ナノ・ユニバース(nano・universe)がファミリーセールを開催。2017年2月17日(金)から20日(月)まで大阪・梅田で、23日(木)から26日(日)まで東京・有楽町で行われる。期間中は、ナノ・ユニバースをはじめ、外部ブランド、インポートブランド、雑貨、バッグなど幅広いラインナップを取り揃え、全商品70%OFFで購入することができる。会期中は誰でも来場可能なので、お気に入りのアイテムを見つけに友人や家族と足を運んでみてはいかがだろう。【詳細】ナノ・ユニバース ファミリーセール■ルクア大阪期間:2017年2月17日(金)〜20日(月)時間:10:00〜21:00※最終日のみ19:00閉場場所:ルクア大阪9F LUCUA HALL住所:大阪市北区梅田3-1-3■東京交通会館(有楽町)開催期間:・2月23日(木) 16:00〜21:00・2月24日(金) 12:00〜21:00・2月25日(土) 10:00〜19:00・2月26日(日) 10:00〜18:00※最終入場は各日1時間前場所:東京交通会館12F イベントホール住所:東京都千代田区有楽町2-10-1※購入商品の返品、返金、交換、修理は不可。※転売目的でのご購入は不可。※会場内が混雑した場合はやむを得ず入場制限、または整理券を配布する場合あり。※支払は現金またはクレジットカード。 ※現金とクレジットカードの併用での支払いは不可。※ナノ・ユニバースのメンバーズポイントの付与・利用は不可。※駐車場なし。【問い合わせ先】ナノ・ユニバース カスタマーサービスTEL:0800-800-9921(受付時間 9:00〜18:00 土日祝日含む)
2017年02月20日全国の「ナノ・ユニバース ベースメント(nano・universe BASEMENT)」でセールが開催される。期間は2016年11月25日(金)から28日(月)まで。 1975年に全米全土に広がり、今では年末のクリスマス商戦前にメディアに大きく取り上げられる「ブラックフライデー(Black Friday)」。11月の第4金曜日に行われ、アメリカでは前夜から並びが出て長蛇の列を作るほどのセールス期間になる。そんな第4金曜日の25日から4日間に掛け、ナノ・ユニバース(nano・universe)が初となる「ブラックフライデー」を取り入れたセールを行う事が決定した。開催は、全国のアウトレットパークを中心に展開する「ナノ・ユニバース ベースメント(nano・universe BASEMENT)」全店で、基本的に商品の金額よりさらに“30%OFF”になる。この機会に、是非近くのベースメント店舗に足を運んでみて。【BLACK FRIDAY詳細】開催店舗:ナノ・ユニバース ベースメント全店期間:2016年11月25日(金)~28日(月) 計4日間内容:全品+30%OFF※例)60%OFF商品→60%OFFの価格から+30%OFF※他フェア併用不可※B品サンプル品不可【問い合わせ先】ナノ・ユニバース カスタマーサービスTEL:0800-800-9921
2016年11月24日ナノ・ユニバース(nano・universe)からユニフォーム・エクスペリメント(uniform experiment)とジービースキンズ(GB SKINS)のコラボレーションアイテムが登場。2016年7月30日(土)からナノ・ユニバース直営店にて販売される。様々なカルチャーを独自のグラフィカルな表現で提案するユニフォーム・エクスペリメント。本アイテムでは、ブランドの代表的なモチーフの1つである「カラー チャート」を用いたロゴがベースになっている。素材には、肌にスムーズになじむ軽やかなループバックコットンのUEオリジナルボディを採用。身体がコットン生地に包み込まれているような着心地の良さが魅力だ。また、色はホワイトとグレーの二色で展開される。■ジービースキンズ:スタイリスト馬場圭介によるファッションブランド。UKテイストを軸に、タフで男らしいスタイルを展開している。【商品概要】カラーチャート ボックスロゴプローバーパーカ発売日:2016年7月30日(土)販売店舗:ナノ・ユニバース 札幌、東京、新宿、ライブラリー新宿、横浜、名古屋、難波、大阪、広島、福岡価格:23,000円+税サイズ:1、2、3、4カラー:ホワイト、グレー 【問い合わせ先】ナノ・ユニバース カスタマーサービスTEL:0800-800-9921
2016年07月26日ナンバーナイン(NUMBER (N)INE)とナノ・ユニバース(nano・universe)がコラボレーションをしたヴィンテージリメイクTシャツが登場。2016年7月16日(土)に発売される。Tシャツは、原宿の古着ショップ「ヴィンテージキング(VINTAGE KING)」をバックボーンに持つナンバーナインのディレクターが厳選し、ブランドロゴをフロントボディにプリント。ブラックをベースにフェイスプリントをあしらった、ライブTを彷彿させるものなど、様々なデザインが揃う。全てユーズド商品をベースとしている為、1点モノの唯一無二の特別アイテムとなる。【詳細】ナンバーナイン×ナノ・ユニバース発売日:2016年7月16日(土)価格:6,800円(税込) 販売店舗:ナノ・ユニバース東京、ライブラリー新宿、札幌、グランドフロアー名古屋パルコ、グランフロント大阪※1人5点までの購入。 【問い合わせ先】ナノ・ユニバース カスタマーサービスTEL:0800-800-9921
2016年07月14日セイコー(SEIKO)から、ナノ・ユニバース(nano・universe)とのコラボレーションウォッチ第2弾が登場。2016年7月22日(金)から数量限定で発売される予定だ。展開するコレクションでは、パイロットウオッチの無駄をそぎ落としたシンプルなデザインに、ナノ・ユニバースならではの感性でミリタリーテイストを加えて現代的にアレンジした。マットブラックのカラーリングやナイロンバンドでトレンド要素を盛りこみ、コーディネートしやすいデザインに仕上げた。さらにバックは、スモーク仕様のシースルーになっていて、Made in Japanの自社製メカニカルムーブメントの動きも楽しめる。 今回発売するのは5種類。アラビア数字を用いたクラシカルなものや、ダークカラーのカモフラージュ柄を配したもの、ローマ数字とアラビア文字を組み合わせ、黒統一したコレクション性の高いものまで様々なモデルを展開。なかでもナノ・ユニバースでのみ購入できるエクスクルーシブモデル「SCVE043」は、カモフラージュ柄やナイロンバンドといった、ナノ・ユニバースらしいカジュアルながら洗練された一本だ。【商品詳細】SEIKO×nano universe 限定モデル 第2弾発売時期:2016年7月22日(金)予定■アイテム・SCVE035 33,000円+税 数量限定500本・SCVE039 28,000円+税 数量限定500本・SCVE037 33,000円+税 数量限定500本・SCVE041 28,000円+税 数量限定500本・SCVE043 28,000円+税 数量限定300本【問い合わせ先】■SCVE035,037,039,041に関してセイコーウオッチ お客様相談室TEL:0120-061-012■SCVE043に関してナノ・ユニバース カスマーサービスTEL:0800-800-9921
2016年07月01日鳥取大学は3月30日、カニ・エビ殻を原材料とする極細繊維であるキチンナノファイバー(キチンNF)の塗布によってアトピー性皮膚炎が抑制されることを確認したと発表した。同成果は同大農学部の東和生 助教、同工学部の伊福伸介 准教授らの研究グループによるもので、オンライン科学誌「Carbohydrate Polymers」に掲載された。キチンNFはカニ殻の主成分であるキチンをナノファイバーとして取り出したもので、幅が約10nmの極細繊維。これまでの研究で、肌の保湿効果および傷の修復促進効果などが確認されている。今回の研究では、アトピー性皮膚炎モデルマウスを用いた実験で、キチンNFを塗布することでアトピー性皮膚炎の症状の進行を抑えられ、かつ皮膚の炎症の進行も抑えられることが確認された。キチンNF塗布により、炎症などの免疫反応で中心的な役割を果たす転写因子NF-KBの働きが抑制され、血液中の免疫グロブリンE濃度が減少したという。これに対し、従来のキチンにはそれらの効果は認められなかったことから、ナノファイバーという形態が皮膚のバリア機能の維持を可能にしていると見られている。同研究グループは、今回の成果によりキチンNFの皮膚炎への応用が期待されるが、実際の使用に向けては今後さらなる検討が必要だとしている。
2016年03月31日世界最小級ブロック「ナノブロック」より、吉本新喜劇の人気キャラとコラボしたアイテム「すっちー」と「しげぞう」が2016年4月15日から発売される。価格は各1,890円(税込)。ナノブロックは、1つのポッチが4mm×4mmの世界最小級ブロック。2008年の発売以来、新しい大人向けのホビートイとして、全世界累計2,400万個以上を売り上げている。さまざまなキャラクターとのコラボ商品のほか、自由な作品を作ることができる「ベーシックセットシリーズ」、世界遺産をはじめ世界の観光地を再現できる「情景 コレクションシリーズ」、電車を作って走行させることができる「ナノゲージシリーズ」、難易度が高い大型作品を作ることができる「リアルホビーシリーズ」、小さなパッケージで気軽に作品を作ることができる「ミニコレクション シリーズ」などのバリエーションをそろえる。今回は、すっちー扮する大阪おばちゃんキャラクター「すち子」と、人気芸人の辻本茂雄扮する「しげぞう爺さん」が、それぞれ本人監修で立体化。「ドリルすんのかい!?せんのかい!?」や、「つまらないものにはメーン!!」など鉄板ネタも再現可能なモデルとなっている。ナノブロックと吉本新喜劇のコラボは、これが初の試みとなる。(C)YOSHIMOTO KOGYO
2016年03月30日「ナノ・ユニバース(nano・universe)」が、2016年3月25日(金)より公開の新作映画「BATMAN vs SUPERMAN ジャスティスの誕生」とのコラボレーションバッグを限定発売。公開に先駆けて予約会を開催中。2大ヒーローのロゴをミックスしたポップなデザインのショルダー紐付きトートバッグとクラッチバッグの2モデルで各モデル2つのバリエーションで登場。(左)BTM vs SPM /NU別注ロゴトートバッグ3,800円(税込)(右)BTM vs SPM /NU別注イラストトート3,800円(税込)(左)BTM vs SPM /NU別注ロゴクラッチ2,800円(税込)(右)BTM vs SPM /NU別注イラストクラッチ2,800円(税込)さらに、先着で限定オリジナルショッパーも付いてくる。コラボレーション 詳細取扱い店舗nano・universe東京nano・universe Library 新宿nano・universe 難波nano・universe The 1st.Floor ラゾーナ川崎nano・universe The 1st.Floor 豊洲NANO・UNIVERSE FRAMMENTO CUORE 立川立飛NANO・UNIVERSE FRAMMENTO CUORE mozoワンダーシティNANO・UNIVERSE FRAMMENTO CUORE EXPOCITY※店舗納期:4月上旬▼「BATMAN vs SUPERMAN」× nano・universeコラボアイテム販売サイト商品に関する問い合わせ先▼ナノ・ユニバース カスタマーサービスTEL:0120-70-5088(11:00~18:00)
2016年03月24日大阪府立大学と産業技術総合研究所(産総研)は3月16日、フォトリソグラフィ法を用いて100万以上のQ値を有する光ナノ共振器を作製することに成功したと発表した。同成果は、大阪府立大学 工学研究科 高橋和 准教授と、産業技術総合研究所 電子光技術研究部門 森雅彦 研究部門長、岡野誠 研究員らの研究グループによるもので、3月22日に東京工業大学で開催される「応用物理学会」で発表される予定。シリコンフォトニック結晶を用いた光ナノ共振器は、光を閉じ込める強さであるQ値において100万以上の値を実現しており、光を微小領域に強く閉じ込めることが可能。この特長を生かし、シリコンレーザーや光メモリ、超低消費電力シリコンラマンレーザーなど、さまざまな光素子が研究されている。しかし、これまでのQ値100万以上の光ナノ共振器はすべて電子線リソグラフィ法により作製されたもので、産業応用を実現するには、半導体製造で一般的なフォトリソグラフィ法を用いて大面積ウエハ上に一括作製することが求められていた。今回、同研究グループは、産総研スーパークリーンルーム(SCR)の試作ラインを利用し、ArF液浸フォトリソグラフィ法により、30cmシリコンウエハー全面に光ナノ共振器のサンプルを高い精度で作製した。これまでに報告されているフォトリソグラフィ法で作製した光ナノ共振器の最高Q値は20万程度だったが、同サンプルでは平均で150万、最高で200万以上のQ値を得ている。今後、共振器構造と作製プロセスの最適化を進めることで、これ以上のQ値も期待できるという。同研究グループは今後、オープンイノベーション推進拠点である産総研SCRにおいて、多くの研究者が高Q値光ナノ共振器を研究できる体制を整えていき、フォトニック結晶デバイスの早期実用化を推進していく予定であるとしている。
2016年03月16日防衛医科大学校(防衛医大)と早稲田大学(早大)は3月3日、80nmの薄膜からなる「ナノ絆創膏」をマウスの傷付いた腸に貼ることで、腸の癒着を予防できることを確認したと発表した。同成果は、防衛医科大学校病院外科/名古屋大学大学院 小児外科学 檜顕成 助教、早稲田大学理工学術院 武岡真司 教授、防衛医科大学校免疫微生物学講座 木下学 准教授らの研究グループによるもので、3月3日付けの英科学誌「British Journal of Surgery」オンライン版に掲載された。腹部の開腹手術後、腸が癒着して食事が通りにくくなることがある。とくに腸に穴が開いて起こる穿孔性腹膜炎では、腸の癒着が起こりやすく注意が必要だが、現在有効な治療法はない。また小児では手術後に腸が癒着し食事が困難になると、成長障害が起こり、深刻な問題となることがある。同研究グループは、これまでに、細胞膜と同じ位の薄い膜厚となる80nmのシート「ナノ絆創膏」を開発し、肺気胸のように肺に穴が開いた場合や大静脈が裂けて大出血した場合にナノ絆創膏を貼ることで創部が閉鎖できることを報告してきた。今回の研究では、腸の癒着に対し、マウスの傷付いた腸にナノ絆創膏を貼ることで、腸の癒着を防ぐ働きがあることを発見した。同研究グループによると、ナノ絆創膏は体に吸収されるポリ乳酸で作られており、感染を増悪させる作用もないため、感染があっても使える可能性があり、従来有効な対策がなかった穿孔性腹膜炎時の腸癒着の予防、とくに将来ある小児での腸癒着の予防に役立つことが期待されるという。
2016年03月04日カワダが展開する世界最小級ブロック「ナノブロック」より、人気RPGタイトル『ポケットモンスター』のキャラクターをモチーフにしたアイテムが3月4日に発売される。価格は各1,728円(税込)。ナノブロックは、1つのポッチが4mm×4mmの世界最小級ブロック。2008年の発売以来、新しい大人向けのホビートイとして、全世界累計2,400万個以上を売り上げている。さまざまなキャラクターとのコラボ商品のほか、自由な作品を作ることができる「ベーシックセットシリーズ」、世界遺産をはじめ世界の観光地を再現できる「情景 コレクションシリーズ」、電車を作って走行させることができる「ナノゲージシリーズ」、難易度が高い大型作品を作ることができる「リアルホビーシリーズ」、小さなパッケージで気軽に作品を作ることができる「ミニコレクション シリーズ」などのバリエーションをそろえる。今回のアイテムは、1996年にゲームボーイ専用ソフト『ポケットモンスター赤・緑』が発売されて今年で20年を迎える『ポケットモンスター』とのコラボ商品で、当時のモノクロのゲーム画面をイメージした彩色で立体化。「ピカチュウ モノトーン」「ヒトカゲ モノトーン」「フシギダネ モノトーン」「ゼニガメ モノトーン」の3アイテムで、パッケージは発売当初のゲームの商品パッケージをイメージしたデザインになっている。さらに、それぞれに同梱されている追加ブロックを全て集めると幻のポケモン「ミュウ」のモノトーンバージョンを作ることができるなど、コレクション要素も備えている。(C)2016 Pokémon. (C)1995-2016 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
2016年03月02日キヤノンは18日、「EF-Sレンズ」シリーズの新商品として、新開発の超音波モーター「ナノUSM」を搭載した高倍率ズームレンズ「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM」を発表した。3月25日に発売する。価格は83,000円(税別)。2012年6月に発売した「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM」の後継機種にあたる、焦点距離18mm~135mm(35mm判換算)の高倍率ズームレンズ。新開発の超音波モーター「ナノUSM」(USM:Ultrasonic Motor、超音波モーター)を搭載。フォーカスレンズの駆動速度が、従来モデルと比べ最大約4.3倍高速になり、静音性もアップした。レンズをコンパクト化するインナーフォーカス方式を採用。レンズ内手ブレ補正「IMAGE STABILISER」のほか、動画撮影時に有効な手ブレ補正機能「ダイナミックIS」も搭載する。オートフォーカスの後、フォーカスリングを回転させるだけでマニュアルフォーカスが可能なフルタイムマニュアルフォーカスにも対応。主な仕様は、画角が水平64度30分~9度30分、垂直45度30分~6度20分、対角線74度20分~11度30分、最小絞りがF22~F36、レンズ構成が12群16枚、絞り羽枚数が7枚、最短撮影距離が0.39m、最大撮影倍率が0.28倍、フィルター径が67mm。本体サイズは最大径が77.4mm、全長が96mm、重量は約515g。
2016年02月18日世界最小級の大人向けホビーブロック「ナノブロック」が、韓国のファッションブランド「NONAGON(ノナゴン)」とコラボした「ナノブロック・ノナゴンタイガー 骨格モデル」が2月8日より2000個限定で発売される。価格は5,800円(税別)。「NONAGON」は、BIGBANGや2NE1、PSYら人気アーティストが所属する韓国大手芸能プロダクション「YG ENTERTAINMENT」とサムスン物産ファッション部門が共同設立したカジュアルファッションブランド。今回のコラボレーションは、ファッションとトイホビーという異業種間の相乗効果を狙った取り組みになるという。「ナノブロック・ノナゴンタイガー」は、「NONAGON」ブランドを象徴するアイコンの1つであるタイガーの骨格を、「ナノブロック」のリアルホビーシリーズ「骨格」モデル同様に細部まで再現。全長30cmと「ナノブロック」としては大型の商品で、色はNONAGONのイメージカラーである黒が基調に。あご、首、前足、後足、尾が可動するため、さまざまなポージングが可能となっている。販売店舗は、販売店舗は、nanoblock store(東京ソラマチ)が2月6日から先行発売、阪急メンズ大阪1階イベントスペースは2月15日~23日、阪急メンズ東京1階イベントスペース は2月15日~23日、阪急メンズ大阪2階ガラージュ D.EDITでは2月24日~29日、阪急メンズ東京4階ガラージュ D.EDITでは2月24日~29日、ロフト渋谷店は2月6日から先行発売(渋谷ロフト以外の店舗は2月8日から)となる。
2016年02月01日九州大学(九大)は12月14日、カイラリティ選択的で、長く欠陥の少ない高品質な半導体性単層カーボンナノチューブ精製を可能にする脱着型可溶化剤を開発したと発表した。同成果は、同大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所/大学院工学研究院 中嶋直敏 教授、同大学院 工学研究院 利光史行 特任助教らの研究グループによるもので、12月14日付けの英オンライン科学誌「Scientific Reports」に掲載された。単層カーボンナノチューブは、その炭素原子の配列により半導体性と金属性の性質をもつ二種類のチューブが存在する。なかでも半導体性単層カーボンナノチューブは、理論的にはほぼすべての電子状態を得られることから、次世代のナノエレクトロニクスにおける高効率な素子として重要な存在である。しかし、製造時に発生する構造異性体や不純物に加え、炭素配列の結晶度の良否により、デバイスの性能が制限されるため、高品質でカイラリティ純度の高い精製法の確立が課題となっていた。今回、同研究グループは、脱着型可溶化剤として水素結合ポリマーに着目した。同研究で用いた水素結合ポリマーは、半導体性単層カーボンナノチューブを選択的に認識する小分子を主骨格に、水素結合をするアミノ基あるいはカルボン酸を配した有機物質から形成され、一次元の直線的な構造を取るようにデザインされている。一般的に、単層カーボンナノチューブの可溶化に利用される強力な超音波照射は、もろく細いカーボンナノチューブを破壊し、炭素結晶度や長さなどの品質低下を招くが、今回、この操作をより温和な攪拌に置き換えることで、ほぼ非破壊であると同時に、水素結合ポリマーの効率的な吸着を促進し、従来法では難しかった高品質なカイラリティをもつ半導体性単層カーボンナノチューブの選択的抽出に成功した。水素結合ポリマーは、アセトンなどの水素結合を阻害する溶媒で洗浄するだけで分解・剥離されるため、目的物の表面から完全に除去できる。分離後の水素結合ポリマーはそのまま再利用することも可能だ。今後は、同成果をデバイスへ応用することで、ナノエレクトロニクスにおける単層カーボンナノチューブトランジスタの高効率化が期待されるという。
2015年12月15日東北大学(東北大)は12月14日、セリウムアルミニウム合金を70℃のアルカリ水溶液に浸漬するという手法により、極めて細い酸化セリウムナノロッドを高収率で作製することに成功したと発表した。同成果は、同大学 原子分子材料科学高等研究機構 浅尾直樹 教授の研究グループと同機構 中山幸仁 准教授の研究グループによるもので、12月11日付けの独科学誌「Advanced Materials」に掲載された。酸化セリウムは、酸化雰囲気下では酸素を取り込み、還元雰囲気下では酸素を供給する酸素吸蔵放出能を示す。このため、酸化セリウム系材料は、自動車の排気ガス浄化触媒の助触媒として利用されているが、低温下ではその機能が大きく低下することが知られている。近年、ガソリン車の飛躍的な燃費の向上やハイブリッド車の普及により、排気ガスを低温下で浄化する必要性が高まっている。今回、同研究グループは、セリウムアルミニウム合金を出発原料として、これを70℃の水酸化ナトリウム水溶液に浸漬するという極めて簡単な手法を独自に開発し、直径5~7nmと極めて細い酸化セリウムナノロッドを高収率で作製することに成功した。これに伴い、比表面積は200m2/g以上と極めて高いものとなっている。また、同材料は、200℃以下の低温においても酸素吸蔵放出機能が発現することが明らかになっている。今後は、低温域における酸素吸蔵放出能発現機構の詳細な解明と、酸化セリウムナノロッドにジルコニウムなどの機能元素を添加して材料組成をコントロールすることで耐熱性についても検討していくとしている。
2015年12月15日肌に優しいナチュラルスキンケア「キレイ創造実現業」と「ブライダル創造実現業」を柱とした事業を展開している株式会社ティグレから、ナチュラルスキンケアのオイル美容液「エヌ・インモイストオイル」が発売中だ。肌と心に豊かな潤いを与える「エヌ・インモイストオイル」は、フランキンセンス(ニュウコウジュ油)のアロマが肌に潤いをたっぷりと与え、ウッディで甘くフルーティーな香りを纏わせる。「オイル美容を制すればスキンケアを制す」というコンセプトの元開発された商品は、心地よい香りの精油を配合したスキンオイルで、その上無香料・無着色・無鉱物油・ノンパラベンというナチュラル要素も備わっている。ナノ技術がひかるスキンケア化粧品使用方法はいたって簡単で、洗顔後にローションで肌を整えた後、肌表面にオイルをなじませるように丁寧に塗布していく。オイルがなじんだ後はいつも通りの手入れで、肌あれや乾燥を防ぐスキンケアが完了する。エヌ・イン スキンケアシリーズ全てに採用されているナノテクノロジー技術はこの「エヌ・インモイストオイル」にも使われており、1ミクロンの1000/1にナノ化した天然美用成分が肌の角質層の奥まで浸透して大事な潤いを保つ働きを果たしてくれる。内容量:20ml整肌成分:アルガンオイル(アルガニアスピノサ核油)、メドウフォーム油、フランキンセンス(ニュウコウジュ油)定価:17,280円 (税込)(画像はN-in HPより)【参考URL】ブランドサイト企業通販サイト(商品一覧)企業通販サイト(商品)
2015年11月30日早稲田大学はこのほど、皮膚に貼り付けて生体電気信号を計測可能な極薄電極(電子ナノ絆創膏)を開発したと発表した。同成果は同大先進理工学研究科の武岡真司 教授、藤枝俊宣 助教、先進理工学研究科一貫制博士課程の山岸健人氏らのグループと、Italian Institute of Technology のAlessandra Zucca 研究員、Francesco Greco 研究員、Virgilio Mattoli 主任研究員らの研究グループの共同研究によるもの。同研究の詳細は11月26日~27日に行われる第24回ポリマー材料フォーラムで発表される。今回の研究では、素材に導電性高分子ポリ(3、4-エチレンジオキシチオフェン):ポリスチレンスルホン酸(PEDOT:PSS)を利用した電子ナノ絆創膏を開発。電子ナノ絆創膏は数十~数百nmという超薄性に由来する高い柔軟性と密着性を示し、皮膚に貼り付けてヒトの筋肉の活動を計測したところ、医療機関で用いられる金属製電極パッドとほぼ同等のシグナル-ノイズ比で表面筋電位を検出することに成功した。また、ロールtoロール法と呼ばれる連続式印刷技術を応用することで、平方メートルサイズまで大量に製造する方法も確立した。今回開発した電子ナノ絆創膏は、皮膚表面にやさしくフィットするため、装着時の違和感がほとんどなく、接着剤を使用しないため剥がす際の皮膚へのダメージを最小限に抑えることができる。そのため、アスリートの運動計測から幼児、高齢者などのヘルスケアまで幅広い応用が見込まれているほか、将来的には義足や義手、装着型ロボットへの適用も期待される。
2015年11月19日2015年10月末で7周年を迎える世界最小級ブロック「ナノブロック」のテレビCMが、26日よりオンエアされている。「ナノブロック」は、1つの突起がわずか4mm×4mmという世界最小級ブロック。小さなサイズで作品の完成度を追及できることから、まったく新しい大人向けのブロックとして全世界累計で2,400万個以上を売り上げている。キャラクターとのコラボレーション商品のほか、自由な作品を作ることができる「ベーシックセットシリーズ」、世界遺産をはじめ世界の観光地を再現できる「情景コレクションシリーズ」、電車を作って走行させることができる「ナノゲージシリーズ」、難易度が高い大型作品を作ることができる「リアルホビーシリーズ」、小さなパッケージで気軽に作品を作ることができる「ミニコレクションシリーズ」など、さまざまなシリーズを展開している。公開されているCMでは、「ナノブロック」を箱から開けて組み立て始め、完成に至るまでのシーンを異なる世代の生活者それぞれの目線で撮影。ドキュメンタリー感を重視して製作された映像には、出演者から自然に漏れた声が採用され、「ナノブロック」に初めて触れた人たちの率直なリアクションを見ることができる。なお、CM中に登場する「ナノブロック・海賊船」(3,500円/税別)、「ナノブロック・ティラノサウルス骨格モデル」(3,200円/税別)、「ナノブロック・人体骨格」(2,500円/税別)はいずれも「リアルホビーシリーズ」の中難易度に位置するモデル。関節部の可動によるポージングや細部の作り込みも楽しめる商品となっている。なお、11月中旬~2016年3月31日の期間にはナノブロック7周年「好きナノ、作ろう!」購入キャンペーンとして、「7色のナノイド」や「 ナノブロック特製 ディスプレイケース」が当たるイベントを実施。詳細については11月上旬にイベントページにて発表されるという。(C)1998-2014 KAWADA CO.,LTD. All rights reserved.
2015年10月27日愛媛大学は10月1日、ロシア・シベリアの巨大隕石クレーターで発見されたダイヤモンドが天然のナノ結晶ダイヤモンドであることがわかったと発表した。同成果は同大学地球深部ダイナミクス研究センター(GRC)の大藤弘明 准教授、入舩徹男 教授(東京工業大地球生命研究所兼任)らと、ロシア科学アカデミーのK. D. Litasov 教授らの日露共同研究チームによるもので、10月1日の英科学誌「Scientific Reports」オンライン版に掲載された。シベリア北部にある直径100kmにおよぶPopigaiクレーターは、1970年代に周辺で通常より硬いダイヤモンドが発見されており、ダイヤモンドが大量に存在する可能性のあるエリアとして注目されてきた。今回の研究では、GRCの集束イオンビーム微細加工装置と透過型電子顕微鏡を使用しPopigaiダイヤモンドの特徴と生成過程を詳しく調べた。その結果、研究で調べた10個のダイヤモンドうち、黄色味を帯びた透明のダイヤモンドが、数十nmの微粒の純粋なダイヤモンドで構成されている「ナノ多結晶ダイヤモンド」であり、隕石衝突時の超高圧・高温により地表付近に存在していた単結晶グラファイトが変化してできたことがわかった。極めて高い硬度を持つことで知られる「ナノ多結晶ダイヤモンド」は2003年に入舩教授らによって人工的に合成できることが発表されており、今回の研究によって実験で合成されるものと同様の純粋な「ナノ多結晶ダイヤモンド」が天然にも存在することが明らかとなった。
2015年10月02日信州大学は9月14日、独自の人工タンパク質を用いた「タンパク質ナノブロック(PN-Block)」を開発し、複数種類の超分子ナノ構造複合体を創り出すことに成功したと発表した。同成果は同大学大学院総合工学系研究科博士課程3年の小林直也氏、同大学学術研究院繊維学系の新井亮一 助教、横浜市立大学大学院生命医科学研究科の雲財悟 助教らの共同研究グループによるもので、米国化学会誌「Journal of the American Chemical Society」の9月9日発行号に掲載された。同研究グループは、独自の二量体人工タンパク質と三量体ファージタンパク質を融合することで「PN-Block」を開発し、樽型(ラグビーボール型)や正四面体(テトラポッド型)などの超分子ナノ構造複合体を自己組織化により同時に創出することに成功した。同技術は将来的に次世代半導体のための有機無機ハイブリッドナノ材料開発、次世代医薬品のためのドラッグデリバリーシステムや人工ワクチン開発などへの応用が期待されるという。
2015年09月14日パナソニックは4日、「ナノケア」シリーズの新製品として、フェイスケア用スチーマー「EH-SA96」を発表した。発売は11月1日。価格はオープンで、推定市場価格は税別42,000円前後。EH-SA96は、5種類の自動温冷コースと2種類の温スチーム単独コースを備えたスチーマー。温冷コースには新しく「バリア肌コース」追加した。バリア肌コースは、2カ所の吹き出し口から、約40℃の温スチームと、微量のミストを含んで肌温度を下げすぎない「潤冷風」を交互に発生させるというもの。温度差が小さい温冷を短時間で繰り返すことによって、肌温度の急激な変化を抑える。その結果、肌のうるおいを守れるだけでなく、化粧水のなじみが良くなるという。新たに、アロマを楽しめる機能を追加。別売のアロマタブレットを取り付けると、スチーマーを浴びながら香りを楽しめる。アロマタブレットは「真正ラベンダー」(EH-4S11)と「ベルガモット」(EH-4S12)、「ゼラニウム」(EH-4S13)から選べる。アロマタブレット(4個入り)の希望小売価格は税別2,500円。なお、お試し用として真正ラベンダーのアロマタブレット×2個が付属する。本体サイズはW171×H209×D216mm、重量は約2kg。このほか、温スチームや微粒子イオン「ナノイー」を発生させる「EH-SA64」と、コンパクトタイプの「EH-SA35」も同時に発売する。推定市場価格はEH-SA64が34,000円前後、コンパクトタイプのEH-SA35が20,000円前後(いずれも税別)だ。
2015年08月04日産業技術総合研究所(産総研)は、光によって発熱できるカーボンナノチューブ(CNT)と特定の温度で内包分子を放出する温度感受性リポソームを組み合わせて、線虫Caenorhabditis elegans体内の細胞機能を制御できる分子複合体(ナノロボット)を開発したと発表した。同成果は、産総研 ナノ材料研究部門の都英次郎 主任研究員らと、バイオメディカル研究部門の戸井基道 研究グループ長、大阪府立大学 大学院工学研究科の河野健司 教授らによるもの。詳細はドイツの化学誌「Angewandte Chemie International Edition」に掲載された。カーボンナノチューブ(CNT)は、そのまま水中に分散させようとすると、強い分子間の相互作用により束状や粒状に凝集してしまうが、今回の研究では、CNTの光発熱特性を最大限に利用し、かつ、リポソームと組み合わせて分子複合体を作製することを目的に、アビジンやポリエチレングリコール(PEG)、リン脂質(PL)から構成される分子(アビジン-PEG-PL)を単層CNTの表面にコーティングし、水中へ分散させ、温度感受性を与えたリポソームの自己組織化を利用しCNTとリポソームからなる分子複合体を作製したという。この分子複合体はナノスケールのロボットに例えられる「ナノロボット」に相当し、近赤外領域の光エネルギーを与えると内包している分子(薬物など)を放出し、この薬物により細胞機能を制御できることから、およそ1000個の細胞からなる線虫を対象にナノロボットの運動抑制効果の検証を行った結果、近赤外レーザー光を照射すると、線虫の動きが鈍化していき、最終的には停止することを確認したという。また、細胞毒性と生体適合性を調べたところ、問題ないことが判明したほか、CNTの表面に結合したリポゾームが生体適合性を向上させることも明らかになったとする。なお研究グループでは今後、今回の技術の応用として、生体組織のごく限られた領域だけに存在する細胞機能を個々に調べることで、がんや免疫疾患などの分子・細胞レベルでの病態解明につながる研究用ツールの開発を目指したいとするほか、生体内におけるナノ物質の健康面への影響は不明瞭な点もあるため、CNTを用いて作製するさまざまな物質の細胞毒性評価や生体適合性評価を進め、生体内で安心・安全に利用できる材料やシステムの開発を目指すとしている。
2015年07月10日パナソニックは7月6日、ヘアドライヤー「ナノケア EH-NA97」を発表した。発売は8月21日。価格はオープンで、推定市場価格は税別21,000円前後だ。EH-NA97は、「ナノイー」イオンチャージPLUSを搭載するヘアドライヤー。従来の「ナノイー」イオンチャージを強化したもので、髪に帯電しているマイナスの電気をさらに逃がしやすくし、ナノイーとダブルミネラルを髪に付着しやすくする。これによって、髪のまとまり感、指通り、しなやかさが向上した。サイズはW20.7×D8.9×H22.3cm、重量は約575g。風量は毎分1.3立方m。ターボ時の消費電力は1,200W。カラーはビビッドピンクとピンク、白の3色。200/240V電圧対応で海外でも使用可能な「EH-NA57」と、コンパクトタイプの「EH-NA27」も同日に発表された。推定市場価格はEH-NA57が16,000円前後、EH-NA27が13,000円前後(いずれも税別)。サイズと重量はEH-NA57がW19.2×D8×H21cm/約545g、EH-NA27がW15.7×D7.9×H21.7cm/約475g。カラーはEH-NA57が青とピンクゴールド、EH-NA27が白とペールピンク。
2015年07月06日東京大学(東大)は、ナノワイヤ量子ドットレーザの室温(300K)での動作に成功したと発表した。同成果は、同大ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構の荒川泰彦 教授、舘林潤 特任助教らによるもの。詳細は「Nature Photonics」に掲載された。ナノワイヤレーザは、従来の半導体レーザと同様の動作原理ながら、1万~10万分の1の体積でレーザ発振が可能なほか、出力先の方向・形状を制御しやすいため、次世代半導体技術として期待される光電子融合集積回路へオンチップで実装することが可能だ。これまで、さまざまな材料系でのレーザ発振が報告されてきたが、それらのほとんどがバルク材料の光利得を用いてきたが、今回、研究グループでは、量子ドットを活性層に持つナノワイヤレーザ(ナノ量子ドットレーザ)を作製し、共振器構造の最適化を行うことで室温でのレーザ発振を実現したとする。実際にデバイスの評価を実施した結果、光励起による室温発振を確認。性能の指標となる特性温度は133Kと、従来のナノワイヤレーザに比べても高く、これについて研究グループでは、量子ドット導入によるキャリアの効率的な閉じ込めが起きていることが示唆されると説明する。なお研究グループでは今後、ナノレーザ光源の高性能化や多機能化が見込めることから、成長・プロセス・評価技術のさらなる開発による低しきい値動作化や長波長化、実用化に向けた電流駆動によるレーザ発振動作を目指すとしいている。
2015年06月30日慶應義塾大学(慶応大)は、CMOS互換プロセスを用いて世界最高クラスの性能を実現したナノ光共振器を作製することに成功したと発表した。同成果は、同大大学院理工学研究科の大岡勇太氏(修士課程1年)と同理工学部電子工学科の田邉孝純 准教授らによるもの。詳細は、英国Nature Publishing Groupが出版する「Scientific Reports」に掲載された。電子機器や半導体デバイスの金属配線には抵抗が存在し、電流が流れることで熱が発生するという問題があった。この解決に向けた技術としてシリコンデバイスの金属配線を光配線に置き換えるシリコンフォトニクスの研究が各所で進められてきた。この実現には、光をナノ空間に閉じ込めることができるフォトニック結晶技術が有力とされてきたが、従来、フォトニック結晶を作製するためにはスループットの遅い電子線で描画する必要があるため、時間とコストが必要となっていた。そこで、同研究では、CMOS素子を作製する際に用いるフォトリソグラフィ技術を用いたフォトニック結晶の作製が試みられた。従来、フォトリソグラフィでは、電子線描画に比べ精度が低いため、光をナノ空間に閉じ込めるための構造設計を誤差に強いものにする必要があった。そこで今回は、幅変化型という構造を用いることで、その課題を解決したフォトニック結晶共振器を作製することに成功。さらにSiO2膜でフォトニック結晶の上下を保護することで、素子寿命の向上の実現したという。実際に光学特性を測定したところ、光の閉じ込め性能を示すQ値は2.2×105を指し示していることを確認したとする。この値は世界最高クラスのものとのことで、研究グループでは、今回のフォトニック結晶共振器はLSI試作用のシャトルサービスを用いて作製していることから、誰でも手軽に実現することが示され、全光信号処理回路の実現に大きく近づいたとコメント。今後は、ほかのシリコンフォトニクス素子や電子デバイスと集積した光回路の設計・評価を行っていくことを検討しているとしている。
2015年06月22日東北大学は、原子のクラスターにX線自由電子レーザー(XFEL)施設「SACLA」から供給される強力なX線を照射すると、ナノメートルクラスの大きさのプラズマ(ナノプラズマ)を生成することを見出したと発表した。同成果は、東北大学多元物質科学研究所の上田潔 教授、福澤宏宣 助教のグループ、京都大学大学院理学研究科の八尾誠 教授、永谷清信 助教のグループ、広島大学大学院理学研究科の和田真一 助教、理化学研究所 放射光科学総合研究センターXFEL研究開発部門ビームライン研究開発グループの矢橋牧名グループディレクター、高輝度光科学研究センターXFEL利用研究推進室先端光源利用研究グループ実験技術開発チームの登野健介チームリーダーらによるもの。詳細は、英国の科学雑誌「Scientific Reports」に掲載された。強力なX線と物質との相互作用はこれまで研究されていなかった。そこで今回、研究グループは、そうした強力なX線と物質との相互作用の解明に向け、原子の集合体である原子クラスターを試料として、XFEL照射によりどのような応答を示すかを調べたという。これまで、X線を原子クラスターに照射すると、クラスターを構成する原子の深い内殻軌道から電子が放出され、原子はエネルギーが高く不安定な原子イオンになるが、比較的浅い軌道の電子を放出することで安定化し、多価原子イオンになることが知られていた。また、SACLAのような強力なX線パルスを照射した場合、単一クラスター内の複数の原子においてこのような過程が起こり、たくさんの電子が放出され、この過程が進行していくと、時間的に遅れて原子から飛び出した電子のうち、エネルギーが低い電子は正の電荷に引き寄せられてクラスターからは飛び出せなくなっていくことから、微小空間内に正の電荷と負の電荷が混在するナノプラズマが生成することが予想されていた。研究では、アルゴン原子クラスターに強力X線を照射し放出される電子の運動エネルギー分布を測定。その結果、2000~5000eVの高速電子はクラスターから飛び出せなくなることなないが、200eVから低エネルギー側の領域が平らになることが確認され、電子が減速し、ナノプラズマが生成されることが示唆されたとする。また、理論計算からX線照射によって放出される電子の中でも比較的低エネルギーの電子とクラスター内の原子との衝突により放出される2次電子がナノプラズマ生成に主に寄与していることも判明したという。なお、今回の研究結果について研究グループでは、SACLAの強力なX線パルスを用いた物質の構造解析を行う上で、ナノプラズマが生成される反応素過程を正確に知り、考慮したうえで解析を行うことが必要不可欠であることを示すものであるとするほか、強力X線と物質との相互作用に関する問題を1つひとつ解決していくことで、SACLAを用いて、これまで見えなかった超微細・超高速な現象を見ることも可能になることが期待されるとコメントしている。
2015年06月18日パプリカは6月12日、ナノサイズカーボン粒子をスクワランオイルに分散させた接点導通改善剤「Sound Clear Nano」を発売した。希望小売価格は4,980円(税別)。ヘッドホンジャックやプラグは、使用しているうちに表面に細かな凹凸ができる。その凹凸のために、理想的な「面接触」ではなく、1点で接触する「点接触」になり、振動などの影響を受けやすくなる。Sound Clear Nanoは、ナノサイズカーボン粒子で端子表面の凹凸を埋めることで、面接触を実現する製品だ。ボトルのキャップにあるブラシで、端子の金属部分に塗り、軽くふき取るだけで効果を発揮する。理想的な面接触にすることで、音圧や移送が安定し、またインピーダンスも低下するという。容量は2mL。
2015年06月12日東京工業大学(東工大)や東京大学(東大)、放射線医学総合研究所(放医研)などで構成される研究グループは6月10日、日帰りがん治療の実現に向けたナノマシン技術を開発したと発表した。同成果は、東大大学院工学系研究科/医学系研究科・教授の片岡一則氏(ナノ医療イノベーションセンター(iCONM)・センター長兼任)、東工大 資源化学研究所・教授、ナノ医療イノベーションセンター・主幹研究員の西山伸宏氏、ナノ医療イノベーションセンター主任研究員のMI PENG氏、放医研 分子イメージング研究センター・チームリーダーの青木伊知男氏らによるもの。詳細は米国化学会発行のナノテクノロジー専門誌「ACS Nano」に掲載された。今回開発された技術は、骨の成分であるリン酸カルシウムの内部に、造影剤として用いられるガドリニウム(Gd)-DTPAをナノ化し、取り込み、ドラッグデリバリシステム(DDS)としてがん組織に送り込むというもの。Gdは中性子線が当たると核反応によりガンマ線やオージェ電子を放出、これでがん細胞などを破壊することでがんの治療を実現する。具体的には、がん細胞に確実に届けるために、リン酸カルシウムの表面にポリエチレングリコールやアスパラギン酸を組み合わせた直径55nmのナノ結晶集合体(ナノマシン)を構築。この大きさは、正常な血管の場合、血管周辺の組織につながる孔では狭く通らないが、がん細胞が周辺にある血管の場合、100nmまでその孔が拡大するため通り、がん細胞の近辺に到達するサイズだという。また、リン酸カルシウムは正常の細胞ではほぼ中性のpH7.4程度では比較的安定しているが、pHが酸性になると溶ける性質があり、がん細胞は部位によって異なるがpHが6.5~5程度であり、さらに細胞内に取り込まれた場合は酸性度が向上するため、内部のGd-DTPAががん細胞およびその周辺組織にダイレクトに届けられることとなる。Gd-DTPAはこれまでの研究から、がん組織に選択的に集積されることが確認されており、実際に研究グループの研究でもMRIを用いて、固形がんを選択的に造影できていることが確認されているほか、ナノマシン化により、Gd-DTPA錯体のMRI造影剤としての性能を表すT1緩和能をGd-DTPA錯体と比べて、5~6倍に増大させる効果を有することも確認したという。研究では、大腸がん細胞を皮下に移植したマウスを複数例作成し、ナノマシンを投与した結果、ナノマシンが血中に長期滞留し、がん組織に選択的に集積することを確認。これらの結果を受けて研究グループでは、この技術を応用していくことで、MRIによるがんのイメージングの容易化、熱中性子線の照射によるがん組織のみのピンポイント治療の実現の可能性が示されたとしており、将来的な切らない手術の実現と、入院不要の日帰り治療も可能になると期待されるとコメントしている。なお研究グループでは、今後は関係機関などとの調整、ならびに中性子線を発生させるための加速器の設置、病院で実施する場合の設備の検討などを行う必要があるとするが、数年以内にそういった次の段階に進みたいとしている。
2015年06月10日コニカミノルタは4月27日、蛍光ナノ粒子による病理標本作製サービスの提供を7月より開始すると発表した。医療分野などで細胞イメージングや生体イメージングの研究開発に利用される蛍光検出技術の一分野として、有機蛍光色素があるが、これまでの手法には褪色する、輝度が低い、感度や定量性が低いといった課題がある。これに対しコニカミノルタは、銀塩写真用粒子の開発で培った技術を応用したナノサイズの蛍光ナノ粒子を開発。褪色の課題を解決するとともに高輝度化も達成し、抗体を結合して病理染色に応用することで、がん組織の特定タンパク質の検出感度と定量性の向上に成功した。同サービスはこの蛍光ナノ粒子技術を利用したもので、臨床試験で広く利用されている検体(ホルマリン固定パラフィン包埋組織)を用いてHER2、Ki-67、c-MET、PD-L1を対象マーカーとした蛍光ナノ粒子染色標本を作製し、顕微鏡画像、画像解析を提供する。なお、同サービスは4月30日~5月2日に名古屋で開かれる第104回日本病理学会総会における企業展示ブースにて紹介される。
2015年04月27日早稲田大学(早大)は、金属ナノ粒子の電界トラップを用いることで、配線上に一度クラック(亀裂)が生じた場合でも、自己修復する金属配線を実現したと発表した。同成果は、同大 理工学術院 基幹理工学部機械科学・航空学科の岩瀬英治准教授、同大大学院 基幹理工学研究科修士1年の古志知也氏らによるもの。詳細は、1月18日~22日にポルトガルのエストリルで開催された国際学会「MEMS2015(The 28th IEEE International Conference on Micro Electro Mechanical Systems)」にて発表された。今回、研究グループでは、金属配線に自己修復機能を付与することによって、高い導電率と高い伸縮耐性を兼ね備えた配線を実現しようと試みた。これは、伸縮配線を実現するために、従来の研究では"材料"や"形状"に着目したアプローチが試みられてきたのに対し、"機能"に着目した新たなアプローチであるという。まず、厚さ100nmの金配線、および金属ナノ粒子を分散した液体として半径20nmの金ナノ粒子分散水溶液を用いて、自己修復機能を確認するために、ガラス基板上に幅が一定のクラック(亀裂)をもつ金配線を作製した。金属配線は、金属ナノ粒子を含む液体で覆われている。そして、そのクラック部のある金属配線に電圧を印加した。すると、クラック部にのみ電界が生じ、金属ナノ粒子⼦がクラック部に引き寄せられる力(誘電泳動力)が働いた。通常の状態で、金属ナノ粒子はファンデルワールス力や静電反発力を受け液中に分散しているが、電圧の印加により誘電泳動力が大きくなると、クラック部に集められる電界トラップ現象が生じる。そのため、クラック部のみに金属ナノ粒子が集まり、集まった金属ナノ粒子によりクラック部が架橋され、金属配線が修復されるという。一度クラックが修復してしまうと、金属配線がつながり電界が生じなくなるため、それ以上過度な修復は行われない。また、金属ナノ粒子はファンデルワールス力や静電反発力を受け液中に分散しているため、クラック部以外の金属配線部に金属ナノ粒子が吸着することもないとしている。研究グループでは、さらに大きなクラック幅の修復の実現や、さらに高い自己修復機能を目指して改良を行っている。また、現状の構成では液体の封止が必要となるが、液体の封止が構造上、製造上問題になることも考えられるため、金属ナノ粒子をゲル中に分散させた構成での自己修復機能の研究を試みている。
2015年02月19日