ケンコー・トキナーは3月18日、テレコンバーター「テレプラス HD 1.4X DGX キヤノンEOS EF/EF-S」と「テレプラス HD 2X DGX キヤノンEOS EF/EF-S」のファームウェアアップデートを受付開始した。無償でアップデートを行う。このたびのファームウェアアップデートは、「テレプラス HD 1.4X DGX キヤノンEOS EF/EF-S」および「テレプラス HD 2X DGX キヤノンEOS EF/EF-S」を装着した際に、キヤノンのSTMレンズ7本が正常に動作しない不具合を受けて提供されるもの。アップデートで動作可能になるのは、「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM」「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM」「EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM」「EF100-400/4.5-5.6L IS II USM」の4本だ。ファームウェアアップデートを希望するユーザーは、製品を着払いでケンコー・トキナー宛に送付。その際、テレプラスHDのファームアップを希望する旨と氏名、返送先住所、連絡可能な電話番号を明記した紙を同梱する必要がある。ファームアップが完了した製品は2週間から3週間ほどで返却される。「テレプラス HD」は、2014年12月に発売されたテレコンバーター。新しい光学設計で、解像度が従来モデルの150%にアップした。
2015年03月19日日本橋三越本店が本格的な春のアイテムを各階でフィーチャーするキャンペーン「はなばな祭―花のテロワール―」を全館規模で開催している。3月3日まで。同店では、“新しい季節を迎える高揚感”や、“日本の美意識やカルチャー”“自然への感謝”を来店客に五感で感じることができるよう、全館を花で装飾し、春のムードを創出している。同キャンペーンのメインビジュアルは、フラワーアーティストの東信と、東京を拠点に活動するクリエーティブユニット「カッペス(KAPPES)」がコラボレーションし、現代的なジャパンクリエーションのイメージを誕生させた。日本の伝統的素材で作られた花器と、江戸園芸や盆栽などの植物をフォトコラージュの様式で展開しながら一つの植物を描くと同時に、トリミングや接写の組み合わせにより、花器と植物の最も美しい瞬間を個や群で構成しているビジュアルに仕上がっている。会期中は、花のライフスタイルマガジン『花時間』がキャスティングしたフラワーアーティストの永塚慎一や久保数政らの作品が各階のメインスポットに展示される他、同店ファッションフロアを中心に、約400体のマネキンがフラワーヘッドドレスやフラワーハットで装飾される。また、花をテーマに店内各所でプロの音楽によるサプライズミニコンサートも開催。「ヤマハ(YAMAHA)」とのコラボレーションでは、フルートやバイオリン、ギターなどの楽器の演奏を体験したり、最新のオーディオ機器を楽しむこともできる。同店7階「はじまりのカフェ」では、インストアコンサート(22日、25日、28日、3月1日)や管楽器・弦楽器体験会(3月1日)、アコースティックギター体験会(28日)が開催される。同店5階のデイリー和食器の売り場では、「花器自在 ―くらしの中に流れる花と器のJAZZ―」と題し、好きな器を花器に見立て自由に花を活けるコーナーが設けられ、陶芸家・新見麻紗子の水鉢(4万7,000円)、金属造形作家・角居康宏のシリンドロ(2万円)が販売される。アトリエ ルクール主宰の加藤弘恵によるワークショップ(28日14時から、16時から/器・材料費込み5,000円)も開催され、型にとらわれない、自由にセンス良く花を活けるちょっとしたコツや、手入れの方法を学ぶことができる。
2015年02月22日ケンコー・トキナーは2月3日、テレコンバーター製品の「テレプラス HD 1.4X DGX キヤノンEOS EF/EF-S」および「テレプラス HD 2X DGX キヤノンEOS EF/EF-S」において、キヤノンのSTM(ステッピングモーター)レンズ7本が正常に動作しない不具合を発表した。不具合が発生しているSTMレンズは以下の7本。EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STMEF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STMEF-S55-250mm F4-5.6 IS STMEF-S24mm F2.8 STMEF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STMEF40mm F2.8 STMEF24-105mm F3.5-5.6 IS STM現在、ファームウェアの開発を行っており、上記のうち以下の3本に関しては、アップデートにより動作が可能になる見込み。EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STMEF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STMEF-S55-250mm F4-5.6 IS STMファームウェアのアップデートはメーカー送付にて対応。製品の発送手順などに関しては、3月上旬頃に改めて告知を予定している。ただし、本製品を介してフルサイズカメラにEF-Sレンズを取り付けて使用した場合は、引き続き動作保証外。またアップデートを行っても、EOS Kiss X6シリーズ以前のEOS Kissシリーズと上記3本のレンズの組み合わせでは動作しない場合がある。以下のSTMレンズについては、ファームウェアのアップデート対応後も動作対象外。EF-S24mm F2.8 STMEF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STMEF40mm F2.8 STMEF24-105mm F3.5-5.6 IS STM「テレプラス HD」は、2014年12月発売。従来品に比べてレンズ性能が向上しており、以前はEFレンズのみ装着可能だったのがEF-Sレンズも使用できるようになった。光学系が新設計となっており、解像度は同社比で150%アップしている。
2015年02月05日3月25日~29日に開催される「第7回沖縄国際映画祭」が、「島ぜんぶでおーきな祭(さい) 第7回沖縄国際映画祭」に名称を変更し、メインポスターの制作に漫画化・鳥山明氏が参加することがこのほど、明らかになった。名称は、より多くの人たちに積極的に楽しんでもらいたいという願いを込めて変更。沖縄の全地域の人たちにとって、より身近で、何でもありで、今まで以上にワクワクするような祭りへとスケールアップを目指す。また、メインポスターのシンボルデザインは、「お!chan」に決定。「お!」とは沖縄の「お」、おーきなの「お」、驚きの「お!」を意味し、それに一人一人が思い思いに描いた「目」を付けて、「お!chan」が完成する。ポスターの制作には、『ドラゴンボール』、『Dr.スランプ』などで知られる漫画化・鳥山明氏が参加。鳥山氏は、真ん中にある一番大きな「お!chan」の目を描き、その周りを沖縄県内の人たちが描いた「目」を持つ69個の「お!chan」が囲んでいる。なお、同映画祭を支える県内各地の「応援団」は、14団体になり、さらに広がっていく見通し。そして、よしもとクリエイティブ・エージェンシーは、「よしもと沖縄41市町村全力応援芸人」を県内全41市町村に配置し、文字通り「全力で」サポートしていく。
2015年01月29日InnovationCafe実行委員会が主催、ウイングアーク1stとヒューマンセントリックス協賛のセミナーが、2月4日に東京都・千代田区神田で開催される。テーマは「現役"事業開発"イノベーターが語る、世の中を動かす妄想と組織を動かす知略。「InnovationCafe vol.1」 × "フューチャーセッション"」だ。セミナーでは、"何かを成し遂げたい"ビジネスパーソンを対象にイノベーションへのチャレンジを応援。事業開発でイノベーションを起こしたリーダーたちが、自らのストーリーを語ってくれる。ビジネス・イノベーションを推進するポジションでありながら、ハードルに当たって苦戦している人や、将来において自ら事業開発を行って企業内イノベーションを起こしたい人、次世代リーダーの育成に苦慮しているマネージャー層に最適なセミナーとなっている。登壇者は、元リコー研究開発本部・未来技術総合研究センター所長で、クリエイブル代表の瀬川 秀樹氏と東急ハンズ 執行役員 オムニチャネル推進部長でハンズラボ 代表取締役社長の長谷川 秀樹氏、テレビ東京 ドラマ制作部プロデューサーの濱谷 晃一氏、コクヨS&T 事業戦略部 シニアスペシャリスト 山崎 篤氏など。クリエイブル代表の瀬川氏は、企業ではたらく次世代リーダーへ「諦めは悪いぐらいでいい」というメッセージを講演で送るほか、東急ハンズの長谷川氏は、「サラリーマンが会社をつくる方法」と題して企業内企業の在り方を語る。一方でテレビ東京の濱谷氏やコクヨS&Tの山崎氏は、「イノベーション実録」としてなぜイノベーションが実現できたかを語る。濱谷氏は「俺のダンディズム」の仕掛け人で、テレ東流の「一点突破の発想術」を聴講者に語る。また、山崎氏はスマホノート「CamiApp」の企画リリースを行っており、こちらも社内有志が掛け持ちで100万冊以上売れたノートを作るまでの道筋を語る予定だ。これ以外にも、ネットワーキングイベントとトークセッションが行われる。トークセッションではファシリテーターに知識創造型組織づくりの専門家である野村 恭彦氏を招き、スピーカーの東急ハンズ・長谷川氏や瀬川氏、コクヨS&T・山崎氏とともに「フューチャーセッション」としてディスカッションを行う。受講料は無料で定員は200名。秋葉原コンベンションホールで2月4日14時~19時に開催される。申し込みはウイングアークWebサイトで。
2015年01月23日ヒーリングやクラシック音楽は、ストレス解消が期待できるとか。ゆったりとしたテンポの音楽には、心を落ち着かせる効果があると言われています。今回は音楽でストレスを解消して、ぐっすりと眠るための方法をご紹介します。音楽に意識を向けることで、日常のストレスを忘れる!ストレス緩和のための心理療法として、「受動的音楽療法」というものがあるのだとか。受動的音楽療法とは、リラックスした状態で音楽に聴き入る療法のことです。何か作業をしながら聴くのでは「受動的音楽療法」にはならないそうです。人間は一つのことにしか意識を集中できない性質があると言われています。この心理療法の目的は、音楽を聴くことに意識を集中させることによって、日常のストレスから解放させることです。受動的音楽療法は、意識的に聴き入る姿勢が大切です。ある調査では、受動的音楽療法によって、何もしていないときに比べて脳波が安定したそうです。また、別の調査ではヒーリングミュージックによって心拍数が減少し、ノンレム睡眠ができたという報告もあります。安眠にはどんな音楽が効果的?眠りにとってよい音楽は、ゆったりとしたテンポの曲だと言われています。睡眠との関係性を測るべく、大学生に、寝る前に45分間、リラックス効果のあるクラシック音楽を聴かせるという実験が行われました。結果、血圧が低下して脈拍が遅くなり、リラックスしているときに働くと言われる副交感神経が優位になったそうです。しかし、音楽に安眠効果があるからといって、どんなジャンルでもよいわけではありません。ロックなどのアップテンポの音楽は、逆に交感神経を高ぶらせ、脳を興奮させてしまうといわれています。また、適正な音量であることも、安眠のためには大切な条件。40デシベル以上の音量は寝つきが悪くなるそうです。深夜の市街地の音がちょうど40デシベルに該当します。快適な寝室の音環境をつくろう!クラシックのようにゆったりとしたテンポの曲には安眠作用があることがわかりました。では、ぐっすり眠るためにはどのような音環境をつくればよいのでしょうか?まず、いくら安眠に良いからといって、音楽をかけっぱなしで寝ないようにしましょう。受動的音楽療法でも、入眠前に集中して音楽を聴くことがほとんどです。また、周りの音をきちんと遮断することが大切です。周辺の音が気になる人は、耳栓を活用してみてはいかがでしょうか。クラシックやヒーリング音楽を寝る前に聴くことは、快適な睡眠をサポートしてくれるはず。音楽を聴いてゆったりとした気分になって、ぐっすり眠りましょう。Photo by Βethan
2015年01月21日スカパー!は2月25日に初となる音楽祭「スカパー! 音楽祭 2015」を開催し、同日19時よりBSスカパー!で生放送する。作曲家で音楽プロデューサーの武部聡志を音楽監督に迎え、豪華アーティストによるパフォーマンスをおくる。アーティストがそれぞれのヒット曲をフルコーラスで熱唱するほか、1980年、90年代の懐かしの曲も披露。一夜限りのアーティストたちによるコラボレーションも実施されるという。出演アーティストは、華原朋美、岸谷香、小室哲哉、THE ALFEE、鈴木雅之、miwa、ももいろクローバーZ、森高千里、森山直太朗、和田アキ子の10組が現時点で決定した。最終的には約35組のアーティストが出演する予定している。また今回、アーティストが別のアーティストの曲をフルコーラスで歌う企画も準備されており、どの曲を歌うかは一般投票で決められることも発表された。詳細は、番組の特設サイトを参照。
2015年01月16日映画ファンが主催する映画祭として注目を集める第36回ヨコハマ映画祭が、来年2月1日(日)に神奈川県立音楽堂で開催される。今回は作品賞を受賞した『そこのみにて光輝く』ほか2作品の上映と受賞式が行われるが、毎年、満席となる盛況ぶりを見せており、今年も満席になることが予想される。その他の画像ヨコハマ映画祭は、映画好きのサラリーマン3人によって1980年に発足した、映画ファンによる映画ファンのための映画祭。毎年行われる受賞式には様々な映画人が登壇し、感動のドラマが繰り広げられてきた。今年は、作品賞に『そこのみにて光輝く』、監督賞に呉美保(『そこのみにて光輝く』)、安藤桃子(『0.5ミリ』)、主演男優賞に綾野剛(『そこのみにて光輝く』)、主演女優賞に宮沢りえ(『紙の月』)などが選出されている。当日は、『紙の月』『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』『そこのみにて光輝く』が上映され、その後に受賞式が行われる。チケットは、12月20日(土)より一般発売が開始される。第36回 ヨコハマ映画祭2月1日(日)会場:神奈川県立音楽堂(木のホール) (神奈川県)11:00開場/11:30開映上映作品『紙の月』『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』『そこのみにて光輝く』※『そこのみにて光輝く』は、R15+のため15歳以上観覧可。前売券:2700円(税込)チケット発売:12月20日(土)10:00AMより
2014年12月10日米YouTubeは11月12日(現地時間)、YouTubeで音楽を楽しむユーザー向けに「あなたへのおすすめ」に音楽タブを用意し、また広告が表示されないサブスクリプション型の有料音楽サービス「YouTube Music Key beta」を発表した。米国と欧州のいくつかの国で間もなく招待制のベータサービスとして提供開始する予定で、料金は月額9.99ドル。しばらくはサービス立ち上げ期間の割引価格として月額7.99ドルで提供する。トップレベルの音楽タブにはノンストップの再生リスト「YouTubeミックスリスト」、以前に聴いた音楽、ジャンル別の人気音楽ビデオ、ムード別プレイリストなどが表示される。プレイリストのおすすめはユーザーが過去に聴いた音楽やYouTube全体のトレンドを元に選ばれる。また検索結果に「人気の曲」や「アルバム」が表示されるようになり、ヒット曲やアルバム単位のプレイリストを簡単に再生できるようになった。数日中にアーティストのディスコグラフィの提供も開始する予定だ。YouTubeは現在、YouTube Music KeyのWebサイトで、サービス開始の通知を受け取るためのメールアドレスの登録を受け付けている。The Vergeによると、広告フリーで再生できるのはレコードレーベルからライセンスを受けた音楽ビデオのみ。YouTube Music Keyを契約しても、その他の動画コンテンツには広告が表示される。YouTube Music Keyはバックグラウンド再生とオフライン再生をサポートする。モバイル端末でスクリーンがロックされたり、他のアプリを使用し始めても音楽ビデオの再生が継続し、データサービスを利用できない環境でも楽しめる。Googleは、YouTube Music Key betaのサブスクリプションと同社の音楽サービス「Google Play Music」の有料サブスクリプション(月額9.99ドル)を統合する。YouTube Music Keyはしばらく招待制ベータサービスとして提供されるが、誰でも契約できるようになれば、どちらかを契約すると広告フリーの音楽ビデオ/音楽ストリーミング/オンライン音楽ロッカーを月額9.99ドルで利用できるようになる模様だ。
2014年11月13日ドワンゴ及びニワンゴは、両社が運営する動画サービス「niconico」の「ニコニコ生放送」で、11月1日から、全国の大学学園祭の模様を生中継する学園祭企画を開始する。同企画で学園祭を生放送する大学は、早稲田大学、立命館大学、東京大学、防衛大学、京都大学(開催日時順)の5大学。早稲田大学の学園祭「早稲田祭」には、約16万人が訪れるという。生放送では1日目の模様を中継し、数々のイベントでバンザイをするユニークな団体、「バンザイ同盟」の活動風景や、ゼミナールの研究報告会の様子を伝える。放送日時は、11月1日の14:30~。立命館大学では、毎年、滋賀県のびわこ・くさつキャンパス(BKC)で「BKC祭典」、京都府の衣笠キャンパスで「衣笠祭典」を開催する。計4日間にわたる学園祭の様子を、立命館大学放送局(RBC)が立命館大学放送局チャンネルで中継。放送日時は、11月1日、2日の12:00~(BKC祭典)、11月8日、9日の12:00~(衣笠祭典)。防衛大学では、「第62回開校記念祭」を開催する。伝統競技の「棒倒し」やパラシュート部による記念降下を中継。さらに11月8日に行う10式戦車が現れる「訓練展示」の収録映像も放送する。放送日時は、11月9日の10:30~。京都大学は、11月21日~24日まで「11月祭」を開催。その2日目を中継し、同大学の卒業生であるドワンゴ会長・川上量生(かわかみ のぶお)氏による講演「変わりゆくネット社会を見つめて」をメインに、学園祭の模様を伝える。放送日時は11月22日の13:00~。東京大学では、11月22日~24日まで「第65回駒場祭」を開催する。3日目のミス&ミスター東大コンテストをメインに、学園祭の模様を中継する。放送日時は、11月24日の13:00~。
2014年10月31日近年、医学的にも効果が高いと認められてきた、認知症・アルツハイマー病患者への音楽療法。本年度サンダンス国際映画祭ドキュメンタリー部門で「観客賞」を受賞し、全米でも多くの関心を集めた認知症の音楽療法に迫るドキュメンタリー『パーソナル・ソング』の予告編が到着した。かつてIT業界で働いていたソーシャルワーカー、ダン・コーエンは、あるとき、「患者がiPodで、自分の好きな歌(パーソナル・ソング)を聴けば、音楽の記憶とともに何かを思い出すのではないか」ということを思いつく。実験を始めてすぐ、その効果は現れた。長年認知症を患い、見舞いに来た娘の名前も思い出せずふさぎ込んでいる94歳の黒人男性・ヘンリー。だが、昔好きだったキャブ・キャロウェイの音楽を聴いた途端、突然スイッチが入ったように音楽に合わせ、陽気に歌い出したのだ…。現在、全米で500万人、日本でも高齢者の4人に1人、約400万人以上いるとされ、今後も爆発的に増え続けるといわれているアルツハイマー病を始めとする認知症患者たち。新薬の開発が続々と進められているが、いまだ特効薬と呼ばれるものはなく、先進国の間では深刻な社会問題となっている。本作は、ソーシャルワーカー、ダン・コーエンがiPodとヘッドホンを使い、認知症患者に思い入れのある曲を聴かせて、失われた記憶を呼び戻すという実験を3年に渡って追ったドキュメンタリー。制作時に、本編の一部映像をインターネットでアップしたところ、その驚きの映像が反響を呼び、1週間で700万回再生数を突破、CNNでも取り上げられるほど話題となった。米・映画批評サイト「RottenTomatoes」でも観客満足度が驚異の93%を記録。本作への関心の高さを伺わせている。予告編映像では、音楽を聴いた患者たちが、音楽の素晴らしさや仕事のこと、家族のことを次々に語り出すなど、饒舌になり、笑顔になり、手足を動かしたり、踊り出したり、1曲の音楽が持つ力を次々と映し出していく。「ある音楽を聴いた途端、自然と涙が溢れた経験はないか」と、「Don’t Worry, Be Happy」で知られるボブ・マクファーリンも映像の中で語りかける。1,000ドルの薬より、1曲の音楽を――。認知症に光を当てる、奇跡の瞬間をこの予告編から目撃してみて。『パーソナル・ソング』は12月よりシアターイメージフォーラムほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月30日10月12日(日)・13日(月・祝)に埼玉・所沢航空記念公園野外ステージで行われるライブイベント「uP!!! Presents とぶ音楽祭 2014」の追加出演者が発表された。今回出演が決定したのは、初日の10月12日(日)に王舟、Yogee New Wavesの2組。同アーティストの発表により、2日間全9組の出演者が出揃った。また、同イベントでは2日通し券を購入した埼玉県在住の人に当日、ドリンクチケットを2枚プレゼントする事が決定。詳細は公式サイトでご確認を。チケットは発売中。■uP!!! Presents とぶ音楽祭 2014日時:10月12日(日)・13日(月・祝)会場:所沢航空記念公園野外ステージ(埼玉県)出演:【10月12日(日)】須藤寿 GATALI ACOUSTIC SET/ Keishi Tanaka / 阿部芙蓉美 / 王舟 / Yogee New Waves【10月13日(月・祝)】YOUR SONG IS GOOD / ミツメ / 天才バンド / bonobos料金:1日券4320円 / 2日通し券 7560円(全自由)
2014年09月29日(画像は後藤真希オフィシャルブログより)6月26日の「テレ東音楽祭(初)」に生出演元モーニング娘。のゴマキこと後藤真希(28)が6月26日にテレビ東京で放送された「テレ東音楽祭(初)」に生出演し、2年8ヶ月に表舞台に姿を見せた。ファンから絶賛の嵐後藤は、「二つ結び」のアイドルらしい髪型&へそや脚を大胆に露出した衣装で登場し、「LOVEマシーン」、「恋愛レボリューション21」など往年の名曲をキレのあるダンスパフォーマンスで披露し、現役時代にも劣らない美ぼうとパフォーマンスにファンから絶賛の嵐があがった。【ネット上でのファンの反応】「ゴマキ顔変わらんな可愛い」「ごっちんが変わらぬ輝きを放っていて感動した」「2年半のブランクなのに、休養十分だなとだけで終わらせられるのが逆にすごい」(J-CASTニュースより)生放送でスリム体型を披露した後藤は、自身のブログで体重が43キロだということ明かしている。なお、後藤は「オトナ女子」のためのキュレーションサイト「Alifis(アリフィス)」のチーフ・キュレーターに6月、就任した。ブランクを経て見事に復活したゴマキの今後の活躍に期待したい。【参考】・後藤真希オフィシャルウェブサイト・後藤真希オフィシャルブログ
2014年07月04日ゴールデン・ウィークが近づいてくると、心待ちにしてしまうのが「ラ・フォル・ジュルネ 熱狂の日」音楽祭です。第1回は「ベートーヴェンと仲間たち」、第2回は「モーツァルトと仲間たち」というように、毎年、テーマとなる作曲家がフィーチャーされてきましたが、今年は開催10回目を迎える記念すべき年。これまで音楽祭を彩った10人の作曲家と仲間たちが、会場である東京国際フォーラムに集結し、17世紀から20世紀に至るクラシック音楽の流れを網羅する、10回目を祝うにふさわしい豪華な音楽祭になりそうです。(C)三浦興一クラシック250年間の歴史を楽しめる時間旅行その10人の作曲家は、ヴィヴァルディ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ショパン、ブラームス、チャイコフスキー、ドヴォルザーク、ラヴェル、ガーシュイン。バロックから古典派へ、そしてロマン派、近現代の作曲家へと受け継がれるクラシック音楽の流れが、個々の点から線へと結ばれ、今までとは違った見え方、聴こえ方がしてくるのではないでしょうか。それを体感できる貴重な機会だと思います。(C)TOKYO INTERNATIONAL FORUM CO., LTD.ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」、チャイコフスキーの「白鳥の湖」、ラヴェルの「ボレロ」、モーツァルトの「レクイエム」、ショパンの「ノクターン第2番」といった超有名曲も、もちろん演奏されますよ!クラシック250年間の歴史を縦横無尽に駆け巡る時間旅行の始まり、始まり~♪ めくるめく音楽の旅へ、さあ、出発しましょうか!(C)三浦興一ベビー&キッズ大歓迎が嬉しい細やかな配慮の数々公式プログラムが公開された後に、ピアノの巨匠、マルタ・アルゲリッチの追加公演が発表され、大きな話題となっています(追加公演のチケット一般発売は4/12~)。そういったサプライズや独自の視点がキラリと光る趣向が盛りだくさんなのも、ラ・フォル・ジュルネならでは。5月3日から5日までの3日間、1公演45分、朝から晩まで様々な演目が開催されます。一流の演奏を1,500円からの低価格で楽しめて、無料イベントも充実しているのが、この音楽祭の特長のひとつでしょう。そして、一般的なクラシックコンサートには入場できない、赤ちゃんや小学以下の子供も参加できるところが、何より大きな魅力だと思います。キッズプログラム(C)三浦興一ベビー&キッズ大歓迎で、幼いうちから本物の音楽に触れてほしいと、恒例の「0歳からのコンサート」が、毎朝9:30から開かれています。今年は、優雅なバレエ音楽やダンサブルな「ハンガリー舞曲」が演奏予定。ベビーカーOKなのも嬉しいですね。また、開場・開演時間中は、オムツ交換スペース、授乳室、託児所(有料・要予約)も用意されるとか。日中、18:30までに開演する公演は、3歳以上のお子さんも入場が可能。大人に交じって鑑賞マナーも学べて、「コンサートデビュー」のいい機会になるのではないでしょうか。個人的には、毎年聴いている中で、数年前、この音楽祭で出会ったフランスのモディリアーニ弦楽四重奏団がご贔屓。ここ何年かは、演奏家チェックからプログラム選びを楽しんでいます。今年も、彼らが演奏する豊かな音色が魅力的なシューベルトの「弦楽五重奏曲」、モーツァルトとハイドンの「弦楽四重奏曲」などを楽しむつもり。今からワクワクしています。では、ラ・フォル・ジュルネの会場で、ぜひお会いしましょう♪モディリアーニ弦楽四重奏団・ ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭
2014年04月14日世界最大級のクラシック音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2013『パリ、至福の時』 のオープニングセレモニーが、5月2日に東京・有楽町の丸ビル1階マルキューブで行われた。ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2013『パリ、至福の時』の公演情報1995年にフランスのナントで生まれた「ラ・フォル・ジュルネ」は、世界中から1000人以上のアーティストが集い、朝から晩まで複数のホールでコンサートを繰り広げる、ロックフェスのような音楽祭。1公演の演奏時間は約45分から60分。低価格のチケット料金設定で、複数のコンサートのハシゴが気軽にできるのが特徴だ。「クラシック音楽の大衆化」をコンセプトに、日本では2005年の初開催以降、老若男女問わず大勢のファンに親しまれ、2007年、2008年は来場者数100万人を突破するなど、ゴールデンウィークの人気イベントとして好評を博している。5月2日の18時から行われたセレモニーでは、アーティスティック・ディレクターのルネ・マルタンが登壇。フランスとスペインの音楽が中心となる今年の聴きどころや、現代音楽の精鋭集団であるアンサンブル・アンテルコンタンポラン、カスタネットの女王ルセロ・テナといった注目の出演アーティストが紹介されたほか、音楽祭ではラムルー管弦楽団がサプライズを予定していることなども明かされた。続いて行われた記念コンサートには、音楽祭にも出演するピアニスト、野原みどりが登場。ドビュッシー作曲の「亜麻色の髪の乙女」と「月の光」、フォーレ作曲の「夜想曲」が披露され、美しい音色に拍手が送られた。また、セレモニーと時を同じくして、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンのメイン会場、東京国際フォーラム地上広場でも「熱狂のプレナイト」と題したオープニングイベントが開催。ネオ屋台村のケータリングカーが各国料理をふるまう傍ら、The Cherry Boysがディキシーランドジャズの演奏を披露。さらに20時からは、ラ・フォル・ジュルネ初のフラッシュモブ企画「みんなでボレロ」も実施された。インターネットでの事前の呼びかけに賛同すれば誰でも参加できる本企画には、楽器を持参した大勢の人々が集結。指揮者のかけ声のもと、即興のコラボレーションでラヴェル作曲の「ボレロ」を披露。一夜限りのサプライズ企画ということで、熱気を帯びた迫力の演奏が繰り広げられ、アンコールが起きるほどの大盛況となった。ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2013『パリ、至福の時』 は、5月3日(金・祝)から5日(日・祝)まで、東京国際フォーラム、よみうりホールほか、丸の内エリアで開催。
2013年05月02日3月より4月中旬まで上野で開催中のクラシック音楽祭「東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2013-」で、ストラヴィンスキーの「春の祭典」初演100周年を記念した公演が開催される。東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2013-「東京春祭のStravinsky vol.2 ストラヴィンスキー・ザ・バレエ~ド・バナの《アポロ》、ベジャールの《春の祭典》」の公演情報ディアギレフ率いるバレエ・リュスのためにストラヴィンスキーが作曲した「春の祭典」は、「火の鳥」「ペトルーシュカ」と並ぶストラヴィンスキー三大バレエ音楽のひとつ。1913年のパリでの初演は怪我人も出る大騒動となり、音楽史上最大の「スキャンダル」と称されるほどの賛否両論を巻き起こした。不協和音や変拍子、混合拍子が大々的に取り入られ、今日では20世紀音楽の嚆矢とみられている。初演100周年を記念した今回のプロジェクトでは、20世紀後半のバレエに革命的変革をもたらした巨匠モーリス・ベジャールの振付作品を上演。担当するのは、生前のベジャールと密接な関係を築いていた東京バレエ団。英国の名匠ジェームズ・ジャッド指揮、東京都交響楽団の演奏とともに、作品への深い理解と愛情に基づいた感動的な舞台を見せてくれるはずだ。「春の祭典」とのカップリングで上演されるのは、同じくストラヴィンスキーのバレエ音楽「ミューズを率いるアポロ」。作曲者のキャリア最初期に生まれた「春の祭典」から15年後に書かれた本作は、弦楽合奏と群舞ともに小編成(今回はオーケストラ17名とダンサー5名)。100名超のオーケストラと大群舞による「春の祭典」との比較で、ストラヴィンスキーの音楽の多様性が浮き彫りとなるだろう。また注目の振付は、1980年代後半から90年代初頭までベジャールのバレエ団で活躍していたパトリック・ド・バナの新作。ベジャール振付の「春の祭典」との師弟の比較という側面からも興味深い舞台となりそうだ。東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2013-「東京春祭のStravinsky vol.2 ストラヴィンスキー・ザ・バレエ~ド・バナの《アポロ》、ベジャールの《春の祭典》」は、4月14日(日)に東京文化会館 大ホールで開催。チケットは発売中。
2013年04月05日渋谷・鹿児島おはら祭実行委員会は5月19日に、南九州最大の祭である「おはら祭」を東京・渋谷で再現する「第16回 渋谷・鹿児島おはら祭」を開催する。同イベントは、鹿児島市と渋谷区が歴史的に深い縁があることから、1998年より開催。「おはら祭」はもともと鹿児島県で行われている祭りで、その由来は鹿児島の代表的な民謡「おはら節」からきているという。今回は58組の踊り連、総勢約2,000人の踊り手が、「おはら節」、「ハンヤ節」、「渋谷音頭」の3曲に合わせ、渋谷の道玄坂と文化村通りで「踊りパレード」を実施する。パレードは小雨決行。第一部パレードは13時20分から、第二部パレードは14時50分から実施する。また、5月18日、19日の2日間、鹿児島名産の食品や焼酎などを販売する「さつまの食品展」を開催。東急百貨店本店正面口前、渋谷マークシティ(1F イベント広場とウェーブ広場)、ユニクロ渋谷道玄坂店前 、ソフトバンク渋谷店前、渋東シネタワー前(5月19日のみ実施)で実施する。更に渋谷ハチ公前広場では5月18日・19日に、渋谷と鹿児島の魅力を紹介する「渋谷・鹿児島観光案内」を実施。5月16日~22日までは、「東急フードショー 鹿児島の味覚特集」を渋谷駅・東急東横店地下1階東急フードショーで開催する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年04月03日上野の春恒例のクラシック音楽祭「東京・春・音楽祭」が、開幕初日の3月15日にJR上野駅ガレリアでサプライズイベント「フラッシュモブ」(※1)を開催した。「東京・春・音楽祭 -東京のオペラの森2013-」の公演情報毎年3月中旬から4月にかけて上野のコンサートホールや文化施設を中心に行われる「東京・春・音楽祭」。オペラ、オーケストラ、室内楽などの本格的なクラシック音楽のほか、バレエや日本歌曲、アルゼンチン・タンゴ、朗読、美術館や博物館とのコラボレーションなど、バリエーションに富んだプログラムで人気を博している。音楽祭初日の3月15日、JR上野駅ガレリアをジャックしたフラッシュモブは午前11時よりスタート。まずは寿司職人に扮したキーボード奏者とコスメ店員に扮したヴァイオリニストが、エルガーの「愛の挨拶」を演奏。突如聴こえてきた生演奏の音色には、行き交う利用客も「何が起こったのか」と驚きながらも、足を止めて聴き入る様子。文字通り、挨拶代わりとなったエルガーの名曲の後は、駅ビルの飲食店や雑貨屋の店員、交通整理員などに扮した演奏家たち総勢24名が、ヴィヴァルディ「春」を演奏しながら、あらこちから次々と登場。全員が揃ったところで、ピッタリと息の合った合奏を披露。突如駅構内に響き渡った、春の到来を告げるかのような美しく軽妙な旋律に大勢の利用客から温かい喝采が送られた。本イベント翌日3月16日には、平年よりも早めの東京での桜開花宣言も発表。いよいよ桜満開の季節となる上野でクラシック音楽に浸る「東京・春・音楽祭 -東京のオペラの森2013-」は、4月14日(日)まで約100公演を開催。オペラの二大作曲家、ヴェルディとワーグナーの生誕200周年にちなんだコンサートなど、多彩な企画が予定されている。また音楽祭期間中には、上野の近隣施設などで無料のミニコンサート「桜の街の音楽」も開催される(日程・会場などの詳細は公式サイトまで)。(※1)フラッシュモブ:街頭など公共のスペースで示し合わせて、群衆に紛れたパフォーマーたちが、パフォーマンスを一斉に行い、その場に居合わせた人々を驚かせ、楽しませる集団サプライズイベント。
2013年03月19日渋谷芸術祭実行委員会は、東京都渋谷区と共にアート・映像・音楽・ダンスパフォーマンスなど独自の「渋谷カルチャー」を発信する「渋谷芸術祭」を10月27日・28日に開催する。今年のテーマは「キラリ!渋谷は文化の“光”差点」。会場は渋谷ハチ公前広場や渋谷マークシティ、区役所前広場、今年から会場に加わる渋谷ヒカリエ、宮益御嶽(みやますみたけ)神社など、渋谷エリア内の11カ所。計15以上のアートイベントを展開する。ハチ公前広場・東急東横店特設ステージでは、ライブパフォーマンスのほか、ハロウィンにちなんだフォトコンテストを実施。フォトグラファーによる参加者の写真撮影を行い、渋谷芸術祭公式Facebookページに画像をアップ、後日「いいね!」の数が多かった人にはプレゼントを贈呈する。渋谷ヒカリエでは、1階から4階までのイベントスペースにてライブペインティングやアート作品を展示。区役所前広場では、放置自転車を使ったデコチャリのワークショップや、様々なタイプの自転車の試乗会を行う。宮益御嶽神社では野外映画上映を実施する。今年は「東日本大震災復興支援プロジェクト」として、東北と渋谷のコラボーレションペイントアートを企画している。東北の子供たちと渋谷の子供たちがそれぞれ布に絵を描き、その布をオブジェとして縫製。完成作品はハチ公前広場に展示する。また、仙台市にはサテライト会場を設置し、インターネットラジオ番組配信を実施する。区役所前広場には東北3県のアンテナショップ・マルシェを設営して、東北と渋谷の交流を行う。同イベントの入場は無料。詳細は渋谷芸術祭公式ホームページで案内している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月24日第25回東京国際映画祭(TIFF)が10月20日、公式オープニング作品『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』の上映をもって開幕した。今や“名物”となった東京・六本木けやき坂通りのグリーンカーペットには、本年度のTIFFアンバサダーを務める元AKB48の前田敦子ら国内外のスターをはじめ、スタッフや関係者が闊歩。沿道に集まったファン約6000人から大歓声を浴びていた。その他の写真特に注目を集めたのが、本作の主役でもあるエンタテインメント集団“シルク・ドゥ・ソレイユ”のパフォーマーたちによる世界初披露の演目『夢の小舟』。これはグリーンカーペットを緑色の川に見立て、パラソル形の“小舟”に乗った映画の主演女優エリカ・リンツと、彼女を取り囲むパフォーマーがまるで川面を歩くかのような華麗な動きを披露するというもの。その幻想的かつ超人的なパフォーマンスに、本作のオフィシャルナビゲーターを務める女優の上戸彩も「今日皆さんと、一緒にグリーンカーペットを歩かせていただいて、改めてこの映画が注目されていると感じた」と感激しきり。映画は異世界に迷い込んだヒロインが運命の青年を探し求めるラブファンタジーで、製作総指揮を務めるジェームズ・キャメロンは「“シルク・ドゥ・ソレイユ”という最高のエンターテインメントを、ぜひ3Dでお楽しみください」とビデオメッセージを寄せた。映画祭の目玉はやはり、コンペティション部門。昨年、最高賞“東京サクラグランプリ”を受賞した仏映画『最強のふたり』が、今年に入り世界中で大ヒットを記録したことで、俄然国際的な注目が集まっている。その証拠に本年度のコンペティション部門へのエントリーは1332作品で、昨年よりも36%増加。5年前(第21回)のエントリー数690本から比較すると、なんと倍増している計算だ。“今こそ、映画の力”をスローガンに、昨年に引き続き、震災復興への取り組みも継続。期間中は東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズをメイン会場に、コンペティション部門15作品をはじめ、約300本の映画が上映され、最終日の28日には“東京サクラグランプリ”など各賞が発表される。第25回東京国際映画祭10月20日(土)~10月28日(日)取材・文・写真:内田 涼
2012年10月22日堺東まちなか”逸品バル”実行委員会事務局は、第2回「堺東まちなか”逸品バル”」を開催する。堺東で毎年恒例となっている夏まつりの時期に合わせての開催となる。同イベントは、地元のまちづくり組織である「そや堺ええ街つくり隊」が中心となり、地元の商店組織である「堺東商店街連合会」と連携して、堺東のにぎわいづくりのため取り組んでいるもの。スペイン風居酒屋”バル”をイメージした「飲み物+逸品」のセットを楽しむイベントだ。昭和の面影が残る立ち飲み屋や小粋な日本料理店、おしゃれなバーなど、地元の個性豊かで魅力ある飲食店が、各店自慢の逸品を提供。各店舗はチケット1枚(約500円)で利用できる。今回は51店舗が参加。そのうち19店舗が堺の農産物「堺のめぐみ」を使用したバルメニューを提供するほか、堺産野菜や自家製プリンなどをチケットと交換できる「おみやげバル」3店舗が初登場する。なお、最終日(8月4日)には、堺市役所前市民交流広場で「そや堺ええ街つくり隊」主催の夏まつりが開催されるとのこと。■堺東まちなか”逸品バル”詳細・開催期間:8月2日から4日(開催時間は各店舗で異なる)・参加店舗:51店舗・チケット代:1冊4枚綴り(前売り:2,000円、当日:2,400円)・チケット販売:前売り(各店舗で8月1日・18:00まで、特設売場で7月30日から8月1日・12:00から18:00まで)・チケット販売:当日券(特設売場で8月2日から8月4日・10:00から21:00まで)詳しくは同イベントウェブサイトから。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月01日音楽活動が盛んに行われている熊本県玉名市で、花火と音楽の融合「音楽火」開催。10,001発の花火が打ち上げられる。花火と音楽の融合「音楽火」が開催されるのは、熊本県玉名市の菊池川高瀬大橋の上流一帯だ。日時は8月3日(金)18:00から21:00まで。花火の打ち上げは20:00からとなっている。玉名市はロビーコンサートや玉名市民音楽祭など音楽活動が盛んに行われており、音楽を通じて感性豊かな人間形成とまちづくり、芸術文化の向上を目指す。「音楽の都玉名」にふさわしい花火大会は「音楽火(おんらくか)」と題され、まさに花火と音楽が融合した幻想的なイベントだ。鑑賞場所は菊池川河川敷駐車場および高瀬大橋左岸下流(グリーンベルト)となる。前面に菊池川を挟んだビューは、上空に打ち上げられる光の輪が菊池川の水面に反射し、美しさを際立たせる。菊池川の高瀬大橋の周辺は1877年の西南戦争の折、薩摩軍と新政府軍との激戦の舞台であったことでも知られる。日露戦争の旅順攻略で有名な乃木希典は当時少佐でこの戦いに参戦し薩摩軍を打ち破り、有名な田原坂の戦いへと駒を進める。玉名市には装飾古墳で有名な大坊古墳に代表されるような古代の遺跡も残っており、歴史の深い街であることがうかがわれる。また高瀬大橋からほど近い場所に位置する玉名温泉は、1,300年前に発見されたという歴史を持つ温泉だ。神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、五十肩、冷え性、打ち身、慢性消化器病、動脈硬化症、慢性皮ふ病などに効能があると言われ、11軒の宿泊施設と5軒の日帰り入浴施設がある。「音楽火」が開催される8月3日が雨天の場合は、8月9日(木)に延期となるので注意が必要だ。また、会場周辺は19:00(一部18:00)~22:00の間交通規制が行われる。駐車場は18:00から利用できるが台数に限りがあるので公共の交通機関を利用するのが無難。アクセス・九州自動車道菊水インターチェンジを出て、右折。菊池川沿い県道16号線を南へ約15分・JR新玉名駅(九州新幹線駅)下車、徒歩約35分(距離:約2キロメートル)・JR玉名駅下車、徒歩約25分(距離:約1.5キロメートル)・当日はJR熊本駅、玉名駅間の臨時列車が運行される【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月31日毎夏450万人が訪れる国内有数の避暑地、長野県軽井沢町のクラシック音楽祭「軽井沢国際音楽祭2012」が、8月16日(木)から26日(日)に開催される。「軽井沢国際音楽祭2012」の公演情報2002年、NHK交響楽団メンバーが中心の室内楽コンサートとして誕生した本音楽祭。音楽監督は元NHK交響楽団首席クラリネット奏者・横川晴児が務める。「この夏、都会を休もう――」をキャッチコピーに、都会の喧騒から離れ、自然豊かな軽井沢でクラシック音楽を通じて、心と体を癒すひとときを提供するのがコンセプト。国内外の一流の演奏家はもちろん、プロ・アマの垣根を取り払い、音楽祭の講習会受講生やアマチュア演奏家たちも参加する。11年目を迎える今年は、若手音楽家育成の講習会、軽井沢町内各所での無料イベント、ユニオンチャーチでのコンサートなどの恒例のプログラムに加え、シューベルトの室内楽の大作「八重奏曲」を取り上げる「室内楽コンサート -軽井沢のシューベルティアーデ-」、ドビュッシー生誕150年を記念した「1コインコンサート -ドビュッシーと私-」など、バラエティ豊かなラインナップが並ぶ。また昨年から取り組んでいる東日本大震災復興応援プロジェクトは今年も継続。公演収益金の一部は、被災地への義援金として日本赤十字社へ寄付される(同プロジェクトは2013年まで継続)。音楽監督・横川晴児は「この音楽祭では、家族のような温かい時間を作っていきたいと思っています。例えば、音楽祭に常連として参加してくれるジェラール・プーレさん(フランスの名ヴァイオリニスト)が、昨年、74歳にして初めてストラヴィンスキーの「兵士の物語」の演奏に挑戦されました。有名な曲ですが非常に難曲で、若手の連中に支えられながらも必死に練習されていました。もちろん本番は見事に大成功。終演後にプーレさんは『僕もこの歳になっても、まだこんなにできた。この音楽祭のためなら何でもやるよ。ここは僕の家族だ』とまで仰ってくれて。とても感激したんです」と音楽祭への思いを語る。「軽井沢国際音楽祭2012」は、8月16日(木)から26日(日)まで、軽井沢大賀ホール、軽井沢ユニオンチャーチほかで開催。有料公演のチケットは発売中。
2012年07月13日パリを拠点に活躍中の世界的ヴァイオリニスト諏訪内晶子が芸術監督を務める新たなクラシック音楽祭、国際音楽祭NIPPON」の記者発表会が、7月6日に行われた。諏訪内晶子の公演情報1990年の第9回チャイコフスキー国際コンクールで第1位(史上最年少、日本人初の優勝)の快挙を成し遂げて以来、世界を舞台に活躍を続けているヴァイオリニストの諏訪内晶子。ここ10年来「演奏活動以外に、何か世の中に恩返しができないか。次の世代に伝えていけることはないか」ずっと考えてきたという彼女が、長年温めてきた構想を実現させるのが今回の音楽祭だ。諏訪内が考えるこの音楽祭の柱は3つだという。「まず1つは、現在演奏活動を行っている同世代の方たちと一緒に作ること。2つ目は、音楽祭のための作品の委嘱とそれを世界に向けて発信すること。そして3つ目は教育。マスタークラスを含め、私はまだ日本では教えたことがないのですが、自分が経験してきたことを今後定期的に伝えていきたいです」と思いを語る。音楽祭は、諏訪内自身が10年以上住んだことのある思い入れのある横浜と、仙台を中心に開催。出演者には、諏訪内晶子のほか、エサ=ペッカ・サロネン(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団、レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)、ピーター・ウィスペルウェイ(チェロ)、江口玲(ピアノ)らが予定されている。内容は、リサイタルやオーケストラとの共演、諏訪内初の室内楽コンサートに加え、美術館とのコラボレーション、0歳児から入場できるコンサートや小学生のためのヴァイオリン教室などの子ども向けプログラムも計画中だ。また東日本大震災復興支援として、公演の収益金の一部を被災地へ寄付するほか、仙台でのコンサートやヴァイオリン教室も行われる。「国際音楽祭NIPPON」は、2013年2月2日(土)から16日(土)まで、横浜みなとみらいホール、横浜美術館(以上・神奈川県)、電力ホール(宮城県)などで行われる。公演内容の詳細、チケットの発売日などは随時発表される予定。
2012年07月10日2006年の初開催以来、“せんくら”の愛称で親しまれ、好評を博しているクラシック音楽祭「仙台クラシックフェスティバル」。今年は9月28日(金)から30日(日)に宮城県仙台市内の各会場にて開催される。仙台クラシックフェスティバル2012」の公演情報秋の仙台の人気イベントのひとつとして、ほぼ例年3万人を超える来場者数を記録してきた“せんくら”。1公演が約45~60分とコンパクトなステージ構成、前売チケットはいずれも1000円~2000円のお手頃価格で、演奏されるプログラムは誰もが耳にしたことがあるクラシックの有名曲ばかり。また、0歳児からでも入場できるファミリー向け公演や、無料イベントも多数行われている。東日本大震災の被害を受けた昨年は、被災により使用できない会場もある中で、国内外から寄せられた支援を糧に、規模を縮小しながらも開催。音楽を待ち望む多くの人々に希望と元気が届けられた。 そして、復興元年となる今年は、会場となる全てのホールが再開。従来の“せんくら”の賑わいを取り戻し、全86公演(無料公演除く)を開催する。「仙台クラシックフェスティバル2012」は、9月28日(金)から30日(日)、仙台市青年文化センター、エル・パーク仙台、仙台市太白区文化センター、イズミティ21ほかで開催。チケットの一般発売は、7月19日(木)10時より開始。また一般発売に先駆け、先行販売が7月7日(土)10時より受付開始となる。
2012年07月06日ちょうふ音楽祭2012 LIVE PLUS+に出演が決まっているRAG FAIRのTTRE(土屋礼央)がバンドのビアンコネロとともに、TTRE×ビアンコネロとして出演することが決定した。ちょうふ音楽祭2012 LIVE PLUS+公演情報はこちら6月23日(土)に調布市グリーンホール大ホールにて行われるライブイベント、ちょうふ音楽祭2012 LIVE PLUS+。既にDEPAPEPE、TTRE、堂島孝平、中孝介、中島卓偉、ラムジ、WHITE ASH、BREATHE、The ROOTLESS、JOVO、Sissyといったアーティストの出演が決定しているが、今回TTRE×ビアンコネロの出演が決まったことで、さらに充実したラインナップとなった。アコースティックライブツアー真っ最中のTTRE×ビアンコネロのライブはもちろん、その他のアーティストも注目のこのイベント。チケットは発売中。■ちょうふ音楽祭2012 LIVE PLUS+日程:6月23日(土)会場:調布市グリーンホール大ホール料金: 全席自由 3,800円出演: TTRE×ビアンコネロ、中孝介、Sissy、JOVO、堂島孝平、DEPAPEPE、中島卓偉、BREATHE、WHITE ASH、ラムジ The ROOTLESS
2012年06月20日世界最大級のクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』音楽祭2012 -サクル・リュス-」が開幕。オープニングセレモニーが、本日4月27日に東京・有楽町の丸ビル1階マルキューブで行われた。「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』音楽祭2012」の公演情報1995年フランス生まれの「ラ・フォル・ジュルネ」は、「低価格のチケット料金」「約45分の演奏時間」「朝から晩までコンサートのはしごが可能」「大人から子供まで楽しめる」といったカジュアルさをコンセプトにしたクラシック音楽祭。日本では、2005年の初開催以来、家族連れや若いカップル、お年寄りまで大勢のファンに親しまれ、2007年、2008年は来場者数100万人を突破するなど、ゴールデンウィークの人気イベントとして好評を博している。18時から行われたオープニングセレモニーには、今年の音楽祭テーマ「サクル・リュス」(ロシアの祭典)にちなんで、ロシアが生んだ人気キャラクター、チェブラーシカが登場。愛らしい動きとともに音楽祭をアピール。スペシャル・アンバサダーとして音楽祭期間中も会場内の各所に登場する予定だ。またセレモニーに続いて行われたコンサートには、ロシア出身のピアニスト、イリーナ・メジューエワが登場。チャイコフスキー作曲「舟歌」(「四季」op.27bisより)、ムソルグスキー作曲「展覧会の絵」、ストラヴィンスキー作曲「ペトルーシュカの部屋」(「ペトルーシュカ」より)などロシアの名曲を披露。卓越したテクニック、情感溢れる演奏で喝采を浴びた。「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』音楽祭2012」は、5月3日(木・祝)から5日(土・祝)に東京国際フォーラムで開催。チケットは発売中。また丸の内周辺エリアでは4月27日よりプレ・イベントが行われる。
2012年04月27日カンヌ映画祭、ベルリン映画祭、ヴェネツィア映画祭と、世界最高峰の映画祭から選りすぐった作品を上映する“三大映画祭週間”が昨年に続き、今夏にヒューマントラストシネマ渋谷で開催されることが決定した。その他の写真今年、本映画祭で上映されるのは全8作品。愛する家族と幸せに暮らしていた男がある日妻を事故で失い、子供たちを守り抜こうと奮闘する姿を描いた『我らの生活』(カンヌ映画祭/2010年男優賞受賞)や、少年院の刑期をあと5日に控えた少年の、母親に対する葛藤を描写した『俺の笛を聞け』(ベルリン映画祭/2010年銀熊賞受賞ほか)、サーカス団を舞台に、ふたりのピエロが美女を奪い合う『気狂いピエロの決闘』(ヴェネツィア映画祭/2010年銀獅子賞受賞ほか)など、高い評価を受けながら日本では未公開だった作品も含め、一挙に上映される。さらに、『8人の女たち』(2002年)などで知られる巨匠、フランソワ・オゾン監督作『ムースの陰遁』は、ドラッグによって生活が一変したカップルを題材にした作品で、2009年のサン・セバスチャン映画祭審査員賞を受賞。こちらも日本初登場なので見逃せない。映画ファンの熱い要望により、今年も開催が決定した本映画祭週間。日本未公開の作品が楽しめるのはもちろん、世界の隠れた名作を鑑賞できるこの機会に足を運んでみてはいかがだろうか。三大映画祭週間20128月4日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次開催〈カンヌ映画祭〉『ミヒャエル』(2011年コンペティション選出)『我らの生活』(2010年男優賞)『フィッシュ・タンク』(2009年審査員賞)『イル・ディーヴォ‐魔王と呼ばれた男‐』(2008年審査員賞)〈ベルリン映画祭〉『俺の笛を聞け』(2010年銀熊賞/アルフレッド・バウアー賞)〈ヴェネツィア映画祭〉『気狂いピエロの決闘』(2010年銀獅子賞/オゼッラ脚本賞)『時の重なる女』(2009年女優賞)〈特別上映〉『ムースの隠遁』(2009年サン・セバスチャン映画祭審査員特別賞)※全作品デジタル上映※当日券:一般1800/大・高・専1500/中学以下・シニア1000(税込)
2012年04月27日毎夏、札幌を中心に開催されるクラシック音楽祭、パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)の2012年度開催概要が発表された。「PMF2012」の公演情報パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)は、20世紀を代表する作曲家・指揮者レナード・バーンスタインが、1990年に札幌を拠点に創設した国際教育音楽祭。これまでの受講生は世界70か国から延べ2700名以上。第一線で活躍中の演奏家たちによる講師陣のもと、音楽家の卵たちが研鑽を積み重ね、その成果を演奏会で披露する。2012年度の音楽祭では、PMFアカデミーの充実、初の海外公演の開催、ガラ・コンサートの新設と、新しい取り組みがスタート。PMFオーケストラ・アカデミーの弦楽部門では、世界を代表する音楽学校より優秀な学生を招待する推薦コースを試験的に導入する。今年の推薦枠には、ヨーロッパ2校、日本1校より各3名ずつ合計6名が採用されている。またアジア地域の若手音楽家の育成を目的とするPMFアジア・フレンドシップ・アカデミーも新設する。初の海外公演は、日中国交正常化40周年を記念して中国で開催。8月2日(木)に瀋陽(遼寧大劇院)、8月4日(土)に北京(中国国際青年交流センター世紀劇院)で、PMFオーケストラによる演奏会が予定されている。また新設されるガラ・コンサートは、会場のKitaraのパイプオルガンを生かしたプログラム、室内楽の名曲のほか、PMFオーケストラによる演奏を予定。フィナーレでは、ホルスト作曲「惑星」を題材に新たに書き下ろされる「PMF賛歌」を初披露。作詞は北海道に縁のあるなかにし礼、編曲はロサンゼルス在住の田中カレンが手がける。「PMF2012」は、7月5日(木)から29日(日)まで、札幌コンサートホールKitara、札幌芸術の森 野外ステージにて開催。またPMF芸術監督ファビオ・ルイジ指揮によるPMFオーケストラ東京公演が、7月30日(月)・31日(火)にサントリーホールで開催される。いずれもチケットは発売中。
2012年04月24日現在上野で開催中のクラシック音楽祭「東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2012-」で、ストラヴィンスキーをテーマにした新シリーズ「東京春祭のStravinsky」が、4月7日(土)にスタートする。「東京春祭のStravinsky vol.1 インバル&都響のストラヴィンスキー」の公演情報ロシア生まれのストラヴィンスキー(1882-1971)は、バレエ音楽の革命的傑作『火の鳥』『ペトルーシュカ』『春の祭典』などで知られる20世紀を代表する作曲家。指揮者、ピアニストとしても活動し、20世紀以降の芸術文化に広く影響を及ぼした音楽家のひとりだ。今回始まるシリーズの第1弾で取り上げるのは、ストラヴィンスキーの3大バレエ音楽のうちの2作品『火の鳥』『ペトルーシュカ』。演奏は、2008年のコンビ結成以降、充実の黄金期を築きあげているエリアフ・インバルと東京都交響楽団。マーラーやブルックナー、ショスタコーヴィチの作品などで卓越した手腕を発揮してきた名指揮者インバルの巧みな音楽構築、それに高い精度のアンサンブルで応える都響の演奏。ストラヴィンスキーの大作が、色彩感に満ち溢れた壮大な音絵巻になりそうだ。「東京春祭のStravinsky vol.1 インバル&都響のストラヴィンスキー」は、4月7日(土)に東京文化会館 大ホールで開催。チケットは発売中。2013年春のシリーズ第2弾では、初演100周年を記念して『春の祭典』が演奏される予定だ。また「東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2012-」は、4月8日(日)まで東京文化会館ほか上野界隈の文化施設を中心に開催中。■東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2012-東京春祭のStravinsky vol.1 インバル&都響のストラヴィンスキー【日時】4月7日(土) 19:00開演【会場】東京文化会館 大ホール【出演】指揮:エリアフ・インバル管弦楽:東京都交響楽団【プログラム】バレエ音楽《ペトルーシュカ》(1947年版)バレエ音楽《火の鳥》(1910年全曲版)
2012年04月03日