国土交通省は10月27日、9月11日に公布されたドローンやラジコン等を含む無人航空機に関して航空法の一部を改正する法律(平成27年法律第67号)について、12月10日より施行することを発表した。今回の法改正により対象となる無人航空機は、「飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船であって構造上人が乗ることができないもののうち、遠隔操作または自動操縦により飛行させることができるもの」であり、具体的な重量については今後、国土交通省令で定めることになるが、超軽量の機体については対象外となる。今回の法律改正では、無人航空機の飛行の禁止空域、飛行の方法、救助等のための特例を定めた。ルールに違反した場合には、50万円以下の罰金が科せられる。無人航空機の飛行により航空機の航行の安全に影響を及ぼすおそれがあるものとして国土交通省令で定める空域においては、国土交通大臣の許可を受けた場合を除き飛行を禁止する、また、上記の空域以外でも、国土交通省令で定める人または家屋の密集している地域上空での飛行を禁止する。国土交通大臣の承認を受けた場合を除き、日中に飛行させること、目視範囲内で無人航空機とその周囲を常時監視して飛行させること、人・建物・自動車などの物件との間に距離を保って飛行させること、祭礼・縁日など多数の人が集まる催しの上空で飛行させないこと、爆発物など危険物を輸送しないこと、無人航空機から物を投下しないこととしている。なお、救助等のための特例として、都道府県警察その他の国土交通省令で定める者が航空機の事故その他の事故に際し捜索、救助その他の緊急性があるものとして国土交通省令で定める目的のために行う無人航空機の飛行については、適用しないとしている。具体的な空域については今後、国土交通省令で定めることとなるが、空港周辺の空域、一定高度以上の空域、人または家屋の密集している地域の上空を許可が必要な空域として定める見通しとなっている。なお、人または家屋の密集している地域としては、国勢調査の結果を元に設定されている人口集中地区(DID)を基本とする方向で検討されている。
2015年10月28日写真:PIXTA東南アジアで航空市場の単一化を目指す「ASEANオープンスカイ」が2015年末までに完全実施されるのに備え、東南アジア各国の空港、航空会社はインフラ投資に力を入れている。オープンスカイは、航空サービスを自由化し航空会社が域内を自由に航行できる協定のこと。観光産業に力を入れたいシンガポール、ベトナム、タイの動向を紹介するとともに東南アジア域内の旅行がどのように変容するのか考察したい。シンガポールでは2030年までに空港利用者数が1億人に達する見込み©TRIPPING! チャンギ空港シンガポールではこのほど、チャンギ空港の第5旅客ターミナルや第3滑走路を整備する拡張工事「チャンギ・イースト開発」の事業費について同国政府が民間会社と共同出資し、工事を加速することを明らかにしている。シンガポール政府が共同出資することを決定した背景には、韓国、香港、タイなどアジア太平洋地域の空港との競争激化がある。シンガポール政府の狙いは、チャンギ空港を域内の航空ハブとして地位を強固にすることだ。開発用地は、現在の空港用地の約4分の3の規模に及ぶ1000ヘクタール(東京ドーム約210個分)。新ターミナルや滑走路に加え、タクシー用道路、駐機場、カーゴ施設なども建設する予定だ。©TRIPPING! 第5ターミナル工事の様子(ターミナル間を繋ぐスカイトレインの中から撮影)チャンギ空港第5ターミナルは2020年半ばの完成が予定されている。第5ターミナルの旅客処理能力は、当初年間5000万人とされているが、必要に応じて7000万人に拡張される可能性もある。これは現在稼働している第1~3ターミナルの合計を上回る処理能力になる。専門家らによると、チャンギ空港の旅客数は30年までに1億人に達する可能性がある。14年の年間旅客数は5410万人だった。同年の羽田の旅客数は7000万人、成田は約3500万人。チャンギ空港ではすでに第4ターミナルの建設工事が始まっている。また、第1ターミナルの拡張工事も進んでいる。第4新ターミナルと第1ターミナルの拡張工事が完了する18年には年8500万人に拡大する見込み。ベトナムでは、新たに4空港を建設予定©TRIPPING!ベトナムでも空港インフラへの投資は加熱している。ベトナム航空はこのほど、ボーイング787ドリームライナー19機とエアバス350-900XWB14機を15~19年に導入することを発表した。これら新型機では飛行中にWiFiも使えるようになる。格安航空ベトジェットエアも機材購入を発表。14年にはエアバスと購入・リースで合計100機を調達する契約を締結し、15年にもエアバスA321を6機を発注した。また、タイの航空会社カンエアーとの合弁でタイ・ベトジェットエアを設立。ベトナム南部カントー市とバンコクを結ぶ路線に就航するなどしている。また同国のタンソンニャット国際空港でもT2国際ターミナルの拡張計画が進んでいる。拡張工事が完了すれば、年間に約1300万人(現在比300万人増)の利用が可能となる。10~14年のベトナム国内の旅客数は年平均12%の成長となり、年間旅客数は2107万人から3316万人に増えた。貨物輸送も年平均12.67%伸び、年間輸送量は46万トンから74万1000トンに急増している。国内にある各国際空港の利用も増加している。伸び率は、カムランで年平均25.5%増、ビンで34.8%増、フークオックで24.7%増などとなっているほか、タインホア省のトースアン空港では過去2年間に年平均70.5%という驚異的な伸びとなった。この需要増を背景に、ベトナム政府は空港数を現在の22から、20年までに26に増やす計画だ。タイでは国内6空港の拡張に計1400億バーツを投入予定©TRIPPING!バンコク国際空港タイでは、バンコク国際(スワンナプーム)空港の利用客が15年度(14年10月~15年9月)に累計5200万人と、処理能力を15%上回る見込みだ。こうした利用客増を背景に、バンコク国際空港の拡張工事が16年初めから開始される予定になっている。バンコク国際空港の拡張を実施するのは、国営タイ航空会社(AOT)。AOTは、スワンナプームのほかに、ドンムアン空港など計6空港を運営しており、今後5年間でこれら6空港の拡張計画に総額1300億~1400億バーツ(約4200億円)を投資する予定だ。スワンナプーム、ドンムアンの両国際空港は、処理能力を現在の計6350万人から1億2000万人に引き上げる。また、南部プーケット、同ハジャイ、北部チェンマイ、同チェンライの地方4空港の処理能力を引き上げる拡張工事を進める予定だ。©TRIPPING!バンコク国際空港AOTによれば、6空港の15予算年度の当初8カ月(14年10月~15年5月末)の離着陸便数は、前年同期比12.4%増の計47万1499便で、このうち国際線が同7.5%増の24万3213便、国内線が同18.2%増の22万8286便となった。乗客は前年同期比19.6%増の7215万8000万人。内訳は、国際線利用客が16.5%増の4165万7000人、国内線利用客が20.1%増の3050万1000人。国別では、中国人乗客が最も多く、次いで、日本、韓国、ロシア、インドの順だった。オープンスカイ実施で旅行者に大きな恩恵旅行者にとっては、オープンスカイの実施で、東南アジア域内を行き来する便が増えるだけでなく、航空運賃の低下も見込めることから大きな恩恵となるのは間違いなさそうだ。ただインフラ整備には膨大な資金だけでなく、人手やノウハウなども必要になってくる。これらをすべて調達するのは簡単なことではない。特に、東南アジア各国が同時にそれを行おうとすれば、リソースの取り合いになる場合もあるかもしれない。実際、上記紹介した空港の拡張工事では一部遅れが出ている。東南アジアの各空港と航空会社は手探りでオープンスカイへの準備を進めている段階ともいえる。私たちが恩恵を受けるのは早くても2~3年はかかるだろう。ただ、長期的に見れば東南アジア域内の旅行が容易かつ快適になるのは確実だ。また、地方空港の整備や各航空会社が新路線を就航しており、これまであまり知られていなかった場所へ容易に行けるようになることも旅行者にとって嬉しいことだ。東南アジアは同じ国でも異なる民族が暮らしており、それぞれの文化を持っている。多様性を感じる場所に行けることは、旅を一層楽しくしてくれるだろう。(text : 細谷 元)ビジネスコラム「アジBiz ~1分で読める東南アジアのビジネス情報」>その他の記事はこちら
2015年10月27日デルタ航空は現地時間の10月22日、アトランタ本社に隣接するデルタ航空博物館にて行われた式典にて、アメリカの人気漫画「ピーナッツ」に登場する「スヌーピー」に「デルタ航空名誉パイロット」の称号を贈呈した。自分を犬だと思っていないスヌーピーは様々な役割を演じることができ、そのひとつが腕の良いパイロット「フライング・エース」。犬小屋の"愛機"にまたがり、パイロットの帽子を被って大空を飛びまわる。そんな65年前に始まったスヌーピーの伝説的な冒険を祝し、このたび「デルタ航空名誉パイロット」の称号が与えられた。スヌーピーは、全米で11月6日に公開される映画「THE PEANUTS MOVIE」(20世紀フォックス配給)の封切り前に、念願のパイロットの証である「パイロット・ウィング・バッジ」を授与された。この映画は日本では「I Love スヌーピー The Peanuts Movie」とネーミングされ、12月4日に公開が予定されている。また、ウィングバッジに加えて、デルタ航空のフライトオペレーション担当上級副社長であるスティーブ・ディクソン機長の署名が入った、名誉パイロットの証明書も贈られた。式典には、「ピーナッツ」の原作者チャールズ・M・シュルツ氏の息子で映画の脚本とプロデュースを担当したクレイグ・シュルツ氏と、監督を務めたスティーブ・マーティノ氏をはじめ、登場人物の声優らが同席した。デルタ航空博物館のプレジデント、ジョン・ボートライト氏が、パイロットや客室乗務員と共にデルタ航空を代表してゲストを迎え、地元ジョージア州のアトランタやマリエッタの学生およびマーチングバンドが式典を盛り上げた。自身もプライベート機のパイロットであり教官も務めるクレイグ・シュルツ氏は、「博物館に展示してあるDC-3型機に、すぐにでも乗り込みたくなったよ」とコメントした。このデルタ航空博物館は米国ジョージア州アトランタの本社屋に隣接し、6万8,000平方フィートの広さを有する。85年以上にわたるデルタ航空の歴史と、民間航空産業の発展の軌跡を、航空機やユニフォームなどの展示を通して紹介している。常設展示には、1929年のデルタ航空初の旅客便に使用された航空機に近い型のトラベルエアー6Bセダン機、1982年に従業員が資金を出して会社のために購入したボーイング767型機「スピリット・オブ・デルタ」、デルタ航空便として空を飛び従業員とボランティアによる修復作業を終えたDC-3型機など、歴史的な5機の航空機も展示されている。また、ボーイング737-200型機のフルモーション・シミュレーターの体験コーナーがあり、操縦体験を楽しむことができる。デルタ航空の旅客便運航85周年の記念日となる2014年6月17日に拡張・リニューアルオープンした。
2015年10月27日スターバックスのロイクラトン限定マグby ChefChefさんが教えてくれたのが、タイのお祭り「ロイクラトン」の時期限定のスターバックスグッズ。タイでは、他にもソンクラン(水掛け祭り)限定のグッズなど、お祭りの時期に合わせて登場する限定グッズが人気。「タイ北部では空にランタンを飛ばすのが一般的で、紫の柄がその様子のイラスト。(写真左)それ以外の地方では、主に川に灯籠流しをするんだ。その様子が黄色の柄のイラストだね。(写真右)ロイクラトンには諸説あるけれど、現代っ子は恋人と一緒に行くお祭り。この時期タイに遊びに来る人は、是非スタバの限定マグをチェックしてみて!」by Chefさん【おしゃれローカル HOT PICK!】とは?現地に暮らすローカルのInstagram やFacebookにアップされた気になる情報を編集部がキャッチ!旬な情報をお届けします。
2015年10月17日タイの美人愛用!ボディ&ヘアミストアジアンビューティーの中でも、一際目を引くのがタイ美人だ。自然の恩恵を受けたしなやかなボディラインや美肌に、憧れる日本女性は多い。10月9日、ミック・ジャパンは、美容大国タイで10年以上も支持され続けている「Sabai-arom(サバイアロム)」から、タイの大自然をイメージしたボディ&ヘアミストの販売を開始したと発表した。ココナッツの香りで爽やか夏気分同商品では7種類の香りを用意。サムイ島のココナッツにインスパイアされて誕生したのが「Love Petals(ラブ ペタルズ)」。エキゾチックでクリーミーな香りは、あなたを爽やかな夏へと連れ出してくれる。エネルギー不足は、ジューシーなマンゴーの香りをつめこんだ「Sweet Orchard(スウィート オーチャード)」でチャージ!オレンジとネロリのハーモニーが清々しい「Orange Dew(オレンジ デュー)」もおすすめだ。「日本で唯一の香り」は甘くてセクシーそして、注目したいのが、「Siamese Blooms(サイアミーズ ブルームズ)」。タイ女性が愛するチャンパカとイランイランの香りは、驚くほど甘くてセクシー。同社も「日本で唯一の香り」と自信をのぞかせている。また、夜中に咲く花“マリラージャスミン”を使った「Divine Bliss(ディバイン ブリス)」も是非手に取りたい。濃厚な香りが高いリラックス効果をもたらし、幸せな気分を運んでくれるという。(画像はプレスリリースより)【参考】・ミック・ジャパン プレスリリース(@Press!)
2015年10月14日デルタ航空は10月13日、スマートフォンアプリ「Fly Delta(フライデルタ)」の最新バージョンで、アップルが提供するモバイル決済方法「アップルペイ(Apple Pay)」による航空券の購入が可能になったと発表した。Fly Delta上でアップルペイを使えば、指先で触れるだけの簡単な操作で航空券を購入でき、支払い用に登録しているクレジットカードやデビットカードの特典も引き続き受けることができる。安全とプライバシーの保護はアップルペイの中核を成すもので、iPhoneユーザーがクレジットカード番号を登録する際、実際のカード番号はデバイス本体にもアップルのサーバにも保存されることはない。各取引を安全に認証するために、固有の動的なセキュリティコードが使用される。デルタ航空は顧客サービスの向上に向けてモバイルテクノロジーへの投資に力を入れており、同社のスマートフォンアプリへの最新機能の導入はこの取り組みの一環となっている。
2015年10月14日2014年12月にタイ・パタヤで初開催された音楽フェスティバル「Wonderfruit」が2015年12月に再び開催されることになりました。タイの最先端が詰まったこちらのフェスティバル、旅行者の方にもおすすめのイベントです。音楽以外にも楽しみがいっぱい2014年の「Wonderfruit」はDe La Soul、Jose Gonzalezなど海外からの大物アーティストのほか、バンコク在住の日本人DJクルー・VACANCYが出演するなど、音楽通を唸らせるラインナップで大変な盛り上がりを見せました。会場はパタヤ近郊のゴルフ場ということで、主なライブのスケジュールは涼しくなる夕方以降に組まれていましたが、日中も飽きることが無いよう、さまざまなアクティビティが用意されていました。前回はボヘミアンスタイルのファッションで参加しているタイ人女子を会場で多く見かけたのですが、会場内にはフェス仕様のメイクを施してくれるサロンがあったり、髪飾りやストールなどの小物を購入できるショップも。男女とも気合いの入ったおしゃれをして来場している人たちがとにかく多かったです!欧米人の観客はまったりと寝転がって、お酒を飲みながら読書をしたり、DJの選曲を楽しんだり、池で泳いだり。日本だとなかなか子連れでは参加しづらい印象のある音楽フェスですが、キッズエリアも完備。ヨガやクラフト体験、ディスカッションなどのアクティビティのほか、バンコクの有名レストランや人気フードトラックの出店もあり、アート・ファッション・食、さまざまな楽しみ方が用意されていました。2015年は12月17~20日の4日間開催2015年は上記の日程で前回と同じゴルフ場「サイアム・カントリー」にて開催が予定されています。会場内にはテントエリアがあり、持参したテントで宿泊することが可能なほか、エアコン付きの快適な宿泊施設も用意されています。また、パタヤのホテルに宿泊したり、バンコクから日帰りで参加することももちろん可能です。2015年10月上旬時点では出演アーティストの第一弾発表が行われているのみとなっていますが、前回の出演ラインナップを考えると、今回も期待が出来そう。チケット情報・今後の出演アーティスト追加情報については、公式HPもしくはフェイスブックページを確認してみてください。
2015年10月13日アライドコーポレーションはこのほど、「タイの台所 パクチーフォー チキン味」「タイの台所 トムヤムフォー」を全国のコンビニエンスストアにて発売した。同商品は、エスニック感が楽しめるタイ製造の即席カップ麺で、かやくにフリーズドライのパクチーをたくさん使用している。かやくをカップにあけて湯を注ぐと、まるで生パクチーのように香りが立ち上り、スープ表面全体をパクチーが覆うという。カロリーが控え目である点も特徴とのこと。「タイの台所 パクチーフォー チキン味」は、スターアニスやシナモンの香りがアクセントとなったチキン味のスープが楽しめる。「タイの台所 トムヤムフォー」は、レモングラスやこぶみかんの葉といったハーブ類の香りが特徴で、本格的なトムヤム味に仕立てたとのこと。いずれも価格はオープンで、参考価格は各税別170円。なお、「タイの台所 フリーズドライパクチー」(価格はオープン、参考価格は税別200円)も全国のスーパーマーケットで順次販売を開始している。同商品は保存性がよく、パクチーの香りや彩りを添えたいときに手軽に使用できるとのこと。
2015年10月05日三菱航空機は10月1日、機構改革として航空機安全統括室に型式証明統括部を新設したことを発表した。今後は、航空機安全統括室の室長である犬飼賢一執行役員が型式証明統括部の部長を兼務する。なお、開発中の次世代リージョナルジェット機MRJ(Mitsubishi RegionalJet)の飛行試験機初号機による初飛行は、10月26日から10月30日までの期間に予定されており、明確は初飛行実施日は前日に発表となる。(c)2015 MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved.
2015年10月01日タイを代表するコスメブランド「Erb(アーブ)」と、ファッションブランド「Sretsis(スレトシス)」。タイにとどまらず世界中の注目を集める2つのブランドがコラボレーションした新製品が、この秋ついにお目見え。日本国内では、港区青山の路面店Sretsis Inn、銀座三越地下1階にて、10月中旬より発売開始予定。ペンダントにもなる魅惑のガラス瓶Sretsisの2015-16年秋冬コレクション「Sretsis Labyrinth(スレトシス・ラビリンス)」からインスパイアされたボックスに入るのが「ビスポークフルーフュームシリーズ・ウィズダムハート」。野花と果実を思わせる贅沢な甘い香りが特徴のフレグランスで、ハート形のガラス瓶はペンダントにもなる仕様。Erb for Sretsis Labyrinth BESPOKE FLEURFUME “WISDOM Erb”“ERB ウィズダムハートオードパルファン”ネックレス 7ml.価格: 16,700 円(税別)ラグジュアリーなポーチに入った限定セットに注目限定ラベリングされた アーブベストセラー商品のハンドクリームセット。ラビリンスを彷彿させるラグジュアリーなポーチに入る。・プリンセス Pa アースミネラルハンドクリーム 25gタイの天然資源を活用し、貧しい地域の人々の生活向上のために、パチャラギティヤーパー王女協力の元で開発されたロイヤルプロジェクト商品「ErbプリンセスPaコレクション」の一つ。ピュアミネラルウォーターを用いたハンドクリームは。手肌を柔らかくし、輝きを与える。・イースタンアロマティックハンドクリーム 25gアーブの代表的なコレクションの一つ「イースタンコレクション」。Sretsis の3姉妹のお気に入りの香りでもあるジャスミン、ライスクリーム、ミントが配合され、リラックスできる香りに。ジャスミンの神経を鎮める働きと、ビタミン B を含んだライスクリームで、肌の健康を整える。Erb for Sretsis Labyrinth Cosmetic PouchWith Eastern Treat and Princess PA Hand Creamsアーブフォースレトシス コスメティックポーチ(ERB イースタン 25g、ERB アースミネラルハンドクリーム 25g)価格: 8,400 円(税別)エレガントなヴァニティケースも登場ウィズダムハートのトップノートにも使用されるイースタンシリーズのジャスミンの香りが特徴のバスセット。「アーブフォースレトシスコスメティックポーチ」と同じ柄の、縦型ヴァニティケースに収められる。Erb for Sretsis Labyrinth Vanity Casewith Eastern Treat Scent Shower Cream and Body Cream Erb forSretsis Labyrinthアーブフォースレトシス ヴァニティケース(ERB イースタンボディウォッシュ 100ml、ボディクリーム 100ml)価格: 10,700 円(税別)・Erb(アーブ)・Sretsis(スレトシス)
2015年10月01日エアバスは現地時間の9月16日、ブラジル最大の航空会社であるTAM航空のA350 XWB初号機が塗装を終えて工場からロールアウトしたことを発表した。TAM航空は12月に初号機を受領する予定で、2016年1月からサンパウロとマナウスを結ぶ路線で商業運航を開始し、世界で4番目のA350 XWB運航会社となる。A350 XWBは8月現在、世界中の40の航空会社から782機の確定受注を獲得している。
2015年09月17日©Tsutomu Takasu東南アジアを起源とするスポーツとして知られるセパタクロー。日本人には馴染み深いスポーツとは言えないが、タイやマレーシアをはじめ東南アジアでは広く愛されている。「セパ」はマレー語で「蹴る」、「タクロー」はタイ語で「ボール」を意味する。ネットを挟み、足と頭を使ってボールを相手コートに蹴り入れる。サッカーとバレーボールを組み合わせたような競技と言えばイメージ出来る人も多いだろう。セパタクローの歴史と世界最強国、タイセパタクローの歴史は古く、9世紀頃から東南アジア各地で伝えられてきた競技が起源とされる。近代スポーツとしては1965年に東南アジア競技大会(SEA Games)の競技に採用された際にアジアセパタクロー連盟が設立され、統一ルールがつくられた。1988年には国際セパタクロー連盟も誕生し、オリンピック種目には未だ採用されていないものの、アジアを中心に世界各地に普及している。©Tsutomu Takasuセパタクローの本場である東南アジアの中でも、最も盛んなのがタイ。男女ともに世界ランキングのトップに君臨し、「セパタクロー世界最強国」の地位は揺るぎない。校庭や公園、ちょっとした空き地などにもセパタクローのコートがあり、誰でも気軽にセパタクローを楽しめる環境が整っている。伝統的な競技でありながら庶民のスポーツとしても深く根付いていること考えると、日本における相撲と野球の要素を併せ持ったような存在といえる。日本のセパタクローとタイとの差©Tsutomu Takasu日本でもセパタクローは行われており、日本代表チームも存在する。1989年に日本体育協会がタイ、マレーシア、インドネシア、シンガポールの4カ国を招いて国際大会を開催。その際に日本セパタクロー協会が設立され、日本でのセパタクローの普及が本格的に始まった。今では競技人口も2000人ほどいると言われ、日本代表も国際大会で結果を残すようになった。1990年に正式競技として採用されて以来、事実上の世界一を決める大会となっているアジア大会でも近年はメダルを獲得している。とはいえ、日本とタイの実力差はまだ大きく、未だに日本がタイに勝利したことは一度もない。その実力差を「1000回やって1回勝てるかどうか」と表現するのは、セパタクロー日本代表の寺島武志選手だ。寺島選手は2011年から毎シーズン、数少ない外国人選手の一人としてタイリーグでプレー。普段は日本の企業チームに所属しながらタイリーグ挑戦のために長期休暇をとり、毎年半シーズンのみタイリーグで戦っている。©Tsutomu Takasu寺島選手が語る、日本の未来寺島選手がそこまでしてタイリーグに挑戦するのは、日本のセパタクロー界の現状とも関係している。日本ではセパタクローのリーグ戦はなく、「全日本選手権」と「全日本オープン選手権」という公式戦が年に二つあるものの、日本国内にはセパタクローだけに集中できる環境は存在しない。そのため、現在世界でも唯一の本格的なセパタクローリーグが存在するタイで、「日常としてセパタクローのできる環境に飛び込んでみたい」という気持ちが強かったという。©Tsutomu Takasu一歩ずつ進歩を続けている日本のセパタクローの未来に、寺島選手は明るい可能性も感じている。「僕は高校の途中までサッカーをしていて大学でたまたまセパタクローに出会いましたが、今ではセパタクローサークルがあることを知って大学に入って来る人もいる。僕が始めた頃とは状況が変わっています。セパタクローの魅力を伝えられれば、日本でもメジャーになる可能性は十分あると思う。それが、僕たちがセパタクローをずっと続けている理由でもあるんです」アクロバティックで豪快なアタックに繊細な技術も織り交ぜられるセパタクローは、観戦するスポーツとしても高いポテンシャルを感じさせる。寺島選手は今、「10年後くらいに日本が世界一になること」を目標に、そこに自分がどういった形で関わるべきかを模索中だという。そう遠くない将来、東南アジア発祥のセパタクローが日本のスポーツ界を賑わす日が来るかもしれない。(text : 本多 辰成 )スポーツコラム「スポーツが繋ぐ! 東南アジアと日本の新時代」>その他の記事はこちら
2015年09月16日国土交通省は9月11日、LOTポーランド航空からの外国人国際航空運送事業の経営許可申請について同日付けをもって許可したことを発表した。成田空港としては、LOTの就航は2008年以来約8年ぶりにヨーロッパ(極東ロシア除く)からの新規乗り入れ航空会社となる。LOTは中央・東ヨーロッパ地域を代表する航空会社として、ポーランドと日本を結ぶ初めての定期直行便を就航することとなる。開始予定日は2016年1月13日(日本発着は翌日)で、ワルシャワ=成田線を週3便(水・金・日曜日、日本発着はその翌曜日)運航する。6月に発表された内容では、ワルシャワ発は水・金・日曜日(LO079: WAW15:00発/NRT09:20+1 着)、成田発は木・土・月曜日(LO080: NRT 11:05発/WAW14:40着)。時間はいずれも現地時間となっている。機材はボーイング787-8を使用し、座席数は252席(ビジネスクラス18席、プレミアムエコノミー21席、エコノミークラス213席)を設定する。機内サービスは、食事に和食を提供するほか日本語対応のIFE(機内エンターティメントシステム)でも日本からの乗客も楽しめる映画等を搭載するなど、特にアジア圏からの利用客へのおもてなしを主眼に置いたサービスを提供する。
2015年09月12日©ASEAN Japan-Centreタイの物産展「クロンパドゥン・クルンカセーム・マーケット」が、バンコクにて2015年9月1日~27日まで開催中。タイ各地のユニークな特産品が大集合。旅行者にも開かれたマーケットへぜひ出かけてみよう!各地の特産物が目白押し©ASEAN Japan-Centre コットン製品イメージタイのバンコクで開催中の「Khlong Phadung Krung Kasem Market(クロンパドゥン・クルンカセーム・マーケット)」は、タイの農芸発展を目的とした2015年の政策の一貫として、プラユット首相の主導で催される物産マーケット。タイ各地の特産品を首都バンコクに集め販売することで、地元民はもちろん、世界から訪れる旅行者に向けて、各地の伝統や文化を一度に広く伝えている。約1か月の期間のうち、前半の9月1日~13日はタイ北部・東北部、後半の9月14日~27日は中部・東部・南部の特産品が販売。タイ米のジャスミンライスやドイトゥン・コーヒー、ドイメーサロン(チェンライ)のお茶、バンナカ(ウドーンターニー)のコットン製品、ナコーンシータマラートのニエロ(黒金)細工の他、ポメロ(グレープフルーツのような柑橘系の果物)やパイナップル、塩卵や焼き豚などの地域自慢の品々が並ぶ。期間中は様々な催し物がマーケットの期間中は、楽しいイベントが盛り沢山。航空券が懸賞のフォトコンテストや、期間中毎日開催の抽選会の他、デモンストレーションや参加型のアクティビティ、タイムセールも催される。政府官邸のすぐ隣に位置するマーケットの会場へは、地下鉄(MRT)Hua Lamphong(フア・ランポーン)駅を利用。駅からバスやタクシーの他、駅前(Charoen Sauat 36 Bridge)から出発する無料シャトルボートを利用しても便利。シャトルボートは期間中11時~20時の間運航する。タイ各地の特産品が一度に並ぶ「クロンパドゥン・クルンカセーム・マーケット」で、今まで知らなかったタイの魅力に触れてみては!
2015年09月10日国土交通省航空局9月1日から9月30日までの間、福岡空港を混雑空港に指定し発着回数に制限をかけて調整を行う必要があるという「航空法施行規則の一部を改正する省令案」に対して、意見を募集している。福岡空港では現在、LCCの新規就航等により航空機の発着回数が急激に増加しており、2012年に同空港の処理容量である14.5万回を超える15.1万回の発着回数を記録している。さらに2013年には年間発着回数が16.7万回となるなど、今後もさらなる発着回数の増加が見込まれている。これにより、同空港では発着便の遅延の発生が恒常化するとともに、夕方以降の発着便の遅延が重なっている。結果、同空港の運営時間である22時を超えての発着便の増加が、深刻な問題となっている。こうした現状に鑑み、運航の安全の確保および円滑な空港運用の維持の観点から、航空局は航空法(昭和27年法律第231号)第107条の3の混雑空港に福岡空港を指定し、同空港の発着回数に制限をかけて調整を行う必要があるとしている。改正については10月中旬に公布、2016年3月27日に施行を予定している。同改正案に対する意見は9月30日まで、国土交通省航空局航空ネットワーク部航空事業課 パブリックコメント担当宛てにメールかファックス、郵送で受け付けている。なお、意見に対する個別の回答には対応しない。意見の提出方法などはホームページを参照。
2015年09月07日●宇宙行きはゴールではなく夢に向けた第一歩宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2015年8月26日、金井宣茂(かない・のりしげ)宇宙飛行士を、国際宇宙ステーション(ISS)の第54/55次長期滞在搭乗員に任命したと発表した。出発は2017年11月ごろ、滞在期間は約半年間が予定されている。それを受け、8月27日には記者会見が行われ、宇宙飛行士になろうと思ったきっかけや、このミッションに向けた意気込みなどが語られた。金井さんはISSでどのような活動を行うのか。そしてそれに対する意気込み、また自身を「"もぐり"の宇宙飛行士」と呼ぶ理由、さらに金井さんの後の、日本の有人宇宙活動について、見ていきたい。金井宇宙飛行士に関連する記事・【インタビュー】ISS長期滞在が決定した金井宇宙飛行士が語る - 宇宙旅行が当たり前になるためにロケット以外で重要なものとは・【レポート】海底から火星を見据えて - JAXAの金井宣茂 宇宙飛行士が語った宇宙へのリハーサル・JAXAの金井宣茂宇宙飛行士、ISS第54次/55次長期滞在搭乗員に決定○「宇宙行きはゴールではなく夢に向けた第一歩」金井さんは1976年生まれで、現在38歳。2002年に海上自衛隊に入隊し、医師の資格を有する幹部自衛官(医官)を務めた。金井さんは特に、水に潜って作業を行う隊員(潜水員)の健康管理を専門とする、潜水医学の医師(潜水医官)でもあった。そんな中、JAXAは2008年3月31日に、新しい日本人宇宙飛行士を募集すると発表した。それまでの宇宙飛行士が「日本人が宇宙に行くこと」や、「日本人がスペース・シャトルを使ったミッションを行うこと」を目的として選ばれたのに対して、このときは「国際宇宙ステーション搭乗宇宙飛行士」、つまりISSで働き、その利用によって新しい成果を生み出す飛行士を選ぶことを目的としていた。これに金井さんは応募し、厳しい選考を経て、2009年の2月に宇宙飛行士候補者の補欠として選ばれ、同年9月には正式に採用されることになった。同期には、現在ISSに長期滞在している油井亀美也(ゆい・きみや)宇宙飛行士や、2016年6月に打ち上げ予定の大西卓哉(おおにし・たくや)宇宙飛行士がいる。医師から選ばれたのは向井千秋さん、古川聡さんに次ぐ3人目、また自衛隊出身は油井さんに次ぐ2人目となった。宇宙飛行士候補者に選ばれた後、2009年からは油井さんや大西さん、また米航空宇宙局(NASA)とカナダ宇宙庁の宇宙飛行士候補者らと共に、宇宙飛行士になるための訓練が始まった。そして、2年後の2011年に、ISS搭乗資格をもつ宇宙飛行士として正式に認定され、さらにそれ以降も、実際に宇宙へ飛び立つ日を目指し、米国やロシア、日本で訓練を積み重ねていた。そしてついに、それが叶う日が決まったのである。金井さんは記者会見で、「私の夢は、より宇宙が身近になり、まるで海外旅行に行けるような感覚で、誰でも宇宙旅行を楽しめるような時代が来ることです。それを実現するために活躍したいと思っています。今回、宇宙飛行という大任を受けましたが、これは自分にとってゴールではなく、その先の夢に向かって進むための第一歩であると考えています」と語った。○滞在期間は半年間、さまざまな実験を予定現在の予定では、金井さんは2017年の11月ごろに、地球を出発し、ISSの第54/55次長期滞在員として約6カ月間にわたって滞在。ISSの運用や科学実験を行うことになっている。往路、復路ともに、ロシアのサユース宇宙船に搭乗する予定となっている。また2016年1月からは、打ち上げに向けて、サユース宇宙船への搭乗や、ISSの長期滞在に必要な訓練を開始するという。ISS滞在中に、金井さんが具体的にどのような実験を行うのかは、まだこれから決められることになっているが、金井さんは医師であり、また潜水医学の専門家でもあることから、JAXAでは医学や医療に関する実験への貢献を大いに期待しているという。たとえば「きぼう」の大きな利用テーマのひとつに「健康長寿社会の貢献」というものがある。宇宙空間では、筋肉の老化や骨の密度の減少が、地上より速く進むことがわかっており、その研究によって、日本が直面している高齢化社会への、何らかの貢献ができないかということが考えられている。金井さんがこのテーマに関する研究を行うことは大いに考えられる。また、打ち上げまで時間が十分にあることから、「金井さんならでは」のミッションも考えていきたいという。記者会見で金井さんは、次のように期待を語った。「現在『きぼう』では、ダークマターの謎を追う実験や、生きたマウスを飼育して、そのまま地球に持ち帰る実験、また超小型衛星の放出などを行っていますが、これらは『きぼう』を造っていた段階では、まったく想像していなかった新しいアイディアだったり、夢物語だったりしたものが、現実になったものです。私のミッションは2年後。2年後になると、宇宙産業だけではなく、他の産業からもたくさんの研究者が宇宙に参入してきたり、より低価格に、より手軽で、よりスピーディに宇宙空間を使うような動きがさらに加速していると思います。今現在、世界中の誰もが想定していないようなおもしろい実験、最先端の科学を切り拓くような実験が、2017年には待っていると思います。それに向けて全力疾走でがんばりたいと思います」。○"もぐり"の宇宙飛行士にしてネモ船長ところで、金井さんのように、潜水医学を専門としているお医者さんの間では、初対面の人に「私、"もぐり"の医者なんです」と自己紹介するという、伝統的なギャグがあるのだという。もちろん、この場合の「もぐり」の本当の意味は、ブラック・ジャック先生のような「モグリ」ではなく、「潜り」のことである。そこで金井さんは、それに引っ掛けて、自身を「"もぐり"の宇宙飛行士」と呼び、会場の笑いを誘った。また、金井さんは宇宙飛行士の仲間たちから、「NEMO」(「ニーモ」、もしくは「ネモ」)というコール・サインで呼ばれているという。これは、ジュール・ヴェルヌの名作『海底二万里』や『神秘の島』に登場する潜水艦「ノーチラス号」のネモ船長、また『ファインディング・ニモ』に登場するクマノミの「ニモ」(ネモ船長に由来)にちなんでおり、金井さんが潜水医学の専門家であることから名付けられたのだとされる。ちなみに、金井さんは今年7月20日から8月2日にかけて、米フロリダ州の沖にある海底実験室「アクエリアス」で、NASA極限環境ミッション運用訓練に参加したが、この訓練がNASA Extreme Environment Mission Operationsの頭文字から「NEEMO」(「ニーモ」)と呼ばれていることから、関係者の間では「NEMO in NEEMO」(ニーモの中にニーモ(ネモ)がいる)というギャグが流行ったという。"もぐり"の宇宙飛行士であり、現代のネモ船長でもある金井宇宙飛行士が、ISSでどんな活躍を見せてくれるのか。それはきっと『海底二万里』と同じぐらい、あるいはそれ以上におもしろく、驚異に満ちた冒険譚になるに違いない。●日本人宇宙飛行士と、日本の有人宇宙活動の未来○金井さんがサユースに乗る最後の日本人宇宙飛行士に?ところで、金井さんはもしかすると、サユース宇宙船に搭乗する最後の日本人宇宙飛行士になるかもしれない。2011年にスペース・シャトルが引退して以来、NASAは新型宇宙船が完成するまでのつなぎとして、ロシアからサユース宇宙船の搭乗権を購入し続けており、そこにNASAの宇宙飛行士を乗せて飛ばしている。また、金井さんを始め、これまでサユースに搭乗した日本人宇宙飛行士の搭乗権も、このNASAがロシアから購入した分の中から割り当てられている。しかし現在のところ、NASAは2018年の打ち上げ分までしか購入していないため、2017年11月に地球を出発し、2018年の春ごろに帰還する金井さんが、サユース宇宙船に乗る最後の日本人宇宙飛行士になる可能性がある。なお2017年には、米国の民間企業2社(ボーイング社とスペースX社)が開発している新型の宇宙船が完成し、NASAやJAXA、欧州宇宙機関(ESA)やカナダ宇宙庁などの宇宙飛行士は、サユースではなく、この新型宇宙船によって打ち上げられる予定となっている。つまり、金井さんの次に飛ぶ日本人宇宙飛行士は、この民間の新型宇宙船に乗りこむことになる可能性が高い。ただ現在、予算不足などが原因で開発に遅れが出ており、また今後、開発中に問題などが発生することも考えると、2017年に間に合わない可能性は十分考えられる。そうなると、NASAはまたサユースの座席を購入せざるを得なくなるため、金井さんが最後ということにはならないかもしれない。○9年後のISS金井さんの宇宙飛行が決定したことで、現在の日本人宇宙飛行の中で、宇宙飛行を経験していない人はいなくなる。現在のところ、ISSは2020年まで運用されることが決まっているが、米国などはそれを2024年まで延ばすことを提案している。すでにロシアやカナダはこの提案に賛同しており、日本と欧州は2016年まで決定を先送りするとしている。仮に2024年まで運用を延長することになったとしても、金井さんが現在38歳ということを考えると、9年後でも十分に現役として活躍できる年齢だ。実際にJAXAは、2013年11月に、宇宙飛行士の新規採用を当面の間凍結する、と明言している。この当面、というのが、具体的にどれぐらいの期間を指すのかはわからない。もっとも、それはJAXA自身も知らないし、決められることでもない。現在の日本の宇宙開発は、内閣府の中に設置された「宇宙開発戦略本部」が取り仕切っており、また同様に内閣府に設置されている「宇宙戦略室」が、計画の企画や立案、調整を、そして「宇宙政策委員会」が審査や意見などを行っている。しかし現在、これらの中では有人宇宙計画の評価はあまり高くなく、今の段階で決まりつつあることといえば、コストを削減した上での「きぼう」の継続的な運用や、宇宙ステーション補給機「こうのとり」の改良ぐらいで、ISS"以降"の、日本の有人宇宙計画については、何も具体的なことは決められていない。金井さんの例にみるように、新しい宇宙飛行士を育成するには年単位の時間がかかり、さらに新しい有人宇宙計画を立てるのにはそれ以上の時間がかかる。ISSの運用終了まで長くともあと9年、残された時間は多くはない。○米欧は火星や小惑星へ、ロシア、中国は新宇宙ステーション建造ところで、他国はISS以後の世界を、どのように見据えているのだろうか。まず米国NASAは、かねてより月や火星、小惑星を有人探査を行う計画を進めており、現在はそのための新型宇宙船「オライオン」と、新型の超大型ロケット「スペース・ローンチ・システム」(SLS)の開発を行っている。オライオンは2014年12月に無人での試験飛行に成功し、2018年11月にはSLSの初打ち上げも兼ねて、月まで行って帰ってくる無人の試験飛行を行う予定を立てている。有人飛行は2021年以降に予定されており、月の近くまで運んできた小惑星に宇宙飛行士を送り込んで探査が行われる。そして2030年代には、火星への有人飛行が計画されている。また欧州は、この米国の計画に参加する意向を示しており、オライオン宇宙船の「サーヴィス・モジュール」と呼ばれる、エンジンやバッテリー、生命維持装置などが搭載されている部分の開発と製造は、欧州側が担うことになっている。これは計画の首根っこを押さえているのと同じであり、計画の内容などに対して、ある程度の口出しができる権利をもつ。一方ロシアは、ISSに結合されているロシア側のモジュールの中から、比較的新しいモジュールだけを分離して独立、さらにそこに新しいモジュールを結合させて、新しい宇宙ステーションを造る構想を持っている。ロシアが主導権を握る形にはなるものの、欧米にも参加を呼びかけてはおり、第2の国際宇宙ステーションのような存在になる可能性もある。また、その先には月の有人探査も視野に入れているという。ただ、ロシアは近年、宇宙産業の力が低下しており、また連邦予算も厳しい状況にあるため、今後計画がどうなるかはまだわからない。中国は2003年に「神舟五号」宇宙船によって有人宇宙飛行に成功し、2008年には「神舟七号」によって船外活動(宇宙遊泳)にも成功している。さらに2011年には、宇宙ステーション「天宮一号」の打ち上げにも成功し、無人の神舟宇宙船によるドッキング試験を経て、有人の「神舟九号」と「神舟十号」が訪れ、「天宮一号」の内部で科学実験などが行われるなど、ゆっくりとではあるが、着実に有人宇宙開発を進めている。そして現在は「天宮二号」の開発を進めると同時に、より大型の宇宙ステーション「天宮」の開発も進めており、2018年に最初のモジュールを打ち上げ、2022年以降に完成させる予定とされる。もし予定通り計画が進めば、2022年から2024年にかけて、宇宙にISSと「天宮」の、2つの大型宇宙ステーションが存在することになる。また、最近ESAは、中国との宇宙開発における協力体制を強化することを検討しており、たとえばESAの宇宙飛行士が「天宮」を訪れる、ということもあるかもしれない。その他、インドも独自の有人宇宙船の開発を進めており、2014年12月には無人でのサブオービタル(軌道に乗らない)飛行試験に成功している。いずれは実際に人を乗せ、地球をまわる軌道に打ち上げることが計画されている。また、イランも有人宇宙船の開発を進めており、数年のうちにサブオービタル飛行を行うとしている。○日本はどの選択を採るかこの状況の中で、まずロシアや中国の宇宙計画に参加することはまず考えられないし、ましてや、日本が独自に何らかの有人宇宙計画を立ち上げることも考えにくいため、米国と歩調を合わせるか、あるいは有人宇宙活動そのものを止めてしまうか、という選択肢しかないだろう。しかし前者の場合、欧州がオライオンのサーヴィス・モジュールの開発で、計画の根幹を握っているのと比べると、日本がこれから参加を表明したところで、貢献できる部分は少ない。たとえば「はやぶさ」のような無人探査機で、有人探査の露払いをすることなどは考えられるが、それは日本でなければできないことではない。また、そもそもミッションの内容からして、参加できる宇宙飛行士の人数はISSより少なくなるため、日本人宇宙飛行士が搭乗できる機会も必然的に少なくなる。そのため、貢献に見合うだけの利益が得られるかはわからない。参加するにしても、「どういう形で参加するのか」が重要となり、大きな議論となるだろう。たとえば年間何百億という予算を使いながら、アポロ計画以来初めて月に降り立つ宇宙船に、日本人宇宙飛行士が乗っていなければ、大きな批判を受けることになるかもしれない。毛利衛宇宙飛行士がスペース・シャトルで宇宙を飛んでから、今年で23年になる。以来、宇宙開発事業団(NASDA)、そして現在JAXAは、有人宇宙船を持たないながらも、有人宇宙活動に関する知見を着実に蓄積してきている。その実績をどう生かすのか。あるいは、捨ててしまうのか。選択のときが迫っている。国際宇宙ステーションを越え、月や火星、小惑星、そしてさらにその先の世界で挑みたいと夢見ている少年・少女たちは、今も日本中に大勢いるはずだ。たとえ困難な道でも、何らかの形で、彼らに夢を叶えるチャンスが訪れ、そして油井さんや大西さん、金井さんらの跡を継ぐ、新しい世代の宇宙飛行士が生まれることを切に願いたい。参考・・・・・
2015年09月01日ヤマハ発動機は31日、125ccスクーターの新製品「フィーノ125(Fino 125)」を、9月中旬からタイ市場に導入すると発表した。製造・販売はタイのグループ会社TYM(Thai Yamaha Motor Co., Ltd.)が行う。フィーノ125には、走りの楽しさと燃費・環境性能の両立を具現化する"BLUE CORE"思想に基づき開発した空冷125ccエンジンを搭載。現行「フィーノ」の115ccから排気量をアップしながらも従来同等の燃費と走行性を両立させており、2014年導入の「グランドフィラーノ(Grand Filano)」、2015年導入の「GT125」に続く「BLUE CORE」エンジン搭載モデルとなる。また、ダイヤモンドカットレンズのLEDヘッドライト、BLUE COREエンジンにベストマッチした新フレーム、"フィーノDNA"をしっかりと引き継ぎつつ、ディテールにこだわった高級感あるスタイリングなどを採用。タイで流通しているエタノール混合燃料(E85)にも対応する。フィーノは2006年の導入以来、ファッション性の高いAT(オートマチック)スクーターとしてタイの幅広い年齢から人気を博している。2013年にはモデルチェンジを行い、FI(電子制御式燃料噴射装置)採用による低燃費化に加え、スタイル・諸機能をさらに充実させており、初代から9年を経た今でも、タイにおける同社の主要モデルとなっている。
2015年08月31日まだまだ日本人には珍しい南タイ料理日本人にはあまり馴染みのない南タイ料理。味の特徴で良く言われるのが、「辛い、味が濃い、酸味がある、甘さ控えめ」。中部タイ料理が甘味が強いのに対し、正統な南タイ料理には甘味をあまり使いません。味がとにかくしっかり濃いのは、ガピという小エビを塩漬けにして発酵させた調味料が主に使われているから。味が濃いため、料理には必ずフレッシュな生野菜が添えられています。ルーツを見てみると、仏教徒からの文化、タイ南部国境地帯のマラユー族と言われるイスラム教徒からの文化、そしてタイ全土に広がる華僑からの文化が混ざり合って出来たもので、中でも南インド料理が、南タイ料理の味に最も大きな影響を与えているそうです。また、南タイは海に囲まれているため、海の幸が豊富。そのためシーフードを使った料理も多く存在します。また、イサーン(東北)地方と同様に、魚を使った発酵調味料も作られています。一年を通して気温が高く雨も多いため、プリックゲーン(カレーなどに使われる香辛料のペースト)は、体を温め、不調を治すためのスパイスが多く使われているそうで、身体にも良いとされています。まだまだ馴染みの薄い南タイ料理ですが、見つけたら是非食べたい!王道の南タイ料理をご紹介します。1. マッサマンカレー(ゲーンマッサマン)南タイ料理の中でも文句なしに知名度が高いメニューがこのマッサマンカレーではないでしょうか?CNNが選ぶ「世界で最もおいしい料理50選」に選ばれてから、人気に一気に火がつきました。今や日本では、お菓子やカップ麺、レトルト食品などにもお目見えするほど。クミンシード、カルダモン、シナモンなど、香りの強いスパイスを多種混ぜ込んだペーストを使い、ココナッツミルクで仕立てたとてもコク深く食べやすいカレーです。その地位や、トムヤムクンと並んだタイの代表的な料理と言っても過言ではないでしょう。2. カオヤム見た目も鮮やかなカオヤムは、南タイで最もポピュラーな、海魚を塩水に漬けて発酵させた「ナーム・ブドゥー」を使ったサラダご飯。お店によっては、ご飯がバタフライピーの花で炊いた青色や、ターメリックで炊いた黄色など、目でも舌でも楽しめる色鮮やかな料理です。口の中でナーム・ブドゥーの独特な香りとハーブたちが絶妙に混ざり合う一品、是非一度試してみて!3. サトー豆のガピ炒め(サトーパッガピクン)サトー豆、(和名はネジレフサ豆)をガピと海老で炒めた、南タイ料理の特徴である、「辛い、味が濃い、酸味がある、甘さ控えめ」を地で行く王道のような一品。このサトー豆。大きな空豆のような風貌で、房から種子を取り出して食べるのですが、かなりクセのある強い匂いが特徴。しかしそれが好き、とサトー豆にハマる人多数!かくいう私も、サトー豆の出回る季節には、かなりの頻度で食べています。トンローは南タイ料理激戦区!これら南タイ料理は、やはり南タイ料理専門のレストランで食べたいところ。中部のタイ料理しか知らない人は、味の出し方の違いに驚く人も多いでしょう。次回はバンコクで本格南タイ料理を出すレストランをご紹介します!(photo&text : NatJanG)タイグルメライターのバンコク美食巡りその他の記事はこちら>
2015年08月28日お店の外観では味は判断できないが中華の奥深さタイ最大のチャイナタウン、ヤオワラート。中国語の看板が目立ち多くの中華系タイ人が暮らしている。路地を入れば中華系食材の独特の匂いが嗅覚を刺激する。現在のヤオワラートが形成されたのは今から約200年以上も前のこと。貧しさから抜け出すため大陸からやって来た華人たち。初めから今のような華やかな地位を確立していた訳ではない。当時は湾港の荷受、道路工事、建築現場などの肉体労働に従事するものが大半だった。貿易の増加により財をなしてゆくものも増え、徐々にその地位を向上していった。その後、第二次世界大戦の勃発やタイ政府の移民政策により多くの華人が帰化しタイ人社会に同化していった。その勤勉さや華人ならではのネットワークにより次第に経済界に君臨するようになる。タイ料理でありながら中華料理にもあるメニューも多く存在する。その代表は「カオマンガイ」だろう。カオマンガイは鶏肉で出汁を取ったスープでご飯を煮込み、そのご飯の上に鶏肉が盛りつけられたタイ料理を代表するメニューのひとつだ。カオマンガイと同様な「チキンライス(鶏飯)」は、中華系の人々が暮らす東南アジア各地に存在しマレーシア、シンガポールにもある。元を辿ると「海南鶏飯」と言われ、中国の海南島がルーツとされている。中華料理を食べるならヤオワラートに行けば間違いない。100年以上続く老舗もあれば、簡単な屋台飯もある。外見がキレイなお店もあれば、お世辞にもキレイとはいえず入るのにちょっと勇気があるようなお店もある。ひとくちに中華料理といってもジャンルは様々。フカヒレや北京ダックといったちょっと値段の高いもの、小籠包といった点心系といった王道もあれば名も知れぬ家庭料理もある。地域別に大きく分けると8種に分類されると言われている。ヤオワラート以外にも隠れた名店が存在する。中華の王道「北京ダック」一羽で300バーツ台というお店もタイでもフカヒレは高級食材だが日本に比べるとお手頃だ小籠包といってもお店によって味もちがう少し北の「フアイクワーン」周辺にもリトルチャイナタウンの気配が(text & photo : 中島貴義)熱帯写真家フォトエッセイ「アジアの街角から」その他の記事を読む>
2015年08月26日LCC(低コスト航空会社)の春秋航空日本は8月24日17:00から8月31日12:00まで、就航1周年記念セールを実施している。対象路線は成田~高松/佐賀/広島線で、片道1,000円から提供する。搭乗期間は9月1日~2016年1月31日だが、10月25日からは成田~高松線は運休となるなど路線によって異なる。予約は同社のキャンペーン専用サイトのみで、販売状況次第によって追加または終了する。対象は同社の公式サイト会員で、運送開始時点で2歳以下の子どもはキャンペーン対象外(幼児普通運賃1,500円)となる。そのほか詳細はホームページを参照。
2015年08月25日第一メコン橋を走行する「ローカル国際列車」鉄道の趣味のひとつに「乗りつぶし」というのがある。ある国や地域の鉄道にすべて乗ることを目的としているもので、日本の鉄道の「乗りつぶし」をしている人はたくさんいる。では、アジアで最も「乗りつぶし」が簡単な国はどこか。答えは2009年に鉄道が開業したラオス。タイの国境からたった1駅がラオス唯一の鉄道である。列車は僅か1日2往復、ローカルムード満点の国際列車に乗って、ラオスの鉄道全線完乗を目指そう。ラオスへの国際列車の出発駅は、タイ東北地方の国境の街ノーンカーイ。ノーンカーイへはウドンタニまで飛行機を使いそこから車で移動する方法もあるが、できればバンコクから夜行列車を利用したい。列車で約11時間、朝にはノーンカーイ駅に到着する。ノーンカーイから対岸のラオスを眺めるノーンカーイは、メコン川を挟んでラオスと向き合っており、国境の街として発展してきた。1994年にそれまでの渡船に替わり第一メコン橋(タイ=ラオス友好橋)が開通、バスやトラックで移動できるようになったが、引き続き入国審査はノーンカーイで行われており、国境の雰囲気は変わらない。ノーンカーイ駅は、以前は街の中心にあったが、鉄道がラオスへ路線が延長されるにあたり街外れに移転した。国際列車の発車まで時間があれば、ノーンカーイ駅前からトゥクトゥクに乗り、国境市場で買い物をしたり、メコンの川辺でお茶をしながら川越しにラオスの村を眺めるのもよいだろう。国際列車とイミグレーション窓口さて、ローカル国際列車の旅を始めよう。国際列車はノーンカーイ駅の専用のホームから出発することになっており、出発時刻近くになるとイミグレーションの窓口が開く。ここで出国手続きが済んだ乗客から列車に乗り込む。列車は2両編成の日本製ディーゼルカーだ。列車には「国際列車」との表示が鐘の合図で走りだした列車は、暫くすると路面電車のように道路の真ん中を走行する。ここは第一メコン橋の有料道路の上で、普段は自動車が走行しているが、列車が走る間のみ車はストップされ鉄道専用橋となる。この橋は開通時からレールが敷設されていたものの、前後の鉄道区間が完成していなかったため列車が走っていなかった。橋の開通後15年を過ぎ、ようやく鉄道橋としての役割を果たすようになった。道路と合流、車は通行停止列車はメコン川の上を走行していく。中間点にタイ、ラオス両国の国旗が掲げてあり、ここからがラオス領になる。橋の上は、タイ、ラオス双方から中間地点近くまで徒歩で見学することが可能であるが、国境を通過することはできないようになっている。タイ、ラオス国境を通過橋を渡りいよいよラオスに上陸。再び道路と別れた普通の線路となり、ラオス唯一の踏切を通過すると、終点、ターナレーン駅。僅か15分ほどで国際列車の旅は終わり、これでラオスのすべての鉄道に乗車したこととなる。メデタシメデタシ。ターナレーン駅にも当然、イミグレーションがありラオス入国の手続きをすることになる。駅前にはビエンチャンへの乗合バンが待機しているが、鉄道利用者は今のところ観光客が大半なので、乗合バンも強気の値段設定だ。駅周辺は全く店もない寂しいところだが、少し離れたところには、神、仏の巨大な像が展示されている謎の名所「ブッダパーク」もある。いよいよラオス上陸ラオス唯一の踏切不思議なテーマパーク「ブッダパーク」今のターナレーン駅は、ビエンチャンからも離れており中途半端なところにある。当初は、ターナレーンからビエンチャンへの線路の延長が計画されていたが、その後、中国による雲南~ラオス~タイの高速鉄道が計画され、路線が重複するこの区間の延長は、一旦棚上げされている。一方、ターナレーン駅の貨物用設備の建設は継続されているようで、将来は貨物列車が走ることが期待されている。ラオスは内陸の国、モノを輸出するにはどうしても他の国を通過する必要がある。もしラオスとタイの間で保税の仕組みが整備され、ターナレーン駅からの貨物列車がタイの港、レムチャバン港まで直接走ることになれば、ラオスは世界と繋がることができる。その時、僅か1駅ではあるが、ラオス国内に鉄道の駅があることは重要な意味を持つことになり、この国境鉄道も改めて注目を集めることになるだろう。ターナレーン駅(text & photo : 井上毅)バンコクから見る、東南アジア鉄道の楽しみ方その他の記事はこちら>
2015年08月24日先日、国際展示場「IMPACT」で開催されていたOTOPフェアに遊びに行ってきました。こちらのフェアは定期的に大きな展示場で開催されるイベントなのですが、タイ国内の様々な場所から特産品が集結するということで、在住者の私も非常に楽しみにしているイベントです。タイの一村一品運動「OTOP」とはOTOPは「One Tambon One Product」の略で、日本の大分県発祥の一村一品運動をモデルに、タイの地方経済を活性化することを目的とした国家プロジェクトです。タイではバンコクなどの都市部と地方との経済格差がまだまだ大きいのが実情ですが、そういった格差を少しでも縮めるべく、各地域でOTOP製品を作るように国が働きかけています。OTOP製品はタイ政府の公認商品ということで、味や品質面でも上質のものが多いため、外国人だけではなく、バンコク在住のタイ人にも大変な人気があります。この日も会場には大きなカートやショッピングバッグを持参したタイ人のお客さんが多数。OTOP製品の人気の高さを実感したのでした。多彩なOTOP製品OTOP製品にはお菓子や加工食品などの食料品から衣料品、化粧品やボディケアグッズに至るまで様々なアイテムがあります。食品などは一見斬新なものもありますが、試食をさせてもらえるブースが大半なのでご安心を。また、地方から来場している出店者は外国人に対してフレンドリーな方が多いため、出店者との会話を楽しみながら、ちょっとした旅行気分で買い物することができます。また、このフェアで忘れてはいけないのが、屋台出店の充実ぶり。こちらもタイ各地から有名なお店・屋台が出店し、バンコクの物価からすると非常に安価な価格でタイ各地の味を楽しむことができます。冷房の効いた清潔な屋内で気軽に屋台料理を楽しむことができるのが嬉しいところ。人がたくさん行列しているお店に並ぶとまず外れが無いですよ。会場となるIMPACTはノンタブリーという場所にありますが、高速道路を使えばバンコク中心部からもすぐに遊びに行くことができます。滞在スケジュールとタイミングが合えば、OTOPフェアで高品質のお土産探しをされるのをおすすめします。街中で気軽に買うことが出来るOTOP製品ここまでご紹介してきたOTOP製品ですが、こういったフェアだけでなく、実はバンコクのデパートやスーパーマーケットでもたくさん販売されています。特に食料品はいたるところで販売されていますので、パッケージのOTOPと書かれたマークを目印に、是非OTOP製品を探してみてください。
2015年08月21日タイの屋台や庶民的な食堂で食べることができるタイ料理というと、パッタイ、カオマンガイなどのメニューを思い浮かべる方が多いと思いますが、今回ご紹介するカオムーデーンもタイの庶民の味としては外せない一品です。今回はフアランポーンエリアにある、ローカルに大人気のカオムーデーンの老舗をご紹介します。創業以来変わらぬ味が自慢の店「Si Morakot(シー・モーラコット)」今回ご紹介する「Si Morakot(シー・モーラコット)」があるのはバンコク最古のターミナル駅「フアランポーン駅」の近く、庶民的な飲食店が立ち並ぶ通りに面しています。どのお店もお昼時は大変賑わっていますが、ひときわ人だかりができているのが、今回ご紹介するお店。緑色の外観が目印です。お店がこちらの通りに開店したのは1977年とのこと。創業以来の変わらぬ味が人気の秘密のようです。店内で食べていくお客さんのほか、持ち帰り用にカオムーデーンを購入するお客さんがどんどん来店します。甘いタレが特徴の「タイ式焼き豚のせご飯」カオムーデーンはタイ語で「カオ」=「ご飯」、「ムー」=「豚」、「デーン」=「赤」という意味になり、日本語にするならば「タイ式焼き豚のせご飯」というところでしょうか。白米の上に焼き豚とカリカリしたクリスピーポーク、中華ソーセージとゆで卵が乗ってきます。その上にどろっとした甘いソースがかかっているのが特徴です。こちらのお店のカオムーデーン(50B=約176円)は写真の通り、かなりのボリュームがあり、驚きました。ローカルの人たちは卓上の唐辛子をたくさんトッピングしていましたが、さすがに真似は出来ず。甘いタレとお肉の相性が抜群で、そのままでもとても美味しく頂きました。カオムーデーンと一緒に是非試して頂きたいのが、こちらのゴーヤと豚肉のスープ(30B=約105円)。ゴーヤの苦味とすっきりとした味わいのスープはカオムーデーンによく合います。ローカル色100%のお店ですが、こちらのカオムーデーンは長い間愛されてきたのも納得の美味しさでした。ぜひバンコクで人気のカオムーデーンにトライしてみてください。※日本円表記は、2015年8月14日の為替レートに準じます。
2015年08月15日ニュージーランド航空は8月13日、オールブラックスや国際ラグビー界に名を連ねる偉大な選手たちと協力し、最新の機内安全ビデオ「メン・イン・ブラック×オールブラックス」編を発表した。コロンビア映画が世界に公開した「メン・イン・ブラック」シリーズからインスピレーションを受けた最新機内安全ビデオには、主役のエージェント2人としてオールブラックスのリッチー・マコウ主将とダン・カーター選手が出演している。オールブラックスで長年活躍する主役2人に加えて登場するのは、監督のスティーブ・ハンセン氏、そしてチームメートのキーラン・リード選手、ケヴェン・メアラム選手、サム・ホワイトロック選手、イズラエル・ダッグ選手。イズラエル・ダッグ選手はニュージーランドのミュージシャンであるスタン・ウォーカー氏と一緒に、ラップのボーカルにも挑戦している。米国の俳優リップ・トーン氏は映画「メン・イン・ブラック」のチーフ役を同ビデオでも演じており、他にも元オーストラリア代表でW杯優勝経験者デイヴィッド・キャンピージ氏、ワールドカップ初優勝時のイングランド代表主将マーティン・ジョンソン氏、元アルゼンチン代表主将アグスティン・ピチョット氏がカメオ出演している。ニュージーランド航空のグローバル・ブランド・ディベロップメント部長であるジョディ・ウィリアムスは、「ニュージーランド航空は最近、オールブラックスとニュージーランド・ラグビー協会へのスポンサーシップを2020年まで継続することを決めましたが、それを祝うのに最もふさわしいのが機内安全ビデオだと考えました」とコメントしている。オールブラックスのリッチー・マコウ主将は、「セットではたくさんの笑いが飛び交い、イズラエル・ダッグ選手の隠れた歌の才能には驚きました。もしイズラエルがラグビーでうまくいかなくなっても、明らかにバックアップシンガーとして有望です」などと話している。一方、ラグビーオーストラリア代表として活躍したデイヴィッド・キャンピージ元選手は、「私がオーストラリアの大きなライバルであるオールブラックスの応援ビデオに出たので、仲間から脇腹にパンチを食らうかもしれません。彼らはこのことを私に忘れさせないでしょうね」などとユーモアも見せた。同ビデオはソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントのコンテンツ・ライセンシング・グループの協力のもと制作され、加えて、ソニー・ピクチャーズ・イメージワークスおよびソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントのアーカイブ&コレクションズからも協力を得ている。
2015年08月13日韓国低コスト航空会社(LCC)のチェジュ航空は8月14日10時から9月18日17時まで、日本とソウル(仁川・金浦)、釜山を結ぶ路線にて「コリアグランドセール(KGS、Korea Grand Sale)」を開催する。今回のセール価格は、片道で成田~仁川線が5,000円、関西~仁川/金浦線が5,000円、関西~釜山線が3,000円、中部~金浦線が4,000円、福岡~仁川線が4,000円、福岡~釜山線が3,000円、那覇~仁川線が8,000円からと、正常価格より最大8割安くなっている。搭乗期間は8月14日~10月31日で、上記の運賃に加えて燃油サーチャージと空港利用料などが必要になる。これとともにホテル「イビスアンバサダー明洞」と提携し、8月14日から10月31日の間でチェジュ航空の乗客が搭乗券を提示すると、大人2人の朝食券1枚を無料で提供する。このサービスは、チェジュ航空のホームページの中でコリアグランドセールのキャンペーンページにて航空券を予約した乗客のみが対象となる。
2015年08月13日ボーイングは現地時間の8月7日、ANAと787ドリームライナーの「ゴールドケア」に加入した航空会社への支援で提携することを発表した。今回の提携は、ボーイングが持つ航空機に関する深い知識や膨大なフリートのデータに、ANAの整備や運航に関する知識や経験を組み合わせるというもの。ボーイングがこのような提携を航空会社と行うのは初となる。ANAは787型機のローンチカスタマーであるとともに、世界最大のオペレーター(40機が運航中で43機を発注済み)であり、他のどの航空会社よりも787型機の離着陸回数と飛行時間が多くなっている。今回の提携によって、両社は787型機を初めて運航する「ゴールドケア」の航空会社に対して、新機材導入期間中の整備管理とライン整備の監督を協力して支援していうこととなる。ボーイング民間航空機部門コマーシャル・アビエーション・サービス担当シニア・バイス・プレジデントであるスタン ディール氏は、「787型機の運航と整備に関するANAの豊富な経験と専門性を、ボーイングは高く評価しています。787型機は世界最先端の技術を採用している航空機で、ANAはその運航にかけて世界のリーダー的な存在です。ボーイングの航空機メーカーとしての知識とサービス事業は業界で最も深く広範なもので、それがANAの専門性によって補完されることになります」とコメントしている。ボーイングの「ゴールドケア」は、エンジニアリングとメンテナンスを統合して提供する航空会社向けのサービスプログラムであり、それぞれの航空会社に合わせた柔軟な組み合わせを行っている。7月31日現在、ボーイングはこれまでに世界の航空会社60社から計1,095機の787型機を受注し、そのうち304機を納入してる。
2015年08月07日© TCDC (Thailand Creative & Design Center)近年注目が高まっているタイ・デザイン。そのクリエイティブエネルギーを肌で感じることが出来る、デザインの複合施設が「タイ・クリエイティブ&デザイン・センター(TCDC)」だ。「エンポリアム」デパート5階、4,490平方メートルものスペースに広がる同施設は、2005年にタイ政府が国内のデザイン産業を活性化させ、支援する目的でオープン。ギャラリー、ライブラリーにショップやカフェも併設し、デザイナーから学生まで、幅広く利用されている。© TRIPPING!2か所あるギャラリーのうち常設展示「What is Design?(デザインとは何か?)」は世界中のデザインとその歴史を紹介。もう1か所では国内外のアーティストやクリエイターの作品を代わる代わる展示している。© TRIPPING!メンバーオンリーのライブラリーでは美術史、インテリアデザイン、建築、ファッション、グラッフィックデザイン、写真、映像等々、アートやデザインに関連する様々な書籍が3万4千冊以上取り揃えられ、デザイン雑誌も約210誌閲覧可能。メンバーシップは有料だが、外国人でもメンバーになることは可能で、短期利用もOK。デザインに興味ある人なら、何時間でも過ごせそうだ。尚メンバーになると、ライブラリーのほかにも自習室や試写室の利用、オンラインデータベースへのアクセスや、年間を通して行われるワークショップやセミナーに参加することが出来る。© TCDC (Thailand Creative & Design Center)© TCDC (Thailand Creative & Design Center)併設のカフェ「2Bカフェ」は「TBCD」らしくスタイリッシュな内装で、大きな窓からはベンジャシリ公園を見下ろすことが出来るグッドロケーション。PC片手に作業する人も多く見かけられ、クリエイターたちの憩いの場になっている。コーヒーやスイーツが美味しいと評判で、「エンポリアム」のショッピング客にも穴場カフェとして人気だ。又、見るだけでも楽しい「アートセンター・ショップ・カフェ」は、タイの若手デザイナーが手掛ける雑貨が揃うショップ。センスの良いお土産が見つかるかも。© TRIPPING!TCDC (Thailand Creative & Design Centre in Bangkok)・住所:622 Sukhumvit 24, Bangkok Thailand 10110(「The Emporium」5階)・営業時間:10:30~21:00(月休)・TEL: (+66)2 664 8448・HP:
2015年08月06日タイの特産品として有名なタイシルク。独特の光沢感とハリ感が美しく、世界中の人々を魅了しています。そんなタイシルクを世界的に有名にしたブランドが「ジム・トンプソン」です。タイに興味がある方ならその名前を一度は耳にしたことがあるんじゃないでしょうか。高品質でデザインも素敵なので、大切な方へのお土産として人気が高いブランドなんです。今回ご紹介するアウトレットの店舗では、そんなジム・トンプソンの人気商品をリーズナブルな価格で購入できるので、ショッピング好きにぜひオススメしたいスポットです。それでは広い館内を順に見ていきましょう。シルクとコットンの布のフロア(1階~3階)1階から3階ではタイシルクやコットンの布地が購入できます。私はパーティードレスを仕立ててもらう予定だったので、紺色のタイシルクの布地を3ヤード(2m70cm)、945バーツ(約3,350円)で購入しました。布を選ぶにあたって担当のお兄さんに色々と相談にのってもらって、アドバイスももらえましたよ。一番人気!衣類とバッグ・小物のフロア(4階)4階は衣類とバッグ、ポーチなどの一番人気のフロアです。私が訪れたときも観光客でにぎわっていました。ジム・トンプソンはシルクで有名ですが、実はコットン製品も優秀。特にコットンのバッグはしっかりしていて型くずれせず、また色やデザインも豊富なのできっとお気に入りが見つかると思います。お土産には大小さまざまなデザインが揃ったポーチが最適です。お子さま向けにぬいぐるみもありますよ。タイらしいゾウさんがかわいいですね。ファブリックとカフェのフロア(5階)5階にはクッションカバーやベッドリネン、食卓を華やかにしてくれるテーブルファブリック類があります。おしゃれなデザインのパッケージに包まれたお菓子やナッツ類もオトクに購入できます。ジム・トンプソンのナッツは男性へのお土産にぴったりですよ~。カフェが併設されているのでショッピングのあとの休憩にどうぞ。ジム・トンプソンのアウトレットへの行き方買い物好きなら外せないスポットのジム・トンプソンのアウトレットですが、バンコクの中心部からは少し離れたところにあります。そうはいってもBTSで簡単にアクセスできますので、ぜひ行ってみましょう♪まずは最寄り駅のBTSバンジャーク駅で下車。5番出口を目指します。5番出口の向かって右側の階段をおりて道路沿いに進みます。右折してソイ93に入ります。進行方向からはこのソイ93の看板が見えにくいので注意!ソイ95の次のソイです。※タイでは大通りから伸びる脇道のことを「ソイ」と呼び、それぞれ番号がついています。ソイ93はこんな風にローカル感あふれる雰囲気なので不安になるかもしれませんが、そのまま進んで大丈夫です。100mほど進むと左手にジム・トンプソンの店舗が見えてきます。BTSバンジャーク駅から意外とすぐに到着しましたよ。せっかくバンコクに来たなら高級タイシルクをオトクに買って帰ってくださいねー♪※日本円表記は、2015年8月6日の為替レートに準じます。
2015年08月06日ダッソー・システムズ(ダッソー)は8月5日、航空機設計・開発のスタートアップ企業である仏Elixir Aircraftが、ダッソーの航空宇宙業界向けソリューション「エンジニアド・トゥー・フライ」を採用したと発表した。「エンジニアド・トゥー・フライ」は、3Dエクスペリエンスプラットフォームを基盤とするソリューション。社員だけでなく取引先も、セキュリティの確保されたソーシャルな環境内で協業できるため、サイクルタイムの短縮やプロセスの手戻りを抑制することができる。また、同ソリューションには標準仕様でプロジェクトのテンプレートや、ITサポートも含まれているため、最低限のIT投資で、より迅速にプロジェクトを推進することができるとしている。Elixir Aircraftは同ソリューションの導入を決めた理由を「当社のような新しい会社でも、クラウドによるITの迅速な実装、使い勝手の良さ、データ・セキュリティ、万全のテクニカルサポート、といった各種のメリットを享受できる点にあります。このようなメリットを得られることで、当社は、設計やエンジニアリングといった本来の業務に集中できます。」と説明。今後、「エンジニアド・トゥー・フライ」を利用し、独自の翼構造を備えた2人乗り航空機の設計およびエンジニアリングを、クラウド上で行っていく。なお、同社の航空機は2016年中頃の初飛行を予定している。
2015年08月05日アライドコーポレーションが運営するタイ料理レストラン「One Dish Thai(ワンディッシュタイ) 渋谷宮益坂店」はこのほど、パクチー料理の新メニューをディナー限定で発売した。同社は創業39年を迎えたタイ食材の輸入や販売を行う総合食品商社。特に「タイの台所 パクチードレッシング」は好評とのこと。今回、タイ料理レストラン「One Dish Thai(ワンディッシュタイ)」のシェフとパクチードレッシングを開発したスタッフが、タイ料理研究家・氏家アマラー昭子先生とともに、パクチー料理の新メニューを開発した。「パクチーサラダ」(税別900円)は、パクチーと素揚げしたジャコやパプリカなどの野菜をパクチードレッシングであえたもの。トッピングのフライドオニオンとナッツが、風味と食感のアクセントになっているとのこと。「パクチー生春巻」(税別900円)は、パクチーとラープ・ガイ(鶏ひき肉のタイハーブあえ)、キュウリなどの新鮮な野菜を巻き込んだ生春巻。パクチーの爽やかな香りとラープのジューシーさ、野菜のみずみずしさが味わえるという。「メンチカツ風パクチー肉団子」(税別950円)は、パクチーと鶏ひき肉、パネンカレー(タイ南部のマイルドなカレー)のペーストを混ぜ込んだメンチカツ風の肉団子。パクチーチリソースをつけて食べる。そのほか、「ラムのパクチー炒め」(税別1,000円)や「パクチードライカレー」(税別1,300円)も提供する。また、従来メニューの一部でもパクチー無料増量サービスを実施する。
2015年08月04日