フルラ(FURLA)の2022年秋冬コレクションから、新作バッグ「フルラ マイ ジョイ(Furla My Joy)」が登場。“ハートのターンロック”付き新作バッグフルラの新作「フルラ マイ ジョイ」は、“ハートのターンロック”をあしらった、プレイフルなデザインのクロスボディバッグ。フルラを象徴する2つのアーチを組み合わせたハート型ターンロッククロージャーを、上質なレザーのボディに配した。ゴールドに輝くクロージャーとチェーンストラップが、秋冬の装いに華やかさをプラスしてくれる。カラーバリエーションは、ベーシックなブラックやブラウンなど。コーディネートにアクセントを加えてくれるレッドやグリーンも揃う。【詳細】フルラ 新作バッグ「フルラ マイ ジョイ」※2022年8月下旬現在発売中。販売店舗:全国のフルラストア、フルラの公式オンラインストア※一部、取り扱いのない店舗がある。価格:フルラ マイ ジョイ ミニ クロスボディ 59,400円サイズ:W20×H12×S6.5cm【問い合わせ先】フルラ カスタマーサポートTEL: 0120-951-673月曜日~金曜日 10:00~18:00(土日、祝祭日、年末年始を除く)
2022年08月29日お子さんたちが夏休み中、親子でサッカーの会話をすることや一緒に試合観戦、動画視聴などをする機会も増えたのでは?本日は、ジュニアサッカー(少年サッカー)の保護者向け情報サイト「サカイク」で2022年1月から7月に配信した記事の中でみなさんの注目度が高かったトレーニング記事をランキングでご紹介します。親子で遊びながらサッカーの動きが身につくメニューです。記事配信当時に見逃した方も、いま一度ご覧ください。第3位相手にボールを奪われないボールキープ術を身につける初心者が苦手とする「ボールキープ」。試合でわが子がボールを奪われピンチを招いたとき、親の方が焦ったり、いたたまれなくなってしまった経験を持つ方もいるのでは。ボールを奪われないようキープするためには、ボールの置き所を理解するだけでなく、身体の使い方も大事です。親子のコミュニケーションの中でボールキープの原理原則を理解し、苦手意識を払しょくしてあげるのにお勧めのトレーニングです。記事を読む>>サカイクの最新イベントやお得な情報をLINEで配信中!第2位ドリブルで相手を交わせるようになる第2位は、サッカーの基本スキル、ドリブルで相手を交わせるようになる方法を紹介したトレーニングです。試合中、ボールを奪いに来た相手を交わすためには、相手との距離感が大事です。初心者はその距離感が上手くつかめず、簡単にボールを奪われたり、離れた位置から1対1を仕掛けてしまい全く抜けないことも多々あるもの。相手にとられないボールの置き所と、相手を交わすタイミングが理解できるようになるトレーニングです。記事を読む>>第1位「最初はどんな練習をすればいいの?」を解決!サッカー練習法第1位は、最初はどんな練習をすればいいのかわからない、という方々におすすめの基本動作が身につくトレーニング。親心として「最初から正しい手順、方法で身につけてほしい」「間違ったやり方が身についてしまうと、後から矯正が大変」といった意識もあり、サッカーの基本的な動きを理解しながらスキルを身につけるトレーニングに関心が高まったようです。「この練習から始めなければいけない」という決まりはないですし、まずはボールを蹴る楽しさを知っていただくことが何よりも大事です。まずは子どもの「サッカーって楽しい」を大事に、親子で遊びながらサッカーにつながる動きの習得をサポートしてあげるのが良いのではないでしょうか。記事を読む>>いかがでしたでしょうか。これからも親子でコミュニケーションをとりながらサッカーの動きを理解して身につけるトレーニングを配信していきますので、ご愛顧のほどよろしくお願いいたします。サッカー少年の親が知っておくべき「サカイク10か条」とは
2022年08月18日指導者が「リフティングが100回できた者からレギュラー」と言ったから一生懸命練習してチームで一番できるようになった。試合でも、一人でドリブルして相手を交わしてゴールを決めた。チームミーティングでも「別次元」と褒めたらしいのに、出場機会がどんどん減ってる。リフティングでレギュラーの話はどうなった?わが子が出場できない理由を聞いてもいいの?というご相談をいただきました。今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、これまでの子育てと取材で得た知見をもとに、アドバイスを送ります。(文:島沢優子)(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<指導者が息子を劣等生扱いするのがツラいのでチームを辞めさせたい問題<サッカーママからのご相談>小学校5年生男子の母親です。地区のスポーツ少年団のチームに所属しています。3年時に指導者が変わり、4年生から試合に出る時間が少なくなり、現在公式戦はもちろんのこと、練習試合での出場時間もほとんどなくなりました。指導者は、常々「実力勝負」「勝ちにこだわる」ということを口にして、練習試合であっても下級生を連れてきてスタメンで使っています。少しでも試合に出れるよう、指導者に次の2点を尋ねて良いものか、逆恨みされないか、悩んでおります。1点目は、指導者の過去の発言について。指導者がリフティングに凝った時、「リフティングが100回できた者からレギュラーだ」と言ったことがあります。息子は一生懸命練習し、チームで唯一常時100回左右でできるようになりました。最高は250回です。チームには息子ほどできる子はいません。「レギュラーの話はどうなったのか」と聞くのは嫌味に聞こえるでしょうか。2点目は、選手起用の考え方についてです。我が子のみを見ていて目が曇っているのかもしれませんが、どうも指導者に好かれていないように思えてなりません。先日の試合で、息子は5年生で唯一公式戦に出してもらえませんでした。その後のフレンドリーマッチでも、公式戦で足を痛めた子が続けて出て、息子はその子と代わる形で後半から出場しました。息子は、得意のドリブルで相手をかわして前まで持っていきゴールを決めました。素直に上手でした。その後の全体ミーティングで、指導者は「凄かった。別次元の動きだった」と皆の前で褒めました。息子は「じゃあ、最初から出せ」と思ったそうです。「別次元の動き」と褒める割には、お情け程度(フレンドリーマッチの半分)にしか試合に出さない理由を尋ねて良いものでしょうか。不毛なことでしょうか。<島沢さんからの回答>ご相談いただき、ありがとうございます。試合に出られないわが子を見守るのは、親としても辛いものがありますね。私も親として同じ思いをしたので、お気持ち察します。■自分の当番日に出場できなかったから辞めさせた親もあるサッカークラブで、小学5年生からサッカーを始めたA君が入団して半年も満たずに辞めてしまいました。A君自身は続けたかったのですが、お母さんの一存で辞めさせたのです。ご自分が当番だった日にA君が公式戦に出られなかった。それが理由でした。ひとつ下の4年生の上手な子が数人出場していました。「みんな試合に出られると聞いていたのに、息子は出られなかった。言っていることとやっていることが違う。信用できません」お母さんは、周囲にそう漏らしていました。コーチらは試合後、プレー時間がなかったことをA君に謝り、次の練習試合でたくさん出られるようにするからと話していました。本人も納得して帰って行ったのですが、お母さんは納得していませんでした。コーチの方は「子どもとともに、母親にも話をするべきだった」と後悔していました。「まだサッカーを始めたばかりだから、出られなくても仕方がないと思ってくれると期待してしまった。5年生は高学年だしプライドもある。お母さんにもあったでしょう。そこを僕らが汲めなかった」これは10年ほど前。試合に全員出場させようといった機運はほぼなかった時代のお話です。サカイクで連載をされている池上正さんを始めとして「全員に出場機会を」の機運は少しずつ広がりつつありますが、10年経っても状況は劇的には変わりません。8,9割のチームが勝利するためにレギュラーメンバーをずっとプレーさせている。それが、さまざまな指導者や親たちに取材してきた私の実感です。サカイクの最新イベントやお得な情報をLINEで配信中!■わが子への「かわいそう」という感情は、くせ者。共感は良いが同化はダメとはいえ、A君のお母さんの行動は正しかったと思われますか?A君のお母さんは、息子さんが試合に出られずベンチでポツンと座っている姿を見るのが辛かったのだと思います。辛いだろう、悲しいだろうと思うと、かわいそうになりますね。しかし、親のわが子への「かわいそう」という感情は、実はくせ者です。得てして良い子育てに繋がりません。この連載で何度か申し上げているように、子どものつらさに共感するのは必要なことですが、子どもの気持ちと同化してはいけません。同化するとは、子どものつらさを、親がわがことのように受け止めてしまうこと。お母さんが「そんな子どもを見守っている私って、かわいそう」となりがちです。■コーチに質問したいのは、親御さんが自分の気持ちを鎮めたいからでは?かわいそうなままでは不安です。不安な親は、自分の不安を払拭したくて子どもに干渉したくなります。第三者がみれば過度な干渉でも、親御さん自身は「子どもに良かれと思って」世話を焼いてしまいます。「リフティングができたら試合に出すと言ったじゃないか!」「異次元の動きと褒めたのに、なぜレギュラーじゃないのか?」そのようにコーチに質問したくなるのは、息子さんに良かれと思ってでしょうか?もしかしたら、ご自分の気持ちを鎮めたいのではありませんか?実はストレスがたまった「自分に良かれと思って」考えたことかもしれません。子を想う親の気持ちは非常に複雑です。子どもに笑顔でいてほしい。努力が無駄にならずに済むようにしてあげたい。すべて親心です。■親が先回りしてしまうと、子どもは自分で思考することや課題解決の経験が積めないところが「良かれと思って」やったことはほとんどの場合、子どものためになりません。なぜならば、親が先回りすることで、子どもは何も考えず、何もやらなくて済みます。要するに、自分の課題解決をする経験を積めません。親心は時として暴走することがあります。そこに気をつけなくてはなりません。暴走しないためには、まず子育てをしている意味を考えましょう。お母さんが息子さんを育てるなかで、最も大事なのは何ですか?私は、まず子どもを死なせないことだと思います。私の子ども二人は兄妹ともサッカーをしていましたが、兄は割と鈍感なので心配しませんでしたが、生真面目で繊細な妹のほうはサッカーで気に病んでいそうなとき、命を絶ったりしないか彼女の表情を盗み見ていました。気になって寝室に見に行ったこともあります。■もう5年生、監督やコーチには自分で質問させよう次に大事なのは子どもの人としての成長を支えること。息子さんはもう5年生、高学年です。成長してほしいのならば、上述したように何事も自分で解決をする経験をさせてあげてください。「リフティングが100回できた者からレギュラーだ」と言ったコーチに対し、「僕は努力したのに。レギュラーの話はどうなったのか」と尋ねるのは、息子さんがやるべきです。少なくとも、お母さんではない。「聞いてみたら?」と話し、息子さんが「え~、聞けないよ」と拒むなら、まだその時期ではないということ。ほっとけばいいのです。選手起用についても、「別次元の動きだった」と皆の前で褒めたのなら、「じゃあ、最初から出してください」と自分で言えばいい。親としては「悔しいなら言ってみたらいいじゃん」くらいの態度で十分ではないでしょうか。なぜ試合に出られないのか。そこを自分で考えて策を講じる経験をさせてあげてください。それをせずに、親のほうが「なぜ出られないんだ?」と詰問するのは、子どもが成長する機会を奪うことになりかねません。■子どもに自信を持たせたいなら、親がいつまでも不安を抱えていないこと(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)そして最後に。お母さんがいつまでも不安に思っていては、息子さんは自分に自信を持てません。大好きなお母さんを「いつまでも不安がらせるダメな僕」であり続けるからです。子育ては、子どもへの「不安」を「信頼」に転換する旅なのです。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)。
2022年08月17日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回はサッカー初心者の悩み「ボールに合わせた動きがうまくできない」を克服するトレーニングをご紹介します。試合中は、ボールに合わせて身体を動かすことが多いもの。ボールに合わせてステップを変えたり、臨機応変に対応しなければなりません。しかし、初心者は動きがぎこちなかったり、運動経験があまりないと、ボールに合わせて自在に身体を動かすことが難しいもの。今回は、広いスペースがなくても親子で遊びながら、ボールに合わせて身体を動かすことができるようになるトレーニングを紹介します。親は難しい動きはありません。【やり方】1.親子で対面して立ち、子どもは手でボールをバウンドさせる。右手だけ、左手だけ、両手でバウンドをする2.子どもはボールを上に投げて両手でキャッチ。動きに慣れてきたら、頭や肩、お腹を触ってからキャッチするように難易度を上げる3.足でドリブル。両足を使ってちょこちょこボールを触りながらドリブルする。その後、右足だけ、左足だけでドリブルをする4.親の動きを見て、動作をマネする(※動きだけでなく、「見る」トレーニングにもなる)【トレーニングのポイント】・ボールを投げる動きの時は、ボールをよく見て落下地点を見定め、どこに手を出せばいいか理解する・親の動きを見て、マネをして同じ動きをする・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年08月16日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回はサッカー初心者の悩み「顔を上げてドリブルできない」を克服するトレーニングをご紹介します。試合中ドリブルをしている時は、常に次のプレーを考えながら顔を上げて視野を広く保つことが大事です。しかし、初心者はボールに気を取られて顔が下がってしまうことが多いもの。今回は、広いスペースがなくても親子で遊びながら、顔を上げてドリブルできるようになるトレーニングを紹介します。親は難しい動きはありません。【やり方】1.親子で対面して立ち、子どもはゆっくりドリブルしながら動く2.対面する親が手に持ったボールを上に挙げたらドリブルをストップ3.親がボールを投げ、子どもはドリブルしながらキャッチして親に返す。このとき2バウンドまでOK4.動きに慣れたら、ドリブルのスピードを上げ、ボールもワンバウンド以内でキャッチするなどレベルアップ【トレーニングのポイント】・足元のボールだけでなく、親が持つボールも見ることを意識・親の動きを視野に入れつつも、ドリブルを止めない・親の動きを常に見て、ボールを投げてくるタイミングに合わせてドリブルする・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年08月02日肌の不調を引き起こす「ターンオーバーの乱れ」について考えたことがありますか?言葉は聞いたことがあっても、きちんと対策できていない人も多いはず。そこで、肌のターンオーバーの仕組みや乱れる原因、正常化するための方法をご紹介していきます。真夏は、ターンオーバーが乱れやすい時期でもあります!ターンオーバーとは?まずは「ターンオーバー」の仕組みについてご紹介しておきましょう。ターンオーバーとは、ひと言でいえば“皮膚の生まれ変わり”のこと。もっと詳しく言うと、皮膚の一番外側にある表皮という層が生まれ変わることを指します。表皮の深い部分で作られた細胞は、約14日間で表面側へ少しずつ移動。次の約14日間でアカとなって剥がれ落ちます。この約28日間の生まれ変わりが「ターンオーバー」といわれるものです。ターンオーバーが乱れる主な原因ターンオーバーは約28日で行われるのが理想とされており、早すぎても遅すぎても肌トラブルの原因となります。では、なぜターンオーバーの周期は乱れてしまうのでしょうか。まず原因として挙げられるのは「加齢」。年齢を重ねると細胞の機能が低下し、ターンオーバーが遅くなってしまいます。さらに「紫外線」や「乾燥」も原因の一つ。肌にダメージがあると、それを回復しようとターンオーバーのサイクルを早めてしまうんです。ターンオーバーが乱れると起こることターンオーバーの乱れは、多くの肌トラブルを引き起こします。例えば「シミ」。シミの原因となっているのは、紫外線によって生成されるメラニンです。ターンオーバーが正常である場合、メラニンは体の外へ排出されていきます。しかし、ターンオーバーが乱れているとうまく排出できず、表皮に蓄積。それが色素沈着し、シミとなってしまいます。また、ターンオーバーの乱れは「ニキビ」の原因にも。本来剥がれ落ちるはずの角質が、ターンオーバーの乱れにより肌表面に残ってしまうことがあります。そうして溜まった角質が毛穴に詰まり、ニキビへと発展してしまうんです。ターンオーバーを正常にするためにはターンオーバーを正常に保つことは、きれいな肌への第一歩。そこで、ターンオーバーを整えるコツを4つ紹介します。1.生活習慣を整える生活習慣の乱れは、ターンオーバーの乱れにつながります。良質な睡眠、バランスの摂れた食事、ストレスのない生活をなるべく心掛けるようにしましょう。ご自身なりのストレス発散方法を見つけておくといいかもしれませんね。2.紫外線対策紫外線によるダメージは、ターンオーバーを早めてしまう原因に。年中降り注ぐ紫外線を防ぐため、365日しっかりと日焼け止めを塗りましょう。特に紫外線の強い季節は、日傘や帽子などで対策することをおすすめします。3.正しい洗顔を身につける洗顔時に顔をゴシゴシと強くこするのは危険。肌は摩擦に弱いため、傷ついてターンオーバーが乱れる原因となります。洗顔時はたっぷりの泡でやさしく洗い、ぬるめのお湯ですすぐようにましょう。4.肌の乾燥を防ぐ肌の乾燥も、ターンオーバーの原因の一つ。クレンジングや洗顔の後は必ずたっぷりとした保湿を心掛けてください。どうしても忙しいときは、オールインワン化粧品でもOK。乾燥した状態を少しでも防ぐことが大切です。生活習慣とスキンケアでターンオーバーを正常にターンオーバーが正常になることによって、あらゆる肌トラブルを防ぐことができます。そのためには、正しい生活習慣を心掛け、基本的なスキンケアを欠かさないことが大切です。特に紫外線対策は重要ポイント。美白のために紫外線対策をしている方も多いとは思いますが、ターンオーバー正常化のためにも、よりいっそう意識してみてくださいね。参考文献:小西さやか,『日本化粧品検定 2級・3級対策テキスト コスメの教科書』,主婦の友社,2016年(C)Yulia-Images/Getty Images文・比嘉桃子
2022年08月01日小1の指導で注力することは何?2年生からは8人制になるから仲間と協力して崩すサッカーに移行しなければと思っているけど、ドリブルなどの個人技の基礎も小さいうちに身につけさせた方が良いと思っている。この年代でどんな指導をすればいい?というご相談をいただきました。今回も、ジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、日本と海外の「指導の順番」も例に挙げ、「サッカーを理解させる」ための指導をアドバイスします。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見る>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<練習中なのに砂遊びに行ってしまう。トレーニングに集中できない未就学児を一緒にサッカーさせるにはどうしたらいい?<お父さんコーチからのご質問>こんにちは。早速の質問ですが、U-8年代では何に力を入れていけばいいのか教えてください。息子が年中からサッカーをしており、現在小1です。子どものチーム所属が縁で息子の年代を指導することになりました。今までは6人制でしたが、2年生からは8人制になります。個人の技術だけではなかなか通用しなくなり、仲間と協力して崩していくサッカーに移行しなければと考えています。一方で、小さいうちにしっかりドリブルで相手を抜く個のスキルを身につけることも大切だと思っています。どれか一つの技術だけを磨けばいいわけではないことはわかっているのですが、この年代の指導で注力すべきことを教えていただけませんか。おすすめの練習メニューがあればご教示いただけると幸いです。<池上さんのアドバイス>ご相談ありがとうございます。ご質問に関連したちょうどよいトピックがありますので、お伝えしましょう。■サッカーはいかにして味方と協力するかを楽しむスポーツ。勝手なプレーはダメ週末、千葉県の方で「親子サッカーキャンプ」を開催しました。親子でキャンプをするのですが、昼間は子どもとサッカーをし、夜は保護者に向けセミナーを行いました。そこでは、サッカーをどうとらえるか?といったお話もしました。「サッカーというスポーツは得点を競うゲームですが、チームゲームでもあります。ひとりで勝手にプレーしては、サッカーではなくなってしまいます。いかにして味方と協力するか、そんなことを楽しむスポーツです。私は子どもたちがサッカーをするのに、そこから入らないとおかしいと考えます。ところが、日本は、足元の技術が上手くならないと試合にならないと、大人たちが信じ込んでいます」そんな話から始まります。■子どもたちがパスを出そうとし始めたことに親が驚く参加されている親御さんのなかには、ご自分もサッカーを教えられている方もいらっしゃいます。お父さんコーチと呼ばれる、日本のサッカーを支えている人たちです。彼らの前で、一日目の午後2時間と二日目の午前2時間の指導で子どもたちの姿が変わっていくのがわかります。つまり、ひとり一人がドリブルをするのではなく、味方と協力するサッカーになっていくわけです。見ておられた親御さんたちの一番の驚きは、子どもたちがパスを出す味方を探そうとし始めたことでした。そうなると、パスを受けられる最適なポジションを探します。ボールに集まるのではなく、広がり始める。そうすると非常にサッカーらしくなります。参加者の中心は3、4年生でしたが「1年生からこんな指導を受けられたら、3年生になったらどんなふうになるのか楽しみ」という声もありました。■日本の子どもはドリブルばかり使うでは、私がどんな指導をしたのか。まず初めに、子どもたちにこう話します。「サッカー楽しむために、何が一番大事かな?」子どもたちは「シュートが入る!」と言います。「そうやな。パスをして前に進んでいくことが大事だね」そこから、いいポジションにいる味方を探してパスすることを勧めます。そうやってシュートが入ると、子どもたちはとても喜びます。誰かひとりがドリブルをして相手を抜いてゴールしたときよりも、明らかに嬉しそうです。キャンプ2日目。2対1でワンツーをするトレーニングをしました。ワンツーが成功すると、自分で抜く必要がなくなります。誰かを使って、自分がフリーになれる。そうすると、難しくないサッカーになります。世界のトップリーグの試合は、すべてそうなっています。どうして日本の子どもだけドリブルばかり使うのでしょうか。サカイクの最新イベントやお得な情報をLINEで配信中!■「止める・蹴る」ができてから「判断」を教える日本の指導は欧州と真逆この連載でもすでに何度かお伝えしているように、小学生に対する日本の育成は、指導の順番が「行動→判断→認知」です。足元の技術をしっかりやって「止める・蹴る」といったスキルやドリブル、つまり「行動」にあたる基礎技術が上手くなってから、視野をとって判断することを教えます。そうやって、ようやくサッカーというスポーツを認知します。一方、欧州などのサッカー先進国は、日本と真逆の「認知→判断→行動」という順番です。上述したように、サッカーがどういうスポーツなのかをまず学びます。認知します。次に、場面場面でどれだけたくさんの情報を持てるか。そして、その情報を瞬時に整理して選べるかをトレーニングします。判断です。この認知、判断の次に、ようやく「行動」がきます。正確に出てきたパスをコントロールし、次にその場面で最適と思われるパスやドリブルを選び遂行する技術を磨くのです。以上のことからわかるように、私たちは、情報を入れるトレーニングを早くからやったほうがいいのです。■今の日本は「サッカーを知らない」子どもたちを育ててしまっている(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)対面パスやジグザグドリブルのようなクローズドスキルだけでは、子どもは考えなくて済みます。日本のジュニアは足元の技術が素晴らしいと言われますが、それだけをやってしまうと頭で考える力がついてきません。現実に、チームでどこに動けばよいかを考える姿が、日本のジュニアにあまり見られません。指導が後回しになっているからです。後回しにしてよいのは、足元の技術練習のほうです。そのあたりの順番が逆なので、子どもたちは賢く育っていません。技術はしっかりしているけれど、サッカーを知らない――そんな子どもたちを育ててしまっています。思えば2年生から8人制というのも、私から見れば違和感があります。ドイツでは今、10歳以下は3対3の「フニーニョ」(※)です。サッカーを始めた入り口に近い2年生から、いきなり8人制で試合をしてしまえば、子どもたちはどう動くのか、どう見るのかを一切学べないまま試合をしなくてはなりません。※フニーニョとは?ドイツが育成年代に導入しているフニーニョとはこんなルール>>池上正さんの指導を動画で見る>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2022年07月29日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は初心者に多い「ドリブルが遅い、スピードに乗ってドリブルできない」という悩みを解決する、狭い場所でもできるトレーニングをご紹介します。試合中、ドリブルをする場面がたくさんあります。緩急が大事なので、ゆっくり運ぶときもあればスピードに乗って素早くドリブルしなければならない場面もあります。しかし、サッカーを始めたばかりの初心者は、素早くドリブルするのが苦手なもの。今回は、広いスペースがなくても親子で遊びながら、スピードに乗ったドリブルができるようになる方法を紹介。親は難しい動きはありません。【やり方】1.最初は子どもの前に目印を2つ離して置き、子どもはドリブルしながら前へ進み、目印をターンして戻ってくる2.スピードを意識させるために、親子で競争。親はボールを持って走っても良い※ボール無しで走ってもOK3.目印を4つ用意して四角を作り、ドリブルしながら目印を90度ターンして戻ってく4.慣れたら鬼ごっこや、対角でスタートして子どもが親に追いついたら勝ちなどアレンジしてやってみる【トレーニングのポイント】・勝ち負けより、今の自分がより速くなることを意識・前に進む時は思い切って強くボールタッチすることでスピードを出す・ターンをするときは細かくタッチ・親子で競争することで、よりスピードを意識する・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年06月30日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は初心者に多い「ドリブルで相手を惑わす動き、相手との駆け引きがうまくできない」という悩みを解決する、狭い場所でもできるトレーニングをご紹介します。試合中、攻撃のターンでは、ドリブルで相手を交わす際など相手と駆け引きをする場面がたくさんあります。しかし、サッカーを始めたばかりの初心者は、相手を惑わす動きができず動きを読まれやすいためボールを奪われやすいもの。今回は、広いスペースがなくても親子で遊びながら、相手との駆け引きが上手になる方法を紹介。親は難しい動きはありません。【やり方】1.四方に目印を置き、親子で対角線に立つ2.最初は手で行う。親がDF役になって動き、子どもは親の動きに合わせて駆け引きをしながら空いている目印に移動する3.手でやっていたことを、足でドリブルしながら行う4.慣れたら駆け引きをしながら対角のゴールを目指すなど試合の状況に近づける自分がどう動くと、相手はどんな動きをするのかを覚えて、相手の逆をつく感覚を身につけることが大事です。【トレーニングのポイント】・最初は駆け引きの動きを覚えるために、手で行う・親の動きに合わせて、空いている目印(ゴール)を目指す・親の動きをよく見て逆をつくことを意識・常に相手の動きと自分の動きを意識・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年06月23日ドリブルやパス、攻撃や守備の原則、数的優位の作り方など、どの年代でも必要な要素はあるが、年代ごとにレベルが違うもの。同じスキルでも低学年、中学年、高学年とそれぞれの年代で押さえておくべきポイントは何になるのか、どんなトレーニングをすることで理解が進むのか......。と悩む新米お父さんコーチからの相談。ジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、年代ごとの指導のポイントを教えます。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見る>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<数的優位を作る指導のコツ、どこを見て、何が見えていればいいのか理解させる教え方はある?<お父さんコーチからのご質問>はじめまして。少年団コーチです(指導年齢:U-8~12)。子どものチーム入団とともにコーチをすることになりました。サッカーは高校までやっていましたが、指導の勉強はしたことがないのでご相談させてください。ドリブルやパス、攻撃や守備の原則、数的優位の作り方などサッカーにおける基本的な技術はどの年代でも必要なわけですが、各年代で求められるレベルが違うと思います。同じスキルでも低学年、中学年、高学年とそれぞれの年代で押さえておくべきポイントは何になるのか、どんなトレーニングをすることで理解が進むのか、要点を教えていただけませんか。関わるのが全学年なので、どうぞよろしくお願いいたします。<池上さんのアドバイス>ご相談ありがとうございます。ご自身も高校までサッカーをしていたのですね。サッカー経験者の場合、ご自分のなかで経験したことでしかサッカーを考えられない傾向があります。例えば、練習メニューも自分がやっていたことがまず思い出されたりします。サッカーのとらえ方もそうなりがちです。古いデータを捨てて、パソコンのソフトをバージョンアップさせるように、新しいことを学んでください。■まずはドイツサッカー協会が掲げている年代別の育成論を確認してみようご質問が、低学年、中学年、高学年とそれぞれの年代で押さえておくべきポイントと、どんなトレーニングをすることで理解が進むのか、という二点です。どちらも、大きな話になってしまうので的を射た話にならないかもしれませんが、ご了承ください。もしこれからさまざま勉強していくのであれば、まずはドイツサッカー協会が掲げている年代別の育成論を読んでみてください。ネットにいくつもが情報あります。ここでは一例を紹介します。・あらためて、ドイツ「育成年代の改革」を構造で理解する/ドイツメソッド・ミニマム講座|COACH UNITED(コーチ・ユナイテッド)これを読むと、皆さんがこれまで受けてきた指導とまったく違うことがわかるかと思います。加えて、ドイツの年代別トレーニングは、現地で長年指導している中野吉之伴さんの本に詳しく載っています。・世界王者ドイツの育成メソッドに学ぶ サッカー年代別トレーニングの教科書|中野吉之伴また、私も練習メニューやコーチングの著書があります。・「蹴る・運ぶ・繋がる」を体系的に学ぶ ジュニアサッカートレーニング|池上正・池上正の子どもが伸びるサッカーの練習|池上正、清水英斗そういったネットの情報や、書籍でまずは勉強をしてほしいと思います。■低学年は、キックやドリブルよりゲームを中心にそこで、私がカテゴリーごとで大切にしてほしいポイントをお伝えします。皆さんは、最初にドリブルやパスといった足元のスキルを教えられてきたと思います。しかし、実はサッカーは、ゲームのなかでいろんなことを理解していくことが重要です。特に、入り口になる低学年はゲームを中心にやってください。足元の技術を取り上げて練習する時間よりも、ミニゲームを長くやります。そうすると、子どもが低学年だと団子になりやすいですね。そこで、どうしたら広がれるかを問いかけながら、理解させましょう。その際、コーチはキックやドリブルにあまり注意を払わず、上手く広がってパスをもらえたら、その選手をほめてあげてください。また、そういう選手を見つけてパスできた側の選手も、大いにほめます。「広いほう、よく見てたね」「広いほうにドリブルできたね」やったプレー、起きた事象をなぞるだけでいいのです。そうやって「広いほうをよく見る」といったことに目が向けばいいわけです。そうすると、だんだんサッカーの試合になっていきます。そうするよう、ぜひ導いてください。■中学年は仲間と連携して相手守備を崩す理解を、高学年はプレーの選択肢を増やす次に、3~4年生の中学年です。広がったら、プレーがやりやすくなることがもうわかり始めています。そこで、どうしたらもっと効率よく、点が取れるか。そこを選手に考えてもらいます。そのために、例えばワンツーパスやシザースにトライしてもらいます。仲間とグループで相手の守備を崩すことを理解してもらうのです。そして、5~6年生の高学年です。実際の試合で、それまでやってきたことをどんどん試してもらいます。「ワンツーはこんなふうに使えばいいんじゃない?」などと、プレーの幅が広がるよう、選択肢を増やすことに重心を置いてやっていきます。そのような練習でやったことを、必ず試合で試す。うまくいかなかったら、それをどうやったらうまくいくのかを練習してもらうのです。その点で、技術のことは高学年からやっていっても、まったく問題ないと私は考えます。サッカーを理解すると、スキルを伸ばすモチベーションは当然上がります。例えば、スペースに入ったのを味方が見つけてくれてパスが来たのに、自分がトラップミスをしたとしましょう。「止めておけば、1点だったのに」そう感じる悔しさが、子どもたちを向上させます。もっと正確にしないとうまくいかない。もっと早くプレーしないと、相手にとられる。そういうことが感じられるようになって、コーチのほうも初めて技術を追求すればいいかと思います。速いボールを止める、蹴る。動きながら、止める、蹴る。といった感じで、レベルアップできます。【7月9-10日開催】池上正コーチによる親子サッカーキャンプ開催>>■ドリブルやボールを正確に蹴ることより「見ることが大事」と認知させよう(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)実は多くの指導者が、ドリブルができなかったり、ボールを正確に止められなければ「試合にならない」と考えています。しかし、そこに注目すると、今までの日本のやり方と変わらなくなります。「あそこにパスしようよ。そうすると、あの子はシュートできるよ」と1年生に伝えると、1年生はその子を見て蹴ります。むやみやたらに蹴ったりはしません。止まって、見て、顔を上げて蹴るようになります。そうやって「見ることが大事だ」ということを認知させます。ミニゲームのなかで何回も蹴っている間に、たまに届いたりします。それが届かないとか、蹴りづらさを本人が感じているようなら、じゃあいったん蹴り方を教えようかとなります。それは個人でもできます。個人的な話になりますが、私はサッカーを始めたのは高校に入学してからです。それでも上達しました。したがって、技術を身に付けるのは15歳のこの時期からだと考えます。先ほども言いましたが、サッカーがどんな競技なのか理解することによって「このボールを正確にできたら!」と思えるのです。池上正さんの指導を動画で見る>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2022年06月20日ローソンの定番ホットスナック、からあげクンからハッピーターン味が新登場!ハッピーターン特有のあまじょっぱさが再現できているのか、要チェックですよ◎大人気のからあげクンからハッピーターン味が新登場♡ローソンで5月24日より販売開始されたからあげクンハッピーターン味。価格は216円(税込)で5個入りです。見た目はハッピーターンを思い出す、発色のいい明るいオレンジと赤のパッケージ。ハッピーパウダーは使用しておりませんと記載があります。ハッピーターンをどのように表現しているのか要チェックですよ!遊び心のあるかわいいパッケージです!裏面には四つ葉のクローバーをさがそうというコーナーも!ちょっとした遊び心が素敵ですよね♪ぜひ探してみてくださいね。柔らかくジューシー♡薄い衣はこんがり濃い目の色合いです。パクっと口に入れられる、小ぶりなサイズ感も嬉しいポイント◎しっとりとしたむね肉は柔らかくてジューシー♡一口食べてみるとハッピーターンの味わいは感じられず、いつも食べているからあげクンの味がしました。食べ進めると、最後にほんのりハッピーターンのような甘さが口に残りました。気になるカロリーは?気になるカロリーは1個あたり49kcalです。おやつはもちろん、小腹が空いたときや、お酒のおつまみにもおすすめですよ♪ほんのりハッピーターンが感じられます!全体的に馴染みのあるからあげクンの味わいが強めですが、あとからほんのりハッピーターンも感じられますよ♪気になる方は一度食べてみてくださいね!※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございますので、ご了承くださいませ。また、店舗ごとに在庫が異なるため、お立ち寄りの店舗へお問い合わせください。"
2022年06月12日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回はサッカー初心者が苦手とする「インサイドを使って相手を交わすことができない」を克服するトレーニングをご紹介します。試合の中で、相手選手がボールを奪いにきたときに足の内側=インサイドを使って方向を変えて相手を交わすことができると、ボールを前に運ぶことができます。しかし、サッカーを始めたばかりの初心者にはしっかり「インサイド」を使ってボールをキープしながら相手を交わすことが難しいもの。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、相手にボールを取られないタイミングや距離感が身につき、試合中相手がボールを取りに来てもインサイドを使って交わせるようになります。【やり方】1.親子が同じ方向を向き、子どもの足の間からボールを転がす2.子どもは足の裏を使ってボールを後ろに引きターンして親に返す3.親はボールを転がしたら相手選手役になって子どもについていく、子どもはターンして親を交わし前を向く【トレーニングのポイント】・足裏で後ろにボールを引きながら身体を前に向ける・腕を使って相手の位置や強さを感じながらターンする・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年06月03日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回はサッカー初心者が苦手とする「アウトサイドを使って相手を交わすことができない」を克服するトレーニングをご紹介します。試合の中で、相手選手がボールを奪いにきたときに足の外側=アウトサイドを使って方向を変えて相手を交わすことができると、相手にボールを奪われず前に運ぶことができます。しかし、サッカーを始めたばかりの初心者にはしっかり「アウトサイド」を使ってボールをキープしながら相手を交わすことが難しいもの。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、相手にボールを取られないタイミングや距離感が身につき、試合中相手がボールを取りに来てもアウトサイドを使って交わせるようになります。【やり方】1.親、子それぞれの足元に2つのゴールに見立てた目印を置く。また、数メートル先にドリブルで回るときの目印を一つ置く2.アウトサイド(足の外側)でボールを触りながら足元の目印を1周し、2つのゴールのどちらかを目指す3.親はDF役になってボールを奪いに行く4.子どもは親が足を延ばしても届かないタイミングでアウトサイドを使って方向転換する【トレーニングのポイント】・相手と近すぎるとぶつかってしまうので、しっかり距離感を意識・相手との距離感を図りながら、相手がとりに来たところで方向を変える・相手が足を出してきても届かないタイミングで方向転換・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年05月30日海外では7歳から2対1の「数的優位」を学ぶという。相手のマークをはがして、引き付けてボールを出す動きを身につけさせるにはその年代から、と書いてあったが、日本の子ども達にどんな風に指導すればいい?2対1の状況でどんな動きをするのか、どこを見て、どんなことが見えていればいいのか、意識させる指導の方法を教えて、というご相談です。ジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、数的優位の作り方を理解させる7つのコツを教えます。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見る>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<守備時のフィジカルコンタクトを怖がったり、ポジショニングを理解してない小6年代に守備の目的と原則を教える方法は?<お父さんコーチからのご質問>池上さんこんにちは。私は教員で、学校の少年団の指導も担当しています。指導年齢は、連載のカテゴリでいうとU-8になります。自分自身サッカー経験はあるものの、自分の時代とは色々変わっていると思うので、池上さんの発信や書籍、Webなどで情報収集しつつ、現代の指導を学んでいます。今回質問したいのは、2対1についてです。海外(私が読んだ情報はスペインで指導された方の記事)では、数的優位について学ばせるために7歳から2対1をやっているとありました。相手のマークをはがして、引き付けてボールを出す動きを7歳ぐらいからやらないと。とのことでした。日本では低学年だと個人技の習得がメインのチームもあると思いますが、海外の指導を読んで個人的にはかなり共感できました。そこで、各エリアで数的優位を作り、相手を引き付けてパスを出す動きを身につけるための指導のコツ、2対1の状況でどんな動きをするのか、どこを見て、どんなことが見えていればいいのか、この年代に意識させるにはどんなことをすればいいのかアドバイスいただけませんでしょうか。<池上さんのアドバイス>ご相談ありがとうございます。それでは、指導する際のコツを7つお伝えします。■まずは攻撃の成り立ちを理解しやすくする低学年で2対1の練習をするとき、最初の段階ではディフェンス(人)の代わりにコーンを置きます。コーンは動かないので、攻撃の成り立ちが理解しやすくなります。コーンが自分と、ボール保持者の間にある場合「そこにいたら、パスがもらえるかな?」と尋ねましょう。子どもたちは「ここに行けばいい」とか「いや、こっちだ」言い出します。そこで、「でも、ゴールに向かって行きたいよね?どこがいいかな?」と良いポジションを探ってもらいます。その段階が終わったら、実際にディフェンス(人)をつけて2対1をやってもらいます。その際「ディフェンスは相手のボールをとらなくていいから。そのまま立っていて」と伝えます。コーンが人に替わるだけで、子どもがもつイメージは違ってきます。一度やったら、次は「ディフェンスは足だけ出していいことにします」と話します。ディフェンスに近いボールは足が出されて止められます。そこまできたら、その次はディフェンスは動いてOKにします。ここで初めて通常の2対1に。そのような段階を踏ませてあげてください。どのトレーニングも同じですが、子どもに技術を身に付けてほしいと思ったら、それを身に付けるためにトレーニングをどう分解するか。これが1つめのコツです。それをコーチが自分なりに見つける必要があります。■ボールをもらうためにどんな動きをして、何が見えているかを整理2つめ。目の前で起きていることを鮮明にし、整理することです。最終形の2対1に入ったら、子どもがボールをもらうためにどんな動きをして、何が見えているのかを、指導者自身のなかで鮮明にする必要があります。そうすると、(自分の味方を見てないな)(ディフェンダーばかり見ているな)などと、さまざま発見、気づきが生まれたら、そこを伝えてください。時には来た道を戻ってもいい。例えば「足だけ出して動かないディフェンス」の2対1を再びやってみます。■どこを見て、どんなことが見えて、どんな動きをすればいいのか。正解を見つける時間をあげる3つめは、自分なりの正解を「見つける時間」をあげること。2対1の状況でどんな動きをするのか、どこを見て、どんなことが見えていればいいのかを認識させたら、その次に見るのは、ディフェンスがどのくらいの距離にいるかを認識させます。次にどこでどのタイミングでパスするのか?もしくは、自分でドリブルで進んでいくのか?プレーの選択です。そういった順番で丁寧に伝えてください。味方はどこにいるほうがいい?どんなときにパスは成功する?パスを出すタイミングはいつでしょう?ここを一緒に考えてあげるのです。どんなときに成功したか。それを順番に分解し、みつける時間をあげましょう。■プレー中にどこでどんなことを考えるか、を伝える4つめは、「どう考えるか」を伝えること。先日、私がアドバイザーを務めている小学5年生の試合を観に行きました。終わった後、話をする場を与えられたので「試合中は、何を考えていましたか?」と尋ねました。すると、子どもたちは「う~ん」と首をひねるばかりで何も出てきませんでした。指導者の皆さんは、子どもたちに「考えろ」と伝えています。が、プレー中にどこで、どんなことを考えるのか?何を見て、どう考えるか?を伝えているでしょうか。例えばコーチは「状況を見ろ」と言うけれど、その状況をどんなふうに理解するか?そのときに数的優位になっているのかどうかなど気づけるよう育てる必要があります。具体的なものの見方、考え方を整理せずに、ただ「考えろ」と言ってはいませんか。そのようなことを子どもたちが理解しやすくするために、ドイツは3対3のフニーニョを推奨しています。相手も見方も3人ずつなので、見るものが少なくてすみます。そのなかでどう考えるか。それを積み重ねていけば、理解が深まります。ところが、日本は小学1年生から8人制をやっています。10年ちょっと前までは11人制でした。都道府県協会の方のなかには「でも、サッカーは11人制だろ」とおっしゃって、いくら説明してもなかなか移行が進まない。そんな時期もありました。ドイツが推奨するフニーニョとは......■練習はうまくできなくてもいい、ととらえること5つ目は「練習はうまくできなくてもいい。簡単なほうに戻ってもいい」ととらえること。育成を担当する皆さんは、練習が上手くできないといけないと思い過ぎるのではないでしょうか。子どもたちは、頭の中で想像して、体で表現します。その順番を分解してあげて経験させていかなければ「頭ではわかっているけれど体が動かない」という状況になってしまいます。そして、そんな状況が続くならば、上述したように「簡単なほうに戻る」ことをやってください。3歩進んで2歩下がるようなことになりますが、それでも一歩前進しています。そのくらいの気持ちでゆったりとみてあげましょう。急がず慌てず丁寧に指導することを心がけてください。■練習でやったことを試合の中で使う、ということを意識させる6つ目は、試合で使うことを意識させること。練習でできても、試合のなかで使えないと意味がないことを子どもたちと共有してください。例えば、ミニゲームをして2対1の状況を作るため「ワンツーを使おう」と働きかけます。例えば、「ワンツーをどこかで使わないと、シュートが決まっても得点にしない」といったルールにします。ワンツーからシュートでもいいし、その前の段階でどこでやってもいいことにします。相手のプレッシャーから逃げるためのワンツー。ゴール前でフリーになるためのワンツー。何でもいいです。池上正さんの指導を動画で見る>>■どうして成功したか、どんな時に成功したか、を認知させる(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)7つ目は「どうして成功したか」を認知させること。どんなときに成功するか。そういう状況やタイミングがあります。それを子どもたちに伝えましょう。なんだか知らないあいだに成功している。それが子どもです。そこで、「どうして成功したんだと思う?」と問いかけながら認知させることが重要です。オシムさんのインタビューの映像を見返すと、こんなことを言っています。「私は、サッカー小学校の教師のつもりでやっている。小学生の判断がいつも正しいわけではない。だから伝えてあげなくてはいけない」オシムさんも選手(子ども)たちの成功を、ちゃんと解説してあげていました。池上正さんの指導を動画で見る>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2022年05月27日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回はサッカー初心者が苦手とする「アウトサイドを使って上手にドリブルができない」を克服するトレーニングをご紹介します。試合の中で、インサイドキックとともによく使う「アウトサイド」。足の外側を使って方向転換する時や相手を交わす時に使うキックです。アウトサイドを使ったボールコントロールはサッカーの基本技術の一つ。しかし、サッカーを始めたばかりの初心者にはしっかり「アイトサイド」にミートして狙った所に蹴ることが難しいもの。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、アウトサイドを使ったドリブルが上手にできるようになります。【やり方】1.親、子それぞれの足元と、親子の中間地点に目印を置く2.アウトサイド(足の内側)でボールを触りながら足元の目印を1周する3.慣れたら親子でスピードを競争4.さらに慣れてきたら足元の目印を回ってから中間地点の目印までドリブルする速さを競うなど難易度をあげるほかにも、利き足だけでなく両足ともできるように挑戦してみたり、足元の目印を回ったあと親子の中間地点の目印をゴールに見立ててシュートしてみるなどアレンジして楽しんでください。【トレーニングのポイント】・ボールは足の小指のあたりで触る・軸足を外側に置く・目印を回るときは細かいタッチでまわる・慣れてきたら素早くドリブルして止まる・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年05月19日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回はサッカー初心者が苦手とする「インサイドを使って上手にドリブルができない」を克服するトレーニングをご紹介します。試合の中で、相手を交わすときや方向を変えるときなどによく使う「インサイド」。足の内側を使ってのドリブル。インサイドを使ったドリブルはサッカーの基本技術の一つ。しかし、サッカーを始めたばかりの初心者にはどこを意識してボールを触ればいいのか、という感覚がわからず、上手に蹴ることが難しいもの。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、試合の中で相手を交わしたり方向転換するドリブルが上手にできるようになります。親は難しい動きはありません。【やり方】1.親、子それぞれの足元と、親子の中間地点に目印を置く2.インサイド(足の内側)でボールを触りながら足元の目印を1周する3.慣れたら親子でスピードを競争4.さらに慣れてきたら足元の目印を回ってから中間地点の目印までドリブルする速さを競うなど難易度をあげる【トレーニングのポイント】・ボールは足の親指のあたりで触る・目印を回るときは細かいタッチでまわる・慣れてきたら素早くドリブルして止まる・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年05月17日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は特にサッカー初心者が悩む「ドリブルで相手を交わせない」を克服するトレーニングをご紹介します。ドリブルで大切なのは、相手との距離感。しかし、サッカーを始めたばかりの初心者には相手との距離感を掴むことが難しく、簡単にボールを奪われたり、相手と遠い位置で1対1をしかけてしまい、まったく抜けないということが多々あります。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、ドリブルで相手にとられないボールの置き所と、相手を交わすタイミングが理解できるようになる方法を紹介。親は難しい動きはありません。【やり方】1.子どもがボールを持ち、適度な距離をもって対面して立つ2.親は後ろに下がり、子どもはドリブルしながら前進3.親がストップしたら子どももストップ、DF役の親が足を延ばしても届かない距離感をキープ4.慣れてきたら親が止まった瞬間に左右どちらかにドリブルして親を交わすなど試合の動きに近づける【トレーニングのポイント】・まずは相手が足を延ばしてもギリギリ届かない距離感を掴む・親の動きをよく見ながら、親が止まったらボールを取られない距離をキープして止まる・方向を変える際は、相手の足がギリギリ届かない場所で方向変換をする・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う2020次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年04月21日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は特にサッカー初心者が悩む「ドリブルが上手くできない」を解決するトレーニングをご紹介します。サッカーを始めたばかりのころは、「ドリブルが上手にできるようになりたいけど、どんな練習をすればいいのかわからない」という人が多いもの。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、相手を見ることや切り返しなど、ドリブルの基本動作が身に付きます。親は難しい動きはありません。【やり方】1.親子で対面して、子どもがボールを持って立つ2.ゴールに見立てた目印を置き、じゃんけんで勝ったらゴールに向かって走る。負けた方(親)はゴールを通さないように塞いで、子どもをタッチしにいく3.ある程度動きを覚えたら、ドリブルしながらやってみる4.慣れてきたら切り返しにもチャレンジしてみるサッカーを始めたばかりでドリブルがおぼつかない場合は、親が動きのスピードを遅くしたり制限をつけてあげる【トレーニングのポイント】・最初は動きを覚えるためにボールを持ったまま行う・サイドステップやバックステップなども入れてみる・ドリブル中はしっかり相手を見る・相手が近づいてきた時にしっかり切り返しをして、空いている場所を素早く通ることを意識する・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年03月31日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は特にサッカー初心者が悩む「最初はどんな練習をすればいいの?」を解決するトレーニングをご紹介します。サッカーを始めたばかりのころは、他のスポーツ体験の有無にかかわらず「どんな練習をしていいかわからない」という人が多いもの。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、ボールを触る力加減、ボールのどこを触ればどこに行くのか、などが理解できてドリブルの動作が身に付きます。親は難しい動きはありません。【やり方】1.最初はボールを持たず、親子でじゃんけんをして負けた方が勝った方の周りをまわる2.動き方に慣れたら、同じやり方でドリブルをしながら回る3.慣れたら秒数を制限するなど、よりスピーディーにできるように難易度をあげてみる【トレーニングのポイント】・ボールをよく見て足に当てる・どこに当てるのか、どのぐらいの力加減で触るのかを意識する・サイドステップやバックステップなども入れてみる・優しくボールタッチして自分の思った所にコントロールする・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年03月29日練習では鳥かごや相手に合わせてパスができるのに、試合になるとドリブルしかしない独りよがりなプレーになってしまう子がいる。しつもん形式で問いかけてみても、拗ねてしまい何も話さなくなる。勝気な性格な子にどう声かけをすればいい?とお悩みのお父さんコーチ。今回もジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、子どもたちとの向きあい方、お勧めの声掛けなどをアドバイスします。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見る>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<個々は上手いのに組織的なプレーができず勝てない。試合に勝つためには圧をかけて教え込むことも必要?<お父さんコーチからのご質問>こんにちは。私はU-9でお父さんコーチをさせてもらっています。相談したいのは、チームのキャプテンでボールも一番強く蹴れる、足も速く少し性格もきつめな子の事です。練習の時には鳥かごやパス練習でも相手に合わせてパスができるのですが いざ試合や試合形式になるとドリブルしか出来なくなり、転がってきたボールもただ前にどかんと蹴ってしまう様になります。本人に「今、周りの味方が見えたかな?適当に蹴っていないかな?」と質問する形で聞いても、すねてしまうのか、頭が真っ白になるのか、何も話さなくなりプレーを続けさせても足が止まってしまいます。普段が勝ち気な性格な為、どう声かけをしてあげたり、どう接してあげたら良いか悩んでいます。色々な性格の子への対応のアドバイス頂ければ幸いです。<池上さんのアドバイス>ご相談ありがとうございます。ご相談にあるような「拗ねてしまう子ども」は、大雑把に分けると上手な子どもの中に多いかもしれません。ある程度のことはすぐにマスターしてしまうため、その「ある程度」を超えた自分ができないことに直面すると、そこからが逃げてしまうようです。「やめた」「やりたくない」「面白くない」と言って、へそを曲げてしまいます。■できないことに直面してへそを曲げたときの対応法そうなった場合、指導者が粘り強く話しかける必要があります。例えば、できないことにイライラして何も話さなくなり、足が止まることがあります。そこで「どうしてやめちゃうの?勝ったり負けたりするのがスポーツだよ。次に勝てばいいんじゃない?」と言って、サッカーとの向き合い方を示してはどうでしょうか。例えば、スポーツだからこそ、どんな人とも試合ができる。負けたからと言って何か罰があるわけじゃない。だからチャレンジ精神が育つわけで、いくら失敗してもいい。どうしたらうまくできるのか?どうしたら成功するか?といったアプローチをしてください。そんなことを学ぶのがスポーツです。■どんな話になら食いつくのかを探っていく教えている対象が9歳なので、ギャングエイジの年齢です。グループで集まっていろいろなことをやりたくなって、エネルギッシュに動きたい時期でもありますが、自分の思い通りにならないとぷいっとやめてしまう。そんな子どもが増えているようにも感じます。そんな実情があるからこそ、大人がじっくりと向き合ってあげなくてはいけません。チームはどうしたらいいのか。サッカーはどんなスポーツなのか。さまざまな話をする中で、どんな話に食いつくかを見ながら話してあげると、何か糸口が見つかるかもしれません。どうしたらいいかわからなくてコーチまで黙ってしまわないように、その子のことがわからないからこそ、その子の考えていることを聞き出す必要があります。■嫌そうにしたら、少し方法を変えて個人的に話すなどのアプローチも私が指導している中学生の中にも、そういう子たちがいます。思春期なのもあいまってか、こちらが何か言うと嫌な顔をします。どうして今のプレーしたの?と聞くだけで、嫌そうな顔です。きっと、子どもたちは私に怒られていると思っているのでしょう。どうして蹴っちゃったの?と聞くと「だってどこにもパスを出せなかったから」と他罰的になってしまいます。私が粘ると「もう無理!」と言います。こういうときにそのまま指導を続けてしまうと、子どもは興奮したままなので事態はよくなりません。したがって、ちょっとだけ違うトレーニングに変えます。一度水分補給をするなどして、その時間で個人的に話したりします。さっきのプレーはどうだった?と問いかけてみます。それでもまだ少しばかり嫌な顔ですが、直後にあった一時の興奮は冷めています。そうやって、少しずつ同じようなことを繰り返します。いいプレーをしたときは「お、いいね。いつもそんなふうにまわりを見られるといいよね」と認めます。そこが大事です。スモールステップで認めていくと、子どもたちも達成感を持てます。やったぞと思えて自尊感情が高まれば、自分が聞きたくないアドバイスや、答えたくない問いかけも素直に聞けるようになります。■普段とは違う2割のプレーをほめてあげるこの話の対象は中学生で、相談の方が教える年代とは異なりますが、対応は同じでいいのです。鳥かごでうまくパス回しができない。試合形式になるとドリブルしかできない。そんな彼がズバッと一本のパスを通したときに「いいぞ」と言ってあげるのです。試合の8割ドリブルしたとしていても、それとは違う2割のプレーをほめてあげることが大事です。まだそれだけしかできないの?などと言ってはいけません。小さな上達を認めながら、コーチは毎回見てくれている、といった感覚や安心感をもってもらいます。たとえパスが通らなくても「誰にパスしたの?」と聞いてあげます。子どもは「あいつにパスした」と答えれば、「じゃあ、次はパスするときその子の名前を呼んで読んであげたら?」といったアドバイスができます。池上正さんの指導を動画で見る>>■コーチングの師匠を見つけるのも一つの方法(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)コーチとして学びを深めたいと思ったら、ご自分のお手本にしたいと思えるようなコーチングの師匠を見つけてはどうでしょうか。まずはその人の模倣をし、少しずつ自分のスタイルを作り上げればいいのです。私は40歳になったくらいのとき、ある場所で指導していたら、ジェフやサンガで一緒に仕事をした祖母井秀隆さんをご存知な人が私に話しかけてくださいました。「立ち振る舞いや言葉使いが、祖母井さんとそっくりですね」それを聞いたとき、私は非常にうれしかったです。私自身、ドイツで指導を学ばれた祖母井さんを師と仰ぎ、彼から多くを学んできました。そんなふうに、コーチングの礎になるような人につくことも考えてはいかがでしょうか。池上正さんの指導を動画で見る>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2022年01月21日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は初心者に多い、「相手との1対1で、インサイドの足裏を使ってボールを左右に運び出して交わせない」というお悩みを改善するトレーニングをご紹介します。試合中相手と1対1になった時に、相足のインサイドを使ってボールを大きく運び出し、交わす場面があります。しかし、初心者にはどのタイミングでボールを動かすのか、その判断が難しいもの。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、試合中ドリブルしているときに相手が寄せてき1対1なっても落ち着いてインサイドを使って相手を交わすことができるようになります。親は難しい動きはありません。【やり方】1.子どもがボールを持ち、数メートル離れて対面して立つ2.子どもはインサイドの足裏を使ってボールを軽く左右どちらかに蹴り出し、止める3.インサイドで方向を変えて持ち出す→ボールを止めたら元の位置に戻る、を繰り返す4.親は相手DF役としてボールを奪いに行き、子どもはそれを交わす5.動きに慣れてきたら、ゴールを用意するなどアレンジしてみる【トレーニングのポイント】・インサイドの足裏で転がしたあと、止めやすい位置に蹴る・ボールは常に自分がコントロールできる場所に置く・プレッシャーをかけに来た親を交わすイメージで行う・親をよく見て引き付けてからコントロール・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年01月19日「ターンオーバー」とは肌が持つ機能の1つで、正常に滞りなく機能していれば、健康な肌を保てます。しかし、ターンオーバーが遅れると、さまざまな肌トラブルが頻発し、悪化するとエイジングサインへと発展してしまいます。ターンオーバーの遅れは、毎日のスキンケアで十分整えることができます。本記事では、肌のターンオーバーを促進するスキンケアについて紹介します。肌のターンオーバーについて出典:byBirth肌のターンオーバーの周期が整っていることは、健やかな肌を維持するために大切です。ここでは、ターンオーバーの「仕組み」「遅れる原因」「遅れて起こる肌トラブル」について解説します。ターンオーバーの仕組みターンオーバーとは、表皮部分で起こる肌の生まれ変わりです。古くなった皮膚が角質として剥がれ落ち、下にあった新しい皮膚が表に出てくるサイクルを指します。ターンオーバーの理想の周期は28日と言われており、サイクルが乱れることなく行われることでメラニンや古い角質が除去され、シミやくすみのない透明感のある明るい素肌を維持できるのです。しかし、何らかの原因によりターンオーバーにかかる日数が遅れると、新しい肌細胞が十分に作られず古い細胞が蓄積し、角質や汚れも剥がれ落ちないためトラブルが起こりやすい肌となってしまいます。ターンオーバーが遅れる原因出典:byBirthターンオーバーが遅れる最大の原因は、加齢です。年齢を重ねると、新陳代謝が悪くなり、新しい肌細胞を生む力が弱くなります。すると、古い細胞やメラニンがなかなか剥がれ落ちず、ターンオーバーの周期が長くなってしまうのです。「加齢と皮膚(清至書院)1986」では、加齢によって角層の置換速度は1.5倍遅くなると示されており、正常なターンオーバーを30日と考えると、年齢を重ねた場合約45日以上かかると考えられます。とくに女性は筋肉量が少なく、加齢に伴ってさらに減少していくため、血流が滞って代謝が悪くなりやすい傾向があります。そのため、年齢を重ねた女性の肌にはさまざまな肌トラブルが起こりやすくなってしまうのです。ターンオーバーが遅れると起こる肌トラブルターンオーバーが遅れると起こる肌トラブルの例は次の通りです。肌の乾燥ターンオーバーが遅れると、水分を失った古い細胞が剥がれ落ちず肌に滞るため、乾燥を感じることが多くなります。また、乾燥によってバリア機能も低下しているため、ささいな刺激にも敏感になっている場合があります。ニキビ・吹き出物ターンオーバーの遅れにより古い角質が蓄積すると、毛穴周りの皮膚が硬くなります。すると、角質肥厚が起こって皮脂の出口がふさがれ、ニキビや吹き出物ができる原因となるのです。シミ・くすみターンオーバーが遅れて、水分を失った古い角質や汚れが肌に蓄積すると、肌色が黄色っぽく暗くくすみます。また、メラニンの排出も遅れるため、シミが濃くなりエイジングが気になるようになります。肌のターンオーバーを促進するスキンケア出典:byBirthターンオーバーを促進するためには、毎日のお手入れが重要です。ここでは、肌のターンオーバーを促進するスキンケアを3つ紹介します。十分な保湿保湿ケアは、肌機能を十分に働かせ、ターンオーバーのサイクルを整えるのに役立ちます。朝晩2回、洗顔後しっかりと行いましょう。保湿に使用する化粧品は、化粧水、乳液、クリームの3つです。化粧水は水分を多く含んでいるため、コットンにたっぷりと湿らせて肌にうるおいを浸透させましょう。細かくパッティングを行い、顔全体がひんやりとするまで続けます。化粧水を塗布した後は、乳液、クリームの順に重ねて油膜を張り、水分蒸発を防ぎましょう。乳液、クリームは油分が多く、つけすぎるとべたつきの原因となるため、適量を守って正しく使うことが大切です。代謝を促進する美容液を使う出典:byBirth毎日のお手入れに、代謝を促進する効果のある美容液をプラスすることも有効です。美容液は、基礎化粧品の中でも美容成分の配合量が多いため、効果を実感しやすく即効性があります。また、改善までに時間がかかるといわれているシワ、シミなどのエイジングサインにも対応しているのが特徴です。加齢によるターンオーバーの乱れからくるシミやくすみなどの肌トラブルから早く解放されたいという方は、美容液で改善を試みましょう。肌のターンオーバー促進に効く美容液は、皮膚細胞の代謝を促進する美容成分が配合されているのが特徴です。代表的な成分は次の通りです。ビタミンAビタミンC誘導体ビタミンEプラセンタ酵母エキス酵素パンテノール美容液を購入する際は、パッケージの成分表に上述の成分の記載があるか確認しましょう。成分表の記載順が上から6番目以内であれば、高濃度で配合されており効果を実感しやすいと判断できます。紫外線対策を徹底する紫外線対策をすることは、ターンオーバー周期を整えるために重要です。紫外線が肌に当たると、活性酸素が体内に発生し、肌細胞にダメージを与えて正常に機能できなくなります。つまり、ターンオーバーの周期が乱れる原因につながるのです。紫外線は季節によって量に変動はありますが、1年中降り注がない日はありません。紫外線対策は、毎日欠かさず行うことが大切です。朝のスキンケアの後、メイクをする前には、日焼け止めクリームを塗る習慣をつけましょう。また、ファンデーションや化粧下地にも日焼け止め効果のあるものを使って併用すると、よりムラのない対策ができます。まとめ出典:byBirth古くなった皮膚が角質として剥がれ落ち、下にあった新しい皮膚が表に出てくるサイクルをターンオーバーといいます。ターンオーバーが遅れる原因は「加齢」で、起こりうる肌トラブルには「乾燥」「ニキビ・吹き出物」「くすみ・シミ」が挙げられます。肌のターンオーバーを促進するスキンケアは「十分な保湿」「代謝を促進する美容液の使用」「紫外線対策の徹底」の3つです。ターンオーバーを促進するスキンケアで、トラブルのない美しい肌を維持しましょう。
2022年01月14日1対1を仕掛けるとき、相手の逆をつくのが苦手な子どもたち。低学年なのでまだまだ自分で仕掛けることも多いけど、動きが素直ですぐ取られる。「相手の動き意識する」「相手の動きを予想する」動きを身につけさせるためにはどんな練習をすればいい?とのご相談をいただきました。今回もジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、お勧めの練習法とその根拠などを教えます。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見る>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<「うちの子はMFに向いている」など親が子どものポジションに口出し。様々なポジションをさせる重要性をどう説けばいい?<お父さんコーチからのご質問>スポ少で指導をしています。指導年齢はU-8です。サッカーはチームプレーで、仲間との連動が大事ですので、個人技の質問はあまりよくないかもしれませんが相談させていただきたくご連絡しました。普段の練習では、数的優位を作って連携することを意識させているつもりですが、行けそうなときは1対1をしかけることも教えています。その際に、相手の逆をつく動きがまだまだ苦手な子が多いように見えます。年齢的に相手を意識するより一人でドリブルを仕掛ける方が多いので、「相手の動き意識する」「相手の動きを予想する」ことができないのだと思います。足の速さや体の強さがなくても相手を交わすことができるよう、相手の逆をつく動きを身につけさせたいと思っているのですが、どんな風に教えたらいいでしょうか。<池上さんのアドバイス>ご相談ありがとうございます。三つアドバイスさせてください。■「逆を突くといいことが起きる」状況をつくるまずは練習メニューを工夫することをお勧めします。つまり、「相手の逆をつくといいことが起きる」状況をつくるのです。例えば、この連載の前回でポジションの話をした際にお伝えした「フニーニョ」の話を覚えていますか?ドイツの小学校低学年の子どもたちが行う3対3のミニゲームのことで、同国サッカー協会が小学生の指導者に推奨しています。このメニューの何が良いのかといえば、攻める際ゴールが左右に1つずつあるので、まるで右のゴールを狙っているかのように見せて、左に行く。そのように相手の逆をとるプレーをすると相手をかわせるし、だませるので数的優位がつくりやすい。ゴールにつながる体験を一度でもすれば、子どもたちは逆をつくプレーをやり始めます。また、そのように攻撃の自由度というか、選択肢を広げてあげられるのが、このフニーニョの良さです。右に行く恰好をして、左に行く。そういうことが試せる練習環境を作ってください。2年生レベルですから、いっぱいミスは出るかと思います。でも、たくさんミスすればいいのです。そのなかで「右も左もみてごらん。君がドリブルしながら右を向くと、相手はどう?」と問いかけてください。子どもたちは「右に行く」と答えるでしょう。私はそこで「そうそう。そういうことを考えてサッカーすればいいよね」と声掛けをします。■一対一で行けそうかどうかは子ども自身の判断によるふたつめ。このコーチの方は「一対一のときは仕掛けて」と伝えている、とおっしゃっています。それはいいのですが、あくまで行けそうかどうかはその子の判断です。コーチが判断するものではありません。実際に相手と対峙している子どもたち自身が「相手のほうが強いな」と思えば、一対一でいかないほうがいいでしょう。逆に「僕はこの子を抜けるかも!」と思うかもしれない。さらにいえば、わざと一対一を仕掛けるような恰好をして、反対側の味方にパスできる。そんな選手を目指してほしいと思います。一対一で行くようなふりをして、逆ゴールに向かっていく選手にパスを出そうとしたら、相手守備がそのパスを察知したとします。そうなったら瞬時にプレーの選択を変えて自分で行く。もしくは、まったく別の選手がスペースに走り込んでいたのなら、その選手を生かす。そんな判断ができるようにしてほしいのです。過去よく行われてきた一対一をしてボールを失ったらそれで終わりといった練習では、上述したような選手は生まれません。メニューや指導の仕方を考え直しましょう。1~3年生ならば、4対1でゆっくりと問題を解決しながら、子どもにサッカーのやり方を伝えてください。自分がボールを持っている。自分がどこに行くとパスができますか?両サイドにいる味方の選手が前に広がったスペースに走ってくれると、守備がボールを取りにくくなりそうだし、チャンスが生まれそうだ。だとしたら、ボールを持った自分はどこにどんなふうにドリブルを運んで、どこを見ればいいのか。味方を助けるにはどうしたらいいか。そういったことを少しずつ丁寧に教えます。■慌てずゆっくり理解させることが大事先日も、ある県で行った講習会で、4対1を行いました。コーチの方にいろいろな練習を見せたいので、いつも短い時間で区切ってさまざまなメニューをやります。でも、その時は4対1を珍しく時間をかけて子どもたちにやってもらいました。完全にできるようになるために時間をかけたわけではありません。子どもたちの「変化」をコーチの皆さんに見てほしかったのです。練習を進めていくと、子どもたちの頭の中に少しずつ攻撃のイメージができてきたようで、最後に3対3をしたら、逆サイドで「パス!」と呼ぶ子どもがどんどん増えてきました。そして、ボール保持者も、自分で一対一で行くよりもパスを選択する変化が見られました。つまり、子どもたちが変わったのです。見学されていた指導者おひとりが「こうやって時間をかけるんですね」と感想を述べておられました。私の意図が伝わったのだと思います。「慌てずにゆっくりやることが大事」と理解してくださったようでした。■普段の遊びの中でも「逆を取る」動きを磨くことができる三つめ。逆をとる動きを磨くためにできることはほかにもたくさんあります。鬼ごっこなどの遊びでも養われます。二対一で、わざとドリブルをしてひきつけてからパスをするという動きも同じですね。低学年の上手な子の多くは相手の逆をとれますが、パスを出せばいいところでパスしません。自分で行ってしまいます。3対2、4対2とか4対3になると次のカバーの子がきますが、その子もかわそうと無理やり自分で行ってしまいます。そういう子には「いま、相手をかわしたね。次に何をしたいからかわしたの?」と尋ねてあげてください。そして、そのようにごぼう抜きを目指すプレーは「うまいけど賢くはない」ということを教えてあげましょう。池上正さんの指導を動画で見る>>■「うまいけど賢くない」子が少なくない(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)大人にも、この「うまいけど賢くはない」ということはなかなか理解してもらえません。「池上さんはパスサッカーなんですね?」と言われます。でも、私は「パスしかダメ」とは言ってません。「パスしたほうが簡単でしょ?」ということを伝えたいのです。ひとり抜いても、次の相手(カバー)が来たらどうするか? を考えて工夫してほしいのです。低学年でも同じです。したがって、「そんな年代でパスを教えるんですか?」と言われたりします。でも、「サッカーってそういうものですよね?」と言います。そうすると「でも、この子達は止めて蹴れないんです」となる。では、止めて蹴られるようになるまでその練習ばかりしていたらゲームになりません。まわりをみて判断してプレーするのがサッカーなのに、止める蹴るばかりやってしまうといつサッカーを覚えるのでしょうか。1年生でも判断や考える要素が入ったメニューをしてもらいます。考えなくてはいけないけれど、一方で技術練習にもなっています。やり続けると、いつの間にかパスが巧くなっていきます。「ミスパスが多いから止めて蹴る練習を長くする」という考えはやめましょう。そうしなくては、試合で味方やスペースを見つけて判断することを覚えない、経験しないまま上のカテゴリーにいってしまう。それは、今の日本の育成の大きな課題だと感じています。池上正さんの指導を動画で見る>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2021年12月27日今年ももうすぐ終わりですね。今週末から冬期休暇に入られる方もいらっしゃるのではないでしょうか。普段忙しいお父さんお母さんがお子さんとゆっくり過ごすことができる、貴重な期間では。ジュニアサッカー(少年サッカー)の保護者向け情報サイト「サカイク」で2021年に配信したトレーニング記事の中でみなさんの注目度が高かった記事上位3つをご紹介します。冬休み中に、親子でコミュニケーションを取りながら楽しんでみてはいかがですか。保護者は難しい動きはありません。軽く身体を動かす程度なので、お子さんと楽しみながら運動不足解消にも役立ててください。※動画は親子2人でのやり取りになっていますが、ご両親、兄弟など複数で楽しむなどアレンジして楽しんでいただくこともできます。第3位ドリブルの時ボールが足から離れないようになる練習第3位は、子どもたちも大好きなドリブルが上達するトレーニング。ボールを運ぶドリブルはサッカーの基本中の基本です。初心者のうちはどうしてもボールが足から離れてしまい、難しいと感じるものですが、今回は、広いスペースがなくてもできて、遊んでいるうちに足元でのドリブルが上手になる方法を紹介します。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、足の色々な所でドリブルする感覚を楽しみながら上達させることができます。このトレーニングのやり方を動画でチェック>>第2位ボールを奪いに来た相手をかわすフェイントを身に付ける練習第2位は「相手をかわすフェイントが上手にできない」という悩みを改善するトレーニング。ボールを奪いに来た相手にフェイントをかけて交わしてドリブル、という動きは試合でもよく使うサッカーの基本です。こっちに行くぞと見せかけて反対側に動いて相手をかわすフェイントを遊びながら身につける方法をご紹介しているので、親子でやってみてください。このトレーニングのやり方を動画でチェック>>\冬みの自主練にピッタリ/「テクダマ」好評発売中! >>第1位インステップで強いキックが蹴れるようになる練習第1位は、インステップで強いボールが蹴れるようになるトレーニング。「強く蹴る」ことへの関心は非常に高いようです。インステップキックは、強いボールを蹴る時に多く使用し、ロングボールや強いシュートの際によく使います。試合の中ではいくつかのキックを使いますが、強いボールを蹴る時に使うのがインステップキックです。身体が小さい・細くて筋肉がないから強いキックが蹴れないわけではありません。コツを覚えれば、誰でも強いキックが蹴れるようになります。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、試合の中でインステップを使って強いボールを蹴ることができるようになります。このトレーニングのやり方を動画でチェック>>いかがでしたでしょうか。これからも親御さんご自身が考えるきっかけになったり、チームがよくなるきっかけになる記事を配信していきますので、ご愛顧のほどよろしくお願いいたします。\冬みの自主練にピッタリ/「テクダマ」好評発売中! >>
2021年12月22日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は初心者に多い、「状況に合わせたボールコントロールの判断ができない」という3つの悩みをまとめて改善するトレーニングをご紹介します。試合中ボールを持った時に、相手が自分のボールを奪いに来ている状態か、マークが離れてフリーの状態か、など状況に合わせてボールコントロールの方法が変わります。 また、相手がいるので素早く足元でコントロールしてパスを出さなければならない場面もあります。しかし、初心者はどの状況でどんなふうにコントロールすればいいか、状況を判断して使い分けることが難しいもの。今回は、広いスペースがなくてもできる、親子で遊びながら状況判断をよくしてボールコントロールできるようになる方法を紹介。親は難しい動きはありません。【やり方】1.親がボールを持ち、数メートル離れて対面して立つ2.子どもは親との中間地点付近に、少し角度をつけながら走る3.親は子供の足元にボールを投げる4.相手が寄せて来ていない想定の時はターンをして反対方向へ向く5.相手がボールを奪いに寄せている想定の時はダイレクトで親に戻してやり直す6.親の掛け声に合わせてプレーを判断寄せてきてない時は「ターン」と声をかける相手が寄せてきている時は「リターン」と声をかける【トレーニングのポイント】・親の声をよく聞く・判断のスピードを上げるために親は足元に届く直前で「ターン」「リターン」の指示を出す・次のプレーにすぐ移れる場所にボールをコントロールする・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2021年12月03日2021年11月9日、明治学院大学は「福岡県と明治学院大学との就職支援に関する協定」を締結しました。本学は2017年に静岡県とのUIJターン就職に関する協定を締結して以降、山形県、札幌市、宮城県との協定を締結しており、今回の協定が5自治体目となります。また、九州エリアの自治体との初めての連携です。明治学院大学 白金キャンパス本学は福岡県において学外入試や受験生向けイベント、学生の保護者向けの懇談会などを毎年行っています。また、福岡県出身の学生は、中国・四国・九州地方の他県と比べて多数在籍しており、UIJターン就職をする学生も多く見られることから、今回の連携を決定しました。昨今、企業のWeb上での採用活動(企業説明会・面接等)が一般化したこともあり、遠隔地へのUIJターン就職を望む学生にとっては、飛躍的に就職活動がしやすくなりました。学生にとって、首都圏外の優良企業、またその地域ならではの特色ある企業に就職する大きなチャンスです。本学の就職支援を担うキャリアセンターでは、今回の協定により、学生のニーズに応えたUIJターン就職支援体制の構築を続けます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月25日Jリーガーの平均身長は約178cm、近年は体格に恵まれた選手が増えているのは間違いありません。では、大きくなれないと活躍できないの?プロにはなれないの?と思ってしまう方もいるかもしれませんが、小柄でも活躍している選手はいます。「小さいころから小さかったし、フィジカルは海外でもJでも弱い方」と語るセレッソ大阪の乾選手もその一人。小柄でも抜群のテクニックと判断で海外でも活躍。Jリーグ復帰後もチームをけん引しています。前編では、幼少期を振り返ってもらいながら、他よりも小柄な乾選手が、どんなことを考えながらプレーしていたのか、お聞きしました。後編の今回は、ドイツ、スペインでプレーした際に感じた小柄な選手でも活躍できる方法についてお聞きしています。(取材・文:森田将義)(C)CEREZO OSAKA<<前編:「夢中になれれば、最強」乾貴士選手が語る、サッカーが上手くなるために一番大事なこと■サッカーは騙し合い。相手が思っていないことをできるかが大事――海外でプレーする中で、日本との違いを感じた部分はありますか?海外に行ってからは、球際の競り合いの部分で違いを感じました。スペインに渡ってからは戦術理解度というか、やっぱり上手くて頭が良い選手が多いと感じました。サッカーを知っているなって。プレーの判断と言うんですかね。ここではボールを獲られてはいけない、ここでは獲られても良いから思い切ったプレーをするという判断ができる選手がたくさんいました。日本と比べると一つのミスで展開が大きく変わり、一気にやられてしまうケースが多いので、みんなが危機感を持ってプレーしていた気がします。こうした意識は変えようと思っても、簡単には変わらない部分だと思います。自分自身も含め、日本人には「これくらいなら大丈夫だろう」という感覚があるのかもしれません。スペインにいた頃は監督に指摘されながらも、一つひとつのプレーに集中していました。――屈強な選手が多いヨーロッパでは、フィジカルの部分での苦労も多そうです海外ではフィジカルの差もありましたが、自分が小さいのは昔から。フィジカルで勝てるとも思っていないので、どれだけ相手に触れられないようプレーするか常に考えています。触れられても、最悪ファールを貰えれば良いという考えです。判断が悪いから、相手に距離を詰められ、ボールを奪われてしまう。そのためにはサッカーを理解し、一つ一つの判断を速くすることが大事だと思っています。小さい頃から、「サッカーは騙し合い。どれだけ相手が思っていないことをできるかが大事」と言われながら育ってきました。相手に触れられないためにも大事な考え方だと思います。ボールが来る前から、「ここなら相手が付いて来ないだろう」というトラップの位置を見れている選手が、本当に上手い選手だと思います。久保(建英)くんとかは、そうしたタイプのプレイヤーですよね。小柄だからこそ小学生年代で身につけてほしい足元のスキルなどは特にないのですが、こうした周りの状況を見て判断することは、小学生のうちから意識できることだと思うので、ぜひ真似して欲しいですね。■ワールドカップで結果を残すには、組織的な守備がカギ――野洲高校時代の恩師である山本佳司先生は、ヨーロッパに行ってから乾選手の守備が上手くなったと仰っていましたドイツの時は、マンツーマン気味の守備だったので、フィジカル勝負になって負けることが多かったんです。サイドは特にフィジカル勝負の要素が多くて難しかったけど、スペインのエイバルでは、メンディリバル監督の下、ゾーン守備を徹底し、みんなで守ろうというスタイルでした。もちろん球際の強さも求められましたが、それ以上にポジショニングが大事。自分に合っていたのもあり、エイバルでプレーしてからは、一気に守備意識が変わりました。組織的な守備は、日本人にとって凄く大事だと思うんです。ワールドカップで結果を残したいと考えた時に、フィジカル勝負では勝てません。でも、全員で組織的な守備ができれば、チャンスがあると思っています。海外に出てから、強く思った部分です。――ゾーンでの守り方などは、日本の育成年代ではできない選手が多いように感じますピピくん(中井卓大)を観にレアル・マドリーの試合へ何度か行きましたが、スペインは育成年代から細かいポジショニングを意識してプレーしていました。そういった頭で理解している部分、「サッカーを知っている」という面で日本の先を行っているなと感じました。プロのカテゴリーでも自然と良いポジションがとれる選手が多かったけど、自分は考えながらプレーしなければいけなかった。彼らは試合中いちいち考えていません。状況ごとのプレーに瞬時に対応しているのです。それがプレースピードにつながります。日本との違いは、とても大きく、サッカーを見て学ぶ習慣が根付いている気がしました。同時に選手だけが原因でなく、もしかしたら日本の場合はポジショニングまで教えられる指導者がまだ少ないのかもしれません。■壁にぶち当たった時に、自分を変えられるかが大事――そうした気付きが、守備の変化に繋がっていったんですね昔は守備が下手というか、やらなかったんですが、海外に行ったら守備をしないと試合に出られない。自分自身が、海外のサイドアタッカーと張り合える程の突破力があるかと言えば、そこまではないので、突破やボールキープにプラスして何ができるか考えた際に、メンディリバル監督が求める守備だと思ったんです。僕は自分に対するプライドが強い方ではありません。自分のプレースタイルはもちろんありますけど、それを壊してでも試合に出たい。そこまで試合に出た方が良いのか?と悩んだり、自分のスタイルを壊したくないと思う人もいると思いますが、自分はそっちタイプじゃない。監督が求めることをやらなければと思うタイプなんです。プラスアルファでちょっと違いが作れれば良いと思いながら、プレーしていました。――監督が求めることをやらなければと考えていたのは、昔からでしょうか?セゾンFCや野洲高校でプレーしていた時はプライドの塊でしたよ(笑)。自分のやりたいことだけをやろうと思っていたから、守備をしなかった。自分がボールを持った時だけ、違いを見せれば良いと思っていました。高校に入った時くらいまでは、それでも良いと思うんです。でも、プロって上手い人たちの集まりで、それまで中心選手として活躍してきた選手ばかり。海外に行けば更に凄い選手がたくさんいるじゃないですか。そうした選手を見て、「自分のレベルはだいたいこれ位なんだな」というのが分かったけど、スペインで少しでも長くプレーしたかった。生き残っていくためにはどうすれば良いんだろうと思った時に、こうした考えに至りました。壁にぶち当たった時に、自分を変えられるかが大事だと思うんです。変えられるなら、高校くらいまでは王様でも良い。そう思うと、幼少期に考える習慣を身につけさせてもらった岩谷さんの存在は大きかった。最初に出会ったのが岩谷さんじゃなかったら、違うサッカー人生になっていた気がします。
2021年10月26日身長169cmという小柄な体格を苦にしない卓越したテクニックと的確な判断を活かしたプレーで、ドイツ・スペインで10シーズンに渡ってプレーしてきたのが、日本代表MFの乾貴士選手です。9月に古巣・セレッソ大阪に復帰してからも華麗なプレーを披露し、多くのサポーターを魅了する乾選手ですが、幼少期から身体は小さく、プロになってからもフィジカルでは劣る選手がほとんど。そうした中で活躍できる理由を、お聞きしました。前編となる今回は幼少期についてです。(取材・文:森田将義)(C)CEREZO OSAKA■とにかくボールに触らないと上手くなれない――まずは幼少期の乾選手について教えてください小学校1年生でサッカーを始めた当初は、他のスポーツもやっていましたが、サッカー中心の生活を送っていました。でも、小学4年生くらいになると厳しい指導に音を上げて、サッカーへの熱が冷めていったんです。年上のチームでプレーさせてもらいながらも、練習をサボることも多かったですし、休むことが増えていった。一人でボールを蹴ることもなくなっていきました。高学年の頃は、みんなで野球をしていた記憶の方が多いですね。今となっては、サボってしまった時期を後悔しています。一番技術が身につく小学生から、中学1、2年生の頃にどれだけサボらないかが大事。それくらいの年齢は、ゲームなど色んな誘惑があります。サッカーが上手く行かず、違うスポーツに進む子ども出てくるでしょう。そこでどれだけ頑張れるかが、大事だと思います。僕は中学3年生から、もう一度自主練を真面目にし始めたので、ちょっと遅かったな、と今となって感じていることです。――なぜ、再びサッカーを頑張ろうと思えたのでしょうか?野洲高校の練習に行かせてもらった際に、一歳上の先輩たちの練習に混ぜてもらったのですが、岩谷さん(岩谷篤人さんセゾンフットボールクラブ代表、2003年から10年間野洲高校のコーチを務めた)から「一人だけ子どもだぞ」と言われたんです。この前まで一緒にやっていた先輩たちとプレーし、まったく自分のプレーが良くなかったので、焦りと悔しさを感じました。このままじゃまずいな、もう一回ちゃんとサッカーを頑張ろうって思ったんです。とにかくボールに触らないと上手くなれないというのを、その時にやっと感じました。チームの練習だけじゃ、上手くなれないんだって。――幼少期の指導で現在に活きていることはありますか?ドリブルや足元のテクニックを学べたのは大きかったです。なにより、高校卒業までお世話になった岩谷さんと出会えたのは大きかった。岩谷さんは教える際に、答えを言わないんです。答えを教えてもらうと選手は楽で、それをやっておけば良いと考えてしまう。でも、岩谷さんは「なぜ今のプレーがダメだったのか」、「ここを崩すためには、どうすれば良いのか」と小学生ながらに考えさせる指導でした。答えを言わず、サッカー以外の例えを言ってくれたりしました。それをちゃんと聞いていないと、岩谷さんが求めるプレーができない。話を聞いているか、聞いていないかすぐバレてしまうんです。分かっていなかったら叱られたりもするので、ある日を境に「聞かなきゃ」という意識が芽生え、一生懸命話を聞くようになりました。悩むことも多かったけど、考えて考えてサッカーをやっていたのは、凄く財産になっています。あの時がなければ、身につかなかったと思っています。■人の真似が、プレイヤーとしての成長に繋がる――技術面もセゾンFC、野洲高校のカラーが良く出ているように感じますテクニックの面では、小学生の頃からずっとやっていたジグドリ(足裏や甲を多用して行う複数のドリブルメニュー)の効果は大きかったと思います。スピードに乗った中で、どれだけ細かくタッチができるか、スピードを落とさず相手を抜いていけるのは、あの練習があったから。見た目以上にしんどいメニューでしたが、サッカーが好きなら嫌がらずにできると思うので、苦じゃなかった。野洲高校は他の学校よりボールを使うメニューが多かったというのもあるかもしれません。――野洲高校の恩師である山本佳司先生は、ずっとボールを蹴っていたと仰っていました確かに、高校の時は練習前後に高く蹴り上げたボールをトラップする練習をずっとしていました。普通にトラップするだけでも、難しいボールを単に止めるのではなく、止めたと同時にスピードに乗ったドリブルができるようになろうと思って。試合を意識した動きをしていました。当時、ロナウジーニョ(元ブラジル代表)のプレーが好きだったので、同じような動きを楽しみながら真似していました。人のプレーの真似をするのが得意というか、良い所を盗むのが好きだったんです。サッカーを始めたばかりの頃は、マラドーナのプレーが好きで、よくビデオを見ていました。■夢中になれれば、最強――努力をしている感覚ではなく、サッカーが好きで堪らなかったという感覚なのでしょうか?上手くなるには、どれだけ夢中になれるかが大事ですよね。好きになって、夢中になれれば、最強ですよ。絶対そんな選手は自ら好んで練習ばっかりしているはずなので、自然と上手くなっていく。嫌々やるのでは効果はありません。基本的にサッカー選手は、サッカーが好きな人ばかり。好きなのに努力しない人は何かの誘惑に負けているからだと思います。子どもたちにはサッカーを好きになって、夢中になるのが一番だって伝えたい。そうなれば勝手に上手くなっていくんです。――サッカー少年たちに伝えたい言葉です。サカイクの読者である親御さんには、何かメッセージはありますか?親御さんに対しては難しいですね。僕もサッカー選手の親ですが、とても難しい。教えて欲しいくらい(笑)。ほかのサッカー選手は、わが子に対してどう接していたんですかね。水沼(貴史)さんとか、プロ選手の親に聞いてみたい。自分で言うのもあれですが、プロになった位なので息子の年齢くらいの時はもっと上手かったなって感じてしまうんです。だから、できなかったことに対して指摘してしまうんですよね。学校へ行く前に一緒にボールを蹴ったりするんですが、「何で出来ひんの?」、「もっとやれよ」って言ってしまうことも......。そうしたきつい言葉をかけると、サッカーへの気持ちが離れてしまうので、どうしたら良いんだろうって常日頃から考えています。そっと見守ってあげるのが一番なのかなとは思うんですけどね。「夢中になれれば、最強」とは思っているのですが、夢中にさせるまでに持っていくのが、難しいと感じています。
2021年10月21日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は初心者に多い、「ドリブル中に足元のボールばかり見ている、顔を上げてドリブルできない」という悩みを改善するトレーニングをご紹介します。広大なスペースがなくても公園などのちょっとした場所でできるので、ぜひ親子で遊びながらチャレンジしてみてください。顔を上げてドリブルできるようになると、試合中の味方の動きや相手の動き、空いているスペースを見れるようになるので、適切なタイミングでパスを出したりより効果的なプレーができるようになります。しかし、初心者のうちは足でボールを扱うこと行うのが難しく、なかなか顔を上げてドリブルできないもの。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、試合中顔を上げて周囲を確認しながらドリブルできるようになります。親は難しい動きはありません。【やり方】1.親子で離れて立ち、子どもの前に3つほど目印を置く2.子どもは目印をジグザグにドリブルして元の位置に戻る3.親が持っているボールを上に上げたら子どもはドリブルを止め、下げたらドリブル再開4.上手くできるようになったら、ドリブル中に親がボールを投げる5.子どもはボールを手でキャッチして親に返す【トレーニングのポイント】・親が持っているボールをよく見る・ドリブル中に顔を下げないという意識をもって行う・キャッチするという動作を入れることで顔を上げなければならなくなる・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2021年10月07日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は初心者に多い、「ドリブルが思い通りにできない」という悩みを改善するトレーニングをご紹介します。広大なスペースがなくても公園などのちょっとした場所でできるので、ぜひ親子で遊びながらチャレンジしてみてください。試合中、ドリブルを使う場面はたくさんあります。ボールを運ぶドリブル以外では、方向を変える、スピードを変えて相手の動きを揺さぶる、止まるなどの動きがドリブル中にスムーズにできるようになると、状況に合わせたドリブルを使い分けたり、次のプレーへの移行が素早くできるようになります。しかし、初心者のうちは動きが身についてないこともあり、思い通りにドリブルで方向を変えたりスピードを変えることが難しいもの。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、試合中スピードの変化をつけたり、方向の変化など思い通りにドリブルできるようになります。親は難しい動きはありません。【やり方】1.4つの目印で四角を作り、中央に1つゴールに見立てた目印を置く2.子どもは四角の周りを回りながらドリブル3.目印間の移動はスピードアップ、曲がる時はスピードを落とす4.慣れてきたら、ボールを増やして親子で勝負するなどゲーム性を持たせる5.ドリブルで四角を一周し、スタート位置に戻ったら四角の中央に置いた目印をゴールに見立てて、当たったら得点にするなどアレンジする【トレーニングのポイント】・コントロールしやすいよう足元にボールを置く・曲がる時はインサイドやアウトサイドを使って方向を変える・四角の目印間の移動は素早く行う・曲がる時はスピードを落とす・常に顔をあげて状況を確認する・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2021年10月04日