「永遠の都ローマ、崇高なローマ、天国のごときローマ」 ― キム・ジョーンズ遥か昔の古代から想像上の未来まで、ローマ(Rome)のさまざまな時代を横断し、キム・ジョーンズ(Kim Jones)はフェンディ(FENDI) 2022年春夏クチュールコレクションにおいて、空想と現実をこの世のものとも思えない現在へと着地させます。ここでは、ローマという都市の歴史的コード、その優美な大理石模様と教会の美的感覚が、未来的なフレームワークの中で探求されています。「ローマの通りを歩くとき、あなたは常に時間を行き来しているのです」と、キム・ジョーンズは語ります。「私たちの働く場所はとてもモダンに感じる一方、そこに至る途中、数々の歴史的建造物を通り過ぎています。この街は完全にタイムレスで、時代を超越しているのです。街には歴史の名残が張り巡らされていると同時に未来へ突き進むムーブメントもあるのです」天空から舞い降りてくる女性たち。その天与の純粋さには、神々しい力が吹き込まれています。彼女たちのサイファイ的なシルエットには、ラグジュアリーなクラフツマンシップが用いられています。儀礼的な禁欲主義に星形のファンタジーが重ねられています。滑らかな生地はきらめく身体にドレープを描き、バゲットビーズが光を浴びて輝き、手刺しゅうを施したタイツはまるで皮膚のようにフィットしています。これらは、超越的なエネルギーに満ちたこの世ならざる姿。「ローマには、都市としての確かな精神性があります。それは必ずしも宗教的なものではなく重層的な歴史の中に存在しているものなのです」と、キム・ジョーンズは続けます。現代のクラフツマンシップと伝統的技法を駆使したコレクションは、ローマの情趣を反映し、過去と現在の間に調和を見出しています。伝統的なビーズ細工とマザーオブパールで装飾されたモチーフを撮影し、そのイメージを歪曲した上で、ぼんやりとした影と共にラグジュアリーなダッチェスシルクとオーガンザにプリントしたドレスが輝きを放ちます。フェンディが本社を構える「イタリア文明宮」の、アイコニックなアーチの中に存在する古典主義の彫像は、刈り毛のミンクとベルベットに、ドラマティックなキアロスクーロで施されています。極小のスパンコール、ミンクやパールで刺しゅうを施したレザーは、ローマのコリント式レリーフを模したものです。クチュールの真髄たる構造を露わにすべくあえてアンダーピニングをむき出しにしています。バッグにはめ込まれた火山石やヘマタイト、ジュエリーに付けられた天然のクリスタルジオードやアメジストが、古代文明の考古学的遺物が発掘されたこの都市を彷彿とさせます。古代戦士の鎧のようなペルシャラムとレザーで作られたジャケットや、皇帝陛下の威厳を表すような床をなぞるほど長い裾まで、視覚的表現の力強さがみなぎります。「これこそがフェンディに対する私のビジョン、女性のパワーを称賛するということなのです」と、キム・ジョーンズは締めくくります。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2022年01月29日©Jackie Nickersonキム・ジョーンズによるウィンター 2022-2023 メンズ コレクションにて、ディオールは初となるビルケンシュトックとのコラボレーションを発表し、2つのアイコニックなモデルを再解釈したアイテムが登場しました。人間工学に基づいた型のコルクとラテックスのフットベッドを採用した「トキオ」と「ミラノ」の2型が、フェルトとスエードでそれぞれ仕上げられ、今シーズンのキーカラーであり、メゾンのアイコンでもある「ディオール グレー」に染め上げられています。©Jackie Nickersonムッシュ ディオールのガーデニングへの情熱へオマージュを捧げ、ラバーのディテールと、「サドル」バッグに用いられるインダストリアルなバックルを用い、機能的なスタイルを備えています。ユニークでクリエイティブな対話の結果として、これらのアイテムのソールは「ディオール オブリーク」モチーフとビルケンシュトックのシグネチャーでもあるボーンパターンを組み合わせたものとなっています。©Jackie Nickersonさらに、「トキオ」の特別仕様アイテムとして、アトリエ ヴェルモンによる繊細な花の刺繍で飾られたアイテムがコレクションのクチュールシルエットを完成させ、クリスチャン・ディオールの自然への愛の新たなシンボルとなっています。機能性とエレガンスを現代的に讃え、いくつもの領域に渡る職人技が反映された仕上がりです。オフィシャルタグ : @Dior @MrKimJonesハッシュタグ : #Dior #DiorWinter22 #DiorBirkenstock
2022年01月22日クリスマス・イヴの前日の23日(現地時間)、ヘンリー王子&メーガン妃夫妻が今年のホリデーカードに使用している家族写真を公開した。撮影は、この夏にカリフォルニア州・サンタバーバラの自宅で行われた。撮影を担当したのは、夫妻のウェディングフォトを撮ったアレクシー・ルドミルスキ。写真では6月4日に生まれた第2子長女のリリベット・ダイアナちゃんの姿をお披露目している。4人そろった家族写真が公開されるのは初めてで、子どもたちの愛らしさに注目が集まった。撮影時、2歳になるかならないかというアーチーくんは、ヘンリー王子と同じ赤毛で、カーリーヘアが「あまりにもかわいい!」と王室ファンを虜にしている。リリちゃんはメーガン妃に「高い高い」をされて満面の笑みを浮かべており、やはり「かわいい!」の声が寄せられている。ホリデーカードのメッセージには「2021年の今年、私たちは世界にリリベットを迎えました。アーチーは私たちを“ママ”と“パパ”に、リリは私たちを家族にしてくれました。きたる2022年を楽しみにしながらみなさんに代わり、アフガニスタンから移住してきた家族から、育児のための有給休暇が必要なアメリカの家族まで、家族を敬い保護するいくつかの団体に寄付をしました」と書かれ、その団体の名前を挙げている。(Hiromi Kaku)
2021年12月24日俳優の役所広司、神木隆之介、トミー・リー・ジョーンズ、女優の杉咲花が出演する、サントリー食品インターナショナル・サントリーコーヒーBOSSの新CM「宇宙人ジョーンズ・オーケストラ」編が、26日から放送される。新CMは、トミー・リー・ジョーンズ扮する宇宙人ジョーンズが、様々な職業を転々としながら、地球を調査する「宇宙人ジョーンズの地球調査シリーズ」の第80弾。今回のジョーンズは、街の合奏団を調査対象に選んだ。役所が指揮者を務めるその合奏団は、コロナ禍で演奏会が中止となり、個人練習を余儀なくされる。一年半の時を経て、チェロ奏者の杉咲、チューバ奏者の神木ら団員たちが再会し、久しぶりに全体練習を行う。開放的なビルの屋上で、喜びに満ちた団員たちが心を込めて演奏する曲は、ドラゴンクエストシリーズでおなじみの「序曲」。指揮をしながら、思わず感極まる役所を中心に、一人ひとりの音色やキャラクター、多彩な楽器が重ね合い、ひとつの曲が生まれる様子を目の当たりにしたジョーンズが、「この惑星には、一人では決してできないこともある」とレポートをする。役所、神木、杉咲のほかにも、合奏団員として前田吟、戸田恵子、もう中学生らがゲスト出演している。撮影では、「宇宙人ジョーンズ・会議室」編の撮影以来、およそ半年ぶりに顔を合わせた役所、神木、杉咲。それぞれオーケストラでの役どころについて、「チューバは初めて」「私も弾いたことないです」「俺も」と、お互いに初めての経験であることを伝え合う。ひと足先に指揮のリハーサルを終えていた役所は「指揮者は難しい。演奏している人を見ていると途中でわからなくなるから、さっきもずーっと目をつぶってました(笑)」と話すと、杉咲さんと神木さんからもリラックスした笑みがこぼれ、現場は和気あいあいとした空気に包まれた。■役所広司 杉咲花 神木隆之介インタビュー――撮影の感想をお聞かせください。役所:指揮者という役回りは初めてなので、本格的なことはまったくわからないんですけど、指揮者が指揮棒を動かすと同時に音楽が鳴るというのは気持ちいいんだろうなって。いつも指揮者の人は魔術師みたいだなと思っていましたから、そういう意味で今回はいい経験になりました。杉咲:今回はチェロを演奏させていただいたのですが、初めての経験だったので緊張しました。実際に演奏するシーンではプロの方々の演奏をバックに、私も一緒に弾いていたので、気分が高揚していく感覚があって、音楽の力ってすごいなと感じました。神木:初めてチューバという楽器に触れて、吹く描写があるんですけど、先生に教えていただいて、なんとなく音は出るようになりました。難しかったけど、貴重な体験でしたね。チューバ自体デカくて、肺活量とかすごいんだろうなと思いながら吹いていました。――うまく演奏してみたい楽器は?役所:やっぱりピアノを自在に弾けるようになると楽しいんだろうなと。以前、ピアノを弾く役があって、ずいぶん練習したりもしましたけど、うまく弾けるといいなと思います。杉咲:弓を使って演奏する経験が初めてで、本当に素人なので、きっとひどい音だったと思うのですが、音が出た時はとても感動して、チェロをもっと弾けるようになったら楽しいだろうなと思いました。神木:人生の中でもしあるひとつの楽器をパーフェクトに、プロ並みに弾くことができるとしたら、僕はピアノが弾きたいです。楽譜も読めないんですけど、中学の3年生の時に出演したドラマで、「乙女の祈り」という曲を一ヶ月半で覚えなきゃいけなくて。それが人生で絶対忘れられない貴重な経験でしたし、やっぱり練習が大変でしたね。あと、アニメが好きなんですけど、動画でアニソンをピアノで弾く方がいらっしゃって、「いいなー、こんだけ自分の好きな曲を自由に弾けるようになったら、どんだけ気持ちいいんだろうな」と思いながら、よく見ています。――この一年を振り返って、「一人ではなく、みんながいるからできた」と実感したことは?役所:今年は去年中断したり、延期したりした作品を紹介しているところですが、僕たちの仕事は本当に一人じゃできない仕事なんですよね。一年半経って、また作り始めた時、つくづく一人じゃできなくて、元気にみんなが集まれたことで仕事ができてるなと実感しました。杉咲:撮影する時はいつも感じますね。今回もチェロの演奏は初めてだったので、先生に演奏できる人のような動きを細かく教えていただくことで、出来上がっているのかなと思います。神木:僕の中で大きかったのは、出演した「コントが始まる」というドラマですね。今まで同世代の93年生まれの方たちと、大人数で共演したことがなかったので、貴重な経験でしたし、他のみんなはこういう風に仕事や芝居に向き合って、生きてきたんだなということを目の当たりにしました。そういう意味で、人生ですごく刺激を受けた作品に出会えた今年は、とても幸せな年だったと思います。――2021年の個人的な重大ニュース第1位は?役所:仕事がらみで練習をずっと続けてきた陶芸ですね。陶芸は土をこねるところからずいぶん練習しましたけど、ちょっと面白いんですよね。ハマりそうな雰囲気があります。杉咲:運動が苦手なのですが、自粛期間ですし、仕事で夜遅くに帰ってくることも多いので、ウォーキングマシンを買って毎日ウォーキングしているのが、重大ニュースだったと思います。神木:ゲームが好きなんですけど、今年デュアルスクリーンにしたんですよ。めっちゃ便利ですね。すごい衝撃を受けました。今までは音楽を流しながらゲームを楽しむ時、Alt Tabを押して一回曲を再生して、また戻ったりしていたんですけど、今はゲームと音楽が同時に流れるんですよ。しかも、左でゲームを維持しつつ、右で次のクエストはどこの場所かなとか、どうやって攻略すればいいのかなとか調べられるんですよね。それをリアルタイムでできる快適さは衝撃でした。――今年やり残したことで、年末にやりたいことは?役所:練習用の土の塊を自宅に持ってきて、ろくろで練習していたんですけど、その塊があと2袋残ってるんですよ。練習用に作ったものは焼いてもらったりしているので、その2袋で今年中に何か器を完成させたいと思っています。杉咲::やはり大掃除でしょうか。今年は例年以上に力を入れて隅々まで掃除したいなと思っています。特にベランダの窓をちゃんとやりたいですね。神木:やり残したことはほぼないんですけど、たぶん僕の部屋はまだ汚いはずなんですよ(笑)。なので、年末の大掃除でしょうね。新年を迎えるに当たって、ちょっとだけきれいにしたいという思いがあって。片付けが下手くそなんですけど、絶対やんなきゃいけないですね。―――2022年の抱負や挑戦したいことは?役所:陶芸の道具があるので、先生のところへ行って本格的に習いたいなと思って。撮影が終わっちゃうと、フッと抜けるかもしれないけど、今のところこれはいい趣味だなと思ってます。杉咲:自然に触れながらのんびりしたいと思います。今年は結構慌ただしい一年だったので、少し気を抜いて、ちょっと遠くに行って落ち着く時間を作りたいです。神木:来年もう29歳なんですよね。心はまだ高校生だと思って過ごしているので、29歳らしい落ち着き具合を習得していきたいと思います。どっかで自覚するのかな。それも楽しみですね。――視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。役所:どうか健康に気をつけて、なんとかこのコロナ禍を一緒に乗り切っていきましょう。皆さんの健康を祈っています。CMを楽しんでください。杉咲:今回はシンプルに、みんなで力を合わせて、そばに誰かがいる喜びを感じられるCMになっていると思うので、そのあたたかさを感じ取っていただけたらうれしいなと思います。神木:肌寒くなっている年末に、どこか心が温まる、ホッとするようなCMになれたらいいなと思います。体調に気をつけて良い年末を、そして、良い新年をお迎えください
2021年12月24日英王室のチャールズ皇太子とヘンリー王子が、8カ月間もの間ほとんど口をきいていないことがわかったとThe Sun紙が報じている。同紙によれば、二人の関係は「かつてないほど冷え切っている」という。二人が最後に直接言葉を交わしたのは、今年4月に行われたエディンバラ公フィリップ王配の葬儀が最後で、その後も電話などでの会談は数える程度だという。ダイアナ妃の像の除幕式でヘンリー王子が一時帰国した際も、チャールズ皇太子は面会しなかった。皇太子は、生後6カ月の孫娘のリリベットにもまだ一度も会っていない。エリザベス女王の健康問題が表面化した今、チャールズ皇太子は来たるべき治世に父子の争いが悪影響を与えないよう、「“威厳ある沈黙”を保っている」と王室関係者はThe Sunの取材に対して語っている。今年9月、カネにまつわる疑惑がチャールズ皇太子を直撃した。サウジアラビアの富豪マレイ・ムバラク・ビン・マフフーズが皇太子の慈善団体に150万ポンド(約2億2,600万円)を寄付し、それと引き替えに大英帝国勲章(CBE)を授与されたと英メディアがさかんに書き立てたのだ。マフフーズに便宜をはかったとして、皇太子の側近3人が辞任するなどした一連の騒動は「CBEスキャンダル」と呼ばれ、皇太子のイメージを大いに傷つけた。その約3カ月後の今月5日、ヘンリー王子も2013年にマフフーズから5万ポンドの寄付を受け取っていたことが報じられた。王子は速やかに「マフフーズ氏の動機に懸念があったため、関係は既に絶っています」と声明を発表。まるで父親を陥れるかのようなこの発言に、チャールズ皇太子はひどくショックを受け失望したと、前出のThe Sunは伝えている。今年の王室人気投票では、妹のアン王女より下位の6位に甘んじたチャールズ皇太子。かたや、長男のウィリアム王子はエリザベス女王、エディンバラ公に次いで3位につけている。これ以上の人気低落は何としてでも避けたい皇太子は、まだしばらくは“威厳ある沈黙”を続けるほかなさそうだ。
2021年12月07日サセックス公爵ヘンリー王子は11月9日、米誌「Wired」が主催したオンラインイベントに参加。インターネット上の嘘がもたらす影響をテーマとしたパネルディスカッションで、非営利団体の代表やジャーナリストらと対談した。ヘンリー王子はこのパネルディスカッションのなかで、ネット上のデマを「世界規模の人道的危機」だと指摘したと、ロイター通信などが報じている。「現代におけるデマの規模は恐ろしいものです。誰も安全とはいえず、守られてもいない。隠れることもできません。ひとつのデマのために人生を台無しにされたり、家族が崩壊したりという例を目の当たりにし続けています」と、対談の中でヘンリー王子は、ネット上に溢れるデマの脅威について語った。また、インターネットにおけるヘイトの一例として、メーガン妃と共に王室を離脱する際にメディアが発した「Megxit(メグジット)」という言葉を挙げた。「メグジットという言葉は女性差別的です。もともとこの言葉は、1人の“荒らし”が生み出し、王室ジャーナリストたちが使い始め、その他多くのメディアの手によって拡散されていきました。たった1人の荒らし発言から始まったことなのです」と、王子は強調した。また、王室離脱を考え始めたのは、英国のタブロイドメディアがバイレイシャルであるメーガン夫人を人種差別的に扱ったことがきっかけだったことも明かした。ヘンリー王子は3月から、非営利団体「アスペン研究所」と協力して、米国内に流れた“デマ”について研究を行っていたという。その中で、Twitter上でメーガン夫人に対するヘイトスピーチの7割以上が、わずか50以下のアカウントから発生していることがわかったと、研究結果について言及した。王子は、少数のアカウントが発信したヘイトスピーチを、メディアが憎しみと嘘を増幅させた上で事実として垂れ流し、拡散していると訴え、「本物のジャーナリストなら、人種差別や女性蔑視、嘘など、メディアのシステムから生み出されるもの全てに自ら対峙し、闘う力を持っているはずです」と語りかけた。
2021年11月10日『クレイジー・リッチ!』『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』に抜擢され、ハリウッドで活躍中のヘンリー・ゴールディングが主演する映画『MONSOON/モンスーン』から、予告編と場面写真が解禁された。解禁となった予告編では、主人公・キット(ヘンリー・ゴールディング)がアイデンティティを探す旅の道程が描かれる。ベトナム戦争後の混乱のなかボート難民として家族でイギリスへと亡命したキットは、両親の遺灰を埋葬する「大事な場所」を見つけるため、30年ぶりに故郷のサイゴン(現ホーチミン)を訪れる。映像には、母国語を忘れ、まるで観光客のように街に馴染めず、「僕は故郷を何も知らない」と孤独な表情を浮かべるキットが、過去の記憶を辿るように街を彷徨う姿が映し出される。目まぐるしい経済成長を遂げ、すっかり姿を変えたサイゴンと、昔と変わらず古く懐かしい文化や街並みを残すハノイ。相反する2つの街を訪れ、そこで出逢う人々との交流を通して、次第にキットの表情が変化していく。サイゴンの夜景や煌びやかなバー、ハノイの田園風景、さらにハノイの観光名所でもあるロンビエン橋など、変わりゆくベトナムの“いま”を美しく捉えた映像となっている。また、併せて解禁となる10点の場面写真では、ネットで知り合ったアメリカ人・ルイスや、英語でコミュニケーションの取れる従兄弟・リー、アートツアーを主催する学生・リンなど、旅の中でキットの心のつかえを解いていく登場人物たちや、地域ごとに様々な顔を見せるベトナムの風景が収められた。自身もイギリス人の父とマレーシア人の母を持つことから、本作の主人公キットが持つ複雑なアイデンティティに強い共感を抱いたというヘンリー。監督・脚本は、『追憶と、踊りながら』(14)のホン・カウ。カウ監督もまたキットと同様に、カンボジアから逃れてベトナムに渡ったのち8歳まで同国で過ごし、“ボート難民”として渡英していた過去を持つ。『MONSOON/モンスーン』は2022年1月14日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:MONSOON/モンスーン 2022年1月14日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© MONSOON FILM 2018 LIMITED, BRITISH BROADCASTING CORPORATION, THE BRITISH FILM INSTITUTE 2019
2021年11月02日ついに本日“ニンニンの日”(10月22日)公開となった映画『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』より、主演を務めるヘンリー・ゴールディングの日本への特別メッセージが本編映像とともに到着した。世界的な人気を誇るアクションフィギュアをもとに映画化され、ハイテクガジェットや特殊マシンを駆使し世界を守る最強の戦闘エキスパートチーム「G.I.ジョー」と、世界支配を目論む悪の組織「コブラ」の戦いを描き、世界興収737億円のメガヒットを記録した大ヒットアクション映画『G.I.ジョー』シリーズ。ファン待望となる最新作『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』では、史上最大規模の日本ロケが行われ、刀と銃を武器に戦い「G.I.ジョー」最強の戦闘能力を持つシリーズ人気No.1の漆黒の忍者ヒーロー“スネークアイズ”が主人公に。“未曽有の忍者テロ”を阻止するべく立ち上がったスネークアイズの、謎に包まれたオリジンストーリーが初めて描かれる。この度、日本のファンだけにグリーティングを寄せたヘンリーは、「こんにちは!ヘンリー・ゴールディングです」と自己紹介すると、流暢な日本語で「スネークアイズ みてね ニンジャが来るぞ!!」と語りかける。映像は一転、未曾有の忍者テロが勃発、抜け忍軍団が嵐影場内になだれ込む緊迫の場面が。スネークアイズとストームシャドーは城内の廊下で敵を次々と蹴散らしながら外に出るも、抜け忍軍団に取り囲まれてしまった。名刀・曙光(モーニングライト)を構えたスネークアイズと二刀流のストームシャドーは背中合わせで臨戦態勢を整えると、四方から襲いかかる敵を斬って、斬って、斬りまくる。『るろうに剣心』シリーズの谷垣健治アクション監督の真骨頂、怒涛のスピード感で炸裂する超速刀剣アクションは必見だ。さらに次々と悪の抜け忍集団を捌いていくふたりだが、状況は一変、敵に足をつかまれ動きを封じられたスネークアイズに敵の刀が迫る。絶体絶命の窮地を救ったのは、ストームシャドーが投げた一本の刀だった。壮絶な戦いの後、スネークアイズが投げた刀をストームシャドーが受けとめる。だが、この戦いは“未曾有の忍者テロ”の始まりに過ぎなかった。嵐影城を舞台に繰り広げられる“忍者大戦”はどんな展開を迎えることになるのか。その結末は映画館で見届けてほしい。『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』本編映像『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』公開中
2021年10月22日『インディ・ジョーンズ5』の公開予定日がまたもや延期された。新たに発表された公開日は2023年6月30日。何度も変更された上に決まった2022年7月から、さらに1年近く遅れることになる。この日程が今後変わらなかったとして、この映画が公開されるのは、ハリソン・フォードが82歳の誕生日を迎える直前となる。シリーズ5作目は現在撮影中。過去4作はスピルバーグが監督したが、今作はジェームズ・マンゴールドにバトンタッチした。ほかに、アントニオ・バンデラス、フィービー・ウォーラー=ブリッジ、マッツ・ミケルセンらが出演する。文=猿渡由紀
2021年10月19日ハリウッドで大活躍中のヘンリー・ゴールディングを主演に迎え、30年ぶりにサイゴンへ帰郷した“ボート難民”の旅路を描く『MONSOON(原題)』を邦題『MONSOON/モンスーン』として、来年1月に公開することが決定。併せてキービジュアルが解禁された。キット(ヘンリー・ゴールディング)は両親の遺灰を埋葬すべく、30年ぶりに祖国であるベトナムのサイゴン(現ホーチミン)に足を踏み入れる。サイゴンはすっかり経済成長を遂げ、かつての姿は見る影もなく、両親の遺灰の埋葬場所探しを開始するが、思うようには進まない。彼は、6歳のときに家族とともにベトナム戦争後の混乱を逃れてイギリスへ渡った“ボート難民”だった。30年ぶりにサイゴン(現ホーチミン)へ帰郷した主人公がアイデンティティを探す旅路を圧倒的な映像美で綴った本作。変わり果てた街に馴染めず、どこか旅行者のような主人公・キットを演じたのは『クレイジー・リッチ!』で注目を浴び、『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』の主演に大抜擢されたヘンリー・ゴールディング。自身もイギリス人の父とマレーシア人の母を持つことから、キットの持つ複雑なアイデンティティに強い共感を抱いたという。監督を務めたホン・カウ(『追憶と、踊りながら』)もまたカンボジアから逃れてベトナムに渡ったのち8歳まで同国で過ごし、“ボート難民”として渡英していた過去を持つ。今回解禁されたキービジュアルは、ベランダから故郷・サイゴンの街を眺めるキットの後ろ姿が写し出されたもの。過去の傷を抱えながら生きてきたキットの、郷愁の想いや未来への希望を感じさせる表情が印象的なビジュアルとなっている。『MONSOON/モンスーン』は、2022年1月14日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:MONSOON/モンスーン 2022年1月14日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© MONSOON FILM 2018 LIMITED, BRITISH BROADCASTING CORPORATION, THE BRITISH FILM INSTITUTE 2019
2021年10月15日ヘンリー・ゴールディングが「Assassin Club」に主演することがわかった。彼が演じるモーガンは、凄腕の殺し屋。新たに6人を殺す依頼を受けるが、やがて彼はその6人も殺し屋だということに気づく。中でもフォークという女性は、彼と匹敵する腕を持つことから、彼は恩師のアドバイスを受けつつ、自分と恋人の身を守ろうとする。フォークを演じるのは、ノオミラパス。恩師役はサム・ニール、恋人役は『ザ・スーサイド・スクワッド“極”悪党、集結』でブレイクを果たしたダニエル・メルキオールが演じる。監督は『トランスポーターイグニション』のカミーユ・ドゥラマーレ。撮影は最近終了したようだ。ゴールディングの最新作は『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』。文=猿渡由紀
2021年09月24日来年、米国の出版社ペンギン・ランダムハウスから、ヘンリー王子の回顧録が出版される。この中で、高位王族の一人が「王室の差別主義者」として名指しされる可能性が高いと英SUN紙などが報じている。SUNによると、ヘンリー王子は本を執筆するにあたり、報酬額の入札で出版社を選定したという。入札最低額は1,800万ポンド(約27億4千万円)。結果、4冊書くことを条件に、ペンギン・ランダムハウスが2,900万ポンド(約44億円)で落札した。ダイアナ妃の執事を務めていたポール・バレル氏は、Closer誌に「彼ら(出版元)は間違いなく、金額に見合ったものを求めるでしょう」とコメント。それは「ある人物」などという曖昧な情報ではなく、より具体的な内容と個人名だ。バレル氏は、メーガン妃が第一子を妊娠した際に、生まれてくる子どもの肌の色を気にしたという王族を名指しする可能性が非常に高いと指摘しているという。また、「ハリー王子は、カミラ夫人の秘密を明らかにするつもりでいると思います。彼はカミラ夫人を“邪悪な継母“として描いているドラマ『ザ・クラウン』を楽しんでいるとも言います。しかし、本当にカミラが攻撃されるとなれば、チャールズ皇太子は怒り狂うでしょう」とCloserの取材に語っている。離婚直前だった1995年11月、BBCのインタビューで「この結婚には3人の人間がいて、少々混み合っていました」と話したダイアナ妃。3人とはもちろんチャールズ皇太子、ダイアナ妃、そしてカミラ・パーカー・ボウルズだ。チャールズ皇太子とカミラ夫人の出会いは、この結婚の遙か前。チャールズ皇太子はカミラ夫人を愛していたが、彼女は当時交際していたアンドリュー・パーカーと結婚したため、ダイアナ・スペンサーと結婚する。ダイアナ妃との結婚後も、チャールズ皇太子とカミラ夫人は連絡を取り合い、その関係は不倫に発展。ダイアナ妃は夫との不仲に悩んで摂食障害を患い、自身も浮気をして鬱憤を晴らすようになっていった。「ハリー王子はこの本の中で、母親が悲劇的な死を遂げた後の心情や、その後の出来事について深く掘り下げることは間違いないでしょう」とバレル氏はCloserに語っている。ペンギン・ランダムハウスは、注目の回顧録を以下のようにPRしている。「現代において、最も魅力的で世界的に影響力のある人物の一人であるハリー王子が、自らを深く掘り下げた心のこもった回顧録です。自己形成に役立った経験、冒険、損失、人生の教訓を初めて語ります」
2021年09月03日ヘンリー王子は、長女リリベットの洗礼をウィンザー城で行いたいと考えているようだ。英Daily Mailが、ジャーナリストのリチャード・イーデンが王室関係者から取材した話として報じている。ヘンリー王子は、今月1日のダイアナ妃の銅像除幕式のために一時帰国。その際、リリベットの洗礼式を女王立ち会いのもとウィンザー城で行いたいという意向を、兄・ウィリアム王子に明かしていたという。ヘンリー王子は、ウィリアム王子以外の複数の王室関係者に対しても、リリベットの兄・アーチーと同じようにウィンザー城で洗礼を受けさせたいと伝えていたと、Daily Mailは伝えている。リチャード・イーデンのInstagramには、ヘンリー王子夫妻に対して批判的なコメントが相次いで書き込まれている。《そりゃ洗礼を受けないと王位継承者リストに入れてもらえないもんね。絶対許すべきじゃない!》《家族のことを大っぴらに喋った後で王室の洗礼を受けられると期待するなんて、どういう神経をしているんだ。自分が何をしたのか、今何をしているのかを考えず、大切なのは自分たちのことだけ》《なぜ自分たちの純真な赤ちゃんを人種差別する家族にさらしたいの?家族はあなたたちに“遺伝的苦痛”をもたらすんでしょ?》Daily Mailによれば、王室メンバーの洗礼式は伝統的に取材が許されているという。ウィリアム王子とキャサリン妃の3人の子どもたちの洗礼式は、メディアに公開され、写真撮影の時間も設けられていた。しかし、ヘンリー王子の長男アーチーの洗礼式は非公開だった。名付け親の身元も明らかにしないという異例ずくめのものだったため、当時ヘンリー王子夫妻は大きな世論の反発を受けていた。もし、リリベットのウィンザー城での洗礼が許可されたら、メーガン妃が王室離脱以降初めて“帰国”することになる。
2021年07月19日現在撮影中の『インディ・ジョーンズ』5作目に、アントニオ・バンデラスが出演することが分かった。ハリソン・フォード、フィービー・ウォーラー=ブリッジ、マッツ・ミケルセンらキャストに加わる。「Deadline」が報じた。『インディ・ジョーンズ5』の撮影は6月からロンドン近くのパインウッド・スタジオで始まっているが、主演のハリソンが肩を負傷し撮影から離脱。現在はハリソンを除くメンバーがスコットランドのグラスゴーで撮影中。衣装を身に着けたフィービーや、ハリソンのボディダブルが目撃されている。アントニオがいつから撮影に入るかは不明。役柄などの詳細も明らかになっていない。「3か月ほどの療養が必要」と報じられたハリソンだが、3日前の火曜日(ハリソンの79歳誕生日)、ロンドンでファンに声をかけられて写真撮影に応じた際は、少し前までつけていたアームホルダーをつけていなかった。順調に回復しているようだ。アカデミー賞で初ノミネート(『ペイン・アンド・グローリー』)の栄誉を受け、絶好調のアントニオ。『ヒットマンズ・ボディガード』の続編、トム・ホランド&マーク・ウォールバーグ共演の『Uncharted』(原題)、長編アニメ『長ぐつをはいたネコ』の続編など多数の公開待機作を控えている。アントニオの『インディ・ジョーンズ』への参戦に、ファンは「すごいメンバーがそろった!」「最高」「ゾロとインディ対決!」(アントニオは過去に『マスク・オブ・ゾロ』に出演)と喜んでいる模様。(Hiromi Kaku)
2021年07月16日ヘンリー・カヴィルが『The Rosie Project』に主演することになった。カヴィルが演じるのは、恋愛運のない大学教授。理想の相手を見つけるために、彼は凝ったアンケートを作成するが、どの要件も満たさない、変わった女性に出会うという恋愛ものらしい。監督、脚本はスティーブ・フォーク。カヴィルはこのほかにNetflixの『エノーラ・ホームズの事件簿』の続編、マシュー・ヴォーン監督の『Argyle』への出演が決まっている。「The Rosie Project」はこれらの後、来年に入ってからの撮影になりそうだ。文=猿渡由紀
2021年07月15日マシュー・ヴォーン監督(『キック・アス』『キングスマン』シリーズ)の次回作『Argylle』(原題)に出演するキャストが発表された。ヘンリー・カヴィル、ブライス・ダラス・ハワード、サミュエル・L・ジャクソン、ブライアン・クランストン、サム・ロックウェル、ジョン・シナという豪華メンバー。歌手のデュア・リパが本作で女優デビューを果たすことも明らかになっている。『Argylle』は2022年に発売予定のエリー・コンウェイのデビュー小説を基にした作品。主人公で世界最高のスパイ・アーガイルが世界を駆け巡る冒険に繰り出すスパイスリラーだという。すでに今作を含めて少なくとも3本のシリーズ化が想定されている。1作目の撮影は8月にヨーロッパで開始となる。脚本は『ワンダーウーマン』の原案を手掛けたジェイソン・フックス。「The Wrap」によると、ヴォーン監督は「この作品の草稿を読んだとき、50年代のイアン・フレミングの小説以来の素晴らしいオリジナルスパイシリーズだと思いました。スパイものというジャンルを作り変える作品になるでしょう」と語っているとのこと。映画ファンからは「キャストの顔ぶれがすごすぎ。いまから楽しみで仕方ない」と、豪華なキャストに驚く声が多数上がっている。(Hiromi Kaku)
2021年07月09日7月1日、故ダイアナ妃の生誕60年を記念した銅像の除幕式が英ケンジントン宮殿で行われた。王室からの出席者はウィリアム王子とヘンリー王子のみということもあり、2人の動向には世界中から耳目が集まった。ヘンリー王子の帰国はエディンバラ公フィリップ王配の葬儀以来。王室メンバーは、オプラ・ウィンフリーのインタビューで公然と王室批判をしたヘンリー王子に対して強い不快感を示していると複数のメディアが書き立てているが、亡き母の銅像を前に兄弟は歩み寄りを見せたのだろうか。除幕式は14時開始予定だったが、ヘンリー王子が宮殿に到着したのはそのわずか28分前だったと、EXPRESSは伝えている。2人の王子は銅像のあるサンクンガーデンで再会し、除幕式に参加。微笑んで顔を見合わせたり、言葉を交わす様子も見られ、ダイアナ妃の人柄を余すことなく表した銅像を前に、兄弟間の確執もトーンダウンしたかに見えた。しかし、終了してからわずか20分後、ヘンリー王子はお茶を飲みながら母の思い出話に花を咲かせることもなく、あっと言う間に宮殿を後にしたという。ある関係者はMirror紙の取材に、「ハリー(ヘンリーの欧米圏での愛称)は高位王族としての職を辞したことで、部外者として見られています」と話した。さらにこの関係者は、「ウィリアムとハリーは亡き母のレガシーを記念するというただ一つの目的のために集まったにも関わらず、ハリーは常に蚊帳の外でした。兄弟は式典をスムーズに終わらせるために“ショー”を行ったのです」と、同紙への取材に語っている。ダイアナ妃の実家であるスペンサー家に縁のある王室関係者は「銅像の除幕式で関係を修復することを期待していました」とMirror紙に話すが、一方で兄弟に近い関係者は「ハリーが再び信頼されることはほとんど不可能だ」と前出のMirror紙にコメントしている。ケンジントン宮殿はかつてのダイアナ妃の居城であり、彼女はサンクンガーデンを特に気に入っていたと言われている。そんな場所で2人の息子が背を向け合う姿を、母は見たくはなかっただろう。
2021年07月06日米アカデミーが、今年新たな会員として招待する人々のリストを発表した。俳優には、ロバート・パティンソン、ヘンリー・ゴールディング、ジョナサン・メジャース、ヴァネッサ・カービーなど、監督にはキャシー・ヤン、シャカ・キング、フロリアン・ゼレール、エメラルド・フェネルなどが含まれる。「ミナリ」からはリー・アイザック・チョン、スティーブン・ユァン、ハン・イェリ、ユン・ヨジュンが全員招待を受けた。会員の多様化を図るべく、2016年以後、大量の新会員を招待してきたが(昨年は819人)、今年は325人。2020 年までに女性とマイノリティの会員数を2倍にするという目標を見事達成した今、ややペースを落とした形。持続的な成長と会員をきちんと支援するため、今年は招待数を昨年の半分以下にすることは、5月に発表されていた。来年のアカデミー賞は3月27日。文=猿渡由紀
2021年07月02日『インディ・ジョーンズ』シリーズ2作目の『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』で、ハリソン・フォード演じるインディが着用した茶色のフェドラハットがオークションに出品された。落札価格は驚きの30万ドル(約3300万円)。出品元の「プロップストア」によると、予想落札価格は15万ドル(約1650万円)から25万ドル(約2760万円)だったという。フェドラハットといえば、インディの冒険に欠かせないアイコン的なアイテム。2作目で着用されたこの帽子は、1作目と同様イギリスの老舗帽子店「ハーバート・ジョンソン」が手がけているが、1作目と2作目で衣装デザイナーが異なるためわずかにデザインが変更となっている。商品説明の動画では、帽子の内側に「インディ・ジョーンズ」のイニシャル「IJ」がプリントされていることなどのディテールを紹介。映画が製作されてから30年弱が経過しているが、保存状態は「非常によい」とのこと。帽子1個に3300万円の値が付いたのは驚きだが、「The Hollywood Reporter」によると、2015年に同じく「プロップストア」のオークションに出品された1作目『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』のフェドラハットはさらに上を行く50万ドル(約5500万円)で落札されたという。(Hiromi Kaku)
2021年06月30日ハリソン・フォードが、『インディ・ジョーンズ5』の撮影リハーサル中に負傷したことが明らかになった。ディズニーが「ファイトシーンの撮影リハーサル中に、ハリソン・フォードが肩を負傷しました。ハリソンは一連の治療を受けますが、製作は続行します。撮影スケジュールは必要に応じて数週間のうちに再設定します」と発表した。ハリソンといえば、映画の撮影中にケガを負ったことはこれが初めてではない。『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』で腰に、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』では脚を負傷した過去がある。ファンからは「ひどいケガじゃないことを願います」「すぐによくなりますように」とお見舞いメッセージが寄せられている。『インディ・ジョーンズ5』は、今月初めからイギリスで製作がスタートした。78歳のハリソンは、1981年に公開された同シリーズ1作目『レイダース/失われたアーク≪聖櫃≫』から演じている考古学者で冒険家のインディアナ・ジョーンズを引き続き演じている。新たに加わるキャストはフィービー・ウォーラー=ブリッジ、マッツ・ミケルセンら。4作目まではスティーヴン・スピルバーグが監督を務めたが、今作は『フォードvsフェラーリ』のジェームズ・マンゴールドがメガホンを取る。(Hiromi Kaku)
2021年06月24日ヘンリー王子夫妻が、第二子の長女に付けた「リリベット・ダイアナ・マウントバッテン=ウィンザー」という名前が議論を呼んでいる。ミドルネームの「ダイアナ」は言わずもがな、ヘンリー王子の亡き母ダイアナ・スペンサーから取られたもの。兄ウィリアム王子の長女シャーロット王女のミドルネームにも、同じく「ダイアナ」が入っている。問題はファーストネームの「リリベット」だ。王室の伝記作家アンジェラ・レヴィンはGood Morning Britainに出演し、「良いアイディアとは言えませんね。女王陛下に対してあまりにも不敬だと思います。(最近では)亡くなって間もない夫だけが使っていた非常にプライベートなあだ名です」と批判。Page Sixによると、「リリベット」はエリザベス女王がまだ幼く、自分の名前が発音できなかった頃に、「エリザベス」の代わりに「リリベット」と自称したことに端を発するという。かつては祖父母や両親から、そして今年亡くなった夫、エディンバラ公フィリップから、深い愛情と共に口にされてきた特別な名前として知られている。父王ジョージ6世は2人の娘を称して「リリベットは私の誇り、マーガレットは私の歓び」と語ったと伝えられている。また、王室ジャーナリストのケリー・ハートグは、「女王は4月のフィリップ王配の葬儀で、彼の棺に捧げた手紙にリリベットとサインしていた」と米国・NBCへの寄稿に綴っている。女王をリリベットと呼べる人物は、もうこの世には存在しない。ヘンリー王子とメーガン妃は自ら王室を離れ、米国のテレビ番組で王室批判を繰り広げた。そんな2人が、なぜ自ら背を向けた王室の長の愛称を娘に与えたのだろうか。Twitterでは「なんて美しい名前!」と賞賛の声が上がる一方で、「なぜ辛い目に遭わされて逃げ出した家族の名前を付けるんだ?」という疑問も噴出している。NBCへの寄稿の中で、前述のハートグ氏は「私に言わせれば、ハリーとメーガンはバンドエイドを使って銃創を治療しようとしているようなもの。ハリーは『ねぇ、おばあちゃん、あなたが今僕に腹を立てているのはわかってるよ。だから、あなたのものすごくプライベートなニックネームを、僕らの赤ちゃんに付けることでパブリックドメインにしようと思ったんだ』とでも言っているかのようです。この決断は、良くて“無神経に見える”だけですが、最悪の場合、“何の努力もせずに無理矢理和解しようとする皮肉な試み”だと捉えられるでしょう」と手厳しく批判している。実際、王室を批判しながらも、堅持した「王子」「妃」の肩書で巨額の富を得ようとする夫妻には冷たい視線が注がれている。フィリップ王配の葬儀ではアン王女やエドワード王子から無視され、英国内では称号を返上させようとする署名運動も起きているほどだ。そんな逆風を何とか押し戻そうと、女王にすり寄る材料が今回の名付けだったのではないかとの憶測もある。バッキンガム宮殿は公式声明として「女王、プリンス・オブ・ウェールズ(チャールズ皇太子)コーンウォール公爵夫人(カミラ)、ケンブリッジ公爵夫妻(ウィリアム王子&キャサリン妃)は、サセックス公爵夫妻に娘が生まれたとの報に際し喜んでおります」とのコメントを発表。「リリベット誕生」に対する女王個人の感想はまだ聞こえてこない。
2021年06月08日6月4日午前11時40分(現地時間)、ヘンリー王子とメーガン妃夫妻に第2子女児が誕生したことが明らかになった。母子ともに健康で、すでにメーガン妃は赤ちゃんとともに退院し、自宅で過ごしているという。「Variety」などが報じた。赤ちゃんはリリベット・“リリ”・ダイアナ・マウントバッテン=ウィンザーと命名された。リリベットはエリザベス女王の愛称で、ダイアナはもちろんヘンリー王子の亡き母ダイアナ妃の名前にちなんだもの。ヘンリー王子とメーガン妃が出した声明では、赤ちゃんを「リリ」と呼んでいる。オプラ・ウィンフリーとのインタビューで王室を非難する様々な暴露話を提供したことで、王室との関係悪化が話題となっている2人だが、赤ちゃんの誕生はやはり王室にとってもうれしいニュースのようだ。ウィリアム王子とキャサリン妃はSNSで「リリちゃんの誕生というハッピーなニュースに、私たちはみんなとても喜んでいます」とコメントし、チャールズ皇太子とカミラ夫人の公邸アカウントも祝福。王室のアカウントも、エリザベス女王をはじめとした王室メンバーが「大変喜んでいる」とつづり、「リリベットはエリザベス女王の11人目のひ孫です」と伝えた。(Hiromi Kaku)
2021年06月07日ヘンリー王子夫妻が夫妻が代表を務めるアーチウェル財団は、米P&Gと複数年にわたるグローバルパートナーシップ協定を結んだと発表した。この協定が、夫妻の掲げるスローガンと矛盾しているのではないかと物議を醸している。英Mirror紙が報じた。米P&Gは「OLAY」というスキンケアブランドを展開しているが、インド、マレーシア、シンガポールの三カ国で同ブランドの美白クリームを販売しているという。その名も「WHITE RADIANCE(白の輝き)」。フィリピンでも美白美容液が出回っている。「生まれてくる子の肌の色の濃さを心配された」と王室での人種差別を涙ながらに訴えたメーガン夫人が、「肌を白くするクリームをアジアに向けて出荷している企業の広告塔となるのはいかがなものか」という意見が噴出しているのだ。P&Gの元幹部・アレックス・マルーフ氏は「メーガンは人種や人種差別の問題についてよく話していたので、これは痛いところを突かれましたね」とMirror紙にコメント。昨今の多様性を重んじる流れの中で、スキンケアにおける“美白”という概念は差別的要素を内包していると指摘されている。インド系アメリカ人として初めてミス・アメリカに選出された活動家のニーナ・ダヴルリ氏は、美白クリームは「美しくあるために、また成功するためには白い肌が必要である」という「人種差別的」なイデオロギーを売り物にしていると主張。「白い肌が褐色の肌よりも優れているという考えを助長している」と指摘する。FOX BUSINESSによると、米ジョンソン・エンド・ジョンソンはアジアおよび中東で展開していた“美白”のスキンケアラインの販売を中止。 また、米ロレアルグループは自社製品から「ホワイトニング」「ライトニング」といった表記を一掃する旨を既に発表しているという。アーチウェル財団はオフィシャルサイトで、「このパートナーシップは共通の価値観に基づき、ジェンダーの平等、より開放的なオンラインスペース、スポーツを通じたレジリエンス(復活する力)とインパクトに焦点をあてています」との声明を発表しているが、出だしからつまづいた印象は拭えない。
2021年05月18日ヘンリー王子とメーガン妃が、「新型コロナウイルスワクチンをすべての人に」と呼びかけるキャンペーンコンサート「Vax Live: The Concert to Reunite the World」に出席することが明らかになった。英王室や世界の王室ファンを震撼させたオプラ・ウィンフリーとのインタビュー番組放送後の“お出まし”となり、話題性もたっぷりだ。同コンサートは極度な貧困の撲滅を訴える国際団体「グローバル・シチズン」が主催。5月8日に開催され、セレーナ・ゴメスが司会を務める。パフォーマンスを行うのはジェニファー・ロペス、エディ・ヴェダー、「フー・ファイターズ」ら。スペシャルゲストとしてベン・アフレック、ショーン・ペン、オリヴィア・マンらが出席する。ヘンリー王子&メーガン妃の役割はというと、「新型コロナワクチンへの公正・平等なアクセス」を確実にするための取り組み「Covid-19 Vaccines Global Access」(COVAX)への寄付を呼びかけることだという。2人は「この1年間で、世界は痛み、喪失、葛藤を一緒に経験しました。いまこそ私たちは、一緒に立ち直り、癒すべきなのです。だれも置いてきぼりにはできません」とコメント。だれもが平等に新型コロナワクチンの接種を受けることの大切さを説いている。(Hiromi Kaku)
2021年04月28日エディンバラ公フィリップ殿下の葬儀に参列するために、およそ1年ぶりに英国の土を踏んだヘンリー王子。21日の女王の誕生日を前にアメリカへ発ってモンテチトの邸宅へ直行、10日間の自主隔離期間に入ったと英Daily Mailが報じている。21日に95歳を迎える女王の誕生日まで宮殿に滞在するのかその動向が注目されていたが、やはり妻を選んだようだ。理由はかつての家族からの“冷遇”だった。Mirror紙によると、王室内には「ハリー(ヘンリー王子の愛称)は王室に対しひどすぎる態度を取った」と感じている人が多いという。中でも叔母にあたるアン王女と叔父のエドワード王子夫妻の怒りは激しく、葬儀では一貫してヘンリー王子を無視し続けたと同紙は伝えている。葬列に加わっていても一瞥もくれることなく、彼がそこに存在していること自体を認めないという態度だったとか。ちなみに、3月に行われたオプラ・ウィンフリーのインタビューで暴露された、「メーガン夫人の子どもの肌の色を心配したという人物」は、名指しされていないものの、アン王女だったのではないかと憶測されている。父や兄とは言葉を交わしたものの、和解することなく妻のもとへ戻ることを選んだヘンリー王子。自身の行動が招いた“針のむしろ”は相当苦痛だったようだ。Daily Mailによると、新型コロナウイルス感染症予防の観点から、女王は数人の臣下とともに、最愛の夫のいない誕生日を迎えることになるという。
2021年04月21日『インディ・ジョーンズ5』にマッツ・ミケルセンが出演することになった。一足先に、フィービー・ウォーラー=ブリッジの出演も確認されている。監督は、スピルバーグから交代してジェームズ・マンゴールド。この夏の撮影スタートを目指している。北米公開予定日は2022年7月29日。ミケルセンは最近、降板させられたジョニー・デップに代わって『ファンタスティック・ビースト』3作目の撮影にグリンデルバルド役で参加したばかり。また、今年のオスカーの国際長編映画部門にノミネートされた「アナザーラウンド」にも主演し、注目されている。文=猿渡由紀
2021年04月16日ハリソン・フォードが主演する『インディ・ジョーンズ』第5弾に、マッツ・ミケルセンが出演することが明らかになった。「Deadline」が報じた。一週間前には、「Fleabag フリーバッグ」のフィービー・ウォーラー=ブリッジの出演決定も報じられている。マッツの役柄については不明だが、悪役に定評のあるマッツに「インディの敵役を演じてくれるのが楽しみ」と早くも悪役を期待する声がSNSで上がっている。「フィービーにマッツ。なんて素敵なキャスティング」と2人の出演は歓迎されているようだ。『インディ・ジョーンズ』第5弾は、製作が決定してから何度も公開日が延期されてきた。現在のところは、2022年7月29日に全米公開を予定している。公開日の16日前に、ハリソンは80歳の誕生日を迎える。監督は、前4作のスティーヴン・スピルバーグから『LOGAN/ローガン』のジェームズ・マンゴールドに交代するが、スピルバーグはキャスリーン・ケネディらとともに製作を務める。音楽はジョン・ウィリアムズが続投。マッツは今年、母国デンマークの主演映画『アナザーラウンド』がアカデミー賞国際長編映画賞&監督賞にノミネート。今後公開される『ファンタスティック・ビースト』第3弾で、ジョニー・デップからグリンデルバルド役を引き継ぐなど、俳優として絶好調だ。(Hiromi Kaku)
2021年04月16日フェンディ(FENDI)から、アーティスティック・ディレクターのキム・ジョーンズが手掛ける限定カプセルコレクションが発売される。2021年4月15日(木)より、フェンディ銀座店にて2週間のみ数量限定で販売。キム・ジョーンズによる2021年春夏クチュールコレクションの感性をベースにキム・ジョーンズは、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)でアーティスティック・ディレクターを務めたのち、2018年からはディオール(DIOR)のメンズアーティスティック・ディレクターとして活躍。2020年にはフェンディのウィメンズのオートクチュールおよびレディ・トゥ・ウェアのアーティスティック・ディレクターも手掛けている。今回は、2021年春夏クチュールコレクションでキム・ジョーンズが扱ったテーマをもとに、流動的なニュアンスとロマンスを取り入れたレディ・トゥ・ウェアとしてコレクションを完成させた。男性的なニュアンスと女性的なニュアンスが融合・調和していく様子が表出される。コレクションのキーとなるシルエットを解釈し誕生した、はりのある生地感のコットンシャツや、優雅なドレープを施したサテンドレスやガウンなどがラインナップ。フェンディのアイコニックな「バゲット(Baguette)」や「ピーカブー(Peekaboo)」バッグも限定デザインで登場する。バッグには、パールの装飾や優雅なプリントを施した。【詳細】フェンディ 限定カプセルコレクション発売日:2021年4月15日(木)販売店舗:フェンディ銀座店※2週間のみ数量限定販売価格帯:約150,000~600,000円【問い合わせ先】フェンディ ジャパンTEL:03-3514-6187
2021年04月12日アメリカのライフタイム局が、ヘンリー王子&メーガン妃夫妻の新たなテレビ映画を製作することが分かった。「Variety」誌が報じた。同局は2018年に『Harry&Meghan』(原題)、2019年に『Harry&Meghan: Becoming Royal』(原題)と2人をテーマとしたテレビ映画を2本製作しており、今作が3本目となる。タイトルは『Harry&Meghan: Escaping the Palace』(邦訳:『ハリーとメーガン:宮殿からの脱出』)。先日、他局で放送されたオプラ・ウィンフリーと2人の対談番組に世界中から反響が寄せられたことから、ライフタイム局は3本目の映画製作にGOサインを出した。現在キャスティングが進行中で、今春から製作を始め、今秋の放送を目指す。キャスティングについては、前2作とも異なる俳優がヘンリー王子とメーガン妃を演じており、今作も新たな俳優が演じる模様。内容はタイトル通り、2人の王室脱退がテーマとなる。2人が全てを捨て、王室を去ることになった経緯、宮殿の中で実際に起きていたことが明らかに。メディアの攻撃から守ってくれない王室に対してメーガン妃が感じた孤独、悲しみ、失望や、母ダイアナ妃を亡くしたヘンリー王子が、メーガン妃と息子を守れず歴史が繰り返されるのではないかと抱える恐れが事細かく描かれるという。映画の中に“オプラ役”が存在するのかは不明。(Hiromi Kaku)
2021年03月25日ナイキ(NIKE)とキム・ジョーンズのコラボレーションスニーカー「ナイキ エア マックス 95 x キム・ジョーンズ」が、2021年3月19日(金)からドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)ほかで発売される。キム・ジョーンズデザインの「ナイキ エア マックス 95」2016年から続く、ナイキとキム・ジョーンズのコラボレーション最新作は、ナイキの名作の一つ「ナイキ エア マックス 95」にフォーカス。アイコニックなシルエットやデザインを踏襲しながらも、キム・ジョーンズの感性で、デザインディテールに遊び心を加え、アイキャッチーに仕上げているのがポイントだ。特徴的なのは、つま先にデザインされたミニ スウッシュ。また、アッパーは「エア マックス 360」から着想を得て、小さな孔の開いた素材を使用し、上から下にかけて薄くなるグラデーションカラーに整えた。ヒール部分やシュータンには、アクセントカラーとしてネオンオレンジをプラスして、グレーをベースとしたアッパーとのコントラストを楽しんでいる。【詳細】「ナイキ エア マックス 95 x キム・ジョーンズ」26,400円(税込)発売日:2021年3月19日(金)※予定取扱店舗:ドーバー ストリート マーケット ギンザ、ナイキラボ MA5、SNKRS【問い合わせ先】NIKE カスタマーサービスTEL: 0120-6453-77
2021年03月20日