人工妊娠中絶を必要とする女性たちを救うために、自らの危険もかえりみず活動していた女性団体「ジェーン」を描いた映画『コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー』。本作でメガホンをとった、『キャロル』の脚本で第88回アカデミー賞脚色賞にノミネートされたフィリス・ナジーが、60年代のアメリカをリアルに映し出すために徹底したという美術や衣装、撮影技法について明かした。また、今回併せて、エリザベス・バンクス演じる主人公・ジョイが「ジェーン」の活動に参加する日常をきり取った場面写真が解禁。アメリカ・シカゴで裕福な家庭の主婦として暮らしていたジョイは、ある日、妊娠をきっかけに活動団体「ジェーン」と出会う。「ジェーン」によって命を救われたジョイは、自身もその一員となって活動に参加するように。ジョイはかつての自分と同じ立場である中絶を必要とする女性たちを救おうと「ジェーン」の一員として主体的に活動していく姿が描かれているが、そんなジョイの変化はファッションにも表れている。「私は、当時の人々が、どのような服を着て、どのような家に住み、どのような家具を揃えたかを見せたかったのです。60年代がどんな時代だったかという神話を決して鵜呑みにしないように気をつけました」と、1960年代をノスタルジックな雰囲気で架空の世界にはせず、実話ベースの本作だからこそリアリティを追及したという。本作の衣装を担当したのは、映画『ミセス・ハリス、パリへ行く』でナジーと仕事をしたジュリー・ワイスだ。解禁となった場面写真1点目では、茶色いスエードのアウターに、グレーのスラックスと茶色いパンプスを履いたジョイが、「ジェーン」の活動を共にする医師のディーンと一服するカット。「ジェーン」の活動に参加する前のジョイは、きらびやかなパーティドレス姿やスカート姿が印象的だが、活動に参加するようになってからは、解禁された写真のようなスタイリッシュな印象のファッションが多くなる。こうした登場人物たちの衣装は、ナジー監督が衣装担当のワイスと話しあって決めたと話し、「衣装というのは、『どのような生活をしているのか』、『どのような経済的地位にいるのか』、『どのようなことを希求しているのか』などを語ることができるもので、つまりキャラクターの情報を読み取ることができるものです」と、衣装が映画にもたらす影響について話している。また、キャラクターがどこで買い物をして、どこで服を買うのかという背景まで考えられているという。「初めてジョイが患者に手術を行うシーンではエプロンを着ることによって、“自分事として行為に及んでいる”ということを表明していることが伝わるように描いています」と語る。2点目は、ベージュのトレンチコートにマフラーを首に巻いて、太めのデニムパンツを履き、手には茶色いレザーのバッグを持っている活動的な姿をとらえた写真。ナジー監督は「今回のジョイの衣装に関して言うとやはり彼女の潜在的な意識が、服装に滲み出ていると思います」と、気持ちの変化がファッションに投影されている。さらに、本作の撮影監督を務めるグレタ・ゾズラと初めて会ったときから、本作に対する明確なビジョンを持っていたというナジー監督は、衣装だけでなく、美術や撮影技法にもこだわっている。「その時代の終わりに幼い子供だった者として、私たちがよくスクリーンで見るような美しく豪華なものは、私が認識している世界ではないとわかっていました」と自身も幼少期を過ごした60年代の街並みや、人々の暮らしを表現するためにはリアリティを追求したという。本作で描かれている1960年代のシカゴを再現するうえで、製作チームはまず50年前のシカゴのような街を探し、当時を彷彿とさせるコネチカット州ハートフォードにその場所を見つけた。「私たちは60年代で撮影しているふりをしたり、ジェーンズのふりをしたりすることから脱却する必要がありました」と撮影するうえで意識していたことについて話している。そんな時代の本質的な部分を映像で表現するため、「16ミリフィルムで撮影することで、フィルムに質感と深みが生まれ、とても寛容になった、それが真実味のあるビジュアルを作る鍵でした」と撮影技法によってこの時代のリアリティを感じさせる映像に仕上げたという。ナジー監督が、実話を基にした本作をよりリアルに描くためにこだわったという衣装や美術、撮影技法にもぜひ注目してほしい。『コール・ジェーンー女性たちの秘密の電話ー』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー 2024年3月22日より全国にて公開©2022 Vintage Park, Inc. All rights reserved.
2024年04月01日エリザベス・バンクスが主演を務める映画『コール・ジェーン -女性たちの秘密の電話-』が公開されている。本作は、1960年代のアメリカを舞台に、人工中絶を希望する女性たちを救う団体“ジェーン”に集った女性たちの物語を描いているが、監督を務めたフィリス・ナジーは単なるサクセスストーリーや、特定の主張のための映画にならないよう時間をかけて制作にあたったようだ。監督に話を聞いた。先ほど本作の概要を紹介したが、映画は意表を突く幕開けだ。カメラが映し出すのは豪華なホテルの廊下を歩く女性の姿。とても静かで穏やかな空間だ。しかし、エリザベス・バンクス演じるこの女性=主人公のジョイが、建物の外で鳴っている音が気になり屋外を覗き込むと、ストリートではデモ隊と警察が一触即発状態! 物語の舞台は1968年だ。「まだ小さかったのですが、1960年代に私はニューヨークのセント・マークス・プレイスというヒッピー運動が盛んな地域に住んでいたのです」とナジー監督は語る。「ですから、幼いながらに政治の力を肌で感じていましたし、この映画ではそれを注入したいと思ったのです。伝統と格式のあるホテルの廊下をヒッチコックの映画に出てきそうな金髪の美女が歩いていると、屋外からノイズが襲いかかってくるイメージです。あの当時はすぐそこに危険があり、緊張感のある時代でした」当時のアメリカはベトナム戦争に対する反戦運動が激化し、若者も女性も自ら声をあげて社会を変えようとしていた。そんな団体のひとつが本作が描く“ジェーン”だ。主人公のジョイはふたり目の子どもを妊娠するが、心臓の病が判明し、自分の命をとるか出産をとるかの選択を迫られる。しかし、中絶は違法のため医師には断られ、彼女は途方に暮れる。そんなある日、ジョイは秘密裏に中絶を手助けする組織”ジェーン”の存在を知る。映画はジョイが“ジェーン”に接触するだけでなく、そこに集う女性たちと共に行動する様が描かれるが、中絶反対論者や男性を敵として描くようなことをしていない。ナジー監督は「描きたかったのは、ジョイの内なる戦いです」と宣言する。「私はハリウッド映画のような展開を信じてないのです。どんな物語であれ、真の戦いがあるとすれば、それは自分の精神との戦い、葛藤だと思います。この映画でジョイは“家庭内で何かしらの役に立っている自分”から“世の中に何かを還元する自分”へと変身しようとしています。そこでは怠惰な自分に打ち勝つ必要があるでしょう。さらに彼女はリアルに自分の命を守るための戦いをしています。中絶をしなければ自分の命に危険がおよぶわけですから。警察が絡む捜査ドラマやマーベル映画にはわかりやすい悪役がいた方が良いと思いますが、この映画ではそういう存在は避けました」監督の“わかりやすい図式を避けたい”という意図は、女性団体“ジェーン”に集うメンバーの表現にも貫かれている。彼女たちは人工中絶を手助けし、地下組織的に活動している集団だが、決して一枚岩ではない。そこに集う人々の境遇や環境、人種はさまざま。ある問題では団結するが、別の問題ではジェーン内部でも激しい論争が巻き起こる。「通常の映画ですと、何かに対して怒りを抱えている人たちが、情熱を注ぎ込むものを見つけて連帯しますよね。でも私はそれは違うと思うんです。私は人間はお互いに衝突を繰り返す中で成長していくものだと思っているので、この映画でもその点は意図して描きました。キャスティングする上では、エキストラも撮影したコネチカット州で実際に活躍している女性たちを起用しました。弁護士だったり、医師だったり、実際に中絶手術を手配している女性たちを起用したのです。彼女たちはそれぞれに意見も違えば、立場も違う。ですから、撮影中はカメラがまわっていない時でも常にいろんな議論が巻き起こっていました。もちろん、そこで衝突が起こるわけですけど、私はそれをあえて抑えることはしないで、映画づくりにいかしたのです」本作は人工中絶についての物語を、事実に基づいて描いた作品だが、その根本には監督の“さまざまな意見を衝突させながら、前進していこう”とする強い意志がある。中絶が賛成か? 反対か? どちらかに加担する人間が理解があって、そうでない人間は許せない、そんな単純な話ではない。映画が終わる瞬間まで、ここにいる女性たちは時に衝突し、時に助け合い、時に同じ時間と場所を共有する。その緊張感と、言葉にならない優しさが作品全体にみなぎっている。『コール・ジェーン -女性たちの秘密の電話-』公開中(C)2022 Vintage Park, Inc. All rights reserved.
2024年03月25日3月22日(金) より公開される映画『コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー』の新たな場面写真が公開された。本作は、女性の人工妊娠中絶の権利について描いた社会派エンタテインメント作品。本作に登場する「ジェーン」は実在した団体で、人工妊娠中絶が違法だった1960年代後半から70年代初頭にかけて、推定12,000人を救ったと言われている。舞台は1968年、アメリカのシカゴ。主婦のジョイは何不自由ない暮らしを送っていたが、2人目の子供の妊娠によって心臓の病気が悪化してしまう。唯一の治療は、妊娠をやめることだと担当医に言われ中絶を申し出るが、中絶が法律的に許されていない時代、地元の病院の責任者である男性全員から「中絶は反対だ」と、拒否されてしまう。そんな中、街で偶然張り紙を見つけ、違法だが安全な中絶手術を提供するアンダーグラウンド団体「ジェーン」にたどり着く。その後、ジョイは「ジェーン」の一員となり、自分と同じ立場で中絶が必要な女性たちを救うために立ち上がる。監督を務めたのは、『キャロル』(2015) で第88回アカデミー賞脚色賞にノミネートされたフィリス・ナジー。プロデューサーは、『ダラス・バイヤーズクラブ』(2015) や『バービー』(2023) など、多くの世界的ヒット作品を生み出し続けているロビー・ブレナー。キャストには、エリザベス・バンクスやシガニー・ウィーバーといった、名実ともに世界トップのキャスト陣が集結。人工妊娠中絶というシリアスな問題を扱いながらも、選択の権利を獲得するために女性たちが団結する物語としてエンタテインメントに昇華させている。公開された場面写真には、主人公のジョイ(エリザベス・バンクス)がカボチャを使用して人工妊娠中絶手術を練習する姿や、手術方法を教わったジョイが免許のない医師として実際に自分の手で初めて施術を行うシーンが収められている。手術シーンについてナジー監督は「手術のやり方をどのように学んだのか?本当に彼女たちが言うように簡単な手術なのか?どんな器具を使ったのか?詳細な部分をきちんと描きました」と細部を忠実に再現できるようにこだわったとコメントしている。併せて、本作を鑑賞した各界の著名人より本作への応援コメントが到着した。<オピニオンコメント>■石川優実(俳優)私たちに今認められていることは、誰かが命懸けで獲得したものなのかもしれない。時代が戻されようとしている今、もう一度考え直すべき問題だ。そして女性たちが闘うには、まずあたたかいパスタと励ましで、心の回復が必須なのだろう。自分の価値を決してジャッジされない安心感、私たちも手に入れたい。■宋美玄(産婦人科医・医学博士)中絶が違法だった時代に助けあった女性たちの物語。中絶をモチーフにした映画の中でも、力強いメッセージが印象的。ごく普通の人が、何も過失がなくても、直面するかもしれない問題であると同時に誰からもジャッジできないことも教えてくれる。理解が広がっていき、支え合う姿が感動的だった。■益若つばさ(モデル・商品プロデューサー)ポップで可愛い世界観とは一変、内容は全く可愛くない物語。自分がもしこの時代に同じ経験をしていたら、果たしてどんな選択をしていただろう。今当たり前にある法律や常識も、未来から見たら変なものばかりなのかもしれない。■瀧波ユカリ(漫画家)裕福な女も、貧しい女も、思春期の女も、経験豊かな女も、望まない妊娠をすれば心身は痛み、苦しむ。しかしそれは無いことにされてきた。だれによって?痛みを無視する社会の姿を浮き彫りにするこの作品を、どうか観てほしい。私たち全員が、当事者だから。■荻上チキ(評論家・ラジオパーソナリティ)知恵とユーモア、勇気と怒りで繋がるキャラクターたち。つながり、語り合い、行動する姿が、目に焼き付いて離れない。今も世界各地に、たくさんの「ジェーン」が存在する。スクリーンを見上げた瞬間から、抵抗への参加が始まる。■伊藤さとり(映画パーソナリティ)なぜ、自分の人生を他人が決めるのだ?60年前の出来事でも男性が未来を決める構造は今も続く。不平等の世界を変えるのは団結だと伝える実話は声を出せない女性たちの勇気へと繋がりパワフルな歌声と共に脳をクリアにする。女性は社会を変えられる、それがこの映画だ。■奥浜レイラ(映画・音楽パーソナリティ)1973年に女性の中絶権を認めた「ロー対ウェイド」判決が2022年に覆ったことを筆頭に、女性の身体を当事者以外が管理しようとする動きはいつまで経っても止まらない。政治的争点にもなるシリアスなテーマではあるけれど、“ジェーンたち”の「今そこにある女性の危機」に並走する行動力とヒューマニティが前向きなエネルギーを放っていて大いに勇気づけられた。■斉藤綾子(映画研究者/明治学院大学教員)「法が間違っていたら、私たちが行動するしかない」と非合法に人工中絶施術をして女たちを救った「ジェーン」たち。『バービー』の現実世界で起こっていたこの驚くべき実話の巧みなドラマ化。私たちの「選ぶ権利」を守り抜いた女たちの勇気と行動力に乾杯!■今井美穂子(芸能通訳者)わたしたちの体の自己決定権の問題を観念にとどめることなく、ずずんと身体感覚に落とし込んでくれる作品。母体が軽視される現状に怒り震え、助けの手を差し伸べるジェーンたちの優しさに心が溶け、そのしたたかさにあっぱれとなった。無数のアクティビストたちが勝ち取ってきた権利を簡単に諦めないためにも、今こそ観るべき映画だと思う。<作品情報>『コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー』3月22日(金) 公開公式HP: Vintage Park, Inc. All rights reserved.
2024年03月21日女性の“選択の権利”としての人工妊娠中絶を描いた実話を基にした映画『コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー』が3月22日(金)より公開される。本作に登場する「ジェーン」は実在した団体だ。当時多くの女性の背中を押し、女性として当然の権利を勝ち取った「ジェーン」とは一体どんな組織だったのか。豪華キャストたちの心をも揺さぶった、その知られざる実態に迫った。エリザベス・バンクス&シガニー・ウィーバーらの心を揺さぶる「ジェーン」とは?人工妊娠中絶が違法だった1960年代後半から70年代初頭にかけて、シカゴで水面下で実際に活動していた団体「ジェーン」。1973年に最高裁が中絶の合憲性を認める判断を下した「ロー対ウェイド判決」によって、女性の中絶の権利がついに認められたことにより解散となった「ジェーン」だが、活動開始から解散までの約4年間で、推定12,000人を救ったという。しかしながら、この「ジェーン」に関しては現代においてもその存在はあまり知られていないのが現状だ。本作で「ジェーン」の創設メンバーであるバージニアを演じているシガニー・ウィーバーは「ロー対ウェイド判決」以前の生活を知る数少ない出演者だが、彼女も本作の脚本を読むまではその存在を知らなかったという。シガニーは脚本を読んで団結する女性たちの物語に心を揺さぶられたと語り、また、本作で主演を務めるエリザベス・バンクスも同様に「ジェーン」が女性にもたらした影響を改めて知ることで本作への出演を決意したことを明かしている。それだけ人の心を動かすような活動を行いながら、その存在が広く知られることがなかった「ジェーン」とは、果たしてどのような団体だったのか?社会運動が活発な時代、アメリカの絶望的な状況が生み出した女性支援の団体1960年代は世界的に、若者による社会への反発活動が特に活性化していた時代。日本でも多くの学生が学生運動に参加していたように、アメリカでもベトナム反戦運動や公民権運動として多くの街頭講義やデモが盛んにおこなわれていた。その中で女性が自らの権利に向き合い、新たな女性解放運動も生まれていった時代だった。そんな時代背景の中で生まれた「ジェーン」とは、特定の女性の名前ではなく、多くの人々を救うため活動した女性たちを指す。「ジェーン」のメンバーの中には当初、中絶に関する権利や手術の斡旋そのものではなく、女性解放運動に参加したいという意思が先立っていた者もいたという。結成された当初の「ジェーン」の主な活動は、女性たちの相談に乗り、裏社会の中絶提供者を斡旋することだった。当時のアメリカでは既婚者以外が避妊する手段が少なかったにも関わらず中絶手術が禁止とされていた上、妊娠している女性は働くことを許されないなど女性の権利は多くの制限を受けていた。さらに、妊娠の継続を望まない女性が身の回りの物や薬品を使って自力で堕胎を試み、感染症などで亡くなるケースが後を絶たない絶望的な状況だった。そのため「ジェーン」が活動を始めると街中の広告や口コミなどで多くの電話が届くようになり、改めてメンバーたちはこの事態の大きさに気づかされたという。手術の斡旋活動を続けていく中、あるきっかけによって次第に「ジェーン」のメンバーは中絶手術に必要な技術を学び、自ら施術を行うようになっていく。結成当初のメンバーはたったの10数人。留守電に残されたメッセージに折り返し連絡をしてカウンセリングを行い、希望者1人1人の情報をそれぞれ1枚のカードに書き込み、どの女性に施術を行うかを決定していく。人手不足はもちろんのこと、希望者の妊娠数週や年齢、家庭環境などにより物理的に施術を行えない相談もあり、すべての女性を救うことはできないという現実のなか、希望者を選別しなければならないメンバーたちの葛藤を抱えた話し合いの様子などもリアリティを持って本作では描かれている。フィリス・ナジー監督が描くストーリーの本質に実際の「ジェーン」創立メンバーからも絶賛の声本作の監督を務めるフィリス・ナジー(『キャロル』脚本)は、実在した団体の活動を作品化することについて「描いていることの本質は、この女性たちがものすごい難問が前に立ちはだかる状況に結託して、団結して、そしてソリューションを見出したということ。ちゃんとそのストーリーを描くということを第一義として意識してしています」と語る。中でも、中絶に関する事実や情報はこだわりを持ってしっかりと調べて描いていったといい「当初受け取った脚本には知りたかったディテールの部分がなかったので、そこはちゃんと情報を精査するようにしました。主人公のジョイが手術のやり方をどのように学んだのか、本当に彼女たちが言うように簡単な手術なのか?どんな器具を使ったのか?詳細な部分をこだわって描きました」とコメントする。しかしながら、本作は絶望的な状況を打開するため精力的に活動していた女性たちを生き生きと描き切っており、決してシリアスな場面の連続ではない。「“ファクトはこうだったからこうしなきゃ”ということへのこだわりを捨てないと駄目だということも、努めて意識しています。自分が映画を作る上で、”シリアスな議題だから鬱々とした感じで重々しく描かなきゃいけない”とは思っていません」とその理由を明かしたナジー監督。実際に「ジェーン」で活動した女性からも作品は評価されているようで「サンダンス映画祭で上映した時のQ&Aで創立メンバーの1人が来ていて、発言してくれました。『とてもいい映画でした、エンジョイしました。私たちがやっていたことの精神性を、真実味をもって描いてくれました』と発言してくれて、こんな光栄なことはないと思いました」という監督。「仮に見た後に気に入らないということであれば私だったら黙っていただろうから、わざわざ彼女が発言してくれたということは、映画に対しては好意的に受け止めてくれたのだろうと受け止めています」と自信を覗かせている。『コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー』は3月22日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー 2024年3月22日より全国にて公開©2022 Vintage Park, Inc. All rights reserved.
2024年03月11日エリザベス・バンクスやシガニ―・ウィーバーといったキャスト陣と共に、女性たちを強く描いた『コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー』。1960年代に実在した「ジェーン」たちと、それを影で支えた者たちのキャラクター写真が一挙に解禁された。1968年、アメリカのシカゴで裕福な家庭の主婦として暮らす、ジョイ(エリザベス・バンクス)。弁護士の夫と高校生の娘とともに、何不自由ない暮らしを送るある日、妊娠によって心臓の病気が悪化。唯一の治療法である中絶手術を受けるため、違法ながらも安全に中絶手術を提供する団体「ジェーン」にたどり着いたジョイは、無事に手術を受け、命を救われる。ジョイ(エリザベス・バンクス)その後、リーダーであるバージニアに誘われたのをきっかけに、自身と同じ立場の女性を救うため、「ジェーン」の一員として支援活動に没頭していく。ジョイを演じたエリザベスは、「妊娠が彼女の生命を脅かすものだと知ったとき、ひどく悩むことになります。それと同時に、死なずに子どもを産むことを探る姿に感銘を受け、寄り添いました。そのような状況下で、真面目で堅実な彼女が、ルールを破ることになるのです」と語る。さらに出演の大きな決め手となったのは、「シガニー・ウィーバーです。俳優としてずっと憧れの存在だった。本当に最高の人物で、俳優としても女性としても理想的なお手本です」と語る。そのシガニ―・ウィーバーが演じるのが、「ジェーン」のリーダーであり、創設メンバーでもあるバージニア。「ジェーン」に助けを求めてきたジョイに対して、手術後も体調を気遣う姿を見せる一方、自身の危険を顧みず、マフィアや政治家や警察にも恐れず立ち向かう強さもあわせ持つ。バージニア(シガニ―・ウィーバー)「彼女は苦悩もしているし、自分の体についての決定権が女性にはないという不公平に耐えられない。(活動に対して)法を犯しているという感覚はないと思う。バージニアはそれがいかに偏ったひどいものかを知っているし、ルールを作る人たちがいかに偽善的かも知っている」と、自身が演じた役を通じ「ジェーン」たちの活動について尊敬の意を表した。撮影現場の様子については、「みんなでジェーンになった気分。キャストも製作陣もフィリスの元で団結し、最大限のエネルギーと献身的でひたむきな姿勢で、この語られるべき物語を紡いだ」と、フィリス・ナジー監督への信頼と共に、本編で描かれている「ジェーン」さながらのチームワークだったと当時をふり返った。ジョイの夫であり、弁護士として働くウィル(クリス・メッシーナ)は妻と娘のシャーロットに深い愛情を持つ。家族へ美術講座に通っていると嘘をつきながら「ジェーン」の活動に従事するジョイの様子に、次第に不信感を募らせるウィル。ウィル(クリス・メッシーナ)「ジョイを支えたいが、そうすることによって、彼がこれまで築いてきたすべてが危険にさらされる」と話すように、夫としてジョイを助けたいと思う一方、弁護士としてあるべき自分との間で葛藤する難しい役どころを演じている。「ジェーン」の一員であるグウェン(ウンミ・モサク)は、「ジェーン」に助けを求めてきた女性を安全に保護する役を担う。黒人女性として差別によって支援が妨害されないよう、誰よりも平等な視点で支援活動に取り組み、ときにはリーダーであるバージニアに意見することも恐れない。グウェン(ウンミ・モサク)「グウェンを動かすのは、“選択”と“自由”です。黒人女性として、白人至上主義、男女不平等、資本主義の人種差別的側面に縛られた不公平を理解しているからこそ、懸命に支援しているのです」と、彼女は語る。ジョイの家の隣に住むラナ(ケイト・マーラ)は、夫を若くして亡くし、娘を1人で育てている。ジョイと自宅のベランダで談笑しながら過ごしたり、支援活動で多忙になるジョイに代わり家事を手伝うなど、ジョイとラナは深い絆で結ばれている。ラナ(ケイト・マーラ)ケイトは本作について「この映画にはシスターフッドが溢れている。彼女たちは肉体的にも、感情的にも、精神的にも試練にさらされていたので、お互いに支え合うしかなかった。ジョイは彼女にとって家族であり、互いを批判することはない。それが故、彼女はジョイが日に日に遠ざかっていることに対し、説明がないことにも傷ついている」とジョイとラナの関係について話す。「ジェーン」の活動を通して変化する2人の友情にも注目だ。活動当初、助けを求めてきた女性たちに手術を施すのは、ディーン(コリー・マイケル・スミス)ただひとりだった。次第に活動が多忙になり、ジョイはディーンの助手として手術を手伝うようになる。「ジェーン」の活動を陰で支える彼らの姿にも注目だ。ディーン(コリー・マイケル・スミス)本作について主演のエリザベスは、「ドキュメンタリーのように堅苦しくはない。楽しめる作品にしたい」と明かす。「女性たちのリアルな苦悩と困難に打ち勝つために団結する姿を描いた本作で温かい気持ちになってほしい。中絶がテーマというより、これは女性たちの団結の物語なんです」と熱い想いを口にした。さらに、特別版ビジュアルも解禁。「あなたは一人じゃない」「理不尽な時代を戦い抜いた、すべての女性たちを讃える」という言葉からは、選択できない女性を救うために立ち上がった“名もなきヒロイン”、「ジェーン」たちのパワフルな姿を想像させる。『コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー』は3月22日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー 2024年3月22日より全国にて公開©2022 Vintage Park, Inc. All rights reserved.
2024年02月23日2023年7月16日、76歳で逝去したジェーン・バーキンの追悼上映が決定。2月18日(日)より代表作6本が上映される。音楽、ファッション、映画、演劇、あらゆる分野で多くの影響を与えてきたジェーン・バーキン。この度決定した特集上映では、60年代から2000年代まで、ジェーンが出演した6本の作品とともに彼女の映画女優としての軌跡を辿り、そのたぐいまれな才能と魅力をあらためて確認する。『太陽が知っている』上映作品は、『太陽が知っている』(1969年、ジャック・ドレー)、『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』(1975年、セルジュ・ゲンズブール)、『ラ・ピラート』(1984年、ジャック・ドワイヨン)、『右側に気をつけろ』(1987年、ジャン=リュック・ゴダール)、『美しき諍い女』(1991年、ジャック・リヴェット)、『ジェーン・バーキンのサーカス・ストーリー(小さな山のまわりで)』(2008年、ジャック・リヴェット)の6作品。『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』さらに2月23日(金・祝)には関連イベントとして、“映画のアトリエ「ジェーン・バーキン、笑いと涙の間で」”(講師:坂本安美)を開催。それぞれの監督とかけがえのない共犯関係を結び、おおいなる誠実さと知性によって一つひとつの役を抱きしめてきた女優ジェーン・バーキンのフィルモグラフィーを抜粋とともに辿る。また、アニエスベー渋谷店(3F Café)にて、ジェーン・バーキンを追悼した展覧会が開催される(会期:2/10(土)~3/12(火))。ジェーン・バーキン追悼上映特集は、2月18日(日)・23日(金・祝)・24日(土)・25日(日)に、東京日仏学院 エスパス・イマージュにて開催。(シネマカフェ編集部)
2024年02月10日エリザベス・バンクス、シガニー・ウィーバーらを迎えた映画『コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー』から、1960年代、中絶が法律的に許されていない時代のアメリカで活動していたアンダーグラウンド・ネットワーク「ジェーン」の様子を切り取った場面写真が一挙解禁。また、ショート予告も到着した。中絶の手助けによって推定12,000人の女性を救い、“自身の身体について守る権利=女性の選択の自由”を得るため、活動した団体「ジェーン」の実話を描いた本作。今回解禁となったのは、本作のヒロインたち「ジェーン」の活動を映した場面写真。主人公・ジョイ(エリザベス・バンクス)は隣に住む親友のラナ(ケイト・マーラ)の家のベランダで2人、談笑しながら幸せに過ごしている。裕福な家庭の主婦の姿から一転。緊張した面持ちで電話をかけるジョイ。第二子の妊娠によって心臓の病気が悪化してしまったジョイは、唯一の治療法となる中絶を受けるため、担当医に相談するも拒否されてしまい、電話の相手、違法ながら安全に中絶手術を提供する団体「ジェーン」に辿り着く。手術当日、目隠しをしたジョイが「ジェーン」のメンバーであるグウェン(ウンミ・モサク)に手を引かれ車から降り、ある建物に連れて行かれる様子からも、当時違法とされていた中絶を必要とする女性たちを救うため、秘密裏に行われていた「ジェーン」の活動のリスクの高さが伺える。そして、無事に「ジェーン」によって命を救われたジョイが、自らも「ジェーン」の一員となっていく様子も映し出される。「ジェーン」のリーダーであるバージニア(シガニー・ウィーバー)と共に、助けを求めてきた少女に対し、真剣な表情で話すジョイ。さらには活動が多忙になるにつれ、人手不足を補うため、医者のディーン(コリー・マイケル・スミス)の助手として手術台の前に立つことも…。また、ジョイとバージニアが笑顔で向き合う姿からは、危険な状況の中でも強い意志をもって前向きに立ち向かっていった「ジェーン」たちの強さと優しさを感じさせる。ショート予告編でも、「これは、女性たちが自分の人生を生きるための戦い」というナレーションと共に、ジェーンたちの活動の一部を垣間見ることができる。『コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー』は3月22日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー 2024年3月22日より全国にて公開©2022 Vintage Park, Inc. All rights reserved.
2024年02月09日映画『コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー』が、2024年3月22日(金)に公開される。名もなきヒロインたちが“女性の権利”のため立ち上がる『コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー』は、1960年代、中絶が違法だった頃のアメリカにおいて、女性の選択の権利としての人工妊娠中絶を描いた実話をもとにした映画。名もなきヒロインたちが立ち上がり、“女性の権利”を求め戦った社会派エンタテインメント作品となっている。劇中には、1960年代後半から70年代初頭にかけて、推定12,000人を救ったと言われる実在した団体「ジェーン」が登場。違法でありながら安全な中絶手術を提供するアンダーグラウンドな活動団体だ。自らの危険を顧みず、女性たちのために活動した「ジェーン」たちの姿を描き出す。監督は『キャロル』のフィリス・ナジー監督は、『キャロル』で第88回アカデミー賞脚色賞にノミネートされたフィリス・ナジー。プロデューサーは、『ダラス・バイヤーズクラブ』や『バービー』など、多くのヒット作を生み出し続けているロビー・ブレナーが務める。主人公はエリザベス・バンクス裕福な家庭の主婦で主人公のジョイは、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』や『ピッチ・パーフェクト』シリーズに出演し、『チャーリーズ・エンジェル』では製作・監督・脚本も務めたエリザベス・ハンクスが演じる。また「ジェーン」を率いるリーダーのバージニアは、『アニー・ホール』、『エイリアン』シリーズ、『ゴースト・バスターズ』シリーズに出演するシガニー・ウィーバーが演じるなど、名優が集結。さらに多くの話題作を手掛ける製作陣も集結し、女性たちを強く美しく描いた新たな傑作を生みだした。主人公・ジョイ…エリザベス・バンクス裕福な家庭の主婦。夫・ウィルとの間に2人目の子を妊娠し、持病が悪化してしまう。母体の影響を考えると、中絶しかなす術がなかったが、活動団体「ジェーン」と出会い、無事に手術を終え命を救われる。「ジェーン」のリーダー、バージニアに誘われ「ジェーン」の一員として支援活動に没頭していく。バージニア…シガニー・ウィーバー違法だが安全な中絶手術を提供する活動団体「ジェーン」のリーダー。自身の危険を顧みず、マフィアや政治家や警察にも恐れず立ち向かう強さもあわせ持つ。ウィル…クリス・メッシーナジョイの夫で弁護士。一家の主として妻と娘のシャーロットに深い愛情を持つ。家族へ美術講座に通っていると嘘をつきながら「ジェーン」の活動に従事するジョイの様子に、次第に不信感を募らせる。グウェン…ウンミ・モサク「ジェーン」に助けを求めてきた女性を安全に保護するグループ内唯一の黒人女性。差別によって支援が妨害されないよう、誰よりも平等な視点で支援活動に取り組み、時にはリーダーであるバージニアに意見することも恐れない。ラナ…ケイト・マーラ夫を若くして亡くし娘を一人で育てる、ジョイの家の隣に住む女性。ジョイと自宅のベランダで談笑しながら過ごしたり、支援活動で多忙になるジョイに代わり家事を手伝うなど、ジョイと深い絆で結ばれている。ディーン…コリー・マイケル・スミス活動当初、助けを求めてきた女性たちに手術を施してきた人物。次第に活動が多忙になり、ジョイに助手として手術を手伝ってもらう。あらすじ1968年、アメリカ・シカゴ。裕福な家の主婦として生きるジョイは何不自由ない暮らしを送っていたが、2人目の子供の妊娠によって心臓の病気が悪化してしまう。唯一の治療は、妊娠をやめることだと担当医に言われ中絶を申し出るが、中絶が法律的に許されていない時代、地元の病院の責任者である男性全員から「中絶は反対だ」と、あっさり拒否されてしまう。そんな中、街で偶然「妊娠?助けが必要?ジェーンに電話を」という張り紙を見つけ、アンダーグラウンドな団体「ジェーン」にたどり着く。その後、ジョイは「ジェーン」の一員となり、自分と同じ立場で中絶が必要な女性たちを救うために立ち上がる!【作品詳細】映画『コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー』公開日:2024年3月22日(金)監督・脚本:フィリス・ナジープロデューサー:ロビー・ブレナー出演:エリザベス・バンクス、シガニー・ウィーバー配給:プレシディオ原題:Call Jane
2024年02月01日人工妊娠中絶が違法だった1960年のアメリカに実在した女性団体「ジェーン」を描く映画『CALL JANE』が、邦題『コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー』として日本公開決定。予告映像、ポスタービジュアルが一挙解禁された。本作に登場する「ジェーン」は実在した団体で、人工妊娠中絶が違法だった1960年代後半から70年代初頭にかけて、推定12,000人を救ったとされる。しかし、1973年アメリカ連邦最高裁が合法判決を下した「ロー対ウェイド事件(※)」から50年、米国では再び違法とする動きが活発化し、論争が激化。女性たちが自ら権利を勝ち取った実話を映画化した本作は、映画祭で注目を集め大きな話題となった、いま観るべき社会派エンターテインメント作品である(※1973年アメリカ連邦最高裁が女性の人工妊娠中絶の権利を合法とした歴史的判決)。監督をつとめるのは、『キャロル』で第88回アカデミー賞脚色賞にノミネートされたフィリス・ナジー。プロデューサーは、『ダラス・バイヤーズクラブ』や本年度賞レースで注目を集める『バービー』など、多くの世界的ヒット作品を生み出し続けているロビー・ブレナー。ベルリン国際映画祭コンペティション部門にて正式出品、昨年のサンダンス映画祭でも上映されると、現在進行形の問題への対峙とエンタメ作品としての魅力を両立させたと注目を集めた良作が、ついに日本公開。フィリス・ナジー解禁された予告映像は、主人公・ジョイ(エリザベス・バンクス)が緊張した面持ちで「助けて」と、あるところに電話をするシーンから始まる。舞台は1960年代アメリカ。軽快な音楽とカラフルでキュートなファッション、ボリュームのあるヘアスタイルにレトロな車。裕福な家庭の主婦であるジョイは、夫・ウィル(クリス・メッシーナ)との間に2人目の子を妊娠し、高校生の娘と幸せに暮らしていたが、妊娠をきっかけに自身の持病が悪化していることが発覚する。母体の影響を考えると中絶しかすべがないことを知る一家。ジョイは生きるために苦渋の決断をするが、中絶が法律的に許されていない時代のアメリカで、自分には選択肢がないことを知る。追い詰められたジョイが街で見かけた「妊娠? 助けが必要? CALL JANE(ジェーンに電話を)」という張り紙を頼りに辿り着いたのは、違法ながらも安全な中絶手術を提供するアンダーグラウンドな活動団体「ジェーン」だった。「誰がジェーン?」というジョイの問いに、リーダーのバージニア(シガニー・ウィーバー)は「わたしたちが“ジェーン”よ」と答える。緊張と恐怖で押し潰されそうな中、無事に手術を終え命を救われたジョイ。「わたしたちの人生のために選択の自由が、あるべきじゃない?」という言葉と共に、選択できない女性たちを救うため「ジェーン」の一員となっていく。そんな秘密の活動に不信感を抱く夫、映像の最後にあるバージニアからの「密告した?」という言葉に込められた意味とは?自らの危険をかえりみず、選択できない女性たちのために立ち上がった「ジェーン」たちを描いた、実話を基にしたパワフルな映画であることがうかがえる。同時に解禁となったポスタービジュアルは、淡いブルーの背景カラーに映えるパステルピンクの電話が、1960年代のアメリカを彷彿とさせる、レトロでポップなデザイン。しかし、電話の前に不安げな表情で座る主人公・ジョイ。「わたしの身体か、胎児のいのちか、自由に選択できないわたしたち」というコピーもインパクトのあるもの。中絶の手助けによって推定12,000人の女性を救い、“自身の身体について守る権利=女性の選択の自由”を得るため、活動した団体「ジェーン」の実話をベースにした本作に注目だ。『コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー』は3月22日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年01月19日群馬県立館林美術館では、2024年1月27日(土)より、『ヒューマンビーイング藤野天光、北村西望から三輪途道のさわれる彫刻まで』が開催される。美術作品の基本といえる人物像に焦点を当て、近代以降の美術家たちが、人の姿に託して何を表現しようとしたのかを探っていく。同館に所蔵・寄託された絵画や彫刻作品の人物表現に、「肖像」や「人の営み」など5つの切り口で迫る展覧会でぜひ注目してほしいのは、藤野天光(ふじの・てんこう/1903-1974)と北村西望(きたむら・せいぼう/1884-1987)、三輪途道(みわ・みちよ/1966-)の特集展示だ。まず地元、館林出身の藤野天光は、2023年に生誕120年を迎えた彫刻家で、東京美術学校卒業後、1929(昭和4)年の第10回帝展で初入選を果たした。壮健な男性像や優美な女性像で知られる彼の作品は、現在も館林市内の各所で見ることができる。そんな彼が美術学校時代に師事し、生涯慕い続けた芸術家が北村西望だ。北村の代表作といえば、なんといっても長崎平和公園に設置されている《平和祈念像》である。北村が考案した「直付け技法」によるこの巨大像の制作には、藤野天光が筆頭助手を務めた。同展では、西洋に影響を受けながら写実表現をアカデミックに追求した師弟の作品を、同じ特集内で紹介する。もうひとりの三輪途道は、群馬県下仁田町の出身で、2021(令和3)年に病気で目が見えなくなったことをきっかけに、木彫から粘土と漆による方法で制作するようになった。同展では、失明後に彼が生み出した凸凹の激しい作品を、実際に手で触れて鑑賞する展示も行われる。関連イベントは、クイズに答えるとオリジナルグッズがもらえるクイズラリー「藤野天光の野外彫刻を見つけよう!」や、三輪途道の彫刻に触れ、対話しながら鑑賞するプログラム他、様々なイベントが予定されている。興味のある人は美術館ホームページで詳細の確認を。<開催概要>『ヒューマンビーイング-藤野天光、北村西望から三輪途道のさわれる彫刻まで』会期:2024年1月27日(土)~4月7日(日)会場:群馬県立館林美術館 展示室 1~4休館日:月曜 (2月12日は開館)、2月13日(火)時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)料金:一般620円、大高生310円公式サイト:
2023年12月25日イギリス出身の歌手、俳優であり、エルメスの“バーキン”でおなじみのジェーン・バーキンさん(7月16日逝去、享年76歳)。映画『ガラスの墓標』(1970年)のPRでの来日を機に、日本に興味をもち、日本でのコンサートも行っていた。そして2011年、東日本大震災の報道を受けたジェーンさんは自費で緊急来日し、4月に渋谷クラブクアトロで無料チャリティコンサートを開催。『女性自身』2011年4月26日号では、当時の公演を「会場は足の踏み場もないほどで、ジェーンの歌声に酔いしれた一夜となった」と紹介している。公演内でジェーンさんは、「とにかく日本の皆さんが心配で、いてもたってもいられなかった。幸いにも、私には飛行機のチケットを買うお金があったので、『愛してる』と伝えに来ることができました」「原発事故のことがあるので、友達や家族から来日について反対もありました。“それでも行くなら、マスクや靴下を常に装備して、寿司は絶対に食べるな”と……正直、パリを出るときは、危険な場所に向かうという雰囲気でしたが、東京に来てみたらどうでしょう、私も皆さんと一緒です。靴下もマスクもつけていません」「今、フクシマでは命がけで戦っている人たちがいます。自分の犠牲を顧みずに昼夜立ち向かっている彼らは真のヒーローだと思います。原発の問題は私の国フランスでもたくさんの議論がなされています」ジェーンさんはその後も、復興支援を目的としたワールドツアーや、東北への慰問、クラウドファンディングで支援金を募るなど精力的に“日本応援活動”をしてきた。「ガンバッテ。世界の人々が皆さんを称賛しています。あなたの勇気をたたえ、あなたから学んでいます。アリガトウ」「あなたの勇気をたたえ、あなたから学んでいます」「アリガトウ」ーーこの言葉をそのまま彼女に送りたい。
2023年12月22日バレンシアガ(BALENCIAGA)のバッグライン「メアリーケイト(Mary-Kate)」から、2024年春の新作が登場。型押しバレンシアガ パリ ロゴ入りバッグ新作バレンシアガ 2023年夏コレクションに登場した「メアリーケイト トート」。フロントに、ボディと同色のバレンシアガ パリ(Balencia Paris)ロゴを高周波エンボス加工で施した、上質なレザーバッグだ。2024年春の新作は、そんな「メアリーケイト」ラインの特徴をそのまま採用した、コンパクトなスリングバッグ。素材には、上質なスムースカーフスキンを用いている。また、サイドに配したアンティーク調のシルバーメタルパーツでストラップの長さを調整し、ハンドバッグやショルダーとして使用できるのもポイントだ。カラーは、ボディーからストラップまでを統一したブラック、またはシルバーの2色を用意する。さらに、「メアリーケイト トート」には、日常の必需品を収納できるXSサイズの新色が仲間入り。ボディからハンドルまでシルバーで統一したバッグは、自分用にはもちろん、クリスマスのギフトにもおすすめだ。【詳細】バレンシアガ「メアリーケイト」発売時期:2023年11月末販売店舗:バレンシアガ 直営店、公式オンラインストア価格:・「メアリーケイト スリングバッグ」ブラック 198,000円、シルバー 206,800円・「メアリーケイト XS トートバッグ」270,600円【問い合わせ先】バレンシアガ クライアントサービスTEL:0120-992-136
2023年12月21日グローバルに活躍する旬なファッショニスタをピックアップしてお届けする本連載。今回は、NYを拠点に活躍するメアリー・リースト(Mary Leest)をピックアップ。Instagramを始め、Snapchat、YouTubeなどのさまざまなソーシャルメディアを通して絶大な人気を博す彼女は、ストリートスナップでも注目の的です。旬なアイテムや斬新なデザインをさらりと取り入れつつも大人可愛いスタイリングを披露してくれる彼女のテクニックを最新スナップから探ります。【Profile】生年月日:1998年2月19日(年齢25 歳)出身地:ロシア身長:約173cm(5フィート8インチ)Instagramフォロワー数:109万人(2023年11月現在)職業:インフルエンサー、モデル、ブロガーいい女オーラ漂うリッチなブラックコーデ2023年10月のパリファッションウィークでは、オールブラックに身を包み、いい女オーラを振りまくエミリーを発見。ヘビーに見えがちなオールブラックコーデですが、異素材をミックスすることで立体感が生まれ、肌の露出を調整すれば女っぽい着こなしに。これまではロングブーツを合わせがちだったショート丈ボトムのスタイリングは、ミュール合わせが断然今年っぽい。ブラウンレザーのセットアップで上級ニューヨークで行われたレトロフェット(Retrofête)のショーでフロントローに座るメアリーをキャッチ。黒ほどハードになり過ぎず、程よく品の良さを印象づけたいならブラウンレザーのセットアップがおすすめです。上質でなめらかなレザーはリッチな着こなしを約束してくれます。インナーをブラックで引き締め程よく肌を露出すれば、女っぽ雰囲気も。テーラードジャケット×プリーツスカートが甘辛シンカイ(SIMKHAI)のジャケット×スカートをセットアップで。テーラードジャケットできちんと感をマークし、上品で可愛らしいプリーツスカートを合わせた甘辛コーデがメアリーらしい。足元にボリュームを与えてくれるクシュッとなったギャザーブーツもトレンドです。難易度の高いバーガンディーのワントーンを攻略レッドがビッグトレンドに浮上した2023年秋冬。メアリーは、エリー・サーブ(Elie Saab)の妖艶なバーガンディーのドレスを着用。タイツやバッグも同色で揃え、見事なワントーンコーデを披露しました。ブラックシューズやベルトは、コーデにメリハリを与えてくれるポイントです。トレンドの「ノーボトム」ファッションもマークアリス アンド オリビアのプレゼンテーションでは「ノーボトム」ルックを披露。鮮やかでボリュームのあるファーコートを主役に、ブラックのインナーとマイクロショーツですっきりと大人っぽくまとめるところがエミリーらしい。「ノーボトム」ルックでは、ストッキングを履くとより上品に仕上がります。さすがスナップクイーン! ハロウィンの仮装もクオリティ高め!2023年10月31日。モデルのハイディ・クルムが主催する毎年恒例のハロウィン・パーティーに出席したメアリーは、完成度の高い仮装を披露してくれました。インスタグラムには「素晴らしい」、「仮装の域を超えている」などのコメントが多数寄せられたよう。今季は特にワントーンコーデを意識したスタイリングが多かったメアリー・リースト。ぜひ彼女のストリートスナップをお手本に、ワントーンをおしゃれに活用してみてください。Senior Writer:H_aco
2023年11月26日スタジオポノック最新作『屋根裏のラジャー』の公開を記念し、12月15日(金)の金曜ロードショーでスタジオポノックの第1回長編作品『メアリと魔女の花』が本編ノーカット放送されることが分かった。スタジオジブリで中核を担ったプロデューサーが設立したスタジオポノックによる本作は、イギリスの作家メアリー・スチュアートの児童文学「The Little Broomstick」(邦題「小さな魔法のほうき」)を原作に、禁断の“魔女の花”を見つけた少女メアリが、一夜限りの不思議な力を手にいれ、奇想天外な大冒険を繰り広げる物語。監督は、スタジオジブリ作品『借りぐらしのアリエッティ』で初監督、続く『思い出のマーニー』では、米アカデミー賞の長編アニメーション映画賞にノミネートされ、国内外で高い評価を受ける米林宏昌。主人公メアリ役は、米林監督の『思い出のマーニー』で第三のヒロイン・彩香を演じた杉咲花。メアリに巻き込まれて魔女の国に連れてこられた新聞配達の少年・ピーター役を、同じく米林作品の『借りぐらしのアリエッティ』で療養中の少年・翔役を演じた神木隆之介が担当している。声優としても高い評価を受ける2人に加え、天海祐希、満島ひかり、小日向文世、佐藤二朗、遠藤憲一、渡辺えり、大竹しのぶと豪華実力派俳優陣が集結した。『メアリと魔女の花』は12月15日(金)21時~日本テレビ系にて放送(放送枠15分拡大・本編ノーカット)。(シネマカフェ編集部)■関連作品:メアリと魔女の花 2017年7月8日より全国東宝系にて公開© 2017「メアリと魔女の花」製作委員会
2023年11月17日クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)は、ジェーン・バーキンにインスパイアされたシューズコレクション「ジェーン(Jane)」を販売。ジェーン・バーキンから着想したシューズコレクション「ジェーン」は、1960年代のファッションアイコンとして知られるジェーン・バーキンのスタイルから着想したコレクション。そんな「ジェーン」に、クラシックなシルエットをベースに、クリスチャン ルブタンのエッセンスを加えた2型のシューズがラインナップする。ローヒールのバレリーナ「スウィートジェーン」「スウィートジェーン(SWEET JANE)」は、メリージェーンをモダンに再解釈した、ローヒールのバレリーナシューズ。美しい曲線を描くアーモンドトゥと、アッパーに配した2本のストラップが特徴だ。ラインナップは、サテンのような質感のレザーを用いたピンクベージュのような優しい色味に加え、艶やかなパテントレザーのブラック、クリスタルを散りばめエレガントなビジュアルに仕上げたストラスを用意する。55mmヒールの「ミスジェーン」さらに、チャンキーな55mmヒールを備えた「ミスジェーン(MISS JANE)」も展開。カラーは、サテンのような質感のピンクまたはピンクベージュのレザータイプの他、ブラックなどのパテントレザーを揃える。【詳細】クリスチャン ルブタン「ジェーン」発売日:2023年10月25日(水)取扱店舗:クリスチャン ルブタンのブティック、公式オンラインブティック価格:・ミスジェーン 127,600円・スウィートジェーン 127,600円、ストラス 412,500円【問い合わせ先】クリスチャン ルブタン ジャパン カスタマーサービスTEL:03-6804-2855
2023年11月12日ブルガリ(BVLGARI)から、ファッションデザイナーのメアリー・カトランズとのコラボレーションバッグ「セルペンティ ツリー オブ ライフ」が登場。ブルガリブティックほかで販売される。“木”モチーフの「セルペンティ」新作コラボバッグブルガリのアイコン“蛇”モチーフをフィーチャーした「セルペンティ」に、新作バッグが仲間入り。「プリントの女王」との異名を持つギリシャのファッションデザイナー、メアリー・カトランズとコラボレートし、職人技により煌びやかなビーズで彩られた華やかなビジュアルに仕上げた。「セルペンティ ツリー オブ ライフ」は、人としての成長、自分らしさ、美貌のエンブレムを象徴する木をモチーフとしたデザインが特徴。一風変わったシュルレアリスムのような構図で、1,400個以上のガラスビーズ、300個のクリスタルビーズ、410個のガラスチューブなどのデコレーションパーツを用いて木の幹や枝、さらにはそこに成る果実や花々を表現した。また、ガラスビーズ装飾の中央には、アイコニックな“蛇”のヘッドモチーフのマグネット式クロージャーを配しており、木のモチーフとあわせて独特の世界観を生み出している。【詳細】ブルガリ「セルペンティ ツリー オブ ライフ」発売時期:5月取扱店舗:ブルガリブティック価格:3,234,000円サイズ:W18xH15xD11cm
2023年07月27日先日、訃報が伝えられたジェーン・バーキンに、娘であるシャルロット・ゲンズブールが迫った初監督のドキュメンタリー映画『ジェーンとシャルロット』から、本予告と電子版ポスタービジュアル、新たな場面写真が解禁された。映画監督でミュージシャンのセルジュ・ゲンズブールと俳優で活動家でもあるジェーン・バーキンとの間に生まれたシャルロット・ゲンズブールが初監督を務めた本作は、母であるジェーンがこれまで誰にも語ることのなかった娘たちへの想い、パブリックイメージとの狭間で感じた苦悩や後悔、最愛の娘ケイトを自死で失って以降の深い哀しみを紡ぎ出した貴重なドキュメンタリー作品。本予告には、5月に公開した特報よりさらにジェーン・バーキンの苦悩が色濃く表現された仕上がり。日本版予告編の演出は、『Rodeo ロデオ』『ホテルアイリス』などの遠山慎二が手掛けている。電子版ポスタービジュアルには、母ジェーンのノルマンディーの家で、シャルロットがカメラを片手に母と対話する場面が採用された。これが3番目のポスターとなり、2人の間に流れる穏やかな時間が、優しいタッチで表現されている。新進グラフィックデザイナーの内田美由紀がデザインを手掛けた。さらに、著名人から本作への共感メッセージも到着。ジェーンとシャルロット母娘の姿を描いた本作が、なぜ私たち日本人の心にも刺さるのか。亡き樹木希林さん・内田裕也さんを両親に持つ内田也哉子は「母を切望する娘の眼差しは、あまりに柔らかく、鋭く、リリカルで......いつしか呼吸するのも忘れ、画面に見入っていた」と語り、本作を「容易に解かれない愛のミステリー」と表現。松田優作さんの妻・松田美由紀、娘・松田ゆう姫母娘は、それぞれ「まるで、私を見ているようだった」「私も娘としてシャルロットに通ずる想いを感じた」とコメント。これまでにも母親との確執を公言してきたLiLiCo(映画コメンテーター)は「会話ではなく、母にハグされたかった。それだけ」と共感を寄せ、米澤よう子(イラストレーター)からもイラストメッセージが到着。米澤よう子さん(イラストレーター)なお、本作と「アニエスベー(agnes b.)」とのコラボTが8月4日(金)より、渋谷店、青山店、渋谷スクランブルスクエア店、銀座店、京都BAL店の5店舗で販売。8月2日(水)にはサエキけんぞうプロデュースによる「ジェーンとシャルロット・ナイト」と題された音楽イベントが、下北沢FLOWERS LOFTで開催されることも決定した。『ジェーンとシャルロット』は8月4日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年07月18日映画『ジェーンとシャルロット』の本予告映像と電子版ポスターヴィジュアル、新場面写真が公開された。映画監督&ミュージシャンのセルジュ・ゲンズブールと女優ジェーン・バーキンとの間に生まれた女優シャルロット・ゲンズブールが初監督を務めた『ジェーンとシャルロット』は、母であるジェーンがこれまで誰にも語ることのなかった娘たちへの想い、パブリックイメージとの狭間で感じた苦悩や後悔、最愛の娘ケイトを自死で失って以降の深い哀しみを、ふたりの間に流れる優しい時間の中に紡ぎ出したドキュメンタリー作品。公開された予告編は、ジェーンの苦悩が色濃く表現された仕上がりとなっている。日本版予告編の演出は、『Rodeoロデオ』『ホテルアイリス』などの遠山慎二が務めた。また、グラフィックデザイナーの内田美由紀が手がけた電子版ポスターヴィジュアルは、母ジェーンのノルマンジーの家で、シャルロットがカメラを片手に対話する場面が映し出されている。これが3番目のポスターヴィジュアルとなり、ふたりの間に流れる穏やかな時間が優しいタッチで表現されている。さらに、内田也哉子、松田美由紀、松田ゆう姫、LiLiCoら14人の著名人からのコメントが到着。併せて米澤よう子によるイラストが公開となった。■内田也哉子 コメント母を切望する娘の眼差しは、あまりに柔らかく、鋭く、リリカルで……いつしか呼吸するのも忘れ、画面に見入っていた。容易に解かれない愛のミステリー。けれど、彼女たちの佇まいに、言葉の端々に、答えはちゃんと存在していた。■小林麻美 コメントParisでジェーン・バーキンの家に行った時、3階の部屋で机に向かって勉強していたシャルロット。可愛くて透明でシャイな少女が大人になり、監督になった。歳を重ねたジェーンのすべてを優しくありのままに映し撮っていた。ボーカルをなくしたシャルロットの音楽もいい。■土屋アンナ コメント母と娘の関係は様々である。JaneとCharlotteはお互いを否定することの無い関係に見える。でもそこに至るまでには葛藤ややり場の無い寂しさがあり、長い時間をかけてようやくお互いの存在を理解して行く様が見えて来る。私と私の母との関係、そして私の娘たちとの関係を、改めて深く考える事を教えてもらえた気持ちになった、素晴らしい作品。■野宮真貴 コメント時代のアイコンであり、親子であり、女優同士でもある二人がカメラを通じて初めて語り合う極めてパーソナルな、それ故に普遍的な人生の物語。母であること、娘であること、愛すること、老いること、愛する人を失うこと、戸惑いと和解を繰り返しながら、それでも前を向いて生きていくこと。今年、最も心に響くドキュメンタリー映画です。■ヒグチユウコ コメントジェーン・バーキンをスクリーンでちゃんと観たのは『欲望』が最初。アイコンとしてではなく等身大の視点でみたことがなかった私は、シャルロットとのぎこちなくも愛のあるやりとりに妙に胸騒ぎを覚えながら観た。多分自分の中で消化しきれてない私の人生の棘を刺激されたのかもしれない。■松田美由紀 コメントまるで、私を見ているようだった。子どもたちに愛を捧げ、それ故に怯えてる嫌われたくなくて、ずっと愛してほしくて。子どもたちの為ならどんなことでもできる用意がある。どんな時でも。でも、その事はいつも秘密。親子。愛を繋ぐ~■松田ゆう姫 コメント母に抱く憧れや尊敬、そして複雑な感情が全て素直に描かれていて、私も娘としてシャルロットに通ずる想いを感じた。母でありアーティストであるジェーンの言葉は柔らかくて美しくて、人間的。まるで私の母みたいだなぁと思うところもあって、とても素敵な映画だった。■村上香住子 コメント母ジェーンとの真の愛の姿はどこに?リアルな母の言葉を求めて、娘シャルロットのひたむきな思いに胸を打たれる。誰もが母親との関係を優しく見直したくなる映画。■LiLiCo コメント娘は母に抱きしめられたいだけ。わたしはいつもそう話す。わたしも会話ではなく、母にハグされたかった。それだけ。そんなシンプルなことが何よりも大切だとこの作品を見て改めて思った。■ヴィヴィアン佐藤 コメントまるで家主の留守を狙って、突然母娘がセルジュの家を訪ねる。40年の時を経て、まったく当時のままの香水瓶を開ける。いまだその中に入っている気体を吸い込むジェーン。その瞬間我々も目眩と共に記憶や時間、映画の魔術を味わう。■菊地貴公 コメント不思議。こんな美しい映画なのに親戚のホームビデオくらい心に近くて。シャルロットのコーデュロイコート真似したくなる!■サエキけんぞう コメントこの数年間で大きな痛手を負ったジェーンの心に向かう、娘シャルロット。パパは元祖チョイ悪オヤジの大プロデューサー、セルジュだ!女性の旗手達が、男女の変わり目の時代だからこそグっと来る映像美。親子の魂の邂逅に涙せずにいられない奇跡のドキュメンタリー!■鈴木正文 コメントセルジュ(・ゲンズブール)の訃報に接した当時のフランス共和国大統領、フランソワ・ミッテランは、「われらの時代のボオドレールにしてアポリネールであった」といってかれの死を惜しんだ。フランスが生んだもっとも偉大なふたりの詩人の生まれ代わりであったというに等しい。その男を愛したふたりの女の対話が浮かび上がらせたのは、愛するものを永遠化するためででもあるかのように、愛したものを壊しつづけた詩人のレガシィとしての、ジェーンとシャルロットという名の、かれらじしん(の自画像)であった(のだとおもう)。■米澤よう子 イラスト映画『ジェーンとシャルロット』本予告<作品情報>映画『ジェーンとシャルロット』8月4日(金) 公開公式サイト: NOLITA CINEMA – DEADLY VALENTINE PUBLISHING / ReallyLikeFilms
2023年07月18日2023年7月16日、歌手としても活動していた俳優のジェーン・バーキンさんが亡くなりました。76歳でした。産経ニュースによると、フランス・パリの自宅で亡くなっていたのが見つかったといいます。バーキンさんは1964年に俳優としてデビューし、1969年に発表した楽曲『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』をはじめ、歌手としても活動の幅を拡げました。また、バーキンさんは、高級ファッションブランドの『エルメス』が制作しているバッグ『バーキン』の着想元としても知られています。2011年には、同年に発生した東日本大震災へのチャリティー活動のために来日し、コンサートや街頭での募金活動などを実施。一連の活動が評価され、2013年にはパリの日本大使公邸で、表彰式が行われました。ジェーン・バーキンさんのご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2023年07月17日7月16日(現地時間)、ジェーン・バーキン(享年76)がパリの自宅にて亡くなったことがわかった。仏紙「ル・パリジャン」が報じた。以前から心臓病を患い、2021年には軽い脳卒中を発症したという。俳優としては『欲望』(カンヌ国際映画祭にてパルム・ドール受賞)、歌手としては1991年に亡くなったパートナーのセルジュ・ゲンズブールとのデュエット曲「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」などで知られるジェーン。エルメスを代表するバッグ「バーキン」の名前の由来にもなり、永遠のファッションアイコンの一人でもあった。Photo by David Thorpe/Express/Hulton Archive/Getty Images私生活では若くして結婚したジョン・バリーとの間にケイト・バリー(2013年死去)、セルジュとの間に俳優・歌手のシャルロット・ゲンズブール、ジャック・ドワイヨン監督との間に俳優・歌手のルー・ドワイヨンと3人の子どもをもうけた。ジェーンは社会貢献活動を精力的に行ったことでも知られ、女性やLGBTQの権利向上のための活動や、日本で東日本大震災が起きた際は来日して募金活動や復興支援コンサートを開催するなど、ボランティアに尽力した。近年はジェーンをスクリーンで見られる機会は減っていたが、日本では8月4日に『ジェーンとシャルロット』が公開に。シャルロットの監督デビュー作であり、「誰にも踏み込めなかった母と娘の真実の姿が感動的に綴られている」という貴重なドキュメンタリー映画だ。ジェーン・バーキン、シャルロット・ゲンズブール Photo by Pascal Le Segretain/Getty Images(賀来比呂美)
2023年07月16日わかるようで、わからない…。そもそも「自己肯定感」って、一体何なの?そんなモヤモヤを、コラムニストのジェーン・スーさんに伺いました。ジェーン・スーさん特別語り下ろし自己肯定感の今とこれから。人によって違う、ものの見方や捉え方。自分の“クセ”を直したらもっと楽になれるはず。あくまでも私の印象ですが、自己肯定感という言葉を一般的に聞くようになったのは、20年ほど前でしょうか。もともとは心理学用語だと思うのですが、ブログやSNSが普及して心情を吐露しやすくなり、自分らしい生き方にフォーカスされた時期と重なっていた記憶があります。当時この言葉に敏感に反応した人たちは、自己肯定感がそれほど高くないからこそドキッとさせられたのでしょう。そういう意味では、私も決して高くなかったのだと思います。頑張りすぎていたり、人知れずつらさを抱える自分を受け入れる潮流もその頃始まったように思います。ありのままを批判せず、ジャッジせずに受け入れる、いわゆる自己受容は自己肯定と大抵セットで語られてきましたし、今は自己受容のほうが重要視されているかもしれません。常日頃「私なんか」とネガティブな思考の人もいますが、ものの見方・捉え方は人によって違うことを知るのも大切。そして、その自分の〝クセ〞に気づいたら、少しずつ直したほうがもっと楽に生きられるはず。雑談をお仕事にしている桜林直子さんと、『となりの雑談』というポッドキャスト番組をしているのですが、私とサクちゃんは物事の捉え方が面白いほど異なっています。例えば目の前にドアが10個並んでいて、そこから1つ選ぶとしたら、私はドアを開けた先に、また新しいドアがたくさんあるはずだと考えます。一方サクちゃんは、1個選んだら残り9つの選択肢がなくなるので、間違えたら大変だと焦りが先に立つらしいのです。ちょっとした捉え方の違いで、自分を信じることができたりできなかったりするわけですが、サクちゃんの話は自己肯定力を強く保てない人たちに、すごく刺さるんですよね。おかげさまでリスナー数は右肩上がりなのですが、SNSでコメントをする人が少ないのも、この番組の特徴。『OVER THE SUN』との大きな違いです。褒められても「本当はそんなこと思ってないでしょ?」と疑ってしまう人もいますよね。だけど相手の感情を定義するのは、ある意味傲慢といえるし、周りの人はあなたの人生の書き割りではありません。ときに的外れな評価をされることも事実ですが、それはそれとして受け止める。反対にマウントを取ってきたり、容姿をけなすなど、ひどい言葉をぶつけてくる人もいるかもしれません。だけど自分が信用する人以外の言葉や振る舞いは気にしないのが賢明。そういう人なのだと諦め、それ以上考えるのはやめにしましょう。ひとり歩きしている“自己肯定感”という言葉の意味・定義を因数分解してみる。私の著書『闘いの庭咲く女彼女がそこにいる理由』は、さまざまな職業の13人の女性に、これまでの道のりを聞いたインタビューエッセイですが、世間的な成功や活躍と自己肯定感は必ずしも比例しないことがわかります。その上で彼女たちに共通して言えるのは、自分を信じる力が強いこと。例えば「今回は失敗したけど次はきっとうまくいく」とか、「今はできなくてもいつかできる日が来る」というふうに、自分自身を誰よりも信頼しているのです。彼女たちのなかには、自己肯定感や自己評価が低い、と認識している方もいらっしゃいましたが、おそらく前後の文脈から察するに、「今の自分に決して満足していない」ということだと思うのです。あるいはちょっと怠けたり、ずるをしてしまったから、結果に繋がらなかったことを自分自身が一番わかっている。それで気がついたのは、「自己肯定感が高い=成長したい、進歩したい」ではないこと。自己肯定感が高いのは本人にとって幸せなことですし、何よりも大事なことだといえますが、世間的な成功や成長に必ずしも直結するわけではないようなのです。自己肯定力を上げる最も効果的な方法は、今の自分を丸ごと受け入れることだと思うのですが、それだけを目的にしてしまうと、場合によってはやりたいことや、なりたい姿とは違う方向に行ってしまう可能性があるともいえるでしょう。自己肯定感という言葉がこれだけ世の中に浸透すると、「あなたの足臭くないですか?」みたいな、ちょっとした脅かし広告のようになっている感も否めません(笑)。「臭かったらヤダなあ。どうしよう…」と反射的に不安を煽られるのと、なんとなく似ていますよね。自己肯定感を高めるにはどうしたらいいかという質問に、具体的に答えるならば、早起きをして朝日を浴びるとポジティブな気持ちになれる、みたいなことになるのでしょう。だけどそれ以前に考えるべきなのは、この言葉自体をあなたはどう定義しているのか、ということです。そしてもしも「低い」と認識しているのであれば、なぜそんなふうに思うのかまずは考えてみてください。その上で自己肯定感が高い人になりたいのか、高そうだとあなたが思っている人は本当に自己肯定感が高いのか、そもそもそんなに高い人なんているものなのか、などなど。ひとり歩きしてしまっている言葉に囚われすぎず、もう少し意味を細分化して考えてみることから始めたほうがいいような気がします。自己肯定感が高止まりの人なんていない。年とともに悩むことさえ面倒になるものです。「執着筋(しゅうちゃくきん)」と言っているのですが、私は年齢を重ねることによって自己への執着がどんどん弱まってきました。健やかな自己受容が可能になったというより、やることが毎日たくさんあったり、年を取るとすぐに眠くなっちゃったりするからなのですが(笑)。若い頃は誰かと比べたり、他人からジャッジされる機会がどうしても多いので、自己受容が難しいものですよね。子育て中の人も、ひとりのときとは異なる形で自己肯定感を揺さぶられるのでしょうが、出産も子育ても未経験の私は、その点でも比較的のんびりと自分軸で生きられているのだと思います。そもそも、自己肯定感が高止まりの人などいないと思うのです。日によって高いときも低いときもあるし、一日のなかでもレベルが変わって一定しないもの。私は年齢的に第二の思春期と呼べる不安定なホルモンバランスになっているので、やたらと自己嫌悪に陥ってしまうときもあるのですが、逆にその状態をエンタメとして楽しむようにしています。例えば一日中誰にも会わないことにして、失恋映画を観たり、悲しい音楽を聴いたりして、アンニュイな気分にびたびたに浸ってしまうのです。「懲りずにまた同じようなことで悶々としてるわ」とか「『私なんか』って考えてもいいことなんかひとつもないのに」などと、落ちている状態を白けて客観視している冷静な自分もいるのだとしたら、こっちのもの。エモみを100%出し切ってしまいましょう。しばらくしたら気持ちが上向きになるっていう、波をわかっているからこそ満喫できるモードですし、ある程度楽しんだらそのうち自然と飽きてしまい、平常心に戻ることができるので。極論を言ってしまえば、目の前に10秒おきに飛んでくる皿をつかまえて、パッパッと床に置いていくような仕事を朝から晩までしていたら、自分のことで悩んだりする時間なんてまずありません。メンタルが落ち込めるのはそこまで忙しくないからで、時間や気持ちに余裕があるということの証しなのです。その時間を悩むことに充てるのも、反対に自分をもっと好きになるために新しいことに挑戦したり、何かに夢中になったりするのもあなた次第。もしも悩むことからなかなか抜け出せなかったとしても、年齢とともに悩むという行為にも体力が必要なことを痛感しますし、そのうちツルンとなくなってしまうはずです。悩むのも悩まないのも、発信源(ソース)は自分自身。いつか終わりが来ることなので、安心して大丈夫ですよ。ジェーン・スーコラムニスト、作詞家。TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』、ポッドキャスト番組『ジェーン・スーと堀井美香の「OVER THE SUN」』『となりの雑談』のパーソナリティとして活躍中。『闘いの庭咲く女彼女がそこにいる理由』(文藝春秋)など著書多数。最新刊に脳科学者・中野信子さんとの共著『女らしさは誰のため?』(小学館)がある。※『anan』2023年7月19日号より。イラスト・中島ミドリ取材、文・兵藤育子(by anan編集部)
2023年07月12日田中圭主演のサスペンスドラマ「ブラックポストマン」に、志田未来、高橋メアリージュン、平山浩行、近藤春菜(ハリセンボン)、杉本哲太らが出演することが明らかになった。かつてあった大人に苦しめられている子どものために生まれた郵便ポスト――。それは、投函すれば“ネバーランドの悪魔”が悪い大人を懲らしめてくれるという不思議なポストだったが、”悪魔”はある事件をきっかけに突然消えてしまった。あれから10年。ホスピスで働く元郵便配達人の副島力也(田中さん)は、「ネバーランドの悪魔は終わっていない」という不思議な手紙を手にする。それを機に、地元で復職することに。そんな折、“ネバーランドの悪魔”に絡む新たな展開が。河川敷で発見された扼殺体の口から、「ネバーランドの悪魔 再降臨」と書かれた紙片が見つかった。そして力也は、町で起こる「ネバーランドの悪魔」連続殺人事件に巻き込まれていく――。ごく普通の人が、いまを生きるために小さなアクションを起こす、ほんのちょっと勇気を出し、そこから世界が変わっていく様を、二転三転する謎や敵・味方が入れ替わる戦いをエンターテインメントに徹して描く本作。今回出演が決定したのは、田中さんが演じる主人公の郵便配達人・副島力也を取り巻くレギュラーキャストたち。「勝利の法廷式」で主演を務めた志田さんが、明るく爽やかな後輩郵便配達人・草薙桃役で出演。バディ・力也との掛け合いに注目だ。志田さんは「ミステリーでありサスペンスでもあるので、とても先が気になる読み応えのあるストーリー」と物語の印象を明かし、「田中圭さんとは今回で三度目の共演になります。安心して現場に入れそうですし、ご一緒させていただくのがとても楽しみです。暑い夏の撮影ではありますが、後輩役として、明るさや爽やかさを忘れずに日々の撮影に臨んでいきたいと思います」と意気込んでいる。また、力也の幼なじみの刑事・祖父江ひなた役で高橋メアリージュン、力也の良き相談相手でもある開業医・加納直樹役で平山浩行、10年前に起きた事件を取材している記者・風間翔子役で金澤美穂、力也と桃の先輩郵便局職員でムード―メーカーの原田遥香役で近藤春菜、ひなたの後輩・長谷祐介役で濱尾ノリタカ。力也たちの住むシェアハウスの住人・山崎界斗役で堀丞、力也たちが勤める郵便局の局長・江口道夫役で正名僕蔵、刑事課課長・三倉文雄役で甲本雅裕、市長・佐伯敏治役で杉本哲太が出演する。「ブラックポストマン」は8月18日より毎週金曜日20時~テレビ東京ほかにて放送(※初回2時間スペシャル)。(シネマカフェ編集部)
2023年07月05日ブルガリ(BVLGARI)から、ギリシャのファッションデザイナー、メアリー・カトランズとコラボレーションした「セルペンティ」の限定モデルバッグが登場。2023年5月から一部ブルガリブティックにて発売予定だ。ブルガリ×メアリー・カトランズの「セルペンティ」バッグ2022年に引き続き、“プリントの女王”とも称されるギリシャのファッションデザイナー、メアリー・カトランズとのコラボレーションが実現。自然界の煌めきから着想を得た、「セルペンティ」の限定モデルバッグ全3種を展開する。“木”モチーフのバッグ「セルペンティ ツリー オブ ライフ」は、ホワイトのカーフバッグをキャンバスに、“木”をデザインしたもの。木の幹や枝、花々、鳥などが、1,400個以上のガラスビーズ、300個のクリスタルビーズ 、410個のガラスチューブなどのデコレーションパーツによって表現されている。真夜中のガーデンを表現「セルペンティ ミッドナイト ガーデン オブ エデン」では、ブラックのバッグと鮮やかな刺繍のコントラストを活かして“真夜中のガーデン”を表現。美しい孔雀を中心に、色彩豊かな花々がその周りに咲き誇るデザインは、ブルガリのアイコニックな「ディーヴァ ドリーム」コレクションを思わせる。バッグに施されているのは、約1,500個のガラスビーズやガラスチューブ、クリスタルストーン、スパンコール。これらのデコレーションパーツはすべて手作業で丁寧に縫い付けられている。カラフルな鳥や煌びやかな花が彩るガーデン「セルペンティ トロピカル ガーデン オブ エデン」のバッグは、ブルガリのウォッチコレクション「イル ジャルディーノ トロピカーレ」「イル ジャルディーノ パラディーゾ」「イル ジャルディーノ ノットゥルノ」のダイアルに見られる緑豊かな風景からインスパイア。ヤシの木からヤシの木へカラフルな鳥が飛び交い、煌びやかな花がガーデンに咲き乱れる様子を生き生きと表現した。ベースとなるバッグは、昼から夜へと変わる瞬間を表現するため、ライトブルーからブルーへと変わるグラデーションカラーを採用している。今回のコラボレーションで最多となる1,800個以上のデコレーションパーツが施された「セルペンティ トロピカル ガーデン オブ エデン」は、105時間かけて完成させた最高傑作とも言える一品だ。【詳細】ブルガリ×メアリー・カトランズ発売予定時期:2023年5月取扱店舗:一部ブルガリブティックアイテム:・「セルペンティ ツリー オブ ライフ」(W18xH15xD11cm) 3,234,000円・「セルペンティ ミッドナイト ガーデン オブ エデン」(W18xH15xD11cm) 2,420,000円・「セルペンティ トロピカル ガーデン オブ エデン」(W18xH15xD11cm) 3,366,000円※展開エリア限定品につき、 受注ベース品となる。【問い合わせ先】ブルガリ / ブルガリ ジャパンTEL:03-6362-0100
2023年05月22日シャルロット・ゲンズブールが監督を務め、母親ジェーン・バーキンの真実に迫ったドキュメンタリー映画『ジェーンとシャルロット』が、2023年8月4日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほかにて全国公開される。シャルロット・ゲンズブール初監督のドキュメンタリー映画『ジェーンとシャルロット』は、映画監督&ミュージシャンであった天才アーティストのセルジュ・ゲンズブールと人気女優ジェーン・バーキンとの間に生まれた女優・シャルロット・ゲンズブールが初監督を務めたドキュメンタリー作品。シャルロットが母ジェーン・バーキンの真実に向き合う『ジェーンとシャルロット』では、娘のシャルロットが母であるジェーンに向き合い、これまで決して語られることのなかった彼女たちの心の奥に隠された深い感情を映し出していく。ドキュメンタリーの撮影は、日本で本格的にスタート。ちょうどジェーンが東京公演を開催していたこともあり、プロジェクトが動き始めた。その後、ジェーンの意向により一旦企画がストップしたものの、2年後に再び撮影を再開。シャルロットの末娘、ジョー・アタルとともに、ブルターニュにて3世代で撮影に臨んだシーンもあるという。ジェーンが今まで誰にも語ってこなかった娘たちへの思いや、パブリックイメージとの狭間で感じた苦悩・後悔、最愛の娘ケイトを自死で失って以降の深い哀しみを、カメラのレンズを通して浮き彫りに。1960~70年代、1980~90年代という2つの時代をそれぞれセンセーショナルに彩ったフレンチアイコンの母娘の対話と、2人の間にあった溝をゆっくりと埋めていくような、優しい時間を目の当たりにすることができる。映画『ジェーンとシャルロット』あらすじ2018年、東京。シャルロット・ゲンズブールは、母であるジェーン・バーキンを見つめる撮影を開始した。自分たちの意思とは関係ないところで、距離を感じていた母娘。ジェーンがセルジュの元を離れ家を出て行った後、父の元で成長したシャルロットには、ジェーンに聞いておきたいことがあったのだ。 3人の異父姉妹のこと、次女である自分より長女ケイトを愛していたのではという疑念、公人であり母であり女である彼女の半生とは一体どんなものだったのか。シャルロットは初めて母親の真実と向き合うことになる。【作品詳細】映画『ジェーンとシャルロット』公開日:2023年8月4日(金)出演:ジェーン・バーキン、シャルロット・ゲンズブール、ジョー・アタル監督・脚本:シャルロット・ゲンズブールエンディングロール曲:《私はあなたのために完璧でありたかった!Je voulais être une telle perfection pour toi!》ジェーン・バーキン
2023年05月20日進化し続ける「セルペンティ」のエンブレムのもと、革新的なギリシャのファッションデザイナー、メアリー・カトランズ(Mary Katrantzou)とレザーグッズで名を馳せるローマ生まれのハイジュエラー、ブルガリの新たなコラボレーションが実現しました。神話の世界に君臨する蛇を特別な形で垣間見ることができ、緑豊かなガーデン、咲き誇る花々、魅力的な生き物たちが織りなす世界において、ブルガリを代表するアイコンとジュエリーのモチーフが、独創性と大胆さをもって昇華しました。Courtesy of BVLGARIこのアイコニックなトップハンドルのスタイルは、様々なオケージョンで纏うことができ、バッグのセンターにはメアリー・カトランズがブルガリとの最初のコラボレーションで刷新した、魅惑的なスネークヘッドのクロージャーがあしらわれています。一方で、ストラクチャードバッグの本体は、デザイナーのクリエイティブなヴィジョンをかきたてる新しいボディとなります。豊かで詩情あふれるマキシマリズムのクリエーションから「プリントの女王」との異名をもつメアリー・カトランズがデザインしたこの度のオートクチュールは、パリを拠点とするアトリエ・モンテックスの職人による美しい仕上がりがデザインの美しさを引き立てています。Courtesy of BVLGARI「セルペンティ ツリー オブ ライフ」のバッグは、人としての成長、自分らしさ、美貌のエンブレムを象徴する木のモチーフにより、ブルガリの比類なき美学とインスピレーションの源泉を表現するすばらしいメタファーとなっています。一風変わったシュールレアリスムのような構図で、ブルガリハイジュエリーのパーツが「ツリー オブ ライフ」から貴重な果実のようにこぼれ落ちる一方で、まばゆく光る木の幹と枝は、ダイヤモンドを散りばめたセルペンティのジュエリーのボディを彷彿とさせます。1,400個以上のガラスビーズ、300個のクリスタルビーズ、410個のガラスチューブなどのデコレーションパーツを施した本バッグは、ジュエリーのインスピレーション、レザーグッズの芸術性、そしてオートクチュールのサヴォアフェールのマリアージュであり、完成までに約100時間かかります。Courtesy of BVLGARI「セルペンティ ミッドナイト ガーデン オブ エデン」のバッグは、ブラックの背景と鮮やかな刺繍の美しいコントラストを活かし、ブルガリの魅惑的なガーデンオブワンダーズの夜のイメージをアレンジしています。美と洗練を表し、時代を超越したシンボルである、驚くほど美しい孔雀をセンターに据え、色とりどりの花々がその周りに輝くように咲き誇るデザインは、神話の鳥への敬意を表したディーヴァ ドリームのクリエイションを彷彿とさせます。Courtesy of BVLGARI熟練の職人技を駆使して60時間かけて完成させた本バッグには、約1,500個のガラスビーズやガラスチューブ、クリスタルストーン、スパンコールが使用されており、すべて手作業で丁寧に縫い付け、留められています。本コレクションは、2023年5月から世界中の厳選されたブルガリブティックにて発売予定です。Courtesy of BVLGARIブルガリのウォッチコレクション「イル ジャルディーノ トロピカーレ」、「イル ジャルディーノ パラディーゾ」、「イル ジャルディーノ ノットゥルノ」の芸術的なダイアルに見られる、緑豊かで魅惑的な風景からインスピレーションを得た「セルペンティ トロピカル ガーデン オブ エデン」のバッグは、ガーデン オブ ワンダーズのマジックとミステリー、そして魅惑的な美しさへと誘います。ヤシの木からヤシの木へカラフルな鳥が飛び交い、ブルガリのフラワーモチーフのジュエリーを彷彿とさせる煌びやかな花が、緑豊かなガーデンに咲き乱れています。背景の空がライトブルーからブルーへと変わり、昼から夜へと変わるマジカルな瞬間を表現しています。1,800個以上のデコレーションパーツが丁寧に手縫いでバッグ本体に取り付けられており 、105時間かけて完成させた最高傑作です。Courtesy of BVLGARI【MARY KATRANTZOU x BVLGARI】「セルペンティ」 ツリー オブ ライフカーフ、ホワイトダイヤモンドW18xH15xD11cm323万4,000円「セルペンティ」 ミッドナイト ガーデン オブ エデンカーフ、ブラックW18xH15xD11cm242万円「セルペンティ」 トロピカル ガーデン オブ エデンカーフ、ブルーライトW18xH15xD11cm336万6,000円*展開エリア限定品につき、受注ベース品となります。お問い合わせ:ブルガリ ジャパン03-6362-0100
2023年05月19日シャルロット・ゲンズブールが初監督を務めたドキュメンタリー『ジェーンとシャルロット』が8月4日(金)より公開されることが決定。ティザー予告編と2種類のポスターが解禁された。天才アーティスト(映画監督&ミュージシャン)の故セルジュ・ゲンズブールと人気女優ジェーン・バーキンとの間に生まれた生粋のサラブレット女優・シャルロット・ゲンズブールが初監督を務めた本作。母であるジェーンがこれまで誰にも語ることのなかった娘たちへの想い、パブリックイメージとの狭間で感じた苦悩や後悔、最愛の娘ケイトを自死で失って以降の深い哀しみを、ふたりの間に流れる優しい時間の中に紡ぎ出したドキュメンタリー。2018年、東京。シャルロット・ゲンズブールは、母であるジェーン・バーキンを見つめる撮影を開始した。これまで他者を前にしたときに付き纏う遠慮の様な感情が、母と娘の関係を歪なものにしてきた。自分たちの意思とは関係ないところで、距離を感じていた母娘。ジェーンがセルジュの元を離れ家を出て行った後、父の元で成長したシャルロットには、ジェーンに聞いておきたいことがあったのだ。3人の異父姉妹のこと、次女である自分より長女ケイトを愛していたのではという疑念、公人であり母であり女である彼女の半生とは一体どんなものだったのか。シャルロットはカメラのレンズを通して、初めて母親の真実と向き合うことになる…。この度公開されたティザー予告編は、2つの時代を象徴するフレンチアイコンだった母と娘のバックボーンと、撮影に挑む際の緊張を伝える内容となっている。併せて解禁されたポスターイメージは2種類。2人が深くハグし合うHUG版では、2人にとって大きな存在だった長女ケイト・バリー喪失の哀しみから、癒えることのない心の葛藤を暗喩されるイメージを表現。ベッドの中で2人が対話するシーンを採用したBED版では、これまでの確執に向き合い、娘との距離を縮めようとする母ジェーンの眼差しが印象的なデザインとなっている。「母と娘の言葉にならない問題を、優しさ溢れる感動的な記録( ELLE France)」「シャルロットの親密さへの欲求は私たちの目の前で満たされ、彼女たちの豊かな交流によって、慎み深さが覆い隠してしまったもの、その真実に触れる瞬間を目撃する(Cahiers du Cinéma)」「この映画には他者への感謝が常に支配している。だから感動的なのだ(Le Parisien )」といった絶賛評が溢れている本作。誰にも踏み込めなかった母と娘の真実の姿、決して語られることのなかった彼女たちの《心の奥に隠された深い感情》が明かされるドキュメンタリーとなっている。『ジェーンとシャルロット』は8月4日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2023年05月17日上白石萌音、屋比久知奈、井上芳雄らが出演するミュージカル『ジェーン・エア』が3月11日に東京芸術劇場プレイハウスで開幕した。演出は『レ・ミゼラブル』オリジナル演出等で知られ、昨年には『千と千尋の神隠し』の舞台化を手掛けたことも話題となった英国出身の名匠ジョン・ケアード。1847年に刊行されたシャーロット・ブロンテの名作小説を原作に、1996年にジョン自身が脚本を担当しカナダで開幕、2000年にはブロードウェイでロングランされた名作が、今回は新演出版として上演されている。初日を前にした3月10日、公開稽古と、上白石、屋比久、井上による会見が行われた。今回の注目は、ドラマに舞台にCMにと引っ張りだこ、近年では『ナイツ・テイル―騎士物語―』『千と千尋の神隠し』『ダディ・ロング・レッグズ』とジョン・ケアード作品の常連になっている上白石と、情感豊かな抜群の歌唱力を持ち、『レ・ミゼラブル』エポニーヌ役や『ミス・サイゴン』のヒロイン・キム役の好演も記憶に新しい屋比久が、主人公ジェーン・エアとその親友ヘレンを役替わりのダブルキャストで演じること。この日の公開稽古はジェーン=上白石、ヘレン=屋比久。ジェーンが家庭教師として訪れる屋敷の主人、エドワード・フェアファックス・ロチェスター役の井上芳雄もジョン・ケアード作品に多数出演しており、経験値の高いキャストが揃った形だ。物語の舞台は1800年代ビクトリア朝のイギリス。孤児となり伯母に引き取られたものの、大人に媚びず懐かないジェーンはいじめられ、寄宿生としてローウッド学院に行くことになる。そこでも理不尽な出来事に納得できず反抗的な態度をとるジェーンは教師たちに厳しくあたられる一方で、心の清らかな少女ヘレンと親友になり「信じ、許すこと」を学ぶが、まもなく病気で彼女を失ってしまう。その後、ジェーンは家庭教師としてソーンフィールドへ。その家の主人ロチェスターは皮肉屋で気難しそうな男だったが、ジェーンは自分と共通する何かを感じる。だがこの屋敷には夜になると女性の幽霊が出て……。舞台は奥に草木がまばらに生える階段状のセット、そして葉を落とした大きな樹。シンプルで美しいものの、どこか寂し気でもあり、ジェーンの心象風景のよう。そこに井上扮するロチェスターが「ジェーン」と呼ぶ声が響き、禁欲的な黒い服に身を包んだ上白石のジェーンが現れる――。観る者の心を一気に掴む印象的なオープニング。ジェーンの語りで回想劇のように進む物語は、原作の世界観を見事に舞台上に立ち上げると同時に、独特のノスタルジーも運んでくる。自立する女性像を軸に、信心、人の在り方といった哲学的テーマが貫く物語だが、同時にドラマチックなラブロマンスでもある。上白石は、感情を決して表には出さない、しかしその心の中には吹き荒れる嵐のような激情があるジェーンを巧みに表現。常に伏し目がちだが、だからこそ大きな目で前を向くとき、その意志の強さにハッとさせられる。ロチェスター役の井上は、この人にしては珍しいワイルドな役。だがさすがに演技巧者、傍若無人な振る舞いの裏に、実は愛を誰よりも求めているという繊細さも丁寧に演じている。屋比久のヘレンは清廉でまさに“善”の塊のよう。ジェーンへ人生の指針を与える心の深さ、強さをしなやかに見せ、説得力があった。視覚的にも、照明で強い陰影が生まれる舞台は時折宗教画のようにも見え、美しい。これぞジョン・ケアード・マジックだ。さらに、俳優たちが過剰に歌い上げることはせず、流れるように音楽と芝居を融合させていくのもしみじみと心に染みいる良さがある。上白石ジェーンの『自由こそ』の力強い歌唱、ジェーンとロチェスターが歌う『セイレーン』のデュエット、ロチェスターがジェーンへ思いをぶつける『君のように』(リプリーゼ)の切々とした歌唱など、名曲たちが文学的な抒情性をもって歌われていく。さらに大澄賢也、春風ひとみがいぶし銀の演技で作品を引き締めるとともに、春野寿美礼、仙名彩世、樹里咲穂ら実力派スターが複数役を演じつつコーラスにも参加していることで、非常に聴きごたえのある、ハイクオリティなミュージカルになっている。「共に作った時間は生涯の宝」上白石萌音会見では「緻密に、とても素敵なお稽古を積み重ねてきました。見ていても本当に素敵な作品だと感じるので、早くお客様に観ていただきたい気持ちでいっぱいです」と上白石。屋比久も「今回はオンステージシート(舞台上に設置された座席)もあるので、お客様が入って初めて作品が完成するのかなと感じています。お客さまのエネルギーをもらいながら楽しめるように頑張りたい」と意気込んだ。屋比久知奈井上は「『ジェーン・エア』は観ているのとやるのではまったく違う作品」と言い、「やってみると、思った以上に複雑です。楽しみながら演じたいです」と話した。井上芳雄上白石と屋比久は、ジェーンを演じない日はヘレンを演じるということで、一般的なダブルキャストの芝居とは違い共演もする。屋比久も「一緒に舞台に立てるダブルキャストは珍しいと思う」と語るが、井上いわく「本当に仲が良くて、僕が知る限りミュージカル史上一番仲良しなダブルキャスト」。上白石は「ここまで来られたのは知奈のおかげ。稽古場でもたくさん話し合ったし励ましあったし、多分に褒め合いながら(笑)、心身ともに一緒になってやって来た感覚があります。学ぶことが多かった。共に作った時間は生涯の宝だなと思っています」と話し、屋比久も「この作品は特にふたりで話し、考えることが多かった。同じ役をやることでしかわからない苦労も共有でき、大変さが軽くなりました」と振り返った。なおお互いの素敵なところは「知奈はアスリート気質なところが素敵です。笑みを絶やさずストイックに己を磨き上げていて本当に刺激をもらっています」(上白石)、「萌音は常に地に足がついていて、まわりを穏やかに、安心させてくれる空気を持っている。それがジェーンにもヘレンにも表れている」(屋比久)とのこと。ふたりのジェーンとヘレン、ぜひそれぞれの魅力を味わってほしい。公演は4月2日(日) まで同劇場にて。4月7日(金) から13日(木) には大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティでも上演される。取材・文・撮影:平野祥恵ミュージカル『ジェーン・エア』「当日整理番号券」受付中!(受付時間:ご希望公演日前日の10:00~23:59)東京公演4月1日(土)・2日(日)ライブ配信あり【配信日程】4月1日(土) 17:30公演:上白石萌音(ジェーン)/屋比久知奈(ヘレン)4月2日(日) 12:30公演:屋比久知奈(ジェーン)/上白石萌音(ヘレン)【アーカイブ配信期間】4月1日(土) 17:30公演:ライブ配信終了後、準備が整い次第~4月3日(月) 20:30まで4月2日(日) 12:30公演:ライブ配信終了後、準備が整い次第~4月4日(火) 15:30まで【チケット販売期間】4月1日(土) 17:30公演:3月10日(金) 12:00~4月3日(月) 17:30まで4月2日(日) 12:30公演:3月10日(金) 12:00~4月4日(火) 12:30まで詳細はこちら:
2023年03月15日女優の上白石萌音、屋比久知奈、俳優の井上芳雄らが出演するミュージカル『ジェーン・エア』が、4月1日(17:30~)と4月2日(12:30~)に配信サービス・uP!!! オンラインライブで生配信される。今回、生配信が決定したのは東京芸術劇場プレイハウスの千穐楽2公演。4月1日(17:30~)公演には、上白石がジェーン役、屋比久知奈がヘレン役、4月2日(12:30~)公演には屋比久知奈がジェーン役で、上白石がヘレン役で出演する。また、アーカイブ配信は生配信終了後に準備でき次第開始し、4月1日公演は4月3日(~20:30)まで、4月2日公演は4月4日(~15:30)まで配信される。視聴チケットは、一般5,000円、auスマートパスプレミアム会員は4,500円、公演プログラム郵送サービス付き配信チケットは一般8,080円、auスマートパスプレミアム会員は7,580円で販売。4月1日公演は4月3日(17:30)まで、4月2日公演は4月4日(12:30)まで購入することができる。
2023年03月10日エンターテインメントサイト「uP!!!」で生配信されるミュージカル『ジェーン・エア』の東京千穐楽2公演の視聴チケットが、本日より販売をスタート。「auスマートパスプレミアム」では会員向けの特別価格で販売される。本公演の原作は、1847年に刊行されたシャーロット・ブロンテの同名小説。演出は、『レ・ミゼラブル』『ナイツ・テイル―騎士物語―』『千と千尋の神隠し』などを手がけた演出家のジョン・ケアードが務め、上白石萌音と屋比久知奈が主人公ジェーン・エアとその親友のヘレン・バーンズを役替わりのWキャストで演じる。<配信情報>ミュージカル『ジェーン・エア』ライブ配信ミュージカル『ジェーン・エア』メインビジュアル原作:シャーロット・ブロンテ脚本・作詞・演出:ジョン・ケアード作曲・作詞:ポール・ゴードン翻訳・訳詞:今井麻緒子ジェーン・エア役/ヘレン・バーンズ役:上白石萌音/屋比久知奈(役替わり、Wキャスト)エドワード・フェアファックス・ロチェスター役:井上芳雄春野寿美礼、仙名彩世、樹里咲穂、大澄賢也、春風ひとみ折井理子、水野貴以、中井智彦、萬谷法英、神田恭兵江崎里紗、犬飼直紀、岡田悠李/萩沢結夢/三木美怜【配信日程】4月1日(土) 17:30公演:上白石萌音(ジェーン)/屋比久知奈(ヘレン)4月2日(日) 12:30公演:屋比久知奈(ジェーン)/上白石萌音(ヘレン)【アーカイブ配信期間】4月1日(土) 17:30公演:ライブ配信終了後、準備が整い次第~4月3日(月) 20:30まで4月2日(日) 12:30公演:ライブ配信終了後、準備が整い次第~4月4日(火) 15:30まで【チケット販売期間】4月1日(土) 17:30公演:3月10日(金) 12:00~4月3日(月) 17:30まで4月2日(日) 12:30公演:3月10日(金) 12:00~4月4日(火) 12:30まで【配信チケット料金】(公演プログラム郵送サービス付き)一般:8,080円(税込)auスマートパスプレミアム会員:7,580円(税込)※本チケットには、送料880円(税込)が含まれています。※別途システム手数料200円(税込/1公演分)が必要です。詳細はこちら:作品公式サイト:
2023年03月10日ミュージカル『ジェーン・エア』が3月11日(土) に初日を迎える。このたび、東京芸術劇場プレイハウスで上演される東京公演千秋楽となる4月1日(土) 17時30分、2日(日) 12時30分公演の模様がライブ配信されることが決定した。原作は、1847年に刊行されたシャーロット・ブロンテの同名小説。演出は、『レ・ミゼラブル』『ナイツ・テイル―騎士物語―』『千と千尋の神隠し』などを手がけた演出家のジョン・ケアードが務める。先日発表された読売演劇大賞・最優秀女優賞(『千と千尋の神隠し』『ダディ・ロング・レッグズ』)を受賞した上白石萌音と、『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』などに出演してきた屋比久知奈が主人公ジェーン・エアとその親友のヘレン・バーンズを役替わりのWキャストで演じる。またジェーンが家庭教師として訪れる屋敷の主人、エドワード・フェアファックス・ロチェスター役を井上芳雄が担当するほか、春野寿美礼、仙名彩世、樹里咲穂、大澄賢也、春風ひとみといったキャストが名を連ねている。配信視聴チケットは、3月10日(金) 12時より発売。各回それぞれアーカイブ配信も予定されている。併せて、ジェーンとロチェスターを演じる3人による、本公演の特別イメージカットも公開となった。左から)屋比久知奈、井上芳雄<配信情報>ミュージカル『ジェーン・エア』ライブ配信ミュージカル『ジェーン・エア』メインビジュアル原作:シャーロット・ブロンテ脚本・作詞・演出:ジョン・ケアード作曲・作詞:ポール・ゴードン翻訳・訳詞:今井麻緒子ジェーン・エア役/ヘレン・バーンズ役:上白石萌音/屋比久知奈(役替わり、Wキャスト)エドワード・フェアファックス・ロチェスター役:井上芳雄春野寿美礼、仙名彩世、樹里咲穂、大澄賢也、春風ひとみ折井理子、水野貴以、中井智彦、萬谷法英、神田恭兵江崎里紗、犬飼直紀、岡田悠李/萩沢結夢/三木美怜【配信日程】4月1日(土) 17:30公演:上白石萌音(ジェーン)/屋比久知奈(ヘレン)4月2日(日) 12:30公演:屋比久知奈(ジェーン)/上白石萌音(ヘレン)【アーカイブ配信期間】4月1日(土) 17:30公演:ライブ配信終了後、準備が整い次第~4月3日(月) 20:30まで4月2日(日) 12:30公演:ライブ配信終了後、準備が整い次第~4月4日(火) 15:30まで【チケット販売期間】4月1日(土) 17:30公演:3月10日(金) 12:00~4月3日(月) 17:30まで4月2日(日) 12:30公演:3月10日(金) 12:00~4月4日(火) 12:30まで【配信チケット料金】配信視聴券:5,000円(税込)配信視聴券(公演プログラム郵送サービス付き):7,200円(税込)※送料別途必要※「公演プログラムの郵送サービス付き」は数量限定販売のため、予定枚数に達し次第、受付終了となります。※公演毎にチケット購入が必要となります。詳細はこちら:作品公式サイト:
2023年02月16日