ニューヨークで流行のヴィーガン、ローフードがブームの火付け役とも言われるスーパーフードは、いまや美容業界を席巻するトレンドキーワード。ハワイアンスイーツとともに人気が高まったスーパーフルーツ「アサイー」や、他のオイルと置き換えることでからだの巡りを促す「ココナッツオイル」などを筆頭に、「アーモンドミルク」や「マカ」、「マキベリー」など続々登場しています。その言葉の定義はいろいろあるのですが、一般的には、「ある特定の有効成分の含有量が飛び抜けて高い食品」や、「(多種の栄養・健康成分を含むため)ごく少量で栄養・健康成分を効率的に摂れる食品」の総称として、おなじみの美のキーワードになっています。今回は2014年秋以降に登場した、新たなスーパーフードやスーパーフードブランド、毎日の生活に簡単に取り入れられるホットなトピックスを一挙ご紹介しましょう。野生の花からミツバチが採取するパーフェクトフード「ビーポレン」まずは、オーガニックフードブームを引き起こしたとも言われるカリフォルニア発、スーパーフードのパイオニアブランド「Sunfood SUPERFODDS」から間もなく発売される『wildcrafted BEE POLLEN(ワイルドクラフト ビーポレン)』です。ビーポーレンとは、ミツバチが花から花粉を採取する際に、体内から酵素を分泌させて花粉に絡め、後ろ足でお団子状に丸めたもの。女王蜂や、自分たちの越冬に備えて巣に持ち帰る、ビタミンA・B・C、マグネシウム、鉄、亜鉛、酵素などを豊富に含む大変貴重な栄養素です。ミツバチにとって完全なタンパク資源でもあるビーポーレンは、その栄養素の高さから「パーフェクトフード」「ミラクルフード」などとも呼ばれているほど。見た目はまさに花の“花粉”を集めて丸めた小さなキューブ状で、香りや風味からも花粉そのもののニュアンスが伝わってきます。なかでも「Sunfood SUPERFODDS」のビーポーレンは、スペインのカントリーサイドに住む養蜂家が、ミツバチが多種の野生花から採取したものを丁寧に収穫・低温乾燥した無添加・ワイルドクラフトであるため、さらに複雑なフィトケミカルを含んでいることが特徴です。ヨーグルトにかけたり、サラダにさっと和えたり、スムージーにブレンドするなど、摂り入れ方は簡単。花のハチミツと相性が良いので、朝食はハチミツを塗ったトーストのトッピングにもおすすめです。“自然治癒力”を高めるスーパーフルーツ「マキベリー」ビーポーレンと同様に話題のスーパーフードが、抗酸化パワーで注目されるマキベリーです。同じく「Sunfood SUPERFODDS」から昨秋発売された『オーガニック マキベリー パウダー』は、チリ南部に自生するマキベリーのフリーズドライパウダー。マキベリーは “癒しの力” がある神聖な植物として何世紀にもわたりインディアンに食されてきたフルーツです。アントシアニンによる深紫色が美しく、ブルーベリーの酸味を強くしたような味わいは、ヨーグルトやスムージーなどと相性がぴったり。小腹が空いた時の軽食などに摂り入れると、心身ともにパワーチャージできます。また、免疫をサポートし自然治癒力を高めてくれるので、風邪の引きはじめなど、なんとなく体調がすぐれない感覚を感じた朝などにおすすめです。からだの巡りを促し自然治癒力を高めて、毎日をいきいきと過ごしたいですね。中国の秘境が育む神秘のスーパーフード「火麻の実」100歳以上の長寿の人々が暮らす村として知られる広西チワン族自治区の巴馬で、その “不老神泉” のパワーの源として注目されているのが火麻の実です。その火麻の実を毎日の食生活に摂り入れやすく加工したのが『オメガポイント 巴馬火麻ナッツ』。グローリー・インターナショナルから2014年末に新発売された、アラフォー世代にぜひおすすめしたいスーパーフードのひとつです。見た目はピスタチオのような色合いで食べやすく、どんな料理にも合わせやすいのが特長です。芳ばしい香りや旨みが料理にコクや深みを与えてくれます。厳選したワイルドクラフト(完全自生)の火麻の実を乾燥後、脱穀・(程良い大きさに)粉砕、日本で真空パックした『オメガポイント 巴馬火麻ナッツ』は、20種類のアミノ酸をすべて含み、食物繊維、亜鉛・銅・鉄・マグネシウムなど現代人に不足しがちな栄養素がすべて含まれている、まさに神秘のスーパーフード。火麻の実が細かく砕かれているので、サラダや玄米、お豆腐やピザ、パスタ料理などのトッピングにも。さまざまな料理に調味料のような感覚で気軽に摂り入れてみてください。コスメブランド発自然のパワーが育む日本古来のスーパーフード日本が誇るスーパーフードといえば、味噌、醤油、醸造酢など、微生物や自然の恵みをたっぷり摂り込みながら時間をかけて作られる調味料や伝統食材の数々です。コスメブランドとして知られる「アムリターラ」が昨秋立ち上げた食品ブランド「アムリターラフーズ」では、こうした伝統食材を中心に、太陽・土・水・微生物、ありとあらゆる自然界のパワーを活かしながら作る “食べる人が健康になり、美しくなれると考えた食品” を約30アイテムをラインナップ。天然の麹菌や酵母菌、乳酸菌がびっしり棲みついているもろみ蔵や杉樽の中で長期熟成させた生醤油や、クエン酸やミネラル、酵素をたっぷり含んだ熟成梅酢など、いずれも日々の食卓にすぐにでも取り入れたくなる魅力的なアイテムばかり。もはやサプリメントと言えるほどの栄養価を秘めた食品の数々は、どれも旨みあふれる豊かな味わいが特徴的です。「健康のためなら少しくらいまずくてもがんばらなきゃ!」という引き算のアプローチではなく、「美味しくてきれいになれるって本当にお得!」という足し算のアプローチで、嬉しい驚きを毎日の食卓で実感させてくれる「アムリターラフーズ」。まずは手始めに、超日常的な食品ともいえる調味料各種から取り入れてみては?▼アムリターラ農園 自然栽培味噌 蔵付き麹菌仕込み福岡県うきは市のアムリターラ農園で、大切に育てた自然栽培の玄米と大豆を、福井県の創業100年の味噌蔵で、蔵にすむ4種の天然麹菌の力で天然醸造した極上味噌。大豆の甘みと米の旨みがしっかりと感じられ、香りが高く、まろやかでフルーティな味わいが特徴です。イソフラボンと乳酸菌、抗酸化力が注目される発酵の力を、毎日の料理に美味しく摂り込んで。▼生搾り 杉樽仕込み醤油香川県小豆島の蔵で、農薬や化学肥料不使用の国産原料を天然醸造した醤油。杉の大樽で琴の音色を聴かせながらじっくり1年以上発酵させたもろみを搾り、火入れせず酵素が活きたまま瓶詰めした生醤油。コクととろみ、旨みや香りが素晴らしく印象的です。▼薩摩かめ壷仕込み 玄米黒酢 2年熟成農薬不使用の玄米を精米せずに蒸して、かめ壷で2年間熟成させた玄米黒酢。アミノ酸、酢酸、クエン酸、コハク酸、ビタミン、ミネラルもたっぷり。長期熟成の黒酢は味がまろやかで酸味がやさしいクセのない味わいなので、生使いだけでなく煮込みの隠し味など、様々な料理に役立ちます。▼鹿北製油 × ameitara foods 九州産なたね油 PREMIUMビタミンEやオレイン酸が豊富なことで知られるなたね油。農薬・化学肥料不使用の九州産のなたねを使用したアムリターラのなたね油は、昔ながらの低温圧搾法を採用。九州産の材料で作った手漉き和紙と綿の布でろ過するだけ、なたねが持つ香ばしさや苦み・まろやかさが活きたプレミアムななたね油。▼アムリターラ厳選 美膳雑穀熊本県で農薬や除草剤、化学肥料を使用せずに栽培されたあわ・きび・ひえ・押し麦・丸麦・はと麦・たかきび・緑米・赤米・もち玄米の十穀をベースに、北米のネイティブアメリカンが収穫した野生の草の実「ワイルドライス」をブレンド。お米に少し混ぜて炊くだけ栄養満点のスーパーフードにパワーアップしてくれるアムリターラの雑穀は、炊きあがりの美しさや豊かな食感も特徴的。他にも無酸処理の風味・食感豊かな鹿児島産の焼き海苔や、滋養深く栄養価に優れた宮崎県産在来種梅干しなどなど、美しさをコツコツ築き上げるため、毎日の食生活に欠かせない日本の伝統食材に今こそ注目です。やせる、若返る、美肌になる話題の「アーモンドミルク」を攻略最後にご紹介したいのが、“アー乳”とも呼ばれ話題のアーモンドミルク。アーモンドミルクとは、アーモンドと水で作るシンプルな飲み物で、アンチエイジング、美肌、ダイエットなどの美容面や、食物繊維、ミネラルなど栄養面でもいま脚光を浴びている食材です。SOY MILK(豆乳)好きの米国では、すでに豆乳より市場規模が拡大しているというのだから相当なものですよね。昨年末、料理研究家・長谷川智永子さんが上梓した『アーモンドミルク 完全レシピ』(世界文化社)には、アーモンドミルクの選び方・作り方をはじめ、スムージーや鍋、洋食、デザートまで、家庭で作りやすく美味しく楽しめるアーモンドミルクのレシピが紹介されています。スーパーフードに夢中!という方はこちらもぜひご一読あれ。お問い合わせ先/■Sunfood SUPERFODDS総販売代理店/株式会社アリエルトレーディングTEL 0120-201-790(月~金 10:00~17:00)公式サイト: ■火麻の実株式会社グローリーインターナショナルTEL 0120-195-878公式サイト: ■アムリターラフーズ株式会社AMRITARATEL 0120-980-092(土日祝・社指定休暇日を除く10:00〜17:00)公式サイト:
2015年02月02日ジャンクフードといえば、肥満の大敵! ダイエット中の人はなるべく避けなければなりません。しかし、睡眠不足だと、高カロリーのジャンクフードを食べたくなるという驚きの報告が米カリフォルニア大学バークレー校研究チームから発表されました。成人23人に対し睡眠不足の朝の脳の働きを調査実験は、健康的な若い成人23人を対象に実施。十分な睡眠をとった翌朝と、睡眠不足で迎えた朝の脳を、機能的磁気共鳴画像法によって調べました。調査の結果、睡眠不足の朝では、脳の奥の部分にある情動反応に関わる領域である扁桃体の活動が活発になり、その一方で複雑な意思決定を司る前頭葉の前頭皮質と島皮質の活動が鈍くなっていたことが分かったといいます。睡眠不足の人はスナックやピザ、ハンバーガーなどを好む!また、各被験者が最も食べたいと思った食品を実験の後に与えることを条件に、高カロリーや低カロリーの食品を含む80種類の食品の写真を参加者に見せ、その脳の活動を記録しました。その結果、睡眠不足の人は、果物や野菜、全粒粉を使った食品などよりも、よりカロリーが高い、ピザ、ハンバーガー、ドーナッツなどを好むことが明確になったといいます。睡眠不足の人は欲求を司る原始的な脳の活動が活性化今回の実験結果から、睡眠不足の人は、欲求や動機を司る原始的な脳の活動が活性化し、一方で意思決定や複雑な判断に必要な高次の脳の活動が妨げられたことで、高カロリーのジャンクフードを好むようになったと見られます。実験を行った研究者は、「このことは、睡眠不足の人が肥満になりやすいかを説明する根拠になりそうだ」と述べています。これまでにも、睡眠不足による食欲の増加、特に塩分の多い食品や甘い食品を好むようになることが報告されていました。しかし、今回の実験によって初めて、睡眠不足の後に食品の嗜好の変化をもたらす脳のメカニズムが解明されました。研究者は、「睡眠を十分にとることで、食品の選択を適切に行うための脳のメカニズムが正常に働き、体重管理に役立つことでしょう」とコメントしています。痩せたいあなた、十分に眠りましょう!Photo by jeffreyw
2014年12月23日近頃、よく耳にするスーパーフード。なんだかとっても体に良さそうな響きですが、どんな食べ物のことか分かりますか?スーパーフードというのは、体に健康な成分を含む食品という意味のマーケティング用語。医学に裏打ちされた食品ではありませんが、日々の生活に取り入れれば体調の改善やダイエット効果も期待できるものです。食品を選ぶ際にはネーミングに惑わされず、賢い判断をしたいものですよね。そこで今回は、国連が認めたスーパーフード「キヌア」の底力をお伝えしようと思います。栄養素がたっぷり摂れるのはもちろん、ダイエットや便秘解消にも効果的ですよ!キヌアがいま注目されている理由プチプチした食感が楽しい、低カロリーな雑穀のキヌア。ボリビアやコロンビアなど南米アンデス地域を原産とするもので、何千年も前から栽培されています。近年の世界的な健康ブームにより、需要が急激に拡大。その栄養価の高さから、キヌアが栄養失調や飢餓の手助けになる可能性を秘めているとして、国連が2013年を「国際キヌア年」に認定しています。国内でも注目が高まっているキヌアの魅力は、どんなところにあるのでしょう?ダイエットや便秘解消にも!キヌアのスゴさとはキヌアがスゴい理由のひとつめが、「食品から摂取しなくてはならない、1日に必要な9つの必須アミノ酸が補える」という点。ほかの穀物ではなかなか摂取することのできないリジンやイソロイシンを含むため、体に必要なたんぱく質が効率よく摂れるのです。なんと、必須アミノ酸のバランスの良さは牛乳にも匹敵するほど!続いて、キヌアにはカルシウムにマグネシウム、ビタミンBや食物繊維、鉄分にオメガ3脂肪酸などが含まれるほか、精製米と比べて糖質が低く、食後の血糖値上昇が緩やかな低GI食品です。キヌアがダイエットにも便秘解消にも効果的だと言われているのには、こういった理由があるのです。とっても簡単、キヌアのおいしい食べ方洗わずに茹でるとサポニンという成分により苦みを感じるため、しっかり洗ってから調理しましょう。調理方法はとても簡単で、たっぷりの熱湯で10~15分ほど好みの硬さになるまで茹でるだけ!また、炊飯器でお米のように炊いてもOKです。クセのない味なので、どんな食材とも合わせやすく、日々の食卓でも取り入れやすいです。茹でたものは冷ましてからサラダと合わせたり、温かいうちに塩とオリーブオイルをかけるだけでもおいしいものです。今の時期なら、キヌア雑炊なんていかがでしょう?野菜をだし汁で煮込んだところにキヌアを投入、柔らかくなったらめんつゆで味付けをして、卵を落とせば出来上がり。あらかじめ炊いておいたキヌアで作れば、もっと簡単にできますね。キヌアを入れた野菜スープもオススメですよ。ただ、どんな優秀な食品も、そればかり食べていては体によくありません。キヌアは食べ過ぎるとお腹を壊してしまうこともあるようなので、適度に食べて健康になりましょう!※参考: un.org、bbcgoodfood.com、quinua.jpPhoto by Pinterest
2014年12月03日セレブが美容のために欠かさないと言われるのがスーパーフード。スーパーフードとは、栄養バランスがすぐれ、栄養価が高い食べ物のことを言います。高い栄養価のものを簡単に摂るためにはサプリメントが効果的とも言えますが、できれば身体のためにも、自然な形で摂ってあげたいものですよね。スーパーフード言われているものは、スピルリナやアサイー、カカオやココナッツなど、通常では手に入りにくいものや高価なものが多いと言われていました。でも、日本でも簡単に手に入るスーパーフードも存在します。そこで、ベジフルビューティーアドバイザーの著書が、近所のスーパーでも入手できるスーパーフードについてご紹介します。■1.アボカドアボカドは「森のバター」と言う別名を持つ、カロリーと脂肪分の高い食べ物です。そう聞くと敬遠しがちですが、脂肪分が高い故に、食後には満腹感を感じやすくなるという特徴もあります。そして、嬉しいのは栄養価にも優れている点です。あまり知られていませんが、アボカドの栄養価の高さはギネスブックにも載るほどで「食べる化粧液」という別名も持っています。老化を抑え肌の代謝を高めシミを抑えてくれるビタミンE、美肌作りに必要なビタミンC、整腸作用のある食物繊維、化粧品にも使われておりアンチエイジング効果も見込めるコエンザイムQ10などが含まれています。アボカドはサラダに入れて食べる他、食べやすく切って、醤油をかけて食べるだけでも美味しく食べられます。1日1個を目安に食べてください。■2.アーモンドアーモンドなどナッツというと、ニキビができるイメージや、カロリーが高いイメージがありませんか?もちろん、食べ過ぎはよくありませんが、ナッツの中でもアーモンドには多くの栄養価が含まれています。代表的な栄養は、アボカド同様に老化を抑えてくれるビタミンEです。また、アーモンドに含まれる脂肪分は、体内で酸化しにくく、悪玉コレステロールを制御してくれるので、脂肪と言っても味方になってくれる脂肪です。アメリカでは、肥満の人たちに毎日アーモンドを食べさせることでダイエットに成功した例も発表されています。アーモンドの粒だけでなく、アーモンドミルクとして摂取する方法もあります。アーモンドミルクは、アーモンドをすりつぶしたものであり、牛乳や豆乳の代わりに使用することができます。アーモンドは、できればローストされていない、生のものを1日20粒を目安に食べるのがオススメです。ただ、ニキビが出来やすくなったなど、不調を感じる場合には減らしてください。■3.納豆納豆は、日本に古来から伝わる発酵食品です。豆が含んでいるタンパク質を摂取できる他、発酵食品として腸内環境を整えてくれる働きがあります。あのネバネバも健康に良いとされ、胃の粘膜を保護し、細胞の活性化も期待できます。納豆は、女性ホルモンに似た栄養、イソフラボンを含んでいるため、乳ガンのリスクを抑えてくれるとも言われています。ただ、食べ過ぎには注意が必要であり、1日に納豆1パック、100g程度に抑えておきたいところです。■4.梅干し梅干しは、お弁当に入れておけば他の食品も腐りにくくしてくれるなど、昔から愛されてきたごはんのお供ですが、食品だけでなく、身体の酸化やサビも防止してくれる働きがあります。梅の成分であるクエン酸は、食べたものを効率良くエネルギーに変える働きもしてくれるため、食べたものが脂肪となって身体に残るのを防ぐ働きもあります。ただ、梅干しは塩漬けされたものであり、塩分が多いので、1日に3個以上は食べないようにしましょう。■おわりに納豆を始め、スーパーで見かける食材や日常的に食べているものもあったのではないでしょうか?食べ過ぎには注意ですが、栄養価の高いスーパーフード、毎日少しずつ食べてみてください。(栢原陽子/ハウコレ)
2014年09月18日最近、ハリウッド女優やスーパーモデルの美容・健康法の中でよく目にする言葉「スーパーフード」の文字だが、今年アメリカ発のスーパーフードの世界的リーディングカンパニー「サンフード(Sunfood)」が、日本に初上陸を果たしたことで、一気にスーパーフードのムーブメントが日本にも押し寄せる機運が高まっている。日本では、まだスーパーなどで見かけることが少ないスーパーフードだが、アメリカやカナダでは30年も前に確立した概念だ。サンフードは、1980年代後半に起きたローフードムーブメントの流れから、スーパーフードやローフードの実践を始めとする革新的なコンセプトで1995年に設立されて以来、オーガニック&ローフードのリーディングカンパニーとして、食品の生産および、北米を中心に販売を行っている。今回の日本上陸も、近年のオーガニック・ナチュラルフードブームにより、スーパーフードが世界中でふたたび注目を集めていることの流れからだ。そもそもスーパーフードってなに?という方に、分かりやすく説明すると、スーパーフードとは、「12種以上の栄養成分を含む食品であること」「一般的に摂取する野菜や果物より栄養価が高い食物であること」「体に必要な栄養素のみ含んでいること」という3つの条件を満たす食材のことを言う。ファーストフードなど空腹を満たすためだけのエンプティカロリー食品(ほとんど栄養素を含まずカロリーしかない)が多い現代社会の食生活の中で、不足した栄養素を補うために最適な食品なのだ。一見、サプリメントとどこが違うの?と思うかもしれないが、配合量(有効成分と不純物)が見た目には見えず、分かりづらいサプリメントとは似て非なるもの。スーパーフードはあくまで豊潤な土壌で育った植物そのものをドライパウダーにし、栄養素を壊すことなく凝縮して保存した食品なのだ。たとえば、ゴジベリー(クコの実)など、優れたスーパーフードは栄養の量だけでなく質も高いため、サプリメントはもちろん、オーガニック野菜とも比べ物にならない栄養素と質と含有量を誇る。栄養価が高いのに、低カロリーで、化学的に配合されたビタミンやミネラルサプリメントとは異なり、食品とメディカルハーブ(薬草・漢方)両方の要素を持っている食べ物ということができる。今回、日本で販売される商品は、日本でもお馴染みになってきたアサイ― や、その強力な抗酸化作用でいま最も注目されているマキベリーなどを含む、10アイテム。価格帯は素材によって異なり、「オーガニック アサイ― パウダー」113g/1袋 4,410円などから、高価なもので「サン イズ シャイニング」227g/1袋 9,240円まである。9月に伊勢丹新宿店のビューティアポセカリーで先行発売されるも好評を博し、10月25日(金)からは全国一斉発売となり、六本木ヒルズの「エルカフェ」などでも取り扱われている。(text:Miwa Ogata)
2013年12月05日「ととけん」の愛称で知られる「日本さかな検定」はこのほど、「フード・アクション・ニッポン アワード2012」で入賞したと発表した。「フード・アクション・ニッポン」は農林水産省が推進する国産農産物の消費拡大の取り組みの一環として創設された。自給率向上に寄与する事業者・団体などの優れた取り組を表彰する「フード・アクション・ニッポン アワード2012」には全国から862件の応募があり、「日本さかな検定」は「販売促進・消費促進部門」にて入賞した。古来より日本人の心身を育んできた魚食。近年、その伝統食の危機的状態が加速度的に進む中、「日本さかな検定」は、魚をおいしく学び旬をおいしく食す「さかなの国、ニッポンの検定」を趣旨として活動している。今後も、検定という形で魚への関心や知識を深めてもらうことで、世界に誇る日本の魚食文化の魅力を再発見することにつながることを願い、活動していくとしている。今回は、こうした活動が日本の食料自給率の向上に寄与することを認められての入賞となった。次回の第4回検定は2013年6月に開催予定。実施要項は決まり次第同検定サイトで告知されるという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月26日