『ダラス・バイヤーズクラブ』『カフェ・ド・フロール』のジャン=マルク・ヴァレ監督の2005年の映画『C.R.A.Z.Y.』が7月29日(金)より全国公開されることが決定し、日本版ポスタービジュアルが解禁された。1960年代の保守的な家庭で、5人兄弟の4男として育ったザック。キリストと同じ12月25日に生まれ、「特別な子」と呼ばれた彼は、軍で働き音楽を愛する父親と過保護気味の母親、それぞれ文武に秀でた兄2人、問題だらけの次男を観察しながら幼少期を過ごす。1970年代、思春期に足を踏み入れるザックは、自らのアイデンティティと父親の価値観との間でもがくようになる…。2021年12月に急逝したジャン=マルク・ヴァレ監督は、アカデミー賞3部門受賞の『ダラス・バイヤーズクラブ』、ヴァネッサ・パラディ主演の『カフェ・ド・フロール』、妻を喪った男の再生を描く『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』など、数々の名作を世に送り出してきた。本作は、シャルル・アズナヴール、デヴィッド・ボウイ、「ローリング・ストーンズ」らの時代を彩る名曲と共に、保守的な家庭で育った青年のアイデンティティ確立までの葛藤と成長を描く。音楽、反抗、ユーモア、青春の躍動感と彩りに溢れた本作は、トロント国際映画祭最優秀カナダ映画賞、イリス賞13部門受賞ほか、多くの映画祭で称賛を以て迎えられたほか、2005年の作品ながら、Rotten Tomatoes100%を記録し続けるなど、カナダが生んだ映画史に残る名作として称えられ続けている。この度解禁となった日本版ポスタービジュアルは、ザックほか、ボーリュー家の5人兄弟が横一列に並ぶ姿をとらえたもの。個性の異なる5人を見守るように佇む両親のうち、母親の真下にいるのが主人公のザック。「特別な子」と呼ばれながら、クリスマスのミサへの参加を義務付けられてきた彼の独白がコピーとしてあしらわれている。父親と同じく音楽を愛し、反抗を覚え、やがてアイデンティティに目覚めるザックの目線を通して語られる兄弟それぞれ、そして両親との関係にも注目だ。『C.R.A.Z.Y.』は7月29日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:C.R.A.Z.Y. 2022年7月29日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開
2022年05月09日「ビッグ・リトル・ライズ」『ダラス・バイヤーズクラブ』のジャン=マルク・ヴァレ監督が亡くなった。58歳だった。地元当局の発表によると、26日、ケベック・シティー郊外の山小屋で亡くなっているのをヴァレ監督と会う約束をしていた友人が発見したという。「ニューヨーク・タイムズ」紙などが報じた。パブリシストのバンブル・ウォードは「予期せぬ死」と語っており、現在のところ死因は分かっていない。ヴァレ監督の代表作にはアカデミー賞3冠&自身も編集賞にノミネートされた『ダラス・バイヤーズクラブ』、エミー賞(リミテッドシリーズ・テレビ映画部門)で監督賞、作品賞などを受賞し、ゴールデングローブ賞でも作品賞、主演女優賞などを受賞した「ビッグ・リトル・ライズ」などがある。「ビッグ・リトル・ライズ」のリース・ウィザースプーンは、「心が張り裂けそう。私の友人。大好き」とヴァレ監督の死を報じたニュース記事を引用し、ツイート。同じく「ビッグ・リトル・ライズ」のローラ・ダーンは「素敵なジャン=マルク・ヴァレ。世界は偉大で純粋なアーティスト、夢追い人の一人を失った。それに私たちは大切な友人を失った。本当に悲しい」との追悼文とヴァレ監督との2ショットをインスタグラムに掲載した。(Hiromi Kaku)■関連作品:ダラス・バイヤーズクラブ 2014年2月22日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2013 Dallas Buyers Club, LLC. All Rights Reserved.
2021年12月28日カナダ出身の映画監督・プロデューサーのジャン=マルク・ヴァレさんが亡くなったとThe New York Timesなど複数のメディアが報じた。ヴァレさんの代理人によると、ケベック市郊外の山小屋で死亡していたという。58歳だった。監督を務めたHBOのテレビシリーズ『ビッグ・リトル・ライズ』はエミー賞とゴールデングローブ賞で複数の賞を受賞。2013年の監督作『ダラス・バイヤーズクラブ』は、アカデミー賞でマシュー・マコノヒーが主演男優賞、ジャレッド・レトが助演男優賞を受賞したほか、ヴァレさん自身も別名のジョン・マクマーフィ名義で編集賞にノミネートされた。ヴァレさんは自然光を活かした描写と、手持ちカメラによる臨場感溢れる映像を得意とした。俳優のアドリブを尊重し、あらかじめ決まっている演出にこだわらない作品作りがファンの心をつかんだ。2014年のAP通信のインタビューでは、「撮影中でも俳優たちは、どこにでも移動できるんだ。ストーリーテリング、感情、キャラクターを重要視していて、僕はあまり彼らに干渉しすぎないようにしているよ。演技をカットする必要性も感じないしね。時々撮影監督と、『このロケ場所はひどいな。最悪だ。でもまあそれが人生ってもんだよな』なんて話すこともあるけどね」と語っていた。死因はまだ公表されていない。
2021年12月27日1986年のSF映画『ナビゲイター』が、女性の主人公でリメイクされることになった。監督とプロデューサーを務めるのは、ブライス・ダラス・ハワード。Disney+ が配信する。ハワードはDisney+の『マンダロリアン』で2話を監督したほか、現在製作中のスピンオフ『The Book of Boba Fett』でも1話を監督している。オリジナルの『ナビゲイター』には、ジョーイ・クレイマー、ヴェロニカ・カートライト、サラ・ジェシカ・パーカーらが出演。監督は『グリース』『青い珊瑚礁』のランダル・クレイザー。北米興行成績はぱっとしなかった。文=猿渡由紀
2021年09月16日『ジュラシック・ワールド』などで女優として活躍するブライス・ダラス・ハワードは、「スター・ウォーズ」初の実写ドラマシリーズ「マンダロリアン」ではエピソード監督を務めている。シリーズの生みの親ジョージ・ルーカスとも深い繋がりを持つ彼女が、本作には“ルーカスの魔法”が継承されていることを明かした。「マンダロリアン」の製作陣には、ルーカスが自身のビジョンを作品に反映することのできる後継者と認めたデイヴ・フィローニをはじめ、「スター・ウォーズ」の世界を愛する者たちが集結している。ブライス・ダラス・ハワードもその1人で、シーズン1第4話の監督を務めた。『ジュラシック・ワールド』シリーズ、『ロケットマン』『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』などで女優として活躍し、父親はルーカス原案作品『ウィロー』や『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』などの監督で、ルーカスとも親交の深いロン・ハワード。ブライスは幼少期に父ロンと共にルーカスと黒澤明監督の会食にも顔を出し、ルーカスの話をたくさん聞きながら育ったそうで、「子供の頃、毎年クリスマスになるとジョージが『スター・ウォーズ』のフィギュアを家に送ってくれました。毎年、私はそれで遊んで、その世界に没頭していました」と明かす。「『スター・ウォーズ』に圧倒されるのはそこに魔法があるからです。ジョージは毎回他のクリエイターと協働しています。そうすることでキャラクターが彼さえ予想しなかった発展を遂げるからです。あらゆる可能性を認めているんです。ジョージはストーリーを押し広げるべく門戸を開いています」と語る。ルーカスの魔法とは、彼自身のビジョンだけでなく、「スター・ウォーズ」を愛する者たちが集まることで、「スター・ウォーズ」の世界の可能性をさらに広げていくことだったのだ。こうした「スター・ウォーズ」の制作方法は本作にも踏襲されている。シーズン1では、ジョン・ファヴローやフィローニ、ブライスに、『ジョジョ・ラビット』のタイカ・ワイティティ、『DOPE/ドープ!!』のリック・ファミュイワ、「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」のデボラ・チョウらが参加、エピソードごとにそれぞれの監督の「スター・ウォーズ」愛と個性が詰め込まれたマンダロリアンとザ・チャイルドの壮大な銀河の旅を楽しむことができる。「私だけでなく、皆のスター・ウォーズなのです」と愛を語るブライスが監督を務めた第4話は、「ジョン・ファヴローとブライス・ダラス・ハワードは活気のある面白い物語を継続し続けている」(Rolling Stone)など評価を受けており、ファヴローも「成功したから言うが、4話は極めて難しいエピソードでした。森や水や巨大メカとの銃撃戦が出てきてエキストラも多い。盛りだくさんでしたね」とふり返り、ブライスの監督としての腕前を称えている。シーズン2にもブライスはもちろん、ファヴローやフィローニ、ファミュイワ、グリーフ・カルガ役のカール・ウェザース、『アントマン』のペイトン・リード、『アリータ:バトル・エンジェル』のロバート・ロドリゲスという名だたる顔ぶれが集結しており、いまから期待が高まっている。「マンダロリアン」シーズン2はディズニープラスにて独占配信中、第2話は11月6日(金)17時~配信開始、以降毎週金曜日17時~に新エピソード配信。(text:cinemacafe.net)
2020年11月06日『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー主演男優賞を獲得し、演技派俳優としてのポジションを確立しているマシュー・マコノヒーが、過去に『タイタニック』のジャック役のオーディションを受けていたことを明らかにした。「The Hollywood Reporter」誌のポッドキャスト「Awards Chatter」で語っている。「オーディションに行ったんだ。あの役が欲しかった。(ローズ役の)ケイト・ウィンスレットとのオーディションで、すごくうまくいったよ。自信満々で帰ったくらい。でも役はもらえなかった。オファーが来なかったんだ」とふり返っている。その後、レオナルド・ディカプリオがジャック役を手にし、大ブレイクしたのは言うまでもない。このオーディションの件は、昨年ケイトもスティーヴン・コルベアのトーク番組で語っていた。「公の場で言ったことはなかったんだけど、マシューとオーディションを受けたのよ。素晴らしい経験だったわ。でも、“ジャックとローズ、レオとケイト”みたいな関係は生まれなかったの」と。『タイタニック』以降、レオとケイトは親友関係を築き、たまにツーショットを披露してはファンを喜ばせている。(Hiromi Kaku)
2018年11月07日オール日本ロケで撮影された『ブレードランナー2049』『ダラス・バイヤーズクラブ』のジャレッド・レト主演Netflixオリジナル映画『アウトサイダー』(原題:『The Outsider』)が、3月9日(金)より「Netflix」にて全世界同時配信される。この度、配信に先駆けて予告編とキーアート、場面写真が公開された。終戦後の大阪で、囚われの身から解放されたアメリカ兵が歩み始めた極道としての人生。だがそこは、一度足を踏み入れたが最後、頭まで沈み込む危険な世界――。本作は、『ヒトラーの忘れもの』で第89回アカデミー賞外国語映画賞ノミネートされたマルティン・サンフィリート監督作品。1954年、第二次世界大戦後の混沌とした日本を舞台に、裏社会の男たちの生き様を描いた犯罪アクション大作だ。キャストには、アメリカ人兵士のニック・ローウェルをジャレッドが演じるほか、日本で行き場のないニックに仕事を与える清役を、『バトルシップ』『沈黙-サイレンス-』『マイティ・ソー』シリーズなど海外作品にも多数出演する浅野忠信。清と兄弟分のオロチ役を、『Darc』でハリウッドデビューを果たした椎名桔平。そして、清の妹でヒロインの美由役を、本作でハリウッド映画本格進出を果たし、『デッドプール2』(仮)への出演も決定している忽那汐里。そのほか、大森南朋、田中泯らが迫真の演技を見せる。ニックが収容されていた刑務所で清の命を救ったことから、出所後も固い絆で結ばれていく2人。公開された予告編では、清が日本で行き場のない彼に、「お前にしかできない仕事だ」と言い、清が所属する大阪の白松組と、神戸の新興勢力がしのぎを削る工場の一室で、同じアメリカ人の脳天にタイプライターを直撃垂直落下する様子が映し出される。また、突然現れたニックの存在を疎ましく思うオロチは、日本刀をちらつかせながら「お前などヤクザじゃない。所詮は外人、よそ者(アウトサイダー)だ」と憎しみを込めて言い放つシーン。さらに、美由とニックのドライブシーンやベッドシーンが登場する中、清からは「ヤクザに愛なんて許されない」と釘を刺されてしまうが、2人の関係はどんどんと深まっていく。印象的なセリフが多く散りばめられている本映像。ラスト、“異邦人”ニックの瞳に映る未来とは――?Netflixオリジナル映画『アウトサイダー』は3月9日(金)よりNetflixにて全世界同時配信。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflixオリジナル】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflixオリジナル】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2018年03月02日マシュー・マコノヒーが主演を務める最新作『ゴールド/金塊の行方』。『ダラス・バイヤーズクラブ』で驚異の激ヤセ姿を披露し、オスカーを獲得したマコノヒーが、ハゲ頭にメタボ腹の実在の人物を演じる本作から、金鉱を掘り当てたことにブリーフ姿で大はしゃぎする本編映像が解禁となった。1990年代、通称「Bre-X事件」と呼ばれ、アメリカ経済に大混乱をもたらした一大詐欺事件を基に、マコノヒーが“逆”肉体改造を経て主演&製作、『シリアナ』『トラフィック』のスティーヴン・ギャガン監督とのタッグで映画化した本作。このたび届いた映像では、インドネシアの奥地でついに金鉱を掘り当てた男たちが、喜びのあまり抱き合い、飛び跳ね、大はしゃぎ!マコノヒーはハゲ頭にメタボ腹、履き古したブリーフからはお尻の形も透けてあらわになっている。ケニー(マコノヒー)は、なけなしの財産すべてを地質学者マイク(エドガー・ラミレス)に懸け、共にインドネシアのジャングルへやってきたが、マラリアに感染してしまい、死の淵をさまよっていた。資金ももう底をつきかけ、心身ともに疲弊しきったところに、マイクがもったいぶりながら「当てた」と告げる。まさに、夢を追い続けた2人が勝利を手にした瞬間だ。ブリーフ姿でだるだるとしたメタボ腹やお尻を揺らしながら喜び、抱き合うケニーとマイク。このニュースは全米メディアで連日報じられ、彼を一躍スターへと押し上げた。だが、成功を掴んだ途端に人々は群がり、さまざま陰謀が見え隠れ、やがては巧妙に仕組まれた大事件へと巻き込まれていく…。170億ドルもの金塊が一瞬で消えてしまうという衝撃の詐欺事件を基に描いた、男たちのクライム・サスペンス。その中でも、人生が一気に変わった瞬間に喜びを全身で表現するマコノヒー演じるケニーの、(見るからに)泥臭く、人間らしい一面をとらえた映像となっている。『ゴールド/金塊の行方』は6月1日(木)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ゴールド/金塊の行方 2017年6月1日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開
2017年05月25日『SING/シング』のキュートなコアラの声でもお馴染みのオスカー俳優マシュー・マコノヒーが、『ダラス・バイヤーズクラブ』の激ヤセ姿とは一転、ハゲ頭にメタボ腹の“肉体改造”で実在の人物に挑む『ゴールド/金塊の行方』。このほど、170億ドルの金塊が一晩で消えてしまった衝撃の実話の予告編が解禁となった。舞台は1990年代。通称“Bre-X事件”と呼ばれ、アメリカ、カナダをはじめ経済に大混乱をもたらした事件をもとに映画化。マシューが驚異の肉体改造を経て主演&製作を務めた渾身作で、『シリアナ』『トラフィック』のスティーヴン・ギャガンが監督を務めている。マシューが披露した“ハゲ頭&メタボ腹”の衝撃も冷めやらぬ中、このたび、待望の予告編が解禁。破産寸前から一転、インドネシアの山奥で金塊を掘り当てた男としてアメリカ中に名をとどろかせ、ついに幸運を掴んだはずだったケニー・ウェルス。彼の会社はV字回復し、ウォール街の巨大投資銀行から、全世界の金山を牛耳ってきた黄金王までがケニーの成功を賞賛し、メディアも彼を一躍スターへと押し上げた。そんななか、報じられたのは衝撃のニュース。170億ドルの金塊が一夜にして消えてしまった!?会社の株価は大暴落。メディアや株主からの追求は激しさを増し、ついにFBIの捜査が始まる――。ジャングルの密林を汗まみれで這いつくばり、パンツ姿で金脈発見に歓喜し、一度は見下された投資家たちと渡り合い、FBIと対峙する主人公ケニーを、マシューは熱演!欲にまみれた人間が群がる熱波に翻弄され、怒り、もがく姿が印象的だ。ともに金鉱を掘り当てた仲間であるマイク(エドガー・ラミレス)や愛する恋人ケイ(ブライス・ダラス・ハワード)ですらも信じられなくなったケニーが、誰も予期せぬ巧妙に仕組まれた大事件へと巻き込まれていく様子は、最後まで目を離せない。また、『アントマン』のコーリー・ストール、『キングコング:髑髏島の巨神』のトビー・ケベルらの脇役陣も日を引く。アメリカ経済に大混乱をもたらした衝撃の一大詐欺事件。スリリングな展開と、すべてが逆転するという“ラスト10秒”に期待膨らむ予告編を、まずはこちらか確かめてみて。『ゴールド/金塊の行方』は6月1日(木)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年04月14日毎年、映画界を賑わす作品に主演し、幅広い役柄を演じきるジェイク・ギレンホール。最新作となるのは、『ダラス・バイヤーズクラブ』『わたしに会うまでの1600キロ』のジャン=マルク・ヴァレ監督作『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』(原題:Demoliton)。来たる2017年は、そんなジェイクの主演作品が続々と公開される。2015年公開の『ナイトクローラー』では、狂気の映像パパラッチを演じるため体重を12キロ落とし、痩せこけて目がくぼんだ不気味な姿を披露。一転、2016年公開の『サウスポー』では、6か月間ほぼ毎日トレーニングを続け徹底的に肉体を改造し、今度は体重を約13キロも増やし、ボクサーのフィジカルを体現したジェイク。主演最新作となる本作『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』では、妻を亡くしたのに涙の一滴すら流せず、自らの感情とうまく向き合えない哀しみと虚しさを破壊行為によって昇華しようとする男を、繊細な演技で見事に表現する。監督を務めたジャン=マルク・ヴァレは、「ジェイクはこの役に全力投球していた。難しい上に実際にいろんなことを要求される役で、主人公デイヴィスの人生を含めて演じるには、微妙で繊細なバランスが必要だった。それを表現するために、彼はあらゆることをやってくれて。それを見られて、飛びきり最高だったね」と語り、彼の演技を絶賛している。そして、2月18日(土)公開の本作を皮切りに、2017年のジェイクはかつてないハイペースでさまざまな作品に出演。“カメレオン俳優”であることを証明してみせている。■賞レースで注目のサスペンス!『Nocturnal Animals』(原題/全米公開中)コリン・ファース主演の初監督作『シングルマン』で華々しい映画界デビューを飾ったトム・フォード監督の最新作。原作はオースティン・ライトの1993年の小説「ミステリ原稿」。アート画廊のオーナーとして成功した女性(エイミー・アダムス)のもとに、20年前ぶりに元夫から小説原稿が届く。その原稿に書かれていたのは、あまりに衝撃的な内容だった。愛と残酷さ、復讐、救済などのキーワードを元にしたサスペンスは、「第73回ヴェネツィア国際映画祭」コンペティション部門で審査員大賞を受賞。トム・フォードがゴールデン・グローブ賞にノミネートされるなど、賞レースを席巻中だ。■豪華キャストでSFに挑む!『LIFE』(原題/全米公開3月24日)『デンジャラス・ラン』や『チャイルド44 森に消えた子供たち』のダニエル・エスピノーサ監督の最新作。6人の宇宙飛行士が宇宙空間で人類初となる知的生命体との接触を果たすSF映画。宇宙船の中で起こる地球外生命体との闘い、そして人間同士の争いが描かれる。脚本を『デットプール』のレット・リース&ポール・ワーニックが担当し、共演にはライアン・レイノルズ、真田広之、レベッカ・ファーガソンら。■ポール・ダノ初監督作に主演!『Wildlife』(原題)俳優として活躍するポール・ダノの初監督作品作であり、パートナーでもある女優のゾーイ・カザンと脚本を共同で執筆する注目作。リチャード・フォードの1990年に発売された同名小説が原作となり、1960年のモンタナを舞台に、両親の結婚生活が破綻していく様子を目の当たりにする16歳の少年にフォーカスを当てたドラマが展開される。ジェイクの妻役はキャリー・マリガンが務める。■ポン・ジュノ×ブラピのNETFLIXドラマ!「Okja」(原題)『グエムル漢江の怪物』『スノーピアサー』の韓国を代表する監督ポン・ジュノの最新作。NETFLIXが制作を務め、共同制作者としてブラッド・ピットのプランBも参加。ストーリーの詳細はまだ明らかにされていないが、『グエムル漢江の怪物』のようなモンスター映画で、巨大企業から追われる“Okja(オクジャ)”という生物を少女が危険を冒しながら守る姿が描かれる。ティルダ・スウィントン、リリー・コリンズ、ポール・ダノ、スティーヴン・ユァンほか出演、ジェイクは口ひげを生やした怪しげな男を演じるらしい。宇宙空間から60年代のモンタナまで、あらゆる時と場所で熱演を見せるジェイク。まずは、“破壊行動”によって悲しみから立ち直ろうとする男、という現代の心象を映し出した本作に注目だ。『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』は2017年2月18日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月30日『ダラス・バイヤーズクラブ』『わたしに会うまでの1600キロ』のジャン=マルク・ヴァレ監督が、ジェイク・ギレンホールを主演に贈る『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』。いま、彼をはじめ、いずれもカナダ・ケベック州出身の映画監督たちが世界の映画界を席巻している。1:ジャン=マルク・ヴァレ監督アカデミー賞ノミネート!『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』(2017年2月18日~公開)『ナイトクローラー』で狂気的な演技で人々を魅了させたジェイクが、妻を亡くしたのに涙の一滴すら流せず、自らの感情とうまく向き合えない哀しみと虚しさを、繊細な演技で見事に表現した本作。メガホンをとったのは、1963年、カナダ・モントリオール生まれのジャン=マルク・ヴァレ監督。モントリオール大学で映画製作を学び、’95に長編デビュー。2013年、『ダラス・バイヤーズクラブ』が数々の映画祭で高い評価を受け、第86回アカデミー賞では作品賞を含む6部門ノミネート、激ヤセしてHIV患者になりきったマシュー・マコノヒーとジャレッド・レトが主演男優賞・助演男優賞をW受賞した。また、2015年には、カナダ・フランスの合同製作『カフェ・ド・フロール』も話題を呼び、リース・ウィザースプーン主演『私に会うまでの1600キロ』では第87回アカデミー賞主演女優賞・助演女優賞の2部門にノミネートされた。近年のこの3作品など、苦難や喪失と向き合いながら人生を切り拓いていく作品を数多く発表してきたマルク・ヴァレ監督。監督は、今回のジェイク主演の本作について、「この映画の脚本で描かれている、人生を再び歩み始めるための、そして光を見付けるための勇気がいる旅路が美しかった。この作品は苦悩について掘り下げようとしているように見えるけど。人生や愛を称賛しているんだ。だから惹かれたんだ」と、込めた思いを語っている。2:グザヴィエ・ドラン監督カンヌの申し子!『たかが世界の終り』(2017年2月11日~公開)若手作家のルイ(ギャスパー・ウリエル)は自分がもうすぐ死ぬことを知らせるため、長らく疎遠にしていた母や兄夫婦、妹が暮らす故郷へ帰ってくる。しかし、家族と他愛のない会話を交わすうちに、告白するタイミングを失ってしまい…。劇作家ジャン=リュック・ラガルスの舞台劇「まさに世界の終わり」を原作に、自分の死期が近いことを伝えるため12年ぶりに帰郷した若手作家の苦悩と家族の葛藤や愛を描き、第69回カンヌ国際映画祭でグランプリに輝いた。グザヴィエ・ドランもまたモントリオール出身。6歳のころから子役として映画やTVドラマに出演していたが、19歳で完成させた監督デビュー作『マイ・マザー』が、第62回カンヌ国際映画祭の監督週間に出品されるなど世界に衝撃を与え、その後も話題作を次々に発表。『Mommy/マミー』(’14)は第67回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で、ジャン=リュック・ゴダール監督の『さらば、愛の言葉よ』とともに審査員賞に輝いた。監督6作目『The Death and Life of John F. Donovan』(原題)でキット・ハリントン、ジェシカ・チャステイン、ナタリー・ポートマンらと初の英語作品に挑戦。また、俳優としても自身の作品ほか、『エレファント・ソング』『神のゆらぎ』などにも出演する。3:ドゥニ・ビルヌーブ監督SF界期待の実力派!『メッセージ』(2017年5月公開~)星人とのコンタクトを描いた米作家テッド・チャンの短編小説「あなたの人生の物語」を映画化したSFドラマ。ある日、突如として地球上に降り立った巨大な球体型宇宙船。言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)は、謎の知的生命体との意思疎通をはかる役目を担うこととなり、“彼ら”が人類に何を伝えようとしているのかを探っていくが…。1967年、ケベック州トロワ・リビエール出身。数本の短編映画を制作した後、『Un 32 Aout Sur Terre(英題:32nd Day of August on Earth)』(’98)で長編監督デビューを果たす。アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた『灼熱の魂』(’10)で国際的に注目を集め、2013年には米国進出作『プリズナーズ』と『複製された男』の2本のスリラーを発表し、カナダの俊英として高い評価を得る。麻薬戦争を題材にしたクライムアクション『ボーダーライン』を経て、傑作SFの続編『ブレードランナー 2049』でもメガホンを取る。いずれも、カナダ・ケベック州という地で育った3人の“フレンチカナディアン”が、それぞれ独自の色を持った作品で2017年の映画界を賑わせる!(text:cinemacafe.net)
2016年12月10日ジェイク・ギレンホールが、『ダラス・バイヤーズクラブ』『わたしに会うまでの1600キロ』のジャン=マルク・ヴァレ監督とタッグを組んだ『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』(原題:Demoliton)。このほど、そのポスタービジュアルと予告編が解禁となった。突然の事故による妻の死。悲しくなかった。僕の心は何処かにいってしまった。おきざりにしてきた感情を取り戻すために、ドレッサー、パソコン、冷蔵庫、身の回りのあらゆるものを壊し始めたデイヴィス。すべてをぶち壊してゼロにしたその先には――?“破壊”を経て辿り着いた、人生で本当に大切なものとは――?何事にも無感覚になってしまい、妻の死に対しても何の感情もわき起こらない主人公の心の迷いに寄り添いながら、美しい映像と共にエモーショナルに描き切ったのは、『ダラス・バイヤーズ・クラブ』でマシュー・マコノヒー、ジャレッド・レトに揃ってアカデミー賞をもたらし、『わたしに会うまでの1600キロ』でリース・ウィザースプーン、ローラ・ダーンに同Wノミネートをもたらしたマルク・ヴァレ監督。そして、『サウスポー』『ナイトクローラー』などの“変幻自在”俳優のジェイクが、妻を亡くし、自分を見失った空虚な男の脆さを、繊細な演技で見事に表現してみせた。予告編では、妻の死に直面しても涙もでず、悲しみにさえ無感覚になってしまった主人公・デイヴィスが、おきざりにしてきた感情を取り戻すため、ダイニング、パソコン、キッチンなどのあらゆるものを破壊。ひょんなことから出会ったシングルマザー(ナオミ・ワッツ)とその息子が彼に寄り添うが、極めつけに、ショベルカーで自宅すらもぶち壊していく…。ジェイクは、「この映画は、それまで存在していたものをぶっ壊すんだ。それが幸せな思い出であろうと、苦しい記憶であろうとね」とコメントを寄せる。「“破壊する”とは“変化する”ことの暗喩なんだ。深く悲しむべき状況で自分が変わらなくていけないときに、文字通り自宅を破壊し始めるんだよ!悲しみから癒されるためにしたことが“破壊行動”というのはユーモアがあるし、それが何よりこの映画の魅力だと思う」と、喪失と悲しみ、そして再生を描いた本作を語っている。『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』は2月18日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月22日『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー賞を受賞したマシュー・マコノヒーと、日本を代表する国際派俳優・渡辺謙が初競演を果たした『追憶の森』。先日、大盛況の内に幕を閉じたブロードウェイ・ミュージカル「王様と私」で2度目の“王様”を演じた渡辺さんが、青木ヶ原の樹海を舞台にした本作中でもその歌声を披露する本編映像が到着。マコノヒーも、絶賛を贈っているという。富士山の北西に広がる青木ヶ原の樹海を、人生の終着点にしようと決めて日本にやって来たアメリカ人アーサーは、原生林が鬱蒼と生い茂る森の中で、出口を求めて彷徨う日本人タクミと出会う。怪我を負い、寒さに震えているタクミをアーサーは放っておくことができず、行動を共にするように。次第に方向感覚を失った2人。その過酷な状況下、運命共同体となったタクミに心を開いていくアーサーは、樹海への旅を決意させたある出来事を語り始める…。「王様と私」では、歌やダンスを披露するミュージカルは初挑戦ながら、トニー賞ミュージカル部門主演男優賞にノミネートされ、多くの称賛を浴びた渡辺さん。今回は、劇中で渡辺さん演じるタクミが「王様と私」ばりの歌声を披露する(?)本編のワンシーンが到着した。森を彷徨い歩いている最中、突然の大雨に見舞われたアーサーとタクミ。冷えた身体を焚火で必死に温めているアーサーの後ろで、タクミは突然ある歌を歌い始める。それに合わせてアーサーも歌い始めるが、伸びやかに歌い上げるタクミと適当に合わせただけの気の抜けたアーサーの歌声は、さながら不協和音のように樹海に響いていく。タクミが歌っているのは、1951年に公開されアカデミー賞作品賞をはじめ8部門を受賞、ジョージ・ガーシュウィンが作曲を手掛けたダンス・ミュージカル映画『巴里のアメリカ人』の劇中歌「天国への階段」だ。渡辺さんは、劇中では日本語で歌っているが、なんと歌詞は自ら英訳、さらにアレンジを加えた完全オリジナル版だという。マコノヒーは、渡辺さんの歌声について「いまいましいほど歌が上手なんだよ!」と大絶賛、さらに「今度、君と共演するときは、アクション映画をやるより一緒に歌って踊りたいね。ミュージカルをやろう! デュエットするんだよ。きっと楽しい共同作業になる」と、まさかの逆オファー!もしかしたら、ミュージカル映画で2人が再共演する日も近い、かもしれない?『追憶の森』は4月29日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月29日<a href="">『ダラス・バイヤーズクラブ』</a>でオスカーを獲得したマシュー・マコノヒーが、ハリウッドのみならずブロードウェイでも活躍する渡辺謙と出演する<a href="">『追憶の森』</a>。このほど、圧倒的な演技力と存在感で映画界に確固たる地位を築いた2人の初タッグが実現した本作で、マシューが樹海を舞台にした本作の出演オファーを快諾した理由が明らかになった。舞台は、富士山の北西に広がる青木ヶ原の樹海。この地を人生の終着点にしようと決めて日本にやって来たアメリカ人・アーサーは、原生林が鬱蒼と生い茂る森の中で、出口を求めて彷徨う日本人・タクミと出会う。怪我を負い、寒さに震えているタクミをアーサーは放っておくことができず、一緒に出口を探して歩き始める。だが、まるで森の魔力に囚われてしまったかのように、行く道はどれも行き止まりで、方向感覚を失った2人は厳しい自然との闘いを強いられる。その過酷な状況下、運命共同体となったタクミに心を開いていくアーサー。やがて彼は、樹海への旅を決意させたある出来事を語り始めるが…。『ダラス・バイヤーズクラブ』で見事オスカーを手にする以前、クリストファー・ノーラン監督の<a href="">『インターステラー』</a>の撮影がちょうど終わったところで、本作の脚本を読み、すぐにほれ込んだというマシュー。「やっと思い出せるほどの昔をふり返っても、これ以上の脚本はなかった気がする。ここ5年間で読んだ中でも最高の脚本だ。美しい“俳句”が連なっているようだ。すぐに参加したいと思ったよ」と、そのときの思いを明かす。また、<a href="">『永遠の僕たち』</a><a href="">『ミルク』</a>などのガス・ヴァン・サントが監督だということや、自身が演じるアーサーという主人公に対し、困難な仕事になるだろうと感じたことも本作へ参加するきっかけとなったと言う。「ここのところ、自分が怖気づくような役を選んでいるんだ…今度も間違いなく、そんな役だったよ!」と語り、ストリッパーやHIVに冒された主人公、人類存亡を賭けて宇宙を旅する主人公など、あえて難役に挑んできたことに触れるマシュー。「この映画は俺にとって、とても精神的で直感的な選択だった」とも語っている。ただ、本作への参加するきっかけは別の理由もあったようで、「『インターステラー』は“遥か彼方へ旅に出よう”っていう映画さ。一方、こっちは“内面深く旅に出よう”っていうわけだ。そのときは、『ダラス・バイヤーズクラブ』のためにずっと人前に出て宣伝していたのがやっと終わったところだったし、森の中をひとりで静かに散策したいと思っていた。少し瞑想が必要だったんだ…自分を見つめ直す時間もほしかった。脚本を読んだ後、言ったよ。いいかい、これは美しいストーリーだし、仕事が手に入る上に、やりたかった瞑想もできるわけだってね(笑)」。だが、夜での撮影が多かったという現場では、その日の撮影が終わると、それぞれに懐中電灯を持たされ、ずぶ濡れのままクタクタになりながら歩いたというマシューと渡辺さん。「ジュコッ、ジュコッ…」という自分たちの足音だけが暗闇に響いているのを聞き、思わず大笑いしてしまったこともあったそうだが、もしかしたら、“森の中を静かに散策”して“瞑想”という彼の望みとは大きくかけ離れた現場だったのかも…!?ラストには、衝撃と胸に沁みる感動が待っているという本作。難役でありながらマシューが魅せられたという物語に、思いを馳せてみては。『追憶の森』は4月29日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月03日女優のブライス・ダラス・ハワードは、ゴールデン・グローブ賞のために自身のドレスを購入したそうだ。多くのセレブたちはデザイナーたちからドレスを借りるのが通常なのだが、ブライスは10日にアメリカ・ロザンセルスで行われた授賞式にジェニー・パッカムのドレスを自ら購入していたことをE!ニュースのインタビューの中で明らかにした。「ジェニー・パッカムのドレスを着ているのよ。今週これを選んだの。私は一つの選択肢よりもたくさんのサイズ6のドレスの選択肢を持つのが好きなの。だからいつもいろんなデパートに行くのよ」と話した。ファッション・ブランドから贈られてきたドレスを着るよりも自分で購入したドレスを着ることを好むセレブはブライスだけではないようだ。エイミー・シューマーのスタイリストであるリーサ・エヴァンスは、エイミーがしばしばドレスを購入していることをニューヨーク・タイムズ紙に明かしており、「借り物からの選択肢の中にエイミーの気に入ったものがないということはよくあります。だから彼女はそれらを着ません」「私たちはシンプルな方法で衣装を選びます。今シーズンだとか次のシーズンだとか私たちは話もしないし、気にもしていません。私たちはただ、エイミーに似合って良い気分になれるドレスを選ぶんですよ」と語っていた。(C)BANG Media International
2016年01月13日成田国際空港(NAA)は9月9日、ダラス・フォートワース国際空港(DFW)と航空輸送における2大ハブ空港の協力関係を強化する覚書を締結したことを発表した。同覚書は航空ネットワークの拡大および両空港の利用者へ高品質なサービスの提供などを目的として、両空港の協力関係の強化を確認するもの。同覚書の締結に伴い、両空港の運用や運営手法に関する意見交換および情報共有等を定期的に実施し、両空港がこれまでの空港運営の経験等から蓄積したノウハウや技術等の共有が促進され、両空港の効率的な運用につながっていくことが期待されるという。JALが11月末から就航する成田=ダラス・フォートワース空港間のフライトなど、今後はさらなる両空港間を往来する旅客増大を見込まれ、両空港の利用者の利便性の向上につながるとしている。ダラス・フォートワース国際空港開港: 1974年敷地面積: 約6,963ha滑走路: 7本(2,835m、2,743m、4,085m、4,085m、2,591m、4,084m、4,084m)ターミナルビル: 5つ(ターミナルA,B,C,E:国内線ターミナル、ターミナルD:国際線・国内線ターミナル)就航都市: 205都市就航航空会社: 27社2014年の運用実績: 年間発着回数67万9,820回、年間旅客数6,343万6,334人、年間貨物量70万186t
2015年09月10日オスカー女優のリース・ウィザースプーンを主演に迎え、『ダラス・バイヤーズクラブ』のジャン=マルク・ヴァレ監督が贈る『わたしに会うまでの1600キロ』。そして、『アリス・イン・ワンダーランド』『イノセント・ガーデン』のミア・ワシコウスカと『英国王のスピーチ』の製作陣が組んだ『奇跡の2000マイル』。この夏、2人の実力派女優が主演する、実在の女性たちが自ら選んだ過酷な旅を追体験できる映画が、奇しくも2カ月連続で公開される。きっと、新しい一歩を踏みだしたくなる、強く美しい女性たちの“ひたすら歩く”旅に迫った。『わたしに会うまでの1600キロ』は、近年プロデューサーとしての活躍も目覚ましいオスカー女優のリース・ウィザースプーンが、未知なるドラマにあふれた冒険を体当たりで再現した感動作。彼女の最愛の母親を『インランド・エンパイア』のローラ・ダーンが演じ、本年度アカデミー賞で「主演女優賞」「助演女優賞」のWノミネートを果たした。気軽な山歩きすら経験ないくせに、アメリカ西海岸を南北に縦断するパシフィック・クレスト・トレイルという1,600キロの山道と砂漠を歩く、そんな無謀な旅を始めたシェリル。スタートしてすぐに「バカなことをした」と後悔するも、詰め込みすぎたバックパックにふらつき、テント設営や食事もままならない。なぜ、彼女は歩いたのか?彼女の旅路と物語と共に明かされるのは、愛する人を失った悲しみからのどん底の日々だった…。原作は、“人生のリセット”のために1,600キロの荒野を歩ききったシェリル・ストレイドのベストセラー自伝。美しくも厳しい大自然のなかで、彼女が本当の自分と出会うまでを描き、観る者にどんな逆境の中でも前に進むパワーを与えてくれる。「何度もやめようと思った…」完璧でない彼女の言葉には共感し、勇気をもらえるはずだ。また、『奇跡の2000マイル』は、オーストラリア出身の若き実力派女優ミア・ワシコウスカが、雄大で荒々しく神秘的なまでに美しいオーストラリア中央部の砂漠地帯を踏破し、インド洋へと向かった2000マイル(3000キロ)を描く。1975年、日常に居場所を見失った24歳の女性ロビンが、友人や都会の生活、自分の気を散らすものをすべて断ち切り、自分を変えるために選んだのは、なんとラクダを調教し、愛犬とともに広大な砂漠を横断する旅だった。潔癖なまでに人との関わりを排除し、自由を手に入れるために大自然に身を置くが、決して逆らうことのできない世界を思い知り、やがて一生の宝物となるような出会いと経験を重ねていく。こちらも原作は、ロビン・デヴィッドソンが記したベストセラーの回顧録だ。たった1人で旅に出て、自分を見つめなおす女性たちの感動の実話の2作。この夏、彼女たちの勇気をスクリーンで見つめてみて。『わたしに会うまでの1600キロ』は8月28日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。『奇跡の2000マイル』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:奇跡の2000マイル 2015年7月18日より有楽町スバル座、新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C) 2013 SEE-SAW (TRACKS) HOLDINGS PTY LIMITED, A.P. FACILITIES PTY LIMITED, SCREEN AUSTRALIA, SOUTH AUSTRALIAN FILM CORPORATION, SCREEN NSW AND ADELAIDE FILM FESTIVAL
2015年07月23日映画『ジュラシック・ワールド』(8月5日公開)の日本公開に合わせ、女優のブライス・ダラス・ハワード、コリン・トレボロウ監督らキャスト・スタッフが7月に来日することが19日、明らかになった。来日が決定したのは、テーマパークの最高責任者クレアを演じるブライスをはじめ、パークに訪れるグレイとザックを演じる若手俳優タイ・シンプキンスとニック・ロビンソン、そしてコリン監督、スピルバーグ作品常連プロデューサーのフランク・マーシャルの5人。ブライスは、『ターミネーター4』以来、約6年ぶりの来日で、タイとニックは初来日となる。5人は、7月13日に実施されるプレミアイベントに参加。主人公オーウェンの日本語吹き替えを担当する玉木宏やクレア役の木村佳乃、グレイ役の松岡茉優ら日本版キャストと対面を果たす予定だ。オーウェンを演じるクリス・プラットは、スケジュールの都合で来日がかなわなかったが、「今回は皆さんの元へ行けずにごめんなさい。でも『ジュラシック・ワールド』を楽しんでくれるとうれしいな! またすぐに会えますように! アリガトウ」と日本のファンに向けたメッセージが届いた。本作は大ヒットとなった『ジュラシック・パーク』シリーズの第4弾となる最新作。これまでのシリーズでは実現に至らなかった恐竜のテーマパークがオープンする。すでに6月12日に全米をはじめとした66の国や地域で公開され、全世界オープニング興収5億2,410万ドルを記録。『ハリーポッターと死の秘宝 PART2』(4億8,320万ドル)を超え、歴代オープニング全世界興行収入記録第1位に輝いた。Chuck Zlotnick / Universal Pictures and Amblin Entertainment
2015年06月23日『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー賞3冠を獲得した監督が贈る、奇跡のラブストーリー『カフェ・ド・フロール』が、いよいよ明日3月28日(土)よりリニューアルオープンするYEBISU GARDEN CINEMAほかにて公開となる。本作で、障がいを抱える息子を懸命に育てるシングルマザー、ジャクリーヌを演じるのは、女優や歌手として活躍し、近年ではジョニー・デップとの破局も話題となったヴァネッサ・パラディだ。長年の事実婚関係に終止符を打った彼女だが、第86回アカデミー賞を席巻した気鋭ジャン=マルク・ヴァレ監督による本作やウディ・アレン監督の『ジゴロ・イン・ニューヨーク』などに出演、現在では新恋人のうわさも聞かれ、公私ともに充実の40代を迎えている。そんな彼女のチャームポイントは何と言っても、“すきっ歯”。フランスを中心に欧米諸国では、この“すきっ歯”は“チャームポイント”とされており、歯の隙間から福が舞い込んでくると言われている。例えば、レディー・ガガはライブの際にわざと歯の間を黒く塗り、すきっ歯に見えるようにしたり、マドンナも自らのすきっ歯について「セクシーでしょ?」と語っているほど。ほかにも、ブリジット・バルドーやジェーン・バーキンなど、一世を風靡した映画女優たちや、フレンチポップスの女王と呼ばれたシルヴィ・ヴァルタンも、あえてすきっ歯のままだった。現在でも、「カルバン・クライン」などで知られるララ・ストーン始め、オーストラリア出身で『マッドマックス 怒りのデス・ロード』にも出演するアビー・リー、ミック・ジャガーの娘ジョージア・メイ・ジャガーなどトップモデルにも数多く、まさに“美”の象徴。ジョニーはかつて、すきっ歯のスーパーモデルのケイト・モスとも付き合っていた過去があり、やはりすきっ歯にはイケメン俳優をも虜にしてしまう魅力があるのだろうか?ちなみに、シュワちゃんことアーノルド・シュワルツネッガーはすきっ歯を矯正したというが…。一方、日本ではすきっ歯は“チャームポイント”とはいえず、むしろ逆に歯の間から福が逃げるとされている。しかし、ハリウッドセレブの間で流行ったものは日本でも流行るもの。もしかすると近い将来、日本でもすきっ歯の人気モデルや人気女優が出てくる可能性はある。そして、10代で歌手としてデビューし、40歳を越えたいまでは「シャネル(CHANEL)」のミューズを務めるなど、女性の憧れとして第一線で活躍するヴァネッサ。ヴァレ監督からも「彼女の演技が、この映画の最大の発見だ」とべた褒めされている彼女から、あなたのすきっ歯に対するイメージが変わっていくかもしれない。『カフェ・ド・フロール』は3月28日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:カフェ・ド・フロール 2015年3月28日よりYEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(C) 2011 Productions Café de Flore inc.
2015年03月27日『ダラス・バイヤーズクラブ』でマシュー・マコノヒーの「主演男優賞」などアカデミー賞3冠を成し遂げ、本年度は『Wild』(原題)でリース・ウィザースプーンに2度目の「主演女優賞」ノミネートをもたらした、カナダの気鋭監督ジャン=マルク・ヴァレ。その彼がフランスのディーバ、ヴァネッサ・パラディを主演に迎えたラブストーリー『カフェ・ド・フロール』が、3月28日(土)より公開となる。実は、1969年と現在、2つの時代を縦断する本作に、カナダから新たな官能美の象徴ともいえる注目女優が登場していることが分かった。1969年、フランスのパリ。シングルマザーの美容師ジャクリーヌ(ヴァネッサ・パラディ)にとって、障害を抱える息子ローランは唯一の生き甲斐だった。一方、現代のカナダのモントリオールには、お互いをソウルメイトだと信じ、生涯を共にすると誓った夫婦アントワーヌとキャロルがいた。だが、アントワーヌは、若く美しい女性ローズと出会い、離婚。別れた妻キャロルは、その痛手から立ち直れずにいた。異なる2つの時代を生きる男と女、そして母と息子の愛。彼らの人生は、時間と空間によって隔たてられながらも、神秘的な“愛”によって紡がれていく――。本作は、1969年のパリで生きる親子、現代のモントリオールで生きる男女が時を越えて紡がれてゆく、切なくも美しいスピリチュアルな愛の物語。本作で、妻子あるアントワーヌの恋人ローズを演じたのが、カナダ出身のエヴリーヌ・ブロシュだ。パトリス・ソーヴェ監督『Cheech』(原題)でデビューした彼女は、“映画界の救世主”といわれる若き天才グザヴィエ・ドランの『トム・アット・ザ・ファーム』でサラ役(舞台版でも同じ役)を演じ、注目を集めた新進女優。また、BBCアメリカの人気ドラマ「オーファン・ブラック~暴走遺伝子」に出演、『ラストサムライ』のエドワード・ズウィック監督の新作『Pawn Sacrifice』(原題/16年日本公開)でトビー・マグワイアらと共演も果たし、舞台、ドラマ、映画と多方面で活躍を見せている。本作で彼女が演じたローズは、情熱や官能美、愛欲の象徴として描かれている。エヴリーヌはこの役柄について、「ローズは対人関係で傷つきながらも新しい恋で再出発したいと思っている。幸せになる道を選ぶが、その一歩を踏み出せていないのがローズ」と言う。「俳優は演じることで成長し、さまざまな生き方を経験できる。まるで自分にそんな経験があったみたいにね」と語る彼女の演技は、その言葉通りのリアルな説得力を持つ、危険な色香に満ちている。また、劇中では、幻想的で官能的なダンスも披露しているが、彼女がリーダーとなりエキストラにダンスの指導をしたそうで、「調和が取れていてとても美しく仕上がっている」とお気に入りのシーンになったという。自分の撮影がなくても、大事だと感じるシーンの撮影には足を運び、作品に対して真摯に向き合っていたエヴリーヌ。美しさと情熱を兼ね備え、傷つきながらも幸せを追い求めるローズを演じきった、その官能美を劇場で確かめてみて。『カフェ・ド・フロール』は3月28日(土)より恵比寿ガーデンシネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月12日2014年度第86回アカデミー賞で、3冠を受賞した『ダラス・バイヤーズクラブ』のジャン=マルク・ヴァレ監督最新作『カフェ・ド・フロール』。主演には、先日挙式が報道されたジョニー・デップの元パートナー、ヴァネッサ・パラディだ。本作では長年連れ添った夫と分かれ苦しみながらも強く生きていく女性を好演している。1969年フランスのパリ。シングルマザーとして障害を抱える息子を育てる美容師のジャクリーヌにとって、息子・ローランは唯一の生き甲斐だった。現代のカナダのモントリオールでDJとして活躍するアントワーヌ。彼には2人の娘と恋人・ローズがいて、両親も健在。生活にも不自由していなかったが、別れた妻・キャロルは、離婚の痛手から立ち直っていない。異なる2つの時代を生きる男と女、そして母と息子の愛。彼らの人生は、時間と空間によって隔たてられながらも、神秘的な“愛”によって紡がれていくだが…。本作は、時代を横断する“魂の旅”を描いた、スピリチュアルで切なくも美しい、世界各国で大絶賛された究極の愛の物語。ヴァネッサが演じるのは、キャロルという長年“ソウルメイト”だと強く信じ連れ添っていた夫と別れて苦しむ女性・ジャクリーヌ。時に厳しく、子どもに無償の愛を注ぐチャーミングで決断力のある強き母を体現している。そんなヴァネッサ自身も、14年間に渡ってハリウッドスターと長きにわたり究極の愛を育んだ経験の持ち主。ジョニーとヴァネッサは婚姻関係を結ばなかったが、2人の子どもをもうけ14年間、強い愛の絆で結ばれた事実婚状態だった。現在は破局し、ジョニーは新しいパートナーを迎え、ヴァネッサとジョニーはそれぞれの道を歩んでいる。当時、プライベートで人生の転機を迎えていた彼女の環境と、本作でのヴァネッサの役どころはリンクするところがあったようで、「役柄と自分が混同することもあるけど、むしろそのほうがよかったりする。心が揺れ動くまま従うの」とコメントを寄せている。本作で、女優人生の中で最高の演技だったと高く評されたヴァネッサ・パラディ。ジョニー・デップとの破局が持ち上がったのは映画撮影後。当時の心境を図り知ることはできないが、もしかすると彼女の熱演はジョニーとの関係に思うところがあってのことかもしれない。「胸を打つ野心的な映画」(ラ・プレス紙)、「感情の爆弾」(マクリーンズ誌)、「傑作」(ナショナル・ポスト紙)と絶賛される作品の中で魅せる彼女の演技に誰もが胸を打たれるはず。本作が女優として、一人の女性として転機となったヴァネッサの姿を劇場で確認してみて。『カフェ・ド・フロール』は3月28日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月10日『ダラス・バイヤーズクラブ』のジャン=マルク・ヴァレ監督が、60年代末に活躍した歌手ジャニス・ジョプリンの伝記映画を監督することになった。主演にはエイミー・アダムスが決まっている。ジョプリンの人生を映画化する企画はハリウッドに長い間上がっており、ピンクやリリー・テイラーが主演候補に挙がったこともある。アダムスが主演に決まったのは4年前で、当時は『シティ・オブ・ゴッド』のフェルナンド・メイレレスが監督する予定だった。後にはリー・ダニエルが監督候補に挙がり、ようやくヴァレ監督に落ち着いた形だ。ヴァレ監督の最新作は、来月北米公開予定の『ワイルド(原題)』。主演のリース・ウィザースプーンは、来年のオスカーで主演女優部門の有力候補と言われている。また、ヴァレ監督は最近、ジェイク・ギレンホール、ナオミ・ワッツ主演の『Demolition(原題)』を撮り終えている。アダムスの次回作は、来月北米公開予定のティム・バートン監督作『ビッグ・アイズ』。過去に、レネ・ゼルウェガーもジョプリンを演じることに興味を示し、自ら主演とプロデューサーを兼ねる『Piece of My Heart』という企画を立ち上げたが、実現しないまま終わった。文:猿渡由紀
2014年11月25日