NHK連続テレビ小説「あさが来た」の“五代様”役でブレイクを果たしたディーン・フジオカ主演作『NINJA THE MONSTER』の舞台挨拶が2月18日(木)、丸の内ピカデリー1にて行われ、フジオカさんと森川葵が登壇。退場の際にはディーンさんに直接花束を渡そうと客席から女性ファンが猛ダッシュするような一幕も見られ、人気の高さをうかがわせた。『NINJA THE MONSTER』は、幕府が「忍者禁止令」を発布した時代の物語。長野藩の救済を乞う為に江戸へと向かう幸姫(森川葵)と、忍であることを伏せている伝蔵(ディーン・フジオカ)ら一行が長野藩の救済を乞う為に江戸へと向かうも、一行を襲う“もののけ”が突如現れたりと、命がけの旅に繰り出す。本作は、そもそも松竹が映画人育成のために発足したブルーラインレーベルにおいて、初めて海外マーケットを狙って製作されたもの。ディーンさんの高い注目度や多くの問い合わせにより、“逆輸入”という形で期間限定公開となった。演じた伝蔵のアクションスタイルについて、ディーンさんは「日本の殺陣をやって、両手で剣を持つスタイルは初めてでした。やっぱり常に片手で持つものでやっていたので、だんだん型が自分の癖になってきちゃって(笑)。でも、監督も『忍者だから、そこら辺にあるもので戦うというのが正しいから決まりきった型でなくてOKだ』って言われました」と、鮮やかな刀さばきを想像させるようなジェスチャーつきで語った。ディーンさんのすさまじい人気を肌で感じた森川さんは、「今こうして隣で立って舞台挨拶してて、なんかちょっとディーンさん…」と緊張のあまり押し黙り、「何て言おうとしたんだろう、ごめんなさい(笑)」と照れ笑いを浮かべると、会場も温かい笑顔で包まれた。森川さんは言葉を続け、「すごいうれしいです。こんなにすごい方と一緒に舞台挨拶してるの」とディーンさんを見ると、ディーンさんが「でも、撮影のときは二人でお菓子食べたりしていました」と話し、「一緒にお菓子食べ合って生きてましたよね(笑)」と、懐かしそうにふり返った。『NINJA THE MONSTER』は2月20日(土)より1週間期間限定公開。(cinamacafe.net)
2016年02月18日台湾を拠点に活躍し、NHK連続テレビ小説『あさが来た』の“五代様”役で大ブレイク中のディーン・フジオカが2月18日に、都内で行われた主演作『NINJA THE MONSTER』の先行上映会に、共演の森川葵とともに出席した。その他の写真松竹が若手映画人育成のために発足した『ブルーラインレーベル』で製作され、初めて海外マーケットに狙いを定めたアクション作品。昨夏にカナダで開催の第19回ファンタジア国際映画祭でワールドプレミア上映され、すでにアジア数カ国での配給が決定済み。今回、フジオカの大ブレイクをきっかけに、日本での“逆輸入”公開が決まり、「観てもらえれば、この先にどんな旅が続くのかイマジネーションが沸くはず。あくまで序章のつもりなので、ネクストレベルに行けるように応援していただければ」とアピールした。幕府が“忍者禁止令”を発布した江戸時代を舞台に、忍であることを隠す伝蔵(フジオカ)が、幸姫(森川)を江戸へ送り届けるため、謎の“もののけ”との死闘を繰り広げる。「両手で刀をもつ日本流の殺陣のトレーニングはもちろん、生きることを否定された忍者の精神状態を自分なり洞察した」と役作りをコメント。メガホンをとるのは、『太秦ライムライト』の落合賢監督。『超高速!参勤交代』の土橋章宏が脚本を手がける一方、ハリウッドから撮影・VFXスタッフが参加しており、「京都の撮影所で、日本の伝統の良さを知った」と振り返った。ヒロイン役の森川は「監督もカメラマンさんも、ディーンさんも英語を話せるので、会話の輪に入れなかった(笑)」と国際色豊かな現場の様子を明かし、「過酷な現場でしたが、ディーンさんからチョコや干し柿をもらった」。このエピソードに対し、フジオカは「そういえば、現場で餅もつきましたね」と秘話を語った。『NINJA THE MONSTER』2月20日(土)より新宿ピカデリーほか1週間限定公開取材・文・写真:内田 涼
2016年02月18日『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』撮影中にハリソン・フォードが骨折した事故を巡り、同作品の制作会社が訴えられている。同作でハン・ソロ役を演じたハリソンは、2014年6月にパインウッド・スタジオで撮影が行われていた際、宇宙船ミレニアム・ファルコンに乗り込むシーンで鉄のドアに足を挟まれ、足を骨折。この事故に関し、制作に関わっていた英フードルズ・プロダクションが、5月12日に行われる裁判で4つの罪に問われることになるようだ。英安全衛生庁の広報担当者は「安全衛生庁は労働安全衛生法における4つの違反で起訴することをフードルズ・プロダクションに伝えました」「『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』撮影中にハリソン・フォードが油圧式のドアにはさまれ、重傷を負った事故に伴うものです」「法的に雇用者は労働者を保護するべきであり、それは工場だとしても映画のセットだとしても同じです」「われわれは慎重な調査を行い、裁判所に提出するような十分な証拠をそろえたと考えています」と語っている。(C)BANG Media International
2016年02月13日現在大ブレイク中のディーン・フジオカと、マルチタレントの加賀美セイラが日本から参加を果たした海外ドラマ「荒野のピンカートン探偵社」。このほど、本作のDVD-BOXII特典映像に収められている、ディーンさんと加賀美さんが初共演エピソードなどを語ったインタビュー映像が初公開となった。1860年代、西部開拓時代のカンザスを舞台に、実在したアメリカ最古の探偵社の創設期を描く、1話完結型の痛快ミステリーアクションドラマとなる本作。アラン・ピンカートンとその息子ウィリアムは、史上初の探偵社を創設、ひょんなことから女性探偵ケイトも働き出すように。創設者のアランはすべてに抜け目がなく非常にタフな男。ウィリアムは口より先につい手が出る昔ながらのタフガイだが、探偵として高い技術と熱い気持ちを持っている。一方、ケイトは科学捜査を得意とし、おとり捜査の名手でもあった。このトリオが、ときには意見を対立させながらも凶悪事件の真相に迫っていく。本作でディーンさんが演じるのは、第4話から登場するケンジ・ハラダ。奴隷制度が存在する時代にもかかわらず、ある使命を持って北米にやってきた東洋人で、西部の衣装に身を包みながらも腰に刀をさす“サムライ”だ。また、加賀美さんは、第11話より登場する謎の霊媒師ミヨ役。ミヨは、ピンカートン探偵社のメンバーやディーンさん演じるケンジにとって、事件の鍵を握る重要な人物となるという。今回解禁となったのは、DVD-BOXIIにのみ収録されている特典映像で、WOWOW特別試写会の模様とディーンさん&加賀美さんのインタビュー映像の一部。2015年3月27日にWOWOWでの放送開始を記念して行われたこの試写会では、少し初々しい様子で対応する2人の姿を見ることができる。2人は本作が初共演で、当初はずっと英語でコミュニケーションをとっていたというエピソードや、日本人として海外作品に出演できたことへの喜びを語り、これまでアジアを中心に活動していたディーンさんが「家族やおばあちゃんに喜んでもらえて…」とハニカミながらコメントする場面では、加賀美さんも思わず笑顔で相槌を打つ姿も見られていた。「荒野のピンカートン探偵社」DVD-BOXIは発売中、DVD-BOXIIは2月3日(水)より発売。(text:cinemacafe.net)
2016年02月03日クールでシックなパッケージに鮮やかな色彩で女性たちを魅了するトム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)が、「SS16 ランウェイ カラー アンド シーズナル コレクション」を2月12日に発売する。全8色を配する「パテント フィニッシュ リップ カラー」(6,000円)は、スポンジ チップをノックして押し出すペン型タイプを採用した、ユニークなリップカラー。そのユニークなデザインにビビッドな発色と、センシュアルな艶と輝きを具備。メイクアップアイテムにおけるブランドにとっての代表作といえる、リップスティックに感じられる大胆で繊細な色はそのままに唇をみずみずしく包み込む。なかでも青みを帯びたピンクカラー「パテント フィニッシュ リップ カラー 04 インファミィ」が今春の気分だ。ひとたび唇に色を落とせば、ミステリアスな表情が広がる。コレクションには他に、美しくも鮮やかなラインが長時間持続する「ハイ ディフィニション アイ ライナー」(全6色 4,300円)と、超微粒子ピグメントを配合したメタリック クリーム アイシャドウ「クリーム カラー フォー アイズ」(全8色 4,500円)をラインアップ。メイクアップとは色を楽しむことなのだ、と改めて感じさせてくれるトム フォード ビューティの春。【問い合わせ先】トム フォード ビューティTEL:03-5251-3541
2016年02月01日ライアン・ゴズリングとハリソン・フォードが出演する『ブレードランナー』続編の撮影が、今年7月からスタートするようだ。ハリソンが主役を務めた1982年公開のオリジナル作品は、2019年の暗黒郷と化したロサンゼルスが舞台。宇宙のコロニーで危険な仕事を強いられていたレプリカントと呼ばれる人造人間たちが戻ってきたため、ハリソン演じるリック・デッカードら警察特殊部隊がそれらを捕らえようとする姿を描いた。続編は、それから数十年後の世界に設定されており、ハリソンが引き続きリック役を務め、ライアンは新キャストとして加わることになったとプレスリリースで発表されている。ドゥニ・ヴィルヌーヴがメガホンを取る同作には、オリジナル作品の監督を務めたリドリー・スコットがエグセクティブ・プロデューサーとして参加するほか、脚本はオリジナル作品にも参加したハンプトン・ファンチャーと『グリーン・ランタン』のマイケル・グリーンが手掛ける。スコットは以前、あるインタビューの中で「脚本がとてもいいんだ。もちろんハリソンも出演するよ。今まで生き延びた生存者としてね。続編制作は決定だよ」と語っていた。(C)BANG Media International
2016年01月27日恋愛スイッチを入れてくれるのは、やっぱり本・音楽・映画の世界。NHKの連続テレビ小説『あさが来た』の五代友厚役で一躍注目を集める俳優、ディーン・フジオカさんにも、せつない想いの加速する作品を選んでいただきました。* **「僕がまだ日本に住んでいた頃、実はこの通り沿いのカフェでアルバイトをしていたんです。もう15~16年前になるかな。あの時思い描いていた世界と、今の自分が見ている世界にはどんな差があるんだろう。得たものもあれば失ったものもある。そういう時の流れを考えると、少し感傷的な気持ちになってしまいますね」それが、日本で過ごした10代の最後の思い出だったそう。窓の外に向けられた少し憂いを帯びた視線は、自身の過去を見つめていたのかもしれない。「演技に関して言えば、目線や表情の動きと同じくらい、僕は“呼吸”をとても意識しています。それは、“せつない”という感情に限らずに。例えば、悲しいことがあると呼吸は乱れるし、優しい気持ちになる時は深い呼吸になる。逆を言えば、呼吸をコントロールすることで、感情を内側から呼び起こすことができると思っているんです」そんな彼が“せつない恋”の原点としている作品が、1980年のアメリカ映画『ある日どこかで』。「原題は『Somewhere in Time』。クリストファー・リーヴ演じる主人公が、ある老婆のひと言をきっかけにタイムトリップして…という謎めいたストーリーなのですが、時間という概念に翻弄されながらも貫く純愛に心が震えます。たとえ幸せな時間は一瞬でも、だからこそ、その瞬間にしか存在しない感情や繋がりをより強く感じるというか…。僕にとっては、ラブストーリーの教科書のような作品です」◇でぃーん・ふじおか1980年8月19日生まれ。福島県出身。俳優・モデル・映画監督。深田恭子さんが主演を務める、1月クールの新ドラマ『ダメな私に恋してください』(TBS系)に出演中。ジャケット¥71,000シャツ¥24,000パンツ¥25,000(以上ブラックバレット バイ ニールバレット/プロジェクトTEL:03・3409・3421)シューズ¥26,000(リーガル/リーガルコーポレーションTEL:047・304・7261www.regal.jp)その他はスタイリスト私物※『anan』2016年2月3日号より。写真・竹内裕二(S‐14)スタイリスト・カワダイソン(インパナトーレ)ヘア&メイク・谷森正規(W)取材、文・瀬尾麻美
2016年01月27日火曜ドラマ「ダメな私に恋してください」の制作発表会見が1月5日(火)、都内で行われ、主演の深田恭子をはじめ、ディーン・フジオカ(DEAN FUJIOKA)、三浦翔平、野波麻帆、ミムラが主席した。原作は、女性コミック誌「YOU」に連載中で、累計120万部を越えるベストセラーの同名漫画。深田さん演じる、独身、無職、貢ぎグセがあり貯金なしのダメ女・柴田ミチコと、ディーンさん演じる元上司の“ドSオトコ”黒沢歩が繰り広げるラブコメディだ。ディーンさんは「ミチコを下僕としてイジメ抜くので是非ご覧ください」と挨拶。それでも「黒沢はミチコを矯正するために言っているだけで、暴力は反対です」と付け加え、会場の笑いを誘った。ドSなオトコに対してどう思うか尋ねられた深田さんは「無意味なドSは嫌ですが、上司(ディーンさん演じる黒沢)のように愛があるドSなら」と大胆発言。三浦さんは、自身が演じる最上大地について尋ねられると、「最上は好青年でございます。ね」と深田さんに同意を求め、深田さんがはにかむ場面も見られた。「休憩時間はボクシングやチェスをしながら過ごしている」と話すディーンさんと深田さんに対し、三浦さんは「もうすぐ現場が一緒になるから参加できる」と心待ちにしている様子。深田さん演じるミチコは劇中で数々のコスプレ姿を披露するのだが、「深田さんのコスプレ姿は妖精のよう!」とディーンさんは大絶賛だった。TBSドラマ「ダメな私に恋してください」は1月12日(火)22時スタート(初回15分拡大)。(text:cinemacafe.net)
2016年01月05日トヨタ自動車(トヨタ)は1月4日、フォード・モーター・カンパニー(フォード)およびその子会社リビオと、同社の「スマートデバイスリンク」(SDL)の展開で協力すべく、共同で仕様開発・運営を行う枠組みを構築することで合意したと発表した。今後、ほかの自動車会社やアプリ開発会社にも、参画を呼び掛けていくほか、トヨタとしても今後、SDLを用いた車載システムをを商品化する予定。SDLは、スマートフォンアプリと車両がつながるためのオープンソースプラットフォーム。音声認識機能や車載の操作パネルで、車内でもスマートフォンアプリを操作し、エンターテイメントや道路情報などを利用することができるようになる。また、SDLを採用する自動車会社が増えれば、アプリ開発者はSDLを用いて、複数社の車載システムと互換性のあるアプリを一度に開発できるため、短期間でより多くのアプリを提供できるようになる。トヨタは「クルマの特性に合った、安全に、安心して利用いただけるスマートフォンとの『つながる』サービスを開発することが、自動車会社だからこそお客様にお届けできる価値だと考えている。そうした思いを共有する多くの会社が、SDL展開に向けた今回の取り組みに参画いただけることを期待している」とコメントしている。
2016年01月05日デイン・デハーンが自身も憧れる唯一無二の俳優ジェームズ・ディーンを演じ、ロバート・パティンソンが彼を有名な1枚の写真に収めた写真家を演じる『ディーン、君がいた瞬間(とき)』。いま、ハリウッドで最も注目される若手演技派の夢の共演が実現した本作から、2人の共演シーン映像がシネマカフェに到着!さらに、デハーンとパティンソンがお互いについて語る貴重なコメントも入手した。カンヌ国際映画祭「カメラドール賞」を受賞し、「ザ・ローリング・ストーンズ」「U2」、ビョークなど名だたるアーティストに愛される伝説の写真家、アントン・コービンがメガホンを取った本作。今回到着したのは、パティンソン演じる写真家デニス・ストックが、デハーン演じるジェームズ・ディーンとレッドカーペットで偶然居合わせるシーンだ。映画『スタア誕生』のプレミアに、恋人で女優のピア・アンジェリと共に参加したディーン。だが、すでにスターであったアンジェリの“連れ”という扱いに、心底ウンザリしていた。そんな中、レッドカーペットのカメラマンの列にストックの姿を発見するディーン。『エデンの東』の試写で初めて“ディーン”を目にしたストックは、彼が新世代を代表する俳優になることを確信、自身も一旗揚げるため「君を撮りたい」と持ちかけていたものの、断られていた後だった。「まだレッドカーペットでくすぶっているのか」と声をかけられ、気まずい表情をするストック。だが、その言葉を払拭するように、「いい写真を撮ろう」と再びディーンに誘いをかける。「有名になれる?」と問うディーンに対し、「保証する」とストック。だが、ディーンは含みのある様子で「考えておく」と言い残し、その場を後にする…。この後、2人がどんな化学反応を起こすのか、期待膨らむシーンとなっている。実は本作で出会う前は、お互い面識がなかったという2人。撮影前に何度か食事に出かけたレベルの交流しかしなかったという。その理由についてデハーンは、「映画は2人のアーティストがお互いについて理解を深めていく旅路を追うものだから、お互いについて知るのは一緒に取り組む撮影を通してのほうが映画の役に立つと思った」と明かす。実際に撮影が進むにつれ、2人は親睦を深めていったようで、その中でも極寒地での撮影シーンがさらに2人の距離を縮めたという。パティンソンは、「体感温度マイナス37度のトロントで、僕たちはスーツ1着での撮影を毎日こなしていたんだ。クルーは南極隊みたいに着込んだ格好なのに…。でもそれで絆が深まったんじゃないかな(笑)」と語る。そんな彼らにとって、今回の共演は互いにとって良い刺激になったようで、パティンソンは「ジェームズ・ディーンを演じるということは、どんな役者にとってもものすごく大変なことだったと思う。彼と僕とでは俳優として違うアプローチをとっているけれど、彼のことはすごく大好きだし、すごく面白いやつだった」と語り、デハーンを絶賛。一方、デハーンもパティンソンについて、「とても、とても、とてもいい奴なんだ!一緒にいるのが最高に楽しくて、彼とはやり方が違うけど、自分と異なるやり方で俳優として成功しているのを見るのは、すごくいい経験だ」と語っている。ハリウッドの未来を担う実力派として、内外から熱い視線を送られる彼ら。お互いの存在を意識し合い、認め合いながら共演を果たした姿をスクリーンで目撃してみて。『ディーン、君がいた瞬間』はシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年12月22日『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でハリソン・フォードが、共演者より格段に高いギャラをもらっていたことがわかった。Variety.comが報道した。その他の情報フォードのギャラは、1500万ドルから2000万ドルの間。マーク・ハミルとキャリー・フィッシャーは7桁台の低め、とのこと。つまり、数百万ドルということだろう。一方、ニューフェイスのデイジー・リドリーとジョン・ボイエガは、出番が多いにも関わらず6桁台の低めで、おそらく10万ドルから30万ドルの間とのことだ。彼らより出番は少ないが、知名度の高いオスカー・アイザックとアダム・ドライバーは、それより高かったらしい。これらのギャラのほかに、映画が大成功した場合、ボーナスをもらえる契約になっている可能性が高く、実際に彼らが手にする金額はもっと大きくなると考えられる。また続編にあたって、ギャラの再交渉が行われることもありえる。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』公開中文:猿渡由紀
2015年12月22日演じることに身を捧げた役者であっても、誰もが知る実在の人物を演じるのは恐ろしいことだという。ましてや、それが世紀のハリウッドスター、ジェームズ・ディーンであれば尚更だ。『ディーン、君がいた瞬間』でジェームズ・ディーン役のオファーを受けたデイン・デハーンも、「あまりに怖くて、断る理由がいくつも浮かんだ」と振り返る。だが、完成した映画には、ジェームズ・ディーンがいた。外見的な特徴や話し方だけでなく、そこにあったのは彼の心。一体、デインはどのようにしてジェームズ・ディーンの魂に近づいていったのだろうか。「なるべく多くの資料を読んだんだ。でも、そのどれにも違うことが書いてあったから、何が正しくて何が間違いかを取捨選択する必要があった。ある本には『彼はマルボロの煙草しか吸わなかった』と書いてあったけど、別の本には『キャメルしか吸わなかった』とある。また別の銘柄だと書いてある本もあったしね。だから、僕は『わかったぞ。要するに彼は煙草が好きだったんだな』って(笑)。彼が何をし、それが彼のどんな面を表していたのか。自分なりに分析し、彼の考えや気持ちを見つけ出すようにしていったんだ」。物語は単にジェームズ・ディーンの人生を追うのではなく、若手写真家デニス・ストックと彼の関係に焦点を当てている。どこか鬱屈を抱えたディーンに惹かれるストックと、自分を見失ったストックを翻弄するディーン。人生にもがく青年2人の青春物語にもなっているのが興味深い。「彼らの関係はとてもユニークだと思う。2人はそれぞれ違うタイプのアーティストだけれど、アーティストであることが共通点にもなっているんだ。ある意味、同じ道を歩んでいく2人の姿を追っていく映画だとも言えるよね」。ちなみに、映画の中のディーンは写真を撮られることに居心地の悪さを感じていたが、「僕も撮られるより撮る方が好きかな。最近はもっぱらiPhoneでね。僕にあってジェームズ・ディーンにないものもiPhoneだし(笑)」。お気に入りの1枚もあるそうだ。「ハネムーンで撮った1枚だね。妻が月を背に立っているのだけど、手でハートの形を作っているんだ。そのハートの中に月が写っていて、妻の姿はシルエットになっている。自分で言うのも何だけど、なかなかいい出来だと思うよ」。また、劇中にはジミーが本来の自分に戻れる場所として故郷が登場するが、「僕にとっては、今住んでいる自宅がそれにあたるかな」とのこと。実は、このインタビューも自宅のベッドの上からスカイプで応じてくれた。「こっちは朝の8時だけど、たっぷりと睡眠をとった後だし、リラックスしながらインタビューを受けているよ(笑)。撮影中はずっと家を離れることが多いから、やっぱり早く家に帰りたいなと思ってしまう。だからこそ、オフの時はなるべく家で過ごすようにしているんだ。世界中を飛び回る俳優の仕事は本当にエキサイティングだけど、家を離れなくちゃいけないのがね。ちょっと悩ましいかな」。世界中を飛び回る背景には、「様々なタイプの作品に出たい」という思いがある。尊敬する俳優は、アル・パチーノとフィリップ・シーモア・ホフマン。「作品ごとに異なるチャレンジをし、彼らのような役者になりたい」と力強く語る。「それが、僕にとってはすごく大事なことなんだ。今はSFアドベンチャーに関わっているところなんだけど、その前はホラー映画を撮影していたし、その前は17世紀のロマンス映画に出演した。その前は『ディーン、君がいた瞬間』だしね。そうやって、なるべくいろいろな作品に出会っていければいいなと思っている」。映画は「作るだけでなく、観るのも好き」だそうだ。「ものすごくささやかな映画か、あるいはものすごくスケールの大きい映画が好き。極端なんだ(笑)。映画館に行くのも大好きで、『ジュラシック・ワールド』や『ゼロ・グラビティ』みたいに映像のすごい作品はなるべく映画館で観るようにしている。その一方、ごくごく小規模な映画で俳優たちの演技をじっくり楽しむのも好きだよ」。そんな彼の目に、『ディーン、君がいた瞬間』はどう映ったのだろうか。「すごく誇りに思える作品になった。僕はどの作品に対しても、自分の捧げられる全てを捧げる。心も魂も全て捧げて、その後は、全てを捧げた自分を責めることだけはしないようにしているんだ。そういった意味でも、心から満足しているよ」。『クロニクル』から『アメイジング・スパイダーマン2』まで、デインは順調なキャリアを築いてきた。そして、今後も続々と出演作が待機する中、自宅でのリラックスした時間を楽しみ、映画を愛しながら、彼は地に足のついた姿勢で名声と向き合っている。「ジェームズ・ディーンは俳優として名声を得ることに対し、ある種のパラノイアに陥っていたところがあると思う。その点、僕は問題ないんじゃないかな。役者の仕事が大好きだし、今のレベルで仕事ができているのも嬉しい。酷いこともたくさんある世の中だから、毎日毎日をありがたく思っているんだ。確かに、一旦恐れを感じてしまうと、際限なく恐ろしくなってしまう。だから、なるべくそうならないように自分を保つことも大事だね」。(text:Hikaru Watanabe)
2015年12月17日俳優のハリソン・フォード(73)は、3月に経験した墜落事故が『スター・ウォーズ』シリーズに登場する宇宙船ミレニアム・ファルコン号だったら起こらなかったと考えているそうだ。『スター・ウォーズ』シリーズで演じているハン・ソロ役でミレニアム・ファルコン号を操縦し、実生活でも小型飛行機の操縦することで知られるハリソンは、カリフォルニア州サンタモニカ内のゴルフコースへ緊急着陸した飛行機が同宇宙船であったのなら何も問題なく着陸できたと話している。その事故で頭部負傷と右足を骨折したハリソンだが、シリーズ最新作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(12月18日公開)の撮影でファルコン号に乗れたことを楽しんでいたという。「もう僕は飛行機を墜落させるのであって飛ばすのではなくなってしまったね。20年も飛行機に乗っているけど、ああいうことが起きるのはまれさ。機械的な問題で、メンテナンスや誰かのミスではなかったんだ」「ミレニアム・ファルコンだったら壊れることもないし、どこにでも着陸できるんだけどね。僕がゴルフコースに着陸しちゃったやつにはがっかりさせられたよ。ミレニアム・ファルコンは完全無欠だからさ」と語った。そんな事故を経験したハリソンだが、そのことで飛行機に乗るのが怖くなったことはなく、まだギプスがとれていない頃から飛行機にまた乗り始めていたそう。「コックピットに戻れるようになってすぐにまた飛び始めたよ。まだ右足にはギプスがついていたけど、つま先は出ていたからペダルにつま先を乗せて飛ぶことができたんだ。それ以来ずっと飛んでいるよ」と明かしている。瀕死の経験をしながらも飛び続けることは「バカ」なのかもしれないと認めるハリソンだが、そんな自身を支えてくれる妻キャリスタ・フロックハートに感謝しているようで、デイリー・ミラー紙に対して「うちの妻は僕にとって飛ぶことがどれだけ意味のあることかを分かっているから応援してくれるんだ。もしかしたら僕はバカなのかもしれないけど、何も変えていないよ。まだ飛ぶのが大好きなんだ」と答えた。(C)BANG Media International
2015年12月14日2015年1月に発表され、瞬く間に話題となったミニチュア リップスティック「リップス アンド ボーイズ」。その限定コレクション「トム フォード リップス アンド ボーイズ リップ カラー」(全50色 限定品 3,700円)が12月4日に早くも再登場!新色を含めて50色展開にスケールアップしたリップスティックには、トムがこれまでに影響を受けた男性、あるいは親しい関係にある男性、尊敬する男性の名前が付けられていることからも思い入れの深さを充分に感じ取れるだろう。もうひとつ、特筆すべきはサイズだろう。レギュラーの3分の2ほどの大きさとなった今回のスペシャル版は、エレガントで洗練された美しさはそのままに、小さなクラッチバッグにも収まるように考慮されたデザインに仕上げられている。また、全50もの充実したラインナップで圧倒するカラーは、キュートさを内包したモーヴの「ジェームズ」やシックなブラウン系の「ヘンリー」、そしてパワフルなマゼンタの「アレックス」などを配した。そのすべてで、都会の夜に立つ女性の唇を、そして心をも彩色するかのように感じさせるバリエーションで魅了する。そんなこの上なくクリーミィな付け心地のリップスティックは、稀少な原料であるエキゾチックなブラジリアン ムルムル バターに加え、カモミール フラワー オイルを処方。唇に乗せた瞬間、するすると馴染むように色付けるリップスティックで、モダンでありながらもクラシックなカラーを付与した。「メンズスーツを着た女性を見るのは素敵だね。だったら、男性の名前をつけたリップスティックがあってもいいじゃない?」― トム フォード
2015年12月07日NHKの朝ドラ「あさが来た」や1月スタートの新ドラマ「ダメな私に恋してください」なで注目を集めるディーン・フジオカ(DEAN FUJIOKA)。このほど、彼が出演したアメリカのドラマ「荒野のピンカートン探偵社」から、マイナス40度という極寒のロケ地での様子が明らかとなった。本作は、アメリカ最古の探偵社を描く痛快ミステリーアクション。ピンカートン探偵社とは、1850年代にリンカーン暗殺計画を未然に防いだ アラン・ピンカートンがシカゴに創設したアメリカ初の私立探偵社。当時としては最先端の科学捜査技術を駆使し、事件解決法は革新的で、身辺警護から軍の請負まで、幅広いビジネスを展開していたといわれる。本作で描かれるのは、その創生期で1860年代のカンザスを舞台に、アランの息子ウィリア ム(ジェイコブ・ブレア)が世界初の女探偵ケイト(マーサ・マックアイサック)とともに事件解決に奮闘する様子。ディーンさんは準レギュラーとして、彼らの仲間になるケンジ・ハラダを演じている。本作の撮影地となったのは、カナダのマニトバ州ウィニペグ。“カナダのへそ”とも呼ばれ、辺り一帯に広大なプレーリーが広がるこの地は、当時のカンザスを再現するにはぴったりの西部開拓時代の情緒が残る地であり、カナダ国内で最も年間晴天時間が長いためロケ地としては最高の環境とされている。ただし、キャスト陣を悩ませた最悪な条件が、その気候。ウィニペグは 極北地域を除き北米で最も寒い気温を記録する都市の1つで、真冬にはマイナス40°C以下まで下がることも珍しくないという、まさに極寒の地。これには、数々の海外ロケをこなしてきた“ノマド俳優” ディーンさんも、すっかり参ってしまったという。撮影現場には完全防備で向かうものの、「しばらく外にいると、呼吸する蒸気で、まつげが凍るほどだった」と言うほど。スタッフもキャストもダウンコートが必須という中で、当時のカウボーイ衣装のままで演技をすることは、まさに修行の日々だった様子だ。「オフの日も、あまりの寒さについインドアがちになってしまった」とインタビューで語るディーンさん。それでも、オフの日にはスタッフとウィニペグで大人気のホッケーを観覧したり、チェスをしたり楽しんでいたという。そんな厳しくも広大なこのロケーションが、1860年代の痛快なドラマをよりいっそう盛り立ているといえそうだ。「荒野のピンカートン探偵社」は2016年1月13日(水)より発売。(text:cinemacafe.net)
2015年12月07日写真家で映画監督のアントン・コービンが最新作『ディーン、君がいた瞬間(とき)を完成させた。これまでに数々のアーティストを撮影してきたコービン監督はなぜ、ジェームズ・ディーンをモデルにした作品を手がけることになったのだろうか?本作のタイトルにもなっている“ジェームズ・ディーン”は、たった3本の主演作を残して交通事故死したハリウッドの伝説の人物。反逆のアイコンであり、若者たちのヒーローであり、映画史にその名を刻むスター俳優だ。本作では、無名の新人俳優のディーン(デイン・デハーン)と、駆け出しの写真家デニス・ストック(ロバート・パティンソン)の交流と、知られざるディーンの素顔を描き出していく。本作は実在の人物が登場し、劇中に登場する写真や出来事にもモデルが存在するため、コービン監督は「50年代の感覚が映像にほしかった」という。「撮影監督のシャーロット・ブラウス・クリステンセンはデンマークの女性ですが、彼女が手がけた『偽りなき者』の映像が好きでした。彼女の映像には温かみがあり、私のこれまでの映画にはない要素でした。この映画はふたりの友情と1950年代のノスタルジックな空気を描いていますから、彼女の温かいトーンが必要だったのです」劇中でディーンを演じているのは、若き演技派俳優のデイン・デハーン。しかし、ディーンの大ファンだったという彼は最初、この役を演じることに消極的で、監督はデハーンに会う約束をとりつけるのに苦労したそうだ。「ジェームズ・ディーンは彼にとってのアイドルですから、演じたくなかったのかもしれません。しかし、彼はいつも挑戦し続けてきた俳優ですから、この役を演じることは最大の挑戦になります。だから、私と会うまでデインはずっと自分自身と対話を続けていたと思います。実は、僕とデインには共通の友人がいて、メタリカのラーズ・ウルリッヒがデインを説得してくれたんです」ちなみに監督自身はジェームズ・ディーンの熱狂的なファンではなかったという。「名前は知っていましたが、映画を観ていたわけではありませんでした」。では、監督はなぜ、本作を手がけることになったのだろうか? 「ジェームズ・ディーンは“自由な精神”の象徴だと思っています。それは誰もが年齢に関係なく持っているものですが、多くの人はそれが表面に出ることはありません。私の写真はいつも緊張感にあふれていますが、私は緊張感にあふれた人に魅了されるのでしょう。この映画を撮ることで、私はジェームズ・ディーンがいかに優れた俳優なのかに気づきました。彼はマーロン・ブランドと同じく、巨大な映画産業の一部ではなく“個人”として立っていたのだと思います」『ディーン、君がいた瞬間(とき)』12月19日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開
2015年12月07日24歳でこの世を去った20世紀最大のハリウッドスター、ジェームズ・ディーンと、有名になる直前の彼を見出した天才写真家デニス・ストックとの知られざる2週間を描いた『ディーン、君がいた瞬間(とき)』。「U2」、ビョークなど名だたるアーティストに愛される伝説の写真家アントン・コービンがメガホンをとった本作は、第一線で活躍する日本の写真家たちからも絶賛を受けており、さらにいま、実在の写真家を題材とした映画が続々と公開されていることが分かった。『エデンの東』『理由なき反抗』『ジャイアンツ』と立て続けに映画に出演して大きな注目を集め、わずか24歳で急逝したジェームズ・ディーンを『アメイジング・スパイダーマン2』のデイン・デハーン、さらにスターになる前のジェームズの才能を見出した「マグナム・フォト」の写真家デニス・ストックを、『トワイライト』シリーズ以降、革新作に挑戦し続けるロバート・パティンソンが演じる本作。監督は、“ロックの写真家”として知られ、『コントロール』でカンヌ国際映画祭「カメラドール賞」を受賞したアントン・コービン。彼自身が「僕にとってこれは、世間の関心の的である人物を被写体にした写真家の話。僕も写真家を40年やっているから、すごく共感できる」と語っているように、写真家として活躍するからこそ描くことのできた、写真家ストックの視点から見たリアルなディーンを描き、死の直前の一番輝いていた瞬間を捉えている。そんなアントン監督の“被写体”への想いには、日本を代表する有名写真家たちも共鳴。タワーレコード「NO MUSIC, NO LIFE.」のポスター広告シリーズを手掛け、多くのミュージシャンやトップクリエイターから圧倒的に支持を受ける平間至、「STYLE from TOKYO」を軸に国内外でストリートスタイルを発信するシトウレイ、小泉今日子や深津絵里、「SMAP」をはじめ、多くの著名人から信頼を受けて仕事をする若木信吾らが絶賛のコメントを寄せている。また、本作に呼応するかのように、実在した写真家を描いた映画も、続々と公開される。『ヴィヴィアン・マイヤーを探して』(公開中)は、シカゴのオークションで偶然発見された謎の天才女性写真家ヴィヴィアン・マイヤーに迫る、アートドキュメンタリー。15万枚以上の作品を残しながら、生前は1枚も公表することがなかったマイヤー。乳母として働いていた彼女が、なぜこれほど優れた写真が撮れたのか?なぜ誰にも作品を見せなかったのか?その謎に迫っていく。また、「ハーパーズ バザー」や「ヴォーグ」など有名ファッション誌の表紙を手がけ、絵画のように豊かな表現力でニューヨークを撮影したカラー写真の先駆者の半生を追うのは、ドキュメンタリー『写真家ソール・ライター急がない人生で見つけた13のこと』(12月5日公開)。「人生で大切なことは、何を手に入れるかじゃない。何を捨てるかということだ」と語り、あえて名声から距離を置いて生きたソール・ライターの人生が語りかけるものを考えさせてくれる。本作の原題『LIFE』は、ディーンの姿を収めたストックの写真が掲載された「LIFE誌」を意味するだけでなく、ディーンとストック2人の“LIFE=人生”という意味も込めてつけたという。伝説の写真家たちの人生を描く映画から、被写体となった時代をつくった人物たちにも思いを馳せてみては?<コメント>■平間至(写真家)ジェームズ・ディーンの生命は、デニス・ストックの写真によって永遠となった。■操上和美(写真家)ジェームズ・ディーンのあの傑作が生れた瞬間に立会えるなんて凄い映画だ!!■シトウレイ(STYLE from TOKYO photographer )いっぱしのフォトグラファーとして成功することに固執するデニスと、自分らしく自由に生きる事に固執するディーン。「表現する」ということを生業にしている人たちへの(ある意味反面教師的ともいえる)学び、がこの物語にはある。■藤代冥砂(写真家)何かを創り出したいのに、うまくいかない人々に見てほしい。純粋さ、反抗、苛立ち、本当の自分への憧憬。これらはずっとずっと物を創り出す場所にいつでも存在してしまう。だが、そこを通らなくてはあちら側へは行けないのだ。俳優と写真家の若き才能の出会いを追ったこの作品は、そのことを改めて教えてくれる。■若木信吾(写真家)傑作が生まれる瞬間は周囲が気がつかないうちに訪れている。写真とはそういうものだと教えてくれる映画だ。役者がプライベートをさらけ出すこととプライベートを演じることの境界線を越える瞬間を、写真家がルポルタージュとステージドフォトの境界線を越える瞬間を、ナイーブ若者二人が手探りでつかんでいく過程を僕達はこの映画を通して見ることができる。傑作写真誕生の瞬間を描くことができた貴重な映画だ。『ディーン、君がいた瞬間(とき)』は12月19日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月30日アニメーション製作会社であるスタジオディーンは、中国にて人気のオンライン小説&マンガ『從前有座霊剣山』を原作とした日中共同企画TVアニメーション『霊剣山 星屑たちの宴』の製作を発表した。スタジオディーンと深セン市テンセントコンピュータシステム有限公司(中国)との日中共同企画となるTVアニメ『霊剣山 星屑たちの宴』。原作の『從前有座霊剣山』は、中国の有名なオンライン小説家・"国王陛下"氏の作品で、2013年8月から連載されているオンライン小説は中国国内で抜群の人気を誇っており、2014年8月からスタートしたオンラインコミックは2億7000万ビューを獲得する超人気作品となっている。■『霊剣山 星屑たちの宴』ストーリー概要大天災をもたらす彗星が落下、落下した彗星によってもたらされる運命の子を選ぶために、長い歴史をもつ霊剣派一族は門下の入門試験を再開することに。千年に一人と言われる「超霊根」を持つ王陸、霊剣派に入門試験に挑む。ギャグ満載・異例の仙人への道を歩みはじめた!この人気作を原作とする『霊剣山 星屑たちの宴』は、アニメーション監督には『召しませロードス島戦記~それっておいしいの?~』『夢色パティシエール』の鈴木行氏、キャラクターデザインは『がっこうぐらし!』『DOG DAYS』『機巧少女は傷つかない』などで総作画監督を務めた飯野まこと氏、美術監督は羽根広舟氏、総作画監督は石井ゆみ子氏といった日本スタッフの手によって作り上げられる。稀代の天才で、IQも図々しさも天下一品という主人公「王陸」役は代永翼が担当。オープニング曲は動画サイトで人気の"そらる"と"まふまふ"が(作詞・作曲は"まふまふ")、エンディング曲は"柿チョコ"が歌う。本作は、2016年1月からTOKYO MX・サンテレビ・KBS京都・テレビ愛知・AT-Xにて放送予定。日本語版をベースに中国語(北京語)版が制作され、中国でも同時配信される予定となっている。公式サイト(ティザーサイト)および公式Twitterもスタートしているので、こちらもあわせてチェックしておきたい。(C)霊剣山製作委員会
2015年11月19日イギリスコッツウォルズ生まれのプレミアム オーガニック スパブランド「バンフォード」から、キュートなハート型ボックスにバンフォードの人気アイテムが詰まったウィンターギフトが登場。11月1日(日)より数量限定発売となる。贈っても、贈られてもうれしいオーガニックなやさしさにあふれたスキンケアアイテムだ。2015年に「バンフォード」が贈る「バンフォード ウィンターギフト」(11,880円税込)は、バンフォードのシンボルとも言えるハート形のオリジナルボックスに、大人気のローズコレクションから「ローズ ハンド アンド ボディローション」とミニサイズ(75g)のハート形ソープ「ローズ ペブルソープ」、さらに乾燥で荒れがちな唇を守るこれからの季節にぴったりの「ボタニカル リップバーム」、日本未発売のボディフレグランス「ボディ スプラッシュ モーニング」のミニサイズ(10mL)、4点をセットにした特別なギフト。「真のラグジュアリーは、環境と人に優しい」という信念のもとに生み出されるバンフォードのハイクオリティでコンフォートなアイテムを、1年の終わりに大切な人へのギフトや自分へのご褒美にしてみてはいかが?(text:Miwa Ogata)
2015年10月28日エリザベス・バンクスが『ピッチ・パーフェクト3』を監督することになった。バンクスは1作目からプロデューサーおよび助演として関わっており、2作目では監督も兼任。1作目の2倍以上の2億8600万ドルの世界興収を達成してみせた。3作目にも監督として復帰することが望まれていたが、ユニバーサルが3作目のゴーサインを出した段階で、バンクスはまだ検討中だった。アナ・ケンドリック、レベル・ウィルソン、ブリタニー・スノウは、すでに出演契約をしている。その他の画像バンクスは、『チャーリーズ・エンジェル』のリブート版、およびファンタジー映画『Red Queen』の監督にも決まっている。女優としての次回作は『ハンガー・ゲームFINAL/レボリューション』。『ピッチ・パーフェクト2』公開中『ハンガー・ゲームFINAL/レボリューション』11月20日(金)全国ロードショー文:猿渡由紀
2015年10月28日24歳でこの世を去った20世紀最大のスター、ジェームズ・ディーンと「LIFE誌」の写真家との、“死の直前”の知られざる旅路を描いた『ディーン、君がいた瞬間(とき)』。現在開催中の第28回東京国際映画祭の特別招待作品となった本作の監督で、“ロック”なフォトグラファーとしても知られるアントン・コービンが7年ぶりに来日。舞台挨拶に登壇し、“ディーン”をテーマに選んだ理由や、キャストのデイン・デハーンとロバート・パティンソンの起用について語ってくれた。天才写真家デニス・ストックが映し出した、ジェームズ・ディーンが急死する直前の2週間の旅を映し出す本作。監督を務めたアントン・コービンといえば、自身の伝記映画(『アントン・コービン伝説のロック・フォトグラファーの光と影』)も製作されるほど、「U2」やデヴィッド・ボウイ、「ローリング・ストーンズ」など数々の世界的アーティストを被写体にしてきたことでも知られている。10月24日(土)、発売開始からわずか2時間でチケットが即売したプレミア上映会には、アントン監督の写真集を持参してきた観客もいるなど、7年ぶりの来日を待ちわびていたファンで埋め尽くされ、アントン監督が登場すると、会場は大きな拍手が沸き起こった。監督も、まず「東京国際映画祭で上映できることをとても嬉しく、光栄に思っています」と、その喜びをコメント。さらに、“伝説の俳優”ジェームズ・ディーンに興味を持った理由について、「元々僕は、40年以上カメラマンをやっていることもあり、デニス・ストックのほうに興味があった」という。「なので、この映画はカメラマンとその被写体との関係、その両者のバランスについての話なのです。たまたま、その被写体がジャームズ・ディーンだったということが、この作品を面白くしているのです」と、自身も“伝説”といわれるフォトグラファーらしいきっかけに触れる。「僕はジェームズ・ディーンが亡くなった年に生まれたので、彼とは会ったことがありません。10代後半になって初めて彼を見たのはポスターでした。彼の映画を見たのはもっと後で、この映画を撮ってはじめて人物としてのジェームズ・ディーンを知ることとなりました。彼は、50年代に起こった変化として、とても重要な人物でした」と、時代の象徴ともなった稀代の俳優について語った。本作では、そんな“伝説の俳優”ディーンと、彼を被写体にしたストックの間に次第に友情のようなものが生まれ、旅を通じて、それがさらに深まっていく様子が描かれている。「(被写体との間に)信頼関係があると家族の一員のようになって、ユニークな写真を撮ることができます。実際に私もそういった関係を築くことができました。例えば、『U2』、マイケル・スタイプ、デペッシュ・モードなどです。そして、そのことがこの映画には描かれています。ジェームズ・ディーンとデニス・ストックとの間には特別な友情が生まれ、デニスはディーンの故郷という特別な場所で写真を撮ることができたのです」。また、ディーン役を演じるのは、『アメイジング・スパイダーマン2』などで日本でも人気のデイン・デハーン、そして、デニス・ストック役を演じるのは『トワイライト』シリーズ以降も躍進を続けるロバート・パティンソンという、2人の若手実力派だ。その起用理由について監督は、「ジェームズ・ディーンというのは、有名なアイコンであり、デハーンにとって大好きな俳優だったので、最初はこの役をやりたがらず、僕に会おうともしませんでした。でも共通の友人である、『メタリカ』のドラマーが彼を説得してくれたんです」と明かす。「デハーンはどんな役をやってもその人が実際にいるかのように感じさせてくれる俳優だと思います。外見を似せることも重要ですが、限界がある。そのギャップを埋める才能をもつ俳優だと思います」と絶賛した。また、ロバートについては、「いま彼は役者として自分が成長できるような面白い役を多く演じています。彼から感じられるのは、役者としての実力を証明したいということです。それは、この映画でのデニスの考えにも似ています。ロバートは、直感的な俳優で、心に雲がかかったような悩みを抱えていて、この役にぴったりでした。現場では2人がいることで、すごくいいエネルギーが生まれたし、一緒に仕事をしていてとても楽しかったです」と語り、2人が起こした“化学反応”に手応えを感じていた様子だ。では、自身がコラボしてみたい日本人はというと、アラーキーこと荒木経惟や森山大道といった日本を代表する写真家をあげ、「大好きなのでお会いしてみたい。会えたら嬉しい」と語るアントン監督。「原題は『LIFE』で、このタイトルには雑誌の『LIFE』という意味も含まれますが、誰かとの出会いが自分の人生に大きく影響を及ぼすことがある、“人生”の意味もあります」と語り、「ディーンはこの映画で描かれている旅の半年後に亡くなっているのですが、“LIFE(生きる)”の反対側に“死”というものが漂っているんです。そして、カメラマンと被写体との関係を2人の俳優が素晴らしい演技でみせてくれていたので、つくるのも楽しかったですし、映画としてもそこがどころだと思います」と、日本のファンにメッセージを贈っていた。『ディーン、君がいた瞬間(とき)』は12月よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月26日日本や台湾で活躍し、現在はNHK朝ドラ「あさが来た」にも出演中の国際派俳優DEAN FUJIOKA(ディーン・フジオカ)が全米初進出を果たしたTVドラマ「荒野のピンカートン探偵社」が、2016年1月よりリリース、レンタル開始されることになった。本作は、実在したアメリカ“最古”の探偵社を初めて映像化した海外ドラマ。舞台は1860年代の開拓時代、米中西部カンザス州。アランとその息子ウィリアムは史上初めての“ピンカートン探偵社”を創設したばかり。アランはすべてに抜け目のないタフな男、ウィリアムはつい口より先に手が出てしまう昔かたぎの男だが、2人とも探偵としての高い技術と熱い気持ちを持ち合わせている。優秀な科学捜査官でおとり捜査の名手でもある女性探偵ケイトとともに、彼ら3人は、ブッチ・キャシディ、サンダンス・キッド、ビリー・ザ・キッド、そしてウィリアムの宿敵ジェシー・ジェームズなど、伝説的な“ならず者”たちと出会っていくこと――。西部開拓時代当時の最先端の科学捜査技術を駆使し、探偵親子と女性探偵のトリオが痛快に事件を解決していくミステリーアクションドラマとなる本作。日本生まれだが、世界で活躍している俳優ディーン・フジオカが、日本人ケンジ・ハラダ役で準レギュラー出演を果たしており、モデル出身であるマルチタレント、加賀美セイラがシーズン途中でゲスト出演していることにも注目!特に、フジオカさんは探偵社の依頼主から後に“探偵見習い”となり、彼らの仲間となっていく役柄で、本国でも「あのアジア人は誰?」と話題を呼んでいたという。日本語・英語・中国語など5か国語を操り、「あさが来た」では波瑠が演じる“あさ”に大きな影響を与える“大阪経済の父”と呼ばれた五代友厚を演じ、フジテレビ系「探偵の探偵」では主演・北川景子の同僚の探偵役に扮していたことも記憶に新しいフジオカさん。今後ブレイク間違いなしの“逆輸入”俳優の彼を、このドラマでもチェックしてみて。「荒野のピンカートン探偵社」は2016年1月13日(水)より発売。(text:cinemacafe.net)
2015年10月20日シネマカフェがおすすめするサウンドトラック入門。6回目となる今回は、バラエティ豊かな楽曲が並ぶ豪華な2枚と異色の1枚をご紹介。■『ピッチ・パーフェクト2』全世界で大ヒットを記録し“ピッチ旋風”を巻き起こしたシリーズ2作目『ピッチ・パーフェクト2』のサウンドトラック。1作目のサウンドトラックも大ヒットを記録したが、2作目のサントラは、1作目のファンへのサービスはもちろん、新規ファンも楽しめる豪華な楽曲満載の一枚に仕上がっている。登場人物がアカペラカバーする楽曲群が本シリーズのサントラのなによりの魅力であることはもちろんだが、グラミー賞受賞アーティストや、アメリカンアイドルに代表されるようなオーディション番組からデビューを果たしたシンガーや、最新のR&BシンガーやDJによるヒットチューンも数多く収録されており、アメリカを中心としたポップソングのトレンドを感じることができる点でも、サントラの枠を越えて楽しめる作品に仕上がっている。映画冒頭から“ベラーズ”によって披露されるマイリー・サイラスやJessie Jといった、前作おなじみのアーティストの楽曲はもちろん、ライバルチームとして本作に登場する「Das Sound Machine」が歌う、ベラーズとはまた異なる「MUSE」や「FALL OUT BOY」といったロックバンドのアカペラカバーも聞きごたえ十分。ほかにも、本作のテーマとなる“オリジナリティ”を体現した楽曲として披露される、 『007 スペクター』の主題歌を手がけるサム・スミスが作曲に参加したJesse Jの「Flashlight」や、一大ブームとなった“CUPS”の別バージョンが披露されるのもファンとしては嬉しいところだ。さらに、“CUPS”で話題となった「When I’m Gone」が、もとは「カーター・ファミリー」による30年代のカントリーソングであったこともそうだが、本作の面白いところは、アメリカンポップスの歴史の中でクラシックやオールディーズとして数えられるナンバーが、現代的にカバーされているところだ。ベラーズの合宿シーンでは、1940年代から60年代、90年代、そして2000年代と、年代別にヒットソングが披露される。中でも74年にヒットしたコーラスグループ「Labelle」による「Lady Marmalade」が、ラストのパフォーマンスシーンでは2007年にクリスティーナ・アギレラによってカバーされたバージョンで披露されている。最新のヒットソングからクラシックな名曲まで、アメリカのポップソングの深い鉱脈を感じることができる一枚としても、ぜひおすすめしたい作品だ。■『EDEN/エデン』フランスの新鋭ミア・ハンセン=ラブ監督が、DJとして活動していた実の兄をモデルにフランスのダンスミュージックシーンの興隆を描いた『EDEN/エデン』。1992年から2013年の11年にも渡る物語では、時代とともに移ろいゆくクラブシーンを彩った41もの楽曲が使用されている。主人公ポールが結成するDJユニット「Cheers」が志向していた“ガラージ” というジャンルは、あまり日本においては馴染みのあるものとは言えないが、本作で数多くの楽曲が使用されている「ダフト・パンク」は、日本でもファンの多いアーティストだろう。CMでも使用された「One More Time」はもちろん、『her/世界でひとつの彼女』のスパイク・ジョーンズが監督したMVでも話題を呼んだ「Da Funk」、2013年のグラミー賞を総ナメした傑作「ランダム・アクセス・メモリーズ」収録の「Within」などの楽曲が、本編では実に印象的に使用されている。中でもやはり「ダフト・パンク」のトマとギィが、はじめて「Da Funk」を披露するシーンでは、BPMがぐっと抑えられた圧倒的にシンプルで強度をもつそのサウンドに人々が熱狂する姿が映し出されるのも、本作の見どころのひとつだろう。また、ミアの兄スヴェンが監修していると思われるトラックリストは、当時フロアを確かに賑わせていた楽曲ばかりが続くので必聴!映画のタイトルバックを飾る「Seno Latino(Illusion First Mix)」をはじめ、合唱が沸き起こるシーンが印象的な「Aly-Us」の「Follow Me」、シカゴハウスの創始者フランキー・ナックルズの「The Whistle Song」、おそらくミア自身の体験と思われる、ポールが妹にピアノで弾かせようとする「Liquid」の「Sweet Harmony」など、素晴らしい楽曲が並んでいる。全収録時間は270分にも渡るので、“『EDEN/エデン』ナイト”を企画して一晩中音楽を楽しむのもいいかもしれない。■『合葬』柳楽優弥と瀬戸康史がW主演をつとめ、本年度映画化作品として『百日紅~Miss HOKUSAI~』も公開された杉浦日向子原作の映画化『合葬』。「Asachang & 巡礼」が手がけるサウンドトラックは、今年発売されたサウンドトラックの中でも一際異彩を放っている一枚とも言える。「Asachang & 巡礼」は、最近ではアニメ「惡の華」のエンディングを飾る楽曲「花」でも知られ、映画との関わりとしては、同曲が永瀬正敏主演映画『けものがれ、俺らの猿と』の主題歌に使用されている。ギタリストでありプログラマーの浦山秀彦と、現在数多くのアーティストの作品に参加しているタブラ奏者のU-Zhaanの脱退を経て約6年ぶりのアルバムリリースとなる本作は、新メンバーとしてバイオリン奏者の須原杏とサックス奏者である後関好宏を迎え入れてからはじめての作品となる。ストリングスや太鼓、笛、はたまたエレクトリックギターやロックドラムスなど、さまざまな楽器によって鳴らされた楽曲は、物語全体にただよう“喪”の情景をミステリアスに、そして叙情的に彩っている。ナレーションのカヒミカリィをはじめ、ミュージシャン陣の参加も注目したい本作だが、中でも「Curly Giraffe」による英語詞で披露される楽曲「朝日さす」は、本編でも独自の存在感を放っており、アルバム中でも白眉の一曲。そしてなにより本作は、「Asachang & 巡礼」の他のアルバムでも感じられる、類をみない圧倒的なオリジナリティを十分に感じることができる作品に仕上がっている。これまでにも、時代劇の現代的な解釈によるサウンドトラックが制作されてきてはいるが、本作もそのひとつとして名を連ねられるであろう作品であり、小林監督が「新しい時代劇の、新しい映画音楽をどうぞ」と語るとおり、時代劇と音楽の新しい出会いを感じることができる一枚として、ぜひおすすめしたい。(Text:Toshihiro Horiai)
2015年10月19日女子だけの大学アカペラチームの熱い友情とクールなハーモニーが世界中を席巻した『ピッチ・パーフェクト2』が、ついに日本でも公開となる。アナ・ケンドリックやレベル・ウィルソン、ブリタニー・スノウら『ピッチ・パーフェクト』のメンバーが再結集した本作に、新たに参加したのが、「何度観たか、分からないくらい」前作の大ファンというヘイリー・スタインフェルド。長編映画デビュー作『トゥルー・グリッド』で、14歳にしていきなりアカデミー賞にノミネート。その後も、『エンダーのゲーム』『ラストミッション』など大作にも出演し、『はじまりのうた』ではギターの腕前も披露。『思い出のマーニー』の英語版で、杏奈の声を担当していたのも彼女だ。超豪華キャストで話題を呼んだ親友テーラー・スウィフトのMV「BAD BLOOD」でも姿を見せ、さらにヘイリー自身も本作で披露した美声が認められて、シングル「ラブ・マイセルフ」で歌手デビューしたばかり。まさにいま、飛ぶ鳥を落とす勢いの彼女が、社会現象ともなった本作について語ってくれた。「私の役はエミリー・ジャンク。新入生で“バーデン・ベラーズ”の特別(レガシー)会員候補なの。彼女の立場は、前作のベラーズのみんなと似てるわ。新生活に馴染もうと必死なところとかね。バーデン・ベラーズに入ることが彼女の夢よ」とヘイリー。超個性的な“ピッチ女子”たちが、バラバラだった気持ちを1つにして大学アカペラの全米チャンピオンになったのが前作。その続編となる本作では、全米大会3連覇を誇る百戦錬磨の“お姉さま”たちの中に、ヘイリーは加入することになる。「新人という意味では私もエミリーと同じ。とにかくワクワクしてたわ。撮影ではアカペラのブートキャンプもあったのよ」と明かす。前作同様、ベラーズのキャストたちは、ダンスやアカペラの厳しい集中レッスンをこなして撮影に臨んでいる。「すべてが楽しかった。レコーディングにダンスリハーサル、衣装合わせ。エミリーも同じよ。ベラーズには当たり前のことでも、エミリーだけは初舞台のあと有頂天になってる。どんな些細なことでも彼女にとっては刺激的なの」。そんな彼女が、まず洗礼を受ける(!?)のが、ギャグも歌声もさらにパワーアップした“ファット”エイミーことレベル・ウィルソン。「最高よ!もう大好き」と語るように撮影を楽しんでいた様子だが、「役作りで最初に決めてたの。“ファット”エイミーが話すたびに大笑いするって。これで撮影中に吹き出しても言い訳になるでしょ」と明かす。「彼女といるとマジメな顔ができないの。あまりないことだけど、普段だったら、一度思い切り笑ってリテイクでしっかり演じる。でも、レベルとはテイクのたびに笑っちゃうのよね。撮影以外の時も一緒にいて楽しいわ。最高にステキで面白いし、とてもいい友達よ」。だが、今回のベラ-ズ、その“ファット”エイミーが大スキャンダル(!?)を起こし、かつてないピンチに陥ってしまう。そこで、世界大会で優勝して名誉挽回しようとするところに、ヘイリー演じる新入生エミリーが現れたのだ。前作では、アナ・ケンドリック演じるベッカが「CUPS」でその才能を開花させ、現在のベラ-ズを創りだしたが、今回は、本作のテーマソングであり劇中ではエミリーのオリジナル曲として登場する「Flashlight」がキーポイントとなっていく。思えばアナもまた、12歳でミュージカル界で名誉あるトニー賞にノミネートされ、ジョージ・クルーニー主演の『マイレージ、マイライフ』ではアカデミー賞にもノミネートされるなど、若いときから注目を浴びており、ヘイリーとは共通点が多そうだが、1作目、2作目の役の上でも2人の立ち位置はよく似ている。本作でのオーディションシーンも気になるところだが、「エミリーは何でも大騒ぎして周りを引かせてしまうの」とヘイリーが語るように、ちょっぴり“ヘンなところ”もあるエミリー。「逆にベッカはすごくクールな性格だし、ベラーズに執着してない感じ。エミリーとは合わないわよね。でも、エミリーの才能に気づいてからは、彼女に敬意を持つようになる。コラボレーションの可能性を見いだし、歌ってみると、素晴らしいの。だから 2人の関係がどうなっていくのかも見どころの一つだと思うわ」。そんな彼女のオリジナル曲「Flashlight」をベラ-ズが披露する、クライマックスの世界大会は圧巻のひと言。「今回は世界を相手にしてる。物語は(前作から)続いていて、ベラーズは成長し、新しい登場人物もいる。3年間でいろんな出来事があった。そのすべてを詰め込んだ上で彼女たちのいまを映してる作品なの」と語るヘイリー。また、本作では新しい恋の予感も…。“バーデン・ベラーズ” と『ピッチ・パーフェクト』の世界に「新鮮で爽やかな風を吹き込んだと思うわ」と自信を覗かせる彼女は、すでにアナやレベルらとともに『ピッチ・パーフェクト3』(2017年公開)への続投が決まっている。まちがいなくネクスト“ベラーズ”の中心人物となる彼女に、注目していて。『ピッチ・パーフェクト2』は10月16日(金)より全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ピッチ・パーフェクト2 2015年10月16日より全国にて公開(C) Universal Pictures
2015年10月16日世界中に“ピッチ旋風”を巻き起こしたメガヒット作の続編『ピッチ・パーフェクト2』。いよいよ10月17日(土)より全国にて公開される本作からこの度、1作目から続投するファット・エイミーことレベル・ウィルソンと微妙な恋愛関係になるバンパーを演じたアダム・ディヴァインが本作について、さらに2人の“恋愛”についても語った特別映像がシネマカフェに到着した。女性のみのアカペラチームとして、全米大会で初優勝をしてから3年。“バーデン・ベラーズ”はスキャンダルを起こして、大会出場禁止の処分に。ドイツから史上最強のライバル、ダス・サウンド・マシーン(DSM)も現れて、“ベラーズ”は窮地に追い込まれてしまう。しかし、逆境に追いこまれても、その波に飲みこまれないところが彼女たちの強さ。新メンバーのエミリーも加わった“ベラーズ”は、それぞれが試練を乗り越え、熱い友情のパワーと持ち前の負けん気で自分たちの声を見つけ、今度は世界という名のステージを目指すことに――。女子大学生アカペラ部“バーデン・ベラーズ”に所属する個性的なキャラクターたちには、主演のアナ・ケンドリック、レベル・ウィルソン、ブリタニー・スノウ、ハナ・マエ・リー、エスター・ディーン、アレクシス・ナップ、クリッシー・フィット、そして注目の新入生ヘイリー・スタインフェルドらが集結している。その中でも強烈な輝きをみせるのが、レベルが演じるぽっちゃりでムードメーカーのエイミーだ。エイミーといえば1作目で「スリムなビッチに陰口を叩かれないため」と自ら“ファット”と名乗り、そのオープンな性格と体格に魅了される女子が続出したが、その姿は今回の続編でさらにパワーアップ。オープニングからスキャンダルを起こしてしまうエイミーについて「派手なオープニングよね」と話すレベル。「撮影は楽しかったわ。8m以上の高さにつるされて、命がけの空中スタントだったけどね」と撮影秘話を明かす。オープニングの次に気になるのはエイミーとバンパー、2人の関係。これについてバンパー役のアダム・ディヴァインは「彼は心を閉ざしているんだ。でもファット・エイミーはそんな彼の瞳に輝きを見つけるんだよ」と語ると、レベルは「2人の間にロマンスが生まれるのよ、まぁ成り行きでね」とキッパリ。そんなアダムとレベルは劇中で息ピッタリの演技を見せているが、「コメディアン出身という共通点もある」「漫談も即興コメディもコントもやるしね。2人の経歴が似てるのよね」とお互いについて語った。トーク中も絶妙な掛け合いを見せるアダムとレベル。リアルに涙を流したというあずまやのシーンは抱腹絶倒間違いなし。ぜひスクリーンで2人の恋愛の行方を見届けて。『ピッチ・パーフェクト2』はTOHOシネマズ六本木ヒルズにて先行公開中、10月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ピッチ・パーフェクト2 2015年10月16日より全国にて公開(C) Universal Pictures
2015年10月14日日本でも大ヒットを記録した青春ミュージカル映画の続編『ピッチ・パーフェクト』の特別映像が公開になり、主演のアナ・ケンドリックと、出演だけでなく監督も務めたエリザベス・バンクスが作品の魅力について語っている。その他の画像/特別映像本シリーズは、女性のみのアカペラ・チームに所属することになった主人公ベッカと仲間たちが、様々な困難を乗り越えて、成長し、友情を築き上げていく姿を描いた作品で、前作は2012年に全世界で大ヒットを記録。待望の続編では舞台を国内大会から世界大会に移して、さらに魅力的なハーモニーが鳴り響く。舞台経験もあり、圧倒的な歌唱力を誇るケンドリックが引き続き主人公ベッカを演じるが、映像で彼女は本作の物語と、劇中で彼女たちのライバルになるドイツ代表のチーム“DSM”について紹介。歌、パフォーマンス、演出などの面で圧倒的な完成度を誇るDSMはケンドリックが観ても魅力的な存在のようだ。前作では製作と出演を担当したバンクスは本作で監督に就任。俳優としても活躍している彼女は、希望していた長編映画の監督に就き、本作を「私がやってきたことの集大成」だという。そこで彼女が続編で掲げたテーマは“卒業”だ。映像で彼女は「今回、みんなは再び別々の道を歩むことになる。いわば巣立ちの話なの。旅立つことの不安や、彼女たちがあとに残していくものを描きたかった」と説明する。前作はベッカと仲間たちがひとつのチームになるまでが描かれたが、新作ではさらにパワーアップした歌やパフォーマンスと共に新たな展開が描かれるようだ。『ピッチ・パーフェクト2』10月9日(金)TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて先行ロードショー10月16日(金)全国ロードショー
2015年10月07日今年、3年の月日を経て日本公開されるや、満席続出の大ヒットスタートを記録し、日本女子のみならず、音楽好きの男性たちも熱狂させた『ピッチ・パーフェクト』が、本日10月7日(水)よりBlu-ray&DVDが発売、TSUTAYA限定でレンタルがスタートする。さらに、5月に全米で公開され圧倒的な数字で初登場1位を記録した続編『ピッチ・パーフェクト2』もまもなく公開を控えている。この両作のBlu-ray&DVDと公開を記念して、“ピッチ女子”が10月12日(月)まで渋谷一帯をジャックしていることが分かった。アナ・ケンドリックを始め、レベル・ウィルソン、ブリタニー・スノウら女子だけのアカペラチーム“バーデン・ベラーズ”が紆余曲折をへて全米優勝を手にした前作。2作目では、舞台は世界へ。また、新入生として『トゥルー・グリット』『はじまりのうた』など着々とキャリアを積み重ね、先日、配信限定で歌手デビューも果たした女優ヘイリー・スタインフェルドが参加する。今回、渋谷の中心地・SHIBUYA TSUTAYAでは、スクランブル交差点の街頭ビジョン「Q’s EYE」を始め、柱巻き、シャッターにも“ピッチ女子”たちが出没。店内にも1Fカウンター、エスカレーターなどあらゆるところが『ピッチ・パーフェクト』一色になる。さらに、グリコビジョン渋谷、センタービルビジョン、ABCマートビジョンなど、渋谷を代表する大型ビジョン7か所にも本編映像が映し出され、公園通りを上った先の渋谷PARCO part1にも1作目と2作目の巨大看板が出現。そして、TOHOシネマズ六本木にて先行公開が始まる10月9日(金)から14日(水)まで、渋谷・新宿・六本木にて2作目のラッピングバスが周遊するという。なお、先日発表された「ドリパス」による『ピッチ・パーフェクト』&『ピッチ・パーフェクト2』のイッキミ上映では、来場者全員に「オリジナル・ポストカード(非売品)」のプレゼントも決定。ドリパスでの販売終了後、残席があれば上映日の2日前よりTOHOシネマズHPおよび上映劇場の窓口にて購入できるという。『ピッチ・パーフェクト』Blu-ray&DVDは10月7日(水)より発売(TSUTAYAだけでレンタル開始)。『ピッチ・パーフェクト2』は10月9日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズにて先行公開、10月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ピッチ・パーフェクト 2015年5月29日TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国(C) 2012 UNIVERSAL STUDIOS All Rights Reserved.ピッチ・パーフェクト2 2015年10月16日より全国にて公開(C) Universal Pictures
2015年10月07日全米のみならず、世界中に“ピッチ旋風”を巻き起こしたメガヒット作の続編『ピッチ・パーフェクト2』。このほど、前作でも話題となった、アナ・ケンドリックやレベル・ウィルソンらが演じる女子アカペラグループ“バーデン・ベラーズ”たちによるアカペラバトルの模様が、シネマカフェにて解禁となった。女性のみのアカペラチームとして、全米大会で初優勝をしてから3年。“バーデン・ベラーズ”はスキャンダルを起こして、大会出場禁止の処分に。ドイツから史上最強のライバル、ダス・サウンド・マシーン(DSM)も現れて、“ベラーズ”は窮地に追い込まれてしまう。しかし、逆境に追いこまれても、その波に飲みこまれないところが彼女たちの強さ。新メンバーのエミリーも加わった“ベラーズ”は、それぞれが試練を乗り越え、熱い友情のパワーと持ち前の負けん気で自分たちの声を見つけ、今度は世界という名のステージを目指すことに!今年5月に日本でも公開された前作『ピッチ・パーフェクト』。アナ・ケンドリックが劇中で披露した「CUPS(When I’m Gone)」は全世界的なムーブメントとなり、ここ日本でも話題に。その続編となる本作は、全米オープニング興行収入初登場1位を獲得し、さらに口コミでファンを増殖させている。そんな本作の一番の魅力といえば、もちろん、歌唱力抜群の出演者たちがさまざまな曲をアカペラで歌うシーン。今回解禁となったのは、Riff Offと呼ばれる、1つのテーマに沿った歌を歌いつつ、しりとりのように相手の歌の単語にあわせて次の曲を歌うアカペラバトルのシーン。テーマは、90年代に流行ったHIP-HOPだ。バーデン・ベラーズの強力ライバル、ダス・サウンド・マシーン(DSM)が「This Is How We Do It」(モンテル・ジョーダン)を歌えば、ベラーズもパワフルに「Doo Woo(That Thing)」(ローリン・ヒル)で応戦。DSMがさらに「Poison」(ベル・ビヴ・デヴォー)で切り返すと、今度は「Scenario」(ア・トライブ・コールド・クエスト)と次々と歌唱シーンが続き、しりとりをしているような感じでアカペラバトルはヒートアップしていく。このほかにも、劇中では、テイラー・スウィフトの「We Are Never Ever Getting Back Together」、ビヨンセの「Run The World(Girls)」など数多くのミュージシャンの楽曲や、サム・スミスとシーアが本作のために描き下ろした楽曲「Flashlight」もカバーされて歌われているので、観ているだけでアガれること間違いなし。このドキドキ、ワクワクする圧巻のアカペラバトル、Riff Offシーンを、ひと足先にチェックしてみて。『ピッチ・パーフェクト2』は10月9日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズにて先行公開、10月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ピッチ・パーフェクト2 2015年10月16日より全国にて公開(C) Universal Pictures
2015年10月05日個性豊かなガールズアカペラ部の奮闘を描き、日本のみならず全世界でメガヒ ットを記録した『ピッチ・パーフェクト』。その続編となる『ピッチ・パーフェクト2』が10月16日(金)より全国にて公開されるが、この度、『ピッチ・パーフェクト』、『ピッチ・パーフェクト2』が続けて一気に観られる一夜限りのイッキミ上映が10月9日(金)に行われることが決定した。アメリカではオープニング興行収入初登場1位、サントラも全米アルバムチャート初登場1位を獲得し、早くも3作目の製作も決定している本作。主演のアナ・ケンドリックを始め、レベル・ウィルソン、アンナ・キャンプ、ブリタニー・スノウらが前作から引き続き出演。そして2作目から新入生として参加するのは『トゥルー・グリット』『エンダーのゲーム』『はじまりのうた』など着々とキャリアを積み重ねている女優ヘイリー・スタインフェルド。本作で見事な歌唱力を披露している。2015年5月に全米で公開となった続編『ピッチ・パーフェクト2』は、日本でも大ヒットとなった『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に圧倒的大差をつけ初登場1位、さらには同日にリリースされた続編のサウンドトラックもiTunes初登場1位を記録するなど映画、音楽ともに全米が話題騒然となった。日本でも1作目が10月7日(水)にBlu-ray&DVDが発売、レンタルはTSUTAYA限定で登場し、続けて10月9日(金)には2作目の先行公開が決定するなど再び“ピッチ旋風”到来が予想されている。今回イッキミ上映は、「ドリパス」の協力のもと実現。このサービスはユーザーのリクエストの多い映画を映画館で上映できるというもの。ユーザーの声が多ければ多いほど上映実施の可能性が上がっていくという、“求める声”によって上映される作品が決定していくのだ。チケット販売は10月2日(金)より「ドリパス」にて販売開始されている。『ピッチ・パーフェクト』を劇場で一気に観ることが出来るのはこの機会だけ。キュートな“ピッチ女子”のパワフルな歌声を堪能してみて。『ピッチ・パーフェクト』Blu-ray&DVDは10月7日(水)より発売(TSUTAYAだけでレンタル開始)。『ピッチ・パーフェクト2』は10月9日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズにて先行公開、10月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ピッチ・パーフェクト 2015年5月29日TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国(C) 2012 UNIVERSAL STUDIOS All Rights Reserved.ピッチ・パーフェクト2 2015年10月16日より全国にて公開(C) Universal Pictures
2015年10月02日ブレイク・ライヴリーが主演を務める映画『アデライン、100年目の恋』にハリソン・フォードが出演している。29歳のまま永遠に歳をとらなくなってしまった主人公アデラインがかつて一度だけ恋に落ちた男性を演じており、フォードは「この映画は、私がこれまでに出演したどの映画とも違う」と作品を高く評価している。その他の画像本作でライヴリーが演じる主人公のアデラインは、かつて起こったある出来事をきっかけに29歳のまま歳をとらなくなってしまった。誰かを好きになっても一緒に歳を重ねることができない彼女は孤独に生きているが、かつて一度だけ男性を愛した。しかし、彼女は自身の秘密を打ち明けることができずに姿を消すが、数十年後にその男性と再会する。今冬には『スター・ウォーズ』サーガの新作公開も控え、多くのファンがこれまで以上に注目しているフォードが本作で演じたのは、主人公がかつて愛した男性ウィリアムだ。フォードは年齢を重ね、家族を愛しながらも、心の奥底にアデラインとの思い出を秘めているウィリアムを見事に演じており、本作を手がけたリー・トランド・クーガー監督は「ウィリアム役は彼が最初にして唯一の候補だった。役に本物の知性を与えてくれると共に、若い頃にモテたことが分かる俳優が必要だったんだよ!(笑)」とコメントしている。フォードは本作を「ファンタジー映画ではあるものの、描き方はリアルそのものでとても巧みな構造だよ。魔法的な要素のある意欲作に出演できてうれしかった。観客は異世界へ連れていかれるが、そこはハイテクなSFの世界じゃない。日常生活に根ざしていながら、観客の想像力を刺激し心を開くのに十分な魔法がある世界なんだ」と分析。数々の名作に出演してきたフォードが高く評価する本作の公開が楽しみだ。『アデライン、100年目の恋』10月17日(土)より、新宿ピカデリーほか全国公開(C)2015 LAKESHORE ENTERTAINMENT GROUP LLC. KIMMEL DISTRIBUTION. LLC AND LIONS GATE FILMS INC. All Rights Reserved
2015年10月01日