生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研は、このたび、現代人の「目薬選び」事情をテーマに調査を実施。20~70代の男女500名を対象に、インターネットによるアンケート調査を行った。現代人のほとんどが「疲れ目」か「かすみ目」に悩んでいるまず、「現在、目の悩みはありますか?」と質問したところ、実に98%が「ある」と回答。そこで、「どのような目の悩みがあるか」を聞くと、「疲れ目」が8割以上(83%)、「かすみ目」が半数近く(46%)でツートップに。また、疲れ目・かすみ目のいずれか、あるいは両方に悩んでいる人の割合を計算すると、全体の93%となり、現代人の大多数が、目の疲れ・かすみに悩んでいることが明らかとなった。目の悩みの「原因」まで正しく理解している人は少数派現代社会において、目の疲れ・かすみの原因は多様化している。人によってさまざまだが、中でも特に多いのが、「目の酷使」、「乾燥・角膜ダメージ」、「加齢による変化」の3つ。そこで疲れ目・かすみ目の症状がある方(464名)に、「疲れ目・かすみ目の原因が人によって違うことを知っていましたか?」と聞くと、「人によって違うことも、具体的にどのような原因があるかも知っている」と答えた人は、わずか7%という結果に。大多数が「人によって違うことはなんとなく知っているが、具体的にどのようなタイプがあるかは知らない」(53%)、「人によって違うことを知らなかった」(41%)と回答した。原因にあわせた目薬選びが重要だんのうえ眼科・二子玉川院 院長の大島由莉先生によれば、疲れ目・かすみ目の原因は、「目の酷使」、「乾燥・角膜ダメージ」、「加齢による変化」などさまざま。原因によって必要な対処も異なるため、目の疲れやかすみを感じた時には、その原因にあった成分を含む目薬を選ぶのが重要だ。例えば、パソコンやスマートフォンによる目の酷使が原因であれば、ピント調節筋(毛様体筋)の疲れをやわらげてくれる成分のある目薬。コンタクトユーザーの方などで、目の乾燥やそれに伴う角膜ダメージが気になる場合は、目のうるおいを保つものや、角膜保護成分がある目薬。加齢による目の変化を感じる人は、年齢に伴って起こる涙液減少や目やにをおさえてくれる目薬を選ぶのが良いそう。医薬品である目薬には、パッケージに具体的な効果・効能が記載されている。自分が気になる症状や、思いあたる原因にあわせて、目薬を選ぶことをおすすめしたい。【参考】※トレンド総研
2017年12月15日株式会社朝日新聞社では、2017年10月20日(金)の「新聞広告の日」にあわせて、世の中のトレンドや実態を紹介する新企画「トレンド!調査隊」を展開。今回は、マーケティング会社・トレンダーズ株式会社の協力のもと、働く男女の『カラダ改善』事情をテーマに調査を実施した。10月20日は「新聞広告の日」10月20日は一般社団法人日本新聞協会が制定した「新聞広告の日」だ。新聞広告の“情報源としての意義や役割”を、広く世の中に知らせることを目的に制定された。今回朝日新聞では、より多くの方に新聞広告への理解と関心を深めてもらうべく、「トレンド!調査隊」と名付けた新企画を通じて、生活者が気になる世の中のトレンドや実態を、朝日新聞紙面の新聞広告と連動して展開している。働く男女の「カラダ改善」事情を大調査健康意識が高まる昨今、「カラダ改善」について、働く男女はどんな目標を捧げているのだろうか。20~50代の有職者男女500名を対象に、「今年立てた『カラダ改善』の目標はどのようなものでしたか?」と質問したところ、1位は「体重を減らす」(68.4%)、2位に「体力をつける/強化する」(46.4%)と続いた。続いてその目標が達成できたかどうかを尋ねると、達成できたと答えた人はわずか22.2%。8割近くの人が、達成できていないことが判明した。さらに、「達成できていない」と答えた人に「あなたは『カラダ改善』の目標に向けて、どのように達成していきたいと思いますか?」と聞くと、「今年中に達成できるようラストスパートをかける」と答えた人は59.1%、「来年になってから仕切り直して頑張る」と答えた人は28.8%だった。また、「カラダ改善」のための目標達成にあたっては、「運動」の習慣をつくることが重要だと考える人が「ややそう思う」「とてもそう思う」を合わせると98%にものぼった。2017年もあと少し。目標達成に向けてラストスパートをかけたいと考えている人は、まずは簡単な運動を習慣づけることからはじめてみてはいかがだろうか。【参考】※PR TIMES
2017年10月24日生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研は、このたび、40代からの「目の健康」をテーマに調査を実施。40~80代の男女500名を対象に、「目」に関する意識・実態調査をおこなった。40代は目の曲がり角!?7割以上が「目の健康」に自信なしはじめに、「現在、目の健康に自信がありますか?」と聞いたところ、「自信がある」と答えた人は2割台(28%)にとどまる結果に。残り7割以上は、「目の健康」に自信が持てずにいることがわかった。特に、“加齢”による目の変化を感じる人が多いようで、「40歳を過ぎてから、目の不調が増えた」という人が6割(60%)に。具体的な年齢としては、平均で「49.3歳」という結果になった。40代は、「目の曲がり角」を自覚しやすい年代と言えそうだ。悩みを感じやすい「疲れ目」と「かすみ目」さらに、「老眼以外」の目に関する悩みの有無を聞いたところ、67%と約7割が「ある」と回答。具体的な目の悩みとしては、「疲れ目」(65%)「かすみ目」(55%)がツートップとなった。実際の声としても、「仕事でパソコンを使ったり、電子書籍を読んだりする時に画面がぼやけてくる」(50歳・女性)、「左右のピントが合わないことがあり、見え方が不安定になる」(80歳・男性)などがあがっている。まなべ眼科クリニック院長・眞鍋洋一氏によると、40代を過ぎて感じる疲れ目・かすみ目は、加齢による「涙液不足」が1つの要因として考えられるとのこと。加齢によって皮膚の潤いがなくなってくるのと同じで、目も乾きやすくなり、涙液量も減少。これが目の疲れやかすみにつながるのだそう。眼科医が教える「疲れ目」「かすみ目」の対処法眞鍋氏によると、涙液不足の対処法としては目薬が有効であり、「涙液不足の解消につながる成分」が入ったものを選ぶことが重要だという。具体的には、涙液を安定化させる「ビタミンA」、角膜を保護・保水する「コンドロイチン」が入っている目薬を選ぶと良いそう。さらに上記の2成分が、一般用目薬の承認基準において、できるだけ多いほうが効果に期待ができるというのもポイントだ。今後目薬を選ぶ際には、「どのような成分が入っているか」だけではなく、「どれくらい有効成分が含まれているか」もチェックしてみてほしい。【参考】※トレンド総研
2017年10月11日生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研は、メディア活用のトレンドとして、新しい雑誌の楽しみ方=雑誌の「つまみ読み」に注目。雑誌のコンテンツの読み方や活用法に生じる変化について調査を行った。変化する雑誌の楽しみ方…「つまみ読み」とは?「雑誌が売れなくなった」と言われて久しい昨今。しかし一方で、紙の雑誌を定期購読する人は減っていても、デジタルの雑誌読み放題サービスは人気を集めており、利用者も増加傾向にある。現在は決まった雑誌を定期購読するのではなく、気になった記事やテーマだけをちょっとずつ読むというスタイル=「つまみ読み」が主流になりつつあるようだ。トレンドウォッチャーのくどうみやこ氏によると、「つまみ読み」の兆しが見えはじめたのは、雑誌各社の「付録戦略」が強化されるようになった2001年頃から。それとともに読者側も、毎号決まったお気に入りの雑誌を買うというそれまでのスタイルから、その月の付録や見出しをもとに、購入する雑誌を総合的に判断する流れが強くなったそう。そして2015年頃から、雑誌の定額読み放題サービスが急成長。これにより、気になった記事やテーマだけを、ちょっとずつ楽しむ「つまみ読み」スタイルが、ますます広がってきたのだという。約7割が「つまみ読み」を経験!デジタル派も約3人に1人 続いて、20~40代の男女500名を対象に、「雑誌の楽しみ方」に関する意識・実態調査を実施。「あなたは雑誌を読むことが好きですか?」と聞いたところ、73%と大多数が「好き」と回答。しかし、その一方で、「毎号必ず購入している雑誌がある」と答えた人は15%とわずか1割台にとどまった。一方で、気になった記事やテーマだけを少しずつ楽しむ雑誌の「つまみ読み」をしたことがあるかという質問では、約7割(65%)が「ある」という結果に。具体的な「つまみ読み」の方法として、よくやっていること・やりたいと思っていることを聞くと、「美容室でいろいろな雑誌を読む」(58%)、「試し読みができるブックカフェなどのお店に行く」(56%)に続いて、「雑誌のデジタル購読サービスを使う」と答えた人も約3人に1人(34%)となった。今回の調査結果からは、リアルな場での「つまみ読み」だけでなく、デジタルでの「つまみ読み」も需要を集めている様子がうかがえる。デジタルでの「つまみ読み」は、ブックマークやスクリーンショット、キーワード検索など、デジタルならではの新しい雑誌体験が楽しまれている。時間の効率化やスキマ時間の有効活用に、「つまみ読み」スタイルを試してみてはいかがだろうか。【参考】※トレンド総研
2017年10月03日夏から秋へ。衣替えは完了しましたか?今年の秋に流行するトレンドアイテムをチェックして、季節感のあるトレンドファッションに! ■ 今秋のファッショントレンドは?夏から秋へ。衣替えは完了しましたか?今年の秋に流行するトレンドアイテムをチェックして、季節感のあるトレンドファッションに! ■ グレンチェックが熱い!今年の秋はチェックが大流行。中でも一番熱いのがグレンチェック!パンツやスカート、ジャケット、バッグなどの小物まで様々なアイテムが。男性的でマスキュリンなイメージのあるグレンチェックは、一歩間違うとおじさんくさくなってしまうので、スカートやレディライクなデザインのものや小物と合わせるのがポイント。 ■ 刺繍&花柄は秋仕様にシフト春夏大流行の刺繍は秋冬も引き続き人気。ワンピースやスカート、シャツなど、秋仕様の刺繍アイテムが続々登場。花柄アイテムも刺繍と同じく引き続き流行中。花柄も秋らしい落ち着いたアンティーク超のこっくりカラーのものにシフト。 ■ ファー&ベロアアイテムバッグやシューズはもちろん、服の一部にファーをあしらったアイテムは秋冬らしさを出すのにぴったり。特に、袖にファーをあしらったトップスやワンピースがトレンド。ファーと並んで、ベロア素材のパンプス、バッグ、帽子などの小物や服も人気。ファーやベロアのアイテムをひとつプラスするだけで、秋らしい装いに。 ■ フリルで盛り盛り!トップスもボトムスも、フリルやラッフルで盛ったものが人気。アシンメトリーなものや袖口、ネック部分のフリルなど、フリルが大きいものから控えめなものまで。女性らしくロマンティックなコーディネートに最適です。 ■ レッドやマスタードが人気色にこの秋の流行カラーは、ブラウンやベージュなどのベーシックカラー、ネイビー、カーキ、マスタード、レッド、パープル。秋の定番ブラウン・ベージュ系、ネイビー、カーキに加え、マスタード、レッド、パープルと鮮やかな色も。マスタードは今年の流行色、イエローからの流れ。レッドのトップスやスカートは主役級になりますし、恋愛にも効果的な色。パープルはブラウン系やカーキといった秋定番カラーとの組み合わせも意外とGOODです。 ■ おわりに今秋は定番のチェック柄やファーの他、フリルや花柄、レッド系など女性らしいファッションにも使えるアイテムがたくさん。秋モードでフェミニンレディに。(東雲ほたる/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2017年09月08日生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研(東京都渋谷区)は、このたび、働く男女の「疲れ目」事情をテーマにレポート。20~50代の会社員男女500名を対象に、「疲れ目」に関する意識・実態調査をおこなった。「目の疲れ」を自覚する会社員は約9割、「仕事でミス」も約3人に1人はじめに、「疲れ目」を自覚しているかを質問したところ、20~50代会社員のうち、「普段、目の疲れを感じることがある」人は、実に87%で約9割という結果に。特にソフトコンタクトレンズユーザーは、95%が「ある」と回答しており、より目の疲れを感じやすいようだ。さらに、「仕事中」に目の疲れを感じやすいという人が多く、その割合は97%に。目の疲れは仕事そのものにも影響をおよぼすことがあるようで、「目の疲れをストレスに感じたことがある」人は79%、「目の疲れによって、仕事の集中力が落ちたことがある」人は66%にのぼっているほか、「目の疲れによって、仕事でミスをしたことがある」人も27%と約3人に1人にのぼった。あなたは大丈夫?「疲れ目」NG習慣チェックリスト「疲れ目」は、生活習慣によって悪化することがあるため、注意が必要だ。次のリストで、つい「疲れ目」をひどくさせる行為をおこなっていないか、チェックしてみよう。2個以上当てはまる方は「疲れ目」に要注意!(※監修:だんのうえ眼科・二子玉川院院長大島由莉医師)□スマートフォンを長時間使っている□仕事などでパソコンを使用することが多い□目線よりも高い位置に、パソコンやテレビの画面がある□姿勢が悪い□メガネやコンタクトレンズの度数を強めにしている□老眼ぎみだが、老眼鏡をまだ使用していない□睡眠が不足しがちだ□お酒をたくさん飲む□エアコンのきいた部屋にいることが多い□喫煙室など、たばこの煙の蔓延した部屋で過ごすことがある【0~1個】目の負担は少ないと考えられます。【2~4個】目にやや負担がかかっています。普段の習慣をみなおしましょう。【5~7個】目にかなり負担がかかっています。早めに疲れ目対策をおこないましょう。【8~10個】目に対して大変負担がかかっています。自覚症状がある場合は、眼科の受診をおすすめします。【専門家取材】目薬選びのポイントは、赤の成分「ビタミンB12」だんのうえ眼科・二子玉川院院長の大島由莉医師によると、目の疲れを感じたときには「目薬」でのケアが有効だが、目薬によって効果効能が異なるため、適した成分が入ったものを選ぶ必要があるのだという。具体的には、「疲れ目」の場合、ビタミンB12が配合されているものを選ぶのがよいのだそう。ビタミンB12は、「疲れ目」の原因の一つと考えられる、ピント調節筋(毛様体筋)のコリをほぐし、疲れ目を改善。ビタミンB12は色が赤いので、市販の目薬を選ぶときにも「赤」の特徴を目印にして探すのがおすすめだ。【参考】※トレンド総研
2017年07月12日夏のファッショントレンドがネイルトレンドにもリンクネイルアーティストをしていると、「今のトレンドは何?」と聞かれることがよくあります。今のトレンド、春ならやはりピンクだったのですが、最近暖かくなってきて夏に向けたファッションのトレンドがネイルにも反映。ネイルでもファッショントレンドと同じくyellow、黄色が人気です。トレンドのイエローネイル。派手なのはちょっと……という人は黄色というと派手な印象があり、少し抵抗がある人もいるかもしれないです。しかし、色の出し方を工夫すると、かなり雰囲気も変わってきます。ベタ塗りで塗るよりも、ジェルネイルなら少しクリアジェルをまぜて塗ると透け感が出て、肌に綺麗に馴染みます。最近流行りの小花の押し花を散らしてあげると、cuteな感じ。大きなストーンとシンプルに仕上げると、大人っぽくなります。イエローモチーフを入れたり、挿し色として使うのもアリ黄色を全体に塗るのも可愛いですが、yellowモチーフのレモン柄なども可愛いです。フルーツ柄は季節感がとてもあり、色の組み合わせで大人っぽくも、可愛いくもなります。上のデザインのように部分的にyellowを差し色として使うのもいいと思います。似たカラーを毎回使っていて、いつもと少し雰囲気変えたいと思っていたら、ぜひyellowネイル、挑戦してみてください。ネイルアーティスト/安齋梨恵(Vivian Nail)
2017年06月07日生活者の意識・実態を調査する「トレンド総研」では、これから美味しい季節を迎える「アイスコーヒー」のネクストトレンドについて意識・実態調査を実施。2017年の「アイスコーヒートレンド」として注目されている、『ドラフトコーヒー』に関する調査レポートを公開した。カフェ発アイスコーヒー最新トレンド『ドラフトコーヒー』とは?『ドラフトコーヒー』とは、ビールのようにサーバーから泡を注ぎ入れ、コーヒーの上にムースのように泡を乗せることで香りを閉じ込めたアイスコーヒーのこと。昨年2016年に大手コーヒーチェーン店が全米で限定店舗販売を行ったことからブームに火がつき、日本でも取り扱い店舗が増えつつある。コクと香りを重視するコーヒー好きがドラフトコーヒーに注目今回は、店舗でも家庭でも「週に1回以上」コーヒーを楽しんでいる20~50代男女500名を対象に調査を実施。まず、「アイスコーヒー」に求めるものを聞くと、「コクの深さ」(63%)、「香りのよさ」(62%)などが上位に挙がり、こうした要素が“美味しいアイスコーヒーの必要条件”であることは間違いないようだ。続いてカフェ発アイスコーヒー最新トレンドの中で注目しているものを選んでもらうと、1位に選ばれたのは『ドラフトコーヒー』(42%)という結果に。「実際に飲んだことがある」と回答した人からは、「ひとくち目の香りとコクが際立っている」(42歳・男性)といった感想が出るなど、コーヒー好きが求める味・香りに支持が集まる一方、「見た目がコーヒーっぽくなくて斬新」(26歳・女性)といった、これまでにない斬新な飲み方への注目も高いようだ。専門家に聞く、今「飲み方提案」が人気の理由とは!?雑誌「café-sweets」編集長・吉田直人氏によると、最近では「豆」の違いだけではなく、新しい「飲み方」を提案し、ライト層にもコーヒーを楽しんでもらいたいと考える店舗が増えてきているのだそう。そうした飲み方のトレンドは海外のコーヒーショップを手本にしたケースが多く、大手コーヒーチェーンが全米の限定店舗でしかけた、『ドラフト コーヒー』もその一つだといえるとのこと。『ドラフトコーヒー』が味わえる、代表的な店舗は以下の通り。本格的なブームが来る前に、いち早く味わってみてはいかがだろうか。■ネスレ日本「ネスカフェ 原宿」「アイスクレマコーヒー」住所:東京都渋谷区神宮前1-22-8営業時間:11:00〜21:00■VERVE COFFEE ROASTERS「ニトロブリュー」住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-55 NEWoMan新宿2F エキソト営業時間:8:00〜22:00■日本マクドナルド「McCafé by Barista」六本木ヒルズ店限定「ニトロブリューコーヒー」住所:東京都港区六本木6-3-1営業時間:0:00〜24:00【参考】※トレンド総研※ネスレ日本「ネスカフェ 原宿」※VERVE COFFEE ROASTERS※日本マクドナルド
2017年04月27日この春、ヘアメイクさんオススメのトレンドをご紹介します。ポイントを押さえて旬のメイクをマスターしましょう!チークは淡いカラーがトレンド!主張せずふんわりとさりげなくのせましょう。ピンク系リップで春らしさを演出します。このメイク動画の詳しい情報と使用コスメ詳細を見る
2017年04月14日生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研は、このたび、フードやドリンクにハーブを取り入れる「ハーブアレンジ」について調査を実施した。2017年春の新トレンド「ハーブアレンジ」とは?スーパーフードやヴィーガンメニューが世界的に注目を集めるなど、ヘルスコンシャスなマインドを持つ人が増えている昨今。こうした中で、2017年の春に注目したいのが「ハーブ」を取り入れたグルメやドリンクだ。定番のハーブティーなどだけではなく、野菜ジュースやお酒といった分野でも「ハーブアレンジ」商品がぞくぞく登場。トレンド総研では今回、このようなフードやドリンクにハーブを取り入れる楽しみ方を「ハーブアレンジ」と総称した。働く女性の7割以上が「普段の生活にハーブを取り入れている」と回答20~40代の働く女性500名を対象に「ハーブアレンジ」に対する興味・関心を聞く調査を実施。まず、「あなたは、ハーブに興味がありますか?」と聞いたところ、91%と大多数の女性が「ある」と回答。また、「現在、すでに普段の生活にハーブを取り入れていますか?」という質問では、23%が「よく取り入れている」、48%が「たまに取り入れている」と回答。合計すると7割以上が、普段からハーブを取り入れることがあるという結果となった。「今後、ハーブの人気はより高まっていくと思う」と答えた女性が9割超にさらに、「ハーブでアレンジしたフードやドリンクを、もっと試してみたいと思いますか?」と聞いたところ、実に91%が「そう思う」と回答。具体的には、「ヨーグルトや、パンケーキ、お菓子などにも入れてみたい」(41歳)、「毎日のんでいるスムージーに取り入れたい」(33歳)、「いま流行っているハーブコーディアルを試してみたい」(41歳)などの声があがり、今後はより幅広いメニューでハーブを楽しみたいという女性たちの意向がうかがえる。また、「今後、ハーブの人気は、より高まっていくと思いますか?」という質問では、92%の女性が「そう思う」と回答。ハーブへの注目度はさらに大きくなっていきそうだ。最近では、「ハーブ」に注目した専門店もぞくぞく登場している。昨年は、ハーブサロンが併設されたイタリアンレストラン「HERBA MONDO(ヘルバモンド)」や、オリジナルのハーブコーディアルが楽しめるジュースバー「Mill(ミル)」がオープン。また今月22日には、青いハーブティー「バタフライピー」が楽しめる台湾カフェ「Zen」が表参道に登場する。そのほか、神戸のハーブ専門店「ハーブラボラトリー」では、ハーブに出汁をかけ合わせた新感覚調味料「かけるハーブ」を新発売するなど、「ハーブアレンジ」をキーワードにした商品も注目を集めている。【参考】※トレンド総研
2017年04月13日生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研は、このたび、ウスターソースを活用した調理法「蒸すター」に注目。20~40代の主婦300名に対して、「蒸すター」に関する興味の度合いについて調査を実施した。「蒸すター」とは?調味料の中でも特に余りがちなウスターソースだが、実は「蒸し焼き」料理の味付けに活用することで、新たなポテンシャルを発揮することができる。フライパンに具材とウスターソースを入れ、フタをして蒸し焼きにするだけで、簡単にプロレベルのごちそうが完成。ウスターソースを使うことで、一発で味付けが決まり時短になるほか、食材がふんわりやわらかくなったり、くさみ消しになったりと、さまざまなメリットがあるのだ。トレンド総研では、このウスターソースを使って蒸し焼きにする調理法を『蒸すター』と命名。これからの新生活シーズンにぴったりの、時短と美味しさをかなえる注目の料理法として紹介している。使いきれない調味料、1位は「ソース」調査ではまず、家庭における調味料利用の実態について知るため、「キッチンに、使いきれずにいる調味料はありますか?」と聞いたところ、80%が「ある」と回答。具体的な調味料としては、「ソース」という回答が最も多く(34%)、続く「からし」(32%)、「わさび」(26%)、「ぽん酢」(16%)、「めんつゆ」(15%)などを上回った。また、ソースの中でも、特に「ウスターソース」については、72%の主婦が「使いきれずに余りやすい調味料だと思う」と回答。実際に「ウスターソースを、賞味期限内に使いきれなかった」経験がある人も70%にのぼっている。20~40代主婦の8割が『蒸すター』を試してみたいと回答 そこで、ウスターソースを使って食材を蒸し焼きにする調理法『蒸すター』への興味を聞いたところ、80%が『蒸すター』を「試してみたい」と回答。また、「『蒸すター』は、ウスターソース活用の幅を広げる調理法だと思いますか?」という質問には、85%が「そう思う」と答えている。管理栄養士の藤原朋未先生によると、複数の素材をブレンドして作られているウスターソースは旨みがぎゅっと凝縮されているため少量でもしっかりと味がつき、塩や醤油と比べて実は塩分は控えめ。スパイスが入っているので、「蒸し焼き」にすることで料理の香りがよくなり、酢の効果で食材がやわらかくなる効果も期待できるのだとか。「蒸すター」なら人気のハンバーグや魚料理、野菜と鶏肉の蒸し焼きなど、さまざまな料理を時短でおいしく作ることができる。何かと忙しいこれからの新生活シーズンや、1人暮らしをはじめたばかりの人には特におすすめしたい。【参考】※トレンド総研
2017年03月27日「女性」をテーマにした調査分析やトレンド発信などをおこなう「ウーメディア ラボ」では、このたび、2017年の春メイクトレンドについてレポート。この春のトレンド「くすみカラー」メイクに注目し、美容のプロ(美容関係の職業に従事する女性)100名を対象にしたアンケート調査を実施した。くすみカラーメイクとは?くすみカラーメイクとは、ペールブルーやダスティーピンクなどの“くすみカラー”を取り入れたメイクのこと。春メイクは淡くやわらかな色づかいのものが多く、春の気分にぴったりな一方、ともすると幼い印象になりがちだが、“くすみカラー”を取り入れた場合は、上品で大人っぽい印象をつくることが可能だ。新しい季節を迎えて少し背伸びしたいという女性にぴったりのメイクといえる。美容のプロが予想する今春のメイクトレンド調査では「今年の春は、どのような印象のメイクが人気になりそうだと思うか」との質問に対して、「女性らしい印象のメイク」(39%)が最も多い結果となり、続く「かわいらしい印象のメイク」(18%)などを上回った。続いて、「ここ最近、美容分野で“くすみカラー”が人気を集めていると思いますか?」と聞くと、69%と約7割が「そう思う」と回答。実際の声としては「洋服も髪色も、くすみ系が人気なので、これにあわせるメイクなども自然と系統が似てくると思う」(30歳・ヘアメイク)など、メイクにも”くすみカラー”が波及するという見方が強いようだ。ファッションとセットで“くすみカラー”を取り入れるヒントメイクトレンドに詳しい美容ジャーナリスト・加藤智一さんによると、ファッション業界のグローバルな流行色として“くすみカラー”が選ばれており、この春のメイクもそんな春ファッションとコーディネートしやすいような落ち着いたカラーが登場しているのだそう。一方で、実際のメイクとファッションのコーディネートのイメージが湧かない、という人も多いかもしれないが、各ブランドが発表しているポスターメイクは、メイクとファッションの組み合わせも含めて参考になるという。たとえば、モードメイクで人気のTHREEは、春の新色ながら目もとにはモーブカラーをチョイス。トップスにはブラックのノースリーブブラウスをあわせて、シーズンレスな雰囲気を演出している。資生堂・マキアージュは、“あえてのくすみ色”をテーマとして、ヴィンテージカラーの口紅やアイシャドーを発表。水原希子さんを起用したポスターではシルキーなレースキャミソールを着用しており、ヴィンテージムードを漂わせながら、レディライクでシックな印象に仕上げている。新しい出会いも増える春。「くすみ色」でさりげなくトレンドを取り入れて、印象アップを狙ってみてはいかがだろうか。【参考】※ウーメディア ラボ
2017年03月16日「女性」をテーマにした調査分析やトレンド発信などをおこなう「ウーメディア ラボ」では、このたび、朝食における新トレンド『朝ベジ』の実態を調査。『朝ベジ』というキーワードが現在どの程度認知されており、どの程度の人が興味を抱いているのか、20~40代の女性500名を対象とした意識調査をおこなった。朝食の新トレンド「朝ベジ」とは?『朝ベジ』とは、野菜をメインにした朝食のこと。2016年頃から、食トレンドの発信地・ニューヨークをはじめとした海外で、野菜を主役にしたメニューが人気を集めるようになり、その影響から、日本でも注目が集まるようになった。特に、画像投稿サイト「Instagram」では、昨年から「#朝ベジ」のハッシュタグが急増。定番のサラダ、野菜ジュース、スムージーから、流行のブッダボウル(野菜やフルーツ・穀物をひとつのボウルに入れたもの)や、ゾートミール(オートミールにズッキーニを組み合わせたもの)などまで、野菜をメインとしたフォトジェニックな『朝ベジ』メニューが数多く投稿されている。2017年に入ってからも「#朝ベジ」のハッシュタグ投稿数は伸び続けており、今後ますます『朝ベジ』への注目は高まっていきそうだ。9割もの女性が朝ベジに「興味がある」調査ではまず、「『朝ベジ』というキーワードを聞いたことがありますか?」と質問したところ、61%が「ある」と回答。また、『朝ベジ』に興味があるかを聞いた質問でも、実に90%が「ある」と答えており、『朝ベジ』の認知度・関心度の高さがうかがえる結果となった。「朝ベジ」ブームは外食にも拡大中最近では、企業や店舗にも『朝ベジ』の波が広がっている。フレッシュな東京野菜を主役に、本格料理人による美しい和食と、多様なライフスタイルに馴染む洋食をブッフェスタイルで提供するのが、ホテル龍名館東京の「花ごよみ東京」。約15種類の本格和食のほか、希少性の高い江戸東京野菜を含む新鮮野菜40種類を使ったサラダやベジタブル料理など、月替わりで約70品目を楽しむことができる。さらに「Bon Vivant 渋谷店」では、2017年3月20日週より、新メニューとして「モーニング バランスプレート」の提供がスタートしている。同商品は、10種類以上の野菜や果物、4種のスーパーフード(ケール、キヌア、ワイルドライス、スプラウト)を使ったヘルシーなサラダ。大き目にカットされた野菜や果物で、ワンプレートでも満足感たっぷり。また、一皿で朝ごはんが完結するように、植物性(豆腐)・動物性タンパク質(チーズ)、食物繊維、ビタミン類など、栄養バランスも重視されているのも嬉しいポイントだ。さらに、AM7~9時に注文すると、10%OFFの嬉しいサービスも用意されている(4月末まで)。【参考】※ホテル龍名館東京15階「花ごよみ東京」※Bon Vivant 渋谷店※ウーメディア ラボ
2017年03月10日生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研(東京都渋谷区)は、このたび、20~70代の男女600名を対象として「目の悩み」に関する意識・実態調査をおこなった。現代人の目の悩みを調査「疲れ目」「かすみ目」がツートップにはじめに「現在、目の悩みはありますか?」と質問したところ、全体の71%が「ある」と回答。そこで具体的に「どのような目の悩みがあるか」を聞いたところ、「疲れ目」(71%)と「かすみ目」(39%)がツートップに。目の悩みがある人のうち、7割超が目の疲れ、約4割が目のかすみを気にしているということが判明した。続いて疲れ目を自覚している人(303名)に具体的な症状を聞いたところ、「目がショボショボする」(76%)という回答が最も多くあがった一方で、「目の奥が重いと感じる」(32%)、「目がゴロゴロする」(23%)という声もみられた。また、かすみ目を自覚している人(169名)に症状を聞いた質問では、「ピントがあわないと感じる」(81%)のほか、「視界の一部がぼやけて見える」(29%)、「目やにが多く、見えづらいと感じる」(21%)などの回答が目立つ結果に。同じ疲れ目・かすみ目でも、症状は人によって違いがあることがわかった。【専門家取材】疲れ目・かすみ目の原因は主に3つだんのうえ眼科・二子玉川院 院長の大島由莉医師によると、同じ疲れ目・かすみ目でも原因は人によってさまざまで、大きく分けると次の3つのケースに当てはまることが多いのだそう。1.パソコンやスマートフォンによる目の酷使2.目の乾燥や、それに伴う角膜ダメージ3.加齢による変化疲れ目・かすみ目の対処としては、上記3つの症状・原因にあった成分を含む目薬を選ぶことが重要だという。例えば、1のパソコンやスマートフォンによる目の酷使が原因であれば、ピント調節筋(毛様体筋)の疲れをやわらげてくれる成分のある目薬。2のように目の乾燥や、コンタクトによる角膜ダメージが気になる場合は、目のうるおいを保つもの、角膜保護成分がある目薬。3の加齢による目の変化を感じる人は、年齢に伴って起こる涙液減少や目やにをおさえてくれる目薬などを選ぶとよいとのことだ。あなたの「目の疲れ・かすみ」の原因は?原因早わかりチェックシート目の疲れ・かすみを自覚している人は、原因をこのチェックシートで確認し、それぞれに合った目薬を選んでみてほしい。【参考】※トレンド総研
2016年12月15日生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研では、動画見放題サービスを利用している10~40代の男女500名を対象として、「動画見放題サービス」に関する調査を実施。あわせて、国内動画サービスの動向に詳しい専門家・三上洋氏へのインタビューもおこなった。メイン利用サービスは「AbemaTV」が1位調査では、国内の「動画見放題サービス」主要5サービス「Hulu」、「dTV」、「Netflix」、「Amazonプライム・ビデオ」、「AbemaTV」の比較・分析を実施。この中で「メインで利用している動画見放題サービス」 を尋ねたところ、3位は「Hulu」(17%)、2位は「Amazonプライム・ビデオ」(26%)、1位は「AbemaTV」で、41%のユーザーが「AbemaTV」をメインサービスとして利用していることが分かった。クオリティーの高さが人気の要因かまた、コンテンツの「クオリティー」に対する満足度調査でも「AbemaTV」が1位で90%という結果に。「AbemaTV」はテレビ朝日との合弁事業であるため、オリジナルコンテンツについては、制作クオリティーや出演者も地上波ネットワーク局に準じていることもあり、「テレビと同等のクオリティーで制作されている」(23歳・男性)など、コンテンツの質が高いと感じるユーザーが多いようだ。さらに「いつでもニュースがチェック可能」(18歳・女性)など、地上波放送と同様にライフスタイルに密着した活用ができるという声もみられた。災害時のインフラとしても活躍ITジャーナリストの三上洋氏によると、今後は災害時のライブ配信などの活用も進み、現地のニュースを継続的にライブ配信することで、テレビが見られない被災者の貴重な情報源となることが考えられるとのこと。実際に東北大震災では「Ustream」のテレビサイマルに注目が集まったほか、今年の熊本地震では「AbemaTV」がインフラとして機能し、現地で重宝されたそう。今後も、こうした地上とは異なる「動画見放題」サービスならではの活用スタイルが人気を集め、さらなるサービス拡大につながっていくことが予想される。【参考】※トレンド総研
2016年12月05日生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研は、2017年冬の鍋トレンドとして、「パーティー串鍋」に注目。具体的な楽しみ方や、生活者の意識調査結果を紹介している。「パーティー串鍋」とは?「パーティー串鍋」とは、野菜や肉を串にさして楽しむ鍋のこと。串スタイルは見た目のインパクトが大きく、いつも通りの具材でも華やかな印象に見せることができる。近年、“パーティーサンド”や“おにぎらず”など、ビジュアルを重視した料理が話題を集めているが、こうした動きは鍋料理にも波及しつつあるようだ。食品メーカーや飲食店も「パーティー串鍋」に注目! 実際に、居酒屋や和食料理店などでも、串鍋メニューを提供するところが目立ってきているほか、鍋つゆなどを発売する各メーカーにおいても、「串」を使った鍋料理を提案する動きが見られているという。例えばヤマキでは、公式ホームページ内で、自社の「寄せ鍋つゆ」を使ったオリジナルの串鍋レシピを展開。ミニトマトやソーセージなどの具材をキャベツやベーコンで巻いて串にさした「ロールロール串鍋」、ミニトマト、ズッキーニ、パプリカなどでカラフルに仕上げた「変わり串鍋」など、さまざまな楽しみ方を紹介している。また、「甘熟トマト鍋スープ」などを販売する「カゴメ」では、鍋料理をより楽しくするアイディアとして、“おみくじ串”を提案。フランクフルトの串の先に、パプリカ・うずらの卵・ミニトマト・からあげなどの具材をさした状態で鍋に入れることで、何の具材がささっているかわからない、まるでおみくじを引く時のようなドキドキ感が楽しめるそうだ。さらに最近では、居酒屋や和食料理店などでも、串鍋メニューを提供するところが目立ってきているとのこと。今年の冬は、家庭でも店舗でも、さまざまな『パーティー串鍋』を楽しむ人が増えていくと予想される。20~40代の主婦500名に対して、「パーティー串鍋」に対する興味・関心を聞くアンケート調査を実施したところ、「自宅での鍋料理はマンネリ化しやすい」と答えた人は、86%と9割近い結果に。「パーティー串鍋」を「試してみたい」と回答した主婦は7割にのぼった。今年の冬は、ぜひ「パーティー串鍋」を試してみてはいかがだろうか。【参考】※トレンド総研
2016年10月21日1日のはじまりにコーヒーを飲む人は多いと思います。実際、トレンド総研の調査では「コーヒーを自宅で飲むことはありますか?」との質問に、87%が「ある」と回答しています。最近ではコンビニでも気軽にコーヒーが購入できるため、毎日何杯もコーヒーを飲んでいる人は少なくないはず。ところで、普段何気なく飲んでいるコーヒーですが、からだにさまざまな影響を与えています。実際にどのようなことが起きているのか、知りたくありませんか?イギリスのニュースサイト『Daily Mail Online』が報じた最新の情報から探っていきましょう。■コーヒーが体に与える影響とは?(1)まず集中力を高めるコーヒーを、仕事や勉強中の眠気覚ましに飲むことがあると思います。コーヒーに含まれるカフェインには、集中力を高める効果があるのです。カフェインが脳に伝わると、一時的に私たちの疲労感を止める刺激性があります。これは、睡眠パターンを調節し、眠気を誘う体内で自然に発生するアデノシンという物質を遮断するため。またハーバード大学の研究者は、コーヒーには落ち込みを抑え、気持ちを明るくする成分が含まれていることを突き止めました。コーヒーは脳のなかで抗鬱剤のような物質をつくるそうです。ただしメリットだけではありません。脳は、時間の経過とともにコーヒーに慣れてしまい、効果が鈍くなります。カフェインには、少し依存性があるため、飲みすぎには注意が必要です。(2)一時的に血圧を上昇させるコーヒーは一時的に血圧を上昇させるので、血管が締まり心臓が激しく動きます。医学用語で「血管収縮」という作用。短い時間の反応で、アドレナリンの放出で心拍数が上がり、通常は3時間から4時間後にはおさまります。またコーヒーには、心臓病のリスクを低くするという研究結果もあります。(3)利尿作用があるコーヒーは、からだの代謝にも影響を与えます。膀胱を刺激し、腸の動きを活発にするため、コーヒーを飲んだ後はトイレが近くなるのです。ほかにも胃液の分泌を刺激したり、コルチゾールと呼ばれるストレス感に関係するホルモンの放出を引き起こしたりします。(4)性欲に影響を与える2015年に米テキサス大学が行った研究によると、1日2杯のコーヒーを飲んだ男性は、勃起障害を抱えるリスクが約50%低い結果となったそうです。また2006年の実験用ラットを利用した研究では、コーヒーがセックスホルモンを調整する女性の脳の領域を刺激することが明らかになっています。■コーヒーはからだによいか悪いかコーヒーに関しては、長い間、からだによいか悪いのかという議論がされてきました。これまでの研究で、コーヒーが心臓病や癌、アルツハイマー病、肥満などの予防につながるとの報告がされています。また2012年にアメリカ国立衛生研究所が、コーヒー摂取が寿命を延ばすことにつながると発表しました。しかしプラス面だけでなく、女性の骨粗しょう症リスクとの関連や、軽度のカフェイン中毒によるイライラやストレス、睡眠不足につながるなどの欠点も指摘されています。ハーバード公衆衛生大学院の研究者は、カフェインのよい面と悪い面で相殺するだろうと主張。ただし研究者たちは、自信を持って結論を出すためには、さらに研究が必要だともコメントしています。まだ完全には解明されていないのです。*朝起きてすぐ、仕事中、午後のティータイムなどなど、コーヒーが毎日の生活に欠かせない人は多いことでしょう。もちろん健康に関してプラス面もありますが、何事もほどほどが大切です。コーヒーを飲み過ぎてしまう人は、からだへの影響を考えて、摂取量を控えるようにしたいですね。(文/椎名恵麻) 【参考】※What your morning coffee is REALLY doing to your body throughout the day-Daily Mail Online※2016年の「コーヒートレンド」に関するレポート-トレンド総研
2016年08月26日生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研は、野菜をメインとした朝食メニュー「朝ベジ」についてレポート。専門家の意見と、アンケートによる調査結果をまとめた。海外で流行「朝ベジ」とは?エッグベネディクトやアサイーボウルなど海外発の朝食メニューが話題になっている中、2016年の新たな傾向として注目したいのが「朝ベジ」。食トレンドの発信地・NYをはじめとした海外で、「野菜」メインの朝食メニューが増えており、Instagramでも、海外ユーザーが発信した「#morningveggies」「#vegetablebreakfast」などのハッシュタグが人気を集めている。近年はSNSにおいて食における「フォトジェニックさ」を重視する傾向も高まっており、カラフルな野菜はSNS映えしやすいため「朝ベジ」はSNSとも相性抜群と考えられる。NYやLAで人気の「朝ベジ」メニュー海外の食トレンドにくわしい、トレンドウォッチャーのくどうみやこさんによると、野菜をたっぷり使った「パワーサラダ」や野菜と雑穀を盛りつけたワンボウルメニューの「ブッダボウル」などは、早くも日本にブームが飛び火。この夏から日本の人気店でも展開されているそう。また、テキサス州発祥の朝食である「朝タコス」やスーパーデトックス野菜「ウィートグラス」(小麦若葉)をジュースにして飲む「ウィートグラスショット」、たっぷりの野菜を煮出してつくる出汁をベースにした「ヴィーガンスープ」なども、海外セレブを中心に広がりを見せている。手軽なところでは、日本でもすっかり定着したスムージーなども「朝ベジ」のひとつ。最近ではコンビニなどでもさまざまなスムージーが販売されており、日本においても、朝に野菜を楽しむという土壌ができつつあるようだ。日本でも「朝ベジ」習慣がさらに広がっていく予感20~40代女性628名に対して「朝ベジ」に対する興味・関心を聞くアンケート調査を実施したところ、「あなたは、『朝ベジ』に興味がありますか?」との質問に89%と約9割が「興味がある」と回答。また、「『朝ベジ』を試してみたい」と答えた人も90%にのぼった。さらに「今後、『朝ベジ』は日本でもトレンドになりそうだと思いますか?」という質問にも、86%が「そう思う」と回答。今後ますます、日本でも朝ベジ習慣が広まっていくことが予想される。【参考】※トレンド総研
2016年08月23日生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研は、夏の「プリン体」対策について実態調査を実施。専門家による対策のポイントや、有効な対策アイテムをまとめた。夏に尿酸値が上がりやすいのはプリン体のせい⁉︎夏は「尿酸値」が上がりやすい季節と言われているが、その一因となっているのが「プリン体」の過剰摂取。プリン体の摂りすぎは尿酸値の上昇につながる場合もあり、それにより痛風や高尿酸血症などといった病気のリスクが高まると言われている。約7割が「プリン体の含有量を気にしている」30~50代の働く男女500名を対象に「尿酸値とプリン体摂取」に関する意識・実態調査を実施したところ、「プリン体」の認知度は94%という結果に。また、「普段の食事において、プリン体の含有量を気にしていますか?」と聞いたところ、66%と約7割が「気にしている」と回答。さらに、尿酸値の上昇を防ぐために、「プリン体」対策商品を試してみたいと思うかと聞くと、66%が「機会があれば試したいと思う」と回答し、プリン体に対する意識の高さがあらわれた結果となった。「プリン体」対策の商品も登場医学博士で、秋葉原駅クリニック院長の大和田潔医師によると、最近では「プリン体」対策のアイテムも登場しているそう。たとえば、「PA-3乳酸菌」を使った商品。この乳酸菌は「プリン体」を腸内で取り込み、分解し、自らの栄養源として活用するという作用がある。またアルコールが好きな方には、飲み過ぎないということが大前提ではあるが、「プリン体」オフ、またはゼロのお酒も多数登場しているとのこと。「明治プロビオヨーグルトPA-3」「プリン体と戦う乳酸菌」をコンセプトにしたヨーグルト。明治の保有する数千種類の乳酸菌ライブラリーの中から、プリン体への可能性に着目して選び抜いたPA-3乳酸菌が配合されている。「アサヒ オフ」アサヒビールが展開する「アサヒ オフ」は、プリン体0(※1)、糖質0(※2)、人工甘味料0を実現した、機能性新ジャンルビール。醸造工程においてプリン体を含む酵母等をこまめに取り除き、最適な温度帯をコントロールすることで、プリン体の含有量を低減させるという「プリン体最少化技術」が採用されている。※1:100ml当たりプリン体0.5mg未満を「プリン体0」と表示※2:栄養表示基準による「DHC アンセリン」食事における「プリン体」が気になる方をはじめ、健康を意識している方に向けたサプリメント。「アンセリン」は、マグロやカツオなど、回遊魚のスタミナ源ともいわれる成分で、アラニンとヒスチジンという、2つのアミノ酸が結合したもの。DHCの「アンセリン」は、回遊魚の特有成分を30倍(マグロ刺身と比較/DHC調べ)に濃縮したフィッシュペプチドを配合している。【参考】※トレンド総研
2016年08月01日生活者の意識・実態に関する調査を行うトレンド総研は、20~50代の男女500名を対象に、夏場の「栄養ドリンク」や「エナジードリンク」の摂取に関する意識・実態調査を実施。さらに調査回答者から寄せられた疑問をもとに、専門家へのインタビューを行った。「栄養ドリンク」と「エナジードリンク」の違いがわかる人は約1割「栄養ドリンク」と「エナジードリンク」の違いが明確にわかるかという質問に対し、「わかる」と回答した人は僅か12%。大多数の68%の人が「わからない」と答えたほか、20%の人が「明確な違いはないと思う」と回答。また、「栄養ドリンクやエナジードリンクを選ぶ際の知識に十分な自信がありますか?」という質問に「ある」と答えた人も、全体の僅か10%にとどまった。効能・効果の表示ができるのは「栄養ドリンク」だけ医薬品ビジネスに精通する専門家、日本経済大学大学院の赤瀬朋秀教授によると、「栄養ドリンク」の多くは医薬部外品で、「エナジードリンク」は清涼飲料水とのこと。「栄養ドリンク」は効能・効果がみとめられており、「肉体疲労時の栄養補給」「滋養強壮」などの具体的な効能や、成分の含有量も明記されている。一方で、清涼飲料水である「エナジードリンク」は、名前やパッケージの印象から“元気になりそう”というイメージはあっても、他のソフトドリンクなどと同様に、具体的な効能・効果を標榜することはできないという。両者には明確な違いがあることがわかった。夏の疲れに効く「ビタミンB1」がポイント赤瀬教授によると、夏の疲れ対策において重要なのが、スタミナ食材などに多く含まれるビタミンB1とのこと。ビタミンB1が含まれる「栄養ドリンク」なら、普段の食事にプラスして活用するのは、夏の疲れ対策として理にかなっていると言えるそうだ。また、水溶性ビタミンであるビタミンB1は、一度の吸収量に限度があり、吸収されなかった分は体外に排出されてしまうそう。そのため栄養ドリンクの中でも、ビタミンB1を腸管から吸収しやすくした「フルスルチアミン」などの成分が含まれたものを選ぶのが効果的とのこと。栄養ドリンクはパッケージのイメージではなく、成分をよく確認して選ぶことが大切だ。またその商品ごとの1日の用法・用量を守り、夏の疲れ対策として上手に活用していきたい。【参考】※トレンド総研
2016年07月25日「日々を幸せに過ごしたい」というのは誰しも共通した思いでは。幸せになるためのヒントを“幸福学”研究の第一人者、前野隆司さんと、人気メイクアップアーティスト、早坂香須子さんに聞きました。anan総研メンバーへのアンケート結果とともにご紹介します!■幸せのヒント(1) 人の幸せは、連鎖する前野さんによると、本当の意味で心が満たされている人は、他人の幸せも自分のことのように喜べる特徴があるという。「例えば、SNSで友達の楽しそうな投稿を見た時、自分も一緒に楽しい気持ちになれるという人は、幸福度も総じて高いです。逆に、それを疎ましく思ったり、羨ましいと感じる人は、今の自分の現状に満足していない可能性が。他人と自分をつい比べてしまうクセは幸福度を下げてしまう大きな要因でもあるので、常に“あなたらしく”生きることに自信を持ってもらいたいです」「いつも笑顔を絶やさない女性は、男性から見ても女性から見ても、魅力的に映るもの。そうやって、あなた自身が周りに幸せを伝播できる存在になってみては。心の余裕が大事です」(早坂さん)anan総研へのアンケートQ.SNSの投稿などで、幸せそうな人、リア充な人を見てどう思う?自分も幸せに感じる……35%「いいなぁ」と羨ましく感じる……60%疎ましく感じてしまう……5%「自分も幸せに感じる」と答えた人は35%と少なめ。他人の幸せを羨ましく思ってしまうようでは、まだまだ余裕が足りないかも?■幸せのヒント(2) 幸せな人はガス抜きをしている一見どんなに幸せそうでも、悩みがまったくない人なんてごくわずか。誰だって、仕事でストレスを抱えていたり、人間関係などで悩みを抱えているものです。ネガティブな感情を爆発させないために、幸福な人が実践していることとは?「“心のガス抜き”ができているんだと思います。好きな音楽を聴いたり、コメディ映画を観て思いっきり笑ったり。方法は人それぞれですが、自分なりのリカバリー術を持つことでバランスを保っているはず。私の場合は、『今日は一日ダラダラする!』と自分に宣言してぐうたら過ごしたりもしますよ(笑)。どうしても、今抱えている問題から目をそらせない時は、ノートに嫌なことを箇条書きにして、“感情の棚おろし”をしてみるのもおすすめです」(早坂さん)anan総研へのアンケートQ.気分が落ち込んだ時の脱出法は?・Superflyの曲を聴いて自然にテンションを上げる。(22歳・学生)・信頼している人に相談する。あとは一人になったら、存分に泣く!(25歳・事務)・『ズートピア』を観て悩みをふっとばす。(26歳・営業)・寝る。とにかく寝る。(25歳・販売)・美味しいものを食べ、飲む。体が喜ぶものを摂取!(27歳・ライター)・「来年は悩んでないだろうな」と楽観的に考えるようにする。(33歳・デザイナー)◇前野隆司さん慶應義塾大学大学院教授。日本ではめずらしい“幸福学”研究の第一人者。著書に『幸せのメカニズム』(講談社現代新書)などがある。◇早坂香須子さんビューティディレクター、メイクアップアーティスト。近著は『100%Beauty Note 早坂香須子の美容AtoZ』(KADOKAWA)。※『anan』2016年7月20日号より。イラスト・Mariya Suzuki文・瀬尾麻美
2016年07月14日産業技術総合研究所(産総研)は4月7日、卵白に含まれるアレルゲンであるオボムコイドの遺伝子を欠失したニワトリを開発したと発表した。同成果は産総研バイオメディカル研究部門細胞分子機能研究グループ付の大石勲 総括主幹、農業・食品産業技術総合研究機構畜産研究部門の田上貴寛 上級研究員、信州大学農学部の鏡味裕 教授らによるもの。研究成果は4月6日(英国時間)の「Scientific Reports」に掲載された。オボムコイドは卵白中で最もアレルゲン性が強く、加熱処理や酵素処理にも強いため、除去技術の開発が望まれている。今回の研究では、細菌など原核生物の持つ免疫系を活用して特定の遺伝子配列を切断することで、遺伝子を改変する「クリスパー・キャス9」とういゲノム編集技術をニワトリに適用し、始原生殖細胞に90%以上の高い確率で変異を導入する方法を考案。この細胞を元にオボムコイドの遺伝子を欠失したニワトリを開発した。具体的には、まず雄ニワトリの初期胚の血液から始原生殖細胞を分離・培養し、クリスパー・キャス9法によりオボムコイド遺伝子を欠失させた。この細胞を別の雄ニワトリの初期胚に移植した後に孵化させ、成長させると精子の多くがオボムコイド遺伝子を欠失していた(第0世代)。さらに、第0世代の雄ニワトリを野生型の雌ニワトリと交配して、次の世代(第1世代)では父方由来のオボムコイド遺伝子が欠失したニワトリを得ることができた。第1世代ニワトリ同士を交配させることで、次の世代(第2世代)で父方、母方両方のオボムコイド遺伝子が欠失したニワトリが実現した。オボムコイド遺伝子の欠失による健康異常は認められず、野生型と同様に成長を続けているという。同研究グループは、今回の成果によりオボムコイドの完全除去に目処が立ち、将来的には副作用の少ないワクチンの生産に応用可能な低アレルゲン性卵の生産に道筋をつけるものだとしている。また、オボムコイドを原因とするアレルギー疾患をもつ人が摂取可能な食材への応用可能性もあるが、そのためには安全性の確認とゲノム編集による産物をどのように扱うべきか社会的な取り決めが不可欠となる。
2016年04月07日NECと産業技術総合研究所(産総研)は4月5日、ビッグデータ活用に向け、産総研の人工知能研究センター内に「産総研-NEC 人工知能連携研究室」を2016年6月1日付で設置すると発表した。今回の取り組みは、ビッグデータ分析を行う際に、過去のデータを十分に集めることが難しい状況において、どのように不足分の情報をシミュレーションで補い、人工知能(AI)の能力を最大限にひきだすのか、といった「シミュレーションとAIの融合技術」の開発を官民一体で進めるもの。NEC 執行役員の西原基夫氏は、「NECはAIによる社会課題の解決支援を進めていきたいと思っている。しかもそれは、従来型のAIで解決できる部分のみならず、人間がさまざまな経験から得た知見を用いて解決している事象や、結論への制御や誘導といったところまで含めた効率化支援や、人に対する示唆の高度化といった新たな領域まで含めたものであり、そうした分野は、過去データを蓄積し、その膨大なデータを解析して導く結果、といった従来型の手法では不十分。今回設置される研究室は、そうした新たな手法を可能とするための第一歩」と研究室開設の背景を説明する。今回設置される研究室は産官の連携研究室という位置づけで、民間企業が1億円以上/年規模、かつ3年以上継続して研究資金を負担すること。ならびに、研究資金から産総研職員の人件費の一部に充てること、といった条件の下、運営される。設置場所は産総研が2015年に設立した「人工知能センター」で、産総研 情報・人間工学領域 領域長の関口智嗣氏は、同研究室に対し、「人工知能のプラットフォームとして、産官学のイノベーション創出の拠点となることを期待している」と期待を示す。研究室長には、大阪大学 産業科学研究所 教授の鷲尾隆氏が就任。研究開発のスタンスとしては、「基礎だけでなく、出口を見据えた形で、3つの基礎原理の探求を進め、産業応用に向けた部分に落とし込んでいく」(鷲尾氏)とする。具体的には「シミュレーションと機械学習技術の融合」「シミュレーションと自動推論技術の融合」「自立型人工知能間の挙動を調整」という3つの技術に関する研究プロジェクトが今後進められていく予定。1つ目のシミュレーションと機械学習技術の融合は、大規模災害といった、過去からのデータ蓄積が難しく、大量のデータに基づく従来型AI処理の適用が困難な領域に対し、コンピュータ上に構築したシミュレータ内で、観測したい現象のみを集中的に観測する手法などを確立することを目指す取り組みとなる。2つ目のシミュレーションと自動推論技術の融合は、実世界のシステムを模してシミュレータ上に構築した仮想世界と自動推論技術を融合することで、現実的な規模での知識データベースから妥当な推論を行う技術の開発を行おうというもの。これにより、未知の事象に対しても人間の意思決定支援が可能になるとする。そして3つ目となる自立型人工知能間の挙動を調整は、社会インフラや交通手段などの複数の自律制御システムをバラバラに動かすことで生じるシステム同士の衝突などを、協調させることで、全体として最適化を図ろうというものとなっている。鷲尾氏としては、NECや産総研の研究員のほか、ポストドクター(PD)なども含め、「若手の活用も含め、フレッシュなアイデアの活用を図っていきたい」とするほか、産業への活用に向け、ニーズを有するユーザー企業との連携なども模索を図っていきたいとする。なお、スケジュールとしては、1つ目と2つ目の研究プロジェクトについては、2016年6月末までをめどにPD募集を中心とした体制の整備を進め、7月以降、本格的な基礎原理の研究を進め、2017年9月ころをめどに応用研究開発を開始し、2019年3月に開発を終える予定。3つ目のプロジェクトについては、2017年夏ごろから基礎原理の研究を開始し、2018年以降に応用研究を開始進めて、2020年3月をめどに開発を終える予定としている。
2016年04月05日オージス総研は3月30日、ショッピングサイトや会員サイトなどB2C向けサービスサイトに最適な統合認証プラットフォーム「ThemiStruct Identity Platform(テミストラクト アイデンティティ プラットフォーム)」のアマゾン ウェブ サービス(AWS)対応版を提供開始したと発表した。「ThemiStruct Identity Platform」は、ショッピングサイトや会員サイトなど複数のサービス間でのユーザー情報連携など、シングルサインオン環境と会員ID管理機能を提供するプラットフォーム。標準APIをサポートしており、さまざまなサイトとのID連携を実現する。今回提供するAWS対応版は、AWS上に設置され、短期間で従業員、カスタマー、ビジネスパートナーに認証サービスを提供できる。AWSの活用により、導入時におけるキャパシティやアベイラビリティプラニングから解放され、これまで数カ月かかっていたインフラストラクチャの導入が1時間で完了するという。APIを利用すれば、既設サイトに組み込むことができ、事業環境の変化や突発的なアクセスの集中に合わせて、自由にかつ自動でコンピュータリソースの拡張・縮小を行える。また、ソーシャルログイン連携によりFacebookやGoogleのIDを活用して、ユーザー登録のハードルを下げることでサイトのユーザビリティ、コンバージョン率を向上。さらに、パスワード認証、ワンタイムパスワードに加え、電子証明書、インベントリ認証など多要素認証方式をサポートする。
2016年03月31日産業技術総合研究所(産総研)は3月28日、ヒト胎児脳の神経細胞の発生に脱メチル化酵素「LSD1」が重要な役割を果たすことを発見したと発表した。同成果は、産総研 バイオメディカル研究部門 脳機能調節因子研究グループ 平野和己研究員、波平昌一研究グループ長らの研究グループによるもので、3月28日付けの米科学誌「STEM CELLS」オンライン版に掲載された。DNAは細胞の核内で、「ヒストン」と呼ばれるタンパク質に巻き付いて存在している。ヒストンタンパク質は、細胞外の環境変化に応じて特殊な酵素により化学的な修飾を受けると、DNAとの結合力が変化し、DNAからの情報の読み取りが調整され、細胞の分化や増殖が制御される。同研究グループは、今回この「エピジェネティクス制御機構」に着目。ヒト胎児由来の神経幹細胞を利用し、神経細胞への分化に関わるヒストンタンパク質修飾酵素の探索を行ったところ、LSD1の働きを妨げる薬剤(LSD1阻害剤)をヒト神経幹細胞に添加すると、神経細胞への分化が抑制されることを発見した。さらに、LSD1の働きを阻害すると、「HEYL」と呼ばれるタンパク質の発現が増加。また、胎児の脳内ではHEYLが神経幹細胞だけで発現していることや、その発現量が増加すると、神経細胞の産生が抑制されることがわかった。これらのことから、LSD1は、HEYLの発現を抑制することで、神経幹細胞から神経細胞への分化を促していることがわかる。なお、マウスの神経細胞を用いて同様の実験を行ったところ、ヒト神経幹細胞で見られたようなLSD1阻害剤による神経細胞への分化抑制作用やHEYL発現量の増加は見られなかったという。同研究グループは今後、神経幹細胞でのLSD1の機能をさらに調べることで、複雑に進化してきたヒトの脳の発達についての理解が深まるとともに、脳梗塞やパーキンソン病などの神経疾患治療のための、高効率な神経細胞供給の実現が期待されると説明している。
2016年03月28日産業技術総合研究所(産総研)は3月22日、水素ステーション用蓄圧器の損傷評価技術を開発したと発表した。同成果は産総研製造技術研究部門トリリオンセンサ研究グループの藤尾侑輝 研究員、坂田義太朗 研究員、寺崎正 研究グループ長、同研究部門の徐超男 総括研究主幹、九州大学の山辺 純一郎 特任教授、村上敬宜 名誉教授、佐賀大学の上野直広 教授、水素エネルギー製品研究試験センターによるもの。1月12日付の学術誌「International Journal of Hydrogen Energy」に掲載された。水素を貯蔵する方法としては、蓄圧器などの高圧ガス容器での貯蔵が一般的であり、鋼製容器と複合容器の2種類が利用されている。いずれの容器も水素の充塡・放出に伴う加圧・減圧の繰り返しによって生じる容器内部の疲労き裂や水素脆化が懸念となっている。現状は、高圧ガス容器の内部を定期的に目視検査することによって安全性を確保しているが、より簡便に内部の状態を調べることができる検査技術が望まれている。今回の研究では、外部からの刺激によって繰り返し発光する応力発光シートセンサを水素ステーション蓄圧器の損傷診断技術に応用し、水圧サイクル試験中での内部亀裂の可視化および進展度を算出する技術の開発に取り組み、適用可能性を示すことに成功した。応力発光体を用いたセンサは、個々のセラミックス微粒子が力学的刺激により繰り返し発光することが特徴。今回開発した技術では、蓄圧器外表面に接着した応力発光シートセンサーの発光分布を撮影することで、水素ガスの充填・放出の繰り返しによって生じる蓄圧器内面の損傷を2次元的に可視化することができるほか、内部亀裂の進展度を発光パターンの変遷から推測することも可能だという。同技術は、近年整備が進められている水素ステーションの安全・安心への貢献だけでなく、パイプラインや航空機などの安全管理への応用も期待できるという。
2016年03月23日産業技術総合研究所(産総研)は3月16日、アルツハイマー病の原因因子のひとつ「アミロイドβタンパク質(Aβ)」の動態を、生きた神経細胞内や生体内で可視化する技術の開発に成功したと発表した。同成果は、産総研 バイオメディカル研究部門 脳遺伝子研究グループ 落石知世 主任研究員、北海道大学大学院 先端生命科学研究院 北村朗 助教、順天堂大学 医学部 脳神経内科 志村秀樹 准教授らの研究グループによるもので、3月16日付けの英国科学誌「Scientific Reports」電子版に掲載された。アルツハイマー病発症のメカニズムとして近年、少数のAβ分子が重合したAβオリゴマーが細胞に対する強い毒性を有し、これが細胞内に蓄積されることが病気の発症に強く関与するという説が有力になりつつある。しかし従来の方法では、細胞や脳組織の標本を用いた解析しかできなかったため、生きた細胞内でAβのオリゴマー化の状態を直接可視化して毒性との因果関係を詳細に解析する方法の開発が求められていた。これまでにAβと蛍光タンパク質GFPを繋ぐリンカーとして12個以下のアミノ酸から構成されたものが報告されていたが、これらはAβが重合するとGFPの蛍光が消失するため、Aβオリゴマーの観察はできない。今回、同研究グループは、AβとGFPを繋ぐリンカーとして14個のアミノ酸を用いて、Aβ分子の重合体が形成されても蛍光を観察できるAβ-GFP融合タンパク質(Aβ-GFP)を開発した。このAβ-GFPを核磁気共鳴装置や電子顕微鏡、免疫組織化学法、蛍光相関分光法で解析したところ、GFPを融合させたことでAβの重合が一定以上進まず、生体内でも生体外でも2量体から4量体を中心としたオリゴマーの状態で存在することがわかった。これらの特徴を活かすことで、生きた細胞内でAβのダイナミックな動きや、初代培養神経細胞内での蓄積状態などの解析が可能となる。また、重合が進んで繊維状となったAβよりも、オリゴマーのほうがより強い毒性を有することから、Aβオリゴマーの重合の度合いと細胞への毒性との関係などの解析を行うことができる。また、AβとGFPを繋ぐリンカーが短いと、重合の影響を受けてGFPの蛍光は観察されなくなる。そこで同研究グループは、今回発見した現象を利用して重合の状態が検出できるシステムを考案。GFPの蛍光強度の変化を測定することで、Aβの重合を抑える創薬候補物質のスクリーニングに利用できることを実証した。同研究グループは今後、培養神経細胞を用いて、Aβ-GFPの蛍光強度を利用したアルツハイマー病の治療薬や予防薬の候補となる物質をより簡便にスクリーニングできる方法の開発に着手する。また、Aβ-GFPを発現させたトランスジェニックマウスを用いて、アルツハイマー病発症のごく初期に起こる神経細胞内部での微細な変化にAβオリゴマーが与える影響についてより詳細な解析を行い、アルツハイマー病発症のメカニズムの解明や予防に関する研究を進めていくとしている。
2016年03月17日富士キメラ総研は3月11日、企業の業務システムのコスト削減策として、注目されているクラウドサービスの国内市場について調査し、その結果を「2016 クラウドコンピューティングの現状と将来展望」として発表した。同報告書ではクラウドサービスを不特定多数の企業に提供される「パブリッククラウド」、特定業種または複数の企業が共同利用することを想定した「業界クラウド」、特定企業に提供される「プライベートクラウド」、クラウド上で提供されるコンサルティングやインフラ設計/構築、運用サービスなどの中で単独サービスを除いた「ハイブリッドクラウドインテグレーション(単独サービスは各サービスに含めた)」の4つに分け、市場を分析した。また、クラウドサービスに携わる企業の動向も併せてまとめている。同調査によると、2015年度の国内市場規模は2兆1452億円に達すると予測。また、2020年度には2014年度比77.2%増の3兆5089億円にまで拡大すると見込んでいる。パブリッククラウドには外資系ベンダーをはじめ、国内のコンピューターベンダー、SIベンダーのほか、キャリア、ISP事業者など多数がクラウドベンダーとして参入。2016年度の市場はOracleが国内データセンターでのサービスを開始するとみられるなど、グローバルを商圏と考えているメガクラウドベンダーが台頭している。業界クラウドの市場は2015年度に4805億円(見込み)で、そのうち共同利用サービスが72.9%を占める。共同利用サービスを利用している主な業種は金融業、自治体。利用目的はシステム開発・運用コストを抑えることで、その分を他の業務システムや設備などに投資することが可能。特に金融業は、顧客のビッグデータを活用するなどの戦略的システムへの投資を強め、特化型SaaSは、小売り、宿泊業や飲食業など中小規模の事業者が多数を占める業界において、低コストで利用できる点が評価されているとしている。プライベートクラウド市場は、2015年度に1兆140億円に達する見込み。これまで導入に対して消極的であった大手企業も積極的にパブリッククラウドの導入を進めており、オンプレミス型とのハイブリッドクラウドの構築が増えているという。ハイブリッドクラウド市場は高い伸びを予想。2015年度の市場規模は287億円に達すると予想している。今後さらに成長が見込まれ、2020年には840億円まで拡大するとみている。
2016年03月14日トレンド総研はこのほど、「スマホ老眼」についての調査結果を明らかにした。同調査は1月14日~15日、20~30代のスマートフォンユーザー男女500名を対象にインターネット上で実施したもの。「老眼」とは、加齢による老化現象の1つであり、近いところが見えにくくなるといった症状がある。一般的に、40代くらいから「老眼」の症状を自覚するという人が多いが、最近はスマートフォンやパソコンなどを長時間利用し、目を酷使することで、"老眼のような"症状が出る「スマホ老眼」が問題となっている。「スマートフォン利用歴」を質問したところ、最も多かった回答が「3~4年以内」(45%)、次いで「5~6年以内」(33%)だった。続いて「1日のスマートフォン利用時間」を聞くと、平均は「3.3時間」という結果になった。また、約3人に1人(31%)は「5時間以上」と回答している。「スマートフォンの長時間利用における懸念点」を聞いたところ、最も多かったのは「目に対する負担」(70%)だった。「インターネットへの依存」(48%)、「姿勢が悪くなる」(35%)、「生活リズムや生活習慣の乱れ」(32%)などを大きく上回っている。スマートフォンを利用するようになってから、目に関する悩みが増えたと思うか聞くと、64%が「そう思う」と回答した。スマートフォンを長時間利用していて「手元がぼやけたり、見にくいと感じた経験がある」という人も4割以上(42%)にのぼっている。具体的なエピソードについては、「電車の待ち時間にスマホを見た後、駅の看板に目を移すとぼやけて見えないことがある」(28歳・男性)、「スマートフォンを見ている途中でテレビに目をやると、見づらく感じる」(27歳・女性)など。こうした症状は、いわゆる「スマホ老眼」の兆候であり、注意が必要とのこと。調査対象者に、スマホ老眼に関する説明をした上で、「自分が『スマホ老眼』だと思うか」を聞いたところ、39%が「そう思う」と回答。自覚があると答えた人に、「対策の必要性を感じるか」と尋ねたところ、89%が「感じる」と答えている。同社では、眼科医の岡野敬先生監修のもと、「スマホ老眼」予備軍チェックリストを作成した。「目が乾きやすかったり、しょぼしょぼする」「まぶたがピクピクけいれんする」など、10個の項目のうち、2個以上当てはまる人は、スマホ老眼の予備軍と言えるとのこと。岡野先生によると、スマートフォンは「小さな画面」の中で「細かく動くもの」を「長時間見る」ことが多く、目に負担をかけやすいツールだという。人は、目の中にある毛様体と呼ばれる筋肉を使ってピントを合わせているが、スマホを長く見続けていると、この「ピント調節筋」(毛様体筋のこと)がコリ固まり、動きが鈍くなってしまうという。そのため、ピント調節がうまく働かなくなり、加齢による老眼と同じような症状が出てしまうとのこと。スマホ老眼を防ぐには、「目を疲れさせないこと」が重要であると岡野先生は語る。スマートフォンを使用する時には、時間を決めて、明るく見やすい位置で使い、どうしても長時間使う必要がある場合は、こまめに目を休ませるようにする。目安としては、連続90分以内。パソコン作業の休憩にスマートフォンを見るのも避けたほうがいいという。加齢による「老眼」は、ピント調節をする筋肉そのものが老化しているため、元に戻すことは難しいが、「スマホ老眼」はピント調節筋の働きを取り戻せば改善が期待できるとのこと。「血流をよくして、筋肉のコリをほぐすことがポイント。目をあたためることや、マッサージ、ツボ押しをするのがおすすめです」と岡野先生。なお最近では、ピント調節筋に直接働きかけ、ピント調節機能を改善し、目の疲れを緩和する目薬も登場しているとのこと。
2016年03月11日オージス総研は2月25日、ログ収集分析サービス「sumologic」を用いて、アマゾン ウェブ サービス(AWS)の利用状況を監査支援するサービス「セキュリティログあんしんパック」の提供を開始すると発表した。同サービスでは、セキュリティ監査に関するアラートを通知するほか、「自動メールによる日次レポート(HTML形式)」「ログ検索・閲覧機能、ダッシュボード」を提供する。監視するログは、AWSの各種ログに加え、踏み台サーバの操作ログ(/var/log/secure、/var/account/pact)、データベース(RDS)、ストレージ(S3)のログに対応。ログによって監査できるイベントが異なり、例えば、AWSリソースに対する操作ログ「AWS CloudTrail」については、「ユーザグループ、ロールの作成、変更、削除時にアラート通知」「ネットワークACL、セキュリティグループ、EIP付与などネットワークに関する追加、変更、削除時にアラート通知」「EC2、RDSインスタンスの作成、変更、削除時にアラート通知」「S3バケットの作成、削除、ポリシー変更時にアラート通知」といったことが行える。価格は、ログの保存量、保管期間に応じて異なり、初期費用は10万円、月額費用は9万8000円からとなっている(いずれも税別)。
2016年02月25日