オーウェン・ウィルソン、ピアース・ブロスナンらが出演し、クーデターに巻き込まれた外国人家族の壮絶な逃走劇を描いた『クーデター』が、6月18日(木)のテレビ東京「午後のロードショー」枠で放送される。東南アジアのとある国に、支援事業のため妻と娘2人と共に赴任したジャック。しかし、その翌朝突如として「外国人を殺す。捕虜はとらない。皆殺しだ」と怒号が響き渡り、政府と外国人をターゲットにしたクーデターが勃発。暴徒と警官隊との激しい衝突のなか、暴徒による容赦なき殺戮が開始され、外国人が次々と殺されていく。命からがら滞在先のホテルに逃げ帰るも、そのホテルが襲撃され、ジャックは家族と共にホテルから脱出を図ろうとする。家族を必死で守りながら逃走を続ける途中に出会ったイギリス人のハモンドに助けられたジャックらだが、逃げ込んだ場所が次々と暴徒に襲われる。政府も軍隊も壊滅していくなか、果たして家族を守り抜き、国境までたどり着くことはできるのか…!?本作は海外で突如発生したクーデターにより命を狙われてしまう家族を描く究極のサバイバル・スリラー。『ミート・ザ・ペアレンツ』『ズーランダー』シリーズや『カーズ』シリーズの声優などで知られるオーウェン・ウィルソンが家族を守るために奔走する主人公・ジャックを演じ、ジャックの一家を救うキーマンとなるハモンドには『007 ゴールデンアイ』から『007 ダイ・アナザー・デイ』までジェームズ・ボンド役を演じ、『マンマ・ミーア!』『ゴーストライター』に出演したピアース・ブロスナン。また『シックス・センス』や『アフター・アース』のM・ナイト・シャマラン監督が原案の『デビル』が話題となったジョン・エリック・ドゥードル監督がメガホンを取り、緊迫感溢れる映像を作り上げた。午後のロードショー『クーデター』は6月18日(木)13時35分~テレビ東京で放送。(笠緒)
2020年06月18日『マン・オブ・スティール』、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』、『ジャスティス・リーグ』でクラーク・ケント/スーパーマンを演じてきたヘンリー・カヴィルが、再びスーパーマンとしてDC映画に出演するという。「People」誌など複数メディアが報じた。『ジャスティス・リーグ』公開から1年ほど経った2018年、ヘンリーがスーパーマン役を卒業したと報じられたことがあった。しかし2019年12月号の「Men’s Health」誌で、ヘンリー自身が「役を手放してなんていない。スーパーマンにはなすべき正義がたくさんある。現在のステータスは、『いまにわかるよ』と言っておく」とスーパーマンを引き続き演じる意志を明らかにしていた。スーパーマンの単独映画は『マン・オブ・スティール』以来製作されておらず、一時期は続編を企画中であることも報じられたが、現在までに新しい情報は出ていない。今後公開を控えているDC映画『ワンダーウーマン 1984』やジェームズ・ガン監督版の『スーサイド・スクワッド』は撮影を終えており、マット・リーヴス監督が撮影中の『バットマン』にスーパーマンのカメオ出演があるとも伝えられていない。ほかにスーパーマンが出演する可能性があるのは、『シャザム』続編、ドウェイン・ジョンソン主演の『Black Adam』(原題)、『アクアマン』続編か。なお、先日配信されることが明らかになったザック・スナイダー監督版『ジャスティス・リーグ』について、ヘンリーはもちろん出演するが、すでに撮影済みの素材を使って製作するとのことで、追加撮影は行われないという。(Hiromi Kaku)■関連作品:ジャスティス・リーグ (原題) 2009年、全国にて公開ジャスティス・リーグ 2017年11月23日より全国にて公開© 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLCマン・オブ・スティール 2013年8月30日より新宿ピカデリーほか全国にて公開TM &© 2013 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED. TM &© DC COMICS
2020年05月29日2月に上演された、吉田鋼太郎と阿部寛のタッグで贈る彩の国シェイクスピア・シリーズ第35弾「ヘンリー八世」がこの夏、CS放送局「衛星劇場」にてテレビ初放送されることが決定した。舞台は英国王宮。ヘンリー八世の寵愛を受け、出世のために策略をめぐらす高慢な枢機卿ウルジーは、公爵たちの非難の的になっている。ある晩、ウルジーが催す晩餐会で王は、王妃キャサリンに仕える女官アン・ブリンに心を奪われる。王は王妃との結婚を無効にしようと離婚裁判を起こすが、宗教や複雑な国際問題が絡み、歴史的な問題へと展開していく――。彩の国シェイクスピア・シリーズの吉田さん演出3作目となる今作は、舞踏会や戴冠行列、エリザベス女王洗礼の祝賀など、ヘンリー八世時代の華やかな一面がある一方で、王をめぐるスキャンダルとその裏に交錯する欲望と謀略、熾烈な地位争いが描かれる。“英国王室史上、最もスキャンダラスな王”と言われるヘンリー八世を、「シンベリン」「ジュリアス・シーザー」にも主演した阿部さんが演じるほか、金子大地、宮本裕子、山谷花純、谷田歩、河内大和、そして吉田さんも出演。2月14日から上演された本作だが、新型コロナウイルス感染症対策のため公演期間の途中で休演を余儀なくされてしまったため、このテレビ放送は貴重な機会だ。舞台「ヘンリー八世」は7月4日(土)19時~、24日(金)7時30分~衛星劇場にて放送。(cinemacafe.net)
2020年05月15日3月31日をもって、イギリス王室の主要メンバーから退いたヘンリー王子とメーガン妃。新型コロナウイルス感染が拡大するなか、新しい章をスタートさせた夫妻の1か月をふり返ってみよう。ロサンゼルスを拠点にボランティア活動をスタート1月に公務から引退を宣言後、愛息アーチーくんと3人でカナダに滞在していた夫妻は、パンデミックの影響で国境閉鎖の直前にメーガン妃の故郷であるロサンゼルスに拠点を移した。そして、パンデミック対策支援のためのチャリティ団体「アーチウェル(Archewell)」を設立。ギリシャ語で“行動の起源”を意味する“Arche”は愛息の名前の由来でもある。自主隔離生活を余儀なくされているいま、夫妻が家を離れるのはボランティア活動の時だけ。感染リスクの高い重病を抱えて外出できない人々に食事や日用品を配るNPO団体「プロジェクト・エンジェル・フード(Project Angel Food)」の活動に参加している。イースター・サンデーにあたる4月12日(現地時間)、そして15日(現地時間)にも夫妻はウェスト・ハリウッドで1週間分の調理済みの食事や生活必需品を20軒に届ける作業を手伝った。マスクとゴム手袋を着用し、社会的距離も保っていたので、2人が誰なのか気づかない人たちもいたそうだ。同団体の代表によると、メーガン妃の母のドリアさんの紹介だったという。夫妻は、経済的に苦しい家庭に温かい食事や食料を提供するイギリスの慈善団体「フィーディング・ブリテン(Feeding Britain)」にも約9万ポンドを寄付している。公務も激減した夫妻だが、夫妻はビデオチャットで以前から関わるチャリティ団体の会議に参加し、リモートで積極的に活動を続けている。愛息アーチーくんがまもなく1歳に5月6日(現地時間)に1歳の誕生日を迎えるアーチーくん。当初は夫妻の親しい友人たちを招いて盛大にお祝いする計画もあったが、ロックダウン中のロサンゼルスでは残念ながら無理。家族で静かに祝うことになりそうだ。昨年は9月に両親の公務に同行し、アフリカを訪問した際にメディアが撮影した写真の表情がヘンリー王子の赤ちゃん時代にそっくり!と評判になった。プライバシーを大切にする夫妻は、3月まで更新していた公式インスタグラムでもアーチーくんの写真はあまり公開せず、大切に守ってきた。パンデミックという状況も相まってか、ロサンゼルスではボランティア活動中や犬の散歩をする夫妻の写真は撮られても、アーチーくんは目撃されていないが、夫妻のスポークスパーソンによると、5月6日にアーチーくんの写真を公開する予定だという。すでに「サセックス・ロイヤル」のアカウントは使用していない夫妻が、どのような形で写真を公開するかはまだ明らかにされていないが、愛情あふれる両親の元ですくすく成長した最新のお姿を見るのが楽しみだ。今夏、ヘンリー王子ご一家はスコットランドのバルモラル城で休暇を過ごすエリザベス女王を訪ねる計画もあるとか。パンデミック収束が大前提で、実現するかは不確実だが、女王陛下とひ孫の再会が実現するよう願いたい。ドキュメンタリーやアニメ番組など、エンターテインメントにも積極的チャリティー活動と並んで夫妻が熱心なのが、エンターテインメントの仕事だ。メーガン妃は「Disney+」で配信中のドキュメンタリー「Elephant」(原題)のナレーションを務め、19日(現地時間)にプロモーションを兼ねて、TV番組「Good Morning America」でインタビューが放送された。王室の主要メンバーを退いてから初のTV出演で注目が集まったが、実は昨秋に収録されていたものなので、近況についての発言はなし。一方でメーガン妃のつけていたネックレスのチャームが星座の乙女座、牡牛座の模様で、9月生まれのヘンリー王子と5月生まれのアーチーくんの星座だったことも話題になった。ヘンリー王子は5月に配信・放送されるテレビアニメ「きかんしゃトーマスとなかまたち」の特別番組のオープニングに出演している。原作出版75周年を記念する「The Royal Engine」(原題)というエピソードで、エリザベス女王や幼少時代のチャールズ皇太子もキャラクターとして登場する。収録は1月に行われた。ヘンリー王子は「『トーマス&フレンズ』を見て育ったので、もちろん懐かしい思い出があります。トーマスの冒険を介して新たな場所を体験しました」「この特別エピソードへの参加を依頼されたことを、とても誇らしく思います」とコメントしている。番組はアメリカでは5月1日(現地時間)にNetflixで配信、イギリスでは2日(現地時間)にチャンネル5で放送され、今年180か国以上で公開を予定している。(text:Yuki Tominaga)
2020年05月06日人間とAIが結婚できるようになった近未来を舞台にした、梶裕貴主演SFヒューマンコメディ「ぴぷる~AI と結婚生活はじめました~」。この度、アヤカ・ウィルソン、大原櫻子ら本作のフルキャストが明らかに。そしてポスタービジュアルも到着した。人型AI“ぴぷる”を演じるのは、『パコと魔法の絵本』でヒロインを好演、『響 -HIBIKI-』にも出演したアヤカさん。「AIと人間の共存をとってもコミカルでシュールな描写を交えながら展開しているのですが、現代の日常で起こるさまざまな問題にリンクしていて、共感できると思いました。それぞれのキャラクターにかなりの癖があるのも脚本を読んでる時点で既に面白かったです」と脚本の印象を明かしたアヤカさんは、「ぴぷるがどんな成長をしていくか、皆様、お楽しみに」と呼びかけている。また、ミステリアスなAI研究者・深山楓役は、圧倒的な歌唱力を見せつけた『カノジョは嘘を愛しすぎてる』や「恋仲」、劇団☆新感線の舞台「メタルマクベス disc2」など女優だけでなく歌手としても活躍中の大原さん。共感能力ゼロで、まるでAIのような内面を持つぴぷるとは正反対なキャラクターの深山。「わたしの一話目の台詞は、結構インパクトあるなぁと。(笑)早い段階で、わたしがどんなキャラクターか分かります」と明かす大原さん。「物語は未来の話ですが、本当にこうなっていくんじゃないかなとも思わせてくれる作品。最近AIの発展すごい ですから…。非現実的でもない感じも、面白いなと思います」と脚本の感想を述べる。そして「役作りもとても楽しくできる、遊べる役なので、トコトン楽しみたいと思います。共演者さんは初めましての方ばかりですが、どんな化学反応が起きるか楽しみにしててください!!」とメッセージを寄せている。また、この3名を写したポスタービジュアルも到着。お互い外側を向き、これまで交わることのなかった摘木(梶さん)と深山を、ぴぷるが鎹のように繋いでいる。本作では、摘木、ぴぷる、深山の関係性が物語が進む中でどのように変化していくのかという部分も大きな見どころだ。そんなメインキャスト3人に加え、摘木の取引先でありながら犬猿の仲の医学博士・夙川泰成役を忍成修吾、夙川の幼なじみであり摘木の友人でもある詫間秀介役を山田悠介、摘木が5年間片想いをしていた同僚・吉野凛子役を臼田あさ美。AIをスクラップにすることもいとわないAI会社のくせ者女性社長・小早川早苗役を濱田マリが演じる。「ぴぷる~AI と結婚生活はじめました~」は5月18日より毎週月曜日深夜0時~WOWOWプライムにて放送(全8話/初回2話連続放送・第1話のみ無料放送)(cinemacafe.net)
2020年03月12日トム・ハンクス&リタ・ウィルソン夫妻が、新型コロナウイルスに感染したことを公表した。トムはバズ・ラーマン監督作のエルヴィス・プレスリーの伝記映画にプレスリーのマネージャー役で撮影前準備のため、リタを伴ってオーストラリア入りしていた。トムは自身のSNSで新型コロナウイルスが陽性となった経緯を発表している。「やあ、みんな。リタと私はオーストラリアで病気になってしまったよ」という出だしの文章で、2人の病気は風邪のようなちょっとした倦怠感と身体の痛みから始まったとのこと。リタの身体の痛みは現れたり消えたり。微熱もあった。これだけ新型コロナウイルスが騒がれている世の中なので、検査を受けることに。そして、2人して陽性であることが確認された。現在は医療当局の手順に従って監視下におかれ、公共から隔離されている状態だと明かした。トムとリタはともに63歳。トムは今後も状況について知らせるといい、「みんなも気を付けて」と結んだ。「Varitey」誌は、2人は新型コロナウイルスに陽性反応がでたことを公にした、初のハリウッド・セレブになると報じている。(Hiromi Kaku)
2020年03月12日3月31日をもって王室の高位メンバーから退き、「ロイヤル・ハイネス」の称号を失い、「サセックス・ロイヤル」のブランド名を使うことを禁じられるヘンリー王子&メーガン妃夫妻。ヘンリー王子は水曜日(現地時間)、スコットランドのエディンバラで行われたイベント「トラヴァリスト・サステイナブル・ツーリズム・サミット」に出席したが、その際、自身をただ「ハリー」(ヘンリー王子の愛称)と呼んでほしいと「Daily Mail」紙の王室担当記者に伝えたという。これを受けてイベントの司会者は、「そんなわけで、紳士淑女のみなさん、大きくあたたかなスコットランド風の歓迎をハリーにお願いします!」と“ハリー呼び”でヘンリー王子を出席者に紹介した。ヘンリー王子一家は現在カナダで暮らしており、ヘンリー王子がUKに戻るのは1月から今回が初めて。金曜日にはロンドンに戻り、アビー・ロード・スタジオで録音を行うボン・ジョヴィと面会予定。ボン・ジョヴィは2019年にリリースした「Unbroken」を、退役軍人らからなるコーラス隊とともに再録音し、収益をインヴィクタス・ゲームズ財団に寄付することが発表されている。(Hiromi Kaku)
2020年02月27日英国のヘンリー王子が、主要王族として最後の公務に就くためカナダから一時帰国している。英Sun紙などの報道によると、スコットランドのエディンバラで行われた持続可能な観光を促進する会議で、王子を壇上に呼び込む際に司会がこう発言したという。「彼は単にハリーと呼んでほしいとはっきり表明しました。では、みなさん、温かくお迎え下さい。ハリー、スコットランドへようこそ」「ハリー」とはヘンリーの通称で、英語圏では公式な場においても「ハリー王子(Prince Harry)」と呼ぶのが通例となっている。今回の表明は、「もう自分は王子ではない」という強い意思表示だと考えられる。王位継承順第6位であることに依然変わりはないが、王室との距離は物理的にも心情的にも離れる一方だ。今後は日本のメディアも「ヘンリー王子」ではなく「ヘンリー氏」「ヘンリー元王子」などと呼ぶことになるのかもしれない。
2020年02月27日批判にさらされつつも英王室から離脱し、カナダで新生活を送るヘンリー王子とメーガン妃。先月、「ロイヤル・ハイネス(殿下・妃殿下)」の称号を剥奪されたが、今度は王室そのものを意味する「ロイヤル」を肩書に戴くこともできなくなってしまうようだ。英Daily Mailによると、エリザベス女王と王室高官は、ヘンリーとメーガンが自身のブランドに「ロイヤル」と付けることを禁じる見通しだという。二人は公務に就かないかわりに、王室助成金を受け取っていない。新たな収入源として、自身の爵位「サセックス」を使った「サセックス・ロイヤル」という名称を商標登録し、これをアパレルや文房具、本など様々なグッズに展開するビジネスを準備しているといわれている。「ロイヤル」の使用が禁じられると、このビジネスが頓挫するだけではなく、既に起ち上げた慈善団体「サセックス・ロイヤル:サセックス公爵&公爵夫人基金」、1,121万人(2020年2月19日現在)のフォロワーを持つInstagramアカウント「@sussexroyal」も名称の変更を余儀なくされる。ヘンリーとメーガンが依って立つブランディング戦略が屋台骨から崩壊することになるのだ。「あらゆる意味で、王室を離脱したことを考えると今回の措置は避けられるものではありませんが、彼らは全てをサセックス・ロイヤルブランドに投資してきたため、相当な痛手となるでしょうね」と、関係者はDaily Mailにコメント。二人は「王室から抜けたことを後悔していない」と話していたという。しかし、今回のような収入減を断たれるような措置を取られた後でも同じことが言えるだろうか。Twitterユーザーの多くは「良い判断だ」「素晴らしいニュース。王室ブランドはコマーシャルに使うものじゃない」と、女王の決断を支持している。
2020年02月19日シェイクスピア作『ヘンリー八世』が2月14日(金)に彩の国さいたま芸術劇場 大ホールで開幕する。演出家・蜷川幸雄のもと、1998年に、シェイクスピア全37戯曲の完全上演を目指して始動した「彩の国シェイクスピア・シリーズ」。蜷川なき後は、ドラマ『花子とアン』『おっさんずラブ』などで大ブレイクする以前からシェイクスピア作品にライフワークとして取り組んできた俳優・吉田鋼太郎が演出を担い、シリーズ2代目芸術監督として『アテネのタイモン』『ヘンリー五世』を上演。そして、カウントダウンも迫った第35弾として、『ヘンリー八世』がこのたびお目見えする。どうも取っつきづらいと言われがちな、シェイクスピアの歴史劇。しかし本作は歴史劇には珍しく、戦争の描写がない。舞踊会や戴冠行列、エリザベス女王洗礼の祝賀など、華やかな場面が芝居全体を彩っている。それでいて、影でうごめく、英国王家のスキャンダル。観客は手に汗握って、ことの行方を追うことになる。主人公のヘンリー八世役には、ドラマ『まだ結婚できない男』の好演も記憶に新しい阿部寛。彩の国シェイクスピア・シリーズでは『シンベリン』(2012年)、『ジュリアス・シーザー』(2014年)に主演している。英国王ヘンリー八世(阿部寛)の宮殿では、ウルジー枢機卿(吉田鋼太郎)が勢力を強めている。高慢な態度で公爵たちの非難の的になっているウルジー。ある晩、ヘンリー八世はウルジー邸の晩餐会で、王妃に仕える女官アン・ブリン(山谷花純)に心奪われる。王妃キャサリン(宮本裕子)との結婚を無効にしようとするヘンリー八世だったが、キャサリンは自身の敵であるウルジーが審判する離婚裁判への出廷を拒否。ウルジーもまた、自分の得にもならない離婚裁判の延期を謀る……。熾烈な権力争いと、それに伴う謀略の数々。男と女がそれぞれの方法で、それぞれの幸福にかじりつきしがみつく姿をすみずみまで見届けたい。3月1日(日)まで彩の国さいたま芸術劇場で上演の後、3月14日(土)・15日(日)に福岡・北九州芸術劇場 大ホール、3月19日(木)から22日(日)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで上演される。文:小川志津子
2020年02月13日高位王族から離脱することを希望し、現在カナダ・バンクーバー島の15億円超えの邸宅で暮らしているヘンリー王子一家。先週マイアミで開催された「JPモルガン」のイベントに出席し、ヘンリー王子がスピーチを行った。「Daily Mail」紙は、経済的な自立も宣言した夫妻が、同社から多額の報酬を受け取った可能性を示唆した。また、本日行われたアカデミー賞授賞式にも出席のオファーがあったものの、「光栄に思いながらも辞退した」と関係者が語っている。王族から離脱するために北米で着々と準備を進めているように見える2人だが、来月、息子のアーチーくんを連れてロンドンに戻ることになるようだ。エリザベス女王から、3月9日にウェストミンスター寺院で行われるコモンウェルス(英連邦)デーの式典に出席するよう、求められているという。式典後には、再びカナダに帰ると予想される。同式典は毎年恒例のもので、昨年も王室メンバーが集結。赤いコートドレス姿のキャサリン妃と白いドレス姿のメーガン妃が、会話を交わす姿も見られた。(Hiromi Kaku)
2020年02月10日「Disney+」が制作中で、トム・ヒドルストンが主演のロキ単独ドラマ「Loki」(原題)に、オーウェン・ウィルソンが出演するという。「Variety」誌などが報じた。役柄について詳細は明らかになっていないが、「主要なキャラクター」を演じることになるようだ。「Disney+」とマーベル・スタジオからのコメントはない。現在までに「Loki」について分かっているのは、シーズン1は6エピソードで構成され、1エピソードあたりが1時間であること。『アベンジャーズ/エンドゲーム』で、2012年のロキがスペース・ストーンを持ち去った後の世界が描かれることも明らかになっている。また、『イエスタデイ』のソフィア・ディ・マルティーノの出演も決定。全てのエピソードを「セックス・エデュケーション」のケイト・ヘロンが監督する。約1週間前、トムがロキの準備を行っている動画をインスタグラムに投稿。ワイヤーに吊り上げられ、ジャンプして着地するというもので、動画を見る限り着地には失敗しているが「準備はうまくいっている」とつづっている。「Loki」の配信開始は2021年春を予定している。(Hiromi Kaku)
2020年02月03日《王室主要メンバーから外れ、経済的に自立します》1月8日、イギリス王室のサセックス公爵ヘンリー王子(35)とメーガン妃(38)が、衝撃の王室離脱宣言。しかもインスタグラムでの発表という“軽さ”もあって、冷静沈着な英国民も開いた口がふさがらない状況だという。怒りの矛先はメーガン妃に向けられているというのは、30年以上ロンドンに暮らす邦人女性だ。「これまでもメーガン妃の目にあまる振舞いはたびたび報じられてきました。そんな中での一方的な“離脱”宣言に、英国人はあきれ果てているんです」「MEGXIT」という単語も誕生した今回の騒動。日本人が知らない真相を取材した!■女王さえ裏切った突然の離脱宣言《女王にさえ、言わなかった!》英国大衆紙デイリー・ミラーの一面にはそんな見出しが躍った。在英ジャーナリストの木村正人さんはこう語る。「女王はテレビニュースで知ったそうです。英国民にとって憧れであり象徴でもあるエリザベス女王への無礼な振舞いは、多くの国民を傷つけました」メーガン妃を守ろうとした女王へのこの仕打ち……。裏切ったのは女王だけではなかった。「チャールズ皇太子とウィリアム王子(37)が報告を受けたのも、発表直前。メーガン妃は実の父親と絶縁状態で、結婚式のときはチャールズ皇太子がバージンロードを歩いたのに……。その“父親”をも平気で裏切ったんです」(在英邦人)不仲をにおわせる兆候はあった。結婚直後、ヘンリー王子夫妻はウィリアム王子一家とケンジントン宮殿で一緒に暮らしていた。ウィリアム王子の3人の子ども、そしてアーチーちゃんという、ダイアナ元妃の4人の孫が仲むつまじく育っていく姿を、多くの国民が夢見ていたのだが……。「’18年11月、アーチーちゃんの出産を機に、ヘンリー夫妻は宮殿を出ていってしまったのです。新居は、ウィンザー城領内にあるフロックモア・コテージ。改装費用に4億5,000万円もかけたことが判明しています」(木村さん)今回の“離脱”にウィリアム王子が「これまでは弟の肩を抱いてきたが、もうそれはかなわない」と漏らしたという報道もあった。■特権は維持して責任放棄王室から離脱しても、特権を手放す気はなさそうだ。「ヘンリー夫妻の年収はおよそ3億円とみられていて、そのうちの95%は、チャールズ皇太子の持つエステート(領地)の不動産収入の一部です。これは手放さず、放棄するのは、収入の5%にあたる税金に由来する王室助成金のみと思われます」(木村さん)それだけで、王室のメンバーに課せられた多くの責任も放棄できると考えたら安いもの。一方、王族の身分を金もうけに使うのではないかという懸念がある。ヘンリー夫妻は爵位である「サセックスロイヤル」を商標登録している。「かつて、マーガリン会社が、ダイアナ元妃の死後、サインの権利を買い取り、商品パッケージに使ったことがあります。それを皮肉って《サセックスブランドのマーガリンを売らないで》という見出しをつけた大衆紙も」(木村さん)米国では旧態依然とした英国王室を壊した女性としてメーガン妃を称賛する報道も多い。はたして、最後に笑うのは誰なのか。「女性自身」2020年2月4日号 掲載
2020年01月23日英王室のヘンリー王子とメーガン妃が王室離脱を宣言してから約2週間。サセックス公爵の爵位は所持したまま、ロイヤルハイネス(殿下・妃殿下)の称号を返上、今後公金は受け取らず、3億円ともいわれる新居の改築費用は返還することが決定した。王室メンバーにいつも以上に注目が集まる中、カミラ夫人が創立40周年を迎えたプロスペクト・ホスピス・スウィンドンを訪問。退出間際にテレビリポーターが「ヘンリーとメーガンがいなくなって寂しいですか?」と質問を投げかける一幕があった。カミラ夫人は言葉に詰まったように数秒沈黙し、その後にっこり笑って「もちろん」と答えた。即答しなかったことにTwitterでは「カミラ最高!」「その調子だカミラ」「この『もちろん』は言い換えれば、『そんなわけないでしょクソ食らえよ』ってことですね」と、彼女の真意を深読みするコメントが相次いでいる。かつてはダイアナ妃から夫を奪った不倫相手として大いにヘイトを買っていたカミラ夫人だが、メーガンという新たなヒールに憎まれ役の座をそっくり譲った形となった。当のヘンリー王子は、本日カナダ・バンクーバー空港に到着。妻子の元へ戻り、新たな生活をスタートさせた。
2020年01月21日ヘンリー王子が英王室離脱以外に「選択肢はなかった」とコメントした。先日、妻メーガン妃と共に王室主要メンバーから退くことを発表していたヘンリー王子が、ロンドンで行われたチャリティイベントに出席した際、今回の騒動が始まって以来初めて自ら口を開いた。先日の王室会議の結果、メーガン妃共々王族への敬称である「ロイヤルハイネス」の称号を失うことが明らかになっているヘンリー王子は、自らが運営する慈善団体サンタバリーのイベントでこう話した。「イギリスは私の故郷であり、愛する場所です。それは今後も変わりません。私は皆さんの多くからのご支援を受けながら成長してきましたし、私がずっと求めていた愛と幸福を見つけたことで、メーガンを快く迎え入れてくださったことも目にしてきました。『やっとダイアナ妃の次男が結婚した、やった!』と。そして、長年私を知ってくださっているので、私が妻と選んだ人が同じ価値観を共有していることはお分かりいただけていることも分かっています。彼女は同じ価値観を持っていますし、私が恋に落ちた時と何も変わっていません。私たちは誇りをもってこの国を背負い、役目を務めるよう出来る限りのことをしています。メーガンと結婚した際、私たちは興奮と希望に満ち、この国に尽くすつもりでした」そして、今回の決断に至ったことについて「このような状況になったことには、深い悲しみを感じています」と言い、「妻と私が引退するという決断は、簡単な気持ちで至ったものではありません。長年の苦難と、数か月にも及ぶ話し合いの結果のものです。私が常に正しいわけではないということは分かっていますが、この件に関しては、まさにこれ以外の選択肢がなかったのです」と説明。「はっきりさせておきたいのは、私たちがあなた方を見捨てようとしているのではないということです。私たちが望んでいたのは、公金を受け取ることなく、引き続き、女王やイギリス連邦、我が国の軍隊や機関に奉仕していくことでした。残念ながら、それは可能ではありませんでした」と続け、「23年前に母を亡くした時、皆さんが私の面倒を見てくれました。長年私のことを気にかけてくれました。しかし、メディアというのは力強い勢力です。この問題は私たちだけのものではありませんので、いつの日か私たちの互いへの支援がさらに力強いものとなることを願っています」と述べた。(C)BANG Media International
2020年01月21日土曜日(現地時間)、イギリス王室とエリザベス女王が、公式HPでヘンリー王子&メーガン妃の今後に関する決定事項を発表した。女王は2人の幸せで平和な新生活を応援するとし、高位王族からの離脱を容認。今後、2人はHRH(殿下・妃殿下)の称号を使わず、公務から退き、公金を受け取らないことも明らかになった。自宅のフロッグモア・コテージについては所有のまま、改修にかかった費用を返金する意向を示しているという。メーガン妃の不仲の父トーマス・マークルは「SkyNews」局の番組に出演し、娘夫妻の一連の行動を「私にとって恥」と発言。「本当にがっかりだ。女の子ならだれでも夢見ることを実現したのに。どんな女の子も憧れるプリンセスになったのに、それをポイッと投げ捨てた。金のためになのではないか」。また、2人が「長年に渡って存続している(伝統的な)イギリス王室を破壊し、品位を落とし、落ちぶれさせている」として痛烈批判。「王室をウォルマートに冠を乗せたような姿に変えてしまった。ありえない。こんなことはするべきじゃなかった」と失望をあらわにした。メーガン妃との仲直りについて聞かれると、「いま、彼女が連絡してくることは考えられないだろう。私もこんなことを言ってしまっているし。本当に、彼らは一体なにを求めているんだろう。彼ら自身もわかっていないのではないか」とコメントした。(Hiromi Kaku)
2020年01月20日英国のヘンリー王子とメーガン妃の王室離脱宣言以降、「身勝手すぎる」「カナダ生活の警備費用に税金を充てられたらたまらない」と夫妻への風当たりは弱まることを知らない。そんな中、英国人俳優ヒュー・グラント(59)が、ヘンリー王子の味方だと発言して話題となっている。グラントは出演最新作『The Gentlemen(原題)』のPRで米国のラジオ番組に出演。ホストのアンディ・コーエンに「メグジット(Megxit:Meghan+Exitで”メーガンの離脱”を意味する造語)についてどう思う?」と尋ねられると、「僕はどちらかといえばヘンリーの味方だね。タブロイド紙は事実上、彼の母親を殺したし、今は彼の妻をめちゃくちゃに引き裂こうとしている。男として、家族を守るのは彼の仕事だと思うよ。だから、僕は彼の側につく」と語った。グラントはスクープを狙うタブロイド紙の記者により、10年間に渡りボイスメールを盗聴されていたという過去を持つ。『Mail on Sunday』紙は盗聴で入手した情報をもとにグラントのプライバシーを暴く記事を掲載。グラントは法廷闘争の末に出版元から損害賠償を勝ち取り、「自由で責任ある報道機関」をスローガンに掲げる「Hacked Off」キャンペーンに全額寄付した。現在もHacked Offの役員を務めながら、フェアな報道をしないメディアと闘い続けている。また、「よくあの人たちは証言者として『近しい友人』とか『宮殿関係者』とかを引っ張り出してくるけど、あれは全部実在しないよ。みんな彼らの作り話だ」と、タブロイド紙の情報ソースがほとんどでっち上げであることも指摘した。
2020年01月17日月曜日(現地時間)、エリザベス女王がノーフォーク州のサンドリンガム・ハウスにて家族会議を開催。出席者は女王のほかチャールズ皇太子、ウィリアム王子、ヘンリー王子で、メーガン妃はカナダからビデオ電話で参加したといわれている。王室関係者が「People」誌に明らかにしたという。約2時間半の会議で議題となったのは、もちろん、先週ヘンリー王子&メーガン妃が発表した「高位王族の地位から退き、経済的に自立し、イギリスとカナダで暮らす」ということについて。エリザベス女王は会議の後、2人をサポートするという内容の声明文を発表。「私の家族と私は、若い一家のハリーとメーガンが新たな人生を築きたいという希望を全面的に支援します」とつづった。「王室の現役メンバーとして残ってほしい気持ちがありました」というが、2人の決断を「尊重し、理解する」と受け入れたとのこと。また、「2人は新生活において、公費に頼ることはしたくないと意志表示しています。それゆえに、移行期間を設け、そのあいだ2人がカナダとイギリスを行き来する生活を送ることも決まりました」としている。声明文の最後は、「私たち家族には、まだ解決しなければならない複雑な問題があるため、もう少しやるべきことが残っています。数日以内に最終決定がなされるでしょう」と締めくくった。この声明文の中では、今後のヘンリー王子一家の警備、高額な費用をかけて改装を行った自宅のフロッグモア・コテージ、ヘンリー王子が受け取っているチャールズ皇太子のコーンウォール領の収入などが、今度どうなるかについては書かれていない。(Hiromi Kaku)
2020年01月14日ヘンリー王子とメーガン妃の“独立宣言”が王室メンバーに一切の相談なく強行され、エリザベス女王やチャールズ皇太子の激怒を買ったと複数のメディアが報じたが、その後ヘンリー王子が女王、チャールズ皇太子、ウィリアム王子と緊急の家族会議を開いた。約2時間半にわたる話し合いを終え、女王は声明でヘンリー王子夫妻の意向を尊重する旨を発表。「家族と私は、ヘンリーとメーガンの新しい家族のあり方を創出したいという希望を全面的にサポートします。二人にはフルタイムで公務を行う一員でいてほしいと考えていましたが、より独立した生活を送りたいという意志を尊重し、理解します(後略)」この声明で目に付くのが、ヘンリー王子夫妻の呼び名だ。以前であれば公文書では「サセックス公爵ヘンリー/サセックス公爵妃メーガン」と呼ばれていたが、「ヘンリー/メーガン」と単なるファーストネームに変化している。また、「殿下/妃殿下」といった敬称も省かれており、二人まとめて「サセックス家」と称した箇所もある。ヘンリー王子は結婚時に女王からサセックス公爵位を授かった。爵位の授与は女王のみが行うものであり、その剥奪もまた女王の特権だ。声明では、チャールズ皇太子夫妻、ウィリアム王子一家の高位王族を「家族」と明言し、ヘンリー王子とメーガン妃をはっきり区別した印象がある。今回の声名で女王は、夫妻がイギリスとカナダを往来する移行期間を認めたが、終了時に爵位を剥奪する可能性も考えられる。当のヘンリー王子夫妻はInstagramの投稿の最後に「サセックス公爵、公爵夫人」と署名していることから自ら返上する意志はないようだ。
2020年01月14日英王室のヘンリー王子とメーガン妃が高位王族としての地位から退く意志を公表し、世界中に衝撃が走っている。今後は財政的な独立を目指しつつ、エリザベス女王のために働いていくという。また、1年の半分ずつを英国とカナダで過ごすとのことだが、この突然の”セミ移住”宣言を、カナダの人々はどう捉えているのだろうか。英BBCがカナダの街頭でインタビューを行った。若い女性は「幸せでいるためにやるべきことをやるんでしょ?それが家族にとって最良の選択だと考えているなら、彼らの人生だしいいんじゃない?」とポジティブな回答。男性陣も、「僕らはイギリス連邦の一員だし、カナダは最高の国だよ。彼らは賢い」「カナダの人にとってはエキサイティングなことだと思うね。会うのが楽しみだよ」と歓迎の意を示した。「彼らは素敵なカップルだし、あっちほどパパラッチに悩まされることもないと思う」と、英国の行き過ぎた報道合戦を持ち出し、チクリと皮肉る女性も。チャールズ王子の次男で王位継承権第6位のヘンリー王子と米国生まれのメーガン妃夫妻は、出産にまつわるイベントをはじめ、記念日の過ごし方などで王室の伝統を踏襲しない我流を貫いてきた。そんな夫妻のスタイルについて、英国内のメディアは、公人でありながらプライベートを優先させすぎではないかと国民の悪感情を煽り、エリザベス女王や兄ウィリアム王子夫妻との確執を書き立ててきた。悪意ある報道、止むことのないパパラッチの来襲に、ダイアナ妃の悲劇が繰り返されるのではと危惧する声も多かっただけあり、王室からの離脱は離婚せずにストレッサーから距離を置く唯一の方法かもしれない。王位継承者に不足のない現状で、王室はスリム化を図るべきとの声も強く、王室メンバーが財政的な自立を果たせば英国民にとっては税金の投入先が減ることに繋がる。今回の発表は、驚かれつつも各方面に概ね好意的に受け取られているようだ。
2020年01月09日ヘンリー王子とメーガン妃が、高位王族としてのポジションを退く意向を示した。インスタグラムの公式アカウントが、2017年11月に2人が婚約した際の写真とともに、長文メッセージを公開。「経済的に自立する」、「王室から離れても女王陛下を全面的に支える」、「現在は女王陛下、コモンウェルス、パトロンを務める団体に対して引き続き務めを果たしながら、生活の拠点をイギリスだけでなく北米にも置く計画を立てている」ことなどを明かした。「Daily Mail」紙は、「経済的に自立する」という2人の言葉に注目。現在の2人は同紙によると4500万ドル(約49億円)の資産を所有しているというが、オバマ前米大統領&ミシェル夫人のように、本を出版したりテレビ番組のプロデューサーを務めたりすることで、今後さらなる莫大な財産を築ける可能性があると指摘している。ファッショニスタとして注目を集めるメーガン妃については、ブランドとのコラボやパートナーシップの需要も高いだろうと予測している。ヘンリー王子&メーガン妃の決断に対し、多くの人は好意的な意見を持っているもよう。作家のロクサーヌ・ゲイは「人種差別に揺れるイギリスのタブロイドや、サポート力に欠ける王室から離れることは良いことだと思う。きっと2人は大丈夫」とツイート。「ヘンリー王子はタブロイドにダイアナ妃の人生が壊されたことから、自分の家族をしっかりと守っている」、「メーガン妃には女優を続けてほしい!」などの声が上がっている。なお、英王室は「この件に関しての議論はまだ初期段階である」と公式HPで発表。「複雑な問題があるため決定までに時間がかかる」として、本決まりではないことを強調した。(Hiromi Kaku)
2020年01月09日ヘンリー王子とメーガン妃が会長と副会長を務めるチャリティー団体「ザ・クイーンズ・コモンウェルス・トラスト」が、一家から届いたクリスマスカードをツイッターで公開した。白黒の家族写真に写るアーチーくんが、「あまりにもかわいい」と話題になっている。物珍しそうにカメラに釘付けのアーチーくん。カメラの前にデーンと陣取り、写真の中心にアップで写っている。その様子を後ろの大きなクリスマスツリーの前で、メーガン妃とヘンリー王子が微笑ましく見守っている。「泣けるくらいかわいい」、「シェアしてくれてありがとう」と無邪気なアーチーくんの姿にたくさんのコメントが寄せられた。写真はメーガン妃の友人で女優のジャニナ・ガヴァンカーが撮影したものだという。ケンジントン宮殿のSNSからは、ウィリアム王子一家のクリスマス写真も公開された。こちらも白黒写真で、今年初めにキャサリン妃が撮影したそうだ。ノーフォークの屋外で、ジョージ王子が椅子に座り、ウィリアム王子がルイ王子を抱き寄せて頬にキスし、シャーロット王女が肩に手を乗せておすまし顔を見せている写真。今年のクリスマスは、ヘンリー王子一家はカナダで過ごし、ウィリアム王子一家は例年通りノーフォークでクリスマス礼拝に出席し、王室メンバーたちと過ごす。(Hiromi Kaku)
2019年12月25日彩の国シェイクスピア・シリーズ 第35弾『ヘンリー八世』が2020年春に上演される。トマス・クランマー役の金子大地に話を聞いた。「ヘンリー八世」チケット情報本作は、蜷川幸雄のもと1998年にスタートし、2017年12月からは吉田鋼太郎が演出を手掛ける彩の国シェイクスピア・シリーズの第35弾。歴史劇にしては珍しく戦争の描写がなく、ヘンリー八世をめぐる英国王家のスキャンダルと、その裏に交錯する欲望と謀略、熾烈な地位争いが描かれている。演出は吉田鋼太郎、主演は阿部寛が務める。今回が初舞台で、舞台は「いつか挑戦してみたいと思っていました」という金子。やりたかった理由は「いつも舞台を観た後に、自分にはできる気がしないと思うからです。映像のように“カット割”をせず、空間全体でお芝居している感じがすごいと思いますし、声の出し方も映像とは違う。スタートしたらノンストップですしね。お客様の前で演じることもすごいことだと思います。だからこそ、自分もできるようになりたいと思いました」と明かす。そんな待望のオファーが、ドラマ・映画『おっさんずラブ』でも共演した吉田からのもの。「鋼太郎さんは尊敬する大先輩で、そんな方からオファーしていただけたことが嬉しかったです。初舞台で不安もありますが、鋼太郎さんに『なにか準備したほうがいいことはありますか?』と聞いたら、『なにもない。とりあえず無防備で来て!』と言っていただいて。受け入れてくださっている感じがしました」と笑顔を見せ、「だからこそ、鋼太郎さんに僕を選んでよかったと思っていただけるくらいがんばりたいです」と表情を引き締めた。実は、金子が初めて観た舞台は蜷川幸雄演出のシェイクスピア作品『ハムレット』(2014年/藤原竜也主演)。それ以来、シェイクスピア作品には「何かをさらけ出さないといけないイメージがある。小手先では無理だと思っています」という印象を持つ。だからこそ「初舞台とはいえ、シェイクスピアが好きで作品を観に来る方には関係ないことだと思います。いいものにしたいです」と意気込み、「お客様には『楽しみにしていてください』と言いたいです」と語った。「阿部寛さんと初めて共演できるのも嬉しいです。ずっとテレビでも映画でも拝見していたので。初めてご挨拶したときに、やさしく『一緒にがんばろう』と言ってくださって。がんばらなければ!と思いました」と金子が語る『ヘンリー八世』は、2月14日(金)から3月1日(日)まで埼玉・彩の国さいたま芸術劇場大ホール、3月14日(土)、15日(日)に福岡・北九州芸術劇場 大ホール、3月19日(木)から22日(日)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演。チケットは発売中。取材・文:中川實穗
2019年12月02日14日(現地時間)、チャールズ皇太子が71歳の誕生日を迎えた。ヘンリー王子&メーガン妃がインスタグラムに「サー(Sir)、パパ、おじいちゃんであるチャールズ皇太子、お誕生日おめでとうございます」とお祝いのメッセージと、ある1枚の写真を投稿した。それは、7月に非公開で行われたアーチーくんの洗礼式で撮影されたもの。ヘンリー王子が抱いているアーチーくんの顔を、チャールズ皇太子がやさしい表情で見つめている。コメント欄には「なんて素敵な写真だろう」、「アーチーはとってもゴージャス」、「お父さん、息子、孫。3世代の美しい写真」など多数のメッセージが寄せられた。まもなく6週間の長期休暇に入るヘンリー王子とメーガン妃。先日、今年のクリスマスシーズンはエリザベス女王ら王室メンバーとではなく、メーガン妃の母ドーリアさんと過ごすと報じられた。広報担当者が「過去2回、サンドリンガムでクリスマスを過ごしましたが、今年は新しい家族が加わったこともあり、夫妻はメーガン妃の母ドーリアさんと過ごすことになりました」と語っている。エリザベス女王らは2人の思いに理解を示しているという。「セキュリティ上の理由から、スケジュールや一家とドーリアさんが集う場所などの詳細は明かさない」とのこと。(Hiromi Kaku)
2019年11月15日ウィリアム王子、キャサリン妃、ヘンリー王子、メーガン妃の4人が、夏以来初めて公の場にそろって登場。第一次世界大戦終結を記念した11日のリメンブランス・デーを目前とした9日(現地時間)、4人はロイヤル・アルバート・ホールで行われた戦没者追悼イベントに出席した。4人がそろったのは7月のチャリティー・ポロ・デー以来。この4か月の間に、ウィリアム王子とヘンリー王子、キャサリン妃とメーガン妃の不仲説がメディアで取りざたされたり、ヘンリー王子&メーガン妃のドキュメンタリーが放送されたことなどにより、4人の関係に注目が集まっていた。「Cosmopolitan」誌はボディーランゲージの専門家を雇い、ヘンリー王子とメーガン妃について分析。腹部に手をやるヘンリー王子は「ストレスが多い状況において、自分自身を守ろうとするジェスチャー」であり、手の位置が落ち着かないメーガン妃に関しても「不安」がにじみ出ていると指摘した。翌日行われた同記念日関連イベントで、キャサリン妃はエリザべス女王とカミラ夫人とともにベランダにお出ましに。一方、メーガン妃は別のベランダにエドワード王子の妻ソフィ、アン王女の夫ティモシー・ローレンスと3人で登場したが、これに関しては単なる王室での序列が採用されているだけとのこと。(Hiromi Kaku)
2019年11月11日ヘンリー ロンドン(HENRY LONDON)より、ハリスツイード(Harris Tweed)を使用した腕時計「ヘンリーロンドン×ハリスツイード コラボ レーションモデル」2型が登場。2019年10月25日(金)より発売される。「ヘンリーロンドン×ハリスツイード コラボレーションモデル」は、ベルトにチェック柄のハリスツイードを起用。秋冬向きのツイードベルトは、付属のレザーやメッシュのベルトと付け替えられ、春夏にも楽しめるモデルとなっている。ヴィンテージ感あふれる「ウェストミンスター×ヘンリーロンドン(WESTMINSTER×HENRY LONDON)」は、ケースのイエローゴールドがホワイトのダイヤルに映える仕上がり。ハリスツイードのベルトは、ブラック地にレッド・イエロー・ブルーなどを重ねたカジュアルなチェック柄だ。また、ヴィンテージ感が増すブラウンのカーフレザーベルトを付属する。「ヘリテージスクエア×ヘンリーロンドン(HERITAGE SQUARE×HENRY LONDON)」は、ピンクゴールドのスクエアフェイスが上品な印象。ハリスツイードのベルトはピンクカラーをチョイスし、温かな雰囲気に仕上げた。付け替えベルトには、ピンクゴールドのメッシュベルトをセットに。なおいずれのモデルも、ベルトはワンタッチで簡単に付け替えることが可能だ。【詳細】ヘンリーロンドン×ハリスツイード コラボレーションモデル発売日:2019年10月25日(金)展開アイテム:・ウェストミンスター×ヘンリーロンドン価格:23,000円+税仕様:ムーヴメント クォーツ、3気圧防水、ケースサイズ 39mm、ガラス 風防、ケース素材 ステンレススチール、ベルト ツイード・カーフレザー・イージークリック・ヘリテージスクエア×ヘンリーロンドン価格:22,000円+税仕様:ムーヴメント クォーツ、3気圧防水、ケースサイズ 26mm、ガラス 風防、ケース素材 ステンレススチール、ベルト ツイード・ステンレススチール・イージークリック・スライド式バックル
2019年10月27日「世界メンタルヘルスデー」の10月10日、ヘンリー王子&メーガン妃のインスタグラムアカウントに、動画が投稿された。最初に映っているのはひげを整えてもらっているエド・シーラン。「今日はすごく楽しみにしていることがあるんだ。ヘンリー王子から連絡があって、一緒にチャリティーのための動画を撮ろうって。最高だ。ずっと尊敬していたから」と語り、ヘンリー王子のもとへ。ヘンリー王子は笑顔で出迎え、「鏡を見ているみたいだね」と赤毛でひげを生やした姿が自分にそっくりなエドに気さくに語り掛け、部屋へと招き入れた。着席後、ヘンリー王子はエドに「来てくれてありがとう」と感謝を述べると、エドは「いえいえ、この問題はぼくがかなり情熱を持って接していることなので」と意気込んでみせた。ヘンリー王子は「この問題について、十分な話し合いが持たれていないと思うんだ。世界中の人が、苦しんでいるんじゃないかな」と憂慮した。すると、エドは「この問題について、多くの人に知ってもらうために、歌を書こうと思っているんです。みんな、ぼくらみたいな人のことをわかってくれないでしょう?ほら、ジョークとか、意地悪なことを言ってくる。だから立ち上がるべきだと思うんです。『こんなことはもう許せない。ぼくらは赤毛だ。闘ってやるぞ!』ってね」と言い、ヘンリー王子は「オーケー。あれ?なんか変だな。もしかして誤解しているかもしれないけど、世界メンタルヘルスデーの話だよね?」と困惑顔。エドは、「もちろん、わかっていますよ!」と答えたものの、自分の目の前にあるノートパソコンの画面から「赤毛隊」というタイトルのプレゼン用原稿を削除した。エドは自分と同じ赤毛のヘンリー王子と赤毛隊を結成し、赤毛の人のためのチャリティー活動をすると勘違いしていた…という“設定”のユーモアたっぷりな動画になっている。最後は2人で「沈黙の中、苦しんでいるかもしれないだれかのことを、気にかけてあげて」と呼びかけた。(Hiromi Kaku)
2019年10月11日南アフリカを公式訪問中のヘンリー王子&メーガン妃夫妻が、ケープタウンに到着。この地で第1子長男のアーチーくんが、初公務を果たした。「BBC News」などによると、メーガン妃がアーチーくんを抱っこし、ヘンリー王子とともにデズモンド・ツツ元大主教と面会。アーチーくんはまだ生後4か月半の赤ちゃんではあるが、メーガン妃は「年の割には落ち着いているんです」とツツ元大主教に語り、ヘンリー王子は「もうすでに(カメラに追われることに)慣れているみたいです」とアーチーくんのマスコミ慣れをジョークにしていたという。愛らしいアーチーくんとの対面に喜んだツツ元大主教は「本当に心が温まります。幸せな気持ちになります。愛情深いご両親ですね」と夫妻に声を掛けたという。夫妻のインスタグラムでは、このときの模様を収めた動画が公開されている。7月に行われた洗礼式は非公開で、公式記念写真が公開されたものの、ここまではっきりとアーチーくんの顔は分からなかった。実質的には初めてアーチーくんの顔や笑ったりする姿を見た王室ウォッチャーたちは、「間違いなくパパ似」、「赤ちゃん時代のヘンリー王子にそっくり!」と驚きの声を上げている。(Hiromi Kaku)
2019年09月26日英国では現在、ヘンリー王子とメーガン妃を批判する報道が後を絶たない。夫妻が11日間で4回もプライベートジェットを使用したことが攻撃材料となっているのだ。ヘンリー王子は環境保護活動家としても熱心に活動しているにも関わらず、二酸化炭素を大量に排出するジェット機を家族だけで旅行するために稼働させたことは信念に矛盾しているのではないか、という指摘が相次いでいる。さらに、メーガン妃の出産時も兄のウィリアム王子夫妻のようなお披露目をせず、プライベートを大切にしたいと子どものメディア露出を極端に避けていることで高まっていた国民の不満が、今回のプライベートジェット使用で爆発。「税金泥棒」との声も挙がる始末だ。この風潮に待ったをかけたのが、故ダイアナ妃の親友だったエルトン・ジョンだ。ヘンリー王子夫妻の動向を悪し様に報じるメディアに対し、TwitterとInstagramで「先週、ニースのわが家に滞在されたサセックス公爵夫妻に関する、歪曲されかつ悪意に満ちた報道にひどく心を痛めています」と牽制。「ヘンリー王子の母であるダイアナ妃は私の大親友の一人でした。私には、彼と彼の家族を、ダイアナの不慮の死の一因ともなった不必要な過熱報道から守る義務があります。夫妻は公務と慈善活動に心血を注ぎ、多忙な1年を過ごして来られた。だからこそ、私と(夫の)デヴィッドは彼ら家族にプライバシーが守られたわが家で、安全な休暇を過ごしてもらいたかったのです。警備上の超ハイレベルな安全を確保するため、私がプライベートジェットでのフライトを提供しました」と、自分の申し出であったことを公表し、夫妻を擁護した。また、ヘンリー王子の環境保護活動を支援するため、今回のフライトで排出した二酸化炭素を算出した結果、カーボンニュートラル(二酸化炭素の排出量と吸収量が同じ)であることを確認したとも追記。最後に「連日、休みなく量産されている彼らの人格を攻撃するような暗殺まがいの虚偽の報道を止めるよう、報道各社に要請します」と結んでいる。
2019年08月20日6日午前(現地時間)、ヘンリー王子とメーガン妃の第1子アーチーくんの洗礼式がウィンザー城の教会で行われた。予定通り“プライベート”が守られた式となり、出席者は25人ほどだったという。「TMZ.com」などが伝えた。ヘンリー王子とメーガン妃は、インスタグラムの公式アカウントを通して洗礼式後に撮影されたという2枚の写真を公開した。1枚目はヘンリー王子と膝にアーチーくんを抱えたメーガン妃を中心に、チャールズ皇太子&カミラ夫人、メーガン妃の母ドーリア・ラグランド、ウィリアム王子&キャサリン妃、ダイアナ元妃の姉であるセーラ・マッコーコデールとジェーン・フェローズが囲んでいる家族写真。アーチーくんの誕生以来、全身が写っている写真が公開されるのは初めてであり、その愛らしさに注目が集まっている。アーチーくんが着用しているガウンは、1841年にヴィクトリア女王の長女が身に着けた伝統的なガウンのレプリカで、これまで11年に渡ってジョージ王子ら王室の子どもたちが着ている。2枚目の写真は、夫妻とアーチーくんの白黒写真。メーガン妃に抱かれているアーチーくんに、ヘンリー王子が顔を寄せている。写真に「いいね!」が250万以上を超えた。(Hiromi Kaku)
2019年07月08日