スイスのファッションブランド「アクリス(Akris)」は、7月19日から8月10日までの期間限定で表参道ヒルズ1階に「アイ ラブ アイ ポップアップストア」をオープンする。ストアデザインコンセプトは「カレイドスコープ(万華鏡)」。ブランドの頭文字「A」をかたどった人気のアイコンバッグ「アイ(Ai)」をフィーチャーし、万華鏡のようにディスプレイする。扱われるのは表参道を多く訪れる若い年齢層を考慮した、エントリープライスモデルがメイン。新しい客層へのアピールが狙い。テクノファブリック(11万から12万4,000円)、チェルボカーフ(13万4,000から21万円)をラインアップし、本ショップ限定でピンクの「アイ リトルメッセンジャー」(13万4,000円)を用意。また、ブランドのクラフツマンシップを象徴するホースヘア製バッグ(48万8,000円)も展示・販売する。購入者のイニシャルを刻印したオリジナルコインパース(全10色)のプレゼントや、ハンドバッグをトライアルしアンケートに答えた各日先着50名にスイーツ入りのアイ型ペーパーボックスをプレゼントするサービスも実施。初日19日14時よりスナップイベントを開催。8月1日から10日まで、14-15AWコレクションに登場した「チェーンアイ」の先行予約会を10月1日の一般発売に先駆けて行う。
2014年07月07日「ドリス・ヴァン・ノッテン, インスピレーションズ(DRIES VAN NOTEN, INSPIRATIONS)」展開催に合わせ、書籍『DRIES VAN NOTEN』が発刊された。日本では、5月3日より英語版の販売がスタートする。3月1日より8月31日まで、ルーブル美術館に隣接するパリ装飾美術館で開催されている同展。ドリス ヴァン ノッテンのメンズ・ウィメンズのコレクションの数々と、イヴ・クラインの「青いヴィーナス」や映画「時計じかけのオレンジ」の映像、デヴィッド・ボウイの写真などのヴィジュアルやアート作品、そして同館が所蔵するコレクションたちが共に並べられ、彼のインスピレーションの源を表現した展示となっている。展覧会の図録でもある『DRIES VAN NOTEN』も、そんなインスピレーション源が集約されたもの。モード、絵画、写真、映画、音楽などの多岐にわたる要素で構成されたパーソナルなコレクションが収録され、様々なアート作品とドリス・ヴァン・ノッテンの作品の類似性やコントラストなど、意外な関係性を知ることができる。また、コエン・デ・ワール(Koen de Waal)が撮影した彼の自宅と庭の写真も初公開。1986年からのコレクションもビジュアルとして要約されている。5月3日よりドリス ヴァン ノッテン 青山店で取り扱う。価格は9,200円。
2014年04月24日パリ・ルーブル美術館に隣接する装飾美術館にてパリファッションウィーク中の3月1日より「ドリス・ヴァン・ノッテン―インスピレーションズ」展が開催されています(8月31日まで)。私は20年以上「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」というブランドをバイヤーとして買い付けて来ました。また個人的にもドリス氏自身と何度かお話する機会があり、そんな背景もあってこの原稿を頼まれています。パリコレクション中に原稿依頼を頂いた直後、驚くべき偶然がありました。ドリス氏自身に直接展覧会を案内し解説して貰うという、信じられないような幸運があったのです。展覧会自体はレセプションで拝見していましたが、後日、もう一度観たいと思って入場券購入の列に並んでいた私を同社プレスのパトリックが見つけ「何しているの?」という会話から「それなら今から始まるプライベートビューに参加して!」と呼び入れていただいたら、そこにはドリス氏が居て、そこから1時間半、彼自身に案内して頂いた……という経緯です。前置きが長くなりましたが、これほどの幸運・偶然は考えられず、その成果(?)を是非お伝えしたいと思います。「インスピレーション展は回顧展ではないのです」とドリス氏は言います。「自分が生きて、現役でいる間にこのような展覧会を行えるのはファッションデザイナーとしてこの上ない幸福であり、名誉です。私がこの展示で表現したかったのは“何からインスピレーションを得てデザインしてきたか?”を開示し、展示することで私の頭の中を一緒に旅して貰えたら、ということです。私にとってファッションとは即席でつくられたり、誰かの作品をコピーしたりして出来上がるものではないし、また、インスピレーション源自体も絵画や映画や文学や新聞、あるいは自然や草花や偶然拾ったもの、旅先で出合ったもの等、多岐にわたり限定できないものです。しかも、そこからそのままカタチになることはなく、頭の中であれこれ捻っているうちにだんだんと形になっていきます」と、彼自身が語るように、その発想源は実に多様です。会場には偉大なファッションの先達の服も展示してあります。イヴ・サンローラン、クリストバル・バレンシアガ、装飾美術館自身のアーカイブからはカンサイヤマモト、ヨウジヤマモト、セシル・ビートンが着ていた服は個人の収蔵品から借りたそうです。そう“インスピレーション”展のダイナミズムとは装飾美術館の収蔵品のみならず、オルセー美術館からジョヴァンニ・ボルディーニを、ホワイトキューブ・ギャラリーからはダミアン・ハーストを、といった具合に収蔵品を借り出してまで可能にした、前例のない“インスピレーションの宇宙”が具現化されている点にあります。こうして展示されているアート作品は100点以上、ドリス ヴァン ノッテンの作品も180体以上。また、本展示のために特別製作された映像作品もあります。2/2に続く。
2014年03月17日「サンローラン(SAINT LAURENT)」のアイコンバッグ「サック・ド・ジュール(SAC DE JOUR)」コレクションに14SSより、新サイズの「ベイビー・サック・ド・ジュール(BABY SAC DEJOUR)」(19万4,250円)が登場する。ベイビー・サック・ド・ジュールは、ユニセックスサイズの「サック・ド・ジュール(SAC DE JOUR)」、A4サイズの書類が収納可能な「サック・ド・ジュール・ミニ(SAC DE JOUR MINI)」に次ぐ最少サイズ。取り外し可能なストラップが付く。ブラック、ブルー、ナチュラル、フローイエロー 、フローオレンジ、ピンク、グレー、フローピンク、レッド、ホワイトの全10色。ブラック、グレー、レッドは2月1日より日本先行発売される。サック・ド・ジュールは、エディ・スリマン(Hedi Slimane)による新バッグコレクション。ブランドロゴがフロントに型押しされ、ダブルのチューブハンドルやアコーディオンサイド、マチを調節出来るストラップなど機能的なのも特徴。アクセサリーとして取り外し可能な鍵付き南京錠が付属する。ケイト・モス、ニコール・リッチー、アンジェリーナ・ジョリー、キャメロン・ディアスなどセレブリティーも愛用している。
2014年01月28日「ディオール(Dior)」表参道店(東京都渋谷区神宮前5-9-11)4階では、「ディオールオム」のクリエーティブディレクターのクリス・ヴァン・アッシュ(Kris Van Assche)と、ミカエル・アムザラグ(Michael Amzalag)とマティアス・オグスティニアック(Mathias Augustyniak)のアーティストデュオM/M Parisが手掛けるインスタレーションが開催されている。10月20日まで。同展は、地下のディオールオム表参道店のリニューアルオープンに合わせて実施されたもので、コルシカ島の海辺で写真家のカリム・サドリ(Karim Sadli)により撮影された同ブランドの14年スプリングコレクションのカタログから着想を得た。四角いフレームと抽象画を組み合わせた作品と共に会場に並べられているのは、世界先行発売された14年スプリングのコレクション。マイアミのアートバーゼルからインスパイアされており、オープン記念としてジャクソン・ポロックの作品からインスパイアされた柄を使用したウォレット(8万8,200円、8万850円)も限定販売中。初日には、クリス・ヴァン・アッシュとM/M Parisの2人もパリから来日。女優のすみれやモデルの宮本彩菜らも招待され、レセプションパーティーを楽しんだ。
2013年10月17日エサをほっぺたにつめこんで、ぷっくりした顔を見せてくれる、キュートなリス。リスは眺めているだけで、ほのぼのと楽しい気持ちにしてくれる生き物です。ただ、リスは他のペットとは違い、野生に近い生き物です。飼うに当たっては工夫もたくさん必要です。自分なりに試行錯誤しながら、リスとの暮らしを楽しんでみましょう。■まずは知っておきたい、リスの春夏秋冬の過ごし方リスは大自然の中で力いっぱい運動し、エサを探し、蓄えることに一生懸命な小動物です。そんなリスは、四季によって活動内容が変わります。自然の四季の中で、リスはこんな活動をしています。(春)…冬眠していた巣穴から出るようになり、エサを探して活発に動き出します。(夏)…日差しの弱い早朝から動き始めて、日差しのきつい日中は日陰で休みます。(秋)…冬眠に向けて、食べ物の備蓄を始めます。(冬)…冬眠中。1日に1回起きて、備蓄していた食べ物を食べます。人間との暮らしでは、この通りにはなかなかいきませんが、頭に入れておくとリスの体調や異変に気づきやすくなるかと思います。■リスを飼う場合、広めのケージに1匹飼いが基本リスは行動範囲が広く運動量が多いため、1メートル以上あるケージが理想といえます。とはいえ、ケージが大きすぎて部屋に置けない場合は、無理のない程度の大きさに抑えておきましょう。また、野生のリスはひとりで巣穴に住んでいるため、ケージは1匹につきひとつ用意するのが基本です。暑さにも弱いため、室温は20~24度に保つようにしましょう。ケージの一番下にはトイレシートを敷き、毎日交換して清潔に保ちます。■なるべく自然に近い食べ物を用意しようリスの主なエサは野菜・果物・種子・動物性たんぱく質(虫や卵など)です。特にドングリやクリの中に住むイモ虫が大好物。そして新鮮な水と、バランスのとれたエサを準備しておくことが大切です。種類豊富なエサを与えておけば、リスは自分に必要なものを選んで食べてくれます。また歯が伸びるので、堅い木の実のような歯を削れるエサを与えましょう。季節によって、リスは食べものの好みが変わります。特に秋は冬眠に備えて、栄養価の高いものを好んで食べる傾向があるようです。■運動が長生きの秘訣(ひけつ)長生きしてもらうためには、リスにたっぷり運動してもらうことが大切です。なるべくなら運動用の部屋(棚の隙間など、逃げ込めるスペースがない場所)で、1日2回は一定時間遊ばせてあげましょう。■電気コード、家電製品のボタン部分はかじられないようにかじることが大好きなリスは、放し飼いにしていると電気コードや家電製品のボタンの部分をかじってしまいます。電気コードや家電製品の部品をかじってしまうと、リスが感電してしまう恐れがあるため、コード類や家電製品は運動部屋には置かない、若しくはリスにかじられないような対策をしておきましょう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年06月22日17日(土)から公開されるジャン=クロード・ヴァン・ダム主演作『ハード・ソルジャー 炎の奪還』の本編映像が公開された。タイトル通り、炎に包まれまれた建物から奪還した子どもをバイクに乗せて爆走する主人公の姿を捉えた豪快なアクションシーンだ。『ハード・ソルジャー 炎の奪還』本編映像ヴァン・ダムが主演と製作総指揮を務めた『ハード・ソルジャー…』は、人身売買組織に誘拐された少女を救うために立ち上がる元傭兵ゴールの活躍を描いたサスペンス・アクション。本作で彼が演じるのは、警察が解決できない事件を非合法に処理する闇の仕事人だったが、ある任務で罪のない人たちを犠牲にしてしまい、裏家業から足を洗ったという過去を持つ男だ。このほど公開された動画は、ヴァン・ダム演じるゴールが救出した少女と脱出をはかるシーン。厳重な警備が敷かれた屋敷内で子どもをバイクに乗せ、事前に仕掛けていた時限爆弾のスイッチを入れた後に、緊急発進! 次々と爆発が起こる中、間一髪で脱出するヴァン・ダムの勇姿を堪能できると同時に、緊急時であるにも関わらず、子どもにフルフェイスのヘルメットをかぶせてあげる彼の優しさも垣間見える場面になっている。本作でヴァン・ダムはバイクスタントだけでなく、おなじみの華麗な格闘やガンファイトも披露。年齢を重ねても衰えないキレのあるアクションは必見だ。その一方で彼は、主人公の孤独や自身の過去に葛藤する側面も見事に演じており、年輪を重ねたヴァン・ダムの魅力を存分に堪能できる。『ハード・ソルジャー 炎の奪還』11月17日(土)より銀座シネパトス、渋谷シネパレスほか全国順次公開『ユニバーサル・ソルジャー殺戮の黙示録』公開中
2012年11月14日17日(土)から公開されるジャン=クロード・ヴァン・ダム主演作『ハード・ソルジャー 炎の奪還』で、ヴァン・ダムが実の息子であるクリストファー・ヴァン・ヴァレンバーグと共演するシーンを捉えた特別映像が届いた。『ハード・ソルジャー』特別動画『ハード・ソルジャー…』は、人身売買組織に誘拐された少女を救うために立ち上がる元傭兵の活躍を描いたサスペンス・アクション。ヴァン・ダムは、警察も手を出せない事件を非合法に解決する凄腕トラブルシューターだったが、ある出来事をきっかけに裏稼業から足を洗い精肉店を営んでいる主人公ゴールを演じ、ヴァン・ヴァレンバーグは、その息子セルウィンを演じている。このほど公開された特別動画は、大使館で働くセルウィンが、警察は何もできないから、力になってほしいと元傭兵のゴールに懇願するシーンだ。若い頃のヴァン・ダムを彷彿とさせる息子のヴァン・ヴァレンバーグは、実はこれまでに何度も映画で父との共演を果たしている。1992年に公開されたヴァン・ダムの代表作『ユニバーサル・ソルジャー』では、主人公リュックの若い頃を演じ、その続編となる『ユニバーサル・ソルジャー:リジェネレーション』、現在公開中の『ユニバーサル・ソルジャー 殺戮の黙示録』にも端役ながら出演している。日本ではまだ知名度は低いが、ヴァン・ダムの血を引く後継者として注目だ。『ハード・ソルジャー 炎の奪還』11月17日(土)より銀座シネパトスほか全国順次公開『ユニバーサル・ソルジャー殺戮の黙示録』公開中
2012年11月09日人気アクション俳優ジャン=クロード・ヴァン・ダムの等身大の銅像が、母国ベルギーの首都ブリュッセルに建立され、現地時間21日に行われた除幕式にヴァン・ダムが出席した。ジャン=クロード・ヴァン・ダム出演作画像ロイター通信によると、銅像建立はブリュッセルにあるショッピングセンターの開業40周年を記念したもので、顧客に好きな有名人を投票で選んでもらった結果、ヴァン・ダムに決まったのだという。同ショッピングセンターで行われた除幕式に出席したヴァン・ダムは、銅像のポーズを真似るなどして写真撮影にも応じていたようだ。ヴァン・ダムは、現在日本で公開中の映画『エクスペンダブルズ2』で豪華ハリウッドスターと肩を並べ悪役として出演しており、11月3日(土)からは銀座シネパトスにて“トキメ筋肉祭り”と銘打ち、ヴァン・ダムの出演作が連続公開される。第1弾の『ユニバーサル・ソルジャー 殺戮の黙示録』(11月3日(土)公開)は、人気アクション映画『ユニバーサル・ソルジャー』シリーズの第4弾。今作でも、1作目、3作目で共演したドルフ・ラングレンと熱いバトルを繰り広げる。第2弾の『ハード・ソルジャー 炎の奪還』(11月17日(土)公開)は、ヴァン・ダム扮する伝説の元傭兵ゴールが、人身売買組織に誘拐された少女を救うために再び立ち上がる姿を描く。出演作が目白押しなヴァン・ダムの今後の活躍に注目したいところだ。『ユニバーサル・ソルジャー 殺戮の黙示録』11月3日(土)銀座シネパトスほか全国順次公開『ハード・ソルジャー 炎の奪還』11月17日(土)銀座シネパトスほか全国順次公開
2012年10月26日今年2月に14年ぶりのアルバム『A DIFFERENT KIND OF TRUTH』をリリースしたヴァン・ヘイレンのジャパンツアーが決定した。今回で6回目の来日となるヴァン・ヘイレン。前回の来日からは14年ぶりだが、バンドのオリジナルメンバーであるボーカルのデイヴィッド・リー・ロスを含めての来日はなんと33年ぶりとあって、新旧含めたファン待望の来日となりそうだ。ヴァン・ヘイレン ジャパンツアー情報チケットの一般発売は7月7日(土)から。なお、チケットぴあでは東京、大阪2公演のプレイガイド最速先行での受付を行う。11月27日(火)東京ドームは6月19日(火)より、11月20日(火)大阪市中央体育館は6月20日(水)より受付を開始。ヴァン・ヘイレンをその目に焼き付けたい方はぜひご確認を!■ヴァン・ヘイレンジャパンツアー11/20(火) 大阪市中央体育館11/27(火) 東京ドーム
2012年06月19日ハリウッドの異端児、サシャ・バロン・コーエンの最新主演コメディ『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』でヒロインを務めたアンナ・ファリスが4月26日(現地時間)、ラスベガスで行われたシネマコンにて<コメディ・スター・オブ・ザ・イヤー>を受賞した。大ヒットパロディ・コメディ『最終絶叫計画』(’00)でブレイクして以来、『絶叫計画』シリーズや『Gガール 破壊的な彼女』(’06)など、数々の作品でコメディエンヌとしての存在を確立してきたアンナ。本作で彼女が演じるのは、サシャ扮する独裁者“アラジーン将軍様”のお相手。ニューヨークで身元不明となり人生最大のピンチに陥る世界一危険な独裁者と恋愛模様を繰り広げる。世界のお騒がせ男であるサシャを相手に堂々と渡り歩き、コメディエンヌとしての才能をさらに開花させた。本作の監督は、『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』でサシャとコンビを組んだラリー・チャールズ。アンナのほかにも、ジョン・C・ライリ―(『おとなのけんか』)にベン・キングズレー(『ヒューゴの不思議な発明』)、本人役で出演したミーガン・フォックス(『トランスフォーマー』)など、豪華顔ぶれの競演も注目を集めている。『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』は9月7日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて順次公開。■関連作品:ディクテーター 身元不明でニューヨーク 2012年9月7日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて順次公開© 2011 Paramount Pictures. All Rights Reserved.■関連記事:将軍様がラクダに乗りN.Y.をパレード!?『ディクテーター』超過激映像が解禁あのお騒がせ男、今度は世界一危険な独裁者に!サシャ・バロン・コーエン最新作公開
2012年05月03日2月8日(水)にデイヴィッド・リー・ロス復帰後28年ぶりとなるニュー・アルバム『ア・ディファレント・カインド・オブ・トゥルース』をリリースするヴァン・ヘイレン。『ア・ディファレント・カインド・オブ・トゥルース』の画像を見る昔からのファンにぜひチェックしてもらいたいのは、同時発売される「初回生産限定ボーナスDVD付デラックス・エディション」の方だ。このDVDには、なんとヴァン・ヘイレン史上初となるアコースティック・セッションの映像が収録されている。「THE DOWNTOWN SESSIONS」と名づけられたこのセッションでは、デイヴ、エディ、アレックス、ウルフギャングの4人が『パナマ』や『ビューティフル・ガールズ』など、16分に及ぶアコースティック・パフォーマンスを披露している。ギター・ファンなら、もちろんエディのギター・プレイに注目したい。エレクトリック・ギターの天才が、アコースティック・ギター(TACOMA社)1本でバッキングからソロまで弾く姿は必見と言えるだろう。また、ヴァン・ヘイレンは、最新アルバム・リリース記念イベントを2月1日にLAのヘンソン・レコーディング・スタジオにて実施。バンドは大きなスクリーンを背に約1時間のセットをプレイ。新作より『タトゥー』、『シーズ・ザ・ウーマン』、『ザ・トラブル・ウィズ・ネヴァー』の3曲を披露。エンディングの『ジャンプ』では、激しい紙吹雪に無数のカーニバル風女性たちが出現しド派手に終了。ベテランの貫録を見せつけた。■ヴァン・ヘイレン/『ア・ディファレント・カインド・オブ・トゥルース』2月8日(水)発売初回生産限定ボーナスDVD付デラックス・エディション:3400円通常盤:2548円
2012年02月06日全世界アルバム総売上げ7500万枚、アメリカを代表するロック・バンド、ヴァン・ヘイレンが、2月8日(水)にニュー・アルバム『ア・ディファレント・カインド・オブ・トゥルース』をリリースする。『ア・ディファレント・カインド・オブ・トゥルース』のジャケットを見る同アルバムでは、カリスマ・フロントマンであり、初代ボーカリストでもあるデイヴィッド・リー・ロスが復帰。バンドの代表的アルバムでもある『1984』以来、28年ぶりとなる参加を果たした。また、同アルバムからのシングル曲『タトゥー』のミュージック・ビデオも到着。ミュージックビデオの監督は、バンドメンバーのデイヴィット・リー・ロス、アレックス・ヴァン・ヘイレンが務めている。撮影は、LAの老舗ライヴハウス、ロキシーで昨年10月に行われた。デイヴィット・リー・ロスは、彼らの代表曲でもある『ジャンプ』のミュージック・ビデオも監督している。ヴァン・ヘイレンは、2月のルイビルを皮切りに6月まで全米ツアーを敢行する。【ヴァン・ヘイレン メンバー:2012年1月現在】デイヴィッド・リー・ロス(vo)エドワード・ヴァン・ヘイレン(g)アレックス・ヴァン・ヘイレン(ds)ウルフギャング・ヴァン・ヘイレン(b)■ヴァン・ヘイレン『ア・ディファレント・カインド・オブ・トゥルース』初回生産限定ボーナスDVD付デラックス・エディション2月8日(水)発売3400円
2012年01月13日「“死”は事件で、ティーンの日常というのはプラットホームなんだよ」。『永遠の僕たち』のストーリーテリングにおけるティーンと死という設定について、ガス・ヴァン・サント監督はこう語り出した。「そもそもストーリーというものは特異な舞台設定を持っていることが多い。ティーンの日々というのはみんな経験していて、西部劇やSFアドベンチャーやギャングもののような特異な設定ではないけれど、やはり独特の力学があり、そこから物語として紡ぐことのできる、れっきとした一つのジャンルなんだ。14、15本と作品を撮る中で自分でも少しそこに立ち戻りつつあるような気がするよ。スピルバーグがファンタジーや少し誇張されたリアリティを描く作品に立ち戻るのと似ているかな。ルーカスの『スター・ウォーズ』、ジョン・フォードの西部劇と同じように、僕もまた、自分の見知ってる場所に帰り始めているんじゃないかなと思うんだよ」。――ならば「死」については?「それとはまた違うストーリーテリングの方法だろうな。“事件”というか…ロシア映画は主人公の死を望む傾向があるとよく聞くけど(笑)、『死』という事件があるからこそ、『生』が描けるというか。闇なくして光は描けないから、その対比ということなのかも」。――「死」に関連しては、長崎の原爆のキノコ雲と廃墟の町のショットを入れた理由は?「加瀬亮扮する特攻隊員のヒロシは、長崎に原爆が落とされる直前に死んでいる設定だったから、アナベルが長崎のことに触れても、そんなことがあったなんて知らない。でも結局は知ってしまって、同じ日本人を、長崎の町を悼んでいるんだと思う。この映画の重力のターニングポイントにもなっているんだよ、あそこは。ちょうどあの瞬間でトーンが変わるんだ。観客もいずれアナベルに死が訪れることを知っているが、あのショットでその事実を思い出す。だからあの瞬間から暗澹(あんたん)としてくるんだ。実際、キノコ雲の描写は脚本にはなかったんだけど、視覚的なサポートとして僕が足した映像だよ。亮はあのショットがあるのは知っていたが、ヒロシとしてはもちろん知らない」。――ヘンリー・ホッパー扮する主人公・イーノックが葬儀所をブラついていたり、そこでアナベルと出会ったり。『ハロルドとモード 少年は虹を渡る』や『禁じられた遊び』を思い出してしまいますが。「その要素はあると僕も思うよ。脚本を書いたジェイソンはそうした映画を観ていないと言っているけれど、僕は『永遠の僕たち』を作る前に観てるから、どこか共鳴しているところはあるかもしれないね」。――ヘンリーは本作が映画初出演ですね。「そうは言っても、既に映画はいくつかオーディションを受けていたみたいだよ。サンタモニカのアクターズ・スタジオで舞台経験をしているし。彼の父親のデニス・ホッパーは有名な俳優だもの、何だかんだ言ったって、演技というものは既にヘンリーの近くにあったんだよ。もっとも当初は映画よりも絵を描いていれば幸福って感じだったけどね」。――一方、アナベル役のミア・ワシコウスカが教えてくれた「サイレント・テイク」。台詞を発することなくシーンを演じてみるというこの手法は、いつ頃から取り入れてるのでしょうか?「やり始めたのは『MILK』からなんだ。主演のショーン・ペンにテレンス・マリック監督がやっていると聞いてね。編集時のオプションになるし、会話のリアクションにも使えるということで、後での編集の役に立つのではと思って採用したよ。僕は元々画家だから、ビジュアル的にはいろんな絵画からの影響があるのは確かだけどそれを具体的に示すのは難しい。たぶんカメラの構図に一番影響しているんじゃないかと思うけど。もちろん色彩や照明にもその影響は出ているんだろうな。自分でハッキリ指摘するのは難しいけれどね(笑)」。(text:Yuki Sato)■関連作品:永遠の僕たち 2011年12月23日よりTOHOシネマズシャンテ、シネマライズほか全国にて順次公開■関連記事:加瀬亮、クリスマスの予定は「焼き鳥」お相手は?加瀬亮、映画への“愛”「10年前の僕と今の僕。等身大の自分から始めるしかない」加瀬亮、ハリウッド進出第2弾!現場での仕事は、監督が飼う犬の散歩!?海外で活躍してほしい俳優1位は水嶋ヒロ、2位に向井理必須条件は語学力と長身?シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第20回)“ほっとけない男子”俳優は?
2011年12月28日ガス・ヴァン・サント監督最新作で日本から加瀬亮が参加していることも話題の『永遠の僕たち』が、今年の東京国際映画祭で特別招待作品として上映されることが決定!故デニス・ホッパーの息子で主演のヘンリー・ホッパー、ヒロインのミア・ワシコウスカ、加瀬さんの3ショット写真がお披露目となり、加瀬さんのコメントも到着した。ショーン・ペンに2度目のオスカー主演男優賞をもたらした『ミルク』以来のガス・ヴァン・サントの新作で死にとり憑かれた3人の主人公たちのエモーショナルで奇妙な体験を描き出した本作。交通事故で両親を亡くし、臨死体験をしたイーノック。死に囚われ、他人の葬式を見て回るのを日常としている彼にとって、話し相手は彼にしか見えない、死の世界から来た青年・ヒロシだけ。そんなある日、彼は難病で余命3か月と告げられた少女・アナベルと出会う。ヒロシに見守られながら、一緒の時を過ごす2人。残された時間の中で少しずつ世界は輝きを取り戻すが…。亡き父を思わせる存在感で期待を集めるヘンリーに『アリス・イン・ワンダーランド』で一躍、世界中の注目を浴びたミアという若き才能との共演で、名匠ガス・ヴァン・サントの作品に参加した加瀬さん。『硫黄島からの手紙』に続く海外作品となったが、東京国際映画祭で凱旋を果たすことに。今回の発表に際し、加瀬さんからは「『ドラッグストア・カウボーイ』、『マイ・プライベート・アイダホ』など、ガス・ヴァン・サント監督の映画には若いとき、ずいぶんと夢中になりました。あれから長い年月をへて、そんな監督と一緒に仕事ができたことは本当に大きな喜びでした。また憧れのDP(撮影監督)のハリスさんや才能あふれるミア(・ワシコウスカ)の仕事を間近でみれたのも、大変刺激になりました。スタッフ、共演者たちとは現場以外で過ごした時間も多く、貴重な体験でした。今作は、ガス監督の作品にしてはとても風変わりですが、絵本のようなかわいらしい映画に仕上がっていて、多くの方に楽しんでいただけたらと思っています」とのコメントが到着した。今回、到着した写真では、ヘンリーとミアが楽しそうに語り合う姿を、脇で加瀬さんがそっと見守っている。軍のパイロットのような衣裳とどこかもの悲しげな表情が印象的だ。3つの才能はガスの手腕によって、作品にどのような化学変化をもたらしたのか?映画祭でのお披露目が待たれる。『永遠の僕たち』は12月23日(金・祝)よりTOHOシネマズ シャンテ、シネマライズほか全国にて公開。■関連作品:永遠の僕たち 2011年12月23日よりTOHOシネマズシャンテ、シネマライズほか全国にて順次公開■関連記事:村上春樹原作『神の子どもたちはみな踊る』予告編到着!扉の向こうに大胆な姿で…
2011年08月18日イギリスの個性派俳優、リス・エヴァンスが先週サンディエゴで開催されていた「コミコン2011」会場で22日、暴行容疑で逮捕されたことが明らかになった。エヴァンスは来年7月に世界同時公開の『アメイジング・スパイダーマン』で悪役のザ・リザード(Dr.コナーズ)を演じていて、この日はマーク・ウェブ監督や主演のアンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーンと同作についてのパネルディスカッションに参加予定だったが、取り巻きのひとりが警備員からバックステージに入るのを阻止されたことから口論になり、暴言を吐いて女性警備員を強く押したのが原因だという。エヴァンスからはアルコールの匂いがして、かなり酔っているようだったという。エヴァンスはパネルディスカッションへの参加を許され、イベント終了後に逮捕された。サンディエゴ警察側はエヴァンスについて、「攻撃的で好戦的な態度で、アメリカ合衆国のセキュリティスタッフたちに怒声を浴びせました」と語り、「彼は連行され、いまは釈放されていますが、今後サンディエゴで出廷しなければならなくなる可能性もあります。ただ、彼は『アメリカはサイテーだ。戻ってくる気はない』と言っています」と付け加えた。現在公開中の『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』にゼノフィリウス・ラブグッド役で出演しているエヴァンスは、以前から酔って喧嘩騒ぎを起こすことがあり、数年前にシエナ・ミラーと交際中もパパラッチとのトラブルがしばしば起きていた。(text:Yuki Tominaga)写真は5月にニューヨークで行われた『アメイジング・スパイダーマン』撮影に参加するリス・エヴァンス。© LNC/Rafael Morillo/Camera Press/AFLO■関連作品:アメイジング・スパイダーマン 2012年7月、公開ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 2011年7月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 Warner Bros. Ent. Harry Potter Publishing Rights © J.K.R. Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.■関連記事:【ハリポタ 特別インタビュー5】ダニエル・ラドクリフが“結末”への思いを明かす【ハリポタ 特別インタビュー4】プロデューサーがいまだから明かす苦労と成功の秘密『ハリー』お披露目に著名人が多数来場!本気のコスプレに歓声【ハリポタ 特別インタビュー3】エマ&ルパートが寂しさと忘れられぬ思い出を明かす『ハリポタ』主要メンバー、最後の大集合に感極まってステージで涙も!
2011年07月26日ジョージ・クルーニーがイタリア人の恋人、エリザベッタ・カナリスと2年間の交際に終止符を打ったことが明らかになった。2人は22日、連名で「私たちはもう一緒ではありません。非常につらく、個人的なことですので、私たちのプライバシーを尊重していただけるよう願います」とコメントを出した。エリザベッタのパブリシストは「People.com」の取材に「非常に個人的で悲しい出来事なので、彼女にはしばらく時間が必要です。その後は取材に応じますが、いつ別れたのか、私からは話さないようにと言われています」と答えた。先週、ジョージの別荘があるイタリアのコモで2人で食事に出かける姿を写真に撮られたが、今週初め、エリザベスはミラノで行われた「Dsquared 2」のファッションショーにひとりで来ていたジョージはTV番組の司会者をしていたエリザベッタとローマで出会い、2009年9月のヴェネチア映画祭で交際が発覚した。昨年9月にジョージはエリザベッタの両親にも会っているが、もともと結婚には消極的。対するエリザベッタは「私は結婚という制度を信じているわ」とインタビューで話していた。もっとも「いまはこのままで幸せ。この幸せを証明するために何かする必要はないわ」とジョージに歩み寄る態度を見せていたのだが…。(text:Yuki Tominaga)写真はイタリアで行われたジョルジオ・アルマーニのファッションショーに来場したジョージ・クルーニー&エリザベッタ・カナリス。© AFLO■関連作品:ラスト・ターゲット 2011年7月2日より全国にて公開© 2010 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:ジョージ・クルーニー主演『ラスト・ターゲット』試写会に15組30名ご招待
2011年06月23日先日、新作の撮影現場で心臓発作を起こしたと報じられたジャン=クロード・ヴァン・ダムが自身のFacebookのページで報道を否定した。芸能サイト「E!Online」や「TwitchFilm.net」などがヴァン・ダムがルイジアナ州ニューオーリンズで新作『Weapon』(原題)の撮影中に軽い心臓発作を起こし、撮影中断となり、ヴァン・ダムは妻と一緒に母国ベルギーへ帰国したと報じたが、ヴァン・ダムは19日、自身のFacebookのページに「公式サイト以外に書かれているうわさを信じないで下さい」と書き込んだ。ヴァン・ダムは「数時間前にネット上で、僕が心臓発作を起こしたと書かれているのを読みました」と綴り、「ジャン=クロード・ヴァン・ダムは100パーセント健康で、トレーニングも順調です。ファンと友人たちに愛を贈ります。JCVD」とファンに向けてメッセージを発信。公式サイト「Muscles From Brussels」にも、「一部のウェブサイトで報じられましたが、彼は心臓発作を起こしていません」と重ねてうわさを否定した。(text:Yuki Tominaga)ジャン=クロード・ヴァン・ダムFacebookページジャン=クロード・ヴァン・ダム公式サイト写真は今年6月に日本でも公開され、まもなくDVDも発売される『ユニバーサル・ソルジャー:リジェネレーション』。■関連作品:ユニバーサル・ソルジャー:リジェネレーション 2010年6月26日よりシネマート新宿ほか全国順次公開© 2009 Unisol 3 Distribution, LLC. All Rights Reserved.
2010年10月21日ここ数年、出身地アイルランド・ダブリンやパリの空港で泥酔しては暴れて逮捕される事件を起こしてきたジョナサン・リス=マイヤーズがまたやってしまった。今度の舞台はニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港。ロサンゼルスに向かうユナイテッド航空の朝の便への搭乗を待つ間、ファーストクラス・ラウンジで泥酔してしまったジョナサンは、航空会社スタッフから注意を受けるや、人種差別用語を口にして悪態をつき、ついには搭乗拒否をつきつけられたという。空港関係者によると、ジョナサンは午前7時という早朝にもかかわらず「浴びるように酒を飲んでいた」そうで、手に負えないほどの泥酔状態になったため搭乗を断られた。搭乗客のプライバシーに関わるという理由で明言はされなかったが、どうやらジョナサンはユナイテッド航空への搭乗は金輪際許されないということになったらしい。アルコール依存の問題を抱えていることは自覚していて、何度もリハビリ施設入りもしているが、更正したと思う頃になぜか必ず空港で泥酔騒ぎを起こしてしまうジョナサン。もしかして飛行機恐怖症とか?公開中の『パリより愛をこめて』では、ジョン・トラヴォルタ扮する破天荒なCIAエージェントにふり回されるエリート大使館員を演じているジョナサンだが、実生活での姿はどうやらトラヴォルタの演じた男に近そうだ。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:パリより愛をこめて 2010年5月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 EUROPACORP - M6 FILMS – GRIVE PRODUCTIONS – APIPOULAÏ PROD■関連記事:杉本彩玉置&青田は「結婚する必要はないんじゃない?」異色コンビがパリで巨大犯罪組織を追う『パリより愛をこめて』試写会に10組20名ご招待シャンゼリゼにレッドカーペット!J・トラヴォルタが最新作パリ・プレミアに登場!
2010年05月18日あなたは、この映像に耐えられるか!?ジュリアン・ムーア×ジョナサン・リス=マイヤーズ共演で贈る震撼スーパーナチュラル・スリラー『シェルター』の本編映像から、衝撃の映像が到着した。その内容とは…。近作では、全米で大ヒットした『パラノーマル・アクティビティ』や『THE 4TH KINDフォース・カインド』など、“スーパーナチュラル(=超常現象)”を題材とするスリラー映画がハリウッドの密かなブームとなっているが、本作が扱っているのは、“解離性同一性障害、すなわち広義の意味での“多重人格”。物語は、ジュリアン扮する精神分析医・カーラが、ジョナサン演じる解離性同一性障害を患っていると疑われる青年・デヴィッドの診察を始めるところから始まる。やがてデヴィッドの内面を探っていくと、彼の中から第二、第三の人格が出現、カーラはその人物たちと過去の事件の繋がりを突き止めるのだが…。今回到着した映像は、カーラが発見した過去の新聞記事をきっかけに突如、デヴィッドの第三の人格“ウェス”が出現する重要シーン。互いの心の内を探っていく2人の醸し出すムードだけでも緊迫感が伝わるが、問題の“人格交代”の瞬間は、衝撃の一言。果たして、デヴィッドの中に潜む“人格”は、どこからきているものなのか?そのヒントがこの映像に隠されているが、これを見るか、見ないかはあなた次第…。『シェルター』は3月27日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:シェルター 2010年3月27日より新宿バルト9ほか全国にて公開© COPYRIGHT 2009 SHELTER DISTRIBUTION, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:全人類震撼のスリラー!『シェルター』試写会に10組20名様ご招待
2010年03月19日劇中と同じように、紫煙をくゆらせながら特徴的なハスキーボイスでゆっくりとこちらの質問に答える姿に不思議と惹きつけられてしまう。アナ・ムグラリス、31歳。現代では稀少な存在となってしまったタイプの女優と言えるかもしれない。そんな彼女が演じたのは、まさに“カリスマ”と呼ぶべき、ファッション史における最も偉大な人物の一人、ガブリエル・ココ・シャネル。シャネルを主人公に昨年来、立て続けに公開されてきた『ココ・シャネル』、『ココ・アヴァン・シャネル』と比べ、この『シャネル&ストラヴィンスキー』はある意味“異色”の作品。シャネルの代名詞とも言えるパフューム「No.5」、およびストラヴィンスキーの代表作「春の祭典」の誕生の裏側と、2人の秘められた恋――。アナは何を感じ、何を想いながら伝説のデザイナーを演じたのか?アナは、本作の製作以前の2002年からシャネルのミューズを務めてきた。アナとシャネルのこうした関係性から、監督は当初、彼女をキャスティングすることを躊躇したというが、アナ自身は「私のとってそのことは、全く問題にならなかったし、むしろプラスに働いた」と断言する。「シャネルというメゾンは、ファッションだけでなくフランスの歴史や伝統を引き継いでいる、という点でほかのブランドとは違います。シャネルが押し出している女性像は、近代的なものであり、ココ・シャネル亡き後も、彼女の後進のデザイナーたちは、新たなデザインの発表に際し、常にココが生きていた頃に対する目配りというのを決して忘れることがありません。歴史の積み重ね…私自身、シャネルと長く仕事をする中で自分の中に積み重ねができてきたと感じていました。監督から言われたのは『彼女のエスプリを表現してほしい』ということ。(ミューズを務めてきたことは)まるで今回の役のために何年間も準備してきたようなものね(笑)。役どころや作品のテーマを含めて、すでに多くを理解していたし、だからこそ自由に演じることができたと思うわ」。製作過程で衣裳に関してアナが監督に提案することもあったとか。「ココ自身、すごく多様なスタイルを自分の服に取り入れてる。それを映画でも表現したかったの。それから、前衛的なシーンでは、その時代の一般的な女性よりもスカートの丈をずっと短くしたりね。ただ、この映画に関してはファッションの部分よりも演技面について監督と話をすることが多かったわ。自分で口に出してなじみやすいセリフかどうか――例えば、ストラヴィンスキーとシャネルのベッドシーンの後の別れの場面。どうやって緊張感を伝えるか、といったことについて、私からも提案したわ。物語の重要な位置を占める、「No.5」の誕生。アナは、映画を「フィクション」と表現しつつ、シャネルの人生に思いを馳せ、このように解釈する。「この時期、すでに彼女はある程度の成功を手にしていた。ただ、この『No.5』の誕生が彼女をさらに高みに導いたことは間違いないわ。そしてそれは、彼女が男性と、確かなしっかりとした関係を築くようになった時期とも重なっていて非常に大きな意味を持っている。確かに彼女は洋服に関して、革命的なデザインを生み出してきましたが、洋服には着る人の好みやスタイル、体型といったものがついて回り、全ての女性に、というのは難しい。その点、“香り”はあらゆる女性につけてもらえる。また、この時期は彼女が、身近にいた様々な人を失った時期でもあるの。彼女のそばからいなくなってしまう人がいる一方で、香りは永遠に残る。彼女自身が悲しみを打ち破る上でも重要なアイテムだっのではないか、と思うわ」。最後に、アナがシャネルという人物を通して影響を受けた部分は?そう尋ねるとこんな答えが返ってきた。「彼女は厳しい人…自分にも他人にもね。功績を見ても、彼女が強くなければそんなことはなしえなかっただろうと思うわ。見方によっては残酷だったと思う人もいるかもしれない。でも、その“強さ”がどこから来たのかを考えたとき、いまになって思うのは、彼女は内面的な脆さから自らを守るために、そうした“よろい”を身に着けなくてはならなかったのではないか?ということ。彼女は、間違いなく男社会の中で時代を切り拓き、それは現代にも多くのものを遺したんです。フランスで女性が選挙権を手にしたのは1947年。スイスでは71年。日本も戦後だと聞いています。それだけのことでも、何世紀も経っていない、“ほんのつい最近”なのよ。いまなお、女性が置かれているのは“男社会”。そんな状況を考えた上で、私自身、権利を主張し発言できる場に身を置いて、意識しながら女優の仕事をしていきたいわ」。そう語る彼女は男よりも強く凛々しく輝いていた。■関連作品:シャネル&ストラヴィンスキー 2010年1月16日よりシネスイッチ銀座、Bunkamura ル・シネマ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© EUROWIDE FILM PRODUCTION■関連記事:【シネマモード】世紀の女ココ・シャネル『シャネル&ストラヴィンスキー』香りと音楽に込めた恋『シャネル&ストラヴィンスキー』試写会に10組20名様ご招待ファッション小噺vol.109王道の伝記&ピグマリオン精神に見る“シャネル”
2010年01月16日