帝国ホテル東京本館1階にあるブティック「ガルガンチュワ」が10月1日から10月31日まで、ハロウィンにちなんだかぼちゃのスイーツ、惣菜、パンやハロウィン限定パッケージのチョコレートなどのギフト商品を販売する。スイーツは2種類を用意。「かぼちゃのシフォンケーキ」(750円)は、かぼちゃ風味のシフォン生地にキャラメル風味のホイップクリームを挟んだ一品で、香ばしいキャラメリゼしたアーモンドとヘーゼルナッツが食感のアクセントとなっている。「パンプキンタルト」(750円)は、かぼちゃ風味のダマンド生地を入れて焼き上げたタルトに、キャラメリゼしたクルミと松の実を乗せ、かぼちゃ風味のカスタードクリームを搾った。どちらもコウモリを象ったチョコレートなどがトッピングされた楽しいスイーツとなっている。惣菜では、まろやかな味わいとかぼちゃのやさしい甘さが特徴のスープ「かぼちゃのポタージュ」(700円)、パンではかぼちゃのピューレを生地に練り込み、アクセントとして甘く煮詰めたかぼちゃを入れた「かぼちゃのスコーン」(4個入り600円)がラインアップ。その他、ギフト商品としてなめらかな口当たりのかぼちゃプリン(3個入り1,000円)、一口サイズのミルクチョコレート「プレートチョコレート」(9個入り600円/18個入り1,000円)、「クッキー詰合わせ」(箱入り900円、缶入り2,000円)をハロウィン限定パッケージで用意した。なお、「かぼちゃのシフォンケーキ」と「パンプキンタルト」は帝国ホテル東京本館1階の「ランデブーラウンジ」でも提供される。
2016年09月19日堂島ロールでおなじみのモンシェール(Mon cher)より、ハロウィン限定のスイーツが2016年9月14日(水)より順次発売される。今年は、ハロウィンパーティーをイメージしたラインナップとなっている。ハロウィンジャックロールほっそりサイズの「堂島ロール」に、パンプキンクリームを絞り、チョコレートでジャックオランタンをデザインした「ハロウィンジャックロール」。オバケや蜘蛛の巣モチーフのチョコレートもついた、ハロウィンらしいロールケーキに。フレンドリーハロウィン「フレンドリーハロウィン」は「堂島ロール」にカボチャのクリームを絞って、甘酸っぱいハローキティとマイメロディのムースを仲良くトッピングしたロールケーキ。チョコレートでできたパンプキンやおばけ、コウモリもやって来て、楽しいハロウィンパーティーが始まりそう。ブリリアントポップ(パンプキン・ゴースト)宝石のようなロリポップ風の焼き菓子「ブリリアントポップ」。しっとり焼き上げたパウンドケーキをチョコレートでコーティングし、ジャック・オ・ランタンやオバケが飛び回る、ハロウィンらしいお菓子に仕上がっている。【詳細】モンシェール ハロウィン2016■メニュー・ハロウィンジャックロール 999円販売期間:10月1日(土)〜10月31日(月)・フレンドリーハロウィン 1,404円販売期間:10月14日(金)〜10月31日(月)・ブリリアントポップ(パンプキン・ゴースト) 513円 ※ベビー モンシェール限定販売期間:9月14日(水)〜10月31日(月)※価格はすべて税込※商品に関する問い合わせは、各店舗へ直接問い合わせ。
2016年09月17日横浜・八景島シーパラダイス初のハロウィンをテーマにしたイベント「シーサイド ハロウィン(SEASIDE HALLOWEEN)」が、2016年9月17日(土)から11月6日(日)まで開催される。参加型「海の動物たちのショー Halloween Party」「海の動物たちのショー Halloween Party」は、リズミカルな楽曲にあわせて、海の動物たちと来場者がダンスをして盛り上がるイベント。人気者のシロイルカやペンギンなどがハロウィンアイテムを身に着けて登場し、会場を盛り上げる。また、この時期だけの演出は見所。カマイルカやバンドウイルカが自慢のジャンプで飾るフィナーレは必見だ。また、各日最終回は「海の動物たちのショー」はナイトショーとして、ハロウィンらしい演出を追加。館内は、キャンドルライトとかぼちゃによってデコレーションされ、昼間とはまた違った雰囲気が味わえる。5万尾のイワシが舞うプロジェクションマッピングさらに、5万尾のイワシとプロジェクションマッピングが融合したパフォーマンスも、ハロウィンをテーマに展開。幻想的な映像が投影された大水槽で、カボチャやコウモリなどの映像と、本物のイワシたちが群れを成して煌びやかに舞い踊る姿は圧巻だ。海・花火ショーもハロウィン仕様に花火と音楽をシンクロさせた、オリジナル花火ショーも特別バージョンに。夜空に打ち上がる色とりどりの花火と海面に揺らぐ影光が合わさり、美しい秋の夜を演出する。ウミウシの特別展が初開催また館内では、ウミウシの特別展「海のカラフルモンスター ウミウシリウム」が初開催。外見はオバケみたいな形をしている色とりどりのウミウシ50種100点を展示する。アーティスティックな空間演出にも注目だ。イベント詳細シーサイド ハロウィン(SEASIDE HALLOWEEN)開催期間:2016年9月17日(土)~11月6日(日)場所:横浜市金沢区八景島 横浜・八景島シーパラダイス<イベント>■海の動物たちのショー Halloween Party会場:アクアミュージアム4階アクアスタジアム※1日4~5回■海のカラフルモンスターウミウシリウム会場:アクアミュージアム1階ジンベエホール■楽園のアクアリウム 〜マジカル ムーン ファンタジー〜・THE OASIS ~FULL MOON HALLOWEEN PARTY~会場:アクアミュージアム大水槽「群れと輝きの魚たち」■花火シンフォニア 〜Halloween!〜開催期間:9月17日(土)、18日(日)、10月30日(日)時間:20:30~20:40観覧場所:ボードウォーク※荒天等の理由により、中止の場合有。
2016年09月15日ショコラティエ・エ・キャラメリエ「アンリ・ルルー」のハロウィンや秋冬限定商品情報が到着した。今年も、大人もさりげなくハロウィン気分が楽しめるような“ジャック・オー・ランタン“をモチーフにしたハロウィン限定のスペシャルパッケージが登場。「アンリ・ルルー」の代名詞でもある「キャラメル ムゥ」を象って、両脇をギュッとねじった格好のキュートなパッケージには、「C.B.S.(塩バターキャラメル)」と「フランボワーズ」、「タタン」が各2個ずつ詰め合わされている。この「キャラメル・オートンヌ」(1,187円)は、10月1日(土)~31日(月)の期間限定で発売される予定。さらに秋限定アイテムには、かぼちゃの種を使用したボンボン・ショコラ「プラリネ・ア・ラ・クルジュ」が日本初登場。かぼちゃの種の風味とショコラのマリアージュや、グリルして粗めにくだいたかぼちゃの種の食感、フルール・ド・セルの塩味がアクセントになった新作は、「アンリ・ルルー」ファンならずともぜひ試したくなる一品。そのほか、クルミのプラリネをショコラ・ノワールでコーティングした「シュゼット」やヘーゼルナッツのジャンドゥージャにブルターニュ産の加塩バター、クレープダンテルを合わせてショコラ・ノワールでコーティングした「ヤニック」、ゴマのプラリネをショコラ・ノワールでコーティングした「ゴマ」もラインナップ。各324円。販売店舗は、東京ミッドタウン店、伊勢丹新宿店、高島屋玉川店。(text:cinemacafe.net)
2016年09月15日サーティワン アイスクリームがハロウィン限定の商品を展開する「クレイジーハロウィン」キャンペーンを実施。今年は、本場アメリカのクレイジーなハロウィンをコンセプトに、新&限定フレーバーを展開する。期間は2016年9月26日(月)から10月31日(月)まで。ネオンモンスター<新商品>カラフルなネオンモンスターは、モンスターをイメージした紫、緑、黄緑の3色のソルベが特徴。アイスは、黄緑がソーダ、緑がグレープ、紫がメロンのフレーバー。さらに、ブラックライトをあてるとまるでネオンサインのように光る仕掛けも。サーティワンにしかない遊び心あふれるフレーバーに仕上がった。ヴァンパイアキッス<新商品>暗闇にうごめくヴァンパイアをイメージしたアイスクリーム「ヴァンパイアキッス」。暗闇はダークチョコレートアイスクリームで、ヴァンパイア(吸血鬼)はブラッドオレンジソルベで表現した。見た目は不気味だが、チョコレートとブラッドオレンジが、口の中でうまくマッチする。ウーララ! パンプキン<新商品>パンプキンそのものの美味しさを追求した、究極のパンプキンフレーバーが誕生。「ウーララ! パンプキン」は、濃厚なパンプキンアイスクリームに、シナモンをアクセントにしたメープルシナモンリボンを組み合わせた深い味わい。ちなみに、「ウーララ!」とはフランス語で「わぁ、すごい!」という意味。ハロウィン限定サンデーもハロウィンの夜、墓の下からゾンビの手が這い出てきて、おばけを襲っているシーンをイメージした限定「I Scream Sundae アイ スクリームサンデー」登場。大きな墓のクッキーには、「rest in peace(安らかに眠れ)」という意味の「R.I.P.」の文字を入れ、アメリカの墓を再現した。フレーバーは2種類で、珍しいハバネロ入りの激辛チョコソースがかかった「激辛スパイシーチョコ 」と、ジューシーで甘酸っぱい「ブラッドベリー」となっている。おすすめは、やはり激辛アイス。ハロウィンでしか食べられない味わいをぜひ、試してみて。【概要】クレイジーハロウィン期間:2016年9月26日(月)~10月31日(月)■商品について・ネオンモンスター販売期間:2016年9月26日(月)~11月末 ※予定・ヴァンパイアキッス販売期間:9月26日~11月末(予定)・ウーララ! パンプキン販売期間:9月26日~12月末(予定)・トリック オア アイスクリーム販売期間:9月26日~11月末(予定)・シングル・レギュラーサイズ 360円(税込)※店舗によって価格が異なる場合あり。・I Scream Sundae(激辛スパイシーチョコ/ブラッドベリー)価格:570円(税込)※店舗によって価格が異なる。発売期間:2016年9月26日(月)~10月31日(月)※予定
2016年09月15日「なんにも見えない」「まっくらで怖い!」という理由から「夜が苦手」というお子さんも多いのではないでしょうか。明るくて陽気な昼間に比べ、夜は静かで落ち着いた雰囲気があります。でも窓からぽっかり顔を出すお月さまは、夜しか目にすることができません。「ほら、お月さまが見てるよ」と声をかければ、その不思議で美しい世界に惹きつけられてしまうはずです。そこで今回は 絵本ナビ 協力のもと、お月さまを題材にした絵本を集めてみましたのでご紹介しましょう。■おつきさま こんばんは作・林 明子/出版社:福音館書店 「おつきさま こんばんは」(絵本ナビ紹介ページ) 深く紺色の夜空に、まるで本物のように輝くおつきさま。2匹のネコに見守られ、生き生きとした表情で子どもたちの視線をくぎ付けにするおつきさまは、0歳時のファーストブックとしても好評。ページをめくるたびに、うれしそうな顔、悲しそうな顔を魅せるおつきさまの気持ちを汲み取るように、子どもたちもうれしくなったり、心配したり…。「こんばんは」から始まるあいさつもステキですね。■パパ、お月さまとって!作・絵:エリック・カール/訳:もり ひさし/出版社:偕成社 「パパ、お月さまとって!」(絵本ナビ紹介ページ) 娘の「お月さまをとって!」という願いを叶えるべく、月まで長い長いはしごをかけてのぼっていくパパ。果たしてお月さまをとってくることはできるのでしょうか…。この絵本の魅力は、絵本の常識を打ち破る仕掛け。長いはしごはページ2枚分、大きなお月さまはページ4枚分とダイナミックに描かれています。開く楽しさと「おっきい~!」と目で見て感じる驚き。ぜひ、パパに読みきかせしてほしい一冊です。■お月さまってどんなあじ? 文・絵:マイケル・グレイニエツ/訳:いずみ ちほこ/出版社:らんか社 「お月さまってどんなあじ?」(絵本ナビ紹介ページ) 「何がいるの?」「裏側はどうなってるの?」など、疑問の多いお月さま。でも「味」について注目したことは少ないかもしれません。この絵本では、お月さまがどんな味をしているかを確かめるべく、動物たちが超原始的な方法でお月さまに近づいていきます。和紙のような味わいのイラストと、近づくたびに上に逃げてしまうにっこり笑顔のお月さまを見ていると、なんだか安らいだ気分に。動物たちはお月さまを味見することができたのか、お話のエンディングが気になりますね。 ■14ひきのおつきみ作・絵:いわむら かずお/出版社:童心社 「14ひきのおつきみ」(絵本ナビ紹介ページ) 木の枝を切ったり、結わえつけたりして14ひきのねずみたちが力を合わせてつくっているのは、きれいな満月を楽しむためのお月見台。くんちゃん、さっちゃん、ごうくん… とそれぞれに名前がついているので、とても親しみがわいてきます。本物に忠実に描かれた植物のイラストは、色合いがとてもきれいです。最後にあらわれたおつきさまに、ねずみたちがかけた言葉にも胸打たれます。■ぼく、お月さまとはなしたよ作・絵:フランク・アッシュ/訳:山口 文生/出版社:評論社 「ぼく、お月さまとはなしたよ」(絵本ナビ紹介ページ) お月さまの誕生日に贈り物をあげたい… そう思ったクマくんは、山にのぼってたずねます。「たんじょう日、いつですか?」。するとお月さまはクマくんがいったとおりに「たんじょう日、いつですか?」と答えます。そう、クマくんが聞いているのはお月さまの言葉ではなく「山びこ」なんです。それでも質問を重ね、お月さまの誕生日が明日だと知ったクマくんが用意したものとは…? いじらしくて、優しいクマさんにじわ~んと心が溶かされていくようなお話は、山びこを知っている子も、知らない子もどちらにも伝わるものがありそうです。お月さまをテーマにした絵本は色の対比がはっきりしているものが多く、目にも鮮やかなので赤ちゃんにもおすすめ! 秋の澄んだ夜空を親子で眺めながら、絵本も一緒に楽しんでみてくださいね。データ協力: 絵本ナビ
2016年09月15日絵本の読み聞かせは生後5カ月頃から始められますが、ママが大人の目線で絵本を選んでも、赤ちゃんには難しかったり、なぜか興味を示してくれなかったり…。そこで今回は、赤ちゃんの感性に合う、初めての読み聞かせに最適な絵本を紹介します。出産祝いにもおすすめです。■かわいい動物たちがいっぱい!『たまひよはじめてえほん どうぶつ』出版社:ベネッセコーポレーション猫や犬、ねずみ、うさぎ、猿など、おなじみの動物たちを、シンプルな絵と、それぞれの名前だけで紹介した絵本。3カ月頃からの視力の発達に合わせてつくられているそう。文章がないので大人にはちょっと物足りないのですが、くっきりした輪郭のイラストが、特に月齢の低い赤ちゃんには見やすいようです。ママが即興で動物たちのセリフを考えて話しかけてあげるという楽しみ方もできます。丈夫な厚紙製で、赤ちゃんが投げたり引っ張ったりしても壊れにくいのがポイント。ミニサイズなので、旅行やお出かけのお供にしてもいいですね。■遊びを覚えられる絵本『いないいないばあ』作:松谷みよ子、絵:瀬川康男出版社:童心社顔を手で隠して、「いないいない」、手をぱっと外して「ばあ!」として見せる伝承遊び、「いないいないばあ」をテーマにした定番の赤ちゃん絵本です。大抵の赤ちゃんは、この単純な遊びが大好きで、絵本の中の猫やクマが「ばあ!」と顔を出すたびにキャッキャと大喜び。もう1回読んでと何度もせがまれるかもしれません。ただ、私の子もそうでしたが、中には「いないいないばあ」遊び自体のおもしろさが理解できない、ピンとこないという子も。1、2回読んで反応が悪かったら、別の本を試してみましょう。 ■動きをプラスして読んであげたい一冊『ぴょーん』作:まつおかたつひで出版社:ポプラ社緑色のカエルが描かれた表紙が目印。ページをめくるたびに、カエルや犬、猫などの生き物が「ぴょーん」と飛び跳ねます。絵本の中の生き物がジャンプするときに、読みながら赤ちゃんの体を持ち上げて「ぴょーん」とする遊びが楽しめるのがこの本の魅力。ママが読んで、パパが「ぴょーん」を担当すると、より動きがダイナミックに。絵本より動くことが好き! というわんぱくな赤ちゃんにも、読書の楽しさを伝えることができる名作です。■食べものへの関心を育む『くだもの』作:平山和子出版社:福音館書店離乳食が始まって、果物を食べ始めるようになる7、8カ月頃の絵本デビューにおすすめの本。スイカ、桃、ぶどう、なし、りんごなどの果物が、本物そっくりのリアルなテイストで描かれています。児童館や図書館の読み聞かせ会でもよく読まれていますが、食い入るように見とれたり、手を伸ばして絵の果物を食べようとしたりする赤ちゃんもいて、微笑ましくなります。■不思議な世界観が赤ちゃんを魅了『もこもこもこ』作:谷川俊太郎、絵:元永定正出版社:文研出版文章は「しーん」、「もこもこ」、「にょき」といった擬音のみ。音に合わせて、何かわからない不思議な生きもののような物体が、ふくらんだり、ぱちんと弾けたり…。正直、大人には意味不明のシュールな世界が展開します。難解な現代アートのようなこの絵本、なぜか赤ちゃんウケは抜群。独特の世界に夢中になって何度も読みたがる子や、1ページごとに声をあげて笑う子も多いようです。私の子どもも、一時期、擬音をすべて暗記するほどハマっていました。このほか、お話のある絵本より、図鑑を好むタイプの赤ちゃんもいます。児童館や図書館などでいろいろな本に触れさせて、わが子の好みを探るのもいいかもしれませんね。
2016年09月13日2016年10月5日(水)から31日(月)まで、東京タワーで「ハロウィン東京タワー2016 ~東京上空“なりきり”ハロウィン~」が開催されます。会場は大展望台。黒や赤のマントやトンガリ帽子、カボチャやガイコツのかぶりものなどを借り、廃墟をイメージした撮影コーナーで撮影してお気軽にハロウィン気分を味わますよ。ハロウィン初心者にぴったりのイベントです。ファミリーやカップル、友人同士でのお出かけにいかがですか。気軽にハロウィンを満喫!「ハロウィン東京タワー2016 ~東京上空“なりきり”ハロウィン~」「ハロウィン東京タワー 東京上空“なりきり”ハロウィン~」は、東京タワーで毎年開催される恒例のハロウィンイベントです。7回目となる今年のコンセプトは、「仮装してパレード するほどではないけれど、何となくハロウィンの盛り上が りに乗っかりたい!」。大展望台に設置された廃墟モチーフの特設コーナーで、気軽にハロウィンの雰囲気を満喫できます。開催期間は2016年10月5日(水)から31日(月)までの毎日9時から23時まで。展望料金だけで楽しめるのも魅力です。ショッピングや街歩き、観光の合間に立ち寄ってみましょう。衣装の貸し出し無料!誰でも気軽にハロウィンのなりきり写真が撮影できる期間中、イベント会場となる大展望台には廃墟をイメージした撮影コーナー が登場します。黒や赤のマントやトンガリ帽子、カボチャやガイコツのかぶり物、剣やデビルフォークなど、用意されたハロウィンの衣装や小物は無料で利用OK。誰でも気軽に“ハロウィンのなりきり写真”が撮影できますよ。 今までハロウィンのコスプレに関心はあったけれど積極的に参加していなかった方や、ハロウィン初心者にはおすすめです。 衣装は大人サイズと子どもサイズが用意されていますので、ファミリーでの思い出作りにもぴったり。この秋は東京タワーでお手軽にユルくハロウィンデビューをしてみませんか。東京タワーのハロウィンイベントは夜も行われていますので、ライトアップや夜景とあわせて楽しむのもおすすめです。イベント詳細名称:ハロウィン東京タワー2016 ~東京上空“なりきり”ハロウィン~会場:東京タワー 大展望台1階 特設コーナー アクセス:大江戸線赤羽橋駅赤羽橋口から徒歩約5分住所:東京都港区芝公園4-2-8 開催期間:2016年10月5日(水)~31日(月)開催時間:9:00~23:00参加料金:展望料金のみ公式サイト:
2016年09月12日コンラッド東京の「ハロウィン・アフタヌーンティー」が、2016年9月13日(火)から10月31日(月)まで開催される。アフタヌーンティーでは、ハロウィンをモチーフにした、ユーモアに溢れ、ミステリアスかつ華やかなスイーツ5種とセイボリー3種を堪能できる。スイーツからは、モンブランのジャック・オ・ランタンや、お化けの形をしたカシスのマカロン、今にもドラキュラが現れそうなダークチョコレートタルトの棺おけなどが登場。また、スポイトに入った液体を入れると青色から赤色に変化するジュレは、ハーブの一種「ブルーマロウ」を使った一品で、実験気分で楽しめる。セイボリーとして提供されるのは、竹炭で仕上げた漆黒のパンにパンプキンサラダを挟んだサンドウィッチや秋鮭と茸のキッシュなど。ひと味違うハロウィンを楽しんでみてはいかがだろう。【詳細】ハロウィン・アフタヌーンティー期間:2016年9月13日(火)〜10月31日(月)場所:コンラッド東京 28階 バー&ラウンジ「トゥエンティエイト」時間:14:30〜17:00 (土・日・祝日は13:00〜17:00)料金:1名 3,950円※階段式のプレートで用意するデラックスアフタヌーンティー(6,100円)も提供。グラスシャンパーニュに加え、約30種の紅茶から好きなものを選べる。<メニュー>■スイーツ(全5種)・パンプキンモンブラン ジャック・オ・ランタン・ダークチョコレートのタルト ポッピングキャンディ・マロンとコウモリのケーキ・ブルーマロウのジュレ ハニーレモンソース・カシスのゴーストマカロン■セイボリー(全3種)・ビーフパストラミとクリームチーズのサンドウィッチ かぼちゃのパンで・竹炭ブレッドとパンプキンサラダのサンドウィッチ・秋鮭と茸のデュクセルのキッシュ■紫芋のスコーン、プレーンスコーン クロテッドクリームとグロゼイユのジャムを添えて■飲み物
2016年09月10日とろけるバターがたっぷりのったパンケーキ、香ばしく焼きあがったクッキー、甘いチョコレートアイスクリーム…。絵本を読みながら思わず「ゴクリ」と喉を鳴らしてしまったことはありませんか? どうして絵本の中の食べ物はあんなに魅力的なのでしょう。そこで今回は 絵本ナビ 協力のもと、思わず「美味しそう!」と叫んでしまう絵本を集めてみました。空腹時はご注意を…!■しろくまちゃんのほっとけーき作・わかやま けん/出版社:こぐま社 「しろくまちゃんのほっとけーき」(絵本ナビ紹介ページ) 内容は度忘れしてしまっても「この表紙なら見たことがある!」という人が多いかもしれません。しろくまちゃんがお母さんと一緒につくるのはホットケーキ。「ぽたあん」と落とされた生地が「ぴちぴちぴち」「ふつふつ」と焼けていき、「ふくふく」とふくらみ、「くんくん」と香ばしい匂いがしたら完成まではあと少し。やさしくて、甘い擬音がたくさんつまった一冊です。はっきりとした色使いに魅せられる赤ちゃんもいるようで、生まれてすぐからお手伝いができるようになるまで、長く楽しめる絵本となっています。■あっちゃんあがつく たべものあいうえお原案:みね よう/作:さいとう しのぶ/出版社:リーブル 「あっちゃんあがつく たべものあいうえお」(絵本ナビ紹介ページ) 水辺で読書を楽しむエビフライ? トランプで遊ぶケーキ? 上手に鶴を折るキャラメル? 食べものが人間のように感じられるこちらの作品は、ページごとに作りこまれたストーリーがあり、子どもとの会話をはずませてくれます。言葉遊びの要素があるので「ねえ、なんて読むの?」と文字に興味を持ち始めたお子さんにもおすすめ。楽しみながら読み方を覚えることができますし、「今日のおやつはこれにしようか?」なんて相談もできちゃいますね。 ■いろいろごはん作:山岡 ひかる/出版社:くもん出版 「いろいろごはん」(絵本ナビ紹介ページ) ふっくらした白いごはん。食事には欠かせないごはんも、おにぎり、のりまき、おちゃづけ、ぞうすい、チャーハンといろんなメニューに大変身。「これ、昨日食べた!」と子どももうれしくなってしまいます。実はこの絵本、紙だけを使った貼り絵ですべてを表現しているんだそう。だから、お米一粒一粒にまで存在感があるんですね。家族の大事なイベントごとに、必ず登場するお米。やっぱり日本人で良かったなぁ… としみじみしてしまうママもいるはず。食べることに興味の持てないお子さんにも読み聞かせたい一冊です。■サンドイッチ サンドイッチ作・小西 英子/出版社:福音館書店 「サンドイッチ サンドイッチ」(絵本ナビ紹介ページ) サンドイッチにさまざまな調味料や具材をのせ、完成するまでを描いた一冊。その食材のみずみずしさは秀逸です! 鮮やかな色は新鮮さをイメージさせ、本当に手にとって食べたくなるようなサンドイッチを堪能できます。生野菜が苦手にもかかわらず、この絵本のサンドイッチは「美味しそう」という感想を持つお子さんもおり、なかにはリアルな描写にパンや野菜を思わず手でつかもうとする子も。がぶりとほおばれるくらい成長したら、親子でサンドイッチづくりに挑戦してみるのも楽しいですね。実際に目にしたり、映像で見るものとは違った魅力がある絵本の中の美味しそうな食べ物たち。巷では「絵本に出てきたあのメニューを手作りしちゃおう!」なんてレシピ本も多く発売されています。目を楽しませ、食欲そそる絵本たち。「美味しそう!」を合言葉に、親子だんらんの時間を過ごしてみませんか?データ協力: 絵本ナビ
2016年09月09日クリスピー・クリーム・ドーナツが、ハロウィン限定「ハロウィン モンスターズ ダズン」が、2016年9月14日(水)から10月31日(月)まで全国で発売する(※一部店舗を除く)。キュートなモンスタードーナツ3種が新登場キュートで愉快なモンスタードーナツ3種とハロウィンカラーに変身したハロウィン スプリンクル、スパイダー チョコ カスタード、オリジナル・グレーズドを詰め合わせた12個入り。マシュマロで作った目玉がポイントで“箱をあけると、思わずモンスターと目が合てしまう。初登場となるのは、紫芋チョコのミイラ『ムラサキイモ ミイラ』とマーブルチョコと目をマシュマロで模った『メロン ソーダ モンスター』。それぞれ口にすると、紫芋クリームや、メロンクリームソーダの風味がふわっと広がる。プリン風味のチョコでハロウィンカラーになった『ハロウィン スプリンクル』も新登場。ジャックランタンモチーフ『キャラメル パンプキン ジャック』ジャックランタンをイメージし、中はキャラメルカスタークリームをつめた『キャラメル パンプキン ジャック』。ランタンの顔はパンプキン風味のチョコで描いている。その他の定番もハロウィン仕様に変身。スパイダー模様をつけた『スパイダー チョコ カスタード』を提供する。そのほか、『キャラメル パンプキン ジャック』『ムラサキイモ ミイラ』『メロン ソーダ モンスター』の3 つを詰合せた『ハロウィン トリプル モンスターズ』も発売するという。詳細ハロウィン モンスターズ ダズン期間:2016年9月14日(水)~10月31日(月)予定価格:2,000円(税込)※ハロウィン限定の12個入りボックスハロウィン トリプル モンスターズ販売期間:2016 年9 月14 日(水)~10 月31 日(月)予定販売価格:670 円(税込)※ハロウィン限定の3個入りボックス
2016年09月02日(Photo by Flickr)今、海外を中心に「さまざまな性」をテーマにした絵本が増えている。 幼い頃、誰もが読み親しんだ絵本。 そんな絵本を通して、子どもや大人に「性」を考える機会を作る試みを追った。 性的マイノリティへの理解が課題の現代社会(Photo by Flickr)昨年ある大学生が、自分が同性愛者であると友人にばらされる「アウティング」を苦に、自殺したという悲しい事件が日本で起きていたと分かった。 今年に入り裁判に発展し、友人たちが「同性愛者は生理的に受け付けない」という類の発言をしていたことや、大学側の対応の実情が明らかになった。 同性愛者のカミングアウトの難しさ、アウティングによる精神的苦痛が浮き彫りになり、ネット上では議論が起きている。 このように、日本ではまだ性的マイノリティの人々の存在が「当たり前」として受け入れられていない。 大学生のような若い世代においてさえもこの現状である。 その原因の一つに、テレビなどのマスコミやインターネットで性的マイノリティの人々を「イジる」風潮が根強く残っているという点があるのではないだろうか。 それを当たり前のものとして受け入れてしまえば、その風潮が普通だという認識のまま、大人になってしまうのも無理はない。 日本だけでなく、世界でもLGBTQだという理由で、人々がいじめや偏見の対象になってしまうような理解の薄い地域は沢山ある。 世界で注目される「性についての絵本」で、幼いころから性を知ろう(Photo by Flickr)しかし今、日本や世界の出版業界で、「絵本」でこの現状を打破しようという動きがある。 そのうちのいくつかをご紹介しよう。(Photo by Amazon)今年4月に、子供向けの「性」について知る児童書、『いろいろな性、いろいろな生きかた』が出版された。 全3巻で、多様なセクシュアリティの現状や悩み、すべての人が生きやすい社会について訴えている。(Photo by Amazon)邦訳版も出版されているオランダの絵本『王さまと王さま』は、お姫様に興味を示さない王さまが、花嫁候補の付き添いでやってきた王子に恋をする物語だ。 「王さま同士が結ばれるおとぎ話もあっていい」というメッセージが伝わってくる。(Photo by goodreads)LGBTへの関心が高い北欧スウェーデンで出版されている絵本『Blompojken(お花の男の子)』。 この作品の主人公はスカートを履き、花冠をつけた男の子だ。 周囲から「ヘンだ」「強く、たくましくなれ」といわれる男の子を、「ありのままのあなたですてきなんだよ」というメッセージが優しく包む。 こうした絵本を通じて子どもの頃から性の多様さを知るのは、「いろいろな人がいて当たり前」という考えを持つ上でとても大切なことだ。 さらに、現に自分の性に悩みを抱えていたり、いじめの標的になっていたりする子どもたちの心の支えにもなるのではないだろうか。 まだ間に合う。大人が読んでも遅くはない(Photo by Flickr)絵本は決して子どもたちだけの物ではない。 子どもに伝わるように言葉を選んで書かれた文やイラストだからこそ、大人の心にダイレクトに刺さるメッセージがある。 「多様なセクシュアリティ」という大きなテーマを私たち大人がどのように知り、受け入れ、伝えていくべきなのか、その一つのツールとして、絵本があってもいいのではないだろうか。 日本ではまだ出版数の少ないLGBTQについて描かれた絵本だが、多様性への理解が問われる現代において、その需要は増していくだろう。 via. Huffingtonpost,産経ニュース,BUZZFEED この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!「結婚」も「性別」もない時代 「ゴールデンウィークをレインボーウィークに!」初夏を感じさせるような日々がつづく東京。連休に合わせて「Tokyo Rainbow Pride2015」が開催中された... ーBe inspired!Texted by Minori Okigaki
2016年08月24日待ちに待った夏休み!いつもよりも親子で過ごす時間がぐっと増える夏休みに、山や海へ遠出して過ごすのも良いけれど、お家でひんやりかき氷を食べながらまったりした一時を満喫することも素敵な夏の思い出になるはず。そこでFASHION HEADLINEでは、夏休みに大人も子供も楽しめる絵本を、本を愛する書店の皆さまに聞きました!目で見て楽しめるアートブックのような絵本、思わず声に出して読みたくなる絵本、頭に残るリズミカルな絵本、じっくり読める絵本など、より感性を豊かにしてくれる個性豊かなラインアップ。連載第1回目の今回は、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」がオススメする4冊をご紹介します。『ジャリおじさん』(大竹伸朗/発売:福音館書房)毎日海を見て暮らしていたジャリおじさんは、鼻の頭にひげが生えている。そんなジャリおじさんが、ある日突然、海に背を向けて歩き出す…。「ジャリジャリ」という挨拶、ページいっぱいのシュールな絵、そして突飛なストーリー。日本を代表する現代美術作家である大竹伸朗による絵と、リズミカルな語感。この斬新な絵本にぴったりハマれば、きっと何度も開くお気に入りの1冊に。『ジャリおじさん』大竹伸朗『ぽぱーぺぽぴぱっぷ』(絵:岡崎乾太郎 文:谷川俊太郎/発売:クレヨンハウス)「ぴぴぴー ぴぴーぷ ぷーぺー ぴぷぺぺぺ」思わず口に出して言いたくなってしまう、「ぱぴぷぺぽ」でできたふしぎな言葉たち。とっても単純だからこそ、どのように読むか、読む人の数だけ新しい音が生まれるはず。親子でも、おともだちとでも、声に出して読みたい1冊。そしてなんと言っても造形作家の岡崎乾次郎が描く、カラフルなツノの生えたふしぎな生き物がキュート。『ぽぱーぺぽぴぱっぷ』絵:岡崎乾太郎 文:谷川俊太郎『水の生きもの』(絵・文:ランバロス・ジャー 訳:市川恵里/発売:河出書房新社)なんと、インドの工房にて1冊1冊シルクスクリーンで刷られた手作りの絵本。手漉き紙から伝わる温かさには、1枚1枚ページをめくる幸せがつまっている。インド伝統の民俗絵画、ミティラー画の手法で描かれる細やかな線、次々に現れるサカナやカニたちの表情は異国情緒たっぷり。ぜひ親子で一緒にページをめくりながら読んで頂きたい作品集のような絵本である。『水の生きもの』ランバロス・ジャー(Rambharos Jha) 訳:市川恵里『ドミトリーともきんす』(高野文子/発売:中央公論社)絵本、というより漫画に近いのですが、ぜひ夏休みにおすすめしたい1冊。実在の科学者たちが、もし学生寮「ドミトリーともきんす」に住んでいたら?という架空の設定で描かれたもの。朝永振一郎、牧野富太郎、中谷宇吉郎、湯川秀樹が学生となって登場し、様々な場面で彼らの言葉や著書が紹介される。決して難解ではなく、シンプルな絵と相まって「読んでみたい」「もっと知りたい」と感じられる1冊。さらにその先に続いてゆく読書のためにも、時間に余裕のある夏休みに読んでみては。小学生以上のお子様にはもちろん、大人の方にもおすすめ。『ドミトリーともきんす』高野文子
2016年08月13日夏ならではの遊び場といえば、海や川といった水辺ですよね。きらめく水面と照りつける太陽、熱い体をひんやりさせてくれる海や川が大好きな子どもも多いことでしょう。今回はそんな海や川を題材にした絵本を 絵本ナビ 協力のもとご紹介!「海の中はどうなっているの?」「どんな生き物がいる?」という疑問にこたえ、見る機会の少ない川の始まりと終わりの描写など、子どもたちの「そうなんだ!」という反応が引き出せる絵本を集めてみました。■チリとチリリ うみのおはなし作・絵:どい かや/出版社:アリス館 「チリとチリリ うみのおはなし」(絵本ナビ紹介ページ) チリとチリリが自転車にのっていきついたのは海の中! ピンク色のサンゴの迷路、海藻でできた入り口、貝殻のソファ、魚たちの華麗なダンスショー…。各シーンが色鉛筆による優しいタッチで描かれています。まるで竜宮城のようなその場所に思わず「行ってみたいな~!」と親子でつぶやいてしまうかも。2人がお土産にもらった宝物も気になります!■スイミー 小さなかしこいさかなのはなし作:レオ・レオニ/訳: 谷川 俊太郎/出版社:好学社 「スイミー 小さなかしこいさかなのはなし」(絵本ナビ紹介ページ) 「昔、読んだことがある」という人も多い名作。スイミーが赤い魚たちの目となるシーンは強烈な印象を残し、勇気あるスイミーに元気をもらえる絵本です。けれど、見どころはそれだけではありません。仲間たちが食べられ、ひとり生き残ったスイミーの孤独や虚無感、その後に出会うさまざまな海の生き物たち、この世界のすばらしさ…。文字だけではなく、絵にもスイミーの心境の変化がしっかりと描かれているので子どもと一緒にママにも新しい発見がありますよ!■絵巻えほん 川作:前川かずお/出版社:こぐま社 「絵巻えほん 川」(絵本ナビ紹介ページ) 上流から下流へ、人の暮らしの中をゆらゆらと流れていく川。いろんな場所にいろんな人が住み、それぞれの時間の中で暮らしている様子が、つながった絵巻物で楽しむことができます。川はときには洪水といった災害を引き起こすなど、荒々しい一面も垣間見せます。川と一緒に行く、海までの旅。見るたび、新しい視点がひとつ増えるような、そんな絵本です。 ■かわ作・絵:鈴木 のりたけ/出版社:幻冬舎 「かわ」(絵本ナビ紹介ページ) 源流から河口にいきつくまで、145種類の生き物が登場します。リアルな描写が絵本という域をこえて、図鑑のようです。水や魚の視点で話が進んでいくのも、とてもユニーク。ページを開くたび「次はなんだ?」と、わくわくする子どもの表情が見られるかもしれません。小さな流れが集まって大きな流れとなり、上流、中流、沼や池や田んぼを通り過ぎて下流となり、河口にいきつく。「うちはどこ? 中流? 下流?」など川のそばに住んでいるご家庭ならではの問いかけが聞けるかもしれませんね。■ピンク、ぺっこん作:村上 康成/出版社:徳間書店 「ピンク、ぺっこん」(絵本ナビ紹介ページ) ピンク色のひれをもつ「ピンク」というヤマメが主人公のこの絵本には、1日の出来事が生き生きと描かれています。生き物にとっては日常的な食物連鎖を感じさせるシーンには、ただの絵本にはない緊張感もあり、子どもがどんな表情をするか気になってしまう一幕も。でも、きれいな夕暮れに生きていく強さと明日への希望を感じさせる、生命力あふれる1冊です。毎年楽しみにしている夏のレジャースポットは、どこ(誰)を視点にするかでいろんな楽しみ方があるようです。今年の夏は絵本を読んで、新たな発見をしてみませんか?データ協力: 絵本ナビ
2016年07月28日子どもにぴったりの絵本を探すとき、どんなテーマで選ぶことが多いですか? 「車が好きだから乗り物の絵本」「動物好きだから動物が主役の絵本」など、ジャンルを決めて絵本探しする人も多いですよね。でも、たまにはテーマにこだわらず、子どもの心をキャッチする一冊をプレゼントしたいもの。そんな人は色をテーマにしてはいかがでしょう。今回は夏にぴったりな水色(青色)を題材にした絵本を 絵本ナビ 協力のもとご紹介します。 ■みず ちゃぽん作:新井 洋行/出版社:童心社 「みず ちゃぽん」(絵本ナビ紹介ページ) たくさんのしずくに、それぞれ表情が描かれたみずの絵本です。ぴちゃ、ぽと ぽた ぽしゃ、ちょろちょろー、じょぼぼぼー! など、水の音と形がおもしろく、優しく表現されています。落ちた瞬間の、みずの表情がなんともいえず良い表情で、思わず笑ってしまうことも。水色と白というシンプルなカラー展開がいさぎよく、子どもが五感で楽しめる絵本となっています。■しずくのぼうけん作:マリア・テルリコフスカ/絵:ボフダン・ブテンコ/訳:内田 莉莎子/出版社:福音館書店 「しずくのぼうけん」(絵本ナビ紹介ページ) この本は水の性質をわかりやすく、ストーリー仕立てで解説する科学絵本です。ひとしずくの水が長い旅の途中で氷になったり、蒸発したり、雲や雨になったり…。勉強しているというより、一緒に冒険を楽しみながら水の変化を感じられるので、知らないうちに「水はこうなる」という知識が身についていくかもしれませんね。■ふねくんのたび作:いしかわ こうじ/出版社:ポプラ社 「ふねくんのたび」(絵本ナビ紹介ページ) ふねくんは小さな町に住む男の子から手紙を預かり、大きな町に住む女の子に届けます。嵐にも負けず、きれいな星空や虹を楽しみ、朝日に輝く海を渡って、ついに目的地に到着! 船がテーマの乗り物絵本ですが、見開きページは圧巻! 広い空、どこまでも続く海、そのどちらも鮮やかな青色で描かれ、気持ちを明るくしてくれます。男の子だけじゃなく、女の子にもおすすめの1冊です。 ■あめかな!作・絵:U.G.サトー/出版社:福音館書店 「あめかな!」(絵本ナビ紹介ページ) 実際の雨粒のように、しずくのリアルさが新鮮な絵本。とことんシンプルでありながら、雨の姿をさまざまに表現しています。グラデーションがかった深みのある色彩は、年齢を問わず、惹きつけられるものがあるようです。見るたびに創造力をふくらませてくれるような、良い意味で「赤ちゃんらしくない」アート作品といえます。■みずいろのぞう作・絵:nakaban(ナカバン)/出版社:ほるぷ出版 「みずいろのぞう」(絵本ナビ紹介ページ) みずいろのぞうは、自分が並べた石ころをキッカケにして、遠くへ旅することを決めました。途中には出会いがあり、それぞれの決断と別れが訪れます。「自分を探す旅である」というメッセージを絵本を通して感じますが、同じように「誰もが選べる自由」を持っていることにも、また気づかされます。1人きりになっても前に進むことを決めたぞう。どんな感想を抱くかは、読む人によって違うかもしれませんね。同じ色でも元気や明るさをもらえたり、優しさやいたわりを感じたりと違いがあるものです。今回は水に関連したものが多かったですが、その内容はさまざま。色をテーマにした絵本選び、ぜひ実践してみてくださいね。データ協力: 絵本ナビ
2016年07月21日雨の多い季節は「また今日も雨~?」と、うんざりしてしまうお子さんも多いですよね。でも、雨の日ならではの楽しみ方もちゃんとあります。しとしと、ザーッという音の変化や雨だから出会える生き物たち、スニーカーとは違う長靴の感触、雨のにおい。今回は 絵本ナビ 協力のもと、「雨の日もけっこういいかも」そんな気持ちにさせてくれる、雨の日絵本をご紹介しましょう。■あめ ぽぽぽ作:ひがし なおこ/絵:きうち たつろう/出版社:くもん出版 「あめ ぽぽぽ」(絵本ナビ紹介ページ) 黄色の雨がっぱ、黄色の傘、黄色い長靴のぼくはママと雨の日の公園へ。雨の音が歌のようにやさしい響きとなって、キラキラ落ちてきます。よく見ると雨粒には表情があり、ひとつひとつに命があるみたい…。雨に会いに、雨がうたうのを聞きに、外に出てみたくなる1冊です。■雨、あめ作:ピーター・スピア/出版社:評論社 「雨、あめ」(絵本ナビ紹介ページ) 雨が降ってきた瞬間にうれしそうに家をとびだす、おねえちゃんとおとうと。水たまりにじゃぶじゃぶつっこんだり、傘をひっくりかえして雨粒を集めたり、雨の日の楽しみ方を文字ではなく、読み手に想像させてくれる絵本です。読み始めは「こんなにめちゃくちゃに遊んで…」と、うなってしまうママも「子どものころ、こんな遊びしたかったなぁ」と自分の幼少時代を思い出し、目を細めてしまうかもしれませんね。■ぼく、あめふりお作・絵:大森 裕子/出版社:教育画劇 「ぼく、あめふりお」(絵本ナビ紹介ページ) てるてるぼうずだけれど自分のまわりでは雨がふってしまう、ふりお。「おひさまに会いたい」と、ひとり旅にでるも、雨、雨、雨….。そんなときに出会った、雨の大好きな女の子。ふたりでたくさん遊ぶうちに、ふりおは女の子が大好きになりますが…。ふりおがした最後の決断に胸がしめつけられますが、おひさまのような女の子との出会いは、いつまでも色褪せないと思える1冊です。 ■あめふりさんぽ作:江頭 路子/出版社:講談社 「あめふりさんぽ」(絵本ナビ紹介ページ) 幻想的にも見えるさわやかな水彩画は、雨というテーマにぴったり。雨の日に出会うものたちに、自分の持ち物をさしだす女の子。その思いやりに心がじんわり癒されます。雨の日を楽しんだ後に待っている、雨上がりの景色にも感動してしまうでしょう。■バムとケロのにちようび作:島田 ゆか/出版社:文溪堂 「バムとケロのにちようび」(絵本ナビ紹介ページ) 几帳面できれい好きの犬のバムと、いたずら好きなカエルのケロ。愛嬌たっぷりの2ひきの物語が人気の「バムケロ」シリーズ。雨の日の「にちようび」は、おやつに揚げるドーナツの数にびっくり! ちらかった部屋を片付けて、ドーナツを手にゆっくり本を読もうとしたら… 。キャラクターの持つ愛らしさが存分にあふれる、子どもに人気の絵本です。雨の日は家の中にいることも多いですよね。そんなときこそ、今回ご紹介した雨の日絵本の出番です。読み聞かせで「雨の日ってつまらない」というイメージを「雨の日って特別かも」に変えるチャンス! 親子で一緒に、雨の日を楽しんでみてはいかがでしょうか。データ協力: 絵本ナビ
2016年07月14日梅雨どき、お天気が雨ばかりだと「お出かけできなくてイヤだなぁ」と思ってしまうもの。でも、雨が降ってうれしそうにしている生き物や、雨の日の思わぬハプニングをテーマにした絵本もたくさんあります。そうした絵本を読めば「意外と楽しめるかも」と雨の日のイメージが変わっていく子もいるかもしれません。今回は雨の日の生き物たちを主役にした絵本を 絵本ナビ 協力のもとご紹介します。雨なのになんだかわくわくする…! そんな気持ちにさせてくれる絵本です。■あめふり 改訂版作・絵:まつい のりこ/出版社:偕成社 「あめふり 改訂版」(絵本ナビ紹介ページ) 0歳の赤ちゃんから楽しめる字のない絵本は、読み聞かせの必要がなく、眺めたい時間の分だけ子どものペースに合わせることができます。また、読むたびに物語を自由につくれるのもこの絵本のいいところ。雨がふって喜んだり、あわてたり、こわがったり…。生き生き動く動物たちに感化され、雨の日がちょっと好きになれるかもしれません。■のんびりつむりん あめのひいいな作・絵:おおいじゅんこ/出版社:教育画劇 「のんびりつむりん あめのひいいな」(絵本ナビ紹介ページ) のんびりしている、かたつむりの「つむりん」。つむりんの家族は、みんなのんびり屋さんです。かたつむりにとって雨の日は「いい天気」! ふんわりとしたイラストと優しい文章が心をあたたかくしてくれます。雨の日にはかたつむりを見かけたことのある人もいますよね。この絵本を読んだ後は「パパやママはどこかな~?」など、見つけたかたつむりの家族を探してみたくなるはずです。■あめのもりのおくりもの 作・絵:ふくざわ ゆみこ/出版社:福音館書店 「あめのもりのおくりもの」(絵本ナビ紹介ページ) 大きなクマと小さなヤマネ。見た目には正反対の2ひきが織りなす、心あたたまる絵本シリーズです。今回の舞台は雨の森。雷が苦手なクマくんのために、森に咲いたあじさいの花ととってこようとするヤマネくん。でも洪水をおこした川の中にヤマネくんが落ちてしまって… というストーリーは、少しハラハラする展開もありますが、お互いを思いやる2ひきの姿に胸打たれる人が続出! 大人も楽しめる1冊となっています。 ■かえるのおでかけ作・絵:高畠 那生/出版社:フレーベル館 「かえるのおでかけ」(絵本ナビ紹介ページ) 雨なのにカツバーガーをもって、うきうき気分で出かける、ちょっと変わった「かえる」のお話。傘もささないから、すぐに全身びしょぬれで「大丈夫?」と思ってしまいますが、雨の日を楽しそうに過ごす姿を見ているうち「ああ、かえるは雨の日が最高の日なんだ」と納得。ダイナミックなイラストと、人間とは正反対な反応を見せる様子がおもしろく、お気に入りの1冊にする子も多いはず。読み聞かせが、大人のカチカチに固まった頭をやわらかくするいい機会にもなりそうです。■あかいかさ作・絵:ロバート・ブライト/訳:清水 真砂子/出版社:ほるぷ出版 「あかいかさ」(絵本ナビ紹介ページ) 赤い傘だけ赤色で、あとは白黒で描写されたシンプルでクラシカルな絵本です。女の子が開いた傘の中に「ぼくも(わたしも)いれて」と次々はいってくる動物たち。女の子の傘は、それに合わせてどんどん大きくなっていきます。雨の中、ひとりじゃなく、みんなで傘の中にはいるのはとても楽しそう! 傘ブームがきているお子さんにもおすすめです。雨がふるとなぜか憂鬱になってしまう人は、今回ご紹介した絵本をぜひ読んでみてください。雨の日を喜び、生き生きと活動している生き物たちを目にすれば、きっと自分にも雨の日ならではのお楽しみが見つかるはずです!データ協力: 絵本ナビ
2016年07月10日絵本原画コンペティション「ブラティスラヴァ世界絵本原画展(BIB)」について、その歴史と功績を紹介する展覧会「BIB 50周年 ブラティスラヴァ世界絵本原画展―絵本の50年 これまでとこれから―」が、7月9日から8月31日まで、うらわ美館館(埼玉)で開催される。スロヴァキア共和国の首都ブラティスラヴァで2年ごとに開催される「ブラティスラヴァ世界絵本原画展(略称 BIB=Bienial of Illustrations Bratislava)」は、現在のチェコ共和国とひとつの国、チェコスロヴァキアであった1965年にユネスコと国際児童図書評議会の提唱によって創設された世界最大規模の絵本原画の国際コンペティション。1967年に第1回目のBIBが開かれた。そして、2015年秋には記念すべき第25回目が開催され、創設50周年を迎えた。同コンペティションは、実際に出版された絵本の原画を審査の対象にすることを特徴にしており、芸術性の高い作品や、実験的でユニークな作品が集まることでも知られる。また、BIBの創設は、戦後日本の絵本文化が大きく花開こうとしていた時期にあたり、過去のBIBにおいて日本の絵本は毎回のように受賞し、高く評価されてきた。81タイトル、約300点の絵本原画を展示する本展は2部構成。第1部では、創設50年の節目を迎えた国際コンペティション「BIB」について、その歴史と功績を辿る他、BIBの歴代参加作品の中から「日本の絵本の歴史50年」を振り返り、過去半世紀の歴代“日本選抜”作品を紹介する。会場では、長新太の《キャベツくん》をはじめ、赤羽末吉の《スーホの白い馬》、田島征三の《ちからたろう》、丸木位里・丸木俊の《日本の伝説》、井上洋介の《まがれば まがりみち》、酒井駒子の《金曜日の砂糖ちゃん》、荒井良二の《うちゅうたまご》などが展示される。さらに、絵本のイラストレーションの最新動向を紹介する第2部では、昨年秋に行われた第25回BIBのグランプリ作品をはじめとする受賞作品および、日本からの出品作品を公開し、絵本の今、そして絵本のこれからを期待させる新鮮な表現や独創的な試みにフォーカス。会場では、準グランプリの「金のりんご賞」受賞の栄誉に輝いたミロコマチの《オレときいろ》をはじめ、松本大洋の《かないくん》、ローラ・カーリンの《あなたがつくる世界》《アイアンマンー鉄の男》、エレナ・オドリオソーラの《フランケンシュタイン》などが展示される。会期中には、自由に工作したり、絵を描いたりできる創作コーナーが設置される他、図書館ボランティアによる絵本の読み聞かせ会、学芸員と一緒に展示室を巡り、本物の作品を前に子供や親子で会話しながら楽しむ美術鑑賞ツアーなどが行われる予定だ。イベントの詳細やスケジュールについては、うらわ美術館の公式サイトで確認出来る。なお、本展は、うらわ美術館を皮切りに10月29日から12月11日まで岩手県立美術館、2017年1月4日から2月26日まで千葉市美術館、2017年4月8日から5月28日まで足利市立美術館、2017年7月8日から8月27日まで平塚市美術館と、国内の美術館5館を巡回する予定だ。【イベント情報】「BIB 50周年 ブラティスラヴァ世界絵本原画展ー絵本の50年 これまでとこれから―」会場:うらわ美術館住所:埼玉県さいたま市浦和区仲町2丁目5番1号 浦和センチュリーシティー3階会期:7月9日~8月31日時間:10:00~17:00※土、日曜日は20:00まで※入場は閉館の30分前まで料金:一般610円、大高生410円、中小生無料休館日:月曜日(7月18日は開館)、7月19日
2016年06月28日「今日はこれを着ようね」「イヤイヤ!」「そろそろ行こうか」「イヤイヤ!」…。魔のイヤイヤ期が到来すると頭の中では「冷静に」と思っても、ついイライラしてしまいますよね。いつも以上に手間がかかり、うまくことが運ばない子育て中、ちょっと絵本でひと息いれてみてはいかがでしょう。子ども自身に問いかけたり、子どもへの接し方について考えさせられたりする、おすすめの絵本を編集部が厳選! ぜひ参考にしてみてください。■にゃんこちゃん えほん(4) いやいや にゃんこ絵・文:ひがしくんぺい/出版社:復刊ドットコム 「にゃんこちゃん えほん(4) いやいや にゃんこ」(絵本ナビ紹介ページ) お風呂がきらい、あるいはすぐに入ろうとしない子におすすめのお風呂絵本。最初はお風呂を嫌がっていたにゃんこも、ちょっと不気味な魔法使いのおばあさんがやりたい放題してきて…。冒頭で登場する石けん遊びのシーンに心奪われつつ、お風呂に入る気持ち良さをわかりやすく伝えてくれます。■いやだいやだ作・絵:せな けいこ/出版社:福音館書店 「いやだいやだ」(絵本ナビ紹介ページ) 主人公のルルちゃんはどんなことにも「いやだいやだ」。そんなルルちゃんにママも「いやだいやだ」することに。大好きなおやつも、たいようさんも「いやだいやだ」になったら、ルルちゃんはどうする? 読み手に問いかけたまま、物語は終わります。ママの感じ方や子どもの受け取り方も実にさまざま! 多くのレビューがあるので「どんな子どもに」「どうなってほしいときに」読むといいか、参考になりますよ。■スージー・ズー いやいやウィッツィー作・絵:スージー・スパッフォード/訳・文:三原 泉/出版社:BL出版 「スージー・ズー いやいやウィッツィー」(絵本ナビ紹介ページ) 人気の愛されキャラクター、スージー・ズーのシリーズです。今回の主役は「イヤイヤ」ばかりするウィッツィー。首をぶんぶんと振るシーンがとてもかわいらしく、イヤイヤすること自体が楽しくなっている様子が、自分の子どもと重なって見える人もいるのでは? 仲間たちが「どうしたら一緒に遊べるかな?」と考えるところに優しさを感じてほっこり…。子どもへの接し方として、ひとつの参考になるかもしれませんね。 ■だめだめママだめ!作:天野 慶/絵:はまの ゆか/出版社:ほるぷ出版 「だめだめママだめ!」(絵本ナビ紹介ページ) ママが子どもに「だめ!」と言い聞かせる絵本なのかな? と思いきや、実際は真逆のお話。ある日突然、部屋は散らかしっぱなし、食べたいものだけ飲み食いして、服もはちゃめちゃ、気の向くままに行動するママに…。そんなママにぼくは何度も「だめー!」と叫ぶ始末。読み聞かせをされた子どもたちは「ママがこんなことするなんて!」という驚きとわくわく感でいっぱいに! 立場を逆転させたおもしろさの中に、感慨深さがある1冊です。■おばけのやだもん作・絵:ひらのゆきこ/出版社:教育画劇 「おばけのやだもん」(絵本ナビ紹介ページ) やだやだする子にまとわりつくおばけ「やだもん」のお話です。とりつかれると、ちょっと目つきの悪い「やだもん顔」になってしまうところが笑えます。子どもにとってはちょっぴり恐ろしいのか、やだもんにとりつかれないように「イヤイヤ」が少しだけおさまった! という子もいるよう。やだもんの「駄々っ子」探しは今日も続いているようです。「イヤイヤ」するのがとにかく気に入っている子、こだわりがある子、わがままを言いたい子…。イヤイヤ期を経験していないほうが珍しいですし、ママ自身も子どもの頃、きっとこの「イヤイヤ期」を通ってきたはず。「今はそういう時期」と割り切る潔さも必要かもしれませんが、子どもの心によりそった絵本を選ぶことで、心境の変化が見られることも。ゆるりと子どもの「イヤイヤ期」をやり過ごす、手助けの1冊となりますように。データ協力: 絵本ナビ
2016年06月16日子どもといっしょに絵本を読む時間は、親子の絆を深める大切なひととき。でも、同じ絵本ばかりで飽きてしまう、どんな絵本を買えばいいかわからないとお悩みの方もいることでしょう。そんなときは、絵本カフェがオススメです。バラエティ豊かな絵本がそろうカフェなら、お気にいりの1冊と出会えるかも。東京と神奈川のステキな絵本カフェを紹介します。■ティール・グリーンinシード・ヴィレッジ(東京都大田区)閑静な住宅街にあるかわいらしいお店。エントランスには四季を感じさせる花が咲きほこり、心おどります。店内に入るとたくさんの絵本が! 「本との出会いをここちよく」をモットーにつくられた空間には、国内外選りすぐりの絵本や児童書が集められています。よく見ると小さなテーブルとイスが置かれたコーナーがあり、子どもがお気に入りの絵本をゆっくり読むことができます。小さな中庭をはさんだところにあるカフェスペースでは、白壁の落ちついた空間で絵本を読みながら、大人も子どももゆったりとお茶を楽しめます。人気メニューは、くるみのクッキー(3コ)180円、紅茶ゼリー280円。紅茶とコーヒーは450円~。キッズメニューのジュース(リンゴ・オレンジ)120円~もありますよ。中庭やカフェスペースではさまざまなイベントも開催されています。お話の会やコンサートのほか、お絵描きやフェルト教室などのワークショップも毎回大盛況です。絵本の取り寄せや郵送もしてくれるので、読みたい絵本があればたずねてみてはいかがでしょう。ティール・グリーンinシード・ヴィレッジ東京都大田区千鳥2-30-1tel.03-5482-7871open.11:00~18:00月・第2火定休東急多摩川線 武蔵新田駅より徒歩約4分■うみべのえほんや ツバメ号(神奈川県横須賀市)海の色をおもわせる水色の扉をあけると、たくさんの絵本と物語のキャラクターたちが迎えてくれます。まるで絵本の世界にトリップしたような雰囲気。ここは、常時1,000冊以上の絵本が置いてある絵本専門店。子どもから大人まで楽しめるものばかりです。ドリンクやフードを注文したら、カフェスペースで自由に絵本を読めます。販売もしているため、気にいった絵本をおうちに連れて帰ることもできます。小さな子ども用のイスや絵本の話にあわせて遊べる木のおもちゃもあり、幼い子どもも飽きずに楽しめそう。料理やスイーツはすべて手づくり。キッシュとスコーンのランチセット(サラダ・スープ付き)850円、全粒粉・くるみ入りワッフル(バニラアイス・生クリームのせ)600円、カスタードプリン310円が人気です。挽きたての豆を1杯ずつハンドドリップで淹れる香り高いコーヒーや、授乳中のママも安心して飲めるカフェインレスのデカフェもありますよ。2階は木のぬくもりが心地よいギャラリーになっていて、絵本の原画展やおはなし会、絵本作家さんのイベント、ワークショップなども開催されています。 うみべのえほんや ツバメ号神奈川県横須賀市津久井1-24-21tel. 046-884-8661open.10:00〜19:00水・木定休京急線 津久井浜駅より徒歩約1分絵本は子どもの脳や情緒の発達にとてもいいと言われています。最近では、大人への癒やしの効果も注目されています。育児や家事、仕事でハードな毎日を送るママにはもちろん、忙しい女性たちにとって心の栄養スポットになりそうです。
2016年06月10日子どもに絵本を読んでいるうちにグッときて、思わず涙ぐんでしまったことはありませんか? 「ママって泣き虫!」と、子どもから言われることもあるように、涙を誘うツボは大人のほうが多く持っているのかも…。そこで今回は 絵本ナビ の人気順に涙腺が思わずゆるむ「ママが泣ける絵本」をご紹介します。ハンカチの準備はよろしいでしょうか(笑)。■おへそのあな作:長谷川 義史/出版社:BL出版 「おへそのあな」(絵本ナビ紹介ページ) 世のママたちから「あの日の感動がよみがえる」と圧倒的な支持を集める1冊。お腹の中にいる赤ちゃんは産まれるその日まで、ママのおへそからみんなの様子を見ています。もうすぐ弟か妹が産まれてくるねと、この絵本を読み聞かせたことで、上の子がお腹の子どもに話しかけるようになったというママも。赤ちゃんからの最後のひとことが気になりますね。■おこだでませんように作:くすのき しげのり/絵:石井 聖岳/出版社:小学館 「おこだでませんように」(絵本ナビ紹介ページ) いつも怒られているぼくが何もいわないのは理由があるんだ。叱られて、怒られて、七夕の日に短冊にかいた「おこだでませんように」。どうしていつも怒られるようなことばっかりするの? と思ってしまう私も、子どもの立場になってみると「なんで怒られなきゃならないの?」と真逆の感想を抱くことにハッとさせられます。できなかったことじゃなく、どう思ったか、どう感じていたかを知ろうと思えるママになりたい! と強く思う秀作です。■100万回生きたねこ作・絵:佐野 洋子/出版社:講談社 「100万回生きたねこ」(絵本ナビ紹介ページ) 知っている人も多い、深く心に刺さるロングセラー。自分より大切なもの、その存在を持っていることこそが幸せだった、と気づける絵本です。人生とは、この絵本と同様、「本当の幸せとは何か」を探し続けることなのかもしれませんね。子どもが自分と同じ大人になっても、いつまでもそばに置いておきたい1冊です。 ■ちいさなあなたへ作:アリスン・マギー/絵:ピーター・レイノルズ/訳:なかがわ ちひろ/出版社:主婦の友社 「ちいさなあなたへ」(絵本ナビ紹介ページ) 子どもの成長はあっという間。毎日ぺったりとくっついていた赤ちゃん時代から、何でもひとりでできるようになり、そこからいつかは巣だっていく。ママ自身がそうだったように、子どももまた自分だけの道を歩いていきます。命の流れをシンプルに描いた様子は寂しいようで誇らしい! 感慨深い1冊です。■あかり作:林 木林/絵:岡田 千晶/出版社:光村教育図書 「あかり」(絵本ナビ紹介ページ) 家族の優しい時間に灯されてきた、あたたかいろうそくの灯。心を和ませる灯に見守られながら成長していく女の子。反比例するように小さく小さくなっていくろうそくに、なんともいえない切なさを感じながら、「ありがとう」とささやきたくなる1冊です。出産してから涙腺が弱くなった、とよく聞きますが、実際に私もそうなりました。命の尊さ、子どもの成長、幸せの存在…。絵本のことばはどれも優しく、あたたかいものばかりです。読み聞かせ中も「きょとん」としている、小さなお子さんをお持ちのママも、泣ける気持ちを子どもと共有できるようになるときが待ち遠しいですね。データ協力: 絵本ナビ
2016年06月09日いつの時代も子どもたちに愛され続ける「はたらく乗り物」。電車や工事車両などシリーズ化された乗り物絵本は本屋さんでも大人気! たくさんの種類があるので「どれを選べばいいの?」と悩んでしまうママもいますよね。そこで、編集部イチオシの「男の子が大好きな乗り物絵本」をご紹介! 見たことのない、わくわくする景色を楽しめるものや、生活を便利にする、はたらく車たちのリアルな描写など、存分に乗り物が楽しめる絵本を厳選してお届けします。■おでかけ版 新幹線のたび with English作・絵:コマヤスカン/出版社:講談社 「おでかけ版 新幹線のたび with English」(絵本ナビ紹介ページ) 青森から鹿児島まで、はるかちゃんとお父さんの日本縦断の旅にお供できる1冊。まるで新幹線の車窓風景のように、地形や山々、湖、半島などが解説付きで楽しめます。旅行が難しいときには旅行した気分になれますし、子連れ旅行のガイドブックにもおすすめです!■しんかんせんでいこう 日本列島 北から南へ作・絵:間瀬 なおかた/出版社:ひさかたチャイルド 「しんかんせんでいこう 日本列島 北から南へ」(絵本ナビ紹介ページ) 北海道から九州までつながった新幹線! この絵本では、はじめから読むと北海道→九州、おわりから読むと九州→北海道と、どちらから読んでもつながるように書かれており、出発地の異なる2通りの新幹線の旅を楽しむことができます。新幹線だけでなく、各地の在来線や私鉄まで細かく描かれている、電車好きにはたまらない絵本です。■どうろこうじのくるま作・絵:こわせ もりやす/出版社:偕成社 「どうろこうじのくるま」(絵本ナビ紹介ページ) はたらく車好きの子どもにとって、車には「まえ」「うしろ」「よこ」と、それぞれ違った魅力があるようです。アームの先についた「バゲット」や「うんてんせき」「ナンバープレート」など役割の説明もあり、正確に描かれた車体がとてもクールでかっこいい! と、ママたちからも高い評価を得ているようです。 ■くうこうで はたらくくるま作・絵:こもり まこと/出版社:教育画劇 「くうこうで はたらくくるま」(絵本ナビ紹介ページ) 飛行場には飛行機だけでなく、給油車にトーイングカー、空港バスなど、たくさんのはたらく車がいます。こうしたはたらく車のサポートがあってこそ、飛行機も安全に飛び立つことができるんだ、と学ぶことができますね。パイロットを目指すお子さんにもぴったりです!■おやすみ、はたらくくるまたち文:シェリー・ダスキー・リンカー/絵:トム・リヒテンヘルド/訳:福本 友美子/出版社:ひさかたチャイルド 「おやすみ、はたらくくるまたち」(絵本ナビ紹介ページ) 乗り物好きな子どもを興奮させることなく眠りへと誘う「おやすみ絵本」。昼間は元気に働く車も、日が沈むころには仕事を終え、お気に入りのぬいぐるみを抱っこして、布団をかけてスヤスヤ…。「僕(私)と同じように車たちも眠るんだ!」と驚く子どもに、ほっこりさせられるかも。優しいタッチのイラストと、眠りにつこうとする車たちの様子に自然と眠気をさそわれる… そんな1冊となっています。今回ご紹介した乗り物が登場する絵本には、子どもの好奇心を刺激する内容がたくさん盛り込まれています。好きなものを楽しみながら、自然と知識が身につくのは親としても喜ばしいことですよね。細かな部分がわかりやすいように描写を繊細にしたり、あらゆる角度からの表情をとらえてみたり、絵本を読んだ後で乗り物が「もっと好きになる」お子さんも少なくないはず! 乗り物好きになる最初の絵本にもおすすめです。データ協力: 絵本ナビ
2016年06月02日最初のうちは大人の手を借りてばかりだったのに、いつのまにかいろんなことができるようになる子どもたち。私たち大人にも、できないことができる瞬間を後ろからそっと見守る日がやってきます。そこで、 絵本ナビ 協力のもと、編集部が子どもの「やってみよう!」をうまく育てる絵本を探してみました。きっと、子どものやる気を引き出す1冊となってくれるはずです。■そっと作:瀧村 有子/絵:まるやま あやこ/出版社:PHP研究所 「そっと」(絵本ナビ紹介ページ) 3歳の「りっちゃん」はママのまねがしたくてたまりません。牛乳を運ぶとき、猫を抱っこするとき、うまくできなくてがっかりする「りっちゃん」。加減のわからない子どもが「そっと」やるってとても難しいことなんだなぁ、と改めて感じさせてくれる1冊です。どんどん「そっと」がうまくなるりっちゃんですが、がっくりきているときの表情も愛らしいですよ。■ようちえんにいきたいな作:アンバー・スチュアート/絵:レイン・マーロウ/訳:ささやまゆうこ/出版社:徳間書店 「ようちえんにいきたいな」(絵本ナビ紹介ページ) ひよこのピヨくんはようちえんに通うことを夢見ていました。でも、いざ行くとなるとなんだか不安に…。初めての場所、初めての体験はドキドキするし、心配にもなりますよね。自分の羽をバッグにしのばせて、子どもに安心と勇気を与えたお母さんの気持ちがよくわかり、ママはなんだか涙ぐんでしまう1冊。入園前の読み聞かせにもおすすめです。■まかしとき!作:くすのき しげのり/絵:のしさやか/出版社:フレーベル館 「まかしとき!」(絵本ナビ紹介ページ) お手伝いがテーマの「子どものやる気」を応援してくれるこちらの絵本は主人公・ななえちゃんの愛嬌たっぷりの関西弁がクセになる1冊です。うまくいかなくたって、気持ちはちゃんと伝わるもの。家族への愛情がたっぷりで、いつのまにか、ななえちゃんの家族の一員になったような気分が味わえます。 ■ななちゃんのおきがえ作:つがね ちかこ/出版社:赤ちゃんとママ社 「ななちゃんのおきがえ」(絵本ナビ紹介ページ) おばあちゃんから届いたすてきなカーディガン。「僕たち、私たちも一緒に着て!」とタンスから飛び出してくる洋服たち。まだ上手におきがえできないななちゃんはころんだり、前後ろ逆に着てしまったり…。悪戦苦闘しながらも、すてきにコーディネートしていきます。洋服にきちんと「くん」「さん」「ちゃん」と名前をつけてあげる様子もほほえましい! おきがえを練習中のお子さんと一緒に、ななちゃんを応援しましょう!■その気になった!作:五味 太郎/出版社:絵本館 「その気になった!」(絵本ナビ紹介ページ) なりたいものになりたいから、形からはいってみる。そうしたら見事「その気になった!」でも、その気になっただけじゃあできないこともある。簡単な文章に、深い意味が隠されている大人もしみじみする1冊。「自分」がしっくりくる最後の場面は、気持ちがすうっと落ちるところに落ちた気分になります。「自分」があるから「その気にもなれる」のかもしれませんね。初めはうまくいかなくて不安になり、回り道もたくさん。でも、やってみたらもう怖くない。新しい発見や、感じたことのない喜びを絵本の中の子どもたちは経験することができたようです。それもこれもみんな「頑張ったから」。子どもが頑張ったそのときは、いつでもめいいっぱい抱きしめてあげたいものですね。データ協力: 絵本ナビ
2016年05月26日子どもが生まれて間もない頃、言葉が話せない息子との遊び方に悩まされる時期がありました。そんなときに私が助けられたのが「絵本」です。おすすめの3冊とともに、0歳児へ絵本を読み聞かせるときのコツや、1冊の絵本を通じて感じる子どもの成長を紹介します。■赤ちゃん絵本の定番「いないいないばあ」『 いないいないばあ(松谷みよ子あかちゃんの本) 』(文・松谷みよ子、絵・瀬川康男/童心社)発売から48年、約560万部を超える日本で最も売れている絵本のひとつ。クマやネコ、ネズミなどの動物が「いないいないばあ」をするシンプルな絵本です。私は、息子が生後2ヶ月の頃からこの絵本を読み聞かせていました。2ヶ月くらいの赤ちゃんは、まだ寝たきりの体制なので、自分も子どもの横に寝そべって読んでいました。前評判では「赤ちゃんが笑う!」と聞いていたのですが、うちの息子ももれなく「キャッキャ」と声を出して笑っていました。絵本のリズム感が楽しかったようです。私と主人は、笑わせるのに必死になって動物ごとに「いないいないばあ」の声色を変えたりしていました。2歳になった今では、自分で絵本をめくるようになりました。まだ、字は読めないのですが、単純な言葉の繰り返しなので内容を覚えているようで、ページをめくりながら「いない~いない~ばあ!」と言っては、手を叩いて喜んでいます。■いろいろな動物の赤ちゃんが登場する「たまごのあかちゃん」『 たまごのあかちゃん 』(文・神沢利子、絵・柳生弦一郎/福音館書店)「たまごの中でかくれんぼしている赤ちゃんはだあれ? 出ておいでよ」と呼びかけると、たまごの中からさまざまな赤ちゃんが出てきます。リズムの良い繰り返しの文章と、かわいくて味のある動物の絵、さまざまな鳴き声が特徴の絵本です。この絵本は、息子が生後3ヶ月ごろ、保育士の友人にプレゼントしてもらった絵本です。友人の子どもたち(当時2歳と3歳)も大好きで、何度も図書館で借りてきたと言っていました。キャッキャと笑うような絵本ではないのですが、うちの息子も「読んで~」と絵本を持ってくるときに、この絵本を抱えている確率が高いように感じます。絵にハッキリした色を多く使っているので、子どもの目にも見やすいようです。また、リズム感の良い言葉の繰り返しは、読む側としてもとても読みやすいです。 赤ちゃんのときの反応は、じっと絵本を見つめている、という感じで「興味深いのかしら」という印象でした。1歳半ごろになると、たまごから出てきたあかちゃんに「こんちゃ~(こんにちは)」とペコっと頭を下げて挨拶をするようになりました。また、2歳になった現在ではたまごの数を数えたり、「ピッピ」など鳴き声を真似たりするようにもなりました。何度も読んでいるうちに、たまごから動物が生まれるという自然の摂理を学べたり、ページごとに異なるたまごの数を数えたりと、子どもの成長を促してくれる要素がたくさん詰まった絵本だなと、あらためてよさを実感するようになりました。■体を動かして遊べる絵本「だるまさん」シリーズ『 だるまさんが 』(作・かがくい ひろし/ブロンズ新社)今、とても売れている赤ちゃん絵本のひとつです。『だるまさんが』『だるまさんの』『だるまさんと』の3冊でシリーズ展開しています。内容は、愛嬌のあるだるまさんが、転んだり、伸びたり、おならをしたりするもので、とてもコミカルで微笑ましい、かわいい絵本です。最初に『だるまさんが』を読んであげたのは、息子が生後3~4ヶ月の頃でした。首がすわり始めて、少しの時間ならお座りができたので、膝に座らせて「だ~る~ま~さ~ん~が~」のリズムに合わせて横に揺れながら読んでいました。絵本に喜んでいたのが、膝の上でゆらゆらすることに喜んでいたのかはわかりませんが、その反応がとても良くて、ゲラゲラ笑ってくれていました。1歳を過ぎた頃から、さらに『だるまさんが』を大好きになった息子。だるまさんの真似をして、転んだり、伸びたりしながら絵本遊びを楽しんでいます。また、『だるまさんと』の真似をして「ギュッ」と抱きついてくれたりするので、母親にとってもキュンとくる絵本です。現在2歳の息子は、0歳のときに初めて手にした絵本を今でも喜んで読んでいます。子どもへの誕生日プレゼントや友人への出産祝いに、かわいい絵本を贈ってみてはいかがでしょうか。(あまみや<OFFICE-SANGA>)
2016年04月28日【ママからのご相談】1歳児のママです。ママ友が、3か月健診のときにブックスタートとして絵本をプレゼントされたと言っていました。私も子どもには読み聞かせをしてあげたいし、一緒に絵本を読む時間を作りたいとも思っています。でも絵本の選び方がわからなくて、悩んでいます。●A. 親の意図より、“運”と“子どもの興味”に任せるのがポイントかも!こんにちは、ライターの佐原チハルです。“ブックスタート”をはじめ、読みきかせの大切さや、子どもと“本”との出会いの重要性については、耳にすることも多いですね。一方で、興味関心の方向が多彩に存在し、また集中力も未発達な子どもにぴったりの絵本を探す、というのは、とても難しいものです。そこで今回は、「私はこうしたよ!」という先輩ママさんたちのアドバイスの声を、いくつかご紹介してみたいと思います。●初めての“絵本選び”のヒント3つ●(1)プロに任せる『司書をやっているママ友さんから聞いたオススメを全面的に採用すると決めておいた』(30代・3歳児のママ)『夫のお母さんから、「1年間、月に1冊絵本が届く」っていうプレゼントをもらった。本によって興味を示したもの・そうでなかったものの差はあったけど、本の存在がとても身近になったのはとてもよかった』(20代・3歳児のママ)“選書”は、こだわろうと思えば思うほど、知識や技術が必要 なものです。専門家や専門のサービスを頼れるというのは、たしかに心強いですね。●(2)子どもに選ばせる『子どもが読むものなんだから、子どもが選ぶのがいいと思う』(30代・2歳児のママ)子どものことは、子ども自身の興味関心・意思・選択を尊重する 、というのは、絵本選びに限らず、大切なことかもしれません。また図書館に関する用語として“セレンディピティ ”という言葉が聞かれることが多くあります。セレンディピティは「偶然に、よりよい幸運的なものと出会う」というものです。「本棚で目的の書籍を探しているうちに、より興味のある、自分にとってより必要としている本に出会えることがある」というような形で言われます。子どもたちが自分で本を探すことで、セレンディピティが起こることもまた、期待できるかもしれませんね。なお、この“子どもに選ばせる”方法については、「対象年齢 については気を使っていた」という声も同時によく聞かれました。『対象年齢って、厳密に守る必要は全然ないと思うけど、1歳児に3歳以上向けの本、みたいのは、たしかに難しいかな。子どもの気持ちも続かない』(30代・3歳児のママ)『対象年齢が上すぎるものを選んでしまって、紙の厚みや強度が足りなくて、すぐに破壊されてしまった』(20代・1歳児のママ)●(3)図書館・子ども広場を利用する『近所の図書館でやっていた読みきかせにできるだけ参加するようにしていた。家では特にしていない』(30代・4歳児のママ)『子育て支援広場が近くにあるので、毎日のように通っている。絵本の種類もたくさんあったし、よく顔を合わせるお友達もできた』(20代・1歳児のママ)図書館などの公共施設の場合、・専門の職員 に聞ける・顔見知りができやすい・無料 でたくさんの本に触れられるなど、さまざまなメリットがありますね。『読みきかせで反応のよかった本を買うようにしていた。子どもの反応がいい作品だってのが確実だし、家で私が読み聞かせるときも、私自身も読みきかせのお手本を既に聞いているので、コツがつかみやすくてよかった』(40代・2歳児のママ)----------絵本の選び方には、苦労をしている方も多いようでした。とはいえ、本に親しむ経験は、“学習”を始める基礎としても、その子の生きる力のためにも、大切になってくることがあります。いろいろな方法を試しつつ、楽しい出会いを提供してあげたいですね。●ライター/佐原チハル(フリーライター)●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)
2016年04月17日前回 、子どもが英語力を身につけるためには、英語の絵本が必要不可欠というお話をしました。今回は英語を勉強したことのないお子さんでも楽しめる絵本を、バイリンガル育児コンサルタントの山田日弓さんにご紹介いただきます。おすすめの英語絵本&CD付き英語絵本※タイトル横のカッコ内の数字は興味を持ちやすい年齢の参考として記載していますが、どの絵本も0歳からの読み聞かせが可能です。また英語のレベルが高くないお子さんでしたら、もっと高い年齢でも利用できます。・『 Quiet Loud 』(0歳~3歳または英語初心者向け)子どもたちに大人気のシリーズ絵本です。左ページに「Quiet(静か)」なこと、右ページに「Loud(うるさい)ことが描かれています。カラフルな絵にユーモアたっぷりの内容で、大人でもクスッと笑ってしまうくらい楽しいですよ。・『 Where's Spot? 』(0歳~3歳または英語初心者向け)お母さん犬のサリーが、子ども犬のスポットを「どこにいるの?」と探します。洋服ダンスやベッドの下など、スポットがいそうなところは絵をめくれるしかけになっていて、楽しみながら読み進められます。こちらもシリーズ絵本ですので、気に入ったら別のバージョンも読んでみてください。・『 I Spy Little Animals 』(1歳~4歳または英語初心者向け)日本では『ミッケ!』というタイトルで知られているシリーズ絵本です。『ウォーリーをさがせ!』のように絵を探すゲームを楽しみながら、ボキャブラリーを増やすことができます。・『 I Spy a Dinosaur's Eye 』(4歳~8歳または英語初心者向け)同じく『I Spyシリーズ』の絵本です。『I Spy Little Animals』よりも絵が細かく、難易度が高くなっています。・『 Scholastic I Spy Phonics Fun Box Set with Flashcards & CD 』(4歳~8歳または英語初心者向け)同じく『I Spyシリーズ』で、フォニックスファンCD・フラッシュカード付きボックスセットです。・『 See you later, Alligator! 』(4歳~8歳または英語初心者向け)働き者のクロコダイルが、怠け者のアリゲーターにお手伝いをお願いします。でも、アリゲーターはさまざまな理由をつけて断り続けます。指人形がついていて、顔の部分を動かすことができる、とても楽しい本です。私が学長を務めるソレイユ広尾インターナショナルプリスクールの生徒たちは、この本のタイトルを覚えて、先生たちへの挨拶として使っています。英語圏のネイティブは”See you later, Alligator.”を「さよなら、またね」という意味で使います。日本語で言う「さよなら三角、また来て四角」のようなダジャレ感覚です。『 I Want to Be an Astronaut 』(2歳~5歳または英語初心者向け)宇宙飛行士がスペースシャトルに乗って宇宙に行くお話です。ときには宇宙に夢をはせるのもよいですね。3歳~4歳くらいになると、アニメのキャラクターが出てくる絵本も楽しめます。英語のアニメを親子で見ておくと、発音が耳に残り、絵本を読んであげやすくなるでしょう。英語の絵本はユーモアを取り入れたものが多く、子どもはもちろん大人も楽しめる点がいいですね。絵本を読む時間を、親子の大切なふれあいタイムとして楽しんでください。今回取材に協力してくださったのは山田 日弓(やまだ ひゆみ)さんソレイユインターナショナルスクール学長。東大法学部卒。米国デューク大学ロースクール修士。米国コロンビア大学プロフェッショナルフェロー。外資系企業(GE)などを経て現職に。自身の経験や、バイリンガル研究の成果を元に、バイリンガル育児コンサルタントとして活躍中。■0歳からのバイリンガル育成スクール Soleilis(ソレイユインターナショナルスクール) ■ブログ「 年収3000万円以上の子供を育てる方法 」
2016年03月29日忙しい毎日を過ごし「疲れたなぁ…」と思うとき。ふと立ち止まるように絵本を読んでみるのはいかがでしょうか?子どもの頃に親しんだ絵本も、大人になってから開くとまた違った魅力を発見できるかもしれません。絵本ならではの心に響く絵や優しい言葉は、普段見失いがちの大切なことも気づかせてくれるはず。そんな絵本の中から、オススメの作品を5冊ご紹介しましょう。独特の幻想的なタッチで、メルヘンな世界へPhoto by amazon『金曜日の砂糖ちゃん』絵本作家の酒井駒子さんが描く優しい独特なタッチの絵を充分に堪能できるのが、『金曜日の砂糖ちゃん』。表題作のほか、『草のオルガン』『夜と夜のあいだに』が収録されています。少ない色数で描かれたイラストと優しい言葉で綴られたページは、とても静寂に満ちていて、まるで映画を見ているようなゆったりと穏やかな気持ちにしてくれますよ。疲れて帰ってきた金曜日の夜に、一人静かに温かいお茶を飲みながらページを捲りたい、そんな作品です。不思議な世界へ連れて行ってくれる、映画化もされた名作Photo by amazon「かいじゅうたちのいるところ」やんちゃな少年マックスがお母さんに怒られた後、一人でかいじゅうの国を探しに行くお話。マックスがかいじゅうたちがたくさんいる国で王様になるという展開は、大人が読んでも夢中になるはず!かいじゅうたちは、みんな個性豊かな姿をしていてちょっぴり怖いけど、とっても愛嬌があって◎。そんな魅力的なストーリーとキャラクターが相まって、童心に帰って絵本の世界に引き込まれていきます。静かな気持ちで、しあわせな眠りにつける絵本Photo by アノニマ・スタジオ『おやすみなさい』静かな森で夜の時間を過ごす、動物の親子や植物たちが描かれています。穏やかな語り口で「おやすみなさい」とお母さんが繰り返してくれるような、優しい雰囲気につつまれている絵本です。ミュージシャンのカヒミ カリィさんの翻訳はリズムがよく、つい声に出して読みたくなるほど。ページをめくるごとに夜の時間を表す背景の紺色が、深い色合いになっていく表現も素敵!ベッドで読めば、静かな眠りにつくことができるはず……。大人だって勇気が欲しい!そんなときに読みたい一冊Photo by amazon『ラチとらいおん』弱虫のラチの元にやってきた小さならいおん。ラチはらいおんのおかげで、ちょっとずつ成長していきます。最初とは比べものにならないほど強くなった姿に、思わず拍手を送りたくなるほど。らいおんのキュートさにも癒されること間違いなしです!弱虫のラチに自分を重ね、らいおんの言葉に勇気づけられるはず。些細な仕事の失敗でクヨクヨしているときなどに、ぜひ読んでみて欲しい一冊ですね。働くこと以外にも、きっと大切なことがあるPhoto by amazon『フレデリック―ちょっとかわったのねずみのはなし』フレデリックはちょっと変わったねずみ。周りのねずみたちが冬に備えて木の実などをあくせくと集めている中、フレデリックだけはじっとしていて何もしていないように見えたけど……。やがて冬が来たとき、ねずみたちはフレデリックがじっとしながら集めていた「いろ」や「ことば」に救われます。レオ・レオニの特徴ある可愛らしい切り絵で描かれたこの絵本は、生きていく上で必要なのは働くことだけではないこと、豊かになるために必要なことを教えてくれます。仕事ばかりで疲れ果てているときに、ふと立ち止まってみるために、この絵本を開いてみてはいかがでしょうか。皆さんも今回ご紹介した絵本を読んで、日々の疲れた心を癒やしてみてくださいね。
2016年03月26日スマホやタブレットで絵本が読めるサービスはいくつもあります。しかし、収録されている絵本は、昔ばなしや世界名作童話など。もちろん、それらも十分魅力的ですが、本音を言えば子どもたちが普段手にしている人気の絵本をスマホで読めたら…と思いませんか? 「いつも読んでいる絵本」がスマホで読めるそんなパパやママに朗報です。『バムとケロ』シリーズや『キャベツくん』など、市販の名作絵本がスマホやタブレット(※)で読み放題になるサービスがスタートしました。(※)PCで読むことはできません。絵本の情報・通販サイトを運営する株式会社絵本ナビが提供している「絵本ナビ プレミアムサービス」。そのサービスに、日本で初めてとなる「市販絵本のデジタル読み放題」が、2016年2月2日より新たに追加されました( プレスリリース )。サービス開始時点の読み放題作品は55作品。『バムとケロ』シリーズや『キャベツくん』『ちびくろ・さんぼ』『いろいろバス』といった、読み継がれている定番絵本や最新の人気絵本など市販の絵本が提供されています。お気に入りの絵本を持ち歩けば、お出かけ中も安心スマホの画面で見ると、少し小さく、読みにくく感じられるかもしれませんが、スマホの画面を横にすれば、じゅうぶん読むことができます。もちろん拡大もできるので、必要に応じて大きくしたり、ページ全体を眺めたりして楽しめます。月額料金は275円+税。支払いはクレジットカード、もしくは携帯料金と一緒に支払うことも可能です。また、NTTドコモの運営する「スゴ得コンテンツ」の会員であれば、追加料金なしで市販絵本の読み放題サービスを利用することができます。子どもの大好きな絵本をいつでも持ち歩けると、お出かけの不安も荷物も減って、助かりますね。・ 絵本ナビ プレミアムサービス
2016年02月06日NTTドコモは、同社提供の有料コンテンツサービス「スゴ得コンテンツ」において、絵本が読み放題となる「絵本ナビプレミアム for スゴ得」を2日より提供する。「スゴ得コンテンツ」の利用料金は月額380円(税別)。「絵本ナビプレミアム for スゴ得」は、絵本ナビが「スゴ得コンテンツ」向けに提供する絵本の読み放題サービス。電子書籍だけでなく、絵本をもとにした動画「絵本ムービー」(3月上旬配信予定)や、児童書に関するニュースやコラムも閲覧できる。サービス開始時の読み放題作品は、「バムとケロのにちようび」(作: 島田ゆか/文溪堂)や、「いろいろ バス」(作: ツペラ ツペラ/大日本図書)など55作品。毎月20から50作品が追加されていく。「絵本ムービー」は、「はらぺこあおむし」(作: エリック・カール、訳: もりひさし/偕成社)、「わたしのワンピース」(作: 西巻茅子/こぐま社)など30作品。こちらは、毎月3から5作品が追加されるという。対応機種は、Android 2.3以降、iOS 5.0以降を搭載したドコモのスマートフォン、タブレット。
2016年02月01日絵本の読み聞かせ中に子どもが大笑いをして「この絵本、ツボにはいってるな~」なんて思ったことはありませんか? 笑いのツボは人それぞれですが、子どもたちの笑顔を引き出そう、楽しませようと工夫がこらされた絵本はたくさん存在します。今回は 絵本ナビ 協力のもと、編集部から「笑いがとまらない! ユーモア絵本」をご紹介しましょう。1位 だるまさんが作:かがくい ひろし/出版社:ブロンズ新社 「だるまさんが」(絵本ナビ紹介ページ) ぼかしのはいった色合いが優しい気持ちを呼び起こす、だるまさんが主人公の絵本です。手足のあるだるまさんが重たそうなお腹を精いっぱい持ちあげて、お相撲さんのようにシコを踏む姿が愛らしい! その一方、笑顔でおならをする姿に思わずこちらも笑ってしまいます。特にストーリーがあるわけではありませんが、小さな赤ちゃんをも笑顔にするユーモア力のある1冊です。2位 キャベツくん作・絵:長 新太/出版社:文研出版 「キャベツくん」(絵本ナビ紹介ページ) 日本の絵本賞「絵本にっぽん大賞」を受賞している作品。おなかがすいたブタヤマさんがキャベツくんを食べようとすると「ぼくをたべるとキャベツになるよ!」といわれてしまいます。空には体のどこかがキャベツになってしまった動物たちの姿が…。独特の世界観がありますが、ブタヤマさんの「ブキャ!」という叫び声は子どものツボにはまるよう。親子で「ブキャブキャ」言い合いながら笑顔で楽しめる1冊となっています。3位 いいからいいから作:長谷川 義史/出版社:絵本館 「いいからいいから」(絵本ナビ紹介ページ) 新品のパンツをすすめられたかみなりのお父さんが「パンツまでは…」と汗をかいて恐縮する、大人もニヤッとしてしまうシーンがちりばめられています。おじいちゃん特有のおおらかさが絵本中からにじみでており、何も考えていないようで人への思いやりにあふれたあたたかさに、笑いながらじーんときてしまうことも。「物怖じしてしまうわが子も絵本のセリフを交えた『いいからいいから、またやってみよう』という言葉がけで、前向きに取り組むようになった」というレビューもありました!4位 ぶたのたね作:佐々木 マキ/出版社:絵本館 「ぶたのたね」(絵本ナビ紹介ページ) ぶたよりも走るのが遅いおおかみが主人公の絵本。追いつくことができないので今まで一度もぶたを食べたことがない…。そこで登場するきつねはかせから「もっといいものをあげよう」といわれたおおかみ。動物と研究室という異質な組み合わせが新鮮です。もらった「ぶたのたね」を植え、ぶたの木を見事に育てたおおかみは果たして無事に(?)ぶたを食べることができるのか? 何が起こるか想像もできないわくわく感に包まれる1冊に仕上がっています。5位 ほげちゃん作:やぎ たみこ/出版社:偕成社 「ほげちゃん」(絵本ナビ紹介ページ) ある日やってきた青色の不思議なぬいぐるみ・ほげちゃんは家族の一員としてみんなから愛されています。決して愛らしい見た目じゃないのに思わず手にとってしまう憎めないキャラキターのほげちゃんはある日、おうちに置いてけぼりにされてしまいます。そこでほげちゃんがとった意外な行動とは…?子どもはお気に入りでも汚してしまったり、握りつぶしてしまったりすることがよくありますよね。丁寧に扱ってあげないと、時には思わぬ反感をかっていることも。ものを大事に扱う意味を知る、キッカケになるかもしれませんね。思わず親子で笑ってしまう、ユーモアのある絵本をご紹介しました。読んで笑顔になれる絵本が見つかったら、お守りのように大事にしていきたいですね!データ協力: 絵本ナビ
2016年01月08日