「好き嫌いが多い」「野菜を食べてくれない」「お菓子ばかり欲しがる」・・・。小さな子供を持つママで食について悩んでいる方は少なくないでしょう。そこでとりいれたいのは、フランス人の食に対する考え方です。今回は、フランス式好き嫌い克服法をご紹介します。■偏食、少食 … 子どもの食の悩みはフランス式で解決 せっかくがんばって作っても嫌がって食べなかったり、体にいいから食べてほしい野菜などを食べなかったりすると、ついつい子供に「食べなさい!」とガミガミ。怒られながらおいしく食べられるはずもなく、むしろ逆効果だとわかっているのに怒るのをやめられないママも多いはず。実は筆者も次女が3歳の頃、偏食に悩んでいました。そんな時に出会ったのが、『 フランスの子どもはなんでも食べる 』(カレン・ル・ビロン著)という本。「あ、なるほど」と考え方を変えるきっかけになり、この本を読んでからずい分と気が楽になりました。そのなかから、子どもの好き嫌いを克服するためのコツを3つご紹介します。■コツ1:「食べ物」と「感情」を切り離すまず大切なのは、食べ物に感情を結びつけないことだそうです。つまり、子供が食べないからって、感情的に「食べなさい!」と怒るのはNG。怒ったことで例え子供が食べたとしても、母親が恐くて噛まずにのみこむのが関の山で、その食べ物を好きになるどころか、嫌な感情を思い起こすものになりそうです。食べることを強要しないのはもちろんのこと、食べてほしいものを子供が食べようが、残そうが、感情的に一喜一憂しないことがポイントです。■コツ2:慣れない食べ物は、「味見」だけさせるフランスでは新しい食べ物に子供が拒否反応を起こすことは当たり前で、まず「慣れる」ことが大切だと考えます。だから、見慣れない食べ物を食べないのはまだその食べ物に慣れていないだけ。怒ったり、大騒ぎしたりせずに、「味見だけしてみたら」とひと口だけ食べてみることを子供に勧めます。例えひと口食べることさえ拒絶されても感情的にならず、淡々とお皿を下げます。フランスの育児書では、7回程度、多ければ10回から15回程度、この「ひと口お味見」をして慣れさせていくことを推奨しているそうです。 ■コツ3:食べなくても「代わりのもの」を出さない食べてくれないとつい「じゃあ冷蔵庫にあれがあったからあれなら食べる?」と代わりのものを出したくなってしまいますが、そうすると子供は「これを食べなくてもほかの食べ物が出てくる」と考えてしまいます。出したものを食べなくてもフランス人の親は怒らないけれど、代わりの物は決して出さないので、食べなかったら次の食事までお腹が空くだけ。子供はそのことを、身を持って学びます。そしてお腹が空いたら次の食事を待ち望み、次の食事ではきっとたくさん食べるでしょう。子供の食が細いと気になって、ついつい「食べるか食べないか」と一喜一憂してしまいがちです。一生懸命作ったら、食べて欲しいのは当たり前。だけど、「子供が食べなくても別に気にしない。でも、できるだけひと口だけでも味見させる。そして、食べなくても代わりの物は用意しない」と決めてしまえば、子供が食べても食べなくても、迷ったり、困ったりする必要もないので、なんだか気が楽になります。感情的にならず、そして揺るがないのもフランス式。ブレずに同じ態度を続けていくうちに、子供も「これを食べなくてもいいけれど、食べないからといって代わりに好きなものが出るわけではない」ということを理解します。ここ数年日本では「フランス人の知恵」的なものが流行っていますが、食にお悩みのママ、ぜひ一度試してみてください。『 フランスの子どもはなんでも食べる 』カレン・ル・ビロン著/まちとこ:石塚由香子、狩野綾子 翻訳(WAVE出版)カレン・ル・ビロン Karen Le Billionブリティッシュコロンビア大学教授。2011年には、40歳以下にして意義深い成功を収めたカナダ人リーダーを称える国家プログラム「Top 40 Under 40 Award」を受賞。オックスフォード大学で博士号を取得。5冊の学術書と、子どもの味覚のトレーニング・ガイド&料理本『Getting to Yum(美味しく食べ始める)』を出版。家族とともに、カナダとフランスを行き来する生活を送る。ホームページは、「ジェイミー・オリバーの今月の食革命ブログ」にも選ばれた。
2017年04月06日俳優・西島秀俊が、4月放送スタートの小栗旬主演ドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」を引っ提げ、フランス・カンヌで行われている世界最大の国際映像コンテンツ見本市「MIPTV(ミップティーヴィー)」のレッドカーペットに登場した。毎年4月に開催され、世界トップクラスのプロデューサーやバイヤーら、エンターテインメント界のリーダーたちが多数来場する「MIPTV」は、ドラマやバラエティー、アニメなどの最新コンテンツの上映会が行われるほか、映像コンテンツ業界の最新動向を伝える多彩なイベントが実施されるなど、世界の映像ビジネスの中心となるコンテンツマーケット。今年は、「MIPTV」初企画となる「アジアワールドプレミア」が企画され、その公式上映作品の第1作目に「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」が選出された。当日は、『アベンジャーズ』シリーズでホークアイ役を演じたジェレミー・レナーなど、海外の人気俳優陣が続々とレッドカーペットに登場する中、西島さんが登場すると、海外メディアのインタビューや訪れた人々からのサイン攻めに。初めてカンヌを訪れたという西島さんは「何よりも『CRISIS』が期待されていて温かく迎えていただいていると感じているので、本当にうれしいです」と大きな注目を浴びているのを実感している様子。また「監督、スタッフ、共演者のみんなで本当に苦労して、いい作品を作ろうと頑張ったので、楽しんでもらえる作品になっていると思います」とアピール。世界中から期待されている本作だが、「誰よりも日本の皆さんに見ていただきたいので、楽しみにしていてください!」と日本放送を心待ちにしているファンへメッセージを送った。日本での放送開始に先駆けて世界初上映となった今回、会場の280席は満席、立ち見も出るほどの盛況ぶり。観客と一緒に第1話の上映を観ようとした西島さんも、座席を観客に譲るために上映の間、席を立ったほどで「正直、驚いています。非常に嬉しいですね」と笑顔を見せていた。上映会後の舞台挨拶では、冒頭フランス語で「ボンジュール!トレビアン?」と挨拶し、続けて「こんにちは。出演者の西島秀俊です。今日は来てくださりありがとうございます。今回観て頂いたのは第1話で、これからもっと人間ドラマもアクションも大きく面白くなっていきますので、興味を持って頂いた方は、ぜひスタッフに声を掛けて下さい。僕でも良いです。プロデューサーの笠置さん、原案・脚本の金城一紀さん、主演俳優の小栗旬さんはほかの国の皆さんと仕事をする準備ができています」とコメントし会場を沸かせた。本作をいち早く鑑賞した各国のバイヤーは、「完成度が高く、アクションがかっこいい」「このドラマはいままで自分が見た日本のドラマの中でもクオリティーが一番高い!」など高評価を得ており、ますます日本放送に期待が高まるようだ。「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」は、小栗さん演じる主人公・稲見朗や、西島さん演じる田丸三郎を始めとする、各分野のスペシャリストが結集した警察庁警備局長直轄の秘密部隊「公安機動捜査隊特捜班」の活躍を、直木賞作家・金城一紀の原案・脚本で描く骨太なアクションエンターテインメント。2人のほかにも特捜班のメンバーに田中哲司、野間口徹、新木優子が出演する。「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」は4月11日(火)より毎週火曜日21時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。※初回15分拡大(cinemacafe.net)
2017年04月05日小栗旬が主演を務める4月期放送のカンテレ・フジテレビ系ドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」。この度、本作が4月にフランス・カンヌで開催される国際映像コンテンツ見本市「MIPTV」の公式プレミア上映作品に、アジアドラマとして初めて選出されることが決定した。本作は、小栗さん演じる主人公・稲見朗や、西島秀俊演じる田丸三郎を始めとする公安機動捜査隊特捜班の活躍を、直木賞作家の金城一紀が描く骨太なアクションエンターテインメント。2人のほかにも特捜班のメンバーには、田中哲司、野間口徹、新木優子が出演し、1話完結型ストーリーで展開していく。「MIPTV」は、リード・ミデム社が主催・運営する世界最大規模の国際映像コンテンツ見本市で、前回は世界97か国から3,750社、1万人以上が参加したように、世界各国の映像コンテンツ制作会社と、またコンテンツを購入する放送・配信事業主、さらには共同制作関係者や投資家など映像コンテンツ関係者が集結する一大イベント。そして今回、「MIPTV」の目玉となる公式イベントとして、初の「アジアワールドプレミア」を開催。その記念すべき第1作目に本作が選ばれ、日本放送開始に先駆け第1話のワールドプレミアが行われる。なお、これまで「タイタニック」「X-ファイル」「ROOTS/ルーツ」といった欧米ドラマが公式上映作品としてワールドプレミアを行ってきたが、アジアの作品が公式上映されるのは本作が初めてとなる。今回の決定に民放連続ドラマ初共演を果たした小栗さんと西島さんは、「日本という国でどういう作品を作ったらいいのか、自分たちで話しながらこの『CRISIS』を作ってきました。その中で、アジアの作品を代表して、こうして世界の人たちにご覧いただくチャンスをもらえたことは本当にありがたい」(小栗さん)、「この作品は撮影が始まる前から、日本ドラマの枠を超えた規格外の作品になるという期待がありましたので、世界の皆さんにご覧いただくきっかけが出来たことはすごくうれしく思います」(西島さん)と喜びのコメント。また、本作を見る世界の人へ向けて西島さんは「いまの日本が持つ空気感のようなものを感じていただければ、きっと楽しんでいただけると思います」と話し、本作ではいま自分たちが日本で出来る最大限のチャレンジをしたという小栗さんは、「皆さんに温かく迎えられることを心より願っています」と語っている。そしてリード・ミデム社のマーケット開発ディレクター、テッド・バラコス氏は、「主演の小栗旬さん、西島秀俊さんのハイクオリティーなこの日本の警察もののドラマシリーズは、国際市場にとりわけぴったりな作品です。この1時間の『アジアワールドプレミア上映会』は、世界中の番組バイヤーにこれまでにない日本のアクションシリーズを見せる場となるでしょう」と期待のコメントを寄せている。日本のテレビドラマとしては規格外のスケールで描かれる本作。見どころの一つでもある華麗なアクションやストーリーに、一体海外の人たちはどういった反応を示すのだろうか。「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」は4月期より毎週火曜日21時~カンテレ・フジテレビ系にて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年02月16日スペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督が、5月17日(現地時間)に開幕する第70回カンヌ国際映画祭の審査員長に決定した。カンヌ映画祭のプレスリリースによると、アルモドバル監督は「70周年を迎えるカンヌ映画祭を、特別なポジションで祝えることができてとてもうれしい。ありがたいことですし、光栄ですが、ちょっと緊張しています」とコメントしている。また、「審査員長という立場には、責任も伴いますし、しっかりと務めたいと思います。この任務に全身全霊をかけて取り組むと自信を持って宣言します。まさにそれが特権であり喜びです」と熱く語っている。アルモドバル監督とカンヌ国際映画祭の歴史は長く、1992年に審査員長ジェラール・ドパルデューの元で審査員を務め、2004年には『バッド・エデュケーション』がオープニング作品として上映された。60周年記念の2007年には、ペネロペ・クルス、ブルース・ウィリス、サミュエル・L・ジャクソンらとともに映画祭のポスターに登場。いままでに監督した『オール・アバウト・マザー』、『ボルベール<帰郷>』、『抱擁のかけら』、『私が、生きる肌』、『ジュリエッタ』の5作品で受賞またはノミネート経験を持つ。そのほかの審査員は4月中旬に発表されるということだ。(Hiromi Kaku)
2017年02月01日俳優・山田孝之出演の、テレビ東京系ドキュメンタリードラマ『山田孝之のカンヌ映画祭』(25:07~)第3回が、20日深夜に放送される。同作は2016年夏、「映画の賞が欲しい」と映画監督・山下敦弘を呼び出した山田が、映画制作に奔走した記録を伝えるドキュメンタリードラマ。山下監督と、友人であるドキュメンタリー監督・松江哲明監督が作品化した。連続殺人鬼・エド・ケンパーの映画を撮ると発表した山田は、主人公に天才子役・芦田愛菜を抜擢。日本映画大学でカンヌ映画祭について学んでいた。第3回では、山田・山下・芦田の3人が資金を集めるためにパイロットフィルムを制作する。山田が集めた撮影スタッフとともにパイロットフィルムの撮影が始まる。(C)「山田孝之のカンヌ映画祭」製作委員会
2017年01月20日人気俳優・山田孝之が「カンヌ映画祭」を目指す映画制作の過程を記録したドキュメンタリードラマ「山田孝之のカンヌ映画祭」が、1月6日(金)今夜からテレビ東京系にて放送がスタートする。1999年に俳優デビューし、映画初主演を務めた2005年公開の『電車男』が大ヒットした山田さん。その後も『クローズZERO』シリーズや『十三人の刺客』、『GANTZ』シリーズや『バクマン。』『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』などに出演。『闇金ウシジマくん』シリーズで見せるハードなスタイルから「勇者ヨシヒコ」シリーズで見せるコミカルさまでその演技のふり幅の広さ、多彩さは他の追随を許さない。いまや日本を代表する俳優に成長した山田さんが今回挑むのは、自身2年ぶり2度目となる「ドキュメンタリードラマ」。前回のドキュメンタリードラマ「山田孝之の東京都北区赤羽」では、スランプに陥った山田さんが親交のある映画監督・山下敦弘を呼び出し「赤羽での自分を撮影してほしい」と依頼、そこにドキュメンタリー監督・松江哲明が加わってドラマが生まれたのだが、今回も山田さんが山下監督を呼び出し「世界最高峰のカンヌ映画祭で賞をとりたい」と言い出し、2人で「カンヌ映画祭」に向け映画制作をスタートさせる。松江監督も参加して“映画制作に奔走した山田孝之の2016年夏の記録”として作品化したという。放送にあたり山田さんは番組公式サイトで「今回カンヌを目指して、大切なことをたくさん学びました」とコメント。「ふり返って見ると、決してベストとは言い切れない決断があった」としながらも「行動したことにより気づくことができ、次に役立てることができます」と続け「これからも“山田孝之の”やり方で頑張っていこうと思います。しっかりと注意してご覧ください」と視聴者へメッセージを寄せている。また山下監督も山田さんと過ごした昨夏をふり返り「修行のような毎日で、結果お尻に変なおデキが出来たり…山田孝之は変な魔法をもっているので皆さんも気をつけてください」。松江監督も「とんでもない映像は撮れていることは保証できます。おそるべし、山田孝之。無事、最終回まで放送されますように」とそれぞれコメント。「山田孝之がつくる映画」とは一体どのような内容なのか…本放送で確かめて欲しい。ドキュメンタリードラマ「山田孝之のカンヌ映画祭」は1月6日(金)より毎週金曜深夜0時52分~放送。(笠緒)
2017年01月06日テレビ東京にて来年1月より放送されるドキュメンタリードラマ「山田孝之のカンヌ映画祭」。この度本作のオープニングテーマを、2004年にメジャーデビューした「フジファブリック」が担当することが決定した。本番組は、世界最高峰のカンヌ映画祭で賞をとりたいという山田孝之が、映画監督の山下敦弘と映画製作に奔走した過程を記録したドキュメンタリードラマ。山下監督と友人のドキュメンタリー監督・松江哲明と共に作品化し、山田さんがつくる映画とは一体どのような内容なのかを、この「山田孝之のカンヌ映画祭」として放送する。「フジファブリック」は、楽曲「夜明けのBEAT」がドラマ「モテキ」の主題歌、そして映画のオープニングテーマとして連続起用され話題に。今回のオープニングテーマは、山下監督と松江監督のリクエストに「フジファブリック」が答える形で制作され、曲タイトルは「カンヌの休日 feat. 山田孝之」となっており、タイトル通り山田さんがボーカルで参加!「フジファブリック」の山内総一郎と共に歌声を披露しているという。疾走感に溢れ力強くパンチのあるサウンドは、番組の中で周りも気にせず猪突猛進に目的に向かって進んでいく山田さんの姿とリンク。歌詞は、カンヌ映画祭で賞を取った映画のタイトルで全編構成されており、映画好きの人にはどの作品が隠れているのか注目して欲しい。なお、本楽曲が収録されたニューシングル「カンヌの休日 feat. 山田孝之」は、来年2月15日(水)にリリース予定となっており、ほかにも叙情的なミディアムバラードの「Here」と、「カンヌの休日」のフジファブリックバージョン、インストゥルメンタルの4曲が収録。初回生産限定盤には「カンヌの休日 feat. 山田孝之」のMVが収録されたDVDもセットになっている。今月リリースしたばかりのニューアルバム「STAND!!」を掲げた全国ツアーが、来年1月からスタートする「フジファブリック」。今回の新曲も披露されること間違いなし。「フジファブリック」と山田さんがどのように楽曲を歌い上げるのか…「山田孝之のカンヌ映画祭」はオープニングテーマから見逃せない。「山田孝之のカンヌ映画祭」は2017年1月6日より毎週金曜日深夜0時52分~テレビ東京系にて放送。「カンヌの休日 feat. 山田孝之」は2月15日(水)よりリリース。(cinemacafe.net)
2016年12月27日テレビ東京とテレビ大阪では、来年1月クールにて、ドキュメンタリードラマ「山田孝之のカンヌ映画祭」を放送することが決定した。2016年夏、山田孝之は映画監督・山下敦弘を呼び出す。山田は山下に、世界最高峰のカンヌ映画祭で賞をとりたいと告げる。後日、とある場所で集まった山田と山下は、早速映画の内容について話し始めた――。本作は、映画『電車男』や『クローズZERO』を始め、『十三人の刺客』『土竜の唄潜入捜査官REIJI』『バクマン。』『信長協奏曲』『何者』『闇金ウシジマくんザ・ファイナル』など、作品ごとに全く違う顔を見せてきた日本を代表する俳優・山田さんが、「カンヌ映画祭」に向けた映画製作の過程を記録したドキュメンタリードラマ。映画製作に奔走した山田さんの今年の夏の記録として、山下監督と友人のドキュメンタリー監督・松江哲明と共に作品化した。山田さんがつくる映画とは一体どのような内容なのかを、この「山田孝之のカンヌ映画祭」として放送する。山田さんは「今回カンヌを目指して、大切なことをたくさん学びました。ふり返って見ると、決してベストとは言い切れない決断があったと思います。しかし、行動したことにより気づくことができ、次に役立てることができます。これからも“山田孝之の”やり方で頑張っていこうと思います。しっかりと注意してご覧ください」とコメント。山田さんから連絡があり、ひと夏を一緒に過ごしたという山下監督は、そんな日々をもはや修行のような毎日だったと語り、「結果お尻に変なおデキが出来た」と明かす。「山田くんと一緒にいると自分の中の何かが壊れてしまうのでこれからは誘われても山田くんの話に乗らないようにします。山田孝之は変な魔法をもっているので皆さんも気をつけてください」と呼びかけた。この企画決定時、「一体、何人の先輩監督たちに怒られることになるんだろう」と思ったと話す松江監督は、「実際すでに怒られています。かなり本気で(それも撮りました)。けど仕方がないのです。山田孝之が先頭に立っているのだから」と語り、「迷惑をかけた分、とんでもない映像は撮れていることは保証できます。嗚呼、おそるべし、山田孝之。無事、最終回まで放送されますように」と最後は祈りを込めた。「山田孝之のカンヌ映画祭」は2017年1月6日より毎週金曜日深夜0時52分~テレビ東京にて放送(cinemacafe.net)
2016年12月08日俳優・山田孝之が、テレビ東京系ドキュメンタリードラマ『山田孝之のカンヌ映画祭』(2017年1月6日スタート 毎週金曜24:52~)に出演することが8日、わかった。同作は2016年夏、「映画の賞が欲しい」と映画監督・山下敦弘を呼び出した山田が、映画制作に奔走した記録を伝えるドキュメンタリードラマ。山下監督と、友人であるドキュメンタリー監督・松江哲明監督が作品化した。映画の内容も、番組の中で明かされていく。「今回カンヌを目指して、大切なことをたくさん学びました」という山田は、「振り返って見ると、決してベストとは言い切れない決断があったと思います」と自身の行動を反省する。しかし「行動したことにより気付くことができ、次に役立てることができます」と前向きに語った。さらに山田は「これからも"山田孝之の"やり方で頑張っていこうと思います」と抱負を述べ、「しっかりと注意してご覧ください」とアピールした。「山田くんから連絡があり、ひと夏を一緒に過ごしました」と振り返る山下監督は「修行のような毎日で、結果お尻に変なおデキができた」と報告。「山田くんと一緒にいると自分の中の何かが壊れてしまうのでこれからは誘われても山田くんの話に乗らないようにします」と不穏なコメントを寄せた。そして「山田孝之は変な魔法をもっているのでみなさんも気をつけて下さい」と注意喚起した。「一体、何人の先輩監督たちに怒られることになるんだろう」と心配したという松江監督は「実際、すでに怒られています。かなり本気で(それも撮りました)」と、内容へ期待を持たせる。松江監督は「山田くんに巻き込まれ、翻弄された日本映画を代表する俳優、女優、監督、スタッフ、そしてカンヌの皆さんには『ご迷惑をおかけしました』としか言いようがない」と謝罪しながらも「迷惑をかけた分、とんでもない映像は撮れている」と自信を見せ、「嗚呼、おそるべし、山田孝之。無事、最終回まで放送されますように」と祈った。(C)「山田孝之のカンヌ映画祭」製作委員会
2016年12月08日●テレ東プロデューサーも驚く世界展開の兆しお笑い芸人のビビる大木と、おぎやはぎの矢作兼がメインを務めるバラエティ番組『家、ついて行ってイイですか?』(テレビ東京)が、イギリスの敏腕プロデューサーに見初められ、世界展開バージョンとして本格的に売り出された。そして、関西発の長寿番組『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送)と『鳥人間コンテスト』(読売テレビ)も、世界ヒットを狙ってセールスされたのが、10月にフランス・カンヌで開催された世界最大級の映像コンテンツ見本市「MIPCOM」(ミプコム)だ。現地では、往年の『夕焼けニャンニャン』を彷彿(ほうふつ)とさせるアイドル番組を、フジテレビが中国と共同制作し、高視聴率を獲得しているという情報も入手。「MIPCOM」レポート後編では、日本のバラエティ番組のセールス動向を紹介する。○英語版タイトルは『Can I follow you home?』『家、ついて行ってイイですか?』は、終電を逃した人に声をかけ、タクシー代を払う代わりに家の中を覗かせてもらうと、その人の人生ドラマが見えてくるという内容で人気を集めるドキュメントバラエティ。海外では素人さんが出演する「リアリティーショー」と呼ぶガチドキュメンタリーの人気が高く、『家、ついて行ってイイですか?』も世界ヒットを狙った番組のひとつとして、MIPCOMで2年前から売り出された。世界のバイヤーを前に行われた公開プレゼンテーションイベントでは、番組映像が流れた時から会場の反応は高く、「家について行った先で、人生ドラマを垣間見ることができるシンプルな展開が、リアリティショーとして面白い」と、好印象ぶりを話すバイヤーが多かったのが印象的だった。その後、早くも中国版が制作。この思わぬ運びに、番組を企画したテレビ東京の高橋弘樹プロデューサーが驚いている様子もあったが、同番組の海外進出の勢いは、これだけに収まらない気配がある。というのも、『\マネーの虎』(日本テレビ)を英・BBCで成功させ、アメリカを含む世界27の国と地域で長期にわたって制作・放送するまでに仕掛けた、イギリスのスモール・ワールド社代表、ティム・クレセンティ氏(元ソニー・ピクチャーズ)が、『家、ついて行ってイイですか?』の世界展開をプロデュースすることが決まったからだ。ヒットメーカーの手によって、先月開催のMIPCOMで本格的に世界展開のセールス活動が開始されたところだ。現地でティム氏に直接会う機会が作れたので、『家、ついて行ってイイですか?』を選んだ理由を聞くと、「この番組は、わかりやすい3つのステップがある。はじめは声をかけたタイミング、次にタクシーの中、最後に家という段階を追うプロセスに、まずはひかれた。それから家を覗くと、そこにはリアル感ある生活があり、決してそれがパーフェクトな人生でないところがいい。ソーシャルメディア全盛の時代は番組に求められるのはリアルライフを見せることだ」と答えてくれた。『\マネーの虎』が『ドラゴンズ・デン』というタイトルでヒットさせたように、こちらもタイトル付けにこだわったという。『家、ついて行ってイイですか?』の英語版は『Can I follow you home?』。ビジュアルポスターも、まるで映画のワンシーンのような印象を持たせる。今後の展開に注目である。●中国版『夕ニャン』は週末ゴールデンタイムに○『ナイトスクープ』『鳥人間』を世界に販売今回のMIPCOMでも、NHK、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ、朝日放送、読売テレビの8社が共同でバラエティ番組を売り込む恒例となったプロジェクト「トレジャー・ボックス・ジャパン」(以下TBJ)による公開プレゼンテーションが行われた。各局が世界に売り出したい番組を開発し、NHKが『昔話法廷』、日テレが『究極の○×クイズSHOW!! 超問!真実か?ウソか?』、テレ朝が『キスマイGAME! 無人飛行型ロボット"ドローン"とかくれんぼ!』、TBSが『珍種目No.1は誰だ!?ピラミッド・ダービー』、 テレ東が『世界!ニッポン行きたい人応援団』、フジが『ホールインザロード』などを紹介する中、関西の2局はそれぞれの局を代表する長寿番組を新たに海外に向けて売り出した。朝日放送は、西田敏行が局長役を務める『探偵!ナイトスクープ』、読売テレビは夏の風物詩『鳥人間コンテスト』である。どちらも海外では受け入れやすい素人さんを主役にした番組。日本で長年にわたって高視聴率実績を積み上げてきたことを強みに、会場では早速商談が進められていた。往年のスタイルの番組が実際に海外でヒットするケースも多い。フジテレビが中国の湖南テレビと共同制作した『夏日甜心』がまさにそれ。女性アイドル候補生31人が、毎週いろいろな企画にチャレンジし、その結果によって数名が脱落、最終的に残った3人がデビューするという内容は、中国版『夕やけニャンニャン』と言っていい。中国好みに合わせて、大規模なセットとSNS連動で人気を集め、今年の夏に湖南テレビの週末のゴールデンタイムで11回放送されると、高視聴率を獲得した。○『鶴瓶大新年会』のアイデアを活用フジはその番組のゲームコーナーのゲーム案を作り、同局の美術チームとも連携しながら設計図を日本側が提供し、中国側が実際にセットを製作したという。番組を企画し、現地では制作指導にあたったフジテレビ国際開発局企画担当部長の藤沼聡氏は「以前、元旦の特番で担当した『新春 鶴瓶大新年会』という番組用に考えたゲームアイデアのストックと、その改良版などを、今回の中国の番組『夏日甜心』で活用しています。また、今の日本では「ちょっと危険かも」と自主規制しそうな、それでいて面白い展開が期待できる「フィジカルゲーム」をメインにしました」と話す。そんな中で、藤沼氏は日本との違いも発見。「中国は、安全性に対してちょっと無頓着なところがあり、現場で逆に我々が気をつかってしまう場面もあります。日本では通常、ゲームセットなどはコスト面や作業のしやすさなどから木材を選びますが、中国ではほとんどが鉄骨で製作されていることにもびっくりしました。重いことは重いのですが、丈夫なので安全性には問題なかったです」と教えてくれた。フジテレビは、上記の中国とのケースのような、相手国に合わせて番組を"カスタムメイド"する番組フォーマット販売を進めている。中国とはこの番組の成功により、タッグを組んだ湖南テレビから、別番組で同様のプロジェクトのオファーが来ているところだ。他国にもこの動きを広げようとカンヌで発表したところ、中国の別のテレビ局や制作会社数社、韓国・タイ・アメリカの制作会社数社が興味を持ち、現在交渉を重ねている。藤沼氏は「番組を"カスタムメイド"するこのビジネスは、アイデアさえ湧けば、そのチャンスは地域を問わず無限にある。もちろんいいアイデアであることがマストですが、ゲームに限らず、いろいろなジャンルの企画に対応していこうと計画しています」と意気込む。日本のバラエティがふとしたきっかけで世界でヒットするケースは、まだまだ出てきそうだ。
2016年11月16日アメリカ・フランスともに堂々の1位に株式会社季然堂(きぜんどう)は、『AJモイスチャーゲルクリーム』が楽天アメリカ・フランスのウィークリーチャートで1位を獲得したことを発表した。『AJモイスチャーゲルクリーム』は、全成分が日本製のオールインワンゲルで、2016年7月15日より、通信販売および公式オンラインショップで販売されている。1本で6役をこなすスグレモノ『AJモイスチャーゲルクリーム』は、1本で化粧水・クリーム・美容液・化粧下地・乳液・パックの役割を果たす、オールインワンゲル。日本の確かな技術を駆使し、全ての成分が日本で作られている。高濃度の天然人型セラミドや米ぬか発酵エキスなどが配合されているため、肌のターンオーバーを整え、肌の奥まで潤いを届けるのが特徴だ。無香料・無着色で肌への刺激が少なく、敏感肌の人でも安心して使える点も魅力的だ。シンプルケアで肌に優しい『AJモイスチャーゲルクリーム』は1本で6役をこなすため、肌に触れる回数が少なく、肌ダメージを抑えることができる。特に洗顔後の肌は非常にデリケートなため、最小限の刺激でケアできるオールインワンゲルは美肌にとってもメリットがある商品だと言える。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社季然堂のプレスリリース※『AJモイスチャーゲルクリーム』の通販・公式オンラインショップ
2016年11月15日フランスでは「人は死ぬまで恋愛をするが、その相手は変わる」と言う諺があります。日本では愛する対象を変えることは悪いこととされていますが、フランスでは生きてたらそういうことってけっこう有るよね、で終わります。フランス人の恋愛感とは愛は育てることができますが、ある一瞬で消えてしまいます。恋愛は臆病な小鳥のようなもの。捕まえようとジタバタすると余計遠ざかってしまいます。フランス人の心とはフランス人は自分と他人は「違う」ことを徹底的に教えられます。これは他人の「心」を想像しない、ということです。自分の心や意識は瞬間でハラハラと変わります。他人の心も同じように変わることを幼児の頃から叩き込まれます。以下は、フランス人が考えないことです。一方、あなたはどうですか?×あの人はこう思っているに違いない×今、こっちを見たから私のことを考えているに違いない×こうしたら、こういう人だと思われちゃう×嫌な人だと思われたかも×いわなくても判ってくれるはずフランス人は他人と自分が違うからこそ、余計恋愛を喜ぶ違うからと人の気持ちを無視したり、否定するとのではありません。違う人間が集まっている、そこで何かしらの接点があったことを喜びます。フランス人は他人と共感することを好みます。さいごにいかがでしたでしょうか。フランス人の恋愛感をご紹介させていただきました。あなたの恋愛のお役に立てれば幸いです。愛を込めて。
2016年07月01日俳優のウィル・スミスは21日、フランスのカンヌで行われたコールドプレイのクリス・マーティンとの即興ギグで『メン・イン・ブラック』の歌詞を思い出せなかったようだ。1997年公開の同名主演映画のテーマ曲も担当していたウィルは、オテル・デュ・キャップ・エデン・ロックで開かれたメディアリンクとアイ・ハート・ラジオ主催のイベントでクリスと共に突如ステージに登場して観客を驚かせたが、クリスのアコースティック・ギターに合わせてビートボックスを繰り広げる中、「歌詞を全部覚えてないからただラップを続けるよ」「この曲はずいぶん歌ってないから、ただ韻だけ踏んで、それがうまくいくことを願うとするよ」と言っている姿が、ネットに掲載されている動画から見て取れる。一方でクリスは、プリンスの「ラズベリー・ベレー」とデヴィッド・ボウイの「ライフ・オン・マーズ」のカバーを披露したほか、観客席から前妻グウィネス・パルトロウが見守る中、2人の離婚をネタにジョークを飛ばしていたとニューヨーク・ポスト紙のページ・シックス欄は報じている。現在家族でヨーロッパに滞在中のウィルは、26日にイギリスで行われるグラストンベリー・フェスティバルのコールドプレイのステージにも特別ゲストとして登場するのではないかと言われている。(C)BANG Media International
2016年06月24日新作『The Neon Demon』(原題)のプロモーションでカンヌ入りしていたエル・ファニングが、カンヌで“2人プロム”を敢行した。18歳のエルにとって、出演映画のプロモーションも大事だが、高校卒業時に行われるダンスパーティー「プロム」も重要イベントである。残念ながらタイミングが悪く、カンヌに行くことになってプロムに参加できなかったエル。なんとそのエルの元にアメリカからエスコート相手のキャスが文字通り“飛んで”きてくれた。キャスは先月もエルのインスタグラムに登場した、エル曰く「No.1フレンド」だそうだ。女子の一大イベントである「プロム」では、着用するドレス、靴、アクセサリー選びに慎重さが必要だが、子どもの頃からハリウッドで活躍し、ファッショニスタとしても名高いエルが選んだドレスはズハイル・ムラド(「Zuhair Murad」)のもの。透け感のあるチュールにピンクの花とミントグリーンのツタが刺繍されているエレガントなストラップレスドレスで、ウエスト部分のコルセットがアクセントに。首元にはティファニーのジュエリー、ヘアはすっきりとまとめてドレスとアクセサリーを際立たせた。この装いでエルは『The Neon Demon』のプレミアに参加した後にキャスと合流し、ロマンチックな「プロム写真」を撮影したものと思われる。インスタグラムに掲載したその写真にはキャスへの感謝と「この夜をずっと忘れない」というキャプションが添えられている。(Hiromi Kaku)
2016年05月25日黒沢清、河瀬直美、是枝裕和、三池崇史監督に次ぐ、新しい世代の監督として世界中から注目を集めている深田晃司監督の最新作にして、カンヌ参加となった浅野忠信主演の『淵に立つ』が、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門にて“審査員賞”を受賞。浅野さんをはじめ監督らから喜びのコメントが届いた。物語は、下町で金属加工業を営む夫婦のもとに突然ひとりの男が現れ、奇妙な共同生活が始まり、一見平和だった家族に“異物”が混入することで夫婦それぞれが抱える秘密があぶり出されていく人間ドラマ。夫婦とは、家族とは、愛とは、人間とは何か、普遍的なテーマを問いかけながら、人間の心の奥底を揺さぶる衝撃作だ。主演をつとめるのは、昨年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に選出された、黒沢監督『岸辺の旅』に出演した浅野さん。そのほか『歓待』『ほとりの朔子』に続き深田組常連の古舘寛治、映画・テレビ、舞台と幅広く活躍する筒井真理子が出演する。この度、世界の映画祭で数々の受賞歴を誇る『歓待』、二階堂ふみ主演『ほとりの朔子』(ナント三大大陸映画祭クランプリ)、平田オリザの戯曲映画化『さようなら』(東京国際映画祭コンペ出品)など、36歳にして次々と話題作を世に出し続ける深田監督の『淵に立つ』が、合計18本の選出作品の中から「ある視点」部門“審査員賞”を受賞。監督は受賞のコメントとして「すみません。フランス語の勉強が間に合わなかったので日本語で話します(笑)。本当にとてもうれしいです。いろんな人に感謝を言わなくてはいけません。私の映画は本当に多くの人に支えられてきました。まずは、この映画のキャスト、スタッフにお礼を言いたいと思います」と喜びを伝えた。さらに現地での囲み取材では、「日本は優秀な監督は私だけでなくたくさんいます。ただ彼らが海外を目指すための制度は、まだ不十分で未熟だと思います。日本はこれだけフランス映画が好きで、フランス人もこれだけ日本映画を愛してくれているのに、残念ながら両者の間には一緒に映画を作るための制度がありません。例えば韓国とフランスの間には結ばれているのに、なぜ日本は結べないのだろう…。新しい才能がより外へ出て行くための制度、自由に映画を作るための制度が日本には不足しています」と壇上でのスピーチでは伝えきれなかった思いを明かした。また、現地に残っていた古舘さんは、「ここに座っていることだけでもとても誇らしい機会をいただいているのに、それでもここまできて、何も貰わなかったら寂しいだろうな、とか思ってしまう、人間はどれだけ欲深いのだろうかと。でもこの際なので、もっと欲深くいきたくなと思います」とコメント。筒井さんも「さっきお話しを聞いたら、本当に作品が最後まで競った末の銀メダル(※審査員賞はある視点部門の最高賞に次ぐ賞)だったそうです。銀メダルという気持ちで、充分嬉しいです」と喜んだ様子。一足先に帰国した浅野さんは、受賞の知らせを受けて「我々は妥協なくこの映画に挑みました、そしてこんなに素晴らしいとこにたどり着けました!皆様のおかげです!!ありがとうございます!最高です!」とコメントを出した。『淵に立つ』は2016年秋、有楽町スバル座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月22日南仏カンヌでバカンスを満喫中のオーランド・ブルームとケイティ・ペリーが、17日深夜(現地時間)カンヌ国際映画祭の上映会場で堂々とキスをし、熱愛ぶりをアピールした。オーランドとケイティが出席したのは、ある視点部門で上映されたヴィゴ・モーテンセン主演、マット・ロス監督の『Captain Fantstic』(原題)の公式上映。ヴィゴとは『ロード・オブ・ザ・リング』以来の友人であるオーランドは濃紺のスーツ、ケイティは黒のドレス姿で、シックな装い。壇上からカンヌ映画祭ディレクターのティエリー・フレモーが名前を呼ぶと、それぞれ立ち上がり観衆に挨拶し、さらに着席するとキスをしてみせた。ケイティ・ペリーは、カンヌで毎年開催されるエイズ研究財団amfARのチャリティ・イベントのメインゲストの1人でもあり、19日(現地時間)にはパフォーマンスも予定されている。2人が揃ってレッドカーペットを歩くかが見ものだ。映画はヴィゴ演じる、エキセントリックな父親と6人の子どもたちによるロードムービー。末っ子を演じたシュリー・クルックスがオーランドの大ファンだということで壇上から呼びかけると、オーランドも手を振って応えるなど、和気あいあいとして雰囲気でのプレミアとなった。上映後は10分以上のスタンディング・オベーションが続き、オーランドとケイティも拍手を送っていた。(photo / text:Ayako Ishizu)
2016年05月19日スティーヴン・スピルバーグ監督の最新作『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』が現在開催中のカンヌ映画祭でワールドプレミア上映され、スピルバーグ監督とキャスト陣が登場した。関連動画本作は、『チャーリーとチョコレート工場』の原作者ロアルド・ダールの『オ・ヤサシ巨人BFG』を映画化したもので、ロンドンから巨人たちが暮らす国にやってきた少女ソフィーと、心優しい巨人BFG(ビッグ・フレンドリー・ジャイアント)の交流と冒険を描く。新鋭ルビー・バーンヒルが主人公のソフィーを、アカデミー俳優マーク・ライランスが巨人BFGを演じる。会場には監督だけでなく、バーンヒル、ライランスも登場。スピルバーグ監督は久々のファンタジー作に「想像の中の世界をストーリーとして語るということをしてみたかったんだ。歴史的な映画を作るとき、歴史の事実を正しく伝えるためにこのような想像力は横におかなければならない。しかし、今回の作品はそういう規制がなく、自由な形で展開できた。若いフィルム・メーカーに戻ったような気持ちになった」と振り返り、「僕はいつも良いストーリーを追い求めているんだよ。ときには子供達の顔を見てピンとくることもある。僕は7人の子供を育てた父親だけど、僕はまさにこの『BFG』の原作を子供達のために読んであげていたんだ。そのときに子供達の反応がよくわかるんだよ。この物語は子供達の心をしっかりと掴む美しい物語だから原作の世界をもっと広げられるなって思ったんだ」と語った。また、監督に抜擢されたバーンヒルは「今回の映画は初めての大作です。子供のTVショー番組にでたことはありましたが、今回は本当に夢のような経験をしました。今、こうしてカンヌ映画祭に来ているなんて、すごい経験だと思います。やったー!って感じ」とコメントした。『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』9月17日(土) 全国ロードショー
2016年05月16日●53年の歴史で日本人初のレッドカーペット女優の高島礼子がこのほど、ドラマやアニメなど世界中の映像コンテンツが取引される、フランス・カンヌの見本市「MIPTV」(ミップティービー)で、レッドカーペット唯一の日本人ゲストとして登場した。重要な役どころで出演する、綾瀬はるか主演のNHKドラマ『精霊の守り人』を世界に売り出そうと企画された「4Kワールドプレミアスクリーニング」イベントに出席したためだ。アメリカやイギリスなど、世界的に注目度の高い新作ドラマが並ぶ中、日本のドラマもカンヌで行われたPR合戦に加わった。○"MORIBITO(モリビト)"コールで着物姿の高島礼子が登場映画祭で知られるフランス・カンヌでは、毎年春の時期に映像コンテンツ見本市「MIPTV」が行われ、今年は4月4日から7日まで開催されたところだ。参加国数は97カ国にまで及び、ドラマやアニメ、バラエティ、ドキュメンタリーを売り買いするために、世界中の放送局や制作スタジオが参加し、総勢1万人以上が集まった。映像コンテンツマーケットとしては世界最大規模になる。今年は、各国の新作ドラマを、放送に先駆けて集中上映する「ドラマ・スクリーニング」イベントが初めて企画されたこともあり、例年以上にドラマバイヤーやジャーナリストが集結。そんな中、多くのMIPTV参加者が集まる初日のオープニングパーティーで『NHK放送90年 大河ファンタジー「精霊の守り人」』が、アジア初の公式プレミア上映企画を実現した。上映会場はフランス語で「コート・ダ・ジュール(=紺碧の海岸)」と呼ばれる海岸沿いにある一流ホテルやブティックが立ち並ぶ一角、「グランド・ハイアット・カンヌホテル・マルティネス」内。入口にはレッドカーペットが敷かれ、各国の報道陣がそろう中、海外向けタイトルの『MORIBITO(モリビト) : Guardian Of The Spirit(ガーディアン・オブ・ザ・スピリット)』というコールで紹介されると、着物姿の高島が、NHKエンタープライズの海辺潔プロデューサー、同社の片岡敬司監督と共に、トップバッターで登場した。MIPTVはカンヌで53年続く老舗のマーケットだ。日本もNHKや民放キー局が古くから出展し、海外に向けて番組を売り買いしているが、ドラマのセールスPRのために日本の俳優や女優、タレントが来場し、レッドカーペットを歩いたのは、今回の高島が初めて。5年ほど前に、秋元康氏が日本のアイドルフォーマットを世界に売り出すという目的でAKB48を引き連れ、開催中にステージを披露したこともあったが、これまで日本人がレッドカーペットで紹介されることはなかった。インタビューに応じた高島は「カンヌに来られたことを大変光栄に思っています。日本のドラマで初めての試みだということは、それだけこのドラマに関わる方たちの思いがあるということです」と実感。また、会場の印象について尋ねると「日本と違い、段取りが変わってしまうなど、カンヌっぽいのかなと思うところも多く、楽しんでいます。海外でこういう機会に参加できることに、とてもワクワクします」と興奮を語った。上映会前は集まった参加者を前に英語であいさつし、盛り上げている様子も見られた。●4Kでも「アップは怖くありませんでした」○テレビの技術トレンド「4K」で世界に売り出す『精霊の守り人』は今回、ワールドプレミアとして上映された。しかし、カンヌでのこのイベント時には既にシーズン1の放送が始まっており、最終話である第4話もイベント直後に放送されたところである。ディーン・フジオカら新キャストが加わるシーズン2は来年1月から放送がスタートするが、制作はこれからだ。にもかかわらず、シーズン1の上映がワールドプレミアだった訳は、既存の放送では披露されていない「4K」映像だからだ。『精霊の守り人』はテレビの最新技術トレンド「4K」で制作されている。海辺プロデューサーは「始めから4Kありきの中で制作した作品になります。"4K"、"放送90年"、"世界に売れるドラマ"がキーワードにありました。テレビマーケットで普及しつつある4Kで、ジャポニズムを持ち合わせながら、アジアから世界に広がる可能性がある作品になるよう意識し、放送90年に相応しい超大作ドラマを制作しました」と説明する。片岡監督も確固たる構想があった。「イメージにあったのは"もうひとつのアジア"です。見たことのない野性味とスケール感、どこか懐かしいシルクロードの街並みを求めて、撮影のために日本や中国、ネパールの奥地を訪ね、オリジナルな文化を再構築していきました。その作業は、大河ドラマで得たテクニックの応用そのもの。実際にある景色を組み合わせながら、CG合成によって新しい映像を作り出す大河のやり方を『精霊の守り人』で生かすことによって、"もうひとつのアジア"を作り出すことができ、全世界に売れると思いました」。また、役者の立場から高島は「4Kは正直なところ、普通の化粧では困るものもありますが、今回の呪術師・トロガイ役はフル特殊メイクでしたから、アップが来ても怖くはありませんでした」と気さくに話しながら、「どの状況でも演じる側は変わりませんが、4Kで撮られているというプレッシャーはありました。緊張感たるものは無意識のうちに表現されていると思います。こうした役者の空気感は国を越えて伝わるはずです」と海外上映の効果に期待を込めている。○世界のドラマ・ジャーナリストは英国ドラマに集中か上映会は用意していた席数を上回り、海外バイヤーなど200人が集まった。世界展開を計画する『精霊の守り人』の売れ行きを、上映後にNHKの担当者に聞くと、「各国の放送局から引き合いがあり、手応え十分」とのこと。しかし、手放しで喜べない。競合相手は強者(つわもの)ばかりだからだ。『精霊の守り人』とほぼ同時間帯に、かつて爆発的な人気を収めた、黒人奴隷を描く『ルーツ』のリメイク版がワールドプレミア上映されており、「ハリウッド・リポーター」や「VARIETY」など、世界的に知名度のあるエンターテイメント専門雑誌のドラマ・ジャーナリストたちは、こぞってこちらを取り上げていた。レッドカーペットでも、英アマゾン初のオリジナルドラマ『ザ・コレクション』のPRで来場したメリル・ストリープを母に持つメイミー・ガマーや、ユーチューバーから起業して成功したミシェル・ファン、元サッカーブラジル代表のロナウドなどに話題が集中していた。日本のドラマはこうした世界のメジャー級ドラマの中ではどうしてもニッチな存在であることは否めない。しかし、韓国の新作ドラマ『太陽の末裔』(韓国KBS)が現地で世界のドラマ・トレンドとして取り上げられる場面もあり、アジアのドラマに可能性が全くないわけではない。世界のテレビマーケットで日本の可能性を見た場面は、ほかにもあった。後編では、日本のバラエティ番組の世界展開の様子をレポートする。
2016年04月18日先日開催された「フランス映画祭2015」のオープニング作品に選出され、見事観客賞を受賞した映画『エール!』。この度、主人公・ポーラ役に抜擢され、フランスで一大旋風を巻き起こしているシンデレラガールのルアンヌ・エメラが日本でも女優と歌手の同時デビューを果たすことが明らかとなった。フランスの田舎町。酪農を営むベリエ家は、高校生のポーラ以外、父も母も弟も全員耳が聴こえない。美しく陽気な母、熱血漢な父とおませな弟。一家の合い言葉は、“家族はひとつ”。オープンで明るく、仲のいい家族だ。ある日、ポーラの歌声を聴いた音楽教師はその才能を見出し、パリの音楽学校のオーディションを受けることを勧める。夢に胸をふくらませるポーラだったが、彼女の歌声を聴くことができない家族は、彼女の才能を信じることもできず、もちろん大反対。夢に向って羽ばたいてみたい、だけど私がいなくなったら…と、ポーラは悩んだ末に、夢を諦める決意をするのだが…。去年フランスで公開されるやいなや、4週連続1位を獲得、12週連続でTOP10入りを果たし驚異的な大ヒットを記録した本作。主人公・ポーラ役に抜擢され、現在フランスで一大センセーションを巻き起こしているのが、弱冠18歳のチャーミングな歌姫、ルアンヌ・エメラだ。フランスで大人気のテレビのオーディション番組「ザ・ヴォイス(The Voice)」に出演し、“奇跡の歌声”と賞賛された彼女。残念ながら優勝こそ逃したものの、セミ・ファイナルに輝いた彼女のパフォーマンスを見た映画監督のエリック・ラルティゴに認められ、彼がメガホンを取った本作の主役にいきなり抜擢された文字通りのシンデレラ・ガールだ。また、ルアンヌは本国フランスでは今年3月に本格的に歌手デビュー。シャンソンを独特のモダンなポップ感覚あふれる斬新なサウンドにのせて、圧倒的な美しい歌声を聴かせる彼女のこのデビュー・アルバムは、すでにフランスでは発売から半年で80万枚以上のセールスをあげる爆発的ヒットを記録。配信&CDの売り上げから算出される全仏チャートで初登場No.1に輝き、現在もトップの座を独占する驚異的な大ヒットを記録している。“彼女の魅力は、その美声と若さとまばゆい美しさ。まぶしいくらいの輝きを放ち熱狂的で、無頓着なジェネレーションの象徴”だと、フランス国内では大絶賛されている。そして今回、そのルアンヌが、いよいよ日本でも女優と歌手の同時デビュー果たすことが決定。フランスで爆発的ヒットを記録し続けている話題のデビュー・アルバム「夢見るルアンヌ」が、ヨーロッパ各国に続いて、日本でも10月23日(金)より発売となる。ルアンヌは「主演映画と歌手の両方で、私が大好きな日本でデビューできるなんて、まるで夢のようです。本当に私は幸せものです。国は違うけれど、きっと日本の皆さんにも共感して頂けるテーマだと思います。家族、恋人、大切な人と一緒に、ポーラの夢と家族への愛を乗せた歌声を劇場で聞いて頂けたらうれしいです!そして、私のデビュー・アルバムも、日本のみなさんに気に入っていただけたら、とてもうれしいです」と喜びのコメントを寄せた。今年11月からフランス国内で本格的なライブ活動をスタートさせ、すでに来年2016年3月16日から5月25日まで全27公演という大規模な初の全仏ツアーも発表されているルアンヌ。ストーリーのみならず、劇中で披露される彼女の美しい歌声にもぜひ注目をしてみて。『エール!』は10月31日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:エール! 2015年10月31日より新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2014-Jerico-MarsFilms-France2Cinema-Quarante12Films-VendÔmeProduction-NexusFactory-Umedia
2015年10月22日楽天は8月19日、フランスのNGO「市民の絆 Secours Populaire Francais(SPF)」と共同でフランス国内の子供たちを対象に包括的な支援活動を実施することで合意したと発表した。第一弾として、これまで日本国内4県でも運行してきた車両型移動図書館「楽天いどうとしょかん」をフランスで今秋より運行を開始する。フランスにおける「楽天いどうとしょかん」は、日本と同様に幼児から中学生までを対象とし、フランスの絵本や児童書に加え、フランス語に翻訳された日本の絵本やマンガなど約2,000冊の本と5台の電子書籍リーダー「Kobo」を搭載する。読書を通じて成長する機会をフランスの子供たちに提供すると共に、子供たちの識字率向上に寄与することを目指す。識字率の低い子供が多い傾向にあるフランス北部のノール県で毎月10回運行する予定だ。なお、同日より、パリ市内のシャン・ド・マルス公園(エッフェル塔に隣接)にてSPFが主催するイベント「Holidays for All(すべての人に夏休みを」に、「楽天いどうとしょかん」を出展している。イベントでは、貧困な状況にある子供たちに夏休み中の旅行機会を提供することを目的とし、経済的な事情で夏休みに旅行できない子供とその家族を、フランス全土および70カ国から約7万人招待している。
2015年08月21日サーフィンブランド「クイック シルバー・ジャパン(QUICKSILIVER JAPAN)」とTBWA HAKUHODOが共同で手掛けた水陸両用スーツ「TRUE WETSUITS」が、「2015カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」のPR部門で金賞と銀賞をW受賞、デザイン部門でも銀賞を受賞した。毎年6月にカンヌで開かれる世界最大級の広告・コミュニケーションの祭典「2015カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」のPR部門で金賞を受賞した同スーツのコンセプトは、“働くサーファーのためのビジネススーツ”。“ワークサーフバランス”を実現するためにウェットスーツ同様の高度な防水性能が備えられ、オフィスでもビーチでも着用することが出来るスーツに仕上げられた。受注を開始すると同時に予約が殺到し、日本限定で発売されたにも関わらず、海外からも問い合わせが相次ぐなど大きな話題となった。今回の受賞は、広告の枠にとらわれない商品そのものからのプランニングが世界的に注目を集めるキャンペーンに発展したことによるもの。現在、コンセプトムービーとメイキングムービーの2点がYouTubeで公開されている。コンセプトムービーでは、同スーツを着用した会社員の男性が、スーツを身に纏ったまま波に乗り、海に潜り、生き生きとサーフィンを楽しむ姿が映し出された。メイキングムービーでは、同スーツ作りに込めた熱い思いが語られている。
2015年06月26日ユニフランス・フィルムズが開催する「フランス映画祭 2015」が、6月26日(金)から29日(月)まで有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ 日劇(東京会場)にて開催される。本国で動員700万人超えの大ヒットを記録した話題の映画『エール!』を皮切りに、今年は新作11作品とクラシック作品1作のフレンチシネマがラインナップしてファンを魅了する。「フランス映画祭 2015」開催を記念して、「パスザバトン(PASS THE BATON)」ではスペシャルコラボレーションアイテム「水玉ハンドペイントスニーカー」を発売する。赤と白のドットがポップでキュート、フレンチシックなエッセンスにあふれたこのコラボスニーカーは、「フランス映画祭 2015」のメイングラフィックをインスピレーションソースにした一足だ。京都三条富小路にショップ兼アトリエを構えるアーティスト「CHICKENNOT(チキンノット)」が、日本丸の使い古された帆布を再利用しパスザバトンオリジナルの「1960’s Mainsail Boat Shoe」1足1足にハンドペイントで水玉を描いてり、全て1点もの。よく見るとひとつひとつ柄が違っているので、自分だけのオンリーワンアイテムになる。「水玉ハンドペイントスニーカー」は、表参道の「パスザバトン(PASS THE BATON)」にて6月26日(金)から数量限定で発売となる。(売り切れ次第終了)。価格は、22,680円。(text:Miwa Ogata)
2015年06月25日23回目を迎える『フランス映画祭2015』がいよいよ開幕!映画のみならずフランスを満喫できると毎年人気と注目が集まるイベントです。今年の団長を務めるのは、『キングス&クイーン』や『クリスマス・ストーリー』などに出演し、フランス映画ファンにはお馴染みの女優エマニュエル・ドゥヴォス。その他、フランスの今を彩る豪華ゲストも数多く来日し、トークショーやサイン会なども開催される予定となっています。本国で驚異的な大ヒットとなった注目作『エール!』がオープニングを飾るほか、フランソワ・オゾン監督最新作『彼は秘密の女ともだち』やジュリエット・ビノシュ主演作『アクトレス ~女たちの舞台~』といった豪華ラインナップ。フランス映画ファンにはたまらない話題作の数々が日本での公開に先駆けて楽しめます。クラシック作品から最新のフランス映画まで、厳選された12本を一気に味わえる貴重な機会をお見逃しなく!また、上映会場外においても、映画祭で来日するゲストによる特別講義や対談、クラブでのイベントなど関連企画も充実しており、6月最後の週末はフランスが熱くなりそうです。ゲストや最新情報については公式HPにて随時掲載されているので、お出かけ前のチェックは欠かさずに!イベントデータ:『フランス映画祭2015』会期:6月26 日(金)~6月29日(月)会場:有楽町朝日ホール(メイン会場・有楽町マリオン11F)TOHOシネマズ 日劇(レイトショー会場・有楽町マリオン9F)主催:ユニフランス・フィルムズ
2015年06月17日『海街diary』の大ヒット祈願が9日、鎌倉・長谷寺で行われ、カンヌ国際映画祭後初めて4姉妹が勢揃いした。カンヌでのドレス姿からは一変、劇中でも身につけていた浴衣姿で、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが涼やかに登場。去年に続きカンヌに参加された長澤さんは、「厳しい世界だとは思いますが、カンヌは頑張る人を応援してくれるところだな、ということを改めて感じました。また行けるように頑張りたいです」と語った。それぞれ、映画のキャラクターに合わせた浴衣ということもあり、斬新な帯を身につけた夏帆さんは「スタイリストさんの手作りなんです。実は撮影中にこの帯を狙っているんです」と、とても気に入った様子だった。司会者から思い出深いシーンを聞かれた広瀬さんは、「この浴衣を着てみんなでした花火のシーンは、自由に動いたり会話をしたりしながらの撮影だったので、とても楽しかったです」と、撮影中にも和気あいあいと関係性を深めたことを紹介。本イベント中も、幾度となく長澤さんが広瀬さんに目配せをしたり、笑い合ったりする愛らしい姉妹の姿が見られた。プライベートでも仲良しだという4姉妹。浴衣を着てどこに行きたいですか?との質問に、「どこに行きたい?」と長澤さんがみんなに尋ねると、ボソッと綾瀬さんが「金魚すくい」と答え、「お祭りです」と長澤さんが返答。自然にコミュニケーションをとる姿がとても印象的だった。最後に、映画の見どころについて「4姉妹が本当の家族になっていく姿を1年間かけて丁寧に撮影した作品です。綺麗ごとだけでは済まないところもありますが、家族っていいな、家族に会いたいな、って思って貰えるような温かい作品になっているので、大切な人と観にきて頂きたいです」と綾瀬さんが、長女らしくまとめた。この日、本作のヒットを願い“『海街diary』特製梅ジュース”で鏡開きを行い、選ばれた一般の来場者に振る舞われた。準備の最中に、4姉妹が海を見つめながら話す姿は、まるで映画のワンシーンのようだった。映画『海街diary』は6月13日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:海街diary 2015年6月13日より全国にて公開© 2015吉田秋生・小学館/フジテレビジョン小学館東宝ギャガ
2015年06月09日第68回カンヌ国際映画祭にて、正式招待作品『海街diary』の主演としてレッドカーペットに初登場した女優、綾瀬はるか。カンヌ入りした当日にそのままレッドカーペットというタイトなスケジュールにもかかわらず、その美肌ぶりは健在。そして今回、現地にてSK-IIのグローバルアンバサダーであるケイト・ブランシェットとの初めての対面が実現した。ケイトもまた最新主演映画『CAROL』(原題)とともに今年もカンヌ入りを果たしていた。ケイトに対面した綾瀬さんはその感想を「ケイトさんにお会いする機会をもてたことは、とても貴重な経験でした。作品を見て素晴らしい女優さんだと思っていましたが、実際にお目にかかると、人としてもハッピーでパワフルなとても素敵な方でした」と語った。ケイトは、彼女のカンヌに対する思いと大舞台に登る前のリラックス方について綾瀬さんにアドバイス。「キャリアや人生のターニングポイントといえる瞬間ってあると思うけれど、カンヌのクロワゼット(映画祭の会場)を歩いて、あの階段を登る瞬間って間違いなく神秘的で魂が震える体験だと思うわ。そこは映画作品だけじゃなくて、そこを歩く人の外見的要素も人々の厳しい視線にさらされる場所。作品だけではなくて、その人そのものが見られているわ。カンヌのレッドカーペットは他とは違う、特別なの」。「その環境でも落ち着いていられるためには、ものすごい勇気が必要よ。だから、何でもいいから自分を落ち着かせて、自分に自信を与えてくれるものは本当に頼りになるわ。例えば、大切な人に一緒にいてもらうとか、素晴らしい気持ちにさせてくれるドレスを着るとか、できる限り自分の肌を心地よい状態にしておくこととかね」と話した。ケイトのお気に入りのアイテムは、SK-IIフェイシャル トリートメントマスク、フェイシャル トリートメント エッセンス、LXP シリーズ。これでお肌のお手入れを行い、メーク アップの仕上げにも SK-IIミッド-デイ ミラクル エッセンスをスプレーするという。パーフェクトなお肌のコンディションが、ステージの上で脚光を浴びる彼女の自信につながっているのだ。ケイトとの体面を果たした綾瀬さん。自身の今後について「初めてのカンヌを経験して、これが私の人生のなかで最も輝いている瞬間のひとつだと感じています。本当に今までにない新しい素敵な経験で、これからより高い目標に向かって努力をして運命を切り開きたいと思えるような経験でした」と抱負を語った。(text:Miwa Ogata)
2015年05月27日カンヌ映画祭の最高賞パルムドールに、フランスのジャック・オーディアール監督の『Dheepan』が輝いた。オーディアール監督は、過去に『預言者』『君と歩く世界』でコンペ入りしているが、いずれの年もミヒャエル・ハネケ監督にパルムをさらわれていることもあり、授賞スピーチでは「ミヒャエル、今年、映画を作らないでいてくれてありがとう」と語っている。その他の情報2番目の賞にあたるグランプリは、ハンガリーのラズロ・ネメス監督の『Son of Saul』、監督賞は、妻夫木聡が出演した台湾のホウ・シャオシェン監督の(『黒衣の刺客』)が受賞。男優賞はフランスのヴァンサン・ランドン(『The Measure of a Man』)。女優賞はアメリカのルーニー・マーラ(『Carol』)とフランスのエマニュエル・ベルコ(『Mon roi』)のダブル受賞となった。日本からコンペ入りしていた是枝秀和監督の『海街diary』は無冠に終わったが、ある視点部門では、黒沢清監督の『岸辺の旅』が監督賞に輝いている。文:猿渡由紀
2015年05月25日第68回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督の『黒衣の刺客』が上映され、妻夫木聡が、主演のスー・チー、チャン・チェンらとカンヌのレッドカーペットに登場した。妻夫木さんにとっては初めてのカンヌで、大勢の記者に囲まれて、少しはにかんだような笑顔を見せていた。映画は唐の時代、高貴な生まれでありながら誘拐され女刺客として育てられたインニャン(スー・チー)が、かつての婚約者である暴君(チャン・チェン)の暗殺を命じられる、というストーリーで、妻夫木さんは彼女を助ける遣唐使船の青年を演じる。記者会見で妻夫木さんは「カンヌに初めて来ましたが、刺激を受けています。カンヌに出品される作品にかかわれて光栄です」と語った。『黒衣の刺客』は『非情城市』などで知られる侯孝賢監督が初めて挑戦した、武侠映画といわれる中国の時代劇アクション。セリフは最小限で、日本の奈良などでロケされたという美しい風景の中で、女刺客の悲しい運命が描かれていく。侯孝賢監督は日本のチャンバラ映画の影響を強く受けており「日本映画の刀の戦いはリアリティがある。そこを取り入れたつもりです」と語った。侯孝賢監督は「妻夫木さんとはずいぶん前に釜山映画祭で知り合い、いつか一緒に仕事をしたいと思っていたので、彼を念頭にこの役は考えていた。次は日本映画を一緒に撮りたい。この映画があたったら、その続編でもいいね」と笑った。妻夫木さんは「僕は一期一会という言葉が好きなんですが、カンヌではそれを痛感しました。映画の力と、そして映画を超えた何かがあるなと実感しています」と笑顔を見せた。(photo / text:Ayako Ishizu)
2015年05月24日三池崇史監督が22日(現地時間21日)、フランス・カンヌで開催されている第68回カンヌ国際映画祭にサプライズ動画で出演し、"極妻"仕様の女装姿を披露した。この動画は、三池監督がメガホンをとった映画『極道大戦争』(6月20日公開)が同映画祭の監督週間に正式招待されたことを受け、現地での公式上映に合わせて公開されたもの。今回、三池監督はスケジュールが合わず映画祭に出席できなかったため、映画祭と世界の映画ファンへ向けて、サプライズメッセージを用意した。黒の留め袖に女カツラとメイクという、「極道の妻たち」シリーズに出てきそうな女装姿で、番傘と「たかし」の名入りのちょうちんを携えた監督は、「お集まりの皆さん、こんばんは。監督の三池崇史です。今日は極道大戦争にお集まりいただき、本当にうれしく思います」とあいさつ。「本来ならば、そちらにいってごあいさつしなければいけないのですが、私、今年のはじめから、富士山の麓で芸者をはじめまして、いろいろ忙しくそちらへ伺うことができません。いよいよ来週はシリコンをいれる予定です」と、シャレを効かせた三池流で映画祭欠席をわびつつ、会場を沸かせた。今回の三池監督の女装メイクを担当したのは、トップモデルのメイクや広告を担当するヘア&メイクアップアーティストの冨沢ノボル氏。映画『へルタースケルター』(2012年)で注目された冨沢氏は、『逆転裁判』(2012年)など三池監督作品にも参加。サプライズ動画でありながら、監督・出演に三池氏、メイク・冨沢氏という豪華なコラボレーションが実現している。映画『極道大戦争』は、三池監督の「この辺で一度原点に戻りたい」という思いのもと、原作なしのオリジナル企画で制作。俳優の市原隼人を主演に迎え、ヤクザヴァンパイアにかみつかれた人間が次々にヤクザ化してしまうという奇想天外なストーリーを作り上げた。(C)2015「極道大戦争」製作委員会
2015年05月22日開催中の第68回カンヌ映画祭“ある視点”部門で黒沢清監督の新作『岸辺の旅』が公式上映され、夫婦役を演じた深津絵里と浅野忠信、そして黒沢監督がレッドカーペットと舞台あいさつに登壇した。その他の写真『岸辺の旅』公式上映は現地時間5月17日の夜に行われ、3人がレッドカーペッドに登場すると、観客や各国から集まった多くの記者から「クロサワ!フカツ!アサノ!」のコールが巻き起こった。上映終了後には5分以上にわたるスタンディングオベーションがおくられ、さらに、感激した観客が会場の外でも彼らに熱い拍手をおくった。深津は「初めてのカンヌ国際映画祭でのレッドカーペッドは、とても緊張しました。公式上映後には、たくさんの方にとてもあたたかい拍手を頂き、撮影中も夢の中のようでしたが、まさに今日も夢の続きにいるかのような気持ちになりました。作品に描かれている愛が、じわじわとしみこんでいるような、あたたかい拍手でした」と話した。浅野は「黒沢監督作品では、俳優としての転機にもなった『アカルイミライ』以来のカンヌでしたが、多くの方々にあたたかく迎えて頂き、映画で描かれたひとつのすばらしい愛のかたちが伝わったかと思いました」とコメント。黒沢監督は、「なにより嬉しかったのは、公式上映後のスタンデイング・オベーションの後に、会場の外でも多くの方が残って頂いていて、たくさんの拍手で迎えられたことです」と話し、「あたたかい拍手で、本当に感激しました。深津さん、浅野さんが出演して下さることが決まってから、この映画は大丈夫だと思っていましたが、こうして一緒にカンヌに来られて嬉しいです」と語った。黒沢監督は『トウキョウソナタ』で第61回カンヌ映画祭“ある視点”部門の審査員賞を受賞しており、本作にも大きな注目が寄せられている。また、ヨーロッパでは、フランスの配給会社Version Original(バージョンオリジナル)により、今秋、国内で100~150館規模での公開が予定されている。『岸辺の旅』10月1日(木)テアトル新宿ほか公開
2015年05月20日女優の深津絵里と俳優の浅野忠信が18日(現地時間17日)、フランス・カンヌで開催されている第68回カンヌ国際映画祭に出席し、「ある視点」部門に正式招待されている黒沢清監督作品『岸辺の旅』(10月1日公開)の舞台あいさつを行った。背中が大きく開いたブラックドレスに身を包んだ深津と、タキシード姿の浅野がレッドカーペットに登場すると、世界中から集まった観客たちから大喝采が巻き起こった。さらに、100台以上のカメラのフラッシュが一斉にたかれ、世界中のTVクルーからは「クロサワ! フカツ! アサノ!」の熱烈なコールが上げられた。公式上映が終わると、場内では5分以上にわたるスタンディングオベーションが。加えて、会場外でも5分以上の熱いスタンディングオベーションが続けられ、3人もその反響の大きさに感無量の表情を見せた。今回が初のカンヌ入りとなった深津は、「初めてのカンヌ国際映画祭でのレッドカーペットは、とても緊張しました」と感想を語り、「公式上映後には、たくさんの方にとてもあたたかい拍手を頂き、撮影中も夢の中のようでしたが、まさに今日も夢の続きにいるかのような気持ちになりました。作品に描かれている愛が、じわじわとしみこんでいるような、あたたかい拍手でした」とコメントを寄せた。黒沢監督作品では、『アカルイミライ』(2003年)以来のカンヌとなった浅野は、「多くの方々にあたたかく迎えていただき、映画で描かれた、1つのすばらしい愛のかたちが伝わったかと思いました」と感慨深げ。上映後のスタンディングオベーションには、「あんなに多くの拍手をいただき、たくさんの拍手に祝福していただけて、すごくうれしかったです」と、喜びを語った。『トウキョウソナタ』(2008年)では、第61回カンヌ国際映画祭「ある視点部門」で審査員賞を受けた黒沢監督。ヨーロッパでも絶大な人気を誇る黒沢作品だけに、「なによりうれしかったのは、公式上映後のスタンディングオベーションの後に、会場の外でも多くの方が残っていただいていて、たくさんの拍手で迎えられたことです」と、その好反響ぶりを振り返った。本作の原作は、作家・湯本香樹実の同名小説で、3年間失踪していた夫・優介(浅野)が妻・瑞希(深津)を連れて、失踪中に世話になった人々を訪ねて行く物語。瑞希はその旅で、それまで知らなかった優介の姿を知ることになる。優介はなぜ突然帰ってきたのか、そして優介が伝えたかったこととは。黒沢監督が"究極の夫婦愛"を描く。(C)Kazuko Wakayama(C)2015「岸辺の旅」製作委員会/ COMME DES CINEMAS
2015年05月18日