前回に引き続き、今回も航空会社の安全性についての話題。現在はデルタ航空となったノースウエスト航空。この航空会社が1990年代の一時期、たびたび機材トラブルなどで出発した後に空港へ引き返したり、フライトをキャンセルしたことがあった。では、ノースウエスト航空は特に危険な航空会社だったのかといえば、そうではない。航空会社の安全基準は、その航空会社の「国籍」によって決められる。ノースウエストはアメリカの航空会社だから、アメリカの安全基準によって運航される。そして、一般に欧米(旧西側)諸国は安全基準が厳しい傾向にある。だから、アメリカ基準のノースウエスト航空では空港へ引き返すようなトラブルでも、たとえばアジアのある航空会社では問題なく飛んでいるというケースもあるのだ。トラブルが表面化する回数が多いからといって安全性に問題があるとはいえないわけで、むしろ厳しい基準と情報公開により信用できるともいえるのだ。しかし、これは逆にいえば日本に就航している航空会社は、一概に安全とは言い切れないということだ。利用者目線からいえば当然、政府なり関係機関が何らかの安全基準をもって日本就航の許可を与えていると思うだろうが、そうではない。例えばEUでは、安全性に問題のある航空会社の”ブラックリスト”をつくって、リストに上がった航空会社の域内への乗り入れを制限している。一時期、続けて墜落事故を起こしていたガルーダ・インドネシア航空がこの中に入ったことがある。しかし、その頃(2000年代半ば)の日本にはガルーダの飛行機が普通に飛んで来ていた。今はガルーダの安全性は改善されてリストから外れているが、当時航空業界ではかなり話題になった。ここ10年間で航空機事故の割合は、100万フライトに1回程度から約300万フライトに1回と大幅に減った。しかし、利用者の願いは事故率ゼロである。航空需要は増すばかりで特にアジアではLCC(低コスト航空会社)をはじめとする新しい航空会社が続々と誕生し、業界の規制緩和で国のバックアップのない航空会社が次々に日本に就航している。資金力のない航空会社が事故を起こせば、補償の面で問題が出る可能性もある。何らかの安全基準を設けることも必要だと考えるのは筆者だけではないだろう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月06日三菱UFJニコスは4月1日から、プラチナ会員限定のポイント移行サービス「マイレージプログラム」に、韓国の航空最大手、大韓航空が運営するマイル「スカイパス」を追加すると発表した。「スカイパス」は、有効期限が10年でマイルを家族で合算できることが特徴。貯めたマイルは、同社の航空券への交換や座席のアップグレード、提携ホテルの宿泊代金の割引などに利用できる。プラチナ会員、つまりMUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードの会員は、同カードの利用金額に応じて貯まるポイントプログラム「グローバルポイント」の利用が可能。各種商品との交換以外に提携マイルへの移行(「マイレージプログラム」利用)などができる。従来のマイル移行の対象は、日本航空の「JALマイレージバンク」、シンガポール航空の「クリスフライヤー」、デルタ航空の「スカイマイル」だったが、今回、大韓航空の「スカイパス」が追加された。スカイパスの換算率は「グローバルポイント」1ポイントがスカイパスの8マイルとなる。移行単位は200ポイント以上、100ポイント単位。参加年会費は3150円(税込)。移行手数料は1回の申し込みにつき6300円(税込)。1回の申し込みで移行できるポイントの上限は3800ポイント。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月30日民間旅客機の事故は、どれくらいの確率で起きているのか。よく航空機事故の確率を車の事故と比較して30数分の1しかないなどといわれるが、プロのパイロットが操縦する航空機と、一般の人が運転する自動車とを比較してもあまり意味はない。航空業界では長らく、100万フライトに1回が常識とされてきた。ツインタワービルに旅客機が激突する映像が強烈だったアメリカ同時多発テロ事件の起こった2001年は、実はその前年より航空機事故の数は減っており、必ずしもイメージとは一致しないものだ。イメージと一致しないといえば、近ごろ話題を呼んでいるLCC(Low Cost Airline=低コスト航空会社)も同じで、「予算がないなら安全面でも手を抜いているのでは? 」という先入観が結構あるらしい。しかし、それはちょっと違う。LCCには大きな後ろ盾はない。一度でも死亡事故でも起こせばたちまち倒産してしまう。LCC先進国であるアメリカでは、1996年にバリュージェットというLCCが墜落・死亡事故を起こしたが、その後バリュージェットの名は航空業界から消えた。分かりやすいのがJALとの比較だ。単独機としては世界最多数の犠牲者が出したJALは、遺族への補償の関係でつぶすにつぶせない事情もあったとはいえ、その後も運航を続けた。同社が2010年に経営破たんしたときにも、国の手厚い保護があったことは記憶に新しい。しかし、LCCが保護してもらえる理由はない。そこで、機内サービスや人件費や事務所の家賃や電気代などあらゆるコストを削減し、その分を安全面に投資するというのはLCCの半ば常識となっている。中にはそうでないLCCもあるかもしれないが、そういうところが多いようなのだ。実は、民間航空機事故の確率が「100万フライトに1回」という業界の常識は、ここ10年で格段に改善されている。2000年と2010年の世界の航空旅客数を比較すると約1.5倍に増えている(日本航空機開発協会・資料)。特にLCCの需要はここ10年でグングンと伸び、10年前はその需要がゼロに近かったアジアの場合、LCCの市場スコアは20%近くまできている。一方で、航空機事故の発生率は下がり続け、2010年は過去最低、2011年はさらにそれを更新し、100万フライトにつき0.37回となった(国際航空運送協会調べ)。つまり、約300万フライトに1回と、3分の1まで減少したのだ。LCCが需要をのばしたここ10年で、航空機事故の発生率は格段に下がった。LCCの安全性を示す1つのデータといえるだろう。もちろん、LCCだけでなく大手航空会社の安全性も同時に高まっていることは言うまでもない。最後に、いまの航空機の安全性が飛躍的に高まった背景には、航空機メーカーや航空会社を中心とする関係者の努力があるからで、日航機事故を含む過去の事故への反省も教訓となっている。そういう意味で、過去の事故とその犠牲者および遺族のことを忘れてはならない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月16日『アバター』のサム・ワーシントン主演のアクション大作『タイタンの逆襲』の新画像がこのほど解禁され、ワーシントン演じる主人公ペルセウスに襲いかかる巨神タイタン族の姿の一部が公開された。その他の写真本作は、2010年に公開された映画『タイタンの戦い』に続いて人間と魔神の壮絶なバトルを描いたアクション大作。神々の王であるゼウスと人間のあいだに生まれたペルセウスが、人類を支配するべく復活した巨神タイタン族の脅威に立ち向かうべく、冥界への危険な旅に出る姿をダイナミックなアクションで描く。主演のワーシントンのほか、リーアム・ニーソン、レイフ・ファインズらが出演し、『世界侵略:ロサンゼルス決戦』のジョナサン・リーベスマンが監督を務めている。『タイタンの戦い』でも巨大な敵がペルセウスの前に立ちはだかる場面が登場したが、『…逆襲』に登場する敵は、攻撃速度や大きさが前作どころか過去のアクション映画と比較しても“規格外”と呼びたくなるスケールだ。本作では、頭は牛、身体は人間で超怪力のミノタウルス、全方位に向かって超高速の剣さばきを見せるマカイ、灼熱の炎を吐く凶暴な怪物キメラなど、不屈の精神をもつペルセウスでも手こずりそうな敵が次々に登場する。中でもタイタン族の王クロノスは、その“大きさ”において他を圧倒している。クロノスは神ゼウス、ハデス、ポセイドンを生んだ“古の神”で、その全長は何と500メートル! 初代ゴジラの約10倍、ウルトラマンの約13倍、間もなく開業する東京スカイツリー(634メートル)に迫る大きさだ。そんなクロノスに立ち向かうペルセウスは、神の子とはいえ、大きさは人間サイズ。このほど公開された画像もタイタン族の巨大な手で捕まえられ、なす術もなく苦しむペルセウスの姿が捉えられている。クロノスは圧倒的な力と大きさを持つキャラクターだけに、映画館の大画面でそのスケールを体感したいところだ。『タイタンの逆襲』4月21日(土) 丸の内ピカデリー他全国ロードショー(3D/2D公開)
2012年03月16日スイス インターナショナル エアラインズ(以下、SWISS)の運航拠点であるチューリッヒ国際空港。イギリスの航空サービス調査会社・スカイトラックス社の「ベスト・エアポート・ヨーロッパ」に選ばれるなど、60年前の開港以来数々の受賞歴があるが、評判に違わずいつも快適さを感じさせてくれる空港である。今回は、その魅力をレポートしよう。空港を快適だと思えるかどうか。そのポイントの1つが便利さだ。どんなに快適な設備を誇っていてもアクセスが不便だと、旅行気分は害されてしまう。その点、チューリッヒ国際空港はヨーロッパの中でも早くから鉄道駅と直結した便利な空港。しかも市内まで電車で約15分と抜群の便利さだ。一方、日本から乗り継ぎ便を利用して他の街に行くにしても、ヨーロッパのほぼ中央に位置することから、どこへ行くにもアクセスしやすい場所にあるのもメリット。さらに、建物がコンパクトな構造であり、短距離路線と長距離路線でターミナルを分けるなど、把握しやすい構造になっているのも特徴である。そして、この空港を快適だと感じる最大の理由が、制限区域の中央部を占める全長240m、高さ40mの巨大なショッピングモール「エアサンド・センター」の存在だろう。ショッピングモールというと、いくつものショップが軒を並べているイメージがあるがここはそうではなく、約60のショップやレストラン、バーが外光差し込む明るいガラス張りの広々とした空間にゆったりと配されているのだ。出発までの時間を気分よく過ごさせてくれる、世界でも指折りの場所だと断言していいだろう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月12日今年は3月のピーチ・アビエーション、7月のジェットスター・ジャパン、8月のエアアジア・ジャパンと、新しい低コスト航空会社(LCC)の新就航が続く。LCCといえば、ピーチが関空 - 札幌・福岡を片道250円で、スカイマークが成田 - 札幌・旭川・福岡・那覇を片道980円で販売するなど、大手にはないキャンペーン運賃や激安運賃で話題を呼んでいる。そんな驚きの運賃が出せるのは、LCC(Low Cost Carrier=低コスト航空会社)という名の通り、運航・営業上の経費を低く抑えるビジネスモデルを採用しているからである。ただしコストが抑えられているからといって、すべてのLCCが安さだけをウリにしているわけではない。世界には様々な航空会社があるが、JALやANAのような長距離線も短距離線も国際線も国内線も幅広く運航するネットワーク・キャリア(大手航空会社)に入らない比較的低コストで運航している航空会社はすべてLCCに分類される傾向が強い。そのため、LCCには格安運賃をウリにする航空会社だけでなく、一部ローカル路線を運航する航空会社や上質なサービスを体験できるLCCもあるのだ。ドイツのエアベルリンは、路線にもよるが食事やキャンディー、新聞、雑誌などを無料で提供し、日本にも就航しているエアプサンではおにぎりが無料で出される。エアプサンは韓国のLCCだが、韓国では軽食が出ない航空会社は極端に人気が落ちる。そういう国内事情が色濃く反映されているのもLCCのおもしろいところだ。また、上級クラスを設置しているLCCも少なくない。例えば、全長2m近いベッドがあって隣の人の顔が見えないように個室タイプになっているような、超豪華で大手のビジネスクラスのような座席はない。そもそも長距離路線を運航するLCCは少なく、そこまで豪華な座席は必要ないのだ。それよりも、そこそこ快適であり、ポケットマネーで乗れるような上級クラスであるほうが喜ばれる。日本路線でいえば、羽田 - クアラルンプールを運航するエアアジアXの「プレミアムクラス」は片道6万2,000円(2012年3月)で乗れる。成田 - クアラルンプールをマレーシア航空のビジネスクラスで往復すると16万円前後~で、JALなら20万円弱~。LCCは片道単位での販売だから、片道だけ上級クラスにすれば、大手よりずいぶんと安上がりだ。エアアジアXは行きが24時前に羽田を出る深夜便なので、この便を「プレミアムクラス」にするという使い方もあるだろう。そもそも、LCCは「Low Cost Carrier(ロー・コスト・キャリア)」であって、必ずしも「Low Price Carrier(ロー・プライス・キャリア)」ではない。サービスの特徴やクラスも考えて、コストパフォーマンスの良いLCCを利用するのが賢い方法だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月02日格安航空会社(LCC)のPeachを経営するPeach Aviationはこのほど、3月1日に就航予定の大阪(関西) - 札幌(新千歳)線について、キャンペーン運賃「春のもぎたてスペシャルプライス」の販売を開始した。同キャンペーンでは、期間限定で同路線の一部座席(1割程度)を片道3,480円で販売する。正規価格は4,780円~1万4,780円。対象期間は4月9日~25日の搭乗分(対象外の便あり)で、各搭乗日60日前の8時から同社Webサイトおよびコンタクトセンターにて発売する。なお、運賃には別途支払手数料(1人あたり1区間毎に210円)が加算される他、手荷物の預け入れ・座席指定についても別途料金が必要となる。また、コンタクトセンターにて購入した場合は、別途予約手数料(1人・1区間毎に1,050円)が加算される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月17日格安航空会社(LCC)のPeachを経営するPeach Aviationはこのほど、2012年サマーダイヤ(3月25日~10月27日)の国際線運航スケジュールを発表した。5月以降、ソウル(仁川)線、香港線、台北(桃園)線へ順次就航。5月8日からは大阪(関西) - ソウル線を1日1往復にて運航し、7月1日から1日3往復に増便する。また、7月1日から大阪(関西) - 香港線を1日1往復、9月30日から大阪(関西) - 台北線を1日1往復にて計画。料金は決定次第発表する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月14日トルコ航空では2月12日より20日まで、成田・関西空港発エコノミークラス往復航空券を2人合わせて¥50,000、成田空港出発コンフォートクラス(プレミアムエコノミークラス)往復航空券を2人合わせて¥100,000で販売する「バレンタイン・デイキャンペーン」を実施する(燃油サーチャージと空港税は別途)。成田発はイスタンブール・ヨーロッパ各都市行き、関空発はヨーロッパ各都市行きのみ利用が可能。 最短滞在4日から最長滞在14日間まで。小児・幼児運賃の設定はなく大人運賃と同額になる。入国都市と出国都市を別にするオープンジョーが可能。発券、出発後の変更、払い戻しは不可だが、すでに予約は受け付けは始まっている。成田発で飛ぶなら、価格を優先してエコノミークラスか、シェフによる機内食サービスもご自慢のゆったりシート、コンフォートクラスで飛ぶか、迷ってしまう。まずは、一緒に飛んでくれる相手を探して、このチャンスを生かしたい。お問い合わせ: トルコ航空 公式サイト 取材/小野アムスデン道子
2012年02月06日日本政府観光局(JNTO)によると、日本人に人気の観光旅行国は、中国、韓国、台湾に次いで、タイがあがっています。タイは「ほほ笑みの国」と呼ばれ、美男美女が多いことで知られていますが、さらに外国人観光客が驚くのは、「女性の体形がスリム」なことです。そこで、本当にタイ人はやせているのか、どんな食生活をしているのか、ダイエットの秘訣(ひけつ)は……などについて、タイ人女性と、タイに住んでいる日本人にリサーチを行いました。■骨格からして日本人とは違う!?バンコクの日系企業で現地採用されて働く奈菜子さん(28歳)によると、「女子大生やOLさんは、確かに細い人が多いですね。タイのオフィス街では、ランチタイムに市場や屋台が出て、女性向けのコスメやブラウス、スカートなどが売られているのですが、OL向けの洋服のサイズが、とにかく小さいのです。私は背が低いので、日本ではSサイズを着ていまですが、タイでは同じSサイズでも洋服の作りがきゃしゃのように感じます。肩が入らなかったり、胸のボタンが止まらなかったり、スカートは太もものところで入らなかったりすることがあります」とのこと。そんな細身のタイ人女性ですが、オフィスでタイ人と一緒に働いた経験のある日本人は、タイ人女性は、仕事中でも、しょっちゅうお菓子を食べているのに驚きます。また、別の日系企業で会社員として働く遙香さん(27歳)は、その理由について次のように話します。「バンコクは、コンビニもたくさんありますが、朝昼晩問わず、あちらこちらにフードの屋台が出ています。ごはんにお総菜をのせて食べる総菜屋台や、ラーメンなどめん屋台の食事系だけでなく、カットフルーツ屋台、揚げもの類のおやつ屋台、ココナツゼリーやタピオカを使ったデザート屋台が並んでいて、小銭でいつでも気軽におやつが買えます。タイ人女性の同僚は、出勤時におやつを一袋買い、ランチ後にフルーツを買い、午後にちょっと姿が見えないと思ったら外でデザートを買い、というふうに、仕事中も常に食べ物が机の上にあるのです」しかし、おやつの内容をよくよく見ると、「もち米にココナツミルクを混ぜたものや、緑豆(りょくとう)が原料のもの、野菜を甘く煮たものなど、スナック菓子というよりも、日本で例えたらおせんべいやおまんじゅうのような昔風のおやつが多いんです。それに、タイではごはんでもおかしでも一人で食べるのではなく、『一緒に食べましょう』と分け合う風習があるので、おやつを一袋買ってきても、実はそれほど量を食べていないのかも」と、遙香さんは分析します。よく、ダイエットのためには、1日に同じ量を食べるなら、少量ずつ回数を分けて食べたほうが効果的といいますが、まさにそれを実践しているようなものです。■青いパパイヤのソムタムでダイエットそこで、細身のタイ人女性ノイさん(31歳/販売員)に、タイ人のダイエット方法を聞いてみると、「私や周りの友人が実践している方法は、夕飯を抜くことかしら。ちょっと太ってきたなと思ったら、ランチは主食のもち米を食べずに青いパパイヤのサラダ(ソムタム)だけで済ますことも多いですね。また、春雨のサラダのように、ヤムといって、春雨、野菜、ソーセージ、海藻などの食材をゆでて、ナムプラー、ライム、唐辛子のドレッシングで和える料理を食べたりします。油を使わないのでヘルシーですよ」とのこと。青いパパイヤのサラダ(ソムタム)は、タイの代表的な料理。青いパパイヤは沖縄でも食べますが、タンパク質や脂肪を分解する酵素が入っていると話題にもなりました。タイ料理は唐辛子を使うものが多いので、唐辛子の発汗作用やカプサイシンでダイエット効果があるのかもしれません。日本では最近、ダイエットのためにウォーキングやジョギングをする女性が増えていますが、タイではどうなのでしょうか。「タイは暑いですが、朝晩の涼しい時間帯に公園やスーパーの駐車場で無料開催されているエアロビクスに参加する人もいます。若い人だけでなく中高年の女性が多いですよ」とノイさん。実は、在タイ日本人の間でタイのダイエット方法として有名なのが、耳ツボダイエットや、やせ薬。そこで、やせ薬について日系の製造業に勤めるジアップさん(29歳)に聞いてみました。「タイでは、クリニックに行けばやせ薬を処方してくれます。でも、飲むと気分が悪くなったり、食欲がバッタリ落ちて病的に体重が減ったりするので、おすすめはできません。薬を飲むのをやめると簡単にリバウンドしてしまうし、薬の服用で意識障害や死亡事故も起きています」(ジアップさん)ダイエットが命がけになってしまったら、元も子もなさそうです。タイと日本、国は違いますが「やせてキレイになりたい」という乙女心は共通だということが分かりました。これからはタイ人を見習い、こっそり隠れて一人でおやつを食べるのではなく、分かち合いの精神でダイエットを成功させたいと思います。(下関崇子/ユンブル)【関連リンク】【コラム】海外旅行や海外出張に!現地情報誌活用術【コラム】「一度ハマると抜け出せない!」中毒性の高い海外ドラマランキング【コラム】スケールが大きすぎる!身近な「お金持ち」の仰天エピソード
2011年09月28日提携の柱は4つ株式会社損害保険ジャパンは8日、タイにおける現地法人である「損保ジャパンタイランド」と、タイの王室系損害保険会社「The Deves Insurance Public Company Limited」(以下「テベ社」)が提携をしたことを発表した。提携の内容は主に下記の4つ。提携の概要(1) 保険引受・再保険・リスクマネジメントノウハウの共有(2) 人材交流(3) 保険業務・規制における情報共有(4) テベ社の顧客に対する損保ジャパングループの海外ネットワークサービスの提供※画像はタイの女性像業界13位の損害保険発表によれば、テベ社はタイの王室財産管理局を大株主とした、同国の昨年度業界13位の損害保険会社で、企業関連を中心に多数の顧客を有しているという。また近年は、成長するタイの中流層の取り込みも積極的に図っており、技術力のある外資保険会社との提携を検討していた。対して損保ジャパンは、1997年に損保ジャパンタイランドを設立。2009年には稲作農家向けの商品を開発販売するなど、業績を拡大してきた。さらに本年9月には、タイ総理大臣賞も受賞している。損保ジャパンは今回の発表に際し、下記のようなコメントを発表した。今回の提携により、テベ社との共同商品開発やテベ社のタイ全土のネットワーク活用を通じて、一層のタイの損害保険市場への浸透を図っていきます。
2010年12月10日エイチ・エス損害保険(株)は、10月28日より、携帯電話からのモバイル契約に限定した<国内航空傷害保険>の販売を開始する。国内航空機に搭乗中のケガに絞っての手厚い補償ワンフライト保険(国内航空傷害保険)は、補償を日本国内の航空機に乗客として搭乗中のケガに絞り、死亡・後遺障害保険金、入院・手術保険金、通院保険金について手厚い補償とした商品という。さらに、好評な海外旅行保険・国内旅行総合保険と同様、保険金支払の履行期間を請求(書類提出)完了日から 原則15営業日以内に設定し、保険金の支払いを迅速化することで、契約者に満足してもらえる高品質の商品としたとのことだ。なお加入は、携帯電話から下記のサイトにアクセスして契約することになり(スマートフォン未対応)、保険料はワンフライト毎に480円となっている。【ワンフライト保険概要】1.出発地から目的地までのワンフライト(1飛行)が対象2.被保険者(補償対象者)は20歳から70歳まで3.ケガによる死亡・後遺障害・入院・手術・通院を補償4.対象となるケガ:ア.航空機に搭乗中のケガイ.搭乗者に限り入場を許されている飛行場構内におけるケガウ.飛行機の不時着時には目的地または出発地に赴くために航空会社提供の交通乗用具に搭乗中のケガ(イ・ウは定期・不定期航空事業者が路線を定めて運行する航空機の場合)5.保険料はワンフライト(1飛行)480円
2010年10月30日インターネットで航空券の予約や購入をする場合、サイトの下部に抱き合わせで保険販売が行われており、多くの市民が騙される形で加入することがあるようだ。遼寧省の鞍山市(あんざん-し)の市民が、ある民営航空会社のオフィシャルサイトから航空券を予約し購入しようとしたところ、請求金額が20元高くなっていた。調べてみたところ、その20元は航空傷害保険費であることがわかった。「保険不要なら選択」……通常は「要るなら選択」では?予約の際に目に付きにくい場所に保険の案内が載せられており「保険が不要の場合には選択してください」と表記してある。通常ならば「保険が必要な場合には選択してください」と表記されているはずであり、危うく引っかかるところだったという。遼寧省のある航空券販売業者は、インターネットで予約・購入する場合には注意して欲しいと呼びかけている。
2010年09月28日遺跡の街・スコータイとタイ最北部の街・ノーンカーイとタイ国内を旅してきたのだが、残念ながらどちらの街の中にも映画館が見当たらなかった。しかし、最後に訪れたナコーンパノムという小さな街には2つのスクリーンを持つ映画館が一つだけあった。一つのスクリーンではハリウッド映画を上映しており、もう一つのスクリーンでは、タイ映画を上映している。ちょうど僕がこの街に到着したときにはタイのホラー映画を上映していた。映画館を舞台にした作品で、身体の芯が凍りつくほど怖かった。ここ数年、タイ映画が世界で注目され、特にホラー映画は日本と同じくらいの注目を浴びているそうだ。ハリウッドでのリメイク版も多く、1年ほど前にはトム・クルーズの会社がタイのホラー映画のリメイク権を購入したことも話題になっていた。週末からは同じスクリーンで、トニー・ジャー主演の新作アクション映画が公開されることをテレビのCMで知った。日本では映画『マッハ!』(’03)で一躍有名になったアクション俳優の彼がプロデューサーも務め、歴史大作に挑んだのだ。開演前からチケット窓口にはかなりの行列が出来ていた。高校の文化祭でもらえる焼きそば引換券のような薄い黄色の紙のチケットに窓口の女性が座席番号を手書きで書きこみ、同時に手元の座席表に×の印を書き入れる。バンコクのシネコンのようにコンピューター制御ではないのが、逆に映画興行という感じがする。客席内は先日、ホラー映画を観たときとは明らかに違い、客席の案内係のおじさんがあたふたするほど混みあっていた。一応、指定席なのだが、そういった認識がない客もいて、他人の席に堂々と座っていることもある。もちろん、案内係のおじさんに苦情を言いに行き、自分の席に移るよう伝えに行く。しかし、「別の席が空いているんだから、座らせればいいだろ!」と逆ギレされてしまうこともある。全てタイ語で行われているのであくまで僕の想像ではあるのだけれど…。そうすると、案内係のおじさんは引き下がって別の席に案内してしまう。しかし、よく考えれば、いや、よく考えなくても、空いている席にはほかの客が、またやってくる可能性が高いのだ。こうして席順の秩序がなくなっていく。ついには、案内係のおじさんは逃げるようにして消えてしまった。そうなったらそうなったで不思議なもので、今度は客全体で解決しましょうという雰囲気が流れ、お互い空いている場所を探し、新しく入ってきた客はそこに座るというシステムが自然にできあがっていった。こうして無事、満席の状態で暗くなり、いつもの通り、プミポン国王を称える映像が流れてから映画は始まった。象が走る群れの中で、象の上を移動するという相変わらずトニー・ジャーの人間業ではないアクションが繰り広げられていた。もちろんCGなしで。(text/photo:ishiko)
2009年10月21日