マーベル・スタジオが贈る最新作『ドクター・ストレンジ』が公開を迎え、闇の魔術を操るカエシリウスを演じたマッツ・ミケルセンが来日。舞台挨拶が1月27日(金)、都内にて行われ、マッツのほか、特別ゲストに日本語吹き替え版を務めた樋口可南子、井上和彦も駆け付けた。花束を持って登場した樋口さんは、生マッツを前に「マッツさんの隣に私がいるなんて信じられない!憧れの人にお会いできて幸せです」と大興奮で大きな笑みを広げた。『ドクター・ストレンジ』は、上から目線の天才外科医ドクター・ストレンジの葛藤と戦いを描く迫力エンターテインメント。突然の交通事故で神の手を失ったストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)は、厳しい魔術の修行により、人智を超えた力を手に入れ魔術師となるが、世界を滅亡から救う戦いに巻き込まれていく。マッツは自身の主演映画『悪党に粛清を』以来、約1年半ぶり2度目の来日となった。この日の舞台挨拶イベントは即完売となり、劇場の外には、一目マッツを見ようと大勢の出待ちの人であふれた。歓声の中迎えられたマッツは、「今回、伝統的な屋形船にも乗りましたし、住職さんにもお会いできて、おいしい日本食もいただいて、すごく楽しんでいます。仕事ももちろんしています、1時間くらいはね」とチャーミングに微笑んだ。お行儀よく両手でマイクを持つマッツに、場内から「かわいい…!」と感嘆のため息も漏れ、「どうしてそんなに格好いいんですか?」と寄せられた質問には、「秘密は、お刺身とお味噌汁です」とニヤリとしてみせたマッツだった。物語の中で、宿敵カエシリウスを演じたマッツのたたずまいについて、樋口さんは「ギラギラした格好いい敵役だったので、ギラギラした方だったらどうしようと思ったんですけど…とってもナチュラルで、にこやかで、優しいんですよ!」と、その人柄を絶賛。さらに、「このギャップがたまらないというか。ご本人は本当にナチュラル。横にいてこんなにホッとできる方だとは思いませんでした。ますますファンになりました」と思わずマッツの肩に触れ「触っちゃいました(笑)!」と慌てふためく場面も。ところで、昨年末に公開された『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』に続き、本作が公開され、日本の冬の2大作品に堂々の出演を決めているマッツ。この喜ばしい状況について、本人は「マーベルとスター・ウォーズが大好きな子どもでしたが、まさか自分が役者になると思ったことはありませんでした。僕はアメリカ人ではなくデンマーク人ですが、このふたつのシリーズに自分が出演していることはすごく感謝していますし、一生忘れることはないと思います」とうれしそうに語ると、場内からは割れんばかりの拍手が送られた。『ドクター・ストレンジ』は全国にて公開中。(cinamacafe.net)■関連作品:ドクター・ストレンジ 2017年1月27日より全国にて公開(C) 2016MARVEL
2017年01月27日大ヒット公開中の『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』にも出演し、マーベル・スタジオの最新作『ドクター・ストレンジ』でヴィランの魔術師を演じている“北欧の至宝”マッツ・ミケルセンの緊急来日が決定!1月27日(金)の『ドクター・ストレンジ』初日舞台挨拶に登壇するという、ファンにはたまらない異例の事態となることが分かった。天才的な脳外科医でありながら、不慮の事故で腕の機能を損なわれたストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)。人生を取り戻すためにあらゆる手を尽くした彼の最後の望みが、神秘に満ちた魔術の力。敵ですら傷つけられないという苦悩に葛藤するドクター・ストレンジは、新しいパワーを身に着けて外科医に戻るのか、それとも、最強の魔術師として世界を守るのか?究極の選択を迫られる。マーベル史上最もミステリアスなヒーローによる、深遠にして魅惑的な冒険がいま始まる――。待望の日本公開が間近に迫る中、緊急決定したマッツの来日。主演映画『悪党に粛清を』の公開時以来、約1年半ぶり2度目となる今回、なんと公開日である1月27日(金)、TOHOシネマズ六本木にて行われる初日舞台挨拶にも登壇する予定となっている。本作でマッツが演じているのは、主人公ドクター・ストレンジの宿敵で、不老不死のユートピアを実現するため闇の魔術に魅せられていく魔術師カエシリウス。ドクター・ストレンジの前に立ちはだかり、ニューヨークの街全体も歪めるほどの圧倒的な魔術の力で彼を追い詰める強敵ではあるものの、決して“絶対的な悪”とはいえない魅力を持った悪役。実は、カエシリウスが不老不死を執拗に追い求める理由は、愛するものを失ったときに生まれた“悲しみ”にあり、この心の傷によって彼は“死のない世界”を目指しているのだ。そして偶然にも、『ローグ・ワン』でマッツが演じるゲイレン・アーソというキャラクターも、カエシリウスと似た境遇に立たされた人物といえる。主人公ジン(フェリシティ・ジョーンズ)の父親で、究極破壊兵器デス・スターを開発する科学者として描かれるゲイレンは、自分の妻と子どもを守るため、銀河を滅亡させる兵器の設計に従事しなければならない苦境に立つ。愛する者を再び取り戻そうと闇の力に手を染めるカエシリウスと、家族の身を守るために銀河を滅亡に導く兵器を設計するゲイレン・アーソ。“ごく普通の人間が、悲劇の運命によってダークサイドに堕ちてしまう”という共通性を持つ2人のキャラクターを同時期に演じたマッツから、どんな発言が飛び出すのかも期待が高まる。デンマーク出身、現在51歳のマッツといえば、1996年に母国の鬼才ニコラス・ウィンディング・レフンの初監督作『プッシャー』でスクリーンデビュー。『007/カジノ・ロワイヤル』(’06)ではジェームズ・ボンドを苦しめる強敵ル・シッフルを演じて、その名を一躍、世界中に知らしめ、人気海外ドラマ「ハンニバル」では映画『羊たちの沈黙』でも有名な若き日のハンニバル・レクター博士を演じていることでもお馴染み。2012年の『偽りなき者』では、カンヌ国際映画祭男優賞にも輝いた。持ち前の端正な顔立ちとシリアスな演技、品のある立ち振る舞いが世の女性たちを虜にしており、母国では“最もセクシーな男”ともいわれる。2010年には、デンマーク女王から文化・芸術などに貢献した人物に贈られる“ナイトの称号”を与えられ、“北欧の至宝”と呼ばれる存在の彼は日本での人気も絶大。前回、2015年に『悪党に粛清を』で初来日した際は、Twitterにて“マッツ”がトレンド入りを果たし、舞台挨拶を行った新宿武蔵野館では数百人ものファンが劇場の外まで殺到するなど、その人気ぶりを改めて証明した。そんなマッツのもう1つの魅力が、“私服ではジャージをこよなく愛する”というハリウッドスターらしからぬ親しみあるギャップ。世界中のスターが一堂に会する国際映画祭の場でも、ラフすぎるジャージ姿で登場するマッツがたびたび話題に。今回の来日でも、そのファッションに注目が集まりそうだ。『ドクター・ストレンジ』は1月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドクター・ストレンジ 2017年1月27日より全国にて公開(C) 2016MARVEL
2017年01月18日「アベンジャーズ」「アイアンマン」シリーズのマーベルが新たに贈るヒーロー『ドクター・ストレンジ』。傲慢な天才外科医でありヒーローでもあるというストレンジのキャラクターと、いまだかつてない映像革命が話題となり、全世界で注目を集めている本作は、主演ベネディクト・カンバーバッチの魅力もさることながら、ティルダ・スウィントンやキュイテル・イジョフォー、レイチェル・マクアダムスなど脇をかためる俳優陣の豪華さにも注目が集まる。その中でもひときわ輝いているのが、実力派俳優マッツ・ミケルセンだ。本作ではドクター・ストレンジの宿敵にして、ついに公開された『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』では、主人公ジンの父親として物語のカギを握る存在に。この冬、話題の両作に出演するマッツに迫った。まず、“北欧の至宝”との異名を持つマッツが『ドクター・ストレンジ』で演じるのは、ストレンジの宿敵カエシリウス。カエシリウスは己の夢“不老不死のユートピア”を実現するために、ダークサイドに落ちた魔術士であり、まだヒーローとして覚醒していないストレンジの前に大きな壁として立ちはだかる。圧倒的な力の差でストレンジを追い詰めるその姿は、映画史に名を刻む新たなヴィラン(悪役)として記憶されるだろう。さらに、マッツ演じるこのキャラクター、カエシリウスを魅力的にしているのは、彼が不老不死を執拗に追い求める理由にある。彼の原動力となるのは、愛するものを失った“悲しみ”だ。この心の傷は時を追うごとに大きくなり、やがて彼自身をも侵食してゆく。その結果、彼の心はゆがみ、取りつかれたかのように“不老不死”を追い求めるようになってしまう。先に解禁された映像ではストレンジを徹底的に攻撃していく姿が描かれていたが、カエシリウスは決して根っからの悪ではないのだ。また、マッツはこの冬の最注目作の1つ『ローグ・ワン』では、ゲイレン・アーソというキャラクターを演じている。主人公ジン(フェリシティ・ジョーンズ)の父親であり、銀河を揺るがす破壊兵器“デス・スター”開発に関わる科学者だ。予告を見るかぎり、冒頭からマッツのセリフが入り、「ジン、何があってもお前を守る…」と幼いジンに語りかけるその表情は、とても悲し気。これは、未来ある子どもを育てる父親でありながら、あらゆるものを破壊しつくすデス・スターの設計に関わらなければいけないことへの懺悔なのか!?愛するものを再び取り戻そうと闇の力に手を染めるカエシリウスと、天才的な科学者としての才能をデス・スター開発に捧げるゲイレン・アーソ。ごく普通の人間が、決して逃れられない運命で図らずもダークサイドに囚われてしまう(?)という、この2つのキャラクターは、どこか似ているのかも…。この冬、そんな複雑なキャラクター2人を演じるマッツから、ますます目が離せなくなりそうだ。『ドクター・ストレンジ』は2017年1月27日(金)より全国にて公開。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年12月19日「スター・ウォーズ」の原点、『エピソード4』の直前までが描かれるアナザー・ストーリー『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』。このほど、その最新予告が全世界一斉解禁となり、フェリシティ・ジョーンズ演じる主人公の女性戦士ジンの父親で、マッツ・ミケルセン演じる科学者ゲイレン・アーソの姿から幕を開けることが分かった。『エピソード4』の冒頭、レイア姫(キャリー・フィッシャー)がR2-D2に託した、あの“デス・スター”の設計図はいかにして入手されたのかを解明するストーリーに注目が集まる本作。全世界一斉解禁となった最新予告では、いよいよその物語の一端が明らかになった。シリーズを通して、何度もその脅威が描かれてきた帝国軍(悪)の究極の兵器“デス・スター”の開発者が、実は主人公ジンの父親ゲイレン・アーソであること、そして、彼を演じるミケルセンの姿、はぐれ者チーム“ローグ・ワン”の激闘や新ドロイド“K-2SO”とともに、ダース・ベイダーの新たな姿もとらえられている。■「父を信じているー」一匹狼のジンが反乱軍の不可能なミッションに命懸けで挑む理由とは?15才のころからたった1人で生き延びてきたジンは、なぜ反乱軍に加わるのか?それは今回解禁された映像で明らかにされた。映像で、「お前を守る」と、まだ少女のジンに力強く約束する父ゲイレン(ミケルセン)。そんな優しく強い父が帝国軍と共に去る姿を、身を隠しじっと見つめているジン…。そんな鮮烈な記憶を夢に見ているのは、現在のジンだ。有名な科学者である父親と共に過ごしたのは少女時代だけだったが、一匹狼となった現在のジンにとっても、偉大な父は大切な存在であることが示される。あるとき、帝国軍に拘束されていたジンを脱出させたのは反乱軍。彼らがジンにコンタクトを取ったのには理由があった。その理由は、ジンがゲイレンのたったひとりの娘であり、ゲイレンこそが、銀河全体を脅かす帝国軍の究極の兵器“デス・スター”の開発者だったから。ショックを受けるジンだったが「私は父を信じてる」と、父の真意を明らかにするため、そしていまも消息も分からない父の愛を信じ、本ミッションに参加するのだ。■帝国軍の巨大な力に、反乱軍は降伏しようとしていた!?ゲイレン・アーソが開発した“デス・スター”の破壊力は無限。反乱軍の上層部からは「降伏する以外、私たちに選択肢はない」という声も上がり、希望は失われたかに見えた。しかしジンは「まだ望みはある。反乱軍は希望を捨てるの?」と反論。極秘チーム“ローグ・ワン”の一員として、反乱軍を救い希望をつなぐため、「最後まで諦めない。それが私たちよ」と決意を口にする。しかし、その直後、全ての希望を打ち砕くかのように煙の中から姿を見せるのは、悪の帝王ダース・ベイダーだった…。父のため、反乱軍のため、ひいては銀河全体の希望となるために立ち上がるジンと“ローグ・ワン”のメンバーの様子が、明らかにされた今回。本作でプロデューサーを務めるルーカスフィルム社長キャスリーン・ケネディは、「この『ローグ・ワン』は家族の物語という側面、そして今回の作品はより“希望を持つ”ことを求めており『スター・ウォーズ』の物語で描かれる共通の価値観を継承しています。いつもより少しガツガツしているかも(笑)」との言葉を寄せている。本作は、やはり家族の物語であり、次世代に希望をつなげる物語となるのだろうか!?『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は12月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年10月14日マッツ・ミケルセンの最新作『メン&チキン』や第26回東京国際映画祭「グランプリ」を獲得した『ウィー・アー・ザ・ベスト!』など、15作品がラインナップされている北欧映画の祭典「トーキョーノーザンライツフェスティバル2016」が、渋谷・ユーロスペースにて開幕中だ。音楽イベントや展示会なども併せて催され、今年も多くの北欧ファンを楽しませるはずだが、実は4月以降も注目の北欧映画が相次いで公開される。その独特の映像センスと世界観、ファッションや雑貨に惹かれずにはいられない、4作品をご紹介!まず、『ミレニアムドラゴンタトゥーの女』『ぼくのエリ 200歳の少女』など、近年ミステリー映画の傑作を生み出してきた北欧から、また1本の注目作が登場。第67回カンヌ映画祭でも称賛を浴びたデンマーク発『獣は月夜に夢を見る』だ。閉ざされたある村で、父と病気の母と暮らす少女マリー。逃れられない運命を背負ったマリーの、悲しくも儚い愛を描き出す。一方、フィンランドからは5月公開の『ファブリックの女王』。北欧を代表する世界的人気ブランド「マリメッコ」の創業者アルミ・ラティアの人生を描いた伝記映画。製作総指揮を務めるのは同ブランド創世期からの役員ヨールン・ドンネルで、ラティアを直接知っており、なんと本作の構想に50年を費やしたそう。劇中にも美しいマリメッコデザインが登場し、パワフルで波瀾万丈な彼女の人生を鮮やかに彩る。そしてアイスランドからは、北欧映画ナンバー1を決定する「第12回ノルディック映画賞」を受賞した『好きにならずにいられない』が、初夏に公開予定。43歳独身、オタクで、女性経験ゼロ、シャイで冴えない大男が、心に傷を抱えた女性との出会いによって人生が変わっていく様をハートフルに描く。監督が惚れ込んだ主人公を演じたグンナル・ヨンソンは、本作で数々の映画賞を受賞。「トーキョーノーザンライツフェスティバル2016」でもプレミア上映される。最後はノルウェー発、現在も存命する「IKEA」創業者を誘拐するという仰天の物語『ハロルドが笑う その日まで』が4月に公開に。誇り高き小さな家具店主と、世界最大の家具販売店「IKEA」の創業者。正反対の2人の出会いが、“幸せ”の化学反応を引き起こし…。日本でも人気が高い“北欧家具”づくりを生涯の生業としながらも、まったく違う人生をたどってきた人物たちの交流をユーモラスに描く。ミステリーからヒューマンコメディまで、それぞれ個性豊かな魅力が詰まった北欧の4作品。この機会に存分に味わってみては?『獣は月夜に夢を見る』は4月16日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。『ファブリックの女王』は5月、ヒューマントラストシネマ有楽町・渋谷ほか全国にて公開。『好きにならずにいられない』は初夏、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。『ハロルドが笑う その日まで』は4月16日(土)、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月10日先日、主演を務めたマッツ・ミケルセン来日の興奮も冷めやらぬ中、ついに日本公開となったウェスタン・ノワール『悪党に粛清を』。このほど、マッツと、復讐に挑むヒロインを演じたエヴァ・グリーン、そして、2人の復讐の相手となるジェフリー・ディーン・モーガンが、ウェスタンにおける重要アイテムのコスチュームについて語る特別映像がシネマカフェに到着した。1870年代のアメリカ西部の開拓地を舞台に、妻子を殺されたことから孤独で壮絶な復讐劇に身を投じていく主人公を描く本作。孤高の主人公ジョンを演じるのは、“北欧の至宝”といわれ、TVシリーズ「ハンニバル」で新たな“レクター博士”としても注目を集めるマッツ・ミケルセン。先月の初来日の際、登壇イベントの会場には300人ものファンが押し寄せ、大きな話題となったことも記憶に新しいマッツは、この映像の中で「衣装のブーツとズボンを履くと、自然と銃を持ちたくなる」と語り、現代劇にはない特殊な設定ゆえ役者のテンションを高めるツールとして、セットと同様に衣装の重要性を語っている。また、もうひとつの復讐を果たそうと、男たちに交じって気高く生きる“声を失った”ヒロイン、マデリンを演じるのは、映画デビュー作で主演を果たした『ドリーマーズ』のイタリアの巨匠ベルナルド・ベルトリッチ監督をして、「美しすぎてわいせつなほど」と言わしめたエヴァ。ハリウッド進出作『キングダム・オブ・ヘブン』への出演はジョルジオ・アルマーニによる推薦がきっかけ、という経歴を持ち、「アルマーニ(ARMANI)」や「ディオール(Dior)」始め、数々の有名ブランドでモデル経験もある彼女は、コスチュームへのこだわりもとりわけ強い。「衣装デザイナーとの協力は欠かせないわ」と語るエヴァは、デザイナーに自分のイメージする写真をたくさん送ったりと事前準備を入念に行うことを明かす。ウェスタンでの衣装といえば、地味な色合いの褐色系ばかりと思われがちだが、本作で彼女が身に着ける衣装はデザインや色合いに留まらず、重ね着、小物づかい、タトゥーに至るまで、全体に気配りが行き届いており、“物言わぬ”ヒロインの内なる主張を本作独特の衣装からも感じ取ることができる。さらに、「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」「SUPERNATURAL スーパーナチュラル」など人気TVシリーズで重要人物を演じ、『ウォッチメン』など強烈なキャラクターに定評があるディーン・モーガンが演じるのは、町を牛耳る凶暴な用心棒で、ジョンとの避けられない対決を迎えるデラルー大佐。最も重要なアイテムは、「帽子」だそうで、表情を見せないためにツバを下げて目を隠すことで、極悪非道のキャラになりきることができたと明かしている。復讐が復讐を呼び、さらに新たな復讐を呼び起こす、果てなき死闘を描く本作。登場人物のコスチュームに目を向ければ、よりいっそう本作の世界に浸ることができそうだ。『悪党に粛清を』は新宿武蔵野館ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:悪党に粛清を 2015年6月27日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C) 2014 Zentropa Entertainments33 ApS, Denmark, Black Creek Films Limited, United Kingdom & Spier Productions (PTY), Limited, South Africa
2015年06月28日先日、6月公開の主演作『悪党に粛清を』を引っさげ、映画デビュー18年目にして初来日を果たした“北欧の至宝”マッツ・ミケルセン。その舞台挨拶の際、歌舞伎を観に行ったことを明かしていたが、その演目は、明治座「五月花形歌舞伎」にて上演中の片岡愛之助主演・通し狂言『鯉つかみ』で、以前から“マッツ”ファンを公言する愛之助さんとマッツが、まさかの正座姿で対面していたことが分かった。本作は、妻子を殺された孤高の元兵士が復讐に身を投じていくさまを描いたウェスタン・ノワール。主演を務めた国際的俳優マッツ・ミケルセンは、カンヌ国際映画祭「男優賞」受賞、デンマーク女王よりナイトの称号を授与された、いわば“北欧の至宝”。現在は、TVドラマ「ハンニバル」のレクター博士役で人気沸騰中で、今回の初来日でも、舞台挨拶の劇場前には彼をひと目見ようと集まった“ファンニバル”が約300人も駆けつけていた。実は、そんなマッツと初対面を果たした愛之助さんも、『007/カジノ・ロワイヤル』を観て以来、彼の大ファン。マッツを楽屋に招待し、歓談した様子を「誰かわかりますか?」「凄く会いたかった人です」と自身のブログにもアップしたほど。マッツは歌舞伎や楽屋の違いなどについて、愛之助さんに次々と質問。愛之助さんの丁寧な説明に熱心に聞き入る間、なんと終始、正座!「足を崩してくださいね」と言う愛之助さんに「ダンスをしていたので大丈夫です」と苦にする様子もなく、日本文化を重んじるその姿勢に周囲のスタッフを感心させていた。観劇後、「デンマークにはパントマイム・バレーという形式的な古典劇があり、それに通じるものを感じました。本当に素晴らしかった」と初歌舞伎の感想を語っていたマッツ。愛之助さんから歌舞伎の押隈(おしぐま)をプレゼントされ、「額に飾ります」と大喜びだった。また、今回の対面を前に、いち早く本作を観ていた愛之助さんは、「腕力だけがものをいう非情な開拓時代の描写に圧倒されます。そして侍のように寡黙に己の筋を通すマッツ・ミケルセンの魅力全開。ラストカットが秀逸。単なるウエスタン、単なるノワールではございません」と、本作を絶賛。マッツ自身も「黒澤明監督からインスパイアを受けた歴史的なウェスタン」と語っているだけに、日本が誇る“サムライ・スピリッツ”の“逆輸入”ともいえる本作でそれを見事に体現したマッツの魅力に、人気歌舞伎俳優の愛之助さん自身もすっかり圧倒されたようだ。『悪党に粛清を』は6月27日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月18日「ハンニバル」のハンニバル・レクター役で人気のデンマーク人俳優マッツ・ミケルセンがデビュー18年目にして主演最新映画『悪党に粛清を』を携え初来日。5月12日(火)に舞台挨拶が行われたが「新宿武蔵野館」前には約300名のファンが詰めかけた。デンマークのコペンハーゲン出身のマッツだが母国での活躍に加え、2004年の『キング・アーサー』でハリウッド進出を果たし、『007 カジノ・ロワイヤル』で悪役ル・シッフルに抜擢。2012年より放送の「ハンニバル」では“ファンニバル”とも呼称される熱烈なファンを獲得しており、今回の初来日がアナウンスされるや「マッツ」という言葉がTwitterのトレンド入りをするなど、話題を呼んでいた。本作のメイン館である「新宿武蔵野館」で行われた最速上映会にはチケットを手にすることができた幸運な約120名の観客が足を運び、舞台挨拶と映画を楽しんだが、開場前には劇場の前で、約300人の“ファンニバル”が劇場入りするマッツをひと目見ようと列をなした。舞台挨拶に登壇したマッツは「ハロー!」とファンに挨拶。この日のイベントは報道陣に加え、観客による写真撮影も許可されており、凄まじい数のフラッシュが焚かれた。マッツは「まだ日本に来てからほとんどホテルに缶詰め状態で、窓からしか景色を楽しめてないんだけど、日本の方はみなさん、カメラを持ってるんですね」とニッコリ。「これから2日間、オフがあるから街に繰り出して楽しみたいです」と語った。本作は西部劇で、マッツは妻子を殺されたことで、復讐のために武器を手にするガンマンを演じている。「復讐劇ですが、人はどこまで人間性を保てるのかを描いた映画です」とアピール。撮影は南アフリカで行われており「デンマークの映画でアメリカを舞台にした西部劇で、南アフリカで撮影という何ともおもしろい形式で製作されています。カメラの先には西部劇の光景が広がってるけど、アングルを変えるとシマウマが映っていたり(笑) キャストは西部劇の衣裳なのに、スタッフは現地の南アフリカの言語で会話していたり、シュールな体験でした」と笑顔でふり返った。本作での演技を“抑制された芝居”と指摘されることに関し「取材でもたびたび言われますが、文化の違いかな?デンマーク人にとっては普通のリアリズムと言えると思うけど…」と語る一方で、「ハンニバル」のキャラクターとの違いについて指摘されると「ハンニバルも確かに、抑制した芝居ではあるけど、あの人は実に実に人生を楽しんでいるからね(笑)。今回の映画のキャラクターよりは楽しい人生を送ってると思う」と茶目っ気たっぷりに語り、ファンを沸かせていた。『悪党に粛清を』は6月27日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月12日第67回カンヌ国際映画祭に正式出品され、大きな注目を集めたマッツ・ミケルセン主演のウェスタン・ノワール『悪党に粛清を』。このほど、主演を務めた“北欧の至宝”マッツが、映画デビューから18年、主演最新作となる本作を引っさげ5月に初来日を果たすことが決定。舞台挨拶にも登壇するなど、プロモーション活動を行うことが分かった。1870年代、アメリカ。デンマークから新天地アメリカへ渡った元兵士のジョン(マッツ・ミケルセン)は、開拓地で妻子を殺されてしまう。犯人を追いつめ射殺したジョンだったが、それが悪名高いデラルー大佐(ジェフリー・ディーン・モーガン)の弟だったことから、彼の怒りを買うことに。さらに、大佐の情婦で声を失ったマデリン(エヴァ・グリーン)も巻き込み、それぞれの壮絶な復讐劇が幕を開ける…。本作で妻子を殺され、復讐に燃える孤高の主人公を演じ、現在は人気TVシリーズ「ハンニバル」で新たなレクター博士を演じて世界的に大ブレイクを果たしているマッツ・ミケルセン。ニコラス・ウェディング・レフン監督作『プッシャー』(’97)で映画デビュー。『007/カジノ・ロワイヤル』(’06)の悪役ル・シッフル役で国際的に注目を集め、『偽りなき者』(’12)ではカンヌ国際映画祭「主演男優賞」を受賞。2010年には、母国・デンマークの映画界への貢献から女王陛下マルグレーテ2世よりナイトの称号を授与された、まさに“北欧の至宝”。現在出演中の「ハンニバル」では海外ドラマファンからも熱い視線を注がれている彼が、満を持しての初来日を果たす。演技派として本領発揮ともいえる本作の壮絶な復讐劇について、彼は「古典的なジレンマに興味を覚えたんだ。越えてはならない線をもし越えたら人間はどうなるか。聖書の教えの1つはこうだ、『左の頬をも向けなさい』、復讐してはならないとね。でも旧約聖書は報復も認めているし、人間の心にはどうしても復讐の念が沸いてしまう。そこで問われるのは個人が裁くか法に裁いてもらうかだ。『悪党に粛清を』ではこの問いを扱っているんだ」と、見どころとなる深遠なテーマを語る。マッツは、来日後5月11日(月)からプロモーション活動を行い、12日には本作の日本最速上映会の舞台挨拶に登壇する予定だ。『悪党に粛清を』は6月27日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月01日現在、映画『羊たちの沈黙』のスピンオフTVドラマ「ハンニバル」で猟奇殺人犯ハンニバル・レクターを演じ、大きな話題となっている“北欧の至宝”マッツ・ミケルセン。いまハリウッドで注目を集める“北欧男子”の第一人者でもある彼の映画主演最新作『悪党に粛清を』から、予告編が解禁となった。1870年代、アメリカ。デンマークから新天地アメリカへ渡った元兵士のジョン(マッツ・ミケルセン)は、開拓地で妻子を殺されてしまう。犯人を追いつめ射殺したジョンだったが、犯人が悪名高いデラルー大佐(ジェフリー・ディーン・モーガン)の弟だったことから怒りを買うことに。さらに、彼の情婦で声を失ったマデリン(エヴァ・グリーン)も巻き込み、それぞれの壮絶な復讐が始まった…。かつて、命の価値は駅馬車以下といわれたアメリカ・西部開拓時代。愛を奪われた男と声を失った女が非情すぎる“悪”に粛清を施す本作は、正式出品された2014年カンヌ国際映画祭で大絶賛され、世界中の映画祭でも熱狂をもたらした、かつてないウェスタン・ノワール。妻子を殺され復讐に燃える孤高の男には、『偽りなき者』でカンヌ国際映画祭「主演男優賞」を受賞したデンマークを代表する国際的俳優マッツ・ミケルセン。謎に包まれた悪党の情婦役には、『007/カジノ・ロワイヤル』でマッツとも共演、『300』シリーズでも知られるエヴァ・グリーン。さらに復讐の相手役を、人気TVドラマ「グレイズ・アナトミー」や「SUPERNATURAL/スーパーナチュラル」、映画『レッド・ドーン』のジェフリー・ディーン・モーガンが務める。解禁された予告編は、愛する者を失い、復讐という業を背負ったマッツとエヴァの、哀しみを押し殺すような抑制された演技が印象的。心優しき男が冷酷なスナイパーとして再び銃を手に取る様子には、誰も観たことのないウェスタン・ノワールを予感させている。同時に、ジェフリー演じる“悪役”の非情極まりない姿は、緊迫感をより増長させている。監督は、マッツと同じデンマーク出身で『キング・イズ・アライヴ』がカンヌ国際映画祭ある視点部門に正式出品されたクリスチャン・レヴリング。ラース・フォン・トリアーやスサンネ・ビア、トマス・ヴィンターベア、ニコラス・ウィンディング・レフンなど、素晴らしい才能を持つ映画監督を数多く輩出するデンマークから、また新星が誕生した。『悪党に粛清を』は6月27日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月04日ヒューゴボス(HUGO BOSS)が、14年のブラジルワールドカップドイツ代表選手のマッツ・フンメルスとパートナーシップを締結した。フンメルスは情熱的なプレイが特徴のキープレイヤー。そんなフンメルスを含むドイツ代表チームは今後、イベントや公共出演、キャンペーンなどの写真撮影の際に同ブランドのアイテムを着用することになる。今回のパートナーシップについて、フルメンスは「私がブンデスリーガで初めてのプロ契約をしたとき、ヒューゴボスは私が所属していたチームと契約を結んでいました。それ以来ブランドのファンでした。そして、今ドイツ代表でのオフィシャルアウトフィット以外でもヒューゴボスを着用することがとても嬉しいです」と喜びを語っている。また、ブランドでシニア・バイズ・プレジデントを務めるゲルト・フォン・ポデヴィルスは、「自信があり、洗練され、成功している。フンメルスは、ヒューゴボスのこのような特徴を体現する理想的なパートナーです」とコメントした。ヒューゴボスはブラジルワールドカップでドイツ代表の公式アウトフィッターを務めている。
2015年02月03日『007カジノ・ロワイヤル』の悪役ル・シッフル役や、『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』でのロシュフォール隊長など存在感のある役どころで人気を博している名優マッツ・ミケルセンの最新主演作『偽りなき者』。先日、英国インディペンデント映画賞で外国語映画賞に輝いた本作のポスター・ビジュアルがどこよりも早くシネマカフェに到着した。離婚と失業の試練を乗り越え、穏やかな日常を取り戻したかに思えたルーカス(マッツ)は、ある日、親友の娘・クララの作り話が元で変質者の烙印を押されてしまう。クララの言葉を信じ込んだ人たちは、ルーカスの身の潔白を説明しようとする声に耳を貸そうとせず、ルーカスは仕事も親友も、そして信用も全てを失ってしまう。ルーカスに向けられる憎悪と敵意がますますエスカレートし、真実が深い闇の奥に葬られようとする中、それでもルーカスは無実を訴えるのだが…。理不尽な恐怖と男の孤独な戦いの行方を描き、本年度の英国インディペンデント映画賞では鬼才ミヒャエル・ハネケ監督作『愛、アムール』を抑え、外国語映画賞を受賞した本作。今年のカンヌ国際映画祭でも、マッツが主演男優賞を獲得するなど世界各国の映画祭で脚光を浴びており、日本での公開も多くの映画ファンが今や遅しと待ちかまえている話題作だ。今回、初お披露目となったポスター画像ではクールなイメージのあるマッツが深く抱擁し合うワンシーンが映し出されている。そして、その横には「決して、譲れないものがある―」とマッツ扮するルーカスの覚悟を思わせる言葉が添えられている。『007』シリーズで大人気となったダニエル・クレイグにも通じる、女子たちの心をわし掴みにするクールな雰囲気をまとうマッツ。世界中の賞を騒がせた『偽りなき者』の名と共に、2013年はブレイクを果たすのでは?『偽りなき者』は2013年3月、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開。■関連作品:偽りなき者 2013年3月、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開© 2012 Zentropa Entertainments19 ApS and Zentropa International Sweden.
2012年12月13日