ノルウェーのOpera Softwareは3月10日(現地時間)、パソコン用のOperaブラウザの開発版に広告ブロック機能をネイティブ実装した。広告ブロック機能を統合した理由について、Oepraは高速で快適なブラウジングの実現を挙げる。既存の拡張機能を用いた広告ブロックでも、広告で重くなっているWebサイトの読み込み時間は短縮される。しかし、広告ブロックには、ユーザーが開いているサイトやページを分析して、その要素をブロックリストに照らし合わせる作業が必要であり、広告ブロックもまた読み込みを遅らせる一因になっている。Operaは、ブロック判定をネイティブなコードと高速なアルゴリズムで処理し、判定に伴う速度低下を小さく抑えている。「Webエンジンの段階でブロックが行われるので、従来の拡張機能による方法に対して圧倒的な速度向上を実現している」とOperaのKrystian Kolondra氏は述べる。Operaによると、Google ChromeとAdBlock Plus拡張の組み合わせと比べて、Operaの広告ブロックによる読み込みは平均45%も高速だという。ブロックリストにはEasyListを用いており、また行動追跡ブロックにはEasyPrivacyを使用している。Operaの広告ブロック機能のもう一つの特徴が、ユーザーによるコントロールだ。広告は全てが有害なのではなく、ユーザーにとって有益な広告も多い。そうした広告がユーザーに届くようにすることで、Webのエコシステムは繁栄する。Operaの広告ブロッカーは初期設定では無効になっており、ブラウジング中にブロックできる広告の有無をチェックしてユーザーに知らせる。特定のWebサイトに対する広告ブロックのオン/オフは、アドレスバーにある盾の形をしたアイコンをクリックして切り替える。特定のサイトで広告ブロックをオフにすると、そのサイトは例外リストに追加される。例外リストは設定画面で編集可能だ。また広告ブロック機能のアイコンから、アクセスしているページでブロックされた広告数、過去にブロックした広告数、広告ブロックによる読み込み時間の差といったデータを確認できる。広告がブラウジングに与える影響をユーザーが確かめながらブロックを実行できるスマートな仕組みになっている。
2016年03月11日インフォテリアとミャンマー連邦共和国のマイクロファイナンス機関であるBC Financeは3月4日、マイクロファイナンスのITシステムにおいてブロックチェーン技術を用いた実証実験を行うことについて合意し、基本合意書を締結した。マイクロファイナンスとは、貧困者向けの「小口(マイクロ)金融(ファイナンス)の総称。BC Financeはミャンマーにおいて、8州16支店を構える商業的マイクロファイナンス機関である。今回の実証実験について、インフォテリア 代表取締役社長の平野洋一郎氏は、「日本企業ではなく、ミャンマーなどシステムが不十分な環境の企業を対象に、実証実験を行いたかった」という。インフォテリアからBC Financeに相談を持ちかけたところ、スムーズに話がまとまり、基本合意に至るまでの期間は1カ月程度だったという。「日本とはスピード感が違う」と平野氏はコメントした。両社は、現在Microsoft Windowsサーバ上で稼働しているBC Financeの融資システムにプライベートブロックチェーン技術を導入するための実証実験を今年の6月までに開始する予定とした。使用するブロックチェーン技術はテックビューロの「mijin」である。BC Finance CEOのJeremy Klosier-Jones氏は、「ミャンマーでは約5000万人の人口がいる中、200万しか口座がない。より利用者を増やすために、新しいテクノロジーを採用し、オペレーションコストを下げることによって、よりたくさんの人にサービスを提供していきたい」と意気込みを語った。実証実験の期間など詳細は、これから決めていくとのことだ。
2016年03月07日カワダが展開する世界最小級ブロック「ナノブロック」より、人気RPGタイトル『ポケットモンスター』のキャラクターをモチーフにしたアイテムが3月4日に発売される。価格は各1,728円(税込)。ナノブロックは、1つのポッチが4mm×4mmの世界最小級ブロック。2008年の発売以来、新しい大人向けのホビートイとして、全世界累計2,400万個以上を売り上げている。さまざまなキャラクターとのコラボ商品のほか、自由な作品を作ることができる「ベーシックセットシリーズ」、世界遺産をはじめ世界の観光地を再現できる「情景 コレクションシリーズ」、電車を作って走行させることができる「ナノゲージシリーズ」、難易度が高い大型作品を作ることができる「リアルホビーシリーズ」、小さなパッケージで気軽に作品を作ることができる「ミニコレクション シリーズ」などのバリエーションをそろえる。今回のアイテムは、1996年にゲームボーイ専用ソフト『ポケットモンスター赤・緑』が発売されて今年で20年を迎える『ポケットモンスター』とのコラボ商品で、当時のモノクロのゲーム画面をイメージした彩色で立体化。「ピカチュウ モノトーン」「ヒトカゲ モノトーン」「フシギダネ モノトーン」「ゼニガメ モノトーン」の3アイテムで、パッケージは発売当初のゲームの商品パッケージをイメージしたデザインになっている。さらに、それぞれに同梱されている追加ブロックを全て集めると幻のポケモン「ミュウ」のモノトーンバージョンを作ることができるなど、コレクション要素も備えている。(C)2016 Pokémon. (C)1995-2016 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
2016年03月02日みずほフィナンシャルグループ、電通国際情報サービス(ISID)、カレンシーポート、日本マイクロソフトは2月16日、2月よりブロックチェーン技術の実証実験に取り組むと発表した。今回、関係者が多く事務効率化などが見込まれるシンジケートローン業務を対象に、技術の理解、金融業務への活用に向け実証実験を行う。取り組みを通じ、適用可能性を検証の上、金融に革新をもたらすようなモデルの創出を目指す。同実証実験において、ISIDは金融機関向けシステム構築で得たノウハウを生かし、ブロックチェーン技術の銀行業務への適用可能性を検証する。日本マイクロソフトは、昨年よりクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」 上にブロックチェーン技術を用いたソリューション開発を支援する「Azure Blockchain as a Service(Azure BaaS)」を提供。FinTechを利用した新たなサービスの開発を検討する企業は、Azure BaaSを活用することで、最新のブロックチェーン技術を活用した実証実験を迅速に開始することが可能。
2016年02月17日日本IBMは2月16日、日本取引所グループと共同で低トランザクション市場を想定したブロックチェーン技術に関する実証実験を3月より支援することで合意したと発表した。両社は、ブロックチェーン技術の特性を長短所の両面から早期に把握し、ブロックチェーン技術の評価と低コストでの運営可能性を検証する。実証実験では、業界標準として広く普及する可能性、各種認証方式やプライバシー要件、複数資産カテゴリー、複雑な業務処理への適用を勘案し、オープンソース・コミュニティ「Linux Foundation」が提唱するハイパーレジャー(Hyperledger)プロジェクトのフレームワークを利用する予定。日本IBMは今回の実証実験で、IBM東京基礎研究所を含むIBMリサーチとの連携や、金融機関を含む60社を超えるグローバルでの顧客との検討実績といったグローバルのネットワークを生かし、支援を推進していく。
2016年02月16日NTTデータは2月10日、米The Linux Foundationがブロックチェーンの標準化を目的に2月10日(日本時間)に設立した「Hyperledger Project」の創立メンバーとして参画することを発表した。ブロックチェーン技術とは、ネットワークに接続された数多くのコンピューターで分散して処理やデータ管理を行うことで、一つの巨大なシステムで処理とデータ管理する場合と同等の機能を実現するという技術。ビットコインのような仮想通貨を支える技術として使われている。これまで、高信頼なシステムを構築するためには、大規模な設備だけでなく、耐障害性・高可用性といった難易度の高い設計・開発・試験のために多額な費用がかかっていたことに対し、ブロックチェーン技術を利用すると、より安くシステム構築できる可能性が注目を浴びている。国内においても、大手金融機関がブロックチェーン技術利用を検討する国際コンソーシアムに参加するなど、導入に向けた取り組みが始まっており、また、金融分野にとどまらず株券や不動産所有権、コンテンツ流通のような権利移転のプラットフォームにおける適用検討もされるなど、急速にブロックチェーン技術の普及に向けた動きが加速している。その一方、これまで基幹システムが実現していた各種機能要件をブロックチェーン技術によってどのように実現するのか、高信頼性が求められるシステム構築において、現時点のブロックチェーン基盤に欠けている要件はないかといった多くの未知数の要素に対して、各社各業界で技術検証が行われているという。「Hyperledger Project」は、これら技術検証を、グローバルレベルで共同して実施し、デファクトスタンダードとなるようなブロックチェーン基盤の技術開発を目指すもの。米The Linux Foundation内の協業プロジェクトで、参画企業は、ブロックチェーン技術のスタートアップ企業であるR3を含む大手ITベンダーと、欧米の証券取引所や決済機関、SWIFTなど金融インフラ系のメンバーを中心に構成されている。NTTデータは、参画により、同社が長年培ってきた基幹系システム構築に関するノウハウを元に、信頼性の高いシステム構築にも適用できるブロックチェーンシステム基盤の標準化に貢献するとともに、世界各国と比較して、極めて高い信頼性やセキュリティ性が求められる国内の各種システムにおいてもブロックチェーン技術が活用可能となることを目指すとしている。日本からは同社以外に、富士通、日立製作所、NECが「Hyperledger Project」に参画している。
2016年02月12日テックビューロは2月5日、プライベート・ブロックチェーンPaaS「mijinクラウドチェーン」のオープンβプログラムを開始した。同環境は一般に解放され、無償のウォレットアプリケーションを使用することにより、仮想通貨の発行や金融機関の模擬などといったさまざまな実証実験をその場で開始できるという。同プログラムは、2016年6月末まで無償で解放される。ブロックチェーンは、データの整合性を崩さずに、ダウンタイムを撤廃した分散型の勘定エンジンが低コストで構築できる技術とされている。同プログラムは、2015年12月に発表され、15カ国167企業から申込があったという実証実験環境「mijinクラウドチェーンβ」の共用版となっている。全ての機能は両プログラムで共通となり、全ての機能が使用できるが、今回は使用するネットワークがほかの多数のβテスターと共用となる点のみが前回のものとは異なる点だという。同プログラムでは、「mijin」ネットワーク上で無償のウォレットアプリケーション「Light Wallet(ライトウォレット)」が利用可能。同アプリケーションはWindows環境で動作し、mijinのネットワークに接続することにより、ブラウザから独自の仮想通貨やアセットを自由に発行することが可能だという。アセット発行時には、小数点以下の桁数や、発行総数、必要手数料など詳細な設定が可能となっている。発行された仮想通貨(トークン)は、ブラウザ上の同アプリケーションから送金や管理が可能であり、無駄なコストや工数をかけることなく、その場ですぐに仮想通貨や独自トークン、ポイント、銀行、電子マネーなどの実証実験を開始することが可能だという。さらに、mijinではドメイン概念である「namespace」が実装されており、その下に設定の異なったアセットをツリー状に複数作成することも可能となっている。同プログラムで提供されるmijinネットワークでは、上記の「namespace」や、既に実装されている「multi-signature(複数鍵署名)」などを含む全ての機能が利用できるという。上記ウォレットアプリケーションからだけではなく、用意されたAPI上にアプリケーションを作成することも可能であり、単なる仮想通貨やポイントサービスに限らず、認証システムからアセット管理、取引所、メッセージングなど、さまざまな実証実験が実施可能となる。
2016年02月05日デジタルガレージ(DG)は2月4日、全額出資子会社で投資・育成事業を手がけるDGインキュベーション(DGI)を通じ、ブロックチェーン関連技術の開発を手がけるBlockStreamに、Horizon Capital、AXA Strategic Venturesなどとともに出資したことを発表した。Blockstreamは今回のSeries A増資で5500万ドルを調達。DGは今回の出資を契機に、Blockstreamの技術を利用した日本市場向けFinTech関連サービスの開発と実証実験を、さまざまな企業と連携するオープンイノベーション形式で行っていくとしている。具体的には、「リーガルテック」(法務のIT化)領域において、DGIの出資先である弁護士ドットコムと連携し、同社のクラウド契約サービス「クラウドサイン」を発展する形で日本の商習慣に最適化したスマートコントラクト・システムを開発することを検討。そのほか、デジタル通貨や各種ポイントサービスなどが利用可能な次世代決済プラットフォームの開発を、クレジットカード会社や銀行とコンソーシアムを組織しながら進めることなどを予定している。
2016年02月04日世界最小級の大人向けホビーブロック「ナノブロック」が、韓国のファッションブランド「NONAGON(ノナゴン)」とコラボした「ナノブロック・ノナゴンタイガー 骨格モデル」が2月8日より2000個限定で発売される。価格は5,800円(税別)。「NONAGON」は、BIGBANGや2NE1、PSYら人気アーティストが所属する韓国大手芸能プロダクション「YG ENTERTAINMENT」とサムスン物産ファッション部門が共同設立したカジュアルファッションブランド。今回のコラボレーションは、ファッションとトイホビーという異業種間の相乗効果を狙った取り組みになるという。「ナノブロック・ノナゴンタイガー」は、「NONAGON」ブランドを象徴するアイコンの1つであるタイガーの骨格を、「ナノブロック」のリアルホビーシリーズ「骨格」モデル同様に細部まで再現。全長30cmと「ナノブロック」としては大型の商品で、色はNONAGONのイメージカラーである黒が基調に。あご、首、前足、後足、尾が可動するため、さまざまなポージングが可能となっている。販売店舗は、販売店舗は、nanoblock store(東京ソラマチ)が2月6日から先行発売、阪急メンズ大阪1階イベントスペースは2月15日~23日、阪急メンズ東京1階イベントスペース は2月15日~23日、阪急メンズ大阪2階ガラージュ D.EDITでは2月24日~29日、阪急メンズ東京4階ガラージュ D.EDITでは2月24日~29日、ロフト渋谷店は2月6日から先行発売(渋谷ロフト以外の店舗は2月8日から)となる。
2016年02月01日GMOインターネットとテックビューロは2月1日、同日付けで業務提携し、テックビューロのプライベート・ブロックチェーン技術「mijin」をベースとしたゲーム用バックエンドエンジンを共同開発することを発表した。ブロックチェーン技術はFinTech分野で注目されている技術で、これをゲーム用バックエンドエンジンに応用することで、運用コストが従来の半分未満へと圧縮が見込めるうえ、ダウンタイムをできる限り抑える「ゼロダウンタイム環境」の実現が可能となるという。テックビューロが提供するプライベート・ブロックチェーン技術「mijin」は、企業内や企業間で利用できるプライベートP2P(peer to peer)ネットワークをクラウド上や自社データセンター内に構築できるプラットフォーム。ブロックチェーン技術によって構築されたP2Pネットワークは、運用コストを削減しながらデータベースがキャパシティを超えた際にもシステムが停止しない「ゼロダウンタイム環境」を実現できるとして、さまざまな分野での活用が期待されている。一方、GMOインターネットは、1800タイトル超のゲーム・アプリ専用クラウドサービス「GMOアプリクラウド」を提供。予測を上回るトラフィック量による高負荷があった場合も、ブロックチェーン技術をゲーム向けクラウドサービスに応用すれば、ダウン(停止)しないゲーム環境を安価に提供できるとして注目していたという。共同開発にあたっては、テックビューロの「mijin」をベースに、GMOインターネットが管理機能やアプリ用のSDKを開発することで、PaaS型バックエンドエンジンの商品化を進めていく。同サービスの完成後は、「GMOアプリクラウド」の新サービスとして、2016年秋ごろに販売開始する予定だ。
2016年02月01日こんにちは!ライターの城山ちょこです。いつもガールズレスキューに沢山のご相談、ありがとうございます。本日、私がお答えさせて頂くご相談はこちら!「好きな人がいたのですが、音信不通になり、他にも訳あって、フェイドアウトされたのだと思い、その人のラインやツイッターをブロックしていました。しかし、最近になってその人のツイッターを見てみたら、一緒にいた時に温泉行きたいねって言う話をちゃんと覚えていてくれたのか、私との連絡が途切れた後に、企業の温泉宿に安くで泊まれるみたいなつぶやきをお気に入りしていたことを知りました。ちゃんと私のことを考えてくれていたんだと知り、もう連絡を取らないと決めていたのにどうしていいかわからなくなってしまいました。やはり私にも好きな気持ちはありますし、自分から連絡したいところなのですが、気が引けます。どうしたらいいでしょうか。」20歳学生さんからのものです。“これ以上、彼にしつこく連絡しないため。”“連絡できる状態のままでは彼を忘れられないから”・・・などなど。好きだからこその連絡遮断、経験ありの女子は意外と多いのではないでしょうか。そんな状態から彼との縁を復活させる方法、一緒に考えていきましょう。■自分から連絡を自分から切った彼に連絡するのは気まずいですよね。お気持ち、良く分かります。しかし、彼が自分をブロックしたあなたに連絡する方が何倍も気まずいと思いませんか?きっと彼はあなたにブロックされるほど嫌われてしまっているんだと思っています。どんなにあなたとの関係を復活させたいと思っても、そんな状況では彼は動くに動けません。勇気がいると思いますが、ここは彼を傷つけてしまったあなたから連絡をするのが良いでしょう。■連絡のポイントでは、どのように連絡するのが良いのでしょうか?彼の気持ちを逆なでせずに、仲を取り戻す連絡のポイントを2つご紹介しましょう!・友達からフォローをしてもらうまず、共通の友人がいる場合には間に入りフォローを入れてもらうのがおススメです。相手の今のあなたに対する想いを事前に知っておいた方が、円滑にことが進みます。彼がブロックされたことを怒っているのなら、真剣な謝罪メールを送るべきでしょうし、彼が全然気にしてなければ、下手に空気を重くする必要もないので、何事もなかったように連絡するのも良いでしょう。相手の気持ちに寄り添った対応をするためにもお友達に協力をしてもらいましょう。・正直に話す連絡が復活したら、是非伝えて欲しいのはあなたが連絡を絶った理由です。たとえ彼が態度に出していなくても、やはり気にしていると思います。そのままにしておくと、溝が深まるばかりで元のような仲の良い関係に戻れなくなってしまいます。嫌いになったからじゃない!“好きだったからこそ”やってしまったんだ、ということを素直に彼に伝えましょう。好きが原因と知れば、彼が抱いていた怒りや不信感も払拭されることと思いますよ!■おわりに疎遠になった相手と連絡を取るのは勇気がいると思います。しかし、彼との関係を繋げていきたいのなら、ここが頑張り時!是非、連絡を復活させ、デートを重ね、お付き合いしちゃってください。応援しています。(城山ちょこ/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年01月22日テックビューロは1月12日、SJIとブロックチェーン技術を用いたFintechの実証実験および共同開発、プライベート・ブロックチェーン構築プラットフォーム「mijin」の販売を含む、幅広い分野での業務提携を具現化するための協業を開始したと発表した。今回の協業の目的について、金融分野でのシステム開発に実績を持つSJIと、ブロックチェーン技術を活用したFintechに強みを持つテックビューロの双方の強みを持ち寄り、事業シナジーを図るものとしている。具体的には、テックビューロが提供する「mijin(ミジン)」の汎用化・製品化の完了に向けて、SJIと共同で「mijin」の実証実験と販売を検討するほか、フィスコ、ネクスグループでの協業における共同開発をテックビューロとSJIで模索することなどを検討しているという。今回の協業によって、SJIは実績ある金融分野でのシステム開発において先端技術であるブロックチェーン技術の取り込みを図ることができ、テックビューロはブロックチェーン技術の金融システムへの応用を図ることができることから、両社は収益獲得機会が増すとみている。
2016年01月12日テックビューロは1月12日、フィスコと業務提携し、ブロックチェーン技術による情報配信の実証実験とビットコインマーケット情報の配信試験を検討すると発表した。ブロックチェーン技術による情報配信の実証実験については、テックビューロが開発するプライベート・ブロックチェーン技術「mijin」をデータ処理エンジンとして活用することにより、フィスコの配信システムのゼロダウンタイム化に関する実証実験を検討するという。ビットコインマーケット情報の配信試験については、フィスコのマーケット分析リソースと情報配信ネットワークを活用し、ビットコインのマーケットコメントや価格情報の試験的な配信を検討するとしている。今後は、ブロックチェーン技術を応用して、アナリスト集団の運営を分散型のシステムで自動化するような新たな事業モデルの創出も検討していく予定とした。
2016年01月12日さくらインターネット、インフォテリア、テックビューロの3社は1月7日、協業してプライベート・ブロックチェーンの実証実験プラットフォームとして、「さくらのクラウド」および「さくらのIoT」上で、「ASTERIA WARP(アステリアワープ)」と「mijin(ミジン)」のサービスを無償にて提供すると発表した。提供期間は1月18日から6月30日まで。これにより、幅広い用途におけるプライベート・ブロックチェーン技術の普及・啓発を図るとしている。ブロックチェーン技術とは、改ざん不可能なセキュリティ環境や実質ゼロ・ダウンタイムを実現するシステム構築コストを削減する技術で、特に金融システム(FinTech)の中核技術として注目されている。米国では、ナスダックにおける未公開株式取引市場での導入を2015年10月に発表するとともに、国内でも複数の都市銀行がブロックチェーン技術を利用するためのコンソーシアムに参加している。3社は国内におけるブロックチェーン技術の普及に向けた協業を開始し、金融を始め幅広い業界での導入の推進を目的として、以下の取り組みを展開する。プライベート・ブロックチェーン実証実験プラットフォームとして、さくらのクラウド上でASTERIA WARPとmijinを無償提供する。この実験環境では、プライベート・ブロックチェーンと既存システムとのデータ連携に関する実証実験を行う。実施期間は1月18日~6月30日。国内金融機関を始め各種用途でブロックチェーン技術の採用・導入を推進するため、セミナーを2016年2月から3社で共同開催する。IoT+ブロックチェーンの実証実験プラットフォームとして、さくらのIoTを対象としてmijinとASTERIA WARPをさくらのクラウド上で無償提供する。実施期間は2016年春(予定)~6月30日。さくらインターネットとインフォテリアは、インフォテリアが紹介する開発会社を通じてASTERIA WARP用「さくらIoTアダプタ」を開発しこの実験環境下で無償提供する。完成予定は2016年春ごろ。テックビューロが開発するASTERIA WARP用「mijinアダプタ」が完成次第、この実験環境下で無償提供する。完成は2016年4月を予定している。なお、同プラットフォームの利用には専用サイトからの申し込みが必要であり、受付は既に開始している。テックビューロとは、さくらインターネットおよびインフォテリア共に2015年12月に事業提携を締結しているが、3社の協業により既存システムでブロックチェーンを利用可能な環境を提供するため、大きなシナジー効果を導き出せると考えているという。今後はセミナーなどのマーケティング活動における協業も展開しながら、3社の製品・サービスの融合により、金融業界に加えて幅広い業界での利用を積極的に提案していく方針とのことだ。
2016年01月08日ソフトバンクは1月6日、ブロックチェーン技術を活用した信頼性の高い取引を実現するプラットフォームの研究開発を行うと発表した。ブロックチェーン技術は、取引履歴などをコンピューターネットワークで分散して記録・管理する技術。これを用いた取引は「スマートコントラクト」と呼ばれており、ビットコインで一躍有名となった取引でもある。すべての取引履歴をネットワーク参加者で分散して保持するため、内容の改ざんといった不正が困難なほか、膨大な情報を一箇所で記録・管理する必要がなく、信頼性の高い取引を低コストで実現できる仕組みとして期待されている。今回の研究開発では、米Appririoが運営する競技プログラミングサイト「Topcoder」でソフトウェア開発やプロトタイプUIデザイン、HTML化などのコンテストを実施し、コンテスト勝者の成果物を国際募金プラットフォームのプロトタイプに採用する。コンテスト期間は3月31日までで、すでに同サイトで受付が始まっている。1位の賞金は1800ドル、2位の賞金は500ドルとなっている。同プラットフォームは「モバイルファースト」を掲げており、iPhone、Androidに最適化されたサイト設計が要求されている。
2016年01月08日オウケイウェイヴ(OKWAVE)とテックビューロは1月4日、事業提携してブロック・チェーン技術である「mijin」による知財販売決済やユーザー認証、サポート・キューの実証実験と共同開発を実施すると発表した。ブロック・チェーンは、ビットコインによって発明された、P2P方式によるデータ処理の基盤技術で、複数のコンピューターが分散型合意形成を行い、暗号署名しながらブロック単位で複数データを処理するのが特徴だという。安価なコンピューターで稼働し、ゼロダウンタイムと、改ざん不可能なセキュリティを実現するという。同技術はフィンテック(FinTech)の分野で注目されているといい、ゼロ・ダウンタイムの決済システムを安価に構築可能とのこと。これに加え、暗号技術に基づくセキュリティの高さから、ユーザー認証や権利の管理、権利の移転記録(決済)の基盤技術としても期待が高まっている。今回の提携により、OKWAVEが数多くの企業に提供しているというQ&Aシステムやコールセンターのシステムに、テックビューロが持つ国内唯一というプライベート・ブロック・チェーン技術である「mijin」を応用することによって、より安全なユーザー認証とサポート・キュー・システムの実証実験と共同開発に取り組む。また、OKWAVEにて2016年にリリース予定の知財販売サービスでは、知財権利の管理と決済の部分について、mijinをベースにした販売システムを構築していく予定という。ブロック・チェーンは複数のコンピュータ(ノード)で稼働しており、全てが同時にダウンしない限りは止まることなく動き続けるとのこと。これにより、同技術でゼロ・ダウンタイムの勘定エンジンを実現できるとしている。また、公開鍵暗号によるセキュリティ機能を備えており、mijinが基本機能として実装しる複数鍵(マルチ・シグネチャ)を利用して、内部に保存するデータのアクセス権限を厳密に管理し、不正な改竄や消去を防止できるという。OKWAVEは外部サイトに対してOKWAVE IDによるログイン認証を提供しており、既存のユーザーにおけるユーザー名+パスワードのインタフェースは変えず、内部の認証システムに公開鍵暗号のマルチ・シグネチャを用いたブロック・チェーンを実装することにより、内部の不正や漏洩が原理的に不可能な、より安全なシステム構成を研究開発するという。さらにスマートフォン用アプリからは、直接的に公開鍵暗号技術を使用したマルチ/シグネチャ(複数鍵)による2段階認証や、生体認証と秘密鍵を組み合わせた簡易ログインなどの実証実験も実施する予定としている。ヘルプデスクである「OKWAVEのOKBIZ. for Helpdesk Support」に関しては、ブロック・チェーンのゼロ・ダウンタイム機構と「データの整合性が崩れない」「データを改竄できない」という特長を利用し、より堅牢で安全なサポート・キュー・システムの開発に取り組むとのこと。ブロック・チェーンの勘定機能は自動的に二重払い(ダブル・スペンド)を防止するといい、情報の記録と移転には必ず電子署名が伴うため改竄は不可能という。これらにより、ブロック・チェーンは登記や決済など所有権の管理と移転にも適した仕組みとしている。OKWAVEは知識や知財を個人が販売できるサービスの展開を2016年に予定しており、そこでmijinのブロック・チェーンを利用する権利の管理と決済システムを構築する予定という。なお両社は、これらの実証実験と共同開発に取り組む他、その成果をブロック・チェーンを組み込んだ製品として、一般にも共同で販売していく予定とのことだ。
2016年01月05日オウケイウェイヴとテックビューロは1月4日、事業提携し、ブロックチェーン技術「mijin」による知財販売決済やユーザー認証、サポートキューの実証実験と共同開発を実施することを発表した。今回の提携により、OKWAVEが提供しているQ&Aシステムやコールセンターのシステムに、テックビューロが有するプライベート・ブロックチェーン技術「mijin」を応用し、より安全なユーザー認証とサポートキューシステムの実証実験と共同開発に取り組むとしている。また、OKWAVEにて本年リリース予定の知財販売サービスでは、知財権利の管理と決済の部分について、「mijin」をベースにした販売システムを構築していく予定だという。ブロックチェーンは、複数のコンピュータ(ノード)で稼働しており、全てが同時にダウンしない限りは止まることなく動き続けることが特徴となっている。つまり、同技術によって、「ゼロダウンタイム」の勘定エンジンが実現できるという。また、公開鍵暗号による強固なセキュリティもブロックチェーンの特徴として挙げられている。「mijin」に基本機能として実装されている複数鍵(マルチシグネチャ)を活用し、内部に保存されるデータのアクセス権限を厳密に管理し、不正な改ざんや消去を防止するという。OKWAVEでは、既存のユーザーに対する「ユーザー名」+「パスワード」の認証はそのままに、内部の認証システムに公開鍵暗号のマルチシグネチャを用いたブロックチェーンを実装することによって、内部の不正や漏洩が原理的に不可能となる、より安全なシステム構成を研究開発するとしている。また、スマートフォンアプリからは、直接的に公開鍵暗号技術を使用したマルチシグネチャによる二段階認証や、生体認証と秘密鍵を組み合わせた簡易ログインなどの実証実験も実施する予定としている。さらに、ブロックチェーンのゼロダウンタイム機構と、「データの整合性が崩れない」、「データが改ざんできない」という特徴を活用し、より堅牢で安全なサポートキューシステムの開発にも取り組むとしている。両社は、上記のような実証実験と共同開発に取り組むほか、その成果をブロックチェーンを組み込んだ製品として、一般にも共同で販売していく予定としている。
2016年01月04日サンドラ・ブロックが女の子の養子を迎え入れたことが分かった。3歳半になる女の子はライラという名前で、ルイジアナ州の里親システムを介してサンドラのもとへやってきた。サンドラは「People」誌の表紙にライラを抱いて登場、2010年に養子として迎えた5歳の息子・ルイも一緒に写っている。サンドラは誌上で「ライラを見たとき、彼女はここにいるべきだと思ったの」と語った。養子縁組の手続きは3年前から始めた。ライラとルイが仲良くなったことが大きな助けになったという。手続き期間中、ライラを自宅に連れて行くと、不安な様子を見せることが多かったという。「彼女が怖がっているのが分かったわ。でも、ルイも私もどこにも行かないことを彼女に分かってほしかっただけなのよ」。表紙をはじめ、掲載された写真は現在サンドラが交際中のカメラマン、ブライアン・ランドールが撮影している。(text:Yuki Tominaga)
2015年12月03日ソフトバンク、ウィルコム沖縄は18日、ソフトバンクとY!mobileのフィーチャーフォン向けの新サービス「迷惑電話ブロック」を発表した。対応機種の発売に合わせて提供開始する。「迷惑電話ブロック」は、トビラシステムズが独自に収集した、振り込め詐欺や悪質なセールスなどの不審な電話番号データベースをもとに、迷惑電話と思われる番号を自動で判別し、発着信時に警告表示・自動ブロックを行うフィーチャーフォン向けのサービス。不審な電話番号の検出以外にも、ハローページの情報をもとにした約600万件のデータベースを活用し、発着信時に公共機関や企業の名称を自動で表示する機能も備えている。対応機種は、ソフトバンクが「AQUOS ケータイ」(11月下旬発売)、「DIGNO ケータイ」(2016年3月中旬発売)、「かんたん携帯9」(2016年3月上旬発売)の3機種、Y!mobileが「AQUOS ケータイ 504SH」(11月下旬発売)、「DIGNO ケータイ 502KC」(2016年3月中旬発売)の2機種。利用料金は月額税別300円。ソフトバンク携帯電話取扱店およびY!mobile携帯電話取扱店より申し込める。
2015年11月18日2015年10月末で7周年を迎える世界最小級ブロック「ナノブロック」のテレビCMが、26日よりオンエアされている。「ナノブロック」は、1つの突起がわずか4mm×4mmという世界最小級ブロック。小さなサイズで作品の完成度を追及できることから、まったく新しい大人向けのブロックとして全世界累計で2,400万個以上を売り上げている。キャラクターとのコラボレーション商品のほか、自由な作品を作ることができる「ベーシックセットシリーズ」、世界遺産をはじめ世界の観光地を再現できる「情景コレクションシリーズ」、電車を作って走行させることができる「ナノゲージシリーズ」、難易度が高い大型作品を作ることができる「リアルホビーシリーズ」、小さなパッケージで気軽に作品を作ることができる「ミニコレクションシリーズ」など、さまざまなシリーズを展開している。公開されているCMでは、「ナノブロック」を箱から開けて組み立て始め、完成に至るまでのシーンを異なる世代の生活者それぞれの目線で撮影。ドキュメンタリー感を重視して製作された映像には、出演者から自然に漏れた声が採用され、「ナノブロック」に初めて触れた人たちの率直なリアクションを見ることができる。なお、CM中に登場する「ナノブロック・海賊船」(3,500円/税別)、「ナノブロック・ティラノサウルス骨格モデル」(3,200円/税別)、「ナノブロック・人体骨格」(2,500円/税別)はいずれも「リアルホビーシリーズ」の中難易度に位置するモデル。関節部の可動によるポージングや細部の作り込みも楽しめる商品となっている。なお、11月中旬~2016年3月31日の期間にはナノブロック7周年「好きナノ、作ろう!」購入キャンペーンとして、「7色のナノイド」や「 ナノブロック特製 ディスプレイケース」が当たるイベントを実施。詳細については11月上旬にイベントページにて発表されるという。(C)1998-2014 KAWADA CO.,LTD. All rights reserved.
2015年10月27日EMCジャパンは9月29日、エントリーレベルのSAN市場向けに構築したブロックストレージアレイ「EMC VNXe1600」を発売した。価格は191万7500円(税別)~。新製品は従来の「VNXeシリーズ」の使いやすさを継承し、中堅・中小企業のほか、支社やリモートオフィス、部門レベルなどのアプリケーションの要件に応えるシンプルかつ優れた効率性と信頼性のストレージソリューション。記憶媒体はすべてSSDで構成することが可能で、ハイブリッドフラッシュアレイとして構成し、ディスクのコスト効率とフラッシュのパフォーマンスを活かすことを可能としている。また、新製品は2U筐体で最大200台のドライブまたは400TBまでのスケールアップを可能とし、ファイバーチャネル接続やiSCSIオフロードパフォーマンスを実現したiSCSI(IPv4/6)接続など導入に際して柔軟性を図ったホスト接続オプションを提供する。最小構成はDPEが2.5インチタイプ、ディスクが300GB(15Krpm)×6本、ホストI/Oポートが8Gb Fibre Channel(SFP)×4ポート、ソフトウェアがOEベース・ソフトウェア(Unisphere/Snapshots/Thin Provisioning/FAST Cache)、電源ケーブルが100V用。
2015年09月30日米Googleは9月22日(現地時間)、Web版のGmailにおいて、特定のメールアドレスを簡単にブロックできる機能を追加した。この機能は、数週間後にAndroid版のGmailアプリにも追加される。Web版のGmailで特定のメールアドレスをブロックしたい場合、そのアドレスから受けたメールの右上の[▼]をクリックすればよい。クリックすると表示されるメニューに「○さんをブロックする」という選択肢が追加されているので、これを選び、[ブロック]ボタンを押すと、このメールの送信元がブロックされる。わずか3クリックで、作業が完了する。ブロックしたメールアドレスは、[設定]から確認できる。設定の[フィルタとブロックリスト]の「以下の送信者をブロックしています。該当する受信メールは [迷惑メール] に振り分けられます」という項目に、ブロックしたメールアドレスが表示されているので、解除したい場合は、[ブロックを解除]を選択すればよい。あわせて、Android版のGmailアプリに、メーリングリストの登録を解除できるボタンが追加されたことも発表された。ワンタッチでメーリングリストを解除できる。Web版では昨年8月に、この機能が追加されている。
2015年09月24日iOS 9のコンテンツブロック機能を用いた広告ブロックツールが議論を呼んでいる。米App Storeで36時間も有料アプリのトップを独走していた広告ブロックアプリ「Peace」を、開発者のMarco Arment氏が「Just doesn’t feel good」と取り下げてしまった。「広告ブロッカーには見逃してはならないアスタリスクが付く:たくさんの人に大きな利益をもたらすが、人を傷つけもする。しかも、傷つけてはいけない人まで傷つける」と述べている。Arment氏がPeaceを取り下げたのは、同氏が開発者(Tumblr、Instapaper、Overcastなど)であると同時に、「Marco.org」という人気ブログを持つブロガーであるためだ。なぜ広告ブロッカー/トラッキング・ブロッカーが求められているかというと、利益を追求するばかりでユーザーをないがしろにしたアドネットワークや媒体(Publisher)が増える一方だからだ。アドネットワークに大きなスペースを与えているWebサイトは、頻繁に広告サーバにアクセスし、ページにたくさんの広告を載せ、ユーザーのブラウジングをトラッキングする。そんなサイトでWebの世界がどんどん荒れて、ユーザーのWeb体験が損なわれている。開発者として、Arment氏は広告ブロッカーがモバイルユーザーにとって有用で必要なツールだと信じている。しかし、広告やトラッキングをすべてブロックしてしまったら、広告ベースでコンテンツを無料提供できたWebのビジネスモデルが崩れてしまう。Webでコンテンツを無料提供してきた媒体、それに関わるデザイナーやライターなど多くの人が窮することになるだろう。ブロガー仲間からの批判に直面したArment氏は、ブロガーとしてPeaceの提供中止を決断した。その板挟みの心理が「Just doesn’t feel good」というコメントに表れている。○広告ではなく、The Deckをブロックしたのが問題「広告をブロックして快適なWebを取り戻すべき」という声に対して、媒体や広告主は「広告をブロックしたら、無料で成長してきたWebが細る」と反論する。広告は悪か、それとも必要悪か。相いれない対立に思える広告ブロッカー問題だが、Peaceの販売中止騒動はこの問題の核心を突いている。というのも、この騒動がJohn Gruber氏のPeaceに関する以下のツイートから始まったからだ。「Safariのコンテンツブロッカーがデフォルトで"The Deck"をブロックするとしたら、それは誤りだと思う。反論できるならやってみろ」Gruber氏は、自身も人気ブロガーである。その立場からPeaceが広告をブロックしていることを批判しているのではなく、Peaceが「The Deck」をブロックしていることを批判している。何が違うのかというと、The Deckはユーザーと広告主の双方の利益を重んじている「良いアドネットワーク」なのだ。あらゆる広告を配信するのではなく、広告を扱う分野を限定し、さらにThe Deckが実際に使用して認めた製品やサービスの広告のみを採用する。媒体も広告ターゲットの分野で効果が見込めるものに絞り込み、さらに広告が増えすぎないように広告スペースを制限している。The Deckの広告はコンテンツの邪魔をせず、読者が興味を持つ広告が表示され、デザインのバランスも優れている。動作は軽快で、ユーザーは快適にWebサイトを楽しめる。広告主や媒体にとってThe Deckはとても面倒なアドネットワークなのだが、結果的に広告主や媒体もユーザーとの太い結びつきという利益を得られる。広告まみれではなく、読者が快適に無料コンテンツを楽しめるように努める媒体もあり、そうした媒体が採用してるThe DeckをPeaceはブロックした。Gruber氏の痛烈な批判のポイントは、そこなのだ。だから、読者を大切にしてきたブロガーの1人(Marco.orgもThe Deckを使用している)として、Arment氏はPeaceを取り下げた。Peaceは広告ブロックにGhosteryのデータベースを用いていており、GhosteryがThe Deckを広告に分類していることに気づいていたArment氏はデフォルトでThe Deckがブロックされないように手を加えることも考えたという。しかし、最終的には公正を期して、そのままの状態で提供した。ユーザーはホワイトリスト機能を使って、例外をカスタマイズできるが、Peaceのホワイトリストはサイト単位でしか指定できず、アドネットワーク全体を例外にすることはできない。ちなみにGhosteryは、広告ブロックやトラッキングブロックをユーザーが柔軟にコントロールできるようにするサービスである。Ghosteryもまた、エンドユーザーの利益につながるサービス/ツールであるだけに、Peaceの販売中止騒動はなんとも皮肉な結果になってしまった。ユーザーのWeb体験を損なう広告やトラッキングのみをブロックし、ユーザーの体験を損なわずに情報やコンテンツへの自由なアクセスをサポートする広告はユーザーに届けられるのが望ましい。しかし、ただツールに任せるだけでは、実現までに時間がかかりそうだ。本を正せば「公正を期す」という理由で、Arment氏がThe Deckをブロックの例外にしなかったのが騒動の始まりである。だが、同氏がThe Deckだけ例外にしていたら「自分のブログが採用しているアドネットワークだけ優遇」と批判されていただろう。Arment氏がPeaceでThe Deckを例外にし、ほかにもどのようなアドネットワークをデフォルトのホワイトリストに追加するべきか……という風に議論が広がるのが望ましいと思うのだが、「Just doesn’t feel good」と疲れ果てて開発者がPeaceの開発から手を引いてしまうのが現状である。Webの長所を残しながら、快適なWeb体験を実現するのは容易なことではない。開発者やツールだけに任せるのではなく、まずは私たちネットユーザーが、ユーザーをないがしろにするアドネットワークや媒体に改善を求め、逆にユーザーのためのコンテンツ提供や環境作りに努めるアドネットワークや媒体をサポートする意識を持つようになるべきなのだ。
2015年09月24日Eyeoは9月8日、広告ブロック機能を備えたモバイルブラウザ「Adblock Browser」の正式版を発表した。iOS版(iOS 8.0以上)をApp Storeから、Android版(Android 2.3以上)をGoogle Playから無料で入手できる。同社は、広告をブロックする拡張機能「Adblock Plus」をデスクトップブラウザ向けに提供しており、Adblock Plusのブロック機能とサービスをAdblock Browserにも用いている。広告はユーザーのデータ通信を消費し、様々なサーバにアクセスするためWebサイトやWebページの表示を遅くする原因になる。Eyeoによると、Adblock Browserによってモバイルブラウザのデータ通信量を最大50%削減でき、バッテリー消費を最大23%節約できる。デフォルトではブラウジングへの影響が少ない広告が表示されるようになっているが、全ての広告をブロックするようにしたり、ホワイトリストでフィルタリングするなど、広告ブロックをユーザーが柔軟にコントロールできる。また、トラッキング、マルウエア・ドメイン、ソーシャルメディア・ボタンをブロックするオプションも用意されており、ブラウジングの効率だけではなく、安全性やプライバシー保護も高められる。ブラウザとしては、タブ、ブックマーク機能を備え、開いているタブをジェスチャーで閉じられるなど操作しやすいインターフェイスになっている。ただし、ブラウジング機能の設定項目がなく、ブラウジングのカスタマイズは制限される。広告付きでコンテンツやサービスを無料提供するモデルによってWeb市場は成長してきたが、2~3年前から氾濫する広告と、広告提供のためのトラッキングが嫌われる傾向が強まっている。PageFairの「2014 Report - Adblocking goes mainstream」によると、2013年に広告ブロックツールの利用者が117%増加し、その後も増加ペースが衰えていない。特に若い世代に広告を嫌う傾向が現れており、IAB(Internet Advertising Bureau)がまとめた英国のWebユーザー調査によると、広告ブロックツールを使用しているユーザーが全体の15%だったのに対して、25-34歳は29%、18-24歳は34%だった。また若い世代になるほどデスクトップPCではなく、スマートフォンやタブレットでインターネットを利用する傾向が強まっており、主にポストPC世代からモバイルブラウザでの広告ブロック実現を望む声が上がっていた。
2015年09月09日最近交際が明らかになったサンドラ・ブロックの新恋人は、モデルとしても活躍する、シングルファーザーのカメラマンであることが分かった。サンドラが先月、ジェニファー・アニストンとジャスティン・セローの結婚式に一緒に出席した新しい恋人。当初は写真家という職業のみ伝えられたが、雑誌や広告でモデルも務めるブライアン・ランドルだ。ブライアンはサンドラより2歳下の49歳のシングルファーザー。2人は今年になって交際し始めたが、出会いはサンドラの息子・ルイくんの誕生パーティ。ブライアンはパーティの写真撮影を担当していた。白髪まじりのダークヘアに知的な顔立ちのブライアンは、これまでに「ヒューゴ・ボス(HUGO BOSS)」や「サン・ローラン(Saint Laurent)」などのブランドでモデルを務めている。「Us Weekly」誌上で語った彼の友人によれば、社交的でフレンドリーな性格とのこと。サンドラとブライアンは先月27日(現地時間)にもハリウッドのレストランで仲良く食事しているのを目撃されている。(text:Yuki Tominaga)
2015年09月03日サンドラ・ブロックに新しい恋人ができたようだ。サンドラはは今月5日(現地時間)にロサンゼルスで行なわれたジェニファー・アニストンとジャスティン・セローの結婚式に出席したが、そこに恋人の男性を連れてきたと「Us Weekly」誌が報じている。関係者によると、その男性の職業は写真家。モデルになれそうなイケメンだという彼の印象について、関係者は「とてもカッコよくて、すごく普通」と語り、彼と一緒のサンドラはとても楽しそうだったと話している。51歳のサンドラは、2010年にジェシー・ジェイムズと離婚し、シングルマザーとして養子で5歳のルイを育てている。ここ数年は恋のうわさもほとんどなく、昨年、17歳下のクリス・エヴァンスと急接近と報じられた際は「情報が遅いわね。私たち、結婚したけど、すぐに破局したのよ」とジョークで切り返していた。今回は、まだ名前も明らかになっていないミステリアスな男性だが、友人の結婚式に一緒に現われるくらいだから、親しいことは間違いなさそうだ。(text:Yuki Tominaga)
2015年08月21日サンドラ・ブロックが主演する政治ドラマ『Our Brand Is Crisis』が、10月30日に北米公開されることになった。配給はワーナー・ブラザース。オスカー狙いのシリアスな作品は、投票者の記憶に新しく残るよう、10月末から12月の間に公開されることが多く、今作も、アワードシーズンでの検討が期待されているものと思われる。その他の情報映画は2005年のドキュメンタリー映画にもとづくもの。アメリカの政治キャンペーン戦略を描くものだ。監督はデビッド・ゴードン・グリーン、共演はビリー・ボブ・ソーントン。プロデューサーには、ジョージ・クルーニーも名を連ねる。ブロックは、2013年の『ゼロ・グラビティ』で、キャリア2度目のオスカーノミネーションを果たした。現在公開中の『ミニオンズ』(日本公開は7月31日)には、声の出演をしている。文:猿渡由紀
2015年07月27日誰もが大人になるまでに一度は触れたことがあると言っても過言ではない、デンマークのブロック玩具「レゴ(LEGO)®」。いま、大人の間でもレゴを使ったインテリアグッズの制作などにハマってしまう人が続出中だという。もはや、子どものためだけでなく万人に愛されるブロックおもちゃとして進化しているようだ。「レゴランド・ディスカバリー・センター東京」では、2013年5月より、世界でも12名しか認定されていないレゴ職人(マスター・ビルダー)によるレゴブロックの基本図形や文字などをレクチャーする、大人限定のナイトイベント「大人のレゴ教室」を月に1回程度のペースで開催している。回を重ねるたびに、「もっと高度なテクニックが学びたい」という参加者の声に応えて、2014年7月には中級レベルが開講された。これが毎回すぐに定員に達するほどの人気イベントとなり、"大人のレゴ®ブロックブーム"の火付け役ともなった。7月25日(土)、および8月22日(土)には、新たな講座としてインテリアグッズなどの制作を通じてより高度なテクニックが学べる「大人のレゴ教室<中級・インテリア編>」の新シリーズ「フォトフレームをつくろう」が開講となる。これまでの講座では「ポケットティッシュケース」を制作してきたが、今回からはさらにアレンジの幅が広がる「フォトフレーム」にチャレンジだ。「フォトフレーム」はコンパクトサイズながらも、ブロックの組み合わせ方は無限大だから、まさにクリエイティブなワークショップとなる。出来上がった作品も、レゴ®ブロックで挟むことで写真を飾ることができ、写真を飾らないときでもレゴ®ブロックのモザイク画を楽しむことができるユニークなアイテムとなる。チケット代金は、LDC東京の施設アトラクション利用券が付き、講師料・材料費を含めて、一人3,000円。料金も気軽に参加できる内容だ。ルーティーン化している日常の仕事で凝り固まった頭も柔らかくできるかも? クリエイティブな発想を刺激し、自由に楽しみながら学べるおすすめ講座。ぜひ一度、覗いてみてはいかがだろうか。(text:Miwa Ogata)
2015年07月13日今年で第22回を迎えた「写真甲子園」こと全国高等学校写真選手権大会。6月13日より、「本戦」に進む18校を決定する「ブロック別公開審査会」が全国11ブロックで順次行われる。本稿では東京ブロックの結果を伝える。○東京ブロック公開審査会東京ブロック公開審査会に出場したのは、東京都立町田総合高等学校、東京都立小石川中等教育学校、共立女子高等学校、東京都立若葉総合高等学校、玉川学園、トキワ松学園高等学校、正則高等学校、女子美術大学付属高等学校、東亜学園高等学校、明治学院高等学校の10校。各校のプレゼンテーション後に審査員が講評する写真甲子園本戦と同スタイルで公開審査会は進み、最終的に東京都立小石川中等教育学校と東亜学園高等学校が代表校に選出された。代表両校は、8月4日~7日に北海道・東川町で開催される「本戦」に出場する。東京ブロック審査会では、写真家の立木義浩氏、鶴巻育子氏らが審査員を務めた。代表審査員の立木氏は総評として、「近年の傾向として、学校の中で撮った写真が多い。とくに東京ブロックであれば、普段出かけている街の写真があると審査するほうも楽しい」とより一層の工夫を求め、最後に「本戦に出られなかった人たちも、ずっと写真を続けていってほしい」とのエールで締めくくった。○写真甲子園とは写真甲子園は、高校生が3人1組のチームを組み、組写真で競い合うフォトコンテスト。8月に行われる本戦では、全国の代表校が写真の町である北海道・上川郡の東川町に集結し、同一条件下で写真を撮り、競い合う。主催は、本戦の撮影フィールドでもある東川町などで構成される写真甲子園実行委員会。キヤノンおよびキヤノンマーケティングジャパンが特別協賛社としてサポートしている。写真甲子園は今大会より、本戦に進む18校の選出方法を改定。全国のブロック分けを従来の8ブロックから11ブロックに増やし、全国11ブロックの都市で「ブロック別公開審査会」を行う方式に変更した。6月13日の北海道、東京、神奈川の3ブロックを皮切りに、6月21日の東海、四国まで各地でブロック別公開審査会を行っていく。
2015年06月13日市販されているお菓子には、子どもたちにはあまり食べさせたくない、食品添加物が多く入っています。子どもが大好きなグミも、添加物の多いお菓子のひとつです。そこで、安心安全な材料で、自宅で簡単に作れる「寒天グミ」をご紹介します。寒天は食物繊維が豊富で、おやつの材料として使用するのにおすすめです。夏場は、グミのレシピを応用して、ゼリーを作ることもできます。寒天が常備品として家庭にあると、気軽に作れて嬉しいですね。■子どもと一緒に作れる、寒天グミのレシピ(対象年齢:2歳半くらい~)<材料>・100%果汁の有機ジュース 100~120ml・寒天(粉末タイプ) 3~4g・お好みではちみつ、メープルシロップ、砂糖など・グミを流し込む型せっかくの手作りなので、ジュースはできれば、添加物や防腐剤不使用の100%果汁のオーガニックジュースを選ぶことをおすすめします。人工甘味料を使用したジュースは、なるべく避けましょう。リンゴやオレンジといった果物のジュースはもちろん、にんじんなどの野菜の入ったジュースで作ってみてもよいでしょう。子どもが食べるおやつとしては、ジュースの甘みで十分かと思いますが、グミは冷やすと甘さを感じにくくなるので、お好みではちみつやメープルシロップ、砂糖などで甘みを足してもOKです。<作り方>1.小鍋にジュースを入れて沸騰させます。2.沸騰したら火を止め、寒天を入れて手早く混ぜてから、もう一度弱火にかけ、寒天がすべて溶け切るまで、木べらや大きめのスプーンなどでかき混ぜます。3.寒天がしっかり溶けたら、型にすばやく流し込み、冷蔵庫へ。4.15分ほど、冷蔵庫で冷やしたら出来上がりです!子どもたちには、小鍋にジュースを入れてもらったり、長めの木べらで寒天をかき混ぜてもらうお手伝いを頼んだりするとよいですね。ただし、やけどには注意してください。型へ流し込む作業は、危険なので親が担当してください。シリコン製の型を使うと、固まったグミを取り出しやすいのでおすすめです。グミの出来上がりまで30分ほどで完成するので、子どもたちも飽きずに作業ができるはず。ママと一緒に作る安心おやつで、楽しいおやつタイムを過ごしてくださいね。
2015年05月29日