※下記記載以外の応募方法、イベント詳細は後日発表となります。販売期間:8月27日(金) 18:00~10月24日(日) 23:59■A賞 LOONAオンラインメンバー個別ミート&グリート(各メンバー30名=計360名様)開催日:11月13日(土)※オンラインイベントは、WithLIVE Meet&Greetアプリを利用します。※ミート&グリートは、約1分間を予定しています。※希望メンバーを選択して応募いただけます。■B賞 LOONAオンラインメンバー個別2shot撮影会(各メンバー30名=計360名様)開催日:11月13日(土)※オンラインイベントは、WithLIVE Meet&Greetアプリを利用します。※2shot撮影会は、約30秒間を予定しています。※希望メンバーを選択して応募いただけます。関連リンクJapan OFFICIAL SITE Official Instagram Official Twitter JAPAN FANCLUB SITE
2021年08月28日2021年10月からTBSで放送を開始する新ドラマ『最愛』のキャストが発表されました。俳優の吉高由里子さんを主演に迎えた『最愛』は、殺人事件の重要参考人となった主人公の女性実業家と、彼女を追う刑事、彼女を支える弁護士の3人を中心に、過去の連続殺人事件へと繋がる謎に迫る、完全オリジナルのサスペンスラブストーリー。事件の真相を追う捜査一課の刑事で、吉高由里子さん演じる女性実業家・真田梨央の初恋の相手でもある宮崎大輝(みやざき・だいき)役に松下洸平さん、また、あらゆる手段を使って梨央を守る弁護士・加瀬賢一郎(かせ・けんいちろう)役を井浦新さんが務めます。TBS新ドラマ『最愛』キャスト2人のコメント朝の連続テレビ小説『スカーレット』(NHK)の出演を機に注目を集めた松下洸平さんは、今回のキャスティングに「とても驚きました」とコメント。井浦新さんもまた、「うれしさの一方で、緊張感もありました」と語っています。松下洸平コメントこのような大役をいただくことができてうれしくもあり、同時にとても驚きました。塚原監督と新井プロデューサーとは『MIU404』でご一緒させていただいたのですが、「またご一緒できるように頑張らないとな」と思っている中でお声がけをいただいたので、「えっ!?」と一瞬時が止まってしまいました。『最愛』はすごく攻めた作品だと思います。完全オリジナルストーリーではあるのですが、どこかリアルな部分もたくさんある。だからこそ芝居をしっかりやらないといけないですし、生半可な気持ちでは太刀打ちできない作品だと感じました。でも時にはキュンキュンする会話のやり取りがあったりと、いろいろな方面で楽しめる台本になっています。そして今回僕は陸上をやっている役なので、ちゃんとリアルに感じていただけるよう、今から頑張って走り込みます(笑)。井浦新コメント新井プロデューサー、塚原監督とのお仕事は『アンナチュラル』以降2度目になるのですが、お話をいただけてとにかくうれしかったです。前作に参加させていただいてから4年ほど経っているので、うれしさの一方で、その4年で積み重ねてきたものをしっかりと表現できるのか緊張感もありました。台本を読ませていただいて、この作品は独特なリズムのサスペンスだなと感じています。ただ事件が起きていくだけではない、いわゆるサスペンスの方程式がめちゃくちゃ。でもそれが物語の大きな個性となっています。「ここまで人物を掘り下げているのか」「このあとどうなっていくんだろう」と、独特なストーリーの組み立てになっていて、1話もここで終わるの!?と必然的に2話を早く観たくなるようになっています。塚原監督は外側のお芝居だけでなく、人間の内側の心を大切にしてそこを引き出して演出してくださるので、その丁寧な演出を受けながら、また新しいことにチャレンジできると思うと、うれしさと楽しさが溢れてきます。あと、新井Pが後ろの方からジッと見ている威圧感をまた受けるのも楽しみです(笑)。人気俳優たちがそろうTBSの新ドラマ『最愛』は、2021年10月の毎週金曜、22時に放送されます。[文・構成/grape編集部]
2021年08月26日この秋スタートの吉高由里子主演新金曜ドラマ「最愛」にて、主人公に深く関わるキャストとして、松下洸平と井浦新が参加することが分かった。本作は、吉高さん演じる殺人事件の重要参考人となった女性実業家・真田梨央と、彼女を追う刑事、彼女を支える弁護士の3人を中心に、15年前のとある失踪事件から現在の連続殺人事件へと繋がる謎に迫る、完全オリジナルサスペンスラブストーリー。連続テレビ小説「スカーレット」で主人公の相手役を好演し注目を浴びた松下さんが演じるのは、事件の真相を追う捜査一課の刑事で、梨央の初恋の相手でもある宮崎大輝。大学時代は陸上部のエースで、梨央の父が寮夫をする陸上部の寮に住んでいた大輝。寮内で起きた事件と梨央の大学進学を機に離れ離れになるが、15年ぶりに再会し、再び惹かれていく。しかし同時に、彼女が連続殺人事件の重要参考人で、自分がその担当刑事という葛藤を抱える役どころでもある。松下さんは「『最愛』はすごく攻めた作品だと思います。完全オリジナルストーリーではあるのですが、どこかリアルな部分もたくさんある。だからこそ芝居をしっかりやらないといけないですし、生半可な気持ちでは太刀打ちできない作品だと感じました。でも時にはキュンキュンする会話のやり取りがあったりと、いろいろな方面で楽しめる台本になっています」とアピール。そして「今回僕は陸上をやっている役なので、ちゃんとリアルに感じていただけるよう、今から頑張って走り込みます(笑)」と意気込んでいる。また、梨央の会社の法務部に所属する弁護士で、あらゆる手段を使って彼女を守る加瀬賢一郎を井浦さんが演じる。頭の回転が速く、論理的な人物だが、どこか不器用で人間味ある表情や気遣いを見せる賢一郎。やがて梨央に心を寄せるようになり、警察や世間から疑惑の目を向けられる彼女を、自身の全てを懸けて守り抜こうとするキャラクターだ。「独特なリズムのサスペンス」と台本を読んだ印象を明かした井浦さんは、「ただ事件が起きていくだけではない、いわゆるサスペンスの方程式がめちゃくちゃ。でもそれが物語の大きな個性となっています。『ここまで人物を掘り下げているのか』『このあとどうなっていくんだろう』と、独特なストーリーの組み立てになっていて、1話もここで終わるの!? と必然的に2話を早く観たくなるようになっています」とコメントしている。正義感が強くひたむきな刑事と、清濁併せ呑む弁護士、正反対の2人の男性が、1人の女性を巡ってどう対峙していくのか、本作の大きな見どころとなっている。金曜ドラマ「最愛」は10月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年08月26日